JP2000090338A - 自動販売機およびその管理方法 - Google Patents

自動販売機およびその管理方法

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JP2000090338A
JP2000090338A JP10256823A JP25682398A JP2000090338A JP 2000090338 A JP2000090338 A JP 2000090338A JP 10256823 A JP10256823 A JP 10256823A JP 25682398 A JP25682398 A JP 25682398A JP 2000090338 A JP2000090338 A JP 2000090338A
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Japan
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vending machine
processing means
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JP10256823A
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English (en)
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Noriyuki Sekizen
則行 石前
Junji Yamaguchi
準二 山口
Takeshi Ishida
武 石田
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動販売機に対する各種操作を行った人物とそ
の操作内容を特定して管理することのできる自動販売機
およびその管理方法を提供する。 【解決手段】自動販売機若しくは自動販売機内のセキュ
リティーボックス(1)の開閉にIDを有する鍵を使用
し、管理ユニット(6)がロック装置(2)の解錠に使
用された鍵のIDとともに硬貨処理装置(3)や紙幣処
理装置(4)金庫(5)等に対する操作内容を記憶す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機およ
びその管理方法に関し、特に、メンテナンス等の操作を
行った人物とその操作内容を併せて管理することのでき
る自動販売機およびその管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機には、通常、販売する商品の
格納や排出を行う装置とともに、対価としての金銭等の
受け入れや釣銭を払い出すための装置が配設されてい
る。金銭等を扱う装置としては、硬貨の受け入れや払い
出しを行う硬貨処理装置や硬貨処理装置に収容できない
硬貨を受け入れて格納する金庫、紙幣の受け入れを行う
紙幣処理装置、現金に代わる対価としての価値情報を格
納したカードを使用して商品の販売を行うカードリーダ
ライタ等がある。
【0003】これらの装置は自動販売機内に収納される
が、自動販売機は1つの鍵を使用することで当該自動販
売機内の全ての装置が操作可能となるものが多い。例え
ば、自動販売機の正面が扉状になっている場合、1つの
鍵を使用して正面扉を開けると、商品の補給と売上金の
回収などを行うことができる。
【0004】したがって、自動販売機の開閉を行うため
の鍵は、その管理が重要となる。鍵の管理として一般的
に行われるのは、鍵の使用が可能な人間の制限と鍵の持
ち出しの記録であるが、鍵を使用する人間は商品の補給
を行うルートサービスマンや管理者など複数の人間にな
るのが一般的であり、鍵の持ち出しを記録したとしても
自動販売機内でどのような操作を行ったは本人の申告に
基づいて記録することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の自
動販売機では、当該自動販売機を開閉するための鍵の管
理を十分に行うことが困難であるとともに、当該自動販
売機に対して何時、誰が、どのような操作を行ったかと
いったことを記録することはできなかった。そのため、
売上金に関した不正行為が生じるとともに、商品の補給
と売上金の回収を異なる人間が行うといった運用形態、
例えば商品の補給はアルバイトが行い、売上金の回収は
社員が行うような効率的な運用形態を実施するといった
ことも困難であった。
【0006】そこで、この発明は、自動販売機に対する
各種操作を行った人物とその操作内容を特定して管理す
ることのできる自動販売機およびその管理方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明では、貨幣の受け入れと払い出し
とを行う貨幣処理手段を具備する自動販売機において、
識別符号を有する鍵により前記貨幣処理手段の収納個所
