JP2008193001A - 金属コア多層プリント配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで熱衝撃環境下での信頼性の高い金属コア多層プリント配線板を提供する。
【解決手段】金属コアを含む導体層が少なくとも5層構造をなす金属コア多層プリント配線板であって、金属コア多層プリント配線板の厚さ方向を貫き任意の導体層との接続を取るべくこの任意の導体層間を銅めっき141により電気的に接続したスルーホール101か、内層導体同士を銅めっき241により電気的に接続したインナービアホール201の少なくとも何れか一方が形成され、スルーホール又はインナービアホールを構成するバイアホールに施された銅めっきに接する各絶縁層及び当該各絶縁層から流れ出た絶縁材の、当該バイアホールの銅めっきに連続して接する部分の厚さが0.8mm以下になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属コアを内部に有し、実装密度が高くかつ放熱性や量産性に優れた信頼性の高い金属コア多層プリント配線板に関する。
近年、例えば車両のエンジンルーム内や室内に装着される電気接続箱には、大電流の電気回路を形成するために3次元的に折れ曲がった金属導体からなるバスバーの代わりに、金属コアを含む厚肉の導体層を内部に備えた金属コアプリント配線板が用いられ、これらの基板を収容する電気接続箱の小型化を図っている。
そして、この金属コアプリント配線板の構造上、導体層が積層されたプリント基板において任意の導体層同士を接続する手段としてバイアホールが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
バイアホールの形成方法としては、プリント基板厚さ方向に貫通穴(スルーホール)をあけ、貫通穴壁面に厚さ20〜50μmの銅めっきを施し、任意の導体層間を電気的に接続する方法が一般的に用いられる。なお、プリント基板は、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させた熱硬化性の絶縁材料が用いられ、導体層として電解銅箔が用いられ、バイアホールには前述した銅めっきが施されている。
特開平8−162765号公報(第4−5頁、図1)
このような例えば車両に搭載される電子機器の性能が向上するに伴い、搭載する電子部品の大容量化、配線板自身の高密度化により放熱の必要性が増大しているため、放熱性に優れた金属コアを有する金属コア多層プリント配線板の必要性が高まっている。また、金属コア多層プリント配線板を搭載する電子機器は、従来のように良好な環境ばかりではなく、氷点下から高温度まで曝される厳しい環境下で使用される場合が増えている。特に車両のエンジンルームなどに搭載された電気接続箱等に収容され、過酷な冷熱衝撃環境下におかれる金属コア多層プリント配線板に関して、導体層間の電子回路を接続するスルーホールやインナービアホールには以下のような問題点がある。
具体的には金属コア多層プリント配線板は、多層プリント配線板に比べて厚さが厚くなるため、スルーホールやインナービアホールを形成する銅めっき層と絶縁層の接触長さが長くなる。
そして、銅めっき層と絶縁層とでは、それぞれの熱膨張率が異なるので、両者の熱膨張率の違いにより銅めっき層と絶縁層の境界において冷熱衝撃環境下の温度上昇により引っ張り応力が発生すると共に、温度下降により圧縮応力が発生する。このようにして、スルーホールやインナービアホールの銅めっき層は、冷熱衝撃環境下で温度の変動による熱応力による伸び縮みの繰り返しの応力疲労を受けるため、塑性歪が蓄積し破断が生じ電気抵抗の増加を招き、金属コア多層プリント配線板が熱サイクルの実用的な繰り返し回数まで耐えらない問題が生じる。
このような問題を回避するため従来から以下のような具体的対策がとられている。
第1の対策として、使用する絶縁層の樹脂の熱膨張率をスルーホールやインナービアホールに施された銅めっきの熱膨張率に合わせ、絶縁層が接した部分における銅めっきの熱応力の緩和を図ることである。しかしながら、熱膨張率の低い樹脂は高価でありかつ膨張率を低く抑えるために添加物が多く配合されているため加工性が著しく悪いので、このような対策は適切な対策とは言えない。
第2の対策として、スルーホールやインナービアホールに施された銅めっきの厚さを厚くして絶縁層に接した部分の銅めっきが熱応力に耐えるようにすることである。しかしながら、工程管理上煩雑になり、かつ製造コストが増加することになって適切な対策とは言えない。
