JPS63143359A - 内燃機関のスロツトルバルブ制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロツトルバルブ制御装置

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Publication number
JPS63143359A
JPS63143359A JP29111486A JP29111486A JPS63143359A JP S63143359 A JPS63143359 A JP S63143359A JP 29111486 A JP29111486 A JP 29111486A JP 29111486 A JP29111486 A JP 29111486A JP S63143359 A JPS63143359 A JP S63143359A
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JP
Japan
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throttle valve
opening
stepping motor
excitation
opening degree
Prior art date
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Pending
Application number
JP29111486A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Kiyono
清野 正資
Kanji Takeuchi
鑑二 竹内
Tomoaki Abe
知明 安部
Mitsunori Takao
高尾 光則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63143359A publication Critical patent/JPS63143359A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関のスロットルバルブを駆動するステ
ッピングモータの脱調防止に有効な内燃機関のスロット
ルバルブ制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、内燃機関のスロットルバルブをアクセルペダルと
機械的に連絡せず、該スロットルバルブの開度を調節す
るアクチュエータ、例えばステッピングモータ等を備え
、アクセル操作量や内燃機関の運転状態に応じた制御信
号により上記アクチュエータを駆動して内燃機関の出力
を変更する技術、所謂リンクレススロットルが知られて
いる。
このようなリンクレススロットルを、頻繁に過渡状態で
運転されるためにスロットルバルブ開度の変動が大きい
車両用の内燃機関に適用した場合に生じる不具合点に対
する対策として、例えば次のような技術が提案されてい
る。すなわち、(1) パルスモータのロータが所定の
ステップ駆動位置を超えて駆動されているときは、該パ
ルスモータを駆動する駆動パルスの周波数を低下するこ
とによりパルスモータのステップ駆動速度を低下させ、
スロットルバルブ全開位置においてスロットルバルブ軸
と機械的ストッパとの衝突により生じる衝撃を少なくす
る「燃料制御方法」(特開昭59−128934号公報
)。
(2〉 エンジンの運転状態に応じてステッピングモー
タの相励磁方式を切替えて、スロットルバルブをアイド
リング特性もしくはアクセル特性に適合するように開閉
制御する「エンジンのスロットルバルブ制御装置」 (
実開昭60−82538号公報)。
さらに、第11図に示すように、ステッピングモータ回
転角度とスロットルバルブ開度との関係が非線形特性に
なるような変速機構(カム、リンク、ギア等から構成さ
れる。)を備え、スロットルバルブ開度が小さい場合の
分解能と、スロットルバルブ開閉動作時の応答性との両
立を図ったものも開発されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述したようなリンクレススロットルは、一
般に、アクチュエータであるステッピングモータに障害
が発生した場合等に、スロットルバルブ開度を減少させ
、内燃機関の出力を低下して所謂フェイルセイフを実現
するために、スロットルバルブの開度を減少する方向に
付勢力を付与するリターンスプリングを備えている。こ
のリターンスプリングの発生する復帰トルクは、第10
図に示すように、スロットルバルブ開度の拡大に伴って
