JPH07293353A - 排気ガス還流制御装置 - Google Patents

排気ガス還流制御装置

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JPH07293353A
JPH07293353A JP6083484A JP8348494A JPH07293353A JP H07293353 A JPH07293353 A JP H07293353A JP 6083484 A JP6083484 A JP 6083484A JP 8348494 A JP8348494 A JP 8348494A JP H07293353 A JPH07293353 A JP H07293353A
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JP
Japan
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egr
flow rate
exhaust gas
stepper motor
egr valve
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JP6083484A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ouchi
裕史 大内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/65Constructional details of EGR valves
    • F02M26/66Lift valves, e.g. poppet valves
    • F02M26/67Pintles; Spindles; Springs; Bearings; Sealings; Connections to actuators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/52Systems for actuating EGR valves
    • F02M26/53Systems for actuating EGR valves using electric actuators, e.g. solenoids
    • F02M26/54Rotary actuators, e.g. step motors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストアップを招くことなく、EGR弁を閉
じ側に動かす際の一時的なドライバビリティの悪化やエ
ンジン回転数の低下を防止した排気ガス還流制御装置を
得る。 【構成】 排気ガスの一部を内燃機関に再度還流させる
排気ガス還流制御装置において、EGR弁を全閉方向に
付勢する付勢手段と、EGR弁の通路面積を制御するス
テッパモータの駆動方式として、EGR弁の駆動方向に
応じてステッパモータの駆動時間間隔を変更する駆動手
段S11Aとを設け、EGR流量制御手段S117は、
駆動手段による駆動方式を用いてEGR弁の通路面積を
変更する.これにより、運転状態に応じた流量となるよ
うにEGR流量の制御を行い、減速状態に移るときのE
GR弁閉じ側方向の動作を早くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の排気ガス
を還流(以下、EGRという)させるためにステッパモ
ータ型のEGR弁を使用した排気ガス還流制御装置に関
し、特にコストアップを招くことなく、また、ドライバ
ビリティの悪化やエンジン回転数の低下を招くことな
く、排気ガスの排出量を低減させた排気ガス還流制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車エンジン等の内燃機関
制御装置において、例えば、内燃機関の燃焼温度を下げ
て排気ガス中のNOx成分を抑制するために、排気ガス
の一部を内燃機関に再度還流させるEGR制御技術は良
く知られている。図6は従来の排気ガス還流制御装置の
システム全体を概略的に示す構成図である。
【0003】図において、1は内燃機関すなわちエンジ
ン、2はエンジン1への吸入空気を浄化するためのエア
クリーナ、3はエアクリーナ2を介した空気をエンジン
1に供給するための吸気管、4は吸気管3の下流側すな
わちエンジン1の吸気側に設けられたインテークマニホ
ールド、5は吸気管3内に燃料を噴射するインジェク
タ、6は吸気管3内の圧力Pを検出する圧力センサ、7
は吸気管3内に設けられて吸気流量を制御するスロット
ル弁、8はスロットル弁7の開度θを検出するスロット
ル開度センサ、9はスロットル弁7の上流側と下流側と
をバイパスする通路の空気流量を制御するバイパス空気
流量制御手段である。
【0004】10はエンジン1の排気ガスを吸気管3側
へ還流させるためのEGR管、11はEGR管10を流
れる排気ガスの流量を制御するステッパモータ型のEG
R弁である。EGR弁11は、エンジン1の運転状態に
応じた流量となるようにEGR流量の制御を行うEGR
流量制御手段を構成している。
【0005】13はエンジン1の各気筒を燃焼させるた
めの高電圧を発生する点火コイル、14は点火コイル1
3の一次側電流を通電遮断するイグナイタ、15はエン
ジン1で燃焼後の排気ガスを排出するための排気管、1
6は排気管15の下流に設けられた排気ガス浄化用の触
媒である。
