JPH049933A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH049933A
JPH049933A JP11286390A JP11286390A JPH049933A JP H049933 A JPH049933 A JP H049933A JP 11286390 A JP11286390 A JP 11286390A JP 11286390 A JP11286390 A JP 11286390A JP H049933 A JPH049933 A JP H049933A
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flash
area
light
brightness
camera
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Pending
Application number
JP11286390A
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English (en)
Inventor
Ichiro Yoshiyama
吉山 一郎
Nobuyuki Taniguchi
信行 谷口
Yoshinobu Kudo
工藤 吉信
Yujiro Mima
美間 雄二郎
Hiroshi Mukai
弘 向井
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Hideo Kajita
梶田 英夫
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フラッシュ発光部を内蔵したカメラに関する
〔従来の技術〕
上鮎したカメラとしては、従来、撮影画面のほぼ全域を
照射範囲とする単一のフラッシュ発光部を備えたものか
一般的である。そして、そのフラッシュ発光部からのフ
ラッシュ発光か適切な発光量となるように、例えば、フ
ラッシュマチック機構によって所定の絞りになったタイ
ミングでフラッシュ発光を行なわせるようにしたり、或
は、オートストロボによって被写体からの反射光が所定
光量に達したタイミンク゛てフラッシュ発光を停止させ
るようにしたものが知られている。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来のカメラにおいては、次のような
問題があった。
つまり、例えば、前述したフラッシュマチック機構を備
えたカメラでは、フラッシュ発光を、被写体までの距離
情報に基づいて制御するか、狙った被写体よりもカメラ
側に別の物体がある場合にその物体が露出オーバーの写
真となってしまったり、或は、オートストロボにおいて
は、狙った被写体よりも手前の被写体からの反射光によ
って充分な光量と判断されてフラッシュ発光が早期に停
止されてしまい、狙った被写体が露出アンダーの写真と
なってしまうことかあった。
また、例えば、撮影画面に室内の被写体と室外の被写体
とが混在している撮影条件で、何れか一方の被写体を対
象としたフラッシュ発光の要否判断に基づく撮影を行な
った場合に、他方の被写体が露出オーバーや逆に露出ア
ンダーの写真になってしまうことがあった。
そのため、上述したような事態を避けて適正な露出の写
真を得るために、カメラに設けられた補正機構により適
宜補正を加えて撮影することも考えられるか、その補正
は撮影画面の全体に対して一様に行なわれるものであり
、フィルムにはある程度のラチチュードはあるというも
のの、露出の補正だけでは撮影画面内の様々な被写体に
対して適正な露出のフラッシュ併用撮影が保障されるも
のではなかった。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、フラッシュ光の制御
をより細かく行なってフラッシュ併用撮影を撮影画面内
の被写体の情況等に応じて適正な露出で行なうことので
きるフラッシュ内蔵カメラを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるカメラの特徴構成は、複数のフラッシュ発
光部を内蔵し、それら複数のフラッシュ発光部の発光を
各別に制御するためのフラッシュ制御手段を設けたこと
にある。
なお、前記複数のフラッシュ発光部は、例えば、撮影画
面を分割した複数の分割領域のうちの互いに異なる1つ
をそれぞれの照射範囲とするものとして実施できる。
また、前記フラッシュ制御手段は、例えば、前記撮影画
面内の被写体輝度の分布情報や被写体までの距離の分布
情報といったように、前記複数の分割領域からの被写体
情報に基づいて前記複数のフラッシュ発光部の発光を自
動的に制御するものであるのが好ましい。
〔作 用〕
本発明のカメラによれば、例えは撮影画面を左右に二分
割してそれぞれの分割領域を照射範囲とする各別のフラ
ッシュ発光部を備えたものであれば、撮影画面の左側に
、狙った被写体よりも極めてカメラに近い物体が存在す
る場合、左側のフラッシュ発光部を発光させないように
することで、カメラに近いその物体が露出オーバーにな
ることなく、狙った被写体をより適正な露出で撮影する
ことかでき、また、撮影画面の右側が屋外で高輝度であ
り左側が屋内で低輝度の場合、左側のフラッシュのみを
発光させて室内も室外もともに適正な露出で撮影するこ
とができる。また、例えば、同じ発光量の2つのフラッ
シュ発光部のうち、一方のフラッシュ発光部の照射範囲
を他方より広くしたものであれは、撮影画面内の一部に
位置する主被写体に充分なフラッシュ光を照射しなから
残りの撮影画面内にある背景にもある程度のフラッシュ
光を照射してスローシンクロ的な撮影を適正な露出で行
なえる。さらに、例えば、はぼ同じ特性の複数のフラッ
シュ発光部を備えたものであれば、照射光量を順次具な
らせたマルチ発光を行なうことも可能になる。
すなわち、撮影画面内での被写体の輝度や或いはカメラ
からの距離といった撮影条件に応じて、複数のフラッシ
ュ発光部を単独で或は組み合わせて適宜使い分けること
によって、撮影画面内の一部の被写体に対して露出オー
バーになったり露出アンダーになったりすることを回避
できる。
特に、前記フラッシュ制御手段によって、例えは、前記
撮影画面内の被写体輝度の分布情報や被写体までの距離
の分布情報といったように、前記複数の分割領域からの
被写体情報に基つ0て前記複数のフラッシュ発光部の発
光を自動的に制御するようにすれば、撮影者に強いる操
作手間を軽減できるのみならず、撮影者が勘に頼って複
数のフラッシュ発光部を使い分ける場合に比してより一
層適正な露出とすることができ、さらに、撮影画面の端
に位置する被写体に気付かずに撮影に失敗する事態を回
避することも可能になる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
第1図に示すように、撮影光学系(PS)を構成する撮
影レンズ(1)をカメラボディ(CB)の正面視のほぼ
中央部に配設し、その撮影レンズ(1)の上下に、自動
焦点調節用にアクテイヴ式で被写体距離検出を行なうた
めの投光部(2)と受光部(3)とを振り分は配置し、
前記受光部(2)の上方に、被写体輝度検出用の測光部
(4)とファインダ光学系(FS)のファインダ窓(5
)とを配設し、さらにカメラボディ(CB)の左右に一
対のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)を振り分は
配置し、カメラボディ(CB)の上面にレリーズボタン
(7)を設けて、カメラを構成しである。
また、第3図に示すように、前記撮影レンズ(1)を先
端側に保持する前記カメラボディ(CB)の内部に、フ
ィルムパトローネ(P)を収容するパトローネ室(8)
と、前記フィルムパトローネ(P)から引き出したフィ
ルム(F)を巻き取って収容するスプール室(9)とを
、撮影光学系(PS)の光軸(L)の両側に振り分は配
置し、前記一対のフラッシュ発光部(6A)、 (6B
)の発光エネルギーを蓄積する各別のメインコンデンサ
(IOA)。
(IOB)を、前記撮影レンズ(1)の左右に振り分は
配置しである。
このカメラを用いての撮影の詳細は後述するが、概略を
説明すると、第4図に示す35市版のフィルム(F)を
用い、このフィルム(F)の標準的なフォーマットであ
る図中破線で示す[24×36mm]の標 準画面(F
5)に対して、それの上下をカットした[13X36m
m]の横長のパノラマ画面(F、)での撮影を行なうも
のであり、そのために、撮影レンズ(1)を保持するレ
ンズ枠(11)の背部の開口を、[13X36mm]の
偏平な形状に形成しである。
そして、前記開口の上方および下方へは撮影光を入射さ
せる必要かないことから、撮影レンズ(1)を上下寸法
の短い小判形に形成し、第2図に示すように、前記投光
部(2)と受光部(3)とを前記撮影レンズ(1)の直
下と直上とに配設するとともに、投光部(2)の直下に
フィルム給送用の駆動機構(12)を設け、さらに、前
記投光部(2)ならびに駆動機構(12)の背部に電源
となるリチウム電池(13)を配設してあり、前記撮影
レンズ(1)が上下に短いことで通常の円形のレンズに
比して小さくなった部分を有効利用して、種々の装置や
部品をその部分に入り込む状態で収容することによって
、カメラ全体のコンパクト化を図っである。
因に、このカメラを用いてパノラマ画面(F、)で撮影
した後のフィルム(F)からプリント焼付を行なうに際
して、35mm版の標準画面(F3)を焼き付けたプリ
ントと縦の寸法を同じにした横長のプリントを得られる
ように、標準画面(Fs)の場合よりも焼付倍率を高(
し、残りの工程は標準画面(FS)と同じにしてあり、
DPE処理を標準画面(Fs)の場合と殆ど共通して行
なうことができる。
なお、上述した撮影レンズ(1)、投光部(2)、受光
部(3)、ファインダ光学系(FS)のカメラの上下方
向についての配置に替えて、第43図に示すように、フ
ァインダ光学系(FS)を実像式の構成とし、その光路
長を確保するために、ファインダ光学系(FS)を折り
曲げ、そのファインダ窓(5)を、撮影レンズ(1)と
受光部(3)との間に設けてもよい。この構成により、
撮影光学系(PS)とファインダ光学系(FS)とのパ
ララックスを少なくできるとともに被写体距離検出用の
投光部(2)と受光部(3)との基線長を大きく取れる
利点がある。
さて、このカメラにおいては、前述した横長のパノラマ
画面(F、)を左右に3つの領域に分割しく以下、それ
ぞれ左撮影エリア、中央撮影エリア、右撮影エリアと称
する)、各分割領域ごとに、その中に位置する被写体の
輝度ならひにカメラからの距離を検出して、それら複数
の輝度情報ならびに距離情報に基づいて、その動作を制
御するように構成しである。各動作制御の詳細について
は後述するが、それに先立って、輝度検出用ならびに距
離検出用の概略構成を説明する。
ます、測光部(4)については、第5図に示すように、
先端側に集光レンズ(14)を保持する枠体(15)の
奥に、第6図に示すように3つの受光素子(16a)〜
(16c)を並設した基板(16)を取り付けてあり、
前述の各分割領域の測光エリアからの被写体光を、前記
集光レンズ(14)により集光して上記3つの受光素子
(16a)〜(16c)に各別に入射させるように構成
しである。以下、各受光素子(16a)〜(16c)と
対応する集光レンズ(14)の部分とで、各分割領域に
対比させて、それぞれ、左測光部(4L)、中央測光部
(4C)、右測光部(4R)と称する。
また、被写体距離検出用の投光部(2)と受光部(3)
の構成を説明すると、まず、受光部(3)については、
第7図に示すように、3つの単レンズを左右に彎曲する
状態に連設した集光レンズ(17)の背部に、各単レン
ズに対応した3つの光路を形成する枠体(18)を設け
、各光路の奥にそれぞれ検出部(19)を設けてある。
一方、投光部(2)については、図示はしないが、受光
部(3)と同様に3つの単レンズを連設した彎曲形状の
投光レンズの背部に、各単レンズに対応した各別の光源
を設けてある。
そして、各光源からの光を前記分割領域の測距エリアに
各別に投射し、その測距エリアからの反射光を前記集光
レンズ(17)により各別に集光して上記3つの検出部
(19)に入射させるように構成しである。以下、各検
出部(19)と対応する集光レンズ(I7)の単レンズ
とて、各分割領域に対比させて、それぞれ、左受光部(
3L)、中央受光部(3C)、右受光部(3R)と称し
、それに対応する投光部(2)を、それぞれ、左投光部
(2L)、中央投光部(2C)、左投光部(3R)と称
する。
上述の投光部(2)と受光部(3)とによる被写体距離
検出は、第8図に示すように、投光部(2)の光源であ
るL E D (20)からの光を投光レンズ(21)
を介して被写体(T)に投射し、被写体(T)からの反
射光を投光部(2)から所定の基線長離隔させた受光部
(3)の集光レンズ(17)で集光して、一対の受光素
子(19a)、 (19b)を上記基線方向に並設して
なる検出部(19)に入射させることで行なう固定型の
アクティヴ方式であって、被写体(T)までの距離に応
じて被写体(T)からの反射光の中心が基線方向に沿っ
て移動することを利用して、前記一対の受光素子(19
a)、 (19b)からの出力の比較結果から、距離情
報を得るものである。
このカメラにおいては、先に述べたように、3つの分割
領域に対応して、3組の投光部(2)と3組の受光部(
3)とを設けてあるが、さらに、それぞれの投光部(2
)において上述したLED(20)を5個づつ設けると
ともに、それぞれの受光部(3)において上述した検出
部(19)を5個づつ設け、5本の測距用のビームを用
いることによって、被写体距離検出の精度の向上を計っ
である。その配置を第9図に示す。このカメラでは、投
光部(2)と受光部(3)とが、撮影レンズ(1)の上
下に振り分は配置されているので、基線は上下方向であ
り、各検出部(19)における−対の受光素子(19a
)、 (19b)は上下に並設されている。なお、各L
ED(’20)ならひに検出部(19)を個別に表わす
ために数字の添字を用いている。
ここで、先に述べた3つの分割領域と、上述した測光の
