JP2002311479A - 閃光制御装置 - Google Patents

閃光制御装置

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JP2002311479A JP2001119962A JP2001119962A JP2002311479A JP 2002311479 A JP2002311479 A JP 2002311479A JP 2001119962 A JP2001119962 A JP 2001119962A JP 2001119962 A JP2001119962 A JP 2001119962A JP 2002311479 A JP2002311479 A JP 2002311479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大本発光量の小さい閃光発光器であって
も、予備発光を行いつつ本発光時に必要な発光量を確保
することができる閃光制御装置を提供する 【解決手段】 本発光の前に予備発光を行う閃光発光部
36を制御する閃光制御装置であって、閃光発光部36
が発光可能な総発光量に関する最大発光量情報(GNh )
に基づいて、最大発光量より発光量が少ない予備発光時
の最大予備発光量(Qpre_ max)を設定する最大予備発
光量設定部(30)と、最大予備発光量を上限として閃
光発光部に予備発光を行わせる予備発光実行部(30,
35)と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閃光発光量を最適
に制御する閃光制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の閃光制御装置は、一眼レ
フカメラに主に採用されている閃光発光器(以下SBと
呼ぶ)の自動調光を行う、いわゆるTTL調光方式と呼
ばれる方式により制御を行うものがある。この方式は、
SBから発光し、被写体から反射してきた光束を撮影レ
ンズを通してリアルタイムで測光し、発光量が適量に達
したときに、SB発光をストップさせる方式である。こ
の方式は、撮影レンズを通った光を測光するので、撮影
される領域と測光する領域のずれ(パララックス)が無
いことや、撮影者が絞り値を自由に設定可能である点が
特に優れている。
【0003】また、主にコンパクトカメラ等に採用され
ている閃光制御装置には、フラッシュマチック方式によ
って制御を行うものがある。この方式は、被写体距離
X、絞り値F、及び、SB光のガイドナンバーGNと
が、以下の数式1の関係が成り立つことを利用して、撮
影時の被写体距離Xとカメラに備わったSBのガイドナ
ンバーGNとから撮影時の絞り値Fを算出するものであ
る。
【0004】GN=X・F …(1)
【0005】ところが、前者のTTL調光方式では、被
写体からの反射SB光を適量に制御するため、被写体の
反射率にかかわらず一定濃度に撮影されてしまうという
問題点があった。しかし、後者のフラッシュマチック方
式では、撮影者は、絞り値を自由に選択することができ
ないために、一眼レフカメラ等の高機能カメラには採用
することができなかった。
【0006】そこで、特開平4−182631号公報の
装置では、以下のようなTTL調光の技術を開示してい
る(図22参照)。 (1)撮影の本発光に先立って閃光手段1001によっ
て予備発光を行い、シャッター面からの反射光を分割調
光センサを備えた調光手段1005で受光する。 (2)予備発光時の測光結果から本発光時の調光領域と
調光補正量を領域設定手段1003及び判別手段100
4によって算出する。 (3)算出された調光領域と調光補正量に応じて調光手
段1005によって本発光の調光を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の予備発光を行う閃光制御装置では、特に予備発光と本
発光とを同一のSBで行う場合や、予備発光と本発光の
時間間隔が短い場合には、予備発光によって本発光に使
うエネルギーを消費してしまい、本発光時の最大発光量
が小さくなってしまうという問題がある。この問題に対
し、上記公報の装置では、あらかじめ予備発光での最大
発光量を定め、それを越える発光を行わないことによっ
て本発光時のエネルギーを確保している。具体的には、
装着SBに応じた所定光量の小発光(プレ発光)によっ
て行う予備発光に対し、あらかじめ最大のプレ発光回数
