JP3630859B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影した被写体像を撮像素子により電気信号に変換して処理する撮像装置、特に露出制御のために予備発光を行う撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被写体からの撮像光の光電変換を行う撮像素子を有した撮像装置において、予備露光を行うものが知られている。これは、実際に撮影する本露光の前に、被写体の露出条件を測定するためにあらかじめ予備露光を行い、そのときに得られた測光データにより本発光の発光条件を求めて本露光を行う方法である。
【0003】
この従来の方法は、予備発光の発光時間は距離情報により決定し、被写体が遠い場合は比較的長い時間、また被写体が近い場合は比較的短い時間発光する発光システムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の撮像装置にあっては、予備発光の際に予備発光に同調して電子シャッターを切る概念がなく、例えば電子シャッターを必要以上開けたまま予備発光を行った場合は、比較的時間が短い予備発光が発光を終了しても電子シャッターを閉じなければ外光を測光し続けるので、測光結果に外光の分が積算されることになる。
【0005】
このため、予備発光における正確な測光精度を求めることができないという問題点があった。更に、日中シンクロ撮影時など外光の影響が非常に大きい場合は、正確な予備発光の測光精度を得ることができないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、適正な露出条件を確実に得て、正確な本露光を行うことができる撮像装置を提供することを目的としている。
【0007】
また、撮影モードが変更した場合でも本露光を正確に行うことが可能な撮像装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、撮影時に被写体に光を照射するための第1の発光と第2の発光を行う発光手段と、前記撮像素子からの信号を処理して得られた測光情報により前記発光手段を制御する制御部とを備え、前記第1の発光における電子シャッターのシャッタースピードを該第1の発光の発光時間に応じて設定するように構成したものである。
【0009】
また上記の撮像装置において、電子シャッターの日中シンクロ撮影時のシャッタースピードを暗中撮影時のシャッタースピードより高速側に設定するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る撮像装置の構成を示すブロック図であり、スチルビデオカメラとして構成した例を示している。
【0011】
同図において、1はレンズ2のプロテクト部品とメインスイッチを兼ねたバリアで、レンズ2はAFレンズを含み、被写体の光学像を絞り3を通してCCD等の固体撮像素子4に結像させる。また固体撮像素子4は、結像された被写体像を光電変換して電気的な画像信号として取り込むために設けられている。
【0012】
5は固体撮像素子4から出力された画像信号に各種の補正、クランプ等の処理を施す撮像信号処理回路、6は撮像信号処理回路5より出力された画像信号のアナログーディジタル変換を行うA/D変換器、7はA/D変換器6より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータ圧縮を行う信号処理部、8は上記固体撮像素子4、撮像信号処理回路5、A/D変換器6及び信号処理部7に各種タイミング信号を出力するタイミング信号発生部である。
【0013】
9は各種演算を行うとともに本スチルビデオカメラ全体を制御する制御・演算部、10は画像データを一時的に記憶するためのメモリ部、11は記録媒体12に対して記録または読み出しを行うためのインターフェース(I/F)部で、記録媒体12は画像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等からなり、着脱可能となっている。
【0014】
13は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェース部、14は第1のストロークと第2のストロークを有するレリーズスイッチ(スイッチ手段)、15はストロボ(フラッシュ)発光部(発光手段)、16は補助光発光である。
【0015】
上記ストロボ発光部15は、撮影時に第1の発光(予備発光)と第2の発光(本発光)を行う。また制御・演算部9により、固体撮像素子4からの信号を処理した結果から測光情報を得る測光手段と、被写体との間の距離を求める測距手段が構成されている。
【0016】
そして、制御・演算部9は上記測光情報によりストロボ発光部15を制御し、また第1の発光における電子シャッターのシャッタースピードを該第1の発光の発光時間に応じて(同調して)設定し、該電子シャッターの日中シンクロ撮影時のシャッタースピードを暗中撮影時のシャッタースピードより高速側に設定するように構成されている。
