JP3360755B2 - ストロボ装置及びスチルビデオカメラ - Google Patents
ストロボ装置及びスチルビデオカメラInfo
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- JP3360755B2 JP3360755B2 JP23732193A JP23732193A JP3360755B2 JP 3360755 B2 JP3360755 B2 JP 3360755B2 JP 23732193 A JP23732193 A JP 23732193A JP 23732193 A JP23732193 A JP 23732193A JP 3360755 B2 JP3360755 B2 JP 3360755B2
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- light emission
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ撮影時等におけ
る被写体の周囲光の色温度にストロボ光の色温度を合わ
せて、より自然な再生撮影画像を得ることができるスト
ロボ装置に関する。
る被写体の周囲光の色温度にストロボ光の色温度を合わ
せて、より自然な再生撮影画像を得ることができるスト
ロボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチルビデオカメラでは、被写体
への照明光の色温度にかかわらず、白い被写体が白く撮
影されるように、ホワイトバランス調整が行われてい
る。例えば、ストロボ装置を備えたスチルビデオカメラ
では、固体撮像素子から出力される撮影画像の色差信号
(R−Y、B−Y)等のゲインを調整することで、ホワ
イトバランス調整が行われる。また、被写体からの光量
が不足している場合には、ストロボ発光を伴う写真撮影
が行われ、その場合のホワイトバランス調整は、ストロ
ボ光の色温度に合わせて制御される。
への照明光の色温度にかかわらず、白い被写体が白く撮
影されるように、ホワイトバランス調整が行われてい
る。例えば、ストロボ装置を備えたスチルビデオカメラ
では、固体撮像素子から出力される撮影画像の色差信号
(R−Y、B−Y)等のゲインを調整することで、ホワ
イトバランス調整が行われる。また、被写体からの光量
が不足している場合には、ストロボ発光を伴う写真撮影
が行われ、その場合のホワイトバランス調整は、ストロ
ボ光の色温度に合わせて制御される。
【0003】ところで、ストロボ装置の発光管に用いら
れるキセノン管から放射される光の色温度は昼光に近
く、蛍光灯等の一般電灯に比して高い。このため、一般
電灯の光が投光されている被写体に対して、このような
ホワイトバランス調整を行うと、ストロボ光が届かない
範囲にある被写体の撮影再生画像に対しては正しくホワ
イトバランス調整が行われず、赤みがかってしまう。
れるキセノン管から放射される光の色温度は昼光に近
く、蛍光灯等の一般電灯に比して高い。このため、一般
電灯の光が投光されている被写体に対して、このような
ホワイトバランス調整を行うと、ストロボ光が届かない
範囲にある被写体の撮影再生画像に対しては正しくホワ
イトバランス調整が行われず、赤みがかってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それでは、ストロボ光
の色温度を撮影状況下における被写体の周囲光の色温度
に適合させる方法が考えられる。このようなストロボ装
置の発光色温度の制御方法としては、例えば、発光色温
度が異なる二つのキセノン管A,Bをそれぞれ順に発光
させて、二つのキセノン管の色温度の合成値を被写体の
周囲光の色温度に適合させる方法が考えられる。
の色温度を撮影状況下における被写体の周囲光の色温度
に適合させる方法が考えられる。このようなストロボ装
置の発光色温度の制御方法としては、例えば、発光色温
度が異なる二つのキセノン管A,Bをそれぞれ順に発光
させて、二つのキセノン管の色温度の合成値を被写体の
周囲光の色温度に適合させる方法が考えられる。
【0005】ところで、キセノン管の発光量は、そのキ
セノン管の発光用電荷を蓄積しているメインコンデンサ
の電荷蓄積量に依存している。つまり、メインコンデン
サの蓄積電荷が少ない場合には、それに比例してキセノ
ン管の発光量も減少する。従って、上記のように、複数
のキセノン管の発光を、一つのメインコンデンサに一度
に蓄えた電荷を用いて順に行った場合、後に発光される
キセノン管の発光量ほど、メインコンデンサの電荷が減
少している分、先に発光させたキセノン管の発光量より
相対的に少なくなる傾向がある。
セノン管の発光用電荷を蓄積しているメインコンデンサ
の電荷蓄積量に依存している。つまり、メインコンデン
サの蓄積電荷が少ない場合には、それに比例してキセノ
ン管の発光量も減少する。従って、上記のように、複数
のキセノン管の発光を、一つのメインコンデンサに一度
に蓄えた電荷を用いて順に行った場合、後に発光される
キセノン管の発光量ほど、メインコンデンサの電荷が減
少している分、先に発光させたキセノン管の発光量より
相対的に少なくなる傾向がある。
【0006】従って、そのように減少するメインコンデ
ンサの電荷量に応じて、各キセノン管の発光量を調整し
ないと、各キセノン管の発光によるストロボ光全体の合
成色温度が目的値より偏り、所定の目的を達成すること
ができない。
ンサの電荷量に応じて、各キセノン管の発光量を調整し
ないと、各キセノン管の発光によるストロボ光全体の合
成色温度が目的値より偏り、所定の目的を達成すること
ができない。
【0007】これに対し、1回毎の閃光発生の度にメイ
ンコンデンサに電荷を充電する方法が考えられるが、撮
影中に於けるメインコンデンサへの充電には相当の時間
を要し、結果的にシャッタ時間を長びかせ、手ぶれを誘
因して良好な写真撮影を行うことができない。
ンコンデンサに電荷を充電する方法が考えられるが、撮
影中に於けるメインコンデンサへの充電には相当の時間
を要し、結果的にシャッタ時間を長びかせ、手ぶれを誘
因して良好な写真撮影を行うことができない。
【0008】また、メインコンデンサの電荷蓄積、すな
わち充電には相当の時間を要するので、一般的なストロ
ボ装置を備えるカメラでは、充電されるメインコンデン
サの出力電圧がキセノン管の発光可能な電圧(例えば2
80[v]で、これ以下の電圧ではキセノン管において
閃光発生が不可能な電圧)に達した時点で、撮影者にス
トロボ撮影可能が報知されている。これは、充電完了電
圧(例えば330[v]でこの値がストロボ装置のガイ
ド・ナンバに関係する)が高く、この電圧にメインコン
デンサの出力電圧が達するのに相当な時間を要し、シャ
ッタチャンスを逃すことを防止するためである。
わち充電には相当の時間を要するので、一般的なストロ
ボ装置を備えるカメラでは、充電されるメインコンデン
サの出力電圧がキセノン管の発光可能な電圧(例えば2
80[v]で、これ以下の電圧ではキセノン管において
閃光発生が不可能な電圧)に達した時点で、撮影者にス
トロボ撮影可能が報知されている。これは、充電完了電
圧(例えば330[v]でこの値がストロボ装置のガイ
ド・ナンバに関係する)が高く、この電圧にメインコン
デンサの出力電圧が達するのに相当な時間を要し、シャ
ッタチャンスを逃すことを防止するためである。
【0009】しかし、ストロボ装置においては、メイン
コンデンサの出力電圧が充電完了電圧に達するまでメイ
ンコンデンサへの充電が継続される。従って、撮影者が
シャッタを押した時点でのメインコンデンサの出力電圧
値は、330[v]〜280[v]の任意の電圧となっ
ている。このように、全ストロボ発光開始時点でのメイ
ンコンデンサの出力電圧値は不定であり、予め定めた合
成色温度となるべく各キセノン管の発光量を設定して
も、その発光開始時点での電圧値が変動するため、必ず
しも目的の発光量にはならず、合成色温度が目的値より
ずれてしまう。
コンデンサの出力電圧が充電完了電圧に達するまでメイ
ンコンデンサへの充電が継続される。従って、撮影者が
シャッタを押した時点でのメインコンデンサの出力電圧
値は、330[v]〜280[v]の任意の電圧となっ
ている。このように、全ストロボ発光開始時点でのメイ
ンコンデンサの出力電圧値は不定であり、予め定めた合
成色温度となるべく各キセノン管の発光量を設定して
も、その発光開始時点での電圧値が変動するため、必ず
しも目的の発光量にはならず、合成色温度が目的値より
ずれてしまう。
【0010】本発明は、以上のような問題点に鑑み、発
光色温度が異なる複数の発光管を用いるストロボ装置に
あって、キセノン管の増数にも拘らず、部品点数をより
少なくして製造コストを低減させると共に、メインコン
デンサの出力電圧を検知して、その出力電圧における各
キセノン管の発光比率を定めることにより、撮影画面の
ホワイトバランスをより最適化できるストロボ装置を提
供することを目的とする。
光色温度が異なる複数の発光管を用いるストロボ装置に
あって、キセノン管の増数にも拘らず、部品点数をより
少なくして製造コストを低減させると共に、メインコン
デンサの出力電圧を検知して、その出力電圧における各
キセノン管の発光比率を定めることにより、撮影画面の
ホワイトバランスをより最適化できるストロボ装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るストロボ装
置は、複数の異なる色温度の光を発光させる発光手段
と、この発光手段の発光用電荷を蓄積する単一の電荷蓄
積手段と、この電荷蓄積手段の充電電圧値を検出する電
圧検出手段と、被写体からの光量を測定する光量測定手
段と、周囲光の色温度を測定する測色手段と、発光手段
全体の合成色温度を測定手段により測定された測定色温
度に適合させるべく、異なる色温度の光どうしの発光比
率を求め、この発光比率が保たれるように、発光手段に
よる発光量を制御する光量制御手段と、光量測定手段が
測定する光量が充電電圧値と測定色温度とから定める最
大限度発光量に達したときに、発光中の発光手段を停止
させる発光制御手段とを備え、最大限度発光量が、測定
色温度と充電電圧値とにより定められる発光継続時間ま
たは発光停止電圧により、決定されることを特徴として
いる。
置は、複数の異なる色温度の光を発光させる発光手段
と、この発光手段の発光用電荷を蓄積する単一の電荷蓄
積手段と、この電荷蓄積手段の充電電圧値を検出する電
圧検出手段と、被写体からの光量を測定する光量測定手
段と、周囲光の色温度を測定する測色手段と、発光手段
全体の合成色温度を測定手段により測定された測定色温
度に適合させるべく、異なる色温度の光どうしの発光比
率を求め、この発光比率が保たれるように、発光手段に
よる発光量を制御する光量制御手段と、光量測定手段が
測定する光量が充電電圧値と測定色温度とから定める最
大限度発光量に達したときに、発光中の発光手段を停止
させる発光制御手段とを備え、最大限度発光量が、測定
色温度と充電電圧値とにより定められる発光継続時間ま
たは発光停止電圧により、決定されることを特徴として
いる。
【0012】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の一実施例であるストロボ装置を適用したス
チルビデオカメラのブロック回路図である。この図にお
いて、固体撮像素子38の受光面前には絞り40が設け
られており、固体撮像素子38が被写体52から受光す
る光量が調整される。固体撮像素子38の受光面で受光
された光は、画像信号に対応した電気信号に変換され
る。固体撮像素子38には撮像素子駆動回路36が接続
されており、この撮像素子駆動回路36で生成されるシ
フトパルス等によって、固体撮像素子38から画像信号
が順次読み出される。
1は本発明の一実施例であるストロボ装置を適用したス
チルビデオカメラのブロック回路図である。この図にお
いて、固体撮像素子38の受光面前には絞り40が設け
られており、固体撮像素子38が被写体52から受光す
る光量が調整される。固体撮像素子38の受光面で受光
された光は、画像信号に対応した電気信号に変換され
る。固体撮像素子38には撮像素子駆動回路36が接続
されており、この撮像素子駆動回路36で生成されるシ
フトパルス等によって、固体撮像素子38から画像信号
が順次読み出される。
【0013】この固体撮像素子38で光電変換された画
像信号のR信号はアンプ35で増幅されて信号処理回路
34に出力される。同じように、画像信号のB信号もア
ンプ33によって増幅されて信号処理回路34に出力さ
れる。なお、画像信号のG信号は、アンプを介さずに信
号処理回路34に直接入力される。アンプ33、35は
制御回路30に接続されており、この制御回路30によ
り、アンプのゲイン調整すなわちホワイトバランス制御
が行われる。
像信号のR信号はアンプ35で増幅されて信号処理回路
34に出力される。同じように、画像信号のB信号もア
ンプ33によって増幅されて信号処理回路34に出力さ
れる。なお、画像信号のG信号は、アンプを介さずに信
号処理回路34に直接入力される。アンプ33、35は