に対する施錠および解錠を行うロック手段と、前記ロッ
ク手段の施錠若しくは解錠の実行の履歴を該実行に使用
された鍵が有する識別符号とともに記憶する記憶手段と
を具備することを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、前記記憶手段は、前記貨幣処理手段に対す
る操作内容を前記実行に使用された鍵が有する識別符号
とともに記憶することを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明では、請求項2の発
明において、前記貨幣処理手段は、受け入れた紙幣を収
容するスタッカを具備する紙幣処理手段であり、前記操
作内容は、前記スタッカの開閉であることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項4の発明では、請求項2の発
明において、前記貨幣処理手段は、受け入れた硬貨を釣
銭払い出し用の硬貨として収容するカセットチューブと
該カセットチューブに収容された硬貨を払い出すインベ
ントリースイッチとを具備する硬貨処理手段であり、前
記操作内容は、前記カセットチューブの着脱と前記イン
ベントリースイッチの押下であることを特徴とする。
【0011】また、請求項5の発明では、請求項4の発
明において、前記貨幣処理手段は、前記カセットチュー
ブに収容不能な硬貨を収容する金庫を含み、前記操作内
容は、前記金庫の開閉を含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項6の発明では、請求項1の発
明において、前記貨幣処理手段を収納するセキュリティ
ーボックスをさらに具備し、前記ロック手段は、前記セ
キュリティーボックスの施錠および解錠を行うことを特
徴とする。
【0013】また、請求項7の発明では、請求項1の発
明において、前記記憶手段は、前記識別符号を前記施錠
若しくは解錠が実行された日時とともに記憶することを
特徴とする。
【0014】また、請求項8の発明では、貨幣の受け入
れと払い出しとを行う貨幣処理手段を具備する自動販売
機の管理方法において、予め設定した識別符号と一致す
る識別符号を有する鍵により前記貨幣処理手段を収納す
る個所に対する施錠および解錠を行い、前記施錠若しく
は解錠が行われた場合には、該施錠若しくは解錠の実行
に使用された鍵が有する識別符号を記憶することを特徴
とする。
【0015】また、請求項9の発明では、請求項8の発
明において、前記識別符号は、前記貨幣処理手段に対す
る操作内容をとともに記憶されることを特徴とする。
【0016】また、請求項10の発明では、請求項9の
発明において、前記貨幣処理手段は、受け入れた紙幣を
収容するスタッカを具備する紙幣処理手段であり、前記
操作内容は、前記スタッカの開閉であることを特徴とす
る。
【0017】また、請求項11の発明では、請求項9の
発明において、前記貨幣処理手段は、受け入れた硬貨を
釣銭払い出し用の硬貨として収容するカセットチューブ
と該カセットチューブに収容された硬貨を払い出すイン
ベントリースイッチとを具備する硬貨処理手段であり、
前記操作内容は、前記カセットチューブの着脱と前記イ
ンベントリースイッチの押下であることを特徴とする。
【0018】また、請求項12の発明では、請求項11
の発明において、前記貨幣処理手段は、前記カセットチ
ューブに収容不能な硬貨を収容する金庫を含み、前記操
作内容は、前記金庫の開閉を含むことを特徴とする。
【0019】また、請求項13の発明では、請求項8の
発明において、前記貨幣処理手段は、前記自動販売機内
のセキュリティーボックスに配設され、前記識別符号を
有する鍵は、前記セキュリティーボックスの施錠および
解錠を行うことを特徴とする。
【0020】また、請求項14の発明では、請求項8の
発明において、前記識別符号は、前記施錠若しくは解錠
が実行された日時とともに記憶されることを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る自動販売機
およびその管理方法の一実施例を添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0022】図1は、この発明に係る自動販売機の構成
の一部を示すブロック図である。同図において、セキュ
リティーボックス1は、自動販売機の内部に配設される
とともに、その内部にロック装置2と硬貨処理装置3、
紙幣処理装置4、金庫5、管理ユニット6を収納してい
る。また、セキュリティーボックス1には、図示しない
カードリーダライタ(当該自動販売機で使用する場合)
等も収納することもできる。
【0023】ロック装置2は、セキュリティーボックス
1を施錠するための装置であり、ID(識別符号)を有
する鍵を使用して施錠とその解除を行う。IDを有する
鍵とは、格納しているIDを無線等を利用して発信する
もので、その形状はどのようなものでもい。したがっ
