JPH0822592B2 - シリンダ洗浄装置 - Google Patents
シリンダ洗浄装置Info
- Publication number
- JPH0822592B2 JPH0822592B2 JP62280644A JP28064487A JPH0822592B2 JP H0822592 B2 JPH0822592 B2 JP H0822592B2 JP 62280644 A JP62280644 A JP 62280644A JP 28064487 A JP28064487 A JP 28064487A JP H0822592 B2 JPH0822592 B2 JP H0822592B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning cloth
- cleaning
- cloth
- roll
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F35/00—Cleaning arrangements or devices
- B41F35/06—Cleaning arrangements or devices for offset cylinders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2235/00—Cleaning
- B41P2235/10—Cleaning characterised by the methods or devices
- B41P2235/20—Wiping devices
- B41P2235/24—Wiping devices using rolls of cleaning cloth
- B41P2235/244—Rewinding the cleaning cloth
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2235/00—Cleaning
- B41P2235/10—Cleaning characterised by the methods or devices
- B41P2235/20—Wiping devices
- B41P2235/24—Wiping devices using rolls of cleaning cloth
- B41P2235/246—Pressing the cleaning cloth against the cylinder
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷機のシリンダ及びローラ洗浄装置に係
り、特にオフセット印刷機のブランケット外周面にプレ
ッシャパッドにより洗浄布を押圧し、シリンダを洗浄し
た後、そのとき使用した洗浄布の一部を次回の洗浄時に
再使用するために洗浄布供給側に戻す洗浄布逆送機能を
有するシリンダ及びローラ洗浄装置に関する。
り、特にオフセット印刷機のブランケット外周面にプレ
ッシャパッドにより洗浄布を押圧し、シリンダを洗浄し
た後、そのとき使用した洗浄布の一部を次回の洗浄時に
再使用するために洗浄布供給側に戻す洗浄布逆送機能を
有するシリンダ及びローラ洗浄装置に関する。
例えば、オフセット印刷機のブランケット胴はある時
間印刷を継続するとブランケットの表面にインキが残留
し累積されて汚れるため、印刷品質を低下させる要因と
なる。このブランケット胴の汚れを除去するため、各種
タイプのシリンダ洗浄装置が開発されている。
間印刷を継続するとブランケットの表面にインキが残留
し累積されて汚れるため、印刷品質を低下させる要因と
なる。このブランケット胴の汚れを除去するため、各種
タイプのシリンダ洗浄装置が開発されている。
この種のシリンダ洗浄装置の一例を説明する。印刷機