ための構成ならひに焦点検出のための構成との関係を図
示すると、第10図に示すように、先に述べた横長のパ
ノラマ画面(F、)を3つに分割した左撮影エリア(F
PL)、中央撮影エリア(Fpc)、右撮影エリア(F
オ)のそれぞれの中央部に、前記3つの測光部(4L)
、 (4C)、 (4R)に対応する各別の測光エリア
(PAL )、 (PAC)、 (PA、 )が位置し
ており、それらに重なるように、前記3つの受光部(3
L)、 (3C)、 (3R>に対応する各別の測距エ
リア(FAL )、 (FAC)、 (FAR)が位置
している。
さらに、このカメラにおいては、先に述べた3つの分割
領域(FPL)、(FPC)、 (FPR)に対応させ
て左右のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)の作動
を制御するように構成しである。その詳細は後述するが
、ここでは、その概要を説明する。
まず、2つのフラッシュ発光部(6A)、 (6B)の
配光特性を説明すると、第11図に示すように、左右の
フラッシュ発光部(6A)、 (6B)は、それぞれ、
左撮影エリア(FPL)および右撮影エリア(FPR)
の中央を照射中心としてあり、発光時の両撮影エリア(
FPL)、 (FPR)の中央での輝度に対して、中央
撮影エリア(FPC)の中央、すなわち、撮影画面であ
るパノラマ画面(F、)の中央の輝度が、APEX値で
“1”だけ小となる配光特性を有している。従って、両
方のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)を同時に発
光させた場合に、パノラマ画面(F、)の中央の輝度は
、左撮影エリア(FPL)の中央ならひに右撮影エリア
(FPR)の中央の輝度と同しになり、図中二点鎖線で
示す配光特性となる。
因に、このカメラの撮影レンズ(1)の焦点距離[fl
は[24mm]であり、その水平面方向の画角は[74
°]である。また、左撮影エリア(FPL)の中央なら
びに右撮影エリア(FPR)の中央は、それぞれ、光軸
(L)方向から左右に[25°1づつ偏った方向に位置
する。そして、上述のように、左右のフラッシュ発光部
(6A)、 (6B)の併用によって、広角[f・24
mm]の撮影レンズ(1)を用いながら、それぞれのフ
ラッシュ発光部(6A)、 (6B)の配光特性は、焦
点距離[flが[約40mm]に相当するもので足りて
いる。
そして、上述のような配光特性を有する2つのフラッシ
ュ発光部(6A)、 (6B)の作動を制御して、撮影
画面(F、)内での被写体の輝度分布に基づいて、低輝
度部に対してフラッシュ補助光を照射するように構成し
である。その概略を第12図に示す。
最上段の第1欄に示すように、全ての撮影エリア(FP
L)、 (FPC)、(FPR)が何れも低輝度である
場合(以下、これを<Ca5e 1 >と称する)には
、第2欄に示すように、両方のフラッシュ発光部(6A
)、 (6B)を発光させる。これにより、第3欄に示
すように、露出は全ての撮影エリア(FpL)。
(FP。)、(FPR)で平均的に高くなる。
次に、第2段に示すように、左右の何れかの撮影エリア
(FPL又はFPR)のみが高輝度で他の撮影工1)ア
が何れも低輝度である場合(以下、図中実線で示す右撮
影エリア(PPP)か高輝度の場合を<Ca5e2>、
一方、図中破線で示す左撮影エリア(F、L)が高輝度
の場合を<Ca5e 2°〉と称する)には、低輝度の
撮影エリアに対応する側のフラッシュ発光部(6A又は
6B)のみを発光させる。これにより、低輝度の撮影エ
リアの露出はほぼ充分持ち上げられ、中央撮影エリア(
FP。)の露出もかなり持ち上げられる。
続いて、第3段に示すように、左右両撮影エリア(Fp
t、)、(F、R)が何れも低輝度で中央撮影エリア(
FPC)のみが高輝度である場合(以下、これを<Ca
5e 3 >と称する)には、両方のフラッシュ発光部
(6A)、 (6B)をともに発光させる。これにより
、低輝度の両撮影エリア(Fpt)、 (FPR)の露
出が持ち上げられ、中央撮影エリア(F、C)の露出も
少し持ち上けられる。
また、第4段に示すように、左右の何れかの撮影エリア
(F、、又はF−R)のみが低輝度で他の撮影エリアか
何れも高輝度である場合(以下、図中実線で示す左撮影
エリア(FPL)が低輝度の場合を<Ca5e4>、一
方、図中破線で示す右撮影エリア(F、、)が低輝度の
場合を<Ca5e4°〉と称する)には、低輝度の撮影
エリアに対応する側のフラッシュ発光部(6A又は6B
)のみを発光させる。これにより、低輝度の撮影エリア
の露出はほぼ充分持ち上げられ、中央撮影エリア(Fp
c)の露出も少し持ち上げられる。
さらに、第5段に示すように、左右両撮影工リア(FP
= )、 (FPR)が何れも高輝度で中央撮影エリア
(FP。)のみが低輝度である場合(以下、これを<C
a5e 5 >と称する)には、両方のフラッシュ発光
部(6A)、 (6B)をともに発光させる。これによ
り、低輝度の中央撮影エリア(Fp。)の露出が持ち上
げられ、左右両撮影エリア(Fp’−)。
(FPR)の露出も少し持ち上げられる。
最後に、第6段に示すように、全ての撮影エリア(FP
L)、 (FPR)、 (FP。)が何れも高輝度であ
る場合(以下、これを<Ca5e 6 >と称する)に
は、基本的には何れのフラッシュ発光部(6A)、 (
6B)も発光させないが、後述するように、主たる被写
体が逆光状態であるか否かの判断を行ない、その結果に
応じて必要なフラッシュ発光部(6A)。
(6B)を発光させるように構成しである。
なお、上述のような一対のフラッシュ発光部(6A)、
 (6B)の作動を制御して、先に述べた3つの分割領
域(Fpt)、 (Fpc)、 (Fpのそれぞれの被
写体の輝度に応じたフラッシュ発光を行なうべく構成す
るに、一対のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)の
カメラボディにおける配置、ならびに、それらの配光特
性の組合せは任意に変更可能である。
そのいくつかを、第44図ないし第57図に示す。
なお、図示はしないが、3つの分割領域(Fp=)。
(FPC)、 (FPR)に対してフラッシュ発光部(
6)を3つ以上設けて同様の制御を行なってもよい。
第44図ないし第52図は、フラッシュ発光部(6A)
、 (6B)の配置のバリエーションを示したものであ
る。第44図の配置は、カメラボディ(CB)の左右に
振り分けた一対のフラッシュ発光部(6A)、 (6B
)を何れも縦向きに配置したものである。第45図ない
し第48図の配置は、一対のフラッシュ発光部(6A)
、 (6B)をカメラボディ(CB)の左右の何れか一
方に纒めて配置したもので、第45図および第46図の
配置では両フラッシュ発光部(6A)、 (6B)をと
もに縦向きに配置してあり、第47図および第48図の
配置では両フラッシュ部(6A)、 (6B)をともに
横向きに配置しである。また、第49図および第50図
の配置は、何れも、対のフラッシュ発光部(6A)、 
(6B)を焦点検出用の受光部(3)の上方に纒めて配
置したもので、第49図の配置では両フラッシュ発光部
(6A)、 (6B)をともに横向きに配置してあり、
第50図の配置では両フラッシュ発光部(6A)、 (
6B)をともに縦向きに配置しである。
第44図ないし第50図の配置それぞれにおいて、両フ
ラッシュ発光部(6A)、 (6B)の照射領域の組合
せを異ならせることが可能で、そのバリエーションを、
第53図ないし第57図に示す。なお、各図において実
線で示した曲線は、同一強度となる光の波面を示してい
る。
第53図ないし第55図に示すものは、一対のフラッシ
ュ発光部(6A)、 (6B)の配光特性を何れも同じ
にしたものである。第53図に示すものは、例えば、先
の実施例で示したように3つの分割領域のうちの左撮影
エリア(FpL)ならびに右撮影エリア(FPR)を主
たる照射領域としながら中央撮影エリア(F=c)にも
両フラッシュ発光部(6A)。
(6B)からのフラッシュ光を照射させるものである。
また、第54図に示すものは、両フラッシュ発光部(6
A)、 (6B)からのフラッシュ光の重なりをなくし
てスポットライト等による逆光に対処できるようにする
ものである。さらに、第55図に示すものは、両フラッ
シュ発光部(6A)、 (6B)の照射領域をほぼ一致
させたもので、両フラ、ソシュ発光部(6A)、 (6
B)を同時に発光させることによって、光量増加を図っ
たり、また、その場合に双方或は一方の発光量を可変と
することで全体としてのガイドナンバーを可変とするこ
とができるものである。なお、第55図に示す配光特性
のものにおいて、両フラッシュ発光部(6A)。
(6B)を異なるタイミングで発光させることによって
、マルチ発光を行なったり、また、その場合に双方或は
一方の発光量を可変とすることで、例えば、時間ととも
に次第に光量が減少するようなフラッシュ発光を行なわ
せたりすることも可能になる。
第56図および第57図に示すものは、一対のフラッシ
ュ発光部(6A)、 (6B)の配光特性を異ならせた
ものである。第56図に示すものは、それぞれの発光量
は同じにしながら一方の照射範囲を他方の照射範囲より
も広げたものであり、被写体に陰影を付けることのでき
る照明、所謂レンツライトライティングを行なえるよう
にするものである。また、第57図に示すものは、一方
の照射範囲を大きく拡げて撮影画面のほぼ全体に対応し
たものとするとともに他方の照射範囲を小さく絞ったも
ので、被写体の背景にも光を当てながら、狙った被写体
に対してスポット的な照明を行なえるようにするもので
ある。
また、図示はしないが、一方のフラッシュ発光部を、直
接照明用として使えるように光軸(L)に沿った方向に
フラッシュ光を照射する状態に設けるとともに、他方の
フラッシュ発光部を、間接照明用の所謂バウンスライト
として使えるようにカメラボディ(CB)の側方或は上
方といった光軸(L)から離れる方向にフラッシュ光を
照射する状態に設けてもよい。
さて、第51図および第52図は一対のフラッシュ発光
部(6A)、 (6B)の配置のさらに別のバリエーシ
ョンを示すものであり、一方のフラッシュ発光部(6A
)をカメラボディ(CB)の上部に設置軸芯周りで回動
自在に取り付け、他方のフラ・ンシュ発光部 (6B)
を、カメラボディ(CB)の左右の何れか一方に設けた
ものである。これらの配置においては、先に述べた配光
特性のバリエーションのうち、一方をバウンスライト用
として用いる構成が、他のバリエーションと兼用し易い
状態で、簡単に実現できる。また、これらの配置におい
て、カメラボディ(CB)の上部に回動自在に取り付け
たフラッシュ発光部(6A)の照射範囲を小さ(絞った
場合には、撮影画面内での被写体の位置に左右されずに
スポット的な照明を行ない易いので、先に述べた配光特
性のバリエーションのうち、第56図や第57図に示す
ものとするのに有用である。
なお、ここで、撮影画面(F、)を左右に3つに分割し
た3つの分割領域のうち左撮影エリア(FPL)と右撮
影エリア(FPR)とを一対のフラッシュ発光部(6A
)、 (6B)それぞれの主たる照射領域とする場合に
おいて、それら一対のフラッシュ発光部(6A)、 (
6B)の配置のいくつかのバリエーションも含めて、先
の実施例や第44図ないし第52図に示すような一対の
フラッシュ発光部(6A)、 (6B)をカメラボディ
(CB)の左右に振り分けた配置(振り分は型と称する
)と、第51図に示すようなカメラボディ(CB)の中
央部に纒めて上下に重ねた配置(重ね型と称する)とを
簡単に比較する。
いま、第58図および第59図において、点(P、)を
撮影光学系CPS)の物体主点とし、点(PFA)。
(PFB)をそれぞれのフラッシュ発光部(6A)、 
(6B)の発光中心とすると、第58図に示す振り分は
型においては、図中実線で示す撮影範囲(A、)のうち
、一対のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)による
照射範囲(AFA)、 (AFB)が重ならない図中ノ
ー1.チング表示した範囲に対してフラッシュ光が照射
されないのに比して、第59図に示す重ね型においては
、少なくとも撮影画面の左右方向についてフラッシュ光
が照射されない領域は存在しないことになる。
上述したフラッシュ発光部(6)の配置と配光特性トの
バリエーションについてさらに補足すると、分割領域の
数とフラッシュ発光部(6)の数とは、同じでも、何れ
か一方が多くてもよい。
また、フラッシュ発光部(6)の数は複数であればいく
つでもよく、さらに、各フラッシュ発光部(6)におい
て、複数の分割領域のうちの1つを主たる照射領域とす
るもののほか、複数の分割領域のうちの複数のものを主
たる照射領域とするものであってもよい。従って、撮影
領域を分割する構成とせずに、単にフラッシュ発光部(
6)を複数個設け、それら複数のフラッシュ発光部(6
)の配光特性を異ならせるように構成したり、或は、そ
れら複数のフラッシュ発光部の発光量を異ならせるよう
に制御しても構わない。
さて、このカメラでは、今迄述べたように、横長の撮影
画面であるパノラマ画面(F、)を左右の3つの領域に
分け、各分割領域ごとの被写体の情報に応じて異なる動
作制御を行なうよう(ど構成しであるか、各分割領域を
撮影者に明示するために、ファインダ視野内に領域の表
示を行なうとともに、このパノラマ画面(Fp )によ
って撮影したものか横長で水平線か強調された写真とな
ることから撮影時に水平垂直の認識が必要で、そのため
に、ファインダ視野内において、上記の領域表示によっ
て水平垂直の認識をも行なえるようにするとともに、カ
メラを傾けた場合に、その傾き具合を認識できるように
傾斜の表示を行なうようにしである。
次に、−その具体的な表示の形態を説明すると、まず、
第13図に示すように、ファインダ視野(FF)内に1
本の横方向のライン(Bw)と3本の縦方向のライン(
Bx)〜(Bz)とを表示するための液晶表示素子を設
け、ファインダ視野(FF)の左右に、カメラの上下方
向から“5°”づつ次第に傾きを増した5本づつのライ
