JPH08326952A - 流量制御弁の動作不良診断装置 - Google Patents

流量制御弁の動作不良診断装置

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JPH08326952A
JPH08326952A JP13772995A JP13772995A JPH08326952A JP H08326952 A JPH08326952 A JP H08326952A JP 13772995 A JP13772995 A JP 13772995A JP 13772995 A JP13772995 A JP 13772995A JP H08326952 A JPH08326952 A JP H08326952A
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JP
Japan
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valve
rotation
hall
control valve
motor
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Application number
JP13772995A
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English (en)
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Hideki Suzuki
英樹 鈴木
Takashi Kobayashi
高史 小林
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/52Systems for actuating EGR valves
    • F02M26/53Systems for actuating EGR valves using electric actuators, e.g. solenoids
    • F02M26/54Rotary actuators, e.g. step motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/65Constructional details of EGR valves
    • F02M26/72Housings
    • F02M26/73Housings with means for heating or cooling the EGR valve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量制御弁の弁開度検出精度・動作不良判定
精度を向上させる。 【構成】 EGRバルブ42の駆動源としてステップモ
ータ43を採用し、そのロータ46の回転運動を雌ねじ
部材48を介してモータシャフト49の上下運動に変換
して、弁体53を上下動させる。また、ロータ46の上
端部に、N極とS極が交互に一定ピッチで着磁された回
転検出用着磁部62を形成し、この回転検出用着磁部6
2の上方に1個または複数個のホールIC61を配置す
る。このホールIC61の出力パルスをカウントしてロ
ータ46の回転量を検出し、この検出回転量を目標回転
量と比較して両者間の偏差が許容誤差の範囲内にあるか
否かを判定し、該偏差が許容誤差範囲外になったときに
EGRバルブ42の動作不良と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータによって開度調
節される排出ガス還流弁、アイドルスピードコントロー
ルバルブ、スロットルバルブ等の流量制御弁の動作不良
を診断する流量制御弁の異常診断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の車両には、排出ガス還流バルブ、
アイドルスピードコントロールバルブ、スロットルバル
ブ等の様々な流量制御弁が使用され、その開度調節をス
テップモータや直流モータによって制御するようにした
ものがある。この場合、流量制御弁が動作不良になる
と、エンジンの運転状態に様々な悪影響を及ぼすため、
例えば、排出ガス還流システム(EGRシステム)に用
いられる流量制御バルブ(以下「EGRバルブ」とい
う)については、特開平4−231662号公報に示す
ように、弁体の移動量(弁開度)を可変抵抗器で直接検
出して故障判定を行うシステムが考えられている。一般
に、EGRバルブは、ステップモータの回転を直線運動
に変換してリフト式の弁体を弁軸方向に直線駆動するよ
うになっているため、上記公報の故障判定システムで
は、弁軸の移動量又は弁軸を弁ハウジングの外部まで延
長して形成した検出軸の移動量をリニア型の可変抵抗器
によって直接検出することで、弁開度を検出するように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年のエンジンは益々
高性能化され、EGRバルブ等の流量制御弁の開度調節
も益々高い制御精度が要求されるようになってきてい
る。それ故に、弁開度の検出精度を高めて故障判定精度
を高める必要があるが、上記従来構成では、弁体の微小
変位をリニア型の可変抵抗器で直接検出しなければなら
ず、排出ガスの脈動やエンジン振動の影響を受けやす
く、弁開度検出精度の確保が困難であり、故障判定精度
の高精度化に限界がある。しかも、可変抵抗器をモータ
と弁体間の弁軸に連結した構成にすると、可変抵抗器が
排出ガスの高熱にさらされてしまい、耐久性・信頼性を
低下させてしまう。これを避けるために、可変抵抗器を
弁ハウジングの外部に設けて、弁軸を弁ハウジングの外
部に延長した構成にすると、装置が大型化してしまい、
コンパクト化の要求に反する。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、コンパクト化の要求
を満たしながら、流量制御弁の弁開度検出精度・動作不
良判定精度を向上させることができると共に、耐久性・
信頼性も向上することができる流量制御弁の異常診断装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1の流量制御弁の異常診断装置
は、流量制御弁の弁体を目標開度まで移動させるのに必
要なモータの目標回転量を演算する目標回転量演算手段
と、前記モータ内のロータ近傍に配置されて該ロータの
回転を検出する非接触式の回転センサと、前記回転セン
サの出力信号により前記ロータの検出回転量を演算する
検出回転量演算手段と、前記検出回転量を前記目標回転
量と比較して両者間の偏差が所定範囲外になったときに
前記流量制御弁の動作不良と判定する動作不良判定手段
とを備えた構成となっている。
【0006】この場合、請求項2のように、前記モータ
としてステップモータを用い、前記回転センサの検出対
象となる回転検出部を、前記ステップモータのロータに
ステータの極ピッチより粗いピッチで形成することが好
ましい。
【0007】更に、請求項3のように、前記ステップモ
ータを、前記流量制御弁の弁体を弁座に突き当てた位置
まで締め込んだ状態から所定ステップ回転させながら、
前記回転センサの出力信号の変化と通電相との関係を分
析することで、前記ロータの基準位置を検出し、前記目
標回転量演算手段と前記検出回転量演算手段は、それぞ
れ前記基準位置を基準にして前記目標回転量と前記検出
回転量を演算するように構成すると良い。
【0008】また、請求項4のように、前記動作不良判
定手段が前記流量制御弁の動作不良と判定した場合に
は、前記モータの回転トルクを増加させると共に開弁方
向又は閉弁方向の制御量を制限するようにしても良い。
【0009】また、ステップモータのロータに形成する
回転検出部のピッチをステータの極ピッチより粗いピッ
チに設定する場合には、請求項5のように、複数の回転
センサを用い、前記ロータの回転に伴う複数の回転セン
サの出力波形が互いにずれるように複数の回転センサを
配置した構成としても良い。
【0010】この場合、請求項6のように、前記検出回
転量と前記目標回転量との偏差が所定範囲内のときに
は、当該偏差を補正して前記モータを制御し、前記動作
不良判定手段が前記流量制御弁の動作不良と判定したと
きには、前記検出回転量と前記目標回転量との偏差が開
弁側又は閉弁側のいずれの方向の偏差であるか判別する
ことによって前記流量制御弁の動作不良が開弁側又は閉
弁側のいずれの方向で発生したか判別するようにしても
良い。
【0011】
【作用】上述した請求項1の構成によれば、流量制御弁
の弁体を目標開度まで移動させるのに必要なモータの目
標回転量を目標回転量演算手段により演算し、モータを
目標回転量に応じて駆動する。この際、モータ内のロー
タ近傍に配置された非接触式の回転センサがロータの回
転を検出し、この回転センサの出力信号を検出回転量演
算手段によりカウントしてロータの検出回転量を演算す
る。その後、動作不良判定手段は、検出回転量を目標回
転量と比較して両者間の偏差が許容誤差の範囲内にある
