JPH08502721A - 医薬的に活性な二環式‐複素環アミン - Google Patents

医薬的に活性な二環式‐複素環アミン

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JPH08502721A
JPH08502721A JP5517457A JP51745793A JPH08502721A JP H08502721 A JPH08502721 A JP H08502721A JP 5517457 A JP5517457 A JP 5517457A JP 51745793 A JP51745793 A JP 51745793A JP H08502721 A JPH08502721 A JP H08502721A
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pyrrolo
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pyrimidine
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アイアー,ドナルド・イー
バンディ,ゴードン・エル
ヤコブセン,エリック・ジョン
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ジ・アップジョン・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 重症の頭部外傷、クモ膜下出血およびその後の虚血性発作、喘息および肺における粘液の形成/分泌の減少を治療し、他の疾病および外傷を緩和および/または改善するのに有用な: [式中、W1は-N=または-CH=;W3は-N=または-CH=;W5は-N=または-CR5-を意味するが、但し、W1およびW3が共に-N=である場合、W5は-CR5-を意味する]で示される医薬的に活性な二環式複素環アミン。

Description

【発明の詳細な説明】 医薬的に活性な二環式−複素環アミン 発明の背景 1.発明の分野 本発明の医薬的に活性な二環式複素環アミン(XXX)は、数多くの疾病およ び傷害を治療する医薬品として有用である。 2.関連技術の説明 本発明の二環式複素環アミン(XXX)は、W1、W3およびW5の定義に依存 して種々の化合物を含有する。 W1が-N=、W3が-N=であってW5が-CR5である場合、該二環式複素環アミ ン(XXX)はピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)である。ピロロ[2,3 -d]ピリミジン環系は公知である。例えば、4-アミノ-7β-D-リボフラノシ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンは、ツベルシジンである。しかし、本 発明の2,4-ジ(第三級アミノ)-ピロロ[2,3-d]ピリミジンは新規であ る。抗ウイルス特性および抗腫瘍特性の研究のために他の同様な化合物が調製さ れている(「コンプリヘンシブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー(Comprehe nsive Heterocyclic Chemistry)」エイ・アール、カトリツキー(A.R.Katrizky )およびシー・ダブリュー、リーズ(C.W.Rees)編、第4巻、パーガモン・プレ ス(PergamonPress)、1984年、528頁参照)。 W1が-N=、W3が-CH=であってW5が-N=である場合、該二環式複素環アミ ン(XXX)は、3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(XXV)である。この 環系は公知である (DE 3 318 671、Al CA44,2041b、スイス国特許第2 60,741号参照)。 W1が-N=、W3が-CH=であってW5が-CR5=である場合、該二環式複素環ア ミン(XXX)は、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(XI)である。この環系 は公知である(ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー(J.Chem.Soc. )、 第101巻、1912、1779頁参照)。 W1が-CH=、W3が-N=であってW5が-N=である場合、該二環式複素環アミ ン(XXX)は、1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(XXIX)である。この 環系は公知である(バイオケム・ゼット(Biochem.Z.)、第49巻、191 3、182頁参照)。 W1が-CH=、W3が-N=であってW5が-CR5=である場合、該二環式複素環ア ミン(XXX)は1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン(XVI)である。この環系 は公知である(ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー(J.Chem.Soc .)、1909、95、1526頁参照)。 本発明の化合物と同じ疾病治療および傷害治療に有用な他の置換アミノ型化合 物が、国際特許出願番号PCT/US86/01797に基づく1987年3月2 6日公開の国際公開番号WO87/01706;国際特許出願番号PCT/US8 7/07895に基づく1987年12月30日公開の国際公開番号WO87/0 7895;国際特許出願番号PCT/US88/01212に基づく1988年1 1月3日公開の国際公開番号WO88/08424;国際特許出願番号PCT/U S88/00817に基づく1988年10月6日公開の国際公開番号WO88/ 07527および89年10月25日出願の米国特許出願番号07/427,1 43号に開示されている。 WO92/02500-Aは、喘息、アレルギー性不全、血栓症および虚血症の 治療に有用な2-フェニルインドール誘導体を開示している。 ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー(J.Heterocyclic.C hem.)、第24巻、425頁(1987年)[EGER]は、ピリミジン基の アミノ基が遊離していて未置換のピロロピリミジンを開示しているが、本発明の 化合物は置換アミノピロロピリミジンである。 WO91/04254は、ピロロ環の置換基が単純なものであるピロロ[2, 3-d])ピリミジンを開示している。2つの位置における該基は、-H、ハロゲ ンまたはアルキルである。第3番目の位置においては-H、アルキルまたはアラ ルキルである。本発明は、R5またはR6の一方が芳香族または置換ヘテロ芳香族 環で あることを要する。 発明の概要 式(XXX): [式中、 W1は-N=または-CH=; W3は-N=または-CH=; W5は-N=または-CR5-、但し、W1およびW3が共に-N=である場合、W5は-C R5-、 ここで、R5は、 (C5-1)(A)-H、 (C5-2)(B)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよいC1 -C8アルキル、ここでR5-1は、 (1)-F、-Cl、-Br、 (2)C1-C4アルキル、 (3)-CF3、 (4)-φ、 (5)-OR5-2、ここでR5-2は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (c)ホスフェート、 (d)スルフェート、 (e)-CO-R5-8、ここでR5-8はC1-C4アルキルまたはC6-C9ア ラルキル、 (f)-CO-NR5-105-11、ここでR5-10およびR5-11は、同一ま たは異なり、-HまたはC1-C3アルキル、 (g)スルファメート、 (h)グルコシル、 (i)ガラクトシル、 (j)グルクロン酸、 (k)マルトシル、 (l)アラビノシル、 (m)キシロシル、 (n)-CO-CH(NH2)-H、 (o)-CO-CH(NH2)-CH3、 (p)-CO-CH(NH2)-CH(CH32、 (q)-CO-CH(NH2)-CH2-CH(CH32、 (r)-CO-CH(NH2)-CH(CH3)-CH2-CH3、 (s)-CO-CH(NH2)-CH2-OH、 (t)-CO-CH(NH2)-CH(OH)-CH3、 (u)-CO-CH(NH2)-CH2-φ (v)-CO-CH(NH2)-CH2-[p-フェニル]-OH、 (w)-CO-CH(NH2)-CH2-[2-インドリル] (x)-CO-CH(NH2)-CH2-SH、 (y)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-S-CH3、 (z)-CO-C*H-NH-CH2-CH2-C*H2、ここで「*」で印 を付けた炭素原子は、互いに結合して複素環を形成する、 (aa)-CO-C*H-NH-CH2-CH(OH)-C*H2、ここで「 *」で印を付けた炭素原子は、互いに結合して複素環を形成する、 (bb)-CO-CH(NH2)-CH2-COOH、 (cc)-CO-CH(NH2)-CH2-CONH2、 (dd)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-COOH、 (ee)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CONH2、 (ff)-CO-CH(NH2)-CH2-C*-NH-CH=N-C*H=、 ここで「*」で印を付けた炭素原子は、互いに結合して複素環を形成する、 (gg)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-C(=NH) -NH2、 (hh)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ii)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2-N H2、 (jj)-CO-CH2-CH2-NH2、 (kk)-CO-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ll)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH2 (mm)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-CO-NH2 、 (nn)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-OH、 (6)-SR5-2、ここでR5-2は前記定義に同じ、 (7)-NHR5-3、ここでR5-3は-HまたはC1-C4アルキル、 (8)-NR5-45-5、ここでR5-4およびR5-5は、同一または異なり 、 C1-C4アルキル、あるいは、結合する窒素原子と一緒になって複素環 -N*-(CH2n1-R5-6-(CH2n2*を形成してもよく、ここでアスタリス ク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成し、n1は1ないし5、n2 は0ないし3であって、R5-6は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR5-9、ここでR5-9は、 (i)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換され ていてもよいC1-C6アルキル、 (ii)C1-C6アルキルカルボニル、 (iii)C1-C6アルコキシカルボニル、 (iV)C6-C12アリールアルキル、 (v)-φ、 (vi)-SO2-C1-C8アルキル、 (vii)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここで「*」で示し た炭素原子は二重結合によって結合して五員環を形成する、 (9)-(CH2)n3CO25-2、ここでn3は0ないし6であって、R5-2 は前記定義に同じ、 (10)-(CH2)n3CON(R5-32、ここでn3は前記定義に同じ であって、R5-3は同一または異なっていてもよく前記定義に同じ、 (11)-(CH2)n3CONR5-45-5、ここでn3、R5-4、R5-5は 前記定義に同じ、 (12)-(CH2n1OR5-2、ここでR5-2およびn1は前記定義に同 じ、 (13)-(CH2n1OCOR5-3、ここでR5-3およびn1は前記定義 に同じ、 (14)-(CH2n1SR5-2、ここでR5-2およびn1は前記定義に同 じ、 (15)-(CH2n1NHR5-3、ここでR5-3およびn1前記定義に同 じ、 (16)-(CH2n1NR5-45-5、ここでR5-4、R5-5およびn1は 前記定義に同じ、 (C5-3)(C)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-φ、ここでR5-1およびn3は前記定義に同じ、 (D)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ピリジン-2-、3-または4-イル、ここでn3およびR5-1は前記 定義に同じ、 (E)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ナフタリン-1-、2-イル、ここでn3およびR5-1は前記定義に同 じ、 (C5-5)(F)-(CH2n3CO25-2、ここでn3およびR5-2は前記定義に 同じ、 (C5-6)(G)-(CH2n3CON(R5-32、ここでn3は前記定義に同じ であって、 R5-3は、同一または異なっていてもよく、前記定義に同じ、 (C5-7)(H)-(CH2n3CONR5-45-5、ここでn3、R5-4、R5-5は 前記定義に同じ、 (C5-8)(I)-(CH2n3SO35-2、ここでn3およびR5-2は前記定義に 同じ、 (C5-9)(J)-C3-C7シクロアルキル; ここで、R2-1は (A)-H、 (B)所望により、1ないし4個の (1)-F、 (2)-Cl、 (3)-OR5-2、ここでR5-2は前記定義に同じ、 (4)-N(R5-92、ここでR5-9は同一または異なっていてもよく前記 定義に同じ、 で置換されていてもよいC1-C8アルキル; ここで、R2-2は、 (A)-H、 (B)所望により、1ないし4個の (1)-F、 (2)-Cl、 (3)-OR5-2、ここでR5-2は前記定義に同じ、 (4)-N(R5-92、ここでR5-9は同一または異なっていてもよく前記 定義に同じ、 で置換されていてもよいC1-C8アルキル、 あるいはR2-1およびR2-2は結合する窒素原子と一緒になって、 (A)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ロリジニル、ここでR2-3は、 (1)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルキル、 (2)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて も よいC1-C6アルケニル、 (3)C1-C6アルキルカルボニル、 (4)C1-C6アルコキシカルボニル、 (5)C6-C12アリールアルキル、 (6)=O、 (7)-OH、 (8)-C≡N、 (9)-CO22-4、ここでR2-4は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (C)C6-C12アリール、 (d)C6-C12アラルキル (10)-NH2、 (11)-Cl、 (12)-F、 (13)-Br、 (14)所望により、1ないし3個の-F、-Cl、-Br、-OH、-OCH3 、-OCH2-φ、-NO2、C1-C3アルキル、-NH2、-NHCH3、N(CH32 、-CO22-4で置換されていてもよいφ、ここでR2-4は前記定義に同じ、 (15)-(CH2n4NR2-62-7、ここでR2-6およびR2-7は、同一また は異なり、C1-C4アルキル、あるいは結合している窒素原子と一緒になって複 素環-N*-(CH2n5-R2-8(CH2n6*を形成してもよく、ここでアスタリ スク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成し、ここでn4は0ない し3、n5は1ないし5、n6は0ないし3であって、R2-8は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR2-4、ここでR2-4は前記定義に同じ、 よりなる群から選択され、 (B)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ペルジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (C)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-モ ルホリニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (D)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよく、所 望により4-位がR2-5で置換されていてもよい1-ピペラジニル、ここでR2-3は 前記定義に同じで、R2-5は、 (1)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルキル、 (2)C1-C6アルキルカルボニル、 (3)C1-C6アルコキシカルボニル、 (4)C6-C12アリールアルキル、 (5)-φ、 (6)-SO2-C1-C8アルキル、 (7)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここで「*」で示した炭素原 子は、二重結合により結合して5員環を形成する、 (E)所望により、炭素がまたは2個のR2-3で置換されていてもよい1-アジ リジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (F)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ア ゼチジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (G)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ヘ キサメチレンイミノ、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (H)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ロリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (I)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-イ ミダゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (J)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ラ ゾイル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (K)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ラゾリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (L)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1, 2,3-トリアゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (M)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1, 2,4-トリアゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (N)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-テ トラゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (O)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-チ オモルホリニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (P)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-チ アゾリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (Q)(R2-1/R2-2-1) (R)(R2-1/R2-2-2) (S)(R2-1/R2-2-3) (T)(R2-1/R2-2-4) (U)(R2-1/R2-5-5) (V)(R2-1/R2-2-6) (W)(R2-1/R2-2-7) (X)(R2-1/R2-2-8) (Y)(R2-1/R2-2-9) (Z)(R2-1/R2-2-10) (AA)(R2-1/R2-2-11) (BB)(R2-1/R2-2-12) (CC)(R2-1/R2-2-13) ここで、R2-3およびR2-5は前記定義に同じ、 ここでR2-9は、 (A)-(CH2n4、ここでn4は1ないし3、 (B)-CH2OCH2、 (C)-CH2SCH2、 (D)-CH2SO2CH2、 (E)-CH2S、 (F)-CH2SO2、 (G)-CH2N(R2-5)CH2、ここでR2-5は前記定義に同じ、但 し、R2-1およびR2-2は共には-Hとなり得ない、 よりなる群から選択される複素環を形成する; ここで、R4-1はR2-1と同一定義だが、R2-1と同一または異なっていてもよ い、 ここで、R4-2はR2-2と同一定義だが、R2-2と同一または異なっていてもよ い、但し、R4-1およびR4-2は共には-Hとなり得ない; ここで、(R6-1)R6はR5と同一定義だが、R5と同一または異なっていても よい、但し、 (1)R5、R6またはR7の1つは、 (C5-3)(C)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-φ、ここでR5-1およびn3は前記定義に同じ、 (D)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ピリジン-2-、3-または4-イル、ここでn3およびR5-1は前記 定義に同じ、 (E)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ナフタリン-1-、2-イル、ここでn3およびR5-1は前記定義に同 じ、 よりなる群から選択されなければならない、 および、 (2)これらの3個の芳香族置換基の少なくとも1個については、n3は0で なければならない; ここでR7はR5と同一定義だが、R5と同一または異なっていてもよい、但し、 W1およびW3は共には-CH=となり得ない] で示される二環式複素環アミンおよびその医薬上許容される塩を開示する。 また、式(XXX): [式中、W1は-N=または-CH=; W3は-N=または-CH=; W5は-CR5-; (R6-2)ここでR5およびR6は結合している炭素原子と一緒になって、 (R6-2A)-C*-(CH2n7-C*-、ここで、アスタリスク(*)で印を付け た炭素原子 は二重結合(C=C)により一緒に結合し、ここでnは3-5、および (R6-2B)-C*-CR56-1=CR56-2-CR56-3=CR56-4-C*-、ここで、アス タリスク(*)で印を付けた炭素原子は二重結合により一緒に結合し、ここでR56-1 、R56-2、R56-3およびR56-4は、-H、−F、-Cl、-Br、-OH、-O CH3、-OCH2-φ、-NO2、C1-C3アルキル、-NH2、-NHCH3、N(C H32、-CO256-5、 ここでR56-5は、 -H、 C1-C4アルキル、 C6-C12アリール、 C6-C12アラルキル、 よりなる群より選択される環を形成する; ここで、R2-1、R2-2、R4-1およびR4-2は前記定義に同じ; ここで、R7は (C7-1)(A)-H、 (C7-2)(B)所望により、1ないし4個のR7-1で置換されていてもよいC1 -C8アルキル、ここでR7-1は、 (1)-F、-Cl、-Br、 (2)C1-C4アルキル、 (3)-CF3、 (4)-φ、 (5)-OR7-2、ここでR7-2は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (c)ホスフェート、 (d)スルフェート、 (e)-CO-R7-8、ここでR7-8はC1-C4アルキルまたはC6-C9アラ ルキル、 (f)-CO-NR7-107-11、ここでR7-10およびR7-11は、同一また は異なり、-HまたはC1-C3アルキル、 (g)スルファメート、 (h)グルコシル、 (i)ガラクトシル、 (j)グルクロン酸、 (k)マルトシル、 (l)アラビノシル、 (m)キシロシル、 (n)-CO-CH(NH2)-H、 (o)-CO-CH(NH2)-CH3、 (p)-CO-CH(NH2)-CH(CH32、 (q)-CO-CH(NH2)-CH2-CH(CH32、 (r)-CO-CH(NH2)-CH(CH3)-CH2-CH3、 (s)-CO-CH(NH2)-CH2-OH、 (t)-CO-CH(NH2)-CH(OH)-CH3、 (u)-CO-CH(NH2)-CH2-φ、 (v)-CO-CH(NH2)-CH2-[p-フェニル]-OH、 (w)-CO-CH(NH2)-CH2-[2-インドリル] (x)-CO-CH(NH2)-CH2-SH、 (y)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-S-CH3、 (z)-CO-C*H-NH-CH2-CH2-C*H2、ここでアスタリスク 「*」で印を付けた炭素原子は一緒になって複素環を形成する、 (aa)-CO-C*H-NH-CH2-CH(OH)-C*H2、ここでアス タリスク「*」で印を付けた炭素原子は一緒になって複素環を形成する、 (bb)-CO-CH(NH2)-CH2-COOH、 (cc)-CO-CH(NH2)-CH2-CONH2、 (dd)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-COOH、 (ee)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CONH2、 (ff)-CO-CH(NH2)-CH2-C*-NH-CH=N-C*H=、こ こでアスタリスク「*」で印を付けた炭素原子は一緒になって複素環を形成する 、 (gg)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-C(=NH)- NH2、 (hh)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ii)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2-NH2 、 (jj)-CO-CH2-CH2-NH2、 (kk)-CO-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ll)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH2 (mm)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-CO-NH2、 (nn)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-OH、 (6)-SR7-2、ここでR7-2は前記定義に同じ、 (7)-NHR7-3、ここでR7-3は-HまたはC1-C4アルキル、 (8)-NR7-47-5、ここでR7-4およびR7-5は、同一または異なり、 C1-C4アルキル、あるいは結合する窒素原子と一緒になって複素環 -N*-(CH2n1-R5-6-(CH2n2*を形成してもよく、ここでアルタリス ク(*)で印を付けた原子は一緒になって環を形成し、n1は1ないし5、n2は 0ないし3であって、 R5-6は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR7-9、ここでR7-9は、 (i)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換され ていてもよいC1-C6アルキル、 (ii)C1-C6アルキルカルボニル、 (iii)C1-C6アルコキシカルボニル、 (iV)C6-C12アリールアルキル、 (v)-φ、 (vi)-SO2-C1-C8アルキル、 (vii)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここで(*)で示した 炭素原子が二重結合により結合して五員環を形成する、 (9)-(CH2n3CO27-2、ここでn3は0ないし6であって、R7-2 は前記定義に同じ、 (10)-(CH2n3CON(R7-32、ここでn3は前記定義に同じで あって、R7-3は同一または異なっていてもよく前記定義に同じ、 (11)-(CH2n3CONR7-47-5、ここでn3、R7-4、R7-5は前 記定義に同じ、 (12)-(CH2n1OR7-2、ここでn1は前記定義に同じ、 (13)-(CH2n1OCOR7-3、ここでR7-3およびn1は前記定義に 同じ、 (14)-(CH2n1SR7-2、ここでR7-2およびn1は前記定義に同じ 、 (15)-(CH2n1NHR7-3、ここでR7-3およびn1は前記定義に同 じ、 (16)-(CH2n1NR7-47-5、ここでR7-4、R7-5およびn1は前 記定義に同じ、 (C5-3)(C)所望により1ないし4個のR7-1で置換されていてもよい-(C H2n3-φ、ここでR7-1およびn3は前記定義に同じ、 (D)所望により1ないし4個のR7-1で置換されていてもよい-(CH2n3-ピリジン-2-、3-または4-イル、ここでn3およびR7-1は前記定義に同 じ、 (E)所望により1ないし4個のR7-1で置換されていてもよい-(CH2n3-ナフタリン-1-、2-イル、ここでn3およびR7-1は前記定義に同じ、 (C5-5)(F)-(CH2n3CO27-2、ここでn3およびR7-2は前記定義に 同じ、 (C5-6)(G)-(CH2n3CON(R7-32、ここでn3は前記定義に同じ で、R7-3は同一または異なっていてもよく、前記定義に同じ、 (C5-7)(H)-(CH2n3CONR7-47-5、ここでn3、R7-4、R7-5は 前記定義に同じ、 (C5-8)(I)-(CH2n3SO37-2、ここでn3およびR7-2は前記定義に 同じ、 (C5-9)(J)-C3-C7シクロアルキル;但し、W1およびW3は共に-CH=と なり得ない] で示される二環式複素環アミンおよびその医薬上許容される塩を開示する。 さらに、: 6-[2-(2-メチル)プロピル]-7-メチル-2,4-ジ-(1-ロリジニル)- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-[6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-7-イル]エタノール、 6-メチル-7-[2-(1-モルホリニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-メチル-7-[2-(1-(4-メチル)ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ- 1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-メチル-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル)]-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン 、 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンおよび 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン トリフルオロ酢酸、 7-エチル-6-メチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン、 7-エチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン、 7-tert-ブチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 5,6,7-トリメチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3- d]ピ リミジン、 7-tert-ブチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン、 6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-シクロプロピル-7-エチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン、 6-シクロプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン よりなる群から選択される二環式アミンおよびその医薬上許容される塩を開示す る。 発明の詳細な説明 本発明の二環式複素環アミン(XXX)は、W1、W3およびW5の定義に依存 して数多くの異なった型の環系を包含する。これらの新規な医薬的に活性な剤は 、公知の出発化合物から当業者に知られた方法によって製造する。本発明は、該 二環式複素環アミン(XXX)に関するもので、それらの製造に用いる化学に関 するものではない。 薬理的に活性な二環式複素環アミン(XXX)合成の出発点は、それが(W1 およびW3が共に-N=である)ピリミジン環であろうと(W1またはW3の一方が- N=であって、他方が-CH=である)ピリジン環であろうと、ハロゲン化アリー ル環である。二番目の環(second ring)を形成させる前に、複素アリール環の 最終的な所望の置換基(-NR2-12-2および-NR4-14-2)を付加もしくは形 成させる。該置換基-NR2-12-2および-NR4-14-2は同一または異なってい てもよいが、それらは化学合成の簡便性から同一の方が好ましい。ハロゲン化芳 香族/ヘテロ芳香族化合物からの第三級アミン(-NR2-12-2、-NR4-14-2 )の形成は当業者に公知である(ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリ ー(J.Med.Chem.)、 第33巻、1145頁(1990年)参照)。一般的に、C2およびC4位におい て所望の基を形成させた後に5員環を形成させる。しかし、いくつかの場合にお いては、前もって形成させた二環式複素環アミン(XXX)に-NR2-1NR2-2 およびNR4-14-2を付加させる。該-NR2-1NR2-2およびNR4-14-2基を 環化させ、1-ピロリジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピペラジ ニル、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、または他の数多くの複素環を包含す る環を形成させることができる。これらの環は、1ないし3個の基R2-3で置換 することができる。R2-3がアルキルである場合、2個以下のかかる基は、環中 のいずれか1個の炭素原子上で置換することができる。R2-3がアルキル以外で ある場合、ただし1個のかかる基のみがいずれか1個の炭素原子上で置換するこ とができる。 該5員環は、当業者に公知の方法によって形成される。 該二環式複素環アミン(XXX)の異なった環の形成の具体的な場合について は、以下個々に論ずる。 W1が-N=、W3が-N=であってW5が-C=R5である場合、該二環式複素環アミ ン(XXX)はピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)であり、チャートBの工 程および公知の方法(コンプリヘンシブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー( Comprehensive Heterocyclic Chemistry)、エイ・アール、カトリツキー(A. R.Katrizky)およびシー・ダブリュ、リーズ(C.W.Rees)編、第4巻、パ ーガモン・プレス(Pergamon Press)、1984年、528頁参照)によって調 製する。該ピロロ[2,3-d]ピリミジン環系は公知である(例えば、4-アミ ノ-7β-D-リボフラノシル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、すなわちツ ベルシジンを参照)。該ピロロ[2,3-d])ピリミジン(VII)は、当業者に よく知られているか、また商業的に入手可能なトリハロピリミジン(I)から出 発して調製する。好ましい2,4,6-トリハロピリミジン(I)は、トリクロ ロピリミジン(I)である。THFのごとき不活性溶剤中のトリハロピリミジン (I)の混合物を、酸スカベンジャーの存在下に1当量の第一級アミン、R7-N H2(II)と反応させる。ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチル アミンのごとき有機アミンお よび炭酸カリウムのごとき無機塩基が、酸スカベンジャーとして有用である。該 反応物を低温(-80゜ないし0゜)にて混合し、その反応混合物を放置して室 温(20−25゜)に温め、次いで、しばしば減圧下で濃縮する。該残渣を、酢 酸エチルまたは塩化メチレンのごとき有機溶媒と、重炭酸カリウムのごとき無機 塩基水溶液との間に分配させる。その抽出物を乾燥し、濃縮し、その残渣をシリ カゲル上のクロマトグラフィーに付して、所望の4-アミノピリミジン(III)を 得る。その4-アミノピリミジン(III)を過剰量の第二級アミン、NHR2-12 -2 (IV)と混合し、該混合物を2ないし24時間加熱還流する。該混合物を放冷 し、次いで、濃縮する。その残渣を前記のごとく分配させて無機塩を除去する。 該粗生成物を常法(例えば、結晶化および/またはクロマトグラフィー)によっ て精製して、所望の三置換ピリミジン(V)を得る。比較的不揮発性の第二級ア ミンを用いる場合、その反応混合物を酢酸エチルのごとき有機溶媒で希釈し、そ の混合物を無機塩基水溶液で洗浄する。別法として、高温にて2,4-ジアミノ- 6-ハロピリジンと適当な第一級アミン(II)とを反応させて、所要の三置換ピ リミジン(V)中間体を得ることもできる。該三置換ピリミジン(V)をα-ハ ロケトン、R5-CHX1-CO-R6(VI)(ここで、X1はClまたは-Brが好ま しい)と接触させてケトピリミジン中間体を得る。該ケトピリミジンは、20- 25゜にて自然に所望のピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)に環化しうる。 該環化は、硫酸マグネシウム、モレキュラー・シーブ、トリアルキルオルトギ酸 塩等のごとき温和な脱水剤の存在下(もしくは不在下)で(例えば、THF、酢 酸エチル、トルエン、塩化メチレンのごとき)不活性溶媒中のケトピリミジン中 間体を加温することによって達成される。該環化は、常法によりシリカゲル上の 中間体のクロマトグラフィーによって達成することもできる。最終生成物を、ク ロマトグラフィーおよび/または結晶化によって精製する。 W1が-N=、W3が-CH=であってW5が-N=である場合、該二環式複素環アミ ン(XXX)は公知の系、3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(XXV)(D E 3 318 671 Al CA 44、2041b、スイス国特許第26 0,741号参照)であり、チャートCの工程によって調製する。該2-(第一 級アミ ノ)-4,6-ジアミノピリジン(X)は、チャートDに記載のごとく調製する。 硝酸(または類似のニトロソ化合物を形成する硝酸ナトリウム)のごとき常法に よる2-(第一級アミノ)-4,6-ジアミノピリジン(X)のニトロ化により、 ニトロトリアミノピリジン(XXIII)および位置異性体が得られ、これらは分 別結晶またはクロマトグラフィーにより分離することができる。該二トロトリア ミノピリジン(XXIII)のニトロ基は、炭素パラジウムの存在下、エタノール のごとき不活性溶媒中で水素添加することにより還元でき、テトラアミノピリジ ン(XXIV)が得られる。該テトラアミノピリジン(XXIV)を、前記のチャー トAに記載の酸ハロゲン化物またはアルデヒドと反応させて、所望の3H-イミ ダゾ[4,5-b]ピリジン(XXV)を得る。 W1が-N=、W3が-CH=であってW5が-CR5=である場合、該二環式複素環ア ミン(XXX)は、公知の環系、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(XI)(ジ ャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー(J.Chem.Soc.)、第101巻、 1912、1779参照)であり、チャートDの工程によって調製する。4-ア ミノ-2,6-ジクロロピリジン(VIII)のアミノ基を、当業者に知られている常 法によってアルキル化して、アミノピリジン(VIIIA)を得る。該アミノピリジ ン(VIIIA)の塩素原子のうち1個の置換は、アミノピリミジン(VIIIA)を、 炭酸カリウムのごとき無機塩基の存在下でTHFまたはアセトニトリルのごとき 不活性溶媒中の1当量の所望の第二級アミン、HNR4-14-2(IV)で処理する ことにより達成され、2,4-ジ-アミノ-6-ハロピリジン(IX)を得る。第一級 アミン、NH27(II)の残りのハロゲン基の置換は、高温にて同様の方法で達 成される。別法として、2種のアミンの添加の順序は逆にでき、そこではアミノ ピリジン(VIIIA)にNH27を添加し、次いで、第二級アミンHNR2-12-2 (IV)と反応させる。チャートBに記載のごとく2-(アミノまたは置換アミノ )-4,6-ジアミノピリジン(X)とα-ハロケトン(R5CHX1COR6、VI) とを反応させてケトーピリジン中間体が得られ、これを前記と同様の方法で1H -ピロロ[2,3-b]ピリジン(XI)に環化させる。 W1が-CH=、W3が-N=であってW5が-N=である場合、該二環式複素環アミ ン(XXX)は、1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(XXIX)であり、チャ ートE の工程により調製する。この環系は公知である(バイオケム・ゼット(Biochem .Z.)、第49巻、1913、182参照)。チャートCと全く同様にして、 4-アミノ-2,6-ジクロロピリジン(VIII)のアミノ基を当業者に公知のアル キル化剤、R7-X(XIV)を用いる常法によってアルキル化して、3-ニトロ-2 ,4,6-トリアミノピリジン(XXVI)を得る。