JPH08162765A - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JPH08162765A
JPH08162765A JP30643994A JP30643994A JPH08162765A JP H08162765 A JPH08162765 A JP H08162765A JP 30643994 A JP30643994 A JP 30643994A JP 30643994 A JP30643994 A JP 30643994A JP H08162765 A JPH08162765 A JP H08162765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
wiring board
multilayer printed
conductor circuit
lands
Prior art date
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Pending
Application number
JP30643994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Inui
剛 犬井
Takashi Niwa
隆 丹羽
Hiroko Suzuki
寛子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP30643994A priority Critical patent/JPH08162765A/ja
Publication of JPH08162765A publication Critical patent/JPH08162765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱衝撃によってバレルクラックが発生する虞
がなくスルーホールの信頼性の高い多層プリント配線板
を、簡単な構造によって提供すること。 【構成】 絶縁基材40を介して積層された複数の導体
回路20の層と、所望の導体回路20の層に配設される
と共に同層の導体回路20とパターン接続された複数の
接続ランド21と、各接続ランド21間に形成され前記
所望の導体回路20の層間を電気的に接続するスルーホ
ール30とを備え、このスルーホール30に樹脂が充填
された多層プリント配線板100において、前記スルー
ホール30における各接続ランド21間に、同層の導体
回路20とパターン接続のないダミーランド22を、前
記接続ランド21または他のダミーランド22から0.
5mm以内の間隔で設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント配線板に
関し、詳しくは、絶縁基材を介して積層された複数の導
体回路の層と、所望の導体回路の層に配設されると共に
同層の導体回路とパターン接続された接続ランドと、こ
の接続ランドを貫通し該接続ランドを有する所望の導体
回路の層間を電気的に接続するスルーホールとを備え、
このスルーホールに樹脂が充填された多層プリント配線
板に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁基材を介して積層された複数の導体
回路の層を備えた多層プリント配線板においては、所望
の導体回路の層に、同層の導体回路とパターン接続され
た接続ランドが設けられ、各接続ランドを貫通し基板表
裏に開口する貫通スルーホールが形成されており、この
貫通スルーホールによって、所望の導体回路の層間が電
気的に接続されている。そして、このような多層プリン
ト配線板の中には、例えば導体回路の接続状態を検査す
るチェッカーや多層プリント配線板に電子部品を実装す
るための部品実装機等において、多層プリント配線板の
搬送や固定に吸着手段を採用することができるように、
貫通スルーホールからのエア漏れを防止すべく、例えば
図6に示すように、貫通スルーホールに樹脂が充填され
たものがある。
【0003】また、近年においては、配線の高密度化の
要求から、最外層と内層との導体回路の層間或は内層と
内層との導体回路の層間を電気的に接続するために、基
板の一方の表面に開口するブラインドバイアホール或は
基板の内部に配設され基板の表面に開口しないインター
ステイショナルバイアホール等の非貫通スルーホールが
採用されている。ここで、ブラインドバイアホールにあ
っては、電子部品を実装するための電極パッドをその上
に形成する等のために、樹脂が充填される場合がある。
また、インターステイショナルバイアホールにあって
は、基板の内部に配設されたものであるため、当然、絶
縁基材を構成する樹脂が充填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多層プリント配線板にあっては、熱衝撃試験(加熱・冷
却を繰り返し行う試験)を行うと、貫通スルーホール、
ブラインドバイアホール或はインターステイショナルバ
イアホール等の樹脂が充填されたスルーホールにおい
て、図7に示すように、樹脂割れが生じ、この樹脂割れ
の延長上にバレルクラックが生じ、抵抗値が増加した
り、場合によっては断線が生じてしまうという問題があ
った。
【0005】特に、ブラインドバイアホール或はインタ
ーステイショナルバイアホール等の非貫通スルーホール
が採用された多層プリント配線板においては、貫通スル
ーホールが、基板表裏の導体回路の層間のみを接続する
ためのものである場合が多く、このような貫通スルーホ