【0017】
次に、上記構成の撮像装置における一実施例の撮影時の動作について、図2のフローチャートに従って説明する。
【0018】
本撮像装置は、バリア1がオープンされるとメイン電源がオン(ON)し、次にコントロール系の電源がオンし、AFレンズのレンズ位置をリセット位置まで駆動し、レリーズスイッチ14の第1のストロークに応じてオンする第1のスイッチがオンされるまで待機する。
【0019】
そして、第1のスイッチがオンされると(ステップS1)、再びAFレンズのレンズ位置を所定の位置まで駆動し、撮像信号処理回路5やA/D変換器6など撮像系回路の電源をオンする。
【0020】
また、制御・演算部9は絞り3を開放にし(ステップS2)、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号をA/D変換器6でA/D変換した後、信号処理部7に入力する。そして、そのデータを基に露出の演算を制御・演算部9にて行う(ステップS3)。
【0021】
上記の測光を行った結果により明るさを判断し(ステップS4)、その結果に応じて制御・演算部9は絞り3を制御する(ステップS6)。また、暗いと判断した場合はフラグをセットし、制御・演算部9の制御によって、ストロボ発光部15の発光の際のエネルギーを貯えるコンデンサに充分に充電を行い(ステップS5)、暗くないと判断したときは充電は行わない。
【0022】
次に、上記固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号を基に、高周波成分を取り出して被写体までの測距を制御・演算部9で行う(ステップS9)。その際、上記フラグがセットされているときや被写体のコントラストの差が小さいと判断したとき(ステップS7)は補助光発光部15から補助光を発光する(ステップS8)。その後、レンズ2を駆動して合焦か否かを判断し(ステップS10)、合焦していないと判断したときは、再びレンズ2を駆動して測距を行う。
【0023】
レンズ2の合焦後、ステップS5によりフラグが立っている場合やストロボ強制発光用の外部操作部材が押されている場合は、ストロボ発光モードと判断する(ステップS11)。そうでない場合は、レリーズスイッチ14の第2のストロークに応じてオンする第2のスイッチがオンされるまで待機し(ステップS12)、第2のスイッチがオンされたら本露光を行い(ステップS13)、撮影を終了する。
ステップS11でストロボ発光モードと判断した場合は、レリーズスイッチ14の第2のストロークに応じてオンする第2のスイッチがオンされるまで待機する(ステップS14)。第2のスイッチがオンされたらステップS9で得られた距離情報を基に絞りを制御する(ステップS15)。そして、第1の発光のためのプリ露光を開始し(ステップS16)、続いて第1の発光を行い(ステップS17)、発光が終わると同時に電子シャッターを閉じる(ステップS18)。
【0024】
このとき、第1の発光時間は約20[μsec]であり、シャッタースピードは1水平期間ぐらいで約1/10000 〜1/15000 秒である。この電子シャッターを切ることにより、1フィールドの期間露光し続けるよりもストロボが発光していない時間の外光による露光分を蓄積しないので、第1の測光精度の精度が向上する。
【0025】
ステップS15での絞り制御は、ステップS17の第1の発光が常に一定の光量で発光した場合、被写体との距離や反射率により変化する反射光が固体撮像素子4へ適度な光量で入射するように制御する。この絞りの値は次の(1)式で表すことができる。
【0026】
Av=2*Log (D/L)+Y ……(1)
Av :絞り値
L :距離情報
D,Y:所定値
(1)式で示すD,Yは所定値であり、第1の発光の発光量が一定であれば変える必要はないが、被写体からの反射光が固体撮像素子4へより適切な光量で入射するように、モードによってこの値D,Yを変えて絞り制御量を切り替えても良い。
【0027】
例えば、至近距離で撮影するマクロモード、反射率の高い紙などを撮影する書類モード、逆光時に強制的に発光する日昼モード、コントラストで表現する白黒モードなどを設けて、これらのモードによって切り替えても良い。また、各モードを組み合わせ、更に細かいモードを設定して切り替えるようにしても良い。
【0028】
上記ステップS17での第1の発光は、第2の発光のための充電エネルギーをなるべく減らさないために、また測光できるための必要十分な発光量で良い理由から、最大でも全発光時の4〜5段落ちくらいになる発光量が良い。この場合、第1の発光による充電用コンデンサの電圧降下はフル充電の約7〜10[%]であり、第1の発光後の残充電電圧はほぼ一定の値となる特徴がある。
【0029】