【0006】イグナイタ14により駆動される点火コイ
ル13からの点火信号Qは、エンジン1の回転数に対応
しており、回転数を表わすセンサ信号としても機能す
る。17はエンジン1の冷却水の温度Tを検出する水温
センサであり、圧力センサ6、スロットル開度センサ8
および点火コイル13等とともに、エンジン1の運転状
態情報を提供するセンサ手段を構成している。20は車
載装置の電源となるバッテリ、21は起動時に閉成され
てバッテリ20の電力を車載装置に供給するためのイグ
ニッションキースイッチである。
【0007】22はバッテリ20からの給電により起動
されるコンピュータシステムからなる電子式制御ユニッ
トであり、各種センサ手段からの運転状態情報すなわち
スロットル開度θ、吸気管圧力P、冷却水温度T、点火
信号Q等を取り込み、運転状態情報に応じて燃料噴射量
およびEGR流量を算出する燃料噴射量算出手段および
EGR流量算出手段等を含み、インジェクタ5に対する
燃料噴射制御信号JおよびEGR弁11に対するEGR
制御信号Cを出力する。
【0008】図7は図6内の電子式制御ユニット22の
詳細構成を示すブロック図である。図において、100
はマイクロコンピュータであり、運転状態情報Q、P、
θおよびTに基づき所定のプログラムに従ってインジェ
クタ5の制御信号JおよびEGR弁11の制御信号C等
を算出するCPU200と、エンジン1の回転周期を計
測するためのフリーランニングのカウンタ201と、種
々の制御のために時間を計時するタイマ202と、アナ
ログ入力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
203と、ワークメモリとして使用されるRAM205
と、種々の動作プログラムが記憶されているROM20
6と、各制御信号JおよびCを出力するための出力ポー
ト207と、各要素201〜207をCPU200に結
合させるコモンバス208とから構成されている。
【0009】101は第1入力インターフェース回路で
あり、点火コイル13の一次側の点火信号Qを波形整形
して割り込み信号とし、マイクロコンピュータ100に
入力する。この割り込み信号が発生すると、マイクロコ
ンピュータ100内のCPU200は、カウンタ201
の値を読み取るとともに、今回の読み取り値と前回の読
み取り値との差からエンジン1の回転数周期を算出して
RAM205へ記憶させる。
【0010】102は第2入力インターフェース回路で
あり、圧力センサ6、スロットル開度センサ8および水
温センサ17等からの各センサ信号P、θおよびTを取
り込み、A/D変換器203に入力する。104は出力
インターフェース回路であり、出力ポート207からの
駆動出力すなわち制御信号JおよびCを増幅してインジ
ェクタ5およびEGR弁11に出力する。
【0011】図8はEGR弁11の構造を示す側断面図
であり、30はEGR弁11のバルブボディ上部に取り
付けられてEGR弁11を全閉から全開まで48ステッ
プに制御可能なユニポーラ型のステッパモータ、31は
ステッパモータ30により回転駆動されるモータ軸、3
2はモータ軸31と連動して回転することにより上下駆
動される送りネジ、33は送りネジ32により上下駆動
されてEGR弁11の通路面積を調整するための弁軸、
34は弁軸33を上(閉成)方向に付勢する圧縮コイル
バネ、35はステッパモータ30のモータ軸31と弁軸
32との間に設けられてモータ軸31の回転運動を弁軸
33の上下運動に変換する送りネジ32を含む変換機構
である。
【0012】図9はEGR弁11の入口と出口との圧力
差ΔPが200mmHgであるときのEGR弁11の流
量[リットル/分]とステッパモータ30のステップ数
との関係を示す特性図であり、横軸はステッパモータ3
0のステップ数、縦軸はEGR流量を表わす。
【0013】図9の流量特性において、ステッパモータ
30のステップ数が「0」でEGR弁11が全閉、ステ
ッパモータ30のステップ数が「48」でEGR弁11
が全開となる。
【0014】図10および図11は従来の排気ガス還流
制御装置のCPU200の動作を示すフローチャートで
あり、図10はメインルーチンの処理、図11はEGR
制御処理ルーチンを示す。次に、図9ならびに図10お
よび図11を参照しながら、図6〜図8に示した従来の
排気ガス還流制御装置の動作について説明する。
【0015】まず、メインルーチン内の他の制御処理ス
テップS1においては、点火信号Qに基づくエンジン回
転数Neの算出、A/D変換器203からのセンサ信号
の読み込み、燃料制御等の処理が行われる。この制御処
理ステップS1が終了すると、続いて、EGR制御処理
ステップS2を実施し、ステップS1へ戻る。以上の制
御処理ステップS1およびS2により、エンジン1の制
御が実施される。
【0016】図10内のEGR制御処理ステップS2
は、具体的には図11のように実行される。まず、ステ
ップS601において、すでに他の制御処理ルーチンS
1で処理が終了しているエンジン回転数Ne、吸気管圧
力Pを読み込む。続いて、ステップS602において、
読み出したエンジン回転数Neおよび吸気管圧力Pによ
って、あらかじめ決められた目標ステッパモータ開度
(ステップ数)を算出する。
【0017】続いて、エンジン1の機関暖機状態による
補正を実施するため、ステップS603において、他の
処理ルーチンS1で処理済みの水温Tを読み込む。次
に、ステップS604において、水温Tに応じて、S6
