JP3591009B2 - Ttl自動調光制御装置 - Google Patents

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    • G03B7/0997Through the lens [TTL] measuring
    • G03B7/09979Multi-zone light measuring

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、フィルムへの露光前に予備発光を行ない、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラの閃光撮影において、いわゆるTTL自動調光撮影は、次のようにその制御が行われる。
シャッターを開いた直後にフラッシュの発光を開始させ、被写体からの反射光が撮影レンズを介してフィルムの表面に達し、このフィルムの表面で反射した光をミラーボックス内の光電変換手段で捉えて、フィルム感度によって定まる所定の増幅率で電気信号に変換する。その信号をコンデンサで積分したものを所定の値と比較して、両者が等しくなった時点でフラッシュの発光を停止させる。
【0003】
また、近年さらに進化したTTL自動調光制御方式である「TTLマルチ調光」の技術が、特開平3−68928号公報に開示されている。この場合のTTL自動調光撮影は次のようにその制御が行われる。
被写界を複数の領域に分割して測光可能な複数の光電変換手段をフィルム面をにらむ位置に配置し、フォーカルプレーンシャッターを開く直前にフラッシュを予備発光させて、その光による被写体像がシャッター幕表面で反射した光を複数の光電変換手段でとらえ、その出力を個別に積分したものを予備発光による各領域の被写界反射光分布情報として検出する。
【0004】
そして、この検出した各領域の被写界反射光分布情報を所定のアルゴリズムによって演算処理することによって、主要被写体にとって最適な露出となるような各分割領域に対する重み付けの度合を決定する。引き続いてシャッターを開いた直後にフラッシュを本発光させて、フィルム面で反射した光を前記と同じ複数の光電変換手段でとらえ、その出力に対して予め決定された重み付けを行なった上で加算して積分し、それを所定値と比較することで決定されるタイミングでフラッシュの発光を停止させ、本発光の調光を終了する。
【0005】
前述の予備発光は、それによって被写界の反射光分布情報を事前に検出するためのものであり、各分割領域が本発光の際に重視すべき領域なのかどうかをそれによって判断するためのものである。そのために、制御装置は予備発光として光らせた閃光の発光量(予備発光量)を把握している必要があり、そのための具体的な方策として次のような予備発光の方式(繰り返し発光方式)が提案されている。
【0006】
この繰り返し発光方式では、予備発光指示信号を入力した時、フラッシュは、発光量があらかじめ分かっている1発の小光量予備発光を行う。カメラの制御装置は、予備発光指示信号を繰り返し出力し、各分割領域の積分出力が適当なレベルに達した時点で予備発光の指示を停止する。カメラの制御装置は、予備発光を指示した回数をカウントしておき、その数とあらかじめ分かっている1発あたりの予備発光量とから予備発光の総発光量を求める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、繰り返し発光方式とすると、小光量予備発光を繰り返し行うための制御回路がかなり複雑になり、そのためのスペースやコストがカメラセットのコンパクト化や低コスト化を阻害する要因となる。
特に、フラッシュを内蔵するカメラボディを設計する場合には、この問題は致命的である。このため、フラッシュ内蔵タイプのカメラでは、TTLマルチ調光機能を搭載することができないという問題があった。
【0008】
また、繰り返し発光方式による予備発光は、被写界の状況によっては回数が多くなってしまうということと、各回の時間間隔はフラッシュの回路都合などによりある所定時間よりも短くできないということから、かなりの長時間、例えば3ms程度になってしまう。このため、ミラーアップ完了からシャッターの先幕を解放するまでの時間、ひいてはカメラのレリーズ動作を高速化できないという問題点も含んでいた。
