JP3750158B2 - 積層剥離ボトル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内層と外層が自在に剥離する積層剥離ボトル及びその製造方法関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内層と外層を剥離可能とし、容器内の減圧に対して内層のみが変形し、容器外観形状の変化を防止するようにした積層ボトルは知られている。このような積層ボトルは、予め成形した積層パリソン又は積層プリフォームをブロー成形用金型にセットし、ブロー成形法により成形している。そのため、ピンチオフ部は、内層と外層が互いに嵌合した状態になり、内層のピンチオフ部は対向する内層璧同士が互いに接着して閉塞した状態にあるが、外層のピンチオフ部は内層が間に挟まって開口した状態にある。
【0003】
また、成形した状態のままでは内層と外層が密着して両者の剥離性が悪く、内圧の減少による内層の変形に伴って外層も一緒に変形し、積層剥離ボトルの特性が発揮されないという問題があった。それを解決するために、一般に外層に貫通孔を開けて外層と内層との間に空気が侵入し易いようにしている。そして、外層に貫通孔を穿孔する手段として、成形後のボトルに口部より可撓性パイプ先端に設けられた吸引パッドを入れて、穿孔位置の内層を吸引して外側壁から強制的に剥離させて保持し、その状態で外層を穿孔することにより、内層を傷付けずに外層のみに穿孔する方法が提案されている。しかしながら、このように製造された積層剥離ボトルについて、例えば内層にピンホール等の欠陥が発生していないかを製造ラインで自動的に検査するシステムは従来知られてなく、従来は抜取り検査でしか検査できず、全数検査ができない問題があった。
【0004】
一方、前記のような積層剥離ボトルに装着して、該ボトル内に充填された例えばシャンプー等の高粘性内容液を注出する注出ポンプは、注出するに際して内容液を注出ポンプのポンプ室内に吸入するために、導入杆を注出ポンプ本体の下端に設けたものが知られている。該従来の注出ポンプは、注出ポンプ本体のポンプ室下端部が段差状に細くなって導入杆嵌合部が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように内層と外層の剥離性を向上させるために、外層の胴部位置に穿孔して大気が侵入し易くしているが、単に外層に穿孔したのみでは、剥離性を向上するのに十分でなく、未だ満足するものではない。そのため、ボトル内圧の減少による内層の剥離が安定せず、外層も形状変化してしまうという問題がある。また、従来の積層剥離ボトルは、外層のピンチオフ部は開口しているため、該開口部から水等が侵入してしまうという不都合もあった。さらに、従来の積層ボトルの製造に際して、外層に大気導入孔を形成する工程ではボトル内への吸引パッドの挿入及び位置決め等が複雑で、生産性が悪い等の問題がある。また、このような積層ボトル用の注出ポンプは、導入杆嵌合部が縮径して小径に形成されているため、導入杆も小さく形成しなければならず、注出効率が悪い等の問題点があった。さらに、ボトル内の内容液が少なくなった場合に、導入杆が十分に機能せず、残液が多い等の問題点があった。
【0006】
本発明は、上記従来の剥離性ボトルの問題点を解決しようとするものであり、ボトル内圧の減圧による内層の剥離性が安定化して外層、即ちボトル外観の変形を確実に防止することができ、また、ピンチオフ部から水などが侵入することも確実に防止することができ、さらに望ましくは効率良く内容液を残液がなくなるまで注出することができる注出ポンプを備えた積層剥離ボトルを提供すること、及び該ボトルを効率良く製造でき、且つ製造ラインで内層のピンホールや外層のヒートシール等を自動的に検査することができるボトルの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本発明の積層剥離ボトルは、少なくとも外層及び内層の2層からなり、前記外層及び内層が剥離自在である積層剥離ボトルにおいて、前記外層のピンチオフ部と内層のピンチオフ部は剥離した状態にあり、且つ外層のピンチオフ開口部がヒートシールされて水密状態になっており、前記外層のキャップが装着されるボトル口部に大気導入孔が形成されていることを特徴とする構成を有している。
【0008】
前記内層の口部上端が前記外層の口部上端の上方に折曲されて係合フランジが形成されてなることによって、内層の沈下がないより望ましい積層剥離ボトルを得ることができる。また、該積層剥離ボトルに、ポンプ本体と該ポンプ本体に装着される導入柱体から構成され、前記ポンプ本体はシリンダを有し、該シリンダの下方部内部に吸込弁が設けられ、該吸込弁より上方部がポンプ室を形成し、下方部が導入柱体嵌合部を形成してなり、前記導入柱体が、断面十字形の各辺先端に軸心を対称点とする互いに点対称に同一形状の屈曲片を形成してなる、注出ポンプを装着することによって、効率よく内容液を残液がなくなるまで注出することができる。
【0009】
