JP3799077B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は固体撮像素子の撮像手段により光学像を電気信号に変換する撮像装置のうち、オートフォーカスまたは別に補助光を持つもの、さらに詳しくは露出制御のための予備発光を行なう撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体撮像素子を有する撮像装置は、ストロボによる発光の被写体からの反射光を測定するために、調光センサと測光回路を固体撮像素子とは別に設けている。そして、その測定値が適正な光量となったところでストロボの発光を停止することによって露光量を制御している。
【0003】
また、特公平5−44654号公報には、2つの放電管を用いて予備発光と本発光を行ない、被写体までの距離と被写体からの反射率によって露光量を制御しているものが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では調光センサを使用して測光を行なう場合には高価な調光センサや測光回路を別に設ける必要があり、製品および開発コストの面で非常に不利であった。また、測光部と撮像部が同一のデバイスでないので、調光センサや測光回路と固体撮像素子との間では測光の特性が完全には一致せず、適正な露光が得られない場合がある。
【0005】
また、特公平5−44654号公報の場合には、予備発光と本発光を1つの放電管で行っても構わないとしているだけで、予備発光でコンデンサに貯えられたエネルギーが消費され、第2の発光の光量が減ってしまうという問題があった。さらに、被写体までの距離と被写体からの反射率を合わせて測定しているだけで、至近距離の認識をしておらず予備発光の発光量を制御していないので、予備発光で露出オーバーになってしまうという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は、測光部と撮像部を同一のデバイスとし、本発光の光量を減らすことなく、露出量を適正にできる撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る撮像装置は、撮影を行なうために操作するスイッチ手段と、被写体に補助光を照射する照射手段と、前記被写体に向けて発光する発光手段と、撮像素子から前記被写体の光学像を取り込む撮像手段と、該撮像手段から送られた信号を処理して測光情報を得る測光手段とを備え、前記撮像素子から送られた信号から画像データを得る撮像装置において、前記照射手段は前記スイッチ操作に応じて前記補助光を照射し、前記発光手段は、前記補助光に応じた戻り光の前記撮像素子上の位置および明るさに基づいて設定された光量で第1の発光を行ない、該行なわれた第1の発光に応じて前記測光手段により得られる測光情報に基づいて、第2の発光を行なって撮影時の露出を制御する。
【0008】
請求項2に係る撮像装置では、請求項1に係る撮像装置において前記補助光に応じた戻り光の前記撮像素子上の位置に基づいて、前記被写体までの距離を算出し、該算出された距離に応じて設定された光量で第1の発光を行なうことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る撮像装置では、請求項1または2に係る撮像装置において前記照射手段は、前記補助光を照射する際に光学フィルタを切り換えることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る撮像装置では、請求項1または2に係る撮像装置において前記照射手段は、前記補助光を照射する際に補助光の波長を切り換えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に係る撮像方法は、撮像素子から被写体の光学像を取り込み、該取り込まれた光学像の信号を処理して測光情報を得て、該測光情報を用いて露出を制御し、前記撮像素子から送られた信号から画像データを得る撮像方法において、スイッチの操作に応じて前記被写体に補助光を照射し、前記補助光に応じた戻り光の前記撮像素子上の位置および明るさに基づいて光量を設定して第1の発光を行ない、該行なわれた第1の発光に応じて得られる測光情報に基づいて、第2の発光を行なって撮影時の露出を制御する。
【0016】
【実施例】
つぎに、本発明の撮像装置の実施例について説明する。
【0017】
[第1実施例]
図1は第1実施例の撮像装置の電気的構成を示すブロック図てある。図において、0はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、1は被写体の光学像を撮像素子3に結像させるオートフォーカス(AF)レンズ、2は絞り、3はレンズ1で結像された被写体を画像信号として取り込む撮像素子、4は撮像素子3から出力される画像信号に各種の補正、クランプなどを行なう信号処理回路、5は信号処理回路4から出力される画像信号のアナログディジタル変換を行なうA/D変換器、6は画像データを少なくとも1枚分、一時的に記憶するメモリ部、7は画像データの伝送制御およびメモリ部6の制御を行なうメモリ制御部である。