第1の発光後、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号をA/D変換器6でA/D変換し、信号処理部7に入力したデータを基に被写体からの反射光の光量を制御・演算部9で演算して測光値を得る(ステップS19)。この測光値は適正レベルからの差で表され、この値を次の(2)式に代入して本露光時に発光する第2の発光のガイドナンバーを算出する。
【0030】
【数1】
Figure 0003630859
【0031】
ステップS19で算出したガイドナンバー(G.No.)から、表1の使用するストロボの特性を表すガイドナンバー(ISO100・m)と発光時間[μsec]のテーブルを用いて、第2の発光の発光時間を制御・演算部9で算出する(ステップS20)。
【0032】
【表1】
Figure 0003630859
【0033】
そして本露光を開始し(ステップS21)、制御・演算部9の制御によりストロボ発光部15へストロボトリガパルスを送り、このパルスに同期してストロボ15は第2の発光を開始し、ステップS18で得られた発光時間が経過したら、その瞬間に発光を停止する(ステップS22)。
【0034】
本露光が終了すると(ステップS23)、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5で処理されて出力された画像信号をA/D変換器6でA/D変換し、信号処理部7で所定の信号処理を施した後、制御・演算部9によりメモリ部10に書き込む。
【0035】
その後、メモリ部10に蓄積されたデータは、制御・演算部9の制御により記録媒体制御用インターフェース部11を通して半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体12に記録される。
【0036】
次に、以上の構成から成る本実施例のストロボ発光のタイミングを、図3のタイミングチャートに従って説明する。
【0037】
図3の(a),(b)はレリーズスイッチ14の第1,第2のストロークでオンする第1,第2のスイッチSW1,SW2、(c)はレンズ2の制御、(d)は絞り3の制御、(e)はストロボ充電、(f)は補助光発光、(g)はストロボトリガ、(h)はストロボ発光、(i)は電子シャッターの動作タイミングをそれぞれ示している。
【0038】
上述のように、レリーズスイッチ14の第1のスイッチ(SW1)がオンすると(t1)、AFレンズのレンズ位置を必要な位置まで駆動し(t2)、撮像信号処理回路5やA/D変換器6など撮像信号処理系の電源をオンする。制御・演算部9は、絞り3を開放にし(t3)、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号をA/D変換器6でA/D変換したデータを基に、被写体からの反射光の光量の演算を制御・演算部9で行う。この測光の結果、暗いと判断した場合は制御・演算部9からストロボ発光部15を構成する発光のためのコンデンサに充電を充分に行い(t4)、絞りを制御する(t5)。
【0039】
次に、上記固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号を基に、被写体までの距離の演算を制御・演算部9で行う。そして、レンズ2を駆動して(t6)、合焦か否かを判断し、合焦していないと判断したときは、再びレンズ2を駆動して測距を行う。この被写体までの測距を行う際に、まわりが暗いと判断したときや被写体のコントラストが一様なときには、制御・演算部9は補助光発光部16へ発光を促す信号を送り、補助光発光部16から補助光を照射させる(t7)。
【0040】
そして合焦後、レリーズスイッチ14の第2のストロークに応じてオンする第2のスイッチ(SW2)がオンされるまで待機する。ストロボ発光モードがオンの場合、第2のスイッチがオンされると(t8)、距離情報より求めた絞り値に絞り3を制御する(t9)。続いてプリ露光を開始するとともに、制御・演算部9の制御によりストロボトリガパルスが送られ、このパルスの立ち上りに同期してストロボ発光部15は第1の発光を行う(t10)。
【0041】
上記第1の発光が終わると電子シャッターを切り、プリ露光を終了する。この第1の発光により固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号をA/D変換器6でA/D変換して信号処理部7に入力したたデータを基に、被写体からの反射光の光量の演算を制御・演算部9で行う。この測光の結果から第2の発光の発光時間を決定する。
【0042】
続いて、本露光を開始するとともに、制御・演算部9の制御によりストロボトリガパルスが送られ、このパルスの立ち上りに同期してストロボ発光部15は第2の発光を開始する(t11)。所定の時間が経過したら、瞬時に発光を停止する(t12)。そして第2の発光が終わると電子シャッターを切り、本露光を終了する。
【0043】
図4は本発明の他の実施例の撮影時の動作を示すフローチャートである。なお、本実施例の構成は図1のブロック図と同様であるので説明は省略する。