本体の両側のフレームには１対のサイドプレートが取り
付けられ、このサイドプレートに１対の洗浄布供給ロー
ル及び洗浄布巻取りロール軸がブランケット胴の軸中心
線と平行に回転可能に支持されている。これらの洗浄布
供給ロール及び洗浄布巻取りロール軸には帯状の洗浄布
の両端が巻回されており、所定の張力が与えられてい
る。洗浄布巻取りロール軸は駆動装置により所定の速度
で間歇的に（例えば３秒に１回）回転駆動される。洗浄
布供給ロールと洗浄布巻取りロール軸との間には洗浄布
の背面を押圧してブランケット胴の表面に押圧するため
の洗浄布押圧手段が配置されている。洗浄布押圧手段
は、例えばパッドステーに保持された、樹脂やゴム等の
弾性部材よりなるプレッシャパッドを備えている。パッ
ドステーの先端部とプレッシャパッドにより形成される
空気室は外部に設けられたコンプレッサに接続されてい
る。空気が空気室に供給されると、プレッシャパッドは
膨張し、プレッシャパッド外面を摺動して移動する洗浄
布をブランケット胴に押圧する。この状態において、洗
浄布はブランケット胴の表面の汚れを拭き取って清浄に
する。
本体の両側のフレームには１対のサイドプレートが取り
付けられ、このサイドプレートに１対の洗浄布供給ロー
ル及び洗浄布巻取りロール軸がブランケット胴の軸中心
線と平行に回転可能に支持されている。これらの洗浄布
供給ロール及び洗浄布巻取りロール軸には帯状の洗浄布
の両端が巻回されており、所定の張力が与えられてい
る。洗浄布巻取りロール軸は駆動装置により所定の速度
で間歇的に（例えば３秒に１回）回転駆動される。洗浄
布供給ロールと洗浄布巻取りロール軸との間には洗浄布
の背面を押圧してブランケット胴の表面に押圧するため
の洗浄布押圧手段が配置されている。洗浄布押圧手段
は、例えばパッドステーに保持された、樹脂やゴム等の
弾性部材よりなるプレッシャパッドを備えている。パッ
ドステーの先端部とプレッシャパッドにより形成される
空気室は外部に設けられたコンプレッサに接続されてい
る。空気が空気室に供給されると、プレッシャパッドは
膨張し、プレッシャパッド外面を摺動して移動する洗浄
布をブランケット胴に押圧する。この状態において、洗
浄布はブランケット胴の表面の汚れを拭き取って清浄に
する。
標準的な枚葉オフセット印刷機の場合、１サイクルの
洗浄動作中に消費される洗浄布の量を一例として挙げれ
ば、概略洗浄布は間歇的回転駆動の場合ブランケット胴
の３回転に１回づつ間歇的に送られ、１回の送り量は約
5mmである。ここで、１サイクルの洗浄動作中に20回歩
進するので、１サイクルの洗浄で消費する洗浄布の量は
約100mmになる。また詳細な数値の説明は省略するが、
新聞のオフセット印刷機の場合、洗浄布の消費量は１サ
イクル約450mmとなっている。
洗浄動作中に消費される洗浄布の量を一例として挙げれ
ば、概略洗浄布は間歇的回転駆動の場合ブランケット胴
の３回転に１回づつ間歇的に送られ、１回の送り量は約
5mmである。ここで、１サイクルの洗浄動作中に20回歩
進するので、１サイクルの洗浄で消費する洗浄布の量は
約100mmになる。また詳細な数値の説明は省略するが、
新聞のオフセット印刷機の場合、洗浄布の消費量は１サ
イクル約450mmとなっている。
洗浄動作で使用された洗浄布のうちで、洗浄開始の初
期にシリンダに当接された布は多量の汚れを拭き取って
いるため、汚物で飽和している。使用された洗浄布のう
ちで、洗浄動作の終りに行く程汚れが少なく、洗浄布の
中程以降の部分では、まだ十分に汚れを拭き取る能力が
残っている。しかし、従来では使用した洗浄布を再利用
せずに、常に洗浄布供給ロールから供給される。新しい
洗浄布によって洗浄が行われている。また使用した洗浄
布を手動によって巻戻し再利用することも考えられてい
るが、巻戻し量にバラツキがあり、しかも洗浄動作毎の