また、上記目的を達成する本発明の積層剥離ボトルの製造方法は、剥離可能な少なくとも外層と内層の2層からなるボトルをブロー成形法により成形するボトル成形工程、前記外層と内層を予備剥離する一次剥離工程、該一次剥離工程の後に外層のピンチオフ開口部をヒートシールするヒートシール工程、ボトルの前記外層のキャップが装着されるボトル口部にドリルで大気導入孔を形成する大気導入孔穿孔工程、前記外層と内層をさらに剥離させる二次剥離工程、内層を復元させる内層復元工程からなることを特徴とするものである。
【0010】
前記積層剥離ボトルの製造方法において、前記ボトル成形工程の後に、内層の係合フランジを加熱して外層口部上端に前記係合フランジを係合させる工程を設けることによって、内層の沈下をより確実に防止できる積層剥離ボトルを得ることができ望ましい。
【0011】
前記一次剥離工程は、ボトル底部のピンチオフ開口部から空気を吹き込み、前記二次剥離工程は、前記大気導入孔から外層と内層の間に空気を吹き込み、且つ前記ボトル口から内層内の空気を吸引するようにすることによって、より効率的に短時間に内層を剥離させることができる。
【0012】
前記二次剥離工程の後に内層のピンホールを検査する内層のピンホール検査工程を設けることによって、従来抜き取り検査で行っていた内層のピンホール検査を、製造ラインで全数検査で行うことができる。
【0013】
また、前記内層復元工程中若しくは内層復元工程後に、底部ピンチオフ部のシールを検査する底部シール検査工程を設けることによって、底部シール不良品を確実に検出して排除することができる。
【0014】
前記大気導入孔穿孔工程は、先端中央部が平坦若しくは僅かに凸状にわん曲した形に形成され、該先端の周縁部に切り込み刃先が形成されている大気導入孔穿孔用ドリルによって穿孔することによって、外層の口部に内層を傷付けることなく、良好に大気導入孔を穿孔することができる。
【0015】
前記ピンチオフ開口部のヒートシール工程は、前記ピンチオフ開口部周囲を接触加熱するヒートヘッドを有し、該ヒートヘッドの接触加熱面の長手方向に沿って溝が形成され、該溝の両側縁は長手方向中央部が高くなるようにほぼ円弧状に形成されているヒートシール装置によって行うことによって、ピンチオフ開口部を均一に効率よくヒートシールすることができる。
【0016】
【実施形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプラスチック製の積層剥離ボトルを示し、本実施例の積層剥離ボトル1は、外層2と内層3とから構成され、外層2は所定の剛性を保有するように肉厚に形成され、且つ内層3は可撓性のシート状に形成され、外層と内層互いに剥離可能になっているが、使用時に内層が確実に剥離するように成形後に、後述する方法によって積極的に易剥離処理してある。
【0017】
図中6は、ボトル口5の螺子部位置に外層のみに形成された大気導入孔であり、ボトル口中心に対称的に2ヵ所に形成されている。本実施例の積層剥離ボトルでは、前記大気導入孔6は目立たないようにキャップが装着されるボトル口5に形成したが、該大気導入孔は空気が流入できる位置であれば胴部等任意の場所に設けることができ、またその個数も1以上任意で良い。
【0018】
さらに、本発明の積層ボトルは、ボトル底部7の外層のピンチオフ開口部が、後述するように、成形後に内層のピンチオフ部が抜けた後にヒートシールされて、密閉したヒートシール部8となっている。従って、ピンチオフ部から、外層内に水、空気が流入することが防止されるようになっている。
【0019】
次に、以上のような構成を有する積層剥離ボトルの製造方法の実施形態を工程順に説明する。
成形工程は、従来と同様に内層と外層からなる積層パリソンを一体に共押出し、ブロー成形法でボトルに成形する。成形直後のボトル底部のピンチオフ部は、図6(a)(b)に示すように、内層のピンチオフ部9は互いに溶着され状態で、外層のピンチオフ部は開口した状態にあって、該ピンチオフ開口部12に内層のピンチオフ部が食い込んだ状態にある。成形後外層のボトル口部をトリミング加工をする。
【0020】
成形された積層剥離ボトル1は、図2に示すような、底部が開口し、上部にボトル口部を挾持する一対の挾持爪11を有するボトルホルダ10に嵌合されて、後述する穿孔ステーション、剥離ステーション、及びリフォーム・ヒートシールスーテション間を順次移動させる。
【0021】
穿孔ステーションには、ボトル口のねじ基部付近に対して互いに対称に垂直に配置された一対のドリル13が配置され、挾持爪11でボトル口5を挾持した状態で、ドリル13でボトル胴部の短径側の口部に外層のみに一対の大気導入孔6を穿孔する。該ドリル13は、図1(b)に拡大して示すように、外層2に内層3が密着した積層状態で穿孔しても、内層3を傷付けずに外層2のみに穿孔できるように、特殊な刃先構造に形成されている。図3にその刃先構造が図示されている。
【0022】
