JPH0964542A - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JPH0964542A
JPH0964542A JP7214677A JP21467795A JPH0964542A JP H0964542 A JPH0964542 A JP H0964542A JP 7214677 A JP7214677 A JP 7214677A JP 21467795 A JP21467795 A JP 21467795A JP H0964542 A JPH0964542 A JP H0964542A
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JP
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insulating substrate
wiring board
printed wiring
hole
circuit pattern
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JP7214677A
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Yoshio Watanabe
喜夫 渡邉
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Sony Corp
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Publication date
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
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    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1532Connection portion the connection portion being formed on the die mounting surface of the substrate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造を容易とし、形成される貫通孔の形状も
良好とする。 【解決手段】 少なくとも第1の面に配線回路パターン
が形成される第1の絶縁基板の少なくとも第1の面上
に、少なくとも上面となる面に配線回路パターンが形成
される第2の絶縁基板を積層し、第2の絶縁基板の所定
の位置に第1の絶縁基板の一部を露呈させるような貫通
孔を設ける場合に、第1の絶縁基板と第2の絶縁基板の
間に、第2の絶縁基板の貫通孔に対応する位置に貫通孔
を有する少なくとも1枚以上のダミー基板を挟み込む。
なお、第1の絶縁基板の第2の面側に放熱板が配されて
いても良く、第1の絶縁基板にも第2の絶縁基板の貫通
孔に対応する位置に放熱板の一部を露呈させるような貫
通孔が形成されていても良い。また、第1の絶縁基板が
フレキシブルプリント配線板を構成し、第2の絶縁基板
及びダミー基板がリジットプリント配線板を構成してい
ても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の絶縁基板上
に該第1の絶縁基板の一部を露呈させるような貫通孔を
有する第2の絶縁基板が積層されてなる多層プリント配
線板に関する。詳しくは、第1の絶縁基板と第2の絶縁
基板の間に第2の絶縁基板の貫通孔に対応する位置に貫
通孔を有するダミー基板を挟み込むことにより、その製
造が容易とされ、貫通孔の形状も良好とされる多層プリ
ント配線板に係るものである。
【0002】
【従来の技術】ピングリッドアレイやボールグリッドア
レイ用のプリント配線板やハイブリットIC用プリント
配線板においては、これらの発生する熱を放熱するため
に放熱板を形成するようにしている。そして、例えばボ
ールグリッドアレイ用のプリント配線板は、例えば図1
5に示すような構造を有する。
【0003】上記プリント配線板は、半導体素子等とワ
イヤー結線するための複数の端子102aを有する第1
の配線回路パターン102が一主面101aに形成され
る第1の絶縁基板101の一主面101a側に、ボール
ランド105との複数の接続部とされるランド部106
aを有する第2の配線回路パターン106が一主面10
4aに形成される第2の絶縁基板104が第3の絶縁基
板103を介して積層され、また第1の絶縁基板101
の一主面101aに対向する裏面101b側に第4の絶
縁基板107が積層され、この第4の絶縁基板107に
銅やタングステン合金等の金属よりなる放熱性の良い板
材である放熱板108が積層されてなるものである。
【0004】そして、第2及び第3の絶縁基板104,
103の所定の位置には、第1の絶縁基板101の半導
体素子等との接続部である第1の配線回路パターン10
2中の端子102aの一部を露呈させるような貫通孔1
09,110がそれぞれ形成されている。
【0005】また、第1及び第4の絶縁基板101,1
07の上記貫通孔109,110に対応する位置には該
貫通孔109,110よりも小径の貫通孔111,11
2がそれぞれ形成され、結果的に放熱板108の一部が
露呈するようになされている。
【0006】さらに、上記第1及び第4の絶縁基板10
1,107の貫通孔111,112により形成される孔
部内に例えば半導体素子等の素子113が配されてい
る。すなわち、素子113は放熱板108上に直接配さ
れることとなる。
