JP2014128947A - リボン残量検知機構及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成で精度の高いリボン残量検知を行う。
【解決手段】発光素子26から発光されたセンサ光が、回転板28に設けられた複数の反射部材30a〜30eに反射される。その際、複数の反射部材30a〜30eは、発光素子26から発光されたセンサ光を反射する位置において、発光素子26からの距離がそれぞれ異なる位置に配置されており、受光素子27に到達可能なセンサ光の数がインクリボンRの巻き径に応じて変化するように、複数の反射部材30a〜30eが配置されている。そして、回転板28が1回転する間に受光したセンサ光の数によって残量を検知する。
【選択図】図5

Description

本発明はラベルやチューブなどの印刷媒体にインクリボンを用いて印刷処理を行う印刷装置に係わり、特に、インクリボンの残量を検知するリボン残量検知機構及びそれを備えた印刷装置に関する。
従来、ラベル、チューブやテープ状印刷媒体(以下、媒体という。)に印刷するラベルプリンタが知られている。この種のラベルプリンタは、一般に、所定の幅をもつインクリボンが巻回される外周面が形成された円筒形状のリボンコアを備えたインクリボンカセットが着脱自在に装着される。リボンコアには、未使用のインクリボンが巻き回されて送り出される送出用リボンコアと、送出用リボンコアから送出されて使用済みのインクリボンが巻き取られる巻取用リボンコアとがある。
このようなリボンカセットを備えるプリンタにおいては、インクリボンの残量を検出する機構が設けられており、従来から様々な方法でインクリボンの残量検知を行っている。例えば、特許文献1では、繰出し軸に巻装されたインクリボン部分に、光センサで光を当てながらずらしていく。この場合、インクリボンが残っていると光は返ってこないが、インクリボンのない所に光を当てると、その光が反射板によって光センサに反射される。そこで、反射光が検知されたときに、光センサの現在の位置を検出し、そのセンサ位置からインクリボンの巻きの太さつまりリボン残量を算出し、これをメッセージ表示等によりユーザに通知する技術が開示されている。
また、特許文献2においては、インクリボン上の印画開始位置マーカを検出してマーカ通過に要した時間、または、リボン巻き取りの回転駆動源の移動量を計測することによって使用済みのインクリボン巻き取りの径を算出し、インクリボン残量を推測する技術が開示されている。そして、特許文献3では、リボンコアにマグネットを装着して、
機器側のリボン軸部材内に設けたホール素子で、リボン供給軸の回転速度を磁気変化として検出を行い、リボン残量を推測する技術が開示されている。
特開平08−324085号公報 特開2006−263919号公報 特開2006−168311号公報
しかしながら、特許文献1のように、光センサで光を当てながらずらしていくためには、本センサ用の新たな駆動源が必要となるため、モータやギアの追加等の機器の大幅なコストUPを避けられない。また特許文献2のように、インクリボン上の印画開始位置マーカを検出してインクリボン残量を推測する方法は、インクリボン自体に特殊加工を施す必要があるので、リボン単価のコストUPに繋がるという問題がある。さらに、特許文献3のように、リボンコアにマグネットを装着して、機器側のリボン軸部材内に設けたホール素子で、リボン供給軸の回転速度を磁気変化として検出を行い、リボン残量を推測する方法では、マグネットの磁力バラツキやリボン回転軸の回転ムラ等で検出精度が低いという問題がある。
本発明は上記事案に鑑み、安価な構成で高い精度でインクリボンの残量を検出可能なリボン残量検知機構及びそれを備えた印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、インクリボンの残量検知を行うリボン残量検知機構にであって、未使用のインクリボンを巻回する供給リールと、使用済みのインクリボンを巻回する巻取リールと、インクリボンを巻き取る巻取手段と、供給リール又は巻取リールの回転と同期して回転する回転部材と、回転部材に設けられた複数の反射部材と、反射部材に向けてセンサ光を発光する発光部材と、反射部材に反射されたセンサ光を受光する受光部材と、所定期間内における受光部材で受光したセンサ光の回数に応じてインクリボンの残量を検知する制御手段と、を備え、複数の反射部材は、発光部材から発光されたセンサ光を反射する位置において、発光部材からの距離がそれぞれ異なる位置に配置され、受光部材に到達可能なセンサ光の数がインクリボンの巻き径に応じて変化するように、複数の反射部材が配置されたことを特徴とする。
