JP3401944B2 - 排気ガス還流弁制御装置 - Google Patents

排気ガス還流弁制御装置

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JP3401944B2
JP3401944B2 JP24504094A JP24504094A JP3401944B2 JP 3401944 B2 JP3401944 B2 JP 3401944B2 JP 24504094 A JP24504094 A JP 24504094A JP 24504094 A JP24504094 A JP 24504094A JP 3401944 B2 JP3401944 B2 JP 3401944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス還流通路の途
中に設けられた排気ガス還流弁をステップモータで駆動
するようにした排気ガス還流弁制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、排気ガス還流装置(いわゆるEG
R装置)においては、例えば特開平4−301170号
公報に示すように、排気ガスの還流量を調節する排気ガ
ス還流弁(EGR弁)を駆動する手段としてステップモ
ータを用いることにより、排気ガス還流弁の開度を細か
く調整できるようにしたものがある。
【0003】このものは、ステップモータの回転位置と
排気ガス還流弁の開度とを正しく対応させるために、排
気ガス還流制御前にステップモータを初期化して、ステ
ップモータの回転位置を排気ガス還流弁の全閉又は全開
等の所定位置に確実にセットする必要がある。この場
合、ステップモータを初期化する時期としては、イグニ
ッションスイッチ(以下「IG」という)のオフ直後
と、IGのオン直後の2通りが考えられる。しかし、I
Gのオン直後はクランキング(スタータ始動)が開始さ
れてバッテリ電圧が大きく低下するため、クランキング
中はステップモータの初期化を行うべきでないと考えら
れていた。これは、バッテリ電圧の低下によりステップ
モータの発生トルクが低下して脱調を生じるためであ
る。この脱調を防ぐために、クランキング終了後にステ
ップモータの初期化を開始することも考えられるが、こ
れでは、IGオンからステップモータの初期化終了まで
の時間が長くなり過ぎ、排気ガス還流制御の開始が遅れ
てしまう。
【0004】このような事情から、従来の排気ガス還流
装置は、IGオフ直後にステップモータを初期化するよ
うになっており、この初期化を行うために、IGオフ後
も電源供給用のメインリレーを所定時間オン状態に保持
するメインリレー制御回路を設け、IGオフ後も所定時
間ステップモータへの通電を可能にし、その間にステッ
プモータを初期化するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、IGオフ後にステップモータの初期化を行
うために、IGオフ後も電源供給用のメインリレーを所
定時間オン状態に保持するメインリレー制御回路が必要
となり、回路構成が複雑化して、コスト高になるという
欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、回路構成簡単化・コ
ストダウンの要求を満たしながら、IGオン直後のクラ
ンキング中にステップモータの初期化を行うことができ
る排気ガス還流弁制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の排気ガス還流弁制御装置は、内燃機関の排
気系から排気ガスの一部を吸気系へ還流させるための排
気ガス還流通路の途中に設けられた排気ガス還流弁をス
テップモータで駆動するようにしたものにおいて、バッ
テリ電圧を検出する電圧検出手段と、IGのオン直後に
前記ステップモータの初期化を開始する初期化開始手段
と、前記ステップモータの初期化中に前記バッテリ電圧
に応じて前記ステップモータの駆動速度を可変する駆動
速度制御手段とを備えた構成とし、前記ステップモータ
として4相ステップモータを用い、初期化中に前記4相
ステップモータを第1相と第3相による2相ステップモ
ータとして駆動し、この後又は前に、第2相と第4相に
よる2相ステップモータとして駆動するようにしたもの
である(請求項1)。
【0008】この場合、前記駆動速度制御手段は、前記
バッテリ電圧が低いほど前記ステップモータの駆動速度
を遅くするように制御するようにしても良い(請求項
2)
【0009】
【作用】本発明によれば、IGのオン直後に初期化開始
手段によりステップモータの初期化を開始する。この初
期化中は、電圧検出手段によりバッテリ電圧を検出し、
そのバッテリ電圧に応じて、駆動速度制御手段によりス
テップモータの駆動速度を脱調が生じないように可変す
る(請求項1)。具体的には、例えばバッテリ電圧が低
いほどステップモータの駆動速度を遅くするように制御
する(請求項2)。この駆動速度の制御により、ステッ
