JP2002107789A - 測光処理回路 - Google Patents
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Abstract
複数の動作制御ができるようにする。 【解決手段】 光を受光する感光素子9と感光素子の出
力を複数に同時に分配する分配回路と、分配された出力
毎に設けられ、各出力に対してそれぞれ処理を行う処理
回路を備えた測光回路を提供し、一つの感光素子にて複
数の異なる処理動作を行える用にする。分配回路は、複
数のトランジスタ30,31,32及び33,34から
なるカレントミラー構成の回路にて構成する。感光素子
に対して接続されたカレントミラー回路の、異なるトラ
ンジスタから、そそれぞ感光素子での電流を得て、それ
ぞれ電流を異なる回路に供給する。
Description
光回路に関するものである。特に、閃光撮影装置に関す
るものである。
回路としては種々のものが提案されている。近年閃光撮
影装置としては、一眼レフタイプのカメラにて、フォー
カルプレーンシャッタ構成ゆえに閃光撮影装置に対応し
て,同調秒時という概念が必要であった。これは、シャ
ッタが全開状態にて閃光発光を行うものである。ところ
が、近年、フラットパターン発光技術により、シャッタ
の全開秒時よりも高速側の秒時にて閃光撮影が行えるよ
うになってきている。このときには、測光回路としては
2つの機能を持つ必要があった。ひとつはフラット発光
制御のための測光であり、もう一つは フラット発光中
の光量が実際、どの程度出力されたかいなかを監視する
ための、積分型測光である。
システムとしては次のような方法が提案されている。ま
ず、カメラの露出動作のシーケンスが開始し、一眼レフ
タイプのカメラにて、ミラーアップ動作開始前に所定の
波高値レベルのフラットパターンのプリ発光を被写体に
対して行い、そのプリ発光の反射光をカメラ内に設けら
れた、測光回路にて被写体からの受光量をモニタするこ
とにより、実際の撮影露光に対して必要なメイン光量を
プリ発光時の絞り値とメイン発光時の絞り値、フイルム
のISO感度により、算出してメイン発光時に必要な最
適光量を算出する。この算出後、ミラーアップし、シャ
ッタ駆動が行われる。このとき、先ほどの算出されたメ
イン発光に最適な波高値レベルにて、メインのフラット
パターン発光制御が行われる。この制御中に、シャッタ
の先幕、後幕の走行制御が行われる。
光から出力される光量自身は制御上のばらつきが生じる
ので、プリ発光時の光量を閃光管から直接モニタして、
メイン発光量を算出するときに補正をかけることが行わ
れる。
図である。図において1は電源であるところの電池、2
は電源スイッチ、3はDCDCコンバータで電池電圧を
昇圧し、ストロボとしてのメインコンデンサ4に充電を
する。
のエネルギーを蓄積する。5は電圧検出回路であり、メ
インコンデンサの充電電圧を検出するための充電電圧検
出回路、6はトリガー回路であり、7の放電管を励起す
るための回路である。
を利用した閃光撮影用の放電管である。8はスイッチン
グ素子としてのIGBTであり、閃光発光量を制御する
ために放電管7を流れる電流を制御するための半導体ス
イッチである。9は放電管7より発せられる光量を被写
体を介することなく直接モニタするための感光素子であ
り、SPDである。このSPDに対しては光は放電管7
から発光される、被写体等の依存のない直接光をモニタ
している(図1においてDIRECTと記載している)10は
9のSPD電流を電圧に変換するための抵抗である。1
1はコンパレータであり、非反転入力端子が 抵抗10
へ、反転入力端子がマイコン(コンピューター)14の
端子DA2に接続されている。12はコンパレータであ
り、非反転入力端子が 抵抗10へ、反転入力端子がマ
イコン14の端子DA1に接続されている。13は制御
回路であり、各コンパレータ11、12からの入力を受
けて処理を行いIGBT8を制御するものである。ま
た、この制御回路は マイコン14からの ENA入力
にても制御される。この制御回路は別途 タイミングチ
ャートを用いて制御内容を示す。マイコン14は制御回
路13に対する制御を行うとともに、コンパレ−タの非
反転端子へのレベル決定用のDAコンバータを内蔵して
DA1、DA2の端子より、DA出力を行い、フラット
