JP2000206398A - 自動焦点調節装置 - Google Patents
自動焦点調節装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】より高精度の焦点検出結果を得ることのできる
自動焦点検出装置及び自動焦点調節装置を提供する。 【解決手段】被写体像を結像させるための撮影光学系
と、この撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信
号に変換する撮像素子5と、この撮像素子の受光面の前
面に配置され複数の色フイルタ要素からなる色フイルタ
5aと、この色フイルタの各色フイルタ要素を透過した
それぞれの光束のうち白色光に対して撮像信号処理値の
比率が最も高い出力要素に対応した色フイルタ要素の分
光透過率の極大値に自己の分光発光出力の極大値を一致
又は近接させた補助光を被写体に向けて照射する補助光
照射手段28と、この補助光照射手段によって照射され
た光束が被写体によって反射された後の反射光束を受け
て生じる撮像素子の出力信号に基づいて被写体までの距
離を調節するための調節値を検出する検出手段とを備え
て構成する。
自動焦点検出装置及び自動焦点調節装置を提供する。 【解決手段】被写体像を結像させるための撮影光学系
と、この撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信
号に変換する撮像素子5と、この撮像素子の受光面の前
面に配置され複数の色フイルタ要素からなる色フイルタ
5aと、この色フイルタの各色フイルタ要素を透過した
それぞれの光束のうち白色光に対して撮像信号処理値の
比率が最も高い出力要素に対応した色フイルタ要素の分
光透過率の極大値に自己の分光発光出力の極大値を一致
又は近接させた補助光を被写体に向けて照射する補助光
照射手段28と、この補助光照射手段によって照射され
た光束が被写体によって反射された後の反射光束を受け
て生じる撮像素子の出力信号に基づいて被写体までの距
離を調節するための調節値を検出する検出手段とを備え
て構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動焦点検出装
置及び自動焦点調節装置、詳しくは撮影光学系により結
像される被写体像を光電変換する撮像素子を利用して画
像信号を取得する電子的撮像装置等に使用される自動焦
点検出装置に関し、特に被写体に向けて補助光を照射す
ると共に、被写体からの反射光を受けて焦点位置の検出
を行ない、その検出結果に基づいて撮像手段を駆動させ
て自動的に撮影光学系の焦点調節を行なう自動焦点調節
装置に関するものである。
置及び自動焦点調節装置、詳しくは撮影光学系により結
像される被写体像を光電変換する撮像素子を利用して画
像信号を取得する電子的撮像装置等に使用される自動焦
点検出装置に関し、特に被写体に向けて補助光を照射す
ると共に、被写体からの反射光を受けて焦点位置の検出
を行ない、その検出結果に基づいて撮像手段を駆動させ
て自動的に撮影光学系の焦点調節を行なう自動焦点調節
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影光学系によって結像された被
写体像をCCD等の撮像素子を利用して電気信号に光電
変換し、これにより得られた画像信号を記録媒体等に記
録するように構成された電子スチルカメラ等の電子的撮
像装置等が広く普及している。
写体像をCCD等の撮像素子を利用して電気信号に光電
変換し、これにより得られた画像信号を記録媒体等に記
録するように構成された電子スチルカメラ等の電子的撮
像装置等が広く普及している。
【0003】このような電子的撮像装置においては、例
えば撮像素子によって取得した画像信号に含まれる高周
波成分量の差異(コントラスト)に基いて被写体像の合
焦状態を検出する、いわゆるコントラスト検出方式の自
動焦点検出装置を有し、この自動焦点検出装置による焦
点検出結果に基づいて自動的に撮影光学系の焦点位置を
調節するように構成された自動焦点調節手段であるオー
トフォーカス手段を具備したものが一般的に実用化され
ている。なお、以下の説明においては、このようなAF
手段、即ちコントラスト検出方式の自動焦点検出装置に
よって焦点調節を行なうAF手段を「イメージャAF手
段」というものとする。
えば撮像素子によって取得した画像信号に含まれる高周
波成分量の差異(コントラスト)に基いて被写体像の合
焦状態を検出する、いわゆるコントラスト検出方式の自
動焦点検出装置を有し、この自動焦点検出装置による焦
点検出結果に基づいて自動的に撮影光学系の焦点位置を
調節するように構成された自動焦点調節手段であるオー
トフォーカス手段を具備したものが一般的に実用化され
ている。なお、以下の説明においては、このようなAF
手段、即ちコントラスト検出方式の自動焦点検出装置に
よって焦点調節を行なうAF手段を「イメージャAF手
段」というものとする。
【0004】しかし、このようなイメージャAF手段を
用いて焦点検出動作を行なう場合において、例えば被写
体のコントラストが低い場合や被写体の明るさが暗い
(被写体輝度が低い)低輝度環境下では、画像信号に対
するノイズの影響が大きくなる等に起因して焦点検出精
度が悪化したり、焦点位置を検出するまでに要する時間
が長くなってしまう等の問題がある。
用いて焦点検出動作を行なう場合において、例えば被写
体のコントラストが低い場合や被写体の明るさが暗い
(被写体輝度が低い)低輝度環境下では、画像信号に対
するノイズの影響が大きくなる等に起因して焦点検出精
度が悪化したり、焦点位置を検出するまでに要する時間
が長くなってしまう等の問題がある。
【0005】そこで、このような問題点を解決するため
に、従来の電子的撮像装置等に用いられる自動焦点検出
装置おいては、例えば赤外光やストロボ光等の補助的な
照明光(以下、AF補助光という)を被写体に向けて照
射する補助光照射手段を設け、低コントラストの被写体
や低輝度環境下において焦点検出動作(AF動作)を実
行する場合には、補助光照射手段によるAF補助光を被
写体に向けて照射することによって、被写体のコントラ
ストを高めたり被写体輝度を高めるようにしたものが、
例えば特開平10−70678号公報等によって種々提
案されており、また一般的に実用化がなされている。こ
れによれば焦点検出動作が困難となるような環境下等に
おいても確実かつ容易に焦点検出動作を実行することが
できるという利点がある。
に、従来の電子的撮像装置等に用いられる自動焦点検出
装置おいては、例えば赤外光やストロボ光等の補助的な
照明光(以下、AF補助光という)を被写体に向けて照
射する補助光照射手段を設け、低コントラストの被写体
や低輝度環境下において焦点検出動作(AF動作)を実
行する場合には、補助光照射手段によるAF補助光を被
写体に向けて照射することによって、被写体のコントラ
ストを高めたり被写体輝度を高めるようにしたものが、
例えば特開平10−70678号公報等によって種々提
案されており、また一般的に実用化がなされている。こ
れによれば焦点検出動作が困難となるような環境下等に
おいても確実かつ容易に焦点検出動作を実行することが
できるという利点がある。
【0006】ところで、一般的な電子的撮像装置等にお
いて、被写体像を電気信号に変換するために用いられる
CCD等の撮像素子は、光の明暗の強度に対応した信号
を取得し得るだけであるために色の情報を識別すること
ができない。そこで、通常の電子的撮像装置等において
は、例えば一個の撮像素子から三原色の信号を得るよう
にした単板式の電子的撮像装置では、CCD等の撮像素
子の前面に複数の色フイルタ要素からなる色フイルタを
設けることで、色情報や輝度情報等の信号を取得するよ
うにしているのが普通である。この色フイルタは、二次
元に配列されたCCDの画素のそれぞれに対応させた色
フイルタ要素を所定の方式で配列して構成されるもので
ある。例えば図8は、従来用いられている一般的な色フ
イルタにおける色フイルタ要素の配列を示す図である。
いて、被写体像を電気信号に変換するために用いられる
CCD等の撮像素子は、光の明暗の強度に対応した信号
を取得し得るだけであるために色の情報を識別すること
ができない。そこで、通常の電子的撮像装置等において
は、例えば一個の撮像素子から三原色の信号を得るよう
にした単板式の電子的撮像装置では、CCD等の撮像素
子の前面に複数の色フイルタ要素からなる色フイルタを
設けることで、色情報や輝度情報等の信号を取得するよ
うにしているのが普通である。この色フイルタは、二次
元に配列されたCCDの画素のそれぞれに対応させた色
フイルタ要素を所定の方式で配列して構成されるもので
ある。例えば図8は、従来用いられている一般的な色フ
イルタにおける色フイルタ要素の配列を示す図である。
【0007】ここに示す例は、CCDのそれぞれの画素
に対応するように三原色の色フイルタ要素、即ち輝度信
号に近い[G]と、二つの色信号[R],[B]とを市
松状に配列して構成した、いわゆるベイヤー方式の色フ
イルタである。
に対応するように三原色の色フイルタ要素、即ち輝度信
号に近い[G]と、二つの色信号[R],[B]とを市
松状に配列して構成した、いわゆるベイヤー方式の色フ
イルタである。
【0008】そして、この色フイルタを透過したそれぞ
れの光束は、CCDによって電気信号に変換されてR,
G,Bの三色の信号に分離された後、輝度信号と二つの
色差信号に変換される等の各種の処理が施される。
れの光束は、CCDによって電気信号に変換されてR,
G,Bの三色の信号に分離された後、輝度信号と二つの
色差信号に変換される等の各種の処理が施される。
【0009】なお、CCD等の撮像素子の前面には、上
述の色フイルタの他に、例えば赤外線等がCCDに入射
するのを防止するための赤外(IR)カットフイルタ等
が配置されているのが普通である。
述の色フイルタの他に、例えば赤外線等がCCDに入射
するのを防止するための赤外(IR)カットフイルタ等
が配置されているのが普通である。
【0010】なお、図9は、通常の一般的なCCDにお
ける分光特性を示す図である。上述の色フイルタ、すな
わちR,G,Bの色フイルタ要素からなる色フイルタを
介してCCDに入射した光束は、図9に示すようにR,
G,Bの三原色に分光されることになる。なお、CCD
の感度特性は、一般的にはCCDの各画素を構成するフ
ォトセンサ自体の感度特性と、色フイルタの分光特性
と、IRカットフイルタの特性等によって規定される。
ける分光特性を示す図である。上述の色フイルタ、すな
わちR,G,Bの色フイルタ要素からなる色フイルタを
介してCCDに入射した光束は、図9に示すようにR,
G,Bの三原色に分光されることになる。なお、CCD
の感度特性は、一般的にはCCDの各画素を構成するフ
ォトセンサ自体の感度特性と、色フイルタの分光特性
と、IRカットフイルタの特性等によって規定される。
【0011】一方、従来の電子的撮像装置等に使用され
る自動焦点検出装置においては、AF補助光を被写体へ
と照射すると共に、その反射光束を受光することによっ
て、三角測距の原理を用いて焦点検出を行なう、いわゆ
るアクティブタイプのAF手段についても、一般的に実
用化されている。このようなアクティブタイプのAF手
段は、発光手段と、この発光手段による被写体からの反
射光束を受光する受光手段と、この受光手段からの信号
を受けて被写体距離に応じた信号を検出するPSD等の
検出手段等を具備してなるものであ。
る自動焦点検出装置においては、AF補助光を被写体へ
と照射すると共に、その反射光束を受光することによっ
て、三角測距の原理を用いて焦点検出を行なう、いわゆ
るアクティブタイプのAF手段についても、一般的に実
用化されている。このようなアクティブタイプのAF手
段は、発光手段と、この発光手段による被写体からの反
射光束を受光する受光手段と、この受光手段からの信号
を受けて被写体距離に応じた信号を検出するPSD等の
検出手段等を具備してなるものであ。
【0012】さらに、近年においては、上述のイメージ
ャAF手段とアクティブタイプのAF手段との両AF手
段を単一の装置に具備し、撮影環境や被写体の状態に応
じて適切となるAF手段を選択的に利用するようにした
電子的撮像装置等についての提案がなされ、また実用化
されている。
ャAF手段とアクティブタイプのAF手段との両AF手
段を単一の装置に具備し、撮影環境や被写体の状態に応
じて適切となるAF手段を選択的に利用するようにした
電子的撮像装置等についての提案がなされ、また実用化
されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の自動焦点検出装置、即ちベイヤー方式の色フイ
ルタによってR,G,Bの三原色に対する感度特性を有
するCCD等の撮像素子により色情報等を取得するよう
になされたものにおいて、補助光照射手段によるAF補
助光として赤外光等を発光させるようにしたものでは、
焦点検出動作の際に被写体に向けて照射されるAF補助
光の照射光束の波長分布は、CCD等の撮像素子の分光
感度分布(図9参照)とは異なるものとなっている。し
たがって、このために補助光照射手段による発光エネル
ギーのうちの大部分がCCD等の撮像素子によって検出
されることもなく無駄になっている場合があり、よって
必要な情報を取得できず、確実な焦点検出結果を得るこ
とができない場合があった。
な従来の自動焦点検出装置、即ちベイヤー方式の色フイ
ルタによってR,G,Bの三原色に対する感度特性を有
するCCD等の撮像素子により色情報等を取得するよう
になされたものにおいて、補助光照射手段によるAF補
助光として赤外光等を発光させるようにしたものでは、
焦点検出動作の際に被写体に向けて照射されるAF補助
光の照射光束の波長分布は、CCD等の撮像素子の分光
感度分布(図9参照)とは異なるものとなっている。し
たがって、このために補助光照射手段による発光エネル
ギーのうちの大部分がCCD等の撮像素子によって検出
されることもなく無駄になっている場合があり、よって
必要な情報を取得できず、確実な焦点検出結果を得るこ
とができない場合があった。
【0014】また、ストロボ光を発光させるようにした
ものでは、ストロボを長時間発光させ続けることが不可
能であるし、CCD等の電荷蓄積タイミングに合わせて
パルス発光させる場合には、各発光の発光量を一定にす
ることが非常に困難であった。
ものでは、ストロボを長時間発光させ続けることが不可