ン(Ba)〜(Bj)を表示するための液晶表示素子を
設けてある。
そして、上記横方向のライン(Bw)はパノラマ画面(
F、)の上下のほぼ中央に配置し、上記3本の縦方向の
ライン(BX)〜(Bz)を、その横方向のライン(B
w)との交点が、それぞれ、左撮影エリア(FPL)、
中央撮影エリア(Fp。)、右撮影エリア(FPR)の
中心に一致するように配置しである。
そして、撮影者は、撮影時に、ファインダ視野(FF)
の中の4本のライン(Bw)〜(Bz)を見て、先に述
べた3つの測光エリア(PAL )、 (PAC)、 
CPI〜R)の中心、ならびに、3つの測距エリア(F
AL )。
(FAC)、 (FAR)の中心か、それそ′れ横向き
のライン(Bw)に対する縦向きのライン(BX)〜(
Bz)の交点にあることを認識しながら、後述する測光
機能や自動焦点調節機能やフラッシュ制御機能を有効に
利用して、きめの細かい撮影動作を行なえるように構成
しである。
なお、上述した領域表示として、1本の横方向のライン
(Bw)との3本の縦方向のライン(Bx)〜(Bz)
とを表示する構成に替えて、図示はしないか、3つの撮
影エリア(FPL)、 (FPC)、 (FPR)の境
界となる位置それぞれに縦方向のラインを表示するよう
に構成しても、同様に、分割領域の認識の助けとするこ
とができる。
また、傾斜表示は、カメラの左右への傾き具合に応じて
、左右の10本のライン(Ba)〜(Bj)のうち、そ
のときの鉛直方向にほぼ等しい方向のラインのみを表示
することによって、前記領域表示の3本の縦方向のライ
ン(Bx)〜(Bz)との対比で、撮影者にカメラの傾
斜方向と程度とを報知することができるようにしである
カメラボディ(CB’)内には、上述の傾斜表示を行な
うための水準器(22)を設けてある。この水準器(2
2)は、第15図に示すように、ケーシング(23)内
に、その容積のほぼ半量の水銀(24)を封入するとと
もに、ケーシング(23)のほぼ゛中央高さに達する1
本の接地用電極(Tg)と、ケーシング(23)の側壁
に上下方向に沿って位置を異ならせた10個の検出用電
極(T1)〜(T、、)とを設けて構成しである。
前記接地用電極(Tg)は、その先端側をリング状に形
成してあり、カメラの姿勢変更に伴なうケーシング(2
3)内での水銀(24)の移動に拘らず、常に水銀(2
4)と接触するように構成しである。
また、各検出用電極(T1)〜(T、。)は何れもプル
アップされていて、前記接地用電極(Tg)に接触する
水銀(24)に接触することで、プルタウンされて“L
”レベルの信号を出力するように構成しである。従って
、カメラの傾きによる水銀(24)の表面のケーシング
(23)に対する傾きに応して、各検出用電極(T1)
〜(Tlo)の出力の組合せか異なり、それによって、
前述の傾斜表示において表示するラインを異ならせるよ
うに構成しである。
各検出用電極(T1)〜(T、、)の出力と表示との関
係を、次頁の表1に纒めて示す。
表   1 また、傾斜表示の具体例を第14図(イ)、(o)に示
す。なお、カメラの天地が逆転した場合には、表には示
していないか、第15図中の上方の5つの検出用電極(
T1)〜(T5)の出力が“L”レベルとなる。この場
合には、例えば、表示を行なわないようにしたり、上述
の傾斜表示を用いて全てのラインを点滅表示させたり、
或は、別の表示を用いたりしてその旨を表示するように
し、でもよい。
上述の構成によって、パノラマ画面(F、)の長手方向
を水平方向に一致させた横位置でのカメラの傾き具合を
表示することかできるが、この構成を少し変形して、カ
メラの縦位置でのカメラの傾き具合を併せて表示させる
こともできる。
次に、その構成を説明するが、説明の簡略化のために、
先の実施例とは違って、傾きの量に応じた表示を行なう
構成ではなく単にカメラの傾きの方向に応じた表示を行
なう構成としているが、検出用電極を複数個づつ設ける
ことで、先の実施例と同様のカメラの傾きの量に応じた
表示を行なえるように構成してもよい。勿論、先の実施
例において、第15図中の水銀(24)の液面の上下に
1個づつの検出用電極を設けてカメラの傾きの方向に応
じた表示を行なってもよく、或はまた、検出用電極の数
を第15図中の水銀(24)の液面の上下に5個以外の
個数づつ設けても構わない。
さて、上述したカメラの縦横両位置での傾きを表示する
ための変形例の構成は、第60図に示すように、8個の
検出用電極(’r、’)〜(T8°)を、前記ケーシン
グ(22)の上下と側方との3方に振り分けて配置した
ものである。電極(T4’ )と電極(T5’)とは、
第60図に示すカメラの横位置における水銀(24)の
表面の上下に振り分けて配置しである。また、電極(T
l’)と電極(T2’ )、および、電極(Tg’ )
と電極(T7’ )は、それぞれ、第60図の状態から
左右何れかに“90°”回転させたカメラの縦位置にお
ける水銀(24)の表面の上下に振り分けて配置しであ
る。さらに、電極(’r3’ )と電極(Ta’ )と
は、それぞれ第60図の状態から左右に“45°”づつ
傾けたときの水銀(24)の表面が位置する箇所に設け
てある。
一方、ファインダ視野(FF)内に左右にそれぞれ1本
づつのライン(BA)、 (BB)を表示するための液
晶表示素子を設けてある。両ライン(BA)。
(BB )は、傾斜姿勢にはあるが、カメラの傾きの量
に対応した角度となっているのではなく、単に傾いてい
ることを表示するためのものとなっている。従って、こ
のライン(BA)、(Bg)による表示に替えて、ファ
インダ視野(FF)の下方に左右の傾き方向を区別して
表示できる形態の、例えば左右それぞれの矢印表示等の
表示部を設ijでもよい。
前記8個の検出用電極(T+’)〜(’r8’ )は、
先の実施例と同様にプルアップされていて、水銀(24
)と接触することでプルダウンされるように構成してあ
り、従って、カメラの傾きによる水銀(24)の表面の
ケーシング(23)に対する傾きに応じて、検出用電極
(Tlo)〜(Tgo)の出力の組合せか異なる。そし
て、それによって、縦横の両位置に対する傾斜表示を行
なうように構成しである。
各検出用電極(Tl’)〜(T8’ )の出力と表示と
の関係を、第36頁の表2に纒めて示す。また、傾斜表
示の具体例を第61図(イ)〜(ヲ)に、そのときの水
準器(22)の状態を第62図(イ)〜(ヲ)にそれぞ
れ示し、それへの参照を、表2の図面の欄に示す。なお
、カメラ姿勢の欄で横位置と縦位置とを区別しているの
は、横位置の水平姿勢から左右にそれぞれ“45°”づ
つの範囲では、横位置の水平姿勢を基準とした表示を行
ない、左右の“45°”を越える範囲では、縦位置の水
平姿勢を基準とした表示を行なうように構成しているこ
とを示している。
表 また、横位置において、天地が逆になった状態の近傍で
は、この領域での撮影は殆どないと考えられるので、表
示は行なわないようにしである。
因に、この変形例の構成で、カメラの傾き量に応じた表
示を行なう場合には、6ケ所の電極(Tl’ )、 (
T2’ )、 (T4’ )、 (Tso)、 (T7
“)、 (Ta’ )を何れも複数個の電極を並設した
、先の実施例と同様の構成とすればよい。
さて、元の実施例に戻って説明を続ける。第16図はこ
のカメラの電気回路のブロック図である。(100)は
CPUて、カメラの全体の動作を制御する。
(110)は測距部で、先に説明した投光部(2)を構
成する投光回路(111)、受光部(3)を構成する3
つの受光回路(112)〜(114)を備えている。
先に述べたように、撮影画面内の異なる領域からの被写
体距離情報を得るべく、左、中央、右の3つの測距エリ
ア(FA、 )、 (FAC)、 (FAR)を設け、
測距エリア(FAL )、 (FAC)、 (FAR)
のそれぞれについて、精度向上のために、5本づつの測
距用のビームを用いており、詳細は後述するが、各ビー
ムをタイミングを異ならせて発生させるとともに、それ
ぞれのタイミンクで出力される左側、中実用、有用の3
つのビームを3つの受光部(3)それぞれの対応する検
出部(19)に各別に受光させ、信号の取り込みに際し
て3つの受光部(3)を順次選択して行なわせることに
よって、被写体距離検出用の信号ラインを、単一の領域
に対して単一のビームを用いた場合と同じ数を設けれは
済むようにしである。
そのために、投光回路(111)ならびに3つの受光回
路(112)〜(114)に対してCPU(100)か
らビームセレクト信号(BMSLO)〜(BMSL2)
を送出するとともに投光回路(111)へはCPU(]
00)から発光タイミング信号(BMST)を送出して
異なるタイミングで測距用のビームを発生させるように
構成し、一方、3つの受光回路(112)〜(114)
へはCPU(100)から各別のエリアセレクト信号(
AR3LL)、 (AR3LC)、 (AR3LR)を
それぞれ送出して信号を取り込むべき受光回路(112
又は113又は114)を選択し、それに応じて、各受
光回路(112)〜(114)が検出した被写体距離デ
ータを1本のバスを介してCPU(100)に出力する
ように構成しである。
ここで、上述した投光回路(111)と受光回路(11
2)〜(114)との構成、ならびに、その動作を説明
する。
第17図は投光回路(111)を示している。投光回路
(111)には、左用役先回路(IIIL)、中実用投
光回路(IIIc)、右用役先回路(IIIR)を設け
てあり、それら3つの投光回路(IIIL)、 (II
IC)。
(IIIR)それぞれに、5つづつの個別ビーム発生回
路(IIILI)〜(IIIL5)・・・・・・を設け
てある。なお、中実用投光回路(IIIC)および右用
役先回路(IIIR)の構成は左用役先回路(111L
)の構成と全く同じであるので内部の詳細な図示は省略
してあり、また、全ての個別ビーム発生回路(111L
+)〜(111L5)・・・・・・の構成は同一である
ので、左用役先回路(IIIL)の第1個別ビーム発生
回路(111L+)についてのみ、内部の詳細を図示し
てあり、それを代表として説明する。
上記第1個別ビーム発生回路(IIILI)は、ビーム
発生用の光源であるLED (第8図で説明したL E
 D (20)に相当する)(LEDI)と、発光用の
エネルギーを蓄積するコンデンサ(ECI)と、発光起
動用のトランジスタ(TRI)と、発光駆動用のアンプ
(EAmpl)とを備えている。前記コンデンサ(PC
I)は、電源電圧(VB )によって充電され、前記ト
ランジスタ(TRI)がアンプ(EAmpl)からの駆
動信号で“ON”状態になることで、放電してL E 
D (LEDI)を発光させる。アンプ(EAmpl)
は、アナログスイッチ(IIIA)からの“H”レベル
の制御信号に応じて駆動信号を出力する。アナログスイ
ッチ(IIIA)には、CPU(100)からの発光タ
イミング信号(BMST)と3ビツトのビームセレクト
信号(BMSLO) 〜(BMSL2)とが入力されて
おり、第1個別ビーム発生回路(111L+)のアンプ
(EAmpl)には、前記ビームセレクト信号(BMS
LO)〜(BMSL2)のレベルの組合せで“ビの出力
端子か選択された場合に“H”レベルの制御信号が与え
られるように構成してあり、その結果、第1個別ビーム
発生回路(IIIL、)のLED(LEDI)が発光す
ることとなる。
なお、3つの投光回路(IIIL)、 (IIIC)、
 (IIIR)の各アンプには、前記ビームセレクト信
号(BMSLO)〜(BMSL2)の何れかが“L”レ
ベルの場合に、制御用電圧(Vcc)が印加されるよう
に構成しである。また、アナログスイッチ(IIIA)
において、ビームセレクト信号(B1.1SLO)〜(
BMSL2)のレベルと選択される出力端子との組合せ
は、次頁の表3の通りであり、何れかの出力端子が選択
されることで、発光タイミング信号(BMST)に応し
て3つの投光回路(IIIL)、 (IIIC)、(I
IIR)の選択された出力端子と同じ番号を持つ個別ビ
ーム発生回路からそれぞれ測距用のビームが発生される
ように構成しである。
表   3 前述した3つの受光回路(112)〜(114)の構成
は全て同一であるので、全てを図示することは省略し、
第18図にそのうちの1つとして左用役先回路(112
)を示し、それを以て、3つの受光回路(112)〜(
114)の説明を同時に行なうものとする。
各受光回路(112)〜(114)には、それぞれ、5
つづつの個別ビーム受容回路(1121)〜(1125
)・・・・・・を設けてある。全ての個別ビーム受容回
路(112,)〜(1125)・旧・・の構成は同一で
あるので、第18図に図示した左用役先回路(112)
において第1個別ビーム受容回路(112,)について
のみ、内部の詳細を図示してあり、それを代表として説
明する。
上記第1個別ビーム受容回路(112,)は、ビーム受
光用の一対の受光素子(第8図で説明した検出部(19
)における一対の受光素子(19a)、 (19b)に
相当する)(SPCA)、 (SPCB)と、それら一
対の受光素子(SPCA)、 (SPCB)それぞれに
並列に接続されたバイアス回路(BC)と、前記一対の
受光素子(SPCA)、 (SPCB)からの光電流を
増幅するための各別のアンプ(RAmpl)、 (RA
mp2)と、メモリ用の各別のコンデンサ(RCI)、
 (BC2)とを備えている。
前記一対のアンプ(RAmpl)、 (RAmp2)の
出力は、並列型のアナログスイッチ(112A)の5つ
の個別入力端子対のうちの1つに各別に接続されている
。このアナログスイッチ(112A)の他の個別入力端
子対には、他の個別ビーム受容回路(1122)〜(1
12s)からのそれぞれの一対のアンプからの出力が各
別に接続されている。そして、このアナログスイッチ(
112A)には、3ビツトのビームセレクト信号(BM
SLO)〜(BMSL2)が入力されており、そのレベ
ルの組合せで“1”の個別入力端子対が選択された場合
に第1個別ビーム受容回路(112,)の一対のアンプ
(RAmpl )、 (RAmp2)の出力が、出力端
子対を介して各別のオペアンプ(ROPI)、 (RO
P2)に入力されるように構成しである。
前記アナログスイッチ(1]2A)において、ビームセ
