JPH08129206A - Ttl自動調光制御装置 - Google Patents

Ttl自動調光制御装置

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JPH08129206A
JPH08129206A JP6268672A JP26867294A JPH08129206A JP H08129206 A JPH08129206 A JP H08129206A JP 6268672 A JP6268672 A JP 6268672A JP 26867294 A JP26867294 A JP 26867294A JP H08129206 A JPH08129206 A JP H08129206A
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voltage
signal
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクト且つ低コストでマルチ調光機能を
実現し、フラッシュ内蔵タイプのカメラにおいてもマル
チ調光機能を搭載できるようにする。カメラのレリーズ
動作を高速化する。 【構成】 予備発光の前に電荷蓄積手段2の充電々圧V
mcを測定する。時間差測定手段8で予備発光開始信号
と予備発光停止信号との時間差tssを測定する。測定し
た充電々圧Vmcと時間差tssとに基づき発光手段3の
予備発光量を算定する。また、別の方法として、第1の
電圧測定手段7で予備発光の前の充電々圧Vmcを測定
し、第2の電圧測定手段10で予備発光の後の充電々圧
Vmcを測定し、予備発光前の充電々圧Vmcと予備発
光後の充電々圧Vmcとの差に基づき予備発光量を算定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムへの露光前
に予備発光を行ない、被写界の反射光分布情報を検出し
た結果に基づき、露光時の本発光の発光量を制御するT
TL自動調光制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラの閃光撮影において、いわゆるT
TL自動調光撮影は、次のようにその制御が行われる。
シャッターを開いた直後にフラッシュの発光を開始さ
せ、被写体からの反射光が撮影レンズを介してフィルム
の表面に達し、このフィルムの表面で反射した光をミラ
ーボックス内の光電変換手段で捉えて、フィルム感度に
よって定まる所定の増幅率で電気信号に変換する。その
信号をコンデンサで積分したものを所定の値と比較し
て、両者が等しくなった時点でフラッシュの発光を停止
させる。
【0003】また、近年さらに進化したTTL自動調光
制御方式である「TTLマルチ調光」の技術が、特開平
3−68928号公報に開示されている。この場合のT
TL自動調光撮影は次のようにその制御が行われる。被
写界を複数の領域に分割して測光可能な複数の光電変換
手段をフィルム面をにらむ位置に配置し、フォーカルプ
レーンシャッターを開く直前にフラッシュを予備発光さ
せて、その光による被写体像がシャッター幕表面で反射
した光を複数の光電変換手段でとらえ、その出力を個別
に積分したものを予備発光による各領域の被写界反射光
分布情報として検出する。
【0004】そして、この検出した各領域の被写界反射
光分布情報を所定のアルゴリズムによって演算処理する
ことによって、主要被写体にとって最適な露出となるよ
うな各分割領域に対する重み付けの度合を決定する。引
き続いてシャッターを開いた直後にフラッシュを本発光
させて、フィルム面で反射した光を前記と同じ複数の光
電変換手段でとらえ、その出力に対して予め決定された
重み付けを行なった上で加算して積分し、それを所定値
と比較することで決定されるタイミングでフラッシュの
発光を停止させ、本発光の調光を終了する。
【0005】前述の予備発光は、それによって被写界の
反射光分布情報を事前に検出するためのものであり、各
分割領域が本発光の際に重視すべき領域なのかどうかを
それによって判断するためのものである。そのために、
制御装置は予備発光として光らせた閃光の発光量(予備
発光量)を把握している必要があり、そのための具体的
な方策として次のような予備発光の方式(繰り返し発光
方式)が提案されている。
【0006】この繰り返し発光方式では、予備発光指示
信号を入力した時、フラッシュは、発光量があらかじめ
分かっている1発の小光量予備発光を行う。カメラの制
御装置は、予備発光指示信号を繰り返し出力し、各分割
領域の積分出力が適当なレベルに達した時点で予備発光
の指示を停止する。カメラの制御装置は、予備発光を指
示した回数をカウントしておき、その数とあらかじめ分
かっている1発あたりの予備発光量とから予備発光の総
発光量を求める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、繰り返
し発光方式とすると、小光量予備発光を繰り返し行うた