能であるし、CCD等の電荷蓄積タイミングに合わせて
パルス発光させる場合には、各発光の発光量を一定にす
ることが非常に困難であった。
【0015】一方、上述のアクティブタイプのAF手段
によれば、発光手段に加えて受光手段とその信号を検出
する検出手段等の構成部材が多数必要となってしまい、
装置の大型化や複雑化、さらに製造コストがかかってし
まう等の問題点がある。
によれば、発光手段に加えて受光手段とその信号を検出
する検出手段等の構成部材が多数必要となってしまい、
装置の大型化や複雑化、さらに製造コストがかかってし
まう等の問題点がある。
【0016】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、電子的撮像装置
等に使用されるコントラスト検出方式の自動焦点検出装
置であって、補助光照射手段による照射光束の発光動作
を伴なう焦点検出動作を行なうに際しては、撮像素子に
入射するAF補助光による被写体反射光を効率良く検出
し得るようにすることで、より精度の高い焦点検出結果
を得ることができる自動焦点検出装置及び自動焦点調節
装置を提供することである。
のであって、その目的とするところは、電子的撮像装置
等に使用されるコントラスト検出方式の自動焦点検出装
置であって、補助光照射手段による照射光束の発光動作
を伴なう焦点検出動作を行なうに際しては、撮像素子に
入射するAF補助光による被写体反射光を効率良く検出
し得るようにすることで、より精度の高い焦点検出結果
を得ることができる自動焦点検出装置及び自動焦点調節
装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による自動焦点調節装置は、被写体像を
結像させるための撮影光学系と、この撮影光学系を透過
した被写体光を受けて電気信号に変換する撮像素子と、
この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の色フイル
タ要素からなる色フイルタと、この色フイルタの各色フ
イルタ要素を透過したそれぞれの光束のうち白色光に対
して撮像信号処理値の比率が最も高い出力要素に対応し
た色フイルタ要素の分光透過率の極大値に自己の分光発
光出力の極大値を一致又は近接させた補助光を被写体に
向けて照射する補助光照射手段と、この補助光照射手段
によって照射された光束が被写体によって反射された後
の反射光束を受けて生じる上記撮像素子の出力信号に基
づいて、被写体までの距離を調節するための調節値を検
出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
に、第1の発明による自動焦点調節装置は、被写体像を
結像させるための撮影光学系と、この撮影光学系を透過
した被写体光を受けて電気信号に変換する撮像素子と、
この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の色フイル
タ要素からなる色フイルタと、この色フイルタの各色フ
イルタ要素を透過したそれぞれの光束のうち白色光に対
して撮像信号処理値の比率が最も高い出力要素に対応し
た色フイルタ要素の分光透過率の極大値に自己の分光発
光出力の極大値を一致又は近接させた補助光を被写体に
向けて照射する補助光照射手段と、この補助光照射手段
によって照射された光束が被写体によって反射された後
の反射光束を受けて生じる上記撮像素子の出力信号に基
づいて、被写体までの距離を調節するための調節値を検
出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】したがって、第1の発明による自動焦点調
節装置は、撮影光学系が被写体像を結像させ、撮像素子
が撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変
換し、補助光照射手段は、撮像素子の受光面の前面に配
置され複数の色フイルタ要素からなる色フイルタの各色
フイルタ要素を透過したそれぞれの光束のうち白色光に
対して撮像信号処理値の比率が最も高い出力要素に対応
した色フイルタ要素の分光透過率の極大値に自己の分光
発光出力の極大値を一致又は近接させた補助光を被写体
に向けて照射し、検出手段は、補助光照射手段によって
照射された光束が被写体によって反射された後の反射光
束を受けて生じる上記撮像素子の出力信号に基づいて、
被写体までの距離を調節するための調節値を検出する。
節装置は、撮影光学系が被写体像を結像させ、撮像素子
が撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変
換し、補助光照射手段は、撮像素子の受光面の前面に配
置され複数の色フイルタ要素からなる色フイルタの各色
フイルタ要素を透過したそれぞれの光束のうち白色光に
対して撮像信号処理値の比率が最も高い出力要素に対応
した色フイルタ要素の分光透過率の極大値に自己の分光
発光出力の極大値を一致又は近接させた補助光を被写体
に向けて照射し、検出手段は、補助光照射手段によって
照射された光束が被写体によって反射された後の反射光
束を受けて生じる上記撮像素子の出力信号に基づいて、
被写体までの距離を調節するための調節値を検出する。
【0019】また、第2の発明による自動焦点調節装置
は、被写体像を結像させるための撮影光学系と、この撮
影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変換す
る撮像素子と、この撮像素子の受光面の前面に配置され
複数の色フイルタ要素からなる色フイルタと、この色フ
イルタの複数の色フイルタ要素のうち特定の色フイルタ
要素の分光透過率の極大値に自己の分光発光出力の極大
値を一致又は近接させた補助光を被写体に向けて照射す
る補助光照射手段と、この補助光照射手段によって被写
体に向けて照射された光束が被写体によって反射された
後の反射光束を受けて生じる上記撮像素子の出力信号に
基づいて、被写体までの距離を調節するための調節値を
検出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
は、被写体像を結像させるための撮影光学系と、この撮
影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変換す
る撮像素子と、この撮像素子の受光面の前面に配置され
複数の色フイルタ要素からなる色フイルタと、この色フ
イルタの複数の色フイルタ要素のうち特定の色フイルタ
要素の分光透過率の極大値に自己の分光発光出力の極大
値を一致又は近接させた補助光を被写体に向けて照射す
る補助光照射手段と、この補助光照射手段によって被写
体に向けて照射された光束が被写体によって反射された
後の反射光束を受けて生じる上記撮像素子の出力信号に
基づいて、被写体までの距離を調節するための調節値を
検出する検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】したがって、第2の発明による自動焦点調
節装置は、撮影光学系が被写体像を結像させ、撮像素子
が撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変
換し、補助光照射手段は、この撮像素子の受光面の前面
に配置され複数の色フイルタ要素からなる色フイルタの
複数の色フイルタ要素のうち特定の色フイルタ要素の分
光透過率の極大値に自己の分光発光出力の極大値を一致
又は近接させた補助光を被写体に向けて照射し、検出手
段は、補助光照射手段によって被写体に向けて照射され
た光束が被写体によって反射された後の反射光束を受け
て生じる上記撮像素子の出力信号に基づいて、被写体ま
での距離を調節するための調節値を検出する。
節装置は、撮影光学系が被写体像を結像させ、撮像素子
が撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変
換し、補助光照射手段は、この撮像素子の受光面の前面
に配置され複数の色フイルタ要素からなる色フイルタの
複数の色フイルタ要素のうち特定の色フイルタ要素の分
光透過率の極大値に自己の分光発光出力の極大値を一致
又は近接させた補助光を被写体に向けて照射し、検出手
段は、補助光照射手段によって被写体に向けて照射され
た光束が被写体によって反射された後の反射光束を受け
て生じる上記撮像素子の出力信号に基づいて、被写体ま
での距離を調節するための調節値を検出する。
【0021】そして、第3の発明による自動焦点調節装
置は、上記第1の発明又は上記第2の発明の自動焦点調
節装置において、上記補助光照射手段による照射光束の
出射位置と上記補助光照射手段からの照射光束の被写体
による反射光束が入射する入射位置とが、上記撮像素子
の画素配列上において水平方向となるように配置されて
いることを特徴とする。
置は、上記第1の発明又は上記第2の発明の自動焦点調
節装置において、上記補助光照射手段による照射光束の
出射位置と上記補助光照射手段からの照射光束の被写体
による反射光束が入射する入射位置とが、上記撮像素子
の画素配列上において水平方向となるように配置されて
いることを特徴とする。
【0022】したがって、第3の発明による自動焦点調
節装置は、上記第1の発明又は上記第2の発明による自
動焦点調節装置において、上記補助光照射手段による照
射光束の出射位置と上記補助光照射手段からの照射光束
の被写体による反射光束が入射する入射位置とを上記撮
像素子の画素配列上において水平方向となるように配置
される。これにより、上記検出手段は三角測距の原理を
利用して被写体までの距離が演算する。
節装置は、上記第1の発明又は上記第2の発明による自
動焦点調節装置において、上記補助光照射手段による照
射光束の出射位置と上記補助光照射手段からの照射光束
の被写体による反射光束が入射する入射位置とを上記撮
像素子の画素配列上において水平方向となるように配置
される。これにより、上記検出手段は三角測距の原理を
利用して被写体までの距離が演算する。
【0023】第4の発明による自動焦点調節装置は、被
写体像を結像させるための撮影光学系と、この撮影光学
系を透過した被写体光を受けて電気信号に変換する撮像
素子と、この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の
色フイルタ要素からなる色フイルタと、上記撮像素子の
出力信号に基づいて輝度信号を生成する輝度信号生成手
段と、上記色フイルタの複数の色フイルタ要素のうち特
定の色フイルタ要素を透過した光束に対応する上記撮像
素子の出力信号のみを抽出する色信号抽出手段と、上記
輝度信号生成手段の出力信号と上記色信号抽出手段の出
力信号のうち一方の出力信号を選択的に焦点検出信号処
理手段に導く選択手段と、上記輝度信号生成手段の出力
信号又は上記色信号抽出手段の出力信号のうち上記選択
手段によって選択された一方の出力信号に基づいて焦点
検出を行なうのに必要な信号処理を行なう焦点検出信号
処理手段と、被写体に補助光を照射する補助光照射手段
と、この補助光照射手段によって被写体に向けて補助光
を照射したときは、上記色信号抽出手段の出力信号を上
記焦点検出信号処理手段に導くように上記選択手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
写体像を結像させるための撮影光学系と、この撮影光学
系を透過した被写体光を受けて電気信号に変換する撮像
素子と、この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の
色フイルタ要素からなる色フイルタと、上記撮像素子の
出力信号に基づいて輝度信号を生成する輝度信号生成手
段と、上記色フイルタの複数の色フイルタ要素のうち特
定の色フイルタ要素を透過した光束に対応する上記撮像
素子の出力信号のみを抽出する色信号抽出手段と、上記
輝度信号生成手段の出力信号と上記色信号抽出手段の出
力信号のうち一方の出力信号を選択的に焦点検出信号処
理手段に導く選択手段と、上記輝度信号生成手段の出力
信号又は上記色信号抽出手段の出力信号のうち上記選択
手段によって選択された一方の出力信号に基づいて焦点
検出を行なうのに必要な信号処理を行なう焦点検出信号
処理手段と、被写体に補助光を照射する補助光照射手段
と、この補助光照射手段によって被写体に向けて補助光
を照射したときは、上記色信号抽出手段の出力信号を上
記焦点検出信号処理手段に導くように上記選択手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】したがって、第4の発明による自動焦点調
節装置は、撮影光学系が被写体像を結像させ、撮像素子
が撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変
換し、色フイルタは、撮像素子の受光面の前面に配置さ
れ複数の色フイルタ要素からなり、輝度信号生成手段
は、上記撮像素子の出力信号に基づいて輝度信号を生成
し、色信号抽出手段が上記色フイルタの複数の色フイル
タ要素のうち特定の色フイルタ要素を透過した光束に対
応する上記撮像素子の出力信号のみを抽出し、選択手段
は、上記輝度信号生成手段の出力信号と上記色信号抽出
手段の出力信号のうち一方の出力信号を選択的に焦点検
出信号処理手段に導き、焦点検出信号処理手段は、上記
輝度信号生成手段の出力信号又は上記色信号抽出手段の
出力信号のうち上記選択手段によって選択された一方の
出力信号に基づいて焦点検出を行なうのに必要な信号処
理を行ない、補助光照射手段が被写体に補助光を照射
し、制御手段が補助光照射手段によって被写体に向けて
補助光を照射したときは、上記色信号抽出手段の出力信
号を上記焦点検出信号処理手段に導くように上記選択手
段を制御する。
節装置は、撮影光学系が被写体像を結像させ、撮像素子
が撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に変
換し、色フイルタは、撮像素子の受光面の前面に配置さ
れ複数の色フイルタ要素からなり、輝度信号生成手段
は、上記撮像素子の出力信号に基づいて輝度信号を生成
し、色信号抽出手段が上記色フイルタの複数の色フイル
タ要素のうち特定の色フイルタ要素を透過した光束に対
応する上記撮像素子の出力信号のみを抽出し、選択手段
は、上記輝度信号生成手段の出力信号と上記色信号抽出
手段の出力信号のうち一方の出力信号を選択的に焦点検