制御回路30に接続されており、この制御回路30によ
り、アンプのゲイン調整すなわちホワイトバランス制御
が行われる。
【0014】信号処理回路34では、画像信号が所定フ
ォーマットの記録信号に変換され、記録回路32へ出力
される。画像信号は記録回路32によって図示しないフ
レキシブルディスク等の記録媒体に順次記録される。
ォーマットの記録信号に変換され、記録回路32へ出力
される。画像信号は記録回路32によって図示しないフ
レキシブルディスク等の記録媒体に順次記録される。
【0015】このスチルビデオカメラには、ストロボ装
置70の構成部品として、可視光線の分光感度が異なる
複数の光電変換素子からなる測色センサ50が設けられ
ている。測色センサ50は制御回路30と接続されてお
り、測色センサ50によって測定される被写体52の周
囲光E1の色温度情報が制御回路30に入力される。こ
の測定色温度情報に基づき、各キセノン管10、12の
発光比率が以下に述べる様に決定される。
置70の構成部品として、可視光線の分光感度が異なる
複数の光電変換素子からなる測色センサ50が設けられ
ている。測色センサ50は制御回路30と接続されてお
り、測色センサ50によって測定される被写体52の周
囲光E1の色温度情報が制御回路30に入力される。こ
の測定色温度情報に基づき、各キセノン管10、12の
発光比率が以下に述べる様に決定される。
【0016】制御回路30に接続されたストロボ装置7
0は、ストロボ光の色温度を変える色温度変換フィルタ
13を備えるキセノン管12と、フィルタを備えないキ
セノン管10と、各キセノン管10、12の発光用電荷
を蓄えておくメインコンデンサ19と、メインコンデン
サ19への電荷蓄積手段である昇圧回路28と、各キセ
ノン管10、12各々の閃光発生用のトリガ信号を生成
するトリガ回路71と、各キセノン管10、12の発光
開始と停止を行うスイッチ手段である絶縁ゲートバイポ
ーラトランジスタ(以下IGBT)22、24と、メイ
ンコンデンサ19の出力電圧を測定するための分圧抵抗
器R1、R2と、抵抗器R1、R2の中間接続点P1の
電圧値を測定するA/D変換器53とを有している。
0は、ストロボ光の色温度を変える色温度変換フィルタ
13を備えるキセノン管12と、フィルタを備えないキ
セノン管10と、各キセノン管10、12の発光用電荷
を蓄えておくメインコンデンサ19と、メインコンデン
サ19への電荷蓄積手段である昇圧回路28と、各キセ
ノン管10、12各々の閃光発生用のトリガ信号を生成
するトリガ回路71と、各キセノン管10、12の発光
開始と停止を行うスイッチ手段である絶縁ゲートバイポ
ーラトランジスタ(以下IGBT)22、24と、メイ
ンコンデンサ19の出力電圧を測定するための分圧抵抗
器R1、R2と、抵抗器R1、R2の中間接続点P1の
電圧値を測定するA/D変換器53とを有している。
【0017】ストロボ装置70内の接続関係を説明す
る。昇圧回路28からインパルス電圧が出力される信号
線S12には、メインコンデンサ19の正電極と、抵抗
器R1、18の一端と、キセノン管10及びキセノン管
12のアノード端子とが接続されている。メインコンデ
ンサ19の負電極と、トリガトランス14の共通端子
と、IGBT22、24のエミッタ端子と、抵抗器R2
の一端とは、それぞれグランド共通信号線S10に接続
されている。トリガトランス14の低圧側コイルはトリ
ガ用コンデンサ16を介して抵抗器18の他端に接続さ
れると共に、ダイオード20、26のアノード端子に接
続されている。
る。昇圧回路28からインパルス電圧が出力される信号
線S12には、メインコンデンサ19の正電極と、抵抗
器R1、18の一端と、キセノン管10及びキセノン管
12のアノード端子とが接続されている。メインコンデ
ンサ19の負電極と、トリガトランス14の共通端子
と、IGBT22、24のエミッタ端子と、抵抗器R2
の一端とは、それぞれグランド共通信号線S10に接続
されている。トリガトランス14の低圧側コイルはトリ
ガ用コンデンサ16を介して抵抗器18の他端に接続さ
れると共に、ダイオード20、26のアノード端子に接
続されている。
【0018】ダイオード20のカソード端子はキセノン
管10のカソード端子及びIGBT22のコレクタ端子
と接続され、ダイオード26のカソード端子はキセノン
管12のカソード端子及びIGBT24のコレクタ端子
と接続されている。抵抗器R1と抵抗器R2とが接続さ
れた点は、A/D変換器53に接続されている。A/D
変換器53の出力端子は制御回路30と接続されてお
り、A/D変換器53から出力されるデジタルデータS
16は制御回路30に入力される。
管10のカソード端子及びIGBT22のコレクタ端子
と接続され、ダイオード26のカソード端子はキセノン
管12のカソード端子及びIGBT24のコレクタ端子
と接続されている。抵抗器R1と抵抗器R2とが接続さ
れた点は、A/D変換器53に接続されている。A/D
変換器53の出力端子は制御回路30と接続されてお
り、A/D変換器53から出力されるデジタルデータS
16は制御回路30に入力される。
【0019】IGBT22、24のベース端子は制御回
路30に接続されており、IGBT22、24は、制御
回路30から出力される発光トリガ信号S3、S4によ
ってONされ、これによりIGBT22、24のコレク
タ端子からエミッタ端子へ電流が流れる。
路30に接続されており、IGBT22、24は、制御
回路30から出力される発光トリガ信号S3、S4によ
ってONされ、これによりIGBT22、24のコレク
タ端子からエミッタ端子へ電流が流れる。
【0020】IGBT22がONされるとダイオード2
0を介して、また、IGBT24がONされるとダイオ
ード26を介して、トリガ用コンデンサ16の電荷が放
電されるので、トリガトランス14の低圧側コイルに電
流が流れ、高圧側コイルにトリガ信号が誘導される。
0を介して、また、IGBT24がONされるとダイオ
ード26を介して、トリガ用コンデンサ16の電荷が放
電されるので、トリガトランス14の低圧側コイルに電
流が流れ、高圧側コイルにトリガ信号が誘導される。
【0021】このトリガ信号はキセノン管10、12の
トリガ電極に印加され、キセノン管10、12において
閃光が生成され、これらの閃光F1、F2は被写体52
に向けて投光される。このようにダイオード20、26
は、各IGBT22、24のONにより各キセノン管1
0、12に独立して閃光を発生させる整流素子として働
く。
トリガ電極に印加され、キセノン管10、12において
閃光が生成され、これらの閃光F1、F2は被写体52
に向けて投光される。このようにダイオード20、26
は、各IGBT22、24のONにより各キセノン管1
0、12に独立して閃光を発生させる整流素子として働
く。
【0022】制御回路30には、スチルビデオカメラ本
体に設けられたレリーズスイッチ31と、タイマー回路
54とが接続されており、レリーズスイッチ31の操作
に応じて、制御回路30によって各種制御が行われる。
なお制御回路30からは、メインコンデンサ19への電
荷蓄積開始を指示する充電開始信号S2が昇圧回路28
に対して出力される。
体に設けられたレリーズスイッチ31と、タイマー回路
54とが接続されており、レリーズスイッチ31の操作
に応じて、制御回路30によって各種制御が行われる。
なお制御回路30からは、メインコンデンサ19への電
荷蓄積開始を指示する充電開始信号S2が昇圧回路28
に対して出力される。
【0023】本実施例の作用を説明する。図2は、本実
施例におけるストロボ撮影処理の概要を表したシーケン
ス図を示している。撮影者によりレリーズスイッチ31
が半押しされると(ステップD20)、図示しない測光
センサからの出力信号に基づいて、制御回路30によ
り、被写体52の輝度測定が行われる。この被写体52
の輝度測定値に応じて、露出演算処理が制御回路30に
おいて行われる(ステップD21)。
施例におけるストロボ撮影処理の概要を表したシーケン
ス図を示している。撮影者によりレリーズスイッチ31
が半押しされると(ステップD20)、図示しない測光
センサからの出力信号に基づいて、制御回路30によ
り、被写体52の輝度測定が行われる。この被写体52
の輝度測定値に応じて、露出演算処理が制御回路30に
おいて行われる(ステップD21)。
【0024】露出演算処理では、固体撮像素子38の電
子シャッタの動作時間、ストロボ装置70の発光が必要
か否か等が決定される。なお、充電回路28によるメイ
ンコンデンサ19への充電処理は、本スチルビデオカメ
ラのメインスイッチがONされた時点、またはストロボ
撮影を行うことを指示する図示しないスイッチが操作さ
れた時点などで行われる。充電処理は、制御回路30か
ら充電回路28に充電開始信号S2が入力されることに
より開始され、また後述するストロボ撮影処理が終了し
た時点においても開始される。
子シャッタの動作時間、ストロボ装置70の発光が必要
か否か等が決定される。なお、充電回路28によるメイ
ンコンデンサ19への充電処理は、本スチルビデオカメ
ラのメインスイッチがONされた時点、またはストロボ
撮影を行うことを指示する図示しないスイッチが操作さ
れた時点などで行われる。充電処理は、制御回路30か
ら充電回路28に充電開始信号S2が入力されることに
より開始され、また後述するストロボ撮影処理が終了し
た時点においても開始される。
【0025】充電開始信号S2の入力により、充電回路
28からは、本スチルビデオカメラの電源から供給され
た電圧を昇圧したパルス状の高電圧信号が信号線S12
に出力され、これによりメインコンデンサ19には電荷
が蓄積される。メインコンデンサ19への電荷蓄積によ
り、信号線S12の電圧が上昇し、これに伴って信号線
S12の電圧を分圧した接続点P1の電圧が上昇され
る。この接続点P1の電圧はA/D変換器53によって
デジタルデータS16に変換され、順次制御回路30に
出力される。
28からは、本スチルビデオカメラの電源から供給され
た電圧を昇圧したパルス状の高電圧信号が信号線S12
に出力され、これによりメインコンデンサ19には電荷
が蓄積される。メインコンデンサ19への電荷蓄積によ
り、信号線S12の電圧が上昇し、これに伴って信号線
S12の電圧を分圧した接続点P1の電圧が上昇され
る。この接続点P1の電圧はA/D変換器53によって
デジタルデータS16に変換され、順次制御回路30に
出力される。
【0026】制御回路30では、A/D変換器53から
のデジタルデータS16の値に基づいて、信号線S12
の電圧値が間接的に検知される。このデジタルデータS
16の値により、信号線S12の電圧がキセノン管1
0、12の順次発光可能な最低電圧に達したことが識別
されると、制御回路30によって図示しない報知手段を
介して、ストロボ撮影が可能であることが撮影者に報知
される。
のデジタルデータS16の値に基づいて、信号線S12
の電圧値が間接的に検知される。このデジタルデータS
16の値により、信号線S12の電圧がキセノン管1
0、12の順次発光可能な最低電圧に達したことが識別
されると、制御回路30によって図示しない報知手段を
介して、ストロボ撮影が可能であることが撮影者に報知
される。
【0027】なお、メインコンデンサ19への充電処理
は、信号線S12の電圧が充完電圧に達するまで継続さ
れる。つまり、発光可能電圧に達した後も、制御回路3
0から昇圧回路28に充電開始信号S2が継続して出力
され、デジタルデータS16によって信号線S12の電
圧が充完電圧(充完電圧値は少なくとも上記発光可能電
圧値より高く設定されている)に達したことが識別され
ると、充電開始信号S2の出力が停止される。一方、信
号線S12の電圧値が発光可能電圧値に達した以降の充
電継続中において、レリーズスイッチ31が全押しされ
ると、その充電処理が中断されて以下の撮影処理が制御
回路30によって開始される。
は、信号線S12の電圧が充完電圧に達するまで継続さ
れる。つまり、発光可能電圧に達した後も、制御回路3
0から昇圧回路28に充電開始信号S2が継続して出力
され、デジタルデータS16によって信号線S12の電
圧が充完電圧(充完電圧値は少なくとも上記発光可能電
圧値より高く設定されている)に達したことが識別され
ると、充電開始信号S2の出力が停止される。一方、信
号線S12の電圧値が発光可能電圧値に達した以降の充
電継続中において、レリーズスイッチ31が全押しされ
ると、その充電処理が中断されて以下の撮影処理が制御
回路30によって開始される。
【0028】図2におけるステップD21の測光及び露
出演算処理が終了した後、レリーズスイッチ31が全押
しされると(ステップD22)、測色センサ50から入
力される信号値を用いて、周囲光E1の色温度が制御回
路30によって求められる(ステップD23)。周囲光
E1は、被写体52の周囲にある光源からの光で構成さ
れており、その周囲光E1の色温度に応じて、各キセノ
ン管10、12の発光量が調整され、これにより、スト
ロボ装置70全体の合成色温度が調整され、結果とし
て、より自然なスチル写真撮影が行われる。
出演算処理が終了した後、レリーズスイッチ31が全押