を定めている。ところが、交換可能な装着され得る全て
のSBについて最大発光回数を同一に定めているため、
最大本発光量の小さいSB(以下、単に小さいSBと呼
ぶ)が装着された場合には、予備発光時の負担が大きす
ぎ、本発光時に発光不可能になったり、光量不足となる
という問題があった。
【0008】本発明の課題は、最大本発光量の小さい閃
光発光器であっても、予備発光を行いつつ本発光時に必
要な発光量を確保することができる閃光制御装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、本発光の前に予備発光を行う
閃光発光部(36)を制御する閃光制御装置であって、
前記閃光発光部が発光可能な総発光量に関する最大発光
量情報(GNh )に基づいて、前記最大発光量より発光量
が少ない予備発光時の最大予備発光量(Qpre_ max)を
設定する最大予備発光量設定部(30)と、前記最大予
備発光量を上限として前記閃光発光部に前記予備発光を
行わせる予備発光実行部(30,35)と、を備える閃
光制御装置である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の閃光
制御装置において、前記予備発光実行部(30,35)
は、前記閃光発光部(36)に所定発光量の小発光を繰
り返して行わせること、を特徴とする閃光制御装置であ
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載の閃光
制御装置において、前記最大予備発光量設定部(30)
は、前記最大発光量情報の他に、前記小発光の単位発光
量に関する単位発光量情報(GNp1)に基づいて予備発光
時の前記最大予備発光量を設定すること、を特徴とする
閃光制御装置である。
【0012】請求項4の発明は、請求項3に記載の閃光
制御装置において、前記最大予備発光量設定部(30)
は、前記小発光を繰り返す回数の上限(Qpre_ max)を
設定することにより前記最大予備発光量を設定するこ
と、を特徴とする閃光制御装置である。
【0013】請求項5の発明は、請求項3に記載の閃光
制御装置において、前記最大予備発光量設定部(30)
は、前記最大発光量情報(GNh )と前記単位発光量情報
(GNp1)との比率にしたがって前記最大予備発光量を設
定すること、を特徴とする閃光制御装置である。
【0014】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載の閃光制御装置において、前
記閃光発光部(36)は、カメラ本体に着脱可能な閃光
装置(53)に含まれ、前記最大予備発光量設定部(3
0)は、前記カメラ本体に設けられており、前記最大発
光量情報(GNh )及び/又は前記単位発光量情報(GNp
1)は、前記閃光発装置(53)から前記最大予備発光
量設定部(30)へ伝えられること、を特徴とする閃光
制御装置である。
【0015】請求項7の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載の閃光制御装置において、前
記閃光発光部(36)は、カメラ本体に着脱可能な閃光
装置(53)に含まれており、前記閃光装置(53)
は、所定の発光量を超える予備発光を行う指示が前記カ
メラ本体から行われても、前記所定の発光量を超える予
備発光を行わないように規制をする予備発光規制部を有
すること、を特徴とする閃光制御装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。図1
は、本発明によるカメラの閃光制御装置の実施形態の光
学系を示した図である。撮影レンズ1を通過した光束
は、メインミラー2によって折り曲げられ、拡散スクリ
ーン3上にいったん結像する。その後に、コンデンサレ
ンズ4、ペンタプリズム5、接眼レンズ6を通って撮影
者の目に到達する。一方、拡散スクリーン3によって拡
散された光束の一部は、コンデンサレンズ4、ペンタプ
リズム5、測光用プリズム7、測光用レンズ8を通して
定常光用の定常光測光部21上へ再結像される。
【0017】定常光測光部21は、例えばCCD(チャ
ージ・カップルド・デバイス)等の受光素子が用いられ
ており、図3(a)に示すように、被写界を22×15
の330領域に分割して測光し、それぞれの測光値を出
力可能な構造になっている。また、それぞれの領域は、
図3(b)に示すように、R(赤)G(緑)B(青)の