即ち、ドリル13は、通常のドリルの先端中心部に突出している先鋭部(拡大図で仮想線で示した部分)を無くして、周縁傾斜部が切込刃先14になっており、中央部15は平坦若しくは僅かに凸状にわん曲した形に形成されている。ドリル先端に先鋭部がなくても、プラスチックは弾性があるので、切り込みが可能であり、先端周縁部に形成された切込刃先14が切り込みを開始し外壁2に穿孔することができる。しかも、本実施形態では、穿孔位置がボトル口のねじ山の基端部にあるので、周縁傾斜部の刃先が突出したねじ山に切り込んで、容易に穿孔することができる。そして、ドリルが外壁を突き抜けても先端が平坦又は凸状にわん曲した形になっているので、内壁を押して外壁と剥離させるだけで、内壁を付き刺さして傷付けることがなく、簡単に外層のみに穿孔することができる。
【0023】
図4及び図5はドリルの他の実施形態を示し、これらの実施形態のドリル33、34はドリル刃先の先端中央部に先端が半球状となってわずかに突出した小径の押圧部35、36を有し、該押圧部の周縁部に切込刃先37、38が形成されている。該実施形態の場合、特に中央部に先端が半球状となってわずかに突出した小径の押圧部を有しているので、外層穿孔後に該押圧部で内層を押して外層から剥離させるから、切込刃先が内層を傷付けることがなく、良好に外層大気導入孔を形成することができる。図5に示すドリルは、上記構成の切込刃先38を通常のドリルより先端角を大きくして、エンドミル状に外周部に向けて前傾角となるように形成されている。したがって、この場合、刃先の外周部が中央部よりも先に被加工物面に当るから、本実施形態のように、中央部から突出した押圧部を有していても、外層を僅かに変形させるだけで、最初の切り込みが比較的簡単に行われる利点がある。
【0024】
大気導入孔が形成されたボトルは、次いで剥離ステーションに移動する。剥離ステーションには、前記工程で穿孔された2個の大気導入孔6、及びボトル底部のピンチオフ開口部の開口にエアーを吹き込むためのノズルが配置されており、該ステーションで、2個の大気導入孔6、及びボトル底部のピンチオフ開口部12から、外層と内層の間にエアーを吹き込み、外層に密着した内層を外層から剥離させる。それにより、内層のピンチオフ部は外層のピンチオフ開口部から完全に抜ける。3方からエアーを吹き込むことによって、短時間に効率良く内層を剥離させることができる。
【0025】
次いで、ボトルホルダ10は、リフォーム・ヒートシールスーテションに移動する。該ステーションには、ボトルの底部のピンチオフ開口部をヒートシールするためのヒートシール装置20が配置されていると共に、ボトル口部に進入して内層内にエアーを吹き込むためのリフォームノズル17が配置されている。
【0026】
ボトルホルダ10に保持されたボトルが該ステーションに到達すると、リフォームノズルから内層内に空気が吹き込まれて、第1次復元工程がなされ、前工程で外層から剥離された状態にある内層3を膨らませて復元させる。その際、外層と内層との間にある空気は、2個の大気導入孔とピンチオフ開口部12の3ケ所から押出されるので、空気の排出が早く短時間に復元させることができる。
【0027】
内層3が60〜80%望ましくは70〜75%程度復元した段階で一旦内層内へのエアーの吹き込みを停止して、ヒートシール装置によるピンチオフ開口部12のヒートシールを開始する。前記範囲に復元した段階でヒートシールを開始するのは、内層が完全に復元すると再び内層のピンチオフ部が外層の開口状態になっているピンチオフ開口部に嵌合してしまうおそれがあり、またピンチオフ開口部のヒートシールを終了してから復元工程を開始すると、内層と外層間に溜っている空気が復元中に外部に排出しにくくなって、復元時間が長くなるので、その両方を防ぐためである。図7(c)はヒートシール開始直前のピンチオフ開口部断面形状を示している。この状態では、内層のピンチオフ部は外層のピンチオフ開口部とは完全に分離した状態になっていることが判る。
【0028】
前記ヒートシール装置20は、本実施形態では、外層のピンチオフ開口部を効果的にヒートシールするために、図6に示すように構成されたヒートヘッド体21を有し、該ヒートヘッド体を適宜のシリンダ装置22によって変位可能に支持している。
【0029】
前記ヒートヘッド体21は、図6(a)〜(c)に示すように、ボトル底部のピンチオフ開口部をヒートシールするヒートヘッド23を有している。図において、24はヒートヘッド先端部の長手方向中央部に沿って形成された断面三角形状の溝24であり、ピンチオフ開口部と同じ長さを有し、該溝の両端部は図6(c)に拡大して示すように溶融樹脂が長手方向にはみ出さないように閉塞されている。
【0030】
そして、該溝24の両側縁25、25は、図6(a)に示すように、長手方向の形状が長手方向中央部が高くなるように僅かな円弧状に形成されている。また、ヒートヘッド23の長手方向端面27は、図6(a)(b)に示すように、ヒートヘッド本体26から傾斜角αを有して長手方向に傾斜して、溶融樹脂が長手方向両側にはみ出すのを防止するようにしている。前記傾斜角αとしては、60°〜70°の範囲が良い。
【0031】