発光の波高値を決定する。
タするための感光素子であり、SPDであり、このSP
Dに対しては光は放電管7よりの被写体等の依存のない
直接光をモニタしている。16は対数圧縮用のダイオー
ドであり、SPD15に流れる光電流を対数圧縮する。
17は演算増幅器(オペアンプ)であり、帰還経路に先
のダイオード16が接続されるとともに、非反転入力端
子は所定電圧であるVREFに接続されている。18は
伸張用トランジスタであり、オペアンプ17の出力が
ベースに接続されて、対数圧縮した電圧が入力される。
19はコンデンサ20の電荷を放電するためのリセット
用半導体スイッチである。この半導体スイッチの制御端
子は、マイコンのINT端子に接続されている。
デンサに対して対数圧縮積分が行われる。これはSPD
15の流れる電流が、16のダイオード、17のオペア
ンプを通して対数圧縮され、トランジスタ18にて伸張
される過程にて、トランジスタのエミッタに接続された
コンデンサに対数圧縮積分が行われる。この対数圧縮積
分とは、通常のリニア型の積分とは違い、コンデンサへ
の充電電圧が、SPD光電流のリニア積分値の対数圧縮
値が積分されるものである。
ンデンサの電圧をマイコンのAD入力が取り扱いしやす
い用にレンジ合わせこみをするために、増幅するもので
ある。22はカメラ側の制御回路であり、フラット発光
のプリ発光を指示したり、メイン発光を指示したり、閃
光発光のプリ発光の被写体からの反射光をモニタしたり
の機能を有している。また、このカメラ制御回路は、1
4のマイコンと連携して先の制御情報を伝達する。
流させるためのコイル、24は上記23を作動させるた
めに設けられるダイオードである。
用いながら説明する。図4は閃光撮影装置におけるフラ
ット発光のプリ発光するときのタイミングチャートを示
している。
マイコン14はDCON端子にて、3のDCDCコンバ
ータへ発振許可状態にし、DCDCコンバータは昇圧動
作を開始する。この昇圧動作により、4のメインコンデ
ンサは充電され、その充電電圧が5の電圧検出回路にて
検出され、マイコン14のAD2端子へ入力される。マ
イコン14は、このメインコンデンサの充電電圧が所定
値に到達時、DCON端子から、3のDCDCコンバー
タに対し、充電動作禁止の信号を送る。このメインコン
デンサの充電完了後、カメラ制御回路22より、フラッ
トパターンのプリ発光開始指令が、マイコン14へ伝達
される。マイコン14はこのプリ発光開始指令を受け取
ると、フラットパターンのプリ発光を行うために最適な
波高値制御レベル指示としてマイコンのDA端子であ
る、DA1、DA2端子より、アナログ値を出力する。
また、制御回路13へENA信号を出力し、制御回路1
3を動作状態とする。図4にみられるように、このEN
A端子が“H”レベルとなることにより、制御回路13
は、IGBTゲートへの出力端子を“H”とし、IGB
T8をオンさせる。このIGBTのオンにより、6のT
RIG回路はトリガー動作を開始し、放電管7へトリガ
電圧を印加する。このトリガ電圧の印加により、放電管
7は発光開始を行う。この発光が、被写体に照射される
とともに、放電管からの直接の光が、感光素子である
9,15に照射され、おのおのの光電流がながれること
になる。9の感光素子に流れた光電流は抵抗10にて電
圧変換され、コンパレータ11、12へ入力される。抵
抗10に発生する電圧が上昇、つまりは光電流が上昇
し、コンパレータ11の非反転入力端子のDA2の電圧
をこえるとコンパレータ11のA出力端子は“H”とな
り、制御回路13へ出力される。このA出力により、制
御回路13はIGBTゲート駆動を“L”としてIGB
Tをオフにする。このIGBTのオフにより、それまで
流れていた放電管電流はダイオード24を通して還流さ
れる。この還流時の放電管にながれる電流は徐徐に下が
るので光電流は徐々に低下する。光電流が低下し、コン
パレータ12の非反転入力端子に印加されているDA1
の電圧よりも低下すると、コンパレータ12はB出力と
して“H”出力を制御回路13へ出力する。制御回路1
3は、図4にみられるように、再度IGBTのゲート端
子を“H”駆動をかけ、IGBTをオンさせ、放電管の
電流を上昇させ、発光量、つまりは光電流も上昇させ
る。以降、この動作を繰り返して、擬似的なフラット発