増加する。したがって、スロットルバルブ開度の拡大に
伴って、スロットルバルブを開くのに必要な駆動トルク
は増加する。しかし、上述したような従来技術では、ス
ロットルバルブ開度と共に増減するリターンスプリング
の復帰トルクに応じてアクチュエータであるステッピン
グモータの出力トルクを変更するといった配慮はなされ
ていなかった。このため、特にスロットルバルブ開度が
大きい場合にはlリターンスプリングの発生する過大な
復帰トルクにより、ステッピングモータは脱調障害を生
じ易く、装置の信頼性および耐久性が低下するという問
題点があった。ここで、既述したようなステッピングモ
ータ回転角度とスロットルバルブ開度との関係が非線形
特性をなす変速機構を備えた場合には、スロットルバル
ブ開度の拡大に伴って、線形特性をなす場合と比較して
より大きな回転トルクを必要とするので、上記問題点は
特に顕著に生じ、スロットルバルブ開度制御の分解能と
応答性との両立を極めて困難にしていた。
また、スロットルバルブを開閉する必要がある場合、す
なわちアイドル状態以外の運転状態ではステッピングモ
ータの励磁方式を常時大きな出力トルクを得られるよう
な励磁方式とすると、ステッピングモータのステップ角
も大きくなるので、スロットルバルブ開度が小さい場合
に分解能の低下により、スロットルバルブ開度調整の制
御精度が悪化するという問題もあった。
本発明は、ステッピングモータによるスロットルバルブ
開度制御を行なうに際し、小さい開度における分解能と
大きな開度における応答性とを共に悪化させることなく
、ステッピングモータの脱調障害を防止可能な内燃機関
のスロットルバルブ制御装置の提供を目的とする。
Rユ五璽感 [問題点を解決するための手段] 上記問題を解決するためになされた本発明は、第1図に
例示するように、 内燃機関の吸気系に配設されてその開度を減少する方向
に該開度に伴って増加する付勢力を受けるスロットルバ
ルブの開度を、外部から通電される励磁電流に応じて調
節するステッピングモータM1と、 該ステッピングモータM1の、少なくとも2相励磁運転
の励磁方式および該2相励磁運転より分解能の小さい半
ステップ駆動運転の励磁方式を記憶する記憶手段M2と
、 該記憶手段M2の記憶している励磁方式のうち、上記ス
ロットルバルブの開度が所定開度未満のときは半ステッ
プ駆動運転の励磁方式を、一方、上記スロットルバルブ
の開度が所定開度以上のときは2相励磁運転の励磁方式
を各々選択する選択手段M3と、 該選択手段M3の選択した励磁方式に従って上記ステッ
ピングモータM1に励磁電流を通電する制御手段M4と
、 を備えたことを特徴とする内燃機関のスロットルバルブ
制御装置、を要旨とするものである。
ステッピングモータM1とは、開度を減少する方向に該
開度に伴って増加する付勢力を受けているスロットルバ
ルブの開度を調節するものである。
例えば、3相ステツピングモータでもよく、また例えば
4相以上のステッピングモータでもよい。
記憶手段M2とは、少なくとも2相励磁運転の励磁方式
および該2相励磁運転より分解能の小さい半ステップ駆
動運転の励磁方式を記憶するものである。ここで、半ス
テップ駆動運転の励磁方式とは、例えば、3相ステツピ
ングモータにおいては1−2相励磁力式であり、また4
相のステッピングモータでは1−2相励磁力式のほかに
2−3相励磁力式であってもよく、さらに5相以上のス
テッピングモータでは上記■励磁方式のほかに3−4相
励磁方式であってもよい。
選択手段M3とは、スロットルバルブの開度が所定開度
未満のときは半ステップ駆動運転の励磁方式を、一方、
スロットルバルブの開度が所定開度以上のときは2相励
磁運転の励磁方式を選択するものである。ここで、所定
開度とは、例えば、スロットルバルブの開度を減少させ
る方向に作用する付勢力とステッピングモータの出力す
るトルクとの大小関係に基づいて定まる開度である。
制御手段M4とは、上記選択手段M3の選択した励磁方
式に従って励磁電流を通電するものである。
上記記憶手段M2、選択手段M3および制御手段M4は
、例えば各々独立したディスクリートな論理回路により
実現できる。また例えば、周知のCPUを始めとしてR
OM、RAMおよびその伯の周辺回路素子と共に論理演
算回路として構成され、予め定められた処理手順に従っ
て、上記各手段を実現するものであってもよい。
[作用] 本発明の内燃機関のスロットルバルブ制御装置は、第1
図に例示するように、記憶手段M2の記憶している励磁
方式のうち、選択手段M3は、スロットルバルブの開度
が所定開度未満のときは半ステップ駆動運転の励磁方式