いくつかの場合においては、 当業者に公知の方法により、BOC、アセトアミドまたはN-ベンジルのごとき 通常の保護基で3-ニトロ-2,4,6-トリアミノピリジン(XXVI)を保護す る。塩素の置換は、3-ニトロ-2,4,6-トリアミノピリジン(XXVI)を、 炭酸カリウムのごとき無機塩の存在下にTHFまたはアセトニトリルのごとき不 活性溶媒中の過剰量の所望の第二級アミン、HNR2-12-2およびHNR4-14 -2 (IV)で処理することにより達成され、4-アミノ-2,6-アミノピリジン( XV)が得られる。チャートCに記載の常法により、硝酸のごときニトロ化剤で 4-アミノ-2,6-ジアミノピリジン(XV)をニトロ化し、3-ニトロ-2,4 ,6-トリアミノピリジン(XXVII)および位置異性体が得られ、これは分別結 晶またはクロマトグラフィーにより分離することができる。該ニトロ基は、炭素 パラジウムの存在下にエタノールのごとき不活性溶媒中の3-ニトロ-2,4,6 -トリアミノピリジン(XXVII)を水素添加することにより還元でき、2,3, 4,6-テトラアミノピリジン(XXVIII)が得られる。この時点でいずれの保 護基も常法によって除去することができる。 該2,3,4,6-テトラアミノピリジン(XXVIII)は、チャートCに記載の ごとく酸塩化物、続いて塩基または酢酸銅(II)の存在下にアルデヒドと反応さ せることができ、1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(XXIX)を得る。 W1が-CH=、W3が-N=であってW5が-CR5=である場合、二環式複素環アミ ン(XXX)は1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン(XVI)であり、チャートF の工程により調製する。この環系は、公知である(ジャーナル・オブ・ケミカル ・ソサイエティー(J.Chem.Soc.)1909、95、1526参照)。チャー トDに記載と同様の工程に従って、炭酸カリウムのごとき無機塩の存在下でTH Fまたはアセトニトリルのごとき不活性溶媒中の過剰量の所望の第二級アミン、 HNR2-12-2(IV)で処理することにより4-アミノ-2,6-ジクロロピリジ ン (VIII)の-C1基の置換が達成され、4-アミノ-2,6-(置換アミノ)ピリジ ン(XIII)を得る。4-アミノ-2,6-(置換アミノ)ピリジン(XIII)の第 一級アミノ基を、当業者に公知のアルキル化剤、R7-X(XIV)を用いた常法に よってアルキル化して、アルキルアミノピリジン(XV)を得る。前記のごとく アルキルアミノピリジン(XV)をα-ハロケトン(R5CHX1COR6、VI)と 反応させて、ケト-ピリジン中間体が得られ、これを前記と同様の方法で1H-ピ ロロ[3,2-c]ピリジン(XVI)に環化させる。 チャートAは、二環式複素環アミン(XXX)の官能基R5が-Hである場合の 工程を開示しており、それはC5において他の官能基に変換できる。ホルミル、 ヒドロキシメチル、およびシアノアナログは、それ自体が生物学的活性を有し、 またさらなる機能性付加のための有用な中間体である。該ホルミル化合物は、ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)(オキシ塩化リン、DMF)のフィルスマ イアー型反応(Vilsmeier-type formulation)により得られ、それから(例えば 、ホウ水素化ナトリウムの)水素化物還元によりヒドロキシルメチル化合物が誘 導される。ニトリルは、ホルミル基をヒドロキシルアミン(NH2OH)でオキ シム(=NH-OH)に転化し、続いて(例えば、DMF中での加熱による)オキ シムの脱水により製造できる。 チャートGは、該二環式ヘテロ環アミン(XXX)の形成後に、官能基R5、 R6および/またはR7を修飾できる工程を開示している。例えば、R7はtert-ブ チルまたはN-ベンジルのごとき除去可能な基としうる。当業者に公知の方法に よるかかる化合物の脱保護により、-N-Hアナログが得られるであろう。アルキ ル化、アシル化、または他のルーチン操作により、新しいR7を有する式(XX X)の化合物が得られるであろう。別法として、X5、X6、およびX7における 置換基は、改変R5、R6およびR7置換基を含む新規の化合物を生成しうる修飾 可能な官能基を包含しうる。例えば、芳香族エーテルは、臭化水素のごときルー チン的な方法により脱アルキル化してフェノールが得られる。得られたフェノー ルは、ルーチン的な方法により修飾でき、さらなるアナログおよび/またはアル コール、アミンもしくはチオール側鎖を包含することが可能なプロドラッグが得 られる。こ れらは、常法によって修飾できるか、あるいはアルコール側鎖の場合、続いて種 々の求核試薬と反応する離脱基に変換しうる。R5-2がアミノ酸誘導体である場 合、該結合が基質上のヒドロキシル基と、アミノ酸上のカルボキシル基との間で 形成されるエステル結合を介していることは理解される。全く同様にして、該ア ミン基(-NR2-12-2、-NR4-14-2)は、前記のごとく修飾でき新しい-N R2-12-2および/または-NR4-14-2を包含する化合物を形成する(恐らく保 護された形態の)修飾可能な官能基を包含しうる。 式(XXX)の二環式複素環アミン化合物は、W1およびW3が共に-N=であっ てW5が-CR5=あるピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)であるのが好ましい 。 一般に、二環式複素環アミン(XXX)およびピロロ[2,3-d]ピリミジ ン(VII)は、より詳細にはアミンであり、十分な強さの酸と反応させた場合に 酸付加塩を形成する。医薬上許容される塩は、無機酸および有機酸の両塩を包含 する。医薬上許容される塩は、より水溶性が高く、より結晶性である化合物を生 成するため、相当する遊離アミンよりも好ましい。好ましい医薬上許容される塩 は、以下の酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、クエン酸、メタンスル ホン酸、CH3-(CH2n1-COOH(ここでn1は0ないし4)、HOOC- (CH2n1-COOH(ここでn1前記定義に同じ)、HOOC-CH=CH-CO OH)φ-COOHの塩を包含する。他の許容される塩については、インターナ ショナル・ジャーナル・オブ・ファーマシューティクス(Int.J.Pharm.)、 第33巻、201-217頁(1986)を参照されたい。 W1およびW3は共に-N=であるのが好ましい。W5が-CR5=であるのが好まし い。R5が-H、-CH3、-φおよび4-ヒドロキシフェニルであるのが好ましい。 -NR2-12-2は-NR4-14-2と同一であるのが好ましい。R2-1およびR2-2は 、結合する窒素原子と一緒になって1-ピロリジニル、1-ピペラジニル、1-チ オモルホリニルおよび4-メチルピペラジン-1-イルを形成するのが好ましい; R2-1およびR2-2は、1-ピロリジニルおよび1-ピペラジニルを形成するのがよ り好ましい。R6は、-H、-CH3、-φおよび4-ヒドロキシフェニルであるのが 好ましい。R7は、-H、-CH3、-φ、2-(1-モルホリニル)エチルおよび 2-(1-ピペラジニル)エチルであるのが好ましい。非環化(non-cyclized)二 環式複素環アミン(XXX)は、実施例6、8、9、12-15、18-22、2 4-29、36−38、40、41、44、46-48、49、50、54、56 、60、65、70、73、76、78-80、82、84、86、91、94 、99、101、103-105、107、109、110、115、118-1 23、126-133、139-151、153-156および169-191の化 合物よりなる群から選択されるのが好ましい。該非環化二環式複素環アミン(X XX)は、実施例6、25、26、29、54、70、84、86、141およ び145の化合物よりなる群から選択されるのがより好ましい;該非環化二環式 複素環アミン(XXX)は、実施例6および54の化合物であるのが最も好まし い。C5-C6-環化二環式アミン(XXX)は、実施例112、138、161お よび168の化合物よりなる群から選択されるのがより好ましく、該C5-C6-二 環式アミン(XXX)は、実施例112の化合物であるのがより好ましい。さら に、該二環式複素環アミン(XXX)の範囲にはないある種の好ましい化合物が あり、それらは7、30、32-34、52、89、96、136、152、1 57-160、162-165および167を包含する;より好ましくは、実施例 7、52および136の化合物である。該二環式複素環アミン(XXX)は、遊 離塩基より塩が好ましい。 該二環式複素環アミン(XXX)は医薬上許容される塩の形態であるのが好ま しく、該塩は塩酸塩、臭化水素酸塩、マレイン酸塩およびメタンスルホン酸塩よ りなる群から選択される塩が好ましい。 該二環式複素環アミン(XXX)は、脊髄障害の治療/予防、軽症および/また は中程度ないし重症の頭部外傷、クモ膜下出血およびそれに続く虚血性(血栓性 )発作、喘息および肺における粘液形成/粘液分泌の減小、筋ジストロフィー、 アドリアマイシン心臓毒性、パーキンソン病、アルツハイマー疾病、他の変性神 経性疾病、多発性硬化症、移植後の拒絶反応の間の組織障害、皮膚移植の拒絶反 応、出血、外傷性および敗血症性ショック、および重度の火傷、ARDSのごと き状態、骨のまたはリューマチ性の関節炎、(免疫的な)ネフローゼ症候群、全 身性狼 瘡紅斑、アレルギー反応、糖尿病、アテローム硬化症、炎症(皮膚科学的な抗炎 症剤および抗乾癬剤)、気腫、ガン(転移の限定、腫瘍増殖の限定)、(ストレ ス誘導性の)潰瘍、潰瘍性の大腸炎およびクローン病に有用である。また該化合 物は、心筋梗塞、薬物アレルギー反応、救急蘇生前の虚血および片頭痛の治療に 対しては、神経的な処理をする前の予防・治療に有用でもある。該化合物は眼科 学において用いられ、例えば、糖尿病性の網膜症、年令-関連性黄斑変性、白内 障および緑内症、光-誘導性の網膜障害の治療ならびに眼簡便手術において用い られる洗浄混合物として有用である。 ヒトにおいては、本発明の二環式複素環アミン(XXX)は、救急蘇生(CP R)と共にクモ膜下出血およびその後の脳血管痙攣、全体性脳虚血の治療に有用 であり、虚血後の脳障害、脳腫瘍(神経保護)、ベル麻痺、他の変性神経不全、 (例えば、肝炎ウイルスからの)肝壊死、放射線障害のいくつかの状態(例えば 、放射線治療または放射線への不慮の暴露)、心筋の虚血症、出産前の乳児の窒 息および低酸素症、ブドウ膜炎および視神経炎の眼不全および腸虚血性症候群の 治療に有用である。 ヒトにおいては、該二環式複素環アミン(XXX)は、心肺の救急蘇生、神経 および心血管の手術後の障害の予防ならびに心筋梗塞、(例えば、カタリティッ ク手術のような)眼科手術後のオキュラー(occular)障害に有用である。 該二環式複素環アミン(XXX)は、喘息(および肺における粘液生成/分泌 の抑制)、筋ジストロフィー、パーキンソン病、アルツハイマー疾病および発作 の治療に有用であることが好ましい。 一般的には、該二環式複素環アミン(XXX)は、前記のヒトの状態および以 下に記する動物の状態の治療に糖質コルチコイド医薬物のように用いる。該二環 式複素環アミン(XXX)は、糖質コルチコイドとして、多くの同一状態の治療 および同一問題からの障害の予防においてヒトおよび動物の双方で有用であるが 、該二環式複素環アミン(XXX)は、糖質コルチコイドが有用でない数多くの 状態の治療および状態からの障害を予防するのに有用である。該二環式複素環ア ミン(XXX)は糖質コルチコイド活性を有しなく、それゆえ糖質コルチコイド とは異 なり、糖質コルチコイドに関する副作用なしに長期間に渡って毎日投与(慢性的 に用いる)できる。これは独特な利点である。 各々の二環式複素環アミン(XXX)が、各々の前記状態の治療に異なった度 合いで有用であることは理解できる。しかし、当業者には知られているごとく、 ある二環式複素環アミン(XXX)はある状態の治療によく、他のものは他の状 態の治療によい。 ラット脳マロニルジアルデヒドおよびマウス脊髄神経脂質ペルオキシデーショ ンアッセイ(ホール(Hall)ら、ジェイ・オブ・ピーコル・エクスプトル・セル (J.of Pcol.Exptl.Ther.)、第258巻、688-694頁(1991)) により、脂質の過酸化を阻害する抗酸化剤である化合物が同定でき、脊髄外傷の 治療、重度の頭部傷害、変性神経性不全等の緩和および/または改善に有用であ る。またこのテストは、当業者が有効な二環式ヘテロ環アミン(XXX)の各々 の相対量およびどの化合物が好ましいかを決定するのに用いられるであろう。脂 質過酸化を阻害するある化合物を決定するのに有用であり、よって脊髄外傷の治 療、重度の頭部傷害、変性神経性不全等の緩和および/または改善に有用である もう一つの方法は、プリオール(Pryor)によりメソッズ・オブ・エンザイモロ ジー(Methods of Enzymology)、第105巻、293頁(1984)に記載さ れている。また、このテストは、当業者が有効な二環式ヘテロ環アミン(XXX )の各々の相対量およびどの化合物が好ましいかを決定するのを可能とするであ ろう。さらに、ホール(Hall)らは、当業者が容易に脊髄外傷の治療、重度の頭 部傷害、変性神経性不全等の緩和および/または改善に有用なある種の二環式ヘ テロ環アミンを決定できるマウスヘッド傷害アッセイ(mouse head injury assa y)を開示している(ジェイ・ニューロスルグ(J.Neurosurg)、第62巻、8 82頁(1980))。また、このテストは、当業者が有効な二環式ヘテロ環ア ミン(XXX)の各々の相対量およびどの化合物が好ましいかを決定するのを可 能とするであろう。加えて、ホール(Hall)らのネコ48時間運動神経変性モデ ル(cat 48hour motor nerve degeneration model)は、どの種の二環式複素環 アミン(XXX)が、パーキンソン病、アルツハイマー疾病等のごとき慢性の変 性神経不全の治療に有用であるか を当業者が容易に決定しうるルーチン・アッセイを開示している(エクスペリメ ンタル・ニューロロジー(Exp.Neurol.)、第79巻、488頁(1983)) 。このテストもまた、当業者が有効な二環式ヘテロ環アミン(XXX)の各々の 相対量およびどの化合物が好ましいかを決定するのを可能とするであろう。エッ チ、ジョンソン(H.J ohnson)は、イント・アーク・アレジー・アプル・イム ノル(Int.Arch.Allergy Appl.Immunol.)、第70巻、169頁(1983 )の中で、抗喘息薬物用のサル回虫感作レーソスアッセイ(ascaris sensitized rhesus monkey assay)を記載している。 治療の標準的な条件は、該二環式複素環アミン(XXX)を経口または非経口 で、例えばIV(すなわち、注射、注入または連続点滴)またはIMで、約0. 05ないし約20mg/kg/日の標準投与量をIVで10日までの間、あるいは 約0.05ないし約20mg/kg/日:月単位で毎日1ないし4回投与する。 脊髄外傷の治療、重度の頭部外傷の緩和および改善、心肺の蘇生後の傷害、心 筋梗塞、移植後の拒絶反応の間の組織傷害、出血性、外傷性および敗血症性のシ ョック、重度の火傷、ARDS、およびレフローゼ症候群ならびに皮膚移植組織 の拒絶反応を予防するのに該標準的な条件を用いる。典型的な治療は、初期の投 与量として、例えば、0.01ないし2mg/kgのIV投与量、続いて、維持 投与量として、例えば、患者の特定条件および用いる特定の化合物により1日な いし1週間IVで注入する。これは、数日、数週または数月間、IMまたは経口 投与して補給し、神経適用における遅延性の神経変性(例えば、脊髄外傷、頭部 傷害)を予防できる。 クモ膜下出血およびその後の大脳血管痙攣または虚血性の(血栓性の)痙攣の 治療において、該標準的な条件を用い、危険な状態にある患者を経口的に前-治 療する。 過度の粘液分泌および喘息の治療においては、該二環式複素環アミン(XXX )を経口的に、IVおよび吸入により標準的な投与量を投与する。過度の粘膜分 泌の治療においては、該二環式複素環アミン(XXX)の経口投与量は、約0. 05ないし約20mg/kg/日を用いる。投与の頻度は、日に1ないし4回であ る。 過度の粘膜分泌を治療するための該二環式複素環アミン(XXX)の経口投与は 、数カ月または数年間にもわたり続けることができる。感受的な患者は、予想さ れる問題の数時間前に前-処理することができる。該IVでの投与量は、約0.0 5ないし20mg/日である。エアロゾール処方は、約0.01ないし約1.0 %の二環式複素環アミン(XXX)を含有し、必要に応じて臼に約4回投与また は用いる。 筋ジストロフィー、パーキンソン病、アルツハイマー疾病および他の変性神経 不全(筋萎縮性側索硬化症;多発性壊死)の治療では、該二環式複素環アミン( XXX)を、約0.05ないし約20mg/kg/日の投与量を用いて経口投与し 、1日に1ないし4回投与または投与または用いる。該治療は、数年間にわたっ て続けられうる。 加えて、胎芽移植(抗受精)、関節炎およびアテローム硬化症のごとき血管形 成または血管新生による不全または生理的現象における有用性は、経口同時投与 のヘパリンまたは全身性ヘパリン断片を付随するかしないかの該二環式ヘテロ環 アミン(XXX)で示される(サイエンス(Science)、第221巻、719頁 (1983年)参照)。 アドリアマイシン-誘導性の心臓毒性の治療においては、該二環式複素環アミ ン(XXX)を約0.05ないし約50mg/kg/日、好ましくは約0.5ない し約10mg/kg/日の投与量を用いて経口またはIVで投与する。該二環式ヘ テロ環アミン(XXX)を、好ましくはIVアドリアマイシンを付随して提供す るか、あるいは、患者を該二環式ヘテロ環アミン(XXX)で前処理する。 神経または心臓血管外科手術前の予防およびその後の傷害には、該二環式複素 環アミン(XXX)を標準条件に従って用いる。患者は、外科手術の直前に単独 のIVまたはIM投与量で、あるいは手術の前または後に経口的に前処理するこ とができる。 骨性関節炎またはリューマチ性関節炎および炎症性の疾病の治療においては、 該二環式複素環アミン(XXX)を、約0.05ないし約20mg/kg/日の投 与量で、経口またはIMで日に1ないし4回投与する。経口的には、該薬物は、 数カ月または数年間、単独またはステロイド性もしくは非ステロイド性抗炎症剤 と 一緒に投与されるであろう。いく人かの重症のリューマチ性患者の初期投与は、 IVおよびそれに続き24時間またはそれを超える時間にわたりIVを点滴で投与で きる。加えて、動脈内投与を用いることもできる。 薬物アレルギー反応の治療においては、該二環式複素環アミン(XXX)を、 約0.05ないし20mg/kg/日の投与量で、経口またはIVで日に1ないし4 回投与する。典型的な治療は、初期のIV投与に続く数日もしくはそれを超える期 間の経口投与であろう。 アテローム硬化症および気腫の治療においては、該二環式複素環アミン(XX X)を、約0.05ないし約20mg/kg/日の用量で、臼に1ないし4回、数 カ月もしくは数年間経口投与する。 乾癬を含む皮膚炎症症状の治療においては、該二環式複素環アミン(XXX) を、約0.05ないし約20mg/kg/日で、日に1ないし4回経口投与するか 、あるいは、クリーム、軟膏またはローションで経皮的に、あるいは必要な期間 約0.05ないし約5%の濃度で当量投与形態にて経口投与する。これらの症状 の治療においては、該二環式複素環アミン(XXX)は、ステロイド剤と用いる ことができる。 該二環式複素環アミン(XXX)は、非ステロイド性抗炎症化 合物(NOSAC)のごとき薬物により引き起こされるストレス性潰瘍および胃 の過敏症の予防および治療に有用である。ストレス性潰瘍は、外傷、火傷、敗血 症、拡張性の手術、急性疾患等のごとき苛酷な状態に暴された後に進展する潰瘍 である。集中治療ユニットの患者は、特にストレス性漬瘍を進展しがちである。 ストレス性潰瘍は、上部胃腸の出血となりうる傷害も包含する;かかる出血は、 これらの化合物により予防できるようである。NOSACは、イブプロフェン、 アスピリン、インドメタシン、ナプロクサン(naproxen)、ピロキシカム(piro xicam)等を包含し、通常は微麻酔に用いられ、しばしば出血につながる痛みお よび傷害により特徴付けられる胃腸の過敏症としばしば関連する。該二環式複素 環アミン(XXX)は、錠剤、カプセルまたは液剤の経口経路で、約5ないし約 500mgの投与量範囲で、日に2ないし4回投与するのが好ましいであろう。 該治療は、例えばかかる障害の進展の危険性のある患者に潰瘍が形成される前に 開始するよ うに予防的であるか、あるいは、例えば一旦潰瘍が形成されたように治療的であ るかのいずれかであろう。経口投与形態の剤を飲み込むことができない臨床状態 の患者の場合、該二環式複素環アミン(XXX)は、経鼻胃管、あるいは、例え ばIVまたはIMのごとき非経口のいずれかで投与されるであろう。非経口的な投 与量は、約1ない約100mgの範囲で日に1ないし4回経皮的あるいはIVによ り投与されるであろう。 イヌにおいては、該二環式複素環アミン(XXX)は、外傷、脊柱内疾病(椎 間板ヘルニア)、外傷ショック、ノミの食い跡および他のアレルギーの治療に有 用である。 ウマにおいては、該二環式複素環アミン(XXX)は、内毒素ショックまたは 結腸につづく敗血症ショックの治療、結腸の手術の前処理およびファウンダー( 蹄葉炎)の治療に有用である。 子ウシにおいては、該二環式複素環アミン(XXX)は、急性大腸菌乳腺炎、 ウシ乳腺炎、過ワクチン接種に対する急性アレルギーおよび輸送熱の治療に有用 である。 ブタにおいては、該二環式複素環アミン(XXX)は、ブタストレス症候群お よび熱ストレス症候群の治療に有用である。 本明細書で用いる「治療」または「治療する」なる語は、広範に用い、存在す る状態の治療ならびに当業者によく知られうるものから引き起こされる同一の状 態を予防することを包含する。例えば、該二環式複素環アミン(XXX)は、存 在する喘息状態の治療およびそれから将来引き起こされるものの予防に用いるこ とができる。例えば、該二環式複素環アミン(XXX)は、脊髄傷合を治療し、 移植用皮膚片の拒絶を予防する。 該二環式複素環アミン(XXX)は、当業者に公知の前記した状態の治療に、 他の医薬剤と用いることができる。 東予の精確な用量および頻度は、用いるある種の複素環、治療する特定の条件 、治療する条件の重症度、年令、体重、患者の一般的な身体状態、当業者によく 知られている患者に投与しうる他の個々の薬物に応じて、患者の血中の該二環式 複 素環アミン(XXX)の血中レベルもしくは濃度および/あるいは治療する特定 の条件に対する患者の反応を測定することによりさらに正確に決定できる。 定義および約束 以下の定義および説明は、明細書および請求の範囲の双方を含むこの書面全体 を通して用いる語句に関するものである。 I.式についての約束および変数の定義 明細書および特許請求の範囲中の種々の化合物または分子断片を示す化学式は 、明示的に定義した構造的な特徴に加えて変数置換基を含有しうる。これらの変 数置換基は、文字または文字の後の下付き数字、例えば、「Z1」または「Ri」 (ここで「i」は整数)により明らかにできる。これら変数置換基は、一価また は二価のいずれか、すなわち、これらは式に1または2の化学結合で結合してい る基を表している。例えば、Z1基が、式CH3-(=Z1)Hに結合している場合 、二価の変数を表すこととなる。Ri基およびRj基が、式CH3-CH2-C(Ri )(Rj)H2に結合する場合、一価の変数置換基を表すこととなる。前記のごと く、化学式が直線様式で図示されている場合、括弧内に含まれる変数置換基は括 弧に囲まれた変数置換基のすぐ左側の原子に結合している。2またはそれを超え る連続した変数置換基が括弧に囲まれている場合、各々の連続した変数置換基は 括弧で囲まれていない左側の直前の原子に結合している。かくして、前記の式に おいては、RiおよびRjの双方がその前の炭素原子に結合している。また、ステ ロイドのごとく、確立された炭素原子の番号付けシステムを用いるいずれの分子 に関しても、これらの炭素原子はCiと表される(ここで「i」は炭素原子番号 に対応する整数)。例えば、C6はステロイド化学の当業者により伝統的に表さ れているステロイド核の6-位または炭素原子番号を示す。同様にして、「R6」 なる語は、C6位の(一価または二価のいずれかの)変数置換基を示す。 直線様式で図示された化学式またはその一部は、直鎖中の原子を表している。 「-」なる記号は、一般的に鎖中の2原子間の結合を表している。かくして、C H3-O-CH2-CH(Ri)-CH3は、2-置換-1-メトキシプロパン化合物を表 している。同様にして、「=」なる記号は二重結合を表し(例えば、 CH2=C(Ri)-O-CH3)、「≡」なる記号は三重結合を表している(例えば HC≡CH(Ri)-CH2-CH3)。カルボニル基は2つの方法:-CO-または- C(=O)-、のいずれかで表されるが、便宜性のため前者が好ましい。 環式(環)化合物または分子断片の化学式は、直線様式で表すことができる。 かくして、化合物4-クロロ-2-メチルピリジンは、(アスタリスク(*)で印 を付けた原子が互いに結合して環を形成するという約束で)、 N*=C(CH3)-CH=CCl-CH=C*Hにより直線様式で表すことができる 。同様にして、環状分子断片、4-(エチル)-1-ピペラジルは、 -N*-(CH22-N(C25)-CH2-C*H2によって表すことができる。 環式(環)化合物または分子断片の化学式は、直線様式で表すことができる。 かくして、化合物4-クロロ-2-メチルピリジンは、(アスタリスク(*)で印 を付けた原子が互いに結合して環を形成するという約束で) N*=C(CH3)-CH=CCl-CH=C*Hにより直線様式で表すことができる 。同様にして、環状分子断片、4-(エチル)-1-ピペラジニルは、 -N*-(CH22-N(C25)-CH2-C*H2によって表すことができる。 本明細書中のいずれの化合物に関する剛直な環式(環)構造も、剛直な環式化 合物の各々の炭素原子に結合する置換基についての該環平面に対する向きを決定 する。環系の一部分である炭素原子に結合している2個の置換基を有する飽和化 合物に関しては、-C(X1)(X2)-の2個の置換基が環に対してアクシャルま たはエカトリアル位置のいずれかとなり得、アクシャル/エカトリアルの間で変 化できる。しかしながら、該2個の置換基の該環に対する位置および互いの位置 は固定されたままである。しばしば、いずれかの置換基は環平面の上方または下 方にある(アクシャル)というよりむしろ該環面にあるが、1個の置換基は常に 他方の上方にある。かかる化合物を図示する化学構造式においては、一方の置換 基(X2)の「下方」にある置換基(X1)は、α(アルファ)立体配置にあると し、炭素原子に結合する破線、ダッシュ線または点線、すなわち、記号「---」 または「...」によって明らかにされる。もう1つの置換基(X1)の「上方」に 結合している対応する置換基(X2)は、β立体配置にあるとし、該炭素原子に 結合する直線により示され る。 変数置換基が二価の場合、該原子価は変数の定義において、一緒になるか、別 々となるか、あるいは、その両方となり得る。例えば、-C(=Ri)-として炭素 原子に結合する変数Riは二価となり、オキソまたはケト(かくしてカルボニル 基(-CO-)を形成する)、あるいは、2個の別々に結合する一価変数置換基α -Ri-jおよびβ-Ri-kと定義される。二価変数Rjが2個の一価変数置換基より なると定義される場合、約束を用いて該二価変数は「α-Ri-j:Rj-k」の形態 またはそのいくつかの変形と定義される。かかるケースにおいて、α-Ri-jおよ びβ-Ri-kの双方は、該炭素原子に結合して-C(α-Ri-j)(β-Ri-k)-とな る。例えば、二価変数R6、-C(=R6)-が2個の一価変数置換基からなると定 義される場合、該2個の一価変数置換基は、α-R6-1:β-R6-2、....α-R6-9 :β-R6-10等で、-C(α-R6-1)(β-R6-2)-、....-C(α-R6-9)(β- R6-10)-等となる。同様にして、二価変数R11、-C(=R11)-に関しては、2 個の一価変数置換基はα-R11-1:β-R11-2である。(例えば、環中に炭素−炭 素二重結合があるため)別々のα方向およびβ方向がない環置換基と、環の一部 でない炭素原子に結合する置換基とに関しても前記の約束を用いるが、αおよび βの記号は省略する。 二価変数が2個の別々の一価変数置換基と定義できるように、2個の別々の一 価変数置換基は、一緒になって二価変数を形成すると定義できる。例えば、式- C1(Ri)H-C2(Rj)H-(C1およびC2は、各々1番目および2番目の炭素 原子と任意に定義する)中で、RiおよびRjは一緒になって、(1)C1および C2の間の第2の結合、または(2)オキサ(-O-)のごとき二価の基、を形成 し、それにより該式がエポキシドと表すと定義できる。RiおよびRjが一緒にな って、-X-Y-基のごときより複雑な原子団を形成する場合、該原子団の向きは 、前記の式のC1がXに結合し、C2がYに結合するものである。かくして、約束 により表示「...RiおよびRjが一緒になって-CH2-CH2-O-CO-を形成する ...」は、カルボニルがC2に結合したラクトンを意味する。しかし、「...Rjお よびRiが一緒になって-CO-O-CH2-CH2-を形成する」なる約束は、カルボ ニルがC1に結合したラクトンを意味する。 変数置換基の炭素原子含量は、2つの方法のうちの1つで表される。第1の方 法は、「C1-C4」(ここで、「1」および「4」の双方は該変数中の炭素原子 の最低数および最高数を表す)のごとき変数の名称全体に対する接頭辞を用いる 。該接頭辞はスペースにより該変数から分離されている。例えば、「C1-C4ア ルキル」は、1ないし4個の炭素原子のアルキルを表す(反対の式を表すことな しにその異性体形を包含する)。この単一の接頭辞が付される場合には、該接頭 辞は定義した変数の全炭素原子含量を表す。かくして、C2-C4アルコキシカル ボニルは、基CH3-(CH2n-O-CO-(ここで、nは0)1または2)と表 す。第2の方法によれば、定義の各々の部分のみの炭素原子含量は、括弧で「Ci -Cj」表示を取り囲むことによって分離して示し、それを定義した定義部分の (間に入るスペースなしに)直前に置く。この任意の約束によると、(C1-C3 )アルコキシカルボニルは、「C1-C3」がアルコキシ基の炭素含量のみを示す ため、C2-C4アルコキシカルボニルと同じ意味を有する。同様にして、C2-C6 アルコキシアルキルおよび(C1-C3)アルコキシ(C1-C3)アルキルの双方は 、2ないし6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル基を示すが、前者の定 義がアルコキシまたはアルキル部分のどちらか一方が4または5個の炭素原子を 含有できるのに対し、後者の定義はこれらの基のどちらかが3個までの炭素原子 を含有できることに限定しているため、2つの定義は異なる。 請求の範囲がかなり複雑な(環式)置換基を包含する場合、ある種の置換基の 名称/呼称する節の最後に、ある種の置換基の化学構造式が示されているチャー ト中の1の同一の名称/呼称に対応する注釈があるであろう。 II定義 全ての温度とは摂氏単位である。 TLCとは薄層クロマトグラフィーをいう。 THFとはテトラヒドロフランをいう。 DMFとはジメチルホルムアミドをいう。 セーラインとは、飽和塩化ナトリウム水溶液混合物をいう。 IRとは、赤外分光をいう。 CMRとはC-13磁気共鳴分析をいい、化学シフトはテトラメチルシランか ら低磁場へのppm(δ)で報告する。 NMRとは(プロトン)核磁気共鳴分析をいい、化学シフトはテトラメチルシ ランから低磁場へのppm(δ)で報告する。 TMSとはテトラメチルシランをいう。 -φとはフェニル(C65)をいう。 MSとはm/zまたは質量/電荷単位で表される質量分析をいう。[M+H]+ とは、親イオン+水素原子の陽イオンをいう。EIとは、電子衝撃をいう。CI とは、化学イオン化をいう。FABとは、高速原子衝撃をいう。 HRMSとは高リミクスチヤー質量分析(high remixture mass spectrometry )をいう。 エーテルとは、シエチルエーテルをいう。 「医薬上許容される」とは、組成、処方、安定性、患者の許容性および生物学 的利用能に関して、薬理学的/毒素学的見地から患者に対して許容でき、物理学/ 化学的見地から医薬産業化学者に対して許容できる特性および/または物質をい う。 医薬上許容される塩は、以下の酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、 クエン酸、メタンスルホン酸、CH3-(CH2)n1-COOH(ここで、n1は0 ないし4)、HOOC-(CH2)n1-COOH(ここで、nは前記定義に同じ) 、HOOC-CH=CH-COOH)φ−COOHの塩を包含する。 組合せた溶媒を用いる場合、用いる溶媒の比は容量/容量(v/v)である。 溶媒中の固体の溶解度を用いる場合、溶媒に対する固体の比は、重量/容量(w t/v)である。 BOCとは、-CO-O-(t-ブチル)をいう。 実施例 当業者ならば、さらなる詳細な説明なくして、前記の記載を用いて本発明を十 分な範囲で実施できると考えられる。以下の詳記した実施例は、本発明の種々の 化合物をどのように調製するか、および/または本発明の種々の工程をどのよう に実施するかを記載しており、単なる例示として解釈されるもので、いかなる場 合においても前記の開示を限定するものではない。当業者ならば反応物および反 応条件の両工程ならびに技術からの適当な変形および技術を容易に理解できよう 。 実施例1 2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピリミジン(III) 2,4,6-トリクロロピリミジン(I、30g)をTHF(250ml)中 のメチルアミン塩酸塩(II、10g)の懸濁液に添加する。その混合物を-6゜ に冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(55ml)を徐々に添加する。その混 合物を20-25゜にて3日間撹拌し、次いで減圧下に濃縮する。その残渣を酢 酸エチル/塩化メチレン(1/1)と一緒にシリカゲル(75g)に吸着させ、酢 酸エチル/ヘキサン(1/1)中に充填したシリカゲル(1kg)カラムに付す。 溶出は、酢酸エチル/ヘキサン(1/1)で行い、500mlの画分を収集する。 適当な画分(8-14)を保存し、濃縮して標題の化合物を得る。NMR(CD Cl3)6.29、6.2および2.9δ 実施例2 2,6-ジクロロ-4-n-プロピルアミノピリミジン(III) THF(160ml)中の2,4,6-トリクロロピリミジン(I、11g) 混合物を-70゜に冷却する。ジイソプロピルエチルアミン(11ml)を添加 し、続いてTHF(15ml)中のn-プロピルアミン(II、4.9ml)の混 合物を添加する。この混合物を20-25°にて3日間放置し、次いで、濃縮す る。その残渣を酢酸エチルおよび重炭酸カリウム水溶液の間に分配させる。その 有機抽出物を水およびセーラインで洗浄し、次いで、乾燥し、濃縮して固形物を 得る。その固形物を酢酸エチル/-ヘキサン(10/90)中に充填したシリカゲ ル(650g)上のクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル/ヘキサン(10・・ →30/90・・→70)で溶出する。適当な画分(14-18)を保存し、濃縮し て標題の化合物を得る。NMR(CDCl3)6.29、5.87、3.21、 1.65および0.99δ 実施例3 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V) ピロリジン(IV、25ml)を、2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピリミジ ン(III、実施例1、1.81g)に(発熱的に)添加する。その混合物を撹拌 し、23時間加熱還流する。次いで、放置して冷却し減圧下に濃縮する。その残 渣を酢酸エチルおよび重炭酸カリウム水溶液間に分配させ、層が分離したら有機 層を濃縮 して固形物を得る。その固形物をヘキサンから結晶化させて標題の化合物を得る 。 融点100.5-103°;NMR(CDCl3)4.74、3.51、3.43 、2.81および1.9δ;CMR(CDCl3)164.50、161.92 、160.18、70.78、46.06、45.85、28.47、25.4 4、25.19δ別法として、100°圧力管中でピリジン中の4-クロロ-2, 6-ジ-1-ピロリジニルピリミジンとメチルアミン(II)とを反応させて標題の 化合物を得ることもできる。MS(M+)247 実施例4 4-n-プロピルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V) ピロリジン(IV、30ml)を2,6-ジクロロ-4-n-プロピル-ピリミジン (III、実施例2、3.09g)に(発熱的に)添加する。この混合物を撹拌し 、約18時間加熱還流し、次いで、放置して冷却し減圧下に濃縮する。この残渣 を実施例3のごとく酢酸エチルおよび重炭酸ナトリウム水溶液の間に分配されて 固形物を得る。該固形物を酢酸エチル/ヘキサンから結晶化して標題の化合物を 得る。 NMR(CDCl3)4.70、4.34、3.50、3.42、3.12、 1.9、1.61および0.97δ;CMR(CDCl3)163.69、16 1.91、160.29、79.11、46.07、46.85、43.61、 25.45、25.20、22.68、11.56δ 実施例5 2,6-ビス-(2-ヒドロキシエチル)メチルアミノ-4-メチルアミ ノピリミジン(V) 2,6-ジクロロ-4-メチルアミノ-ピリミジン(III、実施例1、1.78g )および2-(メチルアミノ)エタノール(IV、25ml)の混合物を約18時 間加熱還流し、次いで、放置して放却し、酢酸エチル(100ml)で希釈する 。その該混合物を重炭酸カリウム水溶液(0.5N)、水(4×25ml)およ びセーライン(50ml)で洗浄する。その水層を再度酢酸エチルで洗浄する。 その有機抽出物を合わせて、乾燥し、濃縮して標題の化合物を得る。NMR(C DCl3)4.82、3.8、3.68、3.11、3.00および2.84δ ;CMR(CDCl3)164.0)161.76、71.16、63.08、 62.47、52.64、36.91、36.49および28.35δ 実施例6 6-フェニル-2,4-ジ-(1-ピロリジニル)-7-メチル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン(VII) α-ブロモアセトフェノン(VI、1.83g)粉末を、冷却したジイソプロピ ルエチルアミン(2ml)を含有するアセトニトリル(75ml)中の4-メチ ルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン(V、実施例3、2.23 g)に撹拌しつつ添加する。この混合物を20-25゜にて1時間撹拌すると沈 澱物が分離し、その混合物を2日間放置し、次いで、減圧下に濃縮する。この残 渣を実施例3記載の塩化メチレンおよび重炭酸カリウムの間に分配させる。層が 分離したら、有機層を洗浄し、乾燥し、濃縮して固形物を得る。その固形物を塩 化メチレンからシリカゲル(22.5g)に吸着させ、アセトン/塩化メチレン (5/95)中に充填したシリカゲル(200g)カラムに付す。該カラムをア セトン/塩化メチレン(5/95)で溶出して、適当な画分を保存し、濃縮して固 形物を得る。この固形物をアセトン/塩化メチレンから結晶化させて標題の化合 物を得る。 融点160.5-161°;NMR(CDCl3)7.5-7.25、6.43、 3.79、3.68、3.63および1.95δ;CMR(CDCl3)157 .94、155.41、133.28、133.04、128.33、128. 07、126.62、100.84、96.40、47.36、46.47、2 9.69および25.55δ;MS(m/z)M+=347 実施例7 6-[2-メチル)プロピル]-7-メチル-2,4-ジ-(1-ピロリジニ ル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン(V)実施例3 、0.495g)および1-ブロモピナコロン(VI、0.4g)で出発する以外 の重要でない変形は実施例6の常法に従い標題の化合物を得る。融点207−2 08゜;NMR(CDCl3)6.10、3.79、3.76、3.59、1. 95および1.39δ;CMR(CDCl3)157.66、155.22、1 40.45、96.13、94.64、47.27、46.41、30.30、 29.94および25.52δ 実施例8 6-フェニル-7-n-プロピル-2,4-ジ-(1-ピロリジニル)-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-n-プロピルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノ-ピリミジン(V、実施例4 、3.85g)および粉末化α-ブロモアセトフェノン(VI、2.84g)で出 発する以外の重要でない変形は実施例6の常法に従い標題の化合物を得る。融点 83°;NMR(CDCl3)7.5-7.25、6.38、4.14、3.79 、3.61、1.95、1.62および0.72δ;CMR(CDCl3)15 7.80、155.44、155.31、133.82、132.83、128 .29、128.26、126.66、102.52、101.29、47.3 3、46.44、43.82、25.54、22.87および11.14δ 実施例9 7-メチル-2,4-ジ-[N-メチル-N-(2-ヒドロキシ)エチル]- 6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) α-ブロモアセトフェノン(VI、1.18g)および2,6-ビス-(2-ヒドロ キシエチル)メチルアミノ−4−メチルアミノピリミジン(V、実施例5、1. 5g)を用いる以外の重要でない変形は実施例6-8の常法に従い標題の化合物 を得る。NMR(CDCl3)7.5-7.3、6.44、3.90、3.78、 3.62、3.44および3.23δ 標題の化合物メタンスルホン酸塩を吸湿性の固形物として得る。 実施例10 2-[(2,6-ジクロロピリミジン-4-イル)アミノ]エタノール (III)エタノールアミン(II、1.65ml)および2,4,6-トリクロロピ リミジン(I、5.00g)で出発する以外の重要でない変形は実施例1の常法 に従い標題の化合物を得る。NMR(CDCl3)6.33、3.86、3.5 9、1.59δ 実施例11 2-[(2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン-4-イル)アミ ノ]エタノール(V) ピロリジン(IV、10.0ml)および2-[(2,6-ジクロロピリミジン- 4-イル)アミノ]エタノール(III、実施例10、2.77g)で出発する以外 の重要でない変形は実施例3の常法に従い標題の化合物を得る。融点138-1 400°;IR(ミネラル油)1600、1571、1508、1476、14 49、1432、1417、1343cm-1;NMR(CDCl3)5.9-6. 