JPH08175568A - 積層剥離ボトル及びその製造方法、該ボトルを製造するための大気導入孔穿孔用ドリル、ピンチオフ開口部のヒートシール装置、並びに積層剥離ボトルに用いる注出ポンプ - Google Patents

積層剥離ボトル及びその製造方法、該ボトルを製造するための大気導入孔穿孔用ドリル、ピンチオフ開口部のヒートシール装置、並びに積層剥離ボトルに用いる注出ポンプ

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JPH08175568A
JPH08175568A JP22864195A JP22864195A JPH08175568A JP H08175568 A JPH08175568 A JP H08175568A JP 22864195 A JP22864195 A JP 22864195A JP 22864195 A JP22864195 A JP 22864195A JP H08175568 A JPH08175568 A JP H08175568A
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    • B29L2009/001Layered products the layers being loose

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内層の剥離性が良くて外層の変形を確実に防
止でき、またピンチオフ部から水の浸入もない積層剥離
ボトルと、それを効率良く製造するのに使用する穿孔工
具とピンチオフ開口部のヒートシール装置、さらに積層
ボトルから残液がなくなるまで効率良く内容液を注出で
きる注出ポンプを提供する。 【解決手段】 剥離可能な少なくとも外層2及び内層3
の2層からなる積層剥離ボトル1のボトル口部5に大気
導入孔6を先端中央部が平坦若しく球状に突出し周縁部
に刃先が形成されたドリル13で穿孔し、外層のピンチ
オフ開口部はヒートヘッド加熱面が長手方向に溝が形成
されたヒートシール装置でヒートシールする。ヒートシ
ール前に内層と外層の間に空気を吹き込んで剥離し、且
つヒートシール前後に内層内に送気して内層を復元させ
て易剥離処理を行う。また、剥離加工工程に続いて内層
ピンホール検査と底部シール検査を組み込むこともでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内層と外層が自在
に剥離する積層剥離ボトル及びその製造方法、該ボトル
を製造するための大気導入孔穿孔用ドリル、ピンチオフ
開口部のヒートシール装置、並びに積層剥離ボトルに装
着するのに最適な注出ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内層と外層を剥離可能とし、容器
内の減圧に対して内層のみが変形し、容器外観形状の変
化を防止するようにした積層ボトルは知られている。こ
のような積層ボトルは、予め成形した積層パリソン又は
積層プリフォームをブロー成形用金型にセットし、ブロ
ー成形法により成形している。そのため、ピンチオフ部
は、内層と外層が互いに嵌合した状態になり、内層のピ
ンチオフ部は対向する内層璧同士が互いに接着して閉塞
した状態にあるが、外層のピンチオフ部は内層が間に挟
まって開口した状態にある。
【0003】また、成形した状態のままでは内層と外層
が密着して両者の剥離性が悪く、内圧の減少による内層
の変形に伴って外層も一緒に変形し、積層剥離ボトルの
特性が発揮されないという問題があった。それを解決す
るために、一般に外層に貫通孔を開けて外層と内層との
間に空気が侵入し易いようにしている。そして、外層に
貫通孔を穿孔する手段として、成形後のボトルに口部よ
り可撓性パイプ先端に設けられた吸引パッドを入れて、
穿孔位置の内層を吸引して外側壁から強制的に剥離させ
て保持し、その状態で外層を穿孔することにより、内層
を傷付けずに外層のみに穿孔する方法が提案されてい
る。しかしながら、このように製造された積層剥離ボト
ルについて、例えば内層にピンホール等の欠陥が発生し
ていないかを製造ラインで自動的に検査するシステムは
従来知られてなく、従来は抜取り検査でしか検査でき
ず、全数検査ができない問題があった。
【0004】一方、前記のような積層剥離ボトルに装着
して、該ボトル内に充填された例えばシャンプー等の高
粘性内容液を注出する注出ポンプは、注出するに際して
内容液を注出ポンプのポンプ室内に吸入するために、導
入杆を注出ポンプ本体の下端に設けたものが知られてい
る。該従来の注出ポンプは、注出ポンプ本体のポンプ室
下端部が段差状に細くなって導入杆嵌合部が形成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように内層と外
層の剥離性を向上させるために、外層の胴部位置に穿孔
して大気が侵入し易くしているが、単に外層に穿孔した
のみでは、剥離性を向上するのに十分でなく、未だ満足
するものではない。そのため、ボトル内圧の減少による
内層の剥離が安定せず、外層も形状変化してしまうとい
う問題がある。また、従来の積層剥離ボトルは、外層の
ピンチオフ部は開口しているため、該開口部から水等が
侵入してしまうという不都合もあった。さらに、従来の
積層ボトルの製造に際して、外層に大気導入孔を形成す
る工程ではボトル内への吸引パッドの挿入及び位置決め
等が複雑で、生産性が悪い等の問題がある。また、この
ような積層ボトル用の注出ポンプは、導入杆嵌合部が縮
径して小径に形成されているため、導入杆も小さく形成
しなければならず、注出効率が悪い等の問題点があっ
た。さらに、ボトル内の内容液が少なくなった場合に、
導入杆が十分に機能せず、残液が多い等の問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の剥離性ボトルの問題
点を解決しようとするものであり、ボトル内圧の減圧に