めの制御回路がかなり複雑になり、そのためのスペース
やコストがカメラセットのコンパクト化や低コスト化を
阻害する要因となる。特に、フラッシュを内蔵するカメ
ラボディを設計する場合には、この問題は致命的であ
る。このため、フラッシュ内蔵タイプのカメラでは、T
TLマルチ調光機能を搭載することができないという問
題があった。
【0008】また、繰り返し発光方式による予備発光
は、被写界の状況によっては回数が多くなってしまうと
いうことと、各回の時間間隔はフラッシュの回路都合な
どによりある所定時間よりも短くできないということか
ら、かなりの長時間、例えば3ms程度になってしま
う。このため、ミラーアップ完了からシャッターの先幕
を解放するまでの時間、ひいてはカメラのレリーズ動作
を高速化できないという問題点も含んでいた。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、コンパクト
且つ低コストでマルチ調光機能を実現することができ、
またカメラのレリーズ動作を高速化することの可能なT
TL自動調光制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、フィル
ムへの露光前に予備発光を行ない、被写界の反射光分布
情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光量
を制御するTTL自動調光制御装置において、図1
(a)に示すように、電源の電圧を昇圧する昇圧手段1
と、この昇圧手段1によって昇圧された電圧によって充
電され電荷を蓄える電荷蓄積手段2と、この電荷蓄積手
段2に蓄積された電荷を放電することにより閃光を発す
る発光手段3と、予備発光の前に電荷蓄積手段2の充電
々圧を測定する電圧測定手段7と、発光手段3に予備発
光開始の信号を与える予備発光開始制御手段4と、発光
手段3に予備発光停止の信号を与える予備発光停止制御
手段5と、予備発光開始信号と予備発光停止信号との時
間差を測定する時間差測定手段8と、電圧測定手段7の
測定した充電々圧と時間差測定手段8の測定した時間差
とに基づき発光手段3の予備発光量を算定する予備発光
量決定手段9とを設けたものである。
【0011】第2発明(請求項2に係る発明)は、フィ
ルムへの露光前に予備発光を行ない、被写界の反射光分
布情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光
量を制御するTTL自動調光制御装置において、図1
(b)に示すように、電源の電圧を昇圧する昇圧手段1
と、この昇圧手段1によって昇圧された電圧によって充
電され電荷を蓄える電荷蓄積手段2と、この電荷蓄積手
段2に蓄積された電荷を放電することにより閃光を発す
る発光手段3と、予備発光の前に電荷蓄積手段2の充電
々圧を測定する第1の電圧測定手段7と、発光手段3に
予備発光開始の信号を与える予備発光開始制御手段4
と、発光手段3に予備発光停止の信号を与える予備発光
停止制御手段5と、予備発光の後に電荷蓄積手段2の充
電々圧を測定する第2の電圧測定手段10と、第1の電
圧測定手段7の測定した充電々圧と第2の電圧測定手段
10の測定した充電々圧との差に基づき発光手段3の予
備発光量を算定する予備発光量決定手段9とを設けたも
のである。
【0012】第3発明(請求項3に係る発明)は、第1
発明または第2発明において、予備発光停止制御手段5
を、被写界の反射光を測定し、これを積分した結果が所
定の基準値に達した時に予備発光停止信号を出力するも
のとして構成したものである。第4発明(請求項4に係
る発明)は、第1発明又は第2発明において、予備発光
停止制御手段5を、被写界の反射光を測定し、これを積
分した結果が所定の基準値に達した時に第1の信号を発
する手段と、予備発光開始信号が発せられてから所定の
時間を計時した時に第2の信号を発する手段と、第1の
信号および第2の信号の何れか一方が発せられた時点で
予備発光停止信号を出力する手段とから構成したもので
ある。
【0013】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
予備発光の前の充電々圧と予備発光開始から停止までの
時間とに基づき、予備発光量が算定される。第2発明で
は、予備発光の前の充電々圧と予備発光の後の充電々圧
との差に基づき、予備発光量が算定される。第3発明で
は、第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が
測定され、これを積分した結果が所定の基準値に達した
時に、予備発光停止信号が出力される。第4発明では、
第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が測定
され、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に
第1の信号が発せられ、予備発光開始信号が発せられて
から所定の時間を計時した時に第2の信号が発せられ、