【0007】そして、上記素子113の図示しない複数
の端子と第1の配線回路パターン102中の複数の端子
102aがそれぞれワイヤー114によって結線されて
いる。
【0008】また、このプリント配線板には、第2の絶
縁基板104,第3の絶縁基板103,第1の絶縁基板
101,第4の絶縁基板107を貫通する複数のスルー
ホール115が形成されており、このスルーホール11
5により第1の配線回路パターン102中の複数の端子
102aと第2の配線回路パターン106中の複数のラ
ンド部106aがそれぞれ対応して接続されている。
【0009】すなわち、素子113から引き出された各
端子102aが各スルーホール105を介して最上層と
なる第2の配線回路パターン106中のランド部106
aにそれぞれ導出されることとなる。さらにこのプリン
ト配線板においては、ランド部106aに接続される図
示しない接続部上に外部との接続のためのボールランド
105がそれぞれ配されている。
【0010】さらにまた、このプリント配線板において
は、素子113を封入するための封止材116を貫通孔
109,110,111,112により構成される孔部
に充填している。また、最上層となる第2の配線回路パ
ターン106上にランド部106a及び図示しない接続
部以外の保護を必要とする部分を保護するソルダーレジ
スト層117aを形成している。
【0011】なお、このプリント配線板においては、図
中に示すように、第3の絶縁基板103の上に第3の配
線回路パターン118を形成する、或いは第4の絶縁基
板107の上に第4の配線回路パターン119,第5の
配線回路パターン115を形成したりしても良く、必要
に応じてこれら第3及び第4の配線回路パターン11
8,119もスルーホール115に接続すれば良い。な
お、第4の絶縁基板107の放熱板108側に第5の配
線回路パターン115を有する場合には、これを覆うよ
うなソルダーレジスト層117bが形成される。
【0012】このような端子を露呈させたり、素子を配
するための貫通孔を有する構成のプリント配線板は、以
下のようにして製造される。なお、ここでは、上記プリ
ント配線板よりも簡略化されたプリント配線板を製造す
る例について説明する。すなわち、第1の方法として
は、先ず、図16に示すように、一主面121aに素子
との接続部となる端子を有する第1の配線回路パターン
122の形成される第1の絶縁基板121上に、一主面
123aにボールランドとの接続部及びランド部を有す
る第2の配線回路パターンを形成するための導電層12
4の形成される第2の絶縁基板123を積層する。な
お、上記第1の絶縁基板121の一主面121aに対向
する裏面121bにも第3の配線回路パターンを形成す
るための導電層125が形成されている。
【0013】次に、導電層124,125を所定形状に
加工し、図17に示すような外層となる第2の配線回路
パターン126及び第3の配線回路パターン127を構
成するとともに、第1及び第2の絶縁基板121,12
3を貫通し、少なくとも第1の配線回路パターン122
の端子と第2の配線回路パターン126のランド部を接
続する複数のスルーホール128を形成する。
【0014】なお、このとき、外層となる第2及び第3
の配線回路パターン126,127の保護すべき部分に
ソルダーレジスト層129a,129bを形成するよう
にする。そして、必要に応じて第3の配線回路パターン
127もスルーホール128により接続されるようにし
ても良い。
【0015】次いで、図17中に示すように、最上層と
なる第2の配線回路パターン126側から例えばルータ
ー130等を使用した機械加工により、所定の位置に図
中矢印Mで示すプリント配線板厚さ方向でに所定形状の
研削加工を行う。
【0016】すなわち、図18に示すように、第2の絶
縁基板123を貫通し、第1の配線回路パターン122
の端子部を露呈させる貫通孔131が形成され、上記貫
通孔131に対応する位置に第1の絶縁基板121を貫
通し、貫通孔131よりも小径の貫通孔132が形成さ
れる。
【0017】従って、貫通孔132により半導体素子等
の素子を配する孔部が形成され、さらにこの素子と接続
される第1の配線回路パターン122の端子部がスルー
ホール128により最上層となる第2の配線回路パター
ン126の接続部と接続される構成の前述のプリント配
線板と略同様の構成を有するプリント配線板が製造され
る。
【0018】また、このようなプリント配線板は、以下
のような第2の方法によっても製造される。すなわち、
この第2の方法においては、第1の方法と同様に、先
ず、図19に示すように、一主面141aに素子との接
続部となる端子を有する第1の配線回路パターン142
の形成される第1の絶縁基板141上に、一主面143
aにボールランドとの接続部及びランド部を有する第2
の配線回路パターンを形成するための導電層144の形
成される第2の絶縁基板143を積層する。なお、上記
第1の絶縁基板141の一主面141aに対向する裏面
141bにも第3の配線回路パターンを形成するための
導電層145が形成されている。そしてこのとき、第2
の絶縁基板143の一主面143aに対向する裏面14
3b側の後工程において形成される貫通孔の端部にあた
る位置に止まり孔である孔部153を形成しておく。
【0019】次に、第1の方法と同様の加工を行い、図
20に示すように、第2の配線回路パターン146、第
3の配線回路パターン147を形成するとともに、少な
くとも第1及び第2の配線回路パターン142,146
を接続し、第1及び第2の絶縁基板141,143を貫
通するスルーホール148を形成する。
【0020】ここでも必要に応じて第3の配線回路パタ
ーン147もスルーホール148により接続されるよう