か否かを判定し、該偏差が許容誤差範囲外になったとき
に流量制御弁の動作不良と判定する。
【0012】この請求項1の構成のように、弁体の移動
量を直接検出するのではなく、モータのロータ回転量を
検出した方が弁体の微小変位を検出するには有利であ
る。また、ロータの回転を検出する非接触式の回転セン
サは、ホール素子等の磁気検出センサや光センサを用い
ることができるので、小さなスペースに回転センサを設
置することができると共に、センサ部の機械的な接点摩
耗がなく、回転センサの検出精度が経年劣化することが
ない。
【0013】また、請求項2では、モータとしてステッ
プモータを用い、このステップモータの通電相を順次切
り替えることで、ロータを回転させ、流量制御弁の開度
を調整する。この場合、ステップモータのロータに形成
する回転検出部のピッチをステータの極ピッチ(スロッ
トピッチ)より粗いピッチに設定することで、小型のロ
ータに対しても回転検出部を一定ピッチで形成すること
が可能となる。
【0014】但し、ロータに形成する回転検出部のピッ
チをステータの極ピッチより粗くすると、ステップモー
タの通電相を切り替えて1ステップ回転させても、回転
センサの出力レベルが変化しない領域が生じる。例え
ば、回転検出部のピッチをステータの極ピッチの2倍に
すると、2ステップ回転させる毎に回転センサの出力が
変化するようになり、回転センサの出力の1パルス幅内
に2ステップ存在するようになる。
【0015】そこで、請求項3では、ステップモータ
を、流量制御弁の弁体を弁座に突き当てた位置まで締め
込んだ状態から所定ステップ回転させながら、回転セン
サの出力信号の変化と通電相との関係を分析すること
で、ロータの基準位置を検出する。これにより、基準位
置の検出が正確に行われ、この基準位置を基準にして目
標回転量と検出回転量が精度良く演算される。
【0016】また、請求項4では、動作不良判定手段が
流量制御弁の動作不良と判定した場合には、モータの回
転トルクを増加させる。ステップモータの場合には、1
ステップ当りの通電時間を長くする(つまりパルス周波
数を低下させる)ことで、回転トルクを増加させること
ができる。モータの回転トルクを増加させると、流量制
御弁の駆動力が大きくなり、動作不良時でも弁体がある
程度動くことがあるが、弁体の動きが遅くなって制御の
追従性が低下する。そこで、モータの回転トルクを増加
させる場合には、開弁方向又は閉弁方向の制御量を制限
することで、制御の遅れによるハンチングを抑える。
【0017】また、請求項5では、ステップモータのロ
ータに形成する回転検出部のピッチをステータの極ピッ
チより粗いピッチに設定したものにおいて、複数の回転
センサをロータの近傍に設置し、ロータの回転に伴う各
回転センサの出力波形が互いにずれるように各回転セン
サを配置する。このようにすれば、前述した請求項2の
ように、回転センサの出力の1パルス幅内に複数ステッ
プが存在するような場合でも、複数の回転センサの出力
の関係からロータの回転位置を正確に検出することがで
きる。
【0018】更に、請求項6では、検出回転量と目標回
転量との偏差が所定範囲内のときには、当該偏差を補正
してモータを制御する。このような補正制御は、上記請
求項5のようにロータの回転位置を正確に検出できるこ
とが前提条件となる。また、動作不良判定手段が流量制
御弁の動作不良と判定したときには、検出回転量と目標
回転量との偏差が開弁側又は閉弁側のいずれの方向の偏
差であるか判別することによって流量制御弁の動作不良
が開弁側又は閉弁側のいずれの方向で発生したか判別
し、その判別結果をサービス時等に利用できるようにす
る。開弁側の故障と閉弁側の故障とでは修理方法が異な
る場合があるからである。
【0019】
【実施例】以下、本発明をEGRバルブに適用した第1
実施例を図1乃至図12に基づいて説明する。まず、図
3に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説
明する。エンジン21の吸気ポート22に接続された吸
気管23の最上流部には、エアクリーナ24が設けら
れ、このエアクリーナ24の下流側に吸入空気量を計測
するエアフローメータ25が設けられている。このエア
フローメータ25の下流側にスロットルバルブ26が設
けられ、このスロットルバルブ26の開度がスロットル
開度センサ27によって検出される。また、スロットル
バルブ26を収納するスロットルボディ28には、スロ
ットルバルブ26をバイパスする空気流量を調節するア
イドルスピードコントロールバルブ(ISCバルブ)2
9が設けられている。また、各気筒の吸気ポート11の
近傍には、燃料タンク(図示せず)から供給される燃料
を噴射するインジェクタ30が設けられている。
【0020】一方、エンジン21の排気ポート31に接
続された排気管32には、排出ガス中の酸素濃度を検出
する酸素センサ33と排出ガス浄化用の三元触媒(図示
せず)が設けられている。エンジン21を冷却するウォ
ータジャケット34には、冷却水温を検出する水温セン
サ35が取り付けられている。また、エンジン21の各
気筒の点火プラグ36に高圧電流を配給するディストリ
ビュータ37には、エンジン回転数NEに応じた周波数
のパルス信号を出力するクランク角センサ38が設けら
れている。上記ディストリビュータ37には、点火コイ
ル39の高圧二次電流が供給される。
【0021】また、排気管32の酸素センサ33の上流
側とスロットルバルブ26の下流側のサージタンク40
との間に排出ガス還流通路41が接続され、この排出ガ
ス還流通路41の途中に、排出ガスの還流量を調節する
排出ガス還流バルブ(以下「EGRバルブ」という)4
2が設けられている。
【0022】次に、EGRバルブ42の構成を図1に基
づいて説明する。このEGRバルブ42は、駆動源とな
るモータとして例えば4相48極のステップモータ43
を採用している。このステップモータ43は、4相の励
磁コイル44を48個のスロットに装着したステータ4
5の内径側に円筒形のロータ46を配置した構成であ
り、ロータ46の外周には、N極とS極とが交互に合計
24極着磁された円筒形のマグネット47が嵌着されて
いる。また、ロータ46の内径側には、雌ねじ部材48
を介してねじ付きのモータシャフト49が設けられ、ロ
ータ46の回転運動が雌ねじ部材48を介してモータシ
ャフト49の上下運動に変換されるようになっている。
【0023】上記モータシャフト49の下端部には、2
枚の連結プレート50,51を介して弁シャフト52が
連結され、この弁シャフト52の下端部に弁体53が固
定され、この弁体53を弁座54上で上下動させること
により、弁開度を調整する。上側の連結プレート50
は、モータシャフト49の下端部に固定され、下側の連
結プレート51は、弁シャフト52の上端に固定されて
いる。そして、上側の連結プレート50に下向きに形成
されたL型の係合爪55が下側の連結プレート51に係
合され、弁体53を弁座54に密着させた全閉状態でも
モータシャフト49と下側の連結プレート51が閉弁方
向に移動できるようになっている。下側の連結プレート
51は、外側圧縮コイルばね56と内側圧縮コイルばね
57によって下方(閉弁方向)に付勢され、弁体53を
上下動(開閉)する際に両圧縮コイルばね56,57に
よって下側の連結プレート51が上側の連結プレート5
0の係合爪55に係合した状態に保持され、モータシャ
フト49と一体的に弁シャフト52が上下動するように
なっている。尚、弁座54の開口は、排気管32側から
排出ガスが流入する入口ポート58と、サージタンク4
0側へ排出ガスが流出する出口ポート59とに連通して
いる。
【0024】次に、このEGRバルブ42の作動につい
て説明する。ステップモータ43の各相の励磁コイル4
4への通電を二相励磁方式で順次切り替えると、ロータ
46が回転し、その回転運動が雌ねじ部材48により直
線運動に変換されてモータシャフト49に伝達される。
このとき、ステップモータ43の回転方向が正回転方向
の時は、モータシャフト49が外側圧縮コイルばね56
のばね力に抗して上方に移動して、弁シャフト52を介
して弁体53が弁座54から離れる方向(開弁方向)へ
移動する。これにより、入口ポート58が弁座54の開
口を介して出口ポート59に連通され、弁体53と弁座
54との間の距離(弁開度)を調節することで、排出ガ
スの還流量が調節される。
【0025】一方、ステップモータ43の回転方向が逆
転方向の時は、モータシャフト49が下方(開弁方向)
に移動することで、これと一体的に弁シャフト52が下
方に移動して、弁体53が弁座54に接近する方向に移
動し、最終的には弁体54が弁座54に嵌合密着した全
閉状態になる。この後もステップモータ43が逆転方向
に回転すると、内側圧縮コイルばね57のばね力に抗し
て更にモータシャフト49が下方に移動し、弁シャフト
52と弁体53が下方に内側圧縮コイルばね57のスト
ローク内でオーバーストロークされる。これにより、弁
体53がより強く弁座54に押し付けられ、排出ガスの
還流が確実に遮断される。
【0026】次に、ステップモータ43のロータ46の
