JPH08502208A - 金属シートから部品を製造する方法および機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 金属シート（２）からプレート部品（１）を製造する方法および機械からなり、前記金属シートは、プレス（１３）を通過されることにより、少なくとも金属シートからプレート部品を分離する第一切断操作とスクラップ（２７）を分離する第二切断操作とを達成され、前記プレスは、開放形に形成されて、金属シートを自由に挿入する間隙（３２）を有する。本発明によれば、金属シートが、各金属加工操作の間を予め設定された座標パターンに従い供給装置（１１）で移動されることにより、その連続ｙ部分（２４，２６）が機械加工され、この各ｙ部分（２４）がｘ方向へ完全に機械加工された後で直後のｙ部分（２６）が機械加工位置へ導入され、金属シートの表面領域（３３）が機械加工され、この各表面領域が最大３０ｃｍのｘ方向長さを有しプレート部品より大きく設定されていて、第一切断操作の後に円周状非切断スクラップ部分（２７）が残存される。スクラップ部分（２７）を切断する第二切断操作が所定角度で行われることにより、縁取り側端縁部（２８）が形成されると同時に縁取り端縁部（３５）がｙ部分（２４）内に横断される。更に、金属シートの移動はプログラム可能な制御ユニットで制御される。なお、このユニットは、金属加工工具をも所望に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 金属シートから部品を製造する方法および機械 本発明は、０．１乃至２０ｍｍの厚さの平らな金属シートから種々のサイズお よび形状のプレート部品を製造する方法であって、前記金属シートは、その平面 内で少なくとも１つのプレス内を段階的に通過移動されることにより、プレート 部品を金属シートから分離する第一切断操作と、この第一切断操作とは切離され て、第一切断操作で形成されたスクラップを取除く第二切断操作とからなる少な くとも２つの金属加工操作を適用され、前記プレスは、前記２つの金属加工操作 用の少なくとも２つの金属加工工具の第一部分用の上部工具スタンドと各金属加 工工具のその他補完部分用の下部工具スタンドとを備えることにより、この上部 および下部工具スタンドの間に金属シートがその供給方向へ向け自由に挿通され る間隙を画定され、前記間隙は、前記供給方向と直角方向へ計測したプレート部 品の寸法よりは大きい水平方向の深さを有し、金属シートは、その前記供給方向 と直角方向の当初の寸法を同方向に計測したプレート部品の寸法より数倍大きく 設定されている、プレート部品を製造する方法に関する。また、本発明は、０． １乃至２０ｍｍの厚さの平らな金属シートから種々のサイズおよび形状のプレー ト部品を製造する金属加工機械であって、少なくとも２つの金属加工工具の第一 部分用の上部工具スタンドと各金属加工工具のその他補完部分用の下部工具スタ ンドとを有する少なくとも１つのプレスを含み、これらの工具スタンドはその間 に金属シートがその供給方向へ向け自由に挿通される間隙を画定し、前記間隙は 前記供給方向と直角方向へ計測したプレート部品の寸法よりは大きい水平方向の 深さを有し、金属シートはその前記供給方向と直角方向の当初の寸法を同方向に 計測したプレート部品の寸法より数倍大きく設定され、前記金属加工工具は金属 シートからプレート部品を分離するかまたはスクラッブを分離する第一および第 二切断操作を達成するよう構成され、機械は更に、金属シートを強固に保持しこ れをプレスに対して段階的に移動する把持手段を有する供給装置と、前記その他 補完工具部分を保持する下部工具スタンドの上面平面内に位置する水平テーブル とを備えている、プレート部品を製造する金属加工機械に関する。 プレート部品は、通常は、穴開け機械の直前に配置されるローラ供給手段のコ イルから金属ストリップを穴開け機械へ連続的に供給することにより製造される 。金属ストリップの幅は、部品を穴開けした後に残存される金属シートの無駄を 減少するよう、製造すべきプレート部品のサイズに対応して選定される。この方 法は、主として、同形式の大量の部品を切断する場合に使用される。しかしなが ら、この方法は、比較的少量の同一プレート部品に対しては、費用とスペースの 理由から不適当である。すなわち、幅が異なる多種類の金属ストリップコイルを 保管しておくことは不可能であり、また、特定プレート部品用の所望幅の金属ス トリップコイルを顧客の要給する時に用意することも不可能である。