光のプリ発光をENA端子が“H”の間繰り返す。
には、INT端子が“L”出力され、19の半導体SW
がオンからオフになる。これにより、積分コンデンサ2
0はリセット状態から、光電流の積分状態入る。これ
は、図4のVCのグラフで図示される。フラットのプリ
発光が行われている間、積分動作が継続される。このと
きの積分としては、伸張用トランジスタとコンデンサ2
0の作用により、対数圧縮形態の積分動作が行われてい
る。このコンデンサ20の積分値は増幅器21により、
マイコン14がADするのに最適な増幅がおこわれて、
マイコンのAD端子に入力される。マイコンはこの積分
値を入手して正確なプリ発光量を算出し、メイン発光に
際し、メイン発光時の絞り値、フイルムのISO感度に
より、メイン発光量を算出して、フォーカルプレーンシ
ャッタ駆動時に、算出された光量に応じて、フラット発
光制御を行うものである、補正を加えて、メイン発光時
に露光量が適正になるようにする。
例においては、フラット発光制御用の感光素子と、積分
用の感光素子が2つ必要であった。また、この感光素子
へ放電管からの直接光をモニタするためにガイドするた
めの部材、例えば光ファイバ等も2ヶ必要であったので
部品点数も増大し、コストアップであるという欠点を有
していた。また、光ガイドするための構造としてはスペ
ースをとり小型化しにくいという欠点も有していた。
は、光を受光する感光素子と該感光素子の出力を複数に
同時に分配する分配回路と、分配された出力毎に設けら
れ、各出力に対してそれぞれ処理を行う処理回路を備え
た測光処理回路を提供し、1つの感光素子にて複数の異
なる処理動作を行える用にしたものである。
分配回路として、カレントミラー構成の回路にて構成し
たものである。
記載の回路において、感光素子により閃光管からの発光
を直接的に受光させるとともに、処理回路として前記分
配された出力レベルに応じて閃光管の発光動作を制御
し、フラット発光を行わせる第1の回路と、前記分配さ
れた他の出力を積分し、フラット発光における閃光管か
らの発光量を検知する第2の回路を設け、フラット発光
ストロボに適した構成とするものである。
子に接続された第1のカレントミラー回路と該カレント
ミラー回路を構成する第1のトランジスタからの電流を
処理する第1の回路と、前記カレントミラー回路を構成
する第2のトランジスタに接続される第2のカレントミラ
ー回路と、該第2のカレントミラー回路を構成する第3の
トランジスタからの電流を処理する第2の回路を備えた
測光処理回路を提供するものである。
受光素子の信号を対数圧縮する圧縮回路と、該圧縮回路
からの出力を処理する第1の回路と、前記圧縮回路の出
力を伸張する伸張用トランジスタと、該トランジスタに
接続されたカレントミラー回路と、該カレントミラー回
路を構成するトランジスタからの電流を処理する第2の
回路を備えた測光処理回路を提供するものである。
測光回路の回路図を示す。図1中、図3で示したもの
と、同じ素子に関しては同一番号であり、その説明は省
略する。図1中、図3と異なる構成部に関して説明す
る。30,31,32はnpn型のトランジスタであ
り、カレントミラーを構成している。33,34はpn
p型のトランジスタであり、カレントミラーを構成して
いる。35は抵抗である。
た光電流は、カレントミラー30、31、32にて光電
流と同一電流がトランジスタ31、32のコレクタより
流れる。31のトランジスタのコレクタはダイオード1
6とオペアンプ17の反転入力端子に接続されている。
トランジスタ31のコレクタ電流はオペアンプ17の作
用により、ほぼ、同一の電流値が対数圧縮用ダイオード
16にながれ、オペアンプ17の出力はダイオードによ
り、対数圧縮された電圧が出力され、トランジスタ18
のベースに入力される。以降のトランジスタ18、コン
デンサ20により対数圧縮積分動作に関しては図3と同
じである。
は カレントミラー33,34にて抵抗35に流れるこ
とになる。この抵抗35に発生する電圧が、コンパレー
タ11,12の非反転端子に入力される。以降コンパレ
ータ11,12、制御回路13にて行われるフラット発
光の制御に関しては図3と同じである。
つの感光素子に流れる光電流をカレントミラー構成の回
路にて、複数の電流に分配し、その一つはフラット発光