て、ロック装置2は無線等を介して受信したIDを識別
して施錠等を行うもので、自動販売機本体の施錠を行う
ための鍵を利用しての施錠等は行えない。
【0024】硬貨処理装置3は、図示しない硬貨投入口
より投入された硬貨の正偽を判定し、正貨であれば受け
入れてカセットチューブ31内に格納し、偽貨であれば
図示しない返却口より返却する。また硬貨処理装置3は
インベントリースイッチ32を具備しているが、このイ
ンベントリースイッチ32はカセットチューブ31内の
硬貨を排出(回収)するための操作を行うスイッチであ
る。紙幣処理装置4は、図示しない紙幣挿入口より挿入
された紙幣の正偽を判定し、正貨であれば受け入れてス
タッカ41内に格納し、偽貨であれば図示しない返却口
(紙幣挿入口と同一)より返却する。金庫5は、カセッ
トチューブ31が満杯となった場合に、硬貨処理装置3
で受け入れた硬貨を収納する。
【0025】また、管理ユニット6は、ロック装置2の
制御を行うとともに、セキュリティーボックス1(ロッ
ク装置2)の施錠の解除に使用された鍵のIDを記憶
し、併せてカセットチューブ31の着脱やインベントリ
ースイッチ32の押下、スタッカ41の開閉、金庫5の
開閉を監視し、これらの事象が生じた場合には記録を行
う。
【0026】ここで、図2を参照して管理ユニット6に
ついて説明する。図2は、管理ユニット6の構成を示す
ブロック図である。
【0027】同図に示すように、管理ユニット6は、制
御部60と時計61、ID取得部62、ID比較部6
3、記憶部64、センサ信号入力部65、ロック装置制
御部66、操作部67、表示部68、履歴出力部69を
具備して構成される。
【0028】制御部60は管理ユニット6の全体を制御
し、時計61は日付と時刻の両者を管理する。ID取得
部62は上述したIDを有する鍵から発信されるIDを
受信して取得し、ID比較部63はID取得部62が取
得したIDと記憶部64に記憶されているIDとを比較
する。記憶部64は各種情報を記憶する構成部で、セキ
ュリティーボックス1の施錠およびその解除が許可され
た鍵のIDを記憶するID記憶部64a、セキュリティ
ーボックス1が開かれた際のIDと作業内容を履歴とし
て記憶する作業履歴記憶部64b、作業履歴のクリア日
時とクリアが実施された際のIDを記録するクリア履歴
記憶部64cで構成される。
【0029】また、センサ信号入力部65は、カセット
チューブ31の着脱とインベントリースイッチ32の押
下、スタッカ41の開閉、金庫5の開閉を検知するそれ
ぞれのセンサ(不図示)の出力を入力信号として取得
し、ロック装置制御部66はID比較部63の比較によ
り、鍵のIDとID記憶部64aに格納されているID
が一致した場合にロック装置2を制御し、セキュリティ
ーボックス1の施錠若しくは解錠を行う。
【0030】操作部67は作業履歴記憶部64bのクリ
アなどの操作指示を入力するものでキーボード等で構成
される。表示部68は、管理ユニットの動作状態や警告
等を表示するものでディスプレイ等で構成される。履歴
出力部69は、作業履歴記憶部64bに記憶されている
作業履歴やクリア履歴記憶部64cに記憶されているク
リア履歴をファイル出力若しくはプリント出力する。な
お、操作部67と表示部68、履歴出力部69は別の端
末に配設し、この端末を管理ユニット6と接続すること
で各処理を行うようにすることもできる。
【0031】次に、履歴出力部69が出力する作業履歴
について説明する。図3は、作業履歴の出力例を示した
図である。
【0032】同図に示すように、作業履歴は、セキュリ
ティーボックス1(ロック装置1)を解錠するのに使用
した鍵のIDと解錠の日時、セキュリティーボックス1
内の各装置(コインチューブ31、インベントリースイ
ッチ32、スタッカ41、金庫5)の開閉等が記録され
る。したがって、確実に鍵の管理を行うか、作業者や管
理者などのセキュリティーボックス1の開閉を行う者毎
に異なるIDを有する鍵を使用することで作業履歴から
誰がどのような作業を行ったかを特定することができ
る。
【0033】また、不正を行った者が不正を隠蔽するた
めに作業履歴をクリアした場合には、クリア履歴記憶部
64cのクリア履歴に作業履歴のクリア日時とIDが記
憶されるため不正を隠蔽することはできない。なお、ク
リア履歴も作業履歴に記憶するようにし、作業履歴のク
リアの際には最も新しい記録、つまり、クリアを行った
旨を示す記録を残すようにすれば、作業履歴のみで同様
の効果を得ることができる。
【0034】ここで、図4乃至8を参照して管理ユニッ
ト6の動作を説明する。図4乃至8は、管理ユニット6
の動作の流れを示すフローチャートである。
【0035】管理ユニット6は、セキュリティーボック
ス1が閉じられ、ロック装置2が施錠されるとともに、
カセットチューブ31が硬貨装置3に装着され、スタッ
カ41と金庫5の両者が閉じられている状態(自動販売
機設置時の初期動作時と同様の状態)で動作を開始する