レクト信号(BMSLO)〜(BMSL2)のレベルと
選択される個別入力端子対との組合せは、次の表4のと
おりであり、何れかの個別入力端子対か選択されること
で、選択された個別入力端子対と同じ番号を持つ個別ビ
ーム受容回路からの一対の出力が、一対のオペアンプ(
ROP]、 )、 (ROP2)に各別に入力されるこ
ととなる。
表   4 前記一対のオペアンプ(ROPI)、 (ROP2)か
らの出力は、オペアンプ(ROP3)の正負の入力端子
に入力され、そのオペアンプ(ROP3)の出力として
、個別ビーム受容回路における一対の受光素子の受光量
の差に相当する電圧値か得られる。このオペアンプ(R
OP3)の出力は、それぞれ異なる電圧を基準(Vre
fl)〜(Vref6)として一方の入力端子に入力し
た6つのコンパレータ(Cmpl)〜(Cmp6)の他
方の入力端子に入力されており、前記オペアンプ(RO
P3)の出力電圧の大小に応じて、まず最低位のコンパ
レータ(Cmp6)の出力が反転し、電圧値が高くなる
ほど、順次、より高位のコンパレータ(Cmp5)〜(
Cmpl)の出力が反転するように構成しである。すな
わち、個別ビーム受容回路の一対の受光量の差が大きい
ほど、出力の反転するコンパレータ(Cmp6)〜(C
mpl)の数が多(なる。
前記6つのコンパレータ(Cmpl)〜(Cmp6)か
らの出力は、何れもエンコーダ(112B)に入力され
、このエンコーダ(112B)により3ビツトのデジタ
ル信号に変換される。前記6つのコンパし・−タ(Cm
pl)〜(Cmp6)に入力される基準電圧は、それぞ
れカメラからの距離に応したものとなっており、このエ
ンコーダ(112E)からの出力は、被写体までの距離
情報を、無限遠からカメラまでの撮影ゾーンを遠近方向
で分割した7つの(6つのコンパレータ(Cmpl)〜
(Cmp6)の何れの反転していない場合も含めて)距
離ゾーンの何れに含まれるかの、ゾーン・データとして
出力されることとなる。
この左用受光回路(112)において、エンコーダ(1
12E)からの出力側には、前述したエリアセレクト信
号(AR3LL)のレベルに応してエンコーダ(112
E)の出力を断続するためのスリーステートバッファ(
112B)を設けてあり、エリアセレクト信号(AR3
LL)が“L”レベルの場合に、エンコーダ(112E
)から出力される被写体距離データを、CPU(100
)に出力するように構成しである。
なお、3つの受光回路(112)〜(114)において
は、何れも、アンプやエンコーダ等につき、前記ビーム
セレクト信号(BMSLO)〜(BMSL2)の何れか
か“L”レベルの場合に、制御用電圧(Vcc)が駆動
電圧として印加されるように構成しである。
次に、ここで述べた投光回路(111)と3つの受光回
路(112)〜(114)の動作を制御して行なう被写
体距離検出動作を、第19図のタイムチャートに基づい
て説明する。
動作の概略を説明すると、ビームセレクト信号(BMS
LO)〜(BMSL2)の組合せで、5つの測距用のビ
ームを1つづつ選択して発生させ、その都度、エリアセ
レクト信号(AR3LL)、 (AR3LC)。
(AR3LR)によって3つの測距エリア(FAL)、
 (FAC)。
(FAR)を順次選択してそれぞれのゾーン・データと
してディジタル化された被写体距離データを入力する。
第19図のタイムチャートに基づいて説明すると、まず
、〈tl〉のタイミングで3つのビームセレクト信号(
BMSLO)〜(BMSL2)を何れも“L”レベルに
して、各測距エリア(FAt、 )、 (FAC)、 
(FAR)における第1の測距用のビームを選択し、測
距部(110)の電源投入に伴なう動作安定に必要な時
間<11〉、ならびに、ビームの切替に伴なう動作安定
に必要な時間〈12〉待機した後、〈t2〉のタイミン
グで発光タイミング信号(BMST)を“L”レベルに
して、左用投光回路(IIIL)、中実用投光回路(1
11C)、有用投光回路(111R)それぞれのL E
 D (LEDLL)、 (LEDlc)、 (LED
l、)を発光させる。
そして、〈t2〉のタイミングから、3つの受光回路(
112)〜(114)におけるアンプの出力の安定に必
要な時間〈i3〉待機した後、〈t3〉のタイミングで
エリアセレクト信号(AR3LL)を“L”レベルにし
て左用受光回路(112)から被写体距離データ(D、
L)を読み込み、次に、〈t4〉のタイミングでエリア
セレクト信号(AR3LC)を“L”レベルにして中実
用受光回路(113)から同様に被写体距離データ(D
、C)を読み込み、さらに、〈t5〉のタイミングでエ
リアセレクト信号(AR3LR)を“L”レベルにして
有用受光回路(114)から同様に被写体距離データ(
DIR)を読み込む。
その後、〈t6〉〜〈t、〉の各タイミングで、順次測
距用のビームを切り替え、それぞれのタイミングからビ
ームの切替に必要な時間〈12〉待機して選択された測
距用ビームを発生させ、各受光回路(112)〜(11
4)におけるアンプの出力の安定に必要な時間〈13〉
待機した後、各受光回路(112)〜(114)から被
写体距離データを読み込むことを繰り返し、<j+o>
のタイミングで、全てのビームセレクト信号(BMSL
O)、 (BMSL 1 )。
(BMSLR)を“H”レベルにして、被写体距離デー
タの入力を終了する。
なお、上述したように、撮影領域(F、)内の複数箇所
から被写体距離情報を得る構成とするにあたって、測距
エリア(FA)の数は3つに限られるものではなく、2
つであっても、或は4つ以上であってもよい。また、3
つ以上の測距エリア(FA)を設けた場合において、そ
れらのうちから複数筒のものを適宜組み合わせることが
できる構成としてもよい。一方、各測距エリア(FA)
について、それぞれ複数の測距用のビームを用いる構成
とするにあたって、そのビームの数は不問である。また
、測距の型式もアクティヴ型であれば上述した固定式に
限られるものではなく、直接被写体距離情報を得るもの
ではないが、撮影レンズ位置の焦点調節に伴なう光軸(
L)方向の位置の情報から被写体距離情報に換算するよ
うにすれば、V A Fのような焦点調節動作に連動し
た走査式のアクティヴ型による焦点検出のための構成を
利用しても構わない。
第16図のブロック図に戻って説明を続けると、(12
0)は先に説明した測光部(4)を構成する測光回路で
、CPU(100)からこの測光回路(120)へ3つ
の測光エリアを択一的に切り替えるエリアセレクト信号
(LMSLO)、 (LMSLI)を送出し、CPU(
too)と測光回路(120)との間でAD変換用の制
御信号をやりとりし、さらに、測光回路(120)から
CPU(100)へ測光結果のディジタルデータを送出
するように構成しである。
ここで、上述した測光回路(120)の構成、ならびに
、その動作を説明する。
第20図に示すように、この測光回路(120)におい
て、3つの測光エリア(PAL)、 (PA、 )、 
(PAR)に各別に対応する3つの受光素子(第6図で
説明した測光部(4)の3つの受光素子(16a)〜(
16c)に相当する)(SPCL)、 (SPCC)、
 (SPCR)に対して、それらからの出力を増幅する
各別のアンプ(POPI)〜(POP3)と、照明源が
蛍光灯である場合に脈流成分を除去する各別のローパス
フィルタ(LPFI)〜(L’PF3)とを設け、それ
ら3つのローパスフィルタ(LPFI)〜(LPF3)
からの出力を、アナログスイッチ(12OA)の3つの
個別入力端子に各別に入力しである。このアナログスイ
ッチ(12OA)には、2ビツトのエリアセレクト信号
(LMSLO)、 (LMSLI )が入力されており
、そのレベルの組合せに応じて、何れかの個別入力端子
が選択され、その個別入力端子と同じ番号のローパスフ
ィルタからの出力、すなわち、3つの測光エリア(PA
L)、 (Pk)、 (PAR)のうちの選択されたも
のからの測光情報に対応する電圧信号(Vin)かオペ
アンプ(POP5)に入力されることとなる。
なお、上述のエリアセレクト信号(1、MSLO)。
(LMSLI)のレベルと選択される個別入力端子との
組合せは、次の表5のとおりである。
表   5 上記オペアンプ(POP5)は、一対の抵抗(R+)。
(R2)とともに増幅回路を構成しており、アナログス
イッチ(120A)を経て入力された電圧信号(Vin
)を、もう1つのオペアンプ(POP6)から出力され
る基準電圧(Vref)を用いて、[(VrefVin
)ネ(R1+R2)/R21となる電圧信号(Ain)
に増幅し、前記基準電圧(Vref)とともにA/Dコ
ンバータ(120C)に入力する。
上記A/Dコンバータ(120C)は、逐次比較型で、
増幅されて入力された測光データを、基準電圧(Vre
f)と接地電圧(GND)間で256分割したAPEX
方式による8ビツトのディジタルデータとして出力する
ように構成されている。
CPU(100)からは、このA/Dコンバータ(12
0C)に、制御信号として、AD変換開始用のスタート
信号(ST)ならびにAD変換時のサンプリング用のク
ロック信号(CLK)が入力される。
また、このA/Dコンバータ(120C)からは、AD
変換が終了した時点で、CP U(100) ニ、制御
信号として、終了通知信号(END)を出力する。
なお、この測光回路(120)においては、アンプやコ
ンバータ等につき、前記エリアセレクト信号(LMSL
O)、 (LMSLI)の何れか一方が“L”レベルの
場合に、制御用電圧(Vcc)が駆動電圧として印加さ
れるように構成しである。
次に、測光回路(120)の動作を制御して行なう測光
動作を、第21図のタイムチャートに基づいて説明する
動作の概略を説明すると、エリアセレクト信号(LMS
LO)、 (LMSLI)の組合せで、3つの測光エリ
ア(PA、 )、 CPAC)、 (PAR)を順次選
択し、それぞれ測光情報をAD変換した後、ディジタル
化された測光データを入力してAPEX演算で用いる輝
度値(Bv)としてストアする。
第21図のタイムチャートに基づいて説明すると、まず
、<jz>のタイミンク′でエリアセレクト信号(LM
SLO)を“L”レベルにして、中央測光エリア(PA
、)を選択し、測光回路(120)の電源投入に伴なう
動作安定に必要な時間〈111〉、ならびに、測光エリ
アの切替えに伴なうアナログ入力電圧の安定に必要な時
間〈11゜〉待機した後、<1+。〉のタイミングでス
タート信号(ST)を“L”レベルにしてA/Dコンバ
ータ(120C)にAD変換の開始を指示するとともに
、AD変換用のクロック信号(CLK)を出力する。
そして、A/Dコンバータ(120C)におけるAD変
換の終了時に〈t13〉のタイミングで“L”レベルに
なる終了通知信号(END)を受は取った後、出力デー
タが安定するのに必要な時間<113〉待機した後、中
央輝度値(BVC)を読み込む。読込みが終了すれば<
tl、>のタイミングで終了通知信号(END)とスタ
ート信号(ST)とを“H”レベルに戻す。
その後、<tls> 、 <tle>の各タイミングで
、順次測光エリアを切り替え、それぞれのタイミングか
ら測光エリアの切替えに伴なうアナログ入力電圧の安定
に必要な時間〈11□〉待機してAD変換を開始させ、
終了通知信号(END)の立下りの後、出力データの安
定に必要な時間〈113〉待機して、測光データを読み
込むことを繰り返し、<tl7>のタイミングで、全て
のエリアセレクト信号(EMSI、0)、 (BMSL
I)を“H”レベルにして、測光データの入力を終了す
る。
第16図のブロック図に戻って説明を続けると、(13
0)は先に説明した左右一対のフラッシュ発光部(6A
)、 (6B)を有するフラッシュ回路で、CPU(1
00)からこのフラッシュ回路(130)へ、充電制御
信号(CHCON)と左右各別の発光トリガ信号(TR
GL)、 (TRGR)とを送出し、一方、フラッシュ
回路(130)からCPU(100)へ、左右各別の充
電モニタ信号を送出するように構成しである。
ここで、上述したフラッシュ回路(130)の構成、な
らびに、その動作を説明する。
第22図に示すように、このフラッシュ回路(130)
において、前述した一対のフラッシュ発光部(6A)、
 (6B)に内蔵される各別のキセノン放電管(XTA
)、 (XTB)に対して、各別のメインコンデンサ(
第3図で説明した一対のメインコンデンサ(IOA)、
 (IOB)に相当する)(CML)、 (Cい)と、
各別のトリガ回路(TRGI)、 (TRG2)と、各
別の充電電圧検知回路(VDETI)、 (VDET2
)とを設けるとともに、電源電圧(VB)(例えば[6
V] )を発光用の高電圧(例えば[300V] )に
昇圧する共通のDCDCコンバータ(130C)を設け
てある。
このDC−DCコンバータ(130C)は、CPU(1
00)から送出される充電制御信号(CHCON)を受
けて、昇圧動作を開始する。このDC−DCコンバータ
(130C)と前記一対のメインコンデンサ(C,、、
、)、(Cい)との間には、各別のダイオード(Di)
、 (D2)を介装してあり、何れか一方のメインコン
デンサ(CML又はCMR)の蓄積エネルギーを用いて
一方のキセノン放電管(XTA又はXTB )のみを発
光させた場合に、他方のメインコンデンサ(Cい又はC
ML)の充電電圧をそのまま維持する。
再度、充電が行なわれる場合には、DC−DCコンバー
タ(130C)による昇圧レベルがその維持された充電
電圧に達するまでは、エネルギーか消費されたメインコ
ンデンサ(CML又はCMR)に対してだけ、充電が行
なわれる。
前記左右のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)に対
する各別の充電電圧検知回路(VDETI)、 (VD
ET2)は、何れも、対応するメインコンデンサ(CM
L)。
(CM、l)の充電電圧が、フラッシュ発光が可能なレ
ベル(例えば[270Vi )に達したタイミングで、
第1の充電モニタ信号として“L”レベルの発光可能信
号(LIL)、 (LIR)を出力し、次いで、その充
電電圧か、充電を停止すべきレベル(例えは[300V
] )に達したタイミングで、第2の充電モニタ信号と
