JPH08291659A - レジスターの釣銭・売上金管理装置 - Google Patents

レジスターの釣銭・売上金管理装置

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JPH08291659A
JPH08291659A JP9511695A JP9511695A JPH08291659A JP H08291659 A JPH08291659 A JP H08291659A JP 9511695 A JP9511695 A JP 9511695A JP 9511695 A JP9511695 A JP 9511695A JP H08291659 A JPH08291659 A JP H08291659A
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Eiji Imanaka
英治 今中
Makoto Fujinawa
真 藤縄
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Kumahira Safe Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジ操作担当者及び売上金の収納者を一元
的,正確に把握することができて釣銭の供給を誤りなく
行うことができるとともに釣銭の受渡し及び売上金の収
納者を記録可能なレジスターの釣銭・売上金管理装置を
提供する。 【構成】 各レジスターに対応して設けられて各レジス
ターに供給される釣銭を格納してそれぞれの扉の解錠が
遠隔制御で行われる複数の釣銭ボックスと、各レジスタ
ーの売上金が投入されて扉の解錠が遠隔制御にて行われ
る売上金投入金庫と、各レジスターの操作担当者のID
カードを読み取るカードリーダと、IDカードの所持者
が入力するレジスターの識別符号の入力手段と、入力さ
れたレジスター識別符号と前記カードリーダにて読み取
られたIDカードのデータを受けて双方のデータを照合
する照合手段と、この照合に基づいて前記釣銭ボックス
または売上金投入金庫の扉を解錠する解錠制御手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のレジスター(レ
ジ)を使用する百貨店等において、各レジスター毎に準
備される釣銭の供給管理と、各レジスター毎の売上金収
納の管理とを行うレジスターの釣銭・売上金管理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数のレジスターを使用する百貨店等に
おいて、各レジスターには営業開始前に予め所定金額の
釣銭が供給される。百貨店等では使用されるレジスター
の数が多いこともあり、レジスター用の釣銭は専任の担
当者が管理するのが一般的であり、営業開始前に各レジ
スターの設置場所にガードマンその他警備人同道にて巡
回して釣銭を配達して回ったり、あるいは各レジスター
の操作担当者が所定の場所に出向き、レジスターの鍵を
提示して釣銭を受け取ったりするようなことが行われて
いる。
【0003】また、営業終了時等における各レジスター
に収められた売上金は、当該レジスターの操作担当者等
が所定の場所に出向き、売上金及び予め用意された前記
釣銭分の金額を集計担当者に提出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、百貨店
等において、レジスターの操作を担当するのは当該百貨
店の社員のみならず、メーカーや問屋からの派遣社員や
パート,アルバイト等、その身分がまちまちであり、こ
れらの身分の異なる各レジスターの操作担当者を一元的
に把握し、誤りなく釣銭を供給し売上金の収納を行うの
は人手と時間を要するかなり面倒な作業となっている。
また、レジスターや売上金投入金庫の鍵管理も必要であ
り、さらには営業時間が延長されると売上金の集計担当
者も営業終了まで居残る必要があってこの分の人件費も
大きなものであった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みて創案さ
れたものであり、レジスター操作担当者及び売上金の収
納者を一元的かつ正確に把握することができて釣銭の供