しされると(ステップD22)、測色センサ50から入
力される信号値を用いて、周囲光E1の色温度が制御回
路30によって求められる(ステップD23)。周囲光
E1は、被写体52の周囲にある光源からの光で構成さ
れており、その周囲光E1の色温度に応じて、各キセノ
ン管10、12の発光量が調整され、これにより、スト
ロボ装置70全体の合成色温度が調整され、結果とし
て、より自然なスチル写真撮影が行われる。
【0029】なお測色センサ50は、可視光領域内で分
光感度特性が異なる少なくと2つの光電変換素子から構
成されている。この分光感度が異なる光電変換素子の出
力信号の比は受光量に依存せず、受光色温度と一対一の
関係がある。そこで、この出力信号の比(または出力信
号の比の対数)を用いて、周囲光E1の色温度が制御回
路30において算出される。制御回路30には、測色セ
ンサ50から入力される信号値と、その信号値における
色温度情報との対応を示すデータテーブルが記憶されて
いる。制御回路30は、このデータテーブルを利用し
て、測色センサ50から入力される信号値から周囲光E
1の色温度を算出する。
光感度特性が異なる少なくと2つの光電変換素子から構
成されている。この分光感度が異なる光電変換素子の出
力信号の比は受光量に依存せず、受光色温度と一対一の
関係がある。そこで、この出力信号の比(または出力信
号の比の対数)を用いて、周囲光E1の色温度が制御回
路30において算出される。制御回路30には、測色セ
ンサ50から入力される信号値と、その信号値における
色温度情報との対応を示すデータテーブルが記憶されて
いる。制御回路30は、このデータテーブルを利用し
て、測色センサ50から入力される信号値から周囲光E
1の色温度を算出する。
【0030】算出された色温度情報に基づいて、アンプ
33、35のゲインが制御回路30によって設定される
(ステップD24)。すなわち制御回路30では、G信
号を基準にして、被写体52の周囲光E1の測定色温度
に応じて、そのG信号に対するR信号、B信号の増幅量
を調整することにより、撮影記録される画像信号のホワ
イトバランスが行われる。
33、35のゲインが制御回路30によって設定される
(ステップD24)。すなわち制御回路30では、G信
号を基準にして、被写体52の周囲光E1の測定色温度
に応じて、そのG信号に対するR信号、B信号の増幅量
を調整することにより、撮影記録される画像信号のホワ
イトバランスが行われる。
【0031】次いで、固体撮像素子38の前に設けられ
た絞り40の開放量が、制御回路30により、測光値に
基づいて制御され、固体撮像素子38に入射される被写
体52からの光F4の光量が調整される(ステップD2
5)。また測光結果から、固体撮像素子38における光
電変換信号の電荷蓄積時間、すなわちシャッタ時間が決
定され、電荷蓄積が開始される(ステップD26)。
た絞り40の開放量が、制御回路30により、測光値に
基づいて制御され、固体撮像素子38に入射される被写
体52からの光F4の光量が調整される(ステップD2
5)。また測光結果から、固体撮像素子38における光
電変換信号の電荷蓄積時間、すなわちシャッタ時間が決
定され、電荷蓄積が開始される(ステップD26)。
【0032】このステップD26による信号電荷の蓄積
が開始されると共に、測光結果の判断に基づき、発光装
置70によるストロボ発光が必要であるならば、後述す
るストロボ発光制御が開始される(ステップD27)。
このストロボ発光を伴う撮影が完了すると、制御回路3
0の制御により、撮像素子駆動回路36から固体撮像素
子38へシフトパルスが出力される。
が開始されると共に、測光結果の判断に基づき、発光装
置70によるストロボ発光が必要であるならば、後述す
るストロボ発光制御が開始される(ステップD27)。
このストロボ発光を伴う撮影が完了すると、制御回路3
0の制御により、撮像素子駆動回路36から固体撮像素
子38へシフトパルスが出力される。
【0033】このシフトパルスによって、固体撮像素子
38の電荷蓄積が終了され(ステップD28)、さらに
絞り40が閉じられる(ステップD29)。この後、撮
像素子駆動回路36から固体撮像素子38に転送パルス
等の信号電荷読み出し制御信号が出力され、固体撮像素
子38において蓄積された信号電荷が画像信号としてア
ンプ33、35及び信号処理回路34へ順次読み出され
る(ステップD30)。
38の電荷蓄積が終了され(ステップD28)、さらに
絞り40が閉じられる(ステップD29)。この後、撮
像素子駆動回路36から固体撮像素子38に転送パルス
等の信号電荷読み出し制御信号が出力され、固体撮像素
子38において蓄積された信号電荷が画像信号としてア
ンプ33、35及び信号処理回路34へ順次読み出され
る(ステップD30)。
【0034】固体撮像素子38から出力された画像信号
は、信号処理回路34で所定フォーマットの画像信号に
変換された後、記録回路32によって図示しない記録媒
体に記録される。
は、信号処理回路34で所定フォーマットの画像信号に
変換された後、記録回路32によって図示しない記録媒
体に記録される。
【0035】なお、キセノン管12のストロボ光の色温
度は、色温度変換フィルタ13によって低下されている
が、キセノン管10には色温度変換フィルタが設けられ
ていないので、キセノン管10の発光色温度は、キセノ
ン管12のストロボ光の色温度より相対的に高い。そこ
で、これら発光色温度の高いキセノン管10の発光量
と、発光色温度の低いキセノン管12の発光量とを調整
することにより、ストロボ装置70全体の発光合成色温
度が測定色温度に合致せしめられる。
度は、色温度変換フィルタ13によって低下されている
が、キセノン管10には色温度変換フィルタが設けられ
ていないので、キセノン管10の発光色温度は、キセノ
ン管12のストロボ光の色温度より相対的に高い。そこ
で、これら発光色温度の高いキセノン管10の発光量
と、発光色温度の低いキセノン管12の発光量とを調整
することにより、ストロボ装置70全体の発光合成色温
度が測定色温度に合致せしめられる。
【0036】例えば周囲光E1の色温度が比較的高い場
合には、ストロボ光の色温度が高いキセノン管10の発
光量が多くされ、ストロボ光の色温度が低いキセノン管
12の発光量が少なくなるように制御される。逆に、周
囲光E1の色温度が比較的低い場合には、キセノン管1
2の発光量が多くされ、キセノン管10の発光量が少な
くなるように制御される。
合には、ストロボ光の色温度が高いキセノン管10の発
光量が多くされ、ストロボ光の色温度が低いキセノン管
12の発光量が少なくなるように制御される。逆に、周
囲光E1の色温度が比較的低い場合には、キセノン管1
2の発光量が多くされ、キセノン管10の発光量が少な
くなるように制御される。
【0037】キセノン管10、12の発光量は、上述し
たように、そのキセノン管発光時におけるメインコンデ
ンサ19の蓄積電荷量、すなわち信号線S12の電圧に
よって増減する。図3は、キセノン管を流れる電流値の
変化の様子を示しており、この電流値はメインコンデン
サ19の発光開始時における充電電圧の大きさによって
変化している。
たように、そのキセノン管発光時におけるメインコンデ
ンサ19の蓄積電荷量、すなわち信号線S12の電圧に
よって増減する。図3は、キセノン管を流れる電流値の
変化の様子を示しており、この電流値はメインコンデン
サ19の発光開始時における充電電圧の大きさによって
変化している。
【0038】図3において、電流波形W1は、発光開始
時T1におけるメインコンデンサ19の充電電圧が電圧
値V1である場合、電流波形W2は、発光開始時T1に
おけるメインコンデンサ19の充電電圧が電圧値V2で
ある場合に対応しており、電圧値V1>電圧値V2であ
る。この図の例では、時刻T2において発光が停止され
ている。なお、面積A1、A2はキセノン管の発光量を
表している。
時T1におけるメインコンデンサ19の充電電圧が電圧
値V1である場合、電流波形W2は、発光開始時T1に
おけるメインコンデンサ19の充電電圧が電圧値V2で
ある場合に対応しており、電圧値V1>電圧値V2であ
る。この図の例では、時刻T2において発光が停止され
ている。なお、面積A1、A2はキセノン管の発光量を
表している。
【0039】この図に示すように、メインコンデンサ1
9の充電電圧が低ければ、同じ時間キセノン管を発光さ
せても、その発光量に差が生じるし、その発光量の減少
度も充電電圧に単純に比例していない。そこで本実施例
では、発光開始時T1におけるメインコンデンサ19の
充電電圧値に応じて、各キセノン管10、12の発光量
をそれぞれ調整することにより、常にキセノン管10と
キセノン管12との発光比率が一定に制御されている。
9の充電電圧が低ければ、同じ時間キセノン管を発光さ
せても、その発光量に差が生じるし、その発光量の減少
度も充電電圧に単純に比例していない。そこで本実施例
では、発光開始時T1におけるメインコンデンサ19の
充電電圧値に応じて、各キセノン管10、12の発光量
をそれぞれ調整することにより、常にキセノン管10と
キセノン管12との発光比率が一定に制御されている。
【0040】この発光比率は、測色センサ50による周
囲光E1の色温度によって定める値である。また、各キ
セノン管10、12の発光量を調整するための発光停止
タイミングは、各キセノン管の発光によって漸次低下す
るメインコンデンサ19の充電電圧値に基づいて行う
か、または発光開始時のメインコンデンサ19の充電電
圧値に従って定めるタイマー回路54によって行う。
囲光E1の色温度によって定める値である。また、各キ
セノン管10、12の発光量を調整するための発光停止
タイミングは、各キセノン管の発光によって漸次低下す
るメインコンデンサ19の充電電圧値に基づいて行う
か、または発光開始時のメインコンデンサ19の充電電
圧値に従って定めるタイマー回路54によって行う。
【0041】このキセノン管10、12の発光比率決定
に伴い、発光量の少ないキセノン管が先に発光するよう
に制御される。これは、発光量の多いキセノン管を先に
発光させると、その発光量の多いキセノン管の発光によ
ってメインコンデンサ19の蓄積電荷が多く消費される
からであり、このような制御により、次に発光するキセ
ノン管のアノード・カソード端子間に閃光発生に必要な
電位差を印加できなくなることが防止される。
に伴い、発光量の少ないキセノン管が先に発光するよう
に制御される。これは、発光量の多いキセノン管を先に
発光させると、その発光量の多いキセノン管の発光によ
ってメインコンデンサ19の蓄積電荷が多く消費される
からであり、このような制御により、次に発光するキセ
ノン管のアノード・カソード端子間に閃光発生に必要な
電位差を印加できなくなることが防止される。
【0042】図4、5は、発光開始時T1におけるメイ
ンコンデンサ19の充電電圧値によって変化する各キセ
ノン管10、12の発光時電流波形を示し、図6は各キ
セノン管10、12の発光量制御が行われるストロボ撮
影処理を示している。
ンコンデンサ19の充電電圧値によって変化する各キセ
ノン管10、12の発光時電流波形を示し、図6は各キ
セノン管10、12の発光量制御が行われるストロボ撮
影処理を示している。
【0043】A/D変換器53から入力されるデジタル
データS16によって、メインコンデンサ19の充電電
圧値が検出される(ステップ100)。つまり、デジタ
ルデータS16の値は接続点P1の電位に対応している
ので、抵抗器R1、R2の既知抵抗値と接続点P1の電
位とから信号線S12の電位、すなわちメインコンデン
サ19の充電電圧値を求めることができる。なお、スト
ロボ装置70の最大発光が要求されていた場合、デジタ
ルデータS16の値から識別されるメインコンデンサ1
9の充電電圧値が充電完了電圧値に等しくなるまで、充
電開始信号S2の出力が継続される。
データS16によって、メインコンデンサ19の充電電
圧値が検出される(ステップ100)。つまり、デジタ
ルデータS16の値は接続点P1の電位に対応している
ので、抵抗器R1、R2の既知抵抗値と接続点P1の電
位とから信号線S12の電位、すなわちメインコンデン
サ19の充電電圧値を求めることができる。なお、スト
ロボ装置70の最大発光が要求されていた場合、デジタ
ルデータS16の値から識別されるメインコンデンサ1
9の充電電圧値が充電完了電圧値に等しくなるまで、充
電開始信号S2の出力が継続される。
【0044】メインコンデンサ19の充電電圧値が充電
完了電圧値に達する前に、レリーズスイッチ31が全押
しされると、その時のデジタルデータS16に基づい
て、メインコンデンサ19の充電電圧値が制御回路30
によって検出され、その充電電圧値が制御回路30が具
備するメモリに一旦記憶される。そして、測色センサ5
0によって測定された周囲光E1の色温度値から、各キ
セノン管10、12の発光比率A:Bが制御回路30に
おいて定められる。
完了電圧値に達する前に、レリーズスイッチ31が全押
しされると、その時のデジタルデータS16に基づい
て、メインコンデンサ19の充電電圧値が制御回路30