プモータの発生トルクがバッテリ電圧に応じて脱調が生
じないように制御され、IGオン直後のクランキング中
(バッテリ電圧が低下している状態)でも、ステップモ
ータを脱調させることなく駆動することが可能となり、
クランキング中のステップモータの初期化が可能とな
る。
【0010】また、請求項では、初期化中に4相ステ
ップモータを第1相と第3相による2相ステップモータ
として駆動し、この後又は前に、第2相と第4相による
2相ステップモータとして駆動する。この理由は、4相
ステップモータとして駆動するよりも2相ステップモー
タとして駆動した方が、ロータが回転しなかったり開弁
方向にロータが回転してしまうことがなく、ステップモ
ータの回転が安定するためである。更に、2相ステップ
モータとしての駆動(以下「2相駆動」という)を、第
1相と第3相、第2相と第4相の2組に分けて繰り返す
ことにより、いずれか1相の励磁コイル又は配線に断線
が生じていたとしても、2通りの2相駆動のうちのいず
れかによってステップモータの初期化が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を4気筒4サイクルエンジンに
適用した一実施例を図面に基づいて説明する。まず、図
1に基づいて、エンジン制御系と排気ガス還流制御系全
体の構成を説明する。
【0012】吸気管90には、エアフローメータ23,
スロットルバルブ24,サージタンク25等が設けられ
ている。エアフローメータ23の近傍には吸気温を測定
する吸気温センサ27が取り付けられ、また、スロット
ルバルブ24には、スロットルバルブ24が全閉状態で
オンとなるアイドルスイッチ26が取り付けられてい
る。
【0013】また、スロットルバルブ24の上流側と下
流側との間には、スロットルバルブ24を迂回して連通
するバイパス通路28が設けられ、そのバイパス通路2
8の途中にソレイド(図示せず)によって弁開度が制御
されるアイドル・スピード・コントロール・バルブ(以
下「ISCV」という)29が取り付けられている。こ
のISCV29に流れる電流をデューティ比例制御して
開弁度を制御して、バイパス通路28に流れる空気量を
調節することにより、アイドリング回転数を目標回転数
に制御する。サージタンク25はインテークマニホール
ド30及び吸気弁31を介してエンジン32の燃焼室3
3に連通されている。各気筒毎に燃料噴射弁10がイン
テークマニホールド30内に突出するように取り付けら
れ、この燃料噴射弁10からインテークマニホールド3
0を通る空気流中に燃料が噴射される。燃焼室33は排
気弁34及びエキゾーストマニホールド35を介して触
媒装置36に連通されている。
【0014】イグナイタ39は高電圧を発生し、この高
電圧をディストリビュータ40により各気筒の点火プラ
グ37へ分配供給する。回転角センサ41はディストリ
ビュータ40のシャフトの回転を検出して例えば30℃
A毎にエンジン回転数信号をマイクロコンピュータ21
へ出力する。また、エンジン冷却水温を検出する水温セ
ンサ42は、エンジンブロックを貫通して一部がウォー
タージャケット43内に突出するように設けられてい
る。
【0015】一方、O2 センサ44は、その一部がエキ
ゾーストマニホールド35内に突出するように取り付け
られ、触媒装置36に入る前の排気ガス中の酸素濃度を
検出する。このO2 センサ44の上流側のエキゾースト
マニホールド35とスロットルバルブ24の下流側のサ
ージタンク25とが排気ガス還流通路45によって連通
されており、更にこの排気ガス還流通路45の途中には
EGRクーラ46と排気ガス還流弁(以下「EGRV」
という)15が設けられている。上記EGRクーラ46
は、排気ガス還流通路45を流れる排気ガスの温度を下
げる。また、EGEV15は後述するマイクロコンピュ
ータ21からモータ駆動回路47及び断線検出回路48
を通して入力される駆動信号に応じて弁開度が変化する
構造である。
【0016】次に、EGRV15の構成を図2に基づい
て説明する。EGRV15は、4相64極のステップモ
ータ15a、バルブ57、外側圧縮ばね51、内側圧縮
ばね52等から構成されている。ステップモータ15a
は励磁コイル53、ロータ54、スクリュ55、モータ
シャフト56等から構成されている。モータシャフト5
6の先端部には、プレート63a、63bを介してシャ
フト58が連結され、このシャフト58の先端部にバル
ブ57が固定され、このバルブ57を弁座59に対して
位置調整することにより、弁開度を調整する。弁座59
の開口は、排気ガスが流入する入口ポート60と、排気
ガスが流出する出口ポート61とに連通している。外側
圧縮コイルばね51は一端がプレート63bに固定さ
れ、他端がハウジング62に固定され、モータシャフト
56及びシャフト58をそれぞれ弁座59の方向(すな
わち閉弁方向)へ付勢している。また、内側圧縮コイル
ばね52はプレート63a,63b間に設けられ、通常
は図2のごとく、プレート63aのストッパに係止させ
ている。