を、一方、スロットルバルブの開度が所定開度以上のと
きは2相励磁運転の励磁方式を各々選択し、該選択され
た励磁方式に従って制御手段M4がステッピングモータ
M1に励磁電流を通電するよう働く。
すなわち、第2図に示すように、スロットルバルブの開
度を減少させる付勢力が比較的小さい所定開度未満のと
きは分解能の小さい半ステップ駆動運転を行ない、一方
、スロットルバルブの開度を、減少させる付勢力が比較
的大きくなる所定開度以上のときは回転トルクおよび静
止トルクの大きい2相励磁運転を行なうのである。
従って本発明の内燃機関のスロットルバルブ制御装置は
、開度を減少させる方向に該開度に伴って増加する付勢
力を受けるスロットルバルブにステッピングモータM1
から充分な回転トルクおよび静止トルクを常時供給し、
該スロットルバルブのステッピングモータM1による開
度制御を円滑に行なうよう働く。以上のように本発明の
各構成要素が作用することにより、本発明の技術的課題
が解決される。
[実施例] 次に、本発明の好適な一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。本発明一実施例であるスロットルバルブ制御
装置のシステム構成を第3図に示す。
第3図に示すように、スロットルバルブ制御装置1は、
エンジン2に配設されて該エンジン2の吸入空気量を調
節するスロットルバルブ3、該スロットルバルブ3を駆
動するステッピングモータ4、および該ステッピングモ
ータ4を制御するスロットルバルブ電子制御装置(以下
単にスロットルバルブECUと呼ぶ。)5から構成され
ている。
エンジン2は、シリンダ6とピストン7とから燃焼室8
を形成し、該燃焼室8には点火プラグ9が配設されてい
る。エンジン2の吸気系統は、吸気バルブ10を介して
吸気ポート11が吸気管12に連通している。該吸気管
12の上流には吸入空気の脈動を吸収するサージタンク
13が設けられており、該サージタンク13上流にはス
ロットルバルブ3が配設され、さらに上流にはエアクリ
ーナ14が設けられている。
上記スロットルバルブ3は、リターンスプリング15に
より、該スロットルバルブ3を閉じる方向に付勢されて
いる。上記リターンスプリング15の発生する付勢力で
ある復帰トルクは、スロットルバルブ3の開度の増加に
伴って増大するよう構成されている。また、スロットル
バルブ3は、3相のステッピングモータ4から回転力の
供給を受けて回動することによりその開度を変更する。
一方、エンジン2の排気系統は、排気バルブ16を介し
て排気ポート17が排気管18に連通し、該排気管18
の下流には三元触媒19が設けられている。燃料系統は
、図示しない燃料タンクおよび燃料ポンプより成る燃料
供給源、燃料供給管、ざらに、吸気ポート11近1力に
配設された燃料噴射弁20から構成されている。また、
点火系統は、点火に必要な高電圧を出力するイグニショ
ンコイルを備えたイグナイタ21および図示しないクラ
ンク軸に連動して上記イグナイタ21で発生した高電圧
を各気筒の点火プラグに分配供給するディストリビュー
タ22により構成されている。
スロットルバルブ制御装置1は検出器として、エアクリ
ーナ14内に設けられて吸入空気温度を測定する吸気温
センサ31、スロットルバルブ3に連動して該スロット
ルバルブ3の開度を検出するスロットルポジションセン
サ32、ステッピングモータ4の全開、全開を検出する
全開、全開スイッチ33、吸気管圧力を検出する吸気圧
センサ34、シリンダブロックの冷却系統に設けられて
冷却水温度を検出する水温センサ35、ディストリビュ
ータ22のカムシャフトの1/24回転毎に、すなわち
、クランク角O0から30’の整数倍毎に回転角信号を
出力する回転数センサを兼ねた回転角センサ36、アク
セルペダル37aの操作量を検出するアクセルセンサ3
7を備えている。
上記各センサ及びスイッチからの検出信号は、スロット
ルバルブECU3に入力され、該スロットルバルブEC
U3は上記ステッピングモータ4を駆動してスロットル
バルブ3の開度制御を行なう。
スロットルバルブECU3は、CPU5a、ROM5b
、RAM5c、バックアップRAM5dを中心に論理演
算回路として構成され、コモンバス5eを介して入出力
部5fに接続されて外部との入出力を行なう。上記各セ
ンサ及びスイッチの検出信号は入出力部5fを介してC
PU5aに入力され、CPU5aは入出力部5fを介し
てステッピングモータ4に制御信号を出力する。
次に、上記スロットルバルブECU3の実行するスロッ
トルバルブ制御処理を第4図(1)。
