JP2000214518A - 電子ビュ―ファインダ、一眼レフカメラ及び電子ビュ―ファインダと一眼レフカメラとからなるカメラシステム - Google Patents

電子ビュ―ファインダ、一眼レフカメラ及び電子ビュ―ファインダと一眼レフカメラとからなるカメラシステム

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JP2000214518A
JP2000214518A JP11013620A JP1362099A JP2000214518A JP 2000214518 A JP2000214518 A JP 2000214518A JP 11013620 A JP11013620 A JP 11013620A JP 1362099 A JP1362099 A JP 1362099A JP 2000214518 A JP2000214518 A JP 2000214518A
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flash
exposure
electronic viewfinder
lens reflex
reflex camera
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JP11013620A
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Masayasu Hirano
雅康 平野
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本撮影でのフラッシュ撮影画像をテスト撮影
で確認したフラッシュ撮影画像と同一の仕上がりにす
る。 【解決手段】 撮像装置Aで撮像されたファインダ内の
被写体像がモニタ装置Bに表示される。RAM308b
にはキャリブレーションモードで算出されたフィルム面
と撮像面との輝度比が記憶されている。STRスイッチで
フラッシュ撮影のテスト露光が指示されると、キセノン
管309を設定された発光量Gvcで発光して撮像装置A
の撮像が行われ、その撮像画像がモニタ装置Bに表示さ
れる。この表示画像を確認しつつ発光量を変化させてテ
スト露光を行い、適正な発光量Gvcが決定されると、R
AM308bに記憶された輝度比に基づいて本撮影時の
適正な発光量Gvfの当該発光量Gvcからの偏差量ΔGv
が設定され、本撮影では発光量Gvcを偏差量ΔGvで補
正した発光量Gvfでキセノン管309が発光される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一眼レフカメラのフ
ァインダに結像される被写体光像をCCD等の撮像素子
で撮像し、その撮像画像(静止画像)を表示装置に表示
することで、フィルムへの撮影画像と略同一の画像をモ
ニタすることのできる電子ビューファインダ、この電子
ビューファインダが通信可能に接続される一眼レフカメ
ラ及び互いに通信可能に接続された電子ビューファイン
ダと一眼レフカメラとからなるカメラシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムを用いたカメラは感光され
た撮影フィルムを記録紙にプリントしなければ、撮影写
真の仕上がり状態を見ることができないので、撮影者の
意図しない写真が出来上がることがあり、不便である。
特にフラッシュ撮影においては、撮影前にフラッシュ光
による照明を適正に設定することは困難であるので、照
明条件の異なるフラッシュ撮影を複数回行い、プリント
後に撮影者が意図した写真を選択しなければならないこ
とが多い。
【0003】このような問題を解決するため、従来、C
CD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を備え、
ファインダに結像される被写体光像を撮像する撮像装置
とこの撮像装置で撮像された画像を表示するLCD(Li
quid Crystal Display)等からなるモニタ装置とから構
成された電子ビューファインダが提案されている。
【0004】例えば特開平5−119369号公報に
は、一眼レフカメラのファインダ窓に撮像装置を取り付
けて使用する電子ビューファインダであって、フィルム
面における単位時間当りの露光量と撮像装置の撮像面に
おける単位時間当りの露光量との差を算出し、この露光
量の差を加味して撮像装置での露光を制御することによ
りフィルムへの撮影写真と同一の撮影条件で撮像された
画像をモニタ装置に表示することのできる電子ビューフ
ァインダが示されている。
【0005】この電子ビューファインダには強制発光ス
イッチが設けられ、この強制発光スイッチを操作するこ
とにより、フラッシュ撮影においても一眼レフカメラで
フラッシュ撮影したときの撮影状態を実際の撮影に先立
って電子ビューファインダで確認することができるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子ビュー
ファインダはファインダ機能に加えて、フィルムへの撮
影前に撮像装置で同一の被写体を撮像し、その撮像画像
(静止画像)をモニタ装置に表示することにより撮影写
真の仕上がり状態を事前に確認できる機能(以下、この
機能を撮影画像モニタ機能という。)を有している。電
子ビューファインダの撮影画像モニタ機能にあっては、
モニタ装置に表示される撮像画像(以下、モニタ画像と
いう。)がフィルムに撮影された写真と同一の仕上がり
状態を有するようにするには、フィルムへの撮影前に行
われる撮像装置での試験的な露光(以下、テスト露光と
いう)における撮像素子の露光量をフィルムの露光量と
略同一にする必要がある。
【0007】しかし、電子ビューファインダが一眼レフ
カメラと組み合わされた場合、フィルム面には撮影レン
ズの透過光が直接、照射されるのに対し、撮像装置の撮
像面にはファインダ光学系でファインダ窓に導かれた撮
影レンズからの透過光が照射されるので、ファインダ光
学系を透過する分、撮像面の照度はフィルム面の照度よ
り低下する。このため、カメラ側で設定された露出制御
値で撮像装置のテスト露光を制御しても撮像面の露光量
がフィルム面の露光量と異なり、撮影写真と同一の仕上
がり状態を有するモニタ画像は得られないことになる。
撮像装置側で独自に設定された露出制御値でテスト露光
を制御した場合も同様である。
【0008】従って、カメラ側で設定された露出制御値
にしろ、撮像装置側で設定された露出制御値にしろ、い
ずれを利用するにしても撮像面の明るさとフィルムの明
るさの差を加味して露出制御値を補正する必要がある。
【0009】上記特開平5−119369号公報には、
フィルム面における単位時間当りの露光量と撮像装置の
撮像面における単位時間当りの露光量との差を算出し、
この露光量の差を加味して撮像装置での露光を制御する
ことが示されているが、露光量の差を加味したテスト露
光における露出制御値の具体的な設定方法は開示されて
いない。
【0010】特にフラッシュ撮影においては、フラッシ
ュの発光量を制御してフィルム及び撮像素子への露光量
が制御されるが、上記公報には本撮影前にフラッシュを
強制発光させて撮像装置でテスト露光を行い、その撮像
画像をモニタ装置に表示する処理手順のみが開示され、
フィルム面と撮像面との明るさの差に基づくフラッシュ
撮影でのフラッシュ発光量の補正については何ら言及さ
れていない。
【0011】また、定常光撮影では、絞り及びシャッタ
スピードが露出制御ファクタとなり、AE機能を有する
ものでも比較的好適な露出制御値が自動設定されるの
で、電子ビューファインダはその露出制御値の適否をテ
スト露光で確認する機器としての意義が大きいが、フラ
ッシュ撮影ではフラッシュの発光量が露出制御ファクタ
となり、被写体距離に基づいてフラッシュの発光量が自
動設定されるものでも被写体の反射率やその他の反射物
等の条件により実際の被写体の照明状態は一定しないの
で、電子ビューファインダはフラッシュ撮影で設定され
たフラッシュの発光量の適否を確認するというよりは発
光量を変更しつつテスト露光を繰り返して撮影者が意図
するフラッシュの発光量を設定するための機器としての
意義が大きく、定常光撮影とフラッシュ撮影とで電子ビ
ューファインダに要求されるモニタ機能は相違する。
【0012】しかし、上記特開平5−119369号公
報にはフラッシュ撮影についても定常光撮影と同様にフ
ラッシュ撮影のモニタ機能についてのみ言及され、電子
ビューファインダで撮影画像をモニタしつつ適正なフラ
ッシュの発光量を設定する技術については触れられてお
らず、テスト露光で適正と確認されたフラッシュの発光
量からフィルム面と撮像面との輝度比を加味して本撮影
時の好適なフラッシュの発光量を設定する技術も何ら開
示されていない。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、撮影前にフラッシュ撮影の撮影画像をモニタし
つつ設定されたフラッシュの発光量をフィルム面と撮像
面との輝度比に基づいて補正することにより本撮影での
好適なフラッシュ発光量を設定することのできる電子ビ
ューファインダ、この電子ビューファインダと組み合わ
される一眼レフカメラ及び電子ビューファインダと一眼
レフカメラとからなるカメラシステムを提供するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一眼レフカメラのファインダ窓に着脱可能に取り付けら
れ、そのファインダ窓に導かれた被写体光像を撮像する
撮像手段と、上記撮像手段で撮像された画像を表示する
表示手段とを備えた電子ビューファインダにおいて、上
記撮像手段の撮像面の輝度を測光する測光手段と、上記
測光手段の測光対象と同一の被写体に対する上記一眼レ
フカメラの露出に関する情報が入力される入力手段と、
標準的な明るさの被写体に対して上記測光手段で測光さ
れた輝度と上記入力手段から入力される上記一眼レフカ
メラの露出に関する情報とに基づいて上記撮像手段の撮
像面の輝度とフィルム面の輝度との輝度比を演算する輝
度比演算手段と、上記輝度比演算手段で算出された輝度
比を記憶する記憶手段と、フラッシュ撮影を指示する指
示手段と、フラッシュ撮影が指示されると、上記輝度比
に基づいてフィルムへのフラッシュ撮影におけるフラッ
シュ発光量の撮像手段でのフラッシュ撮影におけるフラ
ッシュ発光量からの偏差量を演算する偏差量演算手段
と、上記偏差量演算手段で算出されたフラッシュ発光量
の偏差量を出力する出力手段とを備えたものである。
【0015】上記構成によれば、フラッシュ撮影が指示
されると、フラッシュを発光させて撮像手段により被写
体の静止画の撮像が行われ、その撮像画像が表示手段に
表示される。また、記憶手段に記憶された一眼レフカメ
ラのフィルム面の輝度と撮像手段の撮像面の輝度との輝
度比ΔBvに基づいてフィルムへのフラッシュ撮影(以
下、本撮影という。)におけるフラッシュ発光量Gvf
の撮像手段でのフラッシュ撮影(以下、テスト撮影とい
う。)におけるフラッシュ発光量Gvcの偏差量ΔGv
(=Gvf−Gvc)が演算され、その演算結果が出力
される。例えば表示手段に偏差量ΔGvが表示される。
【0016】また、請求項2記載の発明は、電子ビュー
ファインダにおいて、上記一眼レフカメラの露出に関す
る情報には少なくとも露出制御値とフィルム感度とが含
まれ、上記偏差量演算手段は、上記撮像手段でのフラッ
シュ撮影時の絞り値とフィルムへのフラッシュ撮影時の
絞り値との比ΔAvと、上記撮像手段の感度とフィルム
感度との比ΔSvとを演算し、その演算結果と上記輝度
比ΔBvとを加算した量をフラッシュ発光量の偏差量と
して算出するものである。
【0017】上記構成によれば、入力手段から少なくと
も一眼レフカメラでのフラッシュ撮影における露出制御
値(絞りAvf,シャッタスピードTvf)とフィルム