【0018】
8は全体制御部11によって制御された発光時間の発光を行なうストロボ発光部、9は撮像素子3、A/D変換器5、メモリ制御部7に各種のタイミング信号を出力するタイミング発生部、10は撮像素子3から信号処理回路4を通じて出力される画像信号やA/D変換器5からのデータを基に演算し、測距や測光データを求める演算回路、11は撮像装置としてのスチルビデオカメラ全体を制御する全体制御部、12は画像データの記録または読み出しを行なうために半導体メモリなどからなる着脱自在な記録媒体、13は第1のストロークと第2のストロークを有するレリーズスイッチ、14は補助光出力部、15は赤外光付近の光を遮断するIRカットフィルタである。
【0019】
上記構成を有する撮像装置の撮影動作について説明する。図2はストロボ発光動作処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0020】
撮像装置では、バリア0がオープンになると、メイン電源およびコントロール系の電源がONになる。このとき、AFレンズ1が駆動され、そのレンズ位置はリセット位置になる。この後、レリーズスイッチ13が押されて第1のストロークに応じて第1のスイッチがONになるまで待機する。
【0021】
第1のスイッチがONになると(ステップS200)、再びAFレンズ1のレンズ位置を必要な位置まで駆動し、信号処理回路4やA/D変換器5など処理回路系の電源をONにする。
【0022】
全体制御部11は絞りを開放に設定し(ステップS201)、撮像素子3を通じて信号処理回路4から出力された信号を基に、被写体からの反射光の光量を演算回路10で演算する(ステップS202)。
【0023】
この測光を行った結果により明るさを判断し(ステップS203)、暗いと判断した場合、全体制御部11は、フラグをセットし、ストロボ8を構成するコンデンサに発光のための十分な充電を行ない(ステップS204)、ステップS202での測光に応じて全体制御部11は絞りを制御する(ステップS205)。
【0024】
一方、暗くないと判断した場合、コンデンサに充電を行なうことなく、同様にステップS202での測光に応じて全体制御部11は絞りを制御する(ステップS205)。
【0025】
つぎに、全体制御部11は、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号を基に、高周波成分を取り出し被写体までの測距を演算回路10で行なう(ステップS208)。このとき、フラグがセットされているか否かを判別し(ステップS206)、セットされているときは補助光出力部14から補助光を発光する(ステップS207)。フラグがセットされていないときは補助光を発光しない。
【0026】
尚、測距情報を求める処理は、ステップS208で示したように高周波成分を取り出さなくても、補助光の戻り光が撮像素子のどの部分に結像するかを検出することにより、被写体との概略の距離を求めることができる。
【0027】
図3は被写体の距離に応じた補助光の戻り光を示す説明図である。例えば、補助光出力部14が撮像素子3の左に設定されている場合、同図(A)のように画面の中心部分に広く暗い補助光が戻っているときは被写体との距離は遠く、同図(B)、(C)のように補助光の戻り光が徐々に左に寄り明るさも明るくなると、被写体との距離が近くなっていると判断できる。
【0028】
検出した補助光の戻り位置を、予め持っているデータと比較することにより、被写体との概略の距離を求めることができる。この概略の距離を求めることにより、ステップS208の測距情報を得る場合の全体処理よりも早く処理することが可能である。したがって、オートフォーカスのための測距およびレンズ駆動処理と、ストロボのための測距および測光処理とを並行して行なうこともできる。尚、ここでの補助光はオートフォーカス用の補助光に限らず、別に設けた補助光でも構わない。
【0029】
この後、AFレンズ1を駆動して合焦したか否かを判別し(ステップS209)、合焦していないときは、再びAFレンズ1を駆動して測距を行なう。
【0030】
つぎに、ステップS208での測距情報に基づき、現在の撮影がノーマルモードかマクロモードかを判別する(ステップS210)。マクロモードと判別した場合には全体制御部11によりモードを切り換える(ステップS211)。尚、このモードの切り換えは、上記の方法以外にも、外部にスイッチ等を設けて、撮影者がマニュアル操作で意図的に切り換えられるようにしてもよい。
【0031】
つづいて、全体制御部11からの制御信号にしたがってストロボ8は第1の発光を行ない(ステップS212)、再び撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号を基に、被写体からの反射光の光量を演算回路10で演算して測光を行ない(ステップS213)、第2の発光の発光量を決める発光時間のためのデータとする。
【0032】