にしても良い。さらに、第2及び第3の配線回路パター
ン146,147の保護すべき部分にソルダーレジスト
層149a,149bを形成するようにしても良い。
【0021】次いで、最上層となる第2の配線回路パタ
ーン146側から上記孔部153が端部となるような位
置に第2の絶縁基板143の厚さ方向で機械加工等によ
り研削加工を行い、第2の絶縁基板143を貫通する貫
通孔を形成し、さらにこの貫通孔よりも小径の第1の絶
縁基板141を貫通する貫通孔を形成する。
【0022】この結果、第1の方法と同様の貫通孔が形
成され、半導体素子等の素子が配される貫通孔が形成さ
れ、さらに上記素子と接続される第1の配線回路パター
ン142の端子部がスルーホール148により最上層と
なる第2の配線回路パターン146の接続部と接続さ
れ、前述のプリント配線板と略同様の構成を有するプリ
ント配線板が製造される。
【0023】ところで、フレキシブルプリント配線板の
中央部を残すようにして両端部をリジットプリント配線
板により挟み込むようにして構成され、フレキシブルプ
リント配線板部分において湾曲させることが可能となさ
れているプリント配線板が多用されているが、このよう
なプリント配線板も前述の第2の方法を適用して製造さ
れている。
【0024】すなわち、フレキシブルプリント配線板
を、該フレキシブルプリント配線板との対向面の所定の
位置に止まり孔である孔部の形成されたリジットプリン
ト配線板により挟み込み、リジットプリント配線板の孔
部形成面と反対側から加工を行ってフレキシブルプリン
ト配線板を露呈させるような貫通孔を形成し、前述のよ
うな構成のプリント配線板を製造するようにしている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法で例えばボールグリッドアレイ用のプリント配
線板を製造するのは非常に困難である。
【0026】すなわち、素子との接続部となる端子を露
呈させる貫通孔を例えばルーター等を用いた機械加工に
より形成する場合には、絶縁基板の厚みには10%前後
のばらつきがあることから、上記貫通孔を深さの精度良
好に形成することは困難である。従って、端子を欠損さ
せることなく貫通孔を形成する、或いは端子上に絶縁基
板同士を接着している接着層を残存させることなく貫通
孔を形成することは困難であり、プリント配線板の製造
は困難である。
【0027】また、上記第2の方法を用い、例えばボー
ルグリッドアレイ用のプリント配線板やフレキシブルプ
リント配線板をリジットプリント配線板により挟み込ん
だ構成のプリント配線板を製造するのも容易ではない。
【0028】すなわち、大面積を有するプリント配線板
を製造しようとした場合、プリント配線板の面内方向に
おいて反りが発生しているため、貫通孔の深さを均一と
することが困難である。
【0029】このとき、ボールグリッドアレイ用のプリ
ント配線板においては、端子の欠損や端子上への接着層
の残存が発生してしまう、またフレキシブルプリント配
線板をリジットプリント配線板により挟み込んだ構成の
プリント配線板においては、貫通孔の深さが深すぎると
フレキシブルプリント配線板を損傷させてしまいこれも
貫通してしまう可能性があり、貫通孔の深さが浅すぎる
とリジットプリント配線板の除去が不可能となる場合も
あり、プリント配線板の製造は困難である。
【0030】さらには、第2の絶縁基板及びリジットプ
リント配線板に孔部が形成されていることから、実際の
貫通孔形成位置と孔部形成位置にずれがあると、貫通孔
内壁に段差等が生じてしまう。このようなプリント配線
板は、素子として半導体素子を搭載するような場合には
好ましくない。
【0031】そこで本発明は、従来の実情に鑑みて提案
されたものであり、製造が容易で貫通孔の形状も良好な
多層プリント配線板を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明者等は鋭意検討した結果、第1の絶縁基板上
に第2の絶縁基板を積層した後に、第2の絶縁基板に第
1の絶縁基板の一部を露呈させる貫通孔を形成する際
に、第1の絶縁基板と第2の絶縁基板の間に貫通孔形成
位置に予め貫通孔が形成されているダミー基板を挟み込
んでおき、第2の絶縁基板に貫通孔を形成する加工時の
絶縁基板の厚さ方向のばらつきを上記ダミー基板に吸収
させるようにすれば、製造が容易となることを見い出し
た。また、このようにすれば貫通孔の形状も良好となる
ことを見い出した。
【0033】すなわち本発明は、少なくとも第1の面に
は配線回路パターンが形成される第1の絶縁基板を有
し、この第1の絶縁基板の少なくとも第1の面上に、少
なくとも上面となる面に配線回路パターンが形成される
第2の絶縁基板を積層して有し、第2の絶縁基板の所定
の位置に第1の絶縁基板の一部を露呈させるような貫通
孔が設けられてなる多層プリント配線板の第1の絶縁基
板と第2の絶縁基板の間に、第2の絶縁基板の貫通孔に
対応する位置に貫通孔を有する少なくとも1枚以上のダ
ミー基板を挟み込むことを特徴とするものである。
【0034】上記ダミー基板としては、絶縁基板のみに
より構成されるもの、或いは絶縁基板上に配線回路パタ
ーンの形成されるものの何れでも良い。
【0035】なお、このとき、第1の絶縁基板の第2の
面側に放熱板が配されていても良く、第1の絶縁基板に
も第2の絶縁基板の貫通孔に対応する位置に放熱板の一
部を露呈させるような貫通孔が形成されていても良い。
【0036】また、第1の絶縁基板がフレキシブルプリ
ント配線板を構成し、第2の絶縁基板及びダミー基板が
リジットプリント配線板を構成していても良い。
【0037】さらに、第1の絶縁基板の第2の面側に