と(ステップ101)、ID取得部62がIDを取得し
(ステップ102)、この取得したIDとID記憶部6
4aに記憶されているIDをID比較部63が比較する
(ステップ103)。ここで、ID取得部62がIDを
取得できなかった場合や取得したIDがID記憶部64
aに記憶されていないID、つまり、セキュリティーボ
ックス1の開閉が許可されていない鍵のIDであった場
合には(ステップ103でNO)、後述する異常検知処
理を行い(ステップ104)、ステップ102に戻る。
【0036】一方、ID取得部62が取得したIDとI
D記憶部64cに記憶されているIDが一致した場合に
は(ステップ103でYES)、当該IDと日時を作業
履歴記憶部64に作業履歴として記憶し(ステップ10
5)、作業時間の計時を開始して(ステップ106)、
ロック装置制御部66がロック装置2を制御してセキュ
リティーボックス1を解錠する(ステップ107)。
【0037】セキュリティーボックス1が解錠される
と、センサ信号入力部65へ入力される図示しない金庫
センサの信号が金庫5が開放されていることを示し(ス
テップ108でYES)、かつ、作業履歴記憶部64b
に記憶されている今回の作業履歴に金庫5の開放の記憶
(ステップ105で記憶した日時とIDに対応)がなけ
れば(ステップ109でNO)、作業履歴に金庫5が開
放されたことを記憶する(ステップ110)。また、図
示しない金庫センサの信号が金庫5が開放されているこ
とを示していない場合や(ステップ108でNO)、既
に作業履歴に金庫5の開放が記憶されている場合には
(ステップ109でYES)、何も行わない。
【0038】次に、センサ信号入力部65へ入力される
インベントリースイッチ32の状態を示す信号がインベ
ントリースイッチが押下されている状態、つまり、硬貨
処理装置(C/M)3がインベントリー状態にあること
を示し(ステップ111でYES)、かつ、作業履歴記
憶部64bに記憶されている今回の作業履歴に硬貨処理
装置3のインベントリー状態を示す記憶(ステップ10
5で記憶した日時とIDに対応)がなければ(ステップ
112でNO)、作業履歴に硬貨処理装置3がインベン
トリー動作したことを記憶する(ステップ113)。ま
た、硬貨処理装置3がインベントリー状態にない場合や
(ステップ111でNO)、既に作業履歴に硬貨処理装
置3のインベントリー動作が記憶されている場合には
(ステップ112でYES)、何も行わない。
【0039】次に、センサ信号入力部65へ入力される
紙幣処理装置(BV)4のスタッカ41の開閉を示す信
号がスタッカ41が開放されているる状態を示し(ステ
ップ114でYES)、かつ、作業履歴記憶部64bに
記憶されている今回の作業履歴にスタッカ41の開放を
示す記憶(ステップ105で記憶した日時とIDに対
応)がなければ(ステップ115でNO)、作業履歴に
スタッカ41が開放されたことを記憶する(ステップ1
16)。また、スタッカ41が開放状態にない場合や
(ステップ114でNO)、既に作業履歴にスタッカ4
1の開放が記憶されている場合には(ステップ115で
YES)、何も行わない。
【0040】次に、センサ信号入力部65へ入力される
硬貨処理装置(C/M)3のカセットチューブ31の着
脱を示す信号がカセットチューブ31が外されている状
態を示し(ステップ117でYES)、かつ、作業履歴
記憶部64bに記憶されている今回の作業履歴にカセッ
トチューブの脱状態を示す記憶(ステップ105で記憶
した日時とIDに対応)がなければ(ステップ118で
NO)、作業履歴にカセットチューブ31が外されたこ
とを記憶する(ステップ119)。また、カセットチュ
ーブ31が脱状態にない場合や(ステップ117でN
O)、既に作業履歴にカセットチューブ31が外された
ことが記憶されている場合には(ステップ118でYE
S)、何も行わない。
【0041】続いて、操作部67から作業履歴の抜き取
り操作が行われ(ステップ120でYES)、ロック装
置2の解除に使用されたID(ステップ105で記憶し
たID)が作業履歴の抜き取りが可能な(許可されてい
る)IDであった場合には(ステップ121でYE
S)、記憶部64の作業履歴記憶部64bに記憶されて
いる作業履歴を履歴出力部69から出力する(ステップ
122)。また、作業履歴の抜き取り操作がなかった場
合や(ステップ120でNO)、IDが作業履歴の抜き
取りが不能なIDであった場合には(ステップ121で
NO)、作業履歴の出力は行われない。
【0042】次に、操作部67から作業履歴のクリア操
作が行われ(ステップ123でYES)、ロック装置2
の解除に使用されたID(ステップ105で記憶したI
D)が作業履歴のクリアが可能な(許可されている)I
Dであった場合には(ステップ124でYES)、記憶
部64のクリア履歴64cに日時とIDを追加記憶し
(ステップ125)、作業履歴記憶部64bに記憶され
ている作業履歴をクリアする(ステップ126)。ま
