JPH06259460A - 取引対象物管理装置 - Google Patents

取引対象物管理装置

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JPH06259460A
JPH06259460A JP7622993A JP7622993A JPH06259460A JP H06259460 A JPH06259460 A JP H06259460A JP 7622993 A JP7622993 A JP 7622993A JP 7622993 A JP7622993 A JP 7622993A JP H06259460 A JPH06259460 A JP H06259460A
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Noriaki Anada
則明 穴田
Toshiyuki Kumada
俊之 熊田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取引対象物の保管管理を機械化し、管理者の
労力を軽減する。 【構成】 例えば、金融機関の渉外担当者及び役席によ
って以下のように取り扱われる。まず、渉外担当者は、
自分に割当てられた保管ボックスを開き、中にあるケー
ス1を取り出す。そして、顧客から預かった通帳等の取
引対象物を取引ごとにケース1に入れ、保管ボックス部
2にしまう。このとき、渉外担当者は、ケース1に表示
された識別マークをマーク読取り部5に読み取らせると
ともに、ケース1に入れた取引対象物の数等をキーボー
ド部7から入力する。また、カレンダ機構41により本
日の日付が自動的に入力される。これにより、識別マー
クに示されたデータ、取引対象物を保管した日付及び取
引対象物の数等は、取引情報として取引管理部4に記憶
され管理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、金融機関にお
ける重要な取引対象物の保存を管理できるようにした取
引対象物管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関等において、渉外担当者
は、訪問先の顧客から現金、通帳、証書等を預り、店舗
に帰った後、勘定処理事務を担当する係に取次処理を依
頼する。処理が完了した通帳、証書等の重要帳票は渉外
担当者の手元に戻されるが、通常は渉外担当者が即日該
当する顧客を訪問することは少なく、一時保管すること
となる。図2に、従来の重要帳票保管方法の手順を示
す。渉外担当者は、顧客から、現金、通帳、証書等を預
り、勘定処理担当者に勘定処理を依頼し、勘定処理担当
者から処理済みの通帳、証書等の重要帳票を受け取った
後、人為的な方法により保管を行なう。
【0003】まず、ステップS1では、図3に示す重要
帳票受渡し記録簿を作成する。これには、重要帳票の預
り日、世帯名、件数等を記入する。そして、ステップS
2で、その日のうちにこの記録簿を重要帳票とともに役
席へ提出する。役席とは、渉外担当者の管理者である。
ステップS3で、役席は、当日分の全ての渉外担当者の
重要帳票及び記録簿を確認し、まとめて金庫へ保管す
る。翌日、ステップS4で、役席は全ての渉外担当者の
重要帳票及び記録簿を金庫から取り出す。そして、ステ
ップS5で、渉外担当者は、役席から渡された重要帳票
の中からその日に訪問する世帯の重要帳票を当日の返却
分として取り出し、残りの重要帳票を保管する。このと
き、返却分の重要帳票については図3に示すように渉外
担当者が記録簿に返却日を記入するようにしている。
尚、顧客から預かった重要帳票は、預り日から一定期
間、例えば、1週間の期限を決め、期限内に顧客に返却
することとしている。この期限管理は、役席が行なうよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
重要帳票の保管は、人為的な方法によっていたので、次
のような問題があった。即ち、重要帳票の保管及び管理
の仕事が役席にとって負担となっていた。特に、重要帳
票の期限管理については、役席が図3に示す記録簿の預
り日を本日の日付けと比較し、例えば、預り日から1週
間以内に渉外担当者による返却日の記入がされたか否か
を確認しなければならない。このような細かい作業によ
り見落としも生じやすく、従って、顧客から預かった重