3色の測光セルを持ち、それぞれの色に分解して測光可
能になっている。
【0018】撮影時には、まず、絞り10が所定値まで
絞られると同時に、メインミラー2が跳ね上げられる。
その後に、予備発光時には、シャッター11上に略結像
され反射された一部の光束を調光用レンズ14を通して
閃光測光部22へ再結像させ、本発光時は、シャッター
11を開き、例えばCCD等によって構成される撮像素
子12の受光面上に光束を結像させる。
【0019】閃光測光部22は、SPDとSPDからの
光電流を蓄積するコンデンサ、増幅アンプ等によって構
成され、図5に示すように、領域S1〜S5に5分割さ
れており、それぞれ図3のB1〜B5に対応している。
【0020】また、メインミラー2は、一部の光を透過
するハーフミラーになっており、透過した光束の一部は
サブミラー13によって下へ折り曲げられ、例えばCC
D等によって構成される焦点検出部23へ導かれる。
【0021】焦点検出部23は、図4に示す被写界の焦
点検出領域F1〜F5についての焦点状態を検出し、そ
の何れかの領域の焦点が合焦状態になるまで撮影レンズ
1を駆動する。どの焦点検出領域を合焦させるかは、撮
影者による手動選択、至近選択等がある。
【0022】図2は、本発明による閃光制御装置の実施
形態の概略の構成を示すブロック図である。カメラ本体
51内の制御は、全てマイクロプロセッサであるカメラ
マイコン30によって制御されている。
【0023】(測光・露出関連)定常光測光部21は、
図3に示したように、被写界を22×15の330分割
して測光する回路であり、その測光出力は、カメラマイ
コン30へ出力されている。カメラマイコン30は、定
常光測光部21からの出力と、撮影レンズ52に設けら
れたレンズマイコン33内に格納された撮影レンズの開
放F値、焦点距離、射出瞳位置などのレンズ情報、感度
設定部25からの撮像素子12の感度情報等に基づい
て、定常光露出に関する適正露出値を算出し、それを絞
り値とシャッター値とに分解して、絞り制御部27やシ
ャッター11へ出力する。絞り制御部27は、レリーズ
スイッチ26からのレリーズ信号に応じて、絞り10の
絞り込み/復帰の制御を行う。
【0024】(オートフォーカス関連)焦点検出部23
は、図4に示したように、被写界の5領域についての焦
点状態を検出する。その情報は、カメラマイコン30で
処理され、レンズ駆動量となってレンズ駆動部24へ出
力され、更に、レンズ本体52内のレンズ光学系31を
合焦状態まで駆動する。このとき、レンズ光学系31の
移動量は、距離エンコーダ32によって検出され、レン
ズマイコン31を介して、カメラマイコン30に伝達さ
れる。
【0025】(SB関連)カメラマイコン30は、測光
値、絞り値、感度値、距離値、閃光発光部36のバウン
ス状態などに基づいて、閃光測光部22の設定ゲインを
算出し、閃光測光部22のゲイン設定を行う。その後
に、カメラマイコン30は、SB本体53内のSBマイ
コン35を通じて、閃光発光部36を予備発光させ(カ
メラマイコン30及びSBマイコン35が予備発光実行
部として動作)、閃光測光部22は、被写体反射光量に
応じた光電流を積分する。そして、カメラマイコン30
は、その積分値に基づいて、本発光量指示値を算出し、
再び、SBマイコン35へ本発光量指示値を出力する。
【0026】SBマイコン35は、その本発光量指示値
と、発光モニター部37によって自ら測光した予備発光
値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号
(X信号)によって発光し、発光量を制御する。
【0027】図3(a)は、定常光測光部21の分割状
態を被写界に照らし合わせて示した図である。定常光測
光部21は、被写界のほぼ全面を330分割して測光
し、それぞれの測光値を出力できるようになっている。
また、測光領域を閃光測光部22の分割形状に合わせて
平均化した領域B1〜B5の測光値を出力可能になって
いる。図3(b)は、それぞれの測光領域がRGBの3
色の測光領域に分割されている所を示した図である。
【0028】図4(a)は、焦点検出部23の検出領域
を被写界に照らし合わせて示した図である。F1〜F5
の5領域についての焦点状態をそれぞれ検出可能になっ
ている。図4(b)は、焦点検出部23の光学系を詳し
く示した図である。焦点検出部23の光学系は、撮影レ
ンズ1、視野マスク16、フィールドレンズ19、セパ
レータレンズ20、AF用センサ34から構成されてい