ヒートヘッド23を以上のような形状に構成することによって、ピンチオフ開口部をヒートシールする際、最も肉厚が厚いピンチオフ中心部にまずヒートヘッド23が当たり中心部から最初に加熱して次第に長手方向に沿って加熱する。しかも、ヒートヘッドは中央部に断面三角形状の溝が形成されているので、溶融された樹脂は、その両側縁25、25によってピンチオフ開口部を埋めるように次第に長手方向中心部に寄せられて、また、溝の両端からはみ出すこともなく、ピンチオフ開口部を均一に効率良くヒートシールすることができる。その結果、図7(d)に示すように、前記ヒートヘッド溝の形状にほぼ見合った断面形状に、ピンチオフ開口部がヒートシールされたヒートシール部8が形成される。なお、該ヒートシール部に、前記ヒートヘッドが離れた後、図示しない冷却ヘッドを押し当てて冷却することにより、該ヒートシール部が早く安定するので、ヒートシール工程の速度を上げることができる。
【0032】
なお、図6において、28は温度センサー取付用孔、29はヒータ取付用孔であり、それぞれに図示しない温度センサー、ヒータが取り付けられる。また、30はベース31への取付フランジである。
【0033】
以上のような構造からなるヒートシール装置20によって、外層のピンチオフ開口部のヒートシールが終了すると、次いで内層3内への空気の送給が再開されて、第2次復元工程が開始されて内層3を完全に復元させる。以上の工程を経て、ボトルの内層3と外層2が剥離され、且つ外層2のピンチオフ開口部がヒートシールされる。図7(d)は、リフォーム終了直後のピンチオフ開口部の断面形状を示している。図から判るように、外層のピンチオフ開口部は、完全にヒートシールされ、且つその上方に内層のピンチオフ開口部が位置している状態となる。
【0034】
以上本発明のボトル製造方法の実施形態を説明したが、本発明は、必ずしも上記実施例の工程に限定されるものではない。
例えば上記工程では、内層3と外層2の剥離は、大気導入孔の穿孔後に該大気導入孔と外層のピンチオフ開口部から内層と外層の間に空気を吹き込むことによって行ったが、それと同時にボトル口から内層内に吸引ノズルを入れて内層の内部を負圧にすることによって、より効果的に内層を剥離することができる。また、その場合、内層内の空気を排気することによって内層が収縮すると共に、内層と外層との間には大気導入孔及びピンチオフ開口部から自然に大気が導入されるので、あえて外層と内層との間に空気を吹き込まなくても、内層内を負圧にするのみで良好に内層と外層が分離できる。さらに、前記実施例では、内層の剥離後にボトル口から内層内に空気を吹き込んでリフォームしているが、内層と外層との間に空気を吹き込むときに、内層と外層が完全に剥離し且つ内層がほぼ所定の容量を維持する程度に、吹き込み空気量を制御すれば、必ずしもその後ボトル口からの空気を吹き込んでリフォームする工程を省略することも可能である。
【0035】
また、外層のピンチオフ開口部のヒートシールは、リフォームの途中で行うことが望ましいが、必ずしもそれに限らず、内側層が完全に剥離した状態であれば、いつでも可能である。
【0036】
上記各工程は、必しも別々のステーションで行う必要はなく、同一ステーションでそれぞれの装置の配置が可能であれば、同一ステーションで行うようにしてもよい。なお、図2は製造装置を模式的に示すものであり、複数のステーションを一緒に図示しており、各部材は必ずしも同一ステーションに配置されているとは限らない。
【0037】
前記積層剥離ボトルの製造装置としては、ボトルが各ステーションを移動する直進型、又は各装置が円周軌道に沿って配置されボトルがターレットに保持されて各ステーション間を移動するロータリー式、または、ボトルは固定されて、各装置が回転移動する方式等任意の方式が採用できる。
【0038】
図8は、上記積層剥離ボトルに装着する注出ポンプの実施形態を示す。
本実施形態の注出ポンプ40は、ポンプ本体41と導入柱体42とから構成されている。ポンプ本体41は、内部に液体を貯溜するポンプ室43を構成するシリンダ44と、該シリンダ内に往復動自在に挿入されポンプ室43の容積を拡張・収縮させるピストン45と、該ピストンにステム46を介して連設されるノズル部としてのエジェクタヘッド47と、シリンダ44の下端部に設けられる吸込弁48と、ポンプ室43とエジェクタヘッド47とを連通する通路49の途中に設けられる吐出弁50と、ピストン45をポンプ室の容積を拡張させる方向に常時付勢する第1のばね部材51と、から構成されている。
【0039】
前記シリンダ44は、下端まで略同径の筒状に形成され、その下方内部に吸込弁の弁体52の弁座筒53が形成され、さらにその下端筒状に開口して導入柱体嵌合部54となっている。従って、シリンダ44の内部は、吸込弁48より上方位置はポンプ室を構成し、下方位置は導入柱体嵌合部54となっており、ポンプ室外径と導入柱体嵌合部は略同径に構成されている。
【0040】
吸込弁48の弁体52は、弁座筒53の上端縁で形成される弁座に当接する弁頭部55と、ピストンに当接可能なストッパー部56と、弁頭部から弁座筒内に挿入されるガイド部57を有し、ストッパー部56に複数の切欠きを設けて弾力を持たせている。また、ガイド部57は、下方に延びる複数のガイド片によって構成され、その外周と吸込口の内周の間に、第2のばね部材59が圧縮状態で介装されている。そして、ガイド部の先端と吸込口の開口縁には、第2のばね部材の上下端が係止されるばね座が形成され、第2のばね部材によって弁体52が下方に付勢されている。