【0009】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、コンパクト且つ低コストでマルチ調光機能を実現することができ、またカメラのレリーズ動作を高速化することの可能なTTL自動調光制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、第1発明(請求項1に係る発明)は、露光前に単発の発光による予備発光を行ない、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御装置において、図1(a)に示すように、電源の電圧を昇圧する昇圧手段1と、この昇圧手段1によって昇圧された電圧によって充電され電荷を蓄える電荷蓄積手段2と、この電荷蓄積手段2に蓄積された電荷を放電することにより閃光を発する発光手段3と、予備発光の前に電荷蓄積手段2の充電々圧を測定する電圧測定手段7と、発光手段3に予備発光開始の信号を与える予備発光開始制御手段4と、発光手段3に予備発光停止の信号を与える予備発光停止制御手段5と、予備発光開始信号と予備発光停止信号との時間差を測定する時間差測定手段8と、電圧測定手段7の測定した充電々圧と時間差測定手段8の測定した時間差とに基づき発光手段3の予備発光量を算定する予備発光量決定手段9とを設けたものである。
【0011】
第2発明(請求項2に係る発明)は、露光前に単発の発光による予備発光を行ない、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御装置において、図1(b)に示すように、電源の電圧を昇圧する昇圧手段1と、この昇圧手段1によって昇圧された電圧によって充電され電荷を蓄える電荷蓄積手段2と、この電荷蓄積手段2に蓄積された電荷を放電することにより閃光を発する発光手段3と、予備発光の前に電荷蓄積手段2の充電々圧を測定する第1の電圧測定手段7と、発光手段3に予備発光開始の信号を与える予備発光開始制御手段4と、発光手段3に予備発光停止の信号を与える予備発光停止制御手段5と、予備発光の後に電荷蓄積手段2の充電々圧を測定する第2の電圧測定手段10と、第1の電圧測定手段7の測定した充電々圧と第2の電圧測定手段10の測定した充電々圧との差に基づき発光手段3の予備発光量を算定する予備発光量決定手段9とを設けたものである。
【0012】
第3発明(請求項3に係る発明)は、第1発明または第2発明において、予備発光停止制御手段5を、被写界の反射光を測定し、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に予備発光停止信号を出力するものとして構成したものである。
第4発明(請求項4に係る発明)は、第1発明又は第2発明において、予備発光停止制御手段5を、被写界の反射光を測定し、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に第1の信号を発する手段と、予備発光開始信号が発せられてから所定の時間を計時した時に第2の信号を発する手段と、第1の信号および第2の信号の何れか一方が発せられた時点で予備発光停止信号を出力する手段とから構成したものである。
【0013】
【作用】
したがってこの発明によれば、第1発明では、予備発光の前の充電々圧と予備発光開始から停止までの時間とに基づき、予備発光量が算定される。
第2発明では、予備発光の前の充電々圧と予備発光の後の充電々圧との差に基づき、予備発光量が算定される。
第3発明では、第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が測定され、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に、予備発光停止信号が出力される。
第4発明では、第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が測定され、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に第1の信号が発せられ、予備発光開始信号が発せられてから所定の時間を計時した時に第2の信号が発せられ、第1の信号および第2の信号の何れか一方が発せられた時点で予備発光停止信号が出力される。
【0014】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。図2は本発明に係るTTL自動調光制御装置を搭載してなるカメラの要部を示す構成図である。
同図において、81はカメラ本体、82は撮影レンズ、83は可動ミラー、84a,84bは内レール、85は圧板、86はフィルム、87はフォーカルプレーンシャッターの先幕、88は裏蓋、89はカメラ本体81に備えられた内蔵フラッシュ、91は光電変換手段、92は集光レンズである。
【0015】