回転量を検出するための構成を説明する。モータハウジ
ング60内のロータ46の上方に、回転センサとして1
個のホールIC61が配置されている。このホールIC
61は、ホール素子と増幅用ICとを一体にしてパッケ
ージ化したものである。一方、ロータ46の上端部に
は、回転検出部としてN極とS極が交互に一定ピッチで
着磁された回転検出用着磁部62(図2に模式的に図
示)が形成され、この回転検出用着磁部62の回転がホ
ールIC61で検出されるようになっている。この実施
例では、小型のロータ46に着磁可能な磁極数に限界が
あることを考慮して、回転検出用着磁部62の着磁ピッ
チをステータ45の極ピッチ(スロットピッチ)より粗
いピッチに設定している。例えば、48極のステータ4
5に対して、回転検出用着磁部62の磁極数が4極〜ロ
ータ磁極数(24極)の範囲で設定されている。
【0027】ホールIC61の出力信号は、エンジン制
御及びEGR制御を行う図3の電子制御装置(以下「E
CU」という)63に入力され、後述するようにしてロ
ータ46の回転量(EGRバルブ42のステップ数)が
演算される。図4に示すように、EGRバルブ42のス
テップ数が増加するに従って、EGRバルブ42の弁開
度が増加して排出ガス還流流量が増加するが、EGRバ
ルブ42のステップ数が0〜4の範囲は、前述した全閉
状態でのオーバーストローク領域であり、この領域では
全閉状態が維持される。従って、ECU60は、EGR
バルブ42のステップ数が4のときをステップ数0(基
準位置)として制御する。
【0028】図5は、ロータ46の回転検出用着磁部6
2の着磁極数とホールIC61の出力及びステップ数と
の関係を示したものである。図5の例は、0→1ステッ
プに開弁した第4相通電時に出力がLow(ローレベ
ル)からHi(ハイレベル)に反転する位置にホールI
C61を配置した場合の例である。4相48極のステッ
プモータ43を二相励磁方式で駆動する場合、回転検出
用着磁部62が24極着磁であれば、ホールIC61の
出力波形の1周期は4ステップとなり、20極着磁であ
れば、出力波形の1周期は4.8ステップとなり、16
極着磁であれば、出力波形の1周期は6ステップとな
り、12極着磁であれば、出力波形の1周期は8ステッ
プとなり、8極着磁であれば、出力波形の1周期は12
ステップとなり、4極着磁であれば、出力波形の1周期
は24ステップとなる。
【0029】以下、説明の便宜上、16極着磁の場合に
ついて説明する。16極着磁では、ステップモータ43
が3ステップ回転する毎にホールIC61の出力レベル
が反転する。換言すれば、ホールIC61の出力レベル
が反転するのに3ステップ必要とし、3ステップ以上脱
調しないと脱調の検出が行えないが、この程度の脱調で
あれば、エミッションやドライバビリティが悪化せず、
ほとんど問題とならない。
【0030】次に、ECU63がホールIC61や前述
した各種のセンサの出力信号に基づいて実行するEGR
制御の内容を図6乃至図10のフローチャートに従って
説明する。図6のEGR制御ルーチンは例えば4ms周
期でソフト割り込み処理により繰り返し実行される。処
理が開始されると、まず、ステップ101で、EGR実
行条件が成立したか否かを判定する。ここで、EGR実
行条件は、バッテリ電圧≧10V(脱調を防ぐために必
要な電圧)、冷却水温≧60°、アイドルスイッチがオ
フ状態(スロットル開放状態)であること、走行モード
(車速≧2km/h且つドライブレンジ)であることで
あり、これらの条件が全て満たされたときにEGR実行
条件成立と判定され、ステップ103以降の処理を実行
する。一方、EGR実行条件が不成立の場合には、ステ
ップ102のリセット処理に進んで、EGR実行許可フ
ラグXEGR=0、目標ステップ数ETEGR=0、現
在ステップ数EEGR=0に設定した後、ステップ11
3に進み、EGRバルブ42を全閉状態に保持して本ル
ーチンを終了する。
【0031】そして、EGR実行条件が成立したときに
は、ステップ101からステップ103に進み、EGR
実行許可フラグXEGRを実行許可を示す“1”にセッ
トした後、ステップ104に進み、エンジン回転数NE
と負荷QN(=吸気量/エンジン回転数)とに応じて、
予め設定された二次元マップから目標ステップ数ETE
GRを求める(このステップ104の処理が特許請求の
範囲でいう目標回転量演算手段として機能する)。この
後、ステップ105に進み、EGRバルブ故障確定フラ
グXEFAILが故障未検出を示す“0”であるか否か
を判定し、故障未検出(0)であれば、ステップ106
に進み、EGRバルブ42の駆動速度αを例えば125
パルス/秒(pps)に設定する。
【0032】一方、EGRバルブ故障確定フラグXEF
AILが故障検出確定を示す“1”であれば、ステップ
107に進み、駆動速度αを正常時の1/2の速度であ
る62.5パルス/秒に低下させると共に、目標ステッ
プ数ETEGRも正常時の1/2にする。二相励磁方式
では、駆動速度αを低下させると、2つの相の通電がオ
ーバーラップする時間が長くなり、回転トルクが増大す
る。従って、故障時には正常時より強いトルクでステッ
プモータ43を回転させてEGRバルブ42の開度を調
整し、エミッションの悪化を少なくする。但し、駆動速
度αを低下させると、制御の追従性が低下するため、目
標ステップ数ETEGRを例えば1/2にして制御量を
制限することで、制御の遅れによるハンチングを抑え
る。
【0033】以上のようにして、ステップ106又は1
07で駆動速度αを設定した後、ステップ108に進
み、目標ステップ数ETEGRから1減算した値(ET
EGR−1)と現在ステップ数EEGRとを比較し、閉
弁方向の回転であるか否かを判定する。つまり、ETE
GR−1≦EEGRであれば、閉弁方向の回転であり、
ステップ109に進んで、現在ステップ数EEGRが目
標ステップ数ETEGRに一致するまで、2×αパルス
/秒の駆動速度で閉弁する。ここで、閉弁時に駆動速度
αを2倍に増加させる理由は、外側圧縮コイルばね56
のばね力が閉弁方向に働いて閉弁動作を補助するため、
駆動速度αを速くしても脱調が発生しないためであり、
駆動速度αを速くすることで制御の追従性を高めるもの
である。
【0034】一方、ステップ108で、ETEGR−1
>EEGRと判定された場合には、ステップ110に進
み、目標ステップ数ETEGRに1加算した値(ETE
GR+1)と現在ステップ数EEGRとを比較し、開弁
方向の回転であるか否かを判定する。つまり、ETEG
R+1≧EEGRであれば、開弁方向の回転であり、ス
テップ111に進んで、現在ステップ数EEGRが目標
ステップ数ETEGRに一致するまで、αパルス/秒の
駆動速度で開弁する。ここで、開弁時の駆動速度αを閉
弁時の1/2にする理由は、外側圧縮コイルばね56の
ばね力に抗して開弁動作を行う必要があり、開弁時の駆
動力を閉弁時よりも増加させる必要があるためである。
【0035】この後、ステップ112に進み、目標ステ
ップ数ETEGRへの駆動が終了した後の最初の保持処
理か否かを判定し、最初の保持処理であれば、ステップ
120に進んで、故障判定処理を実行する。この故障判
定処理の内容は、後述する図7のフローチャートに示さ
れている。故障判定処理終了後に、ステップ113に進
み、保持処理を実施する。この保持処理では、所定相の
励磁コイル44に50%デューティで通電することによ
り、現在ステップ数EEGRを保持し、本ルーチンを終
了する。
【0036】上述したステップ120の故障判定処理
は、図7に示すように、まず、ステップ121で、脱調
が発生していないか否かを次式により判定する(このス
テップ120の処理が特許請求の範囲でいう動作不良判
定手段として機能する)。 HEGR−γ≦EEGR≦HEGR+γ ここで、HEGRは、ホールIC61の出力信号から後
述するように算出した検出ステップ数(検出回転量)で
あり、EEGRは、ECU63からEGRバルブ42の
ステップモータ43へ出力したパルス信号のカウント値
である。また、γは脱調判定値であり、例えば次のよう
な基準で設定されている。
【0037】 γ=着磁極数による位置検出誤差+誤差余裕+脱調余裕 ここで、着磁極数による位置検出誤差は、回転検出用着
磁部62の着磁極数がステータ45の極数よりも少ない
ことによる誤差であり、着磁極数が少なくなるほどこの
誤差が大きくなるが、16極着磁の場合には1ステップ
で良い。また、誤差余裕は、着磁境界誤差とホールIC
61の温度特性による誤差を考慮するためのものであ
り、例えば2ステップで良い。脱調余裕は、エミッショ
ンやドライバビリティに対する余裕であり、例えば2ス
テップで良い。この脱調余裕は低排気量ほど小さく設定
できる。これらを合計すると、脱調判定値γは5ステッ
プとなる。
【0038】上記ステップ121で「Yes」と判定さ
れた場合には、問題になるような脱調が発生していない
と判断され、ステップ122に進んで、故障仮カウンタ
CERRを0にクリアする。ここで、故障仮カウンタC
ERRは、脱調が例えば2回以上連続して発生したとき
にステップ140のイニシャライズ処理及び基準位置検