【0017】次に、このEGRV15の作動について説
明する。ステップモータ15aへの駆動信号の入力によ
りロータ54が回転すると、その回転運動がスクリュ5
5により直線運動に変換されてモータシャフト56に伝
達される。このとき、ステップモータ15aの回転方向
が正転方向の時は、モータシャフト56が外側圧縮コイ
ルばね51のばね力に抗して図中、上下方向に移動する
ことにより、シャフト58を介してバルブ57が弁座5
9から離れる方向(開弁方向)へ移動される。これによ
り、入口ポート60が弁座59の開口部を介して出口ポ
ート61に連通される。
【0018】一方、ステップモータ15aの回転方向が
逆転方向の時は、外側圧縮コイルばね51のばね力と共
に、図中、下方向に移動することにより、シャフト58
を介してバルブ57が弁座59へ近づく方向(閉弁方
向)へ移動され、バルブ57が図示の如く弁座59に嵌
合密着する。この後もステップモータ15aが逆転方向
に回転すると、内側圧縮コイルばね52のばね力に抗し
て更にモータシャフト56が下方向に移動し、これによ
りシャフト58及びバルブ57が、図中、下方向に内側
圧縮コイルばね52のストローク内でオーバーストロー
クされる。これにより、バルブ57はより強く弁座59
に押し付けられ、入口ポート60からの排気ガスの出口
ポート61への漏れが防止される。
【0019】このようにして、EGRV15の開度を制
御することにより、EGRクーラ46を通して入力され
る排気ガスの通過流量が制御され、これによりインテー
クマニホールド30への排気ガス再循環量が制御され
る。
【0020】尚、図1のモータ駆動回路47は、ステッ
プモータ15aの4相の励磁コイル53に順次通電する
複数相の駆動信号を発生する回路で、その出力駆動信号
は断線検出回路48を介してステップモータ15aの励
磁コイル53に印加される。上記断線検出回路48はス
テップモータ15aの励磁コイル53の断線を検出する
回路で、その検出信号をマイクロコンピュータ21へ出
力する。このマイクロコンピュータ21には、イグニッ
ションスイッチ(IG)49のオン・オフ信号も入力さ
れる。
【0021】このような構成の図1の各部の動作を制御
するマイクロコンピュータ21は、図3に示すようなハ
ードウェア構成となっている。同図中、図1と同一構成
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に
おいて、マイクロコンピュータ21は、中央処理装置
(CPU)70、処理プログラムや後述のマップを格納
したリード・オンリ・メモリ(ROM)71、作業領域
として使用されるランダム・アクセス・メモリ(RA
M)72、エンジン停止後もデータを保持するバックア
ップRAM73、CPU70へそのマスタークロックを
供給するクロック発生器74を有し、これらを双方向の
バスライン75を介して互いに接続する。また、マイク
ロコンピュータピュータ21は、入力インターフェイス
回路76、マルチプレクサ付A/D変換器77及び入出
力インターフェイス回路78をバスライン75に接続し
ている。A/D変換器77には入力インターフェイス7
6の出力が入力される。
【0022】エアフロメータ23、吸気温センサ27、
水温センサ42及びO2 センサ44からの各検出信号及
びバッテリ電圧VBは、それぞれ入力インターフェイス
回路76を通してAD変換器77に入力され、ここでデ
ィジタルデータに変換された後、順次バスライン75へ
送信される。
【0023】一方、アイドルスイッチ26からの検出信
号、回転角センサ41からのエンジン回転数検出信号、
断線検出回路48からの検出信号は、それぞれ入出力イ
ンターフェイス回路78を通してバスライン75へ送信
される。また、CPU70からバスライン75、入出力
インタフェース回路78を通してイグナイタ39、燃料
噴射弁10、ISCV29,モータ駆動回路47へそれ
ぞれ所定の制御信号が送信される。
【0024】次に、図1に示した排気ガス還流弁制御装
置によるEGRV15の制御動作について説明する。マ
イクロコンピュータ21内のROM71に格納されてい
るプログラムに従い、例えば4ms毎に図4に示すEG
RV制御ルーチンが起動される。このルーチンでは、ま
ず、ステップ100で、EGRV15の初期化が終了し
ているか否かを示すフラグFEGRINTが“1”か否
かを判定し、“0”のとき、つまり初期化が終了してい
るときには、以下の処理を行わずに本ルーチンを終了す
る。
【0025】一方、FEGRINTが“1”のとき、つ
まり初期化が終了していないときには、ステップ101
へ進み、断線検出回路48から断線検出信号が入力され
たか否か、及びEGRV15の下流側の排気ガス還流通
路45中に介設されたEGRガス温センサ(図示せず)
がEGRV15の誤動作を検出したか否かを示すフラグ
FEGRFAILが“1”か否かを判定し、“1”のと
きには、EGRV15が異常であると判断して本ルーチ
ンを終了する。一方、上記FEGRFAILが“1”で
ないとき(“0”のとき)には、EGRV15が正常で