可動ミラー83が退避した図2の状態で、撮影レンズ82を通過してきた光束Lが結像する位置に、フィルム86が内レール84a、84bと圧板85とで固定されている。先幕87は、撮影時以外フィルム86の露光を許さないために、フィルム86の直前にあって、光を遮っている。露光中、すなわち先幕87が退避状態にある時は、被写体からの光束Lは撮影レンズ82で屈折してフィルム86の表面に結像し、そのうちの一部は反射して集光レンズ92、光電変換手段91に達する。露光中でない時、すなわち先幕87が図2の位置にある時は、被写体からの光束Lは撮影レンズ82で屈折して先幕87の表面にほゞ結像し、そのうちの一部は反射してやはり集光レンズ92、光電変換手段91に達する。
【0016】
図3は光電変換手段91と集光レンズ92の構造を示す図である。光電変換手段91は、円形の受光領域PD11とその両側に矩形を円弧で切り欠いた形状の受光領域PD21,PD31,PD41,PD51とを備えてなり、受光領域PD11〜PD51は同一平面上に配置されている。集光レンズ92は、3つのレンズ部分92a,92b,92cを有する光学部材であり、レンズ部分92a,92b,92cは光電変換手段91の受光領域の3つのブロックPDa,PDb,PDcに対応する上方の位置に配置されている。
【0017】
図4はフィルム面の開口領域93と光電変換手段91,集光レンズ92の光学的な位置関係を図2のA方向から見た図である。開口領域93を中央の円形部93aと周辺を4分割した矩形部93b,93c,93d,93eの5領域に分割するとすると、図3に示した光電変換手段91の中央,左,右の3つのブロックPDa,PDb,PDcは、それぞれ細かい破線,1点鎖線,粗い破線に示されるように、集光レンズ92の3つのレンズ部分92a,92b,92cを経由して開口領域93のそれぞれ中央,左半分,右半分をにらんでいる。さらに、図3の光電変換手段91の5つの受光領域PD11,PD21,PD31,PD41,PD51は、それぞれ図4の開口領域93の領域93a,93b,93c,93d,93eと形状を一致させてあるので、5つの領域の明るさを分割して測光する光電変換手段となっている。
【0018】
図5はこのカメラに搭載された回路の要部を示すブロック図である。同図において、11は測光・調光回路、12はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)、50は内蔵フラッシュ回路部である。
測光・調光回路11の内部回路を図6に示す。本実施例では、図3に示した光電変換手段PD11,PD21,PD31,PD41,PD51として、フォトダイオードを使用している。フォトダイオードPD11〜PD51はそれぞれ照度に比例した光電流を出力する。フォトダイオードPD11の出力する光電流は、基準電源E1を基準として、ダイオードD11の帰還をかけたOPアンプA11によって対数圧縮された電圧出力に変換される。トランジスタQ11とQ12は、この電圧をエミッタの電位とし、ゲイン設定入力端子VG1からの入力電圧をベースの電位として、この電位差によって決まるゲインで対数伸長されたコレクタ電流を出力する。
【0019】
トランジスタQ12のコレクタ電流は、トランジスタQ13,Q14のカレントミラー回路で反転されて、コンデンサC11を充電する。コンデンサC11に充電された電圧は、フォロワーアンプA12を介して、積分電圧出力端子VO1に出力される。FET・Q15は、積分制御信号入力端子ITGからの信号を受けて、コンデンサC11に蓄えられた電荷をすべて放電する。これらの動作は、VO2〜VO5を積分電圧出力端子とする他の4つの測光回路(チャンネル)に関しても同様である。
【0020】
一方、トランジスタQ11〜Q51のコレクタ電流は加算されて、コンデンサC1を充電する。このコンデンサC1に充電された電圧は、コンパレータCP1によって基準電圧E2と比較され、その関係が反転した時にコンパレータCP1の出力は「L」レベルから「H」レベルに反転し、出力端子STOPは「H」レベルから「L」レベルに転ずる。FET・Q1は、積分制御信号入力端子ITGからの信号を受けて、コンデンサC1に蓄えられた電荷をすべて放電する。
【0021】
マイコン12は、8ビットの出力ポートPO(8)からデータバス41を介してD/A変換器21〜25にデータを出力しつつ、出力ポートPO7,PO8,PO9,POA,POBの5端子から出力する選択信号によって各D/A変換器21〜25に独立の電圧を設定する。D/A変換器21〜25の出力電圧は、それぞれ測光・調光回路11のゲイン設定入力端子VG1〜VG5に入力される。測光・調光回路11の5つの積分電圧出力端子VO1〜VO5はそれぞれ、マイコン12のA/D変換入力端子AD1〜AD5に接続されている。マイコン12の出力ポートPO1は積分制御信号入力端子ITGに接続されている。測光・調光回路11の出力端子STOPは、マイコン12の時間計測用入力ポートTI1と、内蔵フラッシュ回路部50のIGBT・Qaのゲート端子に並列に接続されている。また、時間計測用入力ポートTI1は、出力ポートPO3にも接続されている。