巻戻し操作が面倒であり、洗浄効率を低下させるもので
あった。
期にシリンダに当接された布は多量の汚れを拭き取って
いるため、汚物で飽和している。使用された洗浄布のう
ちで、洗浄動作の終りに行く程汚れが少なく、洗浄布の
中程以降の部分では、まだ十分に汚れを拭き取る能力が
残っている。しかし、従来では使用した洗浄布を再利用
せずに、常に洗浄布供給ロールから供給される。新しい
洗浄布によって洗浄が行われている。また使用した洗浄
布を手動によって巻戻し再利用することも考えられてい
るが、巻戻し量にバラツキがあり、しかも洗浄動作毎の
巻戻し操作が面倒であり、洗浄効率を低下させるもので
あった。
使用する洗浄布は引張り強度、寸法精度、湿潤特性等
に高度な品質が要求されるため、不織布等の極めて高価
な材料が用いられ、ランニングコストの上昇を招いてい
る。
に高度な品質が要求されるため、不織布等の極めて高価
な材料が用いられ、ランニングコストの上昇を招いてい
る。
本発明の目的は、一度使用した洗浄布を部分的に逆送
してその部分を再度使用し消費量を節減する機能を有す
るシリンダ装置を提供することにある。
してその部分を再度使用し消費量を節減する機能を有す
るシリンダ装置を提供することにある。
上記の目的を達成させるため、本発明に係るシリンダ
洗浄装置は洗浄布供給ロールから洗浄布を供給する洗浄
布供給手段と、サイドプレートに回転自在に支持された
洗浄布巻取りロール軸を有し、洗浄布供給手段と洗浄布
巻取りロール軸との間に懸架された洗浄布を洗浄布巻取
りロール軸を回転させて巻取る布巻取り手段と、洗浄布
をシリンダ外周面に押圧又は離脱させる押圧手段と、洗
浄布供給手段の洗浄布供給ロールに布巻戻し方向の回転
動力を与える駆動手段と、予め定めた布巻戻し量に対し
て駆動手段を制御する布巻戻し制御手段とを備え、洗浄
動作の間に洗浄布巻取り手段側に巻取った洗浄布の一部
分を洗浄布供給手段側に巻戻すようにした構成にある。
洗浄装置は洗浄布供給ロールから洗浄布を供給する洗浄
布供給手段と、サイドプレートに回転自在に支持された
洗浄布巻取りロール軸を有し、洗浄布供給手段と洗浄布
巻取りロール軸との間に懸架された洗浄布を洗浄布巻取
りロール軸を回転させて巻取る布巻取り手段と、洗浄布
をシリンダ外周面に押圧又は離脱させる押圧手段と、洗
浄布供給手段の洗浄布供給ロールに布巻戻し方向の回転
動力を与える駆動手段と、予め定めた布巻戻し量に対し
て駆動手段を制御する布巻戻し制御手段とを備え、洗浄
動作の間に洗浄布巻取り手段側に巻取った洗浄布の一部
分を洗浄布供給手段側に巻戻すようにした構成にある。
布巻戻し制御手段は洗浄動作終了後に駆動手段を動作
し、洗浄布巻取り手段側に巻き取った一度使用した洗浄
布のうち、その後半に属する汚れの少ない部分を洗浄布
供給側に戻す。洗浄動作のとき、始めに巻戻した使用済
みの洗浄布を供給し再使用することにより、洗浄布の有
効利用によって洗浄布消費量の節減を図り、ランニング
コストを低減させることができる。
し、洗浄布巻取り手段側に巻き取った一度使用した洗浄
布のうち、その後半に属する汚れの少ない部分を洗浄布
供給側に戻す。洗浄動作のとき、始めに巻戻した使用済
みの洗浄布を供給し再使用することにより、洗浄布の有
効利用によって洗浄布消費量の節減を図り、ランニング
コストを低減させることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
（第１実施例） 本実施例は使用済みの洗浄布を巻戻すための布巻戻し
手段として、その駆動機構にモータを用いたものであ
る。第1a図に布巻戻し機構を備えたシリンダ洗浄装置の
概略構成を示す。洗浄布供給ロールの軸端15aにはタイ
ミングプーリ45を、巻戻しモータ41にはタイミングプー
リ43がそれぞれ取り付けられており、これらのタイミン