あると判断して目標ステップTSTEPを算出する(ス
テップ102)。
【0026】この目標ステップ数TSTEPの算出は、
予めROM71に格納されている図5に示すエンジン回
転数NEと吸入空気量QNとの2次元テーブルを参照し
てマップステップ数STEPBを算出し、これに図6に
示すごとくスロットル開度TAに略逆比例する関係にあ
るスロットル開度補正係数KEGVTAを掛け合わせる
ことで行われる。尚、上記マップステップ数STEPB
の算出にあたり、図5のテーブルの各セルの間の値は補
間計算によって算出される。この目標ステップ数TST
EPは例えば最小値が「0」で最大値「60」の時全
開、「5」〜「0」の時全閉を示す。
【0027】上述したマップステップ数STEPBの算
出後、目標ステップ数TSTEPとCPU70がEGR
V15の開度として把握している現在のステップ数ES
TEPとの差の絶対値が“2”未満か否か判定する(ス
テップ103)。これは、ステップ数で“2”程度の不
感帯を持たせることによってハンチングを防止するため
である。
【0028】ここで、|TSTEP−ESTEP|≧2
のときは、目標ステップ数TSTEPと現在のステップ
数ESTEPとの大小比較を行う(ステップ104)。
エンジン始動後等では、EGRV15は、通常、全閉と
なっているため、TSTEP>ESTEPであり、この
場合には、ステップ105へ進んでカウンタCOPNが
“0”か否かを判定し(ステップ106)、“0”のと
きはROM71に予め格納されている図7に示すモード
用テーブルを参照し、現在のモードとそのうちのテーブ
ル名「TEGROPN]とから新たなモードを算出する
(ステップ107)。
【0029】例えば、エンジン始動直後では、EGRV
15は全閉となっているため、現在のモード(MOD
E)は図7から分かるように“2”であり、この場合に
は、ステップ107で算出される新たなモードは現モー
ド“2”とモード名「TEGROPN]との交点である
“3”である。尚、図7のモード用テーブル中、内容の
欄n相は励磁方法を示している。
【0030】上記ステップ107で、新モードを算出し
た後、カウンタCOPNを“1”にセットし(ステップ
108)、現在のステップ数ESTEPの値を“1”だ
けインクリメントして目標ステップ数ESTEPに近付
ける(ステップ109)。このステップ109又は前記
ステップ106の処理後、新モードの値MODEを現モ
ードMODEに代入して記憶し直し(ステップ11
8)、本ルーチンを終了する。
【0031】以後、本ルーチンを実行する毎にモードが
更新され、上記の例ではモードは2→3→0と更新され
る。この全閉時から全開時のモード、4相の励磁コイル
53のうち任意の隣り合う2相の励磁コイル53に流れ
る電流φn ,φn-1 の変化の様子を図8に示す。尚、図
8の波形中、φn ,φn-1 はハイレベルが非通電時、ロ
ーレベルが通電時の状態を示す。
【0032】図4のルーチンの実行毎にステップ101
〜109と118が繰り返されることで、現在のステッ
プ数ESTEPが目標ステップ数TSTEPに近付い
て、両者の差が“1”又は“0”になると、ステップ1
10に進み、図7のテーブルの中から現在のモード
“0”とテーブル名「TEGRSTP」とから新たなモ
ード“9”を算出し、ESTEPの値は現在の値のまま
として新モードMODEに記憶し直し(ステップ11
8)、本ルーチンを終了する。
【0033】一方、ステップ104でTSTEP≦ES
TEPと判定された場合には、現在のステップ数EST
EPが“9”未満か否かを判定し(ステップ111)、
“9”未満のときはカウンタCCLSが“0”か否かを
判定し(ステップ112)、“1”のときはカウンタC
CLを“1”だけデクリメントする(ステップ11
3)。カウンタCCLSが“0”のときは、図7のモー
ド用テーブルを参照して、現在のモードとテーブル中の
テーブル名「TEGRCLX」とから新たなモード値M
ODEを算出し(ステップ114)、カウンタCCLS
の値を“13”にセットする(ステップ115)。他
方、ステップ111で“9”以上と判定された時は現在
のモードと上記テーブル中のテーブル名「TEGRCL
S」とから新たなモード値MODEを算出する(ステッ
プ116)。
【0034】上記ステップ115の処理後又はステップ
116で新たなモードMODEが算出されると、現在の
ステップ数ESTEPを目標ステップ数TSTEPに近
付けるために“1”だけESTEPをデクリメントした
後(ステップ117)、新モード値MODEを現在のモ
ード値MODEに対して記憶し直し(ステップ11
8)、本ルーチンを終了する。
【0035】また、ステップ113の処理後はESTE
Pをデクリメントすることなくステップ118に進む。
これにより、ステップモータ15aを停止状態からEG
RV15を閉じる方向に起動するときには、図9に模式
的に示す如く、モードは2→2→2→3→10→1→1
……と変化し、また、EGRV15の開弁状態から停止