出処理を行うためのカウンタである。
【0039】一方、上記ステップ121で「No」と判
定された場合には、脱調発生と判断され、ステップ12
3に進み、故障仮カウンタCERRを1インクリメント
し、次のステップ124で、この故障仮カウンタCER
Rのカウント値が2以上であるか否か、つまり脱調が2
回以上連続して発生した否かを判定し、脱調が2回以上
連続すれば、エミッションやドライバビリティに悪影響
を及ぼすため、ステップ140に進み、イニシャライズ
処理及び基準位置検出処理を行う。この処理の詳細は、
後述する図9及び図10のフローチャートに示されてい
る。
【0040】このステップ140の処理後、ステップ1
26に進み、故障カウンタCWERRを1インクリメン
トし、次のステップ127で、故障カウンタCWERR
が例えば3以上であるか否かによって最終的な故障判定
を行う。これは、電源・駆動線の瞬断やステップモータ
43内のねじ機構の摩耗粉等による抵抗力増大により一
時的に脱調が発生することがあるため、故障判定を複数
回繰り返すことで、故障判定精度を向上させるものであ
る。尚、上述したステップ124で、故障仮カウンタC
ERR<2と判定された場合、或は、ステップ122で
故障仮カウンタCERRがクリアされた場合にも、ステ
ップ127で、故障カウンタCWERRが3以上である
か否かを判定する。
【0041】このステップ127で、故障カウンタCW
ERRの値が3未満のときには、故障判定をペンディン
グして本ルーチンを終了するが、故障カウンタCWER
Rの値が3以上になった場合、つまり脱調が少なくとも
6回以上検出された場合には、最終的に故障と判定し、
ステップ128に進み、運転席のインストルメントパネ
ル(図示せず)に設けられた警告ランプ64(図3参
照)を点灯して運転者に警告すると共に、ステップ12
9で、EGRバルブ故障確定フラグXEFAILを故障
発生を示す“1”にセットし、本ルーチンを終了する。
【0042】次に、ホールIC61の出力をカウントし
て検出ステップ数HEGRを算出するための処理を説明
する。この処理は、図8に示すホールIC出力カウント
ルーチンによって行われ、特許請求の範囲でいう検出回
転量演算手段として機能する。このホールIC出力カウ
ントルーチンは、例えば2ms周期でソフト割り込み処
理により繰り返し実行され、処理が開始されると、ま
ず、ステップ131で、EGR実行許可フラグXEGR
が実行許可を示す“1”であるか否かを判定し、XEG
R=0(EGR実行条件が不成立)の場合には、以降の
処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
【0043】一方、EGR実行許可フラグXEGRが実
行許可を示す“1”であれば、ステップ132に進ん
で、現在ステップ数EEGR(i)と前回処理時のステ
ップ数EEGR(i−1)とを比較し、EEGR(i)
>EEGR(i−1)であれば、開弁処理と判定して、
ステップ133に進み、今回のホールIC出力YPLS
(i)が前回のホールIC出力YPLS(i−1)と一
致するか否かを判定し、今回のホールIC出力YPLS
(i)が前回のホールIC出力YPLS(i−1)から
変化したとき、つまりホールIC出力のHi/Lowが
反転したときに、ステップ134に進み、前回の検出ス
テップ数HEGR(i−1)に対し、ホールIC出力パ
ルス幅のステップ数β(回転検出用着磁部62が16極
着磁の場合にはβ=3ステップ)を加算して、今回の検
出ステップ数HEGR(i)を求めると共に、今回のホ
ールIC出力YPLS(i)をYPLS(i−1)とし
て記憶して、本ルーチンを終了する。つまり、開弁処理
時には、ホールIC出力が反転する毎に検出ステップ数
HEGR(i)をホールIC出力パルス幅のステップ数
βずつ加算する。
【0044】また、開弁処理時でない場合には、ステッ
プ135に進み、EEGR(i)<EEGR(i−1)
であるか否かによって閉弁処理であるか否かを判定し、
閉弁処理時には、上述と同様の処理により、ホールIC
出力が反転する毎に検出ステップ数HEGR(i)をホ
ールIC出力パルス幅のステップ数βずつ減算すると共
に、今回のホールIC出力YPLS(i)をYPLS
(i−1)として記憶して(ステップ136,13
7)、本ルーチンを終了する。
【0045】次に、イニシャライズ処理及び基準位置検
出処理を、図9及び図10のフローチャートに従って説
明する。このルーチンも、例えば2ms周期でソフト割
り込み処理により繰り返し実行される。処理が開始され
ると、まず、ステップ141で、目標ステップ数ETE
GRを例えば−20ステップにして全閉制御を行い、弁
体54を弁座54に確実に嵌合密着させた全閉突き当て
位置まで締め込む。更に、ステップ142で、第1相通
電(通電相EPHS=1)になるまで全閉制御を継続す
る。以上で、イニシャライズ処理を終了し、ステップ1
43以降の基準位置検出処理に移行する。
【0046】ここで、図11を用いて基準位置検出の原
理を説明する。イニシャライズ処理終了時の位置は、全
閉突き当て位置であり、この実施例では、基準位置とな
るゼロステップから更に4ステップ締め込まれた位置が
全閉突き当て位置となっている。従って、全閉制御時に
は、−4〜−20ステップの範囲はステップモータ43
が空転する。ここで、ゼロステップ位置(基準位置)の
検出が必要となる理由は、ホールIC出力の1パルス幅
内に複数ステップ(16極着磁の場合には3ステップ)
が存在するため、ゼロステップ位置がホールIC出力パ
ルス幅内の左・中・右のいずれの位置であるかを判別す
る必要があるためである。
【0047】ゼロステップ位置の検出方法は、全閉突き
当て位置(−4ステップ)からホールIC出力波形の1
周期分のステップ数(16極着磁の場合には6ステッ
プ)だけ閉弁方向に空転させ、その時のホールIC出力
がLow→Hi、Hi→Lowに反転する通電相を判定
し、その通電相からゼロステップ位置を検出する。つま
り、閉弁時の通電相の切り替えの順番は、第1相→第2
相→第3相→第4相→第1相→第2相→……の順に決め
られているため、ゼロステップ位置での通電相を一定
(例えば第1相)にすることで、ホールIC出力が反転
する通電相からゼロステップ位置がホールIC出力パル
ス幅内の左・中・右のいずれの位置であるか否かを決め
ることができる。
【0048】この基準位置検出原理に基づき、イニシャ
ライズ処理終了後に、まず、ステップ143で、今回の
目標ステップ数ETEGR(i)を前回の目標ステップ
数ETEGR(i−1)から1減算した値に設定すると
共に、今回の通電相EPHS(i)を前回の通電相EP
HS(i−1)に1加算した通電相に設定する。これ
は、閉弁方向に空転させるために通電相を第1相→第2
相→第3相→第4相の順に切り替えるための処理であ
る。この処理により、今回の通電相EPHS(i)の演
算値が第4相を越えた時には、今回の通電相EPHS
(i)を第1相に戻す(ステップ144,145)。こ
れにより、第4相への通電後に再び第1相→第2相→第
3相→第4相の順に通電を切り替える処理を繰り返す。
【0049】この後、ステップ146で前回のホールI
C出力YPLS(i−1)がLowで今回のホールIC
出力YPLS(i)がHiであるか否か、つまり、ホー
ルIC出力がLowからHiに反転したか否かを判定
し、ステップ147で、LowからHiに反転した通電
相LHEDGEを記憶する(図11の例ではLHEDG
E=第2相となる)。
【0050】同様に、ステップ148でホールIC出力
がHiからLowに反転したか否かを判定し、ステップ
149でHiからLowに反転した通電相HLEDGE
を記憶する(図11の例ではHLEDGE=第3相とな
る)。以後、今回のホールIC出力YPLS(i)をY
PLS(i−1)として記憶し(ステップ150)、目
標ステップ数ETEGR(i)が−26ステップになる
まで、上述したステップ143〜150の処理を繰り返
す。これにより、イニシャライズ処理終了後に全閉突き
当て位置(ETEGR=−20)からホールIC出力波
形の1周期分のステップ数(16極着磁の場合には6ス
テップ)だけ閉弁方向に空転させ、そのときのホールI
C出力がLow→Hi、Hi→Lowに反転する通電相
を検出する。
【0051】この後、図10のステップ152に進み、
6ステップ閉弁後、4ステップ開弁し、目標ステップ数
ETEGRと現在ステップ数EEGRを共に0ステップ
に設定する。更に、ステップ153〜159の処理によ
り、ゼロステップ位置の存在するHi/Lowレベルの
中間位置(以下「ゼロステップ中間位置」という)の検
出ステップ数HEGRを、図12に示すようにゼロステ
ップ位置のホールIC出力YPLS(i)とLHEDG
E、HLEDGEの記憶値に基づいて設定する。つま
り、ゼロステップ位置のホールIC出力YPLS(i)
がLowの場合には、LowからHiに反転した通電相
LHEDGEが第2相であれば、HEGR=−1(これ
はゼロステップ位置がホールIC出力パルス間のLow
領域の右端に位置することを意味する)に設定し、LH