出信号処理手段に導き、焦点検出信号処理手段は、上記
輝度信号生成手段の出力信号又は上記色信号抽出手段の
出力信号のうち上記選択手段によって選択された一方の
出力信号に基づいて焦点検出を行なうのに必要な信号処
理を行ない、補助光照射手段が被写体に補助光を照射
し、制御手段が補助光照射手段によって被写体に向けて
補助光を照射したときは、上記色信号抽出手段の出力信
号を上記焦点検出信号処理手段に導くように上記選択手
段を制御する。
【0025】第5の発明による自動焦点調節装置は、上
記第4の発明による自動焦点調節装置において、上記補
助光照射手段によって被写体に向けて補助光が照射され
たときには、上記制御手段が上記色信号抽出手段の出力
信号に基づいて検出された焦点検出値を補正する信号処
理を行なうことを特徴とする。
記第4の発明による自動焦点調節装置において、上記補
助光照射手段によって被写体に向けて補助光が照射され
たときには、上記制御手段が上記色信号抽出手段の出力
信号に基づいて検出された焦点検出値を補正する信号処
理を行なうことを特徴とする。
【0026】したがって、第5の発明による自動焦点調
節装置は、上記補助光照射手段によって被写体に向けて
補助光が照射されたときには、上記制御手段が上記色信
号抽出手段の出力信号に基づいて検出された焦点検出値
を補正する信号処理を行なって、精度の高い焦点検出値
を得る。
節装置は、上記補助光照射手段によって被写体に向けて
補助光が照射されたときには、上記制御手段が上記色信
号抽出手段の出力信号に基づいて検出された焦点検出値
を補正する信号処理を行なって、精度の高い焦点検出値
を得る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
自動焦点調節装置を有する電子的撮像装置の内部構成を
示すブロック構成図である。
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
自動焦点調節装置を有する電子的撮像装置の内部構成を
示すブロック構成図である。
【0028】本実施形態の自動焦点調節装置を備えた電
子的撮像装置1は、変倍光学系(ズーム光学系)を構成
するズームレンズ群2及び合焦光学系を構成するフォー
カスレンズ群3等からなる撮像光学系及びこの撮影光学
系を透過する光束の光量を調整する光量調節手段であり
露光手段である絞り部4等からなる撮影レンズ鏡筒31
と、撮影光学系により結像された被写体像を光電変換す
る撮像手段の一部を構成するCCD等の固体撮像素子
(以下、CCDという)5と、このCCD5の受光面の
前面に配置され複数の色フイルタ要素(例えばR,G,
Bの三つの色フイルタ要素)からなるベイヤー方式の色
フイルタ5aと、赤外線等がCCD5の受光面に入射す
るのを防止する赤外(IR)カットフイルタ5bと、C
CD5によって光電変換された電気信号を受けて各種の
画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮
像回路6と、この撮像回路6により生成された画像信号
(アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換
回路7と、このA/D変換回路7の出力を受けて画像信
号を一時的に記憶する一時記憶手段であるバッファメモ
リ等のメモリ8と、メモリ8に一時記憶された画像信号
を読み出してこれをアナログ信号に変換すると共に再生
出力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路
9と、この画像信号を画像として表示する液晶表示装置
(LCD)等の画像表示装置(以下、LCDという)1
0と、データ化された画像信号等を記録する記録媒体で
あり半導体メモリ等からなる記録用メモリ12と、メモ
リ8に一時記憶された画像信号を読み出してこれを記録
用メモリ12に対して記録に適する形態とするために画
像信号の圧縮処理や符号化等のデータ化を施す圧縮回路
及び記録用メモリ12に記録された画像データを再生表
示等を実行するのに最適な形態とするために復号化や伸
長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮/伸長回路11
と、本電子的撮像装置1の全体を制御するCPU等の制
御手段(以下、CPUという)15と、A/D変換回路
7からの出力を受けて自動露光動作(AE)を行なうの
に必要なAE信号を検出するAE処理回路13と、自動
焦点調節動作(オートフォーカス(AF))を行なうの
に必要なAF信号を検出し所定の信号処理を行なう焦点
検出信号処理手段であるAF処理回路14と、所定のタ
イミング信号を発生させるタイミングジェネレータ(以
下、TGという)16と、CCD5の駆動制御を行なう
CCDドライバ17と、絞り部4を駆動する第1モータ
である絞り駆動モータ21と、この絞り駆動モータ21
を駆動制御する第1モータ駆動回路18と、フォーカス
レンズ群3を駆動する駆動手段であり第2モータである
フォーカスモータ22と、このフォーカスモータ22を
駆動制御する駆動制御手段である第2モータ駆動回路1
9と、ズームレンズ群2を駆動する第3モータであるズ
ームモータ23と、このズームモータ23を駆動制御す
る第3モータ駆動回路20と、本電子的撮像装置1を構
成する各電気回路等に電力を供給する電源電池(以下、
単に電池という)26と、CPU15に電気的に接続さ
れこれを介して各種の制御等を行なうプログラムや各種
の動作を行なわしめるために使用するデータ等が予め記
憶されており、電気的に書き換え可能な読み出し専用メ
モリ等のEEPROM25と、CPU15に電気的に接
続されており各種の動作を行なわしめる指令信号を発生
させてこれをCPU15に伝達する各種の操作スイッチ
群からなる操作SW24と、被写体に向けてAF補助光
を照射する補助光照射手段であるAF補助光発光部28
と、このAF補助光発光部28による閃光発光の開閉
(オン/オフ)等の制御を行なう発光制御手段としての
スイッチング回路27等によって構成されている。
子的撮像装置1は、変倍光学系(ズーム光学系)を構成
するズームレンズ群2及び合焦光学系を構成するフォー
カスレンズ群3等からなる撮像光学系及びこの撮影光学
系を透過する光束の光量を調整する光量調節手段であり
露光手段である絞り部4等からなる撮影レンズ鏡筒31
と、撮影光学系により結像された被写体像を光電変換す
る撮像手段の一部を構成するCCD等の固体撮像素子
(以下、CCDという)5と、このCCD5の受光面の
前面に配置され複数の色フイルタ要素(例えばR,G,
Bの三つの色フイルタ要素)からなるベイヤー方式の色
フイルタ5aと、赤外線等がCCD5の受光面に入射す
るのを防止する赤外(IR)カットフイルタ5bと、C
CD5によって光電変換された電気信号を受けて各種の
画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮
像回路6と、この撮像回路6により生成された画像信号
(アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換
回路7と、このA/D変換回路7の出力を受けて画像信
号を一時的に記憶する一時記憶手段であるバッファメモ
リ等のメモリ8と、メモリ8に一時記憶された画像信号
を読み出してこれをアナログ信号に変換すると共に再生
出力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路
9と、この画像信号を画像として表示する液晶表示装置
(LCD)等の画像表示装置(以下、LCDという)1
0と、データ化された画像信号等を記録する記録媒体で
あり半導体メモリ等からなる記録用メモリ12と、メモ
リ8に一時記憶された画像信号を読み出してこれを記録
用メモリ12に対して記録に適する形態とするために画
像信号の圧縮処理や符号化等のデータ化を施す圧縮回路
及び記録用メモリ12に記録された画像データを再生表
示等を実行するのに最適な形態とするために復号化や伸
長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮/伸長回路11
と、本電子的撮像装置1の全体を制御するCPU等の制
御手段(以下、CPUという)15と、A/D変換回路
7からの出力を受けて自動露光動作(AE)を行なうの
に必要なAE信号を検出するAE処理回路13と、自動
焦点調節動作(オートフォーカス(AF))を行なうの
に必要なAF信号を検出し所定の信号処理を行なう焦点
検出信号処理手段であるAF処理回路14と、所定のタ
イミング信号を発生させるタイミングジェネレータ(以
下、TGという)16と、CCD5の駆動制御を行なう
CCDドライバ17と、絞り部4を駆動する第1モータ
である絞り駆動モータ21と、この絞り駆動モータ21
を駆動制御する第1モータ駆動回路18と、フォーカス
レンズ群3を駆動する駆動手段であり第2モータである
フォーカスモータ22と、このフォーカスモータ22を
駆動制御する駆動制御手段である第2モータ駆動回路1
9と、ズームレンズ群2を駆動する第3モータであるズ
ームモータ23と、このズームモータ23を駆動制御す
る第3モータ駆動回路20と、本電子的撮像装置1を構
成する各電気回路等に電力を供給する電源電池(以下、
単に電池という)26と、CPU15に電気的に接続さ
れこれを介して各種の制御等を行なうプログラムや各種
の動作を行なわしめるために使用するデータ等が予め記
憶されており、電気的に書き換え可能な読み出し専用メ
モリ等のEEPROM25と、CPU15に電気的に接
続されており各種の動作を行なわしめる指令信号を発生
させてこれをCPU15に伝達する各種の操作スイッチ
群からなる操作SW24と、被写体に向けてAF補助光
を照射する補助光照射手段であるAF補助光発光部28
と、このAF補助光発光部28による閃光発光の開閉
(オン/オフ)等の制御を行なう発光制御手段としての
スイッチング回路27等によって構成されている。
【0029】なお、従来の電子的撮像装置等におけるA
F補助光発光部28としては、一般的な白色光を照射す
る専用の照射手段を用いたり、赤外光等を発光させるL
ED等の発光部材が用いられる。また、撮影動作時に被
写体に向けて閃光を発光させる一般的なストロボ発光部
を兼用するようにしたものが普通である。しかし、この
ような白色光や赤外光では、その照射光の全発光エネル
ギーに対してCCD5によって検出される信号は極めて
少なく、効率的な信号検出が行なわれない等、上述した
ような問題点が従来より指摘されている。また、ストロ
ボ光では発光量を一定に制御することは非常に困難であ
る。
F補助光発光部28としては、一般的な白色光を照射す
る専用の照射手段を用いたり、赤外光等を発光させるL
ED等の発光部材が用いられる。また、撮影動作時に被
写体に向けて閃光を発光させる一般的なストロボ発光部
を兼用するようにしたものが普通である。しかし、この
ような白色光や赤外光では、その照射光の全発光エネル
ギーに対してCCD5によって検出される信号は極めて
少なく、効率的な信号検出が行なわれない等、上述した
ような問題点が従来より指摘されている。また、ストロ
ボ光では発光量を一定に制御することは非常に困難であ
る。
【0030】そこで、本電子的撮像装置1におけるAF
補助光発光部28では、色フイルタ5aの各色フイルタ
要素、即ちR,G,Bの三色の色フイルタ要素のうち特
定の色フイルタ要素の分光透過率特性に近い分光発光特
性を有するAF補助光をAF補助光発光部28によって
被写体に向けて照射するように構成されている。
補助光発光部28では、色フイルタ5aの各色フイルタ
要素、即ちR,G,Bの三色の色フイルタ要素のうち特
定の色フイルタ要素の分光透過率特性に近い分光発光特
性を有するAF補助光をAF補助光発光部28によって
被写体に向けて照射するように構成されている。
【0031】この色フイルタ要素の分光特性は図9で示
され、色フイルタ要素の分光透過率曲線のピーク(極大
値)とAF補助光の発光特性のピークとが同一又は接近
していることが望ましいが、必ずしも理想的な光源を得
ることができるとは限らないので、少なくともAF補助
光の発光特性のピークが色フイルタ要素の分光透過率曲
線のピークからある程度ずれたところに位置したとして
も、特定の色フイルタ要素以外のその他の色フイルタ要
素の分光透過率を上回る位置であるならば、特定の色フ
イルタ要素のピークに近接したものであると見なすこと
ができる。
され、色フイルタ要素の分光透過率曲線のピーク(極大
値)とAF補助光の発光特性のピークとが同一又は接近
していることが望ましいが、必ずしも理想的な光源を得
ることができるとは限らないので、少なくともAF補助
光の発光特性のピークが色フイルタ要素の分光透過率曲
線のピークからある程度ずれたところに位置したとして
も、特定の色フイルタ要素以外のその他の色フイルタ要
素の分光透過率を上回る位置であるならば、特定の色フ
イルタ要素のピークに近接したものであると見なすこと
ができる。
【0032】通常の場合、色フイルタ5aの各色フイル
タ要素は、例えばR,G,Bの三色の色フイルタ要素を
所定の配列で並べられて構成されている。上述したよう
に本電子的撮像装置1における色フイルタ5aは、ベイ
ヤー方式の配列を適用しているものとしている。したが
って、この場合には、三色の色フイルタ要素を透過した
被写体光束のうち[G]の色フイルタ要素を透過した光
束により得られる信号、即ちCCD5の出力を処理して
得られる輝度信号Yの値においてウエイトが、白色光の
場合に最も高くなる。つまり、本電子的撮像装置1にお
けるAF補助光発光部28による補助光の色としては、
色フイルタ要素[G]の分光透過率特性に近い分光発光
特性を有するAF補助光が発光されるようにしている。
タ要素は、例えばR,G,Bの三色の色フイルタ要素を
所定の配列で並べられて構成されている。上述したよう
に本電子的撮像装置1における色フイルタ5aは、ベイ
ヤー方式の配列を適用しているものとしている。したが
って、この場合には、三色の色フイルタ要素を透過した
被写体光束のうち[G]の色フイルタ要素を透過した光
束により得られる信号、即ちCCD5の出力を処理して
得られる輝度信号Yの値においてウエイトが、白色光の
場合に最も高くなる。つまり、本電子的撮像装置1にお
けるAF補助光発光部28による補助光の色としては、
色フイルタ要素[G]の分光透過率特性に近い分光発光
