JP2006176223A - 印字用紙巻取り装置 - Google Patents

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一也 鈴木
Masahiro Kojima
雅広 小島
Tadanobu Uchidate
忠信 内舘
Sakae Takeuchi
栄 竹内
Tsutomu Tabata
努 田畑
Akihiro Koeda
昭広 小枝
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Abstract

【課題】 従来から設けられているテンションローラーの位置情報にもとづいて印字用紙の切断を確認可能である印字用紙巻取り装置を提供すること。
【解決手段】 テンションローラーの可動領域を四分割して、テンションローラーの位置ないし姿勢を逐次把握可能とするとともに、テンションローラーの姿勢を所定の設定時間にわたって監視することにより、印字用紙の用紙切れを確認可能であることに着目したもので、テンションローラーが位置しているテンション領域が、第1のテンション領域、第2のテンション領域、第3のテンション領域および第4のテンション領域のいずれかであるかを判断する巻取り制御部が、巻取り用の駆動部が稼働状態にあること、テンションローラーが第1のテンション領域にあることを検出しているととともに、テンションローラーが所定の設定時間をこえて第1のテンション領域にあるときに、印字用紙が切断されていると判断して、駆動部を停止するように制御することを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は印字用紙巻取り装置にかかるもので、とくに印字用紙に印字を行うプリンターとは独立して設けられた印字用紙巻取り装置に関するものである。
従来の印字用紙巻取り装置としては、プリンターとは別体の外部装置に構成されているとともに、プリンターの用紙排出口の前にこれを載置し、プリンターにより印字発行された連続用紙ないし印字用紙(ラベルを剥離した台紙を含む)をロール状に順次巻き取るものがある。
このような印字用紙巻取り装置は、プリンターにより印字済みの帯状の印字用紙を巻き取るための巻取り軸と、この巻取り軸を回転駆動する駆動部(たとえば駆動モーター)と、この巻取り軸の上流側においてこの印字用紙に当接するテンションローラーと、を有する。
テンションローラーは、印字用紙の印字排出および巻取りにともなって印字用紙に接触しつつ所定のテンション領域を往復動し、印字用紙のたわみを吸収するように印字用紙に張力を付与可能として、巻取り軸への巻取り強さを安定化可能とするものである。
こうした印字用紙巻取り装置において通常は、プリンターから排出された帯状の印字用紙の先端部を巻取り軸に固定し、テンションローラーを印字用紙に接触可能な状態にセットした上で、駆動部を始動し、印字用紙の巻取りを開始することになるが、このような巻取り動作の最中に印字用紙が切断されてしまったか否か、また、印字用紙がプリンター側で切断されたか、あるいはその自由な終端部に至っていることを検知しつづける構成が必要であり、一般的には、印字用紙の巻取り路に印字用紙を検出可能な光センサーなどを設けることが考えられる。
しかしながら、光センサーなどを設けることは部品点数の増加およびコストアップにもつながり、より簡便な構成のためには採用を避けたいものである。
さらに、巻取り動作の途中で印字用紙の切断が発生した場合に、この用紙切れを検知し、巻取り動作を自動的に停止させる必要がある。
なお、従来の印字用紙巻取り装置は、プリンター制御部によりプリンターと一体に制御され、特定のプリンター以外には駆動が事実上不可能であり、任意のプリンターから印字排出される印字用紙を適宜巻き取る機能を有しておらず、プリンターとの組み合わせに融通性がないという問題がある。
特開2003−252501号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、帯状の印字用紙の用紙切れを簡単な手法により検知可能な印字用紙巻取り装置を提供することを課題とする。