6、4.8-5.1、4.76、3.74、3.25-3.6、1.7-2.0δ ;MS(m/z)277、249、 233および205 実施例12 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール塩酸(VII-塩) 2-[(2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン-4-イル)アミノ]エタノ ール(V、実施例11、2.00)および2-ブロモアセトフェノン(VI、1. 46g)で出発する以外の重要でない変形は実施例6の常法に従い標題の化合物 の遊離塩基を得る。融点156-157゜;IR(ミネラル油)2953、29 24、2860、1572、1529、1478、1473、1453、144 9、753cm-1;NMR(CDCl3)7.84、7.25-7.5、6.4 0、4.1-4.2、3.95-4.05、3.79、3.59および1.9-2 .1δ;MS(m/z)377、346、333、305および188 メタノール中で塩酸塩を調製し、熱アセトンから結晶化させて標題の化合物を 得る。融点131-133° 実施例13 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホン酸(VII-塩) 塩化メタンスルホニル(0.25ml)を、0°にて2-[6-フェニル-2, 4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノ ール(VII、実施例12、0.83g)、トリエチルアミン(1.0ml)およ びTHF(20ml)の混合物に添加する。その混合物を0゜にて1時間撹拌し 、氷でクエンチして濃縮する。水性の仕上げ処理(酢酸エチル、セーライン洗浄 、硫酸マグネシウム)して標題の化合物を固形物として得る;NMR(CDCl3 )7.3-7.5、6.41、4.63、4.43、3.7-3.85、3.5- 3.75、2.65、1.9-2.1δ 実施例14 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル]-S-エチル-1-チオ酢酸(VII) チオール酢酸(0.60ml)を、0°にて2-[6-フェニル-2,4-ジ-1- ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンス ルホンネート(VII、実施例13、0.95g)、炭酸カリウム(0.58g) およびアセトニトリル(10ml)の混合物に添加する。この混合物を放置して 20-25゜に温め、2 時間加熱還流する。20-25°に冷却した後に、塩基性の仕上げ処理(酢酸エ チル、1N重炭酸カリウム、セリン洗浄、硫酸マグネシウム)し、フラッシュク ロマトグラフィーに付して酢酸エチル/ヘキサン(4/96)で溶出することによ り精製し、所望の画分を保存して濃縮し、標題の化合物を得る。IR(鉱油)2 968、2951、2925、2869、2860、1689、1566、15 16、1470、1452および756cm-1;NMR(CDCl3)7.25- 7.5、6.39、4.34、3.75-3.85、3.55-3.65、3.2 4、2.16および1.9-2.1δ;MS(m/z)435、393、333お よび43 実施例14A 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン-7-イル]エタンチオール(VII) 水酸化ナトリウム(300mg)を、2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリ ジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]-S-エチル-チオ酢酸( VII、実施例14、240mg)、エタノール(11.5ml)および水(2. 9ml、アルゴンにて脱酸素化済み)の混合物に添加する。この混合物を80分 間加熱還流し、20-25゜に放置して冷却する。濃縮して水性の仕上げ処理( 塩化メチレン、硫酸ナトリウム)し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、酢 酸エチル/ヘキサン(5/95)で溶出することにより精製し、所望の画分を保存 し、濃縮して標題の化合物を得る。IR(鉱油)2963、2948、2929 、2866、1563、1518、1484、1469、1455、1415、 1355、754cm-1; NMR(CDCl3)7.2-7.5、6.39、4.2-4.5、3.4-3.9 、2.83、1.8-2.1δ;MS(m/z)393、360、346、333 、305 実施例15 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル]エチル酢酸(VII) 標準的な方法で調製し、標題の化合物を固形物として得た。融点145-14 8°;IR(ミネラル油)2953、2924、2866、2855、1742 、1569、1519、1471、1456、1448、1233cm-11 H NMR(CDCl3)7.25-7.5、6.41、4.43、4.30、 3.7-3.85、3.55-3.65、1.85-2.1、1.82δ;MSm/ z419、391、376、 333、209 実施例16 4-tert-ブチルアミノ-2,6-ジクロロピリミジン(III) tert-ブチルアミン(II、6.23ml)を、-20°にて2,4,6-トリク ロロピリミジン(I、10.0g)に徐々に添加する(温度が-14°に上昇) 。ジイソプロピルエチルアミン(9.50ml)を添加し、その混合物を20- 25°にて72時間撹拌する。塩基性の仕上げ処理(酢酸エチル、1N重炭酸カ リウム、硫酸マグネシウム)し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、ヘキサ ン/酢酸エチル(9/1)で溶出することにより精製し、所望の画分を保存し濃縮 して標題の化合物を得る。融点192-193°;NMR(CDCl3)6.29 、1.44δ 実施例17 4-tert-ブチルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン (V) ピロリジン(VI、10.0ml)を-10°にて4-tert-ブチルアミノ-2,6 -ジクロロピリミジン(III、実施例16、3.55g)に添加し、この混合物を 30時間加熱還流する。20-25°に冷却後、塩基性の仕上げ処理(酢酸エチ ル、1N重炭酸カリウム、セーライン洗浄、硫酸マグネシウム)し、標題の化合 物を液体として得る。NMR(CDCl3)4.78、4.26、3.3-3.6 、1.85-2.0および1.41δ 実施例18 7-tert-ブチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2-ブロモアセトフェノン(VI、1.4g)を、0゜にてアセトニトリル(6 0ml)中のジイソプロピルエチルアミン(1.5ml)および4-tert-ブチル アミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン(V、実施例17、2.0g )に添加する。咳混合物を20-25°に温め、次いで、115時間加熱還流す る。20-25°に冷却後、塩基性の仕上げ処理(塩化メチレン、1N重炭酸カ リウム、硫酸マグネシウム)し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、酢酸エ チル/ヘキサン(5/95)で溶出することにより精製し、所望の画分を保存し、 標題の化合物を与る。融点87-89゜;IR(鉱油)2960、2925、2 856、1577、1561、1510、1467、1453、1388、13 60cm-1;NMR(CDCl3)7.25-7.45、6.15、3.7-3. 8、3.55-3.65、1.85- 2.05、1.62δ;MS(m/z)389、333、305 実施例19 6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン(VII) トリフルオロ酢酸(18.0ml)を、0゜にて7-tert-ブチル-6-フェニル -2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施 例18、1.2g)および塩化メチレン(4.0ml)の混合物に徐々に添加す る。該混合物を20-25゜に温め、得られた混合物を20-25゜にて4時間撹 拌する。濃縮して塩基性の仕上げ処理(クロロホルム、1N水酸化ナトリウム、 硫酸ナトリウム)して標題の化合物を得る。IR(鉱油)2954、2924、 2855、1611、1595、1566、1548、1519、1483、1 470、1456cm-1;NMR(CDCl3)10.45、7.49、7.3 2、7.17、6.68、3.83、3.57、2.02、1.8-2.0δ; MS(m/z)333、305、291、278、264、166 実施例20 7-tert-ブチル-6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロ リジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2-ブロモ-4’-メトキシアセトフェノン(VI、2.37g)および4-tert- ブチルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン(V、実施例17、3 .00g)で出発する以外の重要でない変形は実施例1の常法に従い標題の化合 物を得る。融点204-206゜;IR(鉱油)2953、2926、2858 、1586、1579、1561、1553、1510、1467、1452、 1444cm-1;NMR(CDCl3)7.29、6.85、6.13、3.8 4、3.65-3.80、3.5-3.65、1.85-2.0、1.61δ;M Sm/z419、363、348、335 実施例21 6-(4-ヒドロキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)および 実施例22 6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 臭化水素(5.0ml、48%水溶液)を用いて7-tert-ブチル-6-(4-メ トキシ フェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン (VII、実施例20、0.21g)を溶解し、該混合物を1200にて30分間 加熱する。20-25゜に冷却した後に、濃縮して、水性の仕上げ処理(酢酸エ チル、水酸化アンモニウム、水、セーライン洗浄、硫酸マグネシウム)し、フラ ッシュクロマトグラフィーに付し、ヘキサン/酢酸エチル(3/1)で溶出するこ とにより精製する。適当な画分を保存し、濃縮して標題の化合物、6-(4-メト キシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミ ジンを得る。融点203-205°;IR(鉱油)2955、2925、286 4、2857、1617、1564、1518、1500、1485、1472 、1457cm-1;NMR(CDCl3)9.25、7.41、6.90、6. 56、3.82、3.7-3.9、3.5-3.65、1.85-2.1δ;MS m/z363、335、320、308、181 さらに溶出して6-(4-ヒドロキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンを固形物として得る。IR(鉱油)295 4、2924、2856、1602、1581、1567、1554、1525 、1499、1455cm-1;NMR(d6-DMSO)11.32、9.40、 7.57、6.73、6.64、3.6-3.8、3.45-3.55、1.8− 2.0δ;MS(m/z)349、321、294、174 実施例23 4-メチル-2,6-ジ-(1-チオモルホリニル)ピリミジン(V) チオモルホリン(VI、4.30g)を、20-25゜にて2,6-ジクロロ-4- メチルアミノピリミジン(III、実施例1、1.5g)、ジイソプロピルエチル アミン(7.3ml)およびアセトニトリル(16.8ml)の混合物に添加す る。その混合物を24時間加熱還流する。20-25゜に冷却した後に、濃縮し て、塩基性の仕上げ処理(酢酸エチル、1N重炭酸カリウム、硫酸マグネシウム )し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル/ヘキサン(20/80 )で溶出することにより精製する。適当な画分を保存し濃縮する。NMR(CD Cl3)5.69、4.69、4.08、2.89、2.6-2.7δ チオモルホリン(1.18g)を、一置換生成物(1.87g)およびピリジ ン (3.8ml)の混合物に添加し、その混合物を容器中で150°にて41時間 加熱する。濃縮して、塩基性の仕上げ処理(酢酸エチル、1N重炭酸カリウム、 硫酸マグネシウム)し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル/ヘ キサン(20/80)で溶出することにより精製する。適当な画分を保存し、濃 縮して標題の化合物を得る。NMR(CDCl3)4.90)4.3-4.5、3 .95-4.1、3.8-3.95、2.85、2.5-2.7δ 実施例24 7-メチル-6-フェニル- 2,4-ジ-1-チオモルホリニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2-ブロモアセトフェノン(VI、0.902g)で出発する以外の重要でない 変形は実施例6の常法に従って、4-メチル-2,6-ジ-(1-チオモルホリニル )ピリミジン(V)実施例23、1.38g)の混合物に添加し標題の化合物を 得る。融点133−135°;IR(鉱油)2929、2867、2855、1 585、1555、1507、1464、1449、1377、1367、94 9cm-1,NMR(CDCl3)7.25-7.5、6.29、4.1-4.25 、3.66、2.6-2.8δ;MS(m/z)411、378、364、350 、338 実施例25 6-フェニル-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ-1 -ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマレエート(VII-塩) ピペラジン(4.85g)およびアセトニトリル(25ml)のスラリーを、 20-25°にて2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホネート(VII、実施例13 、0.558g)、炭酸カリウム(0.641g)、ヨウ化ナトリウム(0.0 05g)およびアセトニトリル(25ml)の懸濁液に添加する。該混合物を1 6.5時間加熱還流する。20-25゜に冷却した後に、塩基性の仕上げ処理( 塩化メチレン、1N重炭酸カリウム、硫酸ナトリウム)してフラッシュクロマト グラフィーに付し、メタノール/塩化メチレン(10/90)で溶出することによ り精製する。適当な画分を保存し、濃縮して標題の化合物に対応する遊離塩基を 得る。NMR(CDCl3)7.2-7.55、6.38、4.29、3.65- 3.9、3.5-3.65、2.7-2.9、2.58、2.45、1.8-2. 1δ マレエートはメタノールおよび塩化メチレン中で調製する。濃縮してトリチュ レート(アセトン)し、標題の化合物を得る。融点181-183゜;IR(鉱 油)2954、2925、2855、1574、1517、1484、1474 、1451、1424、1376、1361、750cm-1;MS(m/z)4 45、333、305 実施例26 7-[2-(1-モルホリニル)エチル]-6-フェニル-2,4-ジ-1 -ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマレエート(VII-塩) アセトニトリル(23ml)中のモルホリン(4.85g)の混合物を、20 -25°にて2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホネート(VII、実施例13、0 .530g)、ヨウ化ナトリウム(10.0mg)、炭酸カリウム(0.641 g)およびアセトニトリル(23ml)の混合物に添加する。該混合物を21. 5時間加熱還流する。20-25゜に冷却後、塩基性の仕上げ物(1N炭酸カリ ウム、塩化メチレン、硫酸ナトリウム)をフラッシュクロマトグラフィーに付し 、アセトン/塩化メチレン(5/95)で溶出することにより精製する。適当な画 分を保存し、濃縮して標題の化合物に対応する遊離塩基を得る。NMR(CDC l3)7.25-7.55、6.38、4.29、3.7-3.9、3.5-3.7 、2.59、2.3-2.45、1.85-2.1δ 該マレイン酸塩は、メタノールおよび塩化メチレン中で調製する。濃縮および トリユレート(酢酸エチル)して標題の化合物を固形物として得る。 融点169.5-171°;IR(鉱油)2953、2925、2856、16 16、1586、1570、1542、1524、1488、1481、145 5、1378、1353cm-1;MS(m/z)446、333 実施例27 7-[2-(1-(4-メチル)ピペラジニル)エチル]-6-フェニル -2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマレイン酸 (VII-塩) アセトニトリル(25ml)中の1-メチルピペラジン(5.64g)の混合 物を、20-25°にて2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホネート(VII、実施 例13、0.556g)、ヨウ化ナトリウム(10.0mg)、炭酸カリウム( 0.641g)お よびアセトニトリル(25ml)の混合物に添加する。その混合物を7時間加熱 還流する。20-25°に冷却した後に、塩基性の仕上げ処理(1N炭酸カリウ ム、塩化メチレン、硫酸ナトリウム)してフラッシュクロマトグラフィーに付し 、メタノール/塩化メチレン(5/95)で溶出することにより精製する。適当な 画分を保存し、濃縮して標題の化合物に対応する遊離塩基を得る。NMR(CD Cl3)7.25-7.5、6.37、4.28、3.7-3.9、3.60、2 .62、2.2-2.7、2.26、1.85-2.1δ マレエートは、メタノール(20ml)中で調製する。融点159-162゜ ;IR(鉱油)2954、2925、2868、2856、1571、1564 、1518、1483、1467、1456、1419、1377、1356c m-1;MS(m/z)459、389、333 実施例28 2-[6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール塩酸(VII-塩) 2-ブロモ-4’-メトキシアセトフェノン(VI、0.825g)および2-[( 2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン-4-イル)アミノ]エタノール(V )実施例11、1.0g)で出発する以外の重要でない変形は実施例61の常法 に従って標題の化合物に対応する遊離塩基を得る。融点211.5-213°: IR(鉱油)2954、2924、2854、1571、1528、1496、 1484、1474、1457、1446、1250、776cm-1;NMR( CDCl3)7.87、7.25-7.35、6.95、6.33、4.05-4 .2、3.95-4.05、3.85、3.7-3.9、3.5-3.65、1. 8-2.1δ;MS(m/z)407、379、376、363 塩酸塩は、塩化メチレンおよびメタノール中で調製する。融点175−177 °;MS(m/z)407、376、363、348、203 実施例29 2-[6-(4-ヒドロキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール塩酸(VII-塩) 2-[6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール(VII、実施例28、0.204 g)を120°にて臭化水素水溶液中で0.5時間加熱する。20-25°に冷 却後、濃縮し、 塩基性の仕上げ処理(酢酸エチル、水酸化アンモニウム、硫酸マグネシウム)し てフラッシュクオマトグラフィーに付して、メタノール/塩化メチレン(2/98 )で溶出することにより精製し、適当な画分を保存し、濃縮して標題の化合物に 対応する遊離塩基を得る。NMR(CDCl3)7.21、6.88、6.32 、4.05-4.15、3.95-4.05、3.78、3.5-3.65、1. 8-2.1δ;MS(m/z)393、365、362、349、321、196 塩酸塩は、塩化メチレンおよびメタノール中で調製する。融点258-259 ゜;IR(鉱油)3057、3034、3014、1619、1613、154 5、1450、1271cm-1;MS(m/z)393、362、349、33 8、321、196 実施例30 2-[6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジン-7-イル]エタノール(VII) クロロアセトン(VI、2.44g)を、20-25°にて2-[(2,6-ジ-( 1-ピロリジニル)ピリミジン-4-イル)アミノ]エタノール(V、実施例11 、5.50g)、ジイソプロピルエチルアミン(6.00ml)、臭化リチウム (2.31g)およびアセトニトリル(200ml)の混合物に添加する。その 混合物を19.5時間加熱還流する。20-25°に冷却した後に、塩基性の仕 上げ処理(塩化メチレン、1N重炭酸カリウム、硫酸ナトリウム)してフラッシ ュクロマトグラフィーに付し、メタノール/塩化メチレン(1/99→2/98) で溶出することにより精製する。適当な画分を保存し、濃縮して標題の化合物を 得る。NMR(CDCl3)7.65、6.09、4.10、3.93、3.7 4、3.55、2.26、1.8-2.1δ 実施例31 2-[6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホネート(VII-塩) 塩化メタンスルホニル(0.67ml)を、20-25°にて2-[6-メチル- 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エ タノール(VII、実施例30)2.70g)、トリエチルアミン(1.2ml) および塩化メチレン(32ml)の混合物に添加し、その混合物を2時間撹拌す る。塩基性の仕上げ処理(1N重炭酸カリウム、塩化メチレン、硫酸ナトリウム )して標題の化合物 を得る。融点141-143゜;NMR(CDCl3)6.07、4.60、4. 29、3.72、3.55、2.60、2.31、1.8-2.05δ 実施例32 6-メチル-7-[2-(1-モルホリニル)エチル]-2,4-ジ-1- ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマレエート(VII-塩) アセトニトリル(25ml)中のモルホリン(10.4g)の混合物を、20 -25°にて2-[6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホネート(VII、実施例31、0. 875g)、ヨウ化ナトリウム(10.0mg)、炭酸カリウム(1.18g) およびアセトニトリル(25ml)の混合物に添加する。その混合物を7時間加 熱還流する。20-25°に冷却した後に、塩基性の仕上げ処理(1N炭酸カリ ウム、塩化メチレン、硫酸ナトリウム)してフラッシュクロマトグラフィーに付 し、メタノール/塩化メチレン(5/95)で溶出することにより精製し、所望の 画分を保存して、標題の化合物に対応する遊離塩基を得る。NMR(CDCl3 )6.06、4.14、3.6-3.8、3.56、2.65、2.5-2.7、 2.31、1.85-2.05δ マレエートは、メタノールおよび塩化メチレン中で調製する。融点162-1 65゜;IR(鉱油)1621、1577、1560、1524、1469、1 356、872cm-1;MS(m/z)384、271 実施例33 6-メチル-7-[2-(1-(4-メチル)ピペラジニル)エチル]- 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマレエート( VII-塩) U−94996E 25460-KLB-96,104,107 アセトニトリル(25ml)中の1-メチルピペラジン(11.9g)の混合 物を、20-25°にて2-[6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エチルメタンスルホネート(VII、実施例 31、0.875g)、ヨウ化ナトリウム(10.0mg)、炭酸カリウム(1 .18g)およびアセトニトリル(25ml)の混合物に添加する。その混合物 を7時間加熱還流する。20-25°に冷却した後に、塩基性の仕上げ処理(1 N炭酸カリウム、塩化メチレン、硫酸ナトリウム)してフラッシュクロマトグラ フィーに付し、メタノール/塩化メチレン(5/95)で溶出することにより精製 し、保存して所望の画分か ら標題の化合物に対応する遊離塩基を得る。NMR(CDCl3)6.05、4 .14、3.65-3.85、3.56、2.65、2.2-2.8、2.30、 1.8-2.1δ マレイン酸は、メタノールおよび塩化メチレン中で調製する。融点187-1 88°;IR(鉱油)1576、1559、1521、1358、866cm-1 ;MS(m/z)397、327、271 実施例34 6-メチル-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ-1- ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマレエート(VII-塩) アセトニトリル(25ml)中のピペラジン混合物を、20-25゜にて2-[ 6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン- 7-イル]エチルメタンスルホネート(VII、実施例31、0.875g)、ヨウ 化ナトリウム(10.0mg)、炭酸カリウム(1.18g)およびアセトニト リル(25ml)の混合物に添加する。その混合物を7時間加熱還流する。20 -25°に冷却した後、塩基性の仕上げ処理(1N 炭酸カリウム、塩化メチレ ン、硫酸ナトリウム)し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、メタノール/ 塩化メチレン(5/95)で溶出することにより精製し、所望の画分を保存し濃 縮して標題の化合物に対応する遊離塩基を得る。NMR(CDCl3)6.05 、4.15、3.73、3.56、2.91、2.64、2.4-2.75、2 .31、1.7-2.1δ マレエートは、メタノール中で調製する。融点168−171°;IR(鉱油 )1645、1571、1558、1520、1424、1356cm-1;MS (m/z)383、271 実施例35 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル]アセトフェノン 2-ブロモアセトフェノン(0.699g)を、-2°にてアセトニトリル(1 0ml)中のジイソプロピルエチルアミン(0.19ml)および2-[2,6- ジ-1-ピロリジニルピリミジン-4-イル]アミノアセトフェノン(200mg) の混合物に添加する。-2°にて40分間撹拌した後に、その混合物を20-25 ゜に放置して温め、18時間撹拌する。塩基性の仕上げ処理(塩化メチレン、1 N 重炭酸カリウム、硫酸マグネシウム)し、フラッシュクロマトグラフィーに 付し、2%→10%メ タノール:塩化メチレンで溶出することにより精製し、適当な画分を保存して標 題の化合物を得る。分析試料は、塩化メチレン-アセトン-ヘキサンからの結晶化 により調製し、該生成物を固形物として得る;IR(鉱油)2954、2924 、2871、2855、1701、1684、1613、1600、1590、 1582、1454、1444cm-11H NMR(CDCl3)8.28、8 .02、7.5-7.7、7.38、7.2-7.3、6.72、3.7-4.0 5、3.58、2.18、1.6-2.15δ;MSm/z451、346、33 2、105 実施例36 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジンメタンスルホネート(VII-塩) 50mlの2-プロパノール/水(95/5)中の6-フェニル-2,4-ジ-(1- ピロリジニル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例 6、500mg)の懸濁液を、2-プロパノール/水(95/5)中の0.308 Mメタンスルホネート混合物4.7mlで処理し、該反応混合物を20-25゜ にて1時間撹拌する。該反応混合物は約1時間以内に均一になった。該反応混合 物を濾過し、次いで、減圧下に濃縮する。該粗生成物を暗所下5゜にて酢酸エチ ル/ヘキサン(1:1、70ml)で30分間トリチュレートする。暗所下にて 該固形物を分離し、真空オーブン中(24時間、0.005mm、40゜)にて 乾燥させ標題の化合物を得る。融点177-178゜;エタノール/酢酸エチルか らの再結晶化物、融点180-181°;NMR(CDCl3、TMS)12,0 7、7.55-7.35、6.45、4.05-3.60、2.80および2.2 2-1.90δ;CMR(CDCl3、TMS)154.7、149.3、141 .5、135.3、130.8、129.1、128.7、128.3、102 .1、97.0、48.6、48.4、48.2、39.6、33.4、26. 2、25.3および24.0δ 実施例37 6-フェニル-7-フェニルメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H -ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-クロロ-2,6-ジ-1-ピロリジニルピリミジン[ブイ(V)、ジャーナル ・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem)、第33巻、1145 頁(1990年)、253mg]およびベンジルアミン(1ml)の撹拌混合物 を窒素下で 140゜にて48時間加熱する。次いで、該混合物を20-25°に冷却し、重 炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチル/ヘキサン(1/1)で抽出する。そ の抽出物をセーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させて該粗 生成物をシリカゲル(20g)上のクロマトグラフに付す。カラムを充填し、酢 酸エチル/ヘキサン(50/50、250d画分)で溶出する。画分22-44を 合わせて6-ベンジルアミノ中間体を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.3 4-7.24、4.72、4.44-4.42、3.54-3.38および1.9 1-1.86δ;MS(m/z)323.2121におけるM+が観察される、C1 9255としての計算値323.2110 前節から得たアセトニトリル(3ml)中の6-ベンジルアミノ中間体(15 0mg)混合物を0゜に冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(0.1ml)、 続いて臭化フェナシル(VI、93mg)で処理する。得られた混合物を0゜にて 1時間、25゜にて66時間撹拌し、次いでアセトニトリル(20ml)で希釈 し、4時間加熱還流する。これらの全ての工程を窒素雰囲気下に行う。該反応混 合物を20-25°に冷却し、減圧下にアセトニトリルを除去する。該残渣を酢 酸エチルおよび水/飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1/1)間に分配させる。該有 機層を分離して合わせ、硫酸ナトリウム上に乾燥し、蒸発させる。該粗固形生成 物を酢酸エチル(4ml)から再結晶化する。固形物を濾過によって単離し、酢 酸エチルで洗浄し(-200、3×2ml)、乾燥させ(2時間、0.05mm 、40°)標題の化合物を得る。融点173-175°;NMR(CDCl3、T MS)7.30-7.02、6.44、5.36、3、80、3.58および2 .05-1.89δ,MS(m/z)m/z 423.2440においてM+が観察 される、C27295としての計算値423.2423、(m/z)395、38 1、368、354、332、304、263、140、91において他のイオ ンが観察される、 実施例38 6,7-ジフェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン(VII) アニリン(1ml)中の4-クロロ-2,6-ジ-1-ピロリジニルピリミジン[ ブイ(V)、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem. )、 第33巻、1145頁(1990)]を窒素下で140°にて16時間加熱する 。該反応混合物を冷却し、塩化メチレン(100ml)で希釈し、シリカゲルカ ラム75gに付す。該カラムをホイルで包み、該生成物はどちらかというと光感 受性のようであるため、室内で照明なしに(例えば、屋外からのわずかな明かり のみで)溶出する。画分90mlを、溶出を速めるため家庭真空(house vaccum )を用いて迅速に収集する。該カラムを塩化メチレン(500ml)、次いで酢 酸エチル/塩化メチレン(5/95、50ml、10/90 100mlおよび2 0/80 500ml)で溶出する。 画分14-30をTLCにより均一化し、合わせてN-フェニル中間体を得る。 その光感受性のため、この物質はいずれの同定なしに迅速に次の反応に用いる。 この全ての物質をアセトニトリル(8ml)に溶解し、次いで、20-25°に てジイソプロピルエチルアミン(0.26ml)および臭化フェナシル(VI、2 00mg)で処理する。該混合物を25°にて16時間、70゜にて1時間撹拌 し、次いでアセトニトリル(50ml)で希釈し、4時間加熱還流する。溶媒を 除去した後に、該残渣を重炭酸ナトリウムおよびクロロホルム間に分配させる。 該有機層を乾燥させ、濃縮し、該粗生成物(500mg)をシリカゲル(55g )上のクロマトグラフに付す。該カラムを充填し、アセトン/塩化メチレン(3/ 97)で溶出する。適当な画分を保存し、濃縮する。酢酸エチルから再結晶化し て標題の化合物を得た。融点206-207°;NMR(CDCl3、TMS)7 .34-7.18、6.64、3.83、3.53、2.01-1.86δ;MS (m/z)409.2288にてM+が観察される、C26275としての計算値 =409.2266、他のイオンは、381、367、352、340、326 、311、297、284、270、204にて観察される。 実施例39 N-メチル-2,6-ジ-4-モルホリニル-4-ピリミジンアミン(V ) モルホリン(IV)29ml中に溶解した2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピ リミジン(III、実施例1、2g)混合物を18時間還流させる。該反応混合物 を減圧下に濃縮する。得られた残渣をクロロホルムおよび飽和重炭酸ナトリウム 間に分配させる。該有機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム 上で乾燥 させ、減圧下に濃縮する。該粗生成物をヘキサンから再結晶化し、該固形物を単 離して乾燥させ(18時間、0.05mm、40゜)標題の化合物を得る。融点 127-128°;IR(鉱油)2956、2952、2925、2898、2 855、1591、1571、1494、1465、1451、1443、14 24、1365、1258、1236、1213、1194、1113、100 7および789cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.55-7.3、6.3 6、4.0-3.75および3.68δ;C132152としてのMS(m/z) 計算値、M+=279.1695、実測値=279.1707、他のイオン=2 62、248、234、222、204、192、164、124および81 実施例40 7-メチル-2,4-ジ-4-モルホリニル-6-フェニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン(VII) アセトニトリル95mlに溶解したN-メチル-2,6-ジ-4-モルホリニル-4 -ピリミジンアミン(V、実施例39、1.4g)混合物をN,N-ジイソプロピ ルエチルアミン1.11ml、続いて2-ブロモアセトフェノン0.997gで 処理する。該反応混合物を20-25°にて66時間撹拌し、8時間還流する。 該反応混合物を減圧下に濃縮する。得られた残渣をクロロホルムおよび飽和重炭 酸ナトリウム間に分配させる。該有機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫 酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下に濃縮する。 該粗生成物(2.03g)を180gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに 付す。該カラムを充填し、クロロホルム/アセトン(95/5)で溶出する。20 0mlの最初の画分を、続いて8mlの画分を収集する。それらのTLC均一性 に基づき、画分57-120を合わせる。該固形物をクロロホルム/ヘキサンから 再結晶化させ、分離し、減圧下に加熱して(18時間、0.4mm、42゜)乾 燥させ、標題の化合物を得る。融点208-209°;IR(鉱油)2953、 2924、2856、1584、1472、1559、1538、1498、1 480、1459、1442、1397、1377、1365、1308、12 61、1245、1232、1209、1118、1011、1003、748 、623および602cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.55-7.3、 6.36、 4.0-3.75および3.68δ;C212552としてのMS(m/z)計算 値、M+=379.2008、実測値=379.1997、他のイオン348、 322、304、290、276、264、236、221、207、189、 174および145 実施例41 1,1’-(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-2,4-ジイル)ビス-3,4-ピロリジンジオール(VII) (+)-酒石酸からの(S,S)-3,4-ジヒドロキシピロリジンの調製は、 文献の先例(N-ベンジルタータルイミド形成;ボラン還元;水素化)に従って 行う。ピリジン(8ml)中に2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピリミジン(I II、実施例1、424mg)および(S,S)-3,4-ジヒドロキシピロリジン (IV、820mg)を含有する混合物を、窒素下にて36時間加熱還流する。該 混合物を冷却し、該ピリジンを減圧下に除去し、該残渣をシリカゲル(280g )上のクロマトグラフィーに付す。該カラムを充填し、4M アンモニア-メタ ノール/クロロホルム(30/70)で溶出して20mlの画分を収集する。画分 45-56を合わせ、TLCにより完全に清澄な中間体を得る。MS m/z31 1においてM+が観察される。 ジメチルホルムアミド(5ml)中の中間体(423mg)の混合物を、ジイ ソプロピルエチルアミン(0.3ml)、続いて臭化フェナシル(270mg) で処理する。得られた混合物を25゜にて18時間撹拌し、次いで、アセトニト リル(40ml)で希釈し、4時間加熱還流する。該反応混合物を20−25° に再冷却すると、固形物が沈殿する。濾過し、新しいアセトニトリル(2×10 ml)で洗浄し、乾燥(18時間、0.05mm、40°)させて、標題の化合 物を得る。融点276-278°;NMR(d6-DMSO、TMS)7.58-7 .32、6.54、5.15、4.99、3.98-3.47δ;MS(m/z) M+=411.1919にて観察、C212554としての計算値=411.1 906。 実施例42 N-メチル-2,6-ジ-(4’-t-ブトキシカルボニル-1’-ピペラ ジニル)-4-ピリミジンアミン(V) o-キシレン(300ml)中に溶解した2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピ リミジン(III、実施例1、5g)の混合物を、mono-t-BOC-ピペラジン(IV 、20.92 g)で処理し、該反応混合物を50時間還流する。該反応混合物を、減圧下に濃 縮する。得られた残渣をクロロホルムおよび飽和重炭酸ナトリウム間に分配させ る。該有機層を分離し、セーライン洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、 減圧下に濃縮する。 粗生成物(24.53g)をシリカゲル(590g)上のクロマトグラフィー に付す。該カラムを充填し、クロロホルム/アセトン(97/3)で溶出する。最 初の400mlの画分、続いて8mlの画分を収集する。これらのTLC均一性 に基づき、画分132-326を合わせ、濃縮して標題の化合物を得る。NMR (CDCl3、TMS)4.94、4.96、3.75-3.65、3.55-3 .4、2.85および1.48δ;MS(m/z)M+(実測値)477、m/z 420、376、364、348、321、265、221、178、164 および57において他のイオン、実施例43 7-メチル-6-フェニル-2,4- ジ-(4’-t-ブトキシカルボニル-1’-ピペラジニル)-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン(VII-保護) N-メチル-2,6-ジ-(4’-t-ブトキシカルボニル-1’-ピペラジニル)- 4-ピリミジンアミン(VII-保護、実施例42、4.65g)および2’-ブロモ アセトフェノン(VI)で出発する以外の重要でない変形は実施例40の常法に従 い標題の化合物を得る。融点212-213°;NMR(CDCl3、TMS)7 .5-7.3、6.35、3.95-3.75、3.68、3.65-3.5およ び1.49δ;MS(m/z)M+=577、他のイオンは521、477、46 5、421、365および57 実施例44 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピペラジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン(VII) 酢酸エチル中の塩酸(3.1M、5ml)中の7-メチル-6-フェニル-2,4 -ジ-4’-t-ブトキシカルボニル-1’-ピペラジニル)-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン(VII、実施例43、200mg)を20-25゜にて1時間撹拌 する。該反応混合物を、減圧下に濃縮する。 該粗生成物(169mg)をシリカゲル(40g)上のクロマトグラフィーに 付す。