JPH04420A - Ttl自動調光カメラシステムおよびカメラ本体および閃光発光器 - Google Patents

Ttl自動調光カメラシステムおよびカメラ本体および閃光発光器

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JPH04420A
JPH04420A JP2166709A JP16670990A JPH04420A JP H04420 A JPH04420 A JP H04420A JP 2166709 A JP2166709 A JP 2166709A JP 16670990 A JP16670990 A JP 16670990A JP H04420 A JPH04420 A JP H04420A
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ttl
control
dimming
light emission
flash
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JP2166709A
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Seiichi Yasukawa
安川 誠一
Norikazu Yokonuma
則一 横沼
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラ本体と閃光発光器との組合せからなる
TTL自動調光カメラシステム、およびカメラ本体、な
らびに閃光発光器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、TTL自動調光可能なカメラシステムは、カメラ
本体においてフィルム面の全面、または主要な一部分を
にらむ位置に1個の受光素子を配置し、フィルム面と受
光素子との間に介在するシャ、7ターを全開した後に閃
光発光器を発光開始させ、被写界の像がフィルム面で反
射してきた光を受光素子で光電変換し、光量の積分量に
対応する信号を所定値と比較することにより、フィルム
面上で一定の明るさになるように閃光発光器の発光量を
制御するものであった。この方式の欠点は、被写界の検
出領域が一元的であるために被写界の様々な状況に対応
しきれずに、撮影者が撮りたい主要被写体の露出が適正
にならないというものであった。これに対して近年、こ
の問題点を解決する技術が開発されつつある。
その1つとして、特願平1−203735号は、TTL
自動調光においていわゆるマルチパターン測光の考え方
を取入れて次のようなシステムを提案している。フィル
ム面をにらむ位置に被写界を複数の領域に分割して測光
可能な複数の光電変換手段を配置し、フィルム面と複数
の充電変換手段との間に介在するフォーカルプレーンシ
ャッターを開(直前に閃光発光器をプリ発光(予備発光
)させて、その光による被写体像がシャッター幕表面で
反射した光を複数の光電変換手段でとらえ、その出力を
個別に積分したものを閃光発光による各領域の被写界反
射光分布として検出する。検出した各領域の被写界反射
光分布情報を所定のマルチパターンアルゴリズムによっ
て演算処理することによって、主要被写体にとって最適
な露出となるような各分割領域に対する重み付けの度合
を決定する。引き続いて、シャッターを開いた直後に閃
光発光器を本発光させて、フィルム面で反射した光を上
記と同じ複数の光電変換手段でとらえ、その出力に対し
て上記度合の決定された重み付けを行なった上で加算し
て積分し、それを所定値と比較することで決定されるタ
イミングで閃光発光器の発光を停止させ、本発光の調光
を終了する。
すなわち、閃光発光器の発光を停止するタイミングで、
発光量が決定される。なお、このカメラシステムのTT
L調光の方式を、すなわちプリ発光を伴うTTLli先
方式を、以後rTTLマルチ調光」と呼ぶことにする。
これに対して、プリ発光を伴わないTTL調光力先方式
以後rTTL通常調光」と呼ぶことにする。
この特願平1−203735に開示されたTTLマルチ
調光の技術を、実際のカメラシステムにおいて展開しよ
うとした場合には、カメラ本体と閃光発光器の両方に所
定の新機能を搭載する必要がある。すなわち、カメラ本
体としては分割測光可能な光電変換手段と出力信号処理
回路、シーケンス制御手段などを有すること、閃光発光
器としてはプリ発光と本発光を短時間の間に繰り返して
発光させるとともに、本発光の能力をあまり落とさない
ためにプリ発光では最大発光量を制限するように発光量
を制御する手段を有することが必要である。しかも接点
の数の制約から、プリ発光と本発光の発光開始信号や発
光停止信号は共通の接点を用いるのが好ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、新機能を搭載したカメラ本体と閃光発光
器は、現実には互いに従来タイプの相手とも接続可能で
あり、そういう組合せにおいても機能的には従来可能で
あった機能を支障なく満足する必要がある。例えば、新
機能を有するカメラ本体に従来タイプの閃光発光器を装
着した時には、プリ発光を行わずに1見目の発光開始信
号によって従来どおりのTTL通常調光が可能でなけれ
ばならないし、逆に従来タイプのカメラ本体に新機能を
有する閃光発光器を装着した時にも、カメラ本体からの
レリーズ中唯−の発光開始信号が閃光発光器によってプ
リ発光と認識されてはならない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような課題を解決するために提案されたも
ので、 その第1発明(請求項1に係わる発明)は、TTLマル
チ調光制御を行うことが可能なカメラ本体と、このカメ
ラ本体からの指令により予備発光と本発光とを連続して
行うことが可能な閃光発光器とを備えたTTL自動調光
カメラシステムにおいて、 TTLマルチ調光指示モードとTTL通常調光指示モー
ドとに切り換え得るT T L 374光制御モ一ド切
換手段をカメラ本体に設け、カメラ本体からの発光停止
信号によって発光量を決定する第1の調光モードと自身
が発光量を決定する第2の調光モードとに切り換え得る
調光モード切換手段を閃光発光器に設け、カメラ本体か
ら閃光発光器にTTL調光制御モード切換手段の選択情
報を伝達するものとし、閃光発光器からカメラ本体に調
光モード切換手段の選択情報を伝達するものとし、カメ
ラ本体に設けたTTL調光制御手段にて、TTLマルチ
調光指示モードが選択されかつ第1の調光モードが選択
されている場合にのみTTLマルチ調光制御を実行し、
TTL通常調光指示モードが選択されかつ第1の調光モ
ードが選択されている場合にはTTL通常調光制御を実
行し、またTTLマルチ調光指示モードが選択されてい
てもTTLマルチ調光制御に連動する予備発光ができな
い閃光発光器が装着されている場合にはTTL通常調光
制御を実行するものとし、閃光発光器に設けた発光制御
手段にて、TTLマルチ調光指示モードが選択されかつ
第1の調光モードが選択されている場合にのみ予備発光
と本発光とを連続して発光制御し、それ以外の場合には
本発光のみを発光制御するものとしている。
また、その第2発明(請求項2に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体におい
て、 TTLマルチ調光指示モードとTTL通常調光指示モー
ドとに切り換え得るTTL調光制御モード切換手段と、
装着された閃光発光器がTTLマルチ調光制御に連動す
るか否かを検出する検出手段とを設け、TTLマルチ調
光指示モードが選択されかつTTLマルチ調光制御に連
動する閃光発光器の装着を検出した場合にのみTTLマ
ルチ調光制御を実行し、TTL通常調光指示モードが選
択された場合には閃光発光器の種類に拘わらすTTL通
常調光制御を実行し、またTTLマルチ調光指示モード
が選択されていてもTTLマルチ調光制御に連動する予
備発光ができない閃光発光器が装着されている場合には
TTL通常調光制御を実行するようにしている。
また、その第3発明(請求項3に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体に装着
される場合に、このカメラ本体がらの指令により予備発
光と本発光とを連続して行うことが可能な閃光発光器に
おいて、 装着されたカメラ本体からの発光停止信号によって発光
量を決定する第1の調光モードと自身が発光量を決定す
る第2の調光モードとに切り換え得る調光モード切換手
段と、装着されたカメラ本体がTTLマルチ調光制御を
行うか否かを検出する検出手段とを設け、第1の調光モ
ードが選択され、かつTTLマルチ調光制御を行うカメ
ラ本体への装着を検出した場合にのみ予備発光と本発光
とを連続して発光制御し、それ以外の場合は本発光のみ
を発光制御するようにしている。
また、その第4発明(請求項4に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体におい
て、 TTLマルチ調光指示モードとTTL通常調光指示モー
ドとに切り換え得るTTL調光制御モード切換手段と、
装着された閃光発光器がTTLマルチ調光制御に連動す
るか否かを検出する第1の検出手段と、装着された閃光
発光器の昇圧動作が完了した時に出力される充電完了信
号の有無を検出する第2の検出手段とを設け、TTLマ
ルチ調光指示モードが選択され、TTLマルチ調光制御
に連動する閃光発光器の装着を検出し、かつ充電完了信
号を検出した場合にのみTTLマルチ調光制御を実行す
るようにしている。
また、その第5発明(請求項5に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体に装着