また本発明は、従来から設けられているテンションローラーの位置情報にもとづいて印字用紙の切断を確認可能な印字用紙巻取り装置を提供することを課題とする。
また本発明は、テンション領域におけるテンションローラーの停留位置により印字用紙の用紙切れを確認可能とした印字用紙巻取り装置を提供することを課題とする。
また本発明は、印字用紙の巻取り動作に付随してその用紙切れを検知するとともに駆動部を停止可能な印字用紙巻取り装置を提供することを課題とする。
また本発明は、とくにプリンターなどから独立して配置されていても、独立して制御可能であって、任意のプリンターから印字排出される印字用紙を巻取り可能な印字用紙巻取り装置を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、テンションローラーの可動領域を四分割して、テンションローラーの位置ないし姿勢を逐次把握可能とするとともに、テンションローラーの姿勢を所定の設定時間にわたって監視することにより、印字用紙の用紙切れを確認可能であることに着目したもので、印字済みの帯状の印字用紙を巻き取るための巻取り軸と、この巻取り軸を回転駆動する駆動モーターなどの駆動部と、この巻取り軸の上流側においてこの印字用紙に当接し、この印字用紙の巻取りにともなって所定のテンション領域を往復動してこの印字用紙に張力を付与可能なテンションローラーと、を有する印字用紙巻取り装置であって、上記テンションローラーが上記テンション領域のどの部分に位置しているかを検出可能な第1のセンサーおよび第2のセンサーと、この第1のセンサーおよび第2のセンサーからの出力信号により、上記テンションローラーが位置している上記テンション領域が、連続して互いに隣接し合う、上記印字用紙の巻取り路が最大長となる第1のテンション領域、第2のテンション領域、第3のテンション領域および上記印字用紙の巻取り路が最小長となる第4のテンション領域のいずれかであるかを判断する巻取り制御部と、を有し、上記巻取り制御部は、上記駆動部が稼働状態にあって、上記テンションローラーが上記第1のテンション領域にあることを検出しているととともに、上記テンションローラーが所定の設定時間をこえて上記第1のテンション領域にあるときに、上記印字用紙が切断されている、上記印字用紙がその終端部に至っている、などと判断して、上記駆動部を停止するように制御することを特徴とする印字用紙巻取り装置である。
上記巻取り制御部は、上記テンションローラーが上記第1のテンション領域にあるときに、上記駆動部を稼働させて上記印字用紙の巻取り動作を行い、上記テンションローラーが上記第4のテンション領域にあるときに、上記駆動部を停止させて上記印字用紙の巻取り動作を停止するように制御することができる。
上記テンションローラーを保持するローラーアームと、このローラーアームを回動可能に支持し、上記テンションローラーを上記巻取り路に交差するように正逆両方向に往復動可能とするローラー回動軸と、このローラー回動軸のまわりに回動可能とするとともに、上記第1のセンサーおよび上記第2のセンサーにより検出可能な検出凸部および検出凹部を交互に形成したセンサープレートと、を設けることができる。
上記巻取り制御部は、上記印字用紙に印字するプリンターのプリンター制御部とは独立して当該印字用紙巻取り装置を制御することができる。
なお、テンションローラーの往復動に余裕を持たせるために、第1および第4のテンション領域以外の、すなわち、その中間部の第2のテンション領域および第3のテンション領域においてテンションローラーを往復動させるように制御することが望ましい。
本発明による印字用紙巻取り装置においては、テンションローラーの可動領域を四分割して、テンションローラーの位置が、第1のテンション領域、第2のテンション領域、第3のテンション領域および第4のテンション領域のいずれかであるかを判断可能とし、プリンターからの印字用紙の印字発行および当該印字用紙巻取り装置による印字用紙の巻取り動作にともなうテンションローラーの第1のテンション領域における姿勢自体を所定の設定時間にわたって監視することにより、印字用紙の用紙切れを検知可能としたので、光センサーなどの検出器を別途設けることなく、従来からのテンションローラーの動作そのものにより印字用紙の用紙切れを確認するとともにその巻取り動作を停止させることができる。