(2)に示すフローチャートに基づいて説明する。
本スロットルバルブ制御処理は、後述するように、本処
理実行時に決定されるパルスレートに応じて定まるパル
ス時間間隔毎に繰り返して実行される。
まずステップ100では、回転方向フラグUPF、LA
Gが値1にセットされているか否かを判定し、肯定判断
されるとステップ105に、一方、否定判断されるとス
テップ110に各々進む。ここで回転方向フラグUPF
LAGは、ステッピングモータ4の回転方向を示すもの
で、スロットルバルブ3の開方向に回転する場合には値
1にセットされ1、一方、スロットルバルブ3の閉方向
に回転する場合には値Oにリセットされる。スロットル
バルブ3の開方向にステッピングモータ4を回転させて
いたときに実行されるステップ105では、スロットル
バルブ3の開度指令値(ステッピングモータ4を指令開
度まで回転させる駆動パルス数に相当)CMDからスロ
ットルバルブ3の開度実際値(ステッピングモータ4を
現在の実際開度まで回転させた駆動パルス数に相当)P
O3を減算して偏差DEVを算出する処理を行なった後
、ステップ120に進む。一方、スロットルバルブ3の
閉方向にステッピングモータ4を回転させていたときに
実行されるステップ110では、スロットルバルブ3の
開度実際値PO8から開度指令値CMDを減算して偏差
DEVを算出する処理を行なった後、ステップ120に
進む。ステップ120では、上記ステップ105もしく
はステップ110で算出された偏差DEVが負であるか
否かを判定し、肯定判断されるとステップ125に進ん
で該偏差DEVを値Oに設定した後ステップ130に進
み、一方、否定判断されると直接ステップ130に進む
。ステップ130では、速度管理パラメータMSPDと
偏差DEVとが相違するか否かを判定し、肯定判断され
るとステップ135に、一方、否定判断されるとステッ
プ150に各々進む。ここで速度管理パラメータMSP
Dとは、ステッピングモータ4に出力されるパルス時間
間隔FMSPD (本スロットルバルブ制御処理の割込
み時間間隔に等しい。)と第5図に示すテーブルのよう
な対応関係にあり、O〜5の整数値に定められている。
同図に示すように、速度管理パラメータMSPDの値の
増加に応じてパルス時間間隔FMSPDは短縮されるの
でパルスレートが大きくなり、ステッピングモータ4の
回転速度は加速される。一方、速度管理パラメータMS
PDの値の減少に応じてパルス時間間隔FMSPDは延
長されるのでパルスレートが小さくなり、ステッピング
モータ4の回転速度は減速される。スロットルバルブE
CU3はROM5b内に予め第5図に示すようなテーブ
ルを記憶している。上記ステップ130で速度管理パラ
メータMSPDが偏差DEVと相違すると判定された場
合に実行されるステップ135では、速度管理パラメー
タMSPDを偏差DEVが上回るか否かを判定し、肯定
判断されるとステップ140に進んで速度管理パラメー
タMSPDの値に1を加算した後ステップ150に進み
、一方、否定判断されるとステップ145に進んで速度
管理パラメータMSPDの値から1を減算した後ステッ
プ150に進む。すなわち、偏差DEVが速度管理パラ
メータMSPDより大きいときにはパルスレートを大き
くしてステッピングモータ4の回転速度を加速し、一方
、偏差DEVが速度管理パラメータMSPDより小さい
ときにはパルスレートを小さくしてステッピングモータ
4の回転速度を減速するのである。また、偏差DEVが
速度管理パラメータMSPDと等しいときには該速度管
理パラメータMSPDを変えず、その回転速度を保つ。
続くステップ150では、上記ステップ145の減算に
起因して速度管理パラメータMSPDが下限値O未満に
なったか否かを判定し、肯定判断されるとステップ15
5に進んで速度管理パラメータMSPDを下限値Oに設
定した後ステップ170に進む。一方、上記ステップ1
50で否定判断されたときはステップ160に進み、上
記ステップ140の加算に起因して速度管理パラメータ
MSPDが上限値5を上回ったか否かを判定し、肯定判
断されるとステップ165に進んで速度管理パラメータ
MSPDを上限値5に設定した復ステップ170に進み
、一方、否定判断されると直ちにステップ170に進む
。ステップ170では、速度管理パラメータMSPDが
下限値Oであるか否かを判定し、肯定判断されるとステ
ップ175に進み、一方、否定判断されるとステップ1
95に進む。速度管理パラメータMSPDを下限値Oに
設定してパルスレートを最小とし、ステッピングモータ
4の回転速度が充分遅く、回転方向を変更しても脱調の