EDGE=第1相であれば、HEGR=0(これはゼロ
ステップ位置がホールIC出力パルス間のLow領域の
中央に位置することを意味する)に設定し、LHEDG
E=第4相であれば、HEGR=1(これはゼロステッ
プ位置がホールIC出力パルス間のLow領域の左端に
位置することを意味する)に設定する。
【0052】一方、ゼロステップ位置のホールIC出力
YPLS(i)がHiの場合には、HiからLowに反
転した通電相HLEDGEが第2相であれば、HEGR
=−1(これはゼロステップ位置がホールIC出力パル
ス幅内の右端に位置することを意味する)に設定し、H
LEDGE=第1相であれば、HEGR=0(これはゼ
ロステップ位置がホールIC出力パルス幅内の中央に位
置することを意味する)に設定し、また、HLEDGE
=第4相であれば、HEGR=1(これはゼロステップ
位置がホールIC出力パルス幅内の左端に位置すること
を意味する)に設定する。
【0053】以上のようにゼロステップ中間位置の検出
ステップ数HEGRを設定するために、まずステップ1
53で、ゼロステップ位置のホールIC出力YPLS
(i)がLowであるか否かを判定して、Lowであれ
ば、ステップ154に進んで、LowからHiに反転し
た通電相LHEDGEが第1相であるか否かを判定す
る。もし、LHEDGEが第1相であれば、このLHE
DGEに2を加算して(ステップ155)、その加算値
からβ(16極着磁の場合にはβ=3)を減算してゼロ
ステップ中間位置の検出ステップ数HEGRを算出する
(ステップ156)。また、LHEDGEが第1相でな
い場合には、ステップ155の処理をジャンプしてステ
ップ156に進み、LHEDGEからβを減算してゼロ
ステップ中間位置の検出ステップ数HEGRを算出す
る。
【0054】一方、上述したステップ153で、ゼロス
テップ位置のホールIC出力YPLS(i)がHiの場
合には、ステップ157に進み、HiからLowに反転
した通電相HLEDGEが第1相であるか否かを判定す
る。以後、上述と同じ処理により、ゼロステップ中間位
置の検出ステップ数HEGRを算出する(ステップ15
8,159)。
【0055】この第1実施例では、ゼロステップ中間位
置の検出ステップ数HEGRをステップ153〜159
により算出して求めるようにしたが、予め図12に示す
テーブルデータを記憶しておき、このテーブルデータか
らYPLS(i)、LHEDGE、HLEDGEに応じ
てゼロステップ中間位置の検出ステップ数HEGRを検
索して求めるようにしても良い。
【0056】以上説明した第1実施例における位置検出
方法は、全閉突き当て位置(−4ステップ)から所定ス
テップだけ閉弁方向に空転させ、その時のホールIC出
力がLow→Hi、Hi→Lowに反転する通電相を判
定し、その通電相からゼロステップ位置を検出するよう
にした。
【0057】しかし、EGRバルブ(流量制御弁)に
は、全閉突き当て位置から閉弁方向に空転できない構造
のものもあり、これに対しては、第1実施例の位置検出
方法を適用できない。このように、全閉突き当て位置か
ら閉弁方向に空転できないEGRバルブ(流量制御弁)
に対しては、図13乃至図15に示す本発明の第2実施
例のように、全閉突き当て位置からゼロステップ位置
(基準位置)へ開弁し、その時のホールIC出力がLo
w→Hi、Hi→Lowに反転する通電相を判定し、そ
の通電相からゼロステップ位置を検出するようにすれば
良い。
【0058】この第2実施例においても、イニシャライ
ズ処理終了時の位置は、全閉突き当て位置であり、基準
位置となるゼロステップから更に4ステップ締め込まれ
た位置が全閉突き当て位置となっており、この全閉突き
当て位置での通電相が第1相となるようにイニシャライ
ズ処理される。この全閉突き当て位置からゼロステップ
位置へ開弁する場合には、通電相が第4相→第3相→第
2相→第1相の順に切り替えられる(図11参照)。前
述したように、回転検出用着磁部62が16極着磁の場
合には、ホールIC出力の1パルス幅が3ステップにな
っているため、全閉突き当て位置からゼロステップ位置
へ4ステップ開弁すると、ホールIC出力がLow→H
i又はHi→Lowに反転する通電相LHEDGE、H
LEDGEが1つ又は2つ存在する。従って、図15に
示すように、反転時の通電相LHEDGE、HLEDG
Eとゼロステップ位置のホールIC出力YPLS(i)
との関係から、ゼロステップ中間位置(ゼロステップ位
置の存在するHi/Lowレベルの中間位置)の検出ス
テップ数HEGRを求めることができる。
【0059】図15は16極着磁の例であり、ゼロステ
ップ位置のホールIC出力YPLS(i)がLowの場
合には、HiからLowに反転した通電相HLEDGE
が第3相であれば、HEGR=−1(これはゼロステッ
プ位置がホールIC出力パルス幅内の右端に位置するこ
とを意味する)に設定し、HLEDGE=第2相であれ
ば、HEGR=0(これはゼロステップ位置がホールI
C出力パルス幅内の中央に位置することを意味する)に
設定し、HLEDGE=第1相であれば、HEGR=1
(これはゼロステップ位置がホールIC出力パルス幅内
の左端に位置することを意味する)に設定する。
【0060】一方、ゼロステップ位置のホールIC出力
YPLS(i)がHiの場合には、LowからHiに反
転したLHEDGEが第3相であれば、HEGR=−1
(これはゼロステップ位置がホールIC出力パルス幅内
の右端に位置することを意味する)に設定し、LHED
GE=第2相であれば、HEGR=0(これはゼロステ
ップ位置がホールIC出力パルス幅内の中央に位置する
ことを意味する)に設定し、HLEDGE=第1相であ
れば、HEGR=1(これはゼロステップ位置がホール
IC出力パルス幅内の左端に位置することを意味する)
に設定する。
【0061】次に、この第2実施例におけるイニシャラ
イズ処理及び基準位置検出処理の流れを、図13及び図
14のフローチャートに従って説明する。このルーチン
は、例えば8ms周期でソフト割り込み処理により繰り
返し実行される。処理が開始されると、まず、ステップ
160で、ホールIC出力YPLS(i)を検出し、続
くステップ161で、イニシャライズ処理が終了したか
否かを判定する。イニシャライズ処理が終了していなけ
れば、ステップ162に進んで、目標ステップ数ETE
GR(i)を例えば−16ステップにして全閉制御を行
い、1ステップ閉弁させる毎に現在ステップ数EEGR
(i)を1ずつ減少させる。
【0062】次のステップ163で、現在ステップ数E
EGR(i)が目標ステップ数である−16ステップに
到達したか否かを判定し、到達していなければ、ステッ
プ189に移行して、ホールIC出力YPLS(i)を
YPLS(i−1)として記憶して本ルーチンを終了す
る。一方、現在ステップ数EEGR(i)が目標ステッ
プ数である−16ステップに到達していれば、ステップ
164,165の処理により、通電相EPHS(i)が
第1相になるまで全閉制御を継続する。以上の処理によ
り、イニシャライズ処理終了時の位置は、基準位置とな
るゼロステップから更に4ステップ締め込まれた全閉突
き当て位置となり、この全閉突き当て位置での通電相が
第1相となる。
【0063】そして、イニシャライズ処理を終了する
と、ステップ166に移行し、前回のホールIC出力Y
PLS(i−1)がHiで今回のホールIC出力YPL
S(i)がLowであるか否か、つまり、ホールIC出
力がHiからLowに反転したか否かを判定し、ステッ
プ167で、HiからLowに反転した通電相HLED
GEを記憶する。同様に、ステップ168でホールIC
出力がLowからHiに反転したか否かを判定し、ステ
ップ169でLowからHiに反転した通電相LHED
GEを記憶する。
【0064】この後、全閉突き当て位置(−16ステッ
プ)からゼロステップ位置へ4ステップ開弁させるため
に、ステップ170で、目標ステップ数ETEGR
(i)が−12ステップになったか否かを判定し、「N
o」であれば、開弁処理を継続するために、ステップ1
71〜174の処理を行う。開弁時には、通電相を第4
相→第3相→第2相→第1相の順に切り替え(ステップ
173)、今回の通電相EPHS(i)が第1相より小
さくなった時には、今回の通電相EPHS(i)を第4
相に戻す(ステップ171,172)。これにより、第
1相への通電後に再び第4相→第3相→第2相→第1相
の順に通電を切り替える処理を繰り返す。そして、1ス
テップ開弁する毎に、ステップ174で、今回の目標ス
テップ数ETEGR(i)を前回の目標ステップ数ET
EGR(i−1)に1加算した値に設定すると共に、現
在ステップ数EEGR(i)を前回のステップ数EEG
R(i−1)に1加算した値に設定する。
【0065】以上の開弁処理により、全閉突き当て位置
(−16ステップ)からゼロステップ位置へ4ステップ
開弁させる処理が終了すると、ステップ170で「Ye
s」と判定され、ステップ175に進んで、目標ステッ
プ数ETEGRと現在ステップ数EEGRを共に0ステ
ップに設定する。この後、ステップ176〜188の処