ールは、内層の接続ランドを有しないため、接続ランド
間の距離が長いものとなっている。このような接続ラン
ド間の距離が長いスルーホールには、前述したバレルク
ラックが顕著に生じる。
【0006】本発明は、このような実状を鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、熱衝撃によっ
てバレルクラックが発生する虞がなくスルーホールの信
頼性の高い多層プリント配線板を、簡単な構造によって
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付
して説明すると、「絶縁基材40を介して積層された複
数の導体回路20の層と、所望の導体回路20の層に配
設されると共に同層の導体回路20とパターン接続され
た複数の接続ランド21と、各接続ランド21間に形成
され前記所望の導体回路20の層間を電気的に接続する
スルーホール30とを備え、このスルーホール30に樹
脂が充填された多層プリント配線板100において、前
記スルーホール30における各接続ランド21間に、同
層の導体回路20とパターン接続のないダミーランド2
2を、前記接続ランド21または他のダミーランド22
から0.5mm以内の間隔で設けたことを特徴とする多
層プリント配線板100」である。
【0008】ここで、一般に、スルーホール30は、
0.5mmが最大径とされているため、本発明において
は、ダミーランド22を、接続ランド21または他のダ
ミーランド22から0.5mm以内の間隔で設けたが、
スルーホール30の径に応じて、この径と同一またはこ
の径以下の間隔でダミーパターン22を設けるとよい。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る多層プリント配線板10
0の実施例を、図面に従って詳細に説明する。
【0010】図1に、本発明に係る多層プリント配線板
100の一実施例を示す。この多層プリント配線板10
0は、絶縁基材40を介して複数の導体回路20の層が
積層されてなるものである。ここで、基板10の表裏の
導体回路20の層には、同層の導体回路20とパターン
接続された接続ランド21が設けられており、各接続ラ
ンド21間に、基板10の表裏に貫通する貫通スルーホ
ール30が形成されている。そして、この貫通スルーホ
ール30には、絶縁基材40を構成する樹脂と同種の樹
脂50が充填されている。また、この貫通スルーホール
30には、内層の導体回路20の層に形成され同層の導
体回路20とパターン接続のない複数のダミーランド2
2が設けられている。ここで、各ダミーランド22は、
基板10表裏の接続ランド21または他のダミーランド
22から0.5mm以内の間隔で配設されている。
【0011】図2に、本発明に係る多層プリント配線板
100の別の実施例を示す。この多層プリント配線板1
00においては、表層の導体回路20の層と内層の導体
回路20の層とに接続ランド21が設けられており、各
接続ランド21間に、基板10の一方の表面に開口する
ブラインドバイアホール30が形成されている。そし
て、このブラインドバイアホール30には、絶縁基材4
0を構成する樹脂と同種の樹脂50が充填されている。
また、このブラインドバイアホール30には、表層及び
内層の接続ランド21から0.5mm以内に位置するよ
うに、一つのダミーランド22が設けられている。
【0012】図3に、本発明に係る多層プリント配線板
100のさらに別の実施例を示す。この多層プリント配
線板100においては、内層の導体回路20の層とこれ
とは別の内層の導体回路20の層とに接続ランド21が
設けられており、各接続ランド21間に、基板10の表
面に開口しないインターステイショナルバイアホール3
0が形成されている。ここで、絶縁基材40を介して複
数の導体回路20の層を積層する際に、インターステイ
ショナルバイアホール30には、絶縁基材40を構成す
る樹脂が充填される。よって、このインターステイショ
ナルバイアホール30は、当然、樹脂50が充填された
ものとなっている。また、このインターステイショナル
バイアホール30には、接続ランド21または他のダミ
ーランド22から0.5mm以内の間隔で、複数のダミ
ーランド22が配設されている。
【0013】次に、スルーホール30にダミーランド2
2が設けられていない従来の多層プリント配線板と、ス
ルーホール30にダミーランド22が設けられた本発明
の多層プリント配線板100との比較例を示す。
【0014】・比較例1(従来の多層プリント配線板) 絶縁基材を介して積層された複数の導体回路の層を有す
る多層プリント配線板において、所望の二つの導体回路
の層に各々接続ランドを設け、各接続ランド間にスルー
ホールを設け、このスルーホールに絶縁基材を構成する
樹脂と同種の樹脂を充填した。なお、前記スルーホール
は、スルーホールの途中に、内層の導体回路の層の接続
ランドが存在しないものとした。そして、この多層プリ
ント配線板にて、260℃で20秒間の加熱と20℃で
20秒間の冷却とを1サイクルとして加熱・冷却を繰り
返す熱衝撃試験を行ったところ、図4に示すように、1
サイクルで樹脂割れが発生し、3サイクル程度でバレル
クラックが発生した。また、20サイクル程度で全ての
スルーホールにおいて樹脂割れが発生し、23サイクル
程度で全てのスルーホールにおいてバレルクラックが発
生した。
【0015】・比較例2(本発明の多層プリント配線
板) 絶縁基材を介して積層された複数の導体回路の層を有す
る多層プリント配線板において、所望の二つの導体回路