してパルス状に“L”レベルになる充電停止信号(L2
L)、 (L2R)を出力する。
次に、フラッシュ回路(130)の動作を制御して行な
う充電動作を、第23図および第24図のタイムチャー
トに基ついて説明する。
第23図のタイムチャートは、両方のフラッシュ発光部
(6A)、 (6B)か発光した後の充電動作を示して
いる。<j21 >のタイミンク゛で充電制御信号(C
HCON)を“L”レベルにしてDC−DCコンバータ
(130C)の作動を開始すると、両方のメインコンデ
ンサ(C,LL )、 (CvR)の充電電圧はともに
次第に上昇する。
そして、まず、それぞれのメインコンデンサ(CML)
、(Cい)の充電電圧が発光可能なレベルに達すると、
<t22>のタイミングで“L”レベルの発光可能信号
(LIL)、 (LIR)が出力される。なお、メイン
コンデンサ(CML)、 (Cい)間での特性の違い等
によって発光可能信号(LIL)、 (LIR)が出力
されるタイミングが異なることもあるが、ここでは同時
に出力されるものとして描いである。
次いで、それぞれのメインコンデンサ(CML)。
(CMR)の充電電圧が充電停止レベルに達すると、<
j2a>のタイミングでパルス状に“L“レベルになる
充電停止信号(L2L)、 (L2R)が出力され、そ
れに応じて充電制御信号(CHCON)を“H”レベル
にしてDC−DCコンバータ(130C)の作動を停止
させる。このパルス状に“L”レベルになる充電停止信
号(L2L)、 (L2R)も、通常は同時に出力され
るが、前述した“L”レベルの発光可能信号と同様に、
メインコンデンサ(CML)。
(CMR)間の特性の違い等によって出力されるタイミ
ングが異なることもあり、何れかの“L”レベルの充電
停止信号(L2L又はL2R)が出力された時点で充電
制御信号(CHCON)を“H”レベルにするように構
成しである。なお、図には、同時に出力されるものとし
て描いである。
次に、第24図のタイムチャートは、何れか一方のフラ
ッシュ発光部(6A又は6B)が発光した後の充電動作
を示している。ここでは、左フラッシュ発光部(6A)
が発光した場合を描いており、左メインコンデンサ(C
,、)の蓄積エネルギーは消費されてその充電電圧は殆
ど[OVlになっており、右メインコンデンサ(Cい)
の蓄積エネルギーは殆ど残存していてその充電電圧は充
電を停止すべきレベルよりは若干低いが発光可能なレベ
ルよりは高いレベルにあるとする。
<t3□〉のタイミングで充電制御信号(CHCON)
を“L”レベルにしてDC−DCコンバータ(130C
)の作動を開始すると、左メインコンデンサ(C=L)
の充電電圧は次第に上昇する。そして、左メインコンデ
ンサ(CMt)の充電電圧が発光可能なレベルに達した
〈t32〉のタイミングで、“L”レベルの左発光可能
信号(LIL)が出力される。なお、“L”レベルの右
発光可能信号(LIR)は常に出力されている。さらに
、DC−DCコンバータ(130C)による昇圧レベル
か右メインコンデンサ(C,AR)の充電電圧に達した
<t3g>のタイミングで、右メインコンデンサ(C1
,R)への充電も開始され、その後は、先程と同様に、
メインコンデンサ(C1,R)、 (CML)の充電電
圧か充電停止レベルに達した<t3.>のタイミンク“
でパルス状に“L”レベルになる充電停止信号(L2L
)、 (L2R)が出力され、それに応じて、充電制御
信号(CI−ICON)を“H”レベルにしてDC−D
Cコンバータ(130C)の作動を停止する。
第16図のブロック図に戻って説明を続けると、(14
0)は前述した焦点検出部(110)による検出結果に
基づいて焦点調節動作を行なうフォーカシング回路で、
CPU(100)からこのフォーカシング回路(140
)へ焦点検出結果から得られたレンズ駆動信号を送出し
、一方、フォーカシング回路(140)からCPU(1
00)へ、レンズの駆動に伴なって発生されるモニター
パルスを送出するように構成しである。
(150)は、フィルム搬送用のフィルムモータ(FM
)、ならびに、シャッタ開閉用のシャッタモータ(SM
)を駆動するためのトライバで、CPU(100)から
このトライバ(150)へ、フィルムモータ(FM)に
対する駆動制御用の正転信号(NOR)と逆転信号(R
m、ならびに、シャッタモータ(SM)に対する駆動制
御用の開信号(OPN)を送出するように構成しである
前記正転信号(NOR)のレベルと逆転信号(REV)
のレベルとの組合せによる前記フィルムモータ(FM)
の作動状態は、次頁の表6のとおりである。
また、シャッタは、図示はしないが、スプリングによっ
て閉し方向に付勢されており、前記開信号(OPN)が
“H“レベルになることでシャッタモータ(SM)に通
電され前記スプリングの付勢力に抗して開放されるよう
に、かつ、前記開信号(OPN)か“L”レベルになる
ことでシャッタモータ(SM)に対する通電が停止され
前記スプリングの付勢力によって閉鎖されるように構成
されている。
表   6 (160)はシャッタモニタ部で、シャッタの開放に伴
なってフォトインクラブタ(161)がシャッタ羽根の
所定位置の通過を検出し、それにより生じる光電流をア
ンプ(162)で増幅して、シャッタモニタ信号(PI
)としてCPU(100)に送出するように構成しであ
る。
ここで、前記シャッタの動作を、第25図のタイムチャ
ートを用いて説明する。
シャッタを開放すべく <t<1>のタイミンクで開信
号(OPN)が“H”レベルになると、シャッタの羽根
が開放側に移動を始める。そして、その羽根が前記フォ
トインクラブタ(161)の設置箇所に達した<t42
>のタイミングで、制御シャッタスピード(TAE)、
ならびに制御トリガタイミング(TFM)を計時するた
めの各別のタイマをスタートさせる。
その後、制御トリガタイミング(TFM)が経過した〈
t43〉のタイミングで、選択されたフラッシュ発光部
(6Al (6B)を発光させるためのトリガ信号(T
RGL)、 (TRGR)を“H”レベルにする。
さらに、制御シャッタスピード(TAE)が経過した<
ti+>のタイミングで、シャツタ開信号(OPN)を
“L”レベルにしてシャ・ブタを閉鎖させる。
ただし、シャッタの羽根の機械的な慣性等によって、前
記開信号(OPN)か“L”レベルになった<1<<>
のタイミングでは、すぐにはシャッタの羽根は閉鎖側に
移動を始めず、それから若干(Td >遅れた<j45
>のタイミングで閉鎖側に移動を開始することとなる。
前述した制御トリがタイミング(TF=)については、
撮影画面(F、)内の被写体の輝度分布等に応じて、絞
り兼用の前記シャッタが所定の開度になった時点で発光
させる所謂フラッシュマチックで決定されるように構成
してあり、その詳細については後程詳述するか、ここで
、シャッタの動作と関連する制御についてのみ概略を説
明すると、周囲が明かるい状況下で遠方に位置していた
り、或は、低輝度の主たる被写体に対してフラッシュ光
を発光させて撮影を行なおうとする場合、その主被写体
の輝度が低かったり遠方にあったりするので、より開度
の大きい時点、すなわち遅いタイミングで発光させるべ
く制御トリガタイミング(TFM)が比較的太に決定さ
れるが、周囲が明かるいことによって、その制御トリガ
タイミング(TF、)が制御シャッタスピード(TAE
)よりも大きくなることがあり、上記制御トリガタイミ
ング(T=)でフラッシュ光を発光させたのではシャッ
タの羽根が閉鎖側に移動を開始した後となってしまうこ
とから、上述した正規の制御トリがタイミング(TFM
)とはならないか、シャッタの開度が最大になる<t’
s>のタイミングよりも早い時期にフラッシュ光を発光
させるようにしである。
第16図のブロック図に戻って説明を続けると、(17
0)はこのカメラの各装置ならひに動作制御用のCPU
(100)に対する電源供給を制御する電源制御部で、
電源電圧(v8)を安定化するDCDCコンバータ(1
71)と、電源電圧(VB )を調整するレギュレータ
(172)を備えている。
この電源制御部(170)には、前記DC−DCコンバ
ータ(171)の作動の開始と停止とを制御するための
CPU(100)からの電源オンオフ信号(ONloF
F)が入力されており、後述するか、撮影のための動作
か行なわれている間は、DCDCコンバータ(171)
を作動させて、カメラの各装置に制御用電圧(Vcc)
を供給するとともにCPU(100)に動作電圧(例え
ば[5V±0.5V) )を安定的に供給するように、
一方、撮影のための動作が行なわれていなければ、DC
−DCコンバータ(171)の作動を停止させて、CP
U(100)へは前記レギュレータ(172)からメモ
リの内容を保持する程度の最低動作電圧を供給するよう
に構成しである。
(180)は、カメラの各部分に設けられたスイッチ群
で、各スイッチは、何れもCP U(100)内でプル
アップされている。(3つ)はメインスイッチである。
(Sl)は測光スイッチ、(S2)はレリーズスイッチ
で、前記レリーズボタン(7)に対する抑圧操作に連動
して、その第1ストロークで測光スイッチ(Sl)が閉
成され、第1ストロークを越える第2ストロークでレリ
ーズスイッチ(S2)が閉成される。(Ssp)はフィ
ルム(F)の給送時にパーフォレーションに係合するス
プロケットの回転に連動したコマカウントスイッチで、
1コマについて8回開成と開放とを繰り返す。
(DXI)〜(DX3)は、前記パトローネ室(8)内
に設けられたフィルム感度読取用接点対で、フィルムパ
トローネに付設された検知コードと接触することで、そ
のフィルムの感度に応じたパターンでそれらフィルム感
度読取用接点対(DXI)〜(DX3)が導通される。
(190)は、先に説明した傾斜表示を行なうための水
準器(22)に設けられた検出用電極群である。また、
(200)は、それら検出用電極群からの出力に応じて
行なう傾斜表示、ならびに、先に説明した領域表示のた
めの、ファインダ視野内の液晶表示部である。
次に、このカメラの動作を、第26図ないし第39図の
フローチャートに基づいて説明する。
第26図のフローチャートは、全体の動作を制御するメ
インルーチンである。
電源電池(13)が投入されることでプログラムが起動
され、まず、メインスイッチ(汎)が閉成されるのを待
ち<#I〉、メインスイッチ(SM)の閉成を検知すれ
ば、続いて、測光スイッチ(Sl)が閉成されるのを待
つ〈#2〉。測光スイッチ(Sl)の閉成を検知すれば
、DC−DCコンバータ(171)の作動を開始して、
CP U (100)への供給電圧(例えばJSV±0
.5Vl)を安定させるとともに、制御用電圧(Vcc
)を供給開始する〈#3〉。
続いて、測光動作を行なうサブルーチン(測光)をコー
ルしく#4〉、そのサブルーチン内で測光回路(120
)から読み込んだ各測光エリア(PAL )、 (PA
C)、 (PAR)に対応する輝度値(B==、)。
(BvC)、 (BvR)を、メモリ内にストアする<
#5〉。
なお、上記サブルーチン(測光)については後程詳述す
る。その後、測距動作を行なうサブルーチン(測距)を
コールしく16> 、そのサブルーチン内て測距部(1
10)から読み込んだ各測距エリア(FA、)、 (F
AC)、 (FAR)に対応するそれぞれ5個つつの被
写体距離データ(既に説明したようにゾーンデータとな
っている) (D!t、)〜(DiL)。
(Dlo)〜(D5C)、(DlR)〜(D5R)をメ
モリ内にストアする〈#6〉、なお、上記サブルーチン
(測距)についても後程詳述する。
次に、再度測光スイッチ(Sl)の状態をチエツクしく
#8〉、測光スイッチ(Sl)が開放されていれば、D
C−DCコンバータ(171)の作動を停止して〈#9
〉、〈#2〉のステップに戻り、測光スイッチ(Sl)
が閉成されていれば、続いて、自動焦点調節用の演算を
行なうサブルーチン(AF演算)をコールしく#lO〉
、さらに、露出設定用の演算を行なうサブルーチン<<
AF演算)をコールする<#ID。なお、上記2つのサ
ブルーチンについては、後程詳述する。
次に、再度測光スイッチ(Sl)の状態をチエツクしく
#12> 、測光スイッチ(Sl)が開放されていれば
、DC−DCコンバータ(171)の作動を停止して〈
#9〉、〈#2ンのステップに戻り、測光スイッチ(S
l)か閉成されていれば、続いて、フラッシュ発光を併
用しての撮影が必要が否かを判別する<#13>。なお
、このフラッシュ撮影の要否は、<#IDのステップを
コールされるサブルーチン(AF演算)において例えば
3つの測光エリア(PAL )、 (PAc )、 (
PAR’)のうちで何れか1つか低輝度である場合等に
セットされる後述するフラッシュモートフラクをチエツ
クすることにより行なう。そして、フラッシュ撮影が必
要な場合には、フラッシュ発光部(6)に発光準備をさ
せるサブルーチン(FL充電)をコールした後<814
> 、フラッシュ撮影が不要なら何も行なわずに、<#
15>のステップに進む。
<#15>のステップでは、レリーズスイッチ(S2)
の状態をチエツクする。レリーズスイッチ(S2)か開
放されていれば、<#12>のステップに戻り、上述の
動作を繰り返してレリーズスイッチ(S2)の閉成を待
つ。
レリーズスイッチ(S2)の閉成を検知すれば、露出動
作を行なうサブルーチン(レリーズ)をコールしく#1
6〉、続いて、フィルム(F)を1コマ分巻き上げるサ
ブルーチン(巻上)をコールしく#12> 、さらに、
フラッシュ発光部(6)の発光準備用のサブルーチン(
FI、充電)をコールしく#18〉、その後、DC−D
Cコンバータ(171)の作動を停止して<#19>、
〈#1〉のステップに戻って上述の動作を繰り返す。
第27図のフローチャートは、メインルーチンの〈#4
〉のステップでコールされる(測光)のサブルーチンで
ある。
このサブルーチンがコールされると、まず、中央測光エ
リア(PAC)を選択すべく、エリアセレクト信号(L
MSLO)、 (LMSLI)をセットしく#lOD、
電源投入に伴なう動作安定とアナログ入力電圧の安定と
を待ち<#102.103> 、A D変換を開始すべ
くスタート信号(ST)をセットしく#104>、AD
変換用のクロック信号(CLK)を出力した後<#10
5>、“L”レベルの終了通知信号(END)の入力を