第1の信号および第2の信号の何れか一方が発せられた
時点で予備発光停止信号が出力される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図2は本発明に係るTTL自動調光制御装置を搭載
してなるカメラの要部を示す構成図である。同図におい
て、81はカメラ本体、82は撮影レンズ、83は可動
ミラー、84a,84bは内レール、85は圧板、86
はフィルム、87はフォーカルプレーンシャッターの先
幕、88は裏蓋、89はカメラ本体81に備えられた内
蔵フラッシュ、91は光電変換手段、92は集光レンズ
である。
【0015】可動ミラー83が退避した図2の状態で、
撮影レンズ82を通過してきた光束Lが結像する位置
に、フィルム86が内レール84a、84bと圧板85
とで固定されている。先幕87は、撮影時以外フィルム
86の露光を許さないために、フィルム86の直前にあ
って、光を遮っている。露光中、すなわち先幕87が退
避状態にある時は、被写体からの光束Lは撮影レンズ8
2で屈折してフィルム86の表面に結像し、そのうちの
一部は反射して集光レンズ92、光電変換手段91に達
する。露光中でない時、すなわち先幕87が図2の位置
にある時は、被写体からの光束Lは撮影レンズ82で屈
折して先幕87の表面にほゞ結像し、そのうちの一部は
反射してやはり集光レンズ92、光電変換手段91に達
する。
【0016】図3は光電変換手段91と集光レンズ92
の構造を示す図である。光電変換手段91は、円形の受
光領域PD11とその両側に矩形を円弧で切り欠いた形状
の受光領域PD21,PD31,PD41,PD51とを備えて
なり、受光領域PD11〜PD51は同一平面上に配置され
ている。集光レンズ92は、3つのレンズ部分92a,
92b,92cを有する光学部材であり、レンズ部分9
2a,92b,92cは光電変換手段91の受光領域の
3つのブロックPDa,PDb,PDcに対応する上方
の位置に配置されている。
【0017】図4はフィルム面の開口領域93と光電変
換手段91,集光レンズ92の光学的な位置関係を図2
のA方向から見た図である。開口領域93を中央の円形
部93aと周辺を4分割した矩形部93b,93c,9
3d,93eの5領域に分割するとすると、図3に示し
た光電変換手段91の中央,左,右の3つのブロックP
Da,PDb,PDcは、それぞれ細かい破線,1点鎖
線,粗い破線に示されるように、集光レンズ92の3つ
のレンズ部分92a,92b,92cを経由して開口領
域93のそれぞれ中央,左半分,右半分をにらんでい
る。さらに、図3の光電変換手段91の5つの受光領域
PD11,PD21,PD31,PD41,PD51は、それぞれ
図4の開口領域93の領域93a,93b,93c,9
3d,93eと形状を一致させてあるので、5つの領域
の明るさを分割して測光する光電変換手段となってい
る。
【0018】図5はこのカメラに搭載された回路の要部
を示すブロック図である。同図において、11は測光・
調光回路、12はマイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンと言う)、50は内蔵フラッシュ回路部である。測光
・調光回路11の内部回路を図6に示す。本実施例で
は、図3に示した光電変換手段PD11,PD21,PD3
1,PD41,PD51として、フォトダイオードを使用し
ている。フォトダイオードPD11〜PD51はそれぞれ照
度に比例した光電流を出力する。フォトダイオードPD
11の出力する光電流は、基準電源E1を基準として、ダ
イオードD11の帰還をかけたOPアンプA11によって対
数圧縮された電圧出力に変換される。トランジスタQ11
とQ12は、この電圧をエミッタの電位とし、ゲイン設定
入力端子VG1からの入力電圧をベースの電位として、こ
の電位差によって決まるゲインで対数伸長されたコレク
タ電流を出力する。
【0019】トランジスタQ12のコレクタ電流は、トラ
ンジスタQ13,Q14のカレントミラー回路で反転され
て、コンデンサC11を充電する。コンデンサC11に充電
された電圧は、フォロワーアンプA12を介して、積分電
圧出力端子VO1に出力される。FET・Q15は、積分制
御信号入力端子ITGからの信号を受けて、コンデンサ
C11に蓄えられた電荷をすべて放電する。これらの動作
は、VO2〜VO5を積分電圧出力端子とする他の4つの測
光回路(チャンネル)に関しても同様である。
【0020】一方、トランジスタQ11〜Q51のコレクタ
電流は加算されて、コンデンサC1を充電する。このコ
ンデンサC1に充電された電圧は、コンパレータCP1
によって基準電圧E2と比較され、その関係が反転した
時にコンパレータCP1の出力は「L」レベルから
「H」レベルに反転し、出力端子STOPは「H」レベルか
ら「L」レベルに転ずる。FET・Q1は、積分制御信
号入力端子ITGからの信号を受けて、コンデンサC1
に蓄えられた電荷をすべて放電する。