このように 、コイルからの金属ストリップを使用する前述の方法は、少量のまたは場合によ れば中量の同一プレート部品に対しても、或いは最初の加工操作時の壁厚を除い ては同一寸法の異なるプレート部品に対しても、ユニット当りの価格が余りにも 高くなり過ぎることとなる。２つの異なる技術が、少量および中量のプレート部 品のユニット価格を低減するために使用されているが、これらは共に、“定尺切 断（ｃｕｔ−ｔｏ−ｓｉｚｅ）金属シート”として知られる標準サイズの四角形 状シートプレートから出発される。これらの中の一方の技術は、定尺切断シート が、当該プレート部品に適用される幅の複数の同一四角形状ストリップに切断さ れる。この余分の加工（これには、別の設備が必要となる）を実施した後で、金 属ストリップは、一般には、前記連続金属ストリップを機械加工する通常の穴開 け機械へ搬送される。金属ストリップは、前述したローラ供給器により穴開け機 械内へ供給される。また、他方の技術は、ニッブリングに立脚されている。定尺 切断金属シートは、ニッブリング工具を有するニッブリング機械内へ漸次移動さ れ、そして前記工具が予め設定されたカーブに沿って急速連続的に前記定尺切断 プレート内を小さく切断動作することにより、プレート部品のブランクが形成さ れる。２つまたはそれ以上の小さい接続部分が非切断状態で残存されることによ り、プレート部品のブランクはニッブルされたプレートに付着されている。次い で、これが、定尺切断プレートにおける残存付着スクラップ部分からプレート部 品を切除するための装置へ搬送され、接続部分が、例えば切離しによって廃棄さ れる。 しかるに、この段階において、プレート部品のブランクを次工程に備えて整列積 層することは困難である。更に、単一工具機械内で完成プレート部品を達成する ためには、工具は、プレート部品の形状に対応してそれぞれの金属加工操作の度 毎に何回も取換えられなければならない。 定尺切断金属シートから出発する前記２つの技術は、構成が複雑であると共に 余分の設備を要するので、合理的ではない。これらの難点および欠点は、結果的 に、ユニット当りの価格を受容不能に高騰する。 本発明の目的は、上記問題を実質的に減少すると共にプレート部品またはその ブランクを簡単な方法で且つ受容されるユニット価格で製造することができる、 改良された方法および金属加工機械を達成することにある。 本発明に係る方法は、金属シートが、各金属加工操作の間で、予め設定された 座標パターン（そのｘ軸は、金属シートのプレスを通る供給方向に一致している ）に従い段階的に移動され；金属シートは、連続したｙ部分（これは、金属シー トの前部および後部端縁部の間をｘ方向へ延在されると共に金属シートの自由側 端縁部とこの側端縁部および前記ｘ軸線に平行する仮想線により画定されている ）内において機械加工され；１つのｙ部分が金属シートのｘ方向への段階的移動 により完全に機械加工された後で次のｙ部分が機械加工位置へ導入され、これに より金属シートが連続的な同一平行四辺形状の表面領域内を機械加工され、そし て前記各領域は最大３０ｃｍのｘ方向長さを有しプレート部品より大きく設定さ れていて、第一切断操作の後に円周状の非破断スクラップ部分が残存され：第二 切断操作が行われて、１つの表面領域の、或いは２つまたは３つの表面領域が合 計で最大３０ｃｍの長さを有する場合は最大３つの連続表面領域の、１つの非破 断スクラップ部分または最大３つの密着非破断スクラップ部分がそれぞれ切徐さ れ；前記スクラップ切徐において、前記第二切断操作が所定角度で切断されるこ とにより、縁取り側端縁部が前記仮想線に沿って漸次形成されると同時にこの第 一端縁部に適合する縁取り端縁部がｙ部分内に横断され；１つのｙ部分が完全に 切徐された後で、金属シートがｙ部分の幅に対応する距離だけｙ方向へ向け段階 的に移動されることにより、直後のｙ部分が、プレスに対して、且つ金属シート がプレスを離脱する時期とこの金属シートがプレスの上流側の初期位置へ向け供 給方 向と反対側へ復帰される時期の間の所定時点において、整列され；金属シートの 移動は、自由にプログラムされる制御ユニットにより制御され、そしてこの制御 ユニットは、金属加工工具の相互間の作動をも所望によって同期的に或いは非同 期的に制御する；ことを特徴とする。 