本発明は、第1のテンション領域、第2のテンション領域、第3のテンション領域および第4のテンション領域を通過するテンションローラーの姿勢ないし位置情報により印字用紙の用紙切れを検出するようにしたので、光センサーなど特別な検出器を設けることなく印字用紙の用紙切れを確認して駆動部を停止させることができる印字用紙巻取り装置を実現した。
つぎに本発明の実施例による印字用紙巻取り装置2を図1ないし図6にもとづき説明する。
図1は、プリンター1およびこのプリンター1に接続した印字用紙巻取り装置2の概略側面図であって、プリンター1は、ラベルあるいはタグなど印字用紙3の供給部4と、印字用紙3の位置を検出する検出部5と、印字用紙3に印字を行う印字部6と、印字された印字用紙3を印字用紙巻取り装置2に巻き取ったのちその終端部を切断する切断部7と、これら各部を制御するプリンター制御部8と、を有する。
印字部6は、サーマルヘッド9とプラテンローラー10とを有し、サーマルヘッド9およびプラテンローラー10の間に印字用紙3を挟持してプラテンローラー10の回転により印字用紙3を印字用紙巻取り装置2方向に排出移送するとともに印字用紙3に所定情報を印字する。
切断部7は、プリンター制御部8によりこれを駆動して印字用紙3を機械的に切断するようにしてもよいが、手動により印字用紙3の終端部を切断する部材を設けることもできる。
図2は、印字用紙巻取り装置2の斜視図であって、印字用紙巻取り装置2は、装置本体11と、印字済みの印字用紙3を印字用紙巻取り装置2内に案内導入する第1の固定ガイドローラー12と、テンションローラー13と、テンションローラー13からの印字用紙3を案内する第2の固定ガイドローラー14と、印字用紙3をロール状に巻き取る巻取り部15と、操作部16と、電源スイッチ17と、巻取り制御部18と、を有する。
装置本体11における鉛直壁面部11Aにローラー回動軸19を設け、このローラー回動軸19に正逆両方向に回動可能にローラーアーム20を取り付け、その先端部にテンションローラー13を回転可能に取り付け、印字用紙3の巻取り路21(たとえば図1では、ジグザグ状に現れる)に垂直に交差するようにテンションローラー13を位置させている。
テンションローラー13は、鉛直壁面部11Aに形成した円弧状ガイド溝22に沿って印字用紙3の巻取り状態に応じて図1の矢印のように円弧状に上下往復動可能で、巻取り路21の長さを最小から最大に変化させる。
図3は、鉛直壁面部11Aのテンションローラー13が位置する面とは反対側の面から見た側面図であって、テンションローラー13の位置をセンサープレート23、第1のセンサー24および第2のセンサー25により検出可能とする。
センサープレート23は、ローラー回動軸19にこれを取り付けてテンションローラー13とともにローラー回動軸19のまわりに回動可能とするとともに、その円周部分に第1のセンサー24および第2のセンサー25により検出可能な二ヶ所の検出凸部(第1の検出凸部26、第2の検出凸部27)および三ヶ所の検出凹部(第1の検出凹部28、第2の検出凹部29、第3の検出凹部30)を交互に形成してある。
第1のセンサー24および第2のセンサー25は、透過型あるいは反射型いずれの検出器も採用可能であり、第1の検出凸部26、第2の検出凸部27、第1の検出凹部28、第2の検出凹部29および第3の検出凹部30を検出可能な位置の円周上にこれを配置してある。
図3に実線で示すテンションローラー13の最下部位置(下死点、第1のテンション領域)において、第1のセンサー24は第2の検出凹部29に臨み、第2のセンサー25は第3の検出凹部30に臨んでいる。
ローラー回動軸19は、テンションローラー13より鉛直方向上方側にこれを配置することが望ましく、この相対的な配置構成によってテンションローラー13はその自重により円弧状ガイド溝22内において鉛直方向下方に位置する姿勢を自然姿勢とし、テンションローラー13が図1および図2中上方から当接する印字用紙3に所定の張力を常時付与することができる。