も、少なくとも下面となる面に配線回路パターンが形成
され、所定の位置に第1の絶縁基板の一部を露呈させる
貫通孔が設けられる第3の絶縁基板が、上記貫通孔に対
応する位置に貫通孔を有する少なくとも1枚以上のダミ
ー基板を介して積層されていても良く、第3の絶縁基板
及びダミー基板がリジットプリント配線板を構成してい
ても良い。
【0038】本発明の多層プリント配線板においては、
第1の絶縁基板の少なくとも配線回路パターン形成面上
に上面となる面に配線回路パターンが形成される第2の
絶縁基板を積層する際に、これらの間に第2の絶縁基板
に形成される貫通孔の形成位置に対応する位置に貫通孔
を有する少なくとも1枚以上のダミー基板を挟み込むよ
うにしているため、第2の絶縁基板に貫通孔を形成する
場合の加工深さを第2の絶縁基板の厚さよりも深くすれ
ば、加工深さの厚さ方向のばらつきがダミー基板により
吸収され、結果的に深さの均一な貫通孔が容易に形成さ
れ、製造も容易となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0040】本例の多層プリント配線板は、例えばピン
グリッドアレイ等に使用されるプリント配線板であり、
図1に示すように、半導体素子等の素子とワイヤー結線
するための複数の端子2aを有する第1の配線回路パタ
ーン2が一主面1aに形成される第1の絶縁基板1の一
主面1a側に、ランド部4aを複数有する第2の配線回
路パターン4が一主面3aに形成される第2の絶縁基板
3が配され、第1の絶縁基板1の一主面1aに対向する
裏面1b側に銅やタングステン合金等よりなる板材であ
る放熱板6が配されてなるものである。
【0041】そして、このとき、本例の多層プリント配
線板においては、第1の絶縁基板1と第2の絶縁基板3
との間に接着層7a,7bを介してダミー基板8が挟み
込まれている。
【0042】また、第2の絶縁基板3及びダミー基板8
の所定の位置には、第1の絶縁基板1の半導体素子等と
の接続部である第1の配線回路パターン2中の端子2a
の一部を露呈させるような貫通孔9,10がそれぞれ形
成されている。
【0043】さらに、第1の絶縁基板1の上記貫通孔
9,10に対応する位置には該貫通孔9,10よりも小
径の貫通孔11が形成されており、結果的に放熱板6の
一部が露呈するようになされ、半導体素子等の素子を配
することが可能なようになされている。すなわち、本例
のプリント配線板においては、貫通孔9,10と貫通孔
11により1段の段差を有する空間が形成されることと
なる。
【0044】さらにまた、本例の多層プリント配線板に
おいては、第2の絶縁基板3,ダミー基板8,第1の絶
縁基板1を貫通するスルーホール12が複数形成されて
おり、このスルーホール12により第1の配線回路パタ
ーン2中の複数の端子2aと第2の配線回路パターン4
中の複数のランド部4aがそれぞれ対応して接続されて
いる。すなわち、素子から引き出された各端子2aが各
スルーホール12を介して最上層となる第2の配線回路
パターン4中のランド部4aにそれぞれ導出されること
となる。
【0045】また、本例の多層プリント配線板において
は、第1の絶縁基板1の一主面1b側にも第3の配線回
路パターン5を有し、最上層となる第2の配線回路パタ
ーン4上にランド部4a以外の保護を要する部分を保護
するソルダーレジスト層14aが形成されるとともに、
最下層となる第3の配線回路パターン5の上にもこれを
覆うようなソルダーレジスト層14bが形成されてい
る。
【0046】このような本例の多層プリント配線板は、
以下のような工程を経て製造される。すなわち、先ず、
図2に示すように、一主面1a側に素子との接続部とな
る端子2aを複数有する第1の配線回路パターン2が形
成され、一主面1aの裏面1b側に後工程で第3の配線
回路パターンを形成するための導電層21が形成される
第1の絶縁基板1を用意する。なお、このような第1の
絶縁基板1は両面銅貼り絶縁基板の片面のみを加工して
形成すれば良い。
【0047】そして、図2中に示すような一主面3aに
第2の配線回路パターンを形成するための導電層22が
形成される第2の絶縁基板3も用意する。なお、上記第
2の絶縁基板3としては片面銅貼り絶縁基板を使用すれ
ば良い。
【0048】さらに、図2中に示されるように両面に接
着層となる例えばBステージのエポキシ樹脂や変成ポリ
イミド樹脂等よりなる接着剤層23a,23bがそれぞ
れ形成されるダミー基板8を用意する。そしてこのと
き、このダミー基板8は後工程で第2の絶縁基板3に貫
通孔を形成する位置に対応する位置に貫通孔10が形成
されているものとし、この貫通孔10はプレス等の手段
により形成すれば良く、この貫通孔10が接着剤層23
a,23bにわたって形成されていることは言うまでも
ない。ダミー基板8としては厚さが100μm程度以上
のものが好ましく、この厚さを有するものであれば、貫
通孔を形成する際の加工深さのばらつきを吸収すること
が可能である。
【0049】なお、上記第1及び第2の絶縁基板1,
3、ダミー基板8としては、耐熱性の高い材料よりなる
ものが好ましく、ガラス基材エポキシ樹脂積層板やガラ
ス基板BT樹脂積層板等により構成すれば良い。
【0050】次に、図3に示すように、第1の絶縁基板
1の一主面1a側にダミー基板8及び第2の絶縁基板3
を順次積層する。なお、このとき、第2の絶縁基板3は
導電層22が最上層となるように積層する。その結果、
導電層21,22に第1の配線回路パターン2が挟まれ
た構成となる。また、ダミー基板8に形成されている貫
通孔10により形成される空間内には第1の配線回路パ
ターン2の端子2aが露呈することとなる。なお、この