特性を有するAF補助光が発光されるようにしている。
【0033】また、電子的撮像装置1における画像デー
タ等の記録媒体12としては、例えばフラッシュメモリ
等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック
形状からなり、装置に対して着脱自在に形成されるカー
ド型フラッシュメモリ等の半導体メモリのほか、ハード
ディスクやフロッピーディスク等の磁気記憶媒体等、様
々な形態のものが適用され得る。本電子的撮像装置1の
記録媒体としては、上述のように半導体メモリ等の記録
用メモリ12が適用されている。
タ等の記録媒体12としては、例えばフラッシュメモリ
等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック
形状からなり、装置に対して着脱自在に形成されるカー
ド型フラッシュメモリ等の半導体メモリのほか、ハード
ディスクやフロッピーディスク等の磁気記憶媒体等、様
々な形態のものが適用され得る。本電子的撮像装置1の
記録媒体としては、上述のように半導体メモリ等の記録
用メモリ12が適用されている。
【0034】操作SW24としては、例えば本電子的撮
像装置1を起動させ電源供給を行なわしめるための指令
信号を発生させる主電源スイッチや、撮影動作(記録動
作)等を開始させるための指令信号を発生させるレリー
ズスイッチ、再生動作を開始させるための指令信号を発
生させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレンズ群2
を移動させて変倍動作を開始させるための指令信号を発
生させるズームスイッチ(ズームアップSW及びズーム
ダウンSW)等がある。
像装置1を起動させ電源供給を行なわしめるための指令
信号を発生させる主電源スイッチや、撮影動作(記録動
作)等を開始させるための指令信号を発生させるレリー
ズスイッチ、再生動作を開始させるための指令信号を発
生させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレンズ群2
を移動させて変倍動作を開始させるための指令信号を発
生させるズームスイッチ(ズームアップSW及びズーム
ダウンSW)等がある。
【0035】また、レリーズSWは、撮影動作に先立っ
て行なうAE処理及びAF処理を開始させる指示信号を
発生させる第1段スイッチ(以下、1st.レリーズS
Wという)と、実際の露光処理を開始させる指示信号を
発生させる第2段スイッチ(以下、2nd.レリーズS
Wという)との二段スイッチによって構成された一般的
なものが使用されている。
て行なうAE処理及びAF処理を開始させる指示信号を
発生させる第1段スイッチ(以下、1st.レリーズS
Wという)と、実際の露光処理を開始させる指示信号を
発生させる第2段スイッチ(以下、2nd.レリーズS
Wという)との二段スイッチによって構成された一般的
なものが使用されている。
【0036】なお、以下の説明においては、撮像光学系
(ズームレンズ群2・フォーカスレンズ群3等)及び絞
り部4等からなる撮影レンズ鏡筒31と、CCD5等か
らなる撮像動作を実行するための撮像系のユニット全体
を撮像手段と言うものとする。
(ズームレンズ群2・フォーカスレンズ群3等)及び絞
り部4等からなる撮影レンズ鏡筒31と、CCD5等か
らなる撮像動作を実行するための撮像系のユニット全体
を撮像手段と言うものとする。
【0037】このように構成された本実施形態の自動焦
点調節装置を備えた電子的撮像装置における動作を、以
下に説明する。まず、本電子的撮像装置1の撮影レンズ
鏡筒31における撮影光学系を透過した被写体からの光
束(以下、被写体光束という)は、絞り部4によってそ
の光量が調整された後、CCD5の受光面に至りここに
被写体像が結像される。なお、絞り部4は、通常の状態
又は1st.レリーズ信号を受けて行なわれるAE処理
の実行時には開放状態となっており、2nd.レリーズ
信号を受けて開始される露光処理(後述する図2のステ
ップS6の処理)の実行時に駆動され所定の位置に設定
される。
点調節装置を備えた電子的撮像装置における動作を、以
下に説明する。まず、本電子的撮像装置1の撮影レンズ
鏡筒31における撮影光学系を透過した被写体からの光
束(以下、被写体光束という)は、絞り部4によってそ
の光量が調整された後、CCD5の受光面に至りここに
被写体像が結像される。なお、絞り部4は、通常の状態
又は1st.レリーズ信号を受けて行なわれるAE処理
の実行時には開放状態となっており、2nd.レリーズ
信号を受けて開始される露光処理(後述する図2のステ
ップS6の処理)の実行時に駆動され所定の位置に設定
される。
【0038】CCD5の受光面上に結像された被写体像
は、同CCD5による光電変換処理により電気的な信号
に変換されて撮像回路6に出力される。この撮像回路6
では、上述したようにCCD5から入力された信号に対
して各種の画像処理が施され、これによって所定の画像
信号が生成される。この画像信号は、A/D変換回路7
に出力されてデジタル信号(画像データ)に変換された
後、メモリ8に一時的に格納される。
は、同CCD5による光電変換処理により電気的な信号
に変換されて撮像回路6に出力される。この撮像回路6
では、上述したようにCCD5から入力された信号に対
して各種の画像処理が施され、これによって所定の画像
信号が生成される。この画像信号は、A/D変換回路7
に出力されてデジタル信号(画像データ)に変換された
後、メモリ8に一時的に格納される。
【0039】メモリ8に格納された画像データは、D/
A変換回路9へと出力されてアナログ信号に変換される
と共に表示出力するのに最適な形態の画像信号に変換さ
れた後、LCD10に画像として表示出力される。つま
り、このLCD10は、撮影モードにあるときには、C
CD5により取得した画像信号を連続的に表示し続ける
ことによって、撮影範囲を決定するためのファインダ手
段としての役目をしている。
A変換回路9へと出力されてアナログ信号に変換される
と共に表示出力するのに最適な形態の画像信号に変換さ
れた後、LCD10に画像として表示出力される。つま
り、このLCD10は、撮影モードにあるときには、C
CD5により取得した画像信号を連続的に表示し続ける
ことによって、撮影範囲を決定するためのファインダ手
段としての役目をしている。
【0040】一方、2nd.レリーズ信号を受けて露光
処理が実行されると、その指令信号の発生時点において
メモリ8に格納されている画像データは、圧縮/伸長回
路11にも出力される。このとき同画像データに対して
は、圧縮/伸長回路11の圧縮回路によって圧縮処理が
施され、その後、記録するのに最適な形態の画像データ
に変換されて記録用メモリ12に記録される。
処理が実行されると、その指令信号の発生時点において
メモリ8に格納されている画像データは、圧縮/伸長回
路11にも出力される。このとき同画像データに対して
は、圧縮/伸長回路11の圧縮回路によって圧縮処理が
施され、その後、記録するのに最適な形態の画像データ
に変換されて記録用メモリ12に記録される。
【0041】また、操作SW24のうち再生動作を行な
うべき指令信号を発生させる再生SW(図示せず)が操
作されオン状態になると、これによって再生動作が開始
される。すると、記録用メモリ12に圧縮された形態で
記録されている画像データは圧縮/伸長回路11に出力
され、伸長回路によって復号化処理や伸長処理等が施さ
れた後、メモリ8に出力されて一時的に記憶される。さ
らに、この画像信号はD/A変換回路9に出力され、こ
こでアナログ信号化されて表示出力するのに最適な形態
の画像信号に変換された後、LCD10に出力されて再
生表示がなされる。
うべき指令信号を発生させる再生SW(図示せず)が操
作されオン状態になると、これによって再生動作が開始
される。すると、記録用メモリ12に圧縮された形態で
記録されている画像データは圧縮/伸長回路11に出力
され、伸長回路によって復号化処理や伸長処理等が施さ
れた後、メモリ8に出力されて一時的に記憶される。さ
らに、この画像信号はD/A変換回路9に出力され、こ
こでアナログ信号化されて表示出力するのに最適な形態
の画像信号に変換された後、LCD10に出力されて再
生表示がなされる。
【0042】他方、A/D変換回路7によってデジタル
化された画像データは、上述のメモリ8とは別にAE処
理回路13とAF処理回路14とに対しても出力され
る。まずAE処理回路13においては、入力されたデジ
タル画像信号を受けて一画面分の画像データの輝度値に
対して累積加算等の演算処理等が行なわれる。これによ
り被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。こ
のAE評価値はCPU15に出力される。つまり、AE
処理回路13は、CCD5により取得された画像信号に
基いて被写体の明るさを検出する輝度検出手段の役目を
している。
化された画像データは、上述のメモリ8とは別にAE処
理回路13とAF処理回路14とに対しても出力され
る。まずAE処理回路13においては、入力されたデジ
タル画像信号を受けて一画面分の画像データの輝度値に
対して累積加算等の演算処理等が行なわれる。これによ
り被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。こ
のAE評価値はCPU15に出力される。つまり、AE
処理回路13は、CCD5により取得された画像信号に
基いて被写体の明るさを検出する輝度検出手段の役目を
している。
【0043】次にAF処理回路14においては、入力さ
れた信号を受けて一画面分の画像データの高周波成分が
ハイパスフィルタ(HPF)等を介して抽出され、これ
に対して累積加算等の演算処理等が行なわれる。これに
よって高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値が算
出される。そして、このAF評価値はCPU15に出力
される。このようにAF処理回路14は、AF処理を行
なう過程において、CCD5によって生成された画像信
号から所定の高周波成分を検出する高周波成分検出手段
の役目をしている。ここで検出される信号は、AF補助
光が[G]の色フイルタ要素の分光透過率特性に近い発
光特性を有することから、色フイルタ5aにより分光さ
れたR,G,Bをそれぞれ表わす信号のうち[G]信号
が多く含まれている。
れた信号を受けて一画面分の画像データの高周波成分が
ハイパスフィルタ(HPF)等を介して抽出され、これ
に対して累積加算等の演算処理等が行なわれる。これに
よって高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値が算
出される。そして、このAF評価値はCPU15に出力
される。このようにAF処理回路14は、AF処理を行
なう過程において、CCD5によって生成された画像信
号から所定の高周波成分を検出する高周波成分検出手段
の役目をしている。ここで検出される信号は、AF補助
光が[G]の色フイルタ要素の分光透過率特性に近い発
光特性を有することから、色フイルタ5aにより分光さ
れたR,G,Bをそれぞれ表わす信号のうち[G]信号
が多く含まれている。
【0044】また、TG16からは所定のタイミング信
号がCPU15・撮像回路6・CCDドライバ17へと
出力されており、CPU15は、このタイミング信号に
同期させて各種の制御を行なう。また、撮像回路6は、
TG16のタイミング信号を受けて、これに同期させて
色信号の分離等の各種の画像処理を行なう。さらに、C
CDドライバ17は、TG16のタイミング信号を受け
て、これに同期させてCCD5の駆動制御を行なう。
号がCPU15・撮像回路6・CCDドライバ17へと
出力されており、CPU15は、このタイミング信号に
同期させて各種の制御を行なう。また、撮像回路6は、
TG16のタイミング信号を受けて、これに同期させて
色信号の分離等の各種の画像処理を行なう。さらに、C
CDドライバ17は、TG16のタイミング信号を受け
て、これに同期させてCCD5の駆動制御を行なう。
【0045】また、CPU15は、第1モータ駆動回路
18・第2モータ駆動回路19・第3モータ駆動回路2
0をそれぞれ制御することによって、絞り駆動モータ2
1・フォーカスモータ22・ズームモータ23を介して
絞り部4・フォーカスレンズ群3・ズームレンズ群2を
それぞれ駆動制御している。
18・第2モータ駆動回路19・第3モータ駆動回路2
0をそれぞれ制御することによって、絞り駆動モータ2
1・フォーカスモータ22・ズームモータ23を介して
絞り部4・フォーカスレンズ群3・ズームレンズ群2を
それぞれ駆動制御している。
【0046】つまり、CPU15は、AE処理回路13
において算出されるAE評価値等に基いて第1モータ駆
動回路18を制御して絞りモータ21を駆動すること
で、絞り部4の絞り量を適正なものとなるように調整す
るAE制御を行なう。
において算出されるAE評価値等に基いて第1モータ駆
動回路18を制御して絞りモータ21を駆動すること
で、絞り部4の絞り量を適正なものとなるように調整す
るAE制御を行なう。
【0047】さらに、CPU15は、AF処理回路14
において算出されるAF評価値からの出力等に基いて、
第2モータ駆動回路19を介してフォーカスモータ22
を駆動制御することによりフォーカスレンズ群3を駆動
して、これを合焦状態となるように所定の位置に移動さ
せるAF制御を行なう。したがってフォーカスモータ2
2及び第2モータ駆動回路19は、フォーカスレンズ群
3を移動させることで合焦調節動作を行なう合焦調節駆
動手段としての役目をしている。
において算出されるAF評価値からの出力等に基いて、
第2モータ駆動回路19を介してフォーカスモータ22
を駆動制御することによりフォーカスレンズ群3を駆動
して、これを合焦状態となるように所定の位置に移動さ
せるAF制御を行なう。したがってフォーカスモータ2
2及び第2モータ駆動回路19は、フォーカスレンズ群
3を移動させることで合焦調節動作を行なう合焦調節駆
動手段としての役目をしている。
【0048】また、操作SW24のうちズームSW(図
示せず)が操作された場合においては、これを受けてC
PU15は、第3モータ駆動回路20を介してズームモ
ータ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を
