JP2573514B2 - ワイヤ断線位置検出装置 - Google Patents

ワイヤ断線位置検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ワイヤ放電加工機におけるワイヤ断線位置
検出装置に関する。
従来の技術 ワイヤ放電加工機における断線検出装置としては、リ
ミットスイッチ等から構成される検出手段をワイヤ径路
上に配設し、該検出手段により、ワイヤ断線のために生
ずるワイヤテンションの減少又はワイヤ走行停止を検出
して、断線検出信号を出力し加工を停止させるものが一
般的である。
発明が解決しようとする課題 ワイヤに断線が生じた場合は、ワイヤ結線作業を行っ
てワイヤを修復した後、再度加工を開始することとなる
が、従来の断線検出装置においてはワイヤの断線が検出
されるのみで、ワイヤ断線の原因を究明することが困難
であったため、特に、断線の原因がワイヤ放電加工機側
にあった場合など、何度ワイヤの修復を行ってもすぐに
断線が生じてしまうことがあった。
ワイヤ断線が生じるとワーク表面に筋目状の傷が生じ
やすく、また、ワイヤ修復作業のために無駄な時間を費
すことにもなるので、断線の原因を早急に究明し取除く
必要がある。
また、ワイヤ自動結線装置を備えたワイヤ放電加工機
の場合には、断線検出装置によってワイヤの断線が検出
される度に自動的にワイヤ結線作業が開始されるため、
上記のようにワイヤ放電加工機側の断線の原因があった
場合など、原因が取り除かれぬまま無意味な結線作業が
繰返して加工能率が低下するばかりでなく、上記した筋
目状の傷が大量に発生してワーク自体を損うことにもな
り兼ねない。
一方、加工作業中に生じるワイヤ断線には種々の原因
が考えられるが、たとえば、放電加工部(ワーク上面か
らワーク下面に当る区間)においてワイヤが断線した場
合には加工条件が不適である等といったように、ワイヤ
の断線原因とワイヤ径路上の区間における断線位置との
間には所定の関係が想定でき、ワイヤの断線位置を知る
ことによって断線の原因を推測することが容易となり、
断線の原因を究明するのに大いに役立つ。
そこで、本発明の課題は、ワイヤ放電加工中に断線が
生じた場合、ワイヤ径路上の区間におけるワイヤ断線位
置を判別すると共に該断線位置を表示装置に表示するこ
とのできるワイヤ断線位置検出装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、ワイヤ放電加工中のワイヤ断線を検出する
断線検出手段と、ワイヤ巻き戻し機構とを備えたワイヤ
放電加工機において、上ワイヤガイドよりワイヤ径路上
流側にワイヤ先端を検出するワイヤ先端点検出手段、ワ
イヤの巻き戻し量を検出する巻き戻し量検出器が各々配
設し、かつ上記ワイヤ先端点検出手段は巻き戻し量検出
器よりワイヤ径路の下流に配設され、上記断線検出手段
がワイヤ断線を検出すると上記ワイヤ先端点検出手段が
ワイヤ先端を検出するまでワイヤ巻き戻し機構を駆動し
上記巻き戻し量検出器によって検出されるワイヤの巻き
戻し量を積算記憶する巻き戻し量算出手段と、巻き戻し
量算出手段に記憶されたワイヤの巻き戻し量に応じてワ
イヤ径路上におけるワイヤ断線位置を判別し表示する断
線位置判別・表示手段とを備えることにより上記課題を
解決した。
また、上記断線位置判別・表示手段に、ワイヤ断線位
置に対するワイヤ断線が生じる主な原因を記憶してお
き、判別したワイヤ断線位置に応じて断線原因をも表示
させる構成としてもよい。
作 用 断線検出手段がワイヤ断線を検出すると、上記ワイヤ
先端点検出手段がワイヤ先端を検出するまでワイヤ巻き
戻し機構を駆動し、この間に巻き戻し量検出器によって