とき、ダミー基板8として通常の絶縁基板を使用し、接
着シートを介在させて第1及び第2の絶縁基板1,3を
積層するようにしても良い。
【0051】続いて、上記のように積層された絶縁基板
を厚さ方向に加圧しながら加熱し、接着剤層23a,2
3bを接着層とし、第1及び第2の絶縁基板1,3をダ
ミー基板8を介して接着する。
【0052】次いで、図4に示すように、第2の絶縁基
板3,ダミー基板8,第1の絶縁基板1を貫通し、スル
ーホールとなる複数の貫通孔24を所定の位置にドリル
孔開け等の手段により形成する。このとき、貫通孔24
が接着層7a,7bも貫通することは言うまでもない。
【0053】さらに、貫通孔24内にメッキを行い、図
5に示すように、第2の絶縁基板3,ダミー基板8,第
1の絶縁基板1を貫通し、導電層22,第1の配線回路
パターン2,導電層21を導通するスルーホール12を
形成する。
【0054】次に、最外層となっている導電層21,2
2を所定形状に加工し、図6に示すように複数のランド
部4aを有する第2の配線回路パターン4と第3の配線
回路パターン5を形成する。この結果、第1の配線回路
パターン2の各端子2aと第2の配線回路パターン4の
各ランド部4aが各スルーホール12によりそれぞれ接
続されることとなり、第3の配線回路パターン5も第1
及び第2の配線回路パターン2,4にスルーホール12
により接続されることとなる。
【0055】さらに、最上層となる第2の配線回路パタ
ーン4のランド部4a以外の保護すべき部分にソルダー
レジスト層14aを形成するとともに、最下層となる第
3の配線回路パターン5の上にもこれを覆うようなソル
ダーレジスト層14bを形成する。
【0056】続いて、図6中に示すような第2の絶縁基
板3の一主面3a側から第2の絶縁基板3を貫通し、ダ
ミー基板8の貫通孔10と連通するような貫通孔をルー
ターを用いた機械加工により形成する。
【0057】その結果、図7に示すように、第2の絶縁
基板3にダミー基板8の貫通孔10に連通する貫通孔9
が形成され、これら貫通孔9,10により第1の配線回
路パターン2の端子2aが露呈することとなる。
【0058】上記のように第2の絶縁基板3を貫通する
貫通孔9を形成する場合、第2の絶縁基板3の加工深さ
を第2の絶縁基板3の厚さよりも深く設定するようにす
る。このようにすれば、除去されるべき第2の絶縁基板
3が残存することがない。さらに、本例の多層プリント
配線板においては、貫通孔10を有するダミー基板8を
配していることから、加工深さが第2の絶縁基板3の厚
さよりも深くてもダミー基板8の厚さの範囲に納まる。
従って、加工深さにばらつきがあってもダミー基板8に
吸収されることとなり、結果的に深さの均一な貫通孔9
が形成されることとなる。
【0059】続いて、図8に示すように第2の絶縁基板
3及びダミー基板8に形成される貫通孔9,10よりも
小径で、端子2aを欠損することのないような第1の絶
縁基板1を貫通する貫通孔11を形成する。この貫通孔
11はルーターを使用して外形に沿って切削除去して形
成する、或いはプレス加工により打ち抜いて形成するよ
うにすれば良い。
【0060】最後に、第1の絶縁基板1の一主面1b側
に図1中に示すように接着層15を介して銅やタングス
テン合金等よりなる板材である放熱板6を接着し、図1
に示すような多層プリント配線板を完成する。
【0061】本例の多層プリント配線板においては、第
1の絶縁基板1と第2の絶縁基板3の間に貫通孔10を
有するダミー基板8を配し、この状態で第2の絶縁基板
3の貫通孔9を形成するようにしていることから、貫通
孔9形成時の加工深さのばらつきがダミー基板8に吸収
され、結果的に深さが均一で形状も良好な貫通孔9が容
易に形成されることとなる。従って、本例の多層プリン
ト配線板においては、製造が容易であり、貫通孔の形状
も良好である。
【0062】本発明を適用した多層プリント配線板とし
ては、上述のような構成のものの他、以下に示すような
構成もののも挙げられる。
【0063】すなわち、上述の多層プリント配線板と略
同様の構成を有し、図9に示すように、ダミー基板8の
第2の絶縁基板3側の一主面8aに第4の配線回路パタ
ーン31が形成され、第1の絶縁基板1の一主面1aの
裏面1b側に、最外層となる一主面32a側に第5の配
線回路パターン30の形成される第3の絶縁基板32が
接着層33により接着され、5層の配線回路パターンの
形成された構成のものも挙げられる。
【0064】このとき、第3の絶縁基板32にも第1の
絶縁基板1の貫通孔11と同径の貫通孔34が形成され
ている。そして当然のことながら、放熱板6は接着層1
5を介して第3の絶縁基板32に接着されることとな
る。
【0065】なお、このように5層の配線回路パターン
を形成する場合、第2の絶縁基板3とダミー基板8の間
に形成される第4の配線回路パターン31は第2の絶縁
基板3とダミー基板8のどちらに形成するようにしても
良く、第1の絶縁基板1と第3の絶縁基板32の間に形
成されることとなる第3の配線回路パターン5は第1の
絶縁基板1と第3の絶縁基板32のどちらに形成するよ
うにしても良い。
【0066】また、図10に示すような構成のものも挙
げられる。すなわち、図10に示すように、図1に示し
た構成の多層プリント配線板の第1の絶縁基板1とダミ
ー基板8の間に第3の絶縁基板35をダミー基板36を
介して挟み込み、これら第3の絶縁基板35とダミー基
板36により図1に示した多層プリント配線板の貫通孔
により形成される空間よりも段差を1段多く有する空間
が形成される構成のものも挙げられる。
【0067】この多層プリント配線板においては、図1
に示した多層プリント配線板と同様に、第2の絶縁基板