グプーリ45,43の間にタイミングベルト44が掛けられて
いる。
手段として、その駆動機構にモータを用いたものであ
る。第1a図に布巻戻し機構を備えたシリンダ洗浄装置の
概略構成を示す。洗浄布供給ロールの軸端15aにはタイ
ミングプーリ45を、巻戻しモータ41にはタイミングプー
リ43がそれぞれ取り付けられており、これらのタイミン
グプーリ45,43の間にタイミングベルト44が掛けられて
いる。
巻取りモータ31は、第1b図に示す矢印Ａ方向に洗浄布
巻取り軸16を回転させ、洗浄布供給ロール15から巻き出
された洗浄布18を巻取り、シリンダ洗浄のために洗浄布
18を供給する。巻戻しモータ41は、第1b図に示す矢印Ｂ
の方向に回転させるための通電がなされ、常時付勢され
ている。この付勢による巻戻しモータ41の回転トルクは
巻取りモータ31が洗浄布18を巻取るときの回転トルクよ
り小さい。第1a図において、洗浄布巻取りロール軸16の
軸端16aにはタイミングプーリ36を、巻取りモータ31に
はタイミングプーリ34がそれぞれ取り付けられており、
これらのタイミングプーリ36,34の間にタイミングベル
ト35が掛けられている。巻取りモータ31の反対側のモー
タ軸端33aには電磁ブレーキ37が設けられており、巻取
りモータ31の非通電時、つまり布巻取りが行われていな
いときにロータを制動するように作用する。
巻取り軸16を回転させ、洗浄布供給ロール15から巻き出
された洗浄布18を巻取り、シリンダ洗浄のために洗浄布
18を供給する。巻戻しモータ41は、第1b図に示す矢印Ｂ
の方向に回転させるための通電がなされ、常時付勢され
ている。この付勢による巻戻しモータ41の回転トルクは
巻取りモータ31が洗浄布18を巻取るときの回転トルクよ
り小さい。第1a図において、洗浄布巻取りロール軸16の
軸端16aにはタイミングプーリ36を、巻取りモータ31に
はタイミングプーリ34がそれぞれ取り付けられており、
これらのタイミングプーリ36,34の間にタイミングベル
ト35が掛けられている。巻取りモータ31の反対側のモー
タ軸端33aには電磁ブレーキ37が設けられており、巻取
りモータ31の非通電時、つまり布巻取りが行われていな
いときにロータを制動するように作用する。
洗浄布供給ロール15に対して、その最外周部の洗浄布
18には、第1c図に示すようにエンコーダ28の軸27に取付
けられたゴム車26がスプリング等によって圧接されてい
る。従って、ゴム車26は洗浄布供給ロールの布供給時ま
たは布巻戻し時の回転に伴って回転する。エンコーダ28
はゴム車26の回転量に応じた電気信号を取り出すための
洗浄布走行長検知手段を構成し、このエンコーダからの
出力信号を制御系が処理することで洗浄布18の供給時の
送り量または布巻戻し時の布巻戻し量に相当する洗浄布
走行長を計測する。
18には、第1c図に示すようにエンコーダ28の軸27に取付
けられたゴム車26がスプリング等によって圧接されてい
る。従って、ゴム車26は洗浄布供給ロールの布供給時ま
たは布巻戻し時の回転に伴って回転する。エンコーダ28
はゴム車26の回転量に応じた電気信号を取り出すための
洗浄布走行長検知手段を構成し、このエンコーダからの
出力信号を制御系が処理することで洗浄布18の供給時の
送り量または布巻戻し時の布巻戻し量に相当する洗浄布
走行長を計測する。
制御系はシリンダの洗浄動作に必要な全ての制御を実
行するとともに、更に本発明が特徴とする動力を用いて
洗浄布を再利用するための制御機能を有する。
行するとともに、更に本発明が特徴とする動力を用いて
洗浄布を再利用するための制御機能を有する。
次に各部の作動順序を第2a図〜第2f図により説明す
る。
る。
I.洗浄前 第2a図に洗浄前の状態を示す。パッド背面の空気室は
