JPS6342982Y2 - - Google Patents

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JPS6342982Y2
JPS6342982Y2 JP1980090720U JP9072080U JPS6342982Y2 JP S6342982 Y2 JPS6342982 Y2 JP S6342982Y2 JP 1980090720 U JP1980090720 U JP 1980090720U JP 9072080 U JP9072080 U JP 9072080U JP S6342982 Y2 JPS6342982 Y2 JP S6342982Y2
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wire electrode
wire
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electrode
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【考案の詳細な説明】 本考案は、ワイヤカツト放電加工装置に係り、
特にワイヤカツト電極を移動して加工している間
中常にワイヤ電極の位置を監視して精度の高い加
工を行なうためのものであつて、又加工開始前の
ワイヤ電極の懸架状態が所定の懸架経路と一致す
るか否かを検知判別して加工開始を制御する機能
をも有せしめ得るものである。
ワイヤカツト放電加工に於ては、ワイヤ電極の
張力が充分でないと、放電の反力によつて振動し
たり、撓みを生じ、このため加工精度を損なつた
り加工面に筋を残すことになるため、ワイヤ電極
はなるべく強い張力をもつて張設する必要があ
る。又加工速度の点から見た場合には、ワイヤ電
極に流すことのできる許容電流が該ワイヤ電極の
材質と線径とによつて制限されるため、大きな加
工電流を流し、高速度で加工するためには同じ材
質の場合は線径の太いワイヤ電極を使用すること
が好ましく、この加工精度や仕上面と加工速度の
両点から、ワイヤ電極としては太い線径のものを
なるべく強く張つて用いることが望ましい。
しかしながら実際の加工に於ては、ワイヤ電極
の線径は加工形状によつて制限され、又太いもの
を用いれば、機械は高剛性を要求される結果大型
となり、又それだけワイヤ電極の使用重量が増大
して費用がかかる等のことから、通常は0.2mm径
程度の銅や黄銅のワイヤ電極が多く用いられ、張
力の点に於ても、加工中は放電時の熱作用や電極
消耗によつてワイヤ電極の引張り強さが低下する
ため、安全率を見込んで抵張力の50〜60%程度の
強さで張設している。
かかるワイヤカツト放電加工用のワイヤ電極と
しては、0.2mm径程度の銅又は黄銅のワイヤ電極
を貯蔵供給ドラムと巻取ドラムとの間に設けた多
数のガイドローラを用いて方向をかえて所要長さ
のワイヤ電極を必要最小限の場所に収容するよう
に張り巡らす。その際歪除去等のために所定経路
の懸架を行ない、ブレーキドラムとキヤプスタン
ピンチローラ間に於て所定の張力を与えた状態
で、前記ワイヤ電極をゆつくり送り出しながら、
ピンガイド、ダイスガイド、或いは船型ガイド等
の一対の主ガイド間で前記の張力を与えた状態の
ワイヤ電極を板状等の被加工体の加工開始点に形
成した下孔に挿通したり、被加工体の端部に対向
配置したりして、被加工体との間に通電子を介し
て加工電源に接続して放電加工を行なうものであ
る。
従つて、ワイヤ電極の軸線方向への走行移動を
誘導案内する懸架機構が非常に複数多岐となり、
軸線方向と直交する方向へのワイヤ電極のずれ、
つまり所定の懸架経路からのワイヤ電極の変位が
種々の原因で発生する可能性があり、しかも、こ
のような変位の発生は、一個所に於けるささやか
なずれであつても被加工体に対する加工精度を大
きく悪化させることが少なくないものである。
例えば、懸架経路に於ける被加工体の前後に設
けられる船型ガイド等の固定ガイド部分に於てワ
イヤ電極が所定の移動経路から変位すると、直接
的に加工精度を悪化させることになり、又固定ガ