よる内層の剥離性が安定化して外層、即ちボトル外観の
変形を確実に防止することができ、また、ピンチオフ部
から水などが侵入することも確実に防止することができ
る積層剥離ボトルを提供することを第1の目的とし、ま
た、該ボトルを効率良く製造する方法、且つ製造ライン
で内層のピンホールや外層のヒートシール等を自動的に
検査することができるボトルの製造方法を提供すること
を第2の目的とし、また該積層ボトルの製造に際して、
外層部への穿孔が簡単にできる穿孔工具を提供すること
を第3の目的とし、ピンチオフ開口部のヒートシールを
確実に効率良く行うことができるヒートシール装置を提
供することを第4の目的とし、さらには前記積層ボトル
に装着して効率良く内容液を残液がなくなるまで注出す
ることができる注出ポンプを提供することを第5の目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
る積層剥離ボトルは、少なくとも外層及び内層の2層か
らなり、前記外層及び内層が剥離自在である積層剥離ボ
トルにおいて、前記外層のピンチオフ部と内層のピンチ
オフ部は完全に剥離した状態にあり、且つ外層のピンチ
オフ開口部がヒートシールされて水密状態になっている
ことを特徴とする構成を有している。前記大気導入孔
は、外層のボトル口部に形成することが望ましい。
【0008】また、第2の目的を達成する本発明の積層
剥離ボトルの製造方法は、剥離可能な少なくとも外層と
内層の2層からなるボトルをブロー成形法により成形す
る工程、該成形されたボトルの前記外層にドリルで大気
導入孔を形成する導入孔穿孔工程、前記外層と内層を剥
離する剥離工程、且つ外層外側層のピンチオフ開口部を
ヒートシールするヒートシール工程からなることを特徴
とする。
【0009】前記剥離工程は、前記大気導入孔とピンチ
オフ開口部から内層と外層の間に空気を吹き込むか、又
は内層内の空気を排気するか、さらには両方を同時に行
うことによって達成できる。前記剥離工程の後に、前記
内層内に空気を吹き込んで内層と外層との間の空気を排
出させて内層を復元させる内層復元工程を有するのが望
ましい。
【0010】前記第2の発明を達成する本願の他の発明
に係る積層剥離ボトルの製造方法は、剥離可能な少なく
とも外層と内層の2層からなるボトルをブロー成形法に
より成形するボトル成形工程、前記外層と内層を予備剥
離する一次剥離工程、外層のピンチオフ開口部をヒート
シールするヒートシール工程、ボトルの前記外層にドリ
ルで大気導入孔を形成する大気導入孔穿孔工程、前記外
層と内層をさらに剥離させる二次剥離工程、内層のピン
ホールを検査する内層ピンホール検査工程、内層を復元
させる内層復元工程からなることを特徴とする。
【0011】前記積層剥離ボトルの製造方法において、
前記ボトル成形工程の後に、内層の係合フランジを加熱
して外層口部上端に前記係合フランジを係合させる工程
を設けることによって、内層の沈下をより確実に防止で
きる積層剥離ボトルを得ることができ望ましい。
【0012】前記一次剥離工程は、ボトル底部のピンチ
オフ開口部から空気を吹き込み、前記二次剥離工程は、
前記大気導入孔から外層と内層の間に空気を吹き込み、
且つ前記ボトル口から内層内の空気を吸引するようにす
ることによって、より効率的に短時間に内層を剥離させ
ることができる。また、前記内層復元工程の後に、底部
ピンチオフ部のシールを検査する底部シール検査工程を
設けることによって、底部シール不良品を確実に検出し
て排除することができる。
【0013】第3の目的を達成する本発明の大気導入孔
穿孔用ドリルは、先端中央部が平坦若しくは僅かに凸状
にわん曲した形に形成され、該先端の周縁部に切り込み
刃先が形成されていることを特徴とする構成からなる。
また、本発明の他の大気導入孔穿孔用ドリルは、ドリル
刃先の先端中央部に先端が半球状となってわずかに突出
した小径の押圧部を有し、該押圧部の周縁部に切込刃先
が形成されてなることを特徴とする。前記切込刃先は、
通常のドリルのように外周部に向けて後傾状、又はエン
ドミル状に外周部に向けて前傾状の何れにも形成するこ
とができる。
【0014】また、第4の目的を達成する本発明のピン
チオフ開口部のヒートシール装置は、ピンチオフ開口部
周囲を接触加熱するヒートヘッドを有し、該ヒートヘッ
ドの接触加熱面の長手方向に沿って溝が形成され、該溝
の両側縁は長手方向中央部が高くなるようにほぼ円弧状
に形成されていることを特徴とする構成からなる。
【0015】さらに、第5の目的を達成する本発明の積
層剥離ボトル用の注出ポンプは、ポンプ本体と該ポンプ
本体に装着される導入柱体から構成され、前記ポンプ本
体はシリンダを有し、該シリンダの下方部内部に吸込弁
が設けられ、該吸込弁より上方部がポンプ室を形成し、
下方部が導入柱体嵌合部を形成してなり、前記ポンプ室
の外径と前記導入柱体嵌合部の外径がほぼ同径となるよ
うに形成されていることを特徴とする。前記導入柱体
は、断面十字形の各辺先端に軸心を対称点とする互いに
点対称に同一形状の屈曲片を形成し、該屈曲片の外周部
が前記導入柱体嵌合部に嵌合するような断面形状に形成
するのが望ましい。
【0016】
【実施形態】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例に係るプラスチック製の
積層剥離ボトルを示し、本実施例の積層剥離ボトル1
は、外層2と内層3とから構成され、外層2は所定の剛
性を保有するように肉厚に形成され、且つ内層3は可撓
性のシート状に形成され、外層と内層互いに剥離可能に
なっているが、使用時に内層が確実に剥離するように成
形後に、後述する方法によって積極的に易剥離処理して
ある。
【0017】図中6は、ボトル口5の螺子部位置に外層
のみに形成された大気導入孔であり、ボトル口中心に対
称的に2ヵ所に形成されている。本実施例の積層剥離ボ
トルでは、前記大気導入孔6は目立たないようにキャッ
プが装着されるボトル口5に形成したが、該大気導入孔