恐れがない場合に実行されるステップ175では、開度
指令値CMDが開度実際値PO8を上回るか否かを判定
し、肯定判断されるとステップ180に進み、一方、否
定判断されるとステップ185に進む。開度指令値CM
Dが開度実際値PO3を上回ると判定された場合に実行
されるステップ180では、ステッピングモータ4をス
ロットルバルブ3の開方向に回転させるために回転方向
フラグUPFLAGを値1にセットする処理を行なった
後、ステップ195に進む。一方、上記ステップ175
で開度指令値CMDが開度実際値PO8を上回らないと
判定されたときに実行されるステップ185では、逆に
開度指令値CMDが開度実際値108未満であるか否か
を判定し、肯定判断されるとステップ190に進み、一
方、否定判断された場合には開度指令値CMDが開度実
際値PO3に等しく、もはや制御の必要は無いものとし
て一旦本スロットルバルブ制御処理を終了する。上記ス
テップ185で開度指令値CMDが開度実際値108未
満であると判定されたときに実行されるステップ190
では、ステッピングモータ4をスロットルバルブ3の閉
方向に回転させるために回転方向フラグUPFLAGを
値Oにリセットする処理を行なった後、ステップ195
に進む。
ステップ195では、開度実際値PO8が開度判定値に
未満であるか否かを判定し、肯定判断されるとステップ
200に進み、一方、否定判断されるとステップ235
に進む。ここで開度判定値には、スロットルバルブ3の
開度が所定開度より大きいか小さいかを判定するために
、該所定開度に応じて予め定められる値である。
開度実際値PO8が開度判定値に未満でおると判定され
たときに実行されるステップ200では、ステッピング
モータ4の駆動制御に際し、N6図に示すような励磁シ
ーケンスA@選択する処理が行なわれる。ここで励磁シ
ーケンスAは、スロットルバルブ3の開度が小さい場合
に好適な分解能の高い1−2相励磁方式を規定したもの
でおり、予めスロットルバルブECU3のROM5b内
に記憶されている。続くステップ205では、速度管理
パラメータMSPDの値に基づき、第5図に示すテーブ
ルに従ってパルス時間間隔FMSPDの値を読み出し、
カウンタにセットする処理が行なわれる。次に、ステッ
プ210に進み、回転方向フラグUPFLAGが値1に
セットされているか否かを判定し、肯定判断されるとス
テップ215に、一方、否定判断されるとステップ22
5に各々進む。スロットルバルブ3の開度を大きくする
ときに実行されるステップ215では、スロットルバル
ブ3の開方向にステッピングモータ4を回転させるパル
スを上記ステップ200で選択した励磁シーケンスAに
従ってステッピングモータ4へ出力する処理が行なわれ
る。続くステップ22Qでは、上記ステップ215の処
理に伴い、開度実際値PO8の値に1を加算する処理を
行なった後、一旦本スロットルバルブ制御処理を終了す
る。一方、上記ステップ210の判定により、スロット
ルバルブ3の開度を小さくするときに実行されるステッ
プ225では、スロットルバルブ3の閉方向にステッピ
ングモータ4を回転させるパルスを上記ステップ200
で選択した励磁シーケンスAに従ってステッピングモー
タ4へ出力する処理が行なわれる。続くステップ230
では、上記ステップ225の処理に伴い、開度実際値P
O8の値から1を減算する処理を行なった後、一旦本ス
ロットルバルブ制御処理を終了する。
一方、上記ステップ195で開度実際値PO8が開度判
定値に以上であると判定されたときに実行されるステッ
プ235では、ステッピングモータ4の駆動制御に際し
、第7図に示すような励磁シーケンスBを選択する処理
が行なわれる。ここで励磁シーケンスBは、スロットル
バルブ3の開度が大きくてリターンスプリング15の復
帰トルクの強い場合に好適な回転トルクの高い2相励磁
方式を規定したものであり、予めスロットルバルブEC
U3のROM5b内に記憶されている。続くステップ2
40では、速度管理パラメータMSPDの値に基づき、
第5図に示すテーブルに従ってパルス時間間隔FMSP
Dの値を読み出し、該読み出したパルス時間間隔FMS
PDの値を2倍してカウンタにセットする処理が行なわ
れる。なお、パルス時間間隔FMSPDの値を2倍する
のは、2相励磁方式では1−2相励磁方式と比べて、1
ステップ必たりの回転角が2倍になるため、1−2相励
磁方式と同じパルス時間間隔FMSPDの値では要求さ
れる回転速度が2倍となり、ステッピングモータ4が追
従できないためである。次にステップ245に進み、回
転方向フラグUPFLAGが値1にセットされているか