待つ<#106>。終了通知信号(END)の入力を検
知すれば、出力データの安定を待った後〈#107〉、
中央輝度値(BvC)を読み込む<#108>。
その後、左測光エリア(PAL)を選択して左輝度値(
BVL)を読み込む<9109〜115〉。このフロー
の動作は、エリアセレクト信号の組合わせと読み込む輝
度値が異なるだけで、他の動作は<#103〜108〉
のフローと同じであるので詳しい説明は省略する。
続いて、右測光エリア(PAR)を選択して右輝度値(
BVR)を読み込む<#116〜122〉。このフロー
の動作も、エリアセレクト信号の組合せと読み込む輝度
値が異なるだけで、他の動作は<#103〜108〉の
フローと同じであるので詳しい説明は省略する。右輝度
値(B、、R)の読込みが完了すれば、元のルーチンに
リターンする。
第28図のフローチャートは、メインルーチンの〈#6
〉のステップでコールされる(測距)のサブルーチンで
ある。
このサブルーチンがコールされると、まず、5つの測距
用のビームのうち第1のビームを選択すへく、ビームセ
レクト信号(BMSLO)〜(B〜(SL2)をセット
しく#131> 、電源投入に伴なう動作安定とビーム
切替に伴なう動作安定とを待ち<#132.133>、
“L”レベルの発光タイミング信号を出力して各測距エ
リア(FAL )、 (FA、 )。
(FAR)それぞれに対する第1のビームを発光させる
<#134>。その後、3つの受光回路(112)〜(
114)のアンプの出力安定を待ち<6135>、左測
距エリア(FAL)を選択すべくエリアセレクト信号(
AR3LL)を“L”レベルにセットして<#136>
 、左側受光回路(112)から左第1被写体距離デー
タ(D1+、)を読み込む<#137>。
その後、中央測距エリア(FAC)と右測距エリア(F
AR)とを選択して、それぞれ第1被写体距離データ(
D、C)、 (D、++)を読み込む<#138〜14
1〉。
なお、このフローの動作は、<#136.137>のフ
ローとほぼ同じであるので、詳しい説明は省略する。右
第1被写体距離データ(DlR)の読込みか終了すれば
、エリアセレクト信号(AR3LR)を“H”レベルに
戻す。
以上の<#131−142>のフローが、第1のビーム
に対する動作である。以後、5つの測距用のビームの残
りの4つのビームを順次選択しなから、各ビームに対し
て左・中央・右の各被写体距離データを読み込む。なお
、この動作は、ビームセレクト信号(BMSLO)〜(
BMSL2)、エリアセレクト信号(AR3LL)、 
(AR3LC)、 (AR3LL)の組合せ、および、
読み込む被写体距離データが異なるたけで、前述した第
1のビームに対する動作と同一であるから、図示ならび
に説明を省略する。全ての被写体距離データの読込みが
完了すれば、元のルーチンにリターンする。
第29図のフローチャートは、メインルーチンの<#1
0>のステップでコールされる<<AF演算)のサブル
ーチンである。
このサブルーチンでは、実際に制御に用いる被写体距離
データを算出する。すなわち、測距用の5つのビームを
用いるのは、測距の精度を向上させるためであって、例
えば、以下に述べる実施例では、各測距エリア(FAL
 )、 (FAC)、 (FAR)ごとに5つづつ得た
被写体距離データのうちの最大値と最小値とを除くこと
で、測距用のビームが被写体の端縁に投射された場合等
に生じた不正確なデータによる悪影響を回避して、より
精度の向上が図れるようにし、残りの3つの被写体距離
データを平均化処理して制御被写体距離データを算出す
るようにしである。なお、それに替えて、5つの被写体
距離データを全て用いて平均化処理してもよいし、より
多くの測距用のビームを用いた場合には、ゾーンごとの
度数の最大のものを制御被写体距離データとしてもよい
さて、このサブルーチンがコールされると、まず、左測
距エリア(FAL)に対する演算を行なう<#20D。
すなわち、5つの左被写体距離データ(DIL)〜(D
SL)のうちの最大値を除きく#201(1)> 、次
に、最小値を除いた後<#201(2)>、残りの3つ
の左被写体距離データを平均化処理して左制御被写体距
離データ(DL)とする<#201(3)〉。続いて、
中央測距エリア(FAc )と右測距エリア(FAR)
についても同様の演算を行なってそれぞれの制御被写体
距離データ(DC)、 (DR)を求める<#202.
203>。なお、両ステップでの演算の内容は、<#2
0Dのステップと同様であるので、図示は省略する。
各制御被写体距離データ(DL )、 (DC)、 (
DR)か求められれば、それらを、APEX方式による
制御被写体距離値(DVL)、 (D、。)、(Dvの
に変換した後〈#204〉、元のルーチンにリターンす
る。なお、上述のAPEX変換は、予め設定されたゾー
ンデータに対するAPEX値の変換用テーブルを参照し
て行なわれるようになっている。
第30図のフローチャートは、メインルーチン<#ID
のステップでコールされる(AF演算)のサブルーチン
である。
このサブルーチンがコールされると、まず、フィルム感
度読取用接点対(DXI)〜(DX3)を介して、使用
フィルムのISO感度を読み取り〈#211〉、それを
APEX値に変換したフィルム感度値(Sv)をメモリ
にストアする<#212>。
次に、メモリ内の輝度値(B、V)、 (B5C)、 
(BvR)を、低輝度判別用の限界輝度値(Bvth)
と比較して、各測光エリア(PAL )、 (PAC)
、 (PAR)が低輝度か否かを判別し、その結果の組
合せ、すなわち、撮影画面(F、)内での被写体輝度の
分布情報に応して、先に第12図を用いて説明したケー
ス分けを行なう<1213〜218〉。すなわち、全て
の測光エリア(PAL)、 (PAC)、 (PAR)
が何れも低輝度の場合には(Casel)のフローへ、
右または左の何れか一方の測光エリア(PA、又はPA
L)のみが高輝度の場合には(Case2>>のフロー
または<<Ca5e2°)のフローへ、中央の測光エリ
ア(PAC)のみが高輝度の場合には(Case3)の
フローへ、左または右の何れか一方の測光エリア(PA
、又はPAR)のみか低輝度の場合には<<Ca s 
e 4>>のフローまたは(Ca5e2°)のフローへ
、中央の測光エリア(PA、)のみが低輝度の場合には
(Case5)のフローへ、全ての測光エリアか何れも
高輝度の場合には(Case6>>のフローへそれぞれ
進む。以下、ケース毎に説明する。
第30図の(AE演算)のフローチャートには、(il
:Ca5el>>のフローを併せて示しである。
このフローに入ると、ます、このケースでは3つの測光
エリア(PA、 )、 (PAC)、 (PAR)が何
れも低輝度であるから、左右のフラッシュ発光部(6A
)。
(6B)をともに発光すべく、左フラッシュモートフラ
グ(FMLF)と右フラッシュモートフラク(FMRF
)の両方をセットする<6220>。続いて、制御露出
値(Evctr)を求める<#22D。すなわち、各測
光エリア(PAL )、(PAc )、(PAR)ごと
の輝度値(BvL)、 (B、、C)、 (BvR)に
、それぞれ<#212>のステップでメモリにストアし
たフィルム感度値(Sv)を加えて露出値(E、L )
、 (Evc )、 (EvR)を求め<#22H1)
> 、次に、3つの露出値(EvL)。
(Evc )、 (E、=R)を平均化処理して制御露
出値(Evctr)とする<#221(2)> 。次に
、求められた制御露出値(Evctr)から、テーブル
を参照しても、制御シャツタスピー)”(TAE)を求
める<#222> 。次頁の表7に、制御露出値(Ev
ctr)と制御シャッタスピード(TAE)との対照テ
ーブルを示す。
表7 続いて、通常のフラッシュマチック方式によって、先に
得た被写体距離情報とフラッシュ発光部(6)の発光量
情報とから左右のフラッシュ発光部(6A)、 (6B
)に対応する各別の制御絞り値(Avctrt )、 
(AvctrR)を求めるサブルーチン(FM演算)を
コールしく#223> 、次に、撮影画面(F、)内で
の被写体までの距離の分布情報に応じてフラッシュ発光
部(6)を有効に作動制御するための補正を行なうサブ
ルーチン(FM補正)をコールする<6224>。これ
ら2つのサブルーチンについては後程詳述する。
続いて、サブルーチン(FM演算)において求められ、
サブルーチン<< F M補正)において上述の補正を
加えられて決定された左右それぞれの制御絞り値(Av
ctrL)、 (Avctrp )から、テーブルを参
照して、左右それぞれの制御トリがタイミング(TFM
L)、 (TFMR)を求める<#225>。次頁の表
8に、制御絞り値(Avctr)と制御トリカタイミン
グ(TFM)との対照テーブルを示す。
表8 その後、左右それぞれの制御トリガタイミンク(TFM
L )、 (TFMR)を、<6222>のステップで
決定された制御シャッタスピード(TAE)にシャッタ
か全開になるまでのタイムラフ(Td)を加えた時間と
比較し、制御トリガタイミング(TFM、)。
(TF、、!、)がシャッタの全開になるタイミングよ
りも大きい場合には、シャッタの全開状態でフラッシュ
発光させるべく、両制御トリガタイミング(TF−L)
、 (TFMR)を補正しく6226> 、その後、元
のルーチンにリターンする。
第31図には、<<Ca s e 2)>のフローを示
しである。このフローに入ると、まず、このケースでは
左測光エリア(PAR)と中央測光エリア(PAc)が
ともに低輝度であるから、左フラッシュ発光部(6A)
のみを発光すべく、左フラッシュモードフラグ(FML
P’)をセットする<#231>。続いて、制御露出値
(Evctr)を求める<#232>。
このケースでは、高輝度である右測光エリア(PAR)
に適した露出制御を行なえるようにする。
すなわち、右測光エリア(PAR)から得られた輝度値
(BVR)に、<#212>のステップでメモリにスト
アしたフィルム感度値(Sv)を加えて露出値(EvR
)を求め<#232(1)> 、次に、この露出値(E
vR)を制御露出値(Evctr)とする<#232(
2)>。
次に、求められた制御露出値(Evctr)から、第8
0頁の表7のテーブルを参照して、制御シャッタスピー
ド(TAE)を求める<#233>。
続いて、<<Ca5ein>と同様に、サブルーチン<
< F M演算)とサブルーチン<< F M補正)と
をコールしく#234,235> 、その後、得られた
左制御絞り値(AvctrL)から、第82頁の表8の
テーブルを参照して、左制御トリガタイミング(TFM
L)を求め<#236> 、さらに、(Casel)>
と同様に、この左制御トリガタイミング(TFML)の
補正を行なった後<1237> 、元のルーチンにリタ
ーンする。
なお、<<Ca s e 2’ >>については、全体
の流れは上述した<<Ca s e 2>>と同一であ
り、ただ、<#23Dのステップで右フラッシュモード
フラグ(FMRF)をセットすることと、<#232>
のステップで制御露出値(Evctr)を求めるのに右
輝度値(BvR)を用いることと、<#236.237
>のステップで右制御トリガタイミング(TFMR)を
対象とすることとの点が異なるだけであるので、図示な
らびに説明は省略する。
第32図には、(Case3)のフローを示しである。
このフローに入ると、まず、このケースでは左右の測光
エリア(PAL)、 (PAR)がともに低輝度である
から、左右のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)を
ともに発光すべく、左フラッシュモードフラグ(FML
P)と右フラッシュモートフラグ(FMRF)の両方を
セットする<#25L>。続いて、制御露出値(Evc
tr)を求める<#252>。このケースでは、高輝度
である中央測光エリア(PAC)に適した露出制御を行
なえるようにする。すなわち、中央測光エリア(PAc
)から得られた輝度値(B=c)に、<6212>のス
テップでメモリにストアしたフィルム感度値(Sv)を
加えて露出値(EvC)を求め<#252(1)> 、
次に、この露出値(EVC)を制御露出値(Evctr
)とする<#252(2)>。
次に、求められた制御露出値(Evctr)から、第8
0頁の表7のテーブルを参照して、制御シャッタスピー
ド(TAE)を求める<#253>。
続いて、<<Ca5el>>と同様に、サブルーチン<
< F M演算)とサブルーチン(FM補正)とをコー
ルしく#254,255> 、その後、得られた左右そ
れぞれの制御絞り値(AvctrL)、 (Avctr
++ )から、第82頁の表8のテーブルを参照して、
左右それぞれの制御トリガタイミング(TFI、IL 
)。
(TFMR)を求め〈#260〉、さらに(Casel
)と同様に、両制御トリガタイミンク(T□L)+(T
FMll)の補正を行なった後<#261> 、元のル
ーチンにリターンする。
第33図には、<<Ca5e4>>のフローを示しであ
る。このフローに入ると、まず、このケースでは左測光
エリア(PAL)のみが低輝度であるから、左フラッシ
ュ発光部(6A)のみを発光すべく、左フラッシュモー
ドフラグ(FMLF)をセットする<#27D 。続い
て、制御露出値(Evctr)を求める< #272>
。このケースでは、高輝度である中央測光エリア(PA
C)に適した露出制御を行なえるようにする。すなわち
、中央測光エリア(PAC)から得られた輝度値(B、
、C)に、<#212ンのステップでメモリにストアし
たフィルム感度値(Sv)を加えて露出値(E5.。)
を求め<#272(1)>、次に、この露出値(EVo
)を制御露出値(Evctr)とする<#272(2)
>。次に、求められた制御露出値(Evctr)から、
第80頁の表7のテーブルを参照して、制御シャッタス
ピード(TAE)を求める <#273>  。
続いて、<<Ca5el)と同様に、サブルーチン(F
M演算)とサブルーチン<<FM補正)とをコールしく
1274,275) 、その後、得られた左制御絞り値
(、Avctr、、)から、第82頁の表8のテーブル
を参照して、左制御トリガタイミング(TFML)を求
め<1276> 、さらに、(Casel)と同様に、