は空気が流入できる位置であれば胴部等任意の場所に設
けることができ、またその個数も1以上任意で良い。
【0018】さらに、本発明の積層ボトルは、ボトル底
部7の外層のピンチオフ開口部が、後述するように、成
形後に内層のピンチオフ部が抜けた後にヒートシールさ
れて、密閉したヒートシール部8となっている。従っ
て、ピンチオフ部から、外層内に水、空気が流入するこ
とが防止されるようになっている。
【0019】次に、以上のような構成を有する積層剥離
ボトルの製造方法の実施形態を工程順に説明する。成形
工程は、従来と同様に内層と外層からなる積層パリソン
を一体に共押出し、ブロー成形法でボトルに成形する。
成形直後のボトル底部のピンチオフ部は、図6(a)
(b)に示すように、内層のピンチオフ部9は互いに溶
着され状態で、外層のピンチオフ部は開口した状態にあ
って、該ピンチオフ開口部12に内層のピンチオフ部が
食い込んだ状態にある。成形後外層のボトル口部をトリ
ミング加工をする。
【0020】成形された積層剥離ボトル1は、図2に示
すような、底部が開口し、上部にボトル口部を挾持する
一対の挾持爪11を有するボトルホルダ10に嵌合され
て、後述する穿孔ステーション、剥離ステーション、及
びリフォーム・ヒートシールスーテション間を順次移動
させる。
【0021】穿孔ステーションには、ボトル口のねじ基
部付近に対して互いに対称に垂直に配置された一対のド
リル13が配置され、挾持爪11でボトル口5を挾持し
た状態で、ドリル13でボトル胴部の短径側の口部に外
層のみに一対の大気導入孔6を穿孔する。該ドリル13
は、図1(b)に拡大して示すように、外層2に内層3
が密着した積層状態で穿孔しても、内層3を傷付けずに
外層2のみに穿孔できるように、特殊な刃先構造に形成
されている。図3にその刃先構造が図示されている。
【0022】即ち、ドリル13は、通常のドリルの先端
中心部に突出している先鋭部(拡大図で仮想線で示した
部分)を無くして、周縁傾斜部が切込刃先14になって
おり、中央部15は平坦若しくは僅かに凸状にわん曲し
た形に形成されている。ドリル先端に先鋭部がなくて
も、プラスチックは弾性があるので、切り込みが可能で
あり、先端周縁部に形成された切込刃先14が切り込み
を開始し外壁2に穿孔することができる。しかも、本実
施形態では、穿孔位置がボトル口のねじ山の基端部にあ
るので、周縁傾斜部の刃先が突出したねじ山に切り込ん
で、容易に穿孔することができる。そして、ドリルが外
壁を突き抜けても先端が平坦又は凸状にわん曲した形に
なっているので、内壁を押して外壁と剥離させるだけ
で、内壁を付き刺さして傷付けることがなく、簡単に外
層のみに穿孔することができる。
【0023】図4及び図5はドリルの他の実施形態を示
し、これらの実施形態のドリル33、34はドリル刃先
の先端中央部に先端が半球状となってわずかに突出した
小径の押圧部35、36を有し、該押圧部の周縁部に切
込刃先37、38が形成されている。該実施形態の場
合、特に中央部に先端が半球状となってわずかに突出し
た小径の押圧部を有しているので、外層穿孔後に該押圧
部で内層を押して外層から剥離させるから、切込刃先が
内層を傷付けることがなく、良好に外層大気導入孔を形
成することができる。図5に示すドリルは、上記構成の
切込刃先38を通常のドリルより先端角を大きくして、
エンドミル状に外周部に向けて前傾角となるように形成
されている。したがって、この場合、刃先の外周部が中
央部よりも先に被加工物面に当るから、本実施形態のよ
うに、中央部から突出した押圧部を有していても、外層
を僅かに変形させるだけで、最初の切り込みが比較的簡
単に行われる利点がある。
【0024】大気導入孔が形成されたボトルは、次いで
剥離ステーションに移動する。剥離ステーションには、
前記工程で穿孔された2個の大気導入孔6、及びボトル
底部のピンチオフ開口部の開口にエアーを吹き込むため
のノズルが配置されており、該ステーションで、2個の
大気導入孔6、及びボトル底部のピンチオフ開口部12
から、外層と内層の間にエアーを吹き込み、外層に密着
した内層を外層から剥離させる。それにより、内層のピ
ンチオフ部は外層のピンチオフ開口部から完全に抜け
る。3方からエアーを吹き込むことによって、短時間に
効率良く内層を剥離させることができる。
【0025】次いで、ボトルホルダ10は、リフォーム
・ヒートシールスーテションに移動する。該ステーショ
ンには、ボトルの底部のピンチオフ開口部をヒートシー
ルするためのヒートシール装置20が配置されていると
共に、ボトル口部に進入して内層内にエアーを吹き込む
ためのリフォームノズル17が配置されている。
【0026】ボトルホルダ10に保持されたボトルが該
ステーションに到達すると、リフォームノズルから内層
内に空気が吹き込まれて、第1次復元工程がなされ、前
工程で外層から剥離された状態にある内層3を膨らませ
て復元させる。その際、外層と内層との間にある空気
は、2個の大気導入孔とピンチオフ開口部12の3ケ所
から押出されるので、空気の排出が早く短時間に復元さ
せることができる。
【0027】内層3が60〜80%望ましくは70〜7
5%程度復元した段階で一旦内層内へのエアーの吹き込
みを停止して、ヒートシール装置によるピンチオフ開口
部12のヒートシールを開始する。前記範囲に復元した
段階でヒートシールを開始するのは、内層が完全に復元
すると再び内層のピンチオフ部が外層の開口状態になっ
ているピンチオフ開口部に嵌合してしまうおそれがあ
り、またピンチオフ開口部のヒートシールを終了してか
ら復元工程を開始すると、内層と外層間に溜っている空
気が復元中に外部に排出しにくくなって、復元時間が長
くなるので、その両方を防ぐためである。図7(c)は
ヒートシール開始直前のピンチオフ開口部断面形状を示
している。この状態では、内層のピンチオフ部は外層の
ピンチオフ開口部とは完全に分離した状態になっている
ことが判る。