また、上記複数の反射部材は、発光部材から発光されたセンサ光の入射方向に対して、それぞれ異なる角度で取り付けられていてもよい。
本発明のリボン残量検知機構は、発光部材から発光されたセンサ光が、回転部材に設けられた複数の反射部材に反射される。その際、複数の反射部材は、発光部材から発光されたセンサ光を反射する位置において、発光部材からの距離がそれぞれ異なる位置に配置されており、受光部材に到達可能なセンサ光の数がインクリボンの巻き径に応じて変化するように、複数の反射部材が配置されている。このような構成でリボン残量検知を行うため、インクリボンに残量検知のためのマーク等を施す必要がなく、またセンサも汎用の反射式センサを用いることができ、またホール素子を用いた構成に比べて精度の高いリボン残量検知が可能であるため、安価な構成で高精度なリボン残量検知が可能である、という効果を得ることができる。
本発明が適用可能な実施形態のラベルプリンタの外観図である。 実施形態のラベルプリンタのアタッチメント部に装着可能なアタッチメントを示し、(A)はラベルカセット、(B)はチューブ用アタッチメントの平面図を示す。 実施形態のラベルプリンタの制御部および接続系統を示すブロック図である。 本実施形態のラベルプリンタのカセット装着部に装着可能なリボンカセットの底面側を示した図である。 本実施形態のラベルプリンタにおけるリボン残量検知機構を示す斜視図である。 本実施形態のリボン残量検知機構において、インクリボンの巻き径と、センサ光の軌跡との関係を示した図で、(A)はリボン残量が100%の状態、(B)はリボン残量が75%の状態、(C)はリボン残量が50%の状態、(D)はリボン残量が25%の状態、(E)はリボン残量が0%の状態を示す。 インクリボンの巻き径と、各反射部材との配置関係、及び受光されたセンサ光の波形を示す図であり、(A)はリボン残量が100%の状態、(B)はリボン残量が75%の状態、(C)はリボン残量が50%の状態を示す。 図7の続きで、(D)はリボン残量が25%の状態、(E)はリボン残量が0%の状態を示す。 本実施形態のリボン残量検知ルーチンの流れを示すフローチャート。 異なる実施形態のリボン残量検知機構を示した図で、発光部材がリボンカセットの側面側で受光部材がリボンカセットの底面側に配置された構成を示した図である。 異なる実施形態のリボン残量検知機構を示した図で、発光部材がリボンカセットの底面側で受光部材がリボンカセットの側面側に配置された構成を示した図である。 異なる実施形態のリボン残量検知機構を示した図で、発光部材と受光部材がリボンカセットの底面側に配置された構成を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を、ラベル等の印刷媒体に任意の文字等をプリント可能なラベルプリンタに適用した実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態のラベルプリンタ1は、ノートタイプコンピュータと同様に持ち運び可能に構成されており、大別して、キーボードや入力制御部を有する入力部13、LCDや表示制御部を有する表示部14、サーマルヘッド6を構成しマトリクス状に配設された多数の発熱素子を選択的に発熱させることで印刷媒体に印刷する印刷部20およびこれら各部を制御する制御部15(図3参照)を備えている。
入力部13は、ノートタイプコンピュータとほぼ同様に、ファンクションキー、文字・数字・記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー、リターンキー等を有しており、オペレータはこれらのキーを操作することで、印刷媒体の種類、サイズ、設定条件等を入力することができる。
図4に示すように、表示部14のLCDは、入力モード等を表示する各種情報表示エリア14A、入力部13から入力された文字、数字、記号(以下、文字と略称する。)を表示する文字情報表示エリア14B、文字サイズ等を表示するパラメータ表示エリア14Cの3つの表示エリアに分割されており、各種情報表示エリア14Aおよびパラメータ表示エリア14Cはそれぞれ文字情報表示エリア14Bの上下に配置されている。LCDは全体で縦64ドット、横160ドットの表示が可能であり、各種情報表示エリア14Aは縦16ドット、横160ドット、文字情報表示エリア14Bは縦32ドット、横160ドット、パラメータ表示エリア14Cは縦16ドット、横160ドットの表示が可能である。