【0022】
35,36はカメラの駆動シーケンス上で動く機械的スイッチであり、35はミラーアップ完了時点でオンになるミラーアップスイッチ、36はシャッター全開時点でオンになるシンクロスイッチである。37は撮影者がシャッターレリーズボタンを押した時にオンするレリーズ起動スイッチである。以上3つのスイッチの信号は、それぞれマイコン12のプルアップ抵抗付き入力ポートPI1〜PI3に接続されている。31,32はそれぞれ先幕,後幕の係止を保持するためのマグネットであり、それぞれマイコン12の出力ポートPO5,PO6からの信号をインターフェース33,34を介して駆動が制御される。
【0023】
内蔵フラッシュ回路部50は、電池BATと、閃光放電管51と、昇圧回路52と、抵抗R3,R4,コンデンサCa,Cb,サイリスタSCR,トランスL1から成る発光起動回路53と、メインコンデンサCmと、IGBT・Qaと、抵抗入りトランジスタQbと、抵抗R1,R2とから構成されている。
【0024】
昇圧回路52は、電池BATの電圧を端子INに入力し、端子OUTから昇圧された電圧を出力する。この昇圧された電圧によりメインコンデンサCmが充電され電荷が蓄積される。メインコンデンサCmの充電々圧Vmcは抵抗R1とR2とによって分圧され、その分圧電圧はマイコン12のA/D変換入力端子AD6へ与えられる。また、メインコンデンサCmの充電々圧Vmcから、発光起動回路53が給電を受ける。マイコン12の出力ポートPO2は、トランジスタQbのベースに接続され、トランジスタQbのコレクタがサイリスタSCRのゲートに接続されている。トランスL1の2次側端子T2は、閃光放電管51のトリガ端子に接続されている。閃光放電管51とIGBT・Qaとは、直列に接続されている。そして、この閃光放電管51とIGBT・Qaとの直列接続回路が、コンデンサCmに並列に接続されている。
【0025】
〔実施例1〕
次に、この回路の動作を、図7のタイミングチャートと図8のフローチャートを参照しながら説明する。
マイコン12は、レリーズ起動スイッチ37がオンになると(図7(a)に示すt点:図8に示す#1)、レリーズ動作を開始し、#2で先幕・後幕の両マグネット31,32に通電すると同時に(図7(d),(e)に示すt点)、#3で不図示の駆動手段を駆動してミラーアップを開始させる(図7(b)に示すt点)。そして、#4でミラーアップスイッチ35がオンするのを待ち受けて、これがオンすると(図7(c)に示すt点)、#5で端子AD6に入力される電圧すなわちメインコンデンサCmの充電々圧Vmcに比例する電圧をA/D変換し、これを変数Yとしてメモリに格納する。
【0026】
次に、#6で測光・調光回路11の5つのゲイン設定電圧入力端子VG1〜VG5のすべてに同じ所定の電圧を印加するべく、D/A変換を実行する(図7(h)〜(l)に示すt点)。その上で、#7で測光・調光回路11に対して端子ITGを「L」レベルにするべく、出力ポートPO1を「L」レベルに立下げて積分開始を指示すると同時に(図7(m)に示すt点)、出力ポートPO2を「L」レベルに立下げる(図7(n)に示すt点)。
【0027】
これによって、内蔵フラッシュ回路部50では、出力ポートPO2からの「L」レベルに立下がる信号を予備発光開始信号として、サイリスタSCRが導通に転じ、メインコンデンサCmの充電々圧Vmcで充電されたトリガコンデンサCbの両端の電位が、一気に充電々圧Vmcの幅で変化する。すると、トランスL1の働きにより、閃光放電管51のトリガ電極には数千ボルトのトリガ電圧が印加され、閃光放電管51にはあらかじめオン状態に維持してあるIGBT・Qaを通して放電々流が流れ、図7(o)に示すt点の直後の発光波形の様に閃光を開始する。
【0028】
この後の測光・調光回路11の回路動作を説明する。
測光・調光回路11の各フォトダイオードPD11〜PD51は被写界反射光を捉えて、その大きさに比例した光電流を出力する。この後の回路動作をフォトダイオードPD11に関連する第1のチャンネルについて説明すると、フォトダイオードPD11で発生した光電流はOPアンプA11と帰還ダイオードD11によって対数圧縮された電圧出力に変換され、この電位をエミッタとし、ゲイン設定用入力端子VG1の電位をベースとするトランジスタQ11,Q12によって再び対数伸長された電流出力に変換され、結局トランジスタQ11,Q12のコレクタ電流は光電流と比例関係を保ったままVG1の電位によって決まるゲインで増幅され、図7(o)の発光波形と相似形の出力電流波形を示す。