【0044】
撮影時のストロボの発光動作について、図4のフローチャートに従って説明する。なお、図4中図2のフローチャートと同等の動作を行うステップについては同一番号を付している。
【0045】
前述の実施例と同様、本実施例の撮像装置は、バリア1がオープンされるとメイン電源がオンし、次にコントロール系の電源がオンし、AFレンズのレンズ位置をリセット位置まで駆動し、レリーズスイッチ14の第1のストロークに応じてオンする第1のスイッチがオンされるまで待機する。
【0046】
そして、第1のスイッチがオンされると(ステップS1)、再びAFレンズのレンズ位置を所定の位置まで駆動し、撮像信号処理回路5やA/D変換器6など撮像系回路の電源をオンする。
【0047】
また、制御・演算部9は絞り3を開放にし(ステップS2)、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号をA/D変換器6でA/D変換した後、信号処理部7に入力する。そして、そのデータを基に露出の演算を制御・演算部9にて行う(ステップS3)。
【0048】
上記の測光を行った結果により明るさを判断し(ステップS4)、その結果に応じて制御・演算部9は絞り3を制御する(ステップS6)。また、暗いと判断した場合はフラグをセットし、制御・演算部9の制御によって、ストロボ発光部15の発光の際のエネルギーを貯えるコンデンサに充分に充電を行い(ステップS5)、暗くないと判断したときは充電は行わない。
【0049】
次に、上記固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号を基に、高周波成分を取り出して被写体までの測距を制御・演算部9で行う(ステップS9)。その際、上記フラグがセットされているときや被写体のコントラストの差が小さいと判断したとき(ステップS7)は補助光発光部15から補助光を発光する(ステップS8)。その後、レンズ2を駆動して合焦か否かを判断し(ステップS10)、合焦していないと判断したときは、再びレンズ2を駆動して測距を行う。
【0050】
レンズ2の合焦後、ステップS5によりフラグが立っている場合やストロボ強制発光用の外部操作部材が押されている場合は、ストロボ発光モードと判断する(ステップS11)。そうでない場合は、レリーズスイッチ14の第2のストロークに応じてオンする第2のスイッチがオンされるまで待機し(ステップS12)、第2のスイッチがオンされたら本露光を行い(ステップS13)、撮影を終了する。
【0051】
ステップS11でストロボ発光モードと判断した場合は、現在のモードを確認し(ステップS31)、第1の発光の発光時間を変更して(ステップS32)、モードに適合した電子シャッタースピードに切り替える(ステップS33)。この電子シャッタースピードの切り替えは、特に外光の影響が無視できないときに有効である。
【0052】
例えば、外光の影響を無視できるような暗中時の場合は、第1の発光の際1フィールドの期間露光し続けても影響はないが、逆光時のような日中シンクロ撮影の場合、暗中時と同様に1フィールド露光し続けると、非常に強い外光のために外光を多く取り込んでしまう。このような場合には、第1の発光の測光において本来求まるべき値と差がでて、本露光時の適正な発光時間を算出できない場合もありうる。
【0053】
そこで、日中シンクロ時には暗中時に比べて電子シャッターのシャッタースピードを高速側の同調スピードに制御する。これにより、発光を終了した後の外光の影響をキャンセルすることができる。したがって、高速側に電子シャッタースピードを切り替えることは非常に有効となる。
【0054】
ステップS11でストロボ発光モードと判断した場合は、レリーズスイッチ14の第2のストロークに応じてオンする第2のスイッチがオンされるまで待機する(ステップS14)。第2のスイッチがオンされたらステップS9で得られた距離情報を基に絞りを制御する(ステップS15)。そして、第1の発光のためのプリ露光を開始し(ステップS16)、続いて第1の発光を行い(ステップS17)、発光が終わると同時に電子シャッターを閉じる(ステップS18)。
【0055】
このとき、第1の発光時間は約15〜35[μsec]であり、シャッタースピードは1水平期間ぐらいで約1/10000 〜1/15000 秒である。この第1の発光時間は、被写体からの反射光が固体撮像素子4へより適切な光量で入射するために、モードにより切り替えると有効である。
【0056】
例えば、至近距離で撮影するマクロモード、反射率の高い紙などを撮影する書類モード、逆光時に強制的に発光する日昼モード、コントラストで表現する白黒モードなどを設けて、これらのモードによって切り替えても良い。また、各モードを組み合わせ、更に細かいモードを設定して切り替えるようにしても良い。
【0057】