本発明の目的は、低コストで熱衝撃環境下での信頼性の高い金属コア多層プリント配線板を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明にかかる金属コア多層プリント配線板は、
プリント配線板厚さ方向断面における導体層として、内部に金属コアを有すると共に、前記金属コアの両側に内側絶縁層を介して内層導体をそれぞれ1枚ずつ有し、かつ前記内層導体の両側に外側絶縁層を介して外層導体をそれぞれ1枚ずつ有することで前記金属コアを含む導体層が少なくとも5層構造をなす金属コア多層プリント配線板において、
前記金属コア多層プリント配線板には、当該金属コア多層プリント配線板の厚さ方向を貫き任意の導体層との接続を取るべく当該任意の導体層間を銅めっきにより電気的に接続したスルーホールか、前記内層導体同士を銅めっきにより電気的に接続したインナービアホールの少なくとも何れか一方が形成され、
前記スルーホール又はインナービアホールを構成するバイアホールに施された銅めっきに接する各絶縁層及び当該各絶縁層から流れ出た絶縁材の、当該バイアホールの銅めっきに連続して接する部分の厚さが0.8mm以下になったことを特徴としている。
金属コア多層プリント配線板がこのような構造を有することで、各絶縁層及び各絶縁層から流れ出た絶縁材の、バイアホールの銅めっきに連続して接する部分の厚さが薄くなり、熱サイクルによって銅めっきの部分に蓄積される歪エネルギーを低下させることができる。即ち、銅めっきとこれに接する各絶縁層や絶縁材が温度変化による膨張や縮みを繰り返すことで銅めっきが歪を受けても、温度サイクルの増加によりその歪が余り蓄積することがなく、銅めっきの疲労破断を生じ難くすることができる。
また、本発明の請求項2に記載の金属コア多層プリント配線板は、請求項1に記載の金属コア多層プリント配線板において、
前記金属コアに当該金属コア及び前記内層導体と電気的に絶縁されかつ前記バイアホールに施された銅めっきにのみ接続したダミーランドを設けたことを特徴としている。
金属コア多層プリント配線板が金属コアに形成したダミーランドを有することで、各絶縁層及び各絶縁層から流れ出た絶縁材の、バイアホールの銅めっきに接する部分の厚さをより積極的に薄くすることができ、熱サイクルによって銅めっきの部分に蓄積される歪エネルギーをより低下させることができる。即ち、銅めっきとこれに接する各絶縁層が温度変化による膨張や縮みを繰り返すことで銅めっきが歪を受けても、温度サイクルの増加によりその歪が余り蓄積することがなく、銅めっきの疲労破断を生じ難くすることができる。
また、本発明の請求項3に記載の金属コア多層プリント配線板は、請求項1又は請求項2に記載の金属コア多層プリント配線板において、
前記各絶縁層の厚さ方向の熱膨張係数が45ppm/℃以上であることを特徴としている。
請求項1又は請求項2に記載の金属コア多層プリント配線板を構成する各絶縁層にこのような厚さ方向の熱膨張係数をもたせることで、本発明の作用を十分に発揮することができる。
本発明によると、低コストで熱衝撃環境下での信頼性の高い金属コア多層プリント配線板を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板1を図面に基いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板1をスルーホール(貫通導通穴)101の中心軸線に沿って配線板の厚さ方向に切断した断面図である。なお、本発明に関する図面においては、説明の理解の容易化を図るために、導体層を図中右上がりのハッチングで示し、絶縁層を図中波線のハッチングで示し、絶縁層から流れ出て隣接する空間に充填された樹脂材を図中右下がりのハッチングで示している。また、銅めっきは太い実線で示している。
本発明の第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板1は、図1に示すように、内部に厚さ200μm程度の金属コア111を有すると共に、金属コア111の両側に(図中上下に)厚さ150μm程度の内側絶縁層121,122を介して厚さ150μm程度の内層導体112,113をそれぞれ1枚ずつ有し、かつ内層導体112,113の両側に(図中上下に)厚さ150μm程度の外側絶縁層123,124を介して外層導体114,115をそれぞれ1枚ずつ有した構成を備えることで、金属コア111を含む導体層が5層構造をなす金属コア多層プリント配線板となっている。