02で求めた目標ステッパモータ開度を水温Tが低けれ
ば低いほど減少するように補正する。
【0018】最後に、ステップS605において、ステ
ップS602およびS604で算出しかつ補正した目標
ステッパモータ開度となるようにステッパモータ30を
駆動し、リターンする。以上の処理ステップS601〜
S605によってEGR流量の制御が行われる。
【0019】次に、ステッパモータ30の具体的な動作
について、図12および図13を参照しながら説明す
る。図12(a)、(b)は、EGR弁11を駆動する
ステッパモータ30の各相の相対関係と、ステッパモー
タ30と電子式制御ユニット22との結線関係とを示す
説明図である。また、図13(a)、(b)は、ステッ
パモータ30の2相励磁方式による駆動パターンおよび
回転方向を示す説明図である。
【0020】図12に示すように、コイルAおよびコイ
ルBの巻線は、バッテリ20のプラスコモンを有するバ
イフェイラ巻きであり、同一コイル上で一方を励磁する
と、他方の磁束方向は、それぞれ逆になるよう構成され
ている。
【0021】このように構成されたステッパモータ30
を、図13に示す2相励磁方式で駆動すると、ステップ
位置「0」においては、図12の円内の数で示す(1)
相および(2)相のステータ(図12(a)内の斜線
部)が励磁される。従って、ステータは、図12(a)
に示した磁極(N、S)分布となり、これに呼応して、
ロータのS極は、(1)相および(2)相により合成さ
れたN極の中央部に相当するステップ位置「0」に位置
決めされる。
【0022】ステップ位置「1」においては、コイルA
の磁極が反転し、(1)相の励磁が解かれて(3)相が
励磁されるため、ロータのS極は、図12(a)に示す
矢印のように、(2)相および(3)相により合成され
たN極の中央部に相当するステップ位置「1」に移動す
る。
【0023】ステップ位置「2」においては、コイルB
の磁極が反転し、(2)相の励磁が解かれて(4)相が
励磁されるため、ロータのS極は、更にステップ位置
「2」に移動する。以下、2相ずつシフトしながら励磁
されて、同様のパターンを与えることにより回転磁界が
発生し、ステップ移動が繰り返され、モータ軸31は図
13(b)のように反時計方向に回転する。また、図1
3と逆の方向にパターンを変化させると、モータ軸31
の回転方向は、逆(時計方向)となる。
【0024】以上の方法を用いて、図13(a)内の所
定時間間隔τ(100m秒、100PPS[パルス/
秒]相当)でステッパモータ30の各コイルを励磁する
ことにより、EGR弁11の弁開度(流量)制御を実施
することができる。
【0025】ところで、運転状態が加減速状態にある場
合のEGR流量の補正(以下、加減速補正という)は、
図14および図15のフローチャートに示す処理手順で
行われる。図14は加減速判定ルーチンであり、ステッ
プS131〜S134からなる。また、図15はEGR
制御処理ルーチンであり、図11内のステップS604
とS605との間に挿入されるステップS141および
S142からなる。
【0026】まず、図14内のステップS131におい
て、所定時間間隔毎(10m秒毎)にスロットル開度セ
ンサ8からのスロットル開度θをサンプリングし、前回
サンプリング値θn-1と今回サンプリング値θnとを比
較して開度偏差Δθ(θn-1−θn)を求める。
【0027】次に、ステップS132において、開度偏
差Δθの絶対値が所定値以上(加減速状態)か否かを判
定する。もし、開度偏差Δθの絶対値が所定値以上(す
なわち、YES)であって加減速状態と判定されれば、
ステップS133において、運転状態が加減速状態にあ
ることを示す加減速フラグをセットする。また、所定値
未満(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS1
34において、加減速フラグをクリアする。以上で加減
速状態検出処理を終了しリターンする。
【0028】次に、図15のEGR制御処理ルーチンに
より、EGR制御の加減速補正を行う。なお、目標ステ
ッパモータ開度を算出するステップS604までは、図
11と同様である。
【0029】まず、図15内のステップS141におい
て、加減速フラグがセットか否かを判定する。もし、加
減速フラグがセット(すなわち、YES)と判定され、
運転状態が加減速状態にあるならば、ステップS142
に進む。
【0030】ステップS142においては、ステップS
604で算出された目標ステッパモータ開度を、加減速
補正量αを乗算することにより更新補正する。なお、加
減速補正量αは、あらかじめ決められた加減速状態に応
じて設定された値であり、最大量は、1.0で制限され
ている。この補正演算ステップS142により、加減速
中においては、目標ステッパモータ開度は、定常運転中
よりも少なく、すなわち、EGR弁11を閉じ側に補正
される。
【0031】一方、ステップS141において、加減速
フラグがクリア(すなわち、NO)と判定され、加減速
状態でなければ、ステップS142をスキップする。以
上で図15補正処理ルーチンが終了し、以下、図11内
のステップS605に進み、ステッパモータ30の駆動
が行われる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】従来の排気ガス還流制
御装置は以上のように構成されており、比較的大流量の
EGR弁11を2相励磁方式で且つ駆動時間間隔を10