この左制御トリガタイミング(TFML)の補正を行な
った後<#277> 、元のルーチンにリターンする。
なお、<<Ca5e4’>>については、全体の流れは
上述した<<Ca5e4>>と同一であり、ただ、<#
27Dのステップで右フラッシュモードフラグ(FMR
F)をセットすることと、<#276゜277〉のステ
ップで布制御トリ力タイミング(TFヮ)を対象とする
こととの点が異なるだけであるので、図示ならひに説明
は省略する。
第34図には、<<Ca5e5)のフローと(Case
6>>のフローとを示しである。(Case5)のフロ
ーに入ると、まず、このケースでは中央測光エリア(P
Ac )のみが低輝度であるが、平均的な配光とするた
めに、左右のフラッシュ発光部(6A)、 (6B)を
ともに発光すべく、右フラッシュモードフラグ(FML
P)と右フラッシュモードフラグ(FIJ’tF)の両
方をセットする<1291>。
続いて、制御露出値(Evctr)を求める<#292
>。
このケースでは、高輝度である左右の測光エリア(PA
L )、 (PAR)に適した露出制御を行なえるよう
にする。すなわち、両側光エリア(PAL )、 (P
AR)から得られた輝度値(BvL)、 (BvR)に
、それぞれ<#212>のステップでメモリにストアし
たフィルム感度値(Sv)を加えて露出値(EvL)、
(E□)を求め<#292(1)> 、次に、この露出
値(EvL)。
(EVR)を制御露出値(Evctr)とする<#29
2(2)>。
次に、求められた制御露出値(Evctr)から、第8
0頁の表7のテーブルを参照して、制御シャッタスピー
ド(TAE)を求める<#293>。
続いて、(Casel)と同様に、サブルーチン(FM
演算)とサブルーチン(FM補正)とをコールしく#2
94,295> 、その後、得られた左右それぞれの制
御絞り値(AvctrL)、 (AvctrR)から、
第82頁の表8のテーブルを参照して、左右それぞれの
制御トリガタイミング(T、ML)。
(T==R)を求め<1296> 、さらに、(Cas
el)と同様に、両制御トリガタイミング(TFML)
(TF’=R)の補正を行なった後<#297> 、元
のルーチンにリターンする。
<<Ca s e 6>>のフローにおいては、このケ
ースか、3つの測光エリア(PAt、 )、 (PAc
 )、 (PAR)か何れも高輝度の撮影条件であるか
ら、基本的にはフラッシュ発光を行なわないか、中央測
光エリア(PAC)に位置する被写体が逆光状態にある
ときに、日中シンクロ撮影のために、左右のフラッシュ
発光部(6A)、 (6B)をともに発光させるように
しである。
すなわち、このフローに入ると、まず、中央輝度値(B
VC)を左右それぞれの輝度値(B、、L)。
(Bv、l)から減じて輝度差(△B、、L)、 (△
BvR)を求める<#301>。続いて、上述の両輝度
差(△B1.t、)、 (△BvR)がそれぞれ“3′
以上であるか否かを判別する<#302.303>。両
輝度差(△BvL)、 (△BvR)かともに“3”以
上であるとき、すなわち、中央測光エリア(PAc )
が、左測光エリア(PAL)および右測光エリア(PA
R)のそれぞれに対して何れもAPEX値で[3EV]
以上輝度が低い場合には、中央測光エリア(PAC)に
位置する被写体か逆光状態であると判断して、<#29
1>のステップに進み、先に述べた<<Ca5e5>>
と同様に、左右のフラッシュ発光部(6A)、 (6B
)をともに発光させる設定を行なって、元のルーチンに
リターンする。
<#302.303>のステップで、中央測光エリア(
PAC)か左測光エリア(PAL)または右測光エリア
CPAR)のうちの少なくとも一方に対してAPEX値
で[3EV]以上に低輝度ではないと判断された場合に
は、フラッシュ発光を行なわない定常光撮影のための設
定を行なう<#304>以下のフローに進む。
すなわち、各測光エリア(PAL )、 (PAC)、
 (PAR)ごとの輝度値(BvL)、 (13vc)
、 (B□)に、それぞれ<821.2>のステップで
メモリにストアしたフィルム感度値(Sv)を加えて露
出値(E、L)、 (Evc)。
(EVのを求め<#304(1)> 、次に、3つの露
出値(E、、L)、 (IEvc)、 (EVR)を平
均化処理して制御露出値(Evctr)とする<#30
4(2)> 。次に、求められた制御露出値(Evct
r)から、第80頁の表7のテーブルを参照して、制御
シャッタスピード(TAE)を求める<#305>。そ
の後、元のルーチンにリターンする。
なお、上述した実施例では(Casel>>から(Ca
se6>>にわたる一対のフラッシュ発光部(6A)、
 (6B)の使い分けを、撮影画面(F、)から得られ
る被写体情報に基づいて自動的に行う構成を説明したが
、それに替えて、手動操作によって複数のフラッシュ発
光部(6A)、 (6B)を使い分けてもよい。
第35図のフローチャートは、上述したサブルーチン(
AE演算)における各ケースのフローでコールされる(
FM演算)のサブルーチンである。
このサブルーチンがコールされると、まず、左フラッシ
ュモードフラグ(FMLF)をチエツクする<#31D
。左フラッシュモードフラグ(FMLF)がセットされ
ている場合にのみ、続いて、左フラッシュ発光部(6A
)の発光量に対応したAPEX方式による照度値(I、
L)に、フィルム感度値(Sv)を加算し、左測距エリ
ア(FA、)に位置する被写体に対する左制御被写体距
離値(DvL)を減じたものを、左制御絞り値(Avc
 trL)としてセットする<#312>。次に、右フ
ラッシュモードフラグ(FMRF’)をチエツクする<
#3]、3>。右フラッシュモードフラグ(FMRF)
がセットされている場合にのみ、続いて、右フラッシュ
発光部(6B)の発光量に対応したAPEX方式による
照度値(IVR)に、フィルム感度値(Sv)を加算し
、右測距エリア(FAR)に位置する被写体に対する右
制御被写体距離値(DVR)を減じたものを、右制御絞
り値(AvctrR)としてセットする<#314>。
その後、元のルーチンにリターンする。
第36図のフローチャートは、前述したサブルーチン(
AE演算)における各ケースのフローでコールされる(
 F M補正)のサブルーチンである。
(AE演算)のサブルーチンでは、先に述べたように、
撮影画面(Fp)内の被写体輝度の分布情報に応じて左
右のフラッシュ発光部(6A)。
(6B)を使い分けるものであることから、この(1’
FM演算)のサブルーチンでは、被写体までの距離の分
布情報も考慮して、中央に位置する被写体に対して露出
オーバーや露出アンダーになることを防止すべく、フラ
ッシュ発光のタイミングを規定するための制御絞り値(
AvctrR)に補正を加えるようにしである。すなわ
ち、左右の制御絞り値(AvctrL)、 CAvct
rR)は、それぞれ、<<FM演算)のサブルーチンに
おいて、左右の測距エリア(FAL )、 (FAR)
内に位置する被写体に対して適正な露出となるように決
定されたものであるから、中央測距エリア(FAC)に
位置する被写体までの距離情報を用いて、その中央被写
体がカメラに近い位置にあってフラッシュ光が強過ぎる
可能性がある場合には、発光絞りを小さくしてフラッシ
ュ光の影響か小さくなるように補正し、一方、中央被写
体がカメラから遠くてフラッシュ光が届かない可能性が
ある場合には、発光絞りを大きくしてフラッシュ光の影
響が大きくなるように補正するのである。
このサブルーチンがコールされると、まず、中央制御被
写体距離値(Dvc )を左右それぞれの制御被写体距
離値(D、、L)、 (DvR)から減じて距離差(△
DvL)、 (△D、、R)を求める<6321.32
2>。
次に、左右のフラッシュモードフラグ(FMLF)。
(FMRF)をチエツクする<#323.324>。
左右のフラッシュモードフラグ(FMLF)、 (FM
RF)か両方ともセットされている、すなわち左右のフ
ラッシュ発光部(6A)、(6B)を発光させるモード
である場合には、左右のフラッシュ補正量(AVKL)
、 (AvKR)を求める第1の補正量決定を行なう<
 #325>。
まず1、左フラッシュ補正量(AvKL)を決定する。
左距離差(△DvL)が“−1”よりも大きく“1”よ
りも小さい場合、すなわち、現在のまま左右のフラッシ
ュ発光部(6A)、 (6B)を発光させたとしても中
央撮影エリア(Fp。)の露出が適正露出に対してAP
EX値で[±I EV]の範囲にある場合には、大きく
露出オーバーになったり露出アンダーになることはない
ので、左フラッシュ補正量(A9KL)は“0”とする
<#325(1)(a)〉。左距離差(△DvL)が“
1”以上の場合、すなわち、現在のまま左右のフラッシ
ュ発光部(6A)、 (6B)を発光させると中央撮影
エリア(FpC)の露出は適正露出に対してAPEX値
で[I EV]以上となる露出オーバーの可能性かある
場合には、左フラッシュ発光部(6A)の発光による中
央撮影エリア(rpc)の露出を適正露出にすることで
両フラッシュ発光部(6A)、 (6B)の発光による
中央撮影エリア(FP。)の露出を[IEV3の露出オ
ーバーにとどめるために、左制御被写体距離値(DVL
)を用いて求めた左制御絞り値(Avctrt)を中央
制御被写体距離値(Dvc>に基づくものにするととも
に左フラッシュ発光部(6A)による中央撮影エリア(
Fpc)に対する照度が左撮影エリア(F、、)に対す
る照度の半分になることから、左フラッシュ補正量(A
VKL)は“△LL−1”とする<#325(1)(b
)>。左距離差(△D5.L)が“l”以下の場合、す
なわち、現在のまま左右のフラッシュ発光部(6A)、
 (6B)を発光させると中央撮影エリア(FP。)の
露出は適正露出に対してAPEX値で[−1EV]以下
となる露出アンダーの可能性がある場合には、発光絞り
を大きくし過ぎると左撮影工1ノア(FPL)に位置す
る被写体が露出オーバーになってしまうので、左撮影エ
リア(FPL)の露出がフィルムのラチチュードである
口±2EV]の範囲内でかつ最大となるように、左フラ
ッシュ補正量(AvKL)を“−2”とする<#325
(1)(c)>。
次に、右フラッシュ補正量(AvKR)を、上述した左
フラッシュ補正量(AvKL)の場合と同様の条件に基
づいて決定する<#325(2)>。
第40図および第41図に、この<#325>のステッ
プで決定された補正をグラフによって示す。
第40図のグラフは、ひとつのフラッシュ発光部(6A
又は6B)について示したものである。図中細い実線(
10)で示すものは、補正を行なわない場合にひとつの
フラッシュ発光部(6A又は6B)の発光で得られる中
央撮影エリア(Fpc)の輝度である。そして、図中太
い実線(*+)で示すものが、補正を行なった場合にひ
とつのフラッシュ発光部(6A又は6B)の発光で得ら
れる中央撮影エリア(Fp。)の輝度である。また、図
中−点鎖線(12)で示すものは、補正を行なった場合
のひとつのフラッシュ発光部(6A又は6B)の発光で
得られるそのフラッシュ発光部(6A又は6B)に対応
する撮影エリア(FPL又はFPR)の輝度である。
一方、第41図のグラフは、中央撮影エリア(Fpc)
について示したもので、図中太い実線(11)が、第4
0図に示したものと同様に、ひとつのフラッシュ発光部
(6A又は6B)の発光で得られる輝度を示しており、
図中破線(*’+)が、両方のフラッシュ発光部(6A
)、 (6B)の発光で得られる輝度を示している。
<#325>のステップで補正決定を行なった後、左右
それぞれの制御絞り値(Avctrt )、 (Avc
trp )に左右それぞれのフラッシュ補正量(A=’
Ki、)。
(Aや’KR)を加えたものを、新たな左右の制御絞り
値(AvctrL)、 (AvctrR)としだ後<#
326> 、元のルーチンにリターンする。
<#323.324>のステップで、左フラッシュモー
1〜フラグ(FMLF)のみがセットされている、すな
わち、左フラッシュ(6A)のみを発光させるモードで
あると判断された場合には、左フラッシュ補正量(Aい
、)のみを求める第2の補正量決定を行なう<#327
>。
この第2の補正量決定では、先の第1の補正量決定と同
一の露出結果か得られるようにしているが、発光させる
フラッシュ発光部(6)が片側だけであるので、補正量
決定のための条件ならびに左フラッシュ補正量(AvK
L)の具体的数値が異なっている。
すなわち、左距離差(△DVL)が“0”よりも大きく
 “2”よりも小さい場合、すなわち、現在のまま左フ
ラッシュ発光部(6A)を発光させたとしても中央撮影
エリア(Fpc)の露出か適正露出に対してAPEX値
でE±I EV]の範囲にある場合には、左フラッシュ
補正量(AVKL)は“0”とする<#327(a)>
 。左距離差(△D、L)が“2”以上の場合、すなわ
ち、現在のまま左フラッシュ発光部(6A)を発光させ
ると中央撮影エリア(FPC)の露出は適正露出に対し
てAPEX値で[lEV]以上となる露出オーバーの可
能性がある場合には、左フラッシュ発光部(6A)の発
光による中央撮影エリア(Fp。)の露出を[IEV]
の露出オーバーにとどめるために、左フラッシュ補正量
(AvKL)を“△DvL−2″とする<#327(b
)>。左距離差(△DV、)が“0“以下の場合、すな
わち、現在のまま左フラッシュ発光部(6A)を発光さ
せると中央撮影エリア(Fpc)の露出は適正露出に対
してAPEX値で[−1EV]以下となる露出アンダー
の可能性かある場合には、左フラッシュ補正量(AvK
L)を−2″とする<#327(c)>。
その後、左制御絞り値(AvctrL)に左フラッシュ
補正量(AVKL)を加えたものを、新たな左制御絞り
値(Avctrh)としだ後<#328> 、元のルー
チンにリターンする。
<#323.324>のステップで、左フラッシュモー
ドフラグ(FMLP)がセットされていない場合には、
右フラッシュモードフラグ(FMRF)のみがセットさ
れている、すなわち、右フラッシュ(6B)のみを発光
させるモードであると判断し、右フラッシュ補正量(A
や2□)のみを求める第3の補正量決定を行ない<#3