本発明に係る金属加工機械は、供給装置が、予め設定された座標パターン（そ のｘ軸は、金属シートのプレスを通る供給方向に一致している）に従い、金属シ ートをプレスに対して段階的に移動通過させるアクチュエータを有し；スクラッ プを切徐する第二切断操作用の前記金属加工工具は、所定角度で切断操作される ことにより、縁取り側端縁部が金属シートの供給方向に平行する仮想線に沿って 形成されると同時にこの第一端縁部に適合する縁取り端縁部が金属部品が製造さ れるｙ部分内を横断して形成されるよう設計され；金属加工機械は、金属加工工 具を前記座標パターンに従い制御すると共に金属加工工具の相互間の作動を所望 によって同期的に或いは非同期的に制御するよう構成された自由プログラム制御 ユニットを含む；ことを特徴とする。 次に、本発明を、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。 図１は、本発明の第一実施例に係わる金属加工機械の斜視図である。 図２は、図１に係わる金属加工機械の別の斜視図である。 図３は、椀状ワッシャを製造するために一部機械加工された金属シートの部分 図である。 図４は、金属シートが、図１に示す機械を通過する際に減少される様子を示す 説明図である。 図５は、本発明の第二実施例に係わる金属加工機械の斜視図である。 図１および図２に、平らな四角形状の金属シート２（なお、このシートは、そ の供給方向Ｆから見て、横方向の前端縁部３，横方向の後端縁部４、長手方向の 第一側端縁部５および長手方向の第二側端縁部６（図２参照）により区画されて いる）からプレート部品１を製造する金属加工機械を略図的に示す。金属加工機 械は、水平面を備えた長方形テーブル８を支持するスタンド７を有し、前記水平 面上に金属シート２が載置され、そしてテーブルの長手方向に平行する平面内に おいて最初は機械加工のために前方へ、次いでテーブル８から離脱することなく これに沿って復帰されるよう段階的に移動されることにより、新たな機械加工位 置へセットされる。金属加工機械は、金属シート２を集積部１０からテーブル８ 上へ移送する持上げ移送装置９を有する。また、金属加工機械は、金属シート２ をテーブル上の平面内に押圧移動するアクチュエータ３６を備えた供給装置１１ を有する。供給装置１１は、金属シート２を強固に保持する複数の把持手段１２ を有する。図１に示す金属加工機械は、テーブルの一方の長辺に近接し且つその 内側に位置するプレス１３を有し、そしてこのプレスは４つの金属加工工具１４ ，１５，１６，１７を備えている。一方、図５に係わる金属加工機械は、３つの 金属加工工具１９，２０，２１を備える第一プレス１８と、特別の金属加工工具 ２３−この工具は、プレート部品が取外された後で金属シートを所定角度で縁取 り切徐する−を備える第二プレス２２とを有する。プレスは、開放形に形成され 、そして通常は、少なくとも２つの金属加工工具のための第一部分用の上部工具 スタンド３０と他部分用の下部工具スタンド３１とを有し、そして金属加工工具 の相互の補完部分、すなわち、上部および下部工具スタンド３０，３１の間には 、金属シート２を、その供給方向Ｆから自由に挿入する間隙３２（図２参照）が 画定されている。この種のプレスは、しばしばＣ−プレスと呼称される。間隙３ ２の水平方向の深さは、プレート部品１の前記供給方向Ｆと直角方向に計測した 寸法よりは大きく、金属シート２の前記供給方向と直角方向の当初の寸法は、同 方向に計測したプレート部品１の寸法より数倍大きい。 金属シート２を移動する供給装置１１は、予め設定された座標パターン−その ｘ軸は、金属シート２のプレスを通る供給方向に一致している−に従い金属シー ト２を移動し、そしてこの供給装置１１は、制御ユニット（図示せず）からの信 号により制御されるよう構成されている。制御ユニットは、また、前記金属加工 工具の連結および解除を同期的に或いは非同期的に制御する。制御ユニットは、 操作者により、製造されるべきプレート部品１の形状に従い予めプログラミング される。金属シート２は、供給装置１１を介して、第一の外側ｙ部分２４が第一 の金属加工工具１４の前面に位置されるよう整列される。前記外側ｙ部分は、前 部および後部端縁部３，４，一方の第一側端縁部５、およびこの側端縁部に平行 する次の内側第二ｙ部分２６の仮想境界線２５により画定されている。金属シー ト２は、ｘ方向へ段階的に前進してプレス（図１および図５）の内部に停止され るよう供給され、そしてこのプレス内において、金属加工操作が、予め設定され た手順で金属加工工具を選定することにより達成される。