なお、金属コア111、内層導体112,113、外層導体114,115は銅箔でできており、内側絶縁層121,122及び外側絶縁層123,124は熱膨張係数が45ppm/℃以上のガラスエポキシ樹脂でできている。
また、金属コア多層プリント配線板1には、プリント配線板の厚さ方向を貫くスルーホール101が形成されている。そして、スルーホール101の内面全体には厚さ50μm程度の銅めっき141が施され、図中上下の外層導体114,115と上下の内層導体112を銅めっき141により電気的に接続している。また、スルーホール101の一部が金属コア111を貫通し、金属コア111の一部がダミーランド111Aとしてスルーホール101の銅めっき141と電気的に接続されている。また、金属コア111には、図2に示すように、ダミーランド111Aをこの周囲の金属コア本体111Bと画成するために略1/4円弧状をなす4つの切欠きであって、隣接する各切欠き同士の端部同士が僅かな距離で離間している4つの切欠き穴111a〜111dが予めエッチング等により形成されている。そして、この切欠き穴111a〜111dには内側絶縁層121,122から流れ出たエポキシ樹脂からなる絶縁材で充填されている(図2では図示せず)。
また、各切欠き穴111a〜111dの隣接する端部には、図3に示すように、この隣接する端部を除去して切欠き穴111a〜111dの各端部を繋ぐような大きさの非導通穴134〜137が形成されている。非導通穴134〜137は、金属コア111と内層導体112,113の間に形成された内側絶縁層121,122を貫きかつ外側絶縁層123,124から流れ出たエポキシ樹脂からなる絶縁材で充填されている。
このように、スルーホール101と銅めっき141により電気的に接続された金属コア111の穴周辺部分はダミーランド111Aを形成している。そして、ダミーランド111Aは、金属コア111の4つの切欠き穴111a〜111d及び非導通穴134〜137によりその周囲の金属コア本体111Bと絶縁することで、ダミーランド111Aをこの周囲の金属コア本体111Bと分離して電気的に別回路を形成している。
なお、2つの内層導体112,113は、図1の断面図では図示しない所定の回路パターンとして構成され、それぞれ内側絶縁層と外側絶縁層間に延在している。
また、内層導体112,113の所定位置には上述した非導通穴134〜137が形成されている。非導通穴134〜137には、内層導体112,113と外側絶縁層123,124との間に空間が形成され、この空間は外側絶縁層123,124から流れ出たエポキシ樹脂からなる絶縁材で充填されている。
金属コア多層プリント配線板1が上述の構成を有することから明らかなように、内側絶縁層121,122及び外側絶縁層123,124の、スルーホール101の銅めっき141に連続して接する部分の厚さ(図1中、X1,X2参照)は150μmであり0.8mm(800μm)よりかなり薄くなっている。
続いて、本発明の第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板1の具体的な作用について説明する。金属コア多層プリント配線板1がこのような構造を有することで、スルーホール101の銅めっき141に連続して接する各絶縁層の厚さが0.8 mm以下と薄くなり、銅めっき141のこの部分における熱サイクルによって蓄積される歪エネルギーを低下させることができる。即ち、銅めっき141とこれに接する各絶縁層が温度変化による膨張や縮みを繰り返すことで銅めっき141が歪を受けても、温度サイクルの増加によりその歪が余り蓄積することがなく、銅めっき141の疲労破断を生じ難くすることができる。なお、本発明において各絶縁層のスルーホールに連続して接する部分の厚さが0.8 mm以下とすることを必須の構成要件とする理由については、後の実施例において詳細に説明する。
続いて、上述の実施形態に関連する金属コア多層プリント配線板の製造方法を図4に基づいて説明する。なお、この図4に基づく製造方法の説明においては、ダミーランド111Aが金属コア111に形成されている点で上述の実施形態と共通するが、スルーホール近傍の内層導体112,113のパターンについては、図1に示す上下の内層導体112,113と若干異なっている。