否かを判定し、肯定判断されるとステップ250に、一
方、否定判断されるとステップ260に各々進む。スロ
ツトルバルブ3の開度を大きくするときに実行されるス
テップ250では、スロットルバルブ3の開方向にステ
ッピングモータ4を回転させるパルスを上記ステップ2
35で選択した励磁シーケンスBに従ってステッピング
モータ4へ出力する処理が行なわれる。続くステップ2
55では、上記ステップ250の処理に伴い、開度実際
値PO8の値に2を加算する処理を行なった後、−日本
スロットルバルブ制御処理を終了する。一方、上記ステ
ップ245の判定により、スロットルバルブ3の開度を
小さくするときに実行されるステップ260では、スロ
ットルバルブ3の閉方向にステッピングモータ4を回転
させるパルスを上記ステップ235で選択した励磁シー
ケンスBに従ってステッピングモータ4へ出力する処理
が行なわれる。
続くステップ265では、上記ステップ260の処理に
伴い、開度実際値PO8の値から2を減算する処理を行
なった後、−日本スロットルバルプ制御処理を終了する
。以後、本スロットルバルブ制御処理は、上述したステ
ップ205もしくはステップ240でカウンタにセット
された時間間隔毎に繰り返して実行される。
なお本実施例において、ステッピングモータ4がステッ
ピングモータM1に、スロットルバルブECU3のRO
M5bが記憶手段M2に各々該当する。またスロットル
バルブECtJ5および該スロットルバルブECU3の
実行する処理のうち(ステップ195,200,235
>が選択手段M3として、(ステップ210,215,
225゜245.250,260)が制御手段M4とし
て各々機能する。
以上説明したように本実施例は、スロットルバルブ3の
開度実際値PO3が開度判定値に未満の場合は1−2相
励磁方式に従って、一方、開度実際値PO8が開度判定
値に以上の場合は2相励磁方式に従って、各々ステッピ
ングモータ4を駆動してリターンスプリング15により
閉方向に復帰トルクを受けているスロットルバルブ3の
開度を調整するよう構成されている。このため、スロッ
トルバルブ3の開度が所定開度以上の場合、すなわち、
リターンスプリング15の発生する復帰トルクが大きい
ときは、ステッピングモータ4を2相励磁方式で運転し
て高い回転トルクを出力させるので、該ステッピングモ
ータ4の脱調を防止できる。
また、上記効果に伴い、スロットルバルブ制御装置1の
信頼性および耐久性も高まる。
ざらに、スロットルバルブ開度が所定開度未満の場合、
すなわちリターンスプリング15の発生する復帰トルク
が比較的小さいときは、ステッピングモータ4を1−2
相励磁方式で半ステップ駆動し、一方、スロットルバル
ブ開度が所定開度以上の場合はステッピングモータ4を
2相励磁方式で駆動してステップ角を大きくするので、
スロットルバルブ開度の小さい場合の分解能向上と、ス
ロットルバルブ開度の大きい場合の応答性向上とを好適
に両立できる。ここで、スロットルバルブ開度が大きい
場合には、分解能の低下を招くが、エンジンの特性は、
第8図に示すように、スロットルバルブ開度の大きい領
域では該スロットルバルブ開度が変化してもさほど大き
く変動しない。
したがって、本実施例の構成によれば、スロットルバル
ブ開度の全開から全開に亘る全範囲内において、ステッ
ピングモータ4によりスロットルバルブ開度を実用上充
分な精度を保って制御できる。
また、一方向に回転中のステッピングモータ4の回転方
向を変更する場合には、該ステッピングモータ4の慣性
を考慮し、パルスレートを最小として回転速度を充分低
下させた後に限り回転方向を変更できるよう構成したの
で、回転方向の急激な反転による脱調を防止できる。
ざらに、スロットルバルブ3の開度指令値CMDと開度
実際値PO8との偏差DEVが大きくなるに従ってパル
スレートを増加し、一方、小さくなるに従ってパルスレ
ートを減少するので、スロットルバルブ開度制御の追従
性・応答性が向上する。
なお本実施例では、スロットルバルブ3の開度判定値K
を一定に設定した。しかし、例えば、第9図に示すよう
に、スロットルバルブ開度が増加する場合には大きい値
の開度判定値に2を使用し、一方、スロットルバルブ開
度が減少する場合には小さい値の開度判定値に1を使用
してスロットルバルブ開度の大きさを判定し、励磁シー
ケンスを変更するよう構成してもよい。このように、開
度判定値にヒステリシスを設けた場合には、スロットル
バルブ3を回動するステッピングモータ4の励磁方式の
切り換えに伴うドライバビリティの変動を好適に抑制で