図1に示すように、印刷部20は、印刷媒体を搬送するための搬送ローラ2a、2bと、搬送ローラ2a、2bの下流側でサーマルヘッド6に対向配置されたプラテンローラ3と、プラテンローラ3の下流側にプラテンローラ3と対向するように配置されたピンチローラ4と有している。
プラテンローラ3とサーマルヘッド6との間にはインクリボンRが介在している。インクリボンRは、インクリボンカセット8のリボン供給リール21から供給され、リボン巻取リール22に巻き取られる。
ピンチローラ4の下流側には、印刷媒体を切断するためのカッタ7が配置されている。カッタ7は、カッタ刃7aとカッタ刃受け台7bとを有している。カッタ刃受け台7bは、平坦面で構成される全切り面と、両端に突条を有する半切り面とを備え、全切り面および半切り面をカッタ刃7aに対して略垂直にセットすることにより、印刷媒体の全切り処理および半切り処理をそれぞれ行うことができる。ここで、半切りとは、印刷媒体を部分的に切断することをいい、その切断の割合を問わない。また、印刷媒体の種類によって半切り方法を変えてもよく、例えば、印刷媒体が剥離紙付ラベルの場合には剥離紙をカットせずにラベルのみカットしてもよく、ロール紙やリボンテープの場合にはミシン目を入れるようにしてもよい。
搬送ローラ2a、2bの上流側には、図示しないギアを介して搬送ローラ2a、プラテンローラ3およびインクリボンカセット8のリボン巻取リール22の巻取軸25を回転駆動させるステッピングモータ5が配置されており、リボンカセット8の一側(図1の左側)かつカッタ7の一側(図1の下側)には、図示しないギアを介して、サーマルヘッド6およびカッタ刃7aをそれぞれ退避位置から印刷位置ないし切断位置へ進出させるステッピングモータ9が配置されている。
図1には、長尺状の印刷媒体M(以下、長尺媒体Mという。)が装着された状態が示されている。この例に則して説明すると、印刷時には、インクリボンカセット8のインクリボンRを挟んでサーマルヘッド6を長尺媒体Mに圧接するとともに、サーマルヘッド6を構成する発熱素子を選択的に発熱させることでインクリボンRのインクを溶融して長尺媒体Mに文字列を1ライン(行)または数ラインずつ印刷する。また、サーマルヘッド6による印刷が完了し所定長さ下流側に搬送した時点でカッタ7を作動(退避位置から進出位置に移動)させることで、オペレータが所望する長さの長尺媒体Mを得る。なお、ラベルプリンタ1は、所定時間経過後、未印刷の長尺媒体Mを搬送ローラ2a、2b側へ自動的に巻き戻すように設定されている。
ラベルプリンタ1は、アタッチメント部10に装着するアタッチメントを変更することにより、各種長尺媒体に対して印刷および切断処理が可能に構成されている。図2は、ラベルカセットとチューブ用アタッチメントの構成の一例を示している。例えば、図2(A)に示すラベルカセット11をアタッチメント部10に装着した場合、カセット内部から剥離紙付ラベルが引き出され、当該ラベルに対して印刷および切断処理を行うことができる。また、図2(B)に示すチューブアタッチメント12をアタッチメント部10に装着した場合、チューブ挿入口12aからチューブを挿入することにより、当該チューブに対して印刷および切断処理を行うことができる。
図3に示すように、制御部15は、中央処理装置として高速で機能するCPU、ラベルプリンタ1の基本制御プログラムおよびプログラムデータを格納したROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM等を有しており、これらCPU、ROM、RAMは内部バスで接続されている。
制御部15には外部バスが接続されている。外部バスには、入力部13の入力制御部、表示部14の表示制御部、印刷部20のサーマルヘッド6、ステッピングモータ5、9の動作を制御するドライバ18、各種センサからの情報を制御するセンサ制御部19が接続されている。ドライバ18には上述したステッピングモータ5、9が接続されており、センサ制御部19には各種センサ(発光素子26、受光素子27を含む)が接続されている。また、制御部15は図示しないバッファやインターフェースを有しており、外部バスを介して、例えば、パーソナルコンピュータ等の上位機器に接続可能である。このため、オペレータは入力部13からの入力に代えて、パーソナルコンピュータからの入力も可能であり、さらに、RAMカード等の外部記憶装置を装着することで外部記憶装置に格納されたデータの利用も可能である。