【0041】
導入柱体42は、容器底部近傍まで垂下する長さに形成され、断面形状が同図(b)に示すように、断面十字形の十字柱部70の各辺の先端を直角に一方向に曲げて同一形状の屈曲片71を形成して、その外周面が前記シリンダ下端の導入柱体嵌合部54の内径と密に同径となるような円弧面となっており、全体として略断面卍状に形成されている。
【0042】
本実施形態の注出ポンプは、以上のように構成され、積層剥離ボトルに装着してシャンプー等の高粘度の液体を注出するには、エジェクタヘッド47を下方に押圧してから押圧を解除すると、ピストン45の上昇にともなってシリンダ44のポンプ室43内が負圧になり、容器内の液体は導入柱体42を伝って導入筒嵌合保持54を介して吸込弁座筒53を通って、ポンプ室内に吸い上げられて貯溜される。
【0043】
ボトル内への大気の導入が遮断されているため、液がボトル内からポンプ室に吸い上げられた容積分だけボトル内が負圧になって積層剥離ボトル内の内層は収縮する。その際、容器の底部に延びる導入柱体42は断面卍形状に形成されているため、各屈曲片71の先端は同心円上にあり、内容液が減少するにつれて内側層は屈曲片71に邪魔されて導入柱体の軸心を中心に点対称につぶれて、十字柱部の表面との間に最後まで液導入路が確保され、内容液がなくなるまで、ポンプ室内に吸い上げることができる。
【0044】
また、特に本実施形態のポンプでは、シリンダ44の下端部がそのまま同径で延びて導入柱体嵌合部54となっているため、導入柱体嵌合部54の内径を大きく形成することができ、その分導入柱体42の外径も大きく形成することができる。その結果、液の吸い上げがスムーズであり、高粘性液でも良好に吸い上げることができる。
【0045】
本発明の積層剥離ボトル用ポンプは、上記実施形態に限らず、その技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。例えば、前記吸込弁の構造は、弁体がボールであるボール弁構造に形成することも可能である。
【0046】
【実施例】
次に、前記実施形態で示した本発明の積層剥離ボトル及びその製造方法の他の実施例について説明する。
図9は本発明の積層剥離ボトル(以下、単にボトルと言う)の実施例を示し、本実施例のボトル60は図1に示したボトル1と比較して、ボトル口61の頂部は内層63の上端が外層62の上端上に屈曲されて係合フランジ64を構成している点が相違している。本実施例の積層剥離ボトルは、上記構成により、例え内層にボトル口から沈下しようとする大きな張力が作用した場合、該係合フランジ64が外層の上端と係合するので、沈下するのを確実に防止することができる。該実施例のその他の構成は図1に示すボトルと同様であるので、同様な個所は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0047】
次に上記ボトルの製造方法の実施例を説明する。本実施例の積層ボトル製造方法は、図10に示す製造工程からなり、特にボトル製造ラインで内層のピンホール検査工程及び外層の底部シール検査工程が組み込まれていることを特徴としている。以下、工程順に説明する。
【0048】
前記実施形態と同様な方法でボトル成形工程(ア)で成形された積層剥離ボトル60は、ボトル製造装置のターレットに設けられたボトルホルダー75(図12に仮想線で示す)に反転状態で胴部を支持されて、各ステーションを順次移動することによって以下の工程が順次行われる。
【0049】
ボトル製造装置に供給されたボトルは、まず図11(a)に示すように、外層口部トリミング工程(イ)で外層62の上端部を所定高さpだけトリミングされ、次いでフランジ予備加熱工程(ウ)、フランジ本加熱工程(オ)、フランジ冷却工程(キ)を経て、加熱盤及び冷却盤で押圧されることにより図11(c)に示すように、内層の口部上端が外層のトリミングされた口部上端の上方に折曲されて係合フランジ64が形成される。
【0050】
また、前記フランジ予備加熱工程(ウ)と同時に、ボトル底部のピンチオフ開口部12から空気を内層と外層の間に吹き込んで、内層のピンチオフ部が外層のピンチオフ開口部から抜ける程度に内層を剥離させる第1次剥離加工工程(エ)を行う。そして、フランジ本加熱工程(オ)と同時に、図6に示すようなヒートヘッドをボトル底部に押し当ててピンチオフ開口部の予備ヒートシールを行う(工程(カ))。さらに、前記フランジ冷却工程と同時に、前記工程(カ)に引き続いてピンチオフ開口部加熱押圧してピンチオフ開口部の本ヒートシールを行う。なお、必要に応じて底部本ヒートシール工程に続き該部を冷却する冷却工程を設けることによって、ヒートシール部が早く安定し、スピードを上げることができる。
【0051】
以上の工程を経ることによって、内層の口部上端に係合フランジが形成され、底部のピンチオフ開口部が完全にヒートシールされたボトルは、次のステーションで前記実施形態と同様に、外層の口部に図3〜図5の何れかに示すようなドリルによって180°間隔で対向して2個の大気導入孔6が形成され、次のステーションに送られる。