状態とされるときには、図10に模式的に示す如く、モ
ードは0→9→8→7→6→2→……と変化し、EGR
V15の開弁状態からEGRV15の停止状態にされる
ときには、図11に模式的に示す如く、モードは1→9
→8→7→6→2→……と変化する。
【0036】更に、EGRV15が開弁状態から閉弁状
態へ反転するときのモード及びモータ駆動信号は、図1
2に示されている。また、EGRV15が閉弁状態から
開弁状態へ反転するときのモード及びモータ駆動信号
は、図13に示されている。
【0037】このように図7のモード用テーブルを用い
ることにより、ステップモータ15aの駆動停止、反
転、スタート時に、図15に示す如く、ディレー時間を
設けることができるため、ステップモータ15aの安定
な作動が可能になる。
【0038】このようにして、マイクロコンピュータ2
1は現在のステップ数ESTEPが運転状態に応じて変
化する目標ステップ数TSTEPになるように制御する
ことで、EGRV15の開度を運転状態に応じて制御す
ることができる。
【0039】また、閉弁方向作動時には図4のステップ
111〜117に示したように、現在のステップ数ES
TEPが“9”未満の時はカウンタCCLSにより図4
の4msルーチンが14回起動される毎にESTEPが
“1”ずつ減少するから、“9”以上の時に比べてEG
RV15のバルブ57の移動速度が56ms(=4×1
4ms)毎に1ステップ開弁するように設定される。
【0040】このように比較的遅い速度に設定されてい
る理由は、バルブ57が弁座59に衝突する際に、速い
移動速度だと脱調する可能性があり、また、バルブ57
自体が流量制御しているため、衝突によりバルブ57が
損傷すると流量制御が正確にできなくなるからである。
また、モータ駆動回路47はバルブ57の作動方向反転
時は、図12、図13、図14に示すように、同じ相の
励磁コイル53を通常より長い時間通電するように駆動
パルスを発生する。これは確実に作動方向反転を行わせ
てステップモータ15aの脱調を防止するためである。
尚、図14(A)〜(D)は、各相の励磁コイル53を
スイッチングするトランジスタ(図示せず)のベースに
入力される各相の駆動パルスを示している。
【0041】ところで、ステップモータ15aやEGR
V15には位置センサが設けられていないため、EGR
制御中は、ステップモータ15aの位置(EGRV15
の開度)を、現在のステップ数ESTEPの基準位置か
らの増減を計算することによって判断し、現在のステッ
プ数ESTEP(実開度)を目標ステップ数TSTEP
(目標開度)に一致させるようにステップモータ15a
を制御することにより、排気ガス還流量を制御する。従
って、このEGR制御を正確に行うには、ステップモー
タ15aの回転位置とEGRV15の開度とを正しく対
応させる必要があるが、ステップモータ15aには位置
センサが付いていないため、通電終了後は、ステップモ
ータ15aが何処の位置に止まっているか分からなくな
る。このため、ステップモータ15aを、全開又は全閉
等、所定の基準位置に確実にセットする初期化が必要に
なる。
【0042】そこで、本実施例では、マイクロコンピュ
ータ21は、図16〜図18に示すルーチンを実行する
ことにより、IG49のオン直後にステップモータ15
aの初期化を開始すると共に、初期化中にバッテリ電圧
VBにステップモータ15aの駆動速度を可変する。以
下、図16〜図18の各ルーチンの処理の流れを詳細に
説明する。
【0043】図16に示す初期化実行条件成立判定ルー
チンは、初期化実行条件の成立を判定するルーチンであ
る。このルーチンでは、まず、ステップ161で、イニ
シャル状態か否か、つまり、IG49のオン直後である
か否かを判定する。この判定は、CPU70が電源オフ
状態から電源オン状態に切り換えられたときに自動的に
判定する。ここで、イニシャル状態(IG49のオン直
後)と判定されれば、初期化実行条件が成立したものと
みなして、ステップ162に進み、初期化実行条件成立
フラグFINTOKを“1”にセットして本ルーチンを
終了する。
【0044】一方、イニシャル状態(IG49のオン直
後)でないときには、ステップ163に進み、初期化が
終了したか否かを示すフラグFEGRINTが“1”か
否かを判定し、“1”でないとき、つまり初期化が終了
していないときには、何もせずに本ルーチンを終了す
る。もし、初期化終了フラグFEGRINTが“1”で
あれば、初期化が終了したので、ステップ164に進
み、初期化終了フラグFEGRINTを“0”にセット
して本ルーチンを終了する。
【0045】また、図17に示す初期化制御ルーチン
は、IG49のオン直後にステップモータ15aの初期
化を開始する“初期化開始手段”として機能する。この
ルーチンでは、まず、ステップ201で、上述した初期
化実行条件成立フラグFINTOKが“1”か否かを判
定し、“1”でないとき、つまりイニシャル状態(IG
49のオン直後)でないときには、以降の初期化処理を
