JPH08207261A - 印刷機における洗浄運転を制御する方法および装置 - Google Patents
印刷機における洗浄運転を制御する方法および装置Info
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- JPH08207261A JPH08207261A JP7310864A JP31086495A JPH08207261A JP H08207261 A JPH08207261 A JP H08207261A JP 7310864 A JP7310864 A JP 7310864A JP 31086495 A JP31086495 A JP 31086495A JP H08207261 A JPH08207261 A JP H08207261A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F35/00—Cleaning arrangements or devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2235/00—Cleaning
- B41P2235/10—Cleaning characterised by the methods or devices
- B41P2235/20—Wiping devices
- B41P2235/24—Wiping devices using rolls of cleaning cloth
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より簡単かつ正確で、信頼度が高く、多面的
な自動洗浄制御を実現する。 【解決装置】 印刷機で洗浄運転を制御する方法および
装置において、回転可能な２つのリール３、５の間で送
り出しおよび巻き戻し可能な洗浄布４を、洗浄しようと
する胴２の表面に周期的に押し付けてさらに搬送し、洗
浄布の搬送過程を検知装置６、１０、１１によって検知
して、この検知装置が搬送過程信号を発生する。洗浄運
転を開始する前に洗浄布４を少し送り出してから再び巻
き戻し、その際に搬送過程信号が受信されるか否かに応
じて実行準備終了信号もしくは実行準備未了信号を出力
し、洗浄サイクルの進行中に搬送過程信号から搬送速度
に対する尺度を導き出し、この尺度を所定の下限および
所定の上限と継続的に比較して、搬送速度が下限に達し
た場合には洗浄布終了信号を出力し、搬送速度が上限を
越えた場合には非常停止信号を出力する。
な自動洗浄制御を実現する。 【解決装置】 印刷機で洗浄運転を制御する方法および
装置において、回転可能な２つのリール３、５の間で送
り出しおよび巻き戻し可能な洗浄布４を、洗浄しようと
する胴２の表面に周期的に押し付けてさらに搬送し、洗
浄布の搬送過程を検知装置６、１０、１１によって検知
して、この検知装置が搬送過程信号を発生する。洗浄運
転を開始する前に洗浄布４を少し送り出してから再び巻
き戻し、その際に搬送過程信号が受信されるか否かに応
じて実行準備終了信号もしくは実行準備未了信号を出力
し、洗浄サイクルの進行中に搬送過程信号から搬送速度
に対する尺度を導き出し、この尺度を所定の下限および
所定の上限と継続的に比較して、搬送速度が下限に達し
た場合には洗浄布終了信号を出力し、搬送速度が上限を
越えた場合には非常停止信号を出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転可能な２つの
リールの間で送り出しおよび巻き戻し可能な洗浄布を、
洗浄しようとする胴の表面に周期的に押し付けてさらに
搬送し、その際に洗浄布の搬送過程を検知装置によって
検知し、該検知装置が搬送過程信号を出力する、印刷機
における洗浄運転を制御する方法に関する。さらに、本
発明は、対応する装置にも関する。