この金属コア多層プリント配線板を製造するにあたって、図4(a)に示すように、最初に金属コア111と内層導体113をなすCCL(Copper clad laminate:銅張積層板)をエッチングする。このとき、金属コア111のダミーランド111Aになる部分を形成するために、略1/4円弧状の切欠きであって、隣接する端部がわずかな間隔を有する切欠き穴111a〜111dができるようにエッチングする(図2参照)。この際、隣接する各切欠き穴間を繋ぐブリッジ状の接続部を残してエッチングする。
次いで、図4(b)に示すように、反対側の内層導体、即ち上側の内層導体112をなすCCLを積層して加圧プレスする。この際、内側絶縁層121,122から流れ出た絶縁材が金属コア111と内側絶縁層121,122との間に形成された空間に充填される。そして、上側の内層導体112をエッチングして必要な箇所を残す。
次いで、上下の内層導体を貫通する非導通穴134〜137(図3参照)をドリル等で開けることで金属コア111の略1/4円弧状の切欠き穴間を連結するブリッジ状の接続部を除去する。
次いで、上下の内層導体112,113にそれぞれ外層導体114,115をなすCCLを積層して加圧プレスする。この加圧プレスによって外側絶縁層123,124から流れ出た樹脂が内層導体112,113と外側絶縁層123,124との間に形成された空間に充填される。
次いで、上下の外層導体間をドリル等で貫通してスルーホール用の貫通穴を開ける(図4(c)参照)。
次いで、外層導体114,115の周囲に銅めっき141を施すと共に、スルーホール用の貫通穴の内側面にも銅めっき141を施してスルーホール101を完成させる。
これによって、スルーホール101の周囲に金属コア111のダミーランドを形成する。また、エッチングにより外層導体114,115に所定のパターンを形成してメタルコア多層プリント配線板を完成させる(図4(d)参照)。
図4(d)の場合は、金属コア111にダミーランド111Aが形成されると共に、上側の内層導体112と上下の外層導体114,115がスルーホールで接続され、金属コア111のダミーランドでスルーホールが補強されていることが分かる。
続いて、この第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板の変形例について説明する。なお、上述の金属コア多層プリント配線板と同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。この変形例にかかる金属コア多層プリント配線板1’は、第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板1とは異なり、金属コア111(図5では図示せず)にダミーランドが形成されておらず、下側の内層導体113のみがスルーホール101の銅めっき141に接している。
即ち、スルーホール101の銅めっき141は内層導体113の一方のみに接すると共に、それ以外の部分には金属コア多層プリント配線板1’の加圧成型時において金属コア111や内層導体112,113に形成された空間が内側絶縁層121,122及び外側絶縁層123,124から流れ出たエポキシ樹脂からなる絶縁材131,132で充填されてこのエポキシ樹脂が銅めっき141に接している。そして、スルーホール101の銅めっき141に接する下側の内層導体より上側であって内側絶縁層及び外側絶縁層並びにこの絶縁層間に充填した絶縁材からなる、スルーホール101の銅めっき141に連続して接する部分の厚さY1は0.8mm以下になっている。また、下側の外側絶縁層124は150μm程度の厚さを有している。
金属コア多層プリント配線板1’がこのような構造を有することで、下側の内層導体113より上側に積層され、内側絶縁層121,122及び外側絶縁層123並びにこの絶縁層間に充填した絶縁材からなる、スルーホール101に連続して接する部分の厚さY1は0.8mm以下と薄くなり、熱サイクルによって銅めっき141のこの部分に蓄積される歪エネルギーを低下させることができる。即ち、銅めっき141とこれに接する各絶縁層121〜123及びこの各絶縁層間に充填された絶縁材が温度変化による膨張や縮みを繰り返すことで銅めっきが歪を受けても、温度サイクルの増加によりその歪が余り蓄積することがなく、銅めっきの疲労破断を生じ難くすることができる。