要帳票が期限を超過していても気付かずに保管されるお
それがあった。
【0005】また、図3に示す記録簿の作成は、渉外担
当者が行なうようにしていたので、渉外担当者が不正を
行なった場合には、役席が気付かないことがあった。本
発明は、以上の点に着目してなされたもので、重要帳票
等の取引対象物の保管管理と期限管理を機械化し、役席
等の管理者の労力の軽減と堅実な管理を図ることができ
るようにした取引対象物管理装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の取引対象物管理
装置は、取引対象物を個別に収納するケースと、当該ケ
ースを収納して施錠できる複数の保管ボックスと、前記
取引対象物の取引情報を記憶し管理する取引管理部と、
前記ケースに表示された識別マークを読み取り、前記取
引情報に含めるマーク読取り部とから成ることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明の取引対象物管理装置は、例えば、金融
機関の渉外担当者及び役席によって以下のように取り扱
われる。まず、渉外担当者は、自分に割当てられた保管
ボックスを開き、中にあるケースを取り出す。そして、
顧客から預かった通帳等の取引対象物を取引ごとにケー
スに入れ、保管ボックスにしまう。このとき、渉外担当
者は、ケースに表示された識別マークをマーク読取り部
に読み取らせるとともに、ケースに入れた取引対象物の
数等をキーボード部等から入力する。また、カレンダ機
構により本日の日付が自動的に入力される。これによ
り、識別マークに示されたデータ、取引対象物を保管し
た日付及び取引対象物の数等は、取引情報として取引管
理部に記憶され管理される。その後、渉外担当者は、取
引対象物の入ったケースを保管ボックスに収納し、施錠
する。一方、役席は、取引管理部に記憶された取引情報
をプリンタ等に出力することにより、取引対象物の管理
を行なう。この場合、取引情報として記憶された日付を
カレンダ機構の本日の日付と比較することにより取引対
象物の返却期限の管理を行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の取引対象物管理装置の内
部構成の一実施例のブロック図である。この図1は、本
発明の第1発明から第5発明までを示す。また、図4、
図5、図6に、図1の装置の外観を示す。 (第1発明)第1発明の装置は、ケース1、保管ボック
ス部2、保管ボックス制御部3、取引管理部4、マーク
読取り部5等から成る。ケース1は、渉外担当者が顧客
から預かった通帳や証書等の重要帳票である取引対象物
を収納するためのものである。このケース1には、図5
に示すように識別マーク19が付されている。このケー
ス1は、図5及び図6に示すように保管ボックス21、
22等に格納される。
【0009】保管ボックス21、22等は、例えば、図
5に示すような引き出し型のボックスから成る。そし
て、これらの保管ボックス21、22等は、図4に示す
ように保管ボックス部2に収納される。保管ボックス2
1、22等には、施錠部31、32が設けられており、
個別に施錠できるようになっている。これらの保管ボッ
クス21、22等は、渉外担当者ごとに割当てられる。
渉外担当者は、IDカードを所持しており、IDカード
をIDカードリーダ部6に読み取らせ、キーボード部7
から暗証コードを入力することにより、自己に割当てら
れた保管ボックスを解錠することができる。施錠部3
1、32は、主制御部14により施錠及び解錠ができる
電子錠となっている。尚、施錠部31、32等は、通常
のキーにより施錠するものでもよい。即ち、各渉外担当
者が固有のキーを所持し、そのキーで自己に割当てられ
た保管ボックス21、22等を開け閉めするようにして
もよい。
【0010】また、保管ボックス21、22等は、図5
に示す引き出し型のものに限らず、図2に示す保管ボッ
クス部2の前面に個別に開閉できる複数の扉を設けたよ
うなものでも差し支えない。図1に示す保管ボックス制
御部3は、保管ボックス部2の各保管ボックスの施錠部
を制御する。即ち、各保管ボックスには、、等の番
号が割り当てられている。一方、主制御部14には、各
IDカードのID番号に対応して、等の番号のいず
れか1つ以上が記憶されている。そして、主制御部14
は、IDカードリーダ部6により読み取られたIDカー