加圧されていないので、プレッシャパッド20は収縮状態
にあって、図示の如くブランケット12の表面から離れて
いる。巻戻しモータ41は第1b図に示す矢印Ｂ方向に付勢
されている。巻取りモータ31は通電せず、但し、電磁ブ
レーキ37は利かせ、巻取りモータ31のロータを制動して
いる。従って、巻戻しモータ41は、第1b図に示す矢印Ｂ
方向へ回転するように付勢されていても、その回転トル
クでは電磁ブレーキ37の制動力に打ち勝って巻取りモー
タのロータを回転させることができないため、洗浄布18
は洗浄布供給ロール側に巻き上げ張力のかかった状態で
静止している。
加圧されていないので、プレッシャパッド20は収縮状態
にあって、図示の如くブランケット12の表面から離れて
いる。巻戻しモータ41は第1b図に示す矢印Ｂ方向に付勢
されている。巻取りモータ31は通電せず、但し、電磁ブ
レーキ37は利かせ、巻取りモータ31のロータを制動して
いる。従って、巻戻しモータ41は、第1b図に示す矢印Ｂ
方向へ回転するように付勢されていても、その回転トル
クでは電磁ブレーキ37の制動力に打ち勝って巻取りモー
タのロータを回転させることができないため、洗浄布18
は洗浄布供給ロール側に巻き上げ張力のかかった状態で
静止している。
II.洗浄時 第2b図にプレッシャパッドの作動状態を示す。洗浄開
始の信号が制御系に与えられる。洗浄液が図示せざる噴
霧ノズルにより噴霧される。以後洗浄動作の間に、設定
インターバルで設定回数だけ噴霧が行われる。空気室に
空気が送られて、プレッシャパッド20を膨張させる。こ
のプレッシャパッド20の膨張状態で洗浄布18をブランケ
ット12の表面に押圧し、ブランケット表面の汚れを清浄
にする。洗浄布を供給するときは巻取りモータ31の電磁
ブレーキ37を解除し、巻取りモータ31に通電して、布巻
取りロール軸16を第2c図の矢印Ａ方向に回転させ、洗浄
布18を巻取る。
始の信号が制御系に与えられる。洗浄液が図示せざる噴
霧ノズルにより噴霧される。以後洗浄動作の間に、設定
インターバルで設定回数だけ噴霧が行われる。空気室に
空気が送られて、プレッシャパッド20を膨張させる。こ
のプレッシャパッド20の膨張状態で洗浄布18をブランケ
ット12の表面に押圧し、ブランケット表面の汚れを清浄
にする。洗浄布を供給するときは巻取りモータ31の電磁
ブレーキ37を解除し、巻取りモータ31に通電して、布巻
取りロール軸16を第2c図の矢印Ａ方向に回転させ、洗浄
布18を巻取る。
洗浄布18の巻取り方式は間歇的に設定長ずつ設定イン
ターバルで巻取る場合と、洗浄時間中連続的に設定全長
を巻取る場合とがあり、いずれでも適用可能である。洗
浄布18の巻取り量は、新聞オフセット印刷機における標
準的な連続巻取りの場合巻取り全長約450mmを約４分30
秒で巻取る。したがって、洗浄布18の送り速度は100mm/
min程度になる。巻取りモータ31には減速機32が設けら
れており、洗浄布の送り速度を最適値に調整する。また
洗浄布18の送りを間歇的に行う場合でも全布送り量は同
じく450mm程度である。
ターバルで巻取る場合と、洗浄時間中連続的に設定全長
を巻取る場合とがあり、いずれでも適用可能である。洗
浄布18の巻取り量は、新聞オフセット印刷機における標
準的な連続巻取りの場合巻取り全長約450mmを約４分30
秒で巻取る。したがって、洗浄布18の送り速度は100mm/
min程度になる。巻取りモータ31には減速機32が設けら
れており、洗浄布の送り速度を最適値に調整する。また
洗浄布18の送りを間歇的に行う場合でも全布送り量は同
じく450mm程度である。
なお、洗浄布18の供給による、ゴム車26の回転に伴っ
てエンコーダ28が出力する信号に基づいて制御系が洗浄
布の送り量を制御する。
てエンコーダ28が出力する信号に基づいて制御系が洗浄