る。
【0029】図5は、閃光測光部22の光学系と測光領
域の分割形状を示した図である。シャッター面に入射し
結像した被写体像を、3連の調光用レンズ14により閃
光測光部22上に再結像させ、S1〜S5の5領域に分
割してそれぞれ光電変換された電荷を蓄積する構成にな
っている。ここで、S1〜S5の各領域と番号の関係
は、図3(a)における測光領域B1〜B5の各領域の
番号と対応している。
【0030】図6は、閃光測光部22の端子とその役割
をわかりやすく説明した図である。C1〜C5は、それ
ぞれ領域S1〜S5の光電流を蓄積する外付けコンデン
サ、SCは、ストップ信号を出すためにS1〜S5の光
電流を加算して蓄積する外付けコンデンサ、Vref
は、温度比例電圧出力端子、stopは、ストップ信号
出力端子、CSR,CSG,CLKは、アンプ・ゲイン
と読み出しチャンネルの設定を切り替えるための端子で
ある。設定方法は、それぞれ図7及び図8のところで説
明する。ISは、蓄積開始/終了を行う端子、DAは、
各領域のアンプ・ゲインを入力する端子、ADは、各領
域の測光積分値の出力端子である。
【0031】図7は、閃光測光部22の各領域のアンプ
・ゲインの設定方法を示した図である。CSG端子をH
レベルにしたまま、CSR端子をLレベルに下げ、その
後に、CLK端子にクロック信号を入力すると、Lレベ
ルへの立ち下がりに同期してチャンネルが切り替わる。
CLK端子がLレベルの間にDA端子を設定ゲインに応
じた電圧レベルにすることによって、そのチャンネルの
ゲインが設定される。Ch1〜Ch5は、それぞれS1
〜S5に対応している。
【0032】図8は、閃光測光部22の各領域の測光積
分値の読み出し方法を示した図である。CSR及びCS
G端子をLレベルに下げた後に、CLK端子にクロック
信号を入力すると、Lレベルへの立ち下がりに同期して
チャンネルが切り替わり、各領域の測光積分値が測光値
に応じた電圧レベルとなってAD端子に出力される。
【0033】図9は、レリーズ時の動作をわかりやすく
説明した図である。レリーズ信号が入力されて絞り込み
が完了すると、閃光測光部22のゲイン設定(ゲイン設
定1)が行われる。ゲインの算出方法は、後で詳しく説
明する。その後に、閃光発光部36及び閃光測光部22
のウォーム・アップのために、プレ発光のカラ打ちが2
発行われた後に、IS端子が立ち下げられて、積分(予
備発光積分)が開始されると同時に、予備発光が行われ
る。
【0034】測光積分値が適当なレベルに達したか、プ
レ発光の回数が最大数(算出方法は、後述)になったと
ころで予備発光が終了し、積分値の読み出し(読み出し
1)が行なわれた後に、IS端子を立ち上げ積分値のリ
セットを行う。予備発光時の積分値には、SB光の反射
光の他に、定常光成分も含まれているために、予備発光
終了後に定常光のみの積分を行い、後の演算処理におい
て、定常光成分を予備発光積分値から差し引く演算を行
う。
【0035】ゲイン設定2において、定常光積分のため
のゲイン設定を行い、その後に、予備発光のときと同様
に、IS端子を立ち下げ、積分(定常光積分)を行う。
定常光積分のゲイン設定と積分時間については後述す
る。定常光積分が終了したら積分値を読み出し(読み出
し2)た後に、IS端子を立ち上げて積分値をリセット
する。その後、後述するアルゴリズムによって、本発光
量を算出して、その値をSBマイコン35を通じて、閃
光発光部36へ通信し、撮影と同時に本発光制御を行い
撮影が終了する。
【0036】図10は、予備発光のやり直しがおこなれ
た場合の図である。図9に比べて、第1の予備発行後
に、ゲイン設定を変えて行う第2の予備発光が行われる
部分が異なっている。予備発光のやり直し及び第2の予
備発光時のゲイン設定方法についても後述する。
【0037】図11〜15は、閃光測光部22のゲイン
設定パラメータとゲインについてわかりやすく示した図
である。ゲインは、図5の領域S1〜S5について、そ
れぞれ、以下の数式2に基づいて、別々に設定される。
【0038】 GaV[i]=SvV+GnV+XmV+AvV+BvV[i]+BoV+ReV-Sa[i], i=1〜5 …(2)
【0039】ここで、GaV[i]の単位は、EVであり、i
の数値は、それぞれ領域Sの番号に対応している。ま
た、GaV[i]の値が大きくなるほど、高いゲインが設定さ
れる。数式2の右辺のそれぞれの項について、以下に説
明する。