光軸方向に移動させるズーム制御を行なう。したがって
ズームモータ23及び第3モータ駆動回路20は、ズー
ムレンズ群2を移動させることにより撮影光学系の変倍
動作(ズーム動作)を行なわしめるズーム駆動手段の役
目をしている。
示せず)が操作された場合においては、これを受けてC
PU15は、第3モータ駆動回路20を介してズームモ
ータ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を
光軸方向に移動させるズーム制御を行なう。したがって
ズームモータ23及び第3モータ駆動回路20は、ズー
ムレンズ群2を移動させることにより撮影光学系の変倍
動作(ズーム動作)を行なわしめるズーム駆動手段の役
目をしている。
【0049】そして、CPU15は、AE処理回路13
において算出されるAE評価値やAF処理回路14にお
いて算出されるAF評価値等からの出力に基いて、スイ
ッチング回路27を介してAF補助光発光部28を制御
して、AF動作時におけるAF補助光の発光量の調整を
行なったり、2nd.レリーズSW等からの指令に基づ
いて同発光部28のオン/オフ制御等を実行する。
において算出されるAE評価値やAF処理回路14にお
いて算出されるAF評価値等からの出力に基いて、スイ
ッチング回路27を介してAF補助光発光部28を制御
して、AF動作時におけるAF補助光の発光量の調整を
行なったり、2nd.レリーズSW等からの指令に基づ
いて同発光部28のオン/オフ制御等を実行する。
【0050】次に、本電子的撮像装置において撮影処理
が実行される際の作用を図2のフローチャートによっ
て、以下に説明する。本電子的撮像装置1の主電源SW
がオン状態にあって、同装置1の動作モードが撮影(記
録)モードに設定された状態、即ち撮影待機状態にある
場合に、この撮影処理のシーケンスは実行される。
が実行される際の作用を図2のフローチャートによっ
て、以下に説明する。本電子的撮像装置1の主電源SW
がオン状態にあって、同装置1の動作モードが撮影(記
録)モードに設定された状態、即ち撮影待機状態にある
場合に、この撮影処理のシーケンスは実行される。
【0051】まずステップS1において、CPU15
は、1st.レリーズSWの状態を確認する。ここで、
使用者によってレリーズSWが操作され1st.レリー
ズSWがオン状態となったことをCPU15が確認する
と、次のステップS2の処理に進み、通常のAE処理が
実行され、続いてステップS3において、CPU15
は、上述のAE処理の結果を参照して所望の被写体を含
む撮影画像信号の状態が暗いか否かを判断する。このと
きの暗いか否かの判断基準は、イメージャAF手段によ
るAF処理を行なうに際してAF補助光の発光が必要か
否かの輝度情報等の基準であって、例えば実験的に取得
されたデータ等に基いて予め設定されているものであ
る。そして、この基準値は、予めEEPROM25に格
納されており、CPU15は、このステップS3の処理
を実行するに際してEEPROM25から読み出した基
準値を参照し、これとAE結果との比較を行なう。
は、1st.レリーズSWの状態を確認する。ここで、
使用者によってレリーズSWが操作され1st.レリー
ズSWがオン状態となったことをCPU15が確認する
と、次のステップS2の処理に進み、通常のAE処理が
実行され、続いてステップS3において、CPU15
は、上述のAE処理の結果を参照して所望の被写体を含
む撮影画像信号の状態が暗いか否かを判断する。このと
きの暗いか否かの判断基準は、イメージャAF手段によ
るAF処理を行なうに際してAF補助光の発光が必要か
否かの輝度情報等の基準であって、例えば実験的に取得
されたデータ等に基いて予め設定されているものであ
る。そして、この基準値は、予めEEPROM25に格
納されており、CPU15は、このステップS3の処理
を実行するに際してEEPROM25から読み出した基
準値を参照し、これとAE結果との比較を行なう。
【0052】このステップS3において、所望の被写体
を含む撮影画像信号の状態が暗い状態にあると判断され
た場合には、ステップS7の処理に進む。このステップ
S7において、CPU15は、スイッチング回路27を
介してAF補助光発光部28を制御してAF補助光を伴
うAF処理を実行する。そして、ステップS8におい
て、CPU15は合焦位置の補正処理を実行する。
を含む撮影画像信号の状態が暗い状態にあると判断され
た場合には、ステップS7の処理に進む。このステップ
S7において、CPU15は、スイッチング回路27を
介してAF補助光発光部28を制御してAF補助光を伴
うAF処理を実行する。そして、ステップS8におい
て、CPU15は合焦位置の補正処理を実行する。
【0053】なお、ここで行なわれる合焦位置を補正す
る信号処理について詳述すると、次のようになる。通常
の場合、撮影光学系等を構成する光学レンズ等を透過し
た光束により結像される合焦位置は、いわゆる色収差に
よる影響から波長によって若干異なる。したがって、所
定の色信号が多く含まれた検出信号に基づいてAF処理
を実行した場合の演算結果は、白色光の色信号に基づい
て演算したAF処理結果と比べて、色収差の影響を受け
て若干ズレが生じてしまう場合がある。
る信号処理について詳述すると、次のようになる。通常
の場合、撮影光学系等を構成する光学レンズ等を透過し
た光束により結像される合焦位置は、いわゆる色収差に
よる影響から波長によって若干異なる。したがって、所
定の色信号が多く含まれた検出信号に基づいてAF処理
を実行した場合の演算結果は、白色光の色信号に基づい
て演算したAF処理結果と比べて、色収差の影響を受け
て若干ズレが生じてしまう場合がある。
【0054】上述したように本電子的撮像装置1におい
ては、[G]の色フイルタ要素の分光透過率特性に近い
発光特性のAF補助光を照射するようにしていることか
ら、CCD5によって検出される信号は、白色光の場合
に比べて[G]信号が多く含まれているため、検出され
るAF処理結果は、白色光の場合より若干ズレが生じる
ものと考えられる。
ては、[G]の色フイルタ要素の分光透過率特性に近い
発光特性のAF補助光を照射するようにしていることか
ら、CCD5によって検出される信号は、白色光の場合
に比べて[G]信号が多く含まれているため、検出され
るAF処理結果は、白色光の場合より若干ズレが生じる
ものと考えられる。
【0055】したがって、このような理由から本電子的
撮像装置1では、上述のステップS8の処理において、
合焦位置補正の処理を実行し、これによってAF処理結
果のズレを補正している。
撮像装置1では、上述のステップS8の処理において、
合焦位置補正の処理を実行し、これによってAF処理結
果のズレを補正している。
【0056】なお、この合焦位置補正の処理を実行する
に当っては、EEPROM25に格納されている補正値
を参照する。この補正値は、例えば所定の撮影光学系
(レンズ)によって所定の波長の光束を結像させた場合
の合焦位置と、同レンズによる白色光の場合の合焦位置
とのズレ等を表わすデータである。この補正値は、個々
の電子的撮像装置1(撮影光学系)に固有の値であっ
て、実験的に取得されたデータ等に基いて予め設定され
ているものである。そして、ステップS8においてCP
U15は、EEPROM25よりこの補正値を読み出
し、これに基づいて所定の補正処理を行なう。次いで、
このステップS8の合焦位置補正処理が完了すると、ス
テップS5の処理に進む。
に当っては、EEPROM25に格納されている補正値
を参照する。この補正値は、例えば所定の撮影光学系
(レンズ)によって所定の波長の光束を結像させた場合
の合焦位置と、同レンズによる白色光の場合の合焦位置
とのズレ等を表わすデータである。この補正値は、個々
の電子的撮像装置1(撮影光学系)に固有の値であっ
て、実験的に取得されたデータ等に基いて予め設定され
ているものである。そして、ステップS8においてCP
U15は、EEPROM25よりこの補正値を読み出
し、これに基づいて所定の補正処理を行なう。次いで、
このステップS8の合焦位置補正処理が完了すると、ス
テップS5の処理に進む。
【0057】一方、上述のステップS3において、被写
体が充分に明るい状態にあると判断された場合には、ス
テップS4の処理に進み、このステップS4において、
AF補助光を発光させずに通常のイメージャAF処理を
実行した後、次のステップS5の処理に進む。
体が充分に明るい状態にあると判断された場合には、ス
テップS4の処理に進み、このステップS4において、
AF補助光を発光させずに通常のイメージャAF処理を
実行した後、次のステップS5の処理に進む。
【0058】このようにして所定のAF処理が実行され
た後、それぞれの場合において、ステップS5の処理に
進むと、このステップS5において、CPU15は2n
d.レリーズSWからの指示信号の確認を行ない、同信
号が確認された場合には、次のステップS6において実
際の露光処理が実行される。そして、この露光処理が完
了すると一連の撮影処理のシーケンスは終了する(エン
ド)。
た後、それぞれの場合において、ステップS5の処理に
進むと、このステップS5において、CPU15は2n
d.レリーズSWからの指示信号の確認を行ない、同信
号が確認された場合には、次のステップS6において実
際の露光処理が実行される。そして、この露光処理が完
了すると一連の撮影処理のシーケンスは終了する(エン
ド)。
【0059】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、AE処理の結果に基づいてAF処理を行なう際
にAF補助光を使用するか否かの判断を行ない、その判
断の結果、AF補助光を伴うAF処理を実行する場合に
は、色フイルタ5aの複数の色フイルタ要素のうち白色
光に対してCCD5の出力を処理して得られる輝度信号
Yの値においてウエイトが最も高くなる色フイルタ要素
である[G]と同一色のAF補助光を被写体に向けて照
射するようにしたので、CCD5に入射する光束、即ち
AF補助光の発光エネルギーを効率的に利用することが
できる。したがって、より遠距離にある被写体に対して
もAF補助光を伴うAF動作を有効に作用させることが
できると共に、より精度の高い焦点検出結果を得ること
ができる。
よれば、AE処理の結果に基づいてAF処理を行なう際
にAF補助光を使用するか否かの判断を行ない、その判
断の結果、AF補助光を伴うAF処理を実行する場合に
は、色フイルタ5aの複数の色フイルタ要素のうち白色
光に対してCCD5の出力を処理して得られる輝度信号
Yの値においてウエイトが最も高くなる色フイルタ要素
である[G]と同一色のAF補助光を被写体に向けて照
射するようにしたので、CCD5に入射する光束、即ち
AF補助光の発光エネルギーを効率的に利用することが
できる。したがって、より遠距離にある被写体に対して
もAF補助光を伴うAF動作を有効に作用させることが
できると共に、より精度の高い焦点検出結果を得ること
ができる。
【0060】なお、本実施形態においては、AF補助光
の色を色フイルタ要素[G]と同一色の緑色とするよう
に構成した例を示しているが、これに限らず、色フイル
タ要素[B]又は[R]と同一色のAF補助光を用いる
ようにしても良い。つまり、本実施形態の手段によれ
ば、色フイルタ要素と同一色のAF補助光を発光させる
ようにしたことで、効率的な発光エネルギーの検出を容
易にしているのである。
の色を色フイルタ要素[G]と同一色の緑色とするよう
に構成した例を示しているが、これに限らず、色フイル
タ要素[B]又は[R]と同一色のAF補助光を用いる
ようにしても良い。つまり、本実施形態の手段によれ
ば、色フイルタ要素と同一色のAF補助光を発光させる
ようにしたことで、効率的な発光エネルギーの検出を容
易にしているのである。
【0061】ところで、上述の第1の実施形態の自動焦
点検出装置では、所望の被写体を含む撮影画像信号の状
態が暗い状態にあるときには、AF補助光発光部28を
用いてAF補助光を被写体に向けて照射しながらイメー
ジャAF手段による焦点検出動作を実行することで、そ
の検出精度を確保するようにしている。しかし、上述の
第1の実施形態において説明した補助光発光手段を用い
る場合の例としては、この例に限らず、例えば以下に示
すようなAF手段も考えられる。
点検出装置では、所望の被写体を含む撮影画像信号の状
態が暗い状態にあるときには、AF補助光発光部28を
用いてAF補助光を被写体に向けて照射しながらイメー
ジャAF手段による焦点検出動作を実行することで、そ
の検出精度を確保するようにしている。しかし、上述の
第1の実施形態において説明した補助光発光手段を用い
る場合の例としては、この例に限らず、例えば以下に示
すようなAF手段も考えられる。
【0062】即ち、色フイルタ5aの複数の色フイルタ
要素のうち所定の色フイルタ要素[R]又は[G]又は
[B]と同一色のAF補助光を所望の被写体の極めて狭
い領域に対して集中的に照射する、いわゆるスポット光
として使用し、その反射光をCCD5の受光面上の所定
の受光領域に結像させ、その結像位置を検出するように
すれば、三角測距の原理を利用して被写体までの距離
(以下、被写体距離という)を測定することのできる自
動焦点検出装置を構成し得る。これについての詳細を本
発明の第2の実施形態として、以下に説明する。
要素のうち所定の色フイルタ要素[R]又は[G]又は
[B]と同一色のAF補助光を所望の被写体の極めて狭
い領域に対して集中的に照射する、いわゆるスポット光
として使用し、その反射光をCCD5の受光面上の所定
の受光領域に結像させ、その結像位置を検出するように
すれば、三角測距の原理を利用して被写体までの距離
(以下、被写体距離という)を測定することのできる自
動焦点検出装置を構成し得る。これについての詳細を本
発明の第2の実施形態として、以下に説明する。
【0063】図3は、本発明の第2の実施形態の自動焦
点調節装置を有する電子的撮像装置を正面側から見た場
合の外観斜視図である。また、図4は、本電子的撮像装
置における撮像素子の受光面を示す図である。なお、本
実施形態は、電子的撮像装置等に適用した場合の例を示
すものであり、その構成は、上述の第1の実施形態と略
同様のものとする(図1参照)。また、その作用に付い
ても上述の第1の実施形態と同様の処理を行なう部分が
あるために、その詳しい説明は省略し、異なる部分につ
いてのみ、以下に説明する。
点調節装置を有する電子的撮像装置を正面側から見た場