該カラムを充填し、クロロホルム/メタノール中の5.0Mアンモニア( 89/11) で溶出する。最初の30mlの画分、続いて3mlの画分を収集する。これらの TLCの均一性に基づき、画分27−35を合わせて標題の化合物を得る。融点 131−135°;IR(鉱油)2953、2926、2869、2854、1 581、1573、1558、1508、1485、1467、1440、13 99、1377、1370、1314、1307、1258、1245、100 2および750cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.5-7.3、6.37 、3.8、3.79、3.67および3.05-2.9δ;C21277としての MS(m/z)計算値、M+=377.2328、実測値=377.2332、他 のイオンは347、335、321、308、292、278、264、252 、188および147 実施例45 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピペラジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン三塩酸(VII-塩) 酢酸エチル中の塩酸(3.1M、5ml)中の7-メチル-6-フェニル-2,4 -ジ-4’-t-ブトキシカルボニル-1’-ピペラジニル)-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン(VII、実施例43、200mg、0.35mmol)の混合物を、 20-25゜にて酢酸エチル中で40分間撹拌する。該反応混合物を減圧下に濃 縮する。該反応混合物を濾過し、新しい酢酸エチルで数回洗浄する。 該固形物を真空デシケーター中で乾燥(66時間、0.1mm、40゜)して 、標題の化合物を得る。融点238-242゜;IR(鉱油)3415、295 3、2925、2867、2855、2799、2640、1621、1594 、1556、1533、1484、1461、1451、1376、1334、 1288および1267cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.5-7.3、 6.37、3.88、3.79、3.67および3.05-2.9δ;C21277(遊離塩基)MS(m/z)計算値、M+=377.2328、実測値=37 7.2322、他のイオンは347、335、321、278、264、188 、146および79 実施例46 3,3’-[(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン-2,4-ジイル)ジ-1,4-ピペラジンジイル]ビス-1,2-プロパ ンジオール(VII) トルエン(10ml)中の7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピペラジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例44、92mg)混合物 を(+)グリシドール(76μl)で処理し、該反応混合物を23時間還流し、 減圧下に濃縮する。得られた残渣をクロロホルムおよび水の間に分配する。該有 機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下 に濃縮する。該粗生成物をシリカゲル(20g)上のクロマトグラフィーに付す 。該カラムを充填し、クロロホルム/メタノール中の4.1Mアンモニア(4/1 )で溶出する。最初の12mlの画分、続いて2mlの画分を収集する。これら のTLC均一性に基づいて、画分14−22を合わせ、濃縮して標題の化合物を 得る。NMR(CDCl3;TMS)7.50-7.30、6.36、4.00- 3.80、3.76-3.61、3.60-3.5、3.20-2.90および2 .85-2.40δ;CMR(CDCl3;TMS)157.8、156.8、1 55.5、134.9、132.6、128.3、128.2、127.2、1 00.1、96.6、70.0、67.0、64.7、60.7、53.3、5 3.1、45.2、44.1および29.5δ;C273974としてのMS( m/z)計算値、M+=525.3063、実測値=525.3047、他のイオ ンは510、494、464、450、395、304、278、264および 201 実施例47 4,4’-(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-2,-4-ジイル)ビス-1-ピペラジン酢酸ジエチルエステル(VII) THF(30ml)中の7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピペラジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例44、300mg)の混合 物を、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.29ml)、続いてエチルブ ロモ酢酸(0.28g)で処理し、該反応混合物を20-25°にて66時間撹 拌する。該反応混合物を減圧下に濃縮し、該残渣をクロロホルムおよび飽和重炭 酸ナトリウム間に分配させる。該有機層を分離してセーラインで洗浄し、無水硫 酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下に濃縮する。該粗生成物をシリカゲル(18 0g)上のクロマトグラフィーに付す。該カラムを充填し、クロロホルム/メタ ノール中の4.0M アンモニア(98/2)で溶出する。最初の150mlの 画分、続いて6mlの画 分を収集する。それらのTLC均一性に基づいて、画分12-27を合わせ、濃 縮して標題の化合物を得る。IR(液体)2934、2845、1748、15 82、1474、1509、1484、1441、1400、1380、137 1、1344、1331、1309、1279、1255、1245、1227 、1204、1186、1159、1033、1007および751cm-1;N MR(CDCl3、TMS)7.5-7.3、6.35、4.3-4.15、4. 05-3.8、3.66、3.26および1.4-1.2δ;C293974とし てのMS(m/z)計算値、M+=549.3063、実測値=549.3073 、他のイオンは534、476、462、407、304、292、278、2 64、262、238、201および187 実施例48 4,4’-(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-2,4-ジイル)ビス-1-ピペラジン酢酸二カリウム(VII) メタノール(3ml)および水(10ml)中の4,4’-(7-メチル-6-フ ェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2,4-ジイル)ビス-1-ピペラ ジン酢酸ジエチルエステル(VII、実施例47、49mg)の混合物を、水酸化 カリウム(1M、0.18ml)混合物で処理し、該反応混合物を20-25° にて66時間撹拌し、減圧下に濃縮する。得られた残渣を水(25ml)に再溶 解し、次いで18時間凍結乾燥機に付す。次いで、該固形物を真空オーブン(5 時間、0.01mm、4゜)中で乾燥し、標題の化合物を得る。融点218-2 20゜;IR(鉱油)3390、3049、2953、2923、2867、2 855、1628、1582、1561、1508、1484、1457、14 45、1401、1377、1316、1309、1284、1267、125 1、1208、1006、982、749および699cm-1;NMR(DMS O-d6、TMS)7.57、7.45、7.37、6.61、3.7、3.61 、2.98および2.50δ;C253274(酸)としてのMS(m/z)計 算値(M+H)+=494.2516、実測値=494.2537、他のイオン は478、464、448、436、393、379、335、319、292 、278、264および222 実施例49 5,7-ジメチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) アセトニトリル(20ml)中の4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノ ピリミジン(V、実施例3、500mg)の混合物をN,N-ジイソプロピルエ チルアミン(0.45ml)、続いて2-ブロモプロピオフェノン(0.31m l)で処理し、該反応混合物を26時間還流させて撹拌し、減圧下に濃縮し、得 られた残渣をクロロホルムおよび飽和重炭酸ナトリウムの間に分配させる。該有 機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下に 濃縮する。該粗生成物をシリカゲル(180g)上のクロマトグラフィーに付す 。該カラムを充填し、塩化メチレン/アセトン(98/2)で溶出する。最初の4 00mlの画分、続いて6mlの画分を収集する。これらのTLC均一性に基づ いて画分16-65を合わせ、濃縮して固形物を得る。該固形物を無水エタノー ルから再結晶化させる。該固形物を分離し、乾燥(18時間、0.15mm)し て標題の化合物を得る。融点139-140゜;NMR(CDCl3、TMS)7 .46-7.32、3.75、3.62、3.48、2.25および1.96-1 .91δ;C22275としてのMS(m/z)計算値M+=361.2266、 実測値=361.2263、他のイオンは333、318、306、292、2 64、180および145 実施例50 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2-ブロモ-4’-メトキシアセトフェノン(VI)で出発する以外の重要でない 変形は実施例49の常法に従う。融点274-248°;NMR(CDCl3、T MS)7.37、6.95、6.34、3.85-3.64および1.98-1. 92δ;C22275OとしてのMS(m/z)計算値M+=377.2215、 実測値=377.2222、m/zにおける他のイオンは349、322、27 9、237、188および167 実施例51 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンメタンスルホネート(VII-塩) 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例50、3g)、メタンスルホン酸( 765mg) で出発する以外の重要でない変形は実施例36の常法に従う。融点195-19 6°;IR(鉱油)2956、2923、2870、2855、1630、16 13、1591、1577、1559、1536、1500、1480、146 3、1459、1445、1378、1357、1338、1305、1246 、1209、1195、1171、1046および1041cm-1 実施例52 6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン(VII) ブロモアセトン(VI)で出発する以外の重要でない変形は実施例49の常法に 従い標題の化合物を得る。融点195-197°;NMR(CDCl3、TMS) 6.07、3.74、3.61-3.55、2.28および1.98-1.90δ ;C16235としてのMS(m/z)計算値(M)+=285.1953、実測 値=285.1952、他のイオンは257、243、229、216、188 、159、142、121、107および43 実施例53 6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジンメタンスルホネート(VII-塩) 2-プロパノール/水(95/5、60ml)中の6,7-ジメチル-2,4-ジ- 1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例52、5 00mg)の撹拌懸濁液を、同溶媒混合物4ml中のメタンスルホン酸(169 mg)の混合物で処理する。該反応混合物を、それが完全に均一になるまで撹拌 し(30分間)、次いで、減圧下に濃縮する。該残渣を酢酸エチル/ヘキサン( 1/1、50ml)でトリチュレートし、濾過し、乾燥(18時間、0.02m m、25゜)して標題の化合物を得る。融点181-183° 実施例54 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII) 臭化水素酸(48%、20ml)中の6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル -2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施 例50、200mg)の混合物を30分間還流する。該反応混合物を減圧下に濃 縮する。得られた残渣をクロロホルムおよび飽和重炭酸ナトリウムの間に分配さ せる。 該有機層を分離して、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥して、 濃縮し、クロロホルム/ヘキサンから再結晶化させて標題の化合物を得る。 融点268-270゜;IR(鉱油)3119、3035、2955、2926 、2869、2855、2805、2659、1611、1565、1527、 1502、1468、1454、1406、1377、1355、1318、1 265、1257、1241、1227、1171、838および772cm-1 ;NMR(DMSO-d6、TMS)7.34、6.83、6.36、3.75- 3.45および2.00-1.80δ;C212552としてのMS(m/z)計 算値M+=363.2059、実測値=363.2053、m/z355、321 、308、292、280、265、238、223、181、160および1 46において他のイオン、実施例55 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール、臭化水素(V II-塩) 濃臭化水素酸(48%、85ml)中の6-(4-メトキシフェニル)-7-メチ ル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、添 加される方54.5g)を、窒素中で45分間加熱還流する。次いで、該反応混 合物を20-25゜に冷却し、35mlの水で希釈する。得られた固形生成物を 濾過により単離し、冷水で洗浄(3×25ml)し、乾燥(16時間、0.02 mm、40゜)して標題の化合物を得る。融点298-300°(分解)。95 %エタノールからの再結晶化物(1g当たり40-50ml)、NMR(DMS O-d6、TMS)9.77、7.37、6.89、6.67、3.70、3.8 -3.45、2.1-1.9δ 実施例56 7-メチル-6-(4-フルオロフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3、1. 44g)および2-ブロモ-4’-フルオロアセトフェノン(VI、1.27g)で 出発する以外の重要でない変形は実施例40の常法に従い、標題の化合物を得る 。 融点194.5-196°;NMR(CDCl3、TMS)7.4、7.10、6 .38、3.79、3.64、3.60、1.95δ;IR(鉱油)1575、 1563、1521、1496、1483、1397、1359、1346、1 319、 1307、1219、1155、845、837、776cm-1;C2124FN5 としてのMS(m/z)計算値M+=365、実測値=365 実施例57 7-メチル-6-(4-フルオロフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンモノメタンスルホン酸(VII-塩) 7-メチル-6-(4-フルオロフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例56、1.657g)より出発する以 外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得る。融点200 -202゜;NMR(CDCl3、TMS)7.4、7.14、6.41、3.8 5、2.80、2.05δ;IR(鉱油)1626、1599、1574、15 41、1500、1444、1390、1356、1332、1314、123 5、1225、1174、1040、845、827、767、760、739 cm-1;C2124FN5としてのMS(m/z)計算値(M+)遊離塩=365. 2016、実測値=365.2034 実施例58 (3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)エタノン(VI) 無水トリフルオロ酢酸(5ml)中の2,6-ジ-t-ブチルフェノール(1g )の混合物を0.28mlの氷酢酸で注意深く処理し、該反応混合物を20-2 5゜にて1時間撹拌する。該反応混合物をクロロホルムで希釈し、分離させ、セ ーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下に濃縮する。該粗 生成物(1.39g)を180gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに付す。 該カラムを充填し、クロロホルム/アセトン(99/1)で溶出する。最初の20 0mlの画分、続いて7mlの画分を収集する。これらのTLC均一性に基づい て、画分20-55を合わせ濃縮する。ヘキサンから再結晶化させて標題の化合 物を得る。融点148-150°;IR(鉱油)3581、3007、2956 、2925、2871、2856、1663、1596、1581、1465、 1463、1442、1423、1370、1364、1356、1320、1 305、1274、1239、1232、1138、1124、1108および 886cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.84、5.73、2.56お よび1.47δ;CMR(CDCl3、TMS)197.6、158.4、13 5.8、129.1、126.1、 34.4、30.2および26.3δ;MS(m/z)M+(実測値)=248; m/z233、217、205、189、178、115、57および43にお いて他のイオン 実施例59 2-ブロモ-1-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)エ タノン(VI) エーテル(15ml)およびクロロホルム(10ml)中の(3,5-ジ-t- ブチル-4-ヒドロキシフェニル)エタノン(実施例58、800mg)の混合物 を、0°に冷却し、次いで、5mlのクロロホルムに溶解させた0.17mlの ブロミンを含有する混合物で滴下処理する。該反応混合物を、放置して20-2 5゜にし、1時間撹拌する。標準的な仕上げ処理により粗生成物(1.21g) を得る。得られた生成物(1.21)gをシリカゲル180g上のクロマトグフ ァフィーに付す。該カラムを充填し、クロロホルムで溶出する。最初の200m lの画分、続いて7mlの画分を収集する。これらのTLC均一性に基づいて、 画分36-65を合わせて濃縮する。ヘキサンから再結晶化させて標題の化合物 を得る。 融点105-106°;IR(鉱油)3590、2955、2925、2871 、2856、1685、1594、1581、1466、1459、1451、 1438、1426、1366、1328、1302、1282、1242、1 194、1153、1139、1121、860および615cm-1;NMR( CDCl3;TMS)7.88、5.85、4.40および1.47δ;CMR (CDCl3;TMS)190.6、159.0、135.9、126.8、1 25.6、34.2、30.6および29.9δ;MS(m/z)M+実測値=3 27、m/z326、311、233、219、203、189、175、11 5、101、87、57および40において他のイオン 実施例60 2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-(7-メチル-2,4- ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノー ル(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノーピリミジン(V、実施例3、3 78mg)および2-ブロモ-1-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル )エタノン(VI、実施例59、500mg)から出発する以外の重要でない変形 は実施例40 の常法に従い標題の化合物を得る。融点222-224゜;IR(鉱油)363 5、3620、2957、2925、2870、2857、1577、1563 、1532、1516、1488、1450、1398、1375、1366、 1358、1347、1336、1233、1221、766および629cm-1 ;NMR(CDCl3、TMS)7.26、6.32、5.24、3.85-3 .55、2.05-1.90および1.47δ;CMR(CDCl3、TMS)1 57.7、155.2、152.9、135.7、124.3、99.4、96 .1、47.2、46.4、34.2、30.1、29.5、25.5および2 5.2δ;C29415OとしてのMS(m/z)計算値M+=475.3311 、実測値=475.3317、m/z 460、447、433、418、40 4、388、377、237、216、194および181において他のイオン 実施例61 2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-(7-メチル-2,4- ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノー ルモノメタンスルホネート(VII-塩) 2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロ リジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール(VII、 実施例60)で出発する以外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の 化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.16、6.36、5.4、3 .90、3.9-3.75、2.83、2.2-2.0、1.47δ;C29415 Oとしての計算値MS(m/z)(M+=475.3311、実測値=475. 3325;IR(鉱油)3246、1627、1601、1541、1434、 1355、1313、1231、1222、1203、1175、1049、1 043cm-1 実施例62 2,6-ジイソプロピルフェニル酢酸 35mlの無水トリフルオロ酢酸中の2,6-ジイソプロピルフェノール(5 .32g)の懸濁液を、窒素雰囲気下で1.75mlの氷酢酸と処理する。酢酸 の添加を完了したら、該固形物を混合する。溶媒を蒸発させると油状物質が得ら れ、これを150mlの酢酸エチルに採り、飽和重炭酸水溶液で2回、セーライ ンで1回洗浄する。該有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、続いて濾過し、溶媒 を 蒸発させると6.55gの油状物質が得られ、これを330gのシリカゲル上の クロマトグラフィーに付し、クロロホルム/ヘキサン(9/1)で溶出する。適当 な画分を保存し、濃縮して標題の化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS) 7.2、2.91、2.36、1.20 実施例63 3,5-ジイソプロピル-4-ヒドロキシアセトフェノン 2,6ジイソプロピルフェニル酢酸(6.16g、実施例62)および塩化ア ルミニウム(4.0g)を氷浴中にて冷却しつつ混合する。該懸濁液を20-2 5°に温め、120゜の油浴中にて徐々に加熱する。5時間後に反応物を20- 25゜に冷却し、1M希塩酸で処理し、続いて3部のエーテルで水性層を抽出す る。合わせた有機層を、該水層がもはや酸性でなくなるまで水で洗浄する。有機 層の最後のセーライン洗浄に続いて乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、該溶媒 を蒸発させると21.8gの油状物質が得られ、これを500gのシリカゲル上 のクロマトグラフィーに付し、最初はクロロホルム/ヘキサン(9/1)、徐々に 変化させてクロロホルムで溶出する。適当な画分を保存し、濃縮して標題の化合 物を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.72、5.35、3.17、2. 57、1.30δ 実施例64 4-ブロモアセチル-2,6-ビス(1-メチルエチル)フェノール( VI) 10mlのエーテルおよび5mlのクロロホルム中の3,5-ジイソプロピル- 4-ヒドロキシアセトフェノン(実施例63、0.52g)の混合物を氷浴中に て冷却する。この混合物に、7mlのクロロホルム中の0.13mlの臭素水を 1時間にわたり添加する。該反応物を20-25°に温め、さらなるクロロホル ムで希釈する。該混合物を分液漏斗に移し、水およびセーラインで洗浄する。該 有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、続いて濾過し、溶媒を蒸発させると0.87 7gの半固形物が得られ、これを120gのシリカゲル上のクロマトグラフィー に付し、クロロホルム/ヘキサン(8/2)で溶出する。最初の200mlの画分 、続いて10mlの画分を採集する。所望の生成物を含有する画分34-59を 保存し、濃縮して標題の化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.75 、5.41、4.42、3.17、1.30δ;C1419BrO2としてのMS (m/z)計算値M+=298および300、実測値=298および300 実施例65 2,6-ビス(1-メチルエチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1- ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII ) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノ-ピリミジン(V、実施例3、0. 874g)および4-ブロモアセチル-2,6-ビス(1-メチルエチル)フェノー ル(VI、実施例64)で出発する以外の重要でない変形は実施例6の常法に従い 標題の化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.14、6.33、4. 85、3.8、3.64、3.19、1.95、1.30δ;C27375Oと してのMS(m/z)計算値M+=447、実測値=447 実施例66 2,6-ビス(1-メチルエチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1- ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノールモノ メタンスルホン酸(VII-塩) 2,6-ビス(1-メチルエチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール(VII、実施例 65、0.603g)で出発する以外は実施例36の常法に従い標題の化合物を 得る。融点221−231°;NMR(CDCl3、TMS)7.04、6.3 6、3.88、3.8、3.2、2.81、2.1、1.29δ;C27375 O(遊離塩)としてのMS(m/z)計算値(M+)=447.2998、実測値 =447.2984;IR(鉱油)3253、3200、1632、1592、 1539、1443、1426、1354、1339、1230、1204、1 171、1147、1046、1042、770、754cm-1 実施例67 2,6-ジメチルフェニル酢酸 2,6-ジメチルフェノールで出発する以外の重要でない変形は実施例62の 常法に従い標題の化合物を得る。NMR(CDCl3)7.05、2.34、2 1.6δ 実施例68 3,5-ジメチル-4-ヒドロキシアセトフェノン 2,6-ジメチルフェニル酢酸(実施例67)で出発する以外の重要でない変 形は実施例63の常法に従い標題の化合物を得る。融点152-153゜;NM R(CDCl3)7.64、5.33、2.55、2.30δ 実施例69 2-ブロモ-1-(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)エタノ ン (VI) 3,5-ジメチル-4-ヒドロキシアセトフェノン(実施例68)で出発する以 外の重要でない変形は実施例64の常法に従い標題の化合物を得る。融点128 .5-131°;NMR(CDCl3、TMS)7.67、5.25、4.40、 2.30δ;MS(m/z)計算値は242および244、実測値=242およ び244 実施例70 2,6-ジメチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノ-ピリミジン(VII、実施例3、2 .24g)および2-ブロモ-1-(4-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)エ タノン(VI、実施例69)で出発する以外の重要でない変形は実施例6の常法に 従い標題の化合物を得る。融点184-187゜;NMR(CDCl3、TMS) 7.08、6.3、4.7、3.79、3.6、2.29および1.9δ;MS (m/z)391、実測値391;IR(鉱油)3134、3032、1572 、1563、1526、1483、1399、1359、1347、1321、 1311、1297、1286、1221、1168、876、760、652 cm-1 実施例71 2,6-ジメチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノールモノメタンスルホン酸 (VII-塩) 2,6-ジメチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロール [2,3-α]ピリミジン-6-イル)-フェノール(VII、実施例70、1.62 9g)で出発する以外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物 を得る。融点259-264゜;NMR(CDCl3、TMS)6.99、6.3 3、3.85、2.81、2.28および2.1δ;MS(m/z)計算値=3 91.2372、実測値=391.2367;IR(鉱油)3251、3202 、3140、1629、1594、1539、1484、1437、1357、 1336、1313、1288、1215、1166、1043、872、77 2、756cm-1実施例72 2-ブロモ-1-(3,4,5-トリメトキシフェニ ル)エタノン(VI) 70mlのジメチルエーテル中の3.0gの3,4,5-トリメトキシアセト フェノンおよび30mlのクロロホルムの混合物を0゜に冷却し、次いで15m lのク ロロホルム中の0.73mlの臭素水を含有する混合物で滴下処理する。該反応 混合物を放置して20-25°に温め1時間撹拌する。該反応混合物をクロロホ ルムおよび水の間に分配させる。有機層を分離し、希釈した重炭酸ナトリウムで 洗浄し、セーラインで洗浄して、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し減圧下に濃縮す る。該粗生成物(4.31g)をエタノール/水から再結晶化する。該固形物を 単離し、乾燥(18時間、0.01mm、40゜)して標題の化合物を得る。融 点61-62゜;IR(鉱油)3010、2995、2952、2926、28 68、2855、1695、1687、1586、1505、1466、145 5、1428、1417、1389、1335、1255、1229、1190 、1151、1128、1004、820、636および602cm-1;NMR (CDCl3、TMS)7.24、4.43および3.93δ;CMR(CDC l3)190.2、153.1、149.9、143.3、128.9、106 .5、60.9、56.3および30.4δ;MS(m/z)M+=288、m/ z 259、228、195、181、167、152、137、122、10 9、77、66および53において他のイオン 実施例73 5-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジン-6-イル)-1,2,3-トリメトキシベンゼン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3)および 2-ブロモ-1-(3,4,5-トリメトキシフェニル)エタノン(IV、実施例72 )から出発する以外の重要でない変形は実施例40の常法に従い標題の化合物を 得る。融点204−206°;IR(鉱油)2954、2925、2869、2 855、1581、1573、1540、1514、1499、1473、14 57、1411、1396、1377、1359、1346、1335、130 2、1243、1189、1125、1017、841、761および602c m-1;NMR(CDCl3、TMS)6.66、6.39、3.90、3.85- 3.60および2.05-1.90δ;CMR158.0、155.5、153 .2、137.3、133.2、128.9、105.7、100.7、96. 3、60.9、56.2、47.5、46.6、29.9、25.7および25 .3δ;MS(m/z)M+(実測値) =437、m/z422、409、394、382、366、351、308、 218、197、182、168および153において他のイオン 実施例74 5-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジン-6-イル)-1,2,3-ベンゼントリオールモノヒドロブロミ ド(VII) 5-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-1,2,3-トリメトキシベンゼン(VII、実施例73)およ び臭化水素酸(48%、40ml)から出発する以外の重要でない変形は実施例 55の常法に従い標題の化合物を得る。融点270-272゜;IR(鉱油)3 457、3359、3222、3150、2954、2925、2870、28 55、1630、1559、1521、1462、1406、1400、137 7、1358、1343、1328、1234、1205、1192、1037 、1023、747および653cm-1;NMR(DMSO-d6)6.57、6 .46、4.00-3.60および2.15-1.80δ;CMR(DMSO-d6 、TMS)154.2、148.8、146.4、140.5、135.7、1 33.8、120.9、108.1、101.3、96.3、48.7、47. 8、32.8および25.0δ;MS(m/z)計算値=395.1957、実 測値=395.1952、m/z 367、353、340、326、312、 297、270、255、197、176、82および70において他のイオン 実施例75 1-ブロモ-4-(4-メトキシフェニル)ブタン-2-オン(VI) 乾燥テトラヒドロフラン(45ml)を窒素雰囲気下に乾燥冷アセトン浴中で 冷却し、ヘプタン/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン(アルドリッチ・ケミカ ル・コーポレイション社(Aldrich Chemical Co.)製)中の2.0M リチウム ジイソプロピルアミド16.5mlで処理する。この冷混合物に10mlの乾燥 テトラヒドロフラン中の5g(0.028mol)の4-(4-メトキシフェニル )-2-ブタノンを添加する。添加は5分間にわたって行う。該反応物を冷却しな がら乾燥冷アセトン浴中にて45分間撹拌する。分離フラスコ中で30mlの乾 燥テトラヒドロフラン中のトリエチルアミン(2.35ml)を13.2ml( 0.104mol)の塩化トリメチルシリルで処理する。懸濁液が生成したら、 グラスウール栓を用い て濾過する。残留した混合物を前記で調製したリチオ塩に添加する。全反応混合 物を乾燥冷アセトン中にて冷却しながら2時間撹拌する。 前記の反応物を、1.8gの固形重炭酸ナトリウムおよび70mlの飽和重炭 酸ナトリウムで処理する。該混合物を0°に温め、エーテルで希釈する。該反応 含量を分別漏斗に注ぎ層を分離する。該水層を、さらなるエーテル部分(2X) で抽出する。合わせた有機層をセーラインで洗浄し、続いて乾燥(硫酸ナトリウ ム)し、濾過し、溶媒を蒸発させ、7.21gのトリメチルシリルエノールエー テル中間体を得る。 該シシルエノールエーテルを、175mlの乾燥テトラヒドロフランに溶解し 、2.84gの真空乾燥させた固形重炭酸ナトリウムで処理する。該懸濁液を乾 燥冷アセトン浴中で冷却し、固形N-ブロモサクシンイミド(5.05g)で処 理する。該懸濁液を乾燥冷アセトン浴中で冷却しながら2時間撹拌する。該反応 物を徐々に0゜に温め、飽和重炭酸ナトリウム、セーラインおよびエーテルを含 有する分別漏斗に注ぐ。層を分離する。さらなる回数のエーテルで水層を抽出す る。合わせた有機層をセーラインで洗浄し、続いてナトリウム塩で乾燥し、濾過 し、溶媒を蒸発させる。乾燥して標題の化合物が得る。NMR(CDCl3、T MS)7.10、6.82、3.84、3.79および2.91δ 実施例76 6-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-7-メチル-2,4-ジ- 1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3、5g )および1-ブロモ-4-(4-メトキシフェニル)ブタン-2-オン(VI、実施例7 5、5.36g)から出発する以外の重要でない変形は実施例40の常法に従い 標題の化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.11、6.83、6. 08、3.79、3.75、3.60、3.54、2.89および1.93δ; IR(鉱油)1611、1578、1563、1547、1524、1513、 1485、1437、1400、1355、1346、1314、1302、1 251、1238、827、808、786cm-1;MS(m/z)実測値=4 05 実施例77 6-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-7-メチル-2,4-ジ- 1-ピ ロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンモノメタンスルホン酸(VII- 塩) 6-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリ ジニル-7H-ピロロ[2,3]ピリミジン(VII、実施例76、2.469g) より出発する以外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得 る。融点178.5-181°;NMR(CDCl3、TMS)7.09、6.8 4、6.13、3.87、3.80、3.75、2.86および2.05δ;M S(m/z)計算値=405.2528、実測値=405.2527;IR(鉱 油)1626、1597、1565、1543、1515、1446、1359 、1336、1306、1259、1244、1232、1220、1177、 1166、1040、825、772、742cm-1 実施例78 5,6-ビス(4-クロロフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロ リジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 15mlのアセトニトリル中の4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピ リミジン(V、実施例3、718mg)および0.65mlのジイソプロピルエ チルアミンの撹拌混合物を、2-ブロモ-1,2-ビス(4-クロロフェニル)エタ ノン(VI、ケム・ファーム・ブル(Chem.Pharm.Bull.)、第39巻、651 頁(1991)、1.0g)で処理し、得られた混合物をホイルで包んだフラス コ中で窒素雰囲気下に25°で18時間撹拌する。18時間後に得られた固形物 を濾過し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥させる(18時間、0.05mm、2 5゜)。この物質(1.53g)を100mlのトルエンに溶解し、4時間加熱 還流する。この混合物を20-25゜に冷却し、トルエンをロータリー・エバポ レイター中で除去する。得られた粗固形生成物を100mlの酢酸エチルから再 結晶化する。該固形物を濾過によって分離し、100mlの酢酸エチルから再結 晶する。該固形物は濾過により分離し、-20゜の酢酸エチルで3×10ml洗 浄し、乾燥(16時間、40°、0.05mm)させ標題の化合物を得る。融点 231-232°;NMR(CDCl3、TMS)72.9-700、3.66-3 .61、3.52、3.15-3.11、1.98-1.94および1.64-1 .59δ;HRMS(m/z)191.1647においてM+が観察される、計算 値=491.1643、m/z 463、 436、421、393、246、228、214において他のイオン 実施例79 5.6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピ ロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2-ブロモ-1,2-ビス(4-メトキシフェニル)エタノン(VI、ケム・ファー ム・ブル(Chem.Pharm.Bull.)、第39巻、651頁(1991))から出発 する以外の重要でない変形は実施例78の常法に従い標題の化合物を得る。融点 190-191°および229-231°;NMR(CDCl3、TMS)7.1- 7.0、6.83-6.70、3.78、3.77、3.63、3.52、3. 14、2.0-1.93および1.65-1.55δ;HRMS(m/z)483 .2638においてM+が観察される、(m/z)455、427、413、24 1.5において他のイオン 実施例80 4,4’-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-5,6-ジイル)ビス-フェノール,モノヒドロブロミド (VII) 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル -7H−ピロロ[2,3-d]-ピリミジン(VII、実施例79、0.504g)か ら出発する以外の重要でない変形は実施例55の常法に従い標題の化合物を得る 。融点245゜(分解);NMR(メタノール-d6、TMS)6.94、6.7 3、6.67、3.72、3.57、2.10および1.7δ;MS(m/z) 計算値=455.2321、実測値=455.2329;IR(鉱油)3201 、3025、1625、1571、1521、1495、1345、1338、 1268、1218、1170cm-1 実施例81 N-(4’-メトキシフェニル)-2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-ピ リミジンアミン(V) 2.44gのp-アニシジンを(オイル槽中で)135゜に加熱する。