検出されるワイヤの巻き戻し量を巻き戻し量算出手段は
積算記憶する。
巻き戻し量算出手段に記憶される巻き戻し量は上記ワ
イヤ先端点検出手段からワイヤ径路上の断線発生位置に
至る距離と一致する。断線位置判別・表示手段は、ワイ
ヤ巻き戻し量算出手段に記憶された巻き戻し量、即ち、
検出電極からワイヤ径路上の断線発生位置に至る距離に
基づいて、断線発生位置を判別すると共に該断線発生位
置を表示装置に表示する。
また、上記断線位置判別・表示手段に、ワイヤ断線が
生じる主な原因をワイヤ断線位置に対応させて記憶して
おけば、ワイヤ径路上の断線発生位置に加え断線が生じ
る主な原因をも上記断線位置判別・表示手段によって表
示させることが可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
ワイヤ放電加工機の駆動系要部を示す第1図におい
て、符号1は未使用ワイヤを巻回したワイヤ送り出しリ
ールであり、ワイヤ巻き戻し時においては巻き戻し用モ
ータM1によって第1図中時計方向に駆動されてワイヤ巻
き戻し機構の一部を構成する。
通常のワイヤ放電加工作業において、ワイヤ送り出し
リール1から送出されるワイヤWrは、断線検出装置2お
よび張力装置3を介してプーリ4,4′に至り、ワイヤWr
に放電加工電源を供給する上部給電子5、上ワイヤガイ
ド6、放電加工中のワイヤWrおよびワークWは加工液を
供給する上ノズル7、ワークW、下ノズル8、下ワイヤ
ガイド9、下部給電子10を介して下プーリ11に至り、巻
き上げ用モータM2によって駆動される巻上げローラ12お
よびピンチローラ13によって挾持されて送りをかけられ
るように構成されている。
本発明は、以上の構成に加え、さらに、断線位置検出
用の検出電極14,断線位置検出用の検出用通電子15,およ
び断線時のワイヤ巻き戻し量を検出する巻き戻し量検出
器16が設けられている。
検出電極14は断線の生じにくいワイヤ径路上流側に設
けられ、該検出電極14と対向する位置に設けたプーリ17
によってワイヤWrとの電気的接触が確保されている。検
出用通電子15は検出用電極14よりも上流側に設けられ、
該検出用通電子15と対向する位置に設けたプーリ18によ
ってワイヤWrとの電気的接触が確保されている。
また、巻き戻し量検出器16はロータリーエンコーダ等
で構成され、検出電極14よりも上流側に配設されたプー
リ4′に該巻き戻し量検出器16の軸が固着され、該プー
リ4′は対向するプーリ4とワイヤWrを挾持し、ワイヤ
Wrが巻き戻されるとプーリ4′が回転しワイヤWrの巻き
戻し量を該巻き戻し量検出器16が検出する構成となって
いる。
なお、上記断線検出装置2はワイヤ放電加工中に常時
ワイヤWrの送りに伴って回転されており、該断線検出装
置2よりも下流側のワイヤWrに断線が生じ巻上げローラ
12およびピンチローラ13による巻き上げが上流側ワイヤ
Wrに伝えられなくなってワイヤ送りが停止した場合これ
を検知して断線を検出するものであり、張力装置3は所
定の制動力を備えたローラ体であり、断線検出装置2と
共に挾持したワイヤWrにワイヤ引き出し抵抗を付与する
ことによって、巻上げローラ12およびピンチローラ13と
該張力装置3との間のワイヤWrにテンションを生じさせ
るものである。しかし、これらは本発明と直接関係がな
いので構成に関する説明は省略する。符号19はワーク置
き台、符号20は使用済みワイヤを回収するワイヤ回収箱
である。
次に、第2図に基づいて本実施例の制御系要部につい
て説明する。
ワイヤ放電加工機を制御する数値制御装置には、マイ
クロプロセッサ(以下、CPUという)101が備えられ、該