【0040】SvV は、撮像素子12の設定感度による変
化量である。図11に示すように、感度(SV)が上が
るに連れてSvV も大きくなり、ゲインが上がる。これ
は、感度が高くなると、適正露光を与え得る距離が遠方
側に伸びるため、予備発光測光も遠方まで対応させるた
めである。しかし、感度が高くても近距離での撮影が行
われる場合もあるので、あまり感度を上げすぎないよう
に、感度1EVの変化に対して、SvV の値は、1以下に
なるよう調整されている。
【0041】GnV は、プレ発光1回当たりの発光量(GNp
1)による変化量である。装着されるSBやSB配光角に
よって、GNp1は、変化するので、その変化分を吸収さ
せ、SBがどの状態にあっても、一定した測光値が得ら
れるようにするためである。そのため、図12に示すよ
うに、GNp1が1EV大きくなると、GnV は、1EV小さ
くなるようになっている。
【0042】XmV は、距離による変化量である。どの距
離にあっても、一定した測光値が得られるようにするた
めである。そのため、図13に示すように、距離が1E
V遠くなる(√2倍の距離)と、XmV も1EV大きくな
るようになっている。
【0043】AvV は、絞り値による変化量である。どの
絞り値であっても、一定した測光値が得られるようにす
るためである。そのため、図14に示すように絞り値が
1EV大きくなる(暗くなる)と、AvV も1EV大きく
なるようになっている。
【0044】BvV[i]は、輝度値による変化量である。周
囲光の輝度が高くなると、予備発光中にも、閃光測光部
22に周囲光が入ってしまい、SB反射光の積分値が十
分蓄積される前に、ストップ信号が発生し、積分が終わ
ってしまうことがある。そのため、周囲光の輝度が高い
場合には、その輝度に応じて、その領域のゲインを下げ
ておく。図15に示すように、輝度がBvofset を越えた
ら、その後に、輝度が1EV増す毎に、ゲインを1EV
下げていき、下げ幅がBvVmaxに達したら、BvVをそこで
クリップする。
【0045】BoV は、SBがバウンス状態にあるかない
かで変わる値である。バウンスでない状態(通常の状
態)では0であり、バウンス時は+2EVとする。これ
は、バウンス時は、天井などを介して被写体が照明され
るので、反射光量が少なくなるためである。
【0046】ReV は、予備発光がやり直しされたか否か
で変わる値である。1回目の予備発光では0であるが、
1回目の予備発光で測光値が飽和してしまった場合に
は、この値を−3EVとして、ゲインを下げて、2回目
の予備発光を行う。
【0047】Sa[i] は、撮影レンズの種類と設定絞り値
に応じて、算出される補正値である。この補正値は、各
エリア毎に求める。実験などによって、あらかじめ算出
式を定めておくようにすればよい。
【0048】図16は、本実施形態による閃光制御装置
のカメラマイコン30のプログラムを示したフローチャ
ートである。カメラのレリーズスイッチ26が半押しさ
れることによって、カメラの電源が入り、本プログラム
が実行される。以下ステップ毎に説明する。
【0049】S101では、カメラの諸設定(感度、測
光モード、露出モードなど)を読み出す。S102で
は、レンズ通信により、撮影レンズの焦点距離、開放F
値、射出瞳距離、距離データなどを読み出す。S103
では、SB通信により、予備発光1発光当たりの発光量
(GNp1)、最大本発光量(GNh ) 、SBの状態(バウンス
状態か否か)等を読み出す。S104では、定常光測光
を行い、B1〜B5の測光値等を算出する。S105で
は、測光値を基に公知の手法により適正露出値Bvans を
算出し、露出モードに応じて絞り値、シャッター値を算
出する。
【0050】S106では、焦点検出を行う。S107
では、焦点検出の状態に応じてデフォーカス量が0にな
るまでレンズを駆動し、ピントを合わせる。S108で
は、合焦位置での撮影レンズのピント距離を被写体距離
とみなし、その値をレンズマイコン33から読み出す。
S109では、レリーズが全押しされたか否かを判定
し、肯定の場合には、S110に進み、否定の場合に
は、S126へジャンプする。S110では、ミラーア
ップ、絞り込みを行う。
【0051】S111では、予備発光やり直しを示すFL
G _PRE を0にセットする。S112では、閃光測光部
22のICゲインを数式2に基づいて算出する。S11
3では、予備発光を行う。詳細は後述する。S114で