リールの間で送り出しおよび巻き戻し可能な洗浄布を、
洗浄しようとする胴の表面に周期的に押し付けてさらに
搬送し、その際に洗浄布の搬送過程を検知装置によって
検知し、該検知装置が搬送過程信号を出力する、印刷機
における洗浄運転を制御する方法に関する。さらに、本
発明は、対応する装置にも関する。
【０００２】
【従来の技術】このような方法および対応する装置は、
ＥＰ ０ ５２０ ５２１ Ａ１によって公知である。
それに記載されているように、洗浄サイクル中に前方に
送り出された洗浄布は、あまり汚れていない後方部分を
次のサイクルで利用するために、各々のサイクルが終わ
ると自動的に一部分戻される。所定の搬送過程を達成す
るために、洗浄布上を転動するゴム車を具備した検知装
置を用いて、洗浄布の搬送過程が送り出し方向と戻り方
向において検知される。
ＥＰ ０ ５２０ ５２１ Ａ１によって公知である。
それに記載されているように、洗浄サイクル中に前方に
送り出された洗浄布は、あまり汚れていない後方部分を
次のサイクルで利用するために、各々のサイクルが終わ
ると自動的に一部分戻される。所定の搬送過程を達成す
るために、洗浄布上を転動するゴム車を具備した検知装
置を用いて、洗浄布の搬送過程が送り出し方向と戻り方
向において検知される。
【０００３】洗浄運転の一層の自動化の趨勢の中で、さ
らに進んだ機能が実現されている。たとえば、本発明の
出願人は交換可能な洗浄差込みユニットを構成した。こ
の洗浄差込みユニットは、洗浄布を送りながら回転する
タイミングシャフトと印刷機に固定されたセンサーとに
よって構成された検知装置を備えている。センサーはタ
イミングシャフトと連結した歯付きタイミングホイール
の状態を検知し、さらに弾性的に押し付けられているフ
ラップによって清潔布ロールの厚さが検知される。この
フラップは機械側の第２のセンサーと協働する。差込み
ユニットが入っていないか、または洗浄布を使い切った
ときには、この第２のセンサーが洗浄プログラムの作動
を停止させ、印刷機の操作者に「洗浄布交換」もしくは
「差込みユニット不在」という表示が表示される。
らに進んだ機能が実現されている。たとえば、本発明の
出願人は交換可能な洗浄差込みユニットを構成した。こ
の洗浄差込みユニットは、洗浄布を送りながら回転する
タイミングシャフトと印刷機に固定されたセンサーとに
よって構成された検知装置を備えている。センサーはタ
イミングシャフトと連結した歯付きタイミングホイール
の状態を検知し、さらに弾性的に押し付けられているフ
ラップによって清潔布ロールの厚さが検知される。この
フラップは機械側の第２のセンサーと協働する。差込み
ユニットが入っていないか、または洗浄布を使い切った
ときには、この第２のセンサーが洗浄プログラムの作動
を停止させ、印刷機の操作者に「洗浄布交換」もしくは
「差込みユニット不在」という表示が表示される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の仕方で
は多数の層に巻かれている洗浄布の端部は非常に不正確
にしか確定することができず、残りは利用されないまま
になり、この残りが数回の洗浄サイクルにまだ十分使え
ることが多い。その上、第２のセンサーを操作するのに
必要な機構は、多数の個別部分からなっているので比較
的高価で故障しやすい。
は多数の層に巻かれている洗浄布の端部は非常に不正確
にしか確定することができず、残りは利用されないまま
になり、この残りが数回の洗浄サイクルにまだ十分使え
ることが多い。その上、第２のセンサーを操作するのに
必要な機構は、多数の個別部分からなっているので比較
的高価で故障しやすい。
【０００５】本発明の課題は、より簡単かつ正確で、信
頼度が高く、多面的な自動洗浄制御を実現することであ
る。