3及びダミー基板8には第1の絶縁基板1の第1の配線
回路パターン2のランド部2aを露呈させるような貫通
孔9,10がそれぞれ形成されており、第1の絶縁基板
1には放熱板6の一部を露呈させるような貫通孔11が
形成されており、第1の絶縁基板1とダミー基板8に挟
まれる第3の絶縁基板35とダミー基板36には貫通孔
9,10よりも小径で貫通孔11よりも大径の貫通孔3
7,38がそれぞれ形成されている。
【0068】従って、この多層プリント配線板において
は、貫通孔9,10により第3の絶縁基板35に形成さ
れる第4の配線回路パターン39の一部が露呈するよう
になされ、貫通孔37,38により第1の絶縁基板1に
形成される第1の配線回路パターン2のランド部2aが
露呈するようになされ、貫通孔9,10,37,38,
11により2段の段差部を有する空間が形成されること
となる。
【0069】また、この多層プリント配線板において
は、ダミー基板8,36にも第5及び第6の配線回路パ
ターン40,80が形成されており、第1及び第2,3
の絶縁基板1,3,35に形成されている配線回路パタ
ーンと合わせて、都合6層の配線回路パターンが形成さ
れていることとなる。
【0070】これらの多層プリント配線板においても、
第1及び第2の絶縁基板1,3の間に貫通孔10を有す
るダミー基板8を介在させていることから、第2の絶縁
基板3に均一な深さの貫通孔を形成することが可能であ
り、製造が容易となり、貫通孔の形状も良好となる。
【0071】さらに、本発明を適用した多層プリント配
線板としては、フレキシブルプリント配線板の中央を残
して両端部をリジットプリント配線板により挟み込むよ
うにし、フレキシブルプリント配線板部分において湾曲
させることが可能となされている多層プリント配線板に
適用した例も挙げられる。
【0072】すなわち、例えば、図11に示すように、
湾曲可能な第1の絶縁基板41の一主面41aに第1の
配線回路パターン42が形成され、該第1の配線回路パ
ターン42を保護する保護層43の形成されたフレキシ
ブルプリント配線板44の中央を残した両端側の一主面
41a側に、ダミー基板45を介して一主面46aに第
2の配線回路パターン47の形成される第2の絶縁基板
47が積層され、フレキシブルプリント配線板44の中
央を残した両端側の一主面41aの裏面41b側に、ダ
ミー基板48を介して一主面49aに第3の配線回路パ
ターン50の形成される第3の絶縁基板49が積層され
てなる多層プリント配線板が挙げられる。
【0073】この多層プリント配線板においては、フレ
キシブルプリント配線板44の中央を除いた両端部が、
ダミー基板45と第2の絶縁基板46により構成された
リジットプリント配線板51とダミー基板48と第3の
絶縁基板49により構成されたリジットプリント配線板
52により挟み込まれることとなり、フレキシブルプリ
ント配線板44の残された部分が湾曲可能となされてい
る。
【0074】また、この多層プリント配線板において
は、多層プリント配線板44とダミー基板45の間、ダ
ミー基板45と第2の絶縁基板46の間にはこれらを接
着する接着層53,54がそれぞれ形成されている。さ
らに、多層プリント配線板44とダミー基板48の間、
ダミー基板48と第3の絶縁基板49の間にもこれらを
接着する接着層55,56がそれぞれ形成されている。
【0075】さらに、この多層プリント配線板において
は、第2の配線回路パターン47,第1の配線回路パタ
ーン42,第3の配線回路パターン50をそれぞれ導通
する複数のスルーホール57が所定の位置に形成されて
いる。
【0076】さらには、最外層となる第2及び第3の配
線回路パターン47,50の保護すべき部分の上にはソ
ルダーレジスト層58a,58bがそれぞれ形成されて
いる。
【0077】このような多層プリント配線板は以下のよ
うにして製造される。すなわち、先ず、図12に示すよ
うに第1の絶縁基板41の一主面41aに第1の配線回
路パターン42が形成され、その上に保護層43の形成
されるフレキシブルプリント配線板44を用意する。
【0078】さらに、一主面46aに第2の配線回路パ
ターンを形成するための導体層59の形成された第2の
絶縁基板46、フレキシブルプリント配線板44の中央
に対応する位置に貫通孔60の形成されるダミー基板4
5と、ダミー基板45の貫通孔60に対応する位置に貫
通孔61,62をそれぞれ有する2枚の接着シート6
3,64を用意する。
【0079】そして、上記フレキシブルプリント配線板
44の第1の絶縁基板41の一主面41a側に接着シー
ト64,ダミー基板45,接着シート63,第2の絶縁
基板46を順次積層する。
【0080】一方のフレキシブルプリント配線板44の
第1の絶縁基板41の裏面41b側においても同様であ
り、ダミー基板48に形成される貫通孔65に対応する
位置に貫通孔66を有する接着シート68、ダミー基板
48、接着シート68と同様に貫通孔67を有するダミ
ー基板69、一主面49aに第3の配線回路パターンを
形成するための導体層70が形成された第3の絶縁基板
49を順次積層する。なお、上記第2及び第3の絶縁基
板46,49としては、片面銅貼り絶縁基板を使用すれ
ば良い。
【0081】次に、これらを厚さ方向に加圧しながら加
熱し、接着シート63,64,68,69を接着層と
し、図13に示すように第2の絶縁基板46とダミー基
板45の間、ダミー基板45とフレキシブルプリント配
線板44の間、フレキシブルプリント配線板44とダミ
ー基板48の間、ダミー基板48と第3の絶縁基板49
の間を接着層54,53,55,56によりそれぞれ接
着する。そしてこのとき、貫通孔60,61,62によ
り形成された空間内、貫通孔65,66,67により形