によって検出され、その充電電圧値が制御回路30が具
備するメモリに一旦記憶される。そして、測色センサ5
0によって測定された周囲光E1の色温度値から、各キ
セノン管10、12の発光比率A:Bが制御回路30に
おいて定められる。
【0045】その発光比率A:Bと、ステップD21に
おいて求められた測光値と、ステップ100において検
出されたメインコンデンサ19の初期充電電圧値とから
キセノン管10、12の発光継続時間K、Lが算出され
る。
おいて求められた測光値と、ステップ100において検
出されたメインコンデンサ19の初期充電電圧値とから
キセノン管10、12の発光継続時間K、Lが算出され
る。
【0046】このように測光値に基づいて、ストロボ光
によって被写体52から反射してくる光量が適正露光量
となるように、キセノン管10、12の発光量合計値が
定められる。また、このキセノン管の発光量は、上述し
たように発光開始時におけるメインコンデンサ19の充
電電圧値によって増減するので、キセノン管10の発光
継続時間Kとキセノン管12の発光継続時間Lとをそれ
ぞれ調整して、発光量比が比率A:Bに常に等しくなる
ように制御される。
によって被写体52から反射してくる光量が適正露光量
となるように、キセノン管10、12の発光量合計値が
定められる。また、このキセノン管の発光量は、上述し
たように発光開始時におけるメインコンデンサ19の充
電電圧値によって増減するので、キセノン管10の発光
継続時間Kとキセノン管12の発光継続時間Lとをそれ
ぞれ調整して、発光量比が比率A:Bに常に等しくなる
ように制御される。
【0047】従って、メインコンデンサ19の充電電圧
値が高い場合(図4)と、充電電圧値が低い場合(図
5)とを比較すると、面積A1(キセノン管10の発光
量):面積B1(キセノン管12の発光量)=面積A
2:面積B2であるが、キセノン管10の発光継続時間
K1に対するキセノン管12の発光継続時間L1の比
と、発光継続時間K2に対する発光継続時間L2の比と
は等しくなっていない。ただし、キセノン管10、12
の合計発光量は図4と図5の場合で等しくなるように制
御されており、充電電圧が低い場合、充電電圧が高い場
合よりも発光継続時間は長くなっている。すなわち発光
継続時間K1<発光継続時間K2、発光継続時間L1<
発光継続時間L2である。
値が高い場合(図4)と、充電電圧値が低い場合(図
5)とを比較すると、面積A1(キセノン管10の発光
量):面積B1(キセノン管12の発光量)=面積A
2:面積B2であるが、キセノン管10の発光継続時間
K1に対するキセノン管12の発光継続時間L1の比
と、発光継続時間K2に対する発光継続時間L2の比と
は等しくなっていない。ただし、キセノン管10、12
の合計発光量は図4と図5の場合で等しくなるように制
御されており、充電電圧が低い場合、充電電圧が高い場
合よりも発光継続時間は長くなっている。すなわち発光
継続時間K1<発光継続時間K2、発光継続時間L1<
発光継続時間L2である。
【0048】なお、図4、図5においては、発光色温度
が高いキセノン管10が先に発光される場合を示した
が、発光色温度が低いキセノン管12が先に発光される
場合もある。この発光順序の決定は、周囲光E1の測定
色温度に応じて行われる。例えば周囲光E1の色温度が
相対的に低い場合には、ストロボ装置の発光合成色温度
を低くするため、発光色温度が高いキセノン管10の発
光量を少なく、発光色温度が低いキセノン管12の発光
量を相対的に多くする。従って、図4、5の様に、発光
量の少ないキセノン管10をキセノン管12より先に発
光させる。
が高いキセノン管10が先に発光される場合を示した
が、発光色温度が低いキセノン管12が先に発光される
場合もある。この発光順序の決定は、周囲光E1の測定
色温度に応じて行われる。例えば周囲光E1の色温度が
相対的に低い場合には、ストロボ装置の発光合成色温度
を低くするため、発光色温度が高いキセノン管10の発
光量を少なく、発光色温度が低いキセノン管12の発光
量を相対的に多くする。従って、図4、5の様に、発光
量の少ないキセノン管10をキセノン管12より先に発
光させる。
【0049】一方、周囲光E1の色温度が高い場合、キ
セノン管10の発光量がキセノン管12に比して多くな
るので、キセノン管12を先に発光させることになる。
セノン管10の発光量がキセノン管12に比して多くな
るので、キセノン管12を先に発光させることになる。
【0050】上述した各事項を考慮して決定された発光
継続時間Kがタイマー回路54に設定され(ステップ1
02)、タイマー回路54の計時動作が制御回路30か
ら指示される(ステップ104)。この後キセノン管1
0を発光させるべく、発光トリガ信号S3が制御回路3
0から出力される(ステップ106)。
継続時間Kがタイマー回路54に設定され(ステップ1
02)、タイマー回路54の計時動作が制御回路30か
ら指示される(ステップ104)。この後キセノン管1
0を発光させるべく、発光トリガ信号S3が制御回路3
0から出力される(ステップ106)。
【0051】発光トリガ信号S3によって、IGBT2
2がONされ、トリガ用コンデンサ16に蓄えられえた
電荷が、ダイオード20及びIGBT22を介してグラ
ンド共通信号線S10に向かって流れる。
2がONされ、トリガ用コンデンサ16に蓄えられえた
電荷が、ダイオード20及びIGBT22を介してグラ
ンド共通信号線S10に向かって流れる。
【0052】トリガ用コンデンサ16の放電によりトリ
ガトランス14の低圧側コイルに電流が流れ、トリガト
ランス14の高圧側コイルに高電圧のトリガ信号が誘導
される。このトリガ信号がキセノン管10のトリガ電極
に印加されることにより、キセノン管10内のキセノン
ガスがイオン化される。このキセノンガスのイオン化に
より、アノード・カソード端子間の抵抗が急激に低下
し、アノード端子からカソード端子へスパーク電流が流
れて閃光が発生する。この閃光はストロボ光F1として
被写体52に向けて投光される。
ガトランス14の低圧側コイルに電流が流れ、トリガト
ランス14の高圧側コイルに高電圧のトリガ信号が誘導
される。このトリガ信号がキセノン管10のトリガ電極
に印加されることにより、キセノン管10内のキセノン
ガスがイオン化される。このキセノンガスのイオン化に
より、アノード・カソード端子間の抵抗が急激に低下
し、アノード端子からカソード端子へスパーク電流が流
れて閃光が発生する。この閃光はストロボ光F1として
被写体52に向けて投光される。
【0053】タイマー回路54から制御回路30に入力
されるタイムオーバ信号S14によって、キセノン管1
0の発光開始からの経過時間が、ステップ102で設定
された発光継続時間Kと等しくなったか否かが制御回路
30によって判断される(ステップ108)。
されるタイムオーバ信号S14によって、キセノン管1
0の発光開始からの経過時間が、ステップ102で設定
された発光継続時間Kと等しくなったか否かが制御回路
30によって判断される(ステップ108)。
【0054】タイマー回路54からタイムオーバ信号S
14が入力されると(ステップ108の判断でYe
s)、発光トリガ信号S3の出力が停止される(ステッ
プ110)。発光トリガ信号S3の出力が停止される
と、IGBT22がOFFし、キセノン管10を流れる
電流がIGBT22によって遮断され、キセノン管10
のストロボ発光が停止される。そして、タイマー回路5
4の計時動作が制御回路30によって停止される(ステ
ップ112)。なお、IGBT22がOFFされると、
トリガ用コンデンサ16が再び充電される。
14が入力されると(ステップ108の判断でYe
s)、発光トリガ信号S3の出力が停止される(ステッ
プ110)。発光トリガ信号S3の出力が停止される
と、IGBT22がOFFし、キセノン管10を流れる
電流がIGBT22によって遮断され、キセノン管10
のストロボ発光が停止される。そして、タイマー回路5
4の計時動作が制御回路30によって停止される(ステ
ップ112)。なお、IGBT22がOFFされると、
トリガ用コンデンサ16が再び充電される。
【0055】次に、キセノン管12に対して定められた
発光継続時間Lがタイマー回路54にセットされる(ス
テップ114)。なお、この発光継続時間Lの値決定
は、ステップ102における発光継続時間Kの決定と共
に行ったが、ステップ114の処理において定めるよう
にしてもよい。また、このステップ114の処理におい
て、改めてA/D変換器53から入力されるデジタルデ
ータS16からメインコンデンサ19の充電電圧値を求
め、キセノン管10発光停止後のメインコンデンサ19
の充電電圧値から発光継続時間Kに対して上記発光比率
A:Bとなる発光継続時間Lを求めるようにしてもよ
い。
発光継続時間Lがタイマー回路54にセットされる(ス
テップ114)。なお、この発光継続時間Lの値決定
は、ステップ102における発光継続時間Kの決定と共
に行ったが、ステップ114の処理において定めるよう
にしてもよい。また、このステップ114の処理におい
て、改めてA/D変換器53から入力されるデジタルデ
ータS16からメインコンデンサ19の充電電圧値を求
め、キセノン管10発光停止後のメインコンデンサ19
の充電電圧値から発光継続時間Kに対して上記発光比率
A:Bとなる発光継続時間Lを求めるようにしてもよ
い。
【0056】このような制御により、キセノン管10、
12の発光量調整がより正確になる。ステップ114の
タイマー回路54への発光継続時間L設定の後、タイマ
ー回路54の計時動作が開始され(ステップ116)、
発光トリガ信号S4が制御回路30からIGBT24に
出力される(ステップ118)。
12の発光量調整がより正確になる。ステップ114の
タイマー回路54への発光継続時間L設定の後、タイマ
ー回路54の計時動作が開始され(ステップ116)、
発光トリガ信号S4が制御回路30からIGBT24に
出力される(ステップ118)。
【0057】発光トリガ信号S4によってIGBT24
がONされ、このIGBT24のONによりトリガ用コ
ンデンサ16の電荷が放電される。そして、トリガトラ
ンス14からキセノン管12にトリガ信号が印加され、
このトリガ信号の印加によってキセノン管12に閃光が
発生される。
がONされ、このIGBT24のONによりトリガ用コ
ンデンサ16の電荷が放電される。そして、トリガトラ
ンス14からキセノン管12にトリガ信号が印加され、
このトリガ信号の印加によってキセノン管12に閃光が
発生される。
【0058】タイマー回路54から制御回路30に入力
されるタイムオーバ信号S14によって、キセノン管1
2の発光開始からの経過時間が、発光継続時間Lと等し
くなったか否かが制御回路30によって判断される(ス
テップ120)。
されるタイムオーバ信号S14によって、キセノン管1
2の発光開始からの経過時間が、発光継続時間Lと等し
くなったか否かが制御回路30によって判断される(ス
テップ120)。
【0059】タイマー回路54からタイムオーバ信号S
14が入力されると(ステップ120の判断でYe
s)、発光トリガ信号S4の出力が停止される(ステッ
プ122)。発光トリガ信号S4の停止により、キセノ
ン管12の発光が停止される。そして、タイマー回路5
4の計時動作が停止され(ステップ124)、ストロボ
発光制御が終了される。
14が入力されると(ステップ120の判断でYe
s)、発光トリガ信号S4の出力が停止される(ステッ
プ122)。発光トリガ信号S4の停止により、キセノ
ン管12の発光が停止される。そして、タイマー回路5
4の計時動作が停止され(ステップ124)、ストロボ
発光制御が終了される。
【0060】このようにしてストロボ発光制御が終了さ
れた後、必要に応じて、メインコンデンサ19の充電が
再び開始され、次のストロボ発光制御の準備が行われ
る。
れた後、必要に応じて、メインコンデンサ19の充電が
再び開始され、次のストロボ発光制御の準備が行われ
る。
【0061】図7は本発明の第2実施例を示すものであ
る。この図において、第1実施例と同一回路には同一符
号が付されている。なお、本第2実施例が第1実施例と
異なる点は、タイマー回路54がなく、逆に、測光セン
サ42、積分回路44、D/A変換器48及び比較回路
46から構成される調光制御回路が設けられた点にあ
る。
る。この図において、第1実施例と同一回路には同一符
号が付されている。なお、本第2実施例が第1実施例と
異なる点は、タイマー回路54がなく、逆に、測光セン
サ42、積分回路44、D/A変換器48及び比較回路
46から構成される調光制御回路が設けられた点にあ
る。
【0062】この調光制御回路の詳細を図8に示す。こ
の図に示すように、積分回路44はオペアンプ60、積
分コンデンサ64及びリセットスイッチ72から構成さ
れており、オペアンプ60の反転信号入力端子と非反転
入力端子との間に測光センサ42が接続されている。オ
ペアンプ60の非反転入力端子には、積分開始前の基準
電圧値を与える基準電源68が接続されている。
の図に示すように、積分回路44はオペアンプ60、積
分コンデンサ64及びリセットスイッチ72から構成さ