給を誤りなく行うことができるとともに、釣銭の受渡し
及び売上金の収納を行った者をその時間とともに記録す
ることができるレジスターの釣銭・売上金管理装置の提
供を目的としている。また、レジスターや売上金投入金
庫の鍵の管理が不要であり、さらに売上金の集計担当者
の人件費を抑制することができるレジスターの釣銭・売
上金管理装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の問題点を
解決するために、複数のレジスターが使用される百貨店
等において、各レジスターへの釣銭の供給と営業終了時
等における売上金の収納とを管理するためのレジスター
の釣銭・売上金管理装置(A)であって、前記各レジス
ターに対応して設けられてこの各レジスターに供給され
る釣銭を格納するとともにそれぞれの扉の解錠が遠隔制
御にて行われる複数の釣銭ボックス(10,10〜)
と、前記各レジスターの売上金が投入されるとともに扉
の解錠が遠隔制御にて行われる売上金投入金庫(20
a,20b)と、前記各レジスターの操作担当者が所持
するIDカード(40)のデータを読み取るカードリー
ダ(12,24)と、前記IDカードの所持者が行う担
当レジスターの識別符号入力手段(12b,24b)
と、この識別符号入力手段にて入力されたレジスター識
別符号と前記カードリーダにて読み取られたIDカード
のデータを受けて双方のデータを照合する照合手段(3
0,31,32)と、この照合手段による照合に基づい
て前記釣銭ボックスまたは売上金投入金庫の扉を解錠す
る解錠制御手段(11,23a,23b,30,31)
を備える構成とするものである。
【0007】また、前記照合手段は、前記IDカードの
データを予め記憶するメモリ(32)と、このメモリに
記憶されたIDカードのデータと前記カードリーダにて
読み取られた当該IDカードのデータとを照合して解錠
の可否を判断する解錠判断手段(30,31)とからな
る構成とし、また、前記レジスター識別符号はレジスタ
ー番号であり、前記レジスター識別符号入力手段はテン
キー(12b,24b)である構成とするものである。
【0008】また、前記解錠により開扉可能となった釣
銭ボックスに、釣銭の取り出しを促すための取出可能表
示を行う表示ランプ(10c)を設ける構成とし、さら
に、計時用タイマー(33)を有し、解錠された前記釣
銭ボックスまたは売上金投入金庫の開扉操作が行われた
際に、使用されたIDカードと開扉時間とを記録する記
録手段を備え、この記録手段は、釣銭ボックス及び売上
金投入金庫の扉の開扉を検出する開扉センサー(10e
〜,27a,27b)と、この開扉センサーからのデー
タ受信の時間及び解錠に使用されたIDカードデータを
記憶するメモリ(32)と、このメモリに記憶されたデ
ータをプリントアウトするプリンター(4)及び前記メ
モリへの記憶制御とプリントアウト制御を行う記録制御
手段(30,31)とからなる構成とするものである。
【0009】
【作 用】本発明の作用は次の通りである。請求項1な
いし請求項4において、先ず、釣銭ボックスから釣銭を
取り出すために該当の釣銭ボックスを解錠するには、I
Dカードをカードリーダに読み込ませるとともにレジス
ターの識別符号入力手段としてのテンキーから当該ID
カードに対応するレジスターの識別符号すなわちレジス
ター番号を入力する。この入力されたレジスター番号と
前記カードリーダにて読み込まれたIDカードのデータ
は照合手段としての解錠判断手段にて、同じく照合手段
としてのメモリに記憶されたIDカードデータと突き合
わせて解錠の可否が判断される。この判断により、解錠
可と判断されると、解錠制御手段は該当の釣銭ボックス
の扉を解錠する。この解錠が行われると該当の扉に配設
された取出表示手段としてのランプが点灯して解錠され
て釣銭の取り出しが可能となっていることを知らせる。
【0010】また、売上金収納のために売上金投入金庫
を解錠するには、カードリーダにてIDカードのデータ
を読み込ませ、IDカードをカードリーダに読み込ませ
るとともにレジスターの識別符号入力手段としてのテン
キーから当該IDカードに対応するレジスターの識別符
号すなわちレジスター番号を入力する。この入力された
レジスター番号と前記カードリーダにて読み込まれたI