される場合に、このカメラ本体からの指令により予備発
光と本発光とを連続して行うことが可能な閃光発光器に
おいて、 装着されたカメラ本体からの発光停止信号によって発光
量を決定する第1の調光モードと自身が発光量を決定す
る第2の調光モードとに切り換え得る調光モード切換手
段と、昇圧動作が完了したことを検出して充電完了信号
を出力する充電完了信号出力手段と、装着されたカメラ
本体がTTLマルチ調光制御を行うか否かを検出する検
出手段とを設け、充電完了信号が出力されていて、第1
の調光モードが選択され、かつTTLマルチ調光制御を
行うカメラ本体の装着を検出した場合にのみ予備発光と
本発光とを連続して発光制御し、それ以外の場合は本発
光のみを発光制御するようにしている。
また、その第6発明(請求項6に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体と、こ
のカメラ本体からの指令により予備発光と本発光とを連
続して行うことが可能な閃光発光器とを備えたTTL自
動調光カメラシステムにおいて、 TTLマルチ調光指示モードとTTL通常調光指示モー
ドとに切り換え得るTTL調光制御モード切換手段を閃
光発光器に設け、閃光発光器からカメラ本体にTTLI
M光制御モード切換手段での選択情報を伝達するものと
し、カメラ本体から閃光発光器にTTLマルチ調光制御
が可能であることを知らせるマルチ調光制御可能信号を
伝達するものとし、閃光発光器に設けた発光制御手段に
て、TTLマルチ調光指示モードが選択されかつマルチ
調光制御可能信号を受信した場合にのみ予備発光と本発
光とを連続して発光制御し、それ以外の場合には本発光
のみを発光制御するものとしている。
また、その第7発明(請求項7に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体に装着
される場合に、このカメラ本体からの指令により予備発
光と本発光とを連続して行うことが可能な閃光発光器に
おいて、 TTLマルチ調光指示モードとTTL通常調光指示モー
ドとに切り換え得るTTL調光制御モード切換手段と、
装着されたカメラ本体に対してTTL調光制御モード切
換手段での選択情報を伝達する伝達手段と、装着された
カメラ本体がTTLマルチ調光制御を行うか否かを検出
する検出手段とを設け、TTLマルチ調光指示モードが
選択されかつTTLマルチ調光制御を行うカメラ本体の
装着を検出した場合にのみ予備発光と本発光とを連続し
て発光制御し、それ以外の場合は本発光のみを発光制御
するようにしている。
また、その第8発明(請求項8に係わる発明)は、TT
Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体におい
て、 装着された閃光発光器がTTLマルチ調光指示モードを
選択しているか否かを検出する検出手段を設け、この検
出手段がTTLマルチ調光指示モードの選択を検出した
場合にのみTTLマルチ調光制御を実行し、それ以外の
場合はTTL通常調光制御を実行するようにしている。
〔作用〕
したがってこの発明によれば、 第1発明のTTL自動調光カメラシステムでは、カメラ
本体にてTTLマルチ調光指示モードを選択し、閃光発
光器にて第1の調光モードを選択すると、TTLマルチ
調光制御が実行される。これに対して、カメラ本体にて
TTL通常調光指示モードを選択し、閃光発光器にて第
1の調光モードを選択すると、TTL通常調光制御が実
行される。
また、TTL通常調光制御に連動する予備発光ができな
い閃光発光器(従来の閃光発光器)が本願のカメラ本体
に装着された場合には、TTLマルチ調光指示モードが
選択されていても、TTL通常調光制御が実行される。
また、本願の閃光発光器がTTLマルチ調光制御を行う
ことができないカメラ本体(従来のカメラ本体)へ装着
された場合には、本発光のみが発光制御される。
また、第2発明のカメラ本体では、TTLマルチ調光指
示モードを選択すると、TTLマルチ調光制御に連動す
る閃光発光器が装着されている場合、TTLマルチ調光
制御が実行される。これに対して、TTL通常調光指示
モードを選択すると、TTLマルチ調光制御に連動する
閃光発光器が装着されていても、TTL通常調光制御が
実行される。また、TTL通常調光制御に連動する予備
発光ができない閃光発光器(従来の閃光発光器)が本願
のカメラ本体に装着された場合には、TTLマルチ調光
指示モードが選択されていても、TTL通常調光制御が
実行される。
また、第3発明の閃光発光器では、第1の調光モードを
選択すると、TTLマルチ調光制御を行うカメラ本体へ
装着されている場合、予備発光と本発光とが連続して発
光制御される。これに対して、第2の調光モードを選択
すると、或いはTTLマルチ調光制御を行うことができ
ないカメラ本体(従来のカメラ本体)へ装着されている
と、本発光のみが発光制御される。
また、第4発明のカメラ本体では、TTLマルチ調光制
御に連動する閃光発光器が装着されている状態で、TT
Lマルチ調光指示モードが選択されていても、閃光発光
器の昇圧動作の完了状態が検出されなければ、TTLマ
ルチ調光制御は実行されず、TTL通常調光制御が実行
される。
また、第5発明の閃光発光器では、TTLマルチ調光制
御を行うカメラ本体に装着されている状態で、第1の調
光モードが選択されていても、閃光発光器の昇圧動作が
完了状態でなければ、予備発光と本発光とが連続して発
光制御されず、本発光のみが発光制御される。
また、第6発明のTTL自動調光カメラシステムでは、
閃光発光器にてTTLマルチ調光指示モードを選択する
と、カメラ本体からのマルチ調光制御可能信号の受信を
前掛として、予備発光と本発光とが連続して発光制御さ
れる。これに対して、閃光発光器にてTTL通常調光指
示モードを選択すると、本発光のみ′が発光制御される
また、第7発明の閃光発光器では、TTLマルチ調光指
示モードを選択すると、TTLマルチ調光制御を行うカ
メラ本体へ装着されている場合、予備発光と本発光とが
連続して発光制御される。
これに対して、TTL通常調光指示モードを選択すると
、或いはTTLマルチ調光制御を行うことができないカ
メラ本体(従来のカメラ本体)へ装着されていると、本
発光のみが発光制御される。
また、第8発明のカメラ本体では、装着された閃光発光
器がTTLマルチ調光指示モードを選択してれば、TT
Lマルチ調光制御が実行される。
これに対して、装着された閃光発光器がTTL通常調光
指示モードを選択していれば、或いは予備発光ができな
い閃光発光器(従来の閃光発光器)が装着されていれば
、TTL通常調光制御が実行され番。
〔実施例〕
以下、本発明に係るTTL自動調光カメラシステムおよ
びカメラ本体および閃光発明の詳細な説明する。
第2図は本発明の実施例において光電変換手段の光学的
な配置を示すための断面図であり、カメラ本体81に閃
光発光器181が装着された状態を示す図である。カメ
ラ本体81においては可動ミラー83が退避した第2図
の状態で撮影レンズ82を通過してきた光束が結像する
位置に、フィルム86を内レール84a、84bと圧板
85が固定している。フォーカルプレーンシャッターの
先幕87は撮影時以外フィルム86の露光を許さないた
めにフィルムの直前にあり光を遮っている。
露光中、すなわちシャッター先幕87が退避状態にある
時は、被写体からの光束りは撮影レンズ82で屈折して
フィルム86の表面に結像し、そのうちの一部は反射し
て集光レンズ92、光電変換手段91に達する。露光中
でない時、すなわちシャッター先幕87が第2図の位置
にある時は、被写体からの光束りは撮影レンズ82で屈
折してシャッター先幕87の表面にほぼ結像し、そのう
ちの一部は反射してやはり集光レンズ92、光電変換手
段91に達する。なお、89はフォーカルプレーンシャ
ッターの後幕である。
第4図は光電変換手段91と集光レンズ92の構造を示
す図面である。光電変換手段91は同一平面上に円形の
受光領域PDIIとその両側に矩形を円弧で切り欠いた
形状の受光領域PD21、PD31とPD41、PD5
1が配置されている。集光レンズ92は受光領域の3ブ
ロツクに対応する上方に3つのレンズ部分92a、92
b、92cを有する光学部材である。
第3図はフィルム面の開口領域93と光電変換手段91
、集光レンズ92の光学的な位置関係を第2図のA方向
から見た時の図面である。フィルム面の開口領域93を
中央の円形部93aと周辺を4分割した矩形部93b、
93c、93d、93eの5領域に分割するとすると、
第4図に示した光電変換手段の5つの受光領域からなる
中央、左、右の3ブロツクはそれぞれ細かい破線、1点
鎖線、粗い破線に示されるように、集光レンズの3つの
レンズ部分を経由してフィルム面開口部のそれぞれ中央
、左半分、右半分をにらんでおり、かつそれらをほぼ結
像させている。さらに第4図の光電変換手段9105つ
の受光領域PDII、PD21、PD31、PD41、
PD51は、それぞれ第3図のフィルム面開口部の領域
93a、93b、93c、93d、93eと形状を一致
させであるので、5つの領域の明るさを分割して測光す
る光電変換手段となっている。
第1図(a)は本発明に係わるTTL自動調光カメラシ
ステムの一実施例を示すブロック回路構成図であって、
本願の第1発明に対応し、第2〜第5発明に係わる技術
を含む。
このTTL自動調光カメラシステムは、カメラ本体1と
閃光発光器101とからなり、互いに接点B1〜B6と
81〜S6の6接点を介して電気的に結合可能になって
おり、このうち接点B6とS6はGND接続端子である
閃光発光器101は、発光部111、発光制御回路11
2、マイコン113から成り、発光制御回路112は昇