【0021】マイコン12は、8ビットの出力ポートP
O(8)からデータバス41を介してD/A変換器21〜2
5にデータを出力しつつ、出力ポートPO7,PO8,PO9,
POA,POBの5端子から出力する選択信号によって各D
/A変換器21〜25に独立の電圧を設定する。D/A
変換器21〜25の出力電圧は、それぞれ測光・調光回
路11のゲイン設定入力端子VG1〜VG5に入力される。
測光・調光回路11の5つの積分電圧出力端子VO1〜V
O5はそれぞれ、マイコン12のA/D変換入力端子AD1
〜AD5に接続されている。マイコン12の出力ポートP
O1は積分制御信号入力端子ITGに接続されている。測
光・調光回路11の出力端子STOPは、マイコン12の時
間計測用入力ポートTI1と、内蔵フラッシュ回路部50
のIGBT・Qaのゲート端子に並列に接続されてい
る。また、時間計測用入力ポートTI1は、出力ポートP
O3にも接続されている。
【0022】35,36はカメラの駆動シーケンス上で
動く機械的スイッチであり、35はミラーアップ完了時
点でオンになるミラーアップスイッチ、36はシャッタ
ー全開時点でオンになるシンクロスイッチである。37
は撮影者がシャッターレリーズボタンを押した時にオン
するレリーズ起動スイッチである。以上3つのスイッチ
の信号は、それぞれマイコン12のプルアップ抵抗付き
入力ポートPI1〜PI3に接続されている。31,32は
それぞれ先幕,後幕の係止を保持するためのマグネット
であり、それぞれマイコン12の出力ポートPO5,PO6
からの信号をインターフェース33,34を介して駆動
が制御される。
【0023】内蔵フラッシュ回路部50は、電池BAT
と、閃光放電管51と、昇圧回路52と、抵抗R3,R
4,コンデンサCa,Cb,サイリスタSCR,トラン
スL1から成る発光起動回路53と、メインコンデンサ
Cmと、IGBT・Qaと、抵抗入りトランジスタQb
と、抵抗R1,R2とから構成されている。
【0024】昇圧回路52は、電池BATの電圧を端子
INに入力し、端子OUTから昇圧された電圧を出力す
る。この昇圧された電圧によりメインコンデンサCmが
充電され電荷が蓄積される。メインコンデンサCmの充
電々圧Vmcは抵抗R1とR2とによって分圧され、そ
の分圧電圧はマイコン12のA/D変換入力端子AD6へ
与えられる。また、メインコンデンサCmの充電々圧V
mcから、発光起動回路53が給電を受ける。マイコン
12の出力ポートPO2は、トランジスタQbのベースに
接続され、トランジスタQbのコレクタがサイリスタS
CRのゲートに接続されている。トランスL1の2次側
端子T2は、閃光放電管51のトリガ端子に接続されて
いる。閃光放電管51とIGBT・Qaとは、直列に接
続されている。そして、この閃光放電管51とIGBT
・Qaとの直列接続回路が、コンデンサCmに並列に接
続されている。
【0025】〔実施例1〕次に、この回路の動作を、図
7のタイミングチャートと図8のフローチャートを参照
しながら説明する。マイコン12は、レリーズ起動スイ
ッチ37がオンになると(図7(a)に示すt1 点:図
8に示す#1)、レリーズ動作を開始し、#2で先幕・
後幕の両マグネット31,32に通電すると同時に(図
7(d),(e)に示すt2 点)、#3で不図示の駆動
手段を駆動してミラーアップを開始させる(図7(b)
に示すt2 点)。そして、#4でミラーアップスイッチ
35がオンするのを待ち受けて、これがオンすると(図
7(c)に示すt3 点)、#5で端子AD6に入力される
電圧すなわちメインコンデンサCmの充電々圧Vmcに
比例する電圧をA/D変換し、これを変数Yとしてメモ
リに格納する。
【0026】次に、#6で測光・調光回路11の5つの
ゲイン設定電圧入力端子VG1〜VG5のすべてに同じ所定
の電圧を印加するべく、D/A変換を実行する(図7
(h)〜(l)に示すt4 点)。その上で、#7で測光
・調光回路11に対して端子ITGを「L」レベルにす
るべく、出力ポートPO1を「L」レベルに立下げて積分
開始を指示すると同時に(図7(m)に示すt5 点)、
出力ポートPO2を「L」レベルに立下げる(図7(n)
に示すt5 点)。
【0027】これによって、内蔵フラッシュ回路部50
では、出力ポートPO2からの「L」レベルに立下がる信
号を予備発光開始信号として、サイリスタSCRが導通
に転じ、メインコンデンサCmの充電々圧Vmcで充電
されたトリガコンデンサCbの両端の電位が、一気に充
電々圧Vmcの幅で変化する。すると、トランスL1の
働きにより、閃光放電管51のトリガ電極には数千ボル
トのトリガ電圧が印加され、閃光放電管51にはあらか
じめオン状態に維持してあるIGBT・Qaを通して放
電々流が流れ、図7(o)に示すt5 点の直後の発光波
形の様に閃光を開始する。
【0028】この後の測光・調光回路11の回路動作を
説明する。測光・調光回路11の各フォトダイオードP
D11〜PD51は被写界反射光を捉えて、その大きさに比