Dカードのデータは照合手段としての解錠判断手段に
て、同じく照合手段としてのメモリに記憶されたIDカ
ードデータと突き合わせて解錠の可否が判断される。こ
の判断により、解錠可と判断されると、解錠制御手段は
売上金投入金庫の扉を解錠する。
【0011】請求項5においては、前記手順にて釣銭ボ
ックスまたは売上金投入金庫が解錠されて扉が開かれる
と、この開扉は開扉センサーにて検出される。この検出
データは、制御手段の制御により計時用タイマーにて計
時された開扉時間と解錠に使用されたIDカードデータ
とともに記録制御手段の制御によりメモリに記憶され、
また、プリンターにてプリントアウトされる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は、この発明に係るレジスターの釣銭・売上金
管理装置の装置構成を示す図である。図において、この
レジスターの釣銭・売上金管理装置Aは、管理コンピュ
ータ部Bと、釣銭ボックス部C,売上金投入金庫部Dと
から概略構成されている。
【0013】先ず、管理コンピュータ部Bは、CPUを
有する管理コンピュータ1と、キーボード2,CRTよ
りなるディスプレー3及びデータのプリントアウトを行
うプリンター4から構成される。
【0014】また、釣銭ボックス部Cは、それぞれにナ
ンバーリングされた複数の釣銭ボックス10,10〜
と、釣銭ボックス制御ボード11と、釣銭ボックス用カ
ードリーダ12とから概略構成される。このうちで各釣
銭ボックス10,10〜は、銀行等に備える周知の貸金
庫と同様な構造であり、各扉10a,10a〜(図3参
照)の施解錠は、中央の制御コンピュータ(管理コンピ
ュータ1)にて制御される電気錠10d,10d〜(図
1には図示せず、図2参照)の作動と、手動にてカンヌ
キ(図示せず)を外して開扉するための各扉面に突設さ
れている手動解錠ツマミ10b,10b〜(図3参照)
の操作とにより行うようになっている。また、この各扉
面には前記電気錠10d,10d〜が解錠されて開扉可
能となっていることを知らせるための表示ランプ10
c,10c〜(図3参照)を備えている。
【0015】図4は前記釣銭ボックス用カードリーダ1
2(図1参照)の表面パネル部分の図示である。図にお
いて、この釣銭ボックス用カードリーダ12は、前記I
Dカードとしての社員カード40(図1等参照)を挿入
してデータを読み込ませるためのカード挿入口12a
と、テンキー12b,取消キーと訂正キーからなる機能
キー12c,入力データ等を表示するための液晶よりな
る表示部12dを備えている。なお、配設される釣銭用
カードリーダ12は、この実施例のように1体に限るこ
となく、朝の短時間に利用が集中することを配慮して複
数体配設する構成としてもよい。
【0016】再び図1において、売上金投入金庫部D
は、営業終了時等においてレジスターの操作担当者等が
売上金及び釣銭分の金額を例えば売上金鞄等に入れて投
入するものであり、この実施例においては第1の売上金
投入金庫20a,第2の売上金投入金庫20bの2体の
売上金投入金庫を備えている。(この第1及び第2の売
上金投入金庫20a,20bは周知の夜間金庫と同様な
構造であり、この実施例のように2体に限定されず1ま
たは3体以上でもよい)。この第1及び第2の売上金投
入金庫20a,20bは、扉を開扉して売上金を投入す
るための売上金投入口21a,21bと、売上金投入に
よるレシートを発行するためのレシート発行部22a,
22bとを備えている。
【0017】さらに、売上金投入口21a,21bの扉
を施解錠するための電気錠制御ボード23a,23b
と、前記釣銭ボックス用カードリーダ12と同様な構造
を有する売上金投入金庫用カードリーダ24を備えてい
る。図4に示すように、カード挿入口24a,テンキー
24b,機能キー24c,表示部24d等、前記釣銭ボ
ックス用カードリーダ12と同一の構造となっている。
なお、この売上金投入金庫用カードリーダ24も、営業
終了時の短時間に利用が集中することを配慮して複数体
配設する構成としてもよい。あるいは全体的に小規模な
システムとして構成する場合には、1体のカードリーダ
にて釣銭ボックス用カードリーダと売上金投入金庫用カ
ードリーダとを兼用する構成とすることも可能である。