続いて、本発明の第2の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板2について説明する。なお、上述の金属コア多層プリント配線板1、1’と同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。図6は、本発明の第2の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板2をインナービアホール201の中心軸線に沿って配線板の厚さ方向に切断した断面図である。
本発明の第2の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板2は、図6に示すように、内部に厚さ200μmの金属コア211を有すると共に、金属コア211の両側(図中上下)に厚さ150μmの内側絶縁層221,222を介して厚さ150μmの内層導体212,213をそれぞれ1枚ずつ有し、かつ内層導体212,213の両側に厚さ150μmの外側絶縁層223,224を介して外層導体214,215をそれぞれ1枚ずつ有した構成を備えることで、金属コア211を含む導体層が5層構造をなす金属コア多層プリント配線板となっている。
また、金属コア多層プリント配線板2には、内層導体同士を銅めっき241により電気的に接続されたインナービアホール(内部導通穴)201が形成され、インナービアホール201は銅めっき241により金属コア211のダミーランド211A及び上下の内層導体212,213に接続されている。そして、インナービアホール201と銅めっき241により接続された金属コア211のダミーランド211Aは、ここでは詳細には図示しないが、金属コアに形成され図2に対応する4つの切欠き穴と、金属コア211と内層導体212,213、内側絶縁層221,222を貫く4つの非導通穴(第1の実施形態における非導通穴134〜137に対応)により絶縁を取ることでインナービアホール201の銅めっき241と接した金属コア211のダミーランド211Aをその周囲の金属コア本体(図6では図示せず)と分離させる。また、ダミーランド211Aその周囲の金属コア本体及び内層導体の間に形成された空間には内側絶縁層221,222及び外側絶縁層223,224として用いられているガラスエポキシ樹脂から流れ出たエポキシ樹脂のみが充填されている。なお、内層導体212,213は、図6の断面図では図示しない所定の回路パターンとして構成され、それぞれ内側絶縁層と外側絶縁層間に延在している。
金属コア多層プリント配線板2がこのような構造を有することで、インナービアホール201の銅めっき241に連続して接する各絶縁層の厚さが0.8 mm以下と薄くなり、銅めっき241のこの部分における熱サイクルによって蓄積される歪エネルギーを低下させることができる。即ち、銅めっき241とこれに接する各絶縁層が温度変化による膨張や縮みを繰り返すことで銅めっき241が歪を受けても、温度サイクルの増加によりその歪が余り蓄積することがなく、銅めっき241の疲労破断を生じ難くすることができる。
続いて、この第2の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板の変形例について説明する。なお、上述の金属コア多層プリント配線板と同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。この変形例にかかる金属コア多層プリント配線板2’は、図7に示すように、第2の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板2とは異なり、金属コア(図7には図示せず)にダミーランドが形成されておらず、インナービアホール201に施された銅めっき241には上下の内層導体212,213が接すると共に、それ以外の部分にはガラスエポキシ樹脂からなる内側絶縁層221,222及び金属コア多層プリント配線板2’の加圧成型時において内側絶縁層及び内側絶縁層から流れ出て金属コアに形成された空間に充填されたエポキシ樹脂からなる絶縁材231が接している。なお、内層導体212,213は、図7の断面図では図示しない所定の回路パターンとして構成され、それぞれ内側絶縁層と外側絶縁層間に延在している。そして、インナービアホールの銅めっきの外側に接する内側絶縁層221,222及びこの絶縁層間に充填した絶縁材からなるスルーホールの銅めっきに連続して接する部分の厚さ(図7のU1参照)は0.8mm以下になっている。