た、作業履歴のクリア操作がなかった場合や(ステップ
123でNO)、IDが作業履歴のクリアが不能なID
であった場合には(ステップ124でNO)、クリア履
歴への追記と作業履歴のクリアは行われない。
【0043】続いて、ID取得部62がIDの取得を行
い(ステップ127)、IDが取得できなかった場合や
取得したIDが解錠時に記憶したID(ステップ105
で記憶したID)でなかった場合には(ステップ128
でNO)、ステップ108に戻る。つまり、ステップ1
08乃至128の処理は、解錠に使用されたIDを有す
る鍵によって施錠が行われるまでの間、順次繰り返され
ることになる。したがって、1つの状態、例えば金庫5
が開放された状態は、ステップ108乃至128の処理
が複数回繰り返される間継続する可能性があり、このた
め上述のステップ109、112、115、118の各
処理においては、作業履歴への2重記憶を防止するため
に既に記憶されている作業履歴を参照する。
【0044】一方、ステップ127でIDが取得され、
そのIDが解錠時に記憶したIDと一致すれば(ステッ
プ128でYES)、後述する各状態確認の処理を行う
(ステップ129)。
【0045】次に、確認した各状態が待機状態でなかっ
た場合には(ステップ130でNO)、後述する警告処
理を行って(ステップ131)、ステップ108に戻
り、確認した各状態が待機状態であったならば(ステッ
プ130でYES)、ロック装置制御部66がロック装
置2を制御してセキュリティーボックス1を施錠し(ス
テップ132)、時計61が示す現在時刻とステップ1
06で計時を開始した際の時刻に基づいて算出される時
間、つまり、セキュリティーボックス1が開放されてい
た作業時間を作業履歴に記憶して(ステップ133)、
動作を終了する(ステップ134)。
【0046】次に、上述のステップ104の異常検知処
理を図9を参照して説明する。図9は、異常検知処理の
流れを示すフローチャートである。
【0047】異常検知処理は、上述のステップ102で
取得したIDがID記憶部64aに記憶されているID
と一致しなかった場合やIDが取得できなかった場合に
行われる処理である。つまり、セキュリティーボックス
1が施錠されている状態では、正規のIDを有する鍵を
使用してセキュリティーボックス1が解錠されるまで異
常検知処理は繰り返し行われることになる。
【0048】さて、異常検知処理が開始されると(ステ
ップ201)、まず、硬貨処理装置3がインベントリー
状態(インベントリースイッチ32が押下された状態)
にあるか否かを調べ、硬貨処理装置3がインベントリー
状態にあり(ステップ202でYES)、かつ、今回の
インベントリー異常の記憶がなければ(ステップ203
でNO)、日時とともにインベントリー異常を記憶部6
4に記憶する(ステップ204)。
【0049】また、硬貨処理装置3のカセットチューブ
31が外れている状態で(ステップ205でNO)、か
つ、今回のカセット外れの異常記憶がなければ(ステッ
プ206でNO)、日時とともにカセット外れ異常を記
憶部64に記憶する(ステップ207)。
【0050】また、金庫5が開放されている状態で(ス
テップ208でYES)、かつ、今回の金庫開放異常の
記憶がなければ(ステップ209でNO)、日時ととも
に金庫開放異常を記憶部64に記憶する(ステップ21
0)。
【0051】さらに、紙幣処理装置4のスタッカ41が
開かれている状態で(ステップ211でYES)、か
つ、今回のスタッカ開異常の記憶がなければ(ステップ
212でNO)、日時とともにスタッカ開異常を記憶部
64に記憶して(ステップ213)、処理を終了する
(ステップ214)。
【0052】なお、ステップ203、206、209、
212の各処理で今回の異常記憶があるか否かを調べて
いるが、異常発生して記憶された場合には、正規IDを
有する鍵によりセキュリティーボックス1が解錠される
まで、その異常は解消されることはないため、ステップ
102、ステップ103でNO、ステップ104の処理
が順次繰り返されている間は、今回の異常記憶として処
理する。つまり、何らかの原因で異常が発生した場合に
は、その異常が解消されるまでを1回の異常として処理
することになる。
【0053】次に、上述のステップ129の各状態確認
の処理を図10を参照して説明する。図10は、各状態
確認の処理の流れを示すフローチャートである。
【0054】各状態確認の処理が開始されると(ステッ
プ301)、硬貨処理装置3がインベントリー状態(ス
テップ302でYES)、カセットチューブ31が外れ
ている状態(ステップ303でYES)、金庫5が開放
されている状態(ステップ304でYES)、スタッカ
41が開かれている状態(ステップ305でYES)の
いずれかの状態であれば、各状態は非待機であるとして
(ステップ306)、各状態確認の処理を終了してステ
ップ130へ進む(ステップ308)。