図4は本実施形態のラベルプリンタに使用されるリボンカセット8を底面側から見た図である。このリボンカセット8はカセット筐体8aと、未使用のインクリボンRが巻回される供給リール21と、使用済みのインクリボンRが巻回される巻取リール22と、インクリボンRと、後述するリボン残量検出センサの発光素子26から発光される光を受光素子27に向けて反射する反射板23と、で構成される。発光素子26と受光素子27はカセット外部の装置本体側に配置され、発光素子26から発光される光は一度カセット内部の反射板23に反射されて受光素子27に受光される。よって、カセット筐体8aにはセンサ光が通過するための開口8b、8cが設けられている。
図6に示すように、開口8bは、リボンカセット8の底面側(インクリボンの幅方向において、後述する回転板28側で、カセット装着部31に支持される側。)に形成されており、供給リール21に巻回された未使用の(最大巻き径の)インクリボンRの径方向の内側から外側にかけて形成されている。また、反射板23は、インクリボンRを挟んで開口8bと対向する位置のカセット上面内部に設けられている。そして、開口8cは開口8bとは異なる領域で、反射板23と受光素子27との間に形成され、インクリボンRが最大巻き径のときにセンサ光が通過可能な位置に配置されている。
図5は本実施形態のラベルプリンタにおけるリボン残量検知機構を示している。リボンカセット装着部31には、リボン供給リール21に係合して回転する供給軸24と、リボン巻取リール22に係合して回転する巻取軸25と、供給軸24と同時に回転する回転板28が設けられている。本実施形態では、モータ5によって巻取軸25が回転し、巻取軸25と係合する巻取リール22が回転してインクリボンRを巻き取る。これにより供給リール21が回転し、供給リール21と係合する供給軸21が回転することで、供給軸21と一体の回転板28が回転する。回転板28には複数の反射部材30a〜30eが設けられており、発光部材26から発光されたセンサ光をリボンカセット内部の反射板23に向けて反射させる。その後、反射板23によって反射されたセンサ光は受光素子27に受光される。
発光素子26は、回転板28の回転軸と直交する方向(サイド方向)からセンサ光を発光する。そのため、回転板28は適度な厚さを有し、そこに複数のスリット29a〜29eが設けられており、そのスリット内にそれぞれ反射部材30a〜30eが設けられている。そして、回転板28が回転することによって、それぞれのスリット29が発光部材26に対峙したときにセンサ光がスリット29に入射して反射部材30に反射される。
反射部材30a〜30eは、それぞれ発光素子26と対峙した際に(センサ光を反射する位置において)、発光素子26からの距離がそれぞれ異なるように配置されている。反射部材30aは発光素子26から一番近い位置に配置され、反射部材30b、30c、30d、30eと順次距離が離れていく。図7、図8から分かるように、インクリボンRが未使用のとき(供給リール21のインクリボン径が最も大きいとき)は、反射部材30aにのみ反射されたセンサ光のみが受光素子27に受光され、それ以外の反射部材30b〜30eに反射されたセンサ光はインクリボンRにより遮られて反射板23及び受光素子27には到達しない。よって、反射部材aによって反射されたセンサ光を検出することにより、回転板23の回転を検知することができる。
そして、印刷処理が進み、インクリボンが消費されてリボン残量が減っていくと、供給リール21に巻かれているインクリボンの径が小さくなり、ある時点で反射部材30bが反射したセンサ光が反射板23に到達し、受光素子27に受光される。このように、インクリボンの径に応じて回転板28が1回転する間に受光素子27がセンサ光を受光できる回数が異なる。