外側ｙ部分の全てが、 このようにして、図４に示されているように機械加工される。次の、すなわち、 第二ｙ部分２６を機械加工するために、金属シート２は、対応距離だけｙ方向へ 移動されて再び金属加工工具に整列される。このｙ方向の移動は、金属シート２ がプレス前方の出発位置へ向け供給方向とは反対側へ復帰される前に或いはその 後にまたはこの復帰動作の間に達成されることができる。次の各ｙ部分２６を整 列させるためのｙ方向への各段階的移動は、好適には、金属シート２がプレス前 方の出発位置へ復帰された後に行われる。このようにして、１つのｙ部分が金属 シート２のｘ方向への段階的移動により完全に機械加工されると、次のｙ部分２ ６が機械加工位置へ導入されるので、金属シート２は連続的な同一平行四辺形状 の表面領域３３内を機械加工されるが、ここで前記各領域は最大３０ｃｍのｘ方 向長さを有しプレート部品１よりは大きく形成されているので、プレート部品１ が切徐された後には円周状の非破断スクラップ部分２７（図３参照）が残存され る。段階的供給が全て完了した後で、切断操作を行なうことにより、１つの表面 領域３３（或いは、２つまたは３つの表面領域３３の長さが最大３０ｃｍである 場合は最大３つの連続表面領域３３）の１つの非破断スクラップ部分２７または 最大３つの密着非破断スクラップ部分２７が切徐される。図示実施例では、表面 領域３３は正方形である。この場合には、金属シート２の縁取りは好適には各プ レート部品１が金属シート２から切徐されるに従い連続して行われる。最終的に は、完全に新たな直線（線状）の外側縁取り側端縁部２８−これは、１つのｙ部 分２４だけサイズを減少されている−が金属シート２内に形成される。金属シー トを縁取りする切断工具１７，２３は、同時に２方向へ切断可能な角度カッタを 備えている。このように、スクラップの切徐を角度切断方式で行うことにより、 直線の外側縁取り側端縁部２８が前記仮想境界線２５に沿って漸次形成されると 同時に、直線（線状）の縁取り端縁部３５がｙ部分２４を横断される。図示実施 例では、端縁部３５は側端縁部２８と直交している。角度切断は、代案として、 プレート部品の形状（輪郭）に対応して前方または後方へ傾斜させることもでき る。 図１に係わるプレスは、プレート部品１を製造するために３つの異なる部分操 作を順次それぞれ達成する複合連続工具、すなわち多段工具を有し、従って、金 属シート２は各部分操作毎に１段階づつ前進される。第一工具１４は金属シート 内に穴部を形成し、連続する第二工具１５は、前工程で穴部を形成された表面領 域３３を切断およびプレスしてワッシャ形状のプレート部品１に完成する。第三 工具１６は、前記完成されたワッシャ１を除去し、次いでこれを下方の容器等に 積層する。複合連続工具は、更に、前述した所定角度で金属シート２を縁取りす る第四工具１７を有し、これにより、各表面領域３３のスクラップ部分２７は、 図３に示すように、完全に平らな部品形状として切徐される。 図５に示す金属加工機械においては、第一プレス１８が、３つの異なる部分操 作を前記方法で達成する複合連続工具を備え、金属シート２を縁取りする切断工 具２３は、分離された第二プレス２２内に設けられている。この第二プレスは、 好適には第一プレス１８と同期される。 金属加工機械は、種々の工具を適用することにより普遍性を有し、製造される べきプレート部品に対応して複数の金属加工操作を適用することができる。これ らの操作には、切断（穴開け）の他に、下記の、すなわち、引抜き、打出し、曲 げ、プレス、ドリル、及びねじ立ての１つまたは複数を含むことができる。また 、金属加工機械には、溶接装置、リベットユニット，ニッブルユニット等の特別 の装置を設けることができる、 プレスは、空気圧、水圧または機械的に（偏心的に）操作することができる。 完全工具、単一ステーション工具或いは複合工具も、連続工具と同様に使用す ることができる。 本発明に係わる金属加工機械には、コイル金属ストリップ用の通常の穴開け機 械に使用されているのと同じ工具を好適に使用することができる。従って、工具 を、１つの機械からこれより大きいまたは小さい種類の別の機械へ移動すること は簡単なことである。また、この新たな金属加工機械は、例えば塗装シート、プ ラスチック被服或いはその上に指示または説明書を印刷したシート等に対しても 好適に使用されることができる。 