例した光電流を出力する。この後の回路動作をフォトダ
イオードPD11に関連する第1のチャンネルについて説
明すると、フォトダイオードPD11で発生した光電流は
OPアンプA11と帰還ダイオードD11によって対数圧縮
された電圧出力に変換され、この電位をエミッタとし、
ゲイン設定用入力端子VG1の電位をベースとするトラン
ジスタQ11,Q12によって再び対数伸長された電流出力
に変換され、結局トランジスタQ11,Q12のコレクタ電
流は光電流と比例関係を保ったままVG1の電位によって
決まるゲインで増幅され、図7(o)の発光波形と相似
形の出力電流波形を示す。
【0029】トランジスタQ12のコレクタ電流はトラン
ジスタQ13、Q14から成るカレントミラー回路によって
同じ値のソース電流に変換され、この電流が端子ITG
の「L」レベルへの立下りによって短絡状態から開放さ
れたコンデンサC11を充電する。コンデンサC11の充電
々圧はバッファアンプA12によって低インピーダンスの
電圧出力に変換されて積分電圧出力端子V01から出力さ
れる。この出力電圧は図7(t)に示すt5 点直後の波
形の様に立上り、これは光電流を所定のゲインで増幅し
たものを積分し、それをGND基準の電圧の形で表わし
たものである。第2以降のチャンネルに関しても被写界
反射光量が独立に変化するだけで、回路動作そのものは
同様である。
【0030】トランジスタQ11〜Q51には、ゲイン設定
入力端子VG1〜VG5にあらかじめ同じ電圧を与えてゲイ
ンが一定にしてあるので、同じゲインで光電流を増幅し
た電流が流れ、これによりコンデンサC1は各チャンネ
ルの光電流の総和を増幅した電流で充電される。このコ
ンデンサC1の端子電圧は図7(p)のC1積分電圧の
波形の様に変化し、この電圧が基準電圧E2を下回った
時にコンパレータCP1は出力を反転させて、STOP端子
は「H」レベルから「L」レベルに転じる(図7(q)
に示すt6 点)。
【0031】一方、マイコン12は、#7の直後から、
#8で入力ポートTI1に入力されるべき立下りエッジま
での時間を測定すべく、これを測定するためのタイマー
をリセットする。そして、#9で同じタイムソースを用
いて50μsが経過するのを待つ。これが経過すると#
10で出力ポートPO3を「H」レベルから「L」レベル
に転ずる(図7(r)に示すt7 点)。ワイヤード接続
された入力ポートTI1の信号は、測光・調光回路11
の端子STOPが「L」レベルを出力するタイミングとマイ
コン12の出力ポートPO3が「L」レベルを出力するタ
イミングの早い方のタイミングで「L」レベルに立ち下
がる。
【0032】これは、予備発光の閃光を、調光積分動作
によって最適な検出レベルに調節しようとしつつ、反射
光が少ない場合でも最大の発光量が所定の量を越えない
ように制限することを意味する。これにより、予備発光
による被写界の反射光分布を電気信号として捉える際の
ダイナミックレンジをより有効に使いつつ、本発光のた
めの放電エネルギーを確実に残すことができるようにな
る。
【0033】図7(s)に示すt6 点で入力ポートTI1
が「L」レベルに立ち下がると、これを予備発光停止信
号として、同じラインにゲート端子が接続されているI
GBT・Qaがターンオフし、閃光放電管51は発光を
停止する。マイコン12は、発光を開始させてから入力
ポートTI1が立ち下がるまでの時間(図7に示すtSS
を計測して所定のレジスタに記憶し、そのレジスタの内
容を変数Xとしてメモリに格納する(#11)。そし
て、#12で、変数Xを引数としてROMに記憶されて
いるテーブルを参照することにより、関数f1(X)を
求め、これをAとする。また、#13で、先に求めたメ
インコンデンサCmの充電々圧Vcmに関する変数Yを
引数として、テーブル参照により関数f2(Y)を求
め、これをBとする。そして、#14で、A*Bの乗算
により、予備発光量を算定する。
【0034】ここで、以上のような方法で予備発光量が
求められる原理を、図9,図10により説明する。図9
は横軸を時間t、縦軸を発光強度L(t)とし、図中の
曲線は、メインコンデンサにフルに充電したフラッシュ
をフル発光させた時にその発光強度が、時間と共にどの
ような推移をするかを示している。この形は閃光放電管
の種類により異なるものであるが、カメラに内蔵した場
合には閃光放電管の種類は固定であるので、その発光強
度の波形も決まっている。閃光放電管を発光中に発光停
止させた時に得られる発光量つまり発光エネルギーは、
次のように決まる。例えば、時刻t03で発光停止させた
場合は、図9でのハッチングを施した部分の面積S(t
03)、つまりその時刻から垂直に立てた直線と横軸と発
光強度の曲線によって囲まれた図形の面積がその発光に
よる発光量に比例する。
【0035】図10は図9と同じ座標上に、メインコン
デンサの充電々圧によって、時間t対発光強度L(t)
の曲線がどのように変化するかを示した図であり、例と
してVmcが330V、300V、270Vの3とおり