また、必要であれば、引っ張りバネ31(図1)をローラーアーム20に取り付けることにより、テンションローラー13を円弧状ガイド溝22内において最下部(下死点)方向に常時付勢することもできる。
図4は、第1のセンサー24および第2のセンサー25からの検出信号によって判別するテンションローラー13が位置するテンション領域を示す図表、図5は、各テンション領域の概略を示す説明図である。
図3に実線で示す状態は、テンションローラー13の下死点(第1のテンション領域R1における最下点)を示し、第1のセンサー24が第2の検出凹部29の位置を検出し、第2のセンサー25が第3の検出凹部30の位置を検出している状態である。
テンションローラー13が円弧状ガイド溝22内を上昇するにともなって、第1のセンサー24および第2のセンサー25が第1の検出凸部26、第2の検出凸部27、第1の検出凹部28、第2の検出凹部29および第3の検出凹部30をそれぞれ検出し、これらの検出信号より、巻取り制御部18が、テンションローラー13がテンション領域(連続して互いに隣接し合う第1のテンション領域R1、第2のテンション領域R2、第3のテンション領域R3および第4のテンション領域R4)のいずれかに位置しているかを判断する。
センサープレート23のローラー回動軸19を中心とする第1の検出凸部26、第2の検出凸部27、第1の検出凹部28、第2の検出凹部29および第3の検出凹部30のそれぞれの円周角、ならびに第1のセンサー24および第2のセンサー25の相対的な位置を適宜設計することにより、テンションローラー13のテンション領域(第1のテンション領域R1、第2のテンション領域R2、第3のテンション領域R3および第4のテンション領域R4の境界部)の検出タイミングを調整可能とすることができる。
図1および図2に戻って、巻取り部15は、駆動モーター32(駆動部)と、駆動モーター32により回転駆動する巻取り軸33と、巻取り軸33に着脱可能にはめ込んで巻取り軸33と一体回転して印字用紙3をここにロール状に巻き取るためのリワインドコア34と、リワインドコア34の両端部に設けて印字用紙3を案内する一対のプレート状の用紙ガイド35と、を有する。
操作部16は、巻取り部15の近傍の装置本体11の部分にこれを設けてあり、巻取り軸33の回転駆動を開始および停止させるスタートストップボタン36と、スタートストップボタン36の動作状態を示すLEDなどによるステータス表示部37と、印字用紙3の巻き方向を矢印で示す巻き方向表示部38と、を有する。
スタートストップボタン36を押して印字用紙3の巻取り動作を行っているときにはステータス表示部37が点灯し、巻き取りを停止しているときにはステータス表示部37は点滅する。
巻き方向表示部38は、印字用紙3の裏巻きあるいは表巻きの区別を表示する。なお、印字用紙3は糊面を有していない連続した下げ札その他のタグ用紙の場合もあるが、図2に例示するように、帯状の台紙3A上に複数のラベル片3Bを仮着したラベル連続体の場合もあり、このラベル連続体の場合には、ラベル片3Bが巻取り軸33(リワインドコア34)にロールとして内方側(裏側)に巻かれる場合を裏巻き、外方側(表側)に巻かれる場合を表巻きと称している。
電源スイッチ17は、印字用紙巻取り装置2の電源をオンオフするものである。ただし、この電源スイッチ17がオンとされても、駆動モーター32(駆動部)は始動せず、印字用紙3の巻取り動作は開始されない。
巻取り制御部18は、第1のセンサー24および第2のセンサー25からの検出信号にもとづき、すなわち、テンションローラー13がどのテンション領域R1、R2、R3、R4に位置しているかにもとづき、巻取り部15および操作部16を駆動制御するものであるが、プリンター1におけるプリンター制御部8(図1)からの制御信号によらず、すなわち、プリンター制御部8からは独立して当該印字用紙巻取り装置2を制御する。
なお、巻取り制御部18には、タイマー39を設けてあり、テンションローラー13が各テンション領域R1、R2、R3、R4に入ったことを前記第1のセンサー24および第2のセンサー25により検知(図4参照)したときにタイマー39をスタートさせ、そのテンション領域R1、R2、R3、R4を出ることを検知した際にタイマー39をストップして、それぞれのテンション領域R1、R2、R3、R4における滞在時間を計測可能とするとともに、とくにテンションローラー13が第1のテンション領域R1に停止している時間を計測可能とする。