29> 、右制御絞り値(AvctrR)に右フラッシ
ュ補正量(A、、。、)を加えたものを、新たな右制御
絞り値(Avctrh)としだ後<#330> 、元の
ルーチンにリターンする。なお、<1329>のステッ
プでの第3の補正量決定は、第2の補正量決定と同様の
条件に基ついて行なうものであるから、説明は省略する
第42図に、<#327>のステップでの第2の補正量
決定と<#329>のステップでの第3の補正量決定と
による補正を、はぼ同一内容であるので纏めて示す。図
中細い実線(1o)で示すものは、補正を行なわない場
合にひとつのフラッシュ発光部(6A又は6B)の発光
で得られる中央撮影エリア(Fpc)の輝度である。そ
して、図中太い実線(13)で示すものか、補正を行な
った場合にひとつのフラッシュ発光部(6A又は6B)
の発光で得られる中央撮影エリア(F、。)の輝度であ
る。
また、図中−点鎖線(14)で示すものは、補正を行な
った場合のひとつのフラッシュ発光部(6A又は6B)
の発光で得られるそのフラッシュ発光部(6A又は6B
)に対応する撮影エリア(F、。
又はFPR)の輝度である。
第37図のフローチャートは、メインルーチンの<#1
4>のステップ及び<#18>のステップでコールされ
る<<FL充電)のサブルーチンである。
このサブルーチンがコールされると、まず、左フラッシ
ュモードフラグ(FMLP)をチエツクする<#33D
。左フラッシュモードフラグ(FMLP)がセットされ
ていれば、続いて第1の左充電モニタ信号(LIL)を
読み込み〈#332〉、この第1の左充電モニタ信号(
LIL)をチエツクして<#333>、“H”レベルで
未だフラッシュ発光が可能な充電レベルに達していない
と判断されれば、充電要求フラグ(CHGF)をセット
した後<1334>、<#335>のステップに進む。
< #33 Dのステップで左フラッシュモードフラグ
(FMLP)がセットされていない場合、ならびに、<
#333>のステップで第1の左充電モニタ信号(LI
L)か“L”レベルである場合には、それぞれ、引続く
ステップをスキップして、<#335>のステップに進
む。
< #335>のステップでは、右フラッシュモードフ
ラグ(FMRF)をチエツクする。右フラッシュモード
フラグ(FMRF)かセットされていれば、続いて第1
の右充電モニタ信号(LIR)を読み込み<#336>
 、この第1の右充電モニタ信号(LIR)をチエツク
して<#337>、“H”レベルで未だフラッシュ発光
か可能な充電レベルに達していないと判断されれば、充
電要求フラグ(CHGF)をセットした後<#338>
、<#339>のステップに進む。<#335>のステ
ップで右フラッシュモートフラグ(FMRF)がセット
されていない場合、ならびに、<#337>のステップ
で第1の右充電モニタ信号(LIR)が“L”レベルで
ある場合には、それそ゛れ、引続くステップをスキップ
して、<#339>のステップに進む。
<8339>のステップでは、充電要求フラグ(CHG
F)をチエツクする。充電要求フラグ(CHGF)がセ
ットされていなければ、充電の必要はないので、元のル
ーチンにリターンする。一方、充電要求フラグ(CHG
F)かセットされていれば、続いて、充電動作を開始す
べく、充電制御信号(CHCON)を“L”レベルにし
だ後〈#340〉、第2の充電モニタ信号(L2L)、
 (L2R)を読み込み〈#341〉、両信号(L2L
)、 (L2R)をチエツクする<#342.343>
。第2の充電モニタ信号(L2L)。
(L2R)の何れかが“L”レベルで、対応するメイン
コンデンサの何れかの充電電圧が充電停止レベルに達し
たと判断されれば、充電動作を停止すべく、充電制御信
号(CHCON)を“H”レベルにした後<#348>
 、元のルーチンにリターンする。
一方、<#342.343>のステップでのチエツクで
、何れの充電モニタ信号(L2L)、 (L2R)も“
H”レベルで、対応するメインコンデンサの充電電圧が
何れも充電停止レベルに達していないと判断されれば、
続いて、レリーズスイッチ(s2)の状態をチエツクす
る<#344>。レリーズスイッチ(S2)が開放され
ていれば、充電動作を継続すべく、<#340のステッ
プに戻る。一方、レリーズスイッチ(S2)が閉成され
ていれば、充電電圧が充電停止レベルに達するまで待た
ずに、発光可能レベルに達すれば早くレリーズ動作を開
始できるように、続いて、第1の充電モニタ信号(LI
L)、 (LIR)を読み込み<#345> 、両信号
(LIL)、 (LIR)をチエツクする<#346.
347>。第1の充電モニタ信号(LIL)、 (LI
R)の何れかか“L”レベルで、対応するメインコンデ
ンサの何れかの充電電圧が発光可能レベルに達したと判
断されるまでは、充電動作を継続すべく、<#34Dの
ステップに戻り、何れかのメインコンデンサの充電電圧
が発光可能レベルに達したと判断されれば、充電動作を
停止すべく、充電制御信号(CHCON)をH”レベル
にした後〈#348〉、元のルーチンにリターンする。
第38図のフローチャートは、メインルーチンの<#1
6>のステップでコールされる(レリーズ)のサブルー
チンである。
このサブルーチンがコールされると、まず、<#lO>
のステップでコールしたサブルーチン(AF演算)の結
果に基づいて、撮影レンズ(1)の可動部を合焦位置に
まで移動させる焦点調節動作を行なうサブルーチン(フ
ォーカシング)をコールする<#35D。このサブルー
チンにおける具体的な動作については、周知のことであ
り、本発明には直接関係しないことであるので、説明は
省略する。
このサブルーチン(フォーカシング)からりターンする
と、シャッタスピードを制御するための第1タイマを、
制御シャッタスピード(Tゎ)にセットする<#352
> o続いて、左フラッシュモートフラグ(FMLF)
がセットされていれは、左フラッシュ発光部(6A)に
対するトリガ制御用の第2タイマを、左用制御トリガタ
イミング(TFML)にセットしく#353,354>
 、さらに、右フラッシュモードフラグ(FMRF)が
セットされていれば、右フラッシュ発光部(6B)に対
するトリ力制御用の第3タイマを、有用制御トリカタイ
ミンク゛(TFMR)にセットする<#355.356
>。
続いて、シャッタを開動作させるべく、開信号(OPN
)を”H”レベルにしく8357>、“H”レベルのン
ヤッタモニタ信号(PI)の入力を待ち<#358> 
、シャッタモニタ信号(PI)か入力すれば前記3つの
タイマをスタートさせるとともにタイマ割込みを許可し
く#360> 、タイマ割込みを待機する<#36D。
タイマ割込みが生じると、どのタイマのタイムアツプで
生じたものかをチエツクする<#362゜364〉。第
3タイマかタイムアツプした場合には、右フラッシュ発
光部(6B)を発光させるべく、右トリ力信号(TRG
R)を“H”レベルにした後<#363> 、割込元、
すなわち<#36Dのステップにリターンする。第2タ
イマがタイムアツプした場合には、左フラッシュ発光部
(6A)を発光させるべく、左トリガ信号(TRGL)
を“H”レベルにした後<8365> 、割込元、すな
わち<8361>のステップにリターンする。上記の何
れのタイマのタイムアツプでもなければ第1タイマのタ
イムアツプが生じた場合であり、この場合には、シャッ
タを閉動作させるべく、開信号(OPN)を“L”レベ
ルにしく1366> 、その後、シャッタが閉鎖される
までの時間待機した後<6367>、元のルーチンにリ
ターンする。
第39図のフローチャートは、メインルーチンの<61
7>のステップでコールされる(巻上)のサブルーチン
である。
このサブルーチンかコールされると、まず、フィルムの
突張りを検出するための第4タイマを、通常1コマの巻
上げに要する時間よりも長い設定値(Tw)にセットす
る<#371>。続いて、フィルムを巻き上げるへく、
正転信号(NOR)を“L”レベルに、逆転信号(RE
V) ヲ“H”レベルにする<#372>。その後、コ
マカウントスイッチ(Ssp)の状態の変化の有無を検
出しく#373>、変化が生じればコマカウントをカウ
ントアツプ<#374> 、このコマカウンタの値をチ
エツクする<#375>。
コマカウンタの値か“8”よりも小さければ、続いて第
4タイマがタイムアツプしたか否かをチエツクしく#3
76> 、第4タイマがタイムアツプしてフィルムの突
張りが発生したと判断されれば、自動巻戻しを行なうサ
ブルーチン(巻戻)をコールする。このサブルーチンに
おける具体的な動作については、周知のことであり、本
発明に直接関係しないことであるので、説明は省略する
<1375>のステップでコマカウンタの値が“8″を
超えていてフィルムの1コマ分の巻上けが完了したと判
断されれば、ブレーキを掛けるべく、正転信号(NOR
)と逆転信号(REV)とをともに“L″レベルした後
<#377> 、フィルムの停止まで[100m5]待
ち<#378> 、正転信号(NOR)と逆転信号(R
EV)とをともに“H”レベルにして、フィルムモータ
(FM)の作動を停止した後<#379> 、フィルム
カウンタをカウントアツプして〈#380〉、元のルー
チンにリターンする。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によるカメラは、複数の
フラッシュ発光部を備え、それら複数のフラッシュ発光
部の発光を各別に制御するものであり、撮影条件等に応
じてそれらを使い分けることによって、撮影画面内の種
々の被写体に対して異なる露出を現出して、よりきめの
細かいフラッシュ光の制御を行なって、それぞれの被写
体に適した露出でのフラッシュ併用撮影を行なえるよう
になった。
特に、複数のフラッシュ発光部の使い分けを被写体情報
に基づいて自動的に行なうようにすれは、手数少なく、
またより正確に、かつ確実に、適正な露出でのフラッシ
ュ併用撮影を行なえて、−層有用である。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第42図は本発明によるカメラの実施例を
示し、第1図は正面図、第2図は垂直断面図、第3図は
水平断面図、第4図はフィルムの正面図、第5図は測光
部の断面図、第6図は測光部の基板の平面図、第7図は
受光部の断面図、第8図は測距原理の説明図、第9図は
投発部と受光部との正面図、第10図は撮影画面の正面
図、第11図はフラッシュ発光部の配光特性のグラフ、
第12図はフラッシュ発光部の制御形態を示す概略図、
第13図はファインダ視野の正面図、第14図(イ)、
(o)はそれぞれファインダ視野の表示形態を示す正面
図、第15図は水準器の概略構成図、第16図は電気回
路のブロック図、第17図は投光回路の回路図、第18
図は受光回路の回路図、第19図は被写体距離検出動作
のタイムチヤード、第20図は測光回路の回路図、第2
1図は測光動作のタイムチャート、第22図はフラッシ
ュ回路の回路図、第23図および第24図は充電動作の
タイムチャート、第25図はレリーズ動作のタイムチャ
ート、第26図ないし第39図はカメラの動作を示すフ
ローチャート、第40図ないし第42図は制御絞り補正
による露出の変化を示すグラフである。第43図ないし
第62図は別の実施例を示し、第43図はカメラ内の配
置の別の実施例を示す第2図に相当する垂直断面図、第
44図ないし第52図はそれぞれフラッシュ発光部の配
置の別の実施例を示す第1図に相当する正面図、第53
図ないし第57図はフラッシュ発光部の配光特性の別の
実施例を示す概略図、第58図および第59図は照射範
囲を示す概略図、第60図は水準器の別の実施例を示す
第15図に相当する概略構成図、第61図(イ)ないし
くヲ)は第60図に示す水準器の別の実施例による傾斜
表示の正面図、第62図(イ)ないしくヲ)は第61図
(イ)ないしくヲ)の表示がなされているときの水準器
の状態を示す概略図である。 (6)・・・・・・フラッシュ発光部、 (F、 )・
・・・・・撮影画面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数のフラッシュ発光部を内蔵し、それら複数のフ
    ラッシュ発光部の発光を各別に制御するためのフラッシ
    ュ制御手段を設けてあるカメラ。 2、前記複数のフラッシュ発光部が、撮影画面を分割し
    た複数の分割領域のうちの互いに異なる1つをそれぞれ
    の照射範囲とするものである請求項1記載のカメラ。 3、前記フラッシュ制御手段が、前記複数の分割領域か
    らの被写体情報に基づいて前記複数のフラッシュ発光部
    の発光を自動的に制御するものである請求項2記載のカ
    メラ。 4、前記被写体情報が、前記撮影画面内の被写体輝度の
    分布情報である請求項3記載のカメラ。 5、前記被写体情報が、前記撮影画面内の被写体までの
    距離の分布情報である請求項3記載のカメラ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5264914A (en) * 1990-03-02 1993-11-23 Hitachi Ltd Interference sensor and method utilizing extracted alliasing frequency components
US5453812A (en) * 1992-04-17 1995-09-26 Olympus Optical Co., Ltd. Strobe apparatus
JP2006323282A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Fujifilm Holdings Corp 撮影装置
JP2009265269A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Nikon Corp 撮影用照明装置、撮影装置
JP2010266604A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Canon Inc 撮像装置及びフラッシュ装置

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