れており、オペアンプ60の反転信号入力端子と非反転
入力端子との間に測光センサ42が接続されている。オ
ペアンプ60の非反転入力端子には、積分開始前の基準
電圧値を与える基準電源68が接続されている。
【0063】オペアンプ60の反転入力端子と出力端子
との間には、積分コンデンサ64とリセットスイッチ7
2とが並列に接続されており、制御回路30から入力さ
れる積分開始信号S5によってリセットスイッチ72の
接点開閉が制御される。リセットスイッチ72の接点が
開放されると、測光センサ42により発生する光電流が
オペアンプ60によって積分される。このオペアンプ6
0の積分値S7は積分開始時から、基準電源68の基準
電圧値より漸次減少する。積分値S7は比較回路46の
反転入力端子に入力される。
との間には、積分コンデンサ64とリセットスイッチ7
2とが並列に接続されており、制御回路30から入力さ
れる積分開始信号S5によってリセットスイッチ72の
接点開閉が制御される。リセットスイッチ72の接点が
開放されると、測光センサ42により発生する光電流が
オペアンプ60によって積分される。このオペアンプ6
0の積分値S7は積分開始時から、基準電源68の基準
電圧値より漸次減少する。積分値S7は比較回路46の
反転入力端子に入力される。
【0064】比較回路46では、この積分値S7と、非
反転入力端子に接続されたD/A変換器48から入力さ
れる信号S8の電圧値とが比較される。積分値S7が信
号S8の電圧値より下がった時、比較回路46の出力端
子からクエンチ信号S6が出力される。このクエンチ信
号S6は制御回路30に入力される。なお、信号S8の
電圧値は、制御回路30からD/A変換器48に入力さ
れる適正積分値によって定められ、この信号S8の電圧
値設定は、後に述べる適正積分値設定処理によって行わ
れる。
反転入力端子に接続されたD/A変換器48から入力さ
れる信号S8の電圧値とが比較される。積分値S7が信
号S8の電圧値より下がった時、比較回路46の出力端
子からクエンチ信号S6が出力される。このクエンチ信
号S6は制御回路30に入力される。なお、信号S8の
電圧値は、制御回路30からD/A変換器48に入力さ
れる適正積分値によって定められ、この信号S8の電圧
値設定は、後に述べる適正積分値設定処理によって行わ
れる。
【0065】次に第2実施例の動作を説明する。図9は
本実施例におけるストロボ発光制御のフローチャートで
ある。なお、本実施例を適用したスチルビデオカメラの
撮影処理全体は、第1実施例における処理(図2に示
す)と同じであるので説明は省略する。ストロボ発光制
御前の測色処理では、第1実施例と同じように、キセノ
ン管10とキセノン管12との発光比率A:Bが周囲光
E1の測定色温度に応じて定められる。
本実施例におけるストロボ発光制御のフローチャートで
ある。なお、本実施例を適用したスチルビデオカメラの
撮影処理全体は、第1実施例における処理(図2に示
す)と同じであるので説明は省略する。ストロボ発光制
御前の測色処理では、第1実施例と同じように、キセノ
ン管10とキセノン管12との発光比率A:Bが周囲光
E1の測定色温度に応じて定められる。
【0066】ストロボ発光制御が開始されると、第1実
施例と同じように、A/D変換器53から入力されるデ
ジタルデータS16を用いてメインコンデンサ19の充
電電圧値が検出される。この検出されたメインコンデン
サ19の充電電圧値は、メモリに記憶される(ステップ
200)。
施例と同じように、A/D変換器53から入力されるデ
ジタルデータS16を用いてメインコンデンサ19の充
電電圧値が検出される。この検出されたメインコンデン
サ19の充電電圧値は、メモリに記憶される(ステップ
200)。
【0067】周囲光E1の測定色温度に対するキセノン
管10の適正積分値MがD/A変換器48に設定される
(ステップ202)。この適正積分値について説明す
る。固体撮像素子38の感度及び絞り40の値(本実施
例のように撮影光学系外に測光センサ42を持つ場合)
によって、良好な撮影画像を得るための露光量、つまり
適正露光量が求められる。従って、電子シャッタ開放時
間(=固体撮像素子38の電荷蓄積時間)中において、
各キセノン管10、12のストロボ光により、被写体5
2から到来する反射光F3の総光量が適正露光量に等し
くなると、最適な撮影画像を得ることができる。
管10の適正積分値MがD/A変換器48に設定される
(ステップ202)。この適正積分値について説明す
る。固体撮像素子38の感度及び絞り40の値(本実施
例のように撮影光学系外に測光センサ42を持つ場合)
によって、良好な撮影画像を得るための露光量、つまり
適正露光量が求められる。従って、電子シャッタ開放時
間(=固体撮像素子38の電荷蓄積時間)中において、
各キセノン管10、12のストロボ光により、被写体5
2から到来する反射光F3の総光量が適正露光量に等し
くなると、最適な撮影画像を得ることができる。
【0068】また、総光量となるキセノン管10、12
の各発光量は、上記発光比率A:Bをも満足していなけ
ればならない。従って、適正露光量と発光比率A:Bと
から、キセノン管10の発光中における反射光F3の累
積光量と、キセノン管12の発光中における反射光F3
の累積光量とが求められる。キセノン管10、12によ
る各累積光量は積分回路44から出力される積分値S7
によって識別され、これらの累積光量に対応するデータ
が適正積分値MとしてD/A変換器48に設定される
(ステップ202)。
の各発光量は、上記発光比率A:Bをも満足していなけ
ればならない。従って、適正露光量と発光比率A:Bと
から、キセノン管10の発光中における反射光F3の累
積光量と、キセノン管12の発光中における反射光F3
の累積光量とが求められる。キセノン管10、12によ
る各累積光量は積分回路44から出力される積分値S7
によって識別され、これらの累積光量に対応するデータ
が適正積分値MとしてD/A変換器48に設定される
(ステップ202)。
【0069】積分値S7が適正積分値Mに達すると、ク
エンチ信号S6が比較回路46から制御回路30に入力
される。このクエンチ信号S6の入力に応じて制御回路
30によりキセノン管の発光が停止される。このように
各キセノン管の発光による反射光F3の累積光量が、そ
れぞれ適正積分値に達した時点で発光が停止されること
を調光制御という。
エンチ信号S6が比較回路46から制御回路30に入力
される。このクエンチ信号S6の入力に応じて制御回路
30によりキセノン管の発光が停止される。このように
各キセノン管の発光による反射光F3の累積光量が、そ
れぞれ適正積分値に達した時点で発光が停止されること
を調光制御という。
【0070】発光比率A:Bを保持しつつ各キセノン管
が発光できる最大発光量は、発光開始時におけるメイン
コンデンサ19の充電電圧値から一義的に定まる。すな
わち、メインコンデンサ19の電荷を可能な限り使用し
てキセノン管10、12を発光させ、かつ各キセノン管
10、12の発光量の比が発光比率A:Bに等しくなる
キセノン管10、12の最大発光量CA、CBは、充電
電圧値によって制限される。
が発光できる最大発光量は、発光開始時におけるメイン
コンデンサ19の充電電圧値から一義的に定まる。すな
わち、メインコンデンサ19の電荷を可能な限り使用し
てキセノン管10、12を発光させ、かつ各キセノン管
10、12の発光量の比が発光比率A:Bに等しくなる
キセノン管10、12の最大発光量CA、CBは、充電
電圧値によって制限される。
【0071】この最大発光量CA、CBが得られるよう
に、各キセノン管10、12を発光させた場合に低下す
るメインコンデンサ19の充電電圧を実験的に求めるこ
とができる。すなわち、メインコンデンサ19の初期充
電電圧値と周囲光E1の色温度とから、発光比率A:B
を保持しつつ各キセノン管を最大限発光させた場合のメ
インコンデンサ19の充電電圧値が求められる。逆に、
例えばキセノン管10の発光によって低下するメインコ
ンデンサ19の充電電圧値を監視することにより、キセ
ノン管10の発光量が最大発光量CAに達したことを検
出できる。
に、各キセノン管10、12を発光させた場合に低下す
るメインコンデンサ19の充電電圧を実験的に求めるこ
とができる。すなわち、メインコンデンサ19の初期充
電電圧値と周囲光E1の色温度とから、発光比率A:B
を保持しつつ各キセノン管を最大限発光させた場合のメ
インコンデンサ19の充電電圧値が求められる。逆に、
例えばキセノン管10の発光によって低下するメインコ
ンデンサ19の充電電圧値を監視することにより、キセ
ノン管10の発光量が最大発光量CAに達したことを検
出できる。
【0072】そこで、キセノン管10の発光量が発光比
率A:Bを保持できる最大発光量CAに達した時点での
発光停止電圧値VAが、周囲光E1の色温度及びメイン
コンデンサ19の初期充電電圧値とから求められる(ス
テップ204)。この発光停止電圧値VAとデジタルデ
ータS16から求められるメインコンデンサ19の充電
電圧値とが制御回路30において比較される。
率A:Bを保持できる最大発光量CAに達した時点での
発光停止電圧値VAが、周囲光E1の色温度及びメイン
コンデンサ19の初期充電電圧値とから求められる(ス
テップ204)。この発光停止電圧値VAとデジタルデ
ータS16から求められるメインコンデンサ19の充電
電圧値とが制御回路30において比較される。
【0073】このようなキセノン管10の発光によって
低下するメインコンデンサ19の充電電圧値と発光停止
電圧値VAとの比較は、調光制御によって先に発光され
るキセノン管10の発光時間が長くなり、後に発光させ
るキセノン管12用の電荷がメインコンデンサ19に残
存しなくなることを防止するためである。
低下するメインコンデンサ19の充電電圧値と発光停止
電圧値VAとの比較は、調光制御によって先に発光され
るキセノン管10の発光時間が長くなり、後に発光させ
るキセノン管12用の電荷がメインコンデンサ19に残
存しなくなることを防止するためである。
【0074】例えばスチルビデオカメラから被写体52
までの距離が遠く、被写体52から反射してくるストロ
ボ光の反射光量が少ない場合は、より長くかつ強く各キ
セノン管を発光させる必要がある。すなわち撮影状況に
よっては、調光制御が行われるが故に、先に発光させる
キセノン管の発光量が多くなり、メインコンデンサ19
の蓄積電荷をより多く消費される場合が生じる。
までの距離が遠く、被写体52から反射してくるストロ
ボ光の反射光量が少ない場合は、より長くかつ強く各キ
セノン管を発光させる必要がある。すなわち撮影状況に
よっては、調光制御が行われるが故に、先に発光させる
キセノン管の発光量が多くなり、メインコンデンサ19
の蓄積電荷をより多く消費される場合が生じる。
【0075】先のキセノン管によってより多くの電荷が
消費されると、後に発光させるキセノン管の発光量が不
足し、ストロボ装置70全体の合成色温度が目的値から
外れることになる。そこで、このような調光制御の不都
合を解消すべく、メインコンデンサ19の減少する充電
電圧値によって、キセノン管の発光に一定の制限が設け
られている。
消費されると、後に発光させるキセノン管の発光量が不
足し、ストロボ装置70全体の合成色温度が目的値から
外れることになる。そこで、このような調光制御の不都
合を解消すべく、メインコンデンサ19の減少する充電
電圧値によって、キセノン管の発光に一定の制限が設け
られている。
【0076】ステップ202、204の処理の後、積分
回路44に対し、制御回路30からリセット信号S5が
出力され、これにより積分回路44がリセットされる
(ステップ206)。リセット信号S5の出力が停止さ
れて積分回路44のリセットが解除され、積分回路44
の積分が開始される(ステップ208)。すなわち反射
光F3の累積光量が測定されて調光制御が開始される。
回路44に対し、制御回路30からリセット信号S5が
出力され、これにより積分回路44がリセットされる
(ステップ206)。リセット信号S5の出力が停止さ
れて積分回路44のリセットが解除され、積分回路44
の積分が開始される(ステップ208)。すなわち反射
光F3の累積光量が測定されて調光制御が開始される。
【0077】積分回路44の積分開始と共に、発光トリ
ガ信号S3が出力され、キセノン管10の発光が開始さ
れる(ステップ210)。そして、クエンチ信号S6が
入力されたか否かが、制御回路30によって判断される
(ステップ212)。クエンチ信号S6が制御回路30
に入力された時、発光トリガ信号S3の出力が停止さ
れ、キセノン管10の発光が停止される(ステップ21
6)。
ガ信号S3が出力され、キセノン管10の発光が開始さ
れる(ステップ210)。そして、クエンチ信号S6が
入力されたか否かが、制御回路30によって判断される
(ステップ212)。クエンチ信号S6が制御回路30
に入力された時、発光トリガ信号S3の出力が停止さ
れ、キセノン管10の発光が停止される(ステップ21
6)。
【0078】これに対し、クエンチ信号S6が入力され
ていない場合、デジタルデータS16によって判別され