布の送り量を制御する。
III.洗浄終了 制御系はエンコーダ28からの信号により、洗浄布18が
所定量供給されたことを計測すると、第2d図に示すよう
に空気室の空気を逃がし、プレッシャパッド20を収縮さ
せて、洗浄布18をブランケット12の表面から離す。この
とき、矢印Ａ方向の引張り力は作用している。電磁ブレ
ーキ37を解除したままで、巻取りモータ31を停止させる
と、巻戻しモータ41は矢印Ｂの方向に付勢されているた
め、矢印Ａ方向への引張り力が無くなった洗浄布18は、
第2e図に示すように洗浄布供給ロール15に矢印Ｂ方向へ
巻取られる。
所定量供給されたことを計測すると、第2d図に示すよう
に空気室の空気を逃がし、プレッシャパッド20を収縮さ
せて、洗浄布18をブランケット12の表面から離す。この
とき、矢印Ａ方向の引張り力は作用している。電磁ブレ
ーキ37を解除したままで、巻取りモータ31を停止させる
と、巻戻しモータ41は矢印Ｂの方向に付勢されているた
め、矢印Ａ方向への引張り力が無くなった洗浄布18は、
第2e図に示すように洗浄布供給ロール15に矢印Ｂ方向へ
巻取られる。
制御系はエンコーダ28からの信号により、洗浄布18が
所定量巻戻されたことを計測すると、巻取りモータ31の
電磁ブレーキ37を利かせ、巻取りモータのロータを制動
する。この動作によって、第2f図に示すように洗浄布供
給ロール15の矢印Ｂ方向への回転が止められ、巻戻しは
停止する。
所定量巻戻されたことを計測すると、巻取りモータ31の
電磁ブレーキ37を利かせ、巻取りモータのロータを制動
する。この動作によって、第2f図に示すように洗浄布供
給ロール15の矢印Ｂ方向への回転が止められ、巻戻しは
停止する。
次回の洗浄では上記ＩからIIIの動作が行われ、その
始めに巻戻された使用済み洗浄布が供給され、再利用さ
れる。
始めに巻戻された使用済み洗浄布が供給され、再利用さ
れる。
（第２実施例） 本実施例は使用済みの洗浄布を巻戻すための布巻戻し
手段として、その駆動機構に１台のモータを用いたもの
である。第3a図に第２実施例の布巻戻し機構を備えたシ
リンダ洗浄装置の概略構成を示す。
手段として、その駆動機構に１台のモータを用いたもの
である。第3a図に第２実施例の布巻戻し機構を備えたシ
リンダ洗浄装置の概略構成を示す。
洗浄布巻取りロール軸16の駆動、停止はシフトギア93
を着脱することによって行う。洗浄布供給ロール15の軸
端には、洗浄布供給ロール付ギア99を、また洗浄布巻取
りロール軸16には洗浄布巻取りロール付ギア98がそれぞ
れ配設されている。ギア98と99との間にはスプラインシ
ャフト90上に非回転かつ軸方向に可動自在に設けられた
シフトギア93が配置されている。スプラインシャフト90
の両端はサイドプレート13と印刷機フレーム25に、それ
ぞれ一方向クラッチ92,92aを介してと取り付けられてい
る。スプラインシャフト90には従動側のタイミングプー
リ91が設けられており、このタイミングプーリ91とモー
タ86の軸87に取り付けられたタイミングプーリ88との間
にはタイミングベルト89が懸けられている。モータ86は
所定回転数に減速して出力する減速機を備えており、こ
のモータ動力をタイミングベルト89を介してスプライン
シャフト90に伝え、回転させる。符号85はモータ85を取
り付けるための印刷機フレーム25に固定されたモータ台
である。
を着脱することによって行う。洗浄布供給ロール15の軸
端には、洗浄布供給ロール付ギア99を、また洗浄布巻取
りロール軸16には洗浄布巻取りロール付ギア98がそれぞ
れ配設されている。ギア98と99との間にはスプラインシ
ャフト90上に非回転かつ軸方向に可動自在に設けられた
シフトギア93が配置されている。スプラインシャフト90
の両端はサイドプレート13と印刷機フレーム25に、それ