【0052】
次のステーションでは、図10に示す第2次剥離加工工程(コ)〜底部シール検査工程(ス)までが行われる。該ステーションには、図12及び図13に示すように、ボトムの搬送路上方には、固定位置に保持されたシリンダ装置81により上下駆動されるボトムチャック80が配置されている。ボトムチャック80は、ベースプレート82に、ボトルの胴部下端部外周に密嵌合するゴム等の弾性材83を含む筒体84を固定して構成され、ベースプレート82の中央部には該ボトムチャック80にボトルが嵌合することによって形成されるベースプレートとボトル底部間の密閉空間の圧力を検出することによって、後述するようにボトルの底部シール検査を行う圧力検出センサーが配置されている。
【0053】
また該ステーションのボトル口側下方には、ボトル口に嵌合して、ボトル内層内の空気を吸引、又はボトル内に加圧空気を供給するための多数のノズル口86が形成されているエアーノズル体85がシリンダ装置88によって上下駆動可能に設けられている。なお、図中87はノズル体85がボトル口に嵌合した際、ボトル口から空気が洩れるのを防止するためのパッキンである。
【0054】
前記ノズル体87には、図14に示すように、加圧空気源89に通じる加圧空気回路90とバキュームポンプ91に通じるバキューム空気回路92とが接続されている。そして前記加圧空気回路90には、加圧空気回路側から順に3ポートの第1電磁弁93と2ポートの第2電磁弁94が設けられ、前記バキューム空気回路92には、ノズル体側から順に、2ポートの第3電磁弁95及び2ポートの第4電磁弁96が設けられ、且つ第3電磁弁95と第4電磁弁96の間には負圧用圧力センサー97が設けられている。
【0055】
さらに、該ステーションには、ボトルの口部に穿孔された大気導入孔6から外層と内層との間に剥離用の加圧空気を吹き込むための加圧空気供給ノズル98がシリンダ装置99によって突出自在に設けられている。なお、図13には、該加圧空気供給ノズルは1個しか示されていないが、ボトル口の対称位置に形成された両方の大気導入孔から同時に加圧空気を供給できるように、該加圧空気供給ノズルは対向して一対設けられている。
【0056】
以上のような装置が配置されたステーションにボトルが到達すると、シリンダ装置81が作動してボトムチャック80を下降させてボトムホルダ75に保持されているボトルの底部に嵌合させると共に、シリンダ装置88が作動してエアノズル体87をボトル口に挿入して、ボトル口端にパッキン87を密着させてボトル口から空気洩れを防止する。
【0057】
この状態で、加圧空気供給ノズル98をボトルの大気導入孔に押し当て、大気導入孔から内層と外層との間に空気を供給して、第2次剥離加工工程(コ)を開始する。第2次剥離加工開始初期には、図15のタイムチャートに示すように、第2電磁弁94はオンの状態にあり、3ポートの第1電磁弁93は排気側に切替えた状態にある。また、バキューム空気回路92の第3電磁弁95及び第4電磁弁96は何れもオフの状態にある。従って、大気導入孔から供給される空気により収縮作用を受ける内層内の空気が第2電磁弁4及び第1電磁弁93を介して外部に排気される。その際、第3電磁弁95はオフとなっているので、負圧用圧力センサ97にボトル内からの排気が作用することがなく、該負圧用圧力センサ97が保護される。
【0058】
第2次剥離加工の途中から第2電磁弁94をオフにして加圧空気回路を介しての排気を停止すると同時に、第3電磁弁95及び第4電磁弁96を共にオンに切り替え、ボトル内とバキュームポンプ91とを導通状態にする。その結果、バキュームポンプ91の作用により内層内の空気が積極的に排気され、内層を収縮させる結果、大気導入孔から空気の供給と相俟って短時間に確実に内層と外層の剥離加工を行うことができる。
【0059】
第2次剥離加工工程が終了すると、第4電磁弁96をオフに切替ることによって、ボトル内層内とバキュームポンプとの導通状態を遮断する。その時の内層内の負圧状態を負圧用圧力センサー97によって検出する。そのときの測定値が図示しない演算制御装置で予め設定してある基準値(減圧度)と自動的に比較され、該基準値よりも上(即ち減圧度が高い)であることを確認する。もし、測定値が基準値に達してない場合は、内層にピンホールがあって大気導入口から供給されている空気が内層内に洩れている恐れがあるので、不良品として判定する。
【0060】
さらに、前記第4電磁弁96を閉じてから所定時間経過後(例えば1秒後)の圧力を測定し、該測定値と最初の測定値との差(減圧量)を演算し、該減圧量を予め設定してある基準値と比較し、基準値を超えていないかを判断する。超えてなければ、空気の洩れがない、即ちピンホールのない良品と判定する。差が基準値を超えている場合は、ピンホールがあるおそれがあり、不良品として判定し、排出工程で製造ラインから除去する。以上のようにして、内層のピンホール検査工程(サ)が同一ステーションで連続して行われる。
【0061】
内層のピンホール検査工程が終了すると、第2電磁弁94は開かれ、第3電磁弁95及び第4電磁弁96は閉じられ、3ポートの第1電磁弁93は加圧空気源89側に切替られる。その結果、内層内に加圧空気供給源から加圧空気が供給されて内層の復元加工が行われる(工程(シ))。