理により、ゼロステップ中間位置(ゼロステップ位置の
存在するHi/Lowレベルの中間位置)の検出ステッ
プ数HEGRを次のようにして求める(図15参照)。
【0066】まず、ステップ176で、ゼロステップ位
置のホールIC出力YPLS(i)がLowであるか否
かを判定して、Lowであれば、ステップ177に進ん
で、2−HLEDGEを算出してゼロステップ中間位置
の検出ステップ数HEGRを算出する。この計算は、図
15の関係から明らかなように、出力YPLS(i)=
Lowのときに常にHEGR+HLEDGE=2になる
ことを利用している。一方、ゼロステップ位置のホール
IC出力YPLS(i)がHiであれば、ステップ17
8に進んで、2−LHEDGEを算出してゼロステップ
中間位置の検出ステップ数HEGRを算出する。この計
算は、YPLS(i)=Hiのときに常にHEGR+L
HEDGE=2になることを利用している。
【0067】以上のようにして、ゼロステップ中間位置
の検出ステップ数HEGRを算出した後、今回のホール
IC出力YPLS(i)をYPLS(i−1)として記
憶し、本ルーチンを終了する。
【0068】以上説明した第2実施例は、回転検出用着
磁部62が16極着磁の実施例であるが、第1実施例と
同様、他の着磁極数であっても良いことは言うまでもな
い。但し、着磁極数が12極以下になると、全閉突き当
て位置からゼロステップ位置まで4ステップ開弁しただ
けでは、ホールIC出力が反転しないので、この場合に
は、ゼロステップ位置を越えて更に開弁し(つまり5ス
テップ以上開弁し)、その時のホールIC出力が反転す
る通電相を判定し、その通電相からゼロステップ中間位
置の検出ステップ数HEGRを算出すれば良い。
【0069】また、上記第2実施例では、ゼロステップ
中間位置の検出ステップ数HEGRをステップ153〜
159により算出して求めるようにしたが、予め図15
に示すテーブルデータを記憶しておき、このテーブルデ
ータからYPLS(i)、LHEDGE、HLEDGE
に応じてゼロステップ中間位置の検出ステップ数HEG
Rを検索して求めるようにしても良い。
【0070】以上説明した第1及び第2の両実施例で
は、1個のホールIC61で、ゼロステップ位置の検出
ステップ数HEGRを求めることができる。ホールIC
61の取付位置は、回転検出用着磁部62の磁気を検出
し易い位置であればどこでも良いので、ホールIC61
の組付作業が簡単であるという利点がある。
【0071】しかしながら、本発明は、ホールIC61
等の回転センサを2個以上設けても良い。以下、複数個
の回転センサを設けた第3実施例を図16乃至図23に
基づいて説明する。この第3実施例は、本発明をアイド
ルスピードコントロールバルブ(以下「ISCバルブ」
という)29に適用したものである。第1実施例で説明
したEGRバルブ42は、ステップモータ43のモータ
6の回転運動が雌ねじ部材48を介して弁体53の上下
運動に変換されるようになっているが、ISCバルブ2
9は、ステップモータ43のモータシャフト49に弁体
71を固定し、モータシャフト49の回転により弁体7
1を回転スライドさせることで、弁開度を調整してスロ
ットルバルブ26をバイパスする空気流量を調節する。
ISCバルブ29の入口ポート72は、スロットルバル
ブ26の上流側に接続され、出口ポート73は、サージ
タンク40に接続されている。これ以外のISCバルブ
29の構成は、EGRバルブ42と同じであり、同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。
【0072】この第3実施例では、モータハウジング6
0内のロータ46の上方に、例えば2個のホールIC
,が後述する位置関係で配置されている。図17に
示すように、ISCバルブ29のステップ数が増加する
に従って、ISCバルブ29の弁開度が増加してバイパ
ス空気流量が増加するが、ISCバルブ29のステップ
数が0〜4の範囲は、全閉状態でのオーバーストローク
領域であり、この領域では全閉状態が維持される。従っ
て、ISCバルブ29を制御するECU60は、EGR
バルブ42の場合と同じく、ISCバルブ29のステッ
プ数が4のときをステップ数0(基準位置)として制御
する。
【0073】図18は、ロータ46の回転検出用着磁部
62の着磁極数とホールIC出力及びステップ数との関
係を示したものである。図5の例は、0→1ステップに
開弁した第4相通電時にホールICの出力がLowか
らHiに反転する位置にホールICを配置した場合の
例である。4相48極のステップモータ43を二相励磁
方式で駆動する場合、回転検出用着磁部62が24極着
磁であれば、ホールIC,の出力波形の1周期は4
ステップとなり、ホールIC出力の1パルス幅内に2ス
テップが存在する。そこで、1個目のホールICの出
力パルスに対し2個目のホールICの出力パルスが1
ステップずれる関係となるようにホールIC,の相
対位置を決める。
【0074】また、16極着磁の場合には、ホールIC
出力波形の1周期は6ステップとなり、ホールIC出力
の1パルス幅内に3ステップが存在する。従って、この
場合には、3個のホールIC,,を用い、各ホー
ルIC出力が1ステップずつずれる関係となるようにホ
ールIC,,を配置する。要するに、ホールIC
出力の1パルス幅内に存在するステップ数に合った個数
のホールICを用い、各ホールIC出力が1ステップず
つずれる関係となるように配置すれば良い。
【0075】以下、説明の便宜上、24極着磁された回
転検出用着磁部62を2個のホールIC,で検出す
る場合について説明する。図19のISCバルブ制御ル
ーチンは例えば4ms周期でソフト割り込み処理により
繰り返し実行される。処理が開始されると、まずステッ
プ201で、ISC実行条件が成立したか否かを判定す
る。ここで、ISC実行条件は、バッテリ電圧≧10V
(脱調を防ぐために必要な電圧)、アイドルスイッチが
オン状態(スロットル全閉状態)であること、停車モー
ド(車速<2km/h)であることであり、これらの条
件が全て満たされたときにISC実行条件成立と判定さ
れ、ステップ203以降の処理を実行するが、ISC実
行条件が不成立の場合には、ステップ202のリセット
処理に進んで、ISC実行許可フラグXISC=0、目
標ステップ数ETISC=0、現在ステップ数EISC
=0に設定した後、ステップ212に進み、ISCバル
ブ29を全閉状態に保持して本ルーチンを終了する。
【0076】これに対し、ISC実行条件が成立したと
きには、ステップ201からステップ203に進み、I
SC実行許可フラグXISCを実行許可を示す“1”に
セットした後、ステップ204に進み、ISCバルブ故
障確定フラグXEFAILが故障未検出を示す“0”で
あるか否かを判定し、故障検出確定を示す“1”であれ
ば、ステップ202に進んで、上述したステップ202
のリセット処理を実行する。
【0077】一方、ISCバルブ故障確定フラグXEF
AILが故障未検出を示す“0”であれば、ステップ2
05に進んで、エンジン回転数NEと目標回転数との偏
差に基づいて目標ステップ数ETISCを次式より算出
する。 ETISC(i)=ETISC(i−1)+ΔSTEP ここで、iは今回の値、i−1は前回の値を示し、ΔS
TEPは図22に示す特性図から求められる。
【0078】この後、ステップ206に進み、目標ステ
ップ数ETISCから1減算した値(ETISC−1)
と現在ステップ数EISCとを比較し、閉弁方向の回転
であるか否かを判定する。つまり、ETISC−1≦E
ISCであれば、閉弁方向の回転であり、ステップ20
7に進んで、現在ステップ数EISCが目標ステップ数
ETISCに一致するまで、例えば250パルス/秒の
駆動速度で閉弁する。
【0079】一方、ステップ206で、ETISC−1
>EISCと判定された場合には、ステップ110に進
み、目標ステップ数ETISCに1加算した値(ETI
SC+1)と現在ステップ数EISCとを比較し、開弁
方向の回転であるか否かを判定する。つまり、ETIS
C+1≧EISCであれば、開弁方向の回転であり、ス
テップ209に進んで、現在ステップ数EISCが目標
ステップ数ETISCに一致するまで、例えば125パ
ルス/秒の駆動速度で開弁する。ここで、開弁時の駆動
速度を閉弁時の1/2にする理由は、外側圧縮コイルば
ね56のばね力に抗して開弁動作を行う必要があり、開
弁時の駆動力を閉弁時よりも増加させる必要があるため
である。
【0080】この後、ステップ210に進み、目標ステ
ップ数ETISCへの駆動が終了した後の最初の保持処
理か否かを判定し、最初の保持処理であれば、ステップ
211に進んで、故障判定処理を実行する。この故障判
定処理の内容は、後述する図20のフローチャートに示
されている。故障判定処理終了後に、ステップ212に
進み、保持処理を実施する。この保持処理では、所定相
の励磁コイル44に50%デューティで通電することに
より、現在ステップ数EISCを保持し、本ルーチンを
終了する。
【0081】上述したステップ211の故障判定処理
は、図20に示すように、まず、ステップ121で、脱