の層に各々接続ランドを設け、各接続ランドまたは他の
ダミーランドから0.5mm以内の間隔でダミーランド
を設け、前記各接続ランド間に前記ダミーランドを貫通
するスルーホールを設け、このスルーホールに絶縁基材
を構成する樹脂と同種の樹脂を充填した。そして、前述
の比較例1と同様に熱衝撃試験を行ったところ、図5に
示すように、1サイクルで樹脂割れが発生するものの、
25サイクル程度まではバレルクラックが発生しなかっ
た。また、43サイクル程度から、樹脂割れの発生率よ
りバレルクラックの発生率が上回り、樹脂割れがなくバ
レルクラックが発生する現象が生じ、以降、サイクルの
増加と共にバレルクラックの発生が増加したが、樹脂割
れについては、60サイクルを越えても、樹脂割れが生
じないスルーホールが残存した。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の多
層プリント配線板は、樹脂が充填されたスルーホール
に、接続ランドまたは他のダミーランドから0.5mm
以内の間隔でダミーランドを設けたものであり、これに
より、ダミーランドを有しない多層プリント配線板に比
して、熱衝撃によるバレルクラックの発生を減少させる
ことができるものである。
【0017】従って、本発明によれば、熱衝撃によって
バレルクラックが発生する虞がなくスルーホールの信頼
性の高い多層プリント配線板を、簡単な構造によって提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層プリント配線板の一実施例を
示す断面正面図である。
【図2】本発明に係る多層プリント配線板の別の実施例
を示す断面正面図である。
【図3】本発明に係る多層プリント配線板のさらに別の
実施例を示す断面正面図である。
【図4】従来の多層プリント配線板に熱衝撃試験を行っ
た結果のグラフである。
【図5】本発明の多層プリント配線板に熱衝撃試験を行
った結果のグラフである。
【図6】従来の多層プリント配線板を示す断面正面図で
ある。
【図7】図6におけるA部拡大図である。
【符号の説明】
10 基板 20 導体回路 21 接続ランド 22 ダミーランド 30 スルーホール 40 絶縁基材 50 樹脂 100 多層プリント配線板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基材を介して積層された複数の導体回
    路の層と、所望の導体回路の層に配設されると共に同層
    の導体回路とパターン接続された複数の接続ランドと、
    各接続ランド間に形成され前記所望の導体回路の層間を
    電気的に接続するスルーホールとを備え、このスルーホ
    ールに樹脂が充填された多層プリント配線板において、 前記スルーホールにおける各接続ランド間に、同層の導
    体回路とパターン接続のないダミーランドを、前記接続
    ランドまたは他のダミーランドから0.5mm以内の間
    隔で設けたことを特徴とする多層プリント配線板。
JP30643994A 1994-12-09 1994-12-09 多層プリント配線板 Pending JPH08162765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30643994A JPH08162765A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 多層プリント配線板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30643994A JPH08162765A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 多層プリント配線板

Publications (1)

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JPH08162765A true JPH08162765A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17957025

Family Applications (1)

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JP30643994A Pending JPH08162765A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 多層プリント配線板

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JP (1) JPH08162765A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193001A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 金属コア多層プリント配線板
US8450615B2 (en) 2007-08-29 2013-05-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ceramic multilayer substrate
WO2024034703A1 (ko) * 2022-08-10 2024-02-15 엘지전자 주식회사 인쇄회로기판 및 그 제조방법

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