ドのID番号とキーボード部7から入力された暗証コー
ドが一致したとき、当該ID番号に対応して記憶された
、等のいずれかの番号を保管ボックス制御部3に通
知する。保管ボックス制御部3は、番号、等に対応
する施錠部に信号を送り、その番号の保管ボックスを解
錠させる。
【0011】取引管理部4は、フロッピディスク装置等
から成り、マーク読取り部5により読み取られたバーコ
ード等の識別マーク、キーボード部7により入力された
取引対象物の数、カレンダ機構41により自動的に入力
される本日の日付等を格納する。このフロッピディスク
装置には、これらの取引情報の他、主制御部14を動作
させるための各種のプログラムも格納されている。マー
ク読取り部5は、バーコードリーダ等から成り、ケース
1に付されたバーコードを読み取る。IDカードリーダ
部6は、各渉外担当者が所持する磁気カードやICカー
ド等のIDカードに記録されたID番号を読み取る。キ
ーボード部7は、通常のパーソナルコンピュータ等に備
えられているものと同様の構成のものであり、暗証コー
ドや取引対象物の数等のデータを入力するためのもので
ある。
【0012】表示部8は、液晶表示装置やCRT表示装
置等から成り、マーク読取り部5の読取り結果や操作誘
導画面等を表示する。メモリ部9は、半導体メモリ等か
ら成り、マーク読取り部5、IDカードリーダ部6、キ
ーボード部7等から入力されたデータを一時的に記憶す
る。ブザー部10は、暗証コードの入力誤りを渉外担当
者に知らせたり、装置等の異常を主制御部14により検
出して役席等に警報するためのものである。プリンタ部
11は、取引管理部4に記憶されている取引情報等のデ
ータを印刷出力するためのものである。
【0013】他機器接続インタフェース部12は、他機
器を主制御部14に接続するインタフェース部であり、
本発明の装置にオプションとして付加される部分であ
る。この他機器接続インタフェース部12によりハンデ
ィ端末13等の他機器を接続することができる。ハンデ
ィ端末13は、渉外担当者が顧客先で重要帳票等の預り
証の発行等に使用するためのものであり、預かった重要
帳票の数等を入力し記憶することができる。主制御部1
4は、渉外担当者による保管ボックス部2の操作を検出
し、取引対象物の管理情報を作成し、取引管理部に記憶
する等の動作を制御する。カレンダ機構41は、通常の
パーソナルコンピュータ等に一般的に備えられている日
付時計機構から成り、本日の日付を表示する。この本日
の日付は、取引対象物の保管時に取引情報に含めて記憶
される。
【0014】次に、上述した第1発明の装置の動作を説
明する。図7は、第1発明の装置の預り時の動作を示
す。ステップS11で、渉外担当者は、表示部8に表示
されたメニュー画面から、預り時の処理をキーボード部
7により選択し入力する。そして、本人確認用のIDカ
ードをIDカードリーダ部6から読み取らせて、暗証コ
ードをキーボード部7から入力する。ステップS12
で、IDカードを読み取り、暗証コードの入力により、
主制御部14は予めID番号に対応して記憶されている
渉外担当者の保管ボックスの番号を保管ボックス制御部
3に送信し、解錠を指示する。保管ボックス制御部3
は、送信された番号により特定される保管ボックスの施
錠部に対して解錠信号を送信する。これにより、渉外担
当者に割り当てられた保管ボックスが解錠状態となる。
【0015】ステップS13で、渉外担当者は、保管ボ
ックスからケースを取り出し、その中に顧客から預かっ
た重要帳票を入れる。そして、渉外担当者は、重要帳票
の入ったケースに印刷された識別マークをマーク読取り
部5で読み取らせ、重要帳票の数をキーボード部7から
入力する。一方、主制御部14は、カレンダ機構41か
ら預り日である本日の日付を入力する。そして、主制御
部14は、これらの預り日、識別マーク、重要帳票の数
を取引管理部4に格納する。ステップS14で、渉外担
当者は、処理を済ませたケースを、解錠された保管ボッ
クスに格納する。ステップS15で、渉外担当者が保管
ボックスを閉めると、施錠部が自動的に施錠される。こ
れにより、保管処理が終了する。このようにして保管さ
れた重要帳票は、後日に渉外担当者によって取り出さ
れ、顧客に返却される。
【0016】図8に、第1発明の返却時の動作の説明を
示す。ステップS16で、渉外担当者は、表示部8のメ
ニュー画面から返却時の処理を選択する。そして、ID