頼度が高く、多面的な自動洗浄制御を実現することであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、基本的に
は「発明の属する技術分野」の欄に記載した方法を用い
て、本発明に従い、次の処理を実行することによって解
決する。すなわち、洗浄運転を開始する前に洗浄布の一
区間(ein Stueck、洗浄布ロールの洗浄布全長の中の所
定の長さの部分)を送り出して再び巻き戻し、その際に
搬送過程信号が受信されたか否かに応じて準備完了信号
もしくは準備未了信号を出力し、洗浄サイクルの進行中
に搬送過程信号から搬送速度に対する尺度を導き出し、
この尺度を所定の下限値および所定の上限値と継続的に
比較して、搬送速度が下限値に達した場合には洗浄布終
了信号を出力し、搬送速度が上限値を越えた場合には非
常停止信号を出力する。
は「発明の属する技術分野」の欄に記載した方法を用い
て、本発明に従い、次の処理を実行することによって解
決する。すなわち、洗浄運転を開始する前に洗浄布の一
区間(ein Stueck、洗浄布ロールの洗浄布全長の中の所
定の長さの部分)を送り出して再び巻き戻し、その際に
搬送過程信号が受信されたか否かに応じて準備完了信号
もしくは準備未了信号を出力し、洗浄サイクルの進行中
に搬送過程信号から搬送速度に対する尺度を導き出し、
この尺度を所定の下限値および所定の上限値と継続的に
比較して、搬送速度が下限値に達した場合には洗浄布終
了信号を出力し、搬送速度が上限値を越えた場合には非
常停止信号を出力する。
【０００７】上記の課題は、前記の方法に対応する、印
刷機における洗浄運転を制御する装置を用いて解決され
る。この装置は、回転可能な２つのリールの間で送り出
しおよび巻き戻し可能な洗浄布と、これらのリールを回
転させる少なくとも１つのモーターと、洗浄布の搬送過
程を検知するのための検知装置と、前記少なくとも１つ
のモーターおよび検知装置と連結されている洗浄プログ
ラム制御部とを具備した洗浄装置を有する、印刷機にお
ける洗浄運転を制御する装置であって前記少なくとも１
つのモーターおよび検知装置と連結されていて洗浄装置
の機能準備状態を検査する装置と、検知装置、表示装置
および印刷機の非常停止装置と連結されていて洗浄布の
搬送速度を監視する装置とを有する。
刷機における洗浄運転を制御する装置を用いて解決され
る。この装置は、回転可能な２つのリールの間で送り出
しおよび巻き戻し可能な洗浄布と、これらのリールを回
転させる少なくとも１つのモーターと、洗浄布の搬送過
程を検知するのための検知装置と、前記少なくとも１つ
のモーターおよび検知装置と連結されている洗浄プログ
ラム制御部とを具備した洗浄装置を有する、印刷機にお
ける洗浄運転を制御する装置であって前記少なくとも１
つのモーターおよび検知装置と連結されていて洗浄装置
の機能準備状態を検査する装置と、検知装置、表示装置
および印刷機の非常停止装置と連結されていて洗浄布の
搬送速度を監視する装置とを有する。
【０００８】したがって、制御電子回路もしくは制御プ
ログラムを変えるだけで、他の３つの機能、すなわち待
機（準備完了）状態の管理、洗浄布終了停止および洗浄
布が印刷ユニットに巻き込まれたときの非常停止機能の
ために、公知の搬送過程制御の検知装置を利用すること
ができる。
ログラムを変えるだけで、他の３つの機能、すなわち待
機（準備完了）状態の管理、洗浄布終了停止および洗浄
布が印刷ユニットに巻き込まれたときの非常停止機能の
ために、公知の搬送過程制御の検知装置を利用すること
ができる。
【０００９】本発明による洗浄布停止装置によって、挿
入されたすべての洗浄布ロールは最後まで使用される。
洗浄布の搬送速度のほかに、リール駆動用のモーターの
トルクを、たとえばモーター電流の管理によって監視
し、搬送速度の減少に伴ってモーターのトルク上昇が確
認されたときだけ洗浄布終了信号を出力するならば、洗