圧回路、主コンデンサ、発光制御SCRなどを有し、基
本的には接点S2からの発光開始信号と接点S1からの
発光停止信号を受けて、発光部111の発光開始、発光
停止を制御する。マイコン113には、接点S3、S4
、S5がそのまま入力ポートPX、クロック入力端子C
K、データ入出力端子DTに接続されており、カメラ本
体1とシリアルデータ通信を行うべく構成されている。
また、マイコン113には、調光モード切換スイッチ1
21からの3本の信号が入力ポートP1〜P3に接続さ
れている。調光モード切換スイッチ121は、閃光発光
器101の有するTTLマルチ調光制御とTTL通常調
光制御との両機能を備えたTTL調光モード(TTL)
、外部調光モード(A)、マニュアル発光(フル発光)
モード(M)の、どのモードで使用するかすなわちどの
調光方法を採用するかを撮影者が選択するための操作部
材に連動するスイッチである。さらに、マイコン113
は、発光制御回路112のRDY端子から出力される、
昇圧動作によって主コンデンサに充電された電圧が所定
の発光量を維持できる充電電圧以上あるかどうかを示す
充電完了信号を、入力ボートPYを介して受は取る。こ
の他、マイコン113は、発光制御回路112と電気的
に接続され、設定された調光モードなどに応じて発光の
制御方法を変更する。
カメラ本体1は、測光・調光回路11およびマイコン1
2を主要素として構成されている。
先ず、測光・調光回路11について、その内部回路を第
5図に示して説明する。PDII〜PD51は第4図に
も示した5つの領域に分割された光電変換手段としての
フォトダイオードであり、それぞれ照度に比例した光電
流を出力する。フォトダイオードPDIIの出力する光
電流は、ダイオードDllの帰還をかけたOPアンプA
llによって、対数圧縮された電圧出力に変換される。
この電圧出力は、基準電源E1を基準としている。トラ
ンジスタQllと012は、この電圧をエミッタの電位
とし、ゲイン設定入力端子VGIからの入力電圧をベー
スの電位として、この電位差によって決まるゲインで対
数伸長されたコレクタ電流を出力する。トランジスタロ
12のコレクタ電流は、トランジスタQ13、Q14の
カレントミラー回路で反転されて、コンデンサC1lを
充電する。コンデンサC1lに充電された電圧は、フォ
ロワーアンプA12を介して積分電圧出力端子VOIに
出力される。F E TQ15は積分制御信号入力端子
ITGの信号を受けてコンデンサC1lにたまった電荷
をすべて放電する。これらの動作は、端子VO2〜VO
5が出力となっている他の4つの測光回路に関しても同
様である。一方、トランジスタQll〜Q51の各コレ
クタ電流は加算されてコンデンサCIを充電する。この
コンデンサC1に充電された電圧は、コンパレータCP
Iによって基準電圧E2と比較され、その関係が反転し
た時にCPIの出力はしからHに反転し、出力端子5T
OPはHからLに転する。FETQIは積分制御信号入
力端子ITGからの信号を受けてコンデンサC1にたま
った電荷をすべて放電する。
次にマイコン12について説明する。マイコン12は、
8ビツトの出力ポートPO(8)からデータバス41を
介してD/A変換器21〜25にデータを出力しつつ、
化カポ−) PO7〜POBの5端子から出力する選択
信号によって各D/A変換器に独立の電圧を設定させる
。D/A変換器21〜25の出力電圧は、それぞれ測光
・調光回路11のゲイン設定入力端子VGI〜VG5に
入力される。測光・調光回路11の5つの積分電圧出力
端子VOI〜VO5はそれぞれ、マイコン12のA/D
変換入力端子ADI〜AD5に接続されている。出力ポ
ートP01は積分制御信号入力端子ITGに接続されて
いる。35.36はカメラの駆動シーケンス上で動く機
械的スイッチであり、35はミラーアンプ完了時点でオ
ンになるミラーアップスイッチ、36はシャッター全開
時点でオンになるジンクロスインチである。
37.38は撮影者が操作する操作手段に連動するスイ
ッチであり、37はシャッターレリーズボタンを押した
時にオンするレリーズ起動スイッチ、38はTTL調光
の制御方法をTTLマルチ調光制御を指示するTTLマ
ルチ調光指示モードとTTL通常調光制御を指示するT
TL通常調光指示モードとに切り換えるための調光モー
ド切換スイッチである。以上4つのスイッチの信号は、
それぞれマイコン12のプルアップ抵抗付き人力ボート
P11〜PI4に接続される。31.32はそれぞれ先
幕87、後幕89の係止を保持するためのマグネットで
あり、それぞれマイコン12の出力ポートPO5、PO
6からの信号がインターフェース33.34を介して与
えられ、その駆動が制御される。
測光・調光回路11の5TOP端子より送出される発光
停止信号は、閃光発光器101との間の接点B1を介し
て、閃光発光器1010発光制御回路112に対して出
力される。接点B2を介しては、マイコン12の化カポ
−) PO3から、閃光発光器101に対する発光開始
信号が出力される。接点B3〜B5はカメラ本体1と閃
光発光器101とがシリアルデータ通信を行うためのも
のであり、それぞれマイコン12の出力ポートP4、ク
ロック出力端子CLK、シリアルデータ入出力端子DA
TAに接続されている。
次にこのように構成されたTTL自動調光カメラシステ
ムの動作を説明する。
まず、カメラ本体1のマイコン12と閃光発光器101
のマイコン113との間で、接点83〜B5と83〜S
5を介して行われるシリアルデータ通信の動作について
、第6図に示すタイミングチャートを参照しながら説明
する。
カメラ本体1は通常、マイコン12の入出カポ−)P4
を出力状態にして接点B3にHを出力しているが、閃光
発光器101に対してデータ通信を試みる時には、まず
この端子に対してLを出力する(第6図1alに示すa
点)。所定時間の後に(b点)、マイコン12は、入出
力ポートP4をプルアンプ抵抗付きの入力状態に切り換
えて、接点B3のレベルを判定する。一方、閃光発光器
101は、マイコン113の入出力ポートPXを入力状
態にして接点S3のレベルを常時チエツクして、Lレベ
ルを検出すればその時点から入出力ポートPXを出力状
態に切り換えてLを出力する。カメラ本体1はb点の時
点で接点B3のレベルがLであれば、データ通信可能な
閃光発光器101が装着されたと判断して、シリアルデ
ータ通信を開始する。逆にb点の時点で接点B3のレベ
ルがHであれば、データ通信可能な閃光発光器101が
装着されていないものと判断して、その時点で通信動作
はやめる。通信動作が開始される場合、カメラ本体1は
、0点で接点B4からのクロックに同期させて、接点B
5から第1データを送り始める。
d点で8ビット分のデータを送り終えると第1データの
送信を終了する。この後は所定の間隔で、あらかしめ取
り決められたデータ数だけ、カメラ本体1からの送信に
引き続いて閃光発光器101からの受信を続けて行う。
両者は所定数のデータ送受信が終了した時点(1点)で
それぞれ1回のデータ通信終了を認識し、閃光発光器1
01はg点で接点S3のLレベル出力をやめて入出力ポ
ートPXを入力状態にする。
以上のようにして両者の間で授受されるデータの数が例
えば3バイトづつであったとすれば、そのデータのやり
とりは第7図のようになり、カメラ本体1から閃光発光
器101へのデータをBDATA1〜BDATA3、閃
光発光器101からカメラ本体1へのデータを5DAT
AI〜5DATA3と名付ける。これらのデータの内容
は主にそれぞれにおいて設定された各種設定情報であり
、この中でBDATAIのビット1を、カメラ本体lで
設定されたTTL調光の制御方法の設定情報とし、この
ビットが1であればTTLマルチ調光指示モード、0で
あればTTL通常調光指示モードであることを閃光発光
器1゜1に知らせる。また、5DATAIのビット0を
閃光発光器101で設定された調光方法の設定情報とし
、このビットが1であればTTL調光モード、すなわち
カメラ本体からの発光停止信号で発光量を決定するモー
ド、0であればそのモード以外、すなわち閃光発光器1
01自身が発光量を決定する外部調光モードまたはマニ
ュアル発光(フル発光)モードであることを、カメラ本
体1に知らせる。
さらに5DATAIのビット2を閃光発光器101の発
光制御回路の中の主コンデンサの充電電圧が所定量以上
あるかどうかの情報とし、すなわち閃光発光器101の
昇圧動作が完了しているか否かの情報とし、このビット
が1であれば充電完了状態、0であれば充電未完状態で
あることをカメラ本体1に知らせる。
次に、データ通信以外の一般動作を、第8図に示すタイ
ミングチャートと第9図(a)(b)に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。
先ず、シャッターレリーズ時以外の通常動作として、電
源が投入されると、カメラ本体1のマイコン12は、プ
ログラムの実行を開始する。これにより、マイコン12
は、第9図(a)に示す#1でスイッチ38の状態を判
別し、オフであれば#2でメモリーBDATAIのビッ
ト1をクリアし、オンであれば#3でこのビットをセッ
トする。これは、カメラ本体1のTTL調光の制御方法
がTTLマルチ調光指示モードかTTL通常調光指示モ
ードかを検知して、フラグとして記憶する動作である。
次に、#4で閃光発光器101と先に述べたシリアルデ
ータ通信を試みて、通信が成立したならば、#6で受信
したデータをメモリー5DATAI〜5DATA3に格
納する。相手の応答がないなどで通信が不成立であった
場合、例えばT、TL調光機能は有しているがTTLマ
ルチ調光方式には連動不可能な従来タイプの閃光発光器
である場合、#7で5DAT^1〜3の全ビットに0を