ここでの第1の発光は、次の充電時間がなるべく短くて済むようにまた測光できるための必要十分な発光量でよい理由から、全発光時の3〜4段落ちくらいになる発光量が良い。この場合、充電用コンデンサの電圧降下は約20〜30[v]であり、これを再び完全な充電状態まで充電する時間は、約200〜400[ms]である。
【0033】
また、マクロモード時には被写体までの距離が極端に近くなることによって露出がオーバーになるのを防ぐために、第1の発光の発光量を低めに切り換える。マクロモード時はノーマルモード時よりも更に1/2〜1段落ちくらいになる発光量が良い。このときの、充電用コンデンサの電圧降下は約10〜15[v]であり、これを再び完全な充電状態まで充電する時間は、約100〜150[ms]である。
【0034】
この第1の発光により、ストロークの途中でレリーズスイッチ13を押し直したり、フレーミングを変えてみたりすることなく、撮影者の合焦したことを視覚的に知ることができる。
【0035】
ステップS214では、レリーズスイッチ13の第2のストロークに応じて第2のスイッチがONになるまで待機する。この間に、再度ストロボにチャージを行ない、第1の発光により下がった電圧を補う。これにより、第2の発光は全発光を行なうことが可能である。従って、2度の発光を行なうために充電用のコンデンサを大型化したり、ストロボ自体のガイドナンバーを大きくしたりする必要は全くない。
【0036】
第2のスイッチがONになると、再度測光を行なうために撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号を基に被写体からの反射光の光量を演算回路10で演算する(ステップS215)。この測光データをもとに最適な露出を得るために第2の発光の発光時間と絞り値を総合的に判断し、全体制御部11は最適な絞り値になるように絞りを制御する(ステップS216)。
【0037】
全体制御部11からストロボ8にストロボ用のトリガパルスが送られると、このストロボ用のトリガパルスに同期してストロボ8は第2の発光を開始する(ステップS217)。ステップS213の測光で得られた情報とステップS216で決められた絞り値から決定した発光時間が経過したら、その瞬間に発光を停止する(ステップS218、S219)。
【0038】
撮影後、レリーズスイッチ13の状態を判別し(ステップS220)、第1のスイッチがONであり、第2のスイッチのみがOFFの場合は再び第2のスイッチがONになるまで待機し、第1および第2のスイッチが共にOFFであるとき終了する。
【0039】
ステップS218で撮影が行なわれると、撮像素子3を通り、信号処理回路4で処理され出力された画像信号は、A/D変換器5でアナログディジタル変換され、変換されたデータはメモリ制御部7によりメモリ部6に書き込まれる。その後、メモリ部6に蓄積されたデータは、メモリ制御部7により半導体メモリなどの着脱可能な記録媒体12に記録される。
【0040】
図4はストロボ発光のタイミングを示すタイミングチャートである。レリーズスイッチ13の第1のスイッチがONになると(t1)、AFレンズ1のレンズ位置を必要な位置まで駆動し(t2)、信号処理回路4やA/D変換器5などの信号処理回路系の電源をONにする。全体制御部11は絞りを開放にし(t3)、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータをもとに、演算回路10は被写体からの反射光の光量を演算する。この測光の結果、暗いと判断した場合はフラグをセットしてから全体制御部11からストロボ発光部8に備わっている発光のためのコンデンサに十分な充電を行ない(t4)、絞りを制御する(t5)。
【0041】
つぎに、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号を基に、演算回路10は被写体までの距離を演算する。そして、AFレンズ1を駆動して(t6)合焦したか否かを判断し、合焦していないと判断したときは、再びAFレンズ1を駆動し測距を行なう。被写体までの測距を行なう際に、フラグがセットされているときオートフォーカス用の補助光または別に設けた補助光を照射する(t7)。
【0042】
合焦後に全体制御部11からストロボ用のトリガパルスが送られ、このトリガパルスの立ち上がりに同期してストロボ発光部8は第1の発光を行なう(t8)。この第1の発光の発光時間はt7で測光した結果により制御される。
【0043】
レリーズスイッチ13の第2のストロークに応じて第2のスイッチがONになるまで待機する。この間に、第2の発光は全発光を行なうために再度ストロボ発光部8を充電し(t9)、第1の発光により下がった電圧分を補う。第2のスイッチがONになると(t10)、再度測光を行なうために撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータを基に、演算回路10は被写体から反射光の光量を演算する。
【0044】
この測光データをもとに最適な露出を得るために、全体制御部11により絞りを制御する(t11)。全体制御部11からストロボ用のトリガパルスが送られ、このトリガパルスの立ち上がりに同期してストロボ発光部8は第2の発光を開始し(t12)、所定の時間が経過したら瞬時に発光を停止する(t13)。
