JPH0647000A - 撮影装置及び閃光装置 - Google Patents

撮影装置及び閃光装置

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JPH0647000A
JPH0647000A JP4202538A JP20253892A JPH0647000A JP H0647000 A JPH0647000 A JP H0647000A JP 4202538 A JP4202538 A JP 4202538A JP 20253892 A JP20253892 A JP 20253892A JP H0647000 A JPH0647000 A JP H0647000A
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JP
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photographing
light
light emission
light source
emission
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JP4202538A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Ono
重秋 小野
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光素子の劣化による撮影失敗を防ぐ。 【構成】 撮影用光源の発光開始から発光停止までの時
間または発光光量を計測する計測手段と、該計測手段の
計測結果を積算する積算手段と、該積算手段の積算結果
に基づいて前記撮影用光源の劣化状態を検出する劣化状
態検出手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキセノン管等の発光素子
を撮影用光源として被写体を撮影する撮影装置と、その
発光素子として好適な閃光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キセノン管(閃光放電管)等の発
光素子を利用し、自然状態での撮影では露出不足になる
ような状態でも、被写体像を撮影できるストロボ撮影装
置が知られている。特に入射光が戻って来にくい眼底を
撮影する、いわゆる眼底カメラでは、ストロボを用いて
撮影を行う必要性が大きい。
【0003】従来の閃光装置では発光用電圧を印加する
メインコンデンサを1つとし、この放電制御を行うため
の、サイリスタ、MOSFET、トランジスタ、IGB
T等のスイッチング素子を、閃光放電管と直列に1つ接
続し、そのスイッチング素子をON、OFF するタイミング
を調整することにより発光光量を制御する直列制御方式
の調光式閃光装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はキセノン管等の発光素子の劣化状態が事前に判らなか
った。このため、発光素子が経時変化により劣化してい
たり、寿命がきて発光抜けが発生するような状態で、そ
れを気づかずに使用者が撮影を行い、非適正露光で撮影
を失敗してしまうという欠点があった。特に眼底カメラ
でこのような失敗が発生すると撮り直しのため被検者に
何度も撮影を強いる事になり、被検者によけいな苦痛を
与えてしまうので、より問題であった。
【0005】又従来の直列制御方式の調光式閃光装置で
は、1つのスイッチング素子で1つのメインコンデンサ
から閃光放電管に流れる大電流をON、OFF するため、ス
イッチング素子は大型で高価なものが必要となる。特に
眼底カメラで人眼眼底を撮影する場合等では、一般のカ
メラでフラッシュ撮影を行うよりも大きな閃光放電管の
発光量を必要とするため、なおさら大型、高価な素子が
必要であった。又、このような閃光装置で小光量から大
光量まで、広いダイナミックレンジで発光量の制御を行
おうとすると、小光量の部分での発光制御精度が余り良
くならず、予定された発光量よりもオーバーしてしまう
ことがあるという欠点があった。
【0006】本発明は前述従来例の欠点に鑑み、発光素
子の劣化による撮影失敗を防いで常に適正露光での画像
が得られるようにした撮影装置を提供する事を第1の目
的とする。
【0007】本発明は前述従来例の欠点に鑑み、小型で
安価なスイッチング素子の使用を可能とすると共に、小
光量であっても発光制御精度の低下を防ぐことができる
様にした閃光装置を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述第1目的を達成する
ため、本出願の第1発明は、撮影用光源により被写体を
照明し、被写体像を記録手段の受光面上に形成する事に