【0028】前記ヒートシール装置20は、本実施形態
では、外層のピンチオフ開口部を効果的にヒートシール
するために、図6に示すように構成されたヒートヘッド
体21を有し、該ヒートヘッド体を適宜のシリンダ装置
22によって変位可能に支持している。
【0029】前記ヒートヘッド体21は、図6(a)〜
(c)に示すように、ボトル底部のピンチオフ開口部を
ヒートシールするヒートヘッド23を有している。図に
おいて、24はヒートヘッド先端部の長手方向中央部に
沿って形成された断面三角形状の溝24であり、ピンチ
オフ開口部と同じ長さを有し、該溝の両端部は図6
(c)に拡大して示すように溶融樹脂が長手方向にはみ
出さないように閉塞されている。
【0030】そして、該溝24の両側縁25、25は、
図6(a)に示すように、長手方向の形状が長手方向中
央部が高くなるように僅かな円弧状に形成されている。
また、ヒートヘッド23の長手方向端面27は、図6
(a)(b)に示すように、ヒートヘッド本体26から
傾斜角αを有して長手方向に傾斜して、溶融樹脂が長手
方向両側にはみ出すのを防止するようにしている。前記
傾斜角αとしては、60°〜70°の範囲が良い。
【0031】ヒートヘッド23を以上のような形状に構
成することによって、ピンチオフ開口部をヒートシール
する際、最も肉厚が厚いピンチオフ中心部にまずヒート
ヘッド23が当たり中心部から最初に加熱して次第に長
手方向に沿って加熱する。しかも、ヒートヘッドは中央
部に断面三角形状の溝が形成されているので、溶融され
た樹脂は、その両側縁25、25によってピンチオフ開
口部を埋めるように次第に長手方向中心部に寄せられ
て、また、溝の両端からはみ出すこともなく、ピンチオ
フ開口部を均一に効率良くヒートシールすることができ
る。その結果、図7(d)に示すように、前記ヒートヘ
ッド溝の形状にほぼ見合った断面形状に、ピンチオフ開
口部がヒートシールされたヒートシール部8が形成され
る。なお、該ヒートシール部に、前記ヒートヘッドが離
れた後、図示しない冷却ヘッドを押し当てて冷却するこ
とにより、該ヒートシール部が早く安定するので、ヒー
トシール工程の速度を上げることができる。
【0032】なお、図6において、28は温度センサー
取付用孔、29はヒータ取付用孔であり、それぞれに図
示しない温度センサー、ヒータが取り付けられる。ま
た、30はベース31への取付フランジである。
【0033】以上のような構造からなるヒートシール装
置20によって、外層のピンチオフ開口部のヒートシー
ルが終了すると、次いで内層3内への空気の送給が再開
されて、第2次復元工程が開始されて内層3を完全に復
元させる。以上の工程を経て、ボトルの内層3と外層2
が剥離され、且つ外層2のピンチオフ開口部がヒートシ
ールされる。図7(d)は、リフォーム終了直後のピン
チオフ開口部の断面形状を示している。図から判るよう
に、外層のピンチオフ開口部は、完全にヒートシールさ
れ、且つその上方に内層のピンチオフ開口部が位置して
いる状態となる。
【0034】以上本発明のボトル製造方法の実施形態を
説明したが、本発明は、必ずしも上記実施例の工程に限
定されるものではない。例えば上記工程では、内層3と
外層2の剥離は、大気導入孔の穿孔後に該大気導入孔と
外層のピンチオフ開口部から内層と外層の間に空気を吹
き込むことによって行ったが、それと同時にボトル口か
ら内層内に吸引ノズルを入れて内層の内部を負圧にする
ことによって、より効果的に内層を剥離することができ
る。また、その場合、内層内の空気を排気することによ
って内層が収縮すると共に、内層と外層との間には大気
導入孔及びピンチオフ開口部から自然に大気が導入され
るので、あえて外層と内層との間に空気を吹き込まなく
ても、内層内を負圧にするのみで良好に内層と外層が分
離できる。さらに、前記実施例では、内層の剥離後にボ
トル口から内層内に空気を吹き込んでリフォームしてい
るが、内層と外層との間に空気を吹き込むときに、内層
と外層が完全に剥離し且つ内層がほぼ所定の容量を維持
する程度に、吹き込み空気量を制御すれば、必ずしもそ
の後ボトル口からの空気を吹き込んでリフォームする工
程を省略することも可能である。
【0035】また、外層のピンチオフ開口部のヒートシ
ールは、リフォームの途中で行うことが望ましいが、必
ずしもそれに限らず、内側層が完全に剥離した状態であ
れば、いつでも可能である。
【0036】上記各工程は、必しも別々のステーション
で行う必要はなく、同一ステーションでそれぞれの装置
の配置が可能であれば、同一ステーションで行うように
してもよい。なお、図2は製造装置を模式的に示すもの
であり、複数のステーションを一緒に図示しており、各
部材は必ずしも同一ステーションに配置されているとは
限らない。
【0037】前記積層剥離ボトルの製造装置としては、
ボトルが各ステーションを移動する直進型、又は各装置
が円周軌道に沿って配置されボトルがターレットに保持
されて各ステーション間を移動するロータリー式、また
は、ボトルは固定されて、各装置が回転移動する方式等
任意の方式が採用できる。
【0038】図8は、上記積層剥離ボトルに装着する注
出ポンプの実施形態を示す。本実施形態の注出ポンプ4
0は、ポンプ本体41と導入柱体42とから構成されて
いる。ポンプ本体41は、内部に液体を貯溜するポンプ
室43を構成するシリンダ44と、該シリンダ内に往復
動自在に挿入されポンプ室43の容積を拡張・収縮させ
るピストン45と、該ピストンにステム46を介して連
設されるノズル部としてのエジェクタヘッド47と、シ
リンダ44の下端部に設けられる吸込弁48と、ポンプ
室43とエジェクタヘッド47とを連通する通路49の
途中に設けられる吐出弁50と、ピストン45をポンプ
室の容積を拡張させる方向に常時付勢する第1のばね部
材51と、から構成されている。
【0039】前記シリンダ44は、下端まで略同径の筒
状に形成され、その下方内部に吸込弁の弁体52の弁座
筒53が形成され、さらにその下端筒状に開口して導入