こうした構成の印字用紙巻取り装置2およびプリンター1において、印字用紙巻取り装置2をプリンター1に姿勢を合わせて載置し、プリンター1側から排出されて延びる印字用紙3を図1あるいは図2に示す状態に印字用紙巻取り装置2の第1の固定ガイドローラー12、テンションローラー13および第2の固定ガイドローラー14に巻き掛け、印字用紙3の先端部を巻取り軸33のリワインドコア34に取り付けて固定するとともに、電源スイッチ17をオンとする。
この印字用紙3を巻取り路21にセットするとき、印字用紙3全体がたるんだ状態で、テンションローラー13がその最下点(下死点、第1のテンション領域R1)にある場合には、巻取り制御部18は、印字用紙3を巻取り軸33(リワインドコア34)に巻き掛ける始動時に、テンションローラー13が第1のテンション領域R1にあることを確認する。この状態で、操作者は、スタートストップボタン36を押し続け、その信号が出力されている間だけ、駆動部(駆動モーター32)により巻取り軸33を通常の巻取り速度より低速度で回転駆動し、テンションローラー13が第4のテンション領域R4に到達した時点で(より正確には、第3のテンション領域R3と第4のテンション領域R4との境界部に至った時点で)、巻取り軸33による印字用紙3の巻取りを一時的に停止して、初期セット状態とする。
なお、印字用紙巻取り装置2における通常の巻取り速度は、プリンター1による印字用紙3の印字排出にともなう移送速度より速いものとする。
さらに、第1のテンション領域R1から第2のテンション領域R2および第3のテンション領域R3に移行した時点で、巻取り速度を上昇させ、始動時動作および巻取り動作を迅速に実行可能とすることができる。
もちろん、操作者の初期セット操作によっては、テンションローラー13が第1のテンション領域R1以外のテンション領域にあり得るわけであるが、このときにも上述と同様に、巻取り制御部18は、テンションローラー13がどのテンション領域にあるかを判断するとともに、スタートストップボタン36からの信号が出力されている間だけ、巻取り軸33を通常の巻取り速度より低速度で回転駆動し、テンションローラー13が第4のテンション領域R4に到達した時点で、巻取り軸33による印字用紙3の巻取りを一時的に停止して、初期セット状態とする。
こうした初期セット状態が完了した時点では、テンションローラー13が第4のテンション領域R4にセットされた状態にあり、この状態でプリンター1を始動し、印字用紙3が印字排出されてくると、巻取り路21においてテンションローラー13が印字用紙3に所定の張力で接触したまま、第4のテンション領域R4から第3のテンション領域R3を経て、第2のテンション領域R2および第1のテンション領域R1の方向に円弧状ガイド溝22に沿って下降してくる。
このテンションローラー13が下降して第1のテンション領域R1に到達した時点で(より正確には、第2のテンション領域R2と第1のテンション領域R1との境界部に至った時点で)、巻取り軸33による印字用紙3の巻取りを再開し、この巻取り動作にともなってテンションローラー13は円弧状ガイド溝22に沿って上昇し、第2のテンション領域R2、第3のテンション領域R3に移行し、再度第4のテンション領域R4に至って巻き取りを停止する。この停止状態で、プリンター1によるさらなる印字用紙3の印字排出を待ち、印字用紙3が排出してくるにともなって、上述のように、テンションローラー13が第1のテンション領域R1に至った時点で巻き取りを再開する。
操作部16におけるスタートストップボタン36を押すことにより、巻取り動作を終了することができる。
なお、通常の巻取り動作においては、第2のテンション領域R2および第3のテンション領域R3の間をテンションローラー13が往復動するように制御することにより、第1のテンション領域R1および第4のテンション領域R4を余裕領域として確保しておくことができる。