この場合には釣銭ボックスの解錠と売上金投入金庫の解
錠のいずれであるかを予め選択するための選択釦等の選
択機構を設けることになる。
【0018】図1に示す符号25は管理コンピュータ1
を操作することができる者を制限するとともに、所持す
るキーによって管理コンピュータ1の利用範囲を制限す
るための担当者キーであり、この担当者キー25を使用
しないと管理コンピュータ1の起動及び操作ができず、
かつ、管理コンピュータ1の利用範囲が制限されるよう
になっている。これらの利用範囲の制限等のデータは制
御ボード25aに記憶されている。
【0019】図2は、本発明の制御の構成を示す図であ
る。図において、CPUを有して前記管理コンピュータ
1に格納されている制御部30には、システムプログラ
ム等が記憶されるシステムメモリ31と、各種データが
記憶されるデータメモリ32,計時用タイマー33が接
続されている。また、前記キーボード2(図1参照),
ディスプレー3,プリンター4及び担当者キー25の制
御ボード25aがそれぞれ接続されている。
【0020】制御部30にはまた、前記釣銭ボックス用
カードリーダ12及び売上金投入金庫用カードリーダ2
4とその表示部12d,24d、前記電気錠制御ボード
23aを介して第1の投入金庫20aの電気錠26aと
前記電気錠制御ボード23bを介して第2の売上金投入
金庫20bの電気錠26bとが接続されている。また、
第1の売上金投入金庫20aの扉の開閉を検出する開扉
センサー27aと、同じく第2の売上金投入金庫20b
の扉の開閉を検出する開扉センサー27b、前記レシー
ト発行部22a,22bが接続されている。
【0021】さらに、制御部30には、前記釣銭ボック
ス制御ボード11を介して各釣銭ボックス10,10〜
の電気錠10d,10d〜と、前記解錠を表示するため
の表示ランプ10c,10c〜と、扉の開閉を検出する
開扉センサー10e,10e〜とが接続されている。
【0022】以上のように構成されるレジスターの釣銭
・売上金管理装置Aの作動を、図5及び図6のフロー図
を中心として説明する。先ず、必要なデータがキーボー
ド2から入力され、制御部30の制御によりデータメモ
リ32に登録される。図7は社員カードが発行されて社
員として登録された登録者一覧のデータをプリントアウ
トしたものであり、図示のように、社員カード番号とし
ての「社員番号」,正社員か臨時社員かあるいはバイト
であるかの身分上の「区分」,「氏名」,担当する「利
用レジ番号」の各データが登録される。
【0023】さらに、図8の「レジ番号一覧」に示すよ
うに、各レジスターに関するデータも入力される。すな
わち、あるレジ番号のレジスターに対して操作担当者と
して登録される者の「社員番号」,「区分」,「氏
名」,釣銭が格納される前記釣銭ボックス10の「釣銭
BOX ナンバー」と、前記第1の売上金投入金庫20aと
第2の売上金投入金庫20bのいずれに売上金を投入さ
せるかの「投入金庫」データが登録される。図8によれ
ば、レジ番号「0001」のレジスターは、社員番号「0000
0000100 」を有する社員区分のものが操作の担当者であ
り、釣銭は釣銭ボックス番号001 に収納されて、第1の
売上金投入金庫20aに売上金が投入される、登録とな
っている。
【0024】このようなデータが登録されたレジスター
の釣銭・売上金管理装置Aにおいて先ず、管理コンピュ
ータ1の操作を許された担当者により、担当者キー25
を用いて管理コンピュータ1が起動され、かつ、釣銭ボ
ックス10,10〜には各レジスター毎の釣銭が予め格
納されている状態において、
【0025】レジスターの操作担当者は、所持する社員
カード40を釣銭ボックス用カードリーダ12のカード
挿入口12aに挿入する(ステップS1:図5参照)。
この挿入された社員カード40のデータは釣銭ボックス
用カードリーダ12によって読み取られる。制御部30
はこの読み取られたデータを、予めデータメモリ32に
記憶されている前記登録者データ及び登録レジ番号のデ
ータと照合する(ステップS2)。
【0026】次いで、レジスターの操作担当者は、釣銭
ボックス用カードリーダ12のテンキー12bから利用
レジ番号を入力する(ステップS3)。この入力データ