より撮影を行う撮影装置において、前記撮影用光源の発
光開始から発光停止までの発光エネルギーに相当するパ
ラメータを計測する計測手段と、該計測手段の計測結果
を積算する積算手段と、該積算手段の積算結果に基づい
て前記撮影用光源の劣化状態を検出する劣化状態検出手
段とを設けている。
【0009】前述第2目的を達成するため、本出願の第
2発明は、閃光放電管と、それぞれが前記閃光放電管を
発光させる発光電圧を与える複数のメインコンデンサ
と、前記複数のメインコンデンサと前記閃光放電管との
電気的接続を切り替えるためのスイッチング手段とを設
けている。
【0010】
【作用】第1の発明の構成により、撮影用光源の劣化状
態を正確に把握できるようになる。
【0011】第2の発明の構成により、小型で安価なス
イッチング素子の使用と小光量における発光制御の高精
度化が可能になる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である眼底カメ
ラの構成図であり、ハロゲンランプからなる観察光源2
2の光路L1上に一つ目のコンデンサレンズ23、キセ
ノン管等からなる撮影光源21、二つ目のコンデンサレ
ンズ23、ミラー8M、リングスリット19、リレーレ
ンズ15、18、黒点板16、スプリット投影系17、
穴開きミラー3が順次に設置されている。穴開きミラー
3と被検眼1との間に対物レンズ2が配列され、穴開き
ミラー3の後方の光路L2にはフォーカスレンズ4、変
倍撮影レンズ6、クイックリターンミラー7、データ写
込みレンズ8、フィルム9が順次に配列されており、ク
イックリターンミラー7が光路L2上に挿入されたとき
の反射方向には、クイックリターンミラー10が設けら
れ、クイックリターンミラー10の反射方向には焦点板
12、ファインダーレンズ13が配置されている。なお
5、20は眼底蛍光撮影に際して、光路L1,L2にそ
れぞれ挿入される蛍光ろ過フィルタ、蛍光励起フィルタ
である。又8Aはリレーレンズである。11はインスタ
ント写真用光路を示す。
【0013】36は撮影光源21の発光を制御する発光
制御回路、37は撮影光源21の発光エネルギーを供給
する発光用電源部、38は発光用電源部の電圧値を検出
する電圧検出部、29は発光制御回路36によって撮影
光源21が発光を開始してから、発光制御回路36によ
って発光を停止するまでの時間を計数するカウンタ、3
0は撮影者が押すための撮影スイッチ、31は撮影前に
あらかじめ設定された撮影条件を後述する演算部に入力
する入力部、25は撮影光源の発光光量を検出するため
の受光センサであり、光ファイバ4によって、光束が導
かれる。26は増幅部で、受光センサ25からの出力信
号を増幅する。27は積分部で、増幅部26からの信号
を積分する。28は比較部で、積分部27の出力信号を
あらかじめ設定されたしきい値と比較して演算部35に
出力する。40はA/Dコンバータで、積分部27で得
られた積分のアナログ値をディジタル値に変換する。3
4は不揮発性メモリで、装置の電源がOFF になった状態
でも必要な情報を記憶しておく部分である。32は表示
部で、撮影光源21の発光素子の寿命警告を表示する。
33はRAM 等のメモリで、必要な情報を装置の電源ONの
時に格納しておく部分である。35は演算部であり、撮
影スイッチ30からの信号受信時に発光制御回路36へ
発光開始の指令信号を、又適正露光に達した際には発光
制御回路36へ発光停止の指令信号を、それぞれ送信す
る。又同時にカウンタ29にも、それぞれカウント開始
信号とカウント停止信号を送信し、カウンタにこの間の
時間を計数させる。更に演算部35は入力部31、受光
センサ25からの信号も入力され、又必要に応じて、不
揮発性メモリ34、メモリ33との間でデータのやりと
りを行い、表示部32に必要情報を表示させる。 この
ような構成において、観察時には観察光源22が発光
し、この観察光はコンデンサレンズ23で集光され、ミ
ラー8Mを介してリングスリット19の近傍に結像され
る。次いで、リレーレンズ15、18によりリングスリ
ット19の環状開口の像が、穴開きミラー3の近傍に結
像され、穴開きミラー3により観察光は反射されて被検
眼1に向かって進行する。そして、対物レンズ2により
被検眼1の眼底を照明する。眼底からの反射光は元の光
路を逆行し、対物レンズ2により一端結像し、穴開きミ
ラー3の穴部を通過して、フォーカスレンズ4及び変倍
レンズ6によって結像される。反射光は更に光路L2上
に挿入されたクイックリターンミラー7によって上方に
反射され、クイックリターンミラー10、焦点板12、
ファインダーレンズ13を介して検者により観察され
る。これにより検者は撮影前のアライメントやピント合
わせを行う。
【0014】又撮影時には、撮影スイッチ30を押す事