るメインコンデンサ19の充電電圧値が、発光停止電圧
値VA以下になったか否かが制御回路30において判断
される(ステップ214)。このようにして、メインコ
ンデンサ19の充電電圧値が発光停止電圧値VAより下
がった場合、発光トリガ信号S3の出力が停止され、キ
セノン管10の発光が停止される(ステップ216)。
ていない場合、デジタルデータS16によって判別され
るメインコンデンサ19の充電電圧値が、発光停止電圧
値VA以下になったか否かが制御回路30において判断
される(ステップ214)。このようにして、メインコ
ンデンサ19の充電電圧値が発光停止電圧値VAより下
がった場合、発光トリガ信号S3の出力が停止され、キ
セノン管10の発光が停止される(ステップ216)。
【0079】ステップ216において発光トリガ信号S
3の出力が停止された後、キセノン管12の発光・停止
を制御すべくステップ218〜232の処理が行われ
る。
3の出力が停止された後、キセノン管12の発光・停止
を制御すべくステップ218〜232の処理が行われ
る。
【0080】まず、ステップ200と同じように、キセ
ノン管12の発光中における反射光F3の累積光量に対
応するデータが適正積分値NとしてD/A変換器48に
設定される(ステップ218)。
ノン管12の発光中における反射光F3の累積光量に対
応するデータが適正積分値NとしてD/A変換器48に
設定される(ステップ218)。
【0081】キセノン管12の発光量が、発光比率A:
Bを保持できる最大発光量CBに達した時点での発光停
止電圧値VBが、周囲光E1の色温度及びメインコンデ
ンサ19の初期充電電圧値とから求められる(ステップ
220)。この発光停止電圧値VBとデジタルデータS
16から求められるメインコンデンサ19の充電電圧値
とが制御回路30において比較される。
Bを保持できる最大発光量CBに達した時点での発光停
止電圧値VBが、周囲光E1の色温度及びメインコンデ
ンサ19の初期充電電圧値とから求められる(ステップ
220)。この発光停止電圧値VBとデジタルデータS
16から求められるメインコンデンサ19の充電電圧値
とが制御回路30において比較される。
【0082】積分回路44がリセットされ(ステップ2
22)、積分回路44の積分が開始されて(ステップ2
24)、キセノン管12のストロボ光によって変化する
反射光F3の累積光量が新たに測定される。発光トリガ
信号S4が出力されて、キセノン管12の発光開始が行
われる(ステップ226)。
22)、積分回路44の積分が開始されて(ステップ2
24)、キセノン管12のストロボ光によって変化する
反射光F3の累積光量が新たに測定される。発光トリガ
信号S4が出力されて、キセノン管12の発光開始が行
われる(ステップ226)。
【0083】クエンチ信号S6が入力されたか否か判断
され(ステップ228)、クエンチ信号S6が入力され
ると発光トリガ信号S4の出力が停止される(ステップ
232)。これに対し、クエンチ信号S6が入力されな
い場合は、メインコンデンサ19の充電電圧値が発光停
止電圧値VBより低下したか否かが判断され(ステップ
230)、低下していれば発光トリガ信号S4の出力が
停止される(ステップ232)。発光トリガ信号S4の
停止によって、キセノン管12の発光が停止される。
され(ステップ228)、クエンチ信号S6が入力され
ると発光トリガ信号S4の出力が停止される(ステップ
232)。これに対し、クエンチ信号S6が入力されな
い場合は、メインコンデンサ19の充電電圧値が発光停
止電圧値VBより低下したか否かが判断され(ステップ
230)、低下していれば発光トリガ信号S4の出力が
停止される(ステップ232)。発光トリガ信号S4の
停止によって、キセノン管12の発光が停止される。
【0084】図10および図11は、レリーズ時、すな
わちキセノン管10の発光開始時のメインコンデンサ1
9の充電電圧値の大小によって変わるキセノン管10、
12の発光の様子を示している。図10は、充電電圧が
比較的高い場合を、図11は充電電圧値が比較的低い場
合を示している。なお、これらの図においては、クエン
チ信号S6によって各キセノン管10、12の発光が停
止される様子は図示されておらず、各々メインコンデン
サ19の充電電圧値と発光停止電圧値VA、VBとの比
較によって停止される様子が示されている。
わちキセノン管10の発光開始時のメインコンデンサ1
9の充電電圧値の大小によって変わるキセノン管10、
12の発光の様子を示している。図10は、充電電圧が
比較的高い場合を、図11は充電電圧値が比較的低い場
合を示している。なお、これらの図においては、クエン
チ信号S6によって各キセノン管10、12の発光が停
止される様子は図示されておらず、各々メインコンデン
サ19の充電電圧値と発光停止電圧値VA、VBとの比
較によって停止される様子が示されている。
【0085】キセノン管10、12の発光の後、条件に
応じて充電開始信号S2が再び制御回路30から昇圧回
路28に出力され、次の新たなストロボ発光制御の準備
が行われる。
応じて充電開始信号S2が再び制御回路30から昇圧回
路28に出力され、次の新たなストロボ発光制御の準備
が行われる。
【0086】上述のように、周囲光E1の測定色温度に
基づいて、少なくとも2本のキセノン管の発光量調整が
行われるが、先のキセノン管の発光量に、メインコンデ
ンサ19の減少する充電電圧値によって制限を持たせた
ので、調光制御によって一方のキセノン管に過大に電荷
を消費されることを防止でき、ストロボ装置70全体の
合成色温度を常に周囲光E1の色温度に適合させること
ができる。なお、上記第1および第2実施例において、
一方のキセノン管の前方に色温度を低くするためのフィ
ルタが設けられていたが、他方のキセノン管の前方に色
温度を高くするためのフィルタを設けてもよい。
基づいて、少なくとも2本のキセノン管の発光量調整が
行われるが、先のキセノン管の発光量に、メインコンデ
ンサ19の減少する充電電圧値によって制限を持たせた
ので、調光制御によって一方のキセノン管に過大に電荷
を消費されることを防止でき、ストロボ装置70全体の
合成色温度を常に周囲光E1の色温度に適合させること
ができる。なお、上記第1および第2実施例において、
一方のキセノン管の前方に色温度を低くするためのフィ
ルタが設けられていたが、他方のキセノン管の前方に色
温度を高くするためのフィルタを設けてもよい。
【0087】図12は本発明の第3実施例を示すもので
ある。この図において、第2実施例と同一回路には同一
符号が付されている。なお、第3実施例では、キセノン
管を一本にし、そのキセノン管の投光面の前に、2種類
の色温度変換フィルタ56A、56Bが交互に移動でき
るように設けられている。投光面前に位置するフィルタ
を切換えることにより、発光色温度が変わり、ストロボ
装置70の全体の合成色温度が制御される。
ある。この図において、第2実施例と同一回路には同一
符号が付されている。なお、第3実施例では、キセノン
管を一本にし、そのキセノン管の投光面の前に、2種類
の色温度変換フィルタ56A、56Bが交互に移動でき
るように設けられている。投光面前に位置するフィルタ
を切換えることにより、発光色温度が変わり、ストロボ
装置70の全体の合成色温度が制御される。
【0088】図13〜15は、本実施例において設けら
れるストロボ装置70を示している。図14、15は図
13のX−X切断線から見たストロボ装置70の水平断
面図である。これらの図に示すように、ストロボ装置7
0の中央に位置する開口部58内に、キセノン管10が
取り付けられており、キセノン管10の背後にリフレク
タ65が設けられている。このリフレクタ65と開口部
58の間には、色温度変換フィルタ56A、56Bが設
けられ、これらの色温度変換フィルタ56A、56Bは
スライダ64に固定されている。
れるストロボ装置70を示している。図14、15は図
13のX−X切断線から見たストロボ装置70の水平断
面図である。これらの図に示すように、ストロボ装置7
0の中央に位置する開口部58内に、キセノン管10が
取り付けられており、キセノン管10の背後にリフレク
タ65が設けられている。このリフレクタ65と開口部
58の間には、色温度変換フィルタ56A、56Bが設
けられ、これらの色温度変換フィルタ56A、56Bは
スライダ64に固定されている。
【0089】色温度変換フィルタ56Aはキセノン管1
0の発光色温度を高くし、色温度変換フィルタ56Bは
キセノン管10の発光色温度を低くする作用を持つフィ
ルタである。なお色温度変換フィルタ56Aは透明フィ
ルタであってもよい。
0の発光色温度を高くし、色温度変換フィルタ56Bは
キセノン管10の発光色温度を低くする作用を持つフィ
ルタである。なお色温度変換フィルタ56Aは透明フィ
ルタであってもよい。
【0090】スライダ64の片面にはギアが設けられて
おり、このギアはモータ61の出力軸に設けられた歯車
62に噛合している。モータ61の正逆回転によって、
色温度変換フィルタ56A、56Bがリフレクタ65の
前を移動させられる。モータ61はモータ駆動回路59
に接続されており、モータ駆動回路59は制御回路30
と接続されている。制御回路30の命令に基づいて、モ
ータ駆動回路59によりモータ61の正逆回転が行わ
れ、リフレクタ65の前に配置される色温度変換フィル
タ56A、56Bが換えられる。
おり、このギアはモータ61の出力軸に設けられた歯車
62に噛合している。モータ61の正逆回転によって、
色温度変換フィルタ56A、56Bがリフレクタ65の
前を移動させられる。モータ61はモータ駆動回路59
に接続されており、モータ駆動回路59は制御回路30
と接続されている。制御回路30の命令に基づいて、モ
ータ駆動回路59によりモータ61の正逆回転が行わ
れ、リフレクタ65の前に配置される色温度変換フィル
タ56A、56Bが換えられる。
【0091】計時手段であるタイマー回路54と、測光
センサ42、積分回路44、D/A変換器48および比
較回路46から構成され、調光制御を行う光量測定手段
と、被写体52の撮影像を電気信号に変換して記録媒体
に記録する撮像素子駆動回路36、固体撮像素子38、
信号処理回路34および記録回路32とが設けられてい
る。
センサ42、積分回路44、D/A変換器48および比
較回路46から構成され、調光制御を行う光量測定手段
と、被写体52の撮影像を電気信号に変換して記録媒体
に記録する撮像素子駆動回路36、固体撮像素子38、
信号処理回路34および記録回路32とが設けられてい
る。
【0092】その他の構成は、第1、第2実施例と略同
じである。ただし、キセノン管を一本にした関係から、
ダイオード20、26は設けられておらず、キセノン管
10の発光と停止はIGBT22のON、OFFによっ
て制御される。
じである。ただし、キセノン管を一本にした関係から、
ダイオード20、26は設けられておらず、キセノン管
10の発光と停止はIGBT22のON、OFFによっ
て制御される。
【0093】第3実施例の動作を説明する。図16、1
7は、本実施例におけるストロボ発光制御のフローチャ
ートを示している。なお、本実施例を適用したスチルビ
デオカメラの撮影処理全体は、第1実施例における処理
(図2に示す)と同じであるので説明は省略する。
7は、本実施例におけるストロボ発光制御のフローチャ
ートを示している。なお、本実施例を適用したスチルビ
デオカメラの撮影処理全体は、第1実施例における処理
(図2に示す)と同じであるので説明は省略する。
【0094】ストロボ発光制御前の測色処理において、
色温度変換フィルタ56A、56Bを用いて行われるキ
セノン管10の発光比率A:Bが、周囲光E1の測定色
温度に応じて定められる。すなわち、色温度変換フィル
タ56Aが投光面前に配置されて行われるキセノン管1
0の発光量と、色温度変換フィルタ56Bが投光面前に
配置されて行われるキセノン管10の発光量との比率
が、周囲光E1の色温度に応じて定められる。
色温度変換フィルタ56A、56Bを用いて行われるキ
セノン管10の発光比率A:Bが、周囲光E1の測定色
温度に応じて定められる。すなわち、色温度変換フィル
タ56Aが投光面前に配置されて行われるキセノン管1
0の発光量と、色温度変換フィルタ56Bが投光面前に
配置されて行われるキセノン管10の発光量との比率
が、周囲光E1の色温度に応じて定められる。
【0095】そして、第1実施例と同じように、A/D
変換器53から入力されるデジタルデータS16を用い
てメインコンデンサ19の初期充電電圧値が検出され
る。この検出された初期充電電圧値は、一旦メモリに記
憶される(ステップ300)。
変換器53から入力されるデジタルデータS16を用い
てメインコンデンサ19の初期充電電圧値が検出され
る。この検出された初期充電電圧値は、一旦メモリに記
憶される(ステップ300)。
【0096】上記発光比率A、Bのうち、小さい比率に
対応する色温度変換フィルタがキセノン管10の投光面
前に位置するよう、モータ61が駆動される(ステップ
302)。なお、説明の便宜上以下、周囲光E1の色温