【0045】
[第2実施例]
つぎに、第2実施例の撮像装置について説明する。第2実施例の撮像装置の電気的構成は前記第1実施例と同じである。
【0046】
図5は第2実施例のストロボ発光動作処理ルーチンを示すフローチャートである。第1実施例と同一のステップは同一の符号で示されている。
【0047】
撮像装置は、バリア0がオープンされてメイン電源がONになると、AFレンズ1のレンズ位置をリセット位置まで駆動し、レリーズスイッチ13の第1のストロークに応じて第1のスイッチがONになるまで待機する。第1のスイッチがONになると(ステップS200)、再びAFレンズ1のレンズ位置を所定の位置まで駆動し、信号処理回路4やA/D変換器5などの処理回路系の電源をONにする。
【0048】
全体制御部11は、絞りを開放し(ステップS201)、撮像素子3を通って信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータを基に、被写体からの反射光の光量を演算回路10で演算する(ステップS202)。
【0049】
この測光を行った結果により明るさを判断し(ステップS203)、暗いと判断した場合、全体制御部11は、フラグをセットし、ストロボ8を構成するコンデンサに発光のための十分な充電を行ない(ステップS204)、ステップS202での測光に応じて全体制御部11は絞りを制御する(ステップS205)。
【0050】
一方、暗くないと判断した場合、コンデンサに充電を行なうことなく、同様にステップS202での測光に応じて全体制御部11は絞りを制御する(ステップS205)。
【0051】
つぎに、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号を基に、高周波成分を取り出し、演算回路10は被写体までの測距を演算する(ステップS208)。ここで、フラグがセットされているとき(ステップS206)は、補助光出力部14から補助光を発光する(ステップS207)。この補助光はステップS208で測距に使われると共に、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力されてA/D変換器5で変換されたデータを基に、1画面全部またはある所定範囲の信号の平均値、つまり明るさの平均値を求めるために使われる(ステップS401)。
【0052】
また、ステップS208で示したように高周波成分を取り出さなくても、補助光の戻り光が撮像素子のどの部分に結像するかを検出することにより被写体との概略の距離を求めることができる。図3は被写体の距離に応じた補助光の戻り光を示す説明図である。例えば、補助光出力部14が撮像素子3の左に設定されている場合、同図(A)に示すように画面の中心部に広く暗い補助光が戻っているときは被写体との距離は遠く、同図(B)、(C)に示すように補助光の戻り光が徐々に左に寄り明るさも明るくなると、被写体との距離が近くなっていると判断できる。
【0053】
検出した補助光の戻り位置を予め持っている基準データと比較すれば、被写体との概略の距離を求めることができる。この概略の距離を求めることにより、ステップS208の測距情報を得る全体処理よりも早く処理することが可能である。オートフォーカスのための測距およひレンズ駆動処理とストロボのための測距および測光処理とを並行して行なうこともできる。ここでの補助光は、オートフォーカス用の補助光に限らず、別に設けた補助光でもどちらでも構わない。
【0054】
この後、AFレンズ1を駆動して合焦したか否かを判別し(ステップS209)、合焦していないと判別されたときは、再びレンズを駆動して測距を行なう。
【0055】
つぎに、ステップS401の補助光の測光結果と、ステップS208の測距情報に基づき、現在の撮影がノーマルモードかマクロモードかを判別する(ステップS210)。マクロモードと判別した場合には全体制御部11によりモードを切り換える(ステップS211)。尚、このモードの切り換えは、上記の方法以外にも外部にスイッチ等を設けて、撮影者がマニュアル操作で意図的に切り換えられるようにしてもよい。
【0056】
合焦後に全体制御部11からの制御信号にしたがってストロボ発光部8は第1の発光を行ない(ステップS211)、再び撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータを基に、演算回路10は被写体からの反射光の光量を演算して測光を行ない(ステップS212)、第2の発光の発光量を決める発光時間のデータとする。ここで、第1の発光はステップS208、S209で求めた距離と補助光の測光量に応じて発光量を制御する。
【0057】
また、第2の発光のための充電時間がなるべく短くて済むように、また測光できるための必要十分な発光量でよい理由から、最大でも全発光時の3〜4段落ち位になる発光量が良い。この場合、第1の発光による充電用コンデンサの電圧降下は約20〜30[V]であり、これを再び完全な充電状態まで充電する時間は約200〜400[ms]である。