【0055】一方、硬貨処理装置がインベントリー状態
でなく(ステップ302でNO)、カセットチューブが
装着され(ステップ303でNO)、かつ、金庫5とス
タッカ41が閉じられていれば(ステップ304でN
O、ステップ305でNO)各状態は待機であるとして
(ステップ307)、各状態確認の処理を終了してステ
ップ130へ進む(ステップ308)。
【0056】次に、上述のステップ131の警告処理を
図11を参照して説明する。図11は、警告処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0057】警告処理が開始されると(ステップ40
1)、図示しない警報ブザーを鳴動させるとともに(ス
テップ402)、表示部68に異常内容を表示して(ス
テップ403)、処理を終了する(ステップ404)。
【0058】なお、上述の実施例では、硬貨処理装置3
と紙幣処理装置4、金庫5、管理ユニット6をセキュリ
ティーボックス1に格納し、ロック装置2によりセキュ
リティーボックス1を施錠する構成としたが、セキュリ
ティーボックス1は必ずしも必要なく、自動販売機をI
Dを有する鍵で施錠するようにすれば同様の効果を得ら
れることになる。したがって、従来の自動販売機に対し
ても管理ユニット6を追加し、従来使用している鍵をロ
ック装置2に交換することで、自動販売機の操作内容を
記録することができる。
【0059】また、上述の実施例においては、記憶部6
4に記憶された作業履歴(作業履歴記憶部64bに記
憶)やクリア履歴(クリア履歴記憶部64cに記憶)を
履歴出力部69から出力する構成としているが、通信回
線を用いて複数台の自動販売機を同時に管理したり、管
理対象となる自動販売機を全てオンラインで管理するこ
ともできる(ただし、別途通信手段が必要となるが、こ
の通信手段は従来から他の分野で使用されているものを
使用することが可能である)。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自動販売機若しくは自動販売機内のセキュリティー
ボックスの開閉にIDを有する鍵を使用し、該自動販売
機が開けられた際に、使用された鍵のIDと操作内容を
記憶するように構成したので、自動販売機の操作を行っ
た人物と時間、操作内容を特定することができ、自動販
売機の管理を容易に行うことができる。また、この結
果、金銭等に関する不正行為を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動販売機の構成の一部を示す
ブロック図。
【図2】管理ユニット6の構成を示すブロック図。
【図3】作業履歴の出力例を示した図。
【図4】管理ユニット6の動作の流れを示すフローチャ
ート(1)。
【図5】管理ユニット6の動作の流れを示すフローチャ
ート(2)。
【図6】管理ユニット6の動作の流れを示すフローチャ
ート(3)。
【図7】管理ユニット6の動作の流れを示すフローチャ
ート(4)。
【図8】管理ユニット6の動作の流れを示すフローチャ
ート(5)。
【図9】異常検知処理の流れを示すフローチャート。
【図10】各状態確認の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図11】警告処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 セキュリティーボックス 2 ロック装置 3 硬貨処理装置 4 紙幣処理装置 5 金庫 6 管理ユニット 31 カセットチューブ 32 インベントリースイッチ 41 スタッカ 60 制御部 61 時計 62 ID取得部 63 ID比較部 64 記憶部 64a ID記憶部 64b 作業履歴記憶部 64c クリア履歴記憶部 65 センサ信号入力部 66 ロック装置制御部 67 操作部 68 表示部 69 履歴出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA02 BA10 CA01 CA03 CA10 CB06 CC10 DA01 DA05 DB02 DB15 DB20 DC06 DC10 DD01 DE01 EA20 EB01 EB08 EB09 FA15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣の受け入れと払い出しとを行う貨幣
    処理手段を具備する自動販売機において、 識別符号を有する鍵により前記貨幣処理手段の収納個所
    に対する施錠および解錠を行うロック手段と、 前記ロック手段の施錠若しくは解錠の実行の履歴を該実
    行に使用された鍵が有する識別符号とともに記憶する記
    憶手段とを具備することを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、 前記貨幣処理手段に対する操作内容を前記実行に使用さ
    れた鍵が有する識別符号とともに記憶することを特徴と