格納する。次に#8でスイッチ37、すなわちレリーズ
起動スイッチ37の状態を判別し、オフであれば#1に
戻り、オンであれば#9でレリーズルーチンへと進ム。
レリーズルーチンが終了すれば再び#1へ戻り、以上を
もって基本的なループを形成する。第8図においては、
同図(a)に示すa点でレリーズ起動スイッチ37がオ
ンし、これをフローチャートの#8で検出し、b点にて
レリーズ動作が開始される。
レリーズルーチンは第9図(b)に示した。#21で先
幕・後幕の両マグネット31.32に通電すると同時に
、#22で不図示の駆動手段を駆動してミラーアップを
開始させる(第8図(b)に示すb点)。#23ではス
イッチ35、すなわちミラーアップが完了したことを知
らせるミラーアップスイッチ35がオンするのを待ち続
けて、これがオンすると(第8図(C)に示す0点)、
即座に#24、#25でメモリー5DATAIのビット
0と、BDATAIのビット1がそれぞれ1であるかど
うかを判別する。これらのフラグはそれぞれ閃光発光器
101の調光方法がTTL調光モードであるか、カメラ
本体1で設定したTTL調光の制御方法がTTLマルチ
調光指示モードであるか、を記憶しであるものである。
両者ともに1、すなわち閃光発光器101がTTL調光
モード、カメラ本体1がTTLマルチ調光指示モードを
選択している場合は、#26に進み、メモリー5DAT
AIのビット2が1かどうかを判別する。このフラグが
1の場合、すなわち閃光発光器101の主コンデンサが
充電完了状態である場合は、#27以降へ進み、プリ発
光による被写界情報検出動作を開始する。すなわち、#
27で、測光・調光回路11の5つのゲイン設定電圧入
力端子VGI〜VG5にすべて同一の所定の電圧を印加
するべく、D/A変換を実行する(第8図(h)〜(I
りに示すd点)。その上で、#28へ進み、測光・調光
回路11に対しては積分開始信号としてITGをLに、
閃光発光器101に対しては接点B2をLに立ち下げる
(第8図(ロ)、(n)に示すe点)。これによって、
閃光発光器101はプリ発光を開始し、第8図(0)に
示すe点からf点に至る発光波形の様に、発光量が立ち
上がる。
測光・調光回路11のフォトダイオードPDII〜PD
51は被写界反射光を捉えて、その大きさに比例した光
電流を出力する。この後の回路動作をフォトダイオード
PDIIに関連する第1のチャンネルについて説明する
と、フォトダイオードPDIIで発生した光電流はOP
アンプAllと帰還ダイオードD11によって対数圧縮
された電圧出力に変換され、この電位をエミッタとし、
ゲイン設定用電圧入力VGIの電位をベースとするトラ
ンジスタQll、Q12によって再び対数伸長された電
流出力に変換され、結局トランジスタQll、Q12の
コレクタ電流は光電流と比例関係を保ったままVGIの
電位によって決まるゲインで増幅され、第8図(0)に
示した発光波形と相僚形の出力電流波形を示す。トラン
ジスタQ12のコレクタ電流はトランジスタQ13、旧
4から成るカレントミラー回路によって同じ値のソース
電流に変換され、この電流がITG信号の立下りによっ
て短絡状態から開放されたコンデンサC1lを充電する
。コンデンサC1lの充ii!圧はバンファアンプA1
2によって低インピーダンスの電圧出力に変換されて出
力端子VOIから出力される。この出力電圧は第8図(
rlに示すe点からf点にかけてのVOIの波形の様に
立上る。これは、光電流を所定のゲインで増幅したもの
を積分し、それをGND基準の電圧の形で表わしたもの
である。第2以降のチャンネルに関しても被写界反射光
量が独立に変化するだけで、回路動作そのものは同様で
ある。トランジスタロ11〜Q51は、VGI〜VG5
にあらかじめ同一の電圧を与えてゲインが一定にしであ
るので、同じゲインで光電流を増幅した電流を出力する
。そして、これらは並列に接続されているので、コンデ
ンサC1には各チャンネルの光電流の総和を増幅した電
流が充電される。このコンデンサC1の端子電圧は第8
図(P)に示すC1積分電圧の波形の様に変化し、この
電圧が基準電圧E2を下回った時にコンパレータCPI
は出力を反転させて端子5TOPはHからLに転じ、こ
の信号は接点B1、Slを経由して閃光発光器101に
伝えられる(第8図(q)に示すf点)。これによって
、閃光発光器101は、発光を停止する。従って、フォ
トダイオードPDII〜PD51の生ずる光電流も無く
なり、積分用コンデンサCIl〜C51への充電が止ま
り、出力端子VOI〜VO5の電圧は固定される。
次に、第9図(b)のフローチャートにおいて、#29
では測光・調光回路11が上記の動作を行っている時間
を確保するために、プリ発光調光動作が終了するまでの
時間の最大値を見込んで所定時間の待ちを入れる。#3
0では、分割された被写界の各領域に対応する出力端子
VOI〜VO5からのプリ発光による積分電圧を、マイ
コン内蔵のA/D変換器でA/D変換し、#31でその
結果を所定のマルチパターン演算アルゴリズムに通して
、撮影のための本発光時の分割領域に対する重み付けの
度合を決定する。このマルチパターン演算アルゴリズム
の内容については、例えば先に引用した特願平1−20
3735に開示したものが想定されるが、本発明の主旨
には直接関わってこないので省略する。マルチパターン
演算が終了すると、#32でITGと接点B2をともに
Hに戻しく第8図h+および(n)に示すg点)、測光
・調光回路11内の積分コンデンサC1およびCIl〜
C51を放電するとともに、次の本発光動作に備える。
#33では#31で求めた各分割領域に対する重み付け
の度合を反映させ、かつフィルム感度に対するゲインの
調節を加味した上での、各チャンネルに対するゲイン設
定電圧をVGI〜VG5端子に印加するべく、5チヤン
ネルのD/A変換を実行する(第8図(h)〜(1)に
示すh点)。これにより、より重み付けの高い分割領域
に関しては増幅率を高くした電流を積分するように設定
される。
ここまでの準備の上で、#35において実際のシャッタ
ーレリーズ動作を開始するべく先幕マグネット31への
通電を解除する(第8図(dlに示す1点)。これによ
り、先幕87が走行を開始する。
そして、#36でシャッターが全開した後のスイッチ3
60オンを待ち、これがオンしたら(第8図(g)に示
す3点)直ちに#37にてITG、接点B2をともにL
に立下げて閃光発光器101に本発光の開始を指令する
とともに、測光・調光回路11における積分開始を許容
する。閃光発光器101は第8図(0)の発光波形のよ
うに発光を行う。これにより、測光・調光回路11では
、トランジスタ011〜Q51の今度は重み付けが加味
された伸長電流の総和で、積分コンデンサC1を充電す
る。これが所定の基準電圧E2を上回った時に5TOP
端子がHからLに転じ、接点B1から81を経由して閃
光発光器101へ与えられる。これにより、閃光発光器
101は、発光を停止する(第8図(0)に示すに点)
。この時点で閃光発光器101を光源とする撮影の露光
は終了する。マイコン12のプログラムは、#35で先
幕マグネット31の通電を解除してからの時間を計時し
、設定されたシャッター秒時が経過した時点で#39で
後幕マグネット32の通電を解除する(第8図(e)に
示す1点)。
また、即座に#40で、ITG、接点B2の両端子をH
に戻し、次の駒のレリーズ動作に備える。後は不図示の
シャフタ−チャージ駆動手段、ミラーダウン駆動手段等
を駆動すると、第8図(C)および(glに示すm点、
n点において、各シーケンス関係のスイッチは元のオフ
状態に復帰する。以上でシャッターレリーズ時の動作は
終了する。
一方、#25でカメラ本体lのTTL調光の制御方法が
TTL通常調光指示モードの選択になっている場合は、
#26〜#33によるプリ発光関係の動作は行わす#3
4へ飛び、各分割領域に関して一律の重み付けとなるよ
うにフィルム感度のみを加味した一定のゲイン設定電圧
をVGI〜VG5端子に印加するべく、5チヤンネルの
D/A変換を実行する。第8図に示したタイミングチャ
ートで言うと、同図(h)〜(1)に示したd点からh
点の直前までの信号波形の変化がな(なり、d点の時点
でh点の動作が行われることになる。従って、同図(ロ
)および(n)に示すITGと接点B2のe点からg点
にかけての立下りパルスもこの場合は出力されず、閃光
発光器101のプリ発光はなされない。
そして、#35へ進んで、上述したシャッターレリーズ
動作が開始される。これにより、フィルム面の全領域に
関して均一の測光(平均測光)をした形でのTTL通常
調光制御が行われるものとなる。
また、#25でカメラ本体1がTTLマルチ調光指示モ
ードの選択になっていても、#26で閃光発光器101
が充電未完状態であれば、プリ発光動作は行わず#34
へ飛び、上記と同じ平均測光でのTTL通常調光制御が
行われる。すなわち、TTL通常調光制御においては、
充電未完状態でも発光量が十分の可能性があるので発光
そのものは許すが、TTLマルチ調光制御の場合は、プ
リ発光によって主コンデンサの蓄積エネルギーの一部が
食われてしまい、被写界情報の検出はできてもそのため
に本発光のエネルギーがより以上に不足する可能性が高
いことから、TTLマルチ調光制御そのものを禁止する
ものとする。つまり、TTLマルチ調光制御の場合、閃
光発光器101は1つの主コンデンサから2回に分けて
プリ発光と本発光を続けて行うので、昇圧が不十分の時
にはプリ発光だけが正常に完了しても本発光が光量不足
となる場合が生ずる。従って、カメラ本体1および閃光
発光器1010両者がTTL調光モードおよびTTLマ
ルチ調光指示モードを選択をしていても、閃光発光器1
01の充電が未完の場合には、不完全なTTLマルチ調