により、観察光源22とコンデンサレンズ23に関して
ほぼ共役の位置にある撮影光源21が点灯される。この
時、クイックリターンミラー7は回動し、点線で示すよ
うに光路L2上からはずれており、眼底からの反射光は
不図示のシャッタが開くと同時にフィルム9を感光する
事になる。それと同時に演算部35は発光制御回路36
に発光開始制御信号を、又カウンタ29にカウント開始
信号を出力する。撮影光源21は発光を開始し、同時に
カウンタ29が時間計数を開始する。演算部35は2つ
のモードを持っており、入力部31を介して撮影者が選
択できるようになっている。第1のモードを選択したと
きには、入力部31から入力された記録媒体の種類、感
度、撮影倍率等の撮影条件情報に基づいて、適正露光が
達成される時間を演算部35が算出し、カウンタ29が
その時間をカウントした時点で、演算部35は発光制御
回路36に発光停止の制御信号を出力する。第2のモー
ドを選択した際には入力部31から入力された記録媒体
の種類、感度、撮影倍率等の撮影条件情報に基づいて適
正露光量を算出し、受光センサ25によって検出した光
量信号を増幅部26で増幅し、積分部27で積分して、
積分値が適正露光量に相当する値に達した時点で比較部
28は演算部35を通して発光制御回路36に発光停止
の制御信号を出力する。いずれの場合も発光制御回路3
6が発光用電源部37が発光素子に発光エネルギーを供
給するのを停止して発光素子は発光を停止する。同時に
演算部35はカウンタ29に発光停止信号を出力してカ
ウントを停止させる。
【0015】カウンタ29はカウントを停止してすぐに
演算部35に発光開始から発光停止までの時間、即ち発
光時間を出力する。演算部35は、発光素子の発光時の
発光用電源部37のメインコンデンサの電圧を電圧検出
部38より入力し、あらかじめ与えられているメインコ
ンデンサの静電容量値、及び前記発光時間より発光に要
したエネルギー値を算出し、前回までの撮影の総発光エ
ネルギーの記憶データをメモリ33から読みだし、今回
の撮影の発光エネルギーを加算する。今回の発光エネル
ギーを加算された総発光エネルギーは、メモリ33に再
保存される。この総発光時間データを含むメモリ33内
のデータは、装置の電源をOFF にするときに不揮発性メ
モリ34に格納され、再度電源ONにした際に不揮発性メ
モリ34から読み出されてメモリ33に格納される。
【0016】発光素子の寿命データ、即ち総発光エネル
ギーがこのエネルギー値を超えると発光抜けや発光量の
低下が発生するというエネルギーWのデータは発光素子
毎にあらかじめ求められており、メモリ33に格納され
ている。総発光エネルギーがこのWを超えた場合には、
演算部35は表示部32に発光素子の寿命が来た事の警
告表示を出すよう指令を発する。この警告を見て、たと
えば撮影者は発光素子を交換する。発光素子を交換した
時点でメモリ33内の総発光エネルギーデータがリセッ
トされる。
【0017】例えば、発光素子の1つであるキセノン管
の寿命は一般にキセノン管の総発光エネルギーの2乗に
反比例するので、毎回異なる発光エネルギーで発光する
キセノン管の寿命を判定する場合、発光回数をカウント
するのに比べて、このように実際に発光エネルギーを積
算していく方が、寿命判定がより高い精度で行える。
【0018】警告表示はLED の点灯、点滅、またはブザ
ー音によるものでもよい。
【0019】又、総発光エネルギーがWを超えた場合
に、警告表示を出す変わりに撮影動作を禁止するように
してもよい。
【0020】更に、キセノン管等の発光素子は一般に経
時変化によって最低発光電圧が上昇するので、総発光エ
ネルギーがWを超えた時点から演算部35からの指令信
号で発光用電源部37に発光素子への印加電圧を高くし
ていくように制御させてもよい。これにより発光抜けを
防止する事ができる。
【0021】又更に、前述実施例の説明では発光時間を
基に発光エネルギーを算出し、それに基づいた制御を行
ったが、発光光量を基に行うようにしてもよい。即ち、
図1の装置において以下のようにする。
【0022】図1において、前述と同様に、撮影光源2
1が発光を開始すると、受光センサ25は、光ファイバ
24を介して撮影光源21からの光束の一部を受光す
る。受光センサ25は、受光光量に応じて、電気信号を
出力する。この出力信号は、増幅部26で増幅され、積
分部27で積分される。ここで、前述実施例と同様に、
撮影光源21が発光を停止すると、積分部27で積分さ
れた値は、A/Dコンバータ40で、アナログ値からデ
ィジタル値に変換され、演算部35に出力される。演算
部35では、この受光センサ25の1回の発光における
総受光量を、発光エネルギーに換算し、前述実施例と同
様に総発光エネルギーに今回の発光エネルギーを加算