CPU101には制御プログラムを記憶するROM102、データの
一時記憶,各種設定値等を記憶するRAM103、後述する断
線位置検出処理で使用されるデータを設定するテーブル
TB等を記憶した不揮発性メモリ104、および、CRT表示装
置付き手動データ入力装置(以下、CRT/MDIという)10
5、入出力回路106等がバス結合されている。入出力回路
106には、断線検出装置2,検出電極14,巻き戻し量検出器
16,検出用通電子15,加工用電源装置21が接続され、ま
た、モータ駆動回路22を介して巻き戻し用モータM1およ
び巻き上げ用モータM2がそれぞれON/OFF制御可能に接続
されている。
次に、ワイヤ放電加工におけるワイヤ断線の原因とワ
イヤ径路上の区間における断線位置との相関関係の概略
について説明する。
一般に、上部給電子5よりも上流側(区間イ.ロ)で
断線が生じた場合はワイヤ駆動系の不良およびワイヤ不
足(加工中にワイヤが足りなくなる場合)が考えられ、
上部給電子5から上ワイヤガイド6に至る区間(区間
ハ)で断線が生じた場合は上部給電子5の取付け位置不
良および該給電子5におけるワイヤ摺動面の傷,汚れが
考えられる。また、上ワイヤガイド6からワークW上面
に至る区間(区間ニ)で断線が生じた場合には上ワイヤ
ガイド6の不良および上ノズル7の加工液流量不足が、
ワークW中(区間ホ)で断線が生じた場合には加工条件
不適当,ワイヤ送り速度の不足,加工液流量不足が、ワ
ークW下面から下部給電子10に至る区間(区間ヘ)で断
線が生じた場合には下ノズル8の加工液流量不足,下ワ
イヤガイド9の不良が考えられる。下部給電子10から下
プーリ11に至る区間(区間ト)で断線が生じた場合には
下部給電子10の取付け位置不良および該給電子10におけ
るワイヤ摺動面の傷,汚れが考えられ、また、下プーリ
11よりも下流側(区間チ)で断線が生じた場合はワイヤ
駆動系の不良およびワイヤ送り速度の不足が考えられ
る。
以上が、ワイヤ径路上における各々の区間で断線が生
じる主な原因であり、本実施例においては、不揮発性メ
モリ104に設けられたテーブルTBに、上記区間イ〜チお
よび各々の区間に対応する断線原因を簡略化してメッセ
ージとして記憶させている。
以下、断線検出装置2が断線を検出したときにCPU101
が実行する処理を示すフローチャート(第3図参照)に
基づいて本実施例の作用を説明する。
ワイヤ放電加工中にワイヤWrに断線が生じると巻上げ
ローラ12およびピンチローラ13による巻き上げが上流側
ワイヤに伝えられなくなってワイヤ送りが停止し、断線
検出装置2がこれを検知して断線検出信号を出力する。
入出力回路106を介して断線信号を検出したCPU101は加
工用電源装置21の稼働を停止し、ワイヤ放電加工を停止
させる。なお、ワイヤ径路上流側には張力装置3が設け
られているため、慣性によって上流側ワイヤが移動する
ことはない。
上記処理が終了した後、CPU101は第3図に示される処
理を開始し、まず、巻き戻し量検出器16からのパルス出
力に応じてワイヤの巻き戻し量を積算記憶する巻き戻し
距離記憶レジスタをリセットし(ステップS1)、検出用
通電子15の電源スイッチをONにしてワイヤWrに数ボルト
の直流電圧を印加する(ステップS2)。
次に、検出電極14の検出電圧Vが0ボルトであるか否
かを判別し(ステップS3)、検出電極14の検出電圧Vが
0ボルトでなければ、即ち、断線が生じた区間が断線位
置検出用の検出電極14よりも下流側であり(検出用通電
子15からワイヤWrに印加された直流電圧がワイヤWrを介
して検出電極14で検出されるため)、このときはモータ
駆動回路24を介して巻き戻し用モータM1を駆動しワイヤ