光制御よりも完全なTTL通常調光制御を自動的に選択
する。
#24で閃光発光器101がT T L tlil収光
の調光モードを選択している場合も、#3.4へ飛び、
カメラ本体としては調光制御動作を一応行うが、閃光発
光器側では発光開始信号しか必要としていないので、閃
光発光器自身が光量を決定する。
また、装着された閃光発光器がTTL通常調光制御が可
能な従来タイプの閃光発光器であった場合は、第9図(
a)のフローチャートにおいて、#5でデータ通信が成
立しないので、#7でS DATA1〜3を全部クリア
する。従って、第9図(b)において、#24から#3
4へ飛び、TTL通常調光制御が実行される。
次に、閃光発光器101側の動作を第8図に示したタイ
ミングチャートと第10図に示すフローチャートを参照
しながら説明する。
先ず、電源が投入されて、閃光発光器101のマイコン
113がプログラムの実行を開始すると、#101で内
蔵するタイマのタイマIで100m5の時間を計時開始
する。これは所定時間以上カメラ本体1からのデータ通
信が来ないかどうかを判断するためのものである。次に
、#102で入力ポートP3がLであるかどうかを判断
、すなわち閃光発光器101の調光モード切換スイッチ
121がTTL調光モードの選択位置にあるかどうかを
判断し、これがし、すなわちTTL調光モードが選択さ
れている場合は#103でメモリー5DATA1のビッ
ト0をセットし、Hlすなわち外部調光モードまたはマ
ニュアル発光モードの場合は#104で上記ビット0を
クリアする。次に、#105で入力ポートPYがしてあ
るかどうかを判断、すなわち発光制御回路112の中の
昇圧回路によって主コンデンサの充if電圧が所定量以
上あるがどうかを判断し、これがし、すなわち充電完了
状態の場合は#106でメモリー5DATAIのビット
2をセットし、Hlすなわち充電未完状態の場合は#1
07で上記ビット2をクリアする。そして、#108へ
進んで入出カポ−)PXを入力モードに設定しておいて
、#109でそのポート、すなわち接点S3のレベルを
判断する。これがしてある場合は、カメラ本体1からシ
リアルデータ通信の要求が来ている場合であり、#11
0へ進んでポートPXを出力モードに切り換えて、#1
11でこのポートをLにする。このことによって、カメ
ラ本体1はデータ通信の相手方の準備完了を認識し、先
に説明したシリアルデータ通信が開始される。
通信が完了すると、#113でポー1−PXをHに戻し
てから、#114でタイマIのカウンタをリセットし新
たに100m5の計時を再開する。一方、#109でポ
ートPXがHであった場合は、#115へ進んでタイマ
lの計時終了をチエツクし、100 m s経過してい
れば#116でメモリーBDATA1のビット1をクリ
アする。すなわち、接続されたカメラ本体がシリアルデ
ータ通信を行わないカメラ本体の場合は、このカメラ本
体はTTLマルチ調光指示モードを持たないカメラ本体
であると判断し、それに対応するフラグを一方的にクリ
アする。#115でタイマIの計時が終了していなけれ
ば、#116は通らずに#117へ進む。
#117.#118.#119では、メモリー5DAT
AIのビット0. BDATAIのビット1 、5DA
TAIのビット2が、それぞれ1であるかどうかを判別
する。これらはそれぞれ、■閃光発光器101の調光モ
ードがTTL調光モードであるか、■カメラ本体1で設
定したTTL調光の制御方法がTTLマルチ調光指示モ
ードであるか、■閃光発光器101が充電完了状態であ
るか、の判別である。これらがすべて1、すなわち閃光
発光器101がTTLm光、カメラ本体1がTTLマル
チ調光指示モードを選択しており、かつ閃光発光器10
1が充電完了状態である場合は、#120で、接点S2
から入ってくる発光開始のトリガ信号を、1発目はプリ
発光、2発目を本発光という動作を行う様に発光制御回
路112の内部ロジックを設定する。そして発光制御回
路112は、1発目のプリ発光に関しては、たとえ接点
S1から発光停止信号が来なくとも所定量に発光量が制
限されるように発光制御を行う。例えばフル発光のガイ
ドナンバーが「32」の閃光発光器101であれば、プ
リ発光の最大発光量はガイドナンバー「8」程度にして
、フル発光で消費するエネルギーの量を最大値の16分
の1程度に抑える。
一方、#117〜#119でメモリー5DATAIのビ
ットO,BDATAIのビット1 、5DATAIのビ
ット2の少なくとも1つが0の場合、すなわち閃光発光
器101がTTL調光モード以外か、カメラ本体1がT
TL通常調光指示モードか、あるいは閃光発光器101
が充電未完の場合は、#121で接点S2から入ってく
る発光開始のトリガ信号を、1発目で本発光という従来
どおりの動作を行う様に発光制御回路112の内部ロジ
ックを設定する。
その後は#102へ戻って上記フローを繰り返す。
そのうちで、閃光発光器がTTL調光モードを選択して
おり、装着されたカメラ本体がTTL通常調光制御が可
能な従来タイプのカメラ本体である場合も、BDATA
Iのビット1が0となるので、上記と同じフローをたど
り、接点52からの発光開始トリガで本発光を開始し、
接点S1からの発光停止信号で発光停止し、通常のTT
L調光制御が完了する。
第1図(b)は本発明に係わるTTL自動調光カメラシ
ステムの他の実施例を示すブロック回路構成図であって
、本願の第6発明に対応し、第7.第8発明に係わる技
術を含む。
このTTL自動調光カメラシステムは、カメラ本体1と
閃光発光器101とからなり、互いに接点B1〜B6と
81〜S6の6接点を介して電気的に結合可能になって
おり、このうち接点B6とS6はGND接続端子である
閃光発光器101は、発光部111、発光制御回路11
2、マイコン113から成り、発光制御回路112は昇
圧回路、主コンデンサ、発光制御SCRなどを有し、基
本的には接点S2からの発光開始信号と接点S1からの
発光停止信号を受けて、発光部111の発光開始、発光
停止を制御する。マイコン113には、接点S3、S4
、S5がそのまま入力ポートPx、クロック入力端子C
K、データ入出力端子DTに接続されており、カメラ本
体1とシリアルデータ通信を行うべく構成されている。
また、マイコン113には、調光モード切換スイッチ1
21からの信号が入力ポートP1に接続されている。調
光モード切換スイッチ121は、閃光発光器101を、
TTLマルチ調光モードと従来タイプのTTL通常調光
モードのどちらのモードで使用するかを撮影者が選択す
るための操作部材に連動するスイッチである。さらに、
マイコン113は、発光制御回路112と電気的に接続
され、設定された調光モードなどに応じて発光の制御方
法を変更する。
カメラ本体1は、測光・調光回路11およびマイコン1
2を主要素として構成されている。
先ず、測光・調光回路11について、その内部回路を第
5図に示して説明する。PDII〜PD51は第4図に
も示した5つの領域に分割された光電変換手段としての
フォトダイオードであり、それぞれ照度に比例した光電
流を出力する。フォトダイオードPDIIの出力する光
電流は、ダイオードDllの帰還をかけたOPアンプ^
11によって、対数圧縮された電圧出力に変換される。
この電圧出力は、基準電源E1を基準としている。トラ
ンジスタQllと012は、この電圧をエミッタの電位
とし、ゲイン設定入力端子VGIからの入力電圧をベー
スの電位として、この電位差によって決まるゲインで対
数伸長されたコレクタ電流を出力する。トランジスタQ
12のコレクタ電流は、トランジスタQ13、Q14の
カレントミラー回路で反転されて、コンデンサC1lを
充電する。C1lに充電された電圧は、フォロワーアン
プAI2を介して積分電圧出力端子VOIに出力される
。F E TQ15は積分制御信号入力端子ITGの信
号を受けてコンデンサC1lにたまった電荷をすべて放
電する。これらの動作は、端子VO2〜VO5が出力と
なっている他の4つの測光回路に関しても同様である。
一方、トランジスタ011〜Q51の各コレクタ電流は
加算されてコンデンサC1を充電する。このコンデンサ
C1に充電された電圧は、コンパレータCPIによって
基準電圧E2と比較され、その関係が反転した時にCP
Iの出力はしからHに反転し、出力端子5TOPはHか
らLに転する。FETΩ1は積分制御信号入力端子IT
Gからの信号を受けてコンデンサC1にたまった電荷を
すべて放電する。
次にマイコン12について説明する。マイコン12は、
8ビツトの出力ポートPO(8)からデータバス41を
介してD/A変換器21〜25にデータを出力しつつ、
出カポ−) PO7〜POBの5端子から出力する選択
信号によって各D/A変換器に独立の電圧を設定させる
。D/A変換器21〜25の出力電圧は、それぞれ測光
・調光回路11のゲイン設定入力端子VGI〜VG5に
入力されている。測光・調光回路11の5つの積分電圧
出力端子VOI〜VO5はそれぞれ、マイコン12のA
/D変換入力端子ADI〜AD5に接続されている。出
カポ−) POIは積分制御信号入力端子ITGに接続
される。35.36はカメラの駆動シーケンス上で動く
機械的スイッチであり、35はミラーアップ完了時点で
オンになるミラーアンプスイッチ、36はシャッター全
開時点でオンになるシンクロスイッチである。
37は撮影者がシャッターレリーズボタンを押した時に
オンするレリーズ起動スイッチである。以上3つのスイ
ッチの信号は、それぞれマイコン12のプルアンプ抵抗
付き人力ポートPII〜P13に接続される。31.3
2はそれぞれ先幕87、後幕89の係止を保持するため
のマグネットであり、それぞれマイコン12の出力ポー
トP05、PO6からの信号がインターフェース33.