合の外観斜視図である。また、図4は、本電子的撮像装
置における撮像素子の受光面を示す図である。なお、本
実施形態は、電子的撮像装置等に適用した場合の例を示
すものであり、その構成は、上述の第1の実施形態と略
同様のものとする(図1参照)。また、その作用に付い
ても上述の第1の実施形態と同様の処理を行なう部分が
あるために、その詳しい説明は省略し、異なる部分につ
いてのみ、以下に説明する。
【0064】まず、本実施形態の自動焦点調節装置が適
用される電子的撮像装置1は、略箱形状からなり、その
前面側の略中央部には、撮影光学系を保持し略円筒形状
からなる撮影レンズ鏡筒31が配設されている。この撮
影レンズ鏡筒31の近傍であって、同レンズ鏡筒31内
の撮影光学系の光軸と直交する平面上において、同光軸
の水平方向の所定の位置にAF補助光発光部28が配設
されている。
用される電子的撮像装置1は、略箱形状からなり、その
前面側の略中央部には、撮影光学系を保持し略円筒形状
からなる撮影レンズ鏡筒31が配設されている。この撮
影レンズ鏡筒31の近傍であって、同レンズ鏡筒31内
の撮影光学系の光軸と直交する平面上において、同光軸
の水平方向の所定の位置にAF補助光発光部28が配設
されている。
【0065】なお、電子的撮像装置1の上面部には、レ
リーズSW24aを含み各種の操作を行なう操作スイッ
チ群24や、本電子的撮像装置1の電源状態・動作モー
ド・記録用メモリ8の残り容量等の各種の情報等を表示
するための表示部42等が所定の位置に配置されてい
る。また、本電子的撮像装置1の正面側の上側縁部近傍
には、撮影時における補助光としての閃光発光を被写体
に向けて照射するストロボ発光部41等が配設されてい
る。なお、このストロボ発光部41については、図1で
は、本発明に直接の関連がないことからその図示は省略
されている。
リーズSW24aを含み各種の操作を行なう操作スイッ
チ群24や、本電子的撮像装置1の電源状態・動作モー
ド・記録用メモリ8の残り容量等の各種の情報等を表示
するための表示部42等が所定の位置に配置されてい
る。また、本電子的撮像装置1の正面側の上側縁部近傍
には、撮影時における補助光としての閃光発光を被写体
に向けて照射するストロボ発光部41等が配設されてい
る。なお、このストロボ発光部41については、図1で
は、本発明に直接の関連がないことからその図示は省略
されている。
【0066】つまり、本電子的撮像装置1における焦点
検出手段は、AF補助光発光部28及びこれを制御する
スイッチング回路27等からなる発光手段と、この発光
手段の照射光による被写体からの反射光束を受光しその
受光位置から被写体距離に応じた信号を検出する検出手
段としてのCCD5等によって構成されている。この場
合において、本焦点検出手段の基線長は、撮影光学系の
光軸とAF補助光発光部28との間隔となる。そして、
上述の第1の実施形態と同様に、この焦点検出手段によ
り得られた情報に基づいてCPU15は被写体距離を演
算する測距手段の役目もしている。
検出手段は、AF補助光発光部28及びこれを制御する
スイッチング回路27等からなる発光手段と、この発光
手段の照射光による被写体からの反射光束を受光しその
受光位置から被写体距離に応じた信号を検出する検出手
段としてのCCD5等によって構成されている。この場
合において、本焦点検出手段の基線長は、撮影光学系の
光軸とAF補助光発光部28との間隔となる。そして、
上述の第1の実施形態と同様に、この焦点検出手段によ
り得られた情報に基づいてCPU15は被写体距離を演
算する測距手段の役目もしている。
【0067】本実施形態におけるAF補助光発光部28
によって照射されるAF補助光は、上述したように狭い
範囲を照射するスポット光を発光し得るようになってお
り、そのAF補助光の色は、上述の第1の実施形態と同
様に色フイルタ5aの複数の色フイルタ要素のうち所定
の色フイルタ要素[R]又は[G]又は[B]と同一色
である。このAF補助光が被写体に向けて照射され、そ
の反射光は、撮影光学系を透過してCCD5の受光面上
に受光されることとなる。このとき反射光束は、図4に
示すようにCCD5の受光面45の略中央部近傍の所定
の領域46において受光されるようになっている。
によって照射されるAF補助光は、上述したように狭い
範囲を照射するスポット光を発光し得るようになってお
り、そのAF補助光の色は、上述の第1の実施形態と同
様に色フイルタ5aの複数の色フイルタ要素のうち所定
の色フイルタ要素[R]又は[G]又は[B]と同一色
である。このAF補助光が被写体に向けて照射され、そ
の反射光は、撮影光学系を透過してCCD5の受光面上
に受光されることとなる。このとき反射光束は、図4に
示すようにCCD5の受光面45の略中央部近傍の所定
の領域46において受光されるようになっている。
【0068】このように構成された本実施形態の自動焦
点調節装置を有する電子的撮像装置1において撮影処理
が実行される際の作用を図5のフローチャートによっ
て、以下に説明する。
点調節装置を有する電子的撮像装置1において撮影処理
が実行される際の作用を図5のフローチャートによっ
て、以下に説明する。
【0069】本電子的撮像装置1の主電源SWがオン状
態にあって、同装置1の動作モードが撮影(記録)モー
ドに設定された状態、即ち撮影待機状態にある場合に、
この撮影処理のシーケンスは実行される。
態にあって、同装置1の動作モードが撮影(記録)モー
ドに設定された状態、即ち撮影待機状態にある場合に、
この撮影処理のシーケンスは実行される。
【0070】まずステップS11において、CPU15
は、1st.レリーズSWの状態を確認し、同SWがオ
ン状態となったことが確認されると、次のステップS1
2の処理に進み、通常のAE処理が実行され、続いてス
テップS13において、CPU15は、AE処理の結果
を参照して所望の被写体を含む撮影画像信号の状態が暗
いか否かを判断する。このときの暗いか否かの判断基準
は、上述の第1の実施形態と同様にAF処理の際のAF
補助光の発光が必要か否かの輝度情報等の基準である。
CPU15は、この基準値をステップS3の処理を実行
するに際してEEPROM25から読み出し、AE結果
との比較を行なう。
は、1st.レリーズSWの状態を確認し、同SWがオ
ン状態となったことが確認されると、次のステップS1
2の処理に進み、通常のAE処理が実行され、続いてス
テップS13において、CPU15は、AE処理の結果
を参照して所望の被写体を含む撮影画像信号の状態が暗
いか否かを判断する。このときの暗いか否かの判断基準
は、上述の第1の実施形態と同様にAF処理の際のAF
補助光の発光が必要か否かの輝度情報等の基準である。
CPU15は、この基準値をステップS3の処理を実行
するに際してEEPROM25から読み出し、AE結果
との比較を行なう。
【0071】このステップS13において、被写体が充
分に明るい状態にあると判断された場合には、ステップ
S14の処理に進み、このステップS14において、A
F補助光の発光を伴わない通常のイメージャAF処理を
実行した後、次のステップS15の処理に進む。
分に明るい状態にあると判断された場合には、ステップ
S14の処理に進み、このステップS14において、A
F補助光の発光を伴わない通常のイメージャAF処理を
実行した後、次のステップS15の処理に進む。
【0072】そして、ステップS15において、CPU
15は、2nd.レリーズSWからの指示信号の確認を
行ない、同信号が確認された場合には、次のステップS
16において実際の露光処理が実行される。そして、こ
の露光処理が完了すると一連の撮影処理のシーケンスは
終了する(エンド)。
15は、2nd.レリーズSWからの指示信号の確認を
行ない、同信号が確認された場合には、次のステップS
16において実際の露光処理が実行される。そして、こ
の露光処理が完了すると一連の撮影処理のシーケンスは
終了する(エンド)。
【0073】このように本実施形態における撮影処理の
シーケンスにおいて、被写体の状態が明るいと判断され
た場合における動作の流れ(図5のステップS11〜S
16の処理)は、上述の第1の実施形態における同様の
動作の流れ(図2のステップS1〜S6の処理)と全く
同様である。
シーケンスにおいて、被写体の状態が明るいと判断され
た場合における動作の流れ(図5のステップS11〜S
16の処理)は、上述の第1の実施形態における同様の
動作の流れ(図2のステップS1〜S6の処理)と全く
同様である。
【0074】一方、上述のステップS13において、所
望の被写体を含む撮影画像信号の状態が暗い状態にある
と判断された場合には、ステップS17の処理に進む。
このステップS17において、CPU15は、まずスイ
ッチング回路27を介してAF補助光発光部28を制御
してAF補助光の発光を行なう。
望の被写体を含む撮影画像信号の状態が暗い状態にある
と判断された場合には、ステップS17の処理に進む。
このステップS17において、CPU15は、まずスイ
ッチング回路27を介してAF補助光発光部28を制御
してAF補助光の発光を行なう。
【0075】次いでステップS18において、CCD5
の所定の領域、即ち図4に示すようにCCD5の受光面
45の略中央部近傍における数ライン分の所定の領域4
6の画像信号を読み出す。なお、ここで行なわれる読み
出し処理は、CPU15により制御されるAF処理回路
14等によって主に行なわれる。
の所定の領域、即ち図4に示すようにCCD5の受光面
45の略中央部近傍における数ライン分の所定の領域4
6の画像信号を読み出す。なお、ここで行なわれる読み
出し処理は、CPU15により制御されるAF処理回路
14等によって主に行なわれる。
【0076】続いてステップS19において、スポット
光の重心演算の処理が行なわれる。ここで行なわれる演
算処理では、次に示すような処理がなされる。即ち、A
F補助光発光部28から照射された所定色のスポット光
は、被写体によって反射される。その反射光は、CCD
5の所定の領域46の何れかの位置に点像として受光さ
れ、同CCD5によって光電変換される。このときのス
ポット光の受光位置(重心位置)は、被写体距離に応じ
た位置となっている。したがって、CCD5は、この重
心位置を示す信号、即ち被写体距離に対応する信号を検
出して、これをCPU15へと出力する。これを受けて
CPU15は、EEPROM25に予め格納されている
情報のうちスポット光の重心位置と被写体距離との相関
関係を示す情報を参照して被写体距離を算出する。つま
り、CPU15は、入力された信号、即ちスポット光の
重心位置を示す信号に対応する被写体距離の情報を読み
出す。そして、次のステップS20において、合焦位置
の補正処理(図2のステップS8参照)を実行し、これ
が完了するとステップS15の処理に進む。
光の重心演算の処理が行なわれる。ここで行なわれる演
算処理では、次に示すような処理がなされる。即ち、A
F補助光発光部28から照射された所定色のスポット光
は、被写体によって反射される。その反射光は、CCD
5の所定の領域46の何れかの位置に点像として受光さ
れ、同CCD5によって光電変換される。このときのス
ポット光の受光位置(重心位置)は、被写体距離に応じ
た位置となっている。したがって、CCD5は、この重
心位置を示す信号、即ち被写体距離に対応する信号を検
出して、これをCPU15へと出力する。これを受けて
CPU15は、EEPROM25に予め格納されている
情報のうちスポット光の重心位置と被写体距離との相関
関係を示す情報を参照して被写体距離を算出する。つま
り、CPU15は、入力された信号、即ちスポット光の
重心位置を示す信号に対応する被写体距離の情報を読み
出す。そして、次のステップS20において、合焦位置
の補正処理(図2のステップS8参照)を実行し、これ
が完了するとステップS15の処理に進む。
【0077】このようにして所定のAF処理が実行され
た後、ステップS15において、CPU15は、2n
d.レリーズSWからの指示信号の確認を行ない、同信
号が確認された場合には、次のステップS16において
実際の露光処理を実行し、これを完了させて一連の撮影
処理のシーケンスが終了する(エンド)。
た後、ステップS15において、CPU15は、2n
d.レリーズSWからの指示信号の確認を行ない、同信
号が確認された場合には、次のステップS16において
実際の露光処理を実行し、これを完了させて一連の撮影
処理のシーケンスが終了する(エンド)。
【0078】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、被写体が暗い状態にあるときには、AF補助光
発光部28による所定色のスポット光を所望の被写体に
向けて発光させ、そのスポット光の被写体による反射光
束をCCD5の所定の領域46で受光し、これを受けた
CCD5がスポット光の重心位置を示す信号を検出する
ことで被写体距離が算出されるようにしている。
よれば、被写体が暗い状態にあるときには、AF補助光
発光部28による所定色のスポット光を所望の被写体に
向けて発光させ、そのスポット光の被写体による反射光
束をCCD5の所定の領域46で受光し、これを受けた
CCD5がスポット光の重心位置を示す信号を検出する
ことで被写体距離が算出されるようにしている。
【0079】したがって、被写体からの反射光束の信号
を検出する検出手段として、CCD5の受光面の一部で
ある所定の領域46を利用するようにしたので、従来の
アクティブタイプのAF手段において必要となる構成部
材、例えばPSD等の検出部材等が一切不要となる。よ
って部材点数の削減を容易に実現することができると共
に、製造コストの低減化に寄与することができる。ま
た、スポット光の検出範囲が所定の領域46のみに限定
されているので、焦点検出動作の高速化及び演算の簡素
化に寄与することができる。
を検出する検出手段として、CCD5の受光面の一部で
ある所定の領域46を利用するようにしたので、従来の
アクティブタイプのAF手段において必要となる構成部
材、例えばPSD等の検出部材等が一切不要となる。よ
って部材点数の削減を容易に実現することができると共
に、製造コストの低減化に寄与することができる。ま
た、スポット光の検出範囲が所定の領域46のみに限定
されているので、焦点検出動作の高速化及び演算の簡素
化に寄与することができる。
【0080】次に、本発明の第3の実施形態の自動焦点