浄布ロールの終了は特に確実に検知される。
入されたすべての洗浄布ロールは最後まで使用される。
洗浄布の搬送速度のほかに、リール駆動用のモーターの
トルクを、たとえばモーター電流の管理によって監視
し、搬送速度の減少に伴ってモーターのトルク上昇が確
認されたときだけ洗浄布終了信号を出力するならば、洗
浄布ロールの終了は特に確実に検知される。
【００１０】内部に複数のリールが配置されている上記
の交換可能な洗浄差込みユニットが用いられる場合に
は、待機状態の管理は特に適切である。洗浄差込みユニ
ットが挿入されるとリールは、単一のモーターによって
駆動することができる。前掲の欧州特許出願第０５２０
５２１Ａ１号によってそれ自体は公知のように、このモ
ーターは印刷機に配置されていて、その回転方向に応じ
て一方または他方のリールを回転させる。印刷機を初期
化したときにモーターを一区間だけ前方向回転および逆
方向回転させて、対応する搬送過程信号が受信されるか
否か検査することによって、洗浄差込みユニットが存在
するか否かを、本発明によって簡単に管理することがで
きる。
の交換可能な洗浄差込みユニットが用いられる場合に
は、待機状態の管理は特に適切である。洗浄差込みユニ
ットが挿入されるとリールは、単一のモーターによって
駆動することができる。前掲の欧州特許出願第０５２０
５２１Ａ１号によってそれ自体は公知のように、このモ
ーターは印刷機に配置されていて、その回転方向に応じ
て一方または他方のリールを回転させる。印刷機を初期
化したときにモーターを一区間だけ前方向回転および逆
方向回転させて、対応する搬送過程信号が受信されるか
否か検査することによって、洗浄差込みユニットが存在
するか否かを、本発明によって簡単に管理することがで
きる。
【００１１】保持している駆動ロープの裂けまたは欠陥
が原因で、万一洗浄布が巻き込まれることを考慮する
と、非常停止機能は重要である。本発明により、胴の破
損を確実に防ぐために、そのような場合が発生したこと
が十分速やかに検知される。
が原因で、万一洗浄布が巻き込まれることを考慮する
と、非常停止機能は重要である。本発明により、胴の破
損を確実に防ぐために、そのような場合が発生したこと
が十分速やかに検知される。
【００１２】すでに述べたように、本発明を公知の洗浄
装置に応用する際に、洗浄装置の機械的構造を変更する
必要は全くなく、洗浄装置のための洗浄プログラムもし
くは制御エレクトロニクスを変更するだけでよい。洗浄
プログラム制御、洗浄装置の機能準備状態を検査する装
置および洗浄布の搬送速度を監視する装置を含む制御エ
レクトロニクスを用いる場合には、これらの装置はモジ
ュール式エレクトロニクスとして構成することができる
だけでなく、何らかの仕方で一緒にまとめ、もしくは、
一部の課題のために転用することもできる。
装置に応用する際に、洗浄装置の機械的構造を変更する
必要は全くなく、洗浄装置のための洗浄プログラムもし
くは制御エレクトロニクスを変更するだけでよい。洗浄
プログラム制御、洗浄装置の機能準備状態を検査する装
置および洗浄布の搬送速度を監視する装置を含む制御エ
レクトロニクスを用いる場合には、これらの装置はモジ
ュール式エレクトロニクスとして構成することができる
だけでなく、何らかの仕方で一緒にまとめ、もしくは、
一部の課題のために転用することもできる。
【００１３】洗浄布の搬送速度に対する簡単に生成でき
る尺度は、検査装置に設けられた規則的なマークから得
られる信号の周波数である。
る尺度は、検査装置に設けられた規則的なマークから得
られる信号の周波数である。
【００１４】本発明のその他の特徴および長所は、以下
の好適な構成形態の説明と、参照されている図面から明
らかになる。
の好適な構成形態の説明と、参照されている図面から明
らかになる。
【００１５】
【発明の実施の形態】図１は、概念的に表現された、印