感度Svとが入力され、偏差量演算手段は、テスト撮影
での絞り値Avcと本撮影での絞り値Avfとの比ΔA
vと撮像手段の感度Svcとフィルム感度Svfとの比
ΔSvとを演算し、その演算結果を撮像手段の撮像面の
輝度とフィルム面の輝度との輝度比ΔBvに加算した量
(ΔBv+ΔAv+ΔSv)をフラッシュ発光量の偏差
量ΔGvとして算出する。
【0018】また、請求項3記載の発明は、上記電子ビ
ューファインダにおいて、更にキャリブレーションモー
ドを設定するモード設定手段を備え、上記輝度比は上記
キャリブレーションモードで演算されるものである。
【0019】上記構成によれば、キャリブレーションモ
ードにおいて、標準的な明るさの被写体に対して撮像手
段の撮像面の輝度が検出され、同モードにおいて、標準
的な明るさの被写体に対して一眼レフカメラで算出され
た露出制御値やフィルム感度等の露出に関する情報が入
力されると、この露出に関する情報と撮像面の輝度Bv
cとに基づいて一眼レフカメラのフィルム面と撮像手段
の撮像面との輝度比ΔBvが算出され、その算出結果が
記憶手段に記憶される。
【0020】また、請求項4記載の発明は、上記電子ビ
ューファインダにおいて、更にフィルムへのフラッシュ
撮影時の本発光モードと撮像手段でのフラッシュ撮影時
のテスト発光モードとを有し、かつ、両モードで閃光の
発光量がそれぞれ設定可能なフラッシュ発光手段と、一
方の発光モードでのフラッシュ撮影では、設定された発
光量に基づいて上記フラッシュ発光手段を発光させ、他
方の発光モードでのフラッシュ撮影では、設定された発
光量を上記偏差量演算手段で算出された偏差量で補正し
た発光量に基づいて上記フラッシュ発光手段を発光させ
る発光制御手段とを備えたものである。
【0021】上記構成によれば、フラッシュ撮影が指示
されると、フラッシュ発光手段をテスト発光モードで発
光してテスト撮影が行われる。テスト撮影では撮像手段
で被写体で静止画の撮像が行われ、その撮像画像が表示
手段に表示される。また、本撮影ではフラッシュ発光手
段が本発光モードで発光され、一眼レフカメラでフィル
ムへの露光が行われる。そして、両フラッシュ撮影にお
いて、一方の発光モードでは設定された発光量に基づい
てフラッシュ発光手段が発光され、他方の発光モードで
は設定された発光量を偏差量演算手段で算出された偏差
量で補正した発光量に基づいてフラッシュ発光手段が発
光される。
【0022】すなわち、フラッシュ発光手段に発光量が
設定されると、例えばテスト撮影で設定された発光量に
基づいてフラッシュ発光手段が発光され、本撮影で設定
された発光量を偏差量演算手段で算出された偏差量で補
正した発光量に基づいてフラッシュ発光手段が発光され
る。従って、テスト撮影で適正と判断された発光量が決
定されると、本撮影では一眼レフカメラのフィルム面の
輝度と撮像手段の撮像面の輝度との輝度比を加味した適
正な発光量でフラッシュ発光手段が発光される。
【0023】また、例えばテスト撮影で設定された発光
量を偏差量演算手段で算出された偏差量で補正した発光
量に基づいてフラッシュ発光手段が発光され、本撮影で
設定された発光量に基づいてフラッシュ発光手段が発光
される。従って、テスト撮影での撮像画像により本撮影
でのフィルムへの撮影写真の仕上がり状態を確認するこ
とができる。
【0024】また、請求項5記載の発明は、上記電子ビ
ューファインダにおいて、上記入力手段及び出力手段
は、上記一眼レフカメラが通信可能に接続される入出力
端子と、一眼レフカメラの露出に関する情報及びフラッ
シュ発光量の偏差量を通信により上記一眼レフカメラに
入出力するべく当該一眼レフカメラとの間で通信を行う
通信手段とからなるものである。
【0025】上記構成によれば、電子ビューファインダ
は一眼レフカメラとの間で一眼レフカメラの露出に関す
る情報及びフラッシュ発光量の偏差量の送受信を自動的
に行うことができる。
【0026】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の電子ビューファインダが通信可能に接続される一眼
レフカメラであって、閃光の発光量が設定可能なフラッ
シュ発光手段と、上記電子ビューファインダの入出力端
子に接続され、上記一眼レフカメラの露出に関する情報
及びフラッシュ発光量の偏差量が入出力される接続端子
と、一眼レフカメラの露出に関する情報及びフラッシュ
発光量の偏差量を上記電子ビューファインダに入出力す
るべく当該電子ビューファインダとの間で通信を行う通
信手段とからなる入出力手段と、フィルムへのフラッシ
ュ撮影時に、設定された発光量を上記電子ビューファイ
ンダから入力された偏差量で補正した発光量に基づいて
上記フラッシュ発光手段を発光させる発光制御手段とを
備えたものである。
【0027】上記構成によれば、一眼レフカメラは電子
ビューファインダとの間で当該一眼レフカメラの露出に
関する情報及びフラッシュ発光量の偏差量の送受信を自
動的に行うことができる。また、テスト撮影及び本撮影
では直接設定された発光量若しくは当該発光量を電子ビ
ューファインダから送信された偏差量で補正して発光量
に基づいてフラッシュ発光手段が発光される。
【0028】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の一眼レフカメラのファインダ窓に請求項5記載の電
子ビューファインダの撮像手段が着脱可能に取り付けら
れ、かつ、当該電子ビューファインダの入力手段及び出
力手段が上記一眼レフカメラの入出力手段に通信可能に
接続されてなるカメラシステムである。
【0029】上記構成によれば、一眼レフカメラと電子
ビューファインダとの間で通信より適宜のタイミングで
一眼レフカメラの露出に関する情報とフラッシュ発光量
の偏差量とが交信される。これにより一眼レフカメラの
露出に関する情報の電子ビューファインダへの入力及び
フラッシュ発光量の偏差量の一眼レフカメラへの入力の
手間がなくなる。
【0030】また、請求項8記載の発明は、請求項4記
載の電子ビューファインダにおいて、上記入力手段は、
上記一眼レフカメラが通信可能に接続される入力端子
と、一眼レフカメラの露出に関する情報を通信により上
記電子ビューファインダに入力するべく当該一眼レフカ
メラとの間で通信を行う通信手段とからなるものであ
る。
【0031】上記構成によれば、電子ビューファインダ
は一眼レフカメラから当該一眼レフカメラの露出に関す
る情報を通信により自動的に入力させることができる。
【0032】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の電子ビューファインダが通信可能に接続される一眼
レフカメラであって、上記電子ビューファインダの入力
端子に接続され、上記一眼レフカメラの露出に関する情
報が出力される接続端子と、一眼レフカメラの露出に関
する情報を上記電子ビューファインダに出力するべく当
該電子ビューファインダとの間で通信を行う通信手段と
からなる出力手段とを備えたものである。
【0033】上記構成によれば、一眼レフカメラは電子
ビューファインダに当該一眼レフカメラの露出に関する
情報を通信により自動的に出力させることができる。
【0034】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載の一眼レフカメラのファインダ窓に請求項9記載の
電子ビューファインダの撮像手段が着脱可能に取り付け
られ、かつ、当該電子ビューファインダの入力手段が上
記一眼レフカメラの出力手段に通信可能に接続されてな
るカメラシステムである。
【0035】上記構成によれば、一眼レフカメラから電
子ビューファインダに通信より適宜のタイミングで一眼
レフカメラの露出に関する情報が入力される。これによ
り一眼レフカメラの露出に関する情報の電子ビューファ
インダへの入力の手間がなくなる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電子ビュー
ファインダの第1の実施形態の構成を示す斜視図であ
る。図2,図3は、同電子ビューファインダを一眼レフ
カメラに取り付けた状態を示す正面図と背面図とであ
り、図4は、一眼レフカメラの電子ビューファインダを
取り付ける取付部の構造を示す要部斜視図である。
【0037】電子ビューファイダ1は一眼レフカメラ5
(以下、カメラ5と略称する。)のファインダとして機
能する外、撮影に先立ち、フィルムの露出条件と略同一
の露出条件で撮像した静止画像(以下、モニタ画像とい
う。)をLCD表示部301に表示することにより写真
の仕上がり具合を撮影前に確認することができる機能を
有している。この写真の仕上がり具合の確認機能の詳細
は後述する。
【0038】電子ビューファインダ1は互いにケーブル
4で電気的に接続された撮像装置2とモニタ装置3とか
ら構成されている。
【0039】撮像装置2は横長の立方体形状を成し、前
面の略中央にファインダ内の被写体光像を撮像面に結像
させるレンズ201が設けられている。前面の上及び左
右の周縁部には撮像装置2をカメラ5のファインダ窓に
設けられた接眼枠部8(図4参照)に装着するための所
定厚のレール203,204が形成されている。接眼枠
部8にはその左右両側面に平行な溝801,802が形
成されており、この溝801,802に撮像装置2の前
面に形成されたレール203,204をそれぞれ嵌合さ
せることにより撮像装置2がファインダ窓に取り付けら
れる(図3参照)。
【0040】モニタ装置3は縦長の立方体形状を成し、
前面の上部にフラッシュ307が設けられ、前面の下部
適所に調光窓31が設けられている。調光窓31はフラ
ッシュ307の発光量を制御するため、当該フラッシュ
307から投射されたフラッシュ光の被写体からの反射
光を受光する窓で、この調光窓31の奥に図略の調光セ
ンサが設けられている。
【0041】また、背面の上部に撮像装置2で撮像され
た画像を表示するカラー液晶ディスプレイ(LCD)か
らなる表示部301(以下、LCD表示部301とい
う。)が設けられ、その下部に複数個の操作スイッチか
らなる操作部302と電源表示303とが設けられてい
る(図3参照)。なお、表示部301はLCD以外のプ
ラズマ表示パネルやELパネル等の電子ディスプレイデ
バイスで構成してもよい。
【0042】また、操作部302には電源スイッチ30
2a,CAL.SETスイッチ302b,MRスイッチ
302c,TRスイッチ302d,SELスイッチ30
2e,アップスイッチ302f,ダウンスイッチ302
gが設けられている。なお、SELスイッチ302e及
びアップ/ダウンスイッチ302f,302gは、後述
するようにカメラ5側の露出制御に関する情報(露出制
御値(シャッタスピード,絞り値)、フィルム感度、開
放絞り値など。以下、露出関連情報という。)を電子ビ
ューファインダ1に手動入力するためのものである。
【0043】モニタ装置3に露出関連情報の手動入力用
のスイッチを設けているのは、モニタ装置3が通信可能
に装着できないカメラ5の機種に対しても利用できるよ
うにするためである。電子ビューファインダ1は、後述
するように露出関連情報を通信により入力できるように
なっており、カメラ5に通信可能に装着されている場合
は、カメラ5から露出関連情報が電子ビューファインダ
1に自動的に送信されるので、露出関連情報を手動入力
する必要はない。
【0044】電源スイッチ302aは電子ビューファイ
ンダ1の電源を投入するためのスイッチである。電源ス
イッチ302aはプッシュスイッチからなり、押込毎に
ON(電源投入)とOFF(電源切断)とが交互に切り
換えられる。電源表示303はLEDにより行われ、電
源ONで点灯する。
【0045】CAL.SETスイッチ302bはキャリ
ブレーションモードを設定するためのスイッチである。
キャリブレーションモードは電子ビューファインダ1を
カメラ5に装着してフィルムへの撮影画像の撮影前モニ