度から定められた発光比率A:Bは、A<Bとする。従
って、ステップ302の処理によって、キセノン管10
の前に色温度変換フィルタ56Aが移動される。逆に、
A>Bの場合は、色温度変換フィルタ56Bがキセノン
管10の前に移動され、以下の設定処理が行われる。
対応する色温度変換フィルタがキセノン管10の投光面
前に位置するよう、モータ61が駆動される(ステップ
302)。なお、説明の便宜上以下、周囲光E1の色温
度から定められた発光比率A:Bは、A<Bとする。従
って、ステップ302の処理によって、キセノン管10
の前に色温度変換フィルタ56Aが移動される。逆に、
A>Bの場合は、色温度変換フィルタ56Bがキセノン
管10の前に移動され、以下の設定処理が行われる。
【0097】次に、第2実施例と同じように、周囲光E
1の測定色温度に対するキセノン管10の適正積分値M
がD/A変換器48に設定される(ステップ304)。
この適正積分値Mは、調光制御によって最適な撮影画像
を得るための閾値である。
1の測定色温度に対するキセノン管10の適正積分値M
がD/A変換器48に設定される(ステップ304)。
この適正積分値Mは、調光制御によって最適な撮影画像
を得るための閾値である。
【0098】そして、発光比率A:Bを保持しつつ色温
度変換フィルタ56Aを用いたキセノン管10の最大発
光量に相当する最大発光時間が、メインコンデンサ19
の初期充電電圧値から求められ、タイマー回路54に設
定される(ステップ306)。
度変換フィルタ56Aを用いたキセノン管10の最大発
光量に相当する最大発光時間が、メインコンデンサ19
の初期充電電圧値から求められ、タイマー回路54に設
定される(ステップ306)。
【0099】この最大発光時間は、制御回路30のメモ
リに記憶されたデータテーブルを用いて求められる。デ
ータテーブルには、検出されたメインコンデンサ19の
初期充電電圧値に基づいて、発光比率A:Bを保持する
ことができる各最大発光時間のデータが保存されてい
る。
リに記憶されたデータテーブルを用いて求められる。デ
ータテーブルには、検出されたメインコンデンサ19の
初期充電電圧値に基づいて、発光比率A:Bを保持する
ことができる各最大発光時間のデータが保存されてい
る。
【0100】ステップ306の処理後、タイマー回路5
4がスタートされ(ステップ308)、積分回路44が
リセット信号S5によってリセットされた後(ステップ
310)、積分回路44の積分が開始される(ステップ
312)。これにより、反射光F3の累積光量による調
光制御が開始される。
4がスタートされ(ステップ308)、積分回路44が
リセット信号S5によってリセットされた後(ステップ
310)、積分回路44の積分が開始される(ステップ
312)。これにより、反射光F3の累積光量による調
光制御が開始される。
【0101】積分回路44の積分開始と共に、発光トリ
ガ信号S3が出力され、キセノン管10の発光が開始さ
れる(ステップ314)。その後、調光制御を行うクエ
ンチ信号S6が入力されたか否かが制御回路30におい
て判断される(ステップ316)。クエンチ信号S6が
制御回路30に入力されたとき、発光トリガ信号S3の
出力が停止され、キセノン管10の発光が停止される
(ステップ320)。
ガ信号S3が出力され、キセノン管10の発光が開始さ
れる(ステップ314)。その後、調光制御を行うクエ
ンチ信号S6が入力されたか否かが制御回路30におい
て判断される(ステップ316)。クエンチ信号S6が
制御回路30に入力されたとき、発光トリガ信号S3の
出力が停止され、キセノン管10の発光が停止される
(ステップ320)。
【0102】これに対し、クエンチ信号S6が入力され
ないときは、タイマー回路54からのタイムオーバ信号
S14の入力有無が制御回路30において判断される
(ステップ318)。このタイムオーバ信号S14は、
発光開始からの経過時間が上記最大発光時間を越えたこ
とを示す。タイムオーバ信号S14が入力されなけれ
ば、ステップ316の判断に戻る。タイムオーバ信号S
14が入力されていれば、発光トリガ信号S3の出力が
停止されてキセノン管10の発光が停止される(ステッ
プ320)。
ないときは、タイマー回路54からのタイムオーバ信号
S14の入力有無が制御回路30において判断される
(ステップ318)。このタイムオーバ信号S14は、
発光開始からの経過時間が上記最大発光時間を越えたこ
とを示す。タイムオーバ信号S14が入力されなけれ
ば、ステップ316の判断に戻る。タイムオーバ信号S
14が入力されていれば、発光トリガ信号S3の出力が
停止されてキセノン管10の発光が停止される(ステッ
プ320)。
【0103】そして、タイマー回路54の計時動作が停
止される(ステップ322)。次に、発光比率の大きい
フィルタ、ここでは色温度変換フィルタ56Bがモータ
61の駆動によってキセノン管10の前に移動される
(ステップ324)。
止される(ステップ322)。次に、発光比率の大きい
フィルタ、ここでは色温度変換フィルタ56Bがモータ
61の駆動によってキセノン管10の前に移動される
(ステップ324)。
【0104】色温度変換フィルタ56Bを伴うキセノン
管10を調光制御するため、周囲光E1の測定色温度か
ら求める適正積分値NがD/A変換器48に設定される
(ステップ326)。そして、測定色温度から定めた上
記発光比率A:Bと、メインコンデンサ19の初期充電
電圧値とから、色温度変換フィルタ56Bに対する最大
発光時間がデータテーブルから読み出され、タイマー回
路54に設定される(ステップ328)。
管10を調光制御するため、周囲光E1の測定色温度か
ら求める適正積分値NがD/A変換器48に設定される
(ステップ326)。そして、測定色温度から定めた上
記発光比率A:Bと、メインコンデンサ19の初期充電
電圧値とから、色温度変換フィルタ56Bに対する最大
発光時間がデータテーブルから読み出され、タイマー回
路54に設定される(ステップ328)。
【0105】タイマー回路54がスタートされ(ステッ
プ330)、積分回路44がリセットされた後(ステッ
プ332)、積分回路44の積分が開始される(ステッ
プ334)。そして、発光トリガ信号S3が出力されて
キセノン管10の発光が再び開始される(ステップ33
6)。
プ330)、積分回路44がリセットされた後(ステッ
プ332)、積分回路44の積分が開始される(ステッ
プ334)。そして、発光トリガ信号S3が出力されて
キセノン管10の発光が再び開始される(ステップ33
6)。
【0106】この後、比較回路46からのクエンチ信号
S6の入力有無と、タイマー回路54からのタイムオー
バ信号S14の入力有無とが判別される(ステップ33
8、340)。クエンチ信号S6が入力されるか、また
はタイムオーバ信号S14が入力されると、発光トリガ
信号S3の出力が停止され(ステップ342)、キセノ
ン管10の発光が停止される。そしてタイマー回路54
の計時動作が停止される(ステップ346)。
S6の入力有無と、タイマー回路54からのタイムオー
バ信号S14の入力有無とが判別される(ステップ33
8、340)。クエンチ信号S6が入力されるか、また
はタイムオーバ信号S14が入力されると、発光トリガ
信号S3の出力が停止され(ステップ342)、キセノ
ン管10の発光が停止される。そしてタイマー回路54
の計時動作が停止される(ステップ346)。
【0107】このようにしてストロボ発光制御が終了さ
れると、固体撮像素子38において蓄積された信号電荷
が画像信号として読み出され、信号処理回路34で所定
フォーマットの画像信号に変換された後、記録回路32
によって図示しない記録媒体に記録される。その後、条
件に応じて、充電開始信号S2が再び制御回路30から
昇圧回路28に出力され、次の新たなストロボ発光制御
の準備が行われる。
れると、固体撮像素子38において蓄積された信号電荷
が画像信号として読み出され、信号処理回路34で所定
フォーマットの画像信号に変換された後、記録回路32
によって図示しない記録媒体に記録される。その後、条
件に応じて、充電開始信号S2が再び制御回路30から
昇圧回路28に出力され、次の新たなストロボ発光制御
の準備が行われる。
【0108】このように第3実施例では、一方のフィル
タは透過光の色温度を低くし、他方のフィルタは透過光
の色温度を高める2種類の色温度変換フィルタ56A、
56Bをキセノン管10の前に、交換移動できるように
設け、色温度変換フィルタ56Aが投光面前にあるとき
のキセノン管10の発光量と、色温度変換フィルタ56
Bが投光面前にあるときのキセノン管10の発光量との
比率を、被写体52の周囲光E1の色温度から定めて、
ストロボ装置70全体の合成色温度を調整するようにし
た。
タは透過光の色温度を低くし、他方のフィルタは透過光
の色温度を高める2種類の色温度変換フィルタ56A、
56Bをキセノン管10の前に、交換移動できるように
設け、色温度変換フィルタ56Aが投光面前にあるとき
のキセノン管10の発光量と、色温度変換フィルタ56
Bが投光面前にあるときのキセノン管10の発光量との
比率を、被写体52の周囲光E1の色温度から定めて、
ストロボ装置70全体の合成色温度を調整するようにし
た。
【0109】また、第3実施例では、調光制御により、
一方の発光量が過多に増大することを防止すべく、それ
ぞれの色温度変換フィルタ56A、56Bにおけるキセ
ノン管10の発光時間に、メインコンデンサ19の初期
充電電圧値と周囲光E1の色温度とに基づいて制限を加
えた。これによって、調光制御によって一方の色温度変
換フィルタを用いた場合のキセノン管の発光量が増大す
ることを防止でき、より自然な撮影画像を得ることがで
きる。
一方の発光量が過多に増大することを防止すべく、それ
ぞれの色温度変換フィルタ56A、56Bにおけるキセ
ノン管10の発光時間に、メインコンデンサ19の初期
充電電圧値と周囲光E1の色温度とに基づいて制限を加
えた。これによって、調光制御によって一方の色温度変
換フィルタを用いた場合のキセノン管の発光量が増大す
ることを防止でき、より自然な撮影画像を得ることがで
きる。
【0110】なお、本発明では、第3実施例に用いた色
温度変換フィルタを二種類に限定するものではなく、3
種類以上の色温度変換フィルタを用いてもよい。さら
に、印加電圧の大小で透過光の色相を変化させることが
できる電界制御複屈折効果を持つ液晶セルを色温度変換
フィルタとしてキセノン管10の前に固定してもよい。
この場合には、モータ61及びモータ駆動回路59に代
えて、その液晶セルに印加する電圧値を変化させる電圧
制御手段を用いる。つまり、発光比率Aの発光時に液晶
セルに印加する電圧値と、発光比率Bの発光時に液晶セ
ルに印加する電圧値とを変えることで、透過光の色温度
をそれぞれ制御する。これにより、ストロボ装置70の
合成色温度を自由に制御できる。
温度変換フィルタを二種類に限定するものではなく、3
種類以上の色温度変換フィルタを用いてもよい。さら
に、印加電圧の大小で透過光の色相を変化させることが
できる電界制御複屈折効果を持つ液晶セルを色温度変換
フィルタとしてキセノン管10の前に固定してもよい。
この場合には、モータ61及びモータ駆動回路59に代
えて、その液晶セルに印加する電圧値を変化させる電圧
制御手段を用いる。つまり、発光比率Aの発光時に液晶
セルに印加する電圧値と、発光比率Bの発光時に液晶セ
ルに印加する電圧値とを変えることで、透過光の色温度
をそれぞれ制御する。これにより、ストロボ装置70の
合成色温度を自由に制御できる。
【0111】また、第1、第2実施例によれば、トリガ
回路71、昇圧回路28、メインコンデンサ19をキセ
ノン管10、12の2つのキセノン管で兼用し、かつメ
インコンデンサ19の電圧値検出手段であるA/D変換
器53は昇圧回路28の充電動作における電圧検出と兼
用できるので、ストロボ光の色温度制御のためにキセノ
ン管数を増加させたにも拘らず、回路部品点数の増大を
極力防止でき、製造コストの増大防止と、回路の信頼性
の保持とを図ることができる。
回路71、昇圧回路28、メインコンデンサ19をキセ
ノン管10、12の2つのキセノン管で兼用し、かつメ
インコンデンサ19の電圧値検出手段であるA/D変換
器53は昇圧回路28の充電動作における電圧検出と兼
用できるので、ストロボ光の色温度制御のためにキセノ
ン管数を増加させたにも拘らず、回路部品点数の増大を
極力防止でき、製造コストの増大防止と、回路の信頼性
の保持とを図ることができる。
【0112】なお、上記第1、第2実施例において用い
た、キセノン管の数量は、2個に限定するものでなく、
それより多くても良い。例えば、3個のキセノン管を設
けるとともに、各キセノン管に異なる種類の色温度変換
フィルタを取り付け、各キセノン管の発光色温度に3段
階の差をつけ、より細かなストロボ光の色温度制御を行
うようにしてもよい。その場合の最大発光量の制限は、
1番目及び2番目(必要に応じて3番目)に発光される
キセノン管に対して行われることになる。
た、キセノン管の数量は、2個に限定するものでなく、
それより多くても良い。例えば、3個のキセノン管を設