ぞれ一方向クラッチ92,92aを介してと取り付けられてい
る。スプラインシャフト90には従動側のタイミングプー
リ91が設けられており、このタイミングプーリ91とモー
タ86の軸87に取り付けられたタイミングプーリ88との間
にはタイミングベルト89が懸けられている。モータ86は
所定回転数に減速して出力する減速機を備えており、こ
のモータ動力をタイミングベルト89を介してスプライン
シャフト90に伝え、回転させる。符号85はモータ85を取
り付けるための印刷機フレーム25に固定されたモータ台
である。
シフトギア93は洗浄布供給ロール付ギア99に直接噛合
って布巻戻し動力を伝達し、一方洗浄布巻取りロール付
ギア98に噛合っている中間ギア96を介して洗浄布巻取り
ロールの軸16aに布巻取り動力を伝達させるようになっ
ている。シフトギア93を第3a図に示す矢印方向に移動さ
せたとき中間ギア96に噛合い、その中間ギア96に噛合っ
ている洗浄布巻取りロール付ギア98を介して、洗浄布巻
取りロール軸16を回転させる。一方シフトギア93を第3b
に示す方向に移動させたとき洗浄布供給ロール付ギア99
に噛合って洗浄布供給ロールを回転させる。シフトギア
93が洗浄布供給ロール付ギア99と噛合う位置、または洗
浄布巻取りロール付ギア98と噛合う位置へ移動させる手
段としては、例えば公知の空気動力を用いたアクチュエ
ータ等が利用できる。
って布巻戻し動力を伝達し、一方洗浄布巻取りロール付
ギア98に噛合っている中間ギア96を介して洗浄布巻取り
ロールの軸16aに布巻取り動力を伝達させるようになっ
ている。シフトギア93を第3a図に示す矢印方向に移動さ
せたとき中間ギア96に噛合い、その中間ギア96に噛合っ
ている洗浄布巻取りロール付ギア98を介して、洗浄布巻
取りロール軸16を回転させる。一方シフトギア93を第3b
に示す方向に移動させたとき洗浄布供給ロール付ギア99
に噛合って洗浄布供給ロールを回転させる。シフトギア
93が洗浄布供給ロール付ギア99と噛合う位置、または洗
浄布巻取りロール付ギア98と噛合う位置へ移動させる手
段としては、例えば公知の空気動力を用いたアクチュエ
ータ等が利用できる。
洗浄布供給ロール15は、第3c図に示すように洗浄布巻
取りロール軸16の巻取り時の回転に引っ張られて矢印方
向に回転し、洗浄布18を供給する。一方洗浄布供給ロー
ル15へ使用済み洗浄布を巻戻すための駆動、停止は、シ
フトギア93を着脱することにより行う。シフトギア93の
スプラインシャフト90は、一方向クラッチ92,92aで軸承
されており、第3d図に示されているようにＡ方向のみし
か回転しない。なお、洗浄布18の走行長さは、第１実施
例と同様にエンコーダの検知信号を基に、制御系が処理
して計測する。
取りロール軸16の巻取り時の回転に引っ張られて矢印方
向に回転し、洗浄布18を供給する。一方洗浄布供給ロー
ル15へ使用済み洗浄布を巻戻すための駆動、停止は、シ
フトギア93を着脱することにより行う。シフトギア93の
スプラインシャフト90は、一方向クラッチ92,92aで軸承
されており、第3d図に示されているようにＡ方向のみし
か回転しない。なお、洗浄布18の走行長さは、第１実施
例と同様にエンコーダの検知信号を基に、制御系が処理
して計測する。
次に各部の作動順序を第3a図、第3b図により説明す
る。
る。
I.洗浄時 第3a図において、シフトギア93は矢印方向に移動さ
れ、中間ギア96を介して、洗浄布巻取りロール軸付ギア
98を駆動、洗浄布巻取りロール軸16をＡ方向に間歇送り
で回動せしめる。洗浄布供給ロール付ギア99はシフトギ
ア93と噛合っていないので、洗浄布供給ロール15は自由
に回転、Ａ方向に洗浄布18を繰り出す。洗浄布巻取りロ
ール軸16は逆転防止機構を持ったシフトギア93と噛合っ