    する請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記貨幣処理手段は、 受け入れた紙幣を収容するスタッカを具備する紙幣処理
    手段であり、 前記操作内容は、 前記スタッカの開閉であることを特徴とする請求項2記
    載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記貨幣処理手段は、 受け入れた硬貨を釣銭払い出し用の硬貨として収容する
    カセットチューブと該カセットチューブに収容された硬
    貨を払い出すインベントリースイッチとを具備する硬貨
    処理手段であり、 前記操作内容は、 前記カセットチューブの着脱と前記インベントリースイ
    ッチの押下であることを特徴とする請求項2記載の自動
    販売機。
  5. 【請求項5】 前記貨幣処理手段は、 前記カセットチューブに収容不能な硬貨を収容する金庫
    を含み、 前記操作内容は、 前記金庫の開閉を含むことを特徴とする請求項4記載の
    自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記貨幣処理手段を収納するセキュリテ
    ィーボックスをさらに具備し、 前記ロック手段は、前記セキュリティーボックスの施錠
    および解錠を行うことを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、 前記識別符号を前記施錠若しくは解錠が実行された日時
    とともに記憶することを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機。
  8. 【請求項8】 貨幣の受け入れと払い出しとを行う貨幣
    処理手段を具備する自動販売機の管理方法において、 予め設定した識別符号と一致する識別符号を有する鍵に
    より前記貨幣処理手段を収納する個所に対する施錠およ
    び解錠を行い、 前記施錠若しくは解錠が行われた場合には、該施錠若し
    くは解錠の実行に使用された鍵が有する識別符号を記憶
    することを特徴とする自動販売機の管理方法。
  9. 【請求項9】 前記識別符号は、 前記貨幣処理手段に対する操作内容をとともに記憶され
    ることを特徴とする請求項8記載の自動販売機の管理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記貨幣処理手段は、 受け入れた紙幣を収容するスタッカを具備する紙幣処理
    手段であり、 前記操作内容は、 前記スタッカの開閉であることを特徴とする請求項9記
    載の自動販売機の管理方法。
  11. 【請求項11】 前記貨幣処理手段は、 受け入れた硬貨を釣銭払い出し用の硬貨として収容する
    カセットチューブと該カセットチューブに収容された硬
    貨を払い出すインベントリースイッチとを具備する硬貨
    処理手段であり、 前記操作内容は、 前記カセットチューブの着脱と前記インベントリースイ
    ッチの押下であることを特徴とする請求項9記載の自動
    販売機の管理方法。
  12. 【請求項12】 前記貨幣処理手段は、 前記カセットチューブに収容不能な硬貨を収容する金庫
    を含み、 前記操作内容は、 前記金庫の開閉を含むことを特徴とする請求項11記載
    の自動販売機の管理方法。
  13. 【請求項13】 前記貨幣処理手段は、 前記自動販売機内のセキュリティーボックスに配設さ
    れ、 前記識別符号を有する鍵は、 前記セキュリティーボックスの施錠および解錠を行うこ
    とを特徴とする請求項8記載の自動販売機の管理方法。
  14. 【請求項14】 前記識別符号は、 前記施錠若しくは解錠が実行された日時とともに記憶さ
    れることを特徴とする請求項8記載の自動販売機の管理
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003006717A (ja) * 2001-06-19 2003-01-10 Sanyo Electric Co Ltd 自動販売機
JP2005293338A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Sun Corp データ改竄防止システムと、データ改竄防止システム用タグ
JP2006092010A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、メンテナンス管理システムおよびメンテナンス管理方法
JP2009037524A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Miwa Lock Co Ltd 自動販売機

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