該溶融 混合物を4-クロロ-2,6-ジ-1-ピロリジニルピリミジン[ブイ(V)、ジャ ーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.MedChem.)、第33巻、11 45頁(1990年)、500mg]で処理し、該反応物を135°にて18時 間撹拌する。該反応混合物を放置して冷却し、次いで、クロロホルムおよび水の 間に分配させる。該有機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム 上で乾燥し、減圧下に濃縮する。該粗生成物(1.93g)を180gのメッシ ュ・シリカ ゲル上のクロマトグラフィーに付す。該カラムを充填し、ジクロロメタン/酢酸 エチル(9/1)で溶出する。最初の2000mlの画分を収集する。次いで、 溶媒系を酢酸エチル/ジクロロメタン(9/1)に変え、次いで10mlの画分を 収集する。これらのTLC均一性に基づいて、画分5-25を合わると標題の化 合物が得られ、これをエタノール/水から再結晶化し乾燥する(18時間、0. 0lmm、40°)。融点162-163゜;IR(鉱油)3273、2953 、2925、2865、2854、1609、1586、1571、1549、 1505、1478、1453、1427、1409、1377、1343、1 313、1303、1294、1236、1219、1171、1043、82 1および788cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.30-7.20、6. 90-6.80、6.19、4.99、4.03、3.60-3.30および2. 00-1.80δ;CMR(CDCl3、TMS)161.9、160.3、15 5.6、133.1、123.9、114.1、72.6、55.3、46.1 、45.8、25.4および25.1δ;MS M+の実測値=339、他のイ オンは324、311、297、283、270、242、169、14812 1、70および55 実施例82 6,7-ビス(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) N-(4’-メトキシフェニル)-2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-ピリミジンア ミン(V、実施例81)より出発する以外の重要でない変形は実施例40の常法 に従い生成物を得て、クロロホルム/ヘキサンから再結晶化して乾燥(20時間 、0.03mm、40゜)し標題の化合物を得る。融点203-205゜;IR (鉱油)2954、2925、2856、1574、1517、1510、14 99、1489、1466、1452、1446、1421、1393、137 7、1362、1343、1299、1288、1250、1244、1175 、1032、833および769cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.2 3、7.10、6.85、6.746.53、3.95-3.75、3.65-3 .45および2.10-1.80δ;CMR(CDCl3、TMS)158.1、 157.6、155.7、133.0、130.6、129.2、129.0、 125.9、113.5、 113.45、101.8、96.4、55.3、55.2、47.6、46. 5、25.5および25.4δ;MS(M+H)+(実測値)470、m/z 4 54、440、428、412、399、330、240、229、197、1 67、141および103において他のイオン 実施例83 6,7-ビス(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンモノメタンスルホネート(VII-塩) 6,7-ビス(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例82、0.604g)より出発する以 外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得る。融点209 -210°;NMR(CDCl3、TMS)7.0、6.75、6.54、3.8 4、3.77および2.62δ;MS(m/z)計算値=469.2478、実 測値469.2486;IR(鉱油)3113、3004、1634、1625 、1552、1511、1500、 1488、1446、1426、1417 、1410、1356、1350、1296、1253、1224、1216、 1180、1042、835、769、762、668cm-1 実施例84 4,4’-(2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン-6,7-ジイル)ビス-フェノール(VII) 10mlの48%臭化水素酸中の6,7-ビス(4-メトキシフェニル)-2, 4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例8 2、200mg)の混合物を、30分間還流する。該反応混合物を減圧下に濃縮 する。得られた残渣をクロロホルムおよび飽和重炭酸ナトリウムの間に分配させ る。該有機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、 減圧下に濃縮する。粗生成物(132mg)を2−プロパノール/水から再結晶 化する。固形物を単離し、乾燥(18時間、0.01mm、40°)して標題の 化合物を得る。融点254-256゜;IR(鉱油)3307、2953、29 23、2869、2855、1614、1567、1569、1515、148 6、1468、1455、1410、1376、1356、1346、1318 、1266、1226、1172、1106、835、768、638および6 15cm-1; NMR(DMSO-d6、TMS)9.53、9.41、7.05-6.85、6 .74、6.70-6.50、3.85-3.60、3.50-3.20および2 .05-1.75δ;CMR(DMSO-d6、TMS)156.1、155.9 、155.1、154.9、132.3、129.2、129.1、128.8 、123.7、115.1、100.9、95.9、47.5、47.4、47 .2、46.2、46.1、25.1および24.9δ;MS(m/z)計算値 =442.2165、実測値=442.2284、m/z 413、217、1 93、173、137、109、92、79、69および55において他のイオ ン 実施例85 4,4’-(2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3’- d]ピリミジン-6,7-ジイル)ビス-フェノール,臭化水素(VII-塩) 6,7-ビス(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例84、500mg)から出発する以外 の重要でない変形は実施例55の常法に従い標題の化合物を得る。融点298- 300゜;NMR(DMSO-d6、TMS)7.10-666、4.10-3.4 0および2.10-1.85δ;MS(m/z)441.2163においてM+が 観察される、m/z413、399、384、371、358、343、302 、265および220において他のイオン 実施例86 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピ ペラジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 85mlのアセトニトリル中のN-メチル-2,6-ジ-(4’-t-ブトキシカル ボニル-1’-ピペラジニル)-4-ピリミジンアミン(V、実施例42、4.05 g)の懸濁液を1.85mlのジイソプロピルエチルアミンおよび2-ブロモ-1 ,2-ビス(4-メトキシフェニル)エタノン(VI、2.84g)で処理する。該 懸濁液を20-25゜で10分間撹拌し、次いで、6.5時間加熱還流する。該 反応物20-25°に冷却する。冷却の間に該混合物から固形物が生成する。懸 濁液を濾過して、未だピペラジン環上のBOC保護基を含有する固形物を得る。 融点200−202℃。このBOC保護中間体を新たに調製した90mlの飽和 塩酸/酢酸エチルに溶解する。該懸濁液を20-25゜にて1時間撹拌する。ヘキ サン/酢酸エチル (90ml 1/1)を該懸濁液に添加し、45分間撹拌を続ける。該懸濁液を 濾過し、続いて該固形物をヘキサン/酢酸エチル(1/1)で洗浄して2.45g の固形物を得、これをシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、クロロホルム /メタノール中の3.7Mアンモニア(92/8)で溶出する。所望の画分を採集 し、続いて、溶媒を蒸発させ、乾燥させて標題の化合物を得る。融点214-2 18°;NMR(CDCl3,TMS)7.07、6.84、6.76、3.8 1、3.78、3.53、3.15、1.50、1.41、7.08、6.84 、6.76、3.80、3.52、3.17、2.97および2.58δ;MS (m/z)計算値=513.2852、実測値=513.2839;IR(鉱油 )3300、1615、1585、1573、1559、1541、1516、 1495、1447、1438、1431、1414、1409、1292、1 268、1258、1255、1241、1177、1026、834、825 、791cm-1 実施例87 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピ ロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンジメタンスルホネート(VII- 塩) 5,6-ビス(-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピペラジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例86、0.305g)から 出発する以外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得る。 融点202-205°;NMR(メタノール-d4、TMS)7.11、6.88 、4.11、3.79、3.77、3.53、3.39、2.91および2.6 9δ;IR(鉱油)3472、3013、1612、1590、1584、15 75、1555、1544、1518、1494、1443、1421、129 0、1273、1250、1221、1211、1179、1151、1041 、772cm-1;MS(m/z)計算値=513.2852、実測値=513. 2847 実施例88 5,7-ジヒドロ-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-6H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-6-オン(VII) 20mlの(アルゴンで15分間脱気した)酸素非含有エタノール中の4-メ チルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3、1.235g )の撹拌混合物を、600mgの2,3-ジヒドロキシ-1,4-ジオキサンの一 部を添加 して処理する。得られた混合物をホイルで包んだフラスコ中で窒素下に25°に て22時間撹拌し、次いで0゜に冷却する。濾過によって固形物を単離し、2× 3mlの冷エタノールで洗浄し、乾燥(2時間、0.05mm、40゜)して標 題の化合物を得る。融点172-174°;IR(鉱油)2958、2925、 2865、1725、1605、1574、1533、1489、1478、1 469、1456、1451、1394、1388、1366、1345、13 33、1325、1269、1261、1096、1082、778および63 6cm-1;NMR(CDCl3、TMS)3.60-3.52、3.17および1 .94-1.89δ;CMR(CDCl3、TMS)176.3、164.9、1 59.7、156.2、82.2、46.8、46.4、35.3、25.5お よび25.2δ;MS(m/z)=288;m/z 287、272、259、2 46、230、216、190、70および55において他のイオン 実施例89 7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン(VII) 水素化ジイソブチルアルミニウム(7.3ml、トルエン中の1M)を、-7 8゜にて、塩化メチレン(100ml)中の5,7-ジヒドロ-7-メチル-2,4 -ジ-1-ピロリジニル-6H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-オン(VII、実 施例88、2.0g)に15分間にわたって添加する。4時間後、5%の硫酸( 30ml)を添加することにより該反応をクエンチする。該有機層を除去し、硫 酸(5%、30ml)で抽出する。該水層を塩化メチレン(4×30ml)で抽 出する。該有機層を合わせ、乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、減圧下に濃縮 する。該残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付す。該カラムを、酢酸エ チル/塩化メチレン/ヘキサン(1/4/5)で溶出する。適当な画分を合わせて、 減圧下に濃縮して標題の化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS)6.51 、6.34、3.78-3.73、3.63および3.62-3.57δ;MS( m/z)=271.1792 実施例90 2,6-ジクロロ-4-[N-メチル-N-(2-オキソ-2-フェニルエ チル)]ピリミジン(チャートB) 250mlのジメチルホルムアミド中の2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピ リ ミジン(III、実施例1)の混合物を0°に冷却し、1.12gの60%油分散 水素化ナトリウムで処理し、該反応混合物を放置して2時間にわたって20-2 5°にする。該混合物を、次いで、5.59gの2’-ブロモアセトフェノン(V I)で処理し、該反応混合物を放置して20-25°にて5日間撹拌する。該反応 混合物を減圧下に濃縮する。得られた残渣をクロロホルムおよび水の間に分配さ せる。該有機層を分離し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し 、減圧下に濃縮する。該粗生成物(13.2g)を730gのシリカゲル上のク ロマトグラフィーに付す。該カラムを充填し、クロロホルム/アセトン(99/1 )で溶出する。最初の1500mlの画分、続いて10ml画分を採集する。こ れらのTLC均一性に基づいて、画分611-680を合わせて濃縮し、標題の 化合物を得る;NMR(CDCl3、TMS)7.99、7.60、7.53、 6.51、5.15および3.13δ;MS(m/z)=296;m/z 295 、283、190、176、120、105、86、77および42において他 のイオン 実施例91 7-メチル-5-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン(VII) ピロリジン(IV、4.8ml)中の2,6-ジクロロ-4-(N-メチル-N-[2 -オキソ-2-フェニルエチル]ピリミジン(実施例90、560mg)の混合物 を18時間還流する。該反応混合物を減圧下に濃縮する。標準的な仕上げ処理に より粗生成物(1.28g)が得られ、これを180gのシリカゲル上のクロマ トグラフィーに付す。該カラムを充填し、クロロホルム/アセトン(95/5)で 溶出する。最初の225mlの画分、続いて7mlの画分を採集する。これらの TLC均一性に基づいて画分30-50を合わせて固形物が得られ、これをエタ ノール/水から再結晶し、単離し、乾燥(18時間、0.01mm、40゜)し て標題の化合物を得る。融点141-143°;IR(鉱油)2954、292 5、2867、2855、1605、1582、1552、1540、1517 、1486、1445、1438、1403、1376、1366、1344、 1337、1244、788、761、753、709、698、629および 607cm-1;NMR(CDCl3、TMS)7.45-7.20、6.52、3 .75-3.55、3.35- 3.20、2.05-1.90および1.70-1.50δ;MS(m/z)計算 値=347.2110、実測値=347.2113、m/z 319、305、 290、277、264、249、222、207、173、152および13 8において他のイオン 実施例92 2,4-ジヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン 600mlの水中の3-アミノ-2,6-ジヒドロキシピリミジン(12.5g )の撹拌懸濁液を10gの酢酸ナトリウムおよび12.5mlの50重量%クロ ロアセトアルデヒドと処理する。該懸濁液を3.5時間加熱還流し、次いで25 ゜に冷却した後、2N 希塩酸(65ml)を添加する。該懸濁液を濾過し、1 3.65gの固形物を得る。 前記の固形物を1.8Lの水に取り懸濁し、加熱して煮沸し、1.1Lに濃縮 し、次いで、20-25゜に冷却する。一晩20-25°にした後、該懸濁液を濾 過する。採集した固形物を高真空下に乾燥させ、標題の化合物を得る。NMR( DMSO-d6、TMS)11.46、11.11、10.49、6.57および 6.22δ実施例93 2,4-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン 該反応に用いた塩化ピロロホスホリルは以下の方法で調製する。オキシ塩化リ ンの撹拌した混合物(30ml)を冷水浴中で冷却し、3mlの水で徐々に処理 する。添加完了後に該混合物を加熱還流する。1時間後に混合物を25゜に冷却 する。フラスコの底に不透明のゲルが沈澱する。ゲルより上の混合物が所望の反 応物である。 2,4-ジヒドロキシピロロ[2,3-d]ピリミジン(実施例92、1.66 g)および新たに調製した塩化ピロホスホリル(13.3ml)の混合物を一緒 にステンレススチール容器中で165°にて一晩加熱する。該容器を25°に冷 却後黒色のシロップを50ml丸底フラスコに注ぐ。減圧下に揮発性物質を蒸発 させる。残った黒色の残渣を65gのクラッシュ・アイスに撹拌しながら徐々に 添加する。該氷が融解したら、得られた懸濁液を濾過する。それからの濾液をエ ーテルで2回抽出する。合わせたエーテル抽出物を水で洗浄し、乾燥(硫酸ナト リウム)し、濾過し、濃縮し、続いて乾燥して41.3mgの固形物を得る。反 応からさらなる生成 物を得るために、最初の濾過からの濾過ケーキをさらにエーテルで洗浄する。エ ーテル濾液を水およびセーラインで洗浄し、続いて乾燥(硫酸ナトリウム)し、 濾過して溶媒を蒸発させる。これを2回繰り返し、標題の化合物を得る。融点2 45-248゜;NMR(DMSO-d6、TMS)12.8、7.74および6 .67δ;MS(m/z)計算値=186.9704、実測値=186.969 8 実施例94 2,4-ジ-1H-イミダゾール-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン(VII) 15mlのオルト-キシレン中の2,4-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン(実施例93、0.310g)およびイミダゾール(1.1g)の撹 拌懸濁液を、徐々に加熱還流する。加熱の間に反応物を混合物に添加する。3時 間後、該反応物を20-25゜に冷却し、続いて高真空下に溶媒を蒸発させる。 これから半固形物を得て、これをクロロホルムに取り重炭酸ナトリウム水溶液( 2×)およびセーラインで洗浄する。固形物を水性および有機層の間の接触面に 懸濁する。この固形物を有機層と共に採集し、溶媒を蒸発させて2.38gの固 形物を得る。この固形物を150gのシリカゲルを用いたクロマトグラフィーに 付し、クロロホルム/メタノール中の3.7Mアンモニア(93/7)で溶出する 。該固形物を懸濁物としてカラムに付す。最初の400mlおよび150mlの 画分、続いて10mlの画分を採集する。画分19-45は所望の生成物を含有 する。溶媒を蒸発させ、乾燥させて標題の化合物を得る。融点276-280゜ ;NMR(DMSO-d6、TMS)1265、8.99、8.78、8.36、 8.1、7.71、7.28および7.16δ;MS(m/z)計算値=251 .0919、実測値=251.0927;IR(鉱油)3149、3140、1 615、1584、1491、1439、1421、1336、1313、12 68、1246、1102、1059、1011、832、739、647cm-1 実施例95 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン (VII) 18mlのピロリジン中の2,4-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミ ジン(実施例93、0.303g)の撹拌混合物を一晩加熱還流する。溶媒を蒸 発させて油が得られ、これをクロロホルムに採り、水およびセーラインで洗浄す る。該 有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過し、濃縮して1.0gの固形物が得ら れ、これを125gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、クロロホルム /メタノール(95/5)で溶出する。最初の150mlの画分、続いて10ml の画分を採集する。画分19-54が所望の生成物(0.69g)を含有する。 前記の固形物をさらに2回シリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、同一の溶 媒系で溶出する。高真空下に乾燥させた後の最後のクロマトグラフィーから標題 の化合物を得る。融点247-250゜;NMR(CDCl3、TMS)9.9、 6.66、6.39、3.85-3.75、3.7-3.5および2.05-1. 9δ;MS(m/z)計算値=257、実測値=257 実施例96 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン ,モノメタンスルホネート(VII-塩) 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実 施例95、0.223g)から出発する以外は実施例36の常法に従い標題の化 合物を得る。融点217-221°;NMR(CDCl3、TMS)12.55、 12.45、6.78、6.38、3.87、3.76、3.63、2.90お よび2.1-1.95δ;MS(m/z)計算値=257.1640、実測値=2 57.1647 実施例97 2-(2,6-ジクロロピリミジン-4-イルアミノ)-エタンスルホ ン酸(III) 75mlのテトラヒドロフラン中の2,4,6-トリクロロピリミジン(6. 9g)の撹拌した混合物をジイソプロピルエチルアミン(15ml)および固形 タウリン(4.7g)で処理する。得られた懸濁物を48時間加熱還流する。該 反応混合物を20-25゜に冷却し、続いて溶媒を蒸発させると26gの油が得 られ、これを170gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、クロロホル ム/メタノール中の5.0M アンモニア(7/3)で溶出する。最初の250m Lの画分、続いて20mlの画分を採集する。画分23-57が所望の生成物を 含有する。溶媒を蒸発させて半固形物が得られ、これをクロロホルム/メタノー ル(10/1)に採り、20-25゜にて30分間撹拌する。濾過して3.71g の固形物を得る。 濾過した油を550gの230-400メッシュのシリカゲル上でフラッシュ カラムおよび前記と同一の溶媒系を用いて再クロマトグラフする。生成物画分を 採集し、続いて溶媒を蒸発させると固形物が得られ、これを懸濁液としてクロロ ホルムに採り、1時間撹拌する。該懸濁液を濾過し、高真空下に一晩乾燥して標 題の化合物を得る。融点206-211゜;NMR(メタノール、TMS)3. 77および3.07δ 実施例98 2-(2,6-ジ-1-ピロリジニルピリミジン-4-イルアミノ)エタ ンスルホネート(V) 2-(2,6-ジクロロピリミジン-4-イルアミノ)エタンスルホネート(III 、実施例97、3.0g)をピロリジン(IV、125ml)に溶解し、加熱還流 する。溶媒を蒸発させると半固形物が得られ、これを155gのシリカゲル上の クロマトグラフィーに付し、クロロホルム/メタノール中の3.9M アンモニ ア(7/3)で溶出する。最初の150mlの画分、続いて15mlの画分を採 集する。画分8-18が所望の生成物を含有する。溶媒を蒸発させて高真空下に 乾燥すると固形物が得られ、(その一部を)155gのシリカゲル上の再クロマ トグラフに付し、前記と同一の溶媒系で溶出する。適当な画分を保存し、濃縮す ると標題の化合物が得られ、これはさらに精製することなく次の反応で用いる。 実施例99 2-(6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-7-イル)エタンスルホネート(VII) 20mlのアセトニトリル中の2-(2,6-ジ-1-ピロリジニルピリミジン- 4-イルアミノ)エタンスルホネート(V、実施例98、1.00g)の撹拌し た懸濁液に、1.0mlのジイソプロピルエチルアミンおよび臭化フェナシル( VI、0.583g)を添加する。該懸濁液を一晩加熱還流し、続いて溶媒を蒸発 させて油を得る。該油を100gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、 クロロホルム/メタノール中の3.9Mアンモニア(75/25)で溶出する。最 初の100mlの画分、続いて8mlの画分を採集する。画分31-43が、出 発物質および低極性不純物と共に所望の生成物を含有する。溶媒を蒸発させると 0.48gの半固形物が得られ、これをエーテル/ヘキサン混合物で処理する。 該懸濁液を30分間撹拌した後に生成物を濾過する。採集した固形物を数回エー テル部分で洗浄する。該生 成物を高真空下に乾燥して標題の化合物が得られ、該生成物の一部を水/濃エタ ノール(85/15)から再結晶化させる。融点>300゜;NMR(CDCl3 、TMS)7.46-7.35、6.44、4.35、3.88-3.65、3. 22および2.12-1.90δ;IR(鉱油)3466、1635、1598 、1542、1421、1396、1353、1311、1239、1226、 1188、1155、1036および747cm-1;MS(m/z)計算値=4 41.1834、実測値=441.1841 実施例100 2-ブロモ-3’,4’-ジメトキシアセトフェノン(VI) 3’,4’-ジメトキシアセトフェノンから出発から出発する以外の重要でな い変形は実施例59の常法に従い標題の化合物を得る。融点79.5-81.0 ゜;NMR(CDCl3、TMS)7.61、6.92、4.42、3.97、 3.95δ 実施例101 6-(3,4-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピ ロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例1、3. 81g)および2-ブロモ-3’,4’-ジメトキシアセトフェノン(VI、実施例 100、3.99g)から出発する以外の重要でない変形は実施例40の常法に 従い標題の化合物を得る。融点175-178゜;NMR(CDCl3、TMS) 6.95、6.36、3.92、3.80、3.66、1.96δ 実施例102 6-(3,4-ジメトキシフェニル)-7-メチル−2,4-ジ-1- ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンモノエタンスルホネート(V II-塩) 6-(3,4-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例101、0.96g)から 出発する以外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得る。 融点182-185°;NMR(DMSO-d6)7.05、6.71、3.81- 3.62、2.28、1.96;HRMS(m/z)M+=407.2337、C232952としての計算値=407.2321、m/z 392、379、3 52、203、182において他のイオン 実施例103 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル)-1,2-ベンゼンジオールモノヒドロブロ ミド(VII-塩) 6-(3,4-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例101、1.0699g) から出発する以外の重要でない変形は実施例55の常法に従って標題の化合物を 得る。融点232-235°;少量の試料を95%エタノールから再結晶化させ て分析試料を得る。NMR(CD3OD)6.88-6.79、6.56、3.8 8、3.69、2.05δ;HRMS(EI、m/z)379.2013にてM+ が観察される、C212552としての計算値=379.2008、m/z 3 51、322、40において他のイオン;IR(鉱油)3520、3162、1 684、1280、1114cm-1 実施例104 6-(2,5-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピ ロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3、2. 8g)および2-ブロモ-2’,5’-ジメトキシアセトフェノン(VI、アルドリ ッチ・ケミカル社(Aldrich Chemical Co.)製、2.92g)から出発する以外 の重要でない変形は実施例40の常法に従い標題の化合物を得る。融点140- 142゜;NMR(CDCl3、TMS)6.58、6.37、3.79-3.7 4、3.62、3.50、2.04-194δ 実施例105 2-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)-1,4-ベンゼンジオール,モノヒドロブロミド (VII-塩) 6-(2,5-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例104)から出発する以外 の重要でない変形は実施例103の常法に従い標題の化合物を得る。融点295 -299°;NMR(CD3OD)6.68-6.60、6.48、3.79、3 .61、3.52、1.96δ;HRMS(EI、m/z)379.2004に おいてM+が観察される、C212552としての計算値=379.2008、 m/z 351、324、70において他のイオン;IR(鉱油)3167、1 688、1496、1275、 1195cm-1 実施例106 2-ブロモ-2’-フルオロ-4’-メトキシアセトフェノン(VI) 2’フルオロ-4’-メトキシアセトフェノン(アルドリッチ・ケミカル社(Al drich Chemical Co.)製)から出発する以外の重要でない変形は実施例100の 常法に従い標題の化合物を得る。融点67-69°;NMR(CDCl3、TMS )7.95、6.79、6.64、4.48δ;HRMS(EI、m/z)C98 BrFO2+としての計算値、実測値=246および248 実施例107 6-(2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ -1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V)実施例3)およ び2-ブロモ-2’-フルオロ-4’-メトキシアセトフェノン(VI、実施例106 )から出発する以外の重要でない変形は実施例104の常法に従い標題の化合物 を得る。融点168.5-169.5°;NMR(CDCl3、TMS)7.28 、6.37、3.84、3.78、3.62、3.54、1.95δ;HRMS (EI、m/z)C2226FN5Oとしての計算値=395、実測値=395;I R(鉱油);3063、1626、1577、1512、1523、1492、 1485、1480、1444、1403、1357、1347、1296、1 251、1158、1123、1042、873、815、774cm-1 実施例108 6-(2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ -1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンモノメタンスルホネー ト(VII-塩) 6-(2-フルオロ-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例107)から出発する以 外の重要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得る。融点165 .5-167.5゜;NMR(CDCl3、TMS)7.24、6.75、6.4 3、3.8、2.78、2.05δ;HRMS(EI、m/z)C2226FN5O としての計算値(M)+遊離塩基=395.2121、実測値=395.211 9;IR(鉱油):3447、1628、1596、1579、1556、15 42、1495、 1416、1360、1339、1323、1307、1254、1231、1 171、1104、1041、947、833、768、756cm-1 実施例109 6-(2-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3)およ び2-ブロモ-2’-メトキシアセトフェノン(VI、アルドリッチ・ケミカル社(A ldrich Chemical Co.)製)から出発する以外の重要でない変形は実施例104 の常法に従い標題の化合物を得る。NMR(CDCl3、TMS)7.26、6 .91、6.28、3.72、3.56、3.42、1.87δ 実施例110 2-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール,モノヒドロブロミド(VII-塩) 6-(2-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例109)から出発する以外の重要で ない変形は実施例103の常法に従い標題の化合物を得る。融点203-206 ゜;NMR(CDCl3、TMS)7.25、1196.93、6.58、3. 88、3.70、3.60、2.08δ;HRMS(EI、m/z)M+=363 .2062、C21255Oとしての計算値=363.2059、m/z 335 、308、181、160、82において他のイオン;IR(鉱油)3433、 3367、3059、1631、1540、1285、756cm-1 実施例111 2-ブロモシクロヘキサノン(VI) 30mlの酢酸エチル/クロロホルム(1/1)中のシクロヘキサノン(3.2 5ml)の混合物を100mlフラスコ中で調製する。この撹拌混合物に、臭化 銅(13.96g)を一度に固形物として添加する。フラスコ中の含有物を1. 25時間還流に付す。次いで、該反応物を20-25゜に冷却し、続いて濾過す る。濾液を3×20ml部分の飽和重炭酸ナトリウム混合液で洗浄する。該有機 層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して減圧下に溶媒を留去する。油(4.2 9g)を得たら、これを455gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに付す。 溶出液(3.5l)は酢酸エチル/ヘキサン(19/1)、続いて酢酸エチル/ヘ キサン(9/1、1.5l) である。TLC均一性の基づく所望の画分を合わせて濃縮し標題の化合物を得た 。NMR(CDCL3、TMS)4.45、3.04-2.94、2.39-2. 19、2.05-1.94、1.87-1.71δ 実施例112 5,6,7,8-テトラヒドロ-9-メチル-2,4-ジ-1-ピロリ ジニル-5H-ピリミド[4,5-b]インドール(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3、1. 54g)、ジイソプロピルエチルアミン(1.15ml)および80mlのアセ トニトリルの混合物を200mlフラスコ中で調製する。2-ブロモシクロヘキ サノン(VI、実施例111、1.11g)を20-25°にて撹拌混合物に添加 する。該反応物を29時間加熱還流する。フラスコ含有物を0゜に冷却する。固 形物が沈殿したら、濾過によって採集して乾燥させ標題の化合物を得る。融点1 96-200゜;NMR(CDCl3、TMS)3.68、3.59、3.51、 2.72、2.61、1.94-1.77δ 実施例113 5,6,7,8,テトラヒドロ-9-メチル-2,4-ジ-1-ピロリ ジニル-5H-ピリミド[4,5-b]インドール,モノメタンスルホネート(VII -塩) 5,6,7,8-テトラヒドロ-9-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-5H- ピリミド[4,5-b]インドール(VII、実施例112)から出発する以外の重 要でない変形は実施例36の常法に従い標題の化合物を得る。融点178-18 2゜;NMR(CDCl3、TMS)3.81-3.73、2.78、2.67、 2.57、2.01-1.76δ;HRMS(EI、m/z)M+=325.22 73、C19275としての計算値=325.2266、m/z 297、270 、256、162、141において他のイオン、IR(鉱油)2269、162 5、1569、1442、1247、1164、1036、766cm-1 実施例114 2-ブロモ-1-ピリジン-2-イルエタノンヒドロブロミド(VI) 30mlの四塩化炭素中の臭素(4.28ml)の混合物を、添加漏斗を経て 2-アセチルピリジン(9.25ml、アルドリッチ・ケミカル社(Aldrich Che micalCo.)製)および四塩化炭素(65ml)の沸騰混合物に滴下する。添加は 2時間で完了し、15分以内に固形物が生成し始める。該反応容器を0°に冷却 する前に さらに40分間還流を続ける。固形沈澱物を濾過によって採集し、3時間乾燥( 40゜、0.03mm)して標題の化合物を得る。融点212-213゜;NM R(CD3OD)8.83-8.15、3.86δ 実施例115 6-(2-ピリジニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3)およ び2-ブロモ-1-ピリジン-2-イル-エタノン臭化水素(VI、実施例114)から 出発する以外の重要でない変形は実施例103の常法に従い標題の化合物を得る 。融点243-247°;NMR(CDCl3、TMS)8.58、7.64-7 .54、7.08、6.80、3.97、3.81、3.63、1.95δ;H RMS(EI、m/z)M+=348;C20246としての計算値=348.2 062、m/z 320、306、293、279、174、153において他 のイオン;IR(鉱油):2956、1570、1537、1478、1360 、765cm-1 実施例116 5-アセチル-2-メトキシ安息香酸メチルエステル 5-アセチルサリチル酸(1.46g)、DMF(10ml)および炭酸カリ ウム(1.1281g)の混合物を20-25°にて、ピペットを介してヨード メタン(1.55ml)を添加しつつ撹拌する。該反応混合物を窒素雰囲気下に 置き、20-25°にて65時間撹拌する。さらにヨードメタン(0.76ml )および炭酸カリウム(1.14g)を添加し、該反応物をさらに24時間撹拌 する。該反応混合物を35mlの1N塩酸に注ぎ、3.35ml部分のエーテル で抽出する。該有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥する前に冷水および冷重 炭酸ナトリウムで洗浄する。減圧下に溶媒を留去して固形物が得られ、これをオ ーブン(40°、0.05mm)に24時間置いて標題の化合物を得る。融点7 2-74°;NMR(CDCl3、TMS)8.41、8.12、7.03、3. 98、3.92、2.59δ 実施例117 5-ブロモアセチル-2-メトキシ-安息香酸メチルエステル(VI) 5-アセチル-2-メトキシ安息香酸メチルエステル(実施例116)から出発 する以外の重要でない変形は実施例100の常法に従い標題の化合物を得る。N MR(CDCl3、TMS)8.44、8.15、7.07、4.23、4.0 0、 3.93δ 実施例118 2-メトキシ-5-(7-メチル-2,4-ジ-ピロリジン-1-イル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)安息香酸メチルエステル(VII) 4-メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、実施例3)およ び5-ブロモアセチル-2-メトキシ-安息香酸メチルエステル(VI、実施例117 )から出発する以外の重要でない変形は実施例104の常法に従い標題の化合物 を得る。融点168-170°;NMR(CDCl3、TMS):δ7.90、7 .55、7.05、6.39、3.95、3.911、3.79、3.63、1 .95 実施例119 2-ヒドロキシ-5-(7-メチル-2,4-ジ-ピロリジン-1-イル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸モノヒドロブロミド (VII-塩) 2-メトキシ-5-(7-メチル-2,4-ジ-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸メチルエステル(VII、実施例11 8)から出発する以外の重要でない変形は実施例103の常法に従い標題の化合 物を得る。融点258-267°;NMR(CD3OD、TMS)7.86、7. 51、6.96、6.58、3.80、3.61、2.01δ;HRMS(EI 、m/z)M+=407、C2226BrN53としての計算値=407、m/z 389、361、333、70、44において他のイオン;IR(鉱油)365 0、3611、3476、1676、1627、1591、1537、1402 、1365、1355、1299、1181、839、805、787、754 cm-1 実施例120 4,4’-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-5,6-ジイル)-ビス-フェノール トリヒドロブロ ミド(VII-塩) 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピペラジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例86)から出発する以外の 重要でない変形は実施例103の常法に従い標題の化合物を得る。