【0058】
また、マクロモード時には被写体までの距離が極端に近くなることによって露出がオーバーになるのを防ぐために、第1の発光の発光量を低めに切り換える。
【0059】
マクロモード時はノーマルモード時よりも更に1/2〜1段落ちくらいになる発光量が良い。このときの、充電用コンデンサの電圧降下は約10〜15[v]であり、これを再び完全な充電状態まで充電する時間は、約100〜150[ms]である。
【0060】
この間の発光時間と再び充電しなければならない時間や発光時間と充電用コンデンサの電圧降下はほぼ比例する。この第1の発光により、ストロークの途中でレリーズスイッチ13を押し直したり、フレーミングを変えてみたりすることなく、撮影者の合焦したことを視覚的に知ることができる。
【0061】
ステップS214では、レリーズスイッチ13の第2のストロークに応じて第2のスイッチがONになるまで待機する。この間に、再度ストロボ発光部8に充電を行ない、第1の発光により下がった電圧分を補う。このため、第2の発光は全発光を行なうことが可能である。したがって、2度の発光を行なうために充電用のコンデンサを大型化したり、ストロボ自体のガイドナンバーを大きくしたりする必要がない。
【0062】
第2のスイッチがONになったら再度測光を行なうために、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータを基に、演算回路10は被写体から反射光の光量を演算する(ステップS215)。この測光データをもとに最適な露出が得られるように、第2の発光の発光時間と絞り値を総合的に判断し、最適な絞り値になるように全体制御部11により絞りを制御する(ステップS216)。
【0063】
全体制御部11によりストロボ発光部8にストロボ用のトリガパルスが送られ、このトリガパルスに同期してストロボ発光部8は第2の発光を開始し(ステップS217)、ステップS213で得られた情報とステップS216で決められた絞り値から決定した発光時間が経過したら、その瞬間に発光を停止する(ステップS218、S219)。
【0064】
撮影後にレリーズスイッチ13の状態を判別し(ステップS220)、第1のスイッチがONであり、第2のスイッチだけがOFF(ステップS219)である場合には再び第2のスイッチがONになるまで待機し、第1および第2のスイッチがともにOFFになると終了する。
【0065】
ステップS218で撮影が行われると、撮像素子3を通り信号処理回路4で処理され出力された画像信号は、A/D変換器5でアナログディジタル変換され、変換されたデータはメモリ制御部7の制御によりメモリ部6に書き込まれる。この後、メモリ部6に蓄積されたデータはメモリ制御部7により半導体メモリなどの着脱可能な記録媒体12に記録される。
【0066】
[第3実施例]
つぎに、第3実施例の撮像装置について説明する。第3実施例の撮像装置の電気的構成は前記第1実施例と同じである。
【0067】
図6は第3実施例のストロボ発光動作処理ルーチンを示すフローチャートである。前記第1実施例と同一のステップは同一の符号で示されている。
【0068】
撮像装置は、バリア0がオープンされてメイン電源がONになると、つぎに制御系の電源かONになり、AFレンズ1のレンズ位置をリセット位置まで駆動し、レリーズスイッチ13の第1のストロークに応じて第1のスイッチがONになるまで待機する。第1のスイッチがONになると(ステップS200)、再びAFレンズ1のレンズ位置を所定の位置まで駆動し、信号処理回路4やA/D変換器5などの処理回路系の電源をONにする。
【0069】
全体制御部11は、絞りを開放し(ステップS201)、撮像素子3を通って信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータを基に、被写体からの反射光の光量の演算を演算回路10で行なう(ステップS202)。
【0070】
この測光を行った結果により明るさを判断し(ステップS203)、暗いと判断した場合、全体制御部11は、フラグをセットし、ストロボ8を構成するコンデンサに発光のための十分な充電を行ない(ステップS204)、ステップS202での測光に応じて全体制御部11は絞りを制御する(ステップS205)。
【0071】
一方、暗くないと判断した場合、コンデンサに充電を行なうことなく、同様にステップS202での測光に応じて全体制御部11は絞りを制御する(ステップS205)。
【0072】
つぎに、補助光を効率良く受光するために、光学部のIRカットフィルタ15を外し、赤外光も透過するタイプのフィルタに切り換える(ステップS601)。図7はIRカットフィルタの特性を示すグラフである。このフィルタの切り換えはフラグがセットされている場合に自動で切り換えても良いし、手動で切り換えても良い。IRカットフィルタがない場合の第2の発光後の露光量はA/D変換後の値で約10%感度が良くなる。
【0073】