【0029】
トランジスタQ12のコレクタ電流はトランジスタQ13、Q14から成るカレントミラー回路によって同じ値のソース電流に変換され、この電流が端子ITGの「L」レベルへの立下りによって短絡状態から開放されたコンデンサC11を充電する。コンデンサC11の充電々圧はバッファアンプA12によって低インピーダンスの電圧出力に変換されて積分電圧出力端子V01から出力される。この出力電圧は図7(t)に示すt点直後の波形の様に立上り、これは光電流を所定のゲインで増幅したものを積分し、それをGND基準の電圧の形で表わしたものである。第2以降のチャンネルに関しても被写界反射光量が独立に変化するだけで、回路動作そのものは同様である。
【0030】
トランジスタQ11〜Q51には、ゲイン設定入力端子VG1〜VG5にあらかじめ同じ電圧を与えてゲインが一定にしてあるので、同じゲインで光電流を増幅した電流が流れ、これによりコンデンサC1は各チャンネルの光電流の総和を増幅した電流で充電される。このコンデンサC1の端子電圧は図7(p)のC1積分電圧の波形の様に変化し、この電圧が基準電圧E2を下回った時にコンパレータCP1は出力を反転させて、STOP端子は「H」レベルから「L」レベルに転じる(図7(q)に示すt点)。
【0031】
一方、マイコン12は、#7の直後から、#8で入力ポートTI1に入力されるべき立下りエッジまでの時間を測定すべく、これを測定するためのタイマーをリセットする。そして、#9で同じタイムソースを用いて50μsが経過するのを待つ。これが経過すると#10で出力ポートPO3を「H」レベルから「L」レベルに転ずる(図7(r)に示すt点)。ワイヤード接続された入力ポートTI1の信号は、測光・調光回路11の端子STOPが「L」レベルを出力するタイミングとマイコン12の出力ポートPO3が「L」レベルを出力するタイミングの早い方のタイミングで「L」レベルに立ち下がる。
【0032】
これは、予備発光の閃光を、調光積分動作によって最適な検出レベルに調節しようとしつつ、反射光が少ない場合でも最大の発光量が所定の量を越えないように制限することを意味する。これにより、予備発光による被写界の反射光分布を電気信号として捉える際のダイナミックレンジをより有効に使いつつ、本発光のための放電エネルギーを確実に残すことができるようになる。
【0033】
図7(s)に示すt点で入力ポートTI1が「L」レベルに立ち下がると、これを予備発光停止信号として、同じラインにゲート端子が接続されているIGBT・Qaがターンオフし、閃光放電管51は発光を停止する。マイコン12は、発光を開始させてから入力ポートTI1が立ち下がるまでの時間(図7に示すtSS)を計測して所定のレジスタに記憶し、そのレジスタの内容を変数Xとしてメモリに格納する(#11)。そして、#12で、変数Xを引数としてROMに記憶されているテーブルを参照することにより、関数f1(X)を求め、これをAとする。また、#13で、先に求めたメインコンデンサCmの充電々圧Vcmに関する変数Yを引数として、テーブル参照により関数f2(Y)を求め、これをBとする。そして、#14で、A*Bの乗算により、予備発光量を算定する。
【0034】
ここで、以上のような方法で予備発光量が求められる原理を、図9,図10により説明する。図9は横軸を時間t、縦軸を発光強度L(t)とし、図中の曲線は、メインコンデンサにフルに充電したフラッシュをフル発光させた時にその発光強度が、時間と共にどのような推移をするかを示している。この形は閃光放電管の種類により異なるものであるが、カメラに内蔵した場合には閃光放電管の種類は固定であるので、その発光強度の波形も決まっている。閃光放電管を発光中に発光停止させた時に得られる発光量つまり発光エネルギーは、次のように決まる。例えば、時刻t03で発光停止させた場合は、図9でのハッチングを施した部分の面積S(t03)、つまりその時刻から垂直に立てた直線と横軸と発光強度の曲線によって囲まれた図形の面積がその発光による発光量に比例する。
【0035】
図10は図9と同じ座標上に、メインコンデンサの充電々圧によって、時間t対発光強度L(t)の曲線がどのように変化するかを示した図であり、例としてVmcが330V、300V、270Vの3とおりの曲線を記した。実線のVmc=330Vの場合の曲線が、図9の曲線に一致する。原理的に閃光放電管の発光エネルギーは、メインコンデンサの充電々圧の自乗に比例するので図示するとこのようになる。従って、上記のように閃光放電管の発光中にその発光を停止させた場合に得られる発光量も、メインコンデンサの充電々圧の自乗に比例する。