の曲線を記した。実線のVmc=330Vの場合の曲線
が、図9の曲線に一致する。原理的に閃光放電管の発光
エネルギーは、メインコンデンサの充電々圧の自乗に比
例するので図示するとこのようになる。従って、上記の
ように閃光放電管の発光中にその発光を停止させた場合
に得られる発光量も、メインコンデンサの充電々圧の自
乗に比例する。
【0036】以上のような原理に基づき、具体的に発光
量を算出する方法として図8のフローの算出方法を提示
した。すなわち、#12での関数f1(X)は、図9の
面積S(t)に比例する値を定義するものであり、実際
にこの関数値を求める手段としては、あらかじめこの特
性曲線から所定の時間の分解能ごとに面積S(t)に比
例する値f1(X)をデータテーブルとしてROMに書
き込んでおき、測定した発光時間Xを引数としてテーブ
ル参照することにより、まずフル充電だと仮定した場合
の発光量Aを導き出す。
【0037】そして、#13での関数f2(Y)は、発
光前に測定したメインコンデンサCmの充電々圧Vmc
に比例する値であるYに対して、Vmcの自乗とフル充
電々圧330Vの自乗の比、つまりフル充電時に対する
発光エネルギーの割合を与える関数である。マイコン1
2の処理としては実際には計算で求める代わりに、Yの
所定の分解能ごとにf2(Y)をデータテーブルとして
ROMに書き込んでおき、測定したYを引数としてテー
ブル参照することによりフル充電時に対する割合Bを導
き出す。そして、フル充電とした場合の発光量Aに現在
の充電々圧Vmcのフル充電時に対する割合を乗ずるこ
とで、予備発光量を算定する。
【0038】図8に戻り、フローチャートの続きの動作
を説明する。#14で予備発光量を算定した後、#15
で測光・調光回路11の各分割領域93a〜93eに対
する積分電圧であるマイコン12の端子AD1〜AD5の電
圧をA/D変換し、その結果をメモリに記憶する。この
記憶した内容が閃光照明のみの寄与による被写界反射光
分布情報になる。#16でその結果を所定のマルチパタ
ーン演算アルゴリズムに入力して、撮影のための本発光
時の各分割領域93a〜93eに対する重み付けの度合
いを決定する。このマルチパターン演算アルゴリズムの
内容については、例えば先に引用した特願平1−203
735号公報に開示したものが想定されるが、本発明の
主旨には直接関わってこないので省略する。
【0039】マルチパターン演算が終了すると、#17
で出力ポートPO1,PO2をともに「H」レベルに戻し
(図7(m),(n)に示すt8 点)、#18で出力ポ
ートPO3も「H」レベルに戻す(図7(r)に示すt8
点)。#19では#16で求めた各分割領域に93a〜
93e対する重み付けの度合いを反映させ、かつフィル
ム感度に対するゲインの調節を加味した上での、各チャ
ンネルに対するゲイン設定電圧を端子VG1〜VG5端子に
印加するべく、5チャンネルのD/A変換を実行する
(図7(h)〜(l)に示すt8 点)。これにより、よ
り重み付けの高い分割領域に関しては増幅率を高くした
電流を積分するように設定される。
【0040】次に#20において、実際のシャッターレ
リーズ動作を開始するべく、先幕マグネット31への通
電を解除する(図7(d)に示すt9 点)。これによ
り、先幕87が走行を開始する。#21で、シャッター
が全開した後のシンクロスイッチ36のオンを待ち、こ
れがオンしたら(図7(g)に示すt10点)、直ちに#
22で出力ポートPO1を「L」レベルに立下げて(図7
(m)に示すt10点)、測光・調光回路11の積分動作
を許可するとともに、出力ポートPO2も「L」レベルに
立下げて(図7(n)に示すt10点)、内蔵フラッシュ
回路部50に本発光の開始を指令する。これにより、内
蔵フラッシュ回路部50の閃光放電管51は、図7
(o)に示す発光波形のように発光を立上げる。
【0041】図7のt10点からt11点にかけての各部波
形のように、測光・調光回路11による調光動作が行わ
れる。すなわち、測光・調光回路11において、トラン
ジスタQ11〜Q51の重み付けが加味された伸長電流の総
和が積分コンデンサC1を充電する。これが所定の基準
電圧E2を下回った時にSTOP端子が「H」レベルから
「L」レベルに転じ(図7(q)に示すt11点)、内蔵
フラッシュ回路部50のIGBT・Qaは閃光放電管5
1の発光を停止させる(図7(o)に示すt11点)。
【0042】この時点で閃光放電管51を光源とする露
光は終了する。マイコン12は、#23で先幕マグネッ
ト31の通電を解除(図7(d)に示すt9 点)してか
らの時間を計時し、設定されたシャッター秒時が経過し
た時点で、#24で後幕マグネット32の通電を解除す
る(図7(e)に示すt12点)。また、即座に#25で
出力ポートPO1,PO2の両端子を「H」レベルに戻し、
#26で出力ポートPO3を「H」レベルに戻し、次の駒
のレリーズ動作に備える。後は不図示のシャッターチャ
ージ駆動手段、ミラーダウン駆動手段等を駆動すると、