柱体嵌合部54となっている。従って、シリンダ44の
内部は、吸込弁48より上方位置はポンプ室を構成し、
下方位置は導入柱体嵌合部54となっており、ポンプ室
外径と導入柱体嵌合部は略同径に構成されている。
【0040】吸込弁48の弁体52は、弁座筒53の上
端縁で形成される弁座に当接する弁頭部55と、ピスト
ンに当接可能なストッパー部56と、弁頭部から弁座筒
内に挿入されるガイド部57を有し、ストッパー部56
に複数の切欠きを設けて弾力を持たせている。また、ガ
イド部57は、下方に延びる複数のガイド片によって構
成され、その外周と吸込口の内周の間に、第2のばね部
材59が圧縮状態で介装されている。そして、ガイド部
の先端と吸込口の開口縁には、第2のばね部材の上下端
が係止されるばね座が形成され、第2のばね部材によっ
て弁体52が下方に付勢されている。
【0041】導入柱体42は、容器底部近傍まで垂下す
る長さに形成され、断面形状が同図(b)に示すよう
に、断面十字形の十字柱部70の各辺の先端を直角に一
方向に曲げて同一形状の屈曲片71を形成して、その外
周面が前記シリンダ下端の導入柱体嵌合部54の内径と
密に同径となるような円弧面となっており、全体として
略断面卍状に形成されている。
【0042】本実施形態の注出ポンプは、以上のように
構成され、積層剥離ボトルに装着してシャンプー等の高
粘度の液体を注出するには、エジェクタヘッド47を下
方に押圧してから押圧を解除すると、ピストン45の上
昇にともなってシリンダ44のポンプ室43内が負圧に
なり、容器内の液体は導入柱体42を伝って導入筒嵌合
保持54を介して吸込弁座筒53を通って、ポンプ室内
に吸い上げられて貯溜される。
【0043】ボトル内への大気の導入が遮断されている
ため、液がボトル内からポンプ室に吸い上げられた容積
分だけボトル内が負圧になって積層剥離ボトル内の内層
は収縮する。その際、容器の底部に延びる導入柱体42
は断面卍形状に形成されているため、各屈曲片71の先
端は同心円上にあり、内容液が減少するにつれて内側層
は屈曲片71に邪魔されて導入柱体の軸心を中心に点対
称につぶれて、十字柱部の表面との間に最後まで液導入
路が確保され、内容液がなくなるまで、ポンプ室内に吸
い上げることができる。
【0044】また、特に本実施形態のポンプでは、シリ
ンダ44の下端部がそのまま同径で延びて導入柱体嵌合
部54となっているため、導入柱体嵌合部54の内径を
大きく形成することができ、その分導入柱体42の外径
も大きく形成することができる。その結果、液の吸い上
げがスムーズであり、高粘性液でも良好に吸い上げるこ
とができる。
【0045】本発明の積層剥離ボトル用ポンプは、上記
実施形態に限らず、その技術的思想の範囲内で種々の設
計変更が可能である。例えば、前記吸込弁の構造は、弁
体がボールであるボール弁構造に形成することも可能で
ある。
【0046】
【実施例】次に、前記実施形態で示した本発明の積層剥
離ボトル及びその製造方法の他の実施例について説明す
る。図9は本発明の積層剥離ボトル(以下、単にボトル
と言う)の実施例を示し、本実施例のボトル60は図1
に示したボトル1と比較して、ボトル口61の頂部は内
層63の上端が外層62の上端上に屈曲されて係合フラ
ンジ64を構成している点が相違している。本実施例の
積層剥離ボトルは、上記構成により、例え内層にボトル
口から沈下しようとする大きな張力が作用した場合、該
係合フランジ64が外層の上端と係合するので、沈下す
るのを確実に防止することができる。該実施例のその他
の構成は図1に示すボトルと同様であるので、同様な個
所は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0047】次に上記ボトルの製造方法の実施例を説明
する。本実施例の積層ボトル製造方法は、図10に示す
製造工程からなり、特にボトル製造ラインで内層のピン
ホール検査工程及び外層の底部シール検査工程が組み込
まれていることを特徴としている。以下、工程順に説明
する。
【0048】前記実施形態と同様な方法でボトル成形工
程(ア)で成形された積層剥離ボトル60は、ボトル製
造装置のターレットに設けられたボトルホルダー75
(図12に仮想線で示す)に反転状態で胴部を支持され
て、各ステーションを順次移動することによって以下の
工程が順次行われる。
【0049】ボトル製造装置に供給されたボトルは、ま
ず図11(a)に示すように、外層口部トリミング工程
(イ)で外層62の上端部を所定高さpだけトリミング
され、次いでフランジ予備加熱工程(ウ)、フランジ本
加熱工程(オ)、フランジ冷却工程(キ)を経て、加熱
盤及び冷却盤で押圧されることにより図11(c)に示
すように、内層の口部上端が外層のトリミングされた口
部上端の上方に折曲されて係合フランジ64が形成され
る。
【0050】また、前記フランジ予備加熱工程(ウ)と
同時に、ボトル底部のピンチオフ開口部12から空気を
内層と外層の間に吹き込んで、内層のピンチオフ部が外
層のピンチオフ開口部から抜ける程度に内層を剥離させ
る第1次剥離加工工程(エ)を行う。そして、フランジ
本加熱工程(オ)と同時に、図6に示すようなヒートヘ
ッドをボトル底部に押し当ててピンチオフ開口部の予備
ヒートシールを行う(工程(カ))。さらに、前記フラ
ンジ冷却工程と同時に、前記工程(カ)に引き続いてピ
ンチオフ開口部加熱押圧してピンチオフ開口部の本ヒー
トシールを行う。なお、必要に応じて底部本ヒートシー
ル工程に続き該部を冷却する冷却工程を設けることによ
って、ヒートシール部が早く安定し、スピードを上げる
ことができる。
【0051】以上の工程を経ることによって、内層の口
部上端に係合フランジが形成され、底部のピンチオフ開
口部が完全にヒートシールされたボトルは、次のステー
ションで前記実施形態と同様に、外層の口部に図3〜図
5の何れかに示すようなドリルによって180°間隔で
対向して2個の大気導入孔6が形成され、次のステーシ