0m秒(100PPS)で駆動した場合、全開から全閉
までの48ステップを動かすのに、100m秒×48ス
テップ=4.8秒もの長い時間がかかる。したがって、
たとえば、車両減速状態に移る低負荷運転状態移行のと
きのように、EGR弁11を閉じる方向に動かす際に
は、EGR弁11の動作が遅いため、EGR流量が運転
状態に対して一時的に多くなりすぎ、ドライバビリティ
の悪化およびエンジン回転数の低下を起こすという問題
点があった。
【0033】また、この問題を解決するために、駆動時
間間隔の短いすなわち応答性の早いEGR弁11を製作
しようとすると、EGR弁11のコストアップを招くと
いう問題点があった。
【0034】また、EGRの加減速補正において、加減
速中には、目標ステッパモータ開度を定常運転中よりも
少なく、すなわち、EGR弁11を閉じ側にすることで
ドライバビリティの悪化を防いでいるが、反面、EGR
流量を減らしているので、排気ガス排出量が増加する。
このため、近年のアメリカのカリフォルニア州で見られ
るような排気ガス規制値の強化に対応することができな
いという問題点があった。
【0035】さらに、コストアップを防ぐために、EG
R弁11として安価なバキュームモータ型EGR弁を使
用した場合には、加速時にバキュームが無くなるため、
加減速中で加減速補正をしなくてもEGR量は減少し、
補正量の適正化を行うことが困難になるという問題点が
あった。
【0036】この発明の請求項1および請求項2は、上
記のような問題点を解決するためになされたもので、コ
ストアップを招くことなく、EGR弁を閉じ側(全開か
ら全閉方向)に動かす際の一時的なドライバビリティの
悪化やエンジン回転数の低下を防止した排気ガス還流制
御装置を得ることを目的とする。
【0037】また、この発明の請求項3および請求項4
は、加減速運転時のEGR流量を最適化して、ドライバ
ビリティの向上および排気ガス排出量の低減を両立させ
た排気ガス還流制御装置を得ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る排気ガス還流制御装置は、内燃機関の排気ガスを吸気
管へ還流させるEGR管と、EGR管を流れる排気ガス
の流量を制御するステッパモータ型のEGR弁と、内燃
機関の運転状態を検出するセンサ手段と、センサ手段か
らの運転状態情報に応じて還流されるEGR流量を算出
するEGR流量算出手段と、運転状態に応じた流量とな
るようにEGR流量の制御を行うEGR流量制御手段と
を備え、内燃機関の排気ガスの一部を内燃機関に再度還
流させる制御を行う排気ガス還流制御装置において、E
GR弁を全閉方向に付勢する付勢手段と、EGR弁の通
路面積を制御するためのステッパモータの駆動方式とし
て、EGR弁の駆動方向に応じてステッパモータの駆動
時間間隔を変更する駆動手段とを設け、EGR流量制御
手段は、駆動手段による駆動方式を用いてEGR弁の通
路面積を変更することにより、運転状態に応じた流量と
なるようにEGR流量の制御を行うものである。
【0039】また、この発明の請求項2に係る排気ガス
還流制御装置は、請求項1において、駆動手段は、EG
R弁の駆動方向が開放方向である場合には、ステッパモ
ータを第1の時間間隔で駆動し、EGR弁の駆動方向が
閉成方向である場合には、ステッパモータを第1の時間
間隔よりも短い第2の時間間隔で駆動するものである。
【0040】また、この発明の請求項3に係る排気ガス
還流制御装置は、内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流さ
せるEGR管と、EGR管を流れる排気ガスの流量を制
御するステッパモータ型のEGR弁と、内燃機関の運転
状態を検出するセンサ手段と、センサ手段からの運転状
態情報に応じて還流されるEGR流量を算出するEGR
流量算出手段と、EGR弁を駆動する駆動手段と、EG
R弁の通路面積を変更することにより、運転状態に応じ
た流量となるようにEGR流量の制御を行うEGR流量
制御手段とを備え、内燃機関の排気ガスの一部を再度内
燃機関へ還流する制御を行う排気ガス還流制御装置にお
いて、センサ手段からの運転状態情報に応じてEGR弁
の目標ステッパモータ開度を算出する目標開度算出手段
と、センサ手段からの運転状態情報に応じて加減速状態
を検出する加減速状態検出手段と、加減速状態に応答し
て加減速中にステッパモータ開度を一時的に開く開度補
正手段とを設け、EGR流量制御手段は、目標開度算出
手段および開度補正手段に応答して、駆動手段を用いて
EGR弁の通路面積を変更することにより、目標ステッ
パモータ開度となるようEGR流量の制御を行うもので
ある。
【0041】また、この発明の請求項4に係る排気ガス
還流制御装置は、請求項3において、運転状態情報に応
じた補正時間を設定するタイマ手段を設け、開度補正手
段は、加減速状態検出手段が加速時を検出したときに、
補正時間だけ目標ステッパモータ開度を増大させるもの
である。
【0042】
【作用】この発明の請求項1においては、閉じ側方向に
付勢力の加わる付勢手段を設けたEGR弁を用い、EG
R弁を閉じ側に動かすときと開き側に動かすときとで、
ステッパモータ駆動時間間隔を変更する。これにより、
EGR弁の開き側よりも閉じ側の動きを早くでき、車両
減速状態に移るとき(低負荷運転状態移行)のようにE
GR弁を閉じる方向に動かす際にはEGR弁の動作が早
くなる。したがって、EGR流量が運転状態に対して一