制御用の光電流とし、もう一つは積分用の光電流に変換
し、積分動作を同時に行うことが可能となる。
り、その説明は省略する。
回路の回路図を示す。図2中、図3に示した構成部と同
じ素子に関しては同一番号であり、その説明は省略す
る。図2中、図3は異なる構成部に関して説明する。3
6はnpn型のトランジスタである。33,34はpn
p型のトランジスタであり、カレントミラーを構成して
いる。35は抵抗である。図2に示した感光素子15に
流れた光電流は、図3と同じく、ダイオード16、オペ
アンプ17にて構成される対数圧縮回路に入力される。
オペアンプ17の出力はトランジスタ18のベースに接
続されるとともに、トランジスタ36のベースにも接続
されている。
されると、トランジスタ36は、そのエミッタがアンプ
17の非反転入力端子電圧VREFと同一電圧に設定さ
れているので、圧縮された電圧が再度このトランジスタ
36にて伸張が行われ、感光素子15に流れる電流値と
同一値がトランジスタ36のコレクタに流れる。また、
このコレクタ電流は33,34のカレントミラーにて同
一電流値が 抵抗35に流れる。
ータ11,12の非反転端子に入力される。以降コンパ
レータ11,12、制御回路13にて行われるフラット
発光の制御に関しては図3と同じである。
は、トランジスタ18のベースに入力され、以降のトラ
ンジスタ18、コンデンサ20により対数圧縮積分動作
に関しては図3と同じである。
つの感光素子に流れる光電流を対数圧縮回路にて変換
後、電圧の形態にて複数の回路に分配することも可能で
ある。電圧の一つは伸張回路を経由して、再度光電流に
変換されリニア処理が行われ、もう一つは 積分回路に
入力されることになる。
と同様であるので説明は省略する。また、上記、図1、
図2においては 分配先を2つとしているがこれに限ら
ず3つ以上とかも可能である。
理回路としては、一つの感光素子の出力を複数に分配す
ることにより、同時に複数の処理が可能となり、部品点
数の削減、コストダウン、小型化が可能になるという効
果を得ることができるものである。
示す回路図である。
示す回路図である。
である。
トミラー) 16 ダイオード 17 オペアンプ 18 トランジスタ 20 コンデンサ 11,12 コンパレーター
Claims (5)
- 【請求項1】 光を受光する感光素子と該感光素子の出
力を複数に同時に分配する分配回路と、分配された出力
毎に設けられ、各出力に対してそれぞれ処理を行う処理
回路を備えた測光処理回路。 - 【請求項2】 前記分配回路はカレントミラー構成の回
路にて構成されることを特徴とする請求項1に記載の測
光処理回路。 - 【請求項3】 前記感光素子は閃光管からの発光を直接
的に受光するとともに、前記処理回路は前記分配された
出力レベルに応じて閃光管の発光動作を制御し、フラッ
ト発光を行わせる第1の回路と、前記分配された他の出
力を積分し、フラット発光における閃光管からの発光量
を検知する第2の回路を有することを特徴とする請求項1
又は2に記載の測光処理回路。 - 【請求項4】 受光素子と該素子に接続された第1のカ
レントミラー回路と該カレントミラー回路を構成する第
1のトランジスタからの電流を処理する第1の回路と、前
記カレントミラー回路を構成する第2のトランジスタに
接続される第2のカレントミラー回路と、該第2のカレン
トミラー回路を構成する第3のトランジスタからの電流
を処理する第2の回路を備えたことを特徴とする測光処
理回路。 - 【請求項5】 受光素子と、該受光素子の信号を対数圧
縮する圧縮回路と、該圧縮回路からの出力を処理する第1
の回路と、前記圧縮回路の出力を伸張する伸張用トラン
ジスタと、該トランジスタに接続されたカレントミラー
回路と、該カレントミラー回路を構成するトランジスタ
からの電流を処理する第2の回路を備えたことを特徴と
する測光処理回路。
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- 2000-09-29 JP JP2000299220A patent/JP4497693B2/ja not_active Expired - Fee Related
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