なお、反射部材30aと、その他の反射部材30b〜30eは反射率が異なるよう設定されている。例えば、反射部材30b〜30eの反射率を落とすことで、受光素子27が受光したセンサ光が反射部材30aによって反射されたセンサ光(基準となるセンサ光)なのか、その他の反射部材30b〜30eによって反射されたセンサ光なのか判別可能である。図7、図8に示すように、反射率の大きい反射部材30aによって反射されたセンサ光は受光レベルが高く(波形が大きい)、それ以外の反射部材30b〜30eによって反射されたセンサ光は受光レベルが低い(波形が小さい)。これにより、回転板23が1回転する間に何回センサ光を受光するかによってインクリボンRの残量を検出する。
本実施形態では、基準となる反射部材30aと、その他の反射部材を4箇所設けているため、反射部材30aに反射されたセンサ光のみが受光されると(回転板23が1回転する間に、基準以外のセンサ光を0回受光)リボン残量は100%、反射部材30aと30bに反射されたセンサ光が受光されると(回転板23が1回転する間に、基準以外のセンサ光を1回受光)リボン残量は75%、反射部材30a、30bと30cに反射されたセンサ光が受光されると(回転板23が1回転する間に、基準以外のセンサ光を2回受光)リボン残量は50%、反射部材30、30b、30cと30dに反射されたセンサ光が受光されると(回転板23が1回転する間に、基準以外のセンサ光を3回受光)リボン残量は25%、全ての反射部材30a〜30eに反射されたセンサ光が受光されると(回転板23が1回転する間に、基準以外のセンサ光を4回受光)リボン残量は0%という判定となる。なお、基準以外の反射部材の数を増やすことにより、例えば10%刻みの残量検知を行ってもよい。
図5に示すように、発光素子26及び受光素子27はカセット外部のサイド側(図1の表示部14の下部)に設けられている。発光素子26から発光され、反射部材30a〜30eに反射されたセンサ光はカセット筐体8aの底面部に設けられた開口8bを通過する。開口8bを通過したセンサ光は、反射板23に反射され、カセット筐体8aの側面部に設けられた開口8cを通過し、受光素子27に受光される。
なお、ラベルプリンタ1には不図示の上面カバーが設けられている。よって、発光素子26又は受光素子27がカセット上面側に配置される構成では、発光素子26又は受光素子27を上面カバーに設ける必要があり、取り付け位置精度が悪くなってしまう。また、開口8bと開口8cとが同一の開口では、発光されたセンサ光と反射板23によって反射されたセンサ光とが干渉したり、リボンカセット8の内部を通過したセンサ光以外のセンサ光を受光したりしてしまう可能性がある。よって、本実施形態では、発光素子26及び受光素子27はリボンカセット上面側ではなく、リボンカセット側面側の表示部14の下部に配置されている。また、リボンカセット8の内部に向けて入射されるセンサ光が通過する第1開口8bと、カセット内部の反射板23によって反射されて受光素子27に向けて反射されたセンサ光が通過する第2開口8cが異なる領域(底面部と側面部)に形成されている。
また、本実施形態では、発光素子26から各反射部材までの距離が異なるため、反射板23への入射角度が各反射部材30a〜30eによって異なってしまう。よって、各反射部材30a〜30eの取り付け角度が同一だと、受光素子27がセンサ光を受光することができない。そこで、各反射部材の取り付け角度を異ならせることで、反射板23が反射したセンサ光が受光素子27に受光されるよう調整されている。なお、反射板23を反射部材30a〜30e毎に用意し各反射板23の角度を調整して、センサ光が受光素子27に受光できるようにしてもよい。
(動作)
次に、図9のフローチャートを参照して、本実施形態のラベルプリンタ1の動作を、リボン残量検知機構の動作を中心にCPUを主体として説明する。ラベルプリンタ1に電源が投入されると、ROMに格納されたプログラムおよびプログラムデータをRAMに展開するとともに、各種センサを介して上述した各部が所定のホーム位置にあるかを確認し、ホーム位置にない場合にはホーム位置に移動させる復帰処理を含む初期設定処理を行う。
その後、キーボードにより印刷内容が入力され、CPUが印刷命令を受取ると印刷処理が開始される。本願のリボン残量検知ルーチンは、この印刷処理中に行われる。まず、印刷処理が開始されると、CPUは発光素子26を発光させる(ステップ101)。この状態でステッピングモータ5を駆動してインクリボンを巻き取り、それによって供給リール21及び供給軸24が回転し、回転板23が回転する(ステップ102)。その間、CPUは受光素子27に受光されるセンサ光を検出し、基準となるセンサ光(反射部材30aによって反射されたセンサ光)を2回受光する間に何回その他のセンサ光(反射部材30b〜30eによって反射されたセンサ光)を受光するかを監視する(ステップ103)。