カードをIDカードリーダから読み取らせる。ステップ
S17では、前述した図7のステップS12の処理と同
様の処理を行なう。ステップS18で、渉外担当者は、
解錠された保管ボックスから当日返却する重要帳票が入
ったケースを取り出す。ステップS19で、渉外担当者
は、取り出したケースの識別マークをマーク読取り部5
で読み取らせる。主制御部14は、読み取った識別マー
クから以前格納した取引情報を取引管理部4から検索し
て読み出す。そして、取り出した重要帳票が本日返却さ
れたことを取引情報に追加し、取引管理部4に再度格納
する。
【0017】ステップS20では、前述した図7のステ
ップS15の処理と同様の処理を行なう。上述した装置
の預り処理及び返却処理において、以下のような保管管
理が行なわれる。各渉外担当者別の重要帳票受渡し記録
簿が自動作成される。その内容は、図3に示す従来の記
録簿と同様に、預り日、重要帳票件数、返却日である
が、世帯名の代わりに識別マーク又はバーコード番号が
記録される。次に、ハンディ端末13を使用する場合の
動作について説明する。図9に、この場合の重要帳票の
預り時の動作の説明を示す。ステップS111で、渉外
担当者は、顧客先で重要帳票の預り証の発行等に使用し
ているハンディ端末13を他機器接続インタフェース部
12に接続する。
【0018】ステップS112では、前述した図7のス
テップS11と同様の処理を行なう。ステップS113
では、前述した図7のステップS12と同様の処理を行
なう。ステップS114では、本装置に接続したハンデ
ィ端末に格納されている顧客先での取引情報を主制御部
14の指示によりメモリ部9に送信する。取引情報に
は、顧客名、重要帳票名称、預り件数等が含まれる。ス
テップS115では、メモリ部9に送信された取引情報
を受け取った順に表示部8に表示する。このとき、渉外
担当者は、表示された顧客の重要帳票が入ったケースの
識別マークをマーク読取り部5で読み取らせる。主制御
部14は、これらの預り日時、取引時の重要帳票件数、
識別マーク等を取引管理部4に格納する。
【0019】ステップS116では、図7のステップS
14の処理と同様の処理を行なう。ステップS117で
は、図7のステップS15の処理と同様の処理を行な
う。返却時の動作は、前述した図8に示す処理と同様で
ある。即ち、重要帳票の返却の場合は、ハンディ端末1
3は使用しない。
【0020】(不正防止機能)上述した第1発明の装置
には、以下のような渉外担当者に対する不正防止機能が
ある。 (1)識別マークの事前登録による不正防止 図10に、識別マークの事前登録による不正防止動作の
説明を示す。ステップS121で、各渉外担当者が使用
するケースを事前に割り当て、当該ケースの識別マーク
を事前にマーク読取り部5によって読み取らせる。そし
て、この識別マークをメモリ部9に事前に登録する。こ
の後、ステップS122では、図7又は図9に示す預り
処理と同様の預り処理を行なう。その後、ステップS1
23では、渉外担当者が使用しなかったケースを回収
し、当該ケースの識別マークをマーク読取り部5によっ
て読み取らせる。
【0021】ステップS124では、メモリ部9に登録
した渉外担当者別の識別マークから預り処理に使用した
ケースの識別マーク及び未使用ケースの識別マークを消
去し、登録されていないケースの有無をチェックする。
そして、登録されていないケースがあれば、そのケース
を割り当てた渉外担当者及びケース数等を一覧表として
プリンタ部11によって出力する。
【0022】(2)取引予定の事前登録による不正防止 図11に、取引予定の事前登録による不正防止動作の説
明を示す。ステップS131で、役席がハンディ端末1
3を他機器接続インタフェース部12に接続する。ステ
ップS132で、ハンディ端末13から各渉外担当者の
取引予定データを主制御部14がメモリ部9に格納す
る。ステップS133で、前述した図7又は図9の処理
と同様の預り処理を行なう。
【0023】その後、ステップS134で、メモリ部9
に格納された取引予定データと預り処理結果とを比較す
る。そして、預り処理されていない取引データの有無を
検出する。そのようなデータがあれば、その取引予定デ
ータに示された渉外担当者及び取引予定データを一覧表
としてプリンタ部11から出力する。 (3)日付データの改ざん防止による不正防止 上述した装置においては、フロッピディスク部からシス