刷機に用いる洗浄差込みユニット１の断面図を示す。印
刷機は胴２、例えば印刷機のゴム胴のみが示されてい
る。洗浄差込みユニット１は、洗浄布４が巻き付けられ
ている貯蔵リール３と、洗浄布４の端部を固定した巻き
取りリール５とを包含し、洗浄布４は巻き取りリール５
に順次巻き取られる。洗浄布４は、貯蔵リール３から巻
き取りリール５まで、自由に回転できるタイミングシャ
フト６、ゴムクッション７およびガイドシャフト８によ
って案内される。各々の洗浄作業において洗浄布４を胴
２の表面に押し付けるために、ゴムクッション７はその
内部にある中空部９から圧縮空気によって胴２に向かっ
て膨らませることができる。
刷機に用いる洗浄差込みユニット１の断面図を示す。印
刷機は胴２、例えば印刷機のゴム胴のみが示されてい
る。洗浄差込みユニット１は、洗浄布４が巻き付けられ
ている貯蔵リール３と、洗浄布４の端部を固定した巻き
取りリール５とを包含し、洗浄布４は巻き取りリール５
に順次巻き取られる。洗浄布４は、貯蔵リール３から巻
き取りリール５まで、自由に回転できるタイミングシャ
フト６、ゴムクッション７およびガイドシャフト８によ
って案内される。各々の洗浄作業において洗浄布４を胴
２の表面に押し付けるために、ゴムクッション７はその
内部にある中空部９から圧縮空気によって胴２に向かっ
て膨らませることができる。
【００１６】リール３、５の一方の軸方向の端部は、図
示されていない連結・伝動装置と連結されている。この
連結・伝動装置は、洗浄差込みユニット１が印刷機に挿
入されているときには、印刷機に組み込まれているモー
ター１２（図２参照、図１には示されていない）と連結
されている。
示されていない連結・伝動装置と連結されている。この
連結・伝動装置は、洗浄差込みユニット１が印刷機に挿
入されているときには、印刷機に組み込まれているモー
ター１２（図２参照、図１には示されていない）と連結
されている。
【００１７】洗浄布４が前方または後方に巻かれると
き、タイミングシャフト６はその上にぴんと張られた洗
浄布４によってそれぞれの搬送方向に回転させられる。
タイミングシャフト６の一方の軸方向の端部には、歯付
きタイミングホイール１０が設置されている。タイミン
グホイール１０の外周にはマークが付けられている。洗
浄差込みユニット１が挿入されたとき、印刷機に固定さ
れたセンサー１１はタイミングホイール１０の歯または
マークに向けられている。
き、タイミングシャフト６はその上にぴんと張られた洗
浄布４によってそれぞれの搬送方向に回転させられる。
タイミングシャフト６の一方の軸方向の端部には、歯付
きタイミングホイール１０が設置されている。タイミン
グホイール１０の外周にはマークが付けられている。洗
浄差込みユニット１が挿入されたとき、印刷機に固定さ
れたセンサー１１はタイミングホイール１０の歯または
マークに向けられている。
【００１８】上述の洗浄差込みユニット１は、以下のよ
うに操作される。
うに操作される。
【００１９】各洗浄サイクルで巻き取りリール５が駆動
されることにより、洗浄布４は１区間ずつ順次に前方に
送り出される。あまり汚れていない洗浄布部分を再度使
用するために、２回ごとの洗浄サイクルの間で、貯蔵リ
ール３が巻き取りリール５と反対方向に駆動されること
によって、洗浄布４はより少量巻き戻される。その切り
換えは、モーター１２の回転方向の反転により上述の連
結・伝動装置を介して行われる。洗浄布の搬送中に、セ
ンサー１１は歯付きタイミングホイール１０から搬送行
程に比例したパルスを受け取る。これらのパルスは、図
２の原理的回路図に示されているように、モーター１２
を制御する洗浄プログラム制御部１３に入力され、各洗
浄サイクルの搬送行程を一定に保つために洗浄プログラ
ム制御部１３で処理される。
されることにより、洗浄布４は１区間ずつ順次に前方に