調節装置について、以下に説明する。図6は、本実施形
態の自動焦点調節装置を有する電子的撮像装置の内部構
成を示すブロック構成図である。本実施形態は、上述の
第1の実施形態と略同様の構成からなるものであって、
CCD5により生成されたデジタル画像信号のAF処理
回路14への入力信号を、被写体の状態に応じて異なる
信号とするように制御している点が異なる。したがっ
て、上述の第1の実施形態と同様の構成部材について
は、同じ符合を付してその説明を省略し、異なる部材に
ついてのみ説明する。
調節装置について、以下に説明する。図6は、本実施形
態の自動焦点調節装置を有する電子的撮像装置の内部構
成を示すブロック構成図である。本実施形態は、上述の
第1の実施形態と略同様の構成からなるものであって、
CCD5により生成されたデジタル画像信号のAF処理
回路14への入力信号を、被写体の状態に応じて異なる
信号とするように制御している点が異なる。したがっ
て、上述の第1の実施形態と同様の構成部材について
は、同じ符合を付してその説明を省略し、異なる部材に
ついてのみ説明する。
【0081】図6に示すように、本電子的撮像装置1に
おいては、CCD5により生成された画像信号は、上述
の第1の実施形態と同様に撮像回路6を介してA/D変
換回路7へと出力され、ここでデジタル信号に変換され
た後、メモリ8・AE処理回路13とは別に、AF処理
を行なうのに必要なAF信号を生成するAF処理回路1
4へと入力されるようになっている。
おいては、CCD5により生成された画像信号は、上述
の第1の実施形態と同様に撮像回路6を介してA/D変
換回路7へと出力され、ここでデジタル信号に変換され
た後、メモリ8・AE処理回路13とは別に、AF処理
を行なうのに必要なAF信号を生成するAF処理回路1
4へと入力されるようになっている。
【0082】ここで本電子的撮像装置1では、A/D変
換回路7によってデジタル化されたR,G,Bの三つの
色信号を含む画像データは、AF処理回路14へと入力
される前に、まずA/D変換回路7からの出力(R,
G,Bの色信号)を受けて輝度信号Yを生成する輝度信
号生成手段であるY信号生成部35か、又はA/D変換
回路7からの出力を受けて所定の色信号のみを抽出する
色信号抽出手段である指定色抽出部36へと入力され、
所定の処理がなされた後、いずれか一方の信号がAF処
理回路14へと入力されるようになっている。
換回路7によってデジタル化されたR,G,Bの三つの
色信号を含む画像データは、AF処理回路14へと入力
される前に、まずA/D変換回路7からの出力(R,
G,Bの色信号)を受けて輝度信号Yを生成する輝度信
号生成手段であるY信号生成部35か、又はA/D変換
回路7からの出力を受けて所定の色信号のみを抽出する
色信号抽出手段である指定色抽出部36へと入力され、
所定の処理がなされた後、いずれか一方の信号がAF処
理回路14へと入力されるようになっている。
【0083】デジタル画像データがY信号生成部35又
は指定色抽出部36の何れに入力されるかは、AE処理
回路13によるAE結果に基づいてCPU15により制
御される選択手段である切換SW37によって選択的に
切り換えられ、これにより所定の信号がAF処理回路1
4に導かれるようになっている。その他の構成について
は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
は指定色抽出部36の何れに入力されるかは、AE処理
回路13によるAE結果に基づいてCPU15により制
御される選択手段である切換SW37によって選択的に
切り換えられ、これにより所定の信号がAF処理回路1
4に導かれるようになっている。その他の構成について
は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0084】次に、本電子的撮像装置1における動作
を、上述の第1の実施形態とは異なる部分、即ちAF処
理を行なうのに必要な信号を生成する際の動作につい
て、以下に説明する。
を、上述の第1の実施形態とは異なる部分、即ちAF処
理を行なうのに必要な信号を生成する際の動作につい
て、以下に説明する。
【0085】AF処理回路14に入力される画像データ
は、Y信号生成部35又は指定色抽出部36によって生
成され、何れか一方より入力される。CPU15は、上
述したようにAE処理回路13によるAE結果を受けて
切換SW37の切換制御を行なっている(図7も参
照)。これにより切換SW37は、Y信号生成部35と
指定色抽出部36とのうち一方を選択し、選択した側の
所定の信号がAF処理回路14に対して選択的に導かれ
るように切換制御を行なう。
は、Y信号生成部35又は指定色抽出部36によって生
成され、何れか一方より入力される。CPU15は、上
述したようにAE処理回路13によるAE結果を受けて
切換SW37の切換制御を行なっている(図7も参
照)。これにより切換SW37は、Y信号生成部35と
指定色抽出部36とのうち一方を選択し、選択した側の
所定の信号がAF処理回路14に対して選択的に導かれ
るように切換制御を行なう。
【0086】Y信号生成部35においては、A/D変換
回路7からの出力信号、即ちR,G,Bの三つの色信号
を受けて、通常、(1)式に示されるような演算処理を
行なうことにより輝度信号Yを生成する。 Y=0.3R+0.59G+0.11B … (1) なお、このY信号の生成処理において用いられる演算式
(1)は、これをより簡易的な形で示す(2)式によっ
て代用するようにしても良い。即ち、 Y=0.25R+0.5G+0.25B … (2) 実際に、この(2)式を用いてY信号の生成処理を実行
した場合には、演算回路等のハードウェア面での複雑化
を抑えることが容易であるという利点があるために、上
述の(2)式によって示される簡易的な演算式は、一般
的に適用されているものである。
回路7からの出力信号、即ちR,G,Bの三つの色信号
を受けて、通常、(1)式に示されるような演算処理を
行なうことにより輝度信号Yを生成する。 Y=0.3R+0.59G+0.11B … (1) なお、このY信号の生成処理において用いられる演算式
(1)は、これをより簡易的な形で示す(2)式によっ
て代用するようにしても良い。即ち、 Y=0.25R+0.5G+0.25B … (2) 実際に、この(2)式を用いてY信号の生成処理を実行
した場合には、演算回路等のハードウェア面での複雑化
を抑えることが容易であるという利点があるために、上
述の(2)式によって示される簡易的な演算式は、一般
的に適用されているものである。
【0087】一方、指定色抽出部36においては、A/
D変換回路7からの出力信号、即ちR,G,Bの三つの
色信号を受けて、これらの色信号のうちCPU15から
の指令に基づいて指定される所定の色信号のみが抽出さ
れ、その結果抽出された色情報のみが切換SW37を介
してAF処理回路14に出力される。なお、ここで指定
される色信号は、AF補助光発光部28によるAF補助
光と同一色の色信号である。
D変換回路7からの出力信号、即ちR,G,Bの三つの
色信号を受けて、これらの色信号のうちCPU15から
の指令に基づいて指定される所定の色信号のみが抽出さ
れ、その結果抽出された色情報のみが切換SW37を介
してAF処理回路14に出力される。なお、ここで指定
される色信号は、AF補助光発光部28によるAF補助
光と同一色の色信号である。
【0088】本電子的撮像装置1に用いられる色フイル
タ5aは、ベイヤー方式の配列によって構成されている
ことから、色フイルタ要素[G]の信号が最もAFの検
出感度が高いことになる。したがって、本電子的撮像装
置1におけるAF補助光発光部28は、色フイルタ要素
[G]の分光透過率に近い発光特性を有する緑色発光が
なされるLED等が用いられている。また、指定色抽出
部36においては、色フイルタ要素[G]の色信号を抽
出するように所定の処理が行なわれる。このようにし
て、Y信号生成部35によって生成された輝度信号Y又
は指定色抽出部36によって抽出された色信号[G]
は、AF処理回路14に導かれる。
タ5aは、ベイヤー方式の配列によって構成されている
ことから、色フイルタ要素[G]の信号が最もAFの検
出感度が高いことになる。したがって、本電子的撮像装
置1におけるAF補助光発光部28は、色フイルタ要素
[G]の分光透過率に近い発光特性を有する緑色発光が
なされるLED等が用いられている。また、指定色抽出
部36においては、色フイルタ要素[G]の色信号を抽
出するように所定の処理が行なわれる。このようにし
て、Y信号生成部35によって生成された輝度信号Y又
は指定色抽出部36によって抽出された色信号[G]
は、AF処理回路14に導かれる。
【0089】次に、本電子的撮像装置1において撮影処
理が実行される際の作用を図7のフローチャートによっ
て、以下に説明する。なお、本電子的撮像装置1におけ
る撮影処理のシーケンスについても、基本的には上述の
第1の実施形態と略同様であるので、同様の処理がなさ
れる動作ステップについては、簡略的に説明し、異なる
部分のみ詳述する。
理が実行される際の作用を図7のフローチャートによっ
て、以下に説明する。なお、本電子的撮像装置1におけ
る撮影処理のシーケンスについても、基本的には上述の
第1の実施形態と略同様であるので、同様の処理がなさ
れる動作ステップについては、簡略的に説明し、異なる
部分のみ詳述する。
【0090】まず、ステップS21において、CPU1
5は、1st.レリーズSWの状態を確認し、同SWが
オン状態となったことが確認されると、次のステップS
22の処理に進み、通常のAE処理が実行され、続いて
ステップS23において、CPU15は、AE処理の結
果を参照して所望の被写体を含む撮影画像信号の状態が
暗いか否かを判断する。このときの暗いか否かの判断基
準は、上述の第1の実施形態と同様にAF処理の際のA
F補助光の発光が必要か否かの輝度情報等の基準であ
る。CPU15は、EEPROM25からこの基準値を
読み出してAE結果と比較する。
5は、1st.レリーズSWの状態を確認し、同SWが
オン状態となったことが確認されると、次のステップS
22の処理に進み、通常のAE処理が実行され、続いて
ステップS23において、CPU15は、AE処理の結
果を参照して所望の被写体を含む撮影画像信号の状態が
暗いか否かを判断する。このときの暗いか否かの判断基
準は、上述の第1の実施形態と同様にAF処理の際のA
F補助光の発光が必要か否かの輝度情報等の基準であ
る。CPU15は、EEPROM25からこの基準値を
読み出してAE結果と比較する。
【0091】このステップS23において、所望の被写
体を含む撮影画像信号の状態が暗い状態にあると判断さ
れた場合には、ステップS28の処理に進む。このステ
ップS28において、CPU15はAF検出信号の選択
を行なう。つまり、CPU15は切換SW37を制御し
て、指定色抽出部36からの信号BをAF処理回路14
へと導くようにする。
体を含む撮影画像信号の状態が暗い状態にあると判断さ
れた場合には、ステップS28の処理に進む。このステ
ップS28において、CPU15はAF検出信号の選択
を行なう。つまり、CPU15は切換SW37を制御し
て、指定色抽出部36からの信号BをAF処理回路14
へと導くようにする。
【0092】次いでステップS29において、CPU1
5はスイッチング回路27を介してAF補助光発光部2
8の発光制御を行なうと同時に、AF処理回路14を制
御することで、指定色抽出部36からの信号Bに基づい
てAF補助光を伴う場合のAF処理を実行する。このA
F処理が完了すると、次のステップS30の処理に進
む。このステップS30において、合焦位置の補正処理
(図2のステップS8参照)を実行し、これが完了する
とステップS26の処理に進む。
5はスイッチング回路27を介してAF補助光発光部2
8の発光制御を行なうと同時に、AF処理回路14を制
御することで、指定色抽出部36からの信号Bに基づい
てAF補助光を伴う場合のAF処理を実行する。このA
F処理が完了すると、次のステップS30の処理に進
む。このステップS30において、合焦位置の補正処理
(図2のステップS8参照)を実行し、これが完了する
とステップS26の処理に進む。
【0093】一方、上述のステップS23において、被
写体が充分に明るい状態にあると判断された場合には、
ステップS24の処理に進み、このステップS24にお
いて、CPU15はAF検出信号の選択を行なう。ここ
で、CPU15は切換SW37を制御して、Y信号生成
部35からの信号AをAF処理回路14へと導くように
する。次いでステップS25において、AF補助光を発
光させずに行なう通常のイメージャAF処理を実行す
る。
写体が充分に明るい状態にあると判断された場合には、
ステップS24の処理に進み、このステップS24にお
いて、CPU15はAF検出信号の選択を行なう。ここ
で、CPU15は切換SW37を制御して、Y信号生成
部35からの信号AをAF処理回路14へと導くように
する。次いでステップS25において、AF補助光を発
光させずに行なう通常のイメージャAF処理を実行す
る。
【0094】なお、上述のステップS25において実行
されるイメージャAF処理は、Y信号生成部35により
生成されるY信号に基づいて行なわれるAF処理であ
る。つまり、CPU15は、ステップS23において、
上述のステップS22のAE結果に基づき、AF補助光
を発光させずにAF処理を実行する旨を決定する。次い
でステップS24においてCPU15は、Y信号生成部
35からの信号AをAF検出信号として選択し、同信号
AがAF処理回路14へと導かれるように切換SW37
を制御する。そしてステップS25において、AF処理
回路14を制御して通常のイメージャAF処理を実行す
る。このAF処理が完了すると、次のステップS26の
処理に進む。
されるイメージャAF処理は、Y信号生成部35により
生成されるY信号に基づいて行なわれるAF処理であ
る。つまり、CPU15は、ステップS23において、
上述のステップS22のAE結果に基づき、AF補助光
を発光させずにAF処理を実行する旨を決定する。次い
でステップS24においてCPU15は、Y信号生成部
35からの信号AをAF検出信号として選択し、同信号
AがAF処理回路14へと導かれるように切換SW37
を制御する。そしてステップS25において、AF処理
回路14を制御して通常のイメージャAF処理を実行す
る。このAF処理が完了すると、次のステップS26の