イド、ローラガイドの何れの部分に於てもワイヤ
電極が所定の移動経路から変位すると、該ガイド
部分に於けるワイヤ電極の円滑な移動が阻害さ
れ、微小な引つ掛かりによりワイヤ電極に傷つい
たり、張力の変動によつてワイヤ電極が断線した
り、或いはワイヤ電極に振動が発生したりするこ
とになり、この振動が被加工体と対向する加工部
のワイヤ電極に伝播して加工精度を悪化させるこ
とになる。この加工部に於けるワイヤ電極の振動
に関しては、従来から放電圧力や加工液流の作用
による振動発生が考えられるところから、加工部
に於けるワイヤ電極の振動を検出し、該検出信号
によつて加工を一時的に停止せしめ、振動状態解
消後に再び加工を始めるようにした装置が提案さ
れているが(特開昭51−137193号公報参照)、こ
のような従来装置にあつては、振動の発生が各種
ガイド部に於けるワイヤ電極の所定の位置からの
ずれによる場合には振動発生の原因を把握するこ
とができず、振動状態を解消することが困難であ
る。
以上の点に鑑み、本考案は、前記各種ガイド部
に於けるワイヤ電極の所定の位置からのずれや、
このずれを起因としてワイヤ電極が振動すること
による加工精度の悪化防止を目的として提案され
るものであつて、加工部以外の懸架経路に於ける
ワイヤ電極の変位を検出し、異常状態発生時に
は、これを表示又は警報を発生せしめると共に加
工を一旦停止せしめて矯正することにより精度の
くるいを最小にせんとするものである。
即ち、本考案は常に移動しているワイヤ電極を
通電子を介して加工電源に接続して電極として用
いるワイヤカツト放電加工装置に於て、ワイヤ電
極移送路を監視するために、フオトトランジスタ
と発光ダイオードのような検出器をブレーキロー
ラ、キヤブスタン、ピンチローラ、或いは更に船
型ガイド等の固定ガイドやローラガイドからなる
ワイヤ電極誘導案内制御装置の入口、出口又は前
後のような所定場所に設けることを特徴とするも
のであり、又前記検出器よりの検出出力を取出し
て異常状態に際し、表示や警報を発生せしめると
共にワイヤ電極の走行移動を停止し、加工作動を
停止(加工電源を切るとか電極と被加工体との間
のNCによる相対的加工送りを停止)せしめるよ
うにしたことを特徴とするものである。
本考案装置を図の実施例にしたがつて説明す
る。第1図はワイヤ電極懸架の状態を示す実施例
の側面簡略構成図で、1はワイヤ電極で、貯蔵供
給ドラム2aより引出されるワイヤ電極1は、多
数のガイドローラ3a,3b,3c……3nによ
り誘導され、回転制動が与えられているブレーキ
ローラ4aにピンチローラ4a′で圧着してブレー
キをかけながらキヤプスタン4bとピンチローラ
4b′による引張力により送りが与えられ、所定の
張力9と速度とで懸架経路を走行移動して、巻取
ドラム2bに回収される。
その他5a,5bは、ワイヤ電極1を摺接案内
して位置決めする船型ガイドで、これ等ガイド間
でワイヤ電極1を直接的に一定の張力で緊張せし
め、振動を少なくして被加工体6の加工を行ない
うるようにし、必要に応じ、加工液が噴射ノズル
7より加工部に与えられる。
又被加工体6とワイヤ電極1との間に通電子8
を介して放電加工電圧パルスが与えられる。9
a,9b,9c……9kは第2図a,bで示すよ
うな光検出を利用したワイヤ電極移送路検出器
で、ガイドローラ3a、ブレーキローラ4aにワ
イヤ電極1が入る前の位置と、ガイドローラ3
n、キヤプスタン4bをワイヤ電極1が出た後、
ガイド5a入口、ガイド5bの出口側の所定位置
に設けられ、ワイヤ電極1の位置、即ち懸架経路
の移送路を常に監視するのである。
尚検出器9a,9b,9c,9e……は第2図
a及びbの平面図と側面図で示すような構成をと
り、この場合光検出器9を採用しており、発光ダ
イオード9mとフオトトランジスタ9nとよりな
り、これら送受光部の間を移送するワイヤ電極1
が正常位置にあるときはワイヤ電極1が光路の一
部又は大部分遮蔽して発光ダイオード9mの光が
フオトトランジスタ9nには達しないようにし、
異常位置にずれる光の大部分又は全部がフオトト
ランジスタ9nに達するものとする。尚9′はワ
イヤ電極1の挿脱開口傾斜面、9″はダイオード