けるとともに、各キセノン管に異なる種類の色温度変換
フィルタを取り付け、各キセノン管の発光色温度に3段
階の差をつけ、より細かなストロボ光の色温度制御を行
うようにしてもよい。その場合の最大発光量の制限は、
1番目及び2番目(必要に応じて3番目)に発光される
キセノン管に対して行われることになる。
【0113】さらに、各キセノン管の発光・停止を制御
するスイッチ手段についても、上記実施例においては、
IGBT22、24を用いたが、これを複数のサイリス
タを用いて行うようにしてもよく、IGBTに特に限定
するものではない。被写体52からのストロボ反射光の
光量測定及び、クエンチ信号S6の生成手段について
も、図8のようにオペアンプ及びアナログコンパレータ
に限定するものでなく、デジタル回路によって積分回路
及び比較回路を構成してもよい。
するスイッチ手段についても、上記実施例においては、
IGBT22、24を用いたが、これを複数のサイリス
タを用いて行うようにしてもよく、IGBTに特に限定
するものではない。被写体52からのストロボ反射光の
光量測定及び、クエンチ信号S6の生成手段について
も、図8のようにオペアンプ及びアナログコンパレータ
に限定するものでなく、デジタル回路によって積分回路
及び比較回路を構成してもよい。
【0114】また、第1実施例または第2、第3実施例
における、測光センサ42、測色センサ50に入射させ
る被写体からの反射光は、固体撮像素子38に備える撮
影レンズ系を介した光の一部を利用するようにしてもよ
い。このような構成により、固体撮像素子38に入射す
る光量をより正確に測定することができる。さらに第2
実施例において、各キセノン管の最大発光量を、第3実
施例のように、タイマー回路54により計時する最大発
光時間によって制限するようにしてもよい。
における、測光センサ42、測色センサ50に入射させ
る被写体からの反射光は、固体撮像素子38に備える撮
影レンズ系を介した光の一部を利用するようにしてもよ
い。このような構成により、固体撮像素子38に入射す
る光量をより正確に測定することができる。さらに第2
実施例において、各キセノン管の最大発光量を、第3実
施例のように、タイマー回路54により計時する最大発
光時間によって制限するようにしてもよい。
【0115】さらに第1、第2実施例では、トリガ回路
71を各キセノン管10、12において共用し、キセノ
ン管10、12の発光と停止とを行うスイッチ手段であ
るIGBTを各キセノン管に独立して設けたが、IGB
Tを各キセノン管で共用すると共に、トリガ回路をそれ
ぞれのキセノン管に独立して設ける。そのトリガ回路の
ON、OFFを制御回路30からの制御信号にしたがっ
て独立して行わせる。そして、キセノン管の何れかを発
光させたい場合には、IGBTをONすると共に、発光
させたいキセノン管に設けたトリガ回路を動作させ、そ
のキセノン管にのみトリガ信号を印加させて発光を行わ
せる。このキセノン管の発光の停止は、IGBTをOF
Fすることによって行う。
71を各キセノン管10、12において共用し、キセノ
ン管10、12の発光と停止とを行うスイッチ手段であ
るIGBTを各キセノン管に独立して設けたが、IGB
Tを各キセノン管で共用すると共に、トリガ回路をそれ
ぞれのキセノン管に独立して設ける。そのトリガ回路の
ON、OFFを制御回路30からの制御信号にしたがっ
て独立して行わせる。そして、キセノン管の何れかを発
光させたい場合には、IGBTをONすると共に、発光
させたいキセノン管に設けたトリガ回路を動作させ、そ
のキセノン管にのみトリガ信号を印加させて発光を行わ
せる。このキセノン管の発光の停止は、IGBTをOF
Fすることによって行う。
【0116】これにより、複数あるキセノン管の発光
を、複数設けたトリガ回路によって独立して制御できる
し、各キセノン管の発光と停止とを交互に繰り返させる
こともできる。さらなる応用として、スイッチ手段とト
リガ回路とを、独立して個々のキセノン管に設けてもよ
い。また、上記各実施例では、スチルビデオカメラにつ
いて説明したが、ストロボ装置70、測色センサ50及
び測光センサ42等を備えるストロボ装置に本発明を用
いることができる。つまり、固体撮像素子38、信号処
理回路34及び記録回路32等のスチルビデオ撮影回路
が無いストロボ装置に本発明を適用すれば、SV用のス
トロボ装置、または銀塩カメラ等にも使用することがで
きる。
を、複数設けたトリガ回路によって独立して制御できる
し、各キセノン管の発光と停止とを交互に繰り返させる
こともできる。さらなる応用として、スイッチ手段とト
リガ回路とを、独立して個々のキセノン管に設けてもよ
い。また、上記各実施例では、スチルビデオカメラにつ
いて説明したが、ストロボ装置70、測色センサ50及
び測光センサ42等を備えるストロボ装置に本発明を用
いることができる。つまり、固体撮像素子38、信号処
理回路34及び記録回路32等のスチルビデオ撮影回路
が無いストロボ装置に本発明を適用すれば、SV用のス
トロボ装置、または銀塩カメラ等にも使用することがで
きる。
【0117】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発光用電
荷を蓄積する少なくとも一つのコンデンサと、発光色温
度を制御できるキセノン管、または発光色温度が異なる
複数のキセノン管とを用い、かつ発光させる各キセノン
管の発光量に、発光によって減少するコンデンサの充電
電圧値か、または初期充電電圧値及び周囲光の色温度か
ら定める最大発光時間によって制限を加えるので、一部
のキセノン管の発光にメインコンデンサの電荷を過多に
消費され、ストロボ装置全体の合成色温度が目的の色温
度からずれることを防止できる。さらに、キセノン管の
増数に拘らず部品点数を少なくできるので、製造コスト
の低減と、ストロボ装置の重量増加防止と、ストロボ装
置の小型化と、ストロボ装置の信頼性の向上とを図るこ
とができる。
荷を蓄積する少なくとも一つのコンデンサと、発光色温
度を制御できるキセノン管、または発光色温度が異なる
複数のキセノン管とを用い、かつ発光させる各キセノン
管の発光量に、発光によって減少するコンデンサの充電
電圧値か、または初期充電電圧値及び周囲光の色温度か
ら定める最大発光時間によって制限を加えるので、一部
のキセノン管の発光にメインコンデンサの電荷を過多に
消費され、ストロボ装置全体の合成色温度が目的の色温
度からずれることを防止できる。さらに、キセノン管の
増数に拘らず部品点数を少なくできるので、製造コスト
の低減と、ストロボ装置の重量増加防止と、ストロボ装
置の小型化と、ストロボ装置の信頼性の向上とを図るこ
とができる。
【図1】本発明を適用したスチルビデオカメラの第1実
施例の回路図である。
施例の回路図である。
【図2】第1実施例の撮影動作シーケンス図である。
【図3】メインコンデンサの充電電圧が相違した場合の
キセノン管を流れる電流波形を示す図である。
キセノン管を流れる電流波形を示す図である。
【図4】第1実施例において充電電圧が高い場合におけ
るキセノン管の発光時の電流波形図である。
るキセノン管の発光時の電流波形図である。
【図5】第1実施例において充電電圧が低い場合におけ
るキセノン管の発光時の電流波形図である。
るキセノン管の発光時の電流波形図である。
【図6】第1実施例におけるストロボ発光制御のフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】本発明を適用したスチルビデオカメラの第2実
施例の回路図である。
施例の回路図である。
【図8】測光センサ、積分回路、及び比較回路の詳細図
である。
である。
【図9】第2実施例のストロボ発光制御のフローチャー
トである。
トである。
【図10】第2実施例において充電電圧が高い場合にお
けるキセノン管の発光時の電流波形図である。
けるキセノン管の発光時の電流波形図である。
【図11】第2実施例において充電電圧が低い場合にお
けるキセノン管の発光時の電流波形図である。
けるキセノン管の発光時の電流波形図である。
【図12】本発明を適用したスチルビデオカメラの第3
実施例の回路図である。
実施例の回路図である。
【図13】第3実施例におけるストロボ装置の正面図で
ある。
ある。
【図14】第3実施例におけるストロボ装置の断面図で
ある。
ある。
【図15】第3実施例におけるストロボ装置の断面図で
ある。
ある。
【図16】第3実施例のストロボ発光制御のフローチャ
ートである。
ートである。
【図17】第3実施例のストロボ発光制御のフローチャ
ートである。
ートである。
10、12 キセノン管 13、56A、56B 色温度変換フィルタ 14 トリガトランス 16 トリガ用コンデンサ 19 メインコンデンサ 22、24 IGBT 28 充電回路 30 制御回路 38 固体撮像素子 42 測光センサ 44 積分回路 46 比較回路 50 測色センサ 52 被写体 58 開口部 60 オペアンプ 61 モータ 62 歯車 64 スライダ 65 リフレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/04 - 15/05 H04N 9/04
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の異なる色温度の光を発光させる発
光手段と、該発光手段の発光用電荷を蓄積する単一の電
荷蓄積手段と、該電荷蓄積手段の充電電圧値を検出する
電圧検出手段と、被写体からの光量を測定する光量測定
手段と、周囲光の色温度を測定する測色手段と、前記発
光手段全体の合成色温度を前記測色手段により測定され
た測定色温度に適合させるべく、異なる色温度の光どう
しの発光比率を求め、この発光比率が保たれるように、
前記発光手段による発光量を制御する光量制御手段と、
前記光量測定手段が測定する光量が前記充電電圧値と前
記測定色温度とから定める最大限度発光量に達したとき
に、発光中の前記発光手段を停止させる発光制御手段と
を備え、前記最大限度発光量が、前記測定色温度と前記
充電電圧値とにより定められる発光継続時間または発光
停止電圧により、決定されることを特徴とするストロボ
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のストロボ装置と、被写
体像を画像信号に変換する撮像素子とを備え、前記色温
度測定手段による測定色温度に応じて、撮像素子が出力
する画像信号の増幅度を調整することを特徴とするスチ
ルビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23732193A JP3360755B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-08-30 | ストロボ装置及びスチルビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-52958 | 1993-02-18 | ||
JP5295893 | 1993-02-18 | ||
JP23732193A JP3360755B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-08-30 | ストロボ装置及びスチルビデオカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301088A JPH06301088A (ja) | 1994-10-28 |
JP3360755B2 true JP3360755B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=26393636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23732193A Expired - Fee Related JP3360755B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-08-30 | ストロボ装置及びスチルビデオカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3360755B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050074183A1 (en) * | 2003-09-19 | 2005-04-07 | Narlow Douglas A. | Object recognition system including an adaptive light source |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23732193A patent/JP3360755B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06301088A (ja) | 1994-10-28 |
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