時的に多くなりすぎることはなく、ドライバビリティの
悪化やエンジン回転数の低下を引き起こすことも無くな
る。
【0043】また、この発明の請求項2においては、E
GR弁の駆動方向が開放方向である場合には、付勢手段
の付勢力に対抗するため、ステッパモータを第1の時間
間隔で駆動し、EGR弁の駆動方向が閉成方向である場
合には、付勢手段の付勢力と同方向であるため、ステッ
パモータを第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で
駆動する。これにより、減速移行時等のEGR弁閉じ方
向の動作が早くなるので、EGR流量が運転状態に対し
て一時的に多くなりすぎることはなく、ドライバビリテ
ィの悪化やエンジン回転数の低下を引き起こすことも無
くなる。
【0044】また、この発明の請求項3においては、加
減速運転時に一時的に定常運転時よりもステッパモータ
開度を増加させる。これにより、ドライバビリティを悪
化させることなく、排気ガス排出量を低減する。
【0045】また、この発明の請求項4においては、運
転状態情報に応じた補正時間を設定するタイマ手段を設
け、開度補正手段は、加減速状態検出手段が加速時を検
出したときに、補正時間だけ目標ステッパモータ開度を
増大させる
【0046】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1(請求項1に対
応)を図について説明する。なお、この発明の実施例1
において、システム全体および電子式制御ユニットの基
本構成は図6および図7に示した従来例と同一であり、
電子式制御ユニット22内のEGR流量制御手段と、E
GR弁11を含む駆動手段との機能が前述と異なるのみ
である。
【0047】また、EGR弁11の構造は図8に示した
通りであり、圧縮コイルバネ34はEGR弁11を全閉
側に付勢する付勢手段を構成している。以下、図6〜図
8を参照しながら説明する。この場合、EGR弁11の
駆動手段は、EGR弁11の駆動方向に応じてステッパ
モータ30の駆動時間間隔をたとえば50m秒または1
00m秒に変更するようになっている。
【0048】図1はこの発明の実施例1のEGR制御に
よるステッパモータの駆動処理ルーチンを示すフローチ
ャートであり、電子式制御ユニット22内の駆動手段に
より実行される。なお、この発明の実施例1におけるE
GR制御処理のメインルーチンは、図11内のステップ
S601〜S604と同一である。
【0049】また、図2はこの発明の実施例1における
EGR弁の弁移動方向と2相励磁駆動方式でのステッパ
モータの駆動時間間隔との関係を示す説明図であり、付
勢手段34(図8参照)の作用により、閉じ側の駆動時
間間隔(50m秒)が開き側の駆動時間間隔(100m
秒)よりも短くなっていることを示す。このように、駆
動時間間隔を変更可能な理由は、付勢手段34のバネ力
を有する図8の構成よりなるEGR弁11を用いたから
である。
【0050】図2において、EGR弁11を動かすステ
ッパモータ30の駆動時間間隔について説明すると、た
とえば、開き側方向では、最少100m秒の駆動時間間
隔であり、閉じ側方向では、圧縮コイルバネ34の付勢
力が働くため、50m秒の時間間隔で駆動することがで
きる。
【0051】次に、図1および図2を参照しながら、こ
の発明の実施例1の動作について説明する。図1の処理
はステッパモータ駆動処理ルーチン(50m秒毎)にお
いて実行される。まず、目標ステッパモータ開度の算出
処理、すなわち、図11内のステップS601〜S60
4と同一の処理により、目標ステッパモータ開度(EG
R弁11の開度)を算出する。
【0052】次に、図1内のステップS111におい
て、開側駆動か否(閉側駆動)かを示す開側フラグ(5
0m秒か100m秒かを切り分けるフラグ)がセットか
否かを判定し、セットでない(すなわち、NO)と判定
されれば、ステッパモータ30が閉側駆動であるため、
ステップS112ヘ進む。これにより、50m秒毎にス
テッパモータの駆動を行うことができる。
【0053】ステップS112においては、目標ステッ
パモータ開度(目標EGR弁開度)と実際のステッパモ
ータ11の開度(実際のEGR弁開度)との偏差ΔMを
算出する。続いて、ステップ113において、開度偏差
ΔMが正か否(負)かを判定し、もし、負(すなわち、
NO)と判定されれば、閉側駆動であるため、ステップ
S116に進み、開側フラグをクリアする。続いて、ス
テップS117で開度偏差ΔMに応じたステップモータ
駆動信号を出力する。
【0054】また、ステップS113において、開度偏
差△Mが正(すなわち、YES)と判定されれば、EG
R弁11を開側駆動するため、ステップS114に進
み、開側フラグを「1」にセットする。続いて、ステッ
プS115において、開度偏差△Mに応じたステップモ
ータ駆動信号を出力し、ステップS118において、1
00m秒経過を示す間隔フラグをクリアする。
【0055】一方、ステップS111において、開側フ
ラグがセット(すなわち、YES)と判定されれば、ス
テップS119に進み、間隔フラグがセットか否かを判
定する。間隔フラグは、ステップS119の判定時にお
いて100m秒だけ経過していれば「1」にセットされ
ており、100m秒経過したか否かを示す。
【0056】もし、ステップS112〜S118の処理
を実行した後で初めての処理ならば、ステップS118
において間隔フラグがクリアされているため、50m秒