送り出される。あまり汚れていない洗浄布部分を再度使
用するために、２回ごとの洗浄サイクルの間で、貯蔵リ
ール３が巻き取りリール５と反対方向に駆動されること
によって、洗浄布４はより少量巻き戻される。その切り
換えは、モーター１２の回転方向の反転により上述の連
結・伝動装置を介して行われる。洗浄布の搬送中に、セ
ンサー１１は歯付きタイミングホイール１０から搬送行
程に比例したパルスを受け取る。これらのパルスは、図
２の原理的回路図に示されているように、モーター１２
を制御する洗浄プログラム制御部１３に入力され、各洗
浄サイクルの搬送行程を一定に保つために洗浄プログラ
ム制御部１３で処理される。
【００２０】電源投入や新規起動の際に印刷機を初期化
するときには、モーター１２は差込みユニット制御装置
１４によって短時間に前方回転してから後方回転させら
れるので、洗浄差込みユニット１を装入すると洗浄布４
は一区間送り出されてから再び巻き戻される。この送り
出しと巻き戻しは、各々の洗浄サイクルの前にまだ使用
していない洗浄布が必要な量だけあるか否かを確かめる
目的にも利用することができる。このために、洗浄布
は、１回の洗浄サイクル に必要な長さだけ送り出され
てから巻き戻される。この前方向回転と後方向回転の間
にセンサーが２度信号を出す場合には、差込みユニット
制御装置１４は洗浄プログラム制御１３を進行させる。
そうでない場合は、洗浄差込みユニット１が存在しない
ことが操作パネル表示装置１５に表示される。
するときには、モーター１２は差込みユニット制御装置
１４によって短時間に前方回転してから後方回転させら
れるので、洗浄差込みユニット１を装入すると洗浄布４
は一区間送り出されてから再び巻き戻される。この送り
出しと巻き戻しは、各々の洗浄サイクルの前にまだ使用
していない洗浄布が必要な量だけあるか否かを確かめる
目的にも利用することができる。このために、洗浄布
は、１回の洗浄サイクル に必要な長さだけ送り出され
てから巻き戻される。この前方向回転と後方向回転の間
にセンサーが２度信号を出す場合には、差込みユニット
制御装置１４は洗浄プログラム制御１３を進行させる。
そうでない場合は、洗浄差込みユニット１が存在しない
ことが操作パネル表示装置１５に表示される。
【００２１】さらに、洗浄サイクルの進行中には、セン
サー１１のパルスは繰り返し周波数監視装置１６に送ら
れる。繰り返し周波数監視装置１６はこれらのパルスの
周波数を計算して、その周波数が所定の上限または下限
以内の値を守っているか否かをチェックする。
サー１１のパルスは繰り返し周波数監視装置１６に送ら
れる。繰り返し周波数監視装置１６はこれらのパルスの
周波数を計算して、その周波数が所定の上限または下限
以内の値を守っているか否かをチェックする。
【００２２】この下限は、貯蔵リール３のロールを使い
果たしたために洗浄布４が停止状態にあることを確認す
る機能を持っている。洗浄サイクル中に繰り返し周波数
が、ゼロに近いかゼロに等しく選択されるこの下限に達
した場合には、洗浄布終了信号が送られる。この洗浄布
終了信号に基づいて洗浄プログラムは自動的に終了し、
操作パネル表示装置１５には、洗浄布が使い果たされた
ので交換されなければならないことが表示される。
果たしたために洗浄布４が停止状態にあることを確認す
る機能を持っている。洗浄サイクル中に繰り返し周波数
が、ゼロに近いかゼロに等しく選択されるこの下限に達
した場合には、洗浄布終了信号が送られる。この洗浄布
終了信号に基づいて洗浄プログラムは自動的に終了し、
操作パネル表示装置１５には、洗浄布が使い果たされた
ので交換されなければならないことが表示される。
【００２３】別の理由で洗浄布４が一時的に停止したこ
とが原因で起こり得る誤った表示を避けるために、繰り
返し周波数監視装置１６によって繰り返し周波数と平行
に、モーター１２のモーター電流が検査される。モータ