行わず、本ルーチンを終了する。
【0046】もし、初期化実行条件成立フラグFINT
OKが“1”であれば、ステップモータ15aを初期化
する(ステップ202〜212)。本実施例では、4相
のステップモータ15aを4相駆動せずに、4相のうち
相対する2相のみを通電して閉め込み処理を行う。ここ
では、まず、相対する第1,3相のみ通電する2相ステ
ップモータとして閉め込みを行う(ステップ202)。
次いで、RAM72に格納されている現在のステップ数
ESTEPを最大(EGRV15全開時)のステップ数
の2倍(本実施例では例えば60×2=120)に変更
し、RAM72に格納し直す(ステップ203)。
【0047】この後、ステップ204〜206で、第
1,3相の2相駆動により閉弁方向へ1ステップ分駆動
する毎に、現在のステップ数ESTEPを“1”ずつ減
算する処理を繰り返すことにより、第1,3相の2相の
みで現在のステップ数ESTEPが“0”となるまで
(本実施例では120ステップ分)閉め込みを行う。こ
の際、ステップモータ15aを1ステップ駆動する毎
に、後述する図18の駆動速度制御ルーチンが割り込み
処理され、ステップモータ15aの駆動速度(1ステッ
プ分の通電時間)が後述するようにバッテリ電圧VBに
応じて決められる。
【0048】このようにして、第1,3相の2相ステッ
プモータとして閉め込みを行った後、通電する相を切り
換えて、同様に、第2,4相の2相ステップモータとし
て閉め込みを行う(ステップ207〜211)。以上の
ようにして、第1,3相及び第2,4相での閉め込みが
終了したら、ステップ212に進み、ステップモータ1
5aの初期化が終了したことを示すフラグFEGRIN
Tを“1”にセットして、前述した図4に示すEGRV
制御ルーチンに戻る。
【0049】ここで、図21を用いてステップモータ1
5aの駆動原理を説明する。図21では説明を簡単にす
るために4相4極のステップモータで説明するが、本実
施例で用いられるステップモータ15aは例えば特開昭
60−81442号公報に開示されたステップモータの
ように4相多極(具体的には4相64極)の構成として
ロータの保持磁力をアップさせると共に、駆動速度の向
上を可能にしている。
【0050】図21(a)に示すように、励磁コイルS
1 のみが通電されると、励磁コイルS1 のティース側が
S極に着磁されるため、マグネットロータ91のN極が
吸引された状態となる。次に、図21(b)に示すよう
に、励磁コイルS2 のみが通電されると、励磁コイルS
2 のティース側がS極に着磁されるため、マグネットロ
ータ91のN極が吸収され、マグネットロータ91が9
0゜時計方向に回転された状態となる。
【0051】以下、同様に励磁コイルをS3 ,S4 ,S
1 ……の順で通電することにより、マグネットロータ9
1はシャフト92を中心として時計方向の回転を持続す
る。一方、励磁コイルS1 〜S4 の通電順序を上記と逆
にすることにより、マグネットロータ91はシャフト9
2を中心として反時計方向に回転する。マグネットロー
タ91の時計方向の回転時にバルブ57が閉弁されるも
のとすると、マグネットロータ91の反時計方向の回転
時にはバルブ57は開弁方向に移動制御される。尚、通
常はステップモータ15aは2相同時に励磁されている
が、基本的には図21の原理に基づいて回転する。
【0052】本実施例では、まず第1相と第3相の2相
モータを構成するわけであるが、その場合は図21の
(b)と(c)のみの通常構成となる。閉弁方向駆動時
は上記したようにマグネットロータ91は時計方向に回
転するはずであるが、例えば、第1相から第4相に通電
が変わった場合、マグネットロータ91が閉弁方向(時
計方向)と開弁方向(反時計方向)のどちらに回転する
かは同条件のため一義的に決められず、マグネットロー
タ91はどちら側にも回転することが可能である。これ
がステップモータを2相駆動で使用したときの問題点
で、2相駆動時の回転方向は他の外力及び慣性力によっ
て決定される。
【0053】この点、本実施例のステップモータ15a
は図2に示したように外側圧縮コイルばね52のばね力
によりモータシャフト56を閉弁方向に付勢しているた
め、バルブ57が全閉となるまでステップモータ15a
を2相駆動により閉弁方向に駆動でき、上記問題点は解
消される。
【0054】しかも、本実施例では、初期化時にステッ
プモータ15aを閉弁方向に最大ステップ数の2倍(例
えば120ステップ)駆動するようにしたので、若干の
脱調により現実のステップ数ESTEPとステップモー
タ15aとの回転が対応しなくなる2相モータの場合で
も確実に全閉とすることができ、初期化前に脱調して実
ステップと目標ステップが違っていても全閉への対応が
できる。
【0055】但し、全閉方向に駆動するステップ数は、
最大ステップ数の2倍に限定されず、例えば現在のステ
ップ数の2倍として、閉め込みに要する時間を短くする
ようにしても良く、要は、現在のステップ数よりもある
程度大きなステップ数(つまりバルブ57が弁体59に