融点>300 ゜;NMR(メタノール-d1、TMS)7.01、6.76、4.15、3.5 7、3.40、2.99δ;CMR(CDCl3〜TMS)160.7、159 .2、158.0、 152.3、146.6、136.7、133.6、132.7、126.6、 121.7、116.6、116.5、116.1、99.5、47.0、44 .4、44.1、41.7、32.0;MS(EI、m/z)C273172+ 遊離塩基としての計算値=485.2539、実測値485.2537 実施例121 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-ピペラジ ン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) p-メトキシフェナシルブロミド(VI)から出発する以外の重要でない変形は 実施例86の常法に従い標題の化合物を得る。融点168-170.5゜;NM R(CDCl3、TMS)7.39、6.96、6.29、3.85、3.77 、3.64、2.97δ;C22297OとしてのMS(EI、m/z)M+計算 値=407、実測値=407;IR(鉱油)1578、1570、1554、1 542、1498、1492、1446、1438、1429、1399、13 64、1304、1257、1245、1181、1006、809、771c m-1 実施例122 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-ピペラジ ン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンジメタンスルホネート(VII) 150mlのイソプロパノール/水(95/5)中の6-(4-メトキシフェニル )-7-メチル-2,4-ビス-ピペラジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン(VII、実施例121、1.480g)の混合物を、0.705gのメタ ンスルホネートで処理する。該混合物を窒素下に20-25゜にて2.5時間撹 拌する。溶媒を蒸発させて高真空下に乾燥すると発泡物が得られ、これをクロロ ホルム、次いでヘキサン/酢酸エチル(1/1)で処理する。各々の場合において 溶媒を蒸発させる。該固形物をヘキサン/酢酸エチル(1/1)に懸濁し、1時間 撹拌する。濾過して、一晩高真空下に乾燥して標題の化合物を得る。融点273 -382゜;NMR(D2O)7.35、6.97、6.41、4.11、4.0 2、3.82、3.53、3.35、2.78δ;CMR(メタノール-d1、T MS)161.2、157.6、157.1、137.9、131.3、125 .5、115.2、98.7、55.9、44.6、44.5、44.0、43 .0、39.6、30.5δ 実施例123 4-(7-メチル-2,4-ジ-ピペラジニル-7H-ピロロ[2,3- d] ピリミジン-6-イル)フェノール トリヒドロブロミド(VII-塩) 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-ピペラジン-1-イル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例121)から出発する以外の 重要でない変形は実施例103の常法に従い標題の化合物を得る。融点>300 °;NMR(D2O)7.12、6.71、6.31、3.99、3.85、3 .38、3.18δ;CMR(D2O;TSP)155.7、155.6、15 1.4、145.3、136.6、129.9、122.0、115.1、97 .1、42.9、42.8、42.6、31.5δ;C21277OとしてのM S(EI、m/z)計算値 M+遊離塩基=393.2277、実測値=393. 2290;IR(鉱油)3345、2791、1634、1597、1587、 1502、1330、1289、1181、1143、847、760cm-1 実施例124 2,4-ビス[3-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)アミ ノ-1-ピロリジニル]-6-メチルアミノピリミジン(V) 2,6-ジクロロ-4-メチルアミノピリミジン(III、実施例1、3.8375 g)を200mlのo-キシレン中に懸濁する。ジイソプロピルエチルアミン( 9.4ml)、続いて3-(t-BOCアミノ)ピロリジン(IV、10.044g )を添加する。該反応含有物を窒素雰囲気下に置き加熱還流する。30分以内に 該混合物は均一となる。該反応混合物を20-25゜に冷却する。溶媒を減圧下 に留去し、その残渣をクロロホルムに溶解する。有機層を飽和重炭酸ナトリウム およびセーラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上に乾燥させる。溶媒を除去して油 を得る。ヘキサン(50ml)を添加し、次いで蒸発させて半固形物を得る。該 半固形物を800gのシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、クロロホルム /アセトン(9/1)、続いて(8/2)および(6/4)で溶出する。クロロホル ム/メタノール(95/5)の残りの部分を用いて、第2生成物の溶出を終了させ る。TLCに基づいて共通の画分を合わせ、濃縮して標題の化合物を得る。融点 90-95゜(分解);NMR(CDCl3、TMS)4.70、4.27、3. 75-3.30、2.83、1.89、1.44δ;MS(EI、mz/)M+= 447、C233974としての計算値=477、m/z 360、305、2 43、217、57、40において他のイオ ン実施例125 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス[3-( 1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-アミノ-1-ピロリジニル]-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン(VII) 2,4-ビス[3-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)アミノ-1-ピロリ ジニル]-6-メチルアミノピリミジン(V、実施例124)およびp-メトキシ フェナシルブロミド(VI)から出発する以外の重要でない変形は実施例104の 常法に従い標題の化合物を得る。融点178-185゜;NMR(CDCl3、T MS)7.37、6.95、6.32、4.71、3.86-3.63δ 実施例126 2,4-ビス(3-アミノ-1-ピロリジニル)-6-(4-メトキシ フェニル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン三塩酸(VII-塩) 125mlの酢酸エチルを250mlフラスコに入れ、0゜に冷却する。撹拌 しながら、塩化水素ガスが飽和するまで酢酸エチルに吹き込む。その時点で、6 -(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス[3-(1,1-ジメチルエト キシカルボニル)-アミノ-1-ピロリジニル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミ ジン(VII、実施例125、1.23g)を撹拌しながら0°にて添加する。し ばらくした後に、該混合物が均一になったら、固形物が沈殿し始める。該反応物 を20-25゜に温め、3.75時間撹拌する。該固形物質を濾過により採取し 、氷冷した酢酸エチルで数回すすぐ。その後24時間乾燥(0.05mm、40 °)させて標題の化合物を得る。融点259゜(分解);NMR(CD3OD、 TMS)7.44、7.06、6.60、4.23-3.91、3.86、3. 76、2.56、2.31δ;MS(EI、m/z)M+=407、C22297 Oとしての計算値=407 実施例127 4-[2,4-ビス-(3-アミノ-1-ピロリジニル)-7-メチル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル]フェノール トリヒドロブロミ ド(VII-塩) 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス[3-(1,1-ジメチル エトキシカルボニル)-アミノ-1-ピロリジニル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン(VII、実施例125)から出発する以外の重要でない変形は実施例1 03の常法に従い漂題の化合物を得る。融点267゜分解;NMR(CD3OD 、TMS)7.34、6.91、6.65、4.19-3.91、2.58、2 .32δ;MS(EI、m/z) M+=393、C21277Oの計算値=393 実施例128 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボアルデヒド(VII) ビルスマイヤー試薬は、リン酸オキシクロリド(3.68ml)を氷冷したD MF(3.1ml)に添加し、該混合物を氷浴温度で10分間撹拌することによ り調製する。該試薬(約6.5ml)を、6-(4-メトキシフェニル)-7-メチ ル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実 施例50、4.5g)、DMF(4.5ml)およびTHF(40ml)の撹拌 混合物に、20-25゜にて徐々に添加する。得られた混合物を30分間撹拌し 、次いで、減圧下に濃縮する。該残渣を氷浴中にて冷却し、氷(100g)を添 加して水酸化カリウムペレットでpHを12に調整する。該混合物をジクロロメ タン(200ml)で希釈し、層を分離させる。該有機層を乾燥(硫酸ナトリウ ム)し、減圧下に濃縮すると固形物が得られ、これをクロロホルム/酢酸エチル 混合物から2回再結晶させて標題の化合物を得る。融点206-209°;NM R(CDCl3)9.46、7.38、7.02、3.88、3.80、3.6 0、3.50、1.94、1.85;MS(EI、m/z)405(M)+、37 7、349、307;IR(鉱油)1652cm-1 実施例129 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-イル]メタノール(VII) ホウ化水素ナトリウム(0.04g)を、20-25゜、アルゴン・ブランケ ット下にて、メタノール(5ml)中の6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル -2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボ アルデヒド(VII、実施例128、100mg)の撹拌混合物に添加する。1時 間後に、さらにホウ水素化ナトリウム(40mg)を添加し、該反応混合物を2 0-25゜にて16時間放置する。1時間後に、さらなるホウ水素化ナトリウム (0.12g)をさらに8時間にわたり添加した。該混合物を水酸化ナトリウム およびジクロロメタンの8%混合水溶液で希釈する。層が分離したら、水層をジ クロロメタンで再度2回抽出する。合わせたジクロロメタン抽出物を乾燥(硫酸 ナトリウム)し、減圧下に濃縮して発泡物を得る。この発泡物を酢酸エチルから 結晶化させて標題の 化合物0.067gを得る。融点169-170゜;NMR(CDCl3)7.2 7、6.98、3.87、3.81、3.61、3.47、1.95δ;IR( 鉱油)3274cm-1実施例130 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル- 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボア ルデヒドオキシム(VII) エタノール(18ml)および水(2ml)中の6-(4-メトキシフェニル) -7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン- 5-カルボアルデヒド(VII、実施例128、1.0g)、塩酸ヒドロキシルアミ ン(0.307g)および酢酸ナトリウム(0.63g)の混合物を8時間還流 する。該混合物を冷却し、減圧下に固形残渣に濃縮し、これを水(7ml)で希 釈し、2分間激しく撹拌し、濾過してその固形物を冷水(3×5ml)で洗浄す る。該生成物をフィルター上で15分間風乾し、次いで50゜にて真空オーブン 中で2時間乾燥して標題の化合物を得る。融点226-227゜;NMR(CD Cl3)9.46、7.38、7.02、3.88、3.80、3.60、3. 50、1.94、1.85δ;MS(EI、m/z)420、403、404、 402、386 実施例131 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボニトリル(VII) 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボアルデヒドオキシム(VII、実施例13 0、0.74g)およびジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を窒素下に 20時間還流する。該混合物を20-25゜に冷却し、減圧下に残渣に濃縮して これをエーテルでトリチュレートして0.47gの固形物を得る。その固形物を クロロホルム/ジクロロメタン(1/1)混合物および希重炭酸ナトリウム混合物 で希釈する。該層を分離し、残渣に濃縮してこれをフラッシュクロマトグラフィ ー(シリカゲル、メタノール/クロロホルム1/99)に付す。適当な画分を保存 し、濃縮して固形物を得、これを熱アセトンおよびヘキサン混合物から再結晶化 させて標題の化合物を得る。融点230-231°;NMR(CDCl3)7.4 5、7.03、3.88、3.58、1.97δ 実施例132 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3- d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII) 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノールヒドロブロミド塩(VII、実施例55、8.29g )を撹拌させながら500mlの無水エタノールに懸濁する。20-25°にて プロピレンオキシド(16ml)をピペットを介して添加する。該反応物を1. 5時間加熱還流し、次いで、0゜に冷却する。生成した固形物を濾過し、一晩乾 燥(0.05mm、40゜)して標題の化合物を得る。融点268-272°; NMR(DMSO-d6)9.57、7.34、6.83、6.37、3.68、 3.55、3.50、1.96-1.85δ 実施例133 2,6-ビス(1-ピロリジニルメチル)-4-(7-メチル-2,4 -ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノ ール(VII) 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミ ジン-6-イル)-フェノール(VII、実施例132、510.1mg)および11 mlの無水エタノールで50mlフラスコを満たす。得られた懸濁液に、全て2 0-25゜にて37%ホルムアルデヒド水溶液(1.15ml)、続いてピロリ ジン(0.85ml)を添加する。該反応混合物を窒素雰囲気下に置いて加熱還 流する。3時間の還流後、4mlの無水エタノールを添加して全ての固形物が混 合する。全5.5時間の還流した後に該反応物を0°に冷却する。該反応混合物 を減圧下に濃縮し、得られた固形物を170gのシリカゲル上のクロマトグラフ ィーに付し、メタノール/クロロホルム(5/95)中の4.5M アンモニアで 溶出する。最初の250mlの画分、続いて14mlの画分を採取する。画分2 1-61を合わせ、濃縮して標題の化合物を得る。融点167-169°;NMR (CDCl3、TMS)7.16、6.34、3.81、3.62、1.94、 1.84δ;MS(EI、m/z)M+=529、C31437Oとしての計算値 他のイオンは458、389、70、42、27 実施例134 6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジンモノヒドロクロリド(VII-塩) 酢酸エチル(50ml)を0゜に冷却する。撹拌しつつ酢酸エチルに塩化水素 ガ スを飽和するまで吹き込む。6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H -ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例52、238.8ml)を0° にて一部を添加する。20分間撹拌させたると該混合物は均一になる。該混合物 を20-25゜に温め、1.5時間撹拌する。該溶媒を除去して固形物を得る。 該固形物を酢酸エチル(30ml)でトリチュレートし、採取して乾燥(0.0 5mm、40゜)して粗生成物を得る。該生成物を採取し、一晩乾燥(0.02 mm、40゜)して標題の化合物を得る。融点241-245°(分解) 実施例135 2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-エチルアミノピリミジン(V) 塩酸メチルアミンの代わりに塩酸エチルアミンを用いる以外の重要でない変形 は実施例1の常法に従い、続いて重要でない変形は実施例3の常法に従い標題の 化合物を得る。NMR(CDCl3)6.27、3.6-3.2、1.27;CM R(CDCL3)204.65、164.07、159.60、36.80およ び14.26 実施例136 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2,6-ジクロロ-4-エチルアミノピリミジン(V、実施例135)および1- ブロモ-3-メチル-2-ブタノン(オーガ・シンス(Org.Synth.)、第55巻、 24頁)から出発する以外の重要でない変形は実施例6の常法に従い標題の化合 物を得る。 実施例137 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン硫酸(VII) 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン(VII、実施例136)および正確に1当量の硫酸を、続いて 酢酸エチル、エタノールおよびヘキサンから再結晶させて標題の化合物を得る。 融点208-210°;IR(鉱油)3046、1626、1595、1557 、1476、1351、1241、1155、1063および1165cm-lc m 実施例138 9-メチル2,4-ジ-1-ピロリジニル-9H-ピリミド[4,5- b]インドール デカリン(225ml)中の5,6,7,8-テトラヒドロ-9-メチル-2,4 -ジ-1- ピロリジニル-5H-ピリミド[4,5-b]インドール(VII、実施例112、1 .86g)および白金担持炭素(10%、1.52g)の懸濁液を45分間加熱 還流する。冷却後、クロマトグラフィー精製[シリカゲル、ヘキサン、次いでア セトン/塩化メチレン(2/98)]、続いて再結晶(塩化メチレン/ヘキサン) させて標題の化合物を得る。融点153-154゜;NMR(CDCl3)7.8 8、7.23、7.10、3.92、3.75、3.65および1.95;m/ zにおけるHRMS(EI)M+321.1957、C19235の計算値=32 1.1953 2-[(2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン-4-イル)アミノ]エタノ ール(V、実施例11)および適当なα-ハロケトン(VI)を用いている以外の 重要でない変形は実施例12-13、25−27および30-34の常法に従って 以下に挙げる化合物を得る。 実施例139 6-フェニル-7-[2-(1-(3,4,5-トリメチル)ピペラジ ニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミ ジンマレエート(VII-塩) 融点89°:遊離塩基のNMR(CDCl3)7.2-7.5、6.38、4.2 7、3.78、3.60、2.70、2.56、2.28、1.8-2.05お よび1.04δ 実施例140 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6- フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンマ レエート(VII-塩) 融点125゜;遊離塩基のNMR(CDCl3)7.2-7.5、6.37、4. 29、3.78、3.60、3.46、2.75-2.9、2.69、2.57 、1.85-2.05、1.75および1.08δ 実施例141 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6- (4-フルオロフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン塩酸(VII-塩) 融点179°;遊離塩基のNMR(CDCl3)7.42、7.09、6.33 、4.23、3.78、3.60、2.7-2.9、2.71、2.56、1. 85-2.1、1.55-1.8および1.05δ 実施例142 6-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(1-(3,4,5-トリ メチル)ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン塩酸(VII-塩) 融点180°;遊離塩基のNMR(CDCl3)7.43、7.09、6.33 、4.22、3.77、3.60、2.70、2.53、2.05-2.4、1 .75-2.05、1.03δ 実施例143 2-[6-(4-メチルフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7 H-ピロロ[2,3−d]ピリミジン-7-イル]エタノール 融点187-188°;NMR(CDCl3)7.87、7.15-7.35、6 .37、4.1-4.2、4.0-4.1、3.79、3.58、2.39、1. 8-2.1δ 実施例144 6-(4-メチルフェニル)-7-[2-(1-(3,4,5-トリメ チル)ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン塩酸(VII-塩) 融点201-204°;遊離塩基のNMR(CDCl3)7.35、7.20、6 .34、4.25、3.78、3.60、2.71、2.54、2.39、2. 0-2.3、1.7-2.0、1.03δ 実施例145 6-(4-メチルフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル ]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 融点164゜;NMR(CDCl3)7.35、7.21、6.34、4.27 、3.78、3.59、2.84、2.59、2.45、2.39、1.85- 2.1δ 実施例146 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6- (4-メチルフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン塩酸(VII-塩)融点238-240°;遊離塩基のNMR(CDCl3 )7.34、7.20、6.33、4.26、3.78、3.59、2.7-2 .9、2.72、2.58、2.38、1.8-2.1、1.6-1.8、1.0 4δ 実施例147 6-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニル)エチ ル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 融点159−161°;NMR(CDCl3)7.43、7.10、6.34、 4.24、 3.78、3.59、2.81、2.57、2.40、1.8-2.1δ 実施例148 5-メチル-6-(4-メチルフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニ ル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン(VII) 融点126°;遊離塩基のNMR(CDCl3)7.22、4.09、3.73 、3.59、2.81、2.48、2.40、2.3-2.5、2.20、1. 8-2.2δ 実施例149 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-5- メチル-6-(4-メチルフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン塩酸(VII-塩) 実施例150 6-(4-フルオロフェニル)-5-メチル-7-[2-(1-ピペラジ ニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミ ジン(VII) 実施例151 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6- (4-フルオロフェニル)-5-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン塩酸(VII-塩) 4-tert-ブチルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン(V、実施 例17)および2-クロロアセトン(VI)から出発する以外の重要でない変形は 実施例18-19で概説した常法に従い以下の化合物を得る。 実施例152 6-メチル2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジントリフルオロ酢酸(VII) 融点140.5°;NMR(CDCl3)13.0-13.2、6.04、3.7 -3.9、3.62、2.34および1.85-2.2δ 実施例153 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-(4-メチ ルピペラジン-1-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) ジオキサン(10ml)中の6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4- ビス-ピペラジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例 121、789mg)の混合物を、亜リン酸の一ナトリウム塩、NaH2PO3、 (1M、19.8ml)およびホルムアルデヒド水溶液(37%、1.55ml )で処理する。得られた混合物を不活性気体中で60°にて1時間加熱する。次 いで、該混合物を水性塩基に注ぎ、生成物を塩化メチレンで抽出することにより 単離する。シリ カゲル上のクロマトグラフィーに付し(5%クロロホルム中の4Mアンモニア- メタノール)、保存し、適当な画分を濃縮して標題の化合物を得る。 NMR(CDCl3;TMS)7.38、6.97、6.29、3.92、3. 86、3.64、2.51、2.35、2.34δ 該遊離塩基を過剰量のメタノール性塩酸で二塩酸塩に変換する。メタノール/ 酢酸エチルから再結晶させて、標題の化合物を得る。融点270-281°(分 解) 実施例154 4-[7-メチル-2,4-ビス-(4-メチルピペラジン-1-イル) -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル]-フェノールトリヒドロブロミ ド(VII) 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-(4-メチルピペラジン -1-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例153)から出 発する以外の重要でない変形は実施例55の常法に従って標題の化合物を得る。 NMR(D2O;TSP)7.26、6.87、6.35、3.58-3.01、 2.91、2.90δ 実施例155 7-メチル-2,4-ビス-(4-メチルピペラジン-1-イル)-6- フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピペラジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン(VII、実施例44)から出発する以外の重要でない変形は実施例 153の常法に従い標題の化合物を調製する。 塩酸塩を過剰量のメタノール性塩酸で調製し、酢酸エチル/ヘキサン(1/1) でトリチュレートして標題の化合物を得る。NMR(D2O;TSP)7.36 、6.46、3.55-2.96、2.76δ;C23317の(遊離塩基の)M S計算値=405.2641、実測値=405.2642 実施例156 5,6-(ビス-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビ ス(4-メチルピエペラジン-1-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンニ 塩酸(VII) 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピペラジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII、実施例86)から出発する以外の 重要でない変形は実施例153の常法に従い標題の化合物を得る。融点302- 305°(分解) 実施例157 7-エチル-6-メチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-エチルアミノピリミジン(V、実施例135 )から出発する以外の重要でない変形は実施例49の常法に従い標題の化合物を 得る。 重要でない変形以外は実施例137の常法に従って、対応する硫酸塩を得る。 融点227-228°;NMR(CDCl3、TMS)6.15、4.34、3. 77、2.29、2.02、1.34δ;C17256+HのMS計算値=30 0.2188(遊離塩基)、実測値=300.2170 実施例158 7-エチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン(VII) 2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-エチルアミノピリミジン(V、実施例135 )から出発する以外の重要でない変形は実施例88および89の常法に従って標 題の化合物を得る。 重要でない変形以外は実施例137の常法に従って対応する硫酸塩を得る。融 点200-201°;NMR(CDCl3)6.64、6.41、4.40、3. 77、2.02、1.45δ:C16235+HのMS(遊離塩基)計算値=2 86.2032、実測値=286.2038 実施例159 7-tert-ブチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン(VII) 4-tert-ブチルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン(V、実施 例17)から出発する以外の重要でない変形は実施例80および89の常法に従 い標題の化合物を得る。融点187-190°;C14195のMS(遊離塩基) 計算値=257.1640、実測値=257.1648 実施例160 5,6,7-トリメチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) 2-ブロモープロピオフェノンの代わりに3-ブロモ-2-ブタノンから出発する 以外の重要でない変形は実施例49の常法に従い標題の化合物を得る。 該塩酸塩は、過剰量のメタノール性塩酸で調製する。メタノール/酢酸エチル から再結晶化させて標題の化合物の塩を得る。融点234-237°;NMR( CDCl3;TMS)4.00-3.74、3.73、2.21、2.19、1. 97δ 実施例161 5,6,7,8-テトラヒドロ-2,4-ジ-1-ピロリジニル-1H -ピリミド[4,5-b]インドール(VII) 実施例3の生成物の代わりに4-tert-ブチルアミノ-2,6-ジ-(1-ピロリジ ニル)ピリミジン(V、実施例17)から出発する以外の重要でない変形は実施 例11の常法に従い標題の化合物の9-t-ブチル誘導体を得る。t-ブチル基の 除去は実施例19の方法に従う。 実施例36の常法に従い標題の化合物メタン硫酸塩を得る。融点253-25 4°;NMR(CDCl3;TMS)12.47、11.99、3.74、3. 60、2.89、2.67、1.93、1.78δ;C18255のMS(遊離 塩基)計算値=311.2110、実測値=311.2109 実施例162 7-tert-ブチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン硫酸(VII) 実施例49および137の常法に従い1-ブロモ-3-メチル-2-ブタノン[VI 、オーガ・シン(Org.Syn.)、第55巻、24頁]をα-ブロモケトン成分(VI )として用い標題の化合物を得る。融点243-244°C21335のMS(遊 離塩基)の計算値=355.2727、実測値=355.2736 実施例163 6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン(VII) 実施例19の常法に従い7-tert-ブチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロ リジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(実施例162)から出発して 標題の化合物を得る。 1当量の希硫酸(1M)を添加し、続いて酢酸エチル/メタノール混合物から 再結晶させて標題の化合物の塩を得る。融点223−225°;MS(低分解能 ;遊離塩基)M+m/z299 実施例164 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン硫酸(VII) 実施例49および137の常法に従い2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-エチル アミノピリミジン(V、実施例135)および1-ブロモ-3-メチル-2-ブタノ ン(IV)から出発して標題の化合物を得る。融点208-210゜;MS(低分 解能、遊離塩基)M+m/z327 実施例165 6-シクロプロピル-7-エチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H -ピロロ[2,3-d]ピリミジン硫酸(VII) 実施例49および137の常法に従い2,6-ジ-1-ピロリジニル-4-エチル アミノピリミジン(V、実施例135)およびブロモアセチルシクロプロパン( VII)から出発して標題の化合物を得る。融点219-220°;NMR(CDC l3;TMS)6.01、4.57-4.50、3.79-3.77、2.05-2 .01、1.75-1.70、1.43、0.97-0.91、0.67-0.6 1δ;C19275+HのMS(遊離塩基)計算値=326.2345、実測値 =326.2340 実施例166 6-ベンジルアミノ-2,4-ジ-1-ピロリジニルピリミジン(V ) 実施例3の別法に従いメチルアミンの代わりにベジルアミンから出発して標題 の化合物を得る。融点70-72゜;NMR(CDCl3;TMS)7.37-7 .21、4.72、4.43-4.42、3.53-3.49、3.37、1.9 1-1.87δ 実施例167 6-シクロプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン(VII) 6-ベンジルアミノ-2,4-ジ-1-ピロリジニルピリミジン(V、実施例16 6)およびブロモアセチルシクロプロパン(VI)から出発する以外は実施例49 の常法に従い、標題の化合物のN-7ベンジル誘導体を得る。融点147−14 8゜;NMR(CDCl3;TMS)7.27-7.16、5.98、5.41、 3.77-3.73、3.59-3.55、1.99-1.88、1.61-1.5 2、0.75-0.69、0.54-0.49δ 125mlのテトラヒドロフランおよび150mlの液体アンモニア中のベン ジル誘導体(2.64g)の混合物を850mgのナトリウム金属と処理する。 1時間後、塩化アンモニウム固形物を青色が消失するまで添加し、窒素蒸気でア ンモ ニアを除去し、(水で希釈した)クロロホルム混合物で抽出することにより生成 物を単離する。濃縮して標題の化合物を得る。NMR(CDCl3)8.93、 5.99、3.77-3.72、3.61-3.57、1.96-1.75、1. 00-0.78、0.65-0.59δ 遊離塩基を1当量の硫酸と処理し、続いてメタノール/酢酸エチルから再結晶 化させて標題の化合物の塩を得る。融点240-242°;C17235+HのM S(遊離塩基)計算値=298.2032、実測値=298.2031 実施例168 5,6,7,8-テトラヒドロ-9-[2-(1-ピペラジニル)エ チル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-5H-ピリミド[4,5-b]インドールマ レイン酸(VII) 2-[(2,6-ジ-(1-ピロリジニル)ピリミジン-4-イル)アミノ]エタノ ール(V、実施例11)から出発する以外の重要でない変形は実施例112の常 法に従い標題の化合物に対応するN-9ヒドロキシエチル中間体を得る。この中 間体から標題の化合物への転換は、重要でない変形以外は実施例13および34 の常法を用いて達成する。融点155-157°;C24377としてのMS(遊 離塩基)計算値=423.2062、実測値=348.2057 実施例170 6-フェニル-7-[2-(1-グルコシル)エチル]-2,4-ジ-1 -ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII) クロロホルム(20ml)中の2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール(VII、実施例12 、600mg)の混合物を0゜に冷却し、α-D-グルコピラノシルブロミドテト ラベンゾエート(1.58g)および銀トリフラート(614mg)で処理する 。0°にて5分、25°にて3時間後に、シリカゲル上のクロマトグラフィーに 付し、酢酸エチル/クロロホルム/ヘキサン(20/20/60)で溶出することに よりテトラベンゾエート生成物を単離する。適当な画分を保存して濃縮する。テ トラベンゾエートをアンモニア/メタノール(4M、200ml)18時間、2 5°)で処理する。濃縮し、続いて残渣をクロマトグラフィーに付して(酢酸エ チルから再結晶させて)標題の化合物を得る。融点197-199°;C283756+HのMS計算値=540.2822、実測値=540.2837 実施例171 [4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノキシ]酢酸メチルエステル(VII) DMF(150ml)中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII、実施例54、1. 69)およびメチルブロモ酢酸(1.3ml)の混合物を0゜に冷却し、水素化 ナトリウム(315mg)で処理する。0゜にて1時間、25゜にて16時間付 した後に、反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出することにより該生成物 を単離する。アセトン/クロロホルム(8/92)でクロマトグラフィーによって 精製し、適当な画分を保存して濃縮し、続いて再結晶(エタノール/酢酸エチル )させて標題の化合物を得る。融点190-192゜;NMR(CDCl3;TM S)7.38、6.95、6.35、4.68、3.83、3.64、1.94 δ 実施例172 [4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノキシ]酢酸,一塩酸(VII) 塩酸(6M、45ml)中の[4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノキシ]酢酸メチルエステ ル(実施例171、504mg)の混合物を3時間加熱還流する。該混合物を冷 却後、濾過により標題の化合物を単離する。融点186-191°;NMR(C DCl3;TMS)7.32、6.98、6.38、4.65、3.87、2. 03δ 実施例173 N-ヒドロキシ-N-メチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリ ジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)−フェノキシアセトア ミド(VII) 塩化メチレン(7ml)中の[4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノキシ]酢酸(VII、実施 例172、458mg)の懸濁液を、DMF(85μl)で処理し、次いで0° に冷却し、塩化オキサリル(195μl)で処理する。0゜にて20分後、TH F(6ml)中のN-メチルヒドロキシルアミン塩酸(516mg)およびトリ エチルアミン(1.1ml)の混合物を添加する。25°にて7時間後、該混合 物を濃縮し、残渣を塩化メチレンおよびpH4の水性緩衝液の間に分配させる。 該粗生成物をクロマトグラフィー精製し、クロロホルム/メタノール/酢酸(90 /9/1)で溶出し、 続いて再結晶(塩化メチレン/ヘキサン)させて標題の化合物を得る。融点20 8-209°;NMR(CDCl3;TMS)7.45-7.21、6.72、6 .29、4.69、3.76、3.63-3.56、3.18、1.96δ;C2 43063としてのMS計算値=450.2379、実測値=450.237 6 実施例174 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール硫酸カリウム(VII) ピリジン(9.5ml)中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII、実施例54、 517mg)およびジシクロヘキシルカルボジイミド(3.28g)の懸濁液を 、ピリジン(2.0ml)中の硫酸水素テトラブチルアンモニウム(1.0g) の混合物で処理する。該混合物を25゜にて1時間撹拌し、1時間還流する。メ タノール(35ml)および飽和メタノール性炭酸カリウム(20ml)を添加 して固形物を分離させる。該生成物を濾過により単離し、メタノール/水(60/ 40)シリカゲル上のC18-逆相クロマトグラフィーによりさらに精製して標題 の化合物を得る。融点275゜(分解);MS482にて(M+H)が観察され る、520にてM+Kが観察される 実施例175 ジエチル-[2-[4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノキシ]-エチル]アミン (VII) 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノール(VII、実施例54、364mg)、水酸化カリウ ム水溶液(50%、7ml)、THF(5ml)、二硫酸テトラブチルアンモニ ウム(170mg)および2-塩化ジエチルアミノエチル塩酸(521mg)の 混合物を25°にて4.5時間激しく撹拌し、16時間還流する。