タが可能なカメラシステムを構成した場合、当該カメラ
システムにおけるカメラ5のフィルム面の輝度と撮像装
置2の撮像面の輝度との輝度比ΔBv(アペックス値)
を算出し、その輝度比ΔBvをメモリに記憶するための
モードである。このキャリブレーションモードの動作に
ついては後述する。CAL.SETスイッチ302bは
プッシュスイッチからなり、押込毎にON(モード設
定)とOFF(モード解除)とが交互に切り換えられ
る。
【0046】なお、輝度比ΔBvは同一の被写体の光像
をフィルム面と撮像装置2の撮像面とに結像した場合の
光路の相違に基づくフィルム面と撮像面との明るさの差
に相当し、後述するようにLCD表示部301に表示さ
れるモニタ画像の仕上がり具合をフィルムへの撮影写真
と略同一にするための当該モニタ画像取込時の露光量を
設定する際に必要な情報である。
【0047】本実施の形態では、電子ビューファインダ
1が色々な機種のカメラ5に装着され、被写体光像をフ
ィルム面に導く光学系と同被写体光像を撮像装置2の撮
像面に導く光学系との相違に基づく輝度比ΔBvがカメ
ラ5の機種によって変化するので、モニタ装置3にキャ
リブレーションモードを設け、電子ビューファインダ1
とカメラ5とを組合わせてモニタ画像の確認が可能なカ
メラシステムが構成されたとき、当該カメラシステムの
輝度比ΔBvを個別に設定することができるようにして
いる。しかし、推奨するカメラシステムを予め設定し、
そのカメラシステムに適用されるカメラ5に対する輝度
比ΔBvを予め算出して電子ビューファインダ1のモニ
タ装置3のメモリにディフォルト値として記憶するよう
にしてもよい。このようにしておけば、ユーザーがカメ
ラ5の推奨機種と電子ビューファインダ1とを組み合わ
せてカメラシステムを構成する場合はキャリブレーショ
ンモードで輝度比ΔBvを設定する手間が省けて操作性
が向上する。
【0048】SELスイッチ302eはカメラ5側の露
出制御値(シャッタスピードTvf,絞りAvf)、開
放絞り値Avo及びフィルム感度Svfの情報を電子ビ
ューファインダ1に手動入力するための項目選択スイッ
チである。SELスイッチ302eを押込毎にシャッタ
スピードTvf(秒),絞り値Avf(アペックス
値),開放絞り値Avo(アペックス値),フィルム感
度Svf(ISO値)の各項目がサイクリックに変更さ
れる。また、各項目に対する具体的な数値の入力は予め
設定された複数個の数値の中から所望の数値を選択する
ことにより行われる。この数値の選択はアップスイッチ
302f又はダウンスイッチ302gを用いて行われ、
例えばシャッタスピードTvfは1/30〜1/800
0〔秒〕の範囲で選択可能になされ、アップスイッチ3
02fを操作する毎に数値が昇順方向(1/30→1/60→1/
125→…1/4000→1/8000→1/30)に変更され、ダウンス
イッチ302gを操作する毎に数値が降順方向(1/8000
→1/4000→1/2000→…1/600→1/30→1/8000)に変更さ
れる。
【0049】選択された項目及び数値はLCD表示部3
01に表示され、例えばシャッタスピードTvfが選択
されると、図5に示す表示内容のうち、「SS XXX
X」(但し、XXXXは数値)の表示がLCD表示部3
01に行われる。数値「XXX」Xはアップスイッチ3
02f又はダウンスイッチ302gの操作により変化
し、LCD表示部301に表示させた数値が設定値とな
る。
【0050】なお、絞り値AvfはF1.2〜F64の
範囲で、また、開放絞り値AvoはF1.2〜F8の範
囲で所定の数値が選択可能になされ、フィルム感度Sv
fは12〜6400の範囲で所定の数値が選択可能にな
されている。また、絞り値Avfが選択されると、表示
301に「F X.X](但し、X.Xは数値)の表示
がなされ、絞り値Avoが選択されると、表示301に
「Fo X.X](但し、X.Xは数値)の表示がなさ
れ、フィルム感度Svfが選択されると、表示301に
「ISO XXXX」(但し、XXXXは数値)の表示
がなされる。
【0051】キャリブレーションモードにおいて、SE
Lスイッチ302eが操作されると、カメラ5側の露出
関連情報の入力モードになり、SELスイッチ302e
が操作される毎に入力項目と設定値とがLCD表示部3
01に表示される。各入力項目の情報は輝度比ΔBvの
算出に使用される。また、モニタ装置3のLCD表示部
301に撮像装置2で撮像された動画が表示されている
モード(以下、ファインダモードという。)においても
SELスイッチ302eが操作されると、カメラ5側の
露出関連情報の入力モードになり、SELスイッチ30
2eが操作される毎に入力項目と設定値とがLCD表示
部301に表示される。各入力項目の情報は撮影前にフ
ィルムへの撮影画像をモニタするために撮像装置2で試
験的に行われる露光(以下、この露光をテスト露光とい
う。)の際の露出制御値(電子ビューファインダでの露
出制御値)を設定する際に使用される。
【0052】MRスイッチ302cはテスト露光で撮像
装置2により取り込まれ、モニタ装置3内のメモリに記
憶されたモニタ画像を当該メモリから読み出してLCD
表示部301に表示させるための操作部材である。な
お、モニタ画像の再生においてはフィルムの露出条件
(フラッシュ発光量の補正値ΔGv、シャッタスピード
Tvf,絞り値Avf等)もLCD表示301に表示さ
れる。モニタ画像の表示処理については後述する。
【0053】上述した操作部302のCAL.SETス
イッチ302b〜ダウンスイッチ302gの各スイッチ
の機能とその操作に基づくLCD表示部301への表示
内容との関係を図6に示す。
【0054】同図において、「N.DSP」はファイン
ダモードにおける各スイッチの機能とその表示内容を示
している。「N.DSP」における「NON DSP&
IN」は露出関連情報を入力することができない状態で
あり、モニタ装置3が電子ビューファインダ(EVF)
としてのみ動作している状態である。また、「CAL.
MODE」はキャリブレーションモードにおける各スイ
ッチの機能とその表示内容を示し、「M.R.MOD
E」はモニタ画像をLCD表示部301に表示するモー
ドにおける各スイッチの機能とその表示内容を示してい
る。
【0055】また、同図において、「CAL.SE
T」、「MR」及び「TR」はそれぞれCAL.SET
スイッチ302b、MRスイッチ302c、TRスイッ
チ302dを操作することを示し、「SEL」、「▲」
及び「▼」はそれぞれSELスイッチ302e、アップ
スイッチ302f、ダウンスイッチ302gを操作する
ことを示している。
【0056】図6に示すように、ファインダモードにお
いて、CAL.SETスイッチ302bが押されると、
キャリブレーションモードが設定される。また、ファイ
ンダモードにおいて、カメラ5の露出関連情報が入力さ
れた後、TRスイッチ302dが押されると、テスト露
光が行なわれ、撮像装置2で撮像されたモニタ画像がモ
ニタ装置3のLCDD表示部301に所定の時間だけ表
示される。このテスト露光において、被写体が低輝度の
ときは、自動的にフラッシュ307が発光され、フラッ
シュ撮影したモニタ画像がLCD表示部301に表示さ
れる。モニタ画像はテスト露光直後にLCD表示部30
1に表示されるが、その後はMRスイッチ302cを押
すことによりLCD表示301に表示させることができ
る。
【0057】図1に戻り、モニタ装置3の底面の略中央
に当該モニタ装置3をカメラ5のシュー部9(図4参
照)に取り付けるための取付部304が形成されてい
る。シュ−部9は中央にガイド溝901を有し、そのガ
イド溝901の底面に長手方向に所定のピッチで配列さ
れた複数の接点904が設けられている。また、ガイド
溝901の両側に平行に断面L字形のシュー溝902,
903が穿設されている。取付部304は中央に幅方向
に伸びる端子台305aを有し、この端子台305aの
上面に複数の接続端子306が突設されている。また、
端子台305aの両側には幅方向に伸びる断面L字状の
突片を突設してなるレール305b,305cが設けら
れている。
【0058】モニタ装置3はレール305b,305c
をシュー溝902,903にそれぞれ嵌合させることに
よりカメラ5に取り付けられる(図2,図3参照)。こ
のとき、端子台305aがガイド溝901に嵌入し、モ
ニタ装置3側の接続端子306とカメラ5側の接点90
1とが接触してモニタ装置3とカメラ5とは通信可能に
接続される。
【0059】なお、両レール305b,305cの先端
(背面側の先端)は内側に屈曲させてU字状に連続さ
れ、取付部304をシュー部9にスライドさせて装着し
た際、この連続部分がストッパとなってモニタ装置3が
カメラ5のシュー部9の所定位置(モニタ装置3側の接
続端子306とカメラ5側の接点901とが接触する位
置)に固定される。
【0060】カメラ5はカメラ本体6と交換レンズ7と
から構成されている。交換レンズ7はカメラ本体6の前
面の略中央に設けられたレンズ装着部601に着脱可能
に取り付けられている。カメラ本体6の上面の背面から
見て右側部にシャッタボタン602が設けられている。
また、図示はしないが、カメラ本体6の上面適所に露出
条件に関する各種の情報(撮影モード、露出補正値、フ
ィルム感度、セルフタイマー撮影、連写等の情報)を入
力するためのスイッチ類が設けられている。
【0061】図7は、電子ビューファインダ1が取り付
けられたカメラ5の光学系の概略構成を示す図である。
【0062】交換レンズ7の鏡胴内には複数枚のレンズ
群701が光軸方向に移動可能に配設され、レンズ群7
01の内部に絞り702が組み込まれている。カメラ本
体6の裏蓋の内側面であって交換レンズ7の光軸が入力
する位置にフィルムFの露光位置が設けられ、このフィ
ルムFとレンズ群701との間に45°に傾斜させてハ
ーフミラー(中心位置でのみ光を透過するミラー)から
なるメインミラー14が上方に回動可能に設けられてい
る。
【0063】メインミラー14の背面の略中央に透過光
を下方向に全反射するサブミラー15が取り付けられ、
このサブミラー15の下方位置であってフィルムFの露
光位置と等価な位置にフィルム面の輝度を測光する受光
素子16が配設されている。この受光素子16(以下、
測光センサ16という。)は、例えばSPD(Silicon
Photo Diode)等で構成されている。
【0064】また、メインミラー14の上方位置であっ
てフィルム面と等価な位置にフレネルピント板13が配
設され、その上方位置に当該フレネルピント板13に結
像された被写体光像を正立正像に反転してファインダ窓
のアイポイントに導くコンデンサレンズ12とペンタプ
リズム11とがこの順に配置されている。また、ペンタ
プリズム11とファインダ窓との間には当該ペンタプリ
ズム11により導かれた正立正像の被写体光像を拡大す
る接眼レンズ10が配設されている。
【0065】そして、接眼レンズ10〜メインミラー1
4によりカメラ1のファインダ光学系が構成されてい
る。すなわち、交換レンズ7のレンズ群701を透過し
た被写体光像はメインミラー14で上方に反射され、フ
レネルピント板13のピント面に左右逆像として結像さ
れる。この光像はフレネルピント板13のフレネルレン
ズとコンデンサレンズ12とにより集光されてペンタプ
リズム11に導かれ、当該ペンタプリズム11で正立正
像に反転されたのち、接眼レンズ10で拡大されてファ
インダ窓のアイポイントに出射される。
【0066】撮像装置2内には被写体光像を撮像面に結
像するレンズ201と被写体光像を画像信号に光電変換
して取り込むエリアセンサ202とこのエリアセンサ2
02の駆動を制御するCCD制御部203とが設けられ
ている。エリアセンサ202は、例えばベイヤー方式の
単板式カラーCCDエリアセンサで構成されている。エ
リアセンサ202(以下、CCD202という)は撮像