34を介して与えられ、その駆動が制御される。測光・
調光回路12の5TOP端子より送出される発光停止信
号は、閃光発光器101との間の接点B1を介して、閃
光発光器101の発光制御回路112に対して出力され
る。接点B2を介しては、マイコン12の出力ポートP
03から、閃光発光器101に対する発光開始信号が出
力される。接点83〜B5はカメラ本体1と閃光発光器
101とがシリアルデータ通信を行うためのものであり
、それぞれマイコン12の出力ポートP4、クロック出
力端子CLK。
シリアルデータ入出力端子DATAが接続されている。
次にこのように構成されたTTL自動調光カメラシステ
ムの動作を説明する。
まず、カメラ本体1のマイコン12と閃光発光器101
のマイコン113との間で、接点B3〜B5と83〜S
5を介して行われるシリアルデータ通信の動作について
、第11図に示すタイミングチャートを参照しながら説
明する。
カメラ本体1は通常、マイコン12の入出力ポートP4
を出力状態にして接点B3にHを出力しているが、閃光
発光器101に対してデータ通信を試みる時には、まず
この端子に対してLを出力する(第11図(a)に示す
a点)。所定時間の後に(b点)、マイコン12は、入
出力ポートP4をプルアンプ抵抗付きの入力状態に切り
換えて、接点B3のレベルを判定する。一方、閃光発光
器101は、マイコン1130入出力ポートPXを入力
状態にして接点S3のレベルを常時チエツクして、Lレ
ベルを検出すればその時点から入出力ポートPXを出力
状態に切り換えてLを出力する。カメラ本体1はb点の
時点で接点B3のレベルがしてあれば、データ通信可能
な閃光発光器101が装着されたと判断して、シリアル
データ通信を開始する。逆にb点の時点で接点B3のレ
ベルがHであれば、データ通信可能な閃光発光器が装着
されていないものと判断して、その時点で通信動作はや
める。通信動作が開始される場合、カメラ本体1は、0
点で接点B4からのクロックに同期させて、接点B5か
ら第1データを送り始める。d点で8ビット分のデータ
を送り終えると第1データの送信を終了する。この後は
所定の間隔で、あらかじめ取り決められたデータ数だけ
、カメラ本体1からの送信に引き続いて閃光発光器10
1からの受信を続けて行う。両者は所定数のデータ送受
信が終了した時点(f点)でそれぞれ1回のデータ通信
終了を認識し、閃光発光器101はg点で接点S3のL
レベル出力をやめて入出力ボートPxを入力状態にする
以上のようにして両者の間で授受されるデータの数が例
えば3バイトづつであったとすれば、そのデータのやり
とりは第12図のようになり、カメラ本体1から閃光発
光器101へのデータをBDATAI〜BDATA3、
閃光発光器101からカメラ本体1へのデータを5DA
TAI〜5DATA3と名付ける。これらのデータの内
容は主にそれぞれにおいて設定された各種設定情報であ
り、この中でBDATAIのビット1を、カメラ本体1
がTTLマルチ調光制御が可能なカメラ本体であるか否
かを伝えるための情報とし、このビットが1であればT
TLマルチ調光制御が可能なカメラ本体、0であればT
TLマルチ調光制御が出来ないカメラ本体であることを
閃光発光器101に知らせる。もちろん、本実施例のカ
メラ本体1はこのビットを常に1とする。
また、5DATAIのビット0を閃光発光器101で設
定されたTTL調光の制御方法がTTLマルチ調光であ
るかどうかの設定情報とし、このビットが1であればT
TLマルチ調光指示モード、0であればTTL通常調光
指示モードであることをカメラ本体1に知らせる。
次に、データ通信以外の一般動作を、第13図に示すタ
イミングチャートと第14図(a)  (b)に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。
先ず、シャッターレリーズ時以外の通常動作として、電
源が投入されると、カメラ本体1のマイコン12は、プ
ログラムの実行を開始する。これにより、マイコン12
は、第14図(a)に示す#1でメモリBDATAIの
ビット1をセットする。これは、カメラ本体1がTTL
マルチ調光制御が可能なカメラ本体であることを知らせ
るためのフラグを立てる動作である。次に#2で閃光発
光器101と先に述べたシリアルデータ通信を試みて、
通信が成立したならば、#4で受信したデータをメモリ
ー5DATAI〜5DATA3に格納する。相手の応答
がないなどで通信が不成立であった場合、例えばTT 
Ltli光機能は有しているがTTLマルチ調光方式に
は連動不可能な従来タイプの閃光発光器である場合、#
5で5DATAI〜5DATA3の全ビットに0を格納
する。次に#6でスイッチ37、すなわちレリーズ起動
スイッチ37の状態を判別し、オフであれば#1に戻り
、オンであれば#7でレリーズルーチンへと進む。レリ
ーズルーチンが終了すれば再び#1へ戻り、以上をもっ
て基本的なループを形成する。第13図においては、同
図(a)に示すa点でレリーズ起動スイッチ37がオン
し、これをフローチャートの#6で検出し、b点にてレ
リーズ動作が開始される。
レリーズルーチンは第14図(b)に示した。
#21で先幕・後幕の両マグネット31.32に通電す
ると同時に、#22で不図示の駆動手段を駆動してミラ
ーアンプを開始させる(第13図(b)に示すb点)。
#23ではスイッチ35、すなわちミラーアップが完了
したことを知らせるミラーアップスイッチ35がオンす
るのを待ち続けて、これがオンすると(第13図(C)
に示す0点)即座に#24でメモリー5DATAIのビ
ット0が1であるかどうかを判別する。このフラグは、
閃光発光器105のTTL調光の制御方法がTTLマル
チ調光指示モードであるか否かを、記憶しであるもので
ある。これが1、すなわち閃光発光器101がTTLマ
ルチ調光指示モードを選択している場合は、#27に進
み、測光・調光回路11の5つのゲイン設定電圧入力端
子VGI〜5にすべて同一の所定の電圧を印加するぺ<
D/A変換を実行する(第13図(hl〜(A)に示す
d点)。その上で、#28へ進み、測光・調光回路11
に対しては積分開始信号としてITGをLに、閃光発光
器101に対しては接点B2をLに立ち下げる(第13
図(n)。
(2))に示すe点)。これによって、閃光発光器10
1はプリ発光を開始し、第8図(0)に示すe点からf
点に至る発光波形の様に、発光量が立ち上がる。
測光・調光回路11のフォトダイオードPDII〜PD
51は被写界反射光を捉えて、その大きさに比例した光
電流を出力する。この後の回路動作をフォトダイオード
PDIIに関連する第1のチャンネルについて説明する
と、PDIIで発生した光電流はOPアンプ^11と帰
還ダイオードDllによって対数圧縮された電圧出力に
変換され、この電位をエミッタとし、ゲイン設定用電圧
入力VGIの電位をベースとするトランジスタQll、
口12によって再び対数伸長された電流出力に変換され
、結局Ω11、旧2のコレクタ電流は光電流と比例関係
を保ったままVGIの電位によって決まるゲインで増幅
され、第13図(01に示した発光波形と相似形の出力
電流波形を示す。トランジスタロ12のコレクタ電流は
、トランジスタΩ13、Q14から成るカレントミラー
回路によって同し値のソース電流に変換され、この電流
がITG信号の立下りによって短絡状態から開放された
コンデンサC1lを充電する。C1lの充電電圧はハソ
ファアンプA12によって低インピーダンスの電圧出力
に変換されて出力端子VO2から出力される。この出力
電圧は第13図(r)に示すe点からf点にかけてのV
OIの波形の様に立上る。これは、光電流を所定のゲイ
ンで増幅したものを積分し、それをGND基準の電圧の
形で表わしたものである。第2以降のチャンネルに関し
ても被写界反射光量が独立に変化するだけで、回路動作
そのものは同様である。トランジスタQll〜Q51は
、VGI〜VG5にあらかじめ同一の電圧を与えてゲイ
ンが一定にしであるので、同じゲインで光電流を増幅し
た電流を出力する。そして、これらは並列に接続されて
いるので、コンデンサC1には各チャンネルの光電流の
総和を増幅した電流が充電される。このコンデンサC1
の端子電圧は第13図(p)に示すC1積分電圧の波形
の様に変化し、この電圧が基準電圧E2を下回った時に
コンパレータCPIは出力を反転させて端子5TOPは
HからLに転じ、この信号は接点B1、Slを経由して
閃光発光器101に伝えられる(第13図(q)に示す
f点)。これによって閃光発光器101は、発光を停止
する。従ってフォトダイオードPDII〜PD51の生
ずる光電流も無くなり、積分用コンデンサCIl〜C5
1への充電が止まり、出力端子VOI〜VO5の電圧は
固定される。
次に、第14図(b)のフローチャートにおいて、#2
9では測光・調光回路11が上記の動作を行っている時
間を確保するために、プリ発光調光動作が終了するまで
の時間の最大値を見込んで所定時間の待ちを入れる。#
30では、分割された被写界の各領域に対応する出力端
子VOI〜VOSのプリ発光による積分電圧を、マイコ
ン内蔵のA/D変換器でA/D変換し、#31でその結
果を所定のマルチパターン演算アルゴリズムに通して、
撮影のための本発光時の分割領域に対する重み付けの度
合を決定する。このマルチパターン演算アルゴリズムの
内容については、例えば先に引用した特願平1−203
735号に開示したものが想定されるが、本発明の主旨
には直接関わってこないので省略する。マルチパターン
演算が終了すると、#32でITGと接点B2をともに
Hに戻しく第13図(m+および(nlに示すg点)、
測光・調光回路11内の各積分コンデンサC1およびC
Il〜C51を放電するとともに、次の本発光動作に備
える。#33では#31で求めた各分割領域に対する重
み付けの度合を反映させ、かつフィルム感度に対するゲ
インの調節を加味した上での、各チャンネルに対するゲ
イン設定電圧をVGI〜VG5端子に印加するべく、5
チヤンネルのD/A変換を実行する(第13図Th)〜
(1)に示すh点)。これにより、より重み付けの高い
分割−領域に関しては増幅率を高くした電流を積分する
ように設定される。
ここまでの準備の上で、#35において実際のシャッタ
ーレリーズ動作を開始するべく先幕マグネット31への
通電を解除(第13図(dlに示すi点)する。これに
より、先幕87が走行開始する。
そして、#36でシャッターが全開した後のスイッチ3
6のオンを待ち、これがオンしたら(第13図(幻に示
すj点)直ちに#37にてITG、接点B2をともにL
に立下げて閃光発光器101に本発光の開始を指令する
とともに、測光・調光回路11における積分開始を許容
する。閃光発光器101は第13図(0)の発光波形の
ように発光を行う。
これにより、測光・調光回路11では、トランジスタ0
11〜Q51の今度は重み付けが加味された伸長電流の
総和で、積分コンデンサC1を充電する。これが所定の
基準電圧E2を上回った時に5TOP端子がHからLに
転じ、接点B1から81を経由して閃光発光器101へ
与えられる。これにより、閃光発光器101は発光を停
止する(第13図to)に示すに点)。この時点で閃光
発光器101を光源とする撮影の露光は終了する。マイ
コン12のプログラムは、#35で先幕マグネット31
の通電を解除してからの時間を計時し、設定されたシャ