しか経過していない。したがって、ステップS119に
おいて、間隔フラグがセットされていない(すなわち、
NO)と判定されて、ステップS11Aに進み、間隔フ
ラグを反転する。これにより、次回の判定時(次の50
m秒が加算されるので100m秒経過している)には、
間隔フラグがセットされていることになる。
【0057】すなわち、ステップS11Aの処理通過後
であれば、ステップS112〜S118の処理後に10
0m秒だけ経過しており、間隔フラグがセットに反転さ
れているので、ステップS119において、間隔フラグ
がセット(すなわち、YES)と判定される。したがっ
て、ステップS112〜S118の処理を実行するた
め、開度偏差ΔMの演算ステップS112に進む。
【0058】次に、上記実施例1の動作をEGR弁11
に関連させて示す図3のタイミングチャートを参照しな
がら説明する。図3から、ステッパモータ30の駆動処
理は、閉じ側(開側フラグ=0)のときに50m秒間
隔、開き側(開側フラグ=1)のときに100m秒間隔
となっていることが分かる。
【0059】これにより、EGR弁11の開き側と閉じ
側とで、ステッパモータ30の駆動時間間隔を変更する
ことができる。たとえば、図3において、ステッパモー
タ30の開度を14ステップから12ステップまで閉じ
る場合には、50m秒×2=0.1秒かかり、13ステ
ップから16ステップまで開く場合には、100m秒×
3=0.3秒かかる。
【0060】したがって、EGR弁11の開き側よりも
閉じ側の動きを早くすることができ、低負荷運転状態移
行のように車両減速状態に移る場合、EGR弁11を閉
じる方向に動かす際には、EGR弁11の動作が早くな
るため、EGR流量が運転状態に対して一時的に多くな
りすぎることはない。これにより、ドライバビリティの
悪化やエンジン回転数の低下を引き起こすことは無くな
る。
【0061】実施例2.なお、上記実施例1では、EG
R弁11の駆動方向に応じて駆動時間間隔を変更するこ
とにより加減速時の補正を行うようにしたが、ステッパ
モータ30の開度を補正するようにしてもよい。
【0062】なお、従来例(図14および図15)で
は、定常運転時よりもステッパモータ30の開度を少な
くしてドライバビリティの悪化を防いでいるが、近年で
は、ドライバビリティの悪化を防ぐのみならず、ドライ
バビリティの悪化を防ぎ且つ排気ガスの排出量を少なく
して環境基準に従う必要が生じてきた。
【0063】そこで、この発明の実施例2(請求項2に
対応)においては、図4および図5のフローチャートに
したがってEGR制御処理を行う。図4は加減速判定処
理ルーチンを示し、ステップS131〜S134の処理
は図14と同様である。
【0064】また、図5のEGR制御処理(補正)ルー
チンは、図11内のステップS604とS605との間
に挿入され、S160およびS164は、前述のステッ
プS141およびS142に対応している。
【0065】まず、図4において、ステップS134に
続いて、ステップS151に進み、スロットル弁7の開
度偏差Δθと、エンジン回転数、吸気管圧力Pに基づく
運転状態に応じて、ステッパモータ30の開度を多くす
るための所定の時間をタイマ設定する。
【0066】以上の処理により、加減速の判定と一時的
にステッパモータ開度を多くする時間設定とを行う。な
お、ステップS151において設定されたタイマは、所
定時間毎の割り込み処理でダウンカウントするタイマで
ある。
【0067】続いて、図5の処理に進み、前述のステッ
プS601〜S604(図11参照)で目標ステッパモ
ータ開度を算出した後、ステップS160において、加
減速フラグがセットされているか否か判定する。
【0068】もし、加減速フラグがセット(すなわち、
YES)と判定され、加減速状態であれば、ステップS
161において、開度偏差Δθが負(加速状態)か否か
を判定する。もし、開度偏差Δθが負(すなわち、YE
S)であって加速状態と判定されればステップS162
に進み、正(すなわち、NO)であって減速状態と判定
されればステップS164に進む。
【0069】ステップS162においては、上記ダウン
カウンタからなるタイマが零(0)か否かを判定する。
もし、タイマが0でない(すなわち、NO)と判定さ
れ、所定時間が経過していない場合は、ステップS16
3に進み、加減速補正量β(≧1)を乗算して、目標ス
テッパモータ開度を増加補正する。このときの加減速補
正量βは、最小量が1.0に制限されている。
【0070】一方、ステップS162において、タイマ
が0(すなわち、YES)と判定され、所定時間が経過
していれば、ステップS164へ進み、加減速補正量α
(≦1)を乗算して、目標ステッパモータ開度を減少補
正する。加減速補正量αは、前述したように最大量が
1.0に制限されている。こうして、加減速補正処理ス
テップS163またはS164が終了すると、以下、図
11内のステップS605に進む。
【0071】一方、ステップS160において、加減速
フラグがクリア(すなわち、NO)と判定されれば、加
減速補正ステップステップS163またはS164を行
わずにステップS605へ進む。ステップS605にお
いては、前述のように、目標ステップとなるようにステ
ッパモータ30を駆動する。以上の処理により、加減速
中において、一時的にステッパモータ30の開度を多く
することができる。
【0072】このように、加速状態を検出した場合に、