し、メモリ33、不揮発性メモリ34に再格納する。こ
の発光素子の寿命データ、即ち総発光エネルギーがこの
値を超えると光量低下や発光抜けを起こすという総発光
エネルギーデータQをあらかじめ設定しておき、演算部
35で総発光エネルギーがQを超えた時点で、前述のよ
うに表示部に警告表示を出させる等の処理を行う。
【0023】又、更に図1の装置で以下の様にしてもよ
い。
【0024】発光用電源37に内蔵されているメインコ
ンデンサ(不図示)の充電電圧を電圧検出部38で検出
し、演算部35に出力する。この時の充電電圧をV1と
する。前記説明と同様に、撮影光源21が発光を開始し
(この時のメインコンデンサの充電電圧はV1)、発光
を停止した際、電圧検出部38は再度メインコンデンサ
の充電電圧を検知し、演算部に出力する。この時の充電
電圧をV2とすると、一般にキセノン管の発光に要した
エネルギーEは、メインコンデンサの静電容量をCとし
て、 E=C(V12 −V22 )/2 で表される。キセノン管の寿命は前述の様に一般に総発
光量の2乗に反比例するので、各発光ごとに発光前後の
電圧を測定、上記式を用いて発光エネルギーを算出し、
前述同様にメモリ33から読み出した前回までの撮影の
総発光エネルギーに今回の撮影の発光エネルギーを加算
し、これをメモリー33に再保存する。
【0025】このように図1の装置においては発光エネ
ルギーの計算を、発光時間、発光光量、発光用電源のメ
インコンデンサの充電電圧、のうちのいずれを用いても
行える。選択は入力部31を介して撮影者が選択できる
ようにしてもよい。又、いずれか1つ又は2つだけ行え
る構成になっていてもよいことは言うまでもない。又発
光エネルギーの計算の仕方は上述のものに限られない。
【0026】図2は本発明の第2実施例に係る閃光装置
の説明図である。本閃光装置は図1の装置における光源
21、発光制御部36と発光用電源部37の部分に置き
換えることができる。図2において、101は電源、1
02、103、104、121はダイオード、105、
106、107は発光エネルギーを蓄えるメインコンデ
ンサ、120は閃光放電管である。122は閃光放電管
120に最低発光電圧を与えるための励起用コンデンサ
であり、メインコンデンサ105、106、107より
も静電容量が小さく設定されている。ダイオード102
とメインコンデンサ105の直列回路、ダイオード10
3とメインコンデンサ106の直列回路、ダイオード1
04とメインコンデンサ107の直列回路、ダイオード
121とメインコンデンサ122の直列回路が、電源1
01に対してそれぞれ並列に接続してある。メインコン
デンサ105には、スイッチング素子であるところのI
GBT8及びダイオード116を、メインコンデンサ1
06にはIGBT109及びダイオード115を、メイ
ンコンデンサ107にはIGBT110及びダイオード
114を、それぞれ直列に接続してある。励起用コンデ
ンサ122の陽極は、ダイオード123のアノード側、
ダイオード121のカソード側に接続してある。ダイオ
ード114、115、116、123のカソード側は、
放電電流のピーク値抑制用のインダクタンス117と逆
起電力吸収用のダイオード118の並列回路のダイオー
ド118カソード側と接続され、この並列回路のダイオ
ード118のアノード側は、閃光放電管120の陽極に
接続され、閃光放電管120の陰極は、メインコンデン
サ105、106、107、励起用コンデンサ22それ
ぞれの陰極側、及び電源101のマイナス側に接続され
ている。
【0027】111、112、113は、それぞれIG
BT108、109、110をON、OFF 制御するための
ゲート回路で、それぞれIGBT108、109、11
0のゲートとエミッタに接続されている。
【0028】119は閃光放電管120をトリガするた
めのトリガ回路で、閃光放電管のトリガ電極、陰極及び
電源101のプラス側に接続されている。
【0029】今、上記構成において、メインコンデンサ
105、106、107及び励起用コンデンサ122
は、それぞれダイオード102、103、104、12
1を介して電源101により充電される。この時、電源
101の充電電圧は閃光放電管の放電開始電圧より高く
なる様に設定されている。
【0030】ここでIGBT108、109、110の
内少なくとも1つをONさせる。例えば、IGBT108
をゲート回路111によってONさせる。次にトリガ回路
119によって閃光放電管120をトリガすると、励起
用コンデンサ122に蓄えられた電荷はダイオード12
3、インダクタンス117、閃光放電管120の経路で
放電され、閃光放電管120は発光を始め、励起状態と
なる。但しここでの発光は、励起コンデンサ122の静
電容量が小さいためほとんど無視できるレベルである。