画像をR(赤),G(緑),B(青)の色成分に分離し
てモニタ装置3に出力する。
【0067】モニタ装置3内にはLCD表示部301、
フラッシュ307を構成するキセノン管309、このキ
セノン管309の発光を制御するフラッシュ回路310
及びモニタ装置3の動作を制御する制御部308が設け
られている。
【0068】図8は、電子ビューファインダが取り付け
られたカメラの回路ブロック図である。また、図9は、
フラッシュ回路310の具体回路の一例を示す図であ
る。
【0069】図8において、ブロックA,B,C,Dは
それぞれ撮像装置2、モニタ装置3、カメラ本体6及び
交換レンズ7内の回路構成であることを示している。各
ブロック内で図1〜図7で示した部材と同一部材には同
一の番号を付している。
【0070】ブロックAにおいて、CCD制御部203
はCCD202の駆動を制御するとともに、CCD20
2で撮像された画像信号(アナログ信号)に所定の信号
処理を施して出力するものである。CCD制御部203
はモニタ装置3内のタイミング制御回路から入力される
タイミング信号(クロック)に基づいてCCD202の
駆動を制御する。
【0071】ブロックB内において、フラッシュ回路3
10はキセノン管309の発光を制御する回路である。
フラッシュ回路310には電源電池E1が供給され、フ
ラッシュ回路310の駆動はCPU308により制御さ
れる。
【0072】フラッシュ回路310は図9に示す回路構
成を有している。同図において、昇圧回路310aは電
源電圧E1を所定の充電電圧に昇圧してメインコンデン
サCMに供給するものである。昇圧回路310aはDC
−DCコンバータからなり、昇圧動作はCPU308に
より制御される。メインコンデンサCMはキセノン管3
09を発光させるための放電電荷を蓄積するものであ
る。
【0073】ダイオードDは充電時にメインコンデンサ
Mから昇圧回路310aに充電電流が逆流するのを阻
止するための整流素子である。トランスT、抵抗R、コ
ンデンサC及びIGBT(Insulated Gate Bipolar Tra
nsistor)からなるスイッチ素子で構成された回路はキ
セノン管309の発光と発光停止とを行うための回路で
ある。IGBTのベースには発光制御回路310aから
発光開始信号(ハイレベル信号)と発光停止信号(ロー
レベル信号)とが入力されるようになっている。
【0074】また、発光制御回路310bはキセノン管
309の発光量を制御するものである。発光制御回路3
10bは、フィルムへの露光(以下、この露光を本撮影
という。)の時にはCPU308から入力されるガイド
ナンバーGvに基づいて本撮影時の調光レベル(すなわ
ち、発光量のレベル)を設定し、その調光レベルを調光
回路の構成要素であるコンパレータ310dの反転入力
端子に入力する。また、テスト露光時にはCPU308
から入力されるガイドナンバーの補正値ΔGvに基づい
てテス露光時の調光レベルを設定し、その調光レベルを
コンパレータ310dの反転入力端子に入力する。更に
発光制御回路310bはCPU308から入力される本
発光開始信号又はテスト発光開始信号に基づいてIBG
Tに発光開始信号を出力することによりキセノン管30
9の発光タイミングを制御するとともに、コンパレータ
310dから入力される調光信号に基づいてIGBTに
発光停止信号を出力することにより発光停止タイミング
を制御する。
【0075】受光素子Dhは上述の調光窓31を臨む位
置に設けられた調光センサに相当し、フラッシュ光の被
写体からの反射光を受光し、電流に光電変換して出力す
るものである。光量積分回路310cは受光素子Dhか
ら出力される電流を積分することにより等価的に受光量
を積算し、その積算値を電圧に変換して出力する回路で
ある。この出力電圧はコンパレータ310dの非反転入
力端子に入力される。コンパレータ310dは光量積分
回路310cから出力される電圧と調光レベルとを比較
し、受光量が所定の調光レベルに達すると、発光を強制
停止させるための調光信号を出力する回路である。そし
て、受光素子Dh、光量積分回路310c及びコンパレ
ータ310dにより調光回路が構成されている。
【0076】図9に示すフラッシュ回路310において
は、IGBTをオフ状態にして昇圧回路310aを駆動
することによりメインコンデンサCMの充電が行われ
る。昇圧回路310から充電電流が出力されると、この
充電電流によりメインコンデンサCMが充電される。ま
た、充電電流の一部がコンデンサC、抵抗R及びトラン
スTの二次巻線の直列回路を流れてコンデンサCが図の
極性に充電され、これにより発光可能状態となる。
【0077】発光制御回路310bからIGBTに発光
開始信号(ハイレベル信号)が入力されると、コンデン
サCの蓄積電荷がIGBT及びトランスTの二次巻線を
介して放電され、これによりトランスTの一次巻線に数
kVの高電圧が誘起されてキセノン管309のトリガー
端子に印加される。このとき、キセノン管309はIG
BTを介して放電経路が構成されているので、トリガー
端子に印加された高電圧によりメインコンデンサCM
蓄積された電荷がキセノン管309及びIGBTを介し
て放電され、これにより閃光が発光される。
【0078】また、キセノン管309の発光と同時に調
光回路の調光動作が開始され(すなわち、光量積分回路
310cの積分動作が開始され)、調光回路から発光制
御回路310bに調光信号が入力されると、これに応答
して発光制御回路310bからIGBTに発光停止信号
が入力され、これによりIBGTがオフ状態に変化して
(すなわち、キセノン管309及びIGBTの放電経路
が遮断されて)発光が強制的に停止される。
【0079】図8に戻り、A/D変換回路311は撮像
装置2からケーブル4を介して入力された画像信号をデ
ジタル信号に変換するものである。また、映像信号処理
回路312は画像信号に所定の信号処理(黒補正、ホワ
イトバランス、γ補正等の信号処理)を行うものであ
る。A/D変換回路311及び映像信号処理回路312
はタイミング制御回路315から入力されるタイミング
信号に基づいて画像信号(CCD202の各画素で受光
された信号)のA/D変換及び信号処理を行う。表示メ
モリ313は信号処理が行われたデジタル画像信号(以
下、画像データという。)を一時、記憶するメモリであ
る。また、LCDドライバ314はLCD表示部301
の駆動を制御するものである。LCDドライバ314は
表示メモリ313から入力される画像データに基づいて
LCD表示部301の各画素の発光を制御することによ
り当該表示メモリ313に記憶された撮影画像をLCD
表示部301に表示させる。
【0080】タイミング制御回路315はCCD20
2、A/D変換回路311及び映像信号処理回路312
に対する信号処理のタイミングを制御するためのタイミ
ング信号を生成する回路である。スイッチ回路316は
撮像装置2への電源供給を制御するためのスイッチであ
る。スイッチ回路316のON/OFFは制御部308
により制御され、スイッチ回路316がオンになると、
モニタ装置3内の電源電池E1からケーブル4を介して
撮像装置2側に電源が供給される。
【0081】制御部308はモニタ装置3内の各回路ブ
ロックの動作を集中制御する制御部である。制御部30
8(以下、CPU308という。)はマイクロコンピュ
ータから構成されている。CPU308はROM308
aとRAM308bとを有し、ROM308aには制御
プログラムと初期データが記憶されている。上述した輝
度比ΔBvのディフォルト値もROM308aに記憶さ
れている。また、RAM308bにはCPU308が制
御プログラムに従って所定の処理を行う際に必要なデー
タ(ROM308aから読み出されたプログラムデータ
や初期データ、スイッチ群317により設定され、ある
いは可能な場合はカメラ本体6から通信により入力され
たカメラ5側の露出制御に関するデータ(Tvf,Av
f,Avo,Avf等)が記憶される。
【0082】本実施の形態ではモニタ装置3が通信可能
にカメラ本体6に装着されるので、カメラ本体6から露
出条件に関するデータが入力されると、そのデータはR
AM308bに記憶される。
【0083】スイッチ群317は操作部302に設けら
れたスイッチ群に相当するものである。スイッチ群31
7内のスイッチSM,SCAL,SMR,STR,SSEL
UP,SDOWNはそれぞれ操作部302の電源スイッチ3
02a,CAL.SETスイッチ302b,MRスイッ
チ302c,TRスイッチ302d,SETスイッチ3
02e,アップスイッチ302f,ダウンスイッチ30
2fに対応している。スイッチ群317からCPU30
8に操作部302の各スイッチ302a〜302gの操
作信号が入力される。また、コネクタ17は接続端子3
06と接点904とからなる接続部に相当するものであ
る。
【0084】ブロックC内において、制御部609はカ
メラ5内の回路及びアクチュエータを集中的に制御して
撮影動作を制御するものであり、マイクロコンピュータ
から構成されている。スイッチ群603はシャッタボタ
ン601等の操作部材の操作信号を制御部609(以
下、CPU609という。)に入力するものである。ス
イッチ群603内のSMスイッチはカメラ本体6に設け
られた電源スイッチである。S1スイッチ,S2スイッ
チはそれぞれシャッタボタン601の半押操作と全押操
作とを検出するスイッチである。また、S+/-スイッチ
は露出制御値Evfを補正するための露出補正スイッチ
(図略)の操作を検出するスイッチである。これらのス
イッチの検出信号はCPU609に入力される。なお、
CPU609で算出された適正露出Evf(アペックス
値)に対して操作者が露出補正スイッチを操作して補正
値ΔEvf(アペックス値)を入力すると、その補正値
ΔEvfはCPU609を介してモニタ装置3内のCP
U308に入力される。
【0085】AF制御部604は交換レンズ7内のレン
ズ群701の駆動を制御して焦点調節を行うものであ
る。絞り制御部605は交換レンズ7内の絞り702の
駆動を制御して絞り値の調整を行うものである。
【0086】測距部606はレンズ群701の合焦位置
からのずれに関するデータ(デフォーカスデータ)を検
出するものである。測距部606はCPU609により
制御され、CPU609から測距が指示されると、図略
の測距センサから出力される受光信号に基づいてデフォ
ーカスデータを算出し、その算出結果をCPU609に
出力する。CPU609はこのデフォーカスデータに基
づきAF制御部604を介してレンズ群701を駆動
し、交換レンズ7の焦点調節を行う。
【0087】測光部607は被写体の輝度、より正確に
はフィルム面の輝度を測光するものである。測光部60
7はCPU609により制御され、CPU609から測
光が指示されると、測光センサ16から出力される受光
信号に基づいて被写体の輝度を算出し、その算出結果を
CPU609に出力する。CPU609はこの輝度デー
タに基づいて露出制御値(シャッタスピードTvf,絞
りAvf)を算出し、絞り制御部605を介して絞り7
02を駆動し、交換レンズ7の絞り量の調節を行う。ま
た、CPU609はモニタ装置3のCPU308に露出
制御値を送信する。
【0088】DX読取部608はカメラに装填されたフ
ィルムに関する情報(DXデータ)を読み取るものであ
る。DX読取部608は、例えばフィルム装填室の適所
に設けられた複数個の接点からなり、パトローネの表面
にDXコードが記録されているものに対して当該パトロ
ーネがフィルム装填室に装填されたときの各接点の状態
を検出することによりDXコードを読み取る。なお、D
Xデータが光学的又は磁気的に記録されるものでは、D
X読取部608を対応する光学的手段又は磁気的手段で
構成することによりDXデータを自動的に読み取ること
ができる。
【0089】ブロックD内のレンズマイコン703は交