【0062】
また、該内層復元加工工程と同時に、前記ボトムチャック80のベースプレートに設けてある圧力センサーで該ボトム底部とベースプレートとの間の圧力を測定して、底部シール検査を行う(工程(ス))。該測定値が測定中(即ち内層復元加工工程中)に上昇するならば、復元工程で内層と外層との間から押出される空気が外層底部のピンチオフヒートシール部からの洩れていることである。従って、それにより外層の底部シール検査を行うことができる。
【0063】
以上のように、本実施例によれば、ボトル内層の口部に係合フランジを自動的に加工することができると共に、内層と外層の剥離、及び復元加工を確実に且つ効率良く行うことができる。しかも、内層のピンホール検査及び底部シール検査を製造ラインで自動的に全数検査で行うことができ、不良品を確実に除去することができる。
【0064】
なお、本実施例では、図9に示すように、ボトル口部にフランジ加工する場合であるが、図1に示すようなフランジ加工を要しないボトルにも、フランジ加工に関連する工程を除けば適用できることは言うまでもない。また、上記実施例では、底部シール検査を内層復元加工工程と同時におこなっているが、内層復元加工後又は内層ピンホール検査後等適当な時期に、ボトムホルダのベースプレートからボトル底部に向けて圧力空気を供給して、その圧力の変化を検出することによっても底部シール検査が可能である。
【0065】
【発明の効果】
本願の各発明は、次のような格別な効果を奏する。
本発明の積層剥離ボトルは、内層と外層とがスムーズに剥離し、外層が変形することを防止することができ、且つボトル内に充填された液を殆ど完全に注出することができる容器が得られる。そして、外層に減圧に伴う力が作用しないので、それだけ外層を薄くすることが可能となり、材料を節約することができる。しかも、外層のピンチオフ開口部がヒートシールされているので、外層と内層との間に水等が進入することを防止できる。
【0066】
本発明の積層ボトルの製造方法によれば、短時間に外層と内層の間に空気を吹き込むことができ、効率良く内層を剥離させることができる。また、内層内に空気を吹き込むことによって、空気の排出が早く短時間に復元することができる。従って、本発明の製造方法により製造された積層剥離ボトルは、一旦内層が剥離され且つ復元することにより易剥離性処理されているので、内層の剥離性が極めて良好である。
【0067】
また、内層復元工程を2工程に分割することによって、内層のピンチオフ部が外層のピンチオフ開口部に再び嵌合してしまうおそれもなく、且つ内層と外層間に溜っている空気を短時間に排出して復元させることができ、内層復元工程と外層のピンチオフ開口部のヒートシールを短時間に且つ確実に行うことができる。
【0068】
本発明の大気導入孔穿孔用ドリルによれば、積層した状態で内層を傷付けることがなく、簡単に外層のみに穿孔することができ、簡単な装置で短時間に効率良く穿孔することができる。
【0069】
本発明のヒートシール装置によれば、溶融された樹脂はピンチオフ開口部を埋めるように次第に長手方向中心部に寄せられ、且つ溝の両端からはみ出すこともなく、ピンチオフ開口部を均一に効率良くヒートシールすることができる。
【0070】
また、本発明の積層剥離ボトル用の注出ポンプによれば、内容液がなくなるまで、ポンプ室内に吸い上げることができ、残液を特段に減少させることができる。また、シリンダの下端部がそのまま同径で延びて導入筒嵌合保持部となっているため、導入筒嵌合保持部の内径を大きく形成することができ、液の吸い上げがスムーズであり、高粘性液でも良好に吸い上げることができる。
【0071】
さらに、請求項6記載の発明によれば、ボトルの内層の口部に外層口部頂部に係合するフランジを自動的に加工することができると共に、内層と外層の剥離、及び復元加工を確実に且つ効率良く行うことができる。しかも、内層のピンホール検査及び底部シール検査を製造ラインで自動的に全数検査で行うことができ、不良品を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る積層剥離ボトルの正面断面図、(b)は(a)図のA部拡大図、(c)は側断面図である。
【図2】積層ボトル製造装置の模式図である。
【図3】(a)は本発明の実施形態係る大気導入孔穿孔用ドリルの正面図、(b)はその先端部拡大図、(c)は先端部Bの側面図である。
【図4】(a)は本発明の実施例に係る大気導入孔穿孔用ドリルの正面図、(b)はその先端部拡大図である。
【図5】(a)は本発明の他の実施例に係る大気導入孔穿孔用ドリルの正面図、(b)はその先端部拡大図である。
【図6】(a)は本発明の実施例に係るヒートヘッド体の正面図、(b)はそのA−A断面図、(c)はそのヒートヘッド端部Cの拡大図である。
【図7】本発明の実施例に係る積層剥離ボトルの製造方法の工程を示す積層ボトルの部分正面断面図であり、(a)は成形終了直後の状態、(b)はその拡大図、(c)はピンチオフ開口部のヒートシール開始直前の状態、(d)はヒートシール終了後内壁の復元が終了した状態を示している。