調が発生していないか否かを次式により判定する。 HISC−γ≦EISC≦HISC+γ ここで、HISCは、ホールIC,の出力から後述
するように算出した検出ステップ数(検出回転量)であ
り、EISCは、ECU63からISCバルブ29のス
テップモータ43へ出力するパルス信号のカウント値で
ある。また、γは脱調判定値であり、例えば次のような
基準で設定されている。
【0082】γ=誤差余裕+脱調余裕 ここで、誤差余裕は、着磁境界誤差とホールIC,
の温度特性による誤差を考慮するためのものであり、例
えば2ステップで良い。脱調余裕は、アイドル回転数と
目標回転数の差の余裕であり、例えば2ステップで良
い。この脱調余裕は低排気量ほど小さく設定できる。こ
れらを合計すると、脱調判定値γは4ステップとなる。
尚、前述した第1実施例では、ホールIC61が1個の
みであったため、着磁極数による位置検出誤差を考慮す
る必要があったが、第2実施例では、2個のホールIC
,を用いることで、1ステップ単位で位置を正確に
検出することができるので、位置検出誤差を考慮する必
要はない。
【0083】上記ステップ221で「Yes」と判定さ
れた場合には、脱調が発生していないと判断され、ステ
ップ222に進んで、検出ステップ数HISCと現在ス
テップ数EISCとの偏差ΔISCを算出し、続くステ
ップ223で、偏差ΔISC<−1又はΔISC>1か
否かを判定し、「Yes」であれば、ステップ224に
進んで、現在ステップ数EISCに偏差ΔISCを加算
することで、現在ステップ数EISCを補正する。上記
ステップ223で、−1≦ΔISC≦1の場合には、Δ
ISCが小さく、問題にならないので、ステップ224
の補正処理を行わない。これにより、制御系のハンチン
グを防止する。
【0084】一方、上記ステップ221で「No」と判
定された場合には、脱調発生と判断され、ステップ22
5に進み、検出ステップ数HISCと現在ステップ数E
ISCとの偏差ΔISCを算出した後、ステップ226
で、イニシャライズ処理を実行する。このイニシャライ
ズ処理は、目標ステップ数ETISCを例えば−20ス
テップにして全閉制御を行い、弁体54を弁座54に確
実に嵌合密着させた全閉突き当て位置まで締め込む。こ
の後、ステップ227で、検出ステップ数HISCを0
にクリアすると共に、故障カウンタCWERRを1イン
クリメントし、次のステップ228で、故障カウンタC
WERRが例えば5以上であるか否かを判定する。上述
したステップ223,224の処理後も、このステップ
228で、CWERR≧5であるか否かを判定する。
【0085】このステップ228で、故障カウンタCW
ERRの値が5未満のときには、故障判定をペンディン
グして本ルーチンを終了するが、故障カウンタCWER
Rの値が5以上になった場合、つまり脱調が5回以上検
出された場合には、最終的に故障と判定する。この場合
には、ステップ229に進み、検出ステップ数HISC
と現在ステップ数EISCとの偏差ΔISCが負の値か
否か、つまり検出ステップ数HISCが現在ステップ数
EISCより小さいか否かを判定し、それによって開弁
側/閉弁側のいずれの方向で故障が発生したか判定する
(ステップ230,231)。つまり、検出ステップ数
HISCが現在ステップ数EISCより小さければ、開
弁側の故障と判定され(ステップ230)、検出ステッ
プ数HISCが現在ステップ数EISCより大きけれ
ば、閉弁側の故障と判定される(ステップ230)。こ
れらの故障判定の結果は、ECU63の不揮発性メモリ
(図示せず)に記憶され、サービス時に外部の故障診断
装置(図示せず)を接続して故障判定の結果が読み出せ
るようになっている。
【0086】一方、故障と判定された場合には、ステッ
プ232に進み、運転席のインストルメントパネルに設
けられた警告ランプ64を点灯して運転者に警告すると
共に、ステップ233で、ISCバルブ故障確定フラグ
XEFAILを故障発生を示す“1”にセットし、本ル
ーチンを終了する。
【0087】次に、ホールIC,の出力をカウント
して検出ステップ数HISCを算出する方法を説明す
る。図23は、ホールIC,の出力と検出ステップ
数HISCとの関係を例示したものであり、1ステップ
回転する毎にホールIC,のいずれか一方の出力が
反転する。この関係から、いずれのホールICの出力が
H→L、L→Hに反転するかによって、検出ステップ数
HISCを1カウントアップ、又は1カウントダウンす
ることで、検出ステップ数HISCを算出する。
【0088】この検出ステップ数HISCの算出処理
は、図21に示すホールIC出力カウントルーチンによ
って行われる。このルーチンは、例えば2ms周期でソ
フト割り込み処理により繰り返し実行される。処理が開
始されると、まず、ステップ241で、ISC実行許可
フラグXISCが実行許可を示す“1”であるか否かを
判定し、XISC=0(ISC実行条件が不成立)の場
合には、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了
する。
【0089】一方、ISC実行許可フラグXISCが実
行許可を示す“1”であれば、ステップ242に進み、
ホールICの出力レベルYPLS1(i)が前回処理
時のホールICの出力レベルYPLS1(i−1)と
同じか否か判定し、出力が反転していれば、ステップ2
45に進んで、前回処理時のホールICの出力レベル
YPLS1(i−1)が今回のホールICの出力レベ
ルYPLS2(i)と同じか否か判定し、同じであれ
ば、開弁方向に1ステップ回転したものと判断して、ス
テップ246で、前回処理時の検出ステップ数HISC
(i−1)を1ステップだけカウントアップして今回の
検出ステップ数HISC(i)を求める。これに対し、
上記ステップ245で、YPLS1(i−1)≠YPL
S2(i)と判定された場合には、閉弁方向に1ステッ
プ回転したものと判断して、ステップ247で、前回処
理時の検出ステップ数HISC(i−1)を1ステップ
だけカウントダウンして今回の検出ステップ数HISC
(i)を求める。
【0090】一方、前述したステップ242で、YPL
S1(i)=YPLS1(i−1)と判定された場合に
は、ホールICの出力についてYPLS2(i)≠Y
PLS2(i−1)であるか否かを判定し、「Yes」
であれば、ステップ244に進んで、YPLS1(i−
1)=YPLS2(i)であるか否かを判定し、その判
定結果に応じて、前回処理時の検出ステップ数HISC
(i−1)を1ステップだけカウントアップ又はカウン
トダウンして今回の検出ステップ数HISC(i)を求
める(ステップ246,247)。この後、ステップ2
48で、今回のホールIC,の出力レベルYPLS
1(i),YPLS2(i)をそれぞれYPLS1(i
−1),YPLS2(i−1)として記憶して、本ルー
チンを終了する。
【0091】以上説明した第1乃至第3の各実施例で
は、バルブ駆動用のモータとしてステップモータ43を
用いたが、図24に示す本発明の第4実施例のように、
直流モータ74で流量制御弁(図示せず)を駆動するよ
うにしても良い。直流モータ74は、モータハウジング
75の内周にマグネット76を固着すると共に、このマ
グネット76の内側に、電機子コイル77を装着したロ
ータ78を配置し、電源端子79から直流電流をブラシ
80と整流子81を介して電機子コイル77に通電する
ことにより、ロータ78を回転軸82を中心に回転させ
るものである。そして、この直流モータ74の回転位置
を制御することで、流量制御弁の弁開度を制御する。
【0092】この第4実施例では、回転検出部として回
転検出用着磁板83をロータ78又はその回転軸82に
固定し、この回転検出用着磁板83に対向する位置に1
個又は複数個のホールIC84(回転センサ)を配置し
た構成としている。このホールIC84による回転量
(ステップ数)の検出方法は、前述した第1乃至第3実
施例のいずれかと同じで良い。
【0093】以上説明した第1乃至第4の各実施例で
は、いずれも、回転センサとして、ホール素子と増幅用
ICとを一体にしてパッケージ化したホールICを用い
たが、ホール素子のみをモータ内に設けて増幅用ICを
外部に設けても良く、また、磁気検出素子等の他の磁気
センサを用いたり、或は、光センサ(フォトセンサ)等
の他の非接触式の回転センサを用いるようにしても良
い。光センサを用いる場合は、光センサの検出対象とな
る回転検出部として、円環状領域に一定ピッチで形成し
た凹凸部、穴、光反射部等を用いれば良い。
【0094】その他、本発明は、EGRバルブ42やI
SCバルブ29に限定されず、例えばスロットルバルブ
26等、他の流量制御弁に適用するようにしても良い
等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる
ことは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、モータ内のロータ近傍に配
置された非接触式の回転センサの出力からロータの回転
量を検出し、この検出回転量を目標回転量と比較して両