このとき、回転板23が1回転する間(反射部材30aによって反射された、基準となるセンサ光を2回検知する間)に1回もセンサ光を受光しない場合は、リボン残量100%と判断し(ステップ104)、表示部14にリボン残量を表示する。また、回転板23が1回転する間に1回センサ光を受光した場合は、リボン残量を75%と判断し(ステップ105)、表示部14にリボン残量を表示する。同様に、回転板23が1回転する間に2回センサ光を受光した場合は、リボン残量を50%と判断し(ステップ106)、表示部14にリボン残量を表示する。また、回転板23が1回転する間に3回センサ光を受光した場合は、リボン残量を25%と判断し(ステップ107)、表示部14にリボン残量を表示する。そして、回転板23が1回転する間に4回センサ光を受光した場合は、リボン残量を0%と判断し(ステップ108)、表示部14にリボン残量を表示する。なお、リボン残量が0%の場合は、リボン交換を促すメッセージを表示してもよい。
印刷処理が終了すると、CPUは発光素子26の発光を停止し(ステップ109)、リボン残量検知ルーチンを終了する。
なお、印刷処理は、印刷媒体とインクリボンRとをサーマルヘッド6とプラテンローラ3で圧接し、サーマルヘッド6の発熱素子を印刷命令に応じて選択的に発熱させることにより印刷を行う。その後、カッタ7による印刷媒体の切断、並びに、プラテンローラ3および搬送ローラ2を逆転させて印刷媒体を巻き戻す切断/巻き戻しルーチンを実行するが、これらの詳細については本発明とは直接は関連しないので、その詳細説明を省略する。
(作用等)
次に、本実施形態のラベルプリンタ1の作用、効果等について説明する。
本実施形態のラベルプリンタ1は、発光素子26から発光されたセンサ光が、回転板28に設けられた複数の反射部材30a〜30eに反射される。その際、複数の反射部材30a〜30eは、発光素子26から発光されたセンサ光を反射する位置において、発光素子26からの距離がそれぞれ異なる位置に配置されており、受光素子27に到達可能なセンサ光の数がインクリボンRの巻き径に応じて変化するように、複数の反射部材30a〜30eが配置されている。そして、回転板28が1回転する間に受光したセンサ光の数によって残量を検知するため、従来の移動式のリボン残量検知センサやホール素子を用いたセンサに比べて、汎用の反射式センサのような安価な構成で且つ高精度なインクリボンRの残量検知を行うことができる。また、インクリボンRに対して残量検知のためのマーク等を施す必要がないため、安価な消耗品を作ることができる。
また、複数の反射部材30a〜30eはそれぞれ発光素子26から発光されるセンサ光の入射方向に対してそれぞれ異なる角度で取り付けられているため、発光素子26からの距離が異なっていても反射板23及び受光素子27にセンサ光が到達可能である。
さらに本実施形態のリボンカセット8には、発光素子26から発光されて反射部材30に反射されたセンサ光が通過する開口8bと、開口8bを通過して、インクリボンRに遮られなかったセンサ光が反射される反射板23と、反射板23によって反射されたセンサ光が受光素子27に受光されるための開口8cが設けられている。よって、通常のリボンカセットに2つの開口8b、8cと反射板23のみを追加するだけで、本実施形態のラベルプリンタ1(リボン残量検知機構40)でインクリボンRの残量を検知することができ、消耗品として安価にリボンカセット8を作成することができる。
なお、リボンカセット8に形成された開口8b、8cはそれぞれ異なる位置に形成されているため、同一開口で形成するよりも誤検知を起こしにくい。また、発光素子26及び受光素子27がリボンカセット8の着脱方向であるリボンカセット8の上面側ではなく側面側に配置されているため、リボンカセット8を交換する際に邪魔にならない。さらに、ラベルプリンタ1の上面カバーに発光素子26又は受光素子27を設ける必要がないため、位置決め精度が向上する。また、開口8bは、供給リール21に巻回されたインクリボンRの径方向の内側から外側にかけて幅広に形成されているため、インクリボンRの残量が100%の場合でも、反射部材30aによって反射されたセンサ光を受光素子27に受光させることが可能である。また、ラベルプリンタ1からリボンカセット8を外した際にカセット外側から目視でリボン残量を開口8bから確認することができる。