成された空間内にはフレキシブルプリント配線板44の
中央部が露呈することとなる。
【0082】次に、図14に示すように、第2の絶縁基
板46、ダミー基板45、フレキシブルプリント配線板
44、ダミー基板48、第3の絶縁基板49を貫通し、
内壁に導電材がメッキされた複数のスルーホール57を
形成する。さらに、導電層を所定形状に加工して第2の
配線回路パターン47と第3の配線回路パターン50を
形成する。
【0083】その結果、第2の配線回路パターン47、
第1の配線回路パターン42、第3の配線回路パターン
50間がスルーホール57により接続されることとな
る。また、最外層となる第2の配線回路パターン47及
び第3の配線回路パターン50の保護すべき部分にソル
ダーレジスト層58a,58bをそれぞれ形成する。
【0084】そして最後に、図14中に示すような第2
の絶縁基板46の一主面46a側から第2の絶縁基板4
6を貫通し、ダミー基板45の貫通孔60と連通するよ
うな貫通孔を形成するとともに、第3の絶縁基板49の
一主面49a側から第3の絶縁基板49を貫通し、ダミ
ー基板48の貫通孔65と連通するような貫通孔を形成
し、第2及び第3の絶縁基板46,49の不要な部分を
除去する。なお、上記貫通孔は前述のようにルーターを
使用した機械加工、プレス加工等により形成すれば良
い。また、このような多層プリント配線板においては、
上記のような不要部分の外形が直線をなすことが多いこ
とから、上記のような貫通孔の外形に沿ってV字状の溝
を形成することにより形成しても良い。
【0085】上記のように第2及び第3の絶縁基板4
6,49を貫通する貫通孔を形成する場合、第2及び第
3の絶縁基板46,49の加工深さを第2及び第3の絶
縁基板46,49の厚さよりも深く設定するようにす
る。このようにすれば、除去されるべき第2及び第3の
絶縁基板46,49が残存することがない。さらに、本
例の多層プリント配線板においては、貫通孔60,65
を有するダミー基板45,48を配していることから、
加工深さが第2及び第3の絶縁基板45,48の厚さよ
りも深くてもダミー基板45,48の厚さの範囲に納ま
り、加工深さにばらつきがあってもダミー基板45,4
8に吸収されることとなり、結果的に深さの均一な貫通
孔が形成されることとなる。
【0086】その結果、図11に示すようなフレキシブ
ルプリント配線板44の中央部を残して両端側がリジッ
トプリント配線板51,52により挟み込まれた構造の
多層プリント配線板が形成される。
【0087】本例の多層プリント配線板においては、第
2及び第3の絶縁基板46,49とフレキシブルプリン
ト配線板44の間に貫通孔60,65を有するダミー基
板45,48を配し、この状態で第2及び第3の絶縁基
板46,49の貫通孔を形成するようにしていることか
ら、貫通孔形成時の深さ方向のばらつきがダミー基板4
5,48に吸収され、結果的に深さが均一で形状も良好
な貫通孔が容易に形成されることとなる。従って、本例
の多層プリント配線板においては、製造が容易であり、
貫通孔の形状も良好である。
【0088】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の多層プリント配線板においては、第1の絶縁基板の
少なくとも配線回路パターン形成面上に上面となる面に
配線回路パターンが形成される第2の絶縁基板を積層す
る際に、これらの間に第2の絶縁基板に形成される貫通
孔の形成位置に対応する位置に貫通孔を有する少なくと
も1枚以上のダミー基板を挟み込むようにしているた
め、第2の絶縁基板に貫通孔を形成する場合の加工深さ
を第2の絶縁基板の厚さよりも深くすれば、厚さ方向の
ばらつきがダミー基板により吸収され、結果的に深さの
均一な貫通孔が容易に形成され、製造も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した多層プリント配線板の一例を
示す要部概略断面図である。
【図2】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、第1及び第2の絶
縁基板とダミー基板を用意する工程を示す要部概略断面
図である。
【図3】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、第1及び第2の絶
縁基板とダミー基板を積層する工程を示す要部概略断面
図である。
【図4】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、スルーホールを構
成する貫通孔を形成する工程を示す要部概略断面図であ
る。
【図5】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、スルーホールを形
成する工程を示す要部概略断面図である。
【図6】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、配線回路パターン
及びソルダーレジスト層を形成する工程を示す要部概略
断面図である。
【図7】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、貫通孔を形成し、
第1の配線回路パターンの端子を露呈させる工程を示す
要部概略断面図である。
【図8】本発明を適用した多層プリント配線板の一例の
製造方法を工程順に示すものであり、第1の絶縁基板に
貫通孔を形成する工程を示す要部概略断面図である。
【図9】本発明を適用した多層プリント配線板の他の例
を示す要部概略断面図である。
【図10】本発明を適用した多層プリント配線板のさら
に他の例を示す要部概略断面図である。