ー電流は、洗浄布が終了に達すると比較的に急激に上昇
する。
とが原因で起こり得る誤った表示を避けるために、繰り
返し周波数監視装置１６によって繰り返し周波数と平行
に、モーター１２のモーター電流が検査される。モータ
ー電流は、洗浄布が終了に達すると比較的に急激に上昇
する。
【００２４】最後に、繰り返し周波数の上限は、洗浄布
の搬送速度と比べて高速に回転する印刷機の胴に洗浄布
４が万一巻き込まれることを出来るだけ早く検出する機
能をもつ。したがって、巻き込まれた洗浄布による胴の
破損を避けるために印刷機は十分速やかに制動すること
ができる。
の搬送速度と比べて高速に回転する印刷機の胴に洗浄布
４が万一巻き込まれることを出来るだけ早く検出する機
能をもつ。したがって、巻き込まれた洗浄布による胴の
破損を避けるために印刷機は十分速やかに制動すること
ができる。
【００２５】この非常停止機能を実施するために、セン
サー１１の繰り返し周波数は最大許容繰り返し周波数と
絶えず比較される。この場合、最大許容繰り返し周波数
は洗浄布４の技術的に可能な搬送速度と安全割増との和
に対応して選択される。最大許容繰り返し周波数を越え
ると、繰り返し周波数監視装置１６は印刷機の非常停止
スイッチ１７を作動させる。すでに述べたように、この
ように構成することによって、印刷機は通常の洗浄速度
およびこれを遥かに上回る速度の場合においても、胴の
破損を効果的に防ぐために、印刷機を十分速やかに制動
することができる。
サー１１の繰り返し周波数は最大許容繰り返し周波数と
絶えず比較される。この場合、最大許容繰り返し周波数
は洗浄布４の技術的に可能な搬送速度と安全割増との和
に対応して選択される。最大許容繰り返し周波数を越え
ると、繰り返し周波数監視装置１６は印刷機の非常停止
スイッチ１７を作動させる。すでに述べたように、この
ように構成することによって、印刷機は通常の洗浄速度
およびこれを遥かに上回る速度の場合においても、胴の
破損を効果的に防ぐために、印刷機を十分速やかに制動
することができる。
【図１】図１は、印刷機に装入された洗浄差込みユニッ
トの概念的な断面図である。
トの概念的な断面図である。
【図２】図２は、図１に示した配置構成における洗浄運
転の制御およびその他の機能を実施するための回路の原
理的な構造を示す図である。
転の制御およびその他の機能を実施するための回路の原
理的な構造を示す図である。
１ 差込みユニット ２ 胴 ３、５ リール ４ 洗浄布 ６ タイミングシャフト １０ タイミングホイール １１ センサー １２ モーター １４ 差込みユニット監視装置 １５ 表示装置 １６ 繰り返し周波数監視装置 １７ 非常停止装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ (72)発明者 ヨハネス シュプリンガー ドイツ連邦共和国 69118 ハイデルベル ク キルヒェンベルクヴェーク 45 (72)発明者 ディーテル ベッカー ドイツ連邦共和国 69207 ザントハウゼ ン カルルスバートシュトラーセ 11
Claims (9)
- 【請求項１】 回転可能な２つのリールの間で送り出し
および巻き戻し可能な洗浄布を、洗浄しようとする胴の
表面に周期的に押し付けてさらに搬送し、その際に洗浄
布の搬送過程を検知装置によって検知し、該検知装置が
搬送過程信号を出力する、印刷機における洗浄運転を制
御する方法において、 洗浄運転を開始する前に洗浄布（４）を一区間だけ送り
出して再び巻き戻し、その際に搬送過程信号が受信され
たか否かに応じて準備完了信号もしくは準備未了信号を
出力し、 洗浄サイクルの進行中に搬送過程信号から搬送速度に対
する尺度を導き出し、この尺度を所定の下限値および所
定の上限値と継続的に比較して、搬送速度が下限値に達
した場合には洗浄布終了信号を出力し、搬送速度が上限