巻き戻し機構となるワイヤ送り出しリール1を反転させ
てワイヤWrの巻き戻しを開始する(ステップS4)。
巻き戻されるワイヤWrはプーリ4′を回転させるため
該プーリ4′に一体的に固着された巻き戻し量検出器
(ロータリーエンコーダ)16が回転し、ワイヤの巻き戻
し距離に応じたパルスが出力される。CPU101は入出力回
路106を介して入力されたパルスを、巻き戻し距離記憶
レジスタに積算記憶(計数)し、巻き戻し距離のカウン
トを開始する(ステップS5)。次に、検出電極14の検出
電圧が0ボルトであるか否かを判別し(ステップS6)、
検出電極14の検出電圧が0ボルトでなければ、即ち、巻
き戻されるワイヤWrの断線した端部が検出電極14を通過
していなければ、巻き戻し距離のカウントを継続して行
う。
巻き戻し量をカウントしつつワイヤの巻きもどしを行
う間にワイヤWrの断線した端部が検出電極14を通過し、
検出電極14とワイヤWrとの接続が絶たれて検出電圧Vが
0ボルトとなると、ワイヤ巻き戻し用モータM1を停止し
てワイヤの巻き戻しを終了させ(ステップS7)、検出用
通電子15の電源スイッチをOFFにする(ステップS8)。
即ち、ステップS3〜ステップS8の処理によって本実施例
は巻き戻し量検出手段を構成している。
以上の処理によって、断線位置検出用の検出電極14か
ら断線位置に至るワイヤ径路上の距離が巻き戻し距離記
憶レジスタに記憶される。
一方、ステップS2で検出用通電子15より電圧を印加し
たにも関わらずステップS3で電圧が検出されない場合
は、断線位置検出用の検出電極14よりも上流側で断線が
生じているものであり、このときはステップS4〜ステッ
プS7に至る巻き戻しおよびカウント処理は実行せずにス
テップS8に移行する。したがって、巻き戻し距離記憶レ
ジスタには0が記憶される。
次に、ステップS9に移行して断線位置判別処理を実行
する。
断線位置判別処理においては、巻き戻し距離記憶レジ
スタに記憶された巻き戻し量、即ち、検出電極14から断
線位置に至るワイヤ径路上の距離と、予め不揮発性メモ
リ104に記憶されている検出電極14を起点とするワイヤ
径路上の距離A〜F(第1図参照)とを比較して、断線
位置が前記区間イ〜チの内どの区間に含まれるかを判別
する。
まず、巻き戻し距離記憶レジスタに記憶された値が0
であるか否かを判別し、0であれば断線が生じた区間は
検出電極14よりも上流側の区間イであると判別される。
一方、巻き戻し距離記憶レジスタに記憶された値が0で
なければ、次に、検出電極14を起点とするワイヤ径路上
の距離Aと比較し、巻き戻し距離記憶レジスタに記憶さ
れた値がA以下であれば、断線が生じた区間は検出電極
14から上部給電子5に至る区間ロであると判別される。
このようにして、巻き戻し距離記憶レジスタに記憶され
た値と検出電極14を起点とするワイヤ径路上の距離A〜
Fとを順次比較することによって、断線の生じた位置が
区間イ〜チの内どの区間に含まれるかを判別する。
このようにして、ワイヤ径路上のどの区間で断線が生
じたかを判別した後、前記テーブルTBより当該区間に対
応する断線位置および断線原因を読出してCRT/MDI105の
ディスプレイに表示する。たとえば、区間イ若しくはロ
で断線が生じたと判別された場合には、「上部給電子5
よりも上流側で断線が生じました」「ワイヤ駆動系の状
態とワイヤ残量を確認して下さい」などと表示して、ワ
イヤ断線の生じたワイヤ径路上の区間および該区間で断
線の発生する主な原因を示す(ステップS10)。即ち、
本実施例では、ステップS9〜ステップS10によって断線
位置判別・表示手段を構成している。
なお、検出電極14を起点とするワイヤ径路上の距離に