かくして、操作者は、操作部16におけるスタートストップボタン36を押し続けることによってのみ印字用紙3の初期セットの巻取り動作を通常の巻取り速度より低速で行うことができるので、印字用紙3の初期セット操作時に、自分の意思によってのみ印字用紙3の回転を開始させることが可能となり、巻取り操作を安全かつ確実に行うことができる。
図6は、本発明による印字用紙3の用紙切れ検出の一例を示すフローチャート図である。
まずステップS1において、上述のような印字用紙3の初期セットを行い、巻取り制御部18は、ステップS2において駆動モーター32がオンとされてその稼働状態にあるか否かを判断する。駆動モーター32がオンであることは、正常の稼働状態ではテンションローラー13が第1のテンション領域R1(より正確には、第1のテンション領域R1と第2のテンション領域R2との境界部)からスタートして第2のテンション領域R2および第3のテンション領域R3を通り、第4のテンション領域R4の手前(より正確には、第3のテンション領域R3と第4のテンション領域R4との境界部)までの姿勢にあり、印字用紙3を巻取り軸33に巻き取っている状態である。
つぎのステップS3において、テンションローラー13が第1のテンション領域R1にあるか否かを判断する。すなわち、印字用紙3を第2のテンション領域R2から第3のテンション領域R3にかけて巻き取っているときに用紙切れが発生すれば、テンションローラー13は、その自重あるいは引っ張りバネ31の付勢力により第1のテンション領域R1、より正確にはその最下部に落下ないし移行することになる。
ステップS4において所定の設定時間Tが経過したかを判断する。
この設定時間Tは、たとえば、印字用紙巻取り装置2による正常の巻取り動作において(すなわち、用紙切れが発生しない状態において)、テンションローラー13が第1のテンション領域R1にあって駆動モーター32が巻取り動作を再開するタイミングから、テンションローラー13が第4のテンション領域R4に到達して駆動モーター32の稼働を停止して巻取り動作を停止しプリンター1側から印字発行される印字用紙3が巻取り路21に延びてくるのを待機するタイミングまでの時間、さらには、第2のテンション領域R2との境界部から第1のテンション領域R1の最下部にテンションローラー13が自由落下するまでの時間に、誤差範囲として所定の余裕分の時間を加算したもので、タイマー39による計測時間がこの設定時間Tをこえてテンションローラー13が第1のテンション領域R1にある場合には、印字用紙3の用紙切れが発生したものと判断する。
すなわち、ステップS5において、駆動モーター32を停止し、操作者は印字用紙3を再装填して、既述のような印字用紙3の初期セット(ステップS1)を行うことができる。
かくして、第1のテンション領域R1ないしその最下部におけるテンションローラー13の所定設定時間T内の停滞状態を確認することにより、すなわち、従来から装備されているテンションローラー13という部品を活用することにより、単純な構成で印字用紙巻取り装置2における印字用紙3の用紙切れを検知し、必要な処理を行うことができる。
本発明の実施例による印字用紙巻取り装置2およびこの印字用紙巻取り装置2に接続したプリンター1の概略側面図である。 同、印字用紙巻取り装置2の斜視図である。 同、鉛直壁面部11Aのテンションローラー13が位置する面とは反対側の面から見た側面図である。 同、第1のセンサー24および第2のセンサー25からの検出信号によって判別するテンションローラー13が位置するテンション領域を示す図表である。 同、各テンション領域の概略を示す説明図である。 同、本発明による印字用紙3の用紙切れ検出の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 プリンター(図1)
2 印字用紙巻取り装置(実施例、図1、図2)
3 印字用紙
3A 印字用紙3の台紙
3B 印字用紙3のラベル片
4 印字用紙3の供給部
5 検出部
6 印字部
7 切断部
8 プリンター制御部
9 サーマルヘッド
10 プラテンローラー
11 印字用紙巻取り装置2の装置本体(図2)