ョンに送られる。
【0052】次のステーションでは、図10に示す第2
次剥離加工工程(コ)〜底部シール検査工程(ス)まで
が行われる。該ステーションには、図12及び図13に
示すように、ボトムの搬送路上方には、固定位置に保持
されたシリンダ装置81により上下駆動されるボトムチ
ャック80が配置されている。ボトムチャック80は、
ベースプレート82に、ボトルの胴部下端部外周に密嵌
合するゴム等の弾性材83を含む筒体84を固定して構
成され、ベースプレート82の中央部には該ボトムチャ
ック80にボトルが嵌合することによって形成されるベ
ースプレートとボトル底部間の密閉空間の圧力を検出す
ることによって、後述するようにボトルの底部シール検
査を行う圧力検出センサーが配置されている。
【0053】また該ステーションのボトル口側下方に
は、ボトル口に嵌合して、ボトル内層内の空気を吸引、
又はボトル内に加圧空気を供給するための多数のノズル
口86が形成されているエアーノズル体85がシリンダ
装置88によって上下駆動可能に設けられている。な
お、図中87はノズル体85がボトル口に嵌合した際、
ボトル口から空気が洩れるのを防止するためのパッキン
である。
【0054】前記ノズル体87には、図14に示すよう
に、加圧空気源89に通じる加圧空気回路90とバキュ
ームポンプ91に通じるバキューム空気回路92とが接
続されている。そして前記加圧空気回路90には、加圧
空気回路側から順に3ポートの第1電磁弁93と2ポー
トの第2電磁弁94が設けられ、前記バキューム空気回
路92には、ノズル体側から順に、2ポートの第3電磁
弁95及び2ポートの第4電磁弁96が設けられ、且つ
第3電磁弁95と第4電磁弁96の間には負圧用圧力セ
ンサー97が設けられている。
【0055】さらに、該ステーションには、ボトルの口
部に穿孔された大気導入孔6から外層と内層との間に剥
離用の加圧空気を吹き込むための加圧空気供給ノズル9
8がシリンダ装置99によって突出自在に設けられてい
る。なお、図13には、該加圧空気供給ノズルは1個し
か示されていないが、ボトル口の対称位置に形成された
両方の大気導入孔から同時に加圧空気を供給できるよう
に、該加圧空気供給ノズルは対向して一対設けられてい
る。
【0056】以上のような装置が配置されたステーショ
ンにボトルが到達すると、シリンダ装置81が作動して
ボトムチャック80を下降させてボトムホルダ75に保
持されているボトルの底部に嵌合させると共に、シリン
ダ装置88が作動してエアノズル体87をボトル口に挿
入して、ボトル口端にパッキン87を密着させてボトル
口から空気洩れを防止する。
【0057】この状態で、加圧空気供給ノズル98をボ
トルの大気導入孔に押し当て、大気導入孔から内層と外
層との間に空気を供給して、第2次剥離加工工程(コ)
を開始する。第2次剥離加工開始初期には、図15のタ
イムチャートに示すように、第2電磁弁94はオンの状
態にあり、3ポートの第1電磁弁93は排気側に切替え
た状態にある。また、バキューム空気回路92の第3電
磁弁95及び第4電磁弁96は何れもオフの状態にあ
る。従って、大気導入孔から供給される空気により収縮
作用を受ける内層内の空気が第2電磁弁4及び第1電磁
弁93を介して外部に排気される。その際、第3電磁弁
95はオフとなっているので、負圧用圧力センサ97に
ボトル内からの排気が作用することがなく、該負圧用圧
力センサ97が保護される。
【0058】第2次剥離加工の途中から第2電磁弁94
をオフにして加圧空気回路を介しての排気を停止すると
同時に、第3電磁弁95及び第4電磁弁96を共にオン
に切り替え、ボトル内とバキュームポンプ91とを導通
状態にする。その結果、バキュームポンプ91の作用に
より内層内の空気が積極的に排気され、内層を収縮させ
る結果、大気導入孔から空気の供給と相俟って短時間に
確実に内層と外層の剥離加工を行うことができる。
【0059】第2次剥離加工工程が終了すると、第4電
磁弁96をオフに切替ることによって、ボトル内層内と
バキュームポンプとの導通状態を遮断する。その時の内
層内の負圧状態を負圧用圧力センサー97によって検出
する。そのときの測定値が図示しない演算制御装置で予
め設定してある基準値(減圧度)と自動的に比較され、
該基準値よりも上(即ち減圧度が高い)であることを確
認する。もし、測定値が基準値に達してない場合は、内
層にピンホールがあって大気導入口から供給されている
空気が内層内に洩れている恐れがあるので、不良品とし
て判定する。
【0060】さらに、前記第4電磁弁96を閉じてから
所定時間経過後(例えば1秒後)の圧力を測定し、該測
定値と最初の測定値との差(減圧量)を演算し、該減圧
量を予め設定してある基準値と比較し、基準値を超えて
いないかを判断する。超えてなければ、空気の洩れがな
い、即ちピンホールのない良品と判定する。差が基準値
を超えている場合は、ピンホールがあるおそれがあり、
不良品として判定し、排出工程で製造ラインから除去す
る。以上のようにして、内層のピンホール検査工程
(サ)が同一ステーションで連続して行われる。
【0061】内層のピンホール検査工程が終了すると、
第2電磁弁94は開かれ、第3電磁弁95及び第4電磁
弁96は閉じられ、3ポートの第1電磁弁93は加圧空
気源89側に切替られる。その結果、内層内に加圧空気
供給源から加圧空気が供給されて内層の復元加工が行わ
れる(工程(シ))。
【0062】また、該内層復元加工工程と同時に、前記
ボトムチャック80のベースプレートに設けてある圧力
センサーで該ボトム底部とベースプレートとの間の圧力
を測定して、底部シール検査を行う(工程(ス))。該
測定値が測定中(即ち内層復元加工工程中)に上昇する
ならば、復元工程で内層と外層との間から押出される空
気が外層底部のピンチオフヒートシール部からの洩れて
いることである。従って、それにより外層の底部シール
検査を行うことができる。
【0063】以上のように、本実施例によれば、ボトル