【図8】(a)は本発明の実施例に係る積層剥離ボトル用注出ポンプの正面断面図であり、(b)は導入筒体底面図である。
【図9】本発明の実施例に係る積層剥離ボトルの正面断面図である。
【図10】本発明の積層ボトル製造方法の実施例を示す工程ブロック線図である。
【図11】(a)〜(c)は積層剥離ボトル口のフランジ形成工程順を示す要部断面図である。
【図12】他の積層ボトル製造装置の概略正面図である。
【図13】その概略側面図である。
【図14】ノズル体の空気回路である。
【図15】図14に示す空気回路における電磁弁のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、60 積層剥離ボトル 2、62 外層
3、63 内層 6 大気導入口
8 ヒートシール部 10、75 ボトルホルダ
13、33、34 大気導入孔穿孔用ドリル
14、37、38 刃先
20 ヒートシール装置 21 ヒートヘッド組立体
23 ヒートヘッド 24 溝
25 両側縁 27 長手方向端面
40 注出ポンプ 41 ポンプ本体
42 導入柱体 44 シリンダ
45 ピストン 48 吸込弁
54 導入筒嵌合部 70 十字柱部
71 屈曲片 80 ボトムチャック
85 エアノズル体 90 加圧空気回路
92 バキューム空気回路 93 第1電磁弁
94 第2電磁弁 95 第3電磁弁
96 第4電磁弁 97 不圧用圧力センサー
98 加圧空気供給ノズル

Claims (11)

  1. 少なくとも外層及び内層の2層からなり、前記外層及び内層が剥離自在である積層剥離ボトルにおいて、前記外層のピンチオフ部と内層のピンチオフ部は剥離した状態にあり、且つ外層のピンチオフ開口部がヒートシールされて水密状態になっており、前記外層のキャップが装着されるボトル口部に大気導入孔が形成されていることを特徴とする積層剥離ボトル。
  2. 前記内層の口部上端が前記外層の口部上端の上方に折曲されて係合フランジが形成されてなる請求項1に記載の積層剥離ボトル。
  3. ポンプ本体と該ポンプ本体に装着される導入柱体から構成され、前記ポンプ本体はシリンダを有し、該シリンダの下方部内部に吸込弁が設けられ、該吸込弁より上方部がポンプ室を形成し、下方部が導入柱体嵌合部を形成してなり、前記導入柱体が、断面十字形の各辺先端に軸心を対称点とする互いに点対称に同一形状の屈曲片を形成してなる、注出ポンプとの組合せからなる請求項1又は2に記載の積層剥離ボトル。
  4. 剥離可能な少なくとも外層と内層の2層からなるボトルをブロー成形法により成形するボトル成形工程、前記外層と内層を予備剥離する一次剥離工程、該一次剥離工程の後に外層のピンチオフ開口部をヒートシールするヒートシール工程、ボトルの前記外層のキャップが装着されるボトル口部にドリルで大気導入孔を形成する大気導入孔穿孔工程、前記外層と内層をさらに剥離させる二次剥離工程、内層を復元させる内層復元工程からなることを特徴とする積層剥離ボトルの製造方法。
  5. 前記ボトル成形工程の後に、内層の係合フランジを加熱して外層口部上端に前記係合フランジを係合させる工程を有する請求項4記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  6. 前記一次剥離工程が、ボトル底部のピンチオフ開口部から空気を吹き込むことからなる請求項4又は5記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  7. 前記二次剥離工程が、前記大気導入孔から外層と内層の間に空気を吹き込み、且つ前記ボトル口から内層内の空気を吸引することからなる請求項4、5又は6記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  8. 前記二次剥離工程の後に内層のピンホールを検査する内層のピンホール検査工程を設けた請求項4〜7何れかに記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  9. 前記内層復元工程中若しくは内層復元工程後に、底部ピンチオフ部のシールを検査する底部シール検査工程を設けてなる請求項4〜8何れか記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  10. 前記大気導入孔穿孔工程は、先端中央部が平坦若しくは僅かに凸状にわん曲した形に形成され、該先端の周縁部に切り込み刃先が形成されている大気導入孔穿孔用ドリルによって穿孔する請求項4〜9何れか記載の積層剥離ボトルの製造方法。
  11. 前記ピンチオフ開口部のヒートシール工程は、前記ピンチオフ開口部周囲を接触加熱するヒートヘッドを有し、該ヒートヘッドの接触加熱面の長手方向に沿って溝が形成され、該溝の両側縁は長手方向中央部が高くなるようにほぼ円弧状に形成されているヒートシール装置によって行う請求項4〜10何れか記載の積層剥離ボトルの製造方法。
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