は、閃光測光部22の測光値から予備発光やり直し判定
のための演算を行う。やり直し判定は、予備発光のプレ
発光数が1回(カラ打ち除く)でストップし、かつ、S
1〜S5の各積分値IGpre[i]が一つでも、あらかじめ記
憶された飽和レベルに達していたら、やり直しとする。
S115では、やり直しか否かの判定を行い、肯定の場
合には、S116へ進み、否定の場合には、S118へ
進む。
【0052】S116では、予備発光やり直しを示すFL
G _PRE を1にセットする。S117では、やり直しゲ
イン値ReV を−3にセットする。S118では、定常光
積分を行い積分値IGtei[1]〜IGtei[5]を読み出す。定常
光積分は、ゲイン設定及び積分時間を予備発光の場合と
等しく設定する。つまり、図9において、tpre=tteiと
する。S119では、予備発光などで求められた積分値
から、各調光領域S1〜S5におけるGV[1] 〜GV[5] を
算出する。GV[i](i= 1〜5 ) とは、各領域における被
写体反射率に関係する変数であり、単位EVで表したも
のである。GV[i] は、以下の数式3によって求める。
【0053】 GV[i]=log2(GNp1)+log2(Qpre)+GaV[i]+log2(IGstop/IG[i])+Gofset …(3)
【0054】ここで、log2( )は( )内の2を底と
した対数を表す。IGstopは、ストップ信号が出るときの
IG[i] の理論値である。IG[i]=IGpre[i]-IGtei[i](IG
[i]>0)である。S120では、GV[i] の結果などを基
に、後に説明する手法により、各領域の重みwt[i] とレ
ベル補正値deltaYを算出する。S121では、以下の数
式4により、撮影時の本発光量指示値kgnを算出する。
【0055】 kgn=deltaY-log2(GNp1)-log2(Qpre)-log2( Σ(wt[i]/2^GV[i]))+C …(4)
【0056】ここで、log2( )は( )内の2を底と
した対数、Cは、オフセット値である。また、本発光量
指示値Kgnは、SB側で本発光量を算出するためのもと
になる変数であり、総予備発光回数から無効予備発光回
数stnを引いた予備発光の総光量に、この本発光量指示
値Kgnを真数変換した値を掛け合わせることによって算
出する。
【0057】S122では、本発光量指示値kgnと無効
プリ発光回数stn を、SBマイコン35へ通信により伝
達する。無効プリ発光回数stn は、予備発光やり直しが
なかった場合には、カラ打ち回数(2回)、やり直した
場合には、カラ打ち回数と1回目の予備発光回数(1
回)の和となる。S123では、シャッターを開く。S
124では、閃光発光部36により、本発光の発光量制
御、撮像素子12への露出を行う。
【0058】S125では、シャッター、絞り、ミラー
を初期位置に復帰させる。S126では、半押しタイマ
ー起動後、所定時間経過したか否かを判別し、所定時間
内であれば、ステップS101へ戻って処理を繰り返
し、タイマー切れであれば、処理を終了する。
【0059】図17は、本実施形態による閃光制御装置
の予備発光の方法を示したフローチャートである。S2
01では、以下の数式5によって、実際に閃光測光部2
2に設定するゲインDApre[i]を算出する。
【0060】 DApre[i]=(pre _level[i]−GaV[i]*pre_gamma )*T/Tref (i= 1〜5 )… (5)
【0061】ここで、pre _level[i]は、予備発光調光
レベルの基準値、pre _gammaは、ガンマ調整値、T
は、現在の温度、Trefは、調整時の温度をそれぞれ示し
ている。また、-GaV[i] とマイナスになっている理由
は、図6に示した閃光測光部22のDA端子電圧を低く
すると、ゲインが高くなる仕様のためである。
【0062】S202では、カラ打ちを2回行う。S2
03では、trpeの計時を開始する。IS=Lとして積分
を開始する。S204では、予備発光のプリ発光数を示
す変数Qpreに0をセットする。
【0063】S205では、Qpreに1を加算する。S2
06では、発光量GNp1でプレ発光する。S207では、
ストップ信号が出たかを判定し、肯定の場合には、S2
09にジャンプし、否定の場合には、S208へ進む。
S208では、プリ発光数がQpre_ max回に達したかを
判定し、肯定の場合には、S209に進み、否定の場合