また、補助光を効率良く受光するための別の手段として、フィルタは切り換えないで補助光を切り換えてもよい。前記補助光とは別に、図7に示したフィルタを減衰することなく通過する色(波長)の補助光を設けて切り換えるようにする。この補助光を切り換える場合も、ステップS203での測光結果により自動で切り換えても、手動で切り換えてもどちらでも良い。
【0074】
つぎに、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号を基に、高周波成分を取り出し、演算回路10は被写体までの測距を演算する(ステップS208)。フラグがセットされているとき(ステップS206)は、補助光出力部14から補助光を発光する(ステップS207)。この補助光はステップS208て測距に使われると共に、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータを基に、1画面全部またはある所定範囲の信号の平均値、つまり明るさの平均値を求めるためにも使われる(ステップS209)。ここでの補助光は、オートフォーカス用の補助光に限らず、別に設けた補助光でも構わない。
【0075】
この後、レンズを駆動して合焦したか否かを判別し(ステップS210)、合焦していないと判別されたときは、再びレンズを駆動し測距を行なう。
【0076】
つぎに、ステップS209での補助光の測光結果と、ステップS208の測距情報に基づき、現在の撮影がノーマルモードかマクロモードかを判別する(ステップS211)。マクロモードと判別した場合には全体制御部11によりモードを切り換える(ステップS212)。尚、このモードの切り換えは、上記の方法以外にも、外部にスイッチ等を設けて、撮影者がマニュアル操作で意図的に切り換えられるようにしてもよい。
【0077】
合焦後に全体制御部11からの制御信号によりストロボ発光部8は第1の発光を行なう(ステップS213)。再び撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータをもとに、演算回路10は被写体からの反射光の光量を演算して測光を行ない(ステップS214)、第2の発光の発光量を決める発光時間のためデータとする。ここで、第1の発光はステップS208で求めた距離と補助光の測光量に応じて発光量を制御する。
【0078】
また、第2の発光のための充電時間がなるべく短くて済むように、また測光できるための必要十分な発光量でよい理由から、最大でも全発光時の3〜4段落ち位になる発光量が良い。この場合、第1の発光による充電用コンデンサの電圧降下は約20〜30[V]であり、これを再び完全な充電状態まで充電する時間は約200〜400[ms]である。
【0079】
また、マクロモード時には被写体までの距離が極端に近くなることによって露出がオーバーになるのを防ぐために、第1の発光の発光量を低めに切り換える。
【0080】
マクロモード時はノーマルモード時よりも更に1/2〜1段落ちくらいになる発光量が良い。このときの、充電用コンデンサの電圧降下は約10〜15[v]であり、これを再び完全な充電状態まで充電する時間は、約100〜150[ms]である。
【0081】
この間の発光時間と再び充電しなければならない時間や発光時間と充電用コンデンサの電圧降下はほぼ比例する。この第1の発光により、ストロークの途中で合焦が終了したか否か分からずもう一度レリーズスイッチ13を押し直したり、フレーミングを変えてみたりすることなく、撮影者の合焦したことを視覚的に知ることができる。
【0082】
ステップS215では、レリーズスイッチ13の第2のストロークに応じて第2のスイッチがONになるまで待機する。この間に、再度ストロボ発光部8に充電を行ない、第1の発光により下がった電圧分を補う。このため、第2の発光は全発光を行なうことが可能である。したがって、2度の発光を行なうために充電用のコンデンサを大型化したり、ストロボ自体のガイドナンバーを大きくしたりする必要がない。
【0083】
第2のスイッチがONになったら再度測光を行なうために、撮像素子3を通り信号処理回路4から出力された信号をA/D変換器5で変換したデータをもとに、演算回路10は被写体からの反射光の光量を演算する(ステップS216)。この測光データをもとに最適な露出を得るために第2の発光の発光時間と絞り値を総合的に判断し、最適な絞り値になるように全体制御部11により絞りを制御する(ステップS217)。
【0084】
全体制御部11の制御によりストロボ発光部8にストロボ用のトリガパルスが送られ、このトリガパルスに同期してストロボ発光部8は第2の発光を開始し(ステップS218)、ステップS214で得られた情報とステップS217で決められた絞り値から決定した発光時間が経過したら、その瞬間に発光を停止する(ステップS219、S220)。
【0085】
撮影後にレリーズスイッチ13の状態を判別し(ステップS221)、第1のスイッチがONであり、第2のスイッチだけがOFFである場合には再び第2のスイッチがONになるまで待機し、第1および第2のスイッチがともにOFFになると終了する。
【0086】