ているので、洗浄布18を引き戻されることはない。
れ、中間ギア96を介して、洗浄布巻取りロール軸付ギア
98を駆動、洗浄布巻取りロール軸16をＡ方向に間歇送り
で回動せしめる。洗浄布供給ロール付ギア99はシフトギ
ア93と噛合っていないので、洗浄布供給ロール15は自由
に回転、Ａ方向に洗浄布18を繰り出す。洗浄布巻取りロ
ール軸16は逆転防止機構を持ったシフトギア93と噛合っ
ているので、洗浄布18を引き戻されることはない。
II.洗浄布逆送り時 第3b図において、シフトギア93はＹ方向にシフトさ
れ、洗浄布供給ロール付ギア99を駆動し、洗浄布供給ロ
ール15をＢ方向に逆転する。洗浄布巻取りロール軸16の
洗浄布巻取りロール軸付ギア98は、シフトギア93との噛
合がないために、洗浄布巻取りロール軸16は自由に回
り、したがって洗浄布巻取りロール15がＢ方向に回るこ
とによって、洗浄布18は矢印Ｂの方向に逆送りされ、洗
浄布供給ロール15に巻き戻される。
れ、洗浄布供給ロール付ギア99を駆動し、洗浄布供給ロ
ール15をＢ方向に逆転する。洗浄布巻取りロール軸16の
洗浄布巻取りロール軸付ギア98は、シフトギア93との噛
合がないために、洗浄布巻取りロール軸16は自由に回
り、したがって洗浄布巻取りロール15がＢ方向に回るこ
とによって、洗浄布18は矢印Ｂの方向に逆送りされ、洗
浄布供給ロール15に巻き戻される。
第1a図は本発明の第１実施例の正面図、第1b図は第1a図
のＡ−Ａ断面図、第1c図は第1a図のＢ−Ｂ断面図、第2a
図から第2f図は第１実施例の動作を示す説明図、第3a図
は第２実施例の洗浄時における正面展開図、第3b図は第
２実施例の洗浄布逆送の正面展開図、第3c図は第3a図の
Ｎ−Ｎ断面図、第3d図は第3a図のＭ−Ｍ断面図である。 12……ブランケット、13……サイドプレート、15……洗
浄布供給ロール、16……洗浄布巻取りロール軸、18……
洗浄布、20……プレッシャパッド、21……空気室、31…
…巻取りモータ、37……電磁ブレーキ、41……巻戻しモ
ータ
のＡ−Ａ断面図、第1c図は第1a図のＢ−Ｂ断面図、第2a
図から第2f図は第１実施例の動作を示す説明図、第3a図
は第２実施例の洗浄時における正面展開図、第3b図は第
２実施例の洗浄布逆送の正面展開図、第3c図は第3a図の
Ｎ−Ｎ断面図、第3d図は第3a図のＭ−Ｍ断面図である。 12……ブランケット、13……サイドプレート、15……洗
浄布供給ロール、16……洗浄布巻取りロール軸、18……
洗浄布、20……プレッシャパッド、21……空気室、31…
…巻取りモータ、37……電磁ブレーキ、41……巻戻しモ
ータ
Claims (1)
- 【請求項１】洗浄布供給ロールから洗浄布を供給する洗
浄布供給手段と、 サイドプレートに回転自在に支持された洗浄布巻取りロ
ール軸を有し、前記洗浄布供給手段と前記洗浄布巻取り
ロール軸との間に懸架された洗浄布を洗浄布巻取りロー
ル軸を回転させて巻取る布巻取り手段と、 前記洗浄布をシリンダ外周面に押圧又は離脱させる押圧
手段と、 前記洗浄布供給手段の洗浄布供給ロールに布巻戻し方向
の回転動力を与える駆動手段と、 予め定めた布巻戻し量に対して前記駆動手段を制御する
制御手段とを備え、 洗浄動作の間に前記洗浄布巻取り手段側に巻取った洗浄
布の一部分を前記洗浄布供給手段側に巻戻すことを特徴
とするシリンダ洗浄装置。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| EP (2) | EP0315144B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0822592B2 (ja) |
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