おいて、上ワイヤガイド6に至る距離BのワークW上面
に至る距離Cは、ワークWの厚みや上ワイヤガイド6の
位置(z軸の高さやテーパー加工時におけるu,v軸の移
動)によって異なることがあるが、加工開始時にワーク
Wの厚さを入力設定し、また、上ワイヤガイド6のリフ
ァレンス点(機械座標系の原点)からの距離を用いてCP
U101に演算処理を行わせることによって補正すればよ
い。
発明の効果 本発明によれば、ワイヤ放電加工中にワイヤ断線が生
じた場合、ワイヤ径路上におけるワイヤ断線位置が表示
手段に表示されるので、ワイヤ径路上におけるワイヤ断
線位置によって異なるワイヤ断線の原因究明が容易とな
る。また、ワイヤ断線位置に対応した主な断線原因をワ
イヤ断線位置と合わせて表示することにより、ワイヤ断
線の原因究明は一層容易となる。
したがって、従来のように断線原因不明のまま無駄な
ワイヤ修復作業を繰返すような事態を回避することが可
能となり、加工効率が向上し、また、ワイヤ修復作業の
繰返しによってワーク表面が傷つくようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例におけるワイヤ放電加工機のワイヤ駆
動系要部を示す図、第2図は同実施例のワイヤ放電加工
機の制御系要部を示すブロック図、第3図はワイヤ断線
検出時における処理動作を示すフローチャートである。 1……ワイヤ送り出しリール、2……断線検出装置、3
……張力装置、4,4′,17,18……プーリ、5……上部給
電子、6……上ワイヤガイド、7……上ノズル、8……
下ノズル、9……下ワイヤガイド、10……下部給電子、
11……下プーリ、12……巻き上げローラ、13……ピンチ
ローラ、14……断線位置検出用の検出電極、15……検出
用通電子、16……巻き戻し量検出器、19……ワーク置き
台、20……ワイヤ回収箱、21……加工用電源装置、22…
…モータ駆動回路、101……マイクロプロセッサ、102…
…ROM、103……RAM、104……不揮発性メモリ、105……C
RT表示装置付き手動データ入力装置、106……入出力回
路、M1……巻き戻し用モータ、M2……巻き上げ用モー
タ、W……ワーク、Wr……ワイヤ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤ放電加工中のワイヤ断線を検出する
    断線検出手段と、ワイヤ巻き戻し機構とを備えたワイヤ
    放電加工機において、上ワイヤガイドよりワイヤ径路上
    流側にワイヤ先端を検出するワイヤ先端点検出手段、ワ
    イヤの巻き戻し量を検出する巻き戻し量検出器が各々配
    設され、かつ上記ワイヤ先端点検出手段は巻き戻し量検
    出器よりワイヤ径路の下流に配設され、上記断線検出手
    段がワイヤ断線を検出すると上記ワイヤ先端点検出手段
    がワイヤ先端を検出するまでワイヤ巻き戻し機構を駆動
    し上記巻き戻し量検出器によって検出されるワイヤの巻
    き戻し量を積算記憶する巻き戻し量算出手段と、巻き戻
    し量算出手段に記憶されたワイヤの巻き戻し量に応じて
    ワイヤ径路上におけるワイヤ断線位置を判別し表示する
    断線位置判別・表示手段とを備えたことを特徴とするワ
    イヤ断線位置検出装置。
  2. 【請求項2】上記断線位置判別・表示手段は、ワイヤ断
    線位置に対する断線原因を記憶しておき、判別したワイ
    ヤ断線位置に応じて断線原因をも表示するものである特
    許請求の範囲第1項記載のワイヤ断線位置検出装置。
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