は表示部12dに順次表示されて確認が可能である。入
力ミスがあれば機能キー12cを押釦して入力の訂正や
取消を行って再度入力する。このように、利用レジ番号
の入力を要求することにより、この利用レジ番号は一種
のシークレットナンバーとなり、例えば紛失した社員カ
ードの拾得者等は、この利用レジ番号を知らない限り当
該社員カードは使えないこととなって事故発行を防ぐ効
果がある。
【0027】この利用レジ番号の入力を受けて、制御部
30は、テンキー12bから入力されたレジ番号と前記
照合データとにより、該当の釣銭ボックスを解錠するこ
との可否につき判断する(ステップS4)。これにより
制御部30は、適正な社員カードの使用と判断すると、
釣銭ボックス制御ボード11に該当の釣銭ボックスの解
錠信号を送信する。釣銭ボックス制御ボード11はこの
解錠信号を受けて、該当する釣銭ボックス10の電気錠
10dを解錠するとともに扉10aの表示ランプ10c
を点灯する(ステップS5)。
【0028】レジスターの操作担当者は、表示ランプ1
0cの点灯した釣銭ボックス10の扉面の手動解錠ツマ
ミ10bを右に回して解錠し、扉10aを開けて格納さ
れている釣銭を取り出す(ステップS6)。この際の開
扉は、開扉センサー10eにて検出され、この検出デー
タは制御部30の制御により、計時用タイマーの計時に
よる解錠時間とともに利用履歴データとしてデータメモ
リ32に記憶される。
【0029】レジスターの操作担当者は、釣銭を取り出
すと扉10aを閉めて手動解錠ツマミ10bを左に回し
て施錠する(ステップS7)。釣銭ボックス制御ボード
11は、釣銭ボックス用開扉センサーの検出により、釣
銭ボックス10の扉10aの閉扉が検出されると電気錠
10dを施錠する(ステップS8)とともに表示ランプ
10cを消灯する。また、制御部30に閉扉のデータを
送信する。制御部30はこのデータを受けて、該当の釣
銭ボックス10の閉扉を閉扉時間とともに利用履歴デー
タとしてデータメモリ32に記憶する制御を行う(ステ
ップS9)。
【0030】次に、営業終了時等における第1及び第2
の売上金投入金庫20a,20bへの売上金の投入につ
いて説明する。先ず、レジスターの操作担当者は所持す
る社員カード40を売上金投入金庫用カードリーダ24
のカード挿入口24aに挿入する(ステップS10)。
この挿入された社員カード40のデータは売上金投入金
庫用カードリーダ24によって読み取られる。制御部3
0は、この読み取られたデータを、データメモリ32に
記憶されている前記レジスターの操作担当者の登録デー
タと照合する(ステップS11)。次いで、レジスター
の操作担当者は売上金投入金庫用カードリーダ24のテ
ンキー24bから利用レジ番号を入力する(ステップS
12)。この入力データは表示部12dに順次表示され
て確認が可能である。入力ミスがあれば機能キー24c
を押釦して入力の訂正や取消を行って再度入力する。
【0031】制御部30は、この入力された利用レジ番
号と前記照合データとにより売上金投入金庫の開扉の是
非に付き判断する。なお、売上金の投入にあたっては、
現金の支払いとなる釣銭の受渡しとは異なり、現金の受
取りである点を考慮して、使用されたIDカードとレジ
番号との照合を行わない構成としてもよい。
【0032】制御部30は、適正な社員カード40の使
用であると判断すると、データメモリ32に登録されて
いる利用する売上金投入金庫の解錠制御を行う。すなわ
ち、例えば第1の売上金投入金庫20aが登録されてい
るとするならば、制御部30はこの第1の売上金投入金
庫20aの電気錠制御ボード23aに解錠信号を送信す
る。同時に、売上金投入金庫用カードリーダ24の表示
部24dに、第1の売上金投入金庫への売上金の投入を
促すメッセージを表示する(ステップS14)。電気錠
制御ボード23aにおいては前記解錠信号を受けて第1
の投入金庫の電気錠26aを解錠する(ステップS1
4)。
【0033】レジスターの操作担当者は、指定された第
1の売上金投入金庫の投入口21aを手動にて開扉して
売上金を投入する(ステップS15)。この売上金が投
入されると扉が閉扉される。これら扉の開閉は、開扉セ
ンサー27aにて検出され、この検出データは制御部3