11A 装置本体11の鉛直壁面部
12 第1の固定ガイドローラー
13 テンションローラー
14 第2の固定ガイドローラー
15 巻取り部
16 操作部
17 電源スイッチ
18 巻取り制御部
19 ローラー回動軸
20 ローラーアーム
21 印字用紙3の巻取り路
22 円弧状ガイド溝
23 センサープレート(図3)
24 第1のセンサー
25 第2のセンサー
26 第1の検出凸部
27 第2の検出凸部
28 第1の検出凹部
29 第2の検出凹部
30 第3の検出凹部
31 引っ張りバネ(図1)
32 駆動モーター(駆動部)
33 巻取り軸
34 リワインドコア
35 用紙ガイド
36 スタートストップボタン(図2)
37 ステータス表示部
38 巻き方向表示部
39 タイマー(図1)
R1 第1のテンション領域(図3、図5)
R2 第2のテンション領域(図3、図5)
R3 第3のテンション領域(図3、図5)
R4 第4のテンション領域(図3、図5)
T 所定の設定時間(図6)

Claims (4)

  1. 印字済みの帯状の印字用紙を巻き取るための巻取り軸と、
    この巻取り軸を回転駆動する駆動部と、
    この巻取り軸の上流側においてこの印字用紙に当接し、この印字用紙の巻取りにともなって所定のテンション領域を往復動してこの印字用紙に張力を付与可能なテンションローラーと、を有する印字用紙巻取り装置であって、
    前記テンションローラーが前記テンション領域のどの部分に位置しているかを検出可能な第1のセンサーおよび第2のセンサーと、
    この第1のセンサーおよび第2のセンサーからの出力信号により、前記テンションローラーが位置している前記テンション領域が、連続して互いに隣接し合う、前記印字用紙の巻取り路が最大長となる第1のテンション領域、第2のテンション領域、第3のテンション領域および前記印字用紙の巻取り路が最小長となる第4のテンション領域のいずれかであるかを判断する巻取り制御部と、
    を有し、
    前記巻取り制御部は、
    前記駆動部が稼働状態にあって、
    前記テンションローラーが前記第1のテンション領域にあることを検出しているととともに、
    前記テンションローラーが所定の設定時間をこえて前記第1のテンション領域にあるときに、
    前記駆動部を停止するように制御することを特徴とする印字用紙巻取り装置。
  2. 前記巻取り制御部は、
    前記テンションローラーが前記第1のテンション領域にあるときに、前記駆動部を稼働させて前記印字用紙の巻取り動作を行い、
    前記テンションローラーが前記第4のテンション領域にあるときに、前記駆動部を停止させて前記印字用紙の巻取り動作を停止するように制御することを特徴とする請求項1記載の印字用紙巻取り装置。
  3. 前記テンションローラーを保持するローラーアームと、
    このローラーアームを回動可能に支持し、前記テンションローラーを前記巻取り路に交差するように正逆両方向に往復動可能とするローラー回動軸と、
    このローラー回動軸のまわりに回動可能とするとともに、前記第1のセンサーおよび前記第2のセンサーにより検出可能な検出凸部および検出凹部を交互に形成したセンサープレートと、
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の印字用紙巻取り装置。
  4. 前記巻取り制御部は、前記印字用紙に印字するプリンターのプリンター制御部とは独立して当該印字用紙巻取り装置を制御することを特徴とする請求項1記載の印字用紙巻取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103223767A (zh) * 2013-05-17 2013-07-31 海宁市金跃印务有限公司 一种包装袋印刷切割一体机的边料卷取装置
JP2016069103A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社沖データ 媒体供給装置及び画像形成装置

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