換レンズ7の駆動を制御するものである。
【0090】次に、上記構成のカメラシステムにおける
電子ビューファインダ1のモニタ画像の表示機能につい
て説明する。
【0091】まず、電子ビューファインダ1にフィルム
の撮影画像と略同一の仕上がり具合を有するモニタ画像
を表示させるための露出条件について説明する。なお、
シャッタスピードや絞り等の露出制御に関するパラメー
タは特に示さない限り、アペックス値を用いるものとす
る。また、カメラ5で露光動作を行うことなく(すなわ
ち、フィルムFがメインミラー14で遮光された状態
で)撮像装置2のみでテスト露光を行って取り込まれた
静止画像をモニタ画像としてモニタ装置3のLCD表示
部301に表示するものとする。
【0092】(1)定常光撮影の場合 同一の被写体をカメラ5と撮像装置2とで撮影するとし
て、カメラ5において、測光部607の測光結果により
算出される適正露出をEvf、この適正露出Evfに基
づき設定されるシャッタスピードをTvf、絞りをAv
f、絞り702の開放絞り値をAvoとする。また、絞
り702を絞った時のフィルム面の明るさをBvf、開
放絞りの時のフィルム面の明るさをBvfo、フィルム
の感度をSvfとする。一方、撮像装置2において、適
正露出をEvc、この適正露出Evcと絞りAvfとに
基づき設定されるCCD203の露光時間(積分時間)
をTvcとする。また、絞り702を絞った時のCCD
203の撮像面(以下、CCD面という。)の明るさを
Bvc、開放絞りの時のCCD面の明るさをBvco、
CCD203の感度をSvcとする。
【0093】図7において、絞り702を絞り値Avf
に絞った状態で撮像装置2のテスト露光を行うとする
と、 Evf=Tvf+Avf=Bvf+Svf…(1) Evc=Tvc+Avf=Bvc+Svc…(2) であるから、 Tvf=Bvf+Svf−Avf…(3) Tvc=Bvc+Svc−Avf…(4) が成立する。
【0094】今、ΔBv=Bvc−Bvf、ΔSv=S
vc−Svf、ΔEv=Evc−Evfとし、(4)式
から(3)式を引くと、 Tvc−Tvf=ΔBv+ΔSv=ΔEv となり、CCD203の露光時間Tvcは、 となる。
【0095】(5)式よりフィルムFの露光量Evfと
CCD203の露光量Evcとが等しければ(ΔEv=
0であれば)、フィルムFの光学系とCCD203の光
学系の絞り702とは共有されているから、カメラ5で
算出された露光時間TvfでCCD203を露光すれ
ば、撮影写真と同一の仕上がり具合を有するモニタ画像
を得ることができる。しかし、通常、フィルム感度Sv
fは操作者により任意に選択されるので、CCDの感度
Svcとは異なるものであり、また、CCD面の明るさ
Svcは光束がファインダ光学系を透過する分、フィル
ム面の明るさSvfに比べて低くなるから(すなわち、
フィルムFの露光量EvfとCCD203の露光量Ev
cとは異なるものであるから)、(6)式よりカメラ5
で算出された露光時間Tvfを(ΔBv+ΔSv)で補
正したシャッタスピードTvcでCCD203を露光し
なけれは、モニタ画像の仕上がり具合を撮影写真の仕上
がり具合と同一にすることはできない。
【0096】なお、カメラ5において、シャッタボタン
602が全押しされ、露光動作が行われる直前で絞り7
02の開口量が絞り値Avfに設定されるものでは、電
子ビューファインダ1でテスト露光が行われるとき、絞
り702は開放絞り値Avoの状態に保持されるので、
上記(6)式に更に露出条件における絞り比ΔAv(=
Avf−Avo)の補正項を追加する必要がある。
【0097】すなわち、開放絞り値AvoでのCCD2
03の露光時間をTvcoとすると、 Tvco=Bvc+Svc−Avo…(7) となるから、(7)式から(4)式を引くと、 となり、CCD203の露光時間Tvcは、 Tvco=Tvf+ΔBv+ΔSv+ΔAv…(8) となる。
【0098】電子ビューファインダ1のテスト露光にお
けるCCD203の露光時間Tvcoを決定するに当
り、被露光部材の感度比ΔSvは写真撮影時にカメラ5
に装填されているフィルムFの感度Svfにより決定さ
れ、絞り比ΔAvは写真撮影時にカメラ5で設定される
絞り値Avfにより決定されるため、感度比ΔSv及び
絞り比ΔAvはテスト露光を行う毎にカメラ5で算出さ
れた露出制御値Tvf,Avf、開放絞り値Avo及び
フィルム感度Svfの情報を電子ビューファインダ1側
に入力して算出する必要がある。しかし、露光面の輝度
比ΔBvは電子ビューファインダ1とカメラ5との組合
わせで決定されるから、最初のテスト露光が行われる前
に少なくとも1回、校正データとして算出しておけば足
りる。
【0099】従って、本実施の形態に係る電子ビューフ
ァインダ1にはキャリブレーションモードが設定可能に
なされ、当該キャリブレーションモードで露光面の輝度
比ΔBvを算出し、RAM308bに予め記憶すること
ができるようになっている。なお、ROM308aに輝
度比ΔBvのディフォルト値が記憶されているもので
は、CPU308の起動時にそのディフォルト値がRA
M308Bに設定されるので、ディフォルト値を利用で
きるカメラシステムではキャリブレーションモードで改
めて輝度比ΔBvを設定するには及ばない。
【0100】また、写真撮影の仕上がりをモニタするた
め、電子ビューファインダ1でテスト露光が行われると
きは、通信によりカメラ5から露出制御値Tvf,Av
f、開放絞り値Avo及びフィルム感度Svfの情報を
入手し、これらの情報とRAM308bに記憶された輝
度比ΔBvのデータとを用いて上記(8)式により露光
時間Tvcoが算出され、この露光時間TvcoでCC
D203の露光を制御してモニタ用の静止画像が取り込
まれる。そして、その静止画像(モニタ画像)がモニタ
装置3のLCD表示部301に表示される。
【0101】撮影者は電子ビューファインダ1でテスト
露光を行うことによりモニタ装置3に写真撮影と略同一
の仕上がり具合を有するモニタ画像を表示させて撮影前
に写真撮影の仕上がり状態を確認することができる。そ
して、その確認によりカメラ5で設定された露出条件が
適正であると判断すれば、そのままシャッタボタン60
1を押して本撮影を行えばよいが、モニタ画像の仕上が
り状態が意図したものでなければ、撮影者はカメラ5で
設定された露出制御値を変更して所望の仕上がり状態と
なる露出条件を新たに設定する必要がある。
【0102】本実施の形態に係る電子ビューファインダ
1にはテスト露光時に露出制御値を変更する機能が設け
られ、CCD203の露光時間Tvcoを変更してはテ
スト露光を繰り返して所望の仕上がり状態が得られる露
出条件(カメラ5のシャッタスピードTvf)を決定す
ることができるようになっている。
【0103】テスト露光時に撮像装置2側の露光時間T
vcoがTvco′に変更されると、変更後の露光時間
Tvco′に基づいてカメラ5側のシャッタスピードT
vf′が算出され、その算出結果が通信によりカメラ5
に送信されて本撮影における露出条件(Tvf′,Av
f)が自動的に変更される。なお、上記(8)式に示す
ようにCCD203の露光時間TvcoとフィルムFの
露光時間TvfとはTvco=Tvf+ΔBv+ΔSv
+ΔAvの関係があり、テスト露光においては補正項
(ΔBv+ΔSv+ΔAv)は変更されないから、CC
D203の露光時間TvcoがTvco′に変更される
と、変更すべきフィルムFの露光時間Tvf′はTvc
f′=Tvco′−(ΔBv+ΔSv+ΔAv)で算出
される。
【0104】また、通信機能を有しない場合は、カメラ
5で算出されたシャッタスピードTvfを補正後のシャ
ッタスピードTvf′に手動で変更すればよい。
【0105】(2)フラッシュ撮影の場合 フラッシュ撮影においては、一般にフラッシュの適正な
照明量を設定することは困難であるから、定常光撮影の
ようにフラッシュ撮影写真を撮影前にモニタすることよ
りもモニタ画像を見ながら本撮影時のフラッシュ307
の適正な露光量を設定することがより重要となる。
【0106】また、フラッシュ撮影では、露光時間はフ
ラッシュの閃光時間に依存するので、被露光面の露光量
に関与するファクタはフラッシュの発光距離と撮影光学
系の絞り値となるが、フラッシュの発光量を自動調節し
てフラッシュ撮影を行うものでは、通常、絞りを優先的
に決定し、発光時間を制御してフラッシュの発光量が撮
影時の被写体とフラッシュとの距離で決定される所定の
発光量となるようになされている。
【0107】従って、フラッシュ撮影においては、被露
光面の露光量が絞り値とフラッシュの発光量で決定され
るから、モニタ画像で仕上がり具合を確認しつつフラッ
シュ307の適正な露光量を決定し、この露光量を補正
して本撮影時のフラッシュ307の適正な発光量を設定
するようにしなければならない。
【0108】撮影レンズのFナンバーをFno、フィルム
面の明るさをI〔lx〕、フィルム感度をS、適正露出を
得るために必要なフラッシュの発光量をG、比例定数を
Kとすると、 G=K・Fno/(S・I)…(9) が成立する。
【0109】従って、(9)式をアペックス値で表せ
ば、 Gv=Av−Sv−Iv …(10) となり、カメラ5におけるフィルム面の明るさをIv
f、本撮影におけるフラッシュの発光量をGvfとし、
撮像装置2におけるCCD面の明るさをIvc、テスト
露光におけるフラッシュの発光量をGvcとし、テスト
露光を本撮影と同一の絞り値Avfで行うとすると、
(10)式より、 Gvf=Avf−Svf−Ivf …(11) Gvc=Avf−Svc−Ivc …(12) が成立する。
【0110】(11)式から(12)式を引くと、Gv
f−Gvc=(Svc−Svf)+(Ivc−Ivf)
となり、Svc−Svf=ΔSvであるから、Ivc−
Ivf=ΔIvとすると、 但し、ΔGv=ΔSv+ΔIvとなる。
【0111】すなわち、本撮影においては、テスト露光
時のフラッシュ307の発光量Gvcを補正量ΔGvで
補正した発光量Gvfでフラッシュ307の発光を制御
すれば、撮影者がモニタ画像で適正と判断した仕上がり
状態を有するフラッシュ撮影画像を得ることができる。
【0112】なお、フラッシュ撮影においては、最初の
テスト露光で確認した撮影写真の仕上がり状態が所望の
仕上がり状態であれば、そのテスト露光で設定されたガ
イドナンバーGvcを上記(14)式で補正した発光量
Gvfでフラッシュ307を発光させて本撮影を行えば
よいが、最初のモニタ画像の仕上がり状態が意図したも
のでなければ、撮影者はフラッシュ307の発光量を変
更しつつテスト露光を繰り返して所望の仕上がり状態が
得られる発光量Gvc′を決定すれば、この発光量Gv
c′により本撮影時のフラッシュ発光量が修正され、本
撮影においては、修正後の発光量Gvf′=Gvc′+
ΔGv′でフラッシュ307の発光量が制御され、所望
の仕上がり具合を有するフラッシュ撮影画像を得ること
ができる。
【0113】また、テスト露光時の絞り702の絞り量
を開放絞り値Avoとする場合は、定常光における撮影
前モニタの場合と同様に、本撮影時とテスト露光時の絞
り比ΔAv(=Avf−Avo)を補正量ΔGvに追加
して、 但し、ΔGv′=ΔSv+ΔIv+ΔAvにより本撮影
時のフラッシュ307の発光量を決定すればよい。
【0114】また、フラッシュ撮影における明るさの比
ΔIvは定常光撮影における輝度比ΔBvと等価である
から、フラッシュ撮影において補正量ΔGvを算出する
ときは、システム構成当初にキャリブレーションモード
で設定された輝度比ΔBvをΔIvとして用いればよ
い。
【0115】なお、上述の説明はモニタ画像からフラッ
シュ307の適正な発光量を設定する場合のもので、テ
スト露光で設定されるフラッシュ307の発光量は撮像
装置2で露光する場合を基準にしているが、一眼レフカ
メラ5で撮影する場合を基準にしてフラッシュ307の