0の制御により開閉時間とともに利用履歴としてデータ
メモリ23に記録される。また、この開扉センサー27
aにて扉の閉扉が検出されると、電気錠制御ボード23
aは電気錠を施錠するとともにこの施錠データを制御部
30に送信する。
【0034】制御部30においては、この閉扉信号を受
けるとレシート発行部22aに信号を送り、これによ
り、レシート発行部22aから売上金投入のレシートが
発行される(ステップS16)。レジスターの操作担当
者はこのレシートを取り出して(ステップS17)売上
金の投入を終了する。このように、このレジスターの釣
銭・売上金管理装置Aは、レジスター用釣銭の受渡しと
売上金の収納とをレジスターの操作担当者が単独にて行
うことができるようになっている。
【0035】図9は、釣銭ボックス10,10〜と第1
及び第2の売上金投入金庫20a,20bの利用履歴デ
ータをプリントアウトしたものである。すなわち、キー
ボード2よりの所定の操作により、制御部30は、デー
タメモリに記録されている利用履歴データをプリンター
4に出力してプリントアウトが行われる。図9に示す利
用履歴データによれば、7月20日の利用日にて、レジ
番号「0001」のレジスター操作担当者である社員番号
「00000000100 」の「社員」区分の者により、釣銭ボッ
クス用カードリーダ12での受付が10時15分、釣銭
ボックスナンバー001 の釣銭ボックスの解錠が10時1
6分、施錠が10時17分であることが分かる。同様
に、レジ番号「0002」のレジスター操作担当者により、
第1の売上金投入金庫20aに売上金が投入されている
ことが分かる。
【0036】このように、予め登録されて社員カードを
所持する者のみが釣銭ボックス10,10〜や第1及び
第2の売上金投入金庫20a,20bを利用可能とする
構成により、例えば社員カードを紛失したような場合に
は、直ちにデータメモリ32に記憶されている当該社員
カードのデータを書き換えることにより、当該社員カー
ドを使用禁止とすること等が難なくできることとなっ
て、社員カードの紛失にも迅速に対応が可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、レ
ジスターの操作担当者と、売上金の収納者とを予め登録
し、この登録した者に対してIDカードを発行し、この
IDカードを用いて、各レジスターに対応して設けられ
てそれぞれに釣銭が格納された複数の釣銭ボックス及び
売上金投入金庫の扉の開扉を可能とする構成により、レ
ジスターの操作担当者及び売上金の収納者を一元的かつ
正確に把握することができて、釣銭の供給を誤りなく行
うことができるようになるとともに、レジスターや売上
金投入金庫の鍵の物理的な管理が不要となることから釣
銭の供給管理及び売上金の収納管理が楽であるレジスタ
ーの釣銭・売上金管理装置とすることができる。
【0038】また、利用履歴のデータが残ることから、
釣銭ボックス及び売上金投入金庫の利用状況をリアルタ
イムで正確に把握することができるとともに管理統計資
料が収集できる。また、利用履歴のデータは、釣銭や売
上金の収受に関する事故発生時の調査の端著となる。
【0039】さらに、釣銭の受渡しと売上金の収納を立
会い人なくレジスターの操作担当者が単独で行うことが
できることから、釣銭の管理担当者や売上金の集計担当
者の人件費を抑制することが可能となる。このことは、
売上金の集計本部の〆時間を気にすることなく営業時間
の延長ができることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、レジスターの釣銭・売上金管理
装置Aの装置構成を示す図である。
【図2】本発明に係る、レジスターの釣銭・売上金管理
装置の制御の構成を示す図である。
【図3】釣銭ボックス10の扉の図示である。
【図4】釣銭ボックス用及び売上金投入金庫投入金庫用
リードリーダの表面パネルの図示である。
【図5】釣銭ボックス10より釣銭を取り出す際の装置
の作動を示す図である。
【図6】第1及び第2の売上金投入金庫20a,20b
に売上金を投入する際の装置の作動を示す図である。
【図7】登録者一覧のプリントアウト例を示す図であ
る。
【図8】レジ番号一覧のプリントアウト例を示す図であ
る。