次いで、該生 成物遊離塩基をクロロホルムで抽出して単離し、クロマトグラフィーに付してメ タノール/クロロホルム(5/95)で溶出することにより精製する。適当な画分 を保存し、濃縮して標題の化合物を得る。C27386O+HのMS(遊離塩基 )計算値=463.3185、実測値=463.3158;NMR(CDCl3 ;TMS)7.40、6.96、6.37、4.53、3.87-3.50、3 .42、3.21、1.95、1.44δ 過剰量のメタノール性塩酸で該遊離塩基を一塩酸塩に変換する。アセトン/ ヘキサンから再結晶させて標題の化合物の塩を得る。融点205-208゜ 実施例176 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノールN,N-ジメチルスルファモイル誘導 体(VII) 4mlのベンゼン中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII、実施例54、325m g)、144mgのN,N-塩化ジメチルスルファモイル、32μlの7N水酸 化ナトリウム水溶液、および3mgの臭化テトラブチルアンモニウムの混合物を 25°にて5分間撹拌し、次いで2時間加熱還流する。冷却した後に該混合物を ベンゼンおよび水(pH8-9)の間に分配させ、有機層を蒸発させる。残渣固 形物をアセトン/ヘキサンから再結晶させて標題の化合物を得る。融点186-1 88°;NMR(CDCl3;TMS):7.47、7.32、6.42、3. 79、3.64、3.01、1.95δ 実施例177 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール2-{2-[2-(2-メトキシ)エトキ シ]エトキシ}エチルエーテル(VII) DMF(5ml)中の水素化ナトリウム分散液(60%、1.06)および4 -(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン-6-イル)フェノール(VII、実施例54、910mg)の混合物を25°に て45分間および60゜にて15分間撹拌する。該混合物を25゜に冷却し、D MF(3ml)中のトリエチレングリコールモノメチルエーテルモノトルエンス ルホネート(1.01g)の混合物で処理する。得られた混合物を25°にて1 時間、60゜にて3時間撹拌する。冷却した後にDMFのほぼ全体を除去し、酢 酸エチル/水で抽出して生成物を単離する。該有機層を乾燥して濃縮する。シリ カ上でクロマトグラフィー精製し、アセトン/クロロホルム(10/90)で溶出 し、続いて再結晶化(酢酸エチル/ヘキサン)させて標題の化合物を得る。融点 88-89゜ 実施例178 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール1-(2-イミダゾール-1-イル)エチ ルエーテル(VII) THF(25ml)中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII、実施例54、3.1 7g)、1,2-ジブロモエタン(26.3g)、水酸化ナトリウム水溶液(5 0%、20g)および二硫酸テトラブチルアンモニウム(100mg)の混合物 を激しく撹拌し、500にて1.5時間加熱する。該反応混合物を冷却し、塩化 メチレンで抽出して実施例54の生成物の2-ブロモ-1-エチルエーテルを得る 。10mlのトルエン中の330mgのこの中間体ブロモエチルエーテル、96 0mgのイミダゾールおよび50mgのヨウ化ナトリウムの混合物を48時間加 熱還流する。冷却した反応混合物を塩化メチレン/水で抽出し、濃縮して標題の 化合物を得る。 C26317OとしてのMS(遊離塩基)計算値=457.2590、実測値= 457.2597 この物質を1当量のメタノール性塩酸で処理し、標題の化合物の塩を得る。融 点132-140° 実施例179 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)フェニル-N,N-ジメチルカルバメート(VII) 無水ジメチルホルムアミド(40ml)中の水素化ナトリウム(60%、1. 13g)の混合物を氷浴中にて冷却し、4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール(VII、実施例 54、2.00g)で処理する。25゜にての2時間、60゜にての20分間の 後、該混合物を25゜に冷却し、1.27mlの塩化ジメチルカルバミルで処理 する。25゜にての3.5時間後、該混合物を酢酸エチルで抽出することにより 生成物を得る。シリカ上でのクロマトグラフィーに付し、メタノール/クロロホ ルム(2/98)で溶出し、続いて該生成物を酢酸エチルから再結晶させて標題 の化合物を得る。融点194-195°;NMR 7.45-7.43、7.17 -7.14、6.39、3.90-3.71、3.67、3.55-3.21、3 .12、3.03、2.04-1.92δ;C243062としてのMS計算値 =434.2430)実測値=434.2440 実施例180-182 各場合において4−メチルアミノ-2,6-ジ-1-ピロリジノピリミジン(V、 実施例3)および適当なα-ブロモケトン(VI)から出発する以外の重要でない 変形は実施例49の常法に従って、実施例180-182の標題の化合物を合成 する: 実施例180 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸エチルエステル(VII) 融点195-200°;NMR8.08-8.05、7.55-7.52、6. 54、4.43-4.36、3.91-3.75、3.72、3.69-3.52 、2.00-1.92、1.43-1.39δ 実施例181 6-(4-ブロモフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII)およびメタンスルホネート 遊離塩基:融点238-239°;NMR 7.55-7.48、7.36-7 .31、6.42、3.75-3.82、3.66、3.66-3.58、2.0 2-1.90 メタンスルホネート、融点244-246° 実施例182 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル)-ベンゾニトリル(VII) 融点265-266°;NMR 7.68-7.63、7.58-7.52、6 .55、3.83-3.75、3.72、3.66-3.58、2.06-1.9 0δ 実施例183 7-メチル-2,4-ビスピロリジン-1-イル-6-[4-(1H-テ トラゾール-5-イル)-フェニル]-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(VII ) 9mlのN-メチルピロリジン中の4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン- 1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-ベンゾニトリル(実 施例182、219mg)、166mgのトリエチルアミン塩酸および153m gのアジ化ナトリウムの混合物を150゜にて4時間加熱し、次いで20-25 °にて一晩撹拌する。該混合物を蒸留して(0.9mm、50゜)溶媒を除去する 。得られた固形物を150mlのセーラインおよび200mlのクロロホルムに 溶解する。該層を分離させ、クロロホルムで5回水層を抽出する。合わせた有機 抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥して濃縮する。該濃縮物をシリカゲル上のクロ マトグラフィーに付し、アンモニア-ジクロロメタンで飽和した15-20%メタ ノールで溶出 する。適当な画分を保存し、濃縮して標題の化合物を得る。 融点289-291°;NMR 7.96-7.93、7.64-7.61、6. 56、3.70-3.45、3.45-3.23、1.92-1.62δ;C222 59+HのMS計算値=416.2311、実測値=416.2322 実施例184 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ (2,3-d)ピリミジン-6-イル)-ベンズアミド(VII) 4.0mlの無水テトラヒドロフラン中の6-(4-ブロモフェニル)-7-メチ ル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(実施例 181、205mg)の懸濁混合物を乾燥冷アセトン浴中で冷却し、ペンタン中 のt-ブチルリチウムの1.38M混合物0.55ml、続いて0.12mlの トリメチルシリルイソシアネートで処理する。該混合物を10分間撹拌し、20 -25゜に温め、次いで30分間撹拌する。該混合物を水に注ぎ、セーラインで 希釈し、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機抽出物を乾燥し、濃縮して固形物 が得られ、これをシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して(アンモニアージ クロロメタンで飽和した3%メタノールで溶出して)標題の化合物を得る。融点 175-180゜ 該遊離塩基を過剰量の塩酸で処理して標題の化合物の塩を得る。融点275- 278°;NMR 8.03、7.92-7.89、7.60-7.58、7.3 8、6.83、3.72-3.34、2.10-1.80;C22266Oとして のMS計算値=390.2168、実測値=390.2172 実施例185 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸(VII) エタノール(95%、80ml)中の4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジ ン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸エチルエ ステル(実施例180、2.04g)の懸濁液を、240mlの0.1N 水酸 化カリウムの水性混合物で処理する。該混合物を2日間加熱還流し、次いで減圧 下に部分的に濃縮する。得られた混合物を、300mlの5%希塩酸に注ぎ、ク ロロホルムで5回抽出する。合わせた有機物を乾燥し、濃縮し、該濃縮物をシリ カゲル上のクロマトグラフィーに付し、メタノール/クロロホルム/酢酸(5/9 4/1)で溶出し て標題の化合物を得る。融点290-295゜ 4mlのテトラヒドロフラン中の150mgの前記遊離塩基懸濁液を、3.8 mlの0.1N 水酸化カリウム混合物、続いて1mlのメタノールで処理する 。該混合物を50°にて1時間加熱し、次いで3.8ml(0.38mmol) の0.1N水酸化カリウム混合物を添加する。該混合物を減圧下に濃縮し、次い で逆相シリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、メタノール/水(75/25) で溶出する。適当な画分を保存して濃縮する。該濃縮物を水に採り、凍結乾燥し て標題の化合物のカリウム塩を得る。融点>320゜;NMR(DMSO)7. 95-7.92、7.54-7.51、6.61、4.20-3.44、2.10- 1.82δ;C222452KとしてのMS計算値=430.1645、実測値 =430.1668 実施例186 2-[4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-ベンゾイルアミノ]エタンスルホン酸 アンモニウム塩(VII) 5mlのDMF中の4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸(実施例185、253m g)の懸濁液83mgをN-ヒドロキシサクシンイミド、0.11mlのジイソ プロピルカルボジイミドおよび10mgのジメチルアミノピリジンで処理する。 20-25°に18時間付した後、濾過して300mgのN-ヒドロキシサクシン イミドエステル中間体を得る。 50mlのTHF中の249mgのN-ヒドロキシサクシンイミド中間体の懸 濁液を、混合物中に固形物が生成するまでわずかに温め、次いで5.2mlの0 .1N水酸化ナトリウム水溶液中の662mgのタウリン、続いて5mlの水で 処理する。該混合物を2時間撹拌し、次いで減圧下に濃縮する。得られた残渣を 水に溶解し、5%希塩酸で処理する。該混合物のpHをpH4に調整する。層を 分離させて、最後に水層をクロロホルムで抽出する。合わせた有機物を乾燥し、 濃縮して621mgの固形物が得られ、これをシリカゲル上のクロマトグラフィ ーに付して(アンモニア-ジクロロメタンで飽和した15-20%メタノールで溶 出して) 標題の化合物を得る。融点185-190゜;NMR(DMSO)8.63-8. 51、7.86-7.84、7.68-7.65、7.36、7.19、7.02 、6.74、3.88-3.26、2.79-2.64、2.13-1.80δ; C243064S+HのMS計算値=499.2127、実測値=499.21 43 実施例187 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル)-N-(1H-テトラゾール-5-イル)-ベン ズアミド(VII) 50mlのジメチルホルムアミド中の実施例186からのN-ヒドロキシサク シンイミドエステル247mgの混合物を、110mgの5-アミノテトラゾー ル、続いて71mgのジメチルアミノピリジンで処理する。該混合物を3時間撹 拌し、次いで1時間加熱還流する。減圧下にジメチルホルムアミドを除去すると 固形物が得られ、これを少量のメタノールの助けを得てクロロホルムに溶解する 。得られた混合物をセーラインで洗浄する。水層を6倍部のクロロホルムで抽出 する。合わせた有機物を乾燥して濾過する。該固形物をジメチルホルムアミドで 洗浄する。該濾液を濃縮して橙黄色の固形物が得られ、これをシリカゲル上のク ロマトグラフィーに付し(アンモニア-ジクロロメタンで飽和した15-20%メ タノールで溶出して)標題の化合物を得る。融点>310゜;NMR(DMSO )8.15-8.12、7.76-7.73、7.24、6.77、3.89-3 .60、3.60-3.46、2.07-1.80δ;C232610OとしてのM S計算値=459.2369、実測値=459.2374 実施例188 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)フェニルアミン(VII) 4-ベンジルオキシカルボニルアミノ臭化フェナシル(VI)を利用する以外の 重要でない変形は実施例49の常法に従い、標題の化合物のベンジルオキシカル ボニル誘導体を得る。5mlのジメチルホルムアミド中の253mgのこの誘導 体および67.8mgの10%炭素パラジウムの混合物を50psiにて2時間 水素化する。該混合物をセライトパッドを通して濾過し、ジメチルホルムアミド 、メタノール、クロロホルムおよびジクロロメタンで完全に洗浄する。該濾液を 部 分濃縮し、水に注いで3倍部の酢酸エチル/ヘキサン(1/1)で抽出する。合わ せた有機抽出物を乾燥して濃縮すると固形物が得られ、これをシリカゲル上のク ロマトグラフィーに付し、メタノール/クロロホルム(3/97)で溶出する。適 当な画分を保存して濃縮し、標題の化合物を得る。融点235−237゜;NM R7.26-7.24、6.74-6.70、6.31、3.90-3.50、1 .88-2.07δ;C21266としてのMS計算値=362.2219、実測 値=362.2213 遊離塩基を過剰量のメタノール性塩酸で二塩酸塩に変換する。メタノール/酢 酸エチルから再結晶させて標題の化合物の塩を得る。融点205-207°;N MR 7.51-7.49、7.31-7.29、6.42、4.28-3.35 、2.28-1.80δ;C21266としてのMS計算値=362.2219、 実測値=362.2223 実施例189 N-[4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェニル]メタンスルホンアミド(VI I) 30mlのピリジン中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ-[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェニルアミン(実施例188、10 3mg)の混合物を氷-水浴中で冷却し、24μlの塩化メタンスルホニルで処 理する。該混合物を20-25°に温め2日間撹拌する。さらに24μlの塩化 メタンスルホニルを添加し、該混合物をさらに3時間撹拌する。該混合物を水に 注ぎ、3倍部のジクロロメタンで抽出する。合わせた有機物を乾燥し、濃縮して 固形物が得られ、これをシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、メタノール /クロロホルム(4/96)で溶出すると所望の物質が得られ、これを熱アセトニ トリルから再結晶させて標題の化合物を得る。融点248-250゜;NMR 7.46-7.43、7.27-7.24、6.72、6.40、3.88、3. 67、3.67-3.55、3.05、2.01-1.92δ 実施例190 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン-6-イル)フェニルアミンビス(メタンスホンアミド(VII) ) 40mlのジクロロメタン中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ-[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェニルアミン(実施例18 8、206mg)の混合物を氷−水槽中で冷却し、0.15mlのトリエチルア ミン、続いて0.05mlのメタン塩化スルホニルで処理する。さらに3倍部の 塩化メタンスルホニル、0.02ml、0.01mlおよび0.01mlを次時 間(next hour)にわたり一連に添加する。該混合物を水に注入し、飽和重炭酸 ナトリウム水溶液で処理し、3倍部のジクロロメタンで抽出する。合わせた有機 抽出物を乾燥して濃縮して固形物が得られ、これを以前に単離した(50mgの )物質と合わせてシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、メタノール/クロ ロホルム(3/97)で溶出すると所望の物質が得られ、これを熱アセトニトリ ルから再結晶化させて標題の化合物を得る。融点245-248;NMR 7. 49-7.47、7.31-7.28、6.42、3.78-3.69、3.64 、3.58-3.52、3.36、1.97-1.85δ 実施例191 [4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロ ロ-[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェニル]グアニジン(VII) 50mlのジクロロメタン中の4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ-[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェニルアミン(実施例18 8、247mg)の混合物を245mgのジ-2-ピリジルチオンカーボネートで 処理する。該混合物を1時間撹拌し、水に注入し、3倍部のジクロロメタンで抽 出する。合わせた有機抽出物を乾燥し、濃縮して固形物が得られ、これを50m lのジクロロメタンに溶解する。次いで、該混合物の中に約5分間アンモニアを 通気する。該混合物を1日間放置し、次いで、冷蔵下において2日間放置する。 該混合物を濾過して、出発物質のアミンに対応するチオウレア中間体を得る。 融点220-225°;NMR 9.73、7.43、6.44、3.73-3. 59、3.54、3.50-3.39、1.93-1.75δ;MS M+は42 1と判明 200mlのアセトニトリル中の前記からの1.01gのチオウレア中間体の 懸濁液を40°に加温し、0.16mlのヨウ化メチルで処理する。該混合物を 2時間撹拌し、次いで、該温度を50゜に上昇させる。該混合物を一晩撹拌する 。該温度を70に上昇させて、さらに0.08mlのヨウ化メチルを添加する。 該混合 物を1.5時間撹拌し、0.04mlのヨウ化メチルで処理する。2時間撹拌し た後の最後に0.02ml(0.32mmol)のヨウ化メチルを添加する。該 混合物を1時間撹拌し、冷却して濾過し、183mgの未反応の出発物質を得る 。該濾液を濃縮して、シリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、メタノール/ クロロホルム(5/95)で溶出して未だ少量の不純物を含有する所望の物質を 得る。この物質を、シリカゲル上の再クロマトグラフィーに付し、メタノール/ クロロホルム(2/98)で溶出してメチルイソチオウレア相当物を得る。融点 95−98°、NMR 7.43-7.40、6.99-6.97、6.39、3 .81-3.77、3.67、3.65-3.60、1.98-1.92δ 32mlのt-ブタノール中の313mgの前記イソチオウレアの混合物をア ンモニアと25分間処理する。該混合物を密閉チューブ中で一晩加熱還流する。 次いで、該混合物をアンモニアと15分間、2回処理し、さらに7時間加熱還流 する。アンモニアを3回、10分間通気し、次いで24時間加熱還流する。該混 合物を減圧下に濃縮し、クロロホルムおよび水で希釈する。その混合物を、pH が約11になるまで水酸化ナトリウム水溶液(5%)で処理する。層を分離させ て、該水層を2倍部のクロロホルムで逆抽出する。合わせた有機物を乾燥して濃 縮すると固形物が得られ、これをシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、( アンモニア/ジクロロメタンで飽和した30%メタノールで溶出して)標題の化 合物を得る。NMR(DMSO)7.27-7.25、6.81-6.79、6. 27、3.72-3.51、3.46、3.43-3.29、1.90-1.67 δ;C22288+HのMS計算値=405.2515、実測値=405.25 11 チャートA チャートB チャートC チャートD チャートE チャートE-続き チャートF チャートG チャートH
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI // A61K 31/505 ADU 9454−4C 31/70 9454−4C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,SN,TD, TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA,CH, CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,JP,K P,KR,LK,LU,MG,MN,MW,NL,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SK, UA,US,VN (72)発明者 ヤコブセン,エリック・ジョン アメリカ合衆国ミシガン州49080、プレイ ンウェル、エス・レイク・ダスター・ドラ イブ74番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(XXX): [式中、 W1は、-N=または-CH=; W3は、-N=または-CH=; W5は、-N=または-CR5-であるが、但し、W1およびW3が共に-N=である 場合、W5は-CR5-、 ここで、R5は、 (C5-1)(A)-H、 (C5-2)(B)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよいC1 -C8アルキル、ここでR5-1は、 (1)-F、-Cl、-Br、 (2)C1-C4アルキル、 (3)-CF3、 (4)-φ、 (5)-OR5-2、ここでR5-2は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (c)ホスフェート、 (d)サルフェート、 (e)-CO-R5-8、ここでR5-8はC1-C4アルキルまたはC6-C9アラ ルキル、 (f)-CO-NR5-105-11、ここでR5-10およびR5-11は、同一また は異なり、-HまたはC1-C3アルキル、 (g)スルファメート、 (h)グルコシル、 (i)ガラクトシル、 (j)グルクロン酸、 (k)マルトシル、 (l)アラビノシル、 (m)キシロシル、 (n)-CO-CH(NH2)-H、 (o)-CO-CH(NH2)-CH3、 (p)-CO-CH(NH2)-CH(CH32、 (q)-CO-CH(NH2)-CH2-CH(CH32、 (r)-CO-CH(NH2)-CH(CH3)-CH2-CH3、 (s)-CO-CH(NH2)-CH2-OH、 (t)-CO-CH(NH2)-CH(OH)-CH3、 (u)-CO-CH(NH2)-CH2-φ (v)-CO-CH(NH2)-CH2-[p-フェニル]-OH、 (w)-CO-CH(NH2)-CH2-[2-インドリル] (x)-CO-CH(NH2)-CH2-SH、 (y)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-S-CH3、 (z)-CO-C*H-NH-CH2-CH2-C*H2、ここで「*」で印を 付けた炭素原子は、互いに結合してヘテロ環系環を形成する、 (aa)-CO-C*H-NH-CH2-CH(OH)-C*H2、ここで「* 」で印を付けた炭素原子は、互いに結合してヘテロ環系環を形成する、 (bb)-CO-CH(NH2)-CH2-COOH、 (cc)-CO-CH(NH2)-CH2-CONH2、 (dd)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-COOH、 (ee)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CONH2、 (ff)-CO-CH(NH2)-CH2-C*-NH-CH=N-C*H=、こ こで「*」で印を付けた炭素原子は、互いに結合してヘテロ環系環を形成する、 (gg)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-C(=NH)- NH2、 (hh)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ii)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2-NH2 、 (jj)-CO-CH2-CH2-NH2、 (kk)-CO-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ll)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH2 (mm)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-CO-NH2、 (nn)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-OH、 (6)-SR5-2、ここでR5-2は前記定義に同じ、 (7)-NHR5-3、ここでR5-3は-HまたはC1-C4アルキル、 (8)-NR5-45-5、ここでR5-4およびR5-5は同一または異なり、 C1-C4アルキル、あるいは結合する窒素原子と一緒になって複素環 -N*-(CH2n1-R5-6-(CH2n2*を形成してもよく、ここでアルタリス ク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成し、n1は1ないし5、n2 は0ないし3であって、R5-6は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR5-9、ここでR5-9は、 (i)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換され ていてもよいC1-C6アルキル、 (ii)C1-C6アルキルカルボニル、 (iii)C1-C6アルコキシカルボニル、 (iV)C6-C12アリールアルキル、 (v)-φ、 (vi)-SO2-C1-C8アルキル、 (vii)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここで「*」で示した 炭素原子は二重結合によって結合して五員環を形成する、 (9)-(CH2n3CO25-2、ここでn3は0ないし6であって、R5-2 は前記定義に同じ、 (10)-(CH2n3CON(R5-32、ここでn3は前記定義に同じで あって、R5-3は同一または異なっていてもよく前記定義に同じ、 (11)-(CH2n3CONR5-45-5、ここでn3、R5-4、R5-5は前 記定義に同じ、 (12)-(CH2n1OR5-2、ここでR5-2およびn1は前記定義に同じ 、 (13)-(CH2n1OCOR5-3、ここでR5-3およびn1は前記定義に 同じ、 (14)-(CH2n1SR5-2、ここでR5-2およびn1は前記定義に同じ 、 (15)-(CH2n1NHR5-3、ここでR5-3およびn1は前記定義に同 じ、 (16)-(CH2n1NR5-45-5、ここでR5-4、R5-5およびn1は前 記定義に同じ、 (C5-3)(C)所望により1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-φ、ここでR5-1およびn3は前記定義に同じ、 (D)所望により1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ピリジン-2-、3-または4-イル、ここでn3およびR5-1は前記 定義に同じ、 (E)所望により1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ナフタリン-1-、2-イル、ここでn3およびR5-1は前記定義に 同じ、 (C5−5)(F)-(CH2n3CO25-2、ここでn3およびR5-2は前記定義 に同じ、 (C5-6)(G)-(CH2n3CON(R5-32、ここでn3は前記定義に同じ であって、 R5-3は同一または異なっていてもよく、前記定義に同じ、 (C5-7)(H)-(CH2n3CONR5-45-5、ここでn3、R5-4、R5-5は 前記定義 に同じ、 (C5-8)(I)-(CH2n3SO35-2、ここでn3およびR5-2は前記定義に 同じ、 (C5-9)(J)-C3-C7シクロアルキル; ここで、R2-1は (A)-H、 (B)所望により、1ないし4個の (1)-F、 (2)-Cl、 (3)-OR5-2、ここでR5-2は前記定義に同じ、 (4)-N(R5-92、ここでR5-9は同一または異なっていてもよく 、前記定義に同じ、 で置換されていてもよいC1-C8アルキル; ここで、R2-2は、 (A)-H、 (B)所望により、1ないし4個の (1)-F、 (2)-Cl、 (3)-OR5-2、ここでR5-2は前記定義に同じ、 (4)-N(R5-92、ここでR5-9は同一または異なっていてもよく 、前記定義に同じ、 で置換されていてもよいC1-C8アルキル、 あるいは、R2-1およびR2-2は結合する窒素原子と一緒になって、 (A)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1− ピロリジニル、ここでR2-3は、 (1)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルキル、 (2)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルケニル、 (3)C1-C6アルキルカルボニル、 (4)C1-C6アルコキシカルボニル、 (5)C6-C12アリールアルキル、 (6)=O、 (7)-OH、 (8)-C≡N、 (9)-CO22-4、ここでR2-4は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (C)C6-C12アリール、 (d)C6-C12アラルキル (10)-NH2、 (11)-Cl、 (12)-F、 (13)-Br、 (14)所望により、1ないし3個の-F、-Cl、-Br、-OH、-OCH3 、-OCH2-φ、-NO2、C1-C3アルキル、-NH2、-NHCH3、N(CH32 、-CO22-4で置換されていてもよいφ、ここでR2-4は前記定義に同じ、 (15)-(CH2n4NR2-62-7、ここでR2-6およびR2-7は、同一また は異なり、C1-C4アルキル、あるいは、結合する窒素原子と一緒になって複素 環-N*-(CH2n5-R2-8(CH2n6*を形成してもよく、ここでアスタリス ク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成し、ここでn4は0ないし 3、n5は1ないし5、n6は0ないし3であって、R2-8は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR2-4、ここでR2-4は前記定義に同じ、 よりなる群から選択され、 (B)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1− ピペルジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (C)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-モ ルホリニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (D)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよく、所 望により4-位がR2-5で置換されていてもよい1-ピペラジニル、ここでR2-3は 前記定義に同じであって、R2-5は、 (1)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルキル、 (2)C1-C6アルキルカルボニル、 (3)C1-C6アルコキシカルボニル、 (4)C6-C12アリールアルキル、 (5)-φ、 (6)-SO2-C1-C8アルキル、 (7)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここで「*」で示した炭素原 子は、二重結合により結合して5員環を形成する、 (E)所望により、炭素が1ないし2個のR2-3で置換されていてもよい1-ア ジリジニル、ここでR2-3は前記定義のもの、 (F)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ア ゼチジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (G)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ヘ キサメチレンイミノ、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (H)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ロリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (I)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-イ ミダゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (J)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ラゾイル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (K)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ラゾリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (L)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1, 2,3-トリアゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (M)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1, 2,4-トリアゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (N)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-テ トラゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (O)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-チ オモルホリニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (P)所望により、炭素が1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-チ アゾリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (Q)(R2-1/R2-2-1) (R)(R2-1/R2-2-2) (S)(R2-1/R2-2-3) (T)(R2-1/R2-2-4) (U)(R2-1/R2-2-5) (V)(R2-1/R2-2-6) (W)(R2-1/R2-2-7) (X)(R2-1/R2-2-8) (Y)(R2-1/R2-2-9) (Z)(R2-1/R2-2-10) (AA)(R2-1/R2-2-11) (BB)(R2-1/R2-2-12) (CC)(R2-1/R2-2-13) ここで、R2-3およびR2-5は前記定義に同じ、 ここでR2-9は、 (A)-(CH2n4、ここでn4は1ないし3、 (B)-CH2OCH2、 (C)-CH2SCH2、 (D)-CH2SO2CH2、 (E)-CH2S、 (F)-CH2SO2、 (G)-CH2N(R2-5)CH2、ここでR2-5は前記定義に同じ、但し、R2 -1 およびR2-2は共には-Hとなり得ない、 よりなる群から選択される複素環を形成する; ここで、R4-1はR2-1と同一定義だが、R2-1と同一または異なっていてもよ い、 ここで、R4-2はR2-2と同一定義だが、R2-2と同一または異なっていてもよ い、但し、R4-1およびR4-2は共には−Hとなり得ない; ここで、(R6-1)R6はR5と同一定義だが、R5と同一または異なっていても よい、但し、 (1)R5、R6またはR7の1つが、 (C5-3)(C)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-φ、ここでR5-1およびn3は前記定義に同じ、 (D)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ピリジン-2-、3-または4-イル、ここでn3およびR5-1は前記 定義のもの、 (E)所望により、1ないし4個のR5-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ナフタリン-1-、2-イル、ここでn3およびR5-1は前記定義に同 じ、よりなる群から選択されなければならない、 および、 (2)これらの3個の芳香族置換基の少なくとも1個については、n3は0で なければならない; ここでR7はR5と同一定義だが、R5と同一または異なっていてもよい;但し、 W1およびW3は共には-CH=となり得ない] で示される二環式複素環アミンおよびその医薬上許容される塩。 2.W1およびW3が共に-N=である請求項1記載の式(XXX)の二環式アミン 。 3.W5が-CR5=である請求項1記載の式(XXX)の二環式アミン。 4.R5が-H)-CH3、-φまたは4-ヒドロキシフェニルである請求項3記載の 式(XXX)の二環式アミン。 5.R2-1およびR2-2が結合窒素と一緒になって、1-ピロリジニル、1-ピペラ ジニル、1-チオモルホリニルおよび4-メチルピペラジン-1-イルを形成する請 求項1記載の式(XXX)の二環式アミン。 6.R2-1およびR2-2が、1-ピロリジニルまたは1-ピペラジニルである請求項 5記載の式(XXX)の二環式アミン。 7.R4-1およびR4-2が結合窒素と一緒になって、1-ピロリジニル、1-ピペラ ジニル、1-チオモルホリニルまたは4-メチルピペラジン-1-イルを形成する請 求項1記載の式(XXX)の二環式アミン。 8.R4-1およびR4-2が、1-ピロリジニルまたは1-ピペラジニルである請求項 7記載の式(XXX)の二環式アミン。 9.R6が、-H)-CH3、-φまたは4-ヒドロキシフェニルである請求項1記載 の式(XXX)の二環式アミン。 10.R7が、-H)-CH3、-φ、2-(1-モルホリニル)エチルまたは2-(1 -ピペラジニル)エチルである請求項1記載の式(XXX)の二環式アミン。 11.医薬上許容される塩が、以下の酸、塩酸、臭化水素酸、メタンスルホン酸 、硫酸、リン酸、硝酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、 nが1ないし4であるCH3-(CH2)n-COOH、nが前記定義に同じである HOOC-(CH2)n-COOHの塩である請求項1記載の式(XXX)の二環 式アミン。 12.