発光量を設定してもよい。この場合は、定常光撮影の場
合と同様に本撮影におけるフラッシュ撮影画像の仕上が
り状態をモニタ画像で確認することになるので、テスト
露光では設定された発光量を補正量ΔGvで減算補正し
てフラッシュ307を発光させ(すなわち、設定された
発光量をGvfとし、テスト露光での発光量をGvcと
すると、Gvc=Gvf−ΔGvの発光量でフラッシュ
307を発光させ)、その撮像画像で適正な仕上がり状
態が確認されたときは、本撮影でフラッシュ307を発
光量Gvfで発光させるとよい。
【0116】ところで、上記(6)式と(13)式とを
比較すれば明らかなように、絞り値Avを同一とした場
合、定常光撮影とフラッシュ撮影のいずれの場合も露出
制御値の補正項(ΔBv+ΔSv)は同一である。これ
は、定常光撮影は被写体からの光量が十分であるので、
絞り値Av及び露光時間Tvが露光部材の露出制御ファ
クタとなるのに対して、フラッシュ撮影は被写体からの
光量が十分でないので、絞り値Av及び露光時間Tvを
固定し、被写体を補助照明するフラッシュの発光量Gv
が露光部材の露出制御ファクタとなる点で相違するが、
いずれの露出制御ファクタも露光部材の露光量を制御す
る点で同一であるからである。
【0117】従って、上記(6)式と(13)式は、同
一被写体に対するフィルムFの露光量とCCD203の
露光量との差が絞り値Avを同一とすれば、フィルム面
とCCD面との輝度比(すなわち、被写体からの光束の
フィルム面への到達量とCCD面への到達量との比)Δ
Bvと、フィルムFとCCD203との感度比ΔSvと
によって生じるから、定常光撮影でもフラッシュ撮影で
も一方の露光部材の露光制御ファクタを輝度比ΔBv及
び感度比ΔSvで補正すれば、両露光部材の露光量を同
一にするような他方の露光部材の露出制御ファクタを決
定することができるということを示している。
【0118】次に、キャリブレーションモードにおける
輝度比ΔBvの設定手順について、図10のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0119】なお、図10は、操作部2のスイッチを手
動操作してカメラ5で算出された露出制御値Tvf,A
vf、開放絞り値Avo及びフィルム感度Svfの情報
を電子ビューファインダ1に入力する場合の手順を示す
フローチャートである。本実施の形態に係るカメラ5の
ように通信により露出関連情報が電子ビューファインダ
1に送信されるものでは、ステップ#5〜#11の手動
操作による情報入力の処理は通信による自動設定処理に
置き換えられる。
【0120】電子ビューファインダ1がビューファイン
ダとして機能し、ファインダモードにおいて、CAL.
SETスイッチ302bが操作されると、キャリブレー
ションモードが設定され、図10に示すフローチャート
が実行される。
【0121】なお、キャリブレーションモードではフィ
ルム面の明るさとCCD面の明るさとの比ΔBvを算出
するため、フィルム面及びCCD面には均一かつ標準的
な明るさを有する被写体から反射された光束を入射させ
ることが望ましい。従って、キャリブレーションモード
は、操作者によりカメラ5を上記のような被写体に向け
てカメラ5の測光機能や別部材の露出計等を用いてカメ
ラ5での適正な露出制御値(シャッタスピードTvfと
絞り値Avf)が算出された後、CAL.SETスイッ
チ302bを操作して設定される。
【0122】キャリブレーションモードが設定される
と、まず、LCD表示部301への動画表示が停止され
(#1)、そのLCD表示部301の適所にキャリブレ
ーションモードであることを示す「CAL」の文字が表
示される(#3,図6参照)。続いて、カメラ5側の適
正露出に基づくシャッタスピードTvf、絞り値Av
f、開放絞り値Avo及びキャリブレーション時のフィ
ルム感度Svcalの入力モードとなる(#5〜#13
のループ)。操作者はSELスイッチ302eを操作し
て入力項目を選択した後、各入力項目毎にアップスイッ
チ302f又はダウンスイッチ302gを操作して所定
の数値を設定入力する。
【0123】図11はシャッタスピードTvfの設定処
理を示すフローチャートである。キャリブレーションモ
ードが設定されると、最初にシャッタスピードTvfの
入力モードが設定され、LCD表示部301には「SS
XXXX」のディフォルト値が表示される。ディフォ
ルト値が設定すべきシャツスピードTvfと異なる場
合、操作者によりアップスイッチ302f又はダウンス
イッチ302gが操作されると、その操作毎に表示値が
1ステップずつ増加又は減少され(#31〜#39のル
ープ)、表示値が設定すべきシャッタスピードTvfに
なった時点で操作者によりSELスイッチ302eが操
作されると(#39でYES)、当該シャッタスピード
Tvfが設定され、次の入力項目(絞り値)に移行す
る。絞り値Avfの設定処理についてもシャッタスピー
ドTvfと同様の手順で設定すべき絞り値Avfが設定
され、以下、同様にして設定すべき開放絞り値Avoと
フィルム感度Svcalとが設定される。
【0124】そして、全ての設定項目について設定すべ
き値が設定された後、操作者によりTRスイッチ302
dが操作されると(#13でYES)、撮像装置2で測
光が行われ、この測光結果に基づいてLCD表示部30
1で標準的な仕上がり濃度が得られるCCD203の露
光時間Tvcが算出される(#17)。なお、測光処理
はCCD203で予め設定された時間だけ露光して取り
込まれた画像を用いて行われ、このときの適正露出をE
vcとすると、絞り702は開放絞りであるから、Ev
c=Tvc+Avoの式より露光時間Tvcが算出され
る。本実施の形態ではCCD203を測光センサとして
も利用しているが、専用の測光センサを設けて測光を行
うようにしてもよい。
【0125】続いて、カメラ5のシャッタスピードTv
fが開放絞り値AvoにおけるシャッタスピードTvf
oに変換される(#19)。この変換はTvfo+Av
o=Tvf+AvfよりTvfo=Tvf+(Avf−
Avo)の変換式により行われる。
【0126】続いて、フィルム面の輝度BvfとCCD
面の輝度Bvcとの輝度比ΔBvが算出される(#2
1)。キャリブレーションモードにおいては、 となる。
【0127】従って、輝度比ΔBv(=Bvc−Bv
f)は、 ΔBv=ΔTv−ΔSvcal…(17) 但し、ΔTv=Tvc−Tvfo ΔSvcal=Svc−Svcal により算出される。
【0128】続いて、算出された露光時間の比ΔTvと
感度比ΔSvcalとがRAM308bに記憶され(#
23)、LCD表示部301の動画表示が再開された後
(ファインダモードに切り換えられた後)(#25)、
キャリブレーションモードの処理を終了する。
【0129】次に、定常光撮影における撮影写真の仕上
がり状態を電子ビューファインダ1でモニタするための
テスト露光の処理手順について、図12のフローチャー
トを用いて説明する。このフローチャートもカメラ5で
算出された露出制御値Tvf,Avf、開放絞り値Av
o及びフィルム感度Svfの情報を電子ビューファイン
ダ1に手動入力するものであるが、通信によりカメラ5
の露出条件に関する情報が電子ビューファインダ1に入
力されるものでは、ステップ#45〜#51の手動操作
による情報入力の処理は通信による自動設定処理に置き
換えられる。
【0130】電子ビューファインダ1がファインダモー
ドで動作している状態でSELスイッチ302eが操作
されると(#41、#43でYES)、テスト露光にお
けるCCD203の露光時間Tvcを決定するためのカ
メラ5側の露出関連情報の入力モードが設定される(#
45〜#51)。カメラ5側の露出関連情報の入力処理
は図10に示すフローチャートのステップ#5〜#11
の処理と同一である。操作者は入力項目を選択し、アッ
プ/ダウンスイッチ302f,302gを操作してカメ
ラ5で設定された露出条件(シャッタスピードTvf,
絞りAvf)、開放絞り値Avo及びフィルム感度Sv
fをそれぞれ入力する。この場合、開放絞り値Avo及
びフィルム感度Svはキャリブレーションモードで設定
された値に初期設定されるので、テスト露光時に変更が
なければ、新たに入力操作をする必要はない。
【0131】SELスイッチ302eが操作されなけれ
ば(#43でNO)、ステップ#55に移行し、CA
L.SETスイッチ302b、MRスイッチ302c及
びTRスイッチ302dが操作されたか否かが順次、判
別され(#55〜#59)、いずれのスイッチも操作さ
れていなければ(#55〜#59でNO)、ステップ#
43に戻り、いずれかのスイッチが操作されるまで、L
CD表示部301にはファインダモードの表示が行われ
る(#43〜#59のループ)。
【0132】一方、CAL.SETスイッチ302dが
操作されると(#55でYES)、上述したキャリブレ
ーションモードの処理が行われる。また、MRスイッチ
302dが操作されると(#57でYES)、既にテス
ト露光が行われている場合、表示メモリ313に記憶さ
れたそのテスト露光で得られた静止画像(モニタ画像)
のLCD表示部301への再生処理が行われる。この再
生処理については後述する。
【0133】また、TRスイッチ302dが操作される
と(#59でYES)、ステップ#61に移行し、テス
ト露光及びその露光画像の再生処理が行われる(#61
〜#71)。すなわち、まず、RAM308bに記憶さ
れたカメラ5側の露出関連情報と露光時間の比ΔTv及
び感度比ΔSvcalとを用いて上記(8)式によりテ
スト露光におけるCCD203の露光時間Tvcoが算
出される(#61)。
【0134】なお、テスト露光におけるフィルム感度S
vfがキャリブレーションモードによる輝度比ΔBvの
算出時のフィルム感度Svcalと同一であれば、
(8)式における感度比ΔSvはキャリブレーションモ
ード時の感度比ΔSvcalを用いることができる。従
って、(17)式よりΔBv=ΔTv−ΔSvcal=
ΔTv−ΔSvとなるから、これを(8)式に代入する
と、CCD203の露光時間Tvcoは、 により算出される。
【0135】テスト露光時にカメラ5にセットされてい
るフィルムFの感度がキャリブレーション時に感度と異
なる場合は、ΔSv−ΔSvcal=(Svc−Sv
f)+(Svc−Svcal)=−(Svf−Svca
l)=−ΔBvfとすると、露光時間Tvcoは、 により算出される。
【0136】続いて、設定された露光時間TvcoでC
CD203の露光動作を制御してテスト露光が行われ
(#63)、露光が終了すると、CCD203に蓄積さ
れた画像信号がモニタ装置3側に読み出され(#6
5)、A/D変換回路311、映像信号処理回路312
で所定の信号処理が行われた後、表示メモリ313に一
時、記憶されるとともに、LCDドライバ314に読み
出され、その画像データに基づいてLCD表示部301
を駆動することによりテスト露光で取り込まれた画像
(すなわち、モニタ画像)が当該LCD表示部301に
表示される(#67)。
【0137】そして、LCD表示部301にモニタ画像
が表示されると同時に表示時間をカウントするタイマ
(CPU308に内蔵される図略のタイマ)のカウント
が開始され(#69)、所定の表示時間が経過すると
(#71でYES)、ステップ#41に戻り、ファイン
ダモードの表示に自動的に切り換えられる。
【0138】なお、テスト露光においては、絞り702
を本撮影時の絞り値Avfに設定するようにしてもよ
い。このようにすると、(18)式において、絞り比Δ
Avは0となるので、CCD203の露光時間Tvc
は、 Tvc=Tvf+ΔTv により算出され、演算式が簡単になる。
【0139】また、LCD表示部301へのモニタ画像
の表示においては、露出制御値(シャッタスピードTv
f,絞り値Avf)及びフィルム感度SvfもLCD表
示部301に表示され、これらの内容を確認することが