テムを立ち上げた場合及び当該システムの使用中のいか
なる場合においても各渉外担当者がカレンダ機構41に
表示される日付及び取引情報に含められる日付のいずれ
も変更できないようになっている。これにより、渉外担
当者の不正が防止される。
【0024】(第2発明)図1に示すように、主制御部
14には、期限管理部20が設けられている。期限管理
部20は、取引管理部4に格納された取引情報から返却
期限を超過したもの等を取り出す。即ち、期限管理部2
0は、取引情報の預り日をカレンダ機構41に表示され
た本日の日付と比較する。そして、本日の日付が預り日
から所定期間経過したものを読み出す。この所定期間
は、例えば1週間の返却期限でもよく、また、返却期間
の近づいた期間、例えば5日とか6日でもよい。そし
て、期限管理部20は、読み出した取引情報のみを編集
してプリンタ部11から出力する。このような出力編集
は、1日の所定の時刻に行なわれるようにすることも、
役席等の管理者の操作により行なわれるようにすること
もできる。また、その他の構成については、前述した第
1発明の装置と同様であるので、重複する説明を省略す
る。
【0025】次に、上述した装置の動作を説明する。第
2発明の装置では、第1発明の装置の預り処理及び返却
処理に加えて、以下のような保管管理が行なわれる。第
1発明の装置と同様に、各渉外担当者別の重要帳票受渡
し記録簿が自動作成される。その内容は、図3に示す従
来の記録簿と同様に、預り日、重要帳票件数、返却日で
あるが、世帯名の代わりに識別マーク又はバーコード番
号が記録される。役席等の管理者が操作することによ
り、期限を超過した重要帳票又は期限の近づいた重要帳
票の一覧が自動作成される。その内容は、渉外担当者
名、預り日、識別マーク、重要帳票件数等である。図1
2に、第2発明の装置の期限管理簿の一例を示す。図1
2は、渉外担当者aについての1993年1月24日現
在の期限管理簿の一例を示す。預り日が1993年1月
14日の識別マークBの顧客の帳票は、1週間の返却期
限を超過しており、備考にその旨示されている。また、
預り日が1993年1月18日の識別マークCの顧客の
帳票は、翌日が返却期限となるので、期限管理簿に掲げ
られている。
【0026】(第3発明)図1に示すように、主制御部
14は、精査出力部15を備えている。精査出力部15
は、取引管理部4に格納された取引情報と、精査時の入
力情報とを比較し、両者の差異を出力する。精査とは、
役席等の管理者が保管されている重要帳票を確認するこ
とである。精査時は、役席がIDカード及び暗証コード
によりすべての保管ボックスを解錠し、各渉外担当者が
預り処理時に行なう処理と同様の処理を行ない、取引情
報と同様の入力情報を作成する。即ち、役席は、保管ボ
ックスからケースを取り出し、マーク読取り部5により
ケースの識別マークを読み取らせる。そして、ケースの
中の重要帳票の件数を調べ、これをキーボード部7によ
り入力する。その他の構成については、上述した第1発
明の装置と同様であり、重複する説明を省略する。
【0027】次に、上述した第3発明の装置の動作を説
明する。図13に示すように、ステップS31で、役席
は、表示部8に表示されたメニュー画面から精査処理を
キーボード部7により選択入力する。そして、IDカー
ドをIDカードリーダ部6により読み取らせ、暗証コー
ドをキーボード部7により入力する。ステップS32
で、役席がIDカードを読み取らせ、暗証コードを入力
することにより、主制御部14は保管ボックス制御部3
に対してすべての保管ボックスの施錠部に対して解錠信
号を送信する。そして、すべでの保管ボックスを解錠状
態とする。
【0028】ステップS33で、役席は、解錠された保
管ボックスから重要帳票の入ったケースを取り出し、内
容物を確認する。例えば、顧客名、件数等を確認する。
ステップS34で、役席は、ケースに印刷された識別マ
ークをマーク読取り部5で読み取らせ、重要帳票件数を
キーボード部7から入力する。主制御部14は、預り処
理時に取引管理部4に格納した取引情報の他にこの精査
時の入力情報を追加し、再度格納する。ステップS35
では、識別マークを読み取ったケースを解錠した保管ボ
ックスに格納する。ステップS36では、保管ボックス
を閉めることにより自動施錠する。上述したステップS
34〜S36の処理は、保管ボックスの数だけ繰り返し
て実行される。ステップS37では、ステップS34で