フタ−秒時が経過した時点で#39で後幕マグネ・ノド
32の通電を解除する(第13図(e)に示す1点)。
また、即座に#40でITG、接点B2の両端子をHに
戻し、次の駒のレリーズ動作に備える。
後は不図示のシャッターチャージ駆動手段、ミラーダウ
ン駆動手段等を駆動すると、第13図(C1および(g
)に示すのm点、n点において各シーケンス関係のスイ
ッチは元のオフ状態に復帰する。以上でシャッターレリ
ーズ時の動作は終了する。
一方、#24で5DATAIのビット0がOlすなわち
閃光発光器101がTTL通常調光指示モードを選択し
ている場合は、#27〜#33によるプリ発光関係の動
作は行わす#34へ飛び、各分割領域に関して一律の重
み付けとなるようにフィルム感度のみを加味した一定の
ゲイン設定電圧をVGI〜VG5端子に印加するべく、
5チヤンネルのD/A変換を実行する。第13図に示し
たタイミングチャートで言うと、同図(h)〜(1)に
示したd点からh点の直前までの信号波形の変化がなく
なり、d点の時点でh点の動作が行われることになる。
従って、同図(ロ)および(n)に示すITGと接点B
2のe点からg点にかけての立下りパルスもこの場合は
出力されず、閃光発光器のブリ発光はなされない。そし
て、#35へ進んで上述したシャッターレリーズ動作が
開始される。これにより、フィルム面の全領域に関して
均一の測光(平均測光)をした形でのTTL通常調光制
御が行われるものとなる。
次に、閃光発光器101側の動作を第13図に示したタ
イミングチャートと第15図に示すフローチャートを参
照しながら説明する。
先ず、電源が投入されて、閃光発光器101のマイコン
113がプログラムの実行を開始すると、#101で内
蔵するタイマのタイマ1で100m5の時間を計時開始
する。これは所定時間以上カメラ本体1からのデータ通
信が来ないかどうかを判断するためのものである。次に
、#102で入力ポートP1がLであるかどうかを判断
、すなわち閃光発光器101の調光モード切換スイッチ
121の状態を判断し、これがし、すなわちTTLマル
チ調光指示モードが選択されている場合は#103でメ
モリー5DATAIのビットOをセントし、H3すなわ
ちTTL通常調光指示モードが選択されている場合は#
104で上記ビット0をクリアする。
次に#108へ進んで入出カポ−)PXを入力モードに
設定しておいて、#109でそのポート、すなわち接点
S3のレベルを判断する。これがしてある場合は、カメ
ラ本体1からシリアルデータ通信の要求が来ている場合
であり、#110へ進んでポートPxを出力モードに切
り換えて、#111でこのポートをLにする。このこと
によってカメラ本体1はデータ通信の相手方の準備完了
を認識し、先に説明したシリアルデータ通信が開始され
る。通信が完了すると、#113でボー)PXをHに戻
してから、#114でタイマ1のカウンタをリセットし
新たに100m5の計時を再開する。
一方、#109でポー)PXがHであった場合は、#1
15へ進みタイマ1の計時終了をチエツクし、100m
5経過していれば#116でメモリーBDATAIのビ
ット1をクリアする。すなわち接続されたカメラ本体1
がシリアルデータ通信を行わないカメラ本体の場合は、
このカメラ本体はTTL通常調光指示モードを持たない
カメラ本体であると判断し、それに対応するフラグを一
方的にクリアする。#115でタイマ1の計時が終了し
ていなければ、#116は通らずに#117へ進む。
#117,611Bでは、メモリー5DATAIのビッ
トO、BDATAIのビット1がそれぞれ1であるかど
うかを判別する。これらはそれぞれ、■閃光発光器10
1の調光モードがTTLマルチ調光指示モードであるか
、■カメラ本体1がTTLマルチ調光制御に対応可能な
カメラ本体であるか、の判別である。これらが、すべて
1、すなわち閃光発光器101にてTTL通常調光指示
モードが選択され、かつカメラ本体1がTTLマルチ調
光制御可能である場合は、#120で、接点S2から入
ってくる発光開始のトリガ信号を、1発目はプリ発光、
2発目を本発光という動作を行う様に発光制御回路11
2の内部ロジックを設定する。そして発光制御回路11
2は、1発目のプリ発光に関しては、たとえ接点S1か
ら発光停止信号が来なくとも所定量に発光量が制限され
るように発光制御を行う。例えばフル発光のガイドナン
バーが「32」の閃光発光器101であれば、プリ発光
の最大発光量はガイドナンバー「8」程度にして、フル
発光で消費するエネルギーの量を最大値の16分の1程
度に抑える。
一方、#117、#118でメモリー5DATAIのビ
ットO、BDATAIのビット1の少なくとも1つが0
の場合、すなわち閃光発光器101がTTLマルチ調゛
光指示モード以外か、カメラ本体1がTTLマルチ調光
制御不可能の場合は、#121で接点S2から入ってく
る発光開始のトリガ信号を、1発目で本発光という従来
どおりの動作を行う様に発光制御回路112の内部ロジ
ックを設定する。
その後は#102へ戻って上記フローを繰り返す。
以上、2つの実施例を用いて本発明の具体的な構成およ
び動作について説明したが、その中で、カメラ本体1と
閃光発光器101が互いにモード切換情報等をやり取り
する手段は、シリアルのデータ通信を用いないで、専用
接点を用いてまたは接点を他の接点と兼用にして電圧レ
ベル等のハードウェア信号によってもよいことは明らか
である。
また、逆にデータ通信を行うための接点のいくつかを発
光開始信号や発光停止信号の接点と、タイミングの判別
を行うことによって兼用するようにしてもよい。
また、意識的に組合せを限定した場合、例えば形状的に
従来タイプとの互換性をなくした場合、もともと充電完
了以降でないと発光しないように構成した閃光発光器を
用意した場合、などのような場合には、本実施例におい
て開示したいくつかの自動切換の要件を全て同時に実施
しなくとも、そのうちのいくつかだけを実施するだけで
も効果があることは明らかである。
また、第1図(a)、 (b)に示した実施例によると
、シーンや状況に合わせて、撮影者の好みに応じて、従
来タイプのTTL通常調光指示モードを選択することが
できる。特に、第1図山)に示した実施例では、調光モ
ード切換スイッチ121が閃光発光器101側に設けら
れているので、すなわちTTL調光制御モード切換手段
が閃光発光器101側に設けられているので、閃光撮影
を行わないときに関係のないTTL調光制御モード切換
手段がカメラ本体1側に存在しない。すなわち、第1図
(b)に示した実施例では、閃光撮影を行うために閃光
発光器101をカメラ本体1に装着して始めて、TTL
調光制御モード切換手段が現れるので、シーンや状況に
合わせてTTLll光制御モードを切り換えるときの操
作が合理的となり、撮影者の立場で考えた場合きわめて
使い勝手の良い、TTL自動調光カメラシステムとなる
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によると、TTLマルチ調
光方式に対応したカメラ本体や閃光発光器であっても、
撮影者がその方式を選択しない場合や、従来タイプとの
組合せ、閃光発光器が充電未完の時、など考えられるあ
らゆる組合せや状況において、自動的に最良の方式の動
作に切換が可能であって、撮影者が操作に煩わされるこ
となく、矛盾なくその時点において持てる機能をフルに
発揮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図falおよび(b)は本発明に係わるTTL自動
調光カメラシステムの一実施例および他の実施例を示す
ブロック回路構成図、第2図はこのTTL自動調光カメ
ラシステムにおいてその光電変換手段の光学的な配置を
示す断面図、第3図は光電変換手段とフィルム面との光
学的関係を示す図、第4図は第3図を説明するための斜
視図、第5図は第1図(a)および(b)に示した測光
・調光回路の内部を示す図、第6図は第1図falに示
したTTL自動調光カメラシステムにおけるデータ通信
動作のタイミングチャート、第7図は第1図(alに示
したTTL自動調光カメラシステムにおける通信データ
のビットマツプを示す図、第8図は第1図(a)に示し
たTTL自動調光カメラシステムにおけるレリーズ動作
のタイミングチャート、第9図(a)および(b)は第
1図(a)に示したTTL自動調光カメラシステムにお
けるカメラ本体のマイコンの動作を示すフローチャート
、第10図は第1図(a)に示したTTL自動調光カメ
ラシステムにおける閃光発光器のマイコンの動作を示す
フローチャート、第11図は第1図(blに示したTT
L自動調光カメラシステムにおけるデータ通信動作のタ
イミングチャート、第12図は第1図(b)に示したT
TL自動調光カメラシステムにおける通信データのビッ
トマツプを示す図、第13図は第1図(blに示したT
TL自動調光カメラシステムにおけるレリーズ動作のタ
イミングチャート、第14図(alおよび(blは第1
図(blに示したTTL自動調光カメラシステムにおけ
るカメラ本体のマイコンの動作を示すフローチャート、
第15図は第1図(b)に示したTTL自動調光カメラ
システムにおける閃光発光器のマイコンの動作を示すフ
ローチャートである。 1・・・カメラ本体、11・・・測光・調光回路、12
・・・マイコン、38・・・調光モード切換スイッチ、
B1〜B ・・閃光発光器、112 13・ ・・マイコン、l 換スイッチ、81〜S6 ・・接点、101・ ・発光制御回路、工 ・・・調光モード切 ・接点。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予備発光をさせることによって被写界の複数に分
    割された領域の反射光分布情報を検出し、この反射光分
    布情報により前記分割された領域に対する重み付けの度
    合いを決定してから本発光をさせ、この本発光時の発光
    量制御に前記決定した重み付けの度合いを用いる、TT
    Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体と、 このカメラ本体からの指令により前記予備発光と前記本
    発光とを連続して行うことが可能な閃光発光器と を備えたTTL自動調光カメラシステムであって、 前記カメラ本体にあって、予備発光を伴うTTLマルチ
    調光制御を指示するTTLマルチ調光指示モードと、予
    備発光を伴わないTTL通常調光制御を指示するTTL
    通常調光指示モードとに、そのTTL調光の制御方法を
    切り換え得るTTL調光制御モード切換手段と、 前記閃光発光器にあって、前記カメラ本体からの発光停
    止信号によって発光量を決定する第1の調光モードと、
    自身が発光量を決定する第2の調光モードとに、その調
    光方法を切り換え得る調光モード切換手段と、 前記カメラ本体から前記閃光発光器に前記TTL調光制
    御モード切換手段の選択情報を伝達する第1の伝達手段
    と、 前記閃光発光器から前記カメラ本体に前記調光モード切
    換手段の選択情報を伝達する第2の伝達手段と、 前記カメラ本体にあって、前記TTLマルチ調光指示モ
    ードが選択されかつ前記第1の調光モードが選択されて
    いる場合にのみ前記TTLマルチ調光制御を実行し、前