処理に進む。
【0095】このようにして所定のAF処理が実行され
た後、ステップS26において、CPU15は、2n
d.レリーズSWからの指示信号の確認を行ない、同信
号が確認された場合には、次のステップS27において
実際の露光処理を実行し、これを完了させて一連の撮影
処理のシーケンスが終了する(エンド)。
た後、ステップS26において、CPU15は、2n
d.レリーズSWからの指示信号の確認を行ない、同信
号が確認された場合には、次のステップS27において
実際の露光処理を実行し、これを完了させて一連の撮影
処理のシーケンスが終了する(エンド)。
【0096】以上説明したように上記第3の実施形態に
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。さらに、被写体の状態が暗い場合には、特定
の色フイルタ要素と同一色のAF補助光(例えば緑色
光)を被写体に向けて照射してAF処理を行なう際に、
白色光に対してCCD5の出力を処理して得られる輝度
信号Yの値においてウエイトが最も高くなる色フイルタ
要素[G]の色信号のみを抽出し、この抽出した色信号
のみに基づいてAF処理を行なうようにしたので、より
高い感度の検出を行なうことができると共に、検出信号
にノイズ等が混入することを抑えることができ、よって
S/N比の向上に寄与することができる。したがって、
より高精度な焦点検出結果を得ることができる。
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。さらに、被写体の状態が暗い場合には、特定
の色フイルタ要素と同一色のAF補助光(例えば緑色
光)を被写体に向けて照射してAF処理を行なう際に、
白色光に対してCCD5の出力を処理して得られる輝度
信号Yの値においてウエイトが最も高くなる色フイルタ
要素[G]の色信号のみを抽出し、この抽出した色信号
のみに基づいてAF処理を行なうようにしたので、より
高い感度の検出を行なうことができると共に、検出信号
にノイズ等が混入することを抑えることができ、よって
S/N比の向上に寄与することができる。したがって、
より高精度な焦点検出結果を得ることができる。
【0097】なお、上述の各実施形態においては、フォ
ーカスモータ22及び第2モータ駆動回路19等からな
る合焦調節駆動手段によって撮影光学系のうち合焦手段
であるフォーカスレンズ群3を撮影光学系の光軸に沿う
方向に移動させることで、焦点位置の調節を行なうよう
にしているが、これに限らず、例えば撮影光学系(フォ
ーカスレンズ群)は不動とし、所定のモータ及び駆動回
路等を用いてCCD5自体を撮影光学系の光軸方向に移
動させるようにしても良い。
ーカスモータ22及び第2モータ駆動回路19等からな
る合焦調節駆動手段によって撮影光学系のうち合焦手段
であるフォーカスレンズ群3を撮影光学系の光軸に沿う
方向に移動させることで、焦点位置の調節を行なうよう
にしているが、これに限らず、例えば撮影光学系(フォ
ーカスレンズ群)は不動とし、所定のモータ及び駆動回
路等を用いてCCD5自体を撮影光学系の光軸方向に移
動させるようにしても良い。
【0098】また、上述の各実施形態においては、
[R]、[G]、[B]の色フイルタ要素からなる色フ
イルタによる説明を行なったが、これに代えてシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色フイルタ
要素からなる補色フイルタを用いるものであっても良
い。
[R]、[G]、[B]の色フイルタ要素からなる色フ
イルタによる説明を行なったが、これに代えてシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色フイルタ
要素からなる補色フイルタを用いるものであっても良
い。
【0099】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電子
的撮像装置等に使用されるコントラスト検出方式の自動
焦点検出装置であって、補助光照射手段による照射光束
の発光動作を伴なう焦点検出動作を行なうに際しては、
撮像素子に入射するAF補助光による被写体反射光を効
率良く検出し得るようにすることで、より精度の高い焦
点検出結果を得ることのできる自動焦点検出装置及び自
動焦点調節装置を提供し得る。
的撮像装置等に使用されるコントラスト検出方式の自動
焦点検出装置であって、補助光照射手段による照射光束
の発光動作を伴なう焦点検出動作を行なうに際しては、
撮像素子に入射するAF補助光による被写体反射光を効
率良く検出し得るようにすることで、より精度の高い焦
点検出結果を得ることのできる自動焦点検出装置及び自
動焦点調節装置を提供し得る。
【図1】本発明の第1の実施形態の自動焦点調節装置を
有する電子的撮像装置の内部構成を示すブロック構成
図。
有する電子的撮像装置の内部構成を示すブロック構成
図。
【図2】図1の電子的撮像装置において撮影処理が実行
される際の作用を示すフローチャート。
される際の作用を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施形態の自動焦点調節装置を
有する電子的撮像装置の正面側から見た際の外観斜視
図。
有する電子的撮像装置の正面側から見た際の外観斜視
図。
【図4】図3の電子的撮像装置における撮像素子の受光
面の所定の領域を示す図。
面の所定の領域を示す図。
【図5】図3の電子的撮像装置において撮影処理が実行
される際の作用を示すフローチャート。
される際の作用を示すフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施形態の自動焦点調節装置を
有する電子的撮像装置の内部構成を示すブロック構成
図。
有する電子的撮像装置の内部構成を示すブロック構成
図。
【図7】図6の電子的撮像装置において撮影処理が実行
される際の作用を示すフローチャート。
される際の作用を示すフローチャート。
【図8】従来の一般的な色フイルタにおける色フイルタ
要素の配列を示す図。
要素の配列を示す図。
【図9】通常の一般的なCCDにおける分光特性を示す
図。
図。
1……電子的撮像装置 2……ズームレンズ群(変倍光学系、ズーム光学系;撮
影光学系) 3……フォーカスレンズ群(合焦光学系;撮影光学系) 4……絞り部(光量調節手段;露出手段) 5……CCD(固体撮像素子;撮像手段) 10……LCD(液晶ディスプレイ;画像表示手段) 12……記録用メモリ(記録媒体) 13……自動露出処理回路(AE処理回路;輝度検出手
段) 14……自動焦点調節処理回路(AF処理回路;高周波
成分検出手段) 15……CPU(制御手段) 18……第1モータ駆動回路 19……第2モータ駆動回路(合焦調節駆動手段;駆動
制御手段) 20……第3モータ駆動回路(ズーム駆動手段) 21……絞り駆動モータ(第1モータ) 22……フォーカスモータ(第2モータ;合焦調節駆動
手段;駆動手段) 23……ズームモータ(第3モータ;ズーム駆動手段) 26……電源電池 27……スイッチング回路(発光制御手段) 28……AF補助光発光部(補助光発光手段) 31……撮影レンズ鏡筒 35……Y信号生成部(輝度信号生成手段) 36……指定色抽出部(色信号抽出手段) 37……切換SW(選択手段)
影光学系) 3……フォーカスレンズ群(合焦光学系;撮影光学系) 4……絞り部(光量調節手段;露出手段) 5……CCD(固体撮像素子;撮像手段) 10……LCD(液晶ディスプレイ;画像表示手段) 12……記録用メモリ(記録媒体) 13……自動露出処理回路(AE処理回路;輝度検出手
段) 14……自動焦点調節処理回路(AF処理回路;高周波
成分検出手段) 15……CPU(制御手段) 18……第1モータ駆動回路 19……第2モータ駆動回路(合焦調節駆動手段;駆動
制御手段) 20……第3モータ駆動回路(ズーム駆動手段) 21……絞り駆動モータ(第1モータ) 22……フォーカスモータ(第2モータ;合焦調節駆動
手段;駆動手段) 23……ズームモータ(第3モータ;ズーム駆動手段) 26……電源電池 27……スイッチング回路(発光制御手段) 28……AF補助光発光部(補助光発光手段) 31……撮影レンズ鏡筒 35……Y信号生成部(輝度信号生成手段) 36……指定色抽出部(色信号抽出手段) 37……切換SW(選択手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 BA33 BB04 DA07 2H018 BE02 2H051 AA00 BA47 BA70 CB13 CC03 CE14 DA22 FA48 5C022 AA13 AB29 AC42 5C065 AA03 BB11 BB41 CC01 DD02 DD17 EE06 EE07 FF02 GG18 GG26 GG32
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体像を結像させるための撮影光学
系と、 この撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に
変換する撮像素子と、 この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の色フイル
タ要素からなる色フイルタと、 この色フイルタの各色フイルタ要素を透過したそれぞれ
の光束のうち白色光に対して撮像信号処理値の比率が最
も高い出力要素に対応した色フイルタ要素の分光透過率
の極大値に自己の分光発光出力の極大値を一致又は近接
させた補助光を被写体に向けて照射する補助光照射手段
と、 この補助光照射手段によって照射された光束が被写体に
よって反射された後の反射光束を受けて生じる上記撮像
素子の出力信号に基づいて、被写体までの距離を調節す
るための調節値を検出する検出手段と、 を備えたことを特徴とする自動焦点調節装置。 - 【請求項2】 被写体像を結像させるための撮影光学
系と、 この撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に
変換する撮像素子と、 この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の色フイル
タ要素からなる色フイルタと、 この色フイルタの複数の色フイルタ要素のうち特定の色
フイルタ要素の分光透過率の極大値に自己の分光発光出
力の極大値を一致又は近接させた補助光を被写体に向け
て照射する補助光照射手段と、 この補助光照射手段によって被写体に向けて照射された
光束が被写体によって反射された後の反射光束を受けて
生じる上記撮像素子の出力信号に基づいて、被写体まで
の距離を調節するための調節値を検出する検出手段と、 を備えたことを特徴とする自動焦点調節装置。 - 【請求項3】 上記補助光照射手段による照射光束の
出射位置と上記補助光照射手段からの照射光束の被写体
による反射光束が入射する入射位置とは、上記撮像素子
の画素配列上において水平方向となるように配置されて
いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自
動焦点調節装置。 - 【請求項4】 被写体像を結像させるための撮影光学
系と、 この撮影光学系を透過した被写体光を受けて電気信号に
変換する撮像素子と、 この撮像素子の受光面の前面に配置され複数の色フイル
タ要素からなる色フイルタと、 上記撮像素子の出力信号に基づいて輝度信号を生成する
輝度信号生成手段と、 上記色フイルタの複数の色フイルタ要素のうち特定の色
フイルタ要素を透過した光束に対応する上記撮像素子の
出力信号のみを抽出する色信号抽出手段と、 上記輝度信号生成手段の出力信号と上記色信号抽出手段
の出力信号のうち一方の出力信号を選択的に焦点検出信
号処理手段に導く選択手段と、 上記輝度信号生成手段の出力信号又は上記色信号抽出手
段の出力信号のうち上記選択手段によって選択された一
方の出力信号に基づいて焦点検出を行なうのに必要な信
号処理を行なう焦点検出信号処理手段と、 被写体に補助光を照射する補助光照射手段と、 この補助光照射手段によって被写体に向けて補助光を照
射したときは、上記色信号抽出手段の出力信号を上記焦
点検出信号処理手段に導くように上記選択手段を制御す
る制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動焦点調節装置。 - 【請求項5】 上記補助光照射手段によって被写体に
向けて補助光が照射されたときには、上記制御手段は、
上記色信号抽出手段の出力信号に基づいて検出された焦
点検出値を補正する信号処理を行なうことを特徴とする
自動焦点調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003192A JP2000206398A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 自動焦点調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003192A JP2000206398A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 自動焦点調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000206398A true JP2000206398A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11550555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003192A Withdrawn JP2000206398A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 自動焦点調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000206398A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-01-08 JP JP11003192A patent/JP2000206398A/ja not_active Withdrawn
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