追加した入力情報を精査リストとして自動作成し、預り
処理時に入力された取引情報と、精査処理時の入力情報
の差異をプリンタ部11により出力する。
【0029】(第4発明)図1に示すように、主制御部
14は、施錠監視部16を備えている。施錠監視部16
は、各保管ボックスの施錠部の解錠状態を監視する。即
ち、施錠監視部16は、各保管ボックスが施錠状態か解
錠状態を一定周期で検出しており、ケースの識別マーク
の読み取り及び重要帳票件数の入力の1まとまりの処理
が終了してから一定時間が経過した後に保管ボックスが
解錠状態であるときは、ブザー部10の鳴動等により保
管ボックスが開放されていることを警告する。また、更
に所定時間(例えば、3分)が経過した後に保管ボック
スが解錠状態であるときは、重要帳票の盗難等の防止の
ため、当該保管ボックスを閉鎖状態とし、使用禁止とす
る。その他の構成については、前述した第1発明の装置
と同様であるので、重複する説明を省略する。
【0030】次に、上述した第4発明の装置の動作を説
明する。図14に示すように、ステップS41で、処理
終了時に保管ボックスが開いている場合、保管ボックス
制御部3は主制御部14に保管ボックスが解錠状態であ
ることを通知する。ステップS42で、主制御部14
は、ステップS41での通知により表示部8により解錠
状態であることを表示し、ブザー部10によりブザーを
鳴動させる。ステップS43で、所定時間(例えば、3
分)が経過し、解錠状態が復旧しない場合は、解錠状態
となっている保管ボックスに保管されている帳票が盗ま
れている可能性がある。このため、その保管ボックスを
閉鎖扱いとして使用禁止とする。尚、閉鎖後の保管ボッ
クスの復旧処理は役席のみ可能とする。
【0031】(第5発明)図1に示すように、第5発明
の装置において、主制御部14は、自動施錠部17及び
誤操作保護部18を備えている。自動施錠部17は、保
管ボックスが閉められたことを検出し、当該保管ボック
スの施錠を行なう。誤操作保護部18は、ケースの識別
マークの読み取り及び重要帳票件数の入力の1まとまり
の処理の途中で自動施錠部17により当該保管ボックス
の施錠が行なわれた場合、保管ボックス制御部3に対
し、解錠指示を送信する。その他の構成については、前
述した第1発明と同様であるので、重複する説明を省略
する。
【0032】次に、上述した第5発明の装置の動作を説
明する。図15に示すように、ステップS51で、保管
ボックスを解錠状態として識別マークの読み取り及び重
要帳票件数の入力の処理を行なっている途中で、ステッ
プS52で、誤操作により保管ボックスが閉められた場
合、当該保管ボックスは自動施錠される。ステップS5
3で、保管ボックスの自動施錠が行なわれたことを保管
ボックス制御部3が検出して主制御部14に通知する。
主制御部14は、当該装置が処理中の場合は再度保管ボ
ックス制御部3に対して保管ボックスの解錠指示を送信
する。これにより、保管ボックスは解錠状態とされる。
この後、ステップS54で処理が再開される。
【0033】尚、上述した実施例においては、重要帳票
を保管して管理する場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、その他の顧客からの預
り物等の取引対象物を保管する場合についても適用でき
る。また、上述した主制御部14に備えられた、精査出
力部15、施錠監視部16、自動施錠部17、誤操作保
護部18等は、独立のハードウェアとして構成してもよ
いし、主制御部14で実行されるプログラムにより構成
してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の取引対象
物管理装置によれば、ケースを収納して施錠できる複数
の保管ボックスを設け、ケースに入った取引対象物につ
いての情報を管理するようにしたので、取引対象物の保
管管理を機械化し、管理者の負担を大幅に軽減すること
ができる。また、管理された情報から取引対象物の期限
管理を機械的に行なうことができ、細かい作業を人為的
に行なう必要がないようにすることができる。更に、金
融機関の渉外担当者等自身が取引情報を作成するのでな
いため、渉外担当者等の不正を防止することができる。
また、取引情報に取引対象物の取引期限を示す取引スケ
ジュールを含め、これを管理することにより、取引期限