    記TTL通常調光指示モードが選択されかつ前記第1の
    調光モードが選択されている場合には前記TTL通常調
    光制御を実行し、また前記TTLマルチ調光指示モード
    が選択されていても前記TTLマルチ調光制御に連動す
    る予備発光ができない閃光発光器が装着されている場合
    には前記TTL通常調光制御を実行するTTL調光制御
    手段と、 前記閃光発光器にあって、前記TTLマルチ調光指示モ
    ードが選択されかつ前記第1の調光モードが選択されて
    いる場合にのみ予備発光と本発光とを連続して発光制御
    し、それ以外の場合には本発光のみを発光制御する発光
    制御手段と を備えたことを特徴とするTTL自動調光カメラシステ
    ム。
  2. (2)閃光発光器に予備発光をさせることによって被写
    界の複数に分割された領域の反射光分布情報を検出し、
    この反射光分布情報により前記分割された領域に対する
    重み付けの度合いを決定してから本発光をさせ、この本
    発光時の発光量制御に前記決定した重み付けの度合いを
    用いる、TTLマルチ調光制御を行うことが可能なカメ
    ラ本体であって、 予備発光を伴うTTLマルチ調光制御を指示するTTL
    マルチ調光指示モードと、予備発光を伴わないTTL通
    常調光制御を指示するTTL通常調光指示モードとに、
    そのTTL調光の制御方法を切り換え得るTTL調光制
    御モード切換手段と、装着された閃光発光器が前記TT
    Lマルチ調光制御に連動するか否かを検出する検出手段
    と、前記TTLマルチ調光指示モードが選択されかつ前
    記検出手段が前記TTLマルチ調光制御に連動する閃光
    発光器の装着を検出した場合にのみ前記TTLマルチ調
    光制御を実行し、前記TTL通常調光指示モードが選択
    された場合には閃光発光器の種類に拘わらず前記TTL
    通常調光制御を実行し、また前記TTLマルチ調光指示
    モードが選択されていても前記TTLマルチ調光制御に
    連動する予備発光ができない閃光発光器が装着されてい
    る場合には前記TTL通常調光制御を実行するTTL調
    光制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ本体。
  3. (3)予備発光をさせることによって被写界の複数に分
    割された領域の反射光分布情報を検出し、この反射光分
    布情報により前記分割された領域に対する重み付けの度
    合いを決定してから本発光をさせ、この本発光時の発光
    量制御に前記決定した重み付けの度合いを用いる、TT
    Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体に装着
    される場合に、このカメラ本体からの指令により前記予
    備発光と前記本発光とを連続して行うことが可能な閃光
    発光器であって、 装着されたカメラ本体からの発光停止信号によって発光
    量を決定する第1の調光モードと、自身が発光量を決定
    する第2の調光モードとに、その調光方法を切り換え得
    る調光モード切換手段と、装着されたカメラ本体が前記
    TTLマルチ調光制御を行うか否かを検出する検出手段
    と、 前記第1の調光モードが選択され、かつ前記検出手段が
    前記TTLマルチ調光制御を行うカメラ本体への装着を
    検出した場合にのみ予備発光と本発光とを連続して発光
    制御し、それ以外の場合は本発光のみを発光制御する発
    光制御手段と を備えたことを特徴とする閃光発光器。
  4. (4)閃光発光器に予備発光をさせることによって被写
    界の複数に分割された領域の反射光分布情報を検出し、
    この反射光分布情報により前記分割された領域に対する
    重み付けの度合いを決定してから本発光をさせ、この本
    発光時の発光量制御に前記決定した重み付けの度合いを
    用いる、TTLマルチ調光制御を行うことが可能なカメ
    ラ本体であつて、 予備発光を伴うTTLマルチ調光制御を指示するTTL
    マルチ調光指示モードと、予備発光を伴わないTTL通
    常調光制御を指示するTTL通常調光指示モードとに、
    そのTTL調光の制御方法を切り換え得るTTL調光制
    御モード切換手段と、装着された閃光発光器が前記TT
    Lマルチ調光制御に連動するか否かを検出する第1の検
    出手段と、 装着された閃光発光器の昇圧動作が完了した時に出力さ
    れる充電完了信号の有無を検出する第2の検出手段と、 前記TTLマルチ調光指示モードが選択され、前記第1
    の検出手段が前記TTLマルチ調光制御に連動する閃光
    発光器の装着を検出し、かつ前記第2の検出手段が前記
    充電完了信号を検出した場合にのみ前記TTLマルチ調
    光制御を実行するTTL調光制御手段と を備えたことを特徴とするカメラ本体。
  5. (5)予備発光をさせることによって被写界の複数に分
    割された領域の反射光分布情報を検出し、この反射光分
    布情報により前記分割された領域に対する重み付けの度
    合いを決定してから本発光をさせ、この本発光時の発光
    量制御に前記決定した重み付けの度合いを用いる、TT
    Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体に装着
    される場合に、このカメラ本体からの指令により前記予
    備発光と前記本発光とを連続して行うことが可能な閃光
    発光器であって、 装着されたカメラ本体からの発光停止信号によって発光
    量を決定する第1の調光モードと、自身が発光量を決定
    する第2の調光モードとに、その調光方法を切り換え得
    る調光モード切換手段と、昇圧動作が完了したことを検
    出して充電完了信号を出力する充電完了信号出力手段と
    、 装着されたカメラ本体が前記TTLマルチ調光制御を行
    うか否かを検出する検出手段と、前記充電完了信号が出
    力されていて、前記第1の調光モードが選択され、かつ
    前記検出手段が前記TTLマルチ調光制御を行うカメラ
    本体の装着を検出した場合にのみ予備発光と本発光とを
    連続して発光制御し、それ以外の場合は本発光のみを発
    光制御する発光制御手段と を備えたことを特徴とする閃光発光器。
  6. (6)予備発光をさせることによって被写界の複数に分
    割された領域の反射光分布情報を検出し、この反射光分
    布情報により前記分割された領域に対する重み付けの度
    合いを決定してから本発光をさせ、この本発光時の発光
    量制御に前記決定した重み付けの度合いを用いる、TT
    Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体と、 このカメラ本体からの指令により前記予備発光と前記本
    発光とを連続して行うことが可能な閃光発光器と を備えたTTL自動調光カメラシステムであって、 前記閃光発光器にあって、予備発光を伴うTTLマルチ
    調光制御を指示するTTLマルチ調光指示モードと、予
    備発光を伴わないTTL通常調光制御を指示するTTL
    通常調光指示モードとに、そのTTL調光の制御方法を
    切り換え得るTTL調光制御モード切換手段と、 前記閃光発光器から前記カメラ本体に前記TTL調光制
    御モード切換手段での選択情報を伝達する第1の伝達手
    段と、 前記カメラ本体から前記閃光発光器に前記TTLマルチ
    調光制御が可能であることを知らせるマルチ調光制御可
    能信号を伝達する第2の伝達手段と、 前記閃光発光器にあって、前記TTLマルチ調光指示モ
    ードが選択されかつ前記マルチ調光制御可能信号を受信
    した場合にのみ予備発光と本発光とを連続して発光制御
    し、それ以外の場合には本発光のみを発光制御する発光
    制御手段と を備えたことを特徴とするTTL自動調光カメラシステ
    ム。
  7. (7)予備発光をさせることによって被写界の複数に分
    割された領域の反射光分布情報を検出し、この反射光分
    布情報により前記分割された領域に対する重み付けの度
    合いを決定してから本発光をさせ、この本発光時の発光
    量制御に前記決定した重み付けの度合いを用いる、TT
    Lマルチ調光制御を行うことが可能なカメラ本体に装着
    される場合に、このカメラ本体からの指令により前記予
    備発光と前記本発光とを連続して行うことが可能な閃光
    発光器であって、 予備発光を伴うTTLマルチ調光制御を指示するTTL
    マルチ調光指示モードと、予備発光を伴わないTTL通
    常調光制御を指示するTTL通常調光指示モードとに、
    そのTTL調光の制御方法を切り換え得るTTL調光制
    御モード切換手段と、装着されたカメラ本体に対して前
    記TTL調光制御モード切換手段での選択情報を伝達す
    る伝達手段と、 装着されたカメラ本体が前記TTLマルチ調光制御を行
    うか否かを検出する検出手段と、前記TTLマルチ調光
    指示モードが選択されかつ前記検出手段が前記TTLマ
    ルチ調光制御を行うカメラ本体の装着を検出した場合に
    のみ予備発光と本発光とを連続して発光制御し、それ以
    外の場合は本発光のみを発光制御する発光制御手段とを
    備えたことを特徴とする閃光発光器。
  8. (8)閃光発光器に予備発光をさせることによって被写
    界の複数に分割された領域の反射光分布情報を検出し、
    この反射光分布情報により前記分割された領域に対する
    重み付けの度合いを決定してから本発光をさせ、この本
    発光時の発光量制御に前記決定した重み付けの度合いを
    用いる、TTLマルチ調光制御を行うことが可能なカメ
    ラ本体であって、 装着された閃光発光器が前記TTLマルチ調光制御を指
    示するTTLマルチ調光指示モードを選択しているか否
    かを検出する検出手段と、この検出手段が前記TTLマ
    ルチ調光指示モードの選択を検出した場合にのみ予備発
    光を伴う前記TTLマルチ調光制御を実行し、それ以外
    の場合は予備発光を伴わないTTL通常調光制御を実行
    するTTL調光制御手段と を備えたことを特徴とするカメラ本体。
JP2166709A 1990-04-04 1990-06-27 Ttl自動調光カメラシステムおよびカメラ本体および閃光発光器 Pending JPH04420A (ja)

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EP0662629B1 (en) 2002-03-20
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EP0450953A1 (en) 1991-10-09
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