金属コア多層プリント配線板2’がこのような構造、即ち内側絶縁層221,222及びこの絶縁層間に充填した絶縁材231によって形成される、インナービアホール201に施された銅めっき241の外側に連続して接する部分の厚さ0.8mm以下と薄くなることで、銅めっき241のこの部分に熱サイクルによって蓄積される歪エネルギーを低下させることができる。即ち、銅めっき241とこれに接する各内側絶縁層221,222が温度変化による膨張や縮みを繰り返すことで銅めっき241が歪を受けても、温度サイクルの増加によりその歪が余り蓄積することがなく、銅めっき241の疲労破断を生じ難くすることができる。
なお、本発明にかかる金属コア多層プリント配線板は、本発明の作用を発揮するものであれば必ずしも上述の各実施形態及びその変形例における構成要素の組み合わせに限定されず、金属コアを含む導体層が6層以上の構造をなす金属コア多層プリント配線板であっても良いことは言うまでもない。
また、本発明にかかる金属コア多層プリント配線板を製造するにあたって、CCLを必ずしも使用する必要はなく、銅箔と絶縁樹脂層とをそれぞれ積層させても良いことは言うまでもない。
以下、本発明の有用性を評価する評価試験を行なったので、この試験内容と試験結果について説明する。評価試験には、以下の寸法を有する金属コア多層プリント配線板のうち本発明の構成を有する金属コア多層プリント配線板としてスルーホールやインナービアホール(バイアホール)の銅めっきに連続して接する絶縁層の厚さが0.5mmのものを第1実施例とし、バイアホールの銅めっきに連続して接する絶縁層の厚さが0.8mmのものを第2実施例とした。一方、従来の構成を有する金属コア多層プリント配線板であってバイアホールの銅めっきに連続して接する絶縁層の厚さが1.0mmのものを第1比較例とし、バイアホールの銅めっきに連続して接する絶縁層の厚さが2.0mmのものを第2比較例とした。
なお、この評価試験におけるスペックは具体的に以下の通りとした。
・絶縁材料の熱膨張係数は、厚さ方向45ppm/℃とし、
・ランドサイズについては、スルーホールやインナービアホールの径に0.4mmから1.0mmを加えた寸法とし、
・スルーホールやインナービアホールの銅めっきについては、合計厚さ50μmの硫酸銅めっきを使用し、
・スルーホールやインナービアホールの穴径としては、銅めっき後の内径0.3mm〜1.0mmとし、
・導体間の絶縁層厚さを0.2mmとし、
・金属コアの厚さを圧延銅箔0.2mm〜0.4mmとし、
・内層導体の厚さを電解銅箔0.07mmとし、
・外層導体の厚さを電解銅箔0.07mmとし、
・非導通孔の穴径を0.3mm〜1.0mmとした。
このような評価スペックのもと、信頼性試験条件として−40℃〜120℃の冷熱衝撃試験を行った。そして、判定基準としては、バイアホール導通抵抗値の変動10%以下のものを合格とし、バイアホール導通抵抗値の変動10%を超えるものを不合格とした。なお、導通抵抗値の変化率は、試験前の値と試験後の値の比を表している。
この評価試験結果を図8及び図9に示す。同図に示す評価試験結果から明らかなように、熱衝撃サイクル数が3000サイクルと大幅に増えても、絶縁層の厚さが0.8mm以下の金属コア多層プリント配線板の場合、電気抵抗率の変化がかなり抑えられていることが分かった。より具体的には、図8及び図9の評価試験結果から明らかなように、第1実施例及び第2実施例は、熱衝撃サイクル数が少なくとも3000サイクルまで信頼試験で合格しているのに対し、第1比較例は熱衝撃サイクル数が3000サイクルで不合格となり、第2比較例は熱衝撃サイクル数が1000サイクルで不合格となった。
そして、本評価試験に基づく知見により、金属コア多層プリント配線板の冷熱衝撃環境下でのスルーホールやインナービアホールの電気抵抗値の増加や破断に関しては、金属コア多層プリント配線板の厚み方向のスルーホールやインナービアホールに接触する絶縁層の長さに関連があることが明らかになった。
以上のことから、例えば車両の電気接続箱に使用される金属コア多層プリント配線板のように、最も過酷な使用条件では、冷熱衝撃試験3000サイクルを満足させることが求められており、このためには、スルーホールやインナービアホールの銅めっきに連続して接する絶縁層や絶縁層から流れ出た絶縁材の層の厚さを少なくとも0.8mm以下にしなければならないことが分かった。そのため、上述した第1の実施形態の変形例や第2の実施形態の変形にかかる構成を有する金属コア多層プリント配線板の構造が優れていることが分かった。