9m及びトランジスタ9nの光出力及び光入力ス
リツト又は小孔である。
第2図cは多数のこれら検出器9a,9b,9
c……9kのうちの1つでも異常をきたすと出力
を出して、オア回路10に入つてその出力を取出
し、警報、表示等の回路11を働かせて担当作業
員に知らせると共に、前記表示等出力信号によ
り、或いは更にパルス発振器とカウンタ等よりな
る時間積分装置12を用いて異常継続する場合は
出力を取出して強制的に放電加工の電源回路を切
つたり、又はワイヤ電極1又は被加工体6間の
NC又は倣いによる加工送りを停止させたり、ワ
イヤ電極の走行移動を停止させたりする。又13
はノツト回路で、オア回路10の出力がなくな
り、正常位置にワイヤ電極1が戻つたことを確認
すると、積算装置12に信号を与えて自動的に電
源を入れたりすることもできる。尚、発光ダイオ
ード9mには定電圧を加える場合とパルス電圧を
加えて間歇発光を行なわせる場合がある。
以上のように本考案装置によれば、ワイヤ電極
の位置を常に監視し所定の懸架経路からの変位が
生じると、これを自動的に検知して表示や警報に
より担当作業員に知らせると共に加工作業を停止
してワイヤ電極の懸架状態を修正し、常に正常な
ワイヤ電極懸架状態で加工を行なうことができる
ため、ワイヤ電極の所定位置からのずれや、この
ずれを起因としてワイヤ電極が振動することによ
る加工精度の悪化を防止することができ、又ワイ
ヤ電極がガイド部に於て常に所定の位置で円滑に
案内されることにより、ガイド部に於ける引つ掛
かりによつてワイヤ電極に傷をつけたりワイヤ電
極を断線させたりすることもない。
尚、検出器としては、光検出器が最適と思われ
るが、他の検出器、例えば金属検出器や誘導検出
器等でも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例簡略構成図、第
2図a,bは光検出による移送検出器の構成図
で、a図は平面図、bは側面図、同図cは同検出
器による実施例制御動作回路結線図である。 1……ワイヤ電極、2a……貯蔵供給ドラム、
2b……巻取ドラム、3a,3b……3n……ガ
イドローラ、4a……ブレーキローラ、4b……
キヤプスタン、6……被加工体、9a,9b,9
c……検出器、9m……発光ダイオード、9n…
…フオトトランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯蔵供給ドラムと巻取ドラム等の回収端との間
    をブレーキローラ、キヤプスタン、ガイドロー
    ラ、及び被加工体の前後に設けられて加工部のワ
    イヤ電極を位置決めする固定ガイドから構成され
    る電極誘導案内制御装置によつて緊張状態で軸線
    方向に走行移動するワイヤ電極を通電子を介して
    加工電源に接続して加工電極として用いるワイヤ
    カツト放電加工装置に於て、前記電極誘導案内制
    御装置により形成されるワイヤ電極の懸架経路の
    うち貯蔵供給ドラムから被加工体の前に設けられ
    る固定ガイドに至る懸架経路及び被加工体の後に
    設けられる固定ガイドから回収端に至る懸架経路
    に、所定の懸架経路からのワイヤ電極の変位を検
    出する検出器を設け、該検出器の検出信号により
    異常状態を表示或いは警報を発生せしめると共に
    ワイヤ電極の走行移動を含む加工作動を停止せし
    めるように構成してなることを特徴とするワイヤ
    カツト放電加工装置。
JP1980090720U 1980-06-30 1980-06-30 Expired JPS6342982Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51137193A (en) * 1975-05-23 1976-11-26 Inoue Japax Res Inc Wire-cutting device making use of electric discharge

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