確実に突き当たるステップ数)であれば良い。
【0056】更に、本実施例のように、4相のステップ
モータ15aを2相のステップモータとして駆動した方
が4相駆動時よりもロータ54が回転しなかったり開弁
方向にロータ54が回転したりすることがなく、ロータ
54の回転が安定する。更には、第1,3相の駆動後、
第2,4相の駆動を行うので、断線時にも全閉が可能と
なり、初期化時に基準位置にバルブ57を駆動できない
といった不具合が生じない。
【0057】本実施例では、第1,3相の駆動後、第
2,4相の駆動を行うようにしたが、これを前後逆にし
て、第2,4相の駆動後に、第1,3相の駆動を行うよ
うにしても良いことは言うまでもない。
【0058】ところで、上記実施例では、ステップモー
タ15aの初期化をIG49のオン直後に行うようにし
ているが、IG49のオン直後はクランキング(スター
タ始動)が開始されてバッテリ電圧が大きく低下するた
め、図20に示すように、従来通りの速いモータ駆動速
度で初期化を行うと、ステップモータ15aの発生トル
クが脱調する限界のトルクを下回ってしまい、ステップ
モータ15aが脱調してしまう。この場合、クランキン
グ終了後にステップモータ15aの初期化を開始するよ
うにすれば脱調を回避できるが、これでは、IG49の
オンからステップモータ15aの初期化終了までの時間
が長くなり過ぎ、排気ガス還流制御の開始が遅れてしま
う。
【0059】そこで、本実施例では、図18に示す駆動
速度制御ルーチンを実行することにより、初期化中にバ
ッテリ電圧VBに応じてステップモータ15aの駆動速
度を可変して脱調を防止する。従って、図18に示す駆
動速度制御ルーチンは、特許請求の範囲でいう“駆動速
度制御手段”として機能する。
【0060】この駆動速度制御ルーチンでは、まず、ス
テップ221で、バッテリ電圧VBを測定する。従っ
て、このステップ221の処理は、特許請求の範囲でい
う“電圧検出手段”として機能する。バッテリ電圧VB
の測定後、このバッテリ電圧VBに応じた処理タイミン
グ、つまりステップモータ15aの1ステップ分の通電
時間を図19に示すテーブルを参照して決定する。例え
ば、バッテリ電圧VBが8V以下のときには処理タイミ
ングは8m秒、VB=8V〜9Vのときには7m秒、V
B=9V〜10Vのときには6m秒、……、VB=15
V〜16Vのときには4m秒、VB≧16Vのときはテ
ーブルの最終値の処理タイミングである4m秒というよ
うに処理タイミングを決める。
【0061】この処理タイミングは、そのバッテリ電圧
VBで脱調する限界のトルクを出せる駆動速度を予め実
験や理論計算で求め、その値から逆算して決める。従っ
て、上記ステップ222では、処理タイミングを決める
ことによって、間接的に駆動速度を決めることになる。
本実施例では、バッテリ電圧VBが低いほど、処理タイ
ミングが長く(ステップモータ15aの駆動速度が遅
く)なるように決められる。
【0062】以上のようにして処理タイミングを決める
と、駆動速度制御ルーチンを終了し、続けて図17に示
す初期化制御ルーチンを実行する。この初期化制御ルー
チン実行中は、ステップモータ15aを1ステップ駆動
する毎、つまりステップ222で求めた処理タイミング
分の時間が経過する毎に、図18の駆動速度制御ルーチ
ンが割り込み処理され、バッテリ電圧VBが低いほどス
テップモータ15aの駆動速度を遅く(1ステップ分の
通電時間を長く)するように制御される。これにより、
IG49のオン直後のクランキング中(バッテリ電圧V
Bが低下している状態)でも、ステップモータ15aを
脱調させることなく駆動することが可能となり、クラン
キング中のステップモータ15aの初期化が可能とな
る。
【0063】尚、本実施例では、初期化の位置を全閉位
置としたが、全開位置等、他の基準位置としても良いこ
とは言うまでもない。
【0064】その他、本発明は、バッテリ電圧に応じて
決める駆動速度(処理タイミング)の変化特性を、使用
するステップモータに応じて適宜変更したり、モータ駆
動回路47をマイクロコンピュータ21またはEGRV
15に一体化した構成としても良い等、要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更して実施できる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、IGのオン直後にステップ
モータの初期化を開始すると共に、初期化中は、バッテ
リ電圧に応じてステップモータの駆動速度を脱調が生じ
ないように可変するようにしたので、IGオン直後のク
ランキング中でも、ステップモータを脱調させることな
く駆動することが可能となり、クランキング中のステッ
プモータの初期化が可能となる。これにより、従来のメ
インリレー制御回路が不要となり、回路構成簡単化・コ
ストダウンの要求を満たすことができる。しかも、請求
項1では、ステップモータとして4相ステップモータを
用い、初期化中に4相ステップモータを第1相と第3相