【0036】
以上のような原理に基づき、具体的に発光量を算出する方法として図8のフローの算出方法を提示した。すなわち、#12での関数f1(X)は、図9の面積S(t)に比例する値を定義するものであり、実際にこの関数値を求める手段としては、あらかじめこの特性曲線から所定の時間の分解能ごとに面積S(t)に比例する値f1(X)をデータテーブルとしてROMに書き込んでおき、測定した発光時間Xを引数としてテーブル参照することにより、まずフル充電だと仮定した場合の発光量Aを導き出す。
【0037】
そして、#13での関数f2(Y)は、発光前に測定したメインコンデンサCmの充電々圧Vmcに比例する値であるYに対して、Vmcの自乗とフル充電々圧330Vの自乗の比、つまりフル充電時に対する発光エネルギーの割合を与える関数である。マイコン12の処理としては実際には計算で求める代わりに、Yの所定の分解能ごとにf2(Y)をデータテーブルとしてROMに書き込んでおき、測定したYを引数としてテーブル参照することによりフル充電時に対する割合Bを導き出す。そして、フル充電とした場合の発光量Aに現在の充電々圧Vmcのフル充電時に対する割合を乗ずることで、予備発光量を算定する。
【0038】
図8に戻り、フローチャートの続きの動作を説明する。#14で予備発光量を算定した後、#15で測光・調光回路11の各分割領域93a〜93eに対する積分電圧であるマイコン12の端子AD1〜AD5の電圧をA/D変換し、その結果をメモリに記憶する。この記憶した内容が閃光照明のみの寄与による被写界反射光分布情報になる。#16でその結果を所定のマルチパターン演算アルゴリズムに入力して、撮影のための本発光時の各分割領域93a〜93eに対する重み付けの度合いを決定する。このマルチパターン演算アルゴリズムの内容については、例えば先に引用した特願平1−203735号公報に開示したものが想定されるが、本発明の主旨には直接関わってこないので省略する。
【0039】
マルチパターン演算が終了すると、#17で出力ポートPO1,PO2をともに「H」レベルに戻し(図7(m),(n)に示すt点)、#18で出力ポートPO3も「H」レベルに戻す(図7(r)に示すt点)。#19では#16で求めた各分割領域に93a〜93e対する重み付けの度合いを反映させ、かつフィルム感度に対するゲインの調節を加味した上での、各チャンネルに対するゲイン設定電圧を端子VG1〜VG5端子に印加するべく、5チャンネルのD/A変換を実行する(図7(h)〜(l)に示すt点)。これにより、より重み付けの高い分割領域に関しては増幅率を高くした電流を積分するように設定される。
【0040】
次に#20において、実際のシャッターレリーズ動作を開始するべく、先幕マグネット31への通電を解除する(図7(d)に示すt点)。これにより、先幕87が走行を開始する。#21で、シャッターが全開した後のシンクロスイッチ36のオンを待ち、これがオンしたら(図7(g)に示すt10点)、直ちに#22で出力ポートPO1を「L」レベルに立下げて(図7(m)に示すt10点)、測光・調光回路11の積分動作を許可するとともに、出力ポートPO2も「L」レベルに立下げて(図7(n)に示すt10点)、内蔵フラッシュ回路部50に本発光の開始を指令する。これにより、内蔵フラッシュ回路部50の閃光放電管51は、図7(o)に示す発光波形のように発光を立上げる。
【0041】
図7のt10点からt11点にかけての各部波形のように、測光・調光回路11による調光動作が行われる。すなわち、測光・調光回路11において、トランジスタQ11〜Q51の重み付けが加味された伸長電流の総和が積分コンデンサC1を充電する。これが所定の基準電圧E2を下回った時にSTOP端子が「H」レベルから「L」レベルに転じ(図7(q)に示すt11点)、内蔵フラッシュ回路部50のIGBT・Qaは閃光放電管51の発光を停止させる(図7(o)に示すt11点)。
【0042】
この時点で閃光放電管51を光源とする露光は終了する。マイコン12は、#23で先幕マグネット31の通電を解除(図7(d)に示すt点)してからの時間を計時し、設定されたシャッター秒時が経過した時点で、#24で後幕マグネット32の通電を解除する(図7(e)に示すt12点)。また、即座に#25で出力ポートPO1,PO2の両端子を「H」レベルに戻し、#26で出力ポートPO3を「H」レベルに戻し、次の駒のレリーズ動作に備える。後は不図示のシャッターチャージ駆動手段、ミラーダウン駆動手段等を駆動すると、図7(g)のt14点において各シーケンス関係のスイッチは元のオフ状態に復帰する。以上でシャッターレリーズ時の動作は終了し、再び#1のレリーズスイッチの入力待ちに戻る。