図7(g)のt14点において各シーケンス関係のスイッ
チは元のオフ状態に復帰する。以上でシャッターレリー
ズ時の動作は終了し、再び#1のレリーズスイッチの入
力待ちに戻る。
【0043】〔実施例2〕図11は別の実施例の動作を
示すフローチャートである。基本的な処理の流れは第1
実施例と同じであり、各端子上に現れる波形は図7のタ
イミングチャートと全く同じになる。第1実施例と異な
る点は、予備発光の閃光時間を測定する代わりに、予備
発光の後にもメインコンデンサCmの充電々圧Vmcを
測定し、予備発光前後の電圧測定値を演算処理すること
により予備発光量を算定するところにある。
【0044】具体的には、図8の#8、#11〜#14
の処理がなくなり、代わりに予備発光の閃光が完了した
時点の#11で、端子AD6に入力される電圧すなわちメ
インコンデンサCmの充電々圧Vmcに比例する電圧を
再度A/D変換し、これを変数Zとしてメモリに格納す
る。そして#14で次の演算式(1)により予備発光量
を算定する。 予備発光量=k・(Y2 −Z2 ) ....(1)
【0045】ここで予備発光量が(1)式によって計算
される原理を説明する。閃光放電管を発光させた時のエ
ネルギー量は、コンデンサの容量をC、充電々圧をV
a、係数をhとした時、h・C・Va2 で表される。本
実施例のように、直列制御式で閃光放電管51を調光発
光させた時は、メインコンデンサCmに蓄えられたエネ
ルギーから発光によって消費した分のみを差し引いた残
りのエネルギー量が保全される。この残り電圧をVbと
すると、この時の残りエネルギーはh・C・Vb2 で表
される。従って、この発光によるエネルギー量、すなわ
ち発光量は、発光前と発光後の蓄積エネルギーの差で表
現され、次の式で表現される。 発光エネルギー量=h・C・(Va2 −Vb2 ) ....(2)
【0046】(1)式のY,Zは、それぞれ(2)式の
Va,Vbに比例する電圧をA/D変換した結果である
から、これらの関係を定数iを用いて、Va=i・Y、
Vb=i・Zと置くと、さらに k=i・h・Cとする
ことにより、予備発光による発光エネルギー量、すなわ
ち予備発光量は(1)式によって算出されることにな
る。図11のフローチャートは、#15以降においては
図8のフローチャートとまったく共通であり、算定した
予備発光量を用いて、TTLマルチ調光制御が実行され
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、予備発光の前の充電々圧
と予備発光開始から停止までの時間とに基づき予備発光
量が算定され、予備発光を本発光時と同じ形態の予備発
光開始信号および予備発光停止信号を使った単発の発光
とすることができ、発光を制御する電気回路になんら特
別な回路を設けることなく、コンパクト且つ低コストで
マルチ調光機能を実現することができるようになる。こ
れにより、フラッシュ内蔵タイプのカメラにおいても、
従来不可能であったマルチ調光機能を搭載することがで
きるようになる。また、予備発光を単発の発光として、
予備発光に要する時間を短くすることができることか
ら、ミラーアップが完了してから先幕を解放するまでの
時間を短くすることが可能となり、カメラのレリーズ動
作の高速化にも寄与する。
【0048】第2発明では、予備発光の前の充電々圧と
予備発光の後の充電々圧との差に基づき予備発光量が算
定され、予備発光を本発光時と同じ形態の予備発光開始
信号および予備発光停止信号を使った単発の発光とする
ことができ、第1発明と同様の効果を奏する。なお、こ
の発明では、予備発光開始から停止までの時間を測定し
なくてもよいので、第1発明と比較して、ハード・ソフ
トの両面で簡略化を図ることが可能となる。第3発明で
は、第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が
測定され、これを積分した結果が所定の基準値に達した
時に予備発光停止信号が出力され、被写体からの反射光
量を積分した結果に基づいて単発の予備発光が調光制御
されるものとなり、予備発光による被写界の反射光分布
を電気信号として捉える際のダイナミックレンジをより
有効に使えるようになる。
【0049】第4発明では、第1発明又は第2発明にお
いて、被写界の反射光が測定され、これを積分した結果
が所定の基準値に達した時に第1の信号が発せられ、予
備発光開始信号が発せられてから所定の時間を計時した
時に第2の信号が発せられ、第1の信号および第2の信
号の何れか一方が発せられた時点で予備発光停止信号が
出力され、被写体からの反射光量を積分した結果に基づ
いて単発の予備発光が調光制御され、かつ、予備発光時
間が所定の時間に制限されることによりその最大発光々
量が制限され、予備発光による被写界の反射光分布を電
気信号として捉える際のダイナミックレンジをより有効
に使いつつ、フィルムへの露光の際の本発光のための放
電エネルギーを確実に残すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す図である。