タイマが0となるまで、一時的に目標ステッパモータ開
度を大きく設定することにより、EGR流量が増大され
て排気ガスの排出量を抑制することができる。したがっ
て、環境基準をクリアするとともにドライバビリティを
向上させることができる。
【0073】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させるEGR管
と、EGR管を流れる排気ガスの流量を制御するステッ
パモータ型のEGR弁と、内燃機関の運転状態を検出す
るセンサ手段と、センサ手段からの運転状態情報に応じ
て還流されるEGR流量を算出するEGR流量算出手段
と、運転状態に応じた流量となるようにEGR流量の制
御を行うEGR流量制御手段とを備え、内燃機関の排気
ガスの一部を内燃機関に再度還流させる制御を行う排気
ガス還流制御装置において、EGR弁を全閉方向に付勢
する付勢手段と、EGR弁の通路面積を制御するための
ステッパモータの駆動方式として、EGR弁の駆動方向
に応じてステッパモータの駆動時間間隔を変更する駆動
手段とを設け、EGR流量制御手段は、駆動手段による
駆動方式を用いてEGR弁の通路面積を変更することに
より、運転状態に応じた流量となるようにEGR流量の
制御を行い、減速状態に移るときのEGR弁閉じ側方向
の動作を早くするようにしたので、特にコストアップを
招くことなく、EGR弁を閉じ側に動かす際の一時的な
ドライバビリティの悪化やエンジン回転数の低下を防止
した排気ガス還流制御装置が得られる効果がある。
【0074】また、この発明の請求項2に係る排気ガス
還流制御装置は、請求項1において、駆動手段は、EG
R弁の駆動方向が開放方向である場合には、ステッパモ
ータを第1の時間間隔で駆動し、EGR弁の駆動方向が
閉成方向である場合には、ステッパモータを第1の時間
間隔よりも短い第2の時間間隔で駆動するようにしたの
で、特にコストアップを招くことなく、EGR弁を閉じ
側に動かす際の一時的なドライバビリティの悪化やエン
ジン回転数の低下を防止した排気ガス還流制御装置が得
られる効果がある。
【0075】また、この発明の請求項3によれば、内燃
機関の排気ガスを吸気管へ還流させるEGR管と、EG
R管を流れる排気ガスの流量を制御するステッパモータ
型のEGR弁と、内燃機関の運転状態を検出するセンサ
手段と、センサ手段からの運転状態情報に応じて還流さ
れるEGR流量を算出するEGR流量算出手段と、EG
R弁を駆動する駆動手段と、EGR弁の通路面積を変更
することにより、運転状態に応じた流量となるようにE
GR流量の制御を行うEGR流量制御手段とを備え、内
燃機関の排気ガスの一部を再度内燃機関へ還流する制御
を行う排気ガス還流制御装置において、センサ手段から
の運転状態情報に応じてEGR弁の目標ステッパモータ
開度を算出する目標開度算出手段と、センサ手段からの
運転状態情報に応じて加減速状態を検出する加減速状態
検出手段と、加減速状態に応答して加減速中にステッパ
モータ開度を一時的に開く開度補正手段とを設け、EG
R流量制御手段は、目標開度算出手段および開度補正手
段に応答して、駆動手段を用いてEGR弁の通路面積を
変更することにより、目標ステッパモータ開度となるよ
うEGR流量の制御を行うようにしたので、ドライバビ
リティを悪化させることなく排気ガス排出量を低減する
ことができ、加減速運転時のEGR流量を最適化して、
ドライバビリティの向上および排気ガス排出量の低減を
両立させた排気ガス還流制御装置が得られる効果があ
る。
【0076】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、運転状態情報に応じた補正時間を設定す
るタイマ手段を設け、開度補正手段は、加減速状態検出
手段が加速時を検出したときに、補正時間だけ目標ステ
ッパモータ開度を増大させるようにしたので、ドライバ
ビリティを悪化させることなく排気ガス排出量を低減す
ることができ、加減速運転時のEGR流量を最適化し
て、ドライバビリティの向上および排気ガス排出量の低
減を両立させた排気ガス還流制御装置が得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるステッパモータ駆
動処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図2】 この発明の実施例1におけるステッパモータ
の駆動方向と駆動時間間隔との関係を示す説明図であ
る。
【図3】 この発明の実施例1の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施例2における加減速判定ルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例2におけるEGR制御処理
動作を示すフローチャートである。
【図6】 従来およびこの発明の実施例を含む一般的な
ステッパモータ型の排気ガス還流制御装置のシステム全
体を示す構成図である。
【図7】 図5内の電子式制御ユニットの具体的構成を
示すブロック図である。
【図8】 図5内のEGR弁の具体的構成を示す側断面
図である。
【図9】 一般的なEGR弁の流量特性を示す特性図で
ある。
【図10】 一般的な電子式制御ユニットによる制御処
理動作のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図11】 従来のEGR制御処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】 一般的なステッパモータの動作原理を駆動