また、複数の反射部材30a〜30eの内、反射部材30aのみ反射率を異ならしている。また、反射部材30aは供給リール21にインクリボンRが100%残っている状態でも、受光素子27に向けてセンサ光を反射することができる位置に配置されているため、この反射部材30aによって反射されたセンサ光を受光することにより、回転板28の回転数を検知することができる。そして、回転板28が1回転する間で他の反射部材30b〜30eに反射されて受光素子27に受光されたセンサ光の数を検知することにより、インクリボンRの残量を検知することができる。
これは、巻取軸25を回転させるモータ5の駆動量だけでは、回転板28の回転数を検知することができないためである。供給リール21に巻回されたインクリボンRの径が変化すると同じ駆動量でも供給リール21、つまり回転板28の回転量が異なってしまうため、基準となるセンサ光(反射部材30aにより反射されたセンサ光)が必要になる。なお、回転板28の回転量を検知するために別途センサを設けても良い。また、回転板28が巻取軸に同期して回転する構成では、モータ5の駆動量で回転板28の回転量を検知することができるため、それにより一定期間内にセンサ光が何回受光されるかによってインクリボンRの残量を検知してもよい。
しかし、回転板28が供給軸24側に設けられていた方が、インクリボンRの巻き径が安定しているため、回転板28が巻取軸25側に設けられている構成よりも精度良く検知することができる。
本実施形態では、発光素子26及び受光素子27がリボンカセット8の側面側に配置された態様を示したが、図10〜12に示すように、発光素子26と受光素子27の配置を異ならせてもよい。図10では、発光素子26がリボンカセット8の側面側で、受光素子27がリボンカセット8の底面側(カセット装着部31の下方)に配置されている。この場合、開口8bは図5と同様にリボンカセット8の底面側に形成されており、開口8cもリボンカセット8の底面側に形成されている。また、カセット装着部31にも開口31aが形成され、反射板23に反射されたセンサ光は開口8c及び開口31aを通過して受光素子27に受光される。
図11では、発光素子26がリボンカセット8の底面側に配置され、受光素子27がリボンカセット8の側面側に配置されている。この場合、回転板28の下方に開口又は透過性の部材によってセンサ光が通過できるよう構成し、各反射部材30a〜30eに向けてセンサ光を発光する。その際、発光素子26は各反射部材30a〜30e全てをカバーする範囲にセンサ光を発射するため、ライン型のLED発光素子か、拡散型のLED発光素子を用いる。このとき、リボンカセット8の開口8b、8cは図5と同様の配置となる。
図12は、発光素子26及び受光素子27がリボンカセットの底面側に配置された態様である。この場合、発光素子26、回転板28、開口8bは図11に示したものと同様で、受光素子27、開口8c、開口31aは図10に示したものと同様である。
なお、図示はしないが、カセット筐体内の反射板23を設けずにリボンカセット上面に開口を形成し、リボンカセット上面側に発光素子26乃至受光素子27を配置してもよい。カセット上面側に受光素子27を配置した場合は、各反射部材30a〜30eによって反射されたセンサ光は、インクリボンRに遮られなければ直接受光素子27に受光される。各反射部材30a〜30eは受光素子27にセンサ光を受光させるよう角度調整されている。また、リボンカセット上面に発光素子26を配置した場合は、発光素子26にライン型のLED発光素子か、拡散型のLED発光素子を用いる。その際、発光素子26及び受光素子27はラベルプリンタ1の上面カバーに設けずに、固定の部材に配置することが望ましい。また、発光素子26及び受光素子27が配置されていない方向でリボンカセット8を着脱可能に構成することが望ましい。
1 ラベルプリンタ(印刷装置)
2a、2b 搬送ローラ
3 プラテンローラ
4 ピンチローラ
6 サーマルヘッド
8 リボンカセット
8a カセット筐体
8b 開口(第1開口)
8c 開口(第2開口)
11 ラベルカセット(印刷媒体)
13 入力部