による2相ステップモータとして駆動し、この後又は前
に、第2相と第4相による2相ステップモータとして駆
動するようにしたので、4相駆動時よりもロータの回転
が安定すると共に、いずれか1相の励磁コイル又は配線
に断線が生じていたとしても、ステップモータの初期化
が可能となる。
【0066】更に、請求項2では、バッテリ電圧が低い
ほどステップモータの駆動速度を遅くするように制御す
るので、初期化時のバッテリ電圧とステップモータの駆
動速度との関係が理想的なものとなり、初期化時のステ
ップモータの脱調効果を一層高めることができる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置全体の概略構成図
【図2】排気ガス還流弁(EGRV)の断面図
【図3】制御系を示すブロック図
【図4】EGRV制御ルーチンの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図5】目標ステップ数の算出に用いるテーブルを示す
【図6】スロットル開度TAとスロットル開度補正係数
KEGVTAとの関係を説明する図
【図7】現在のモードとテーブル名から新たなモードを
求めるために参照する二次元テーブルを示す図
【図8】排気ガス還流弁が駆動停止から開弁状態にされ
るときのモード及び駆動信号を示す図
【図9】排気ガス還流弁が駆動停止から閉弁状態にされ
るときのモード及び駆動信号を示す図
【図10】排気ガス還流弁が開弁状態から停止状態にさ
れるときのモード及び駆動信号を示す図
【図11】排気ガス還流弁が閉弁状態から停止状態にさ
れるときのモード及び駆動信号を示す図
【図12】排気ガス還流弁が開弁状態から閉弁状態にさ
れるときのモード及び駆動信号を示す図
【図13】排気ガス還流弁が閉弁状態から開弁状態にさ
れるときのモード及び駆動信号を示す図
【図14】バルブの作動方向反転時のステップモータ駆
動パルスの波形を示す図
【図15】モードとディレイ時間との関係を示す図
【図16】初期化実行条件成立判定ルーチンの処理の流
れを示すフローチャート
【図17】初期化制御ルーチンの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図18】駆動速度制御ルーチンの処理の流れを示すフ
ローチャート
【図19】バッテリ電圧VBと処理タイミングとの関係
を規定するテーブルを示す図
【図20】バッテリ電圧VB,ステップモータの発生ト
ルク及び駆動速度との関係を説明する図
【図21】ステップモータの駆動原理を説明する図
【符号の説明】
15…排気ガス還流弁(EGRV)、15a…ステップ
モータ、21…マイクロコンピュータ(初期化開始手
段,駆動速度制御手段,電圧検出手段)、32…エンジ
ン(内燃機関)、45…排気ガス管流通路、56…EG
Rクーラ、49…イグニッションスイッチ(IG)、5
1…外側圧縮コイルばね、52…内側圧縮コイルばね、
53…励磁コイル、54…ロータ、56…モータシャフ
ト、58…シャフト、57…バルブ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // F02D 41/20 310 F02D 41/20 310D H02P 8/12 H02P 8/00 H 8/22 K (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/07 550 F02M 25/07 580 F02D 11/02 F02D 45/00 395 F02D 41/20 310 H02P 8/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系から排気ガスの一部を
    吸気系へ還流させるための排気ガス還流通路の途中に設
    けられた排気ガス還流弁をステップモータで駆動するよ
    うにした排気ガス還流弁制御装置において、 バッテリ電圧を検出する電圧検出手段と、 イグニッションスイッチのオン直後に前記ステップモー
    タの初期化を開始する初期化開始手段と、 前記ステップモータの初期化中に前記バッテリ電圧に応
    じて前記ステップモータの駆動速度を可変する駆動速度
    制御手段とを備え 前記ステップモータとして4相ステップモータを用い、 前記駆動速度制御手段は、初期化中に前記4相ステップ
    モータを第1相と第3相による2相ステップモータとし
    て駆動し、この後又は前に、第2相と第4相による2相
    ステップモータとして駆動する ことを特徴とする排気ガ
    ス還流弁制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動速度制御手段は、前記バッテリ
    電圧が低いほど前記ステップモータの駆動速度を遅くす
    るように制御することを特徴とする請求項1に記載の排
    気ガス還流弁制御装置。
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