値を越えた場合には非常停止信号を出力することを特徴
とする、印刷機における洗浄運転を制御する方法。 - 【請求項２】 洗浄布（４）の搬送速度のほかに、リー
ル駆動用のモーター（１２）のトルクを監視し、搬送速
度の減少を伴うモーターのトルクの上昇が確認されたと
きにだけ洗浄布終了信号を出力する、請求項１に記載の
方法。 - 【請求項３】 リール（３、５）を、印刷機から取り外
し可能な洗浄差込みユニット（１）内に配置し、洗浄差
込みユニットが挿入されているときには、前記リール
（３、５）を印刷機に配置されている唯一個のモーター
（１２）によって駆動し、該モータ（１２）の回転方向
に応じて一方のリール（３）または他方のリール（５）
を回転させ、 印刷機の初期化時にはモーター（１２）を一区間だけ前
方向回転させてから逆方向回転させ、対応する搬送過程
信号が受信されるか否かを検査し、その搬送過程信号が
受信されない場合には印刷機内に洗浄差込みユニットが
存在しないことを示す信号を出力する、請求項１または
２に記載の方法。 - 【請求項４】 洗浄布（４）を、洗浄差込みユニット
（１）内で回転可能に支持されているタイミングシャフ
ト（６）を経由して走行させ、このタイミングシャフト
を洗浄布の搬送速度に対応して回転させ、 タイミングシャフト（６）またはこれと連結しているタ
イミングホイール（１０）を印刷機に固定されているセ
ンサー（１１）によって検査する、請求項３に記載の方
法。 - 【請求項５】 センサー（１１）によって、タイミング
シャフト（６）またはタイミングホイール（１０）に設
けられたマークを非接触で検出し、タイミングシャフト
が回転しているときには、センサー（１１）にパルス信
号を出力させ、その周波数を搬送速度に対する尺度とし
て用いる、請求項４に記載の方法。 - 【請求項６】 回転可能な２つのリールの間で送り出し
および巻き戻し可能な洗浄布と、これらのリールを回転
させる少なくとも１つのモーターと、洗浄布の搬送過程
を検知するのための検知装置と、前記少なくとも１つの
モーターおよび検知装置と連結されている洗浄プログラ
ム制御部とを具備した洗浄装置を有する、印刷機におけ
る洗浄運転を制御する装置において、 前記少なくとも１つのモーター（１２）および検知装置
（１１）と連結されていて洗浄装置の機能準備状態を検
査する装置（１４）と、 検知装置（１１）、表示装置（１５）および印刷機の非
常停止装置（１７）と連結されていて洗浄布（４）の搬
送速度を監視する装置（１６）とを有する、印刷機にお
ける洗浄運転を制御する装置。 - 【請求項７】 洗浄布（４）の搬送速度を監視する前記
装置（１６）が、トルクを監視するために、さらに、い
ずれか１つのモーター（１２）と連結されている、請求
項６に記載の装置。 - 【請求項８】 前記洗浄装置は印刷機から取り外し可能
な洗浄差込みユニット（１）であり、 リール（３、５）を駆動するためにただ１つのモーター
（１２）が設けられており、該モーター（１２）は印刷
機に配置されていて、洗浄差込みユニット（１）が挿入
されているときには回転方向に応じて一方のリール
（３）または他方のリール（５）に連結される、請求項
６または７に記載の装置。 - 【請求項９】 前記検知装置は、洗浄差込みユニット
（１）内で回転可能に支持されているタイミングシャフ
ト（６）とセンサー（１１）とを有し、洗浄布（４）
は、タイミングシャフト（６）上でぴんと張られて送ら
れ、かつ、タイミングシャフト（６）はマークを付けた
タイミングホイール（１０）に連結されており、センサ
ー（１１）は印刷機に固定されていて、洗浄差込みユニ
ット（１）が挿入されたとき該センサー（１１）は前記
マークに向けられている、請求項８に記載の装置。
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