該二環式アミン(XXX)が、 6−フェニル-2,4-ジ-(1-ピペラジニル)-7-メチル-7H-ピロロ[2, 3d]ピリミジン、 6-フェニル-7-n-プロピル-2,4-ジ-(1-ピロリジニル)-7H-ピロロ[ 2,3−d]ピリミジン、 7-メチル-2,4-ジ-[N-メチル-N-(2-ヒドロキシ)エチル]-6-フェニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-7-イル]エタノール、 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H−ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-7-イル]エチル、 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-7-イル]-S-エチル-1-チオ酢酸、 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-7-イル]エタンチオール、 2-[6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-7-イル]酢酸エチル、 7-tert-ブチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]-ピリミ ジン、 7-tert-ブチル-6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-(4-ヒドロキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン、 6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-チオモルホリニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-フェニル-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-モルホリニル)エチル]-6-フェニル-2,4-ジ-1−ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-(4-メチル)ピペラジニル)エチル]-6-フェニル-2,4-ジ -1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-[6-(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール、 2-[6-(4-ヒドロキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール、 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピ リミジン、 6-フェニル-7-フェニルメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン、 6,7-ジフェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン、 7-メチル-2,4-ジ-4-モルホリニル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン、 1,1’-(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2 ,4-ジイル)ビス-3,4-ピロリジンジオール、 7-メチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピペラジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン、 3,3’-[(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン- 2,4-ジイル)ジ-1,4-ピペラジンジイル]ビス-1,2-プロパンジオール 、 4,4’-(7-メチル-6-フェニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2 ,4-ジイル)ビス-1-ピペラジン酢酸ジエチルエステル、 5,7-ジメチル-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノール、 7-メチル-6-(4-フルオロフェニル)-2,4-ジ−1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3−d]ピリミジン、 2,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロ リジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール、 2,6-ビス(1-メチルエチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール、 2,6-ジメチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2, 3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール、 5-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-1,2,3-トリメトキシベンゼン、 6-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリ ジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 5,6-ビス(4-クロロフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 4,4’-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン-5,6-ジイル)ビスフェノール、 6,7-ビス(4-メトキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン、 4,4’-(2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン-6,7-ジイル)ビス-フェノール、 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピペラジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-メチル-5-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン、 2,4-ジ-1H-イミダゾール-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン 、 2-(6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-7-イル)エタンスルホン酸、 6-(3.4-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-1,2-ベンゼンジオール、 6-(2,5-ジメトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル- 7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-1,4-ベンゼンジオール、 6-(2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-(2-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-フェノール、 6-(2-ピリジニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン、 2-メトキシ-5-(7-メチル-2,4-ジ-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-6-イル)安息香酸メチルエステル、 2-ヒドロキシ-5-(7-メチル-2,4-ジ-ピロリジン-1-イル-7H−ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル)-安息香酸、 4,4’-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン-5,6-ジイル)-ビス-フェノール、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-ピペラジン-1-イル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-ピペラジン-1-イル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンジメタンスルホネート、 4-(7-メチル-2,4-ジ-ピペラジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン-6-イル)フェノール、 2,4-ビス(3-アミノ-1-ピロリジニル)-6-(4−メトキシフェニル)- 7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 4-[2,4-ビス-(3-アミノ-1-ピロリジニル)-7-メチル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-6-イル]フェノール、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボアルデヒド、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル]メタノール、 6-(4-メトキシフェニル)-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボアルデヒドオキサム、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピ ロロ[2,3-d]ピリミジン-5-カルボニトリル、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノール、 2,6-ビス(1-ピロリジニルメチル)-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロ リジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)フェノール、 6-フェニル-7-[2-(1-(3,4,5-トリメチル)ピペラジニル)エチル ]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H−ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6-フェニル-2 ,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6-(4-フルオ ロフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン、 6-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(1-(3,4,5-トリメチル)ピペ ラジニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン、 2-[6-(4-メチルフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール、 6-(4−メチルフェニル)-7-[2-(1-(3,4,5-トリメチル)ピペラ ジニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 6-(4-メチルフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ -1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6-(4-メチル フェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン 、 6-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4- ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 5-メチル-6-(4-メチルフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル] -2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-5-メチル-6-( 4-メチルフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ ロミジン、 6-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス-(4-メチルピペラジン -1-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 4-[7-メチル-2,4-ビス-(4-メチルピペラジン-1-イル)-7H-ピロロ [2,3-d]ピリミジン-6-イル]−フェノール、 4-メチル-2,4-ビス-(4-メチルピペラジニル-1-イル)-6-フェニル-7 H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 5,6-(ビス-(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ビス(4-メチル ピペラジン-1-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-メチル-6-ピリジン-3-イル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン、 6-フェニル-7-[2-(1-グルコシル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 [4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-6-イル)フェノキシ]酢酸メチルエステル、 [4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン-6-イル)−フェノキシ]酢酸、 N-ヒドロキシ-N-メチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H- ピロロ[2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノキシアセトアミド、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノール硫酸 ジメチル-[2-[4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノキシ]-エチル]アミン、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-フェノール,N,N-ジメチルスルファモイル、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-フェノール,2-{2-[2-(2-メトキシ)エトキシ]エト キシ}エチルエーテル、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)-フェノール,1-(2-イミダゾール-1-イル)エチルエーテ ル、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェニル-N,N-ジメチルカルバメート、 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン-6-イル)-安息香酸エチルエステル、 6-(4-ブロモフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン、 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン-6-イル)-ベンゾニトリル、 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン-6-イル)-安息香酸、 2-[4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジン-6-イル)-ベンゾイルアミノ]エタンスルホン酸、 4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d] ピリミジン-6-イル)-N-(1H-テトラゾール-5-イル)-ベンズアミド、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェニルアミン、 N-[4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3 -d]ピリミジ-6-イル)-フェニル]メタンスルホンアミド、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェニルアミンビス(メタンスルホンアミド)、および [4-(7-メチル-2,4-ビス-ピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d ]ピリミジン-6-イル)-フェニル]グアニジン よりなる群より選択される請求項1記載の式(XXX)の二環式アミン。 13.該二環式アミンが、 6-フェニル-2,4-ジ-(1-ピロリジニル)-7-メチル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-フェニル-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-モルホリニル)エチル]-6-フェニル-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-[6-(4-ヒドロキシフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロ ロ[2,3-d]ピリミジン-7-イル]エタノール、 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノール、 2,6-ジメチル-4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン-6-イル)-フェノール、 4,4’-(2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン-6,7-ジイル)ビス-フェノール、 5,6-ビス(4-メトキシフェニル)-7-メチル-2,4-ジ-1-ピペラジニル -7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-[2-(1-(3,5-ジメチル)ピペラジニル)エチル]-6-(4−フルオ ロフェニル)-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン、および 6-(4-メチルフェニル)-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ -1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン よりなる群より選択される請求項12記載の式(XXX)の二環式アミン。 14.6-フェニル2,4-ジ-(1-ピロリジニル)-7-メチル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン、および 4-(7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-6-イル)フェノール よりなる群より選択される請求項13記載の式(XXX)の二環式アミン。 15.式(XXX): [式中、W1は、-N=または-CH=; W3は、-N=または-CH=; W5は、-CR5-; (R6-2)ここでR5およびR6は、結合する炭素原子と一緒になって、 (R6-2A)-C*-(CH2n7-C*-、ここで、アスタリスク(*)で印を付け た炭素原子は二重結合(C=C)により互いに結合(C=C)し、ここでnは3- 5、 (R6-2B)-C*-CR56-1=CR56-2-CR56-3=CR56-4-C*-、ここで、アス タリスク(*)で印を付けた炭素原子は二重結合により互いに結合し、ここでR56-1 、R56-1、R56-3およびR56-4は、-H、-F、-Cl、-Br、-OH、-OC H3、-OCH2-φ、-NO2、C1-C3アルキル、-NH2、-NHCH3、N(CH32、-CO256-5、 ここでR56-5は、 -H、 C1-C4アルキル、 C6-C12アリール、 C6-C12アラルキル、 よりなる群より選択される環を形成する; ここで、R2-1は、 (A)-H、 (B)所望により、1ないし4個の (1)-F、 (2)-Cl、 (3)-OR2-10、ここでR2-10は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (c)ホスフェート、 (d)スルフェート、 (e)-CO-R2-11、ここでR2-11はC1-C4アルキルまたはC6 -C9アラルキル、 (f)-CO-NR2-122-13、ここでR2-12およびR2-13は、同 一または異なり、-HまたはC1-C3アルキル、 (g)スルファメート、 (h)グルコシル、 (i)ガラクトシル、 (j)グルクロン酸、 (k)マルトシル、 (l)アラビノシル、 (m)キシロシル、 (n)-CO-CH(NH2)-H、 (o)-CO-CH(NH2)-CH3、 (p)-CO-CH(NH2)-CH(CH32、 (q)-CO-CH(NH2)-CH2-CH(CH32、 (r)-CO-CH(NH2)-CH(CH3)-CH2-CH3、 (s)-CO-CH(NH2)-CH2-OH、 (t)-CO-CH(NH2)-CH(OH)-CH3、 (u)-CO-CH(NH2)-CH2-φ、 (v)-CO-CH(NH2)-CH2-[p-フェニル]-OH、 (w)-CO-CH(NH2)-CH2-[2-インドリル] (x)-CO-CH(NH2)-CH2-SH、 (y)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-S-CH3、 (z)-CO-C*H-NH-CH2-CH2-C*H2、ここでアスタ リスク「*」で印を付けた炭素原子は互いに結合して複素環を形成する、 (aa)-CO-C*H-NH-CH2-CH(OH)-C*H2、ここ でアスタリスク「*」で印を付けた炭素原子は互いに結合して複素環を形成する 、 (bb)-CO-CH(NH2)-CH2-COOH、 (cc)-CO-CH(NH2)-CH2-CONH2、 (dd)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-COOH、 (ee)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CONH2、 (ff)-CO-CH(NH2)-CH2-C*-NH-CH=N-C*H =、ここでアスタリスク「*」で印を付けた炭素原子は互いに結合して複素環を 形成する、 (gg)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-C(=N H)-NH2、 (hh)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-CH2-NH2 、 (ii)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2 -NH2、 (jj)-CO-CH2-CH2-NH2、 (kk)-CO-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ll)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH2 (mm)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-CO-N H2、 (nn)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-OH、 (4)-N(R2-142、ここでR2-14は同一または異なっていても よく、 (a)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換 されていてもよいC1-C6アルキル、 (b)C1-C6アルキルカルボニル、 (c)C1-C6アルコキシカルボニル、 (d)C6-C12アリールアルキル、 (e)-φ、 (f)-SO2-C1-C8アルキル、 (g)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここでアスタリス ク(*)で印を付けた炭素原子は二重結合により結合して五員環を形成する、 ここでR2-2は、 (A)-H、 (B)所望により1ないし4個の (1)-F、 (2)-Cl、 (3)-OR2-10、ここでR2-10は前記定義に同じ、 (4)-N(R2-142、ここでR2-14は、同一または異なってい てもよく、前記定義に同じ、 で置換されていてもよいC1-C8アルキル、 あるいは、R2-1およびR2-2は結合する炭素原子と一緒になって、 (A)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていても よい1ピロリジニル、ここでR2-3は、 (1)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルキル、 (2)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されていて もよいC1-C6アルケニル、 (3)C1-C6アルキルカルボニル、 (4)C1-C6アルコキシカルボニル、 (5)C6-C12アリールアルキル、 (6)=O、 (7)-OH、 (8)-C≡N、 (9)-CO22-4、ここでR2-4は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (c)C6-C12アラルキル、 (10)-NH2、 (11)-Cl、 (12)-F、 (13)-BF (14)所望により1ないし3個の-F、-Cl、-Br、-OH、-OCH3、 -OCH2-φ、-NO2、C1-C3アルキル、-NH2、-NHCH3、N(CH32、 -CO22-4、ここでR2-4は前記定義に同じ、 (15)-(CH2n4NR2-62-7、ここでR2-6およびR2-7は、同一また は異なり、C1-C4アルキル、あるいは、結合する炭素原子と一緒になって複素 環-N*-(CH2n5-R2-8-(CH2n6*を形成してもよく、ここでアスタリ スク(*)で印を付けた炭素原子は互いに結合して環を形成する、ここでn4は 0ないし3、n5は1ないし5、n6は0ないし3であって、R2-8は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR2-4、ここでR2-4は前記定義に同じ、 (B)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ペルジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (C)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-モ ルホリニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (D)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよく、所 望により4位でR2-5で置換されていてもよい1-ピペラジニル、ここでR2-3は 前記定義に同じでR2-5は、 (1)所望により1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換されてい てもよいC1-C6アルキル、 (2)C1-C6アルキルカルボニル、 (3)C1-C6アルコキシカルボニル、 (4)C6-C12アリールアルキル、 (5)-φ、 (6)-SO2-C1-C8アルキル、 (7)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここでアスタリスク(* )で印を付けた炭素原子は二重結合により結合して五員環を形成する、 (E)所望により炭素上で1または2個のR2-3で置換されていてもよい1-ア ジリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (F)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ア ゼチジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (G)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ヘ キサメチレンイミノ、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (H)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ロリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (I)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-イ ミダゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (J)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ラゾイル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (K)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-ピ ラゾリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (L)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1, 2,3-トリアゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (M)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1, 2,4-トリアゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (N)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-テ トラゾリル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (O)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-チ オモルホリニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (P)所望により炭素上で1ないし3個のR2-3で置換されていてもよい1-チ ア ゾリジニル、ここでR2-3は前記定義に同じ、 (Q)(R2-1/R2-2-1) (R)(R2-1/R2-2-2) (S)(R2-1/R2-2-3) (T)(R2-1/R2-2-4) (U)(R2-1/R2-2-5) (V)(R2-1/R2-2-6) (W)(R2-1/R2-2-7) (X)(R2-1/R2-2-8) (Y)(R2-1/R2-2-9) (Z)(R2-1/R2-2-10) (AA)(R2-1/R2-211) (BB)(R2-1/R2-2-12) (CC)(R2-1/R2-2-13) ここでR2-3およびR2-5は、前記定義に同じ、 ここでR2-9は、 (A)-(CH2)n4、ここでn4は1ないし3、 (B)-CH2OCH2、 (C)-CH2SCH2、 (D)-CH2SO2CH2、 (E)-CH2S、 (F)-CH2SO2、 (G)-CH2N(R2-5)CH2、ここでR2-5は前記定義に同じ、但しR2-1 およびR2-2は共には-Hとなり得ない、 よりなる群から選択される複素環を形成する; ここでR7は、 (C7-1)(A)-H、 (C7-2)(B)所望により、1ないし4個のR7-1で置換されていてもよいC1 -C8アルキル、ここでR7-1は、 (1)-F、-Cl、-Br、 (2)C1-C4アルキル、 (3)-CF3、 (4)-φ、 (5)-OR7-2、ここでR7-2は、 (a)-H、 (b)C1-C4アルキル、 (c)ホスフェート、 (d)スルフェート、 (e)-CO-R7-8、ここでR7-8はC1-C4アルキルまたはC6-C9ア ラルキル、 (f)-CO-NR7-107-11、ここでR7-10およびR7-11は同一また は異なり、-HまたはC1-C3アルキル、 (g)スルファメート、 (h)グルコシル、 (i)ガラクトシル、 (j)グルクロン酸、 (k)マルトシル、 (l)アラビニシル、 (m)キシロシル、 (n)-CO-CH(NH2)-H、 (o)-CO-CH(NH2)-CH3、 (p)-CO-CH(NH2)-CH(CH32、 (q)-CO-CH(NH2)-CH2-CH(CH32、 (r)-CO-CH(NH2)-CH(CH3)-CH2-CH3、 (s)-CO-CH(NH2)-CH2-OH、 (t)-CO-CH(NH2)-CH(OH)-CH3、 (u)-CO-CH(NH2)-CH2-φ、 (v)-CO-CH(NH2)-CH2-[p-フェニル]-OH、 (w)-CO-CH(NH2)-CH2-[2-インドリル]、 (x)-CO-CH(NH2)-CH2-SH、 (y)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-S-CH3、 (z)-CO-C*H-NH-CH2-CH2-C*H2、ここでアスタリス ク(*)で印を付けた炭素原子は互いに結合して複素環を形成する、 (aa)-CO-C*H-NH-CH2-CH(OH)-C*H2、ここでア スタリ スク(*)で印を付けた炭素原子は互いに結合して複素環を形成する、 (bb)-CO-CH(NH2)-CH2-COOH、 (cc)-CO-CH(NH2)-CH2-CONH2、 (dd)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-COOH、 (ee)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CONH2、 (ff)-CO-CH(NH2)-CH2-C*-NH-CH=N-C*H=、 ここでアスタリスク(*)で印を付けた炭素原子は互いに結合して複素環を形成 する、 (gg)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-C(=NH) -NH2、 (hh)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ii)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2-N H2、 (jj)-CO-CH2-CH2-NH2、 (kk)-CO-CH2-CH2-CH2-NH2、 (ll)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH2、 (mm)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-CH2-NH-CO-NH2 、 (nn)-CO-CH(NH2)-CH2-CH2-OH、 (6)-SR7-2、ここでR7-2は前記定義に同じ、 (7)-NHR7-3、ここでR7-3は-HまたはC1-C4アルキル、 (8)-NR7-47-5、ここでR7-4およびR7-5は、同一または異なり 、 C1-C4アルキル、あるいは、結合する炭素原子と一緒になって環 -N*-(CH2)n1-R5-6-(CH2)n2*を形成し、ここでアスタリスク(* )で印を付けた原子は互いに結合して環を形成し、ここでn1は1ないし5、n2 は0ないし3であって、R5-6は、 (a)-CH2-、 (b)-O-、 (c)-S-、 (d)-NR7-9、ここでR7-9は、 (i)所望により、1ないし3個の-OHまたは-OCH3で置換さ れていてもよいC1-C6アルキル、 (ii)C1-C6アルキルカルボニル、 (iii)C1-C6アルコキシカルボニル、 (iv)C6-C12アリールアルキル、 (v)-φ、 (vi)-SO2-C1-C8アルキル、 (vii)CH3-C*-O-CO-O-C*-CH2-、ここで(*)で示し た炭素原子が二重結合により結合して五員環を形成する、 (9)-(CH2n3CO27-2、ここでn3は0ないし6で、R7-2は前 記定義に同じ、 (10)-(CH2n3CON(R7-32、ここでn3は前記定義に同じ であって、R7-3は同一または異なっていてもよく、前記定義に同じ、 (11)-(CH2n3CONR7-47-5、ここでn3、R7-4、R7-5は 前記定義に同じ、 (12)-(CH2n1OR7-2、ここでn1は前記定義に同じ、 (13)-(CH2n1OCOR7-3、ここでR7-3およびn1は前記定義 に同じ、 (14)-(CH2n1SR7-2、ここでR7-2およびn1は前記定義に同 じ、 (15)-(CH2n1NHR7-3、ここでR7-3およびn1は前記定義に 同じ、 (16)-(CH2n1NR7-47-5、ここでR7-4、R7-5およびn1は前 記定義に同じ、 (C5-3)(C)所望により、1ないし4個のR7-1で置換されていてもよい -(CH2n3-φ、ここでR7-1およびn3は前記定義に同じ、 (D)所望により、1ないし4個のR7-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ピリジン-2-、3-または4-イル、ここでn3およびR7-1は前記 定義に同じ、 (E)所望により、1ないし4個のR7-1で置換されていてもよい -(CH2n3-ナフタリン-1-、2-イル、ここでn3およびR7-1は前記定義に同 じ、 (C5-5)(F)-(CH2n3CO27-2、ここでn3およびR7-2は前記定義に 同じ、 (C5-6)(G)-(CH2n3CON(R7-32、ここでn3は前記定義に同じ であって、 R7-3は同一または異なっていてもよく、前記定義に同じ、 (C5-7)(H)-(CH2n3CONR7-47-5、ここでn3、R7-4、R7-5は 前記定義に同じ、 (C5-8)(I)-(CH2n3SO37-2、ここでn3およびR7-2は前記定義に 同じ、 (C5-9)(J)-C3-C7シクロアルキル;但し、W1およびW3は共には-CH= になり得ない] で示される二環式複素環アミンおよびその医薬上許容される塩。 16.W1およびW3が共に-N=である請求項15記載の式(XXX)の二環式ア ミン。 17.W5が-CR=である請求項15記載の式(XXX)の二環式アミン。 18.R2-1およびR2-2が、結合窒素原子と一緒になって1-ピロリジニル、1- ピペラジニル、1-チオモルホリニルまたは4-メチルピペラジニル-1-イルを形 成する請求項15記載の式(XXX)の二環式アミン。 19.R2-1およびR2-2が1-ピロリジニルまたは1-ピペラジニルである請求項 18記載の式(XXX)の二環式アミン。 20.R4-1およびR4-2が、結合窒素原子と一緒になって1-ピロリジニル、1- ピペラジニル、1-チオモルホリニルまたは4-メチルピペラジン-1-イルを形成 する請求項15記載の式(XXX)の二環式アミン。 21.R4-1およびR4-2が1-ピロリジニルまたは1-ピペラジニルである請求項 20記載の式(XXX)の二環式アミン。 22.R7が-H、-CH3、-φ、2-(1-モルホリニル)エチルまたは2-(1- ピペラジニル)エチルである請求項15記載の式(XXX)の二環式アミン。 23.医薬上許容される塩が、以下の酸、塩酸、臭化水素酸、メタンスルホン酸 、硫酸、リン酸、硝酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、 nが0ないし4であるCH3-(CH2)n-COOH、nが前記定義に同じである HOOC-(CH2)n-COOHである請求項15記載の式(XXX)の二環式 アミン。 24.該二環式アミン(XXX)が、 5,6,7,8-テトラヒドロ-9-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-5H- ピロミド[4,5-b]インドール、 9-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-9H-ピリミド[4,5-b]インドー ル、 5,6,7,8-テトラヒドロ-2,4-ジ-1-ピロリジニル-1H-ピリミド[ 4,5-b]インドール、および 5,6,7,8-テトラヒドロ-9-[2-(1-ピペラジニル)エチル]-2,4 -ジ-1-ピロリジニル-5H-ピリミド[4,5-b]インドール よりなる群から選択される式(XXX)の二環式アミン。 25.6-[2-(2-メチル)プロピル]-7-メチル-2,4-ジ-(1-ピロリジ ニル)--7-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 2-[6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン-7-イル]エタノール、 6-メチル-7-[2-(1-モルホリニル)エチル]-2,4-ジ-1-ピロリジニ ル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-メチル-7-[2-(1-(4-メチル)ピペラジニル)エチル]-2,4-ジ- 1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6-メチル-7-[2-(1-ピペラジニル)エチル)]-2,4-ジ-1-ピロリジ ニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 7-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン 、 2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-メチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン トリフルオロ酢酸、 7-エチル-6-メチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H−ピロロ[2,3- d]ピ リミジン、 7-エチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジ ン、 7-tert-ブチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 5,6,7-トリメチル-2,4-ジピロリジン-1-イル-7H-ピロロ[2,3- d]ピリミジン、 7-tert-ブチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[ 2,3-d]ピリミジン、 6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジン、 6-シクロプロピル-7-エチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2 ,3-d]ピリミジン、および 6-シクロプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピ リミジン よりなる群から選択される二環式アミンおよびその医薬上許容される塩。 26.6-[2-(2-メチル)プロピル]-7-メチル-2,4-ジ-(1-ピロリジ ニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、 6,7-ジメチル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリ ミジン、または 7-エチル-6-イソプロピル-2,4-ジ-1-ピロリジニル-7H-ピロロ[2, 3-d]ピリミジンである請求項25記載の二環式アミン。
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