【図9】利用履歴表のプリントアウト例を示す図であ
る。
【符号の説明】
A・・・レジスターの釣銭・売上金管理装置 B・・・管理コンピュータ部 C・・・釣銭ボックス部 D・・・売上金投入金庫部 1・・・管理コンピュータ 2・・・キーボード 3・・・ディスプレー 4・・・プリンター 10・・釣銭ボックス 10a・扉 10c・表示ランプ 10e・開扉センサー 12・・釣銭ボックス用カードリーダ 12b・テンキー 20a・第1の売上金投入金庫 20b・第2の売上金投入金庫 22a・レシート発行部 22b・レシート発行部 24・・売上金投入金庫用カードリーダ 24b・テンキー 24d・表示部 27a・開扉センサー 27b・開扉センサー 30・・制御部 31・システムメモリ 32・データメモリ 33・計時用タイマー 40・社員カード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレジスター(金銭登録機)が使用
    される百貨店等において、各レジスターへの釣銭の供給
    と営業終了時等における売上金の収納とを管理するため
    のレジスターの釣銭・売上金管理装置であって、 前記各レジスターに対応して設けられてこの各レジスタ
    ーに供給される釣銭を格納するとともにそれぞれの扉の
    解錠が遠隔制御にて行われる複数の釣銭ボックスと、 前記各レジスターの売上金が投入されるとともに扉の解
    錠が遠隔制御にて行われる売上金投入金庫と、 前記各レジスターの操作担当者が所持するIDカードの
    データを読み取るカードリーダと、 前記IDカードの所持者が行う担当レジスターの識別符
    号入力手段と、 この識別符号入力手段にて入力されたレジスター識別符
    号と前記カードリーダにて読み取られたIDカードのデ
    ータを受けて双方のデータを照合する照合手段と、 この照合手段による照合に基づいて前記釣銭ボックスま
    たは売上金投入金庫の扉を解錠する解錠制御手段を備え
    たことを特徴とするレジスターの釣銭・売上金管理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記照合手段は、前記IDカードのデー
    タを予め記憶するメモリと、このメモリに記憶されたI
    Dカードのデータと前記カードリーダにて読み取られた
    当該IDカードのデータとを照合して解錠の可否を判断
    する解錠判断手段とからなることを特徴とする請求項1
    記載のレジスターの釣銭・売上金管理装置。
  3. 【請求項3】 前記レジスター識別符号はレジスター番
    号であり、前記レジスター識別符号入力手段はテンキー
    であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    レジスターの釣銭・売上金管理装置。
  4. 【請求項4】 前記解錠により開扉可能となった釣銭ボ
    ックスに、釣銭の取り出しを促すための取出可能表示を
    行う表示ランプを設けたことを特徴とする請求項1,請
    求項2または請求項3記載のレジスターの釣銭・売上金
    管理装置。
  5. 【請求項5】 計時用タイマーを有し、解錠された前記
    釣銭ボックスまたは売上金投入金庫の開扉操作が行われ
    た際に、使用されたIDカードと開扉時間とを記録する
    記録手段を備え、この記録手段は、釣銭ボックス及び売
    上金投入金庫の扉の開扉を検出する開扉センサーと、こ
    の開扉センサーからのデータ受信の時間及び解錠に使用
    されたIDカードデータを記憶するメモリと、このメモ
    リに記憶されたデータをプリントアウトするプリンター
    及び前記メモリへの記憶制御とプリントアウト制御を行
    う記録制御手段とからなることを特徴とする請求項1,
    請求項2,請求項3または請求項4記載のレジスターの
    釣銭・売上金管理装置。
JP9511695A 1995-04-20 1995-04-20 レジスターの釣銭・売上金管理装置 Pending JPH08291659A (ja)

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