図示し且つ上述した金属シートは、その形状が四角形であり、そしてこれが通 常の形状であるが、しかしながら本発明は、その他全ての形状の金属シートに適 用され得ることは勿論である。要件としては、金属シートが、その横座標が前記 金属シートのプレスへの供給方向Ｆに対応されている特定形式の座標パターンに 従い前記金属シートを移動する供給装置によって保持されていることである。 前述したように、金属シートの当初の幅は、プレート部品の供給方向Ｆと直角 方向へ計測した幅よりは数倍大きい。金属シートの当初の幅は、生産されるべき プレート部品の幅に対して、適宜最低でも３倍であり好適には４倍である。 本発明は、任意不特定の、すなわち、種々のサイズおよび形状のプレート部品 を、簡単な方法で且つユニット当り受容される価格で生産することを可能とする 。プレート部品のサイズは、選定されたプレスの、金属シート平面内で計測した 深さによってのみ限定される。全ての金属加工操作および金属シートの移動は、 プレス近傍のテーブル上に載置される金属シートの基準位置から出発して第一供 給段階の位置における種々の時間周期に関して所望にプログラムされる。形成さ れるスクラップ部品は、平らで且つ円周状に連続されているので、小さな容積内 で容易に処理される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ 【要約の続き】 れる。更に、金属シートの移動はプログラム可能な制御 ユニットで制御される。なお、このユニットは、金属加 工工具をも所望に制御する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．０．１乃至２０ｍｍの厚さの平らな金属シート（２）から種々のサイズおよ び形状のプレート部品（１）を製造する方法であって、前記金属シートは、その 平面内で少なくとも１つのプレス（１３；１８，２２）内を段階的に通過移動さ れることにより、プレート部品（１）を金属シート（２）から分離する第一切断 操作と、この第一切断操作とは切離されて、第一切断操作で形成されたスクラッ プ（２７）を取除く第二切断操作とからなる少なくとも２つの金属加工操作を適 用され、前記プレスは、前記２つの金属加工操作用の少なくとも２つの金属加工 工具（１５，１７；２０，２３）の第一部分用の上部工具スタンド（３０）と各 金属加工工具（１５，１７；２０，２３）のその他補完部分用の下部工具スタン ド（３１）とを備えることにより、この上部および下部工具スタンド（３０，３ １）の間に金属シート（２）がその供給方向（Ｆ）へ向け自由に挿通される間隙 （３２）を画定され、前記間隙（３２）は、前記供給方向と直角方向へ計測した プレート部品（１）の寸法よりは大きい水平方向の深さを有し、金属シート（２ ）は、その前記供給方向と直角方向の当初の寸法を同方向に計測したプレート部 品（１）の寸法より数倍大きく設定されている、プレート部品を製造する方法に おいて、 金属シート（２）は、各金属加工操作の間で、予め設定された座標パターン −そのｘ軸は、金属シート（２）のプレス（１３；１８，２２）を通る供給方向 （Ｆ）に一致している−に従い段階的に移動され、 金属シート（２）は、連続したｙ部分（２４，２６）−これは、金属シート （２）の前部および後部端縁部（３，４）の間をｘ方向へ延在されると共に金属 シート（２）の自由側端縁部（５；２８）とこの側端縁部（５；２８）および前 記ｘ軸線に平行する仮想線（２５）により画定されている−内において機械加工 され、 １つのｙ部分（２４）が金属シート（２）のｘ方向への段階的移動により完 全に機械加工された後で次のｙ部分（２６）が機械加工位置へ導入され、これに より金属シート（２）が連続的な同一平行四辺形状の表面領域（３３）内を 機械加工され、そして前記各領域は最大３０ｃｍのｘ方向長さを有しプレート部 品（１）より大きく設定されていて、第一切断操作の後に円周状の非破断スクラ ップ部分（２７）が残存され、 第二切断操作が行われて、１つの表面領域（３３）の、或いは２つまたは３ つの表面領域（３３）が合計で最大３０ｃｍの長さを有する場合は最大３つの連 続表面領域（３３）の、１つの非破断スクラップ部分（２７）または最大３つの 密着非破断スクラップ部分（２７）がそれぞれ切徐され、 前記スクラップ切徐において、前記第二切断操作が所定角度で切断されるこ とにより、縁取り側端縁部（２８）が前記仮想線（２５）に沿って漸次形成され ると同時にこの第一端縁部（２８）に適合する縁取り端縁部（３５）がｙ部分（ ２４）内に横断され、 １つのｙ部分（２４）が完全に切徐された後で、金属シート（２）がｙ部分 （２４）の幅に対応する距離だけｙ方向へ向け段階的に移動されることにより、 直後のｙ部分（２６）が、プレス（１３；１８，２２）に対して、且つ金属シー ト（２）がプレス（１３；１８，２２）を離脱する時期とこの金属シートがプレ ス（１３；１８，２２）の上流側の初期位置へ向け供給方向（Ｆ）と反対側へ復 帰される時期の間の所定時点において、整列され、 金属シート（２）の移動は、自由にプログラムされる制御ユニットにより制 御され、そしてこの制御ユニットは、金属加工工具の相互間の作動をも所望によ って同期的に或いは非同期的に制御する ことを特徴とするプレート部品を製造する方法。 ２．直後のｙ部分（２６）は、金属シート（２）がプレス（１３；１８，２２） の上流側の初期位置へ復帰された時点でプレス（１３；１８，２２）に整列され ることを特徴とする請求項１記載の方法。 ３．プレート部品（１）は、切断操作と、プレス、引抜き、曲げ、打出し、ドリ ルおよびねじ立ての１つまたはそれ以上の操作とから製造されることを特徴とす る請求項１または２記載の方法。 ４．０．１乃至２０ｍｍの厚さの平らな金属シート（２）から種々のサイズおよ び形状のプレー卜部品（１）を製造する金属加工機械であって、少なくとも２ つの金属加工工具（１５，１７；２０，２３）の第一部分用の上部工具スタンド （３０）と各金属加工工具（１５，１７：２０，２３）のその他補完部分用の下 部工具スタンド（３１）とを有する少なくとも１つのプレス（１３；１８，２２ ）を含み、これらの工具スタンド（３０，３１）はその間に金属シート（２）が その供給方向（Ｆ）へ向け自由に挿通される間隙（３２）を画定し、前記間隙（ ３２）は前記供給方向と直角方向へ計測したプレート部品（１）の寸法よりは大 きい水平方向の深さを有し、金属シート（２）はその前記供給方向と直角方向の 当初の寸法を同方向に計測したプレート部品（１）の寸法より数倍大きく設定さ れ、前記金属加工工具（１５，１７：２０，２３）は金属シート（２）からプレ ート部品（１）を分離するかまたはスクラッブ（２７）を分離する第一および第 二切断操作を達成するよう構成され、機械は更に、金属シート（２）を強固に保 持しこれをプレス（１３；１８，２２）に対して段階的に移動する把持手段（１ ２）を有する供給装置（１１）と、前記その他補完工具部分を保持する下部工具 スタンド（３１）の上面平面内に位置する水平テーブル（８）とを備えている、 プレート部品を製造する金属加工機械において、 供給装置（１１）は、予め設定された座標パターン−そのｘ軸は、金属シー ト（２）のプレス（１３；１８，２２）を通る供給方向（Ｆ）に一致している− に従い、金属シート（２）をプレス（１３；１８，２２）に対して段階的に移動 通過させるアクチュエータ（３６）を有し、 スクラップを切徐する第二切断操作用の前記金属加工工具（１７；２３）は 、所定角度で切断操作されることにより、縁取り側端縁部（２８）が金属シート （２）の供給方向（Ｆ）に平行する仮想線（２５）に沿って形成されると同時に この第一端縁部（２８）に適合する縁取り端縁部（３５）が金属部品（１）が製 造されるｙ部分（２４）内を横断して形成されるよう設計され、 金属加工機械は、金属加工工具（２）を前記座標パターンに従い制御すると 共に金属加工工具の相互間の作動を所望によって同期的に或いは非同期的に制御 するよう構成された自由プログラム制御ユニットを含む ことを特徴とするプレート部品を製造する金属加工機械。 ５．プレス（１３）は、前記第一および第二切断操作用の双方の金属加工工具 （１５，１７）を有することを特徴とする請求項４記載の金属加工機械。 ６．金属加工機械は、その金属加工工具が第一切断操作用の金属加工工具（２０ ）である第一プレス（１８）と、その金属加工工具が第二切断操作用の金属加工 工具（２３）である第二プレス（２２）とを含むことを特徴とする請求項４記載 の金属加工機械。 ７．プレス（１３）または第一プレス（１８）のみが、切断用と共に、プレス、 引抜き、曲げ、打出し、ドリルおよび／またはねじ立て切断用の金属加工工具を 有することを特徴とする請求項４乃至６のいずれかに記載の金属加工機械。 ８．金属加工機械は、更に、溶接装置、リベットユニットおよび／またはニッブ ルユニットを含むことを特徴とする請求項４乃至７のいずれかに記載の金属加工 機械。