できるが、その表示処理についてはMRスイッチ302
cによるモニタ画像の再生処理と同一であるので、再生
処理の説明で併せて説明する。
【0140】なお、フラッシュ撮影におけるフラッシュ
照明の状態を電子ビューファインダ1でモニタするため
のテスト露光も基本的に図12のフローチャートに従っ
て行われる。この場合は、テスト露光前に予めモニタ装
置3に設定されたガイドナンバーGvcに相当する調光
レベルが調光回路のコンパレータ310dに設定され、
TRスイッチ302dが操作されると、CCD203の
露光が開始されるとともに、所定の発光タイミングでフ
ラッシュ307が発光されると同時に調光が開始され
る。
【0141】そして、調光回路から調光信号が出力され
ると(フラッシュ307の発光量が調光レベルに達する
と)、フラッシュ307の発光が停止され、更に所定の
露光時間Tvcが経過すると、CCD203の露光動作
が停止される。この後、CCD203から蓄積された画
像信号がモニタ装置3に読み出され、A/D変換回路3
11、映像信号処理回路312で所定の信号処理が行わ
れたのち、表示メモリ313に一時、記憶されるととと
もに、LCDドライバ314に読み出され、その画像デ
ータに基づいて表示部301を駆動することによりテス
ト露光で取り込まれたモニタ画像が当該LCD表示部3
01に表示される。
【0142】次に、モニタ画像の再生処理について、図
13に示すフローチャートを用いて説明する。
【0143】MRスイッチ302dが操作されると、表
示メモリ313から撮像画像の画像データがLCDドラ
イバ314に読み出され、その画像データに基づいてL
CD表示部301を駆動することによりモニタ画像が当
該LCD表示部301に表示される(#73)。また、
それと同時に表示時間をカウントするタイマのカウント
が開始される(#75)。
【0144】続いて、モニタ画像に重ねてモニタ画像の
再生中であることを示す「MR」の文字表示が表示され
るとともに、フラッシュ307の発光量の補正量ΔGv
が表示される(#77,#79、図6参照)。この表示
は、SELスイッチ302eが操作されると(#81で
YES)、カメラ5での露出制御値(シャッタスピード
Tvf,絞り値Avf)に切り換えられ(#85)、更
にSELスイッチ302eが操作されると(#87でY
ES)、フィルム感度Svfに切り換えられ(#9
1)、以下、SELスイッチ302eが操作される毎に
(#81、#87又は#93でYES)、フラッシュ発
光量の補正量ΔGv、露出制御値(シャッタスピードT
vf,絞り値Avf)及びフィルム感度Svfがサイク
リックに切り換えられる。
【0145】そして、タイマにより所定の表示時間がカ
ウントされると(#83、#89又は#95でYE
S)、ステップ#41に戻り、ファインダモードの表示
に自動的に切り換えられる。
【0146】上記のように、キャリブレーションモード
を設定可能にし、キャリブレーションモードにおいて予
めフィルム面とCCD面との輝度比ΔBvを算出してR
AM308bに記憶するようにしているので、定常光撮
影においては本撮影におけるシャッタスピードTvfと
輝度比ΔBvとに基づきテスト露光においてフィルムF
への撮影写真と略同一の仕上がり状態を有する撮像画像
を得るための適正なCCD203の露光時間Tvcを簡
単に算出することができる。また、フラッシュ撮影にお
いてはテスト露光で確認されたフラッシュ307の発光
量Gvcと輝度比ΔBvとに基づいて、テスト露光で確
認された好適な仕上がり状態を有する撮影画像を得るた
めの本撮影におけるフラッシュ307の発光量Gvfを
簡単に算出することができる。
【0147】また、電子ビューファインダ1とカメラ5
との組合わせにより輝度比ΔBvが異なる場合にも、あ
るいは同一機種のカメラ5にあっては当該カメラ5の固
体差に起因して輝度比ΔBvがばらつく場合にもキャリ
ブレーションモードで正確な輝度比ΔBvを算出してお
くことにより、定常光撮影においては、常にモニタ画像
により撮影前に写真撮影の仕上がり状態を正確に確認す
ることができ、フラッシュ撮影においては、撮影前に確
認された仕上がり状態を有する撮影画像が得られるよう
に本撮影でのフラッシュの発光制御を確実に行うことが
できる。
【0148】図14は、本発明に係る電子ビューファイ
ンダの第2の実施形態の構成を示す斜視図である。
【0149】同図に示す電子ビューファインダ1′は、
図1において、モニタ装置3からフラッシュ307を除
去し、構造の簡素化を図ったものである。モニタ装置3
のケーブル4が取り付けられた側面の適所にはカメラ5
に外部接続されるフラッシュ装置18(図15参照)が
通信可能に接続される接続部318が設けられている。
フラッシュ装置18は、電子ビューファインダ1′とカ
メラ5とを組合わせてカメラシステムを構成する際に適
用可能なフラッシュ装置で、その下面にカメラ5のシュ
ー部9に取り付けるための取付部181を有するととも
に、一方側面の適所に電子ビューファインダ1′のモニ
タ装置3が通信可能に接続される接続部182を有して
いる。また、フラッシュ装置18にはフラッシュの発光
量を設定するための操作部材(図略)が設けられるとと
もに、前面の下部適所に形成された調光窓183に図略
の調光センサが設けられ、この調光センサによるフラッ
シュ光の受光量に基づいてフラッシュ装置18の発光量
が、設定された所定の発光量に制御されるようになって
いる。
【0150】図15に示すように、電子ビューファイン
ダ1′を第1の実施形態に係る電子ビューファインダ1
と同様の方法でカメラ5のシュー部9に装着し、電子ビ
ューファインダ1′のモニタ装置3の接続部318とフ
ラッシュ装置18の接続部182とを通信ケーブル19
で接続することによりフラッシュ撮影可能なカメラシス
テムが構成される。そして、電子ビューファインダ1′
とフラッシュ装置18との間では通信ケーブル19を介
して所要のデータが交信され、第1の実施形態に係る電
子ビューファインダ1のフラッシュ発光制御と同様の制
御が行われる。
【0151】すなわち、例えば電子ビューファインダ
1′で撮影前にフラッシュ撮影におけるフラッシュ光の
照明具合を確認しつつ発光Gvcを設定する場合、モニ
タ装置3からフラッシュ装置18に通信ケーブル19を
介してテスト露光時のフラッシュの発光タイミング信号
が送信され、この発光タイミング信号に基づいて当該フ
ラッシュ装置18が発光される。そして、本撮影時にお
いては、モニタ装置3から通信ケーブル19を介してフ
ラッシュ装置18に発光量の補正量ΔGvが送信され、
フラッシュ装置18はモニタ装置3から送信される発光
タイミング信号に基づいてフラッシュを発光させ、調光
センサで受光したフラッシュの光量が所定の発光量Gv
f(=Gvc+ΔGv)に達すると、発光を強制的に停
止させることで、適正なフラッシュ発光を行う。
【0152】第2の実施形態に係る電子ビューファイン
ダ1′は、フラッシュ307を内蔵していないので、構
造が簡単になるとともに、コスト低減を図ることができ
る。第2の実施形態に係る電子ビューファインダ1′
は、カメラシステムを構成する際、別部材のフラッシュ
装置18を用意する必要があるので、コンパクト性の点
では第1の実施形態に係る電子ビューファインダ1に及
ばないが、上述のように別部材のフラッシュ装置18と
組合わせてテスト露光を行い、所望の照明具合が得られ
る発光量Gvcを設定すれば、本撮影時ではその発光量
Gvcを補正量ΔGvで補正した発光量Gvfでフラッ
シュを発光することにより好適なフラッシュ撮影画像が
得られるので、機能的には第1の実施形態と同等の効果
を得ることができる。
【0153】図16は、第3の実施形態に係る電子ビュ
ーファインダを一眼レフカメラに取り付けた状態を示す
背面図である。また、図17は、同電子ビューファイン
ダを一眼レフカメラに取り付けた状態を示す正面図であ
る。
【0154】第3の実施形態に係る電子ビューファイン
ダ1″は、第2の実施形態に係る電子ビューファインダ
1′の変形例で、カメラ5への取付部304の位置をモ
ニタ装置3の底面から背面に変更したものである。従っ
て、電子ビューファインダ1″のモニタ装置3はカメラ
5の背面に取り付けられる。
【0155】第3の実施形態に係る電子ビューファイン
ダ1″は、カメラ5への取付位置がシュー部9となって
いないので、当該シュー部9に外付けのフラッシュ装置
20を取り付けることができることができる利点があ
る。また、図示はしないが、カメラ5に内蔵フラッシュ
が設けられているものでは、電子ビューファインダ1″
をカメラ5に取り付けるだけで、フラッシュ撮影におけ
る照明状態も確認することのできるカメラシステムを簡
単に構成することができる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め一眼レフカメラのフィルム面の輝度と撮像手段の撮
像面の輝度との輝度比を算出しておき、フラッシュを発
光させてテスト露光が行われると、輝度比に基づいて本
撮影におけるフラッシュ発光量のテスト露光におけるフ
ラッシュ発光量の偏差量を算出し、その算出結果を出力
するようにしたので、テスト露光による撮像画像をモニ
タしつつ適正なフラッシュの発光量を決定すれば、その
発光量を偏差量で補正することにより本撮影での適正な
フラッシュ発光量を簡単かつ正確に設定することができ
る。
【0157】また、輝度比ΔBvにテスト露光での絞り
値と本撮影での絞り値との比ΔAvと、撮像手段との感
度とフィルム感度との比ΔSvとを加算した量をフラッ
シュ発光量の偏差量としたので、より正確な偏差量を算
出することができる。
【0158】また、キャリブレーションモードのモード
設定手段を設け、キャリブレーションモードにおいて、
予めフィルム面の輝度と撮像手段の撮像面の輝度との輝
度比を算出するようにしたので、電子ビューファインダ
が組み合わされる一眼レカメラのファインダ系の光学特
性(主として光量ロスの特性)に関係なく、正確な輝度
比を算出することができる。
【0159】また、電子ビューファインダにフラッシュ
発光手段を設け、このフラッシュ発光手段でテスト撮影
及び本撮影でのフラッシュ発光量を制御するようにした
ので、電子ビューファインダ、一眼レフカメラ及びフラ
ッシュからなるカメラシステムの構成の簡素化が可能と
なる。
【0160】また、電子ビューファインダ及び一眼レフ
カメラを両者の間で一眼レフカメラの露出に関する情報
とフラッシュ発光量の偏差量とを通信可能に接続できる
ようにしたので、一眼レフカメラ、外部フラッシュ及び
電子ビューファインダでカメラシステムを構成した場
合、上記露出に関する情報及びフラッシュ発光量の偏差
量を手動入力する手間が不要になるとともに、適正なフ
ラッシュ発光量の偏差量を算出し、本撮影において確実
に適正な発光量でフラッシュを発光させることができ
る。
【0161】また、互いに通信可能なフラッシュを有す
る一眼レフカメラと電子ビューファインダとによりカメ
ラシステムを構成したので、テスト撮影でモニタ画像を
確認しつつ適正なフラッシュ発光量を設定すると、その
発光量を偏差量で補正して本撮影における適正なフラッ
シュ発光量が設定され、かつ、本撮影でフラッシュがそ
のフラッシュ発光量で発光され、好適な仕上がり状態を
有するフラッシュ撮影写真を簡単に得ることができる。
【0162】また、電子ビューファインダにフラッシュ
を設けたものでは、一眼レフカメラ側のフラッシュが不
要になり、カメラシステムの構成が簡単かつコンパクト
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子ビューファインダの第1の実
施形態の構成を示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係る電子ビューファインダを