【0043】
〔実施例2〕
図11は別の実施例の動作を示すフローチャートである。基本的な処理の流れは第1実施例と同じであり、各端子上に現れる波形は図7のタイミングチャートと全く同じになる。第1実施例と異なる点は、予備発光の閃光時間を測定する代わりに、予備発光の後にもメインコンデンサCmの充電々圧Vmcを測定し、予備発光前後の電圧測定値を演算処理することにより予備発光量を算定するところにある。
【0044】
具体的には、図8の#8、#11〜#14の処理がなくなり、代わりに予備発光の閃光が完了した時点の#11で、端子AD6に入力される電圧すなわちメインコンデンサCmの充電々圧Vmcに比例する電圧を再度A/D変換し、これを変数Zとしてメモリに格納する。そして#14で次の演算式(1)により予備発光量を算定する。
予備発光量=k・(Y−Z) ....(1)
【0045】
ここで予備発光量が(1)式によって計算される原理を説明する。閃光放電管を発光させた時のエネルギー量は、コンデンサの容量をC、充電々圧をVa、係数をhとした時、h・C・Vaで表される。本実施例のように、直列制御式で閃光放電管51を調光発光させた時は、メインコンデンサCmに蓄えられたエネルギーから発光によって消費した分のみを差し引いた残りのエネルギー量が保全される。この残り電圧をVbとすると、この時の残りエネルギーはh・C・Vbで表される。従って、この発光によるエネルギー量、すなわち発光量は、発光前と発光後の蓄積エネルギーの差で表現され、次の式で表現される。
発光エネルギー量=h・C・(Va−Vb) ....(2)
【0046】
(1)式のY,Zは、それぞれ(2)式のVa,Vbに比例する電圧をA/D変換した結果であるから、これらの関係を定数iを用いて、Va=i・Y、Vb=i・Zと置くと、さらに k=i・h・Cとすることにより、予備発光による発光エネルギー量、すなわち予備発光量は(1)式によって算出されることになる。
図11のフローチャートは、#15以降においては図8のフローチャートとまったく共通であり、算定した予備発光量を用いて、TTLマルチ調光制御が実行される。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、第1発明では、予備発光の前の充電々圧と予備発光開始から停止までの時間とに基づき予備発光量が算定され、予備発光を本発光時と同じ形態の予備発光開始信号および予備発光停止信号を使った単発の発光とすることにより、発光を制御する電気回路になんら特別な回路を設けることなく、コンパクト且つ低コストでマルチ調光機能を実現することができるようになる。これにより、フラッシュ内蔵タイプのカメラにおいても、従来不可能であったマルチ調光機能を搭載することができるようになる。
また、予備発光を単発の発光とすることにより、予備発光に要する時間を短くすることができることから、ミラーアップが完了してから先幕を解放するまでの時間を短くすることが可能となり、カメラのレリーズ動作の高速化にも寄与する。
【0048】
第2発明では、予備発光の前の充電々圧と予備発光の後の充電々圧との差に基づき予備発光量が算定され、予備発光を本発光時と同じ形態の予備発光開始信号および予備発光停止信号を使った単発の発光とすることにより、第1発明と同様の効果を奏する。なお、この発明では、予備発光開始から停止までの時間を測定しなくてもよいので、第1発明と比較して、ハード・ソフトの両面で簡略化を図ることが可能となる。
第3発明では、第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が測定され、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に予備発光停止信号が出力され、被写体からの反射光量を積分した結果に基づいて単発の予備発光が調光制御されるものとなり、予備発光による被写界の反射光分布を電気信号として捉える際のダイナミックレンジをより有効に使えるようになる。
【0049】
第4発明では、第1発明又は第2発明において、被写界の反射光が測定され、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に第1の信号が発せられ、予備発光開始信号が発せられてから所定の時間を計時した時に第2の信号が発せられ、第1の信号および第2の信号の何れか一方が発せられた時点で予備発光停止信号が出力され、被写体からの反射光量を積分した結果に基づいて単発の予備発光が調光制御され、かつ、予備発光時間が所定の時間に制限されることによりその最大発光々量が制限され、予備発光による被写界の反射光分布を電気信号として捉える際のダイナミックレンジをより有効に使いつつ、フィルムへの露光の際の本発光のための放電エネルギーを確実に残すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】本発明に係るTTL自動調光制御装置を搭載してなるカメラの要部を示す図である。