を超過したとき、又は超過しそうなときに管理者等に警
告するようにすることができる。従って、管理者等が取
引期限の管理を行なわなくても済むようにできる。更
に、管理者が保管されている取引対象物を調べ、渉外担
当者等と同様に当該取引対象物の取引情報を入力し、取
引管理部に記憶されている取引情報と比較するようにす
ることにより、保管されている取引対象物の精査を容易
に行なうことができる。更にまた、保管ボックスが一定
時間以上解錠されているときに当該解錠状態を通知する
ようにすることにより、取引対象物の盗難等を防止する
ことができる。更に、保管ボックスが閉められると自動
的に施錠し、施錠後、保管ボックス内のケースが取り出
し中であることを検出すると、当該保管ボックスを解錠
するようにすることにより、誤操作を防止し、保管作業
時の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取引対象物管理装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】従来の重要帳票保管方法の説明図である。
【図3】重要帳票受渡し記録簿の一例の説明図である。
【図4】本発明の取引対象物管理装置の外観図である。
【図5】保管ボックスの内部構成を示す斜視図である。
【図6】保管ボックスの引き出し状況の説明図である。
【図7】第1発明の装置の預り時の動作(その1)を説
明するフローチャートである。
【図8】第1発明の装置の返却時の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】第1発明の装置の預り時の動作(その2)を説
明するフローチャートである。
【図10】第1発明の装置の不正防止動作(その1)を
説明するフローチャートである。
【図11】第1発明の装置の不正防止動作(その2)を
説明するフローチャートである。
【図12】第2発明の装置の期限管理簿の一例の説明図
である。
【図13】第3発明の装置の精査動作を説明するフロー
チャートである。
【図14】第4発明の装置の保管ボックス閉め忘れ時の
動作を説明するフローチャートである。
【図15】第5発明の装置の保管ボックス誤操作時の動
作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ケース 2 保管ボックス部 3 保管ボックス制御部 4 取引管理部 5 マーク読取り部 6 IDカードリーダ部 13 ハンディ端末 14 主制御部 15 精査出力部 16 施錠監視部 17 自動施錠部 18 誤操作保護部 20 期限管理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引対象物を個別に収納するケースと、 当該ケースを収納して施錠できる複数の保管ボックス
    と、 前記取引対象物の取引情報を記憶し管理する取引管理部
    と、 前記ケースに表示された識別マークを読み取り、前記取
    引情報に含めるマーク読取り部とから成ることを特徴と
    する取引対象物管理装置。
  2. 【請求項2】 取引情報に取引対象物の取引期限を示す
    取引スケジュールが含まれ、当該取引期限を表示する期
    限管理部を設けたことを特徴とする請求項1記載の取引
    対象物管理装置。
  3. 【請求項3】 取引管理部に記憶された取引情報と、保
    管ボックス内に収納されたケース内の取引対象物との照
    合結果を出力する精査出力部を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の取引対象物管理装置。
  4. 【請求項4】 保管ボックスが一定時間以上解錠されて
    いることを検知したとき、当該解錠状態を通知する施錠
    監視部を設けたことを特徴とする請求項1記載の取引対
    象物管理装置。
  5. 【請求項5】 保管ボックスが閉められると自動的に施
    錠する自動施錠部と、 当該自動施錠部の施錠後、前記保管ボックス内のケース
    が取出し中であることを検出すると当該保管ボックスを
    解錠する誤操作保護部とを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の取引対象物管理装置。
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