また、このようなバイアホールの銅めっきに連続して接する絶縁層や絶縁層から流れ出た絶縁材の層の厚さを0.8mm以下とできない場合、上述した第1の実施形態や第2の実施形態のような金属コアにダミーランドを設けた構造をとれば、かかる厚さを0.8mm以下にでき、電気抵抗値の増加や破断を免れることが分かった。
この場合、電気回路の一部をなす金属コアや内層導体をバイアホールの銅めっきにむやみに接続することは電気的な接続を乱すこととなるため、好ましくない場合にも生ずるが、上述の実施形態のような他の電気回路と電気的に接続していないダミーランドを設けることによりこの問題を回避して絶縁層の長さを無理なく0.8mm以下にすることができることが分かった。
以上説明したように、本発明によると放熱性に優れかつ過酷な冷熱衝撃環境に耐えられる金属コア多層プリント配線板を提供できた。
また、熱膨張率が銅めっきの熱膨張率に近い樹脂を絶縁層に適用することなしに安価な樹脂を用いて過酷な冷熱衝撃環境に耐えられる金属コア多層プリント配線板を製造できた。
また、スルーホールやインナービアホールを形成する銅めっきを手間が掛かり煩雑な厚付けすることなしに、過酷な冷熱衝撃環境に耐えられる金属コア多層プリント配線板を製造できた。
本発明の第1の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板をスルーホールの中心軸線に沿って配線板の厚さ方向に切断した断面図である。 図1に示した金属コア多層プリント配線板の金属コアの平面図である。 図1に示した金属コア多層プリント配線板のIII-III断面図である。 図1に示した金属コア多層プリント配線板の製造プロセスを説明する工程図である。 図1に示した金属コア多層プリント配線板の変形例を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる金属コア多層プリント配線板をインナービアホールの中心軸線に沿って配線板の厚さ方向に切断した断面図である。 図6に示した金属コア多層プリント配線板の変形例を図6に対応して示す図である。 本発明の評価試験において本実施例と比較例を比較した評価試験結果を示す表である。 本発明の評価試験において本実施例と比較例を比較した評価試験結果を示す特性図である。
符号の説明
1,1’,2,2’ 金属コア多層プリント配線板
101 スルーホール
111 金属コア
111a〜111d 切欠き穴
111A ダミーランド
111B 金属コア本体
112,113 内層導体
114,115 外層導体
121,122 内側絶縁層
123,124 外側絶縁層
134〜137 非導通穴
131,132 絶縁材
141 銅めっき
201 インナービアホール
211 金属コア
211A ダミーランド
212 内層導体
213 内層導体
214,215 外層導体
221,222 内側絶縁層
223,224 外側絶縁層
231 絶縁材
241 銅めっき

Claims (3)

  1. プリント配線板厚さ方向断面における導体層として、内部に金属コアを有すると共に、前記金属コアの両側に内側絶縁層を介して内層導体をそれぞれ1枚ずつ有し、かつ前記内層導体の両側に外側絶縁層を介して外層導体をそれぞれ1枚ずつ有することで前記金属コアを含む導体層が少なくとも5層構造をなす金属コア多層プリント配線板において、
    前記金属コア多層プリント配線板には、当該金属コア多層プリント配線板の厚さ方向を貫き任意の導体層との接続を取るべく当該任意の導体層間を銅めっきにより電気的に接続したスルーホールか、前記内層導体同士を銅めっきにより電気的に接続したインナービアホールの少なくとも何れか一方が形成され、
    前記スルーホール又はインナービアホールを構成するバイアホールに施された銅めっきに接する各絶縁層及び当該各絶縁層から流れ出た絶縁材の、当該バイアホールの銅めっきに連続して接する部分の厚さが0.8mm以下になったことを特徴とする金属コア多層プリント配線板。
  2. 前記金属コアに当該金属コア及び前記内層導体と電気的に絶縁されかつ前記バイアホールに施された銅めっきにのみ接続したダミーランドを設けたことを特徴とする、請求項1に記載の金属コア多層プリント配線板。
  3. 前記各絶縁層の厚さ方向の熱膨張係数が45ppm/℃以上であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の金属コア多層プリント配線板。
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