きるという利点も生じる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実施例に同等限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し
得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳記したように本発明の内燃機関のスロットルバル
ブ制御装置は、スロットルバルブ開度が所定開度未満の
ときは半ステップ駆動運転の励磁方式に、一方、スロッ
トルバルブ開度が所定開度以上のときは2相励磁運転の
励磁方式に各々従ってステッピングモータに励磁電流を
通電するよう構成されている。このため、スロットルバ
ルブ開度の拡大に伴ってリターンスプリングの復帰トル
クが増加しても、ステッピングモータの脱調障害を防止
し、装置の信頼性および耐久性を向上できるという優れ
た効果を奏する。このことは、ステッピングモータ回転
角度とスロットルバルブ開度との関係が非線形特性をな
す変速開講を備えた場合等に、特に顕著な効果を示す。
また、スロットルバルブ開度が所定開度未満の場合には
ステップ角は小さくなり、一方、スロットルバルブ開度
が所定開度以上の場合にはステップ角は大きくなるため
、スロットルバルブ開度の小さい場合における分解能の
向上と、スロットルバルブ開度の大きい場合における応
答性の向上とを好適に両立できるので、ステッピングモ
ータによるスロットルバルブ開度調整の制御精度を改善
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内容を概念的に例示した基本的構成図
、第2図は本発明の作用を示す説明図、第3図は本発明
一実施例のシステム構成図、第4図(1)、(2)は同
じくその制御を示すフローチャート、第5図は同じくそ
のテーブルを示す説明図、第6図、第7図は同じくその
励磁シーケンスを示す説明図、第8図は同じくそのスロ
ットルバルブ開度と吸気管圧力との関係を示すグラフ、
第9図は本発明の他の実施例におけるスロットルバルブ
開度と開度判定値との関係を示す説明図、第10図はス
ロットルバルブ開度とリターンスプリング復帰トルクと
の関係を示すグラフ、第11図はステッピングモータ回
転角度とスロットルバルブ開度との関係を示すグラフで
ある。 Ml・・・ステッピングモータ M2・・・記憶手段 M3・・・選択手段 M4・・・制御手段 1・・・スロットルバルブ制御装置 2・・・エンジン 3・・・スロットルバルブ 4・・・ステッピングモータ 5・・・スロットルバルブ電子制御装置(スロットルバ
ルブECU) 5a・・・CPU 5b・・・ROM

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の吸気系に配設されてその開度を減少する
    方向に該開度に伴って増加する付勢力を受けるスロット
    ルバルブの開度を、外部から通電される励磁電流に応じ
    て調節するステッピングモータと、 該ステッピングモータの、少なくとも2相励磁運転の励
    磁方式および該2相励磁運転より分解能の小さい半ステ
    ップ駆動運転の励磁方式を記憶する記憶手段と、 該記憶手段の記憶している励磁方式のうち、上記スロッ
    トルバルブの開度が所定開度未満のときは半ステップ駆
    動運転の励磁方式を、一方、上記スロットルバルブの開
    度が所定開度以上のときは2相励磁運転の励磁方式を各
    々選択する選択手段と、 該選択手段の選択した励磁方式に従って上記ステツピン
    グモータに励磁電流を通電する制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関のスロットルバルブ
    制御装置。
JP29111486A 1986-12-05 1986-12-05 内燃機関のスロツトルバルブ制御装置 Pending JPS63143359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01117966A (ja) * 1987-10-30 1989-05-10 Diesel Kiki Co Ltd エンジン燃焼制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01117966A (ja) * 1987-10-30 1989-05-10 Diesel Kiki Co Ltd エンジン燃焼制御装置

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