そして、メインコンデンサ105に蓄えられていた電荷
は、IGBT108、ダイオード116、インダクタン
ス117、閃光放電管120の経路で放電を始め、閃光
放電管120はメインの発光を始める。適性露光となっ
た時間Tで、ゲート回路111によって、IGBT10
8をOFF する。この時の放電電流波形は図3のの様に
なる。
【0031】発光強度を大きくしたい場合にはすべての
IGBTを同時にONさせる。このようにすべてのIGB
Tを同時にONさせた場合も上述と同様である。この時の
放電電流は計は図3のの様になる。
【0032】又、各IGBTをONさせるタイミングをず
らすことにより、閃光放電管の連続発光が可能になる。
その時の動作波形(放電電流波形)を図4に示す。前記
の場合と同様に、例えばIGBT108をゲート回路1
11によって時刻0でONさせる。次にトリガ回路119
によって閃光放電管120を時刻T1でトリガすると、
励起用コンデンサ122に蓄えられた電荷はダイオード
123、インダクタンス117、閃光放電管120の経
路で放電を開始し、閃光放電管120は発光を始めて励
起状態となる。するとメインコンデンサ105に蓄えら
れていた電荷はIGBT108、ダイオード116、イ
ンダクタンス117、閃光放電管120の経路で放電を
始め、閃光放電管はメイン発光を始める。次にメインコ
ンデンサ105に蓄えられていた電荷がすべて放電する
前の時刻T2でIGBT9をトリガ回路112によって
ONさせると、メインコンデンサ106に蓄えられていた
電荷も、メインコンデンサ105に蓄えられていた電荷
と一緒に放電を始める。同様に時刻T3でIGBT10
をトリガ回路113によってONさせて、メインコンデン
サ107の電荷も放電させる。このように複数のメイン
コンデンサの放電のタイミングをずらして順次行うこと
により、発光時間が長く、比較的フラットな発光が可能
になる。
【0033】このように複数のメインコンデンサと、各
メインコンデンサ用のスイッチング素子を設ける様にし
たことにより、大電流を流す場合も長時間電流を流す場
合も、各スイッチング素子に流れる放電電流は少なくて
済み、したがってスイッチング素子は小型で安価なもの
で済む。又各スイッチング素子の光量制御範囲が小さく
て済むので比較的小光量の閃光発光の場合も発光誤差を
少なくすることができ、小光量から大光量まで広いダイ
ナミックレンジの閃光発光が精度よく行える。更に前述
のような連続発光が可能である。
【0034】本実施例では、閃光放電管の発光エネルギ
ーを制御するスイッチング素子としてIGBTを用いた
が、図2にA〜Cで示した各部分を図5に示すようなサ
イリスタを用いた回路に置き換えてもよい。
【0035】図5において、140、141はトリガ回
路、142は逆導通サイリスタ、143は転流用サイリ
スタ、144はダイオード、145は転流コンデンサ、
146はインダクタンス、147は抵抗である。この構
成により前述のスイッチング素子と等価となる。
【0036】又本実施例において、IGBTの代わり
に、トランジスタ、パワーMOSFET等のスイッチン
グ素子を用いてもよい。
【0037】又図2において、電源101における不図
示の充電回路を各メインコンデンサ105、106、1
07ごとに独立に設けることにより、例えば、メインコ
ンデンサ105が放電している間にメインコンデンサ1
06、107を充電するという様に、放電しているメイ
ンコンデンサ以外のメインコンデンサを常に充電してお
くことにより、前述のような順次の放電において最後の
メインコンデンサが放電終了する前に一番最初のコンデ
ンサを放電開始させ、再度前述の順に順次放電させて、
これを繰り返すことにより結果的に図6の様に長時間の
連続発光が可能になる。この場合、連続発光の2回目以
降の放電は閃光放電管が励起状態にある場合ならいつで
もよい。又、発光のタイミングだけではなく、発光停止
のタイミングも一緒にずらしてもよい。
【0038】更に本実施例においても、図1の実施例同
様に撮影装置用として使用する場合に、発光素子の寿命
を表示する様にしてもよい。この場合に総発光エネルギ
ーの算出は、各メインコンデンサごとの発光開始から発
光終了までの充電電圧の変化を各撮影ごとに積算したデ
ータに基づいて行う形にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1発明によ
り、ストロボ管の発光素子の寿命が来た事を検出できる
本発明により、非適正露光で撮影を失敗してしまう事を
未然に防止できるようになった。
【0040】又本願第2発明により、スイッチング素子
を小型、安価なものにすることができると共に比較的小