ステップS15での絞り制御は、ステップS17の第1の発光が常に一定の光量で発光した場合、被写体との距離や反射率により変化する反射光が、固体撮像素子4へ適度な光量で入射するように制御する。この絞りの値は前述の(1)式で表すことができる。
【0058】
(1)式で示す所定値D,Yは第1の発光の発光量が一定であれば変える必要はないが、被写体からの反射光が固体撮像素子4へより適切な光量で入射するように、モードによってD,Yの値を変えて絞り制御量を切り替えても良い。
【0059】
例えば、第1の発光時間の変更で説明したような、至近距離で撮影するマクロモード、反射率の高い紙などを撮影する書類モード、逆光時に強制的に発光する日昼モード、コントラストで表現する白黒モードなどを設けて切り替えても良い。無論、各モードを組み合わせて更に細かいモードを設定して切り替えても良い。
【0060】
上記ステップS17での第1の発光は、第2の発光のための充電エネルギーをなるべく減らさないために、また測光できるための必要十分な発光量で良い理由から、最大でも全発光時の4〜5段落ちくらいになる発光量が良い。この場合、第1の発光による充電用コンデンサの電圧降下はフル充電の約7〜10[%]であり、第1の発光後の残充電電圧はほぼ一定の値となる特徴がある。
【0061】
第1の発光後、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5から出力された信号をA/D変換器6でA/D変換し信号処理部7に入力したデータを基に被写体からの反射光の光量を制御・演算部9で演算して測光値を得る(ステップS19)。この測光値は適正レベルからの差で表され、この値を前述の(2)式に代入して本露光時に発光する第2の発光のガイドナンバーを算出する。
【0062】
ステップS19で算出したガイドナンバーから、表1のストロボの特性を表すガイドナンバーと発光時間のテーブルを用いて、第2の発光の発光時間を制御・演算部9で算出する(ステップS20)。そして本露光を開始し(ステップS21)、制御・演算部9の制御によりストロボ発光部15へストロボトリガパルスを送り、このパルスに同期してストロボ15は第2の発光を開始し、ステップS18で得られた発光時間が経過したら、その瞬間に発光を停止する(ステップS22)。
【0063】
本露光が終了すると(ステップS23)、固体撮像素子4を経て撮像信号処理回路5で処理されて出力された画像信号をA/D変換器6でA/D変換し、信号処理部7を経て制御・演算部9によりメモリ部10に書き込む。その後、メモリ部10に蓄積されたデータは、制御・演算部9の制御により記録媒体制御用インターフェース部11を通して半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体12に記録される。
【0064】
なお、本実施例のストロボ発光のタイミングは図3と同様であるので説明は省略する。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の発光に際し該第1の発光の発光時間に応じて電子シャッターを切るので、適正露出を確実に得ることができ、その結果から本露光を正確に行うことができるという効果がある。
【0066】
また、撮影モードを変更した場合でも、予備露光の測光精度が高まり、本露光を正確に行うことが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例の撮影時の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施例の撮影動作時のタイムチャート
【図4】本発明の他の実施例の撮影時の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
2 レンズ
3 絞り
4 固体撮像素子
5 撮像信号処理回路
7 信号処理部
8 タイミング信号発生部
9 制御・演算部(測光手段)
10 メモリ部
14 レリーズイッチ(スイッチ手段)
15 ストロボ発光部(発光手段)

Claims (2)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、撮影時に被写体に光を照射するための第1の発光と第2の発光を行う発光手段と、前記撮像素子からの信号を処理して得られた測光情報により前記発光手段を制御する制御部とを備え、前記第1の発光における電子シャッターのシャッタースピードを該第1の発光の発光時間に応じて設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 電子シャッターの日中シンクロ撮影時のシャッタースピードを暗中撮影時のシャッタースピードより高速側に設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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