【図2】 本発明に係るTTL自動調光制御装置を搭載
してなるカメラの要部を示す図である。
【図3】 光電変換手段と集光レンズの構造を示す図で
ある。
【図4】 フィルム面の開口領域と光電変換手段,集光
レンズの光学的な位置関係を図2のA方向から見た図で
ある。
【図5】 図2に示したカメラに搭載された回路の要部
を示すブロック図である。
【図6】 図5に示した回路における測光・調光回路の
内部回路を示す図である。
【図7】 第1実施例の動作を説明するためのタイミン
グ図である。
【図8】 第1実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】 第1実施例の発光量検出の原理を説明するた
めの図である。
【図10】 第1実施例の発光量検出の原理を説明する
ための図である。
【図11】 第2実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
11…測光・調光回路、12…マイクロコンピュータ
(マイコン)、50…内蔵フラッシュ回路部、BAT…
電池、51…閃光放電管、52…昇圧回路、53…発光
起動回路、Cm…メインコンデンサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムへの露光前に予備発光を行な
    い、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、
    露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御
    装置において、 電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、 この昇圧手段によって昇圧された電圧によって充電され
    電荷を蓄える電荷蓄積手段と、 この電荷蓄積手段に蓄積された電荷を放電することによ
    り閃光を発する発光手段と、 前記予備発光の前に前記電荷蓄積手段の充電々圧を測定
    する電圧測定手段と、 前記発光手段に予備発光開始の信号を与える予備発光開
    始制御手段と、 前記発光手段に予備発光停止の信号を与える予備発光停
    止制御手段と、 前記予備発光開始信号と前記予備発光停止信号との時間
    差を測定する時間差測定手段と、 前記電圧測定手段の測定した充電々圧と前記時間差測定
    手段の測定した時間差とに基づき前記発光手段の予備発
    光量を算定する予備発光量決定手段とを備えたことを特
    徴とするTTL自動調光制御装置。
  2. 【請求項2】 フィルムへの露光前に予備発光を行な
    い、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、
    露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御
    装置において、 電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、 この昇圧手段によって昇圧された電圧によって充電され
    電荷を蓄える電荷蓄積手段と、 この電荷蓄積手段に蓄積された電荷を放電することによ
    り閃光を発する発光手段と、 前記予備発光の前に前記電荷蓄積手段の充電々圧を測定
    する第1の電圧測定手段と、 前記発光手段に予備発光開始の信号を与える予備発光開
    始制御手段と、 前記発光手段に予備発光停止の信号を与える予備発光停
    止制御手段と、 前記予備発光の後に前記電荷蓄積手段の充電々圧を測定
    する第2の電圧測定手段と、 前記第1の電圧測定手段の測定した充電々圧と前記第2
    の電圧測定手段の測定した充電々圧との差に基づき前記
    発光手段の予備発光量を算定する予備発光量決定手段と
    を備えたことを特徴とするTTL自動調光制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、予備発
    光停止制御手段は、被写界の反射光を測定し、これを積
    分した結果が所定の基準値に達した時に予備発光停止信
    号を出力することを特徴とするTTL自動調光制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、予備発
    光停止制御手段は、 被写界の反射光を測定し、これを積分した結果が所定の
    基準値に達した時に第1の信号を発する手段と、 予備発光開始信号が発せられてから所定の時間を計時し
    た時に第2の信号を発する手段と、 前記第1の信号および前記第2の信号の何れか一方が発
    せられた時点で予備発光停止信号を出力する手段とから
    成ることを特徴とするTTL自動調光制御装置。
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