者間の偏差が許容誤差範囲外になったときに流量制御弁
の動作不良と判定するようにしたので、従来のように可
変抵抗器で弁開度を直接検出するものと比較して、装置
をコンパクト化できると共に、流量制御弁の弁開度検出
精度・動作不良判定精度を向上させることができ、しか
もセンサ部の機械的な接点摩耗による劣化がないばかり
か、温度による経年劣化も少なくて済み、耐久性・信頼
性も向上することができる。
【0096】また、請求項2では、モータとしてステッ
プモータを用い、このステップモータのロータに形成す
る回転検出部のピッチをステータの極ピッチ(スロット
ピッチ)より粗いピッチに設定するようにしたので、小
型のロータに対しても回転検出部を一定ピッチで形成す
ることが可能となり、小型化の要求を損なうことがな
い。
【0097】更に、請求項3では、回転検出部のピッチ
をステータの極ピッチより粗いピッチに設定したものに
おいて、ステップモータを、流量制御弁の弁体を弁座に
突き当てた位置まで締め込んだ状態から所定ステップ回
転させながら、回転センサの出力レベルの変化と通電相
との関係を分析することで、ロータの基準位置を検出す
るようにしたので、基準位置の検出を正確に行うことが
できて、この基準位置を基準にして目標回転量と検出回
転量とを精度良く算出することができる。
【0098】また、請求項4では、流量制御弁の動作不
良が検出された場合に、モータの回転トルクを増加させ
るようにしたので、動作不良時でも、弁体をある程度動
かすことができ、制御性の悪化を少なくすることができ
る。しかも、モータの回転トルクを増加させる場合に
は、弁体の動きが遅くなることを考慮して、開弁方向又
は閉弁方向の制御量を制限するので、制御の遅れによる
ハンチングを抑えることができる。
【0099】また、請求項5では、ステップモータのロ
ータに形成する回転検出部のピッチをステータの極ピッ
チより粗いピッチに設定したものにおいて、複数の回転
センサをロータの近傍に設置し、ロータの回転に伴う各
回転センサの出力波形が互いにずれるように各回転セン
サを配置するようにしたので、回転センサの出力の1パ
ルス幅内に複数ステップが存在するような場合でも、複
数の回転センサの出力の関係からロータの回転位置を正
確に検出することができる。
【0100】更に、請求項6では、検出回転量と目標回
転量との偏差が所定範囲内のときには、当該偏差を補正
してモータを制御するので、制御精度を向上することが
できる。しかも、動作不良発生時には、検出回転量と目
標回転量との偏差が開弁側又は閉弁側のいずれの方向の
偏差であるか判別することによって流量制御弁の動作不
良が開弁側又は閉弁側のいずれの方向で発生したか判別
するようにしたので、その判別結果をサービス時等に利
用することができ、サービス性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すEGRバルブの拡大
縦断面図
【図2】ステップモータのロータの着磁状態を概念的に
説明する斜視図
【図3】エンジン制御システム全体の概略構成図
【図4】ステップ数と排出ガス還流流量(EGRバルブ
の弁開度)との関係を説明する図
【図5】ロータの回転検出用着磁部の着磁極数とホール
ICの出力との関係を説明する図
【図6】EGR制御ルーチンの処理の流れを示すフロー
チャート
【図7】故障判定処理ルーチンの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図8】ホールIC出力カウントルーチンの処理の流れ
を示すフローチャート
【図9】イニシャライズ及び基準位置検出処理ルーチン
の処理の流れを示すフローチャート(その1)
【図10】イニシャライズ及び基準位置検出処理ルーチ
ンの処理の流れを示すフローチャート(その2)
【図11】ゼロステップ位置(基準位置)検出の原理を
説明する図
【図12】ゼロステップ中間位置の検出ステップ数HE
GRの設定法を説明する図
【図13】本発明の第2実施例におけるイニシャライズ
及び基準位置検出処理ルーチンの処理の流れを示すフロ
ーチャート(その1)
【図14】イニシャライズ及び基準位置検出処理ルーチ
ンの処理の流れを示すフローチャート(その2)
【図15】ゼロステップ中間位置の検出ステップ数HE
GRの設定法を説明する図
【図16】本発明の第3実施例を示すISCバルブの拡
大縦断面図
【図17】ステップ数とバイパス空気流量(ISCバル
ブの弁開度)との関係を説明する図
【図18】ロータの回転検出用着磁部の着磁極数とホー
ルICの出力との関係を説明する図
【図19】ISC制御ルーチンの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図20】故障判定処理ルーチンの処理の流れを示すフ
ローチャート
【図21】ホールIC出力カウントルーチンの処理の流
れを示すフローチャート
【図22】目標ステップ数の算出方法を説明する図
【図23】ホールIC,の出力レベルと検出ステッ
プ数HISCとの関係を説明する図
【図24】本発明の第4実施例を示す直流モータの拡大
縦断面図
【符号の説明】 21…エンジン、23…吸気管、26…スロットルバル
ブ、29…ISCバルブ(流量制御弁)、32…排気
管、40…サージタンク、41…排出ガス還流通路、4
2…EGRバルブ(流量制御弁)、43…ステップモー
タ(モータ)、44…励磁コイル、45…ステータ、4
6…ロータ、47…マグネット、48…雌ねじ部材、4
9…モータシャフト、50,51…連結プレート、52
…弁シャフト、53…弁体、54…弁座、56…外側圧
縮コイルばね、57…内側圧縮コイルばね、61…ホー
ルIC(回転センサ)、62…回転検出用着磁部(回転
検出部)、63…ECU(目標回転量演算手段,検出回
転量演算手段,動作不良判定手段)、64…警告ラン
プ、71…弁体、74…直流モータ(モータ)、78…
ロータ、83…回転検出用着磁板(回転検出部)、8
4,,…ホールIC(回転センサ)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって開度調節される流量制御
    弁の動作不良を診断する流量制御弁の異常診断装置にお
    いて、 前記流量制御弁の弁体を目標開度まで移動させるのに必
    要な前記モータの目標回転量を演算する目標回転量演算
    手段と、 前記モータ内のロータ近傍に配置され、該ロータの回転
    を検出する非接触式の回転センサと、 前記回転センサの出力信号により前記ロータの検出回転
    量を演算する検出回転量演算手段と、 前記検出回転量を前記目標回転量と比較して両者間の偏
    差が所定範囲外になったときに前記流量制御弁の動作不
    良と判定する動作不良判定手段とを備えたことを特徴と
    する流量制御弁の動作不良診断装置。
  2. 【請求項2】 前記モータとしてステップモータを用
    い、前記回転センサの検出対象となる回転検出部を、前
    記ステップモータのロータにステータの極ピッチより粗
    いピッチで形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    流量制御弁の動作不良診断装置。
  3. 【請求項3】 前記ステップモータを、前記流量制御弁
    の弁体を弁座に突き当てた位置まで締め込んだ状態から
    所定ステップ回転させながら、前記回転センサの出力信
    号の変化と通電相との関係を分析することで、前記ロー
    タの基準位置を検出し、前記目標回転量演算手段と前記
    検出回転量演算手段は、それぞれ前記基準位置を基準に
    して前記目標回転量と前記検出回転量を演算することを
    特徴とする請求項2に記載の流量制御弁の動作不良診断
    装置。
  4. 【請求項4】 前記動作不良判定手段が前記流量制御弁
    の動作不良と判定した場合には、前記モータの回転トル
    クを増加させると共に開弁方向又は閉弁方向の制御量を
    制限することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の流量制御弁の動作不良診断装置。
  5. 【請求項5】 前記回転センサを複数備え、前記ロータ
    の回転に伴う複数の回転センサの出力波形が互いにずれ
    るように複数の回転センサを配置したことを特徴とする
    請求項2に記載の流量制御弁の動作不良診断装置。
  6. 【請求項6】 前記検出回転量と前記目標回転量との偏
    差が所定範囲内のときには、当該偏差を補正して前記モ
    ータを制御し、前記動作不良判定手段が前記流量制御弁
    の動作不良と判定したときには、前記検出回転量と前記
    目標回転量との偏差が開弁側又は閉弁側のいずれの方向
    の偏差であるか判別することによって前記流量制御弁の
    動作不良が開弁側又は閉弁側のいずれの方向で発生した
    か判別することを特徴とする請求項5に記載の流量制御
    弁の動作不良診断装置。
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