14 表示部
15 制御部(制御手段)
20 印刷部
21 供給リール
22 巻取リール
23 反射板(第2反射部材)
24 供給軸
25 巻取軸
26 発光素子(発光部材)
27 受光素子(受光部材)
28 回転板(回転部材)
29 スリット
30 反射部材
31 カセット装着部
40 リボン残量検知機構
M 長尺媒体(印刷媒体の一部)

Claims (8)

  1. インクリボンの残量検知を行うリボン残量検知機構において、
    未使用の前記インクリボンを巻回する供給リールと、
    使用済みの前記インクリボンを巻回する巻取リールと、
    前記インクリボンを巻き取る巻取手段と、
    前記供給リール又は前記巻取リールの回転と同期して回転する回転部材と、
    前記回転部材に設けられた複数の反射部材と、
    前記反射部材に向けてセンサ光を発光する発光部材と、
    前記反射部材に反射されたセンサ光を受光する受光部材と、
    所定期間内における前記受光部材で受光したセンサ光の回数に応じて前記インクリボンの残量を検知する制御手段と、を備え、
    前記複数の反射部材は、前記発光部材から発光されたセンサ光を反射する位置において、前記発光部材からの距離がそれぞれ異なる位置に配置され、
    前記受光部材に到達可能なセンサ光の数が前記インクリボンの巻き径に応じて変化するように、前記複数の反射部材が配置されたことを特徴とするリボン残量検知機構。
  2. 前記複数の反射部材は、前記発光部材から発光されたセンサ光の入射方向に対して、それぞれ異なる角度で取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のリボン残量検知機構。
  3. 前記供給リール、前記巻取リール及び前記インクリボンはリボンカセットに収容され、
    前記リボンカセットには、前記反射部材によって反射されたセンサ光が通過する開口が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のリボン残量検知機構。
  4. 前記開口は前記反射部材と前記供給リール又は巻取リールに巻回されたインクリボンとの間に形成され、
    前記リボンカセットには前記反射部材から反射されたセンサ光を前記受光部材に向けて反射させる第2反射部材と、前記第2反射部材から反射されたセンサ光が通過する第2開口が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のリボン残量検知機構。
  5. 前記複数の反射部材の内、少なくとも1つの前記反射部材の反射率を異ならせ、前記制御手段は前記反射率の異なる前記反射部材から反射されたセンサ光によって前記回転部材の回転数を検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリボン残量検知機構。
  6. 前記回転部材は複数のスリットが形成され、前記スリットの中に前記反射部材がそれぞれ設けられ、前記発光部材によって発光されたセンサ光は、前記スリットを通って前記反射部材に入射されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のリボン残量検知機構。
  7. 前記回転部材は、前記供給リールと係合して回転することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のリボン残量検知機構。
  8. サーマルヘッドとプラテンとでインクリボンと印刷媒体とを圧接して印刷を行う印刷装置において、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のリボン残量検知機構を備えた印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018140566A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 シンフォニアテクノロジー株式会社 プリンタ
US11745528B2 (en) 2017-06-29 2023-09-05 Videojet Technologies Inc. Tape drive

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