一眼レフカメラに取り付けた状態を示す正面図である。
【図3】第1の実施形態に係る電子ビューファインダを
一眼レフカメラに取り付けた状態を示す背面図である。
【図4】一眼レフカメラの電子ビューファインダを取り
付ける取付部の構造を示す要部斜視図である。
【図5】カメラ側の撮影条件を入力する際の入力内容の
表示を示す図である。
【図6】操作部の各スイッチの機能とその操作に基づく
LCD表示部への表示内容との関係を示す図である。
【図7】第1の実施形態に係る電子ビューファインダが
取り付けられた一眼レフカメラの光学系の概略構成を示
す図である。
【図8】第1の実施形態に係る電子ビューファインダが
取り付けられた一眼レフカメラの回路ブロック図であ
る。
【図9】発光制御回路の回路構成の一例を示す図であ
る。
【図10】キャリブレーションモードにおける輝度比の
算出手順を示すフローチャートである。
【図11】シャッタスピードTvfの設定処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】テスト露光の処理手順を示すフローチャート
である。
【図13】モニタ画像の再生処理を示すフローチャート
である。
【図14】本発明に係る電子ビューファインダの第2の
実施形態の構成を示す斜視図である。
【図15】第2の実施形態に係る電子ビューファインダ
を一眼レフカメラに取り付けるとともに、同電子ビュー
ファインダにフラッシュ装置を通信可能に接続してカメ
ラシステムを構成した状態を示す正面図である。
【図16】第3の実施形態に係る電子ビューファインダ
を一眼レフカメラに取り付けた状態を示す背面図であ
る。
【図17】第3の実施形態に係る電子ビューファインダ
を一眼レフカメラに取り付けた状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1,1′,1″ 電子ビューファインダ 2 撮像装置(撮像手段) 201 レンズ 202 CCDエリアセンサ(測光手段) 3 モニタ装置 301 LCD表示部(表示手段) 302 操作部 302a 電源スイッチ 302b CAL.SETスイッチ(モード設定手段) 302c MRスイッチ 302d TRスイッチ(指示手段) 302e SELスイッチ(入力手段) 302f アップスイッチ(入力手段) 302g ダウンスイッチ(入力手段) 303 電源表示 304 取付部 306 接続端子(入出力端子) 307 フラッシュ(フラッシュ発光手段) 308 制御部(偏差量演算手段,輝度比演算手段,通
信手段,発光制御手段) 308a ROM 308b RAM(記憶手段) 309 キセノン管 310 フラッシュ回路 311 A/D変換回路 312 映像信号処理回路 313 表示メモリ 314 LCDドライバ 315 タイミング制御回路 316 スイッチ回路 317 スイッチ群 318 接続部 4 ケーブル 5 一眼レフカメラ 6 カメラ本体 601 レンズ装着部 602 シャッタ釦 603 スイッチ群 604 AF制御部 605 絞り制御部 605 測距部 606 測光部 607 絞り制御部 608 DX読取部 609 CPU(通信手段) 7 交換レンズ 8 接眼枠部 9 シュー部 904 接点(接続端子) 10 接眼レンズ 11 ペンタプリズム 12 コンデンサレンズ 13 フレネルピント板 14 メインミラー 15 サブミラー 16 測光センサ 17 コネクタ 18,20 フラッシュ装置(フラッシュ発光手段) 19 通信ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/32 H05B 41/32 B 5C022 Fターム(参考) 2H002 AB01 AB04 CD00 CD13 DB00 DB02 DB04 DB07 DB08 DB19 DB25 EB00 FB01 FB21 FB23 FB24 FB25 FB51 FB73 FB84 GA70 GA73 GA74 GA75 JA02 2H018 AA00 AA21 BE00 BE01 BE02 2H053 AA01 AB01 AB03 AC17 AD23 BA54 BA72 CA21 CA41 2H105 EE00 EE21 EE22 3K098 AA04 5C022 AB15 AC03 AC42 AC69

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一眼レフカメラのファインダ窓に着脱可
    能に取り付けられ、そのファインダ窓に導かれた被写体
    光像を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段で撮像された画像を表示する表示手段とを
    備えた電子ビューファインダにおいて、 上記撮像手段の撮像面の輝度を測光する測光手段と、 上記測光手段の測光対象と同一の被写体に対する上記一
    眼レフカメラの露出に関する情報が入力される入力手段
    と、 標準的な明るさの被写体に対して上記測光手段で測光さ
    れた輝度と上記入力手段から入力される上記一眼レフカ
    メラの露出に関する情報とに基づいて上記撮像手段の撮
    像面の輝度とフィルム面の輝度との輝度比を演算する輝
    度比演算手段と、 上記輝度比演算手段で算出された輝度比を記憶する記憶
    手段と、 フラッシュ撮影を指示する指示手段と、 フラッシュ撮影が指示されると、上記輝度比に基づいて
    フィルムへのフラッシュ撮影におけるフラッシュ発光量
    の撮像手段でのフラッシュ撮影におけるフラッシュ発光
    量からの偏差量を演算する偏差量演算手段と、 上記偏差量演算手段で算出されたフラッシュ発光量の偏
    差量を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする
    電子ビューファインダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子ビューファインダに
    おいて、 上記一眼レフカメラの露出に関する情報には少なくとも
    露出制御値とフィルム感度とが含まれ、上記偏差量演算
    手段は、上記撮像手段でのフラッシュ撮影時の絞り値と
    フィルムへのフラッシュ撮影時の絞り値との比ΔAv
    と、上記撮像手段の感度とフィルム感度との比ΔSvと
    を演算し、その演算結果と上記輝度比ΔBvとを加算し
    た量をフラッシュ発光量の偏差量として算出するもので
    あることを特徴とする電子ビューファインダ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子ビューファイ
    ンダにおいて、 更に、キャリブレーションモードを設定するモード設定
    手段を備え、 上記輝度比は上記キャリブレーションモードで演算され
    るものであることを特徴とする電子ビューファインダ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電子ビ
    ューファインダにおいて、 更に、フィルムへのフラッシュ撮影時の本発光モードと
    撮像手段でのフラッシュ撮影時のテスト発光モードとを
    有し、かつ、両モードで閃光の発光量がそれぞれ設定可
    能なフラッシュ発光手段と、 一方の発光モードでのフラッシュ撮影では、設定された
    発光量に基づいて上記フラッシュ発光手段を発光させ、
    他方の発光モードでのフラッシュ撮影では、設定された
    発光量を上記偏差量演算手段で算出された偏差量で補正
    した発光量に基づいて上記フラッシュ発光手段を発光さ
    せる発光制御手段と、を備えたことを特徴とする電子ビ
    ューファインダ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の電子ビ
    ューファインダにおいて、 上記入力手段及び出力手段は、上記一眼レフカメラが通
    信可能に接続される入出力端子と、一眼レフカメラの露
    出に関する情報及びフラッシュ発光量の偏差量を通信に
    より上記一眼レフカメラに入出力するべく当該一眼レフ
    カメラとの間で通信を行う通信手段とからなることを特
    徴とする電子ビューファインダ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子ビューファインダが
    通信可能に接続される一眼レフカメラであって、 閃光の発光量が設定可能なフラッシュ発光手段と、 上記電子ビューファインダの入出力端子に接続され、上
    記一眼レフカメラの露出に関する情報及びフラッシュ発
    光量の偏差量が入出力される接続端子と、一眼レフカメ
    ラの露出に関する情報及びフラッシュ発光量の偏差量を
    上記電子ビューファインダに入出力するべく当該電子ビ
    ューファインダとの間で通信を行う通信手段とからなる
    入出力手段と、 フィルムへのフラッシュ撮影時に、設定された発光量を
    上記電子ビューファインダから入力された偏差量で補正
    した発光量に基づいて上記フラッシュ発光手段を発光さ
    せる発光制御手段と、を備えたことを特徴とする一眼レ
    フカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の一眼レフカメラのファイ
    ンダ窓に請求項5記載の電子ビューファインダの撮像手
    段が着脱可能に取り付けられ、かつ、当該電子ビューフ
    ァインダの入力手段及び出力手段が上記一眼レフカメラ
    の入出力手段に通信可能に接続されてなるカメラシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の電子ビューファインダに
    おいて、 上記入力手段は、上記一眼レフカメラが通信可能に接続
    される入力端子と、一眼レフカメラの露出に関する情報
    を通信により上記電子ビューファインダに入力するべく
    当該一眼レフカメラとの間で通信を行う通信手段とから
    なることを特徴とする電子ビューファインダ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子ビューファインダが
    通信可能に接続される一眼レフカメラであって、 上記電子ビューファインダの入力端子に接続され、上記
    一眼レフカメラの露出に関する情報が出力される接続端
    子と、一眼レフカメラの露出に関する情報を上記電子ビ
    ューファインダに出力するべく当該電子ビューファイン
    ダとの間で通信を行う通信手段とからなる出力手段とを
    備えたことを特徴とする一眼レフカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の一眼レフカメラのファ
    インダ窓に請求項9記載の電子ビューファインダの撮像
    手段が着脱可能に取り付けられ、かつ、当該電子ビュー
    ファインダの入力手段が上記一眼レフカメラの出力手段
    に通信可能に接続されてなるカメラシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005352137A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Canon Inc 交換レンズ及びカメラ本体及びカメラシステム
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WO2015025485A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置およびストロボ装置

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