内層の口部に係合フランジを自動的に加工することがで
きると共に、内層と外層の剥離、及び復元加工を確実に
且つ効率良く行うことができる。しかも、内層のピンホ
ール検査及び底部シール検査を製造ラインで自動的に全
数検査で行うことができ、不良品を確実に除去すること
ができる。
【0064】なお、本実施例では、図9に示すように、
ボトル口部にフランジ加工する場合であるが、図1に示
すようなフランジ加工を要しないボトルにも、フランジ
加工に関連する工程を除けば適用できることは言うまで
もない。また、上記実施例では、底部シール検査を内層
復元加工工程と同時におこなっているが、内層復元加工
後又は内層ピンホール検査後等適当な時期に、ボトムホ
ルダのベースプレートからボトル底部に向けて圧力空気
を供給して、その圧力の変化を検出することによっても
底部シール検査が可能である。
【0065】
【発明の効果】本願の各発明は、次のような格別な効果
を奏する。本発明の積層剥離ボトルは、内層と外層とが
スムーズに剥離し、外層が変形することを防止すること
ができ、且つボトル内に充填された液を殆ど完全に注出
することができる容器が得られる。そして、外層に減圧
に伴う力が作用しないので、それだけ外層を薄くするこ
とが可能となり、材料を節約することができる。しか
も、外層のピンチオフ開口部がヒートシールされている
ので、外層と内層との間に水等が進入することを防止で
きる。
【0066】本発明の積層ボトルの製造方法によれば、
短時間に外層と内層の間に空気を吹き込むことができ、
効率良く内層を剥離させることができる。また、内層内
に空気を吹き込むことによって、空気の排出が早く短時
間に復元することができる。従って、本発明の製造方法
により製造された積層剥離ボトルは、一旦内層が剥離さ
れ且つ復元することにより易剥離性処理されているの
で、内層の剥離性が極めて良好である。
【0067】また、内層復元工程を2工程に分割するこ
とによって、内層のピンチオフ部が外層のピンチオフ開
口部に再び嵌合してしまうおそれもなく、且つ内層と外
層間に溜っている空気を短時間に排出して復元させるこ
とができ、内層復元工程と外層のピンチオフ開口部のヒ
ートシールを短時間に且つ確実に行うことができる。
【0068】本発明の大気導入孔穿孔用ドリルによれ
ば、積層した状態で内層を傷付けることがなく、簡単に
外層のみに穿孔することができ、簡単な装置で短時間に
効率良く穿孔することができる。
【0069】本発明のヒートシール装置によれば、溶融
された樹脂はピンチオフ開口部を埋めるように次第に長
手方向中心部に寄せられ、且つ溝の両端からはみ出すこ
ともなく、ピンチオフ開口部を均一に効率良くヒートシ
ールすることができる。
【0070】また、本発明の積層剥離ボトル用の注出ポ
ンプによれば、内容液がなくなるまで、ポンプ室内に吸
い上げることができ、残液を特段に減少させることがで
きる。また、シリンダの下端部がそのまま同径で延びて
導入筒嵌合保持部となっているため、導入筒嵌合保持部
の内径を大きく形成することができ、液の吸い上げがス
ムーズであり、高粘性液でも良好に吸い上げることがで
きる。
【0071】さらに、請求項6記載の発明によれば、ボ
トルの内層の口部に外層口部頂部に係合するフランジを
自動的に加工することができると共に、内層と外層の剥
離、及び復元加工を確実に且つ効率良く行うことができ
る。しかも、内層のピンホール検査及び底部シール検査
を製造ラインで自動的に全数検査で行うことができ、不
良品を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る積層剥離ボト
ルの正面断面図、(b)は(a)図のA部拡大図、
(c)は側断面図である。
【図2】積層ボトル製造装置の模式図である。
【図3】(a)は本発明の実施形態係る大気導入孔穿孔
用ドリルの正面図、(b)はその先端部拡大図、(c)
は先端部Bの側面図である。
【図4】(a)は本発明の実施例に係る大気導入孔穿孔
用ドリルの正面図、(b)はその先端部拡大図である。
【図5】(a)は本発明の他の実施例に係る大気導入孔
穿孔用ドリルの正面図、(b)はその先端部拡大図であ
る。
【図6】(a)は本発明の実施例に係るヒートヘッド体
の正面図、(b)はそのA−A断面図、(c)はそのヒ
ートヘッド端部Cの拡大図である。
【図7】本発明の実施例に係る積層剥離ボトルの製造方
法の工程を示す積層ボトルの部分正面断面図であり、
(a)は成形終了直後の状態、(b)はその拡大図、
(c)はピンチオフ開口部のヒートシール開始直前の状
態、(d)はヒートシール終了後内壁の復元が終了した
状態を示している。
【図8】(a)は本発明の実施例に係る積層剥離ボトル
用注出ポンプの正面断面図であり、(b)は導入筒体底
面図である。
【図9】本発明の実施例に係る積層剥離ボトルの正面断
面図である。
【図10】本発明の積層ボトル製造方法の実施例を示す
工程ブロック線図である。
【図11】(a)〜(c)は積層剥離ボトル口のフラン
ジ形成工程順を示す要部断面図である。
【図12】他の積層ボトル製造装置の概略正面図であ
る。
【図13】その概略側面図である。
【図14】ノズル体の空気回路である。
【図15】図14に示す空気回路における電磁弁のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1、60 積層剥離ボトル 2、62 外層 3、63 内層 6 大気導入
口 8 ヒートシール部 10、75 ボトルホ
ルダ 13、33、34 大気導入孔穿孔用ドリル 14、37、38 刃先 20 ヒートシール装置 21 ヒート
ヘッド組立体 23 ヒートヘッド 24 溝 25 両側縁 27 長手方
向端面 40 注出ポンプ 41 ポンプ
本体 42 導入柱体 44 シリン
ダ 45 ピストン 48 吸込弁 54 導入筒嵌合部 70 十字柱
部 71 屈曲片 80 ボトム
チャック 85 エアノズル体 90 加圧空