基本結線図とともに示す説明図である。
【図13】 一般的なステッパモータの2相励磁方式に
よる駆動パターンおよび回転方向を示す説明図である。
【図14】 従来のEGR制御装置における加減速判定
ルーチンを示すフローチャートである。
【図15】 従来のEGR制御装置の加減速判定時の補
正処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン、3 吸気管、6 圧力センサ、8 スロ
ットル開度センサ、10 EGR管、11 EGR弁、
13 点火コイル、15 排気管、17 水温センサ、
22 電子式制御ユニット、30 ステッパモータ、3
4 圧縮コイルバネ(付勢手段)、C EGR制御信
号、P 吸気管圧力、T 冷却水温度、Q 点火信号、
ΔM ステッパモータの開度偏差、θ スロットル開
度、S602、S604 目標開度演算ステップ、S1
11 駆動方向判定ステップ、S112 ステッパモー
タ開度偏差算出ステップ、S11A 駆動方向に応じた
ステッパモータ駆動時間間隔変更ステップ、S131、
S132 加減速判定ステップ、S151 所定時間タ
イマ設定ステップ、S163、S164 ステッパモー
タ開度補正ステップ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させ
    るEGR管と、 前記EGR管を流れる排気ガスの流量を制御するステッ
    パモータ型のEGR弁と、 前記内燃機関の運転状態を検出するセンサ手段と、 前記センサ手段からの運転状態情報に応じて還流される
    EGR流量を算出するEGR流量算出手段と、 前記運転状態に応じた流量となるように前記EGR流量
    の制御を行うEGR流量制御手段とを備え、 前記内燃機関の排気ガスの一部を前記内燃機関に再度還
    流させる制御を行う排気ガス還流制御装置において、 前記EGR弁を全閉方向に付勢する付勢手段と、 前記EGR弁の通路面積を制御するためのステッパモー
    タの駆動方式として、前記EGR弁の駆動方向に応じて
    前記ステッパモータの駆動時間間隔を変更する駆動手段
    とを設け、 前記EGR流量制御手段は、前記駆動手段による駆動方
    式を用いて前記EGR弁の通路面積を変更することによ
    り、前記運転状態に応じた流量となるように前記EGR
    流量の制御を行うことを特徴とする排気ガス還流制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、 前記EGR弁の駆動方向が開放方向である場合には、前
    記ステッパモータを第1の時間間隔で駆動し、 前記EGR弁の駆動方向が閉成方向である場合には、前
    記ステッパモータを前記第1の時間間隔よりも短い第2
    の時間間隔で駆動することを特徴とする請求項1の排気
    ガス還流制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させ
    るEGR管と、 前記EGR管を流れる排気ガスの流量を制御するステッ
    パモータ型のEGR弁と、 前記内燃機関の運転状態を検出するセンサ手段と、 前記センサ手段からの運転状態情報に応じて還流される
    EGR流量を算出するEGR流量算出手段と、 前記EGR弁を駆動する駆動手段と、 前記EGR弁の通路面積を変更することにより、前記運
    転状態に応じた流量となるように前記EGR流量の制御
    を行うEGR流量制御手段とを備え、 前記内燃機関の排気ガスの一部を再度内燃機関へ還流す
    る制御を行う排気ガス還流制御装置において、 前記センサ手段からの運転状態情報に応じて前記EGR
    弁の目標ステッパモータ開度を算出する目標開度算出手
    段と、 前記センサ手段からの運転状態情報に応じて加減速状態
    を検出する加減速状態検出手段と、 前記加減速状態に応答して加減速中に前記ステッパモー
    タ開度を一時的に開く開度補正手段とを設け、 前記EGR流量制御手段は、前記目標開度算出手段およ
    び前記開度補正手段に応答して、前記駆動手段を用いて
    前記EGR弁の通路面積を変更することにより、前記目
    標ステッパモータ開度となるよう前記EGR流量の制御
    を行うことを特徴とする排気ガス還流制御装置。
  4. 【請求項4】 前記運転状態情報に応じた補正時間を設
    定するタイマ手段を設け、 前記開度補正手段は、前記加減速状態検出手段が加速時
    を検出したときに、前記補正時間だけ前記目標ステッパ
    モータ開度を増大させることを特徴とする請求項3の排
    気ガス還流制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11132110A (ja) * 1997-10-28 1999-05-18 Unisia Jecs Corp Egrバルブの制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11132110A (ja) * 1997-10-28 1999-05-18 Unisia Jecs Corp Egrバルブの制御装置

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