【図11】本発明を適用した多層プリント配線板のさら
に他の例を示す要部概略断面図である。
【図12】本発明を適用した多層プリント配線板のさら
に他の例の製造方法を工程順に示すものであり、フレキ
シブルプリント配線板、絶縁基板、ダミー基板を用意
し、積層する工程を示す要部概略断面図である。
【図13】本発明を適用した多層プリント配線板のさら
に他の例の製造方法を工程順に示すものであり、フレキ
シブルプリント配線板、絶縁基板、ダミー基板間を接着
する工程を示す要部概略断面図である。
【図14】本発明を適用した多層プリント配線板のさら
に他の例の製造方法を工程順に示すものであり、貫通孔
を形成する工程を示す要部概略断面図である。
【図15】従来の多層プリント配線板を示す要部概略断
面図である。
【図16】従来の多層プリント配線板の製造方法の一例
の一部を工程順に示すものであり、第1の絶縁基板上に
第2の絶縁基板を積層する工程を示す要部概略断面図で
ある。
【図17】従来の多層プリント配線板の製造方法の一例
の一部を工程順に示すものであり、外層となる配線回路
パターン及びスルーホールを形成する工程を示す要部概
略断面図である。
【図18】従来の多層プリント配線板の製造方法の一例
の一部を工程順に示すものであり、第1の絶縁基板を貫
通する貫通孔を形成する工程を示す要部概略断面図であ
る。
【図19】従来の多層プリント配線板の製造方法の他の
例の一部を工程順に示すものであり、第1の絶縁基板上
に第2の絶縁基板を積層する工程を示す要部概略断面図
である。
【図20】従来の多層プリント配線板の製造方法の他の
例の一部を工程順に示すものであり、外層となる配線回
路パターン及びスルーホールを形成する工程を示す要部
概略断面図である。
【符号の説明】
1,41 第1の絶縁基板 2,42 第1の配線回路パターン 3,46 第2の絶縁基板 4,47 第2の配線回路パターン 6 放熱板 8,45,48 ダミー基板 9,10,60,65 貫通孔 44 フレキシブルプリント配線板 49 第3の絶縁基板 50 第3の配線回路パターン 51,52 リジットプリント配線板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1の面には配線回路パター
    ンが形成される第1の絶縁基板を有し、この第1の絶縁
    基板の少なくとも第1の面上に、少なくとも上面となる
    面に配線回路パターンが形成される第2の絶縁基板を積
    層して有し、第2の絶縁基板の所定の位置に第1の絶縁
    基板の一部を露呈させるような貫通孔が設けられてなる
    多層プリント配線板において、 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板の間に、第2の絶縁基
    板の貫通孔に対応する位置に貫通孔を有する少なくとも
    1枚以上のダミー基板が挟み込まれてなることを特徴と
    する多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 第1の絶縁基板の第2の面側に放熱板が
    配されていることを特徴とする請求項1記載の多層プリ
    ント配線板。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁基板にも第2の絶縁基板の貫
    通孔に対応する位置に放熱板の一部を露呈させるような
    貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載
    の多層プリント配線板。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁基板がフレキシブルプリント
    配線板を構成し、第2の絶縁基板及びダミー基板がリジ
    ットプリント配線板を構成することを特徴とする請求項
    1記載の多層プリント配線板。
  5. 【請求項5】 第1の絶縁基板の第2の面側にも、少な
    くとも下面となる面に配線回路パターンが形成され、所
    定の位置に第1の絶縁基板の一部を露呈させる貫通孔が
    設けられる第3の絶縁基板が、上記貫通孔に対応する位
    置に貫通孔を有する少なくとも1枚以上のダミー基板を
    介して積層されていることを特徴とする請求項4記載の
    多層プリント配線板。
  6. 【請求項6】 第3の絶縁基板及びダミー基板がリジッ
    トプリント配線板を構成することを特徴とする請求項5
    記載の多層プリント配線板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329610B1 (en) 1997-06-03 2001-12-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Hybrid wiring board, semiconductor apparatus, flexible substrate, and fabrication method of hybrid wiring board
JP2002151854A (ja) * 2000-11-15 2002-05-24 Genesis Technology Kk 多層プリント配線板およびその製造方法
JP2007080857A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Fujikura Ltd 多層プリント配線板、多層プリント配線板の製造方法、及び電子装置

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