気回路 92 バキューム空気回路 93 第1電
磁弁 94 第2電磁弁 95 第3電
磁弁 96 第4電磁弁 97 不圧用
圧力センサー 98 加圧空気供給ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/76 // B05B 11/00 101 D

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外層及び内層の2層からな
    り、前記外層及び内層が剥離自在である積層剥離ボトル
    において、前記外層のピンチオフ部と内層のピンチオフ
    部は剥離した状態にあり、且つ外層のピンチオフ開口部
    がヒートシールされて水密状態になっていることを特徴
    とする積層剥離ボトル。
  2. 【請求項2】 前記外層のボトル口部に大気導入孔が形
    成されている請求項1記載の積層剥離ボトル。
  3. 【請求項3】 剥離可能な少なくとも外層と内層の2層
    からなるボトルをブロー成形法により成形する工程、該
    成形されたボトルの前記外層にドリルで大気導入孔を形
    成する導入孔穿孔工程、前記外層と内層を剥離する剥離
    工程、外層のピンチオフ開口部をヒートシールするヒー
    トシール工程からなることを特徴とする積層剥離ボトル
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記剥離工程が、前記大気導入孔とピン
    チオフ開口部から内層と外層の間に空気を吹き込むこと
    からなる請求項3記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記剥離工程の後、前記内層内に空気を
    吹き込んで内層を復元させる内層復元工程を有する請求
    項3又4記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  6. 【請求項6】 剥離可能な少なくとも外層と内層の2層
    からなるボトルをブロー成形法により成形するボトル成
    形工程、前記外層と内層を予備剥離する一次剥離工程、
    外層のピンチオフ開口部をヒートシールするヒートシー
    ル工程、ボトルの前記外層にドリルで大気導入孔を形成
    する大気導入孔穿孔工程、前記外層と内層をさらに剥離
    させる二次剥離工程、内層のピンホールを検査する内層
    ピンホール検査工程、内層を復元させる内層復元工程か
    らなることを特徴とする積層剥離ボトルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ボトル成形工程の後に、内層の係合
    フランジを加熱して外層口部上端に前記係合フランジを
    係合させる工程を有する請求項6記載の積層剥離ボトル
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記一次剥離工程が、ボトル底部のピン
    チオフ開口部から空気を吹き込むことからなる請求項6
    又は7記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記二次剥離工程が、前記大気導入孔か
    ら外層と内層の間に空気を吹き込み、且つ前記ボトル口
    から内層内の空気を吸引することからなる請求項6、7
    又は8記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記内層復元工程中若しくは内層復元
    工程後に、底部ピンチオフ部のシールを検査する底部シ
    ール検査工程を設けてなる請求項6〜9何れか記載の積
    層剥離ボトルの製造方法。
  11. 【請求項11】 先端中央部が平坦若しくは僅かに凸状
    にわん曲した形に形成され、該先端の周縁部に切り込み
    刃先が形成されていることを特徴とする積層剥離ボトル
    の大気導入孔穿孔用ドリル。
  12. 【請求項12】 ドリル刃先の先端中央部に先端が半球
    状となってわずかに突出した小径の押圧部を有し、該押
    圧部の周縁部に切込刃先が形成されてなることを特徴と
    する大気導入孔穿孔用ドリル。
  13. 【請求項13】 前記切込刃先は、エンドミル状に外周
    部に向けて前傾角に傾斜している請求項12記載の大気
    導入孔穿孔用ドリル。
  14. 【請求項14】 積層剥離ボトル外層のピンチオフ開口
    部をヒートシールするヒートシール装置であって、前記
    ピンチオフ開口部周囲を接触加熱するヒートヘッドを有
    し、該ヒートヘッドの接触加熱面の長手方向に沿って溝
    が形成され、該溝の両側縁は長手方向中央部が高くなる
    ようにほぼ円弧状に形成されていることを特徴とする積
    層剥離ボトルのピンチオフ開口部のヒートシール装置。
  15. 【請求項15】 変形可能な内層を備えた積層剥離ボト
    ル用の注出ポンプであって、ポンプ本体と該ポンプ本体
    に装着される導入柱体から構成され、前記ポンプ本体は
    シリンダを有し、該シリンダの下方部内部に吸込弁が設
    けられ、該吸込弁より上方部がポンプ室を形成し、下方
    部が導入柱体嵌合部を形成してなり、前記ポンプ室の外
    径と前記導入柱体嵌合部の外径がほぼ同径となるように
    形成されていることを特徴とする積層剥離ボトル用の注
    出ポンプ。
  16. 【請求項16】 前記導入柱体が、断面十字形の各辺先
    端に軸心を対称点とする互いに点対称に同一形状の屈曲
    片を形成し、該屈曲片の外周部が前記導入柱体嵌合部に
    嵌合するような断面形状に形成してなる請求項15記載
    の積層剥離ボトル用の注出ポンプ。
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