【図3】光電変換手段と集光レンズの構造を示す図である。
【図4】フィルム面の開口領域と光電変換手段,集光レンズの光学的な位置関係を図2のA方向から見た図である。
【図5】図2に示したカメラに搭載された回路の要部を示すブロック図である。
【図6】図5に示した回路における測光・調光回路の内部回路を示す図である。
【図7】第1実施例の動作を説明するためのタイミング図である。
【図8】第1実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第1実施例の発光量検出の原理を説明するための図である。
【図10】第1実施例の発光量検出の原理を説明するための図である。
【図11】第2実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11…測光・調光回路、12…マイクロコンピュータ(マイコン)、50…内蔵フラッシュ回路部、BAT…電池、51…閃光放電管、52…昇圧回路、53…発光起動回路、Cm…メインコンデンサ。

Claims (4)

  1. 露光前に単発の発光による予備発光を行ない、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御装置において、
    電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、
    この昇圧手段によって昇圧された電圧によって充電され電荷を蓄える電荷蓄積手段と、
    この電荷蓄積手段に蓄積された電荷を放電することにより閃光を発する発光手段と、
    前記予備発光の前に前記電荷蓄積手段の充電々圧を測定する電圧測定手段と、
    前記発光手段に予備発光開始の信号を与える予備発光開始制御手段と、
    前記発光手段に予備発光停止の信号を与える予備発光停止制御手段と、
    前記予備発光開始信号と前記予備発光停止信号との時間差を測定する時間差測定手段と、
    前記電圧測定手段の測定した充電々圧と前記時間差測定手段の測定した時間差とに基づき前記発光手段の予備発光量を算定する予備発光量決定手段と
    を備えたことを特徴とするTTL自動調光制御装置。
  2. 露光前に単発の発光による予備発光を行ない、被写界の反射光分布情報を検出した結果に基づき、露光時の本発光の発光量を制御するTTL自動調光制御装置において、
    電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、
    この昇圧手段によって昇圧された電圧によって充電され電荷を蓄える電荷蓄積手段と、
    この電荷蓄積手段に蓄積された電荷を放電することにより閃光を発する発光手段と、
    前記予備発光の前に前記電荷蓄積手段の充電々圧を測定する第1の電圧測定手段と、
    前記発光手段に予備発光開始の信号を与える予備発光開始制御手段と、
    前記発光手段に予備発光停止の信号を与える予備発光停止制御手段と、
    前記予備発光の後に前記電荷蓄積手段の充電々圧を測定する第2の電圧測定手段と、
    前記第1の電圧測定手段の測定した充電々圧と前記第2の電圧測定手段の測定した充電々圧との差に基づき前記発光手段の予備発光量を算定する予備発光量決定手段と
    を備えたことを特徴とするTTL自動調光制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、予備発光停止制御手段は、被写界の反射光を測定し、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に予備発光停止信号を出力することを特徴とするTTL自動調光制御装置。
  4. 請求項1又は請求項2において、予備発光停止制御手段は、
    被写界の反射光を測定し、これを積分した結果が所定の基準値に達した時に第1の信号を発する手段と、
    予備発光開始信号が発せられてから所定の時間を計時した時に第2の信号を発する手段と、
    前記第1の信号および前記第2の信号の何れか一方が発せられた時点で予備発光停止信号を出力する手段と
    から成ることを特徴とするTTL自動調光制御装置。
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