ステップS219で撮影が行われると、撮像素子3を通り信号処理回路4で処理され出力された画像信号は、A/D変換器5でアナログディジタル変換され、変換されたデータはメモリ制御部7の制御によりメモリ部6に書き込まれる。その後、メモリ部6に蓄積されたデータはメモリ制御部7により半導体メモリなどの着脱可能な記録媒体12に記録される。
【0087】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る撮像装置によれば、従来、被写体が至近距離にある場合や反射率が高い場合にストロボの第1発光で露出オーバーした場合でも、露出オーバーのミスがない第1の発光が可能となる。したがって、第1の測光精度が高まり、その結果から決定される第2の発光における測光精度も高まり、露出を正確に行なうことができる。
【0089】
また、測光手段の測光部と撮像部とを同一のデバイスで構成することにより、調光センサなどを設ける必要がなく、製品及び開発コストを下げることができる。しかも、測光部と撮像手段を同一のデバイスとして特性を揃えることができ、第1の発光の発光量を適正に制御できるので、第1の発光で露出オーバーさせてしまうことなどによっていたずらに第2の発光の光量を減らすことはない。
【0093】
請求項4に係る撮像装置によれば、前記照射手段は前記補助光を照射する際に補助光の波長を切り換えるので、補助光の波長(色)を切り換えることにより、より確かな補助光の測光を行なうことができる。
【0095】
請求項5に係る撮像方法によれば、従来、被写体が至近距離にある場合や反射率が高い場合にストロボの第1発光で露出オーバーした場合でも、露出オーバーのミスがない第1の発光が可能となる。したがって、第1の測光精度が高まり、その結果から決定される第2の発光における測光精度も高まり、露出を正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の撮像装置の電気的構成を示すブロック図てある。
【図2】ストロボ発光動作処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】被写体の距離に応じた補助光の戻り光を示す説明図である。
【図4】ストロボ発光のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】第2実施例のストロボ発光動作処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】第3実施例のストロボ発光動作処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】IRカットフィルタの特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 … レンズ
2 … 絞り
3 … 撮像素子
4 … 信号処理回路
8 … ストロボ発光部
10 … 演算回路
11 … 全体制御部
13 … レリーズスイッチ
14 … 補助光出力部
Claims (5)
- 撮影を行なうために操作するスイッチ手段と、
被写体に補助光を照射する照射手段と、
前記被写体に向けて発光する発光手段と、
撮像素子から前記被写体の光学像を取り込む撮像手段と、
該撮像手段から送られた信号を処理して測光情報を得る測光手段とを備え、前記撮像素子から送られた信号から画像データを得る撮像装置において、
前記照射手段は前記スイッチ操作に応じて前記補助光を照射し、
前記発光手段は、
前記補助光に応じた戻り光の前記撮像素子上の位置および明るさに基づいて設定された光量で第1の発光を行ない、該行なわれた第1の発光に応じて前記測光手段により得られる測光情報に基づいて、第2の発光を行なって撮影時の露出を制御することを特徴とする撮像装置。 - 前記補助光に応じた戻り光の前記撮像素子上の位置に基づいて、前記被写体までの距離を算出し、該算出された距離に応じて設定された光量で第1の発光を行なうことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記照射手段は、前記補助光を照射する際に光学フィルタを切り換えることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
- 前記照射手段は、前記補助光を照射する際に補助光の波長を切り換えることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
- 撮像素子から被写体の光学像を取り込み、該取り込まれた光学像の信号を処理して測光情報を得て、該測光情報を用いて露出を制御し、前記撮像素子から送られた信号から画像データを得る撮像方法において、
スイッチの操作に応じて前記被写体に補助光を照射し、
前記補助光に応じた戻り光の前記撮像素子上の位置および明るさに基づいて光量を設定して第1の発光を行ない、
該行なわれた第1の発光に応じて得られる測光情報に基づいて、第2の発光を行なって撮影時の露出を制御することを特徴とする撮像方法。
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