光量の閃光発光の発光誤差を抑えることができる様にな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の撮影装置の構成図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の閃光装置の構成図であ
る。
【図3】放流電流の波形図である。
【図4】放流電流の波形図である。
【図5】スイッチング素子の他の例の構成図である。
【図6】放流電流の波形図である。
【符号の説明】
1 被検眼 2 対物レンズ 3 穴あきミラー 4 フォーカスレンズ 5 蛍光ろ過フィルター 6 変倍撮影レンズ 7 クイックリターンミラー 8 データ写込みレンズ 8M ミラー 9 フィルム面 10 クイックリターンミラー 11 インスタント写真光路 12 焦点板 13 ファインダーレンズ 15 リレーレンズ 16 黒点板 18 リレーレンズ 19 リングスリット 20 蛍光励起フィルター 21 撮影光源 22 照明光原 23 コンデンサレンズ 24 光ファイバ 25 受光センサ 26 増幅部 27 積分部 28 比較部 29 カウンタ 30 撮影スイッチ 31 入力部 32 表示部 33 メモリ 34 不揮発性メモリ 35 演算部 36 発光制御部 37 発光用電源部 38 電圧検出部 40 A/Dコンバータ 101 電源 102 ダイオード 103 ダイオード 104 ダイオード 105 メインコンデンサ 106 メインコンデンサ 107 メインコンデンサ 108 IGBT 109 IGBT 110 IGBT 111 トリガ回路 112 トリガ回路 113 トリガ回路 114 ダイオード 115 ダイオード 116 ダイオード 117 インダクタンス 118 ダイオード 119 トリガ回路 120 閃光放電管 121 ダイオード 122 励起用コンデンサ 123 ダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影用光源により被写体を照明し、被写
    体像を記録手段の受光面上に形成する事により撮影を行
    う撮影装置において、前記撮影用光源の発光開始から発
    光停止までの発光エネルギーに相当するパラメータを計
    測する計測手段と、該計測手段の計測結果を積算する積
    算手段と、該積算手段の積算結果に基づいて前記撮影用
    光源の劣化状態を検出する劣化状態検出手段とを有する
    事を特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は前記発光エネルギーに相
    当するパラメータとして前記撮影用光源の発光開始から
    発光停止までの時間又は発光光量又は前記撮影用光源の
    発光用電源のメインコンデンサの充電電圧変化を計測す
    る事を特徴とする請求項1の撮影装置。
  3. 【請求項3】 更に前記劣化状態検出手段の検出に基づ
    いて前記撮影用光源の劣化状態を表示する手段を有する
    事を特徴とする請求項1の撮影装置。
  4. 【請求項4】 更に前記劣化状態検出手段の検出に基づ
    いて前記撮影用光源への印加電圧を変化させるための印
    加電圧制御手段を有する事を特徴とする請求項1の撮影
    装置。
  5. 【請求項5】 閃光放電管と、それぞれが前記閃光放電
    管を発光させる発光電圧を与える複数のメインコンデン
    サと、前記複数のメインコンデンサと前記閃光放電管と
    の電気的接続を切り替えるためのスイッチング手段とを
    有することを特徴とする閃光装置。
JP4202538A 1992-07-29 1992-07-29 撮影装置及び閃光装置 Pending JPH0647000A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08140942A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Topcon Corp 非接触式眼圧計
JPH11123176A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Koonan:Kk 眼球撮影装置
KR100830779B1 (ko) * 2005-04-06 2008-05-20 오므론 가부시키가이샤 자외선 조사 장치
JP2013034754A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Canon Inc 眼科装置
JP2013183910A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Canon Inc 眼科装置

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