には、S205へ戻る。S209では、tpreの計時を終
了する。S210では、積分値IGpre[i]を読み出し、IG
pre[i]へ格納した後に、リターンする。
【0064】プレ発光回数の上限Qpre_ maxは、カメラ
マイコン30内に設けられた最大予備発光量設定部(不
図示)によって算出される。以下に、Qpre_ maxの算出
の仕方について説明する。そもそも、プレ発光1回あた
りの光量GNp1及び最大本発光量(フル発光時の光量)GN
h は、装着されるSBに応じて任意の値を持ち得るもの
である。一例として、仮に、GNp1が等しくGNh の異なる
2つのSBがあった場合を考えると、予備発光時の負担
は、当然GNh の小さいSBの方が大きい。
【0065】つまり、同回数のプレ発光からなる予備発
光を行った場合でも、最大本発光量の小さいSBの方が
最大本発光量の大きいSB(以下、単に大きいSBと呼
ぶ)よりも全発光量に対する予備発光量の割合が大き
く、本発光時に残っているエネルギー量が小さいことに
なる。
【0066】逆に、GNh が同じだとすれば、GNp1の大き
いSBの方が本発光時に残っているエネルギー量は小さ
い。これより、最低限必要な本発光時の残留エネルギー
を確保するためには、プレ発光回数の上限Qpre_ maxを
装着されるSBの特性に応じて変化させることが望まし
いことがわかる。上記のような関係より、そのSBに最
適なQpre_ maxの値はGNp1とGNh によって求めることが
できる。
【0067】ところで、ガイドナンバーGNp1の発光をn
回行った場合、その総発光量は、次式により求められ
る。
【0068】GNp1*√n
【0069】しかし、消費エネルギーについてはこの通
りにはならない。これは、SBを発光させるためのトリ
ガに消費する分や発光量に応じた発光効率などに起因す
るものと思われる。従って、あるGNh 及びGNp1の定まっ
たSBにおいて、ある一定エネルギーを予備発光分に割
り当てようとする場合、その最適なQpre_ maxを上記の
ようなエネルギー換算の式で求めることは、一般的には
不可能である。従って、最適なQpre_ maxは、実験に基
づいた値に沿うような近似式を用いる方が実際的であ
る。
【0070】図18は、近似式によってGNh と最適なQp
re_ maxの関係を示した図である。以下に示す数式6,
7は、その近似式の一例である。
【0071】Qpre_ max=GNh /GNp1 …(6)
【0072】Qpre_ max=Hgn−Pgn−30 …(7)
【0073】ただし、Hgn =12*log2(GNh )、Pgn =12
*log2(GNp1)、log2( )は、()内の2を底とした対
数をとる関数である。
【0074】数式7の場合は、カメラ〜SB間の通信に
よって交信するデータがHgn 、Pgnという形式をとる場
合に、比較的簡単な近似式によってQpre_ maxを求める
ことができる例である。また、近似式は、数式6,7に
限らず、実状にあったものを適宜使用すればよい。
【0075】次に、図16のステップS120のwt[i]
、deltaY算出方法について説明する。まず、数式3で
求められた各領域のGV[i] を用いて、各領域の被写体反
射率RefEV[i]を、数式8を用いて算出する。
【0076】 RefEV[i]=2*X+AV−GV[i] (i= 1〜5 ) …(8)
【0077】ただし、Xは、撮影距離(単位は、m)、
AVは、撮影絞り値(単位は、AV)である。ここで、Re
fEV[i]は、反射率が標準値であった場合は0、反射率が
標準よりも1段高かった(+1段)場合は+1、同様
に、1段低かった(−1段)場合には−1となるような
変数である。
【0078】次に、RefEV[i]を用いて、反射率に応じた
各領域に対する重み付け数RefG[i]を数式9を用いて算
出する。
【0079】 RefG[i] =1/(2^(Abs (RefG[i]))) (i= 1〜5 ) …(9)
【0080】ただし、Abs ( )は、( )内の絶対値
を求める関数である。RefG[i] は、図19に示すよう
に、被写体の反射率が標準値の場合には、1、また、標
準値からから離れるに従って小さくなっていく変数であ
る。次に、数式10により、RefG[i] を規格化し、各領
域対する重みwt[i] を算出する。
【0081】 wt[i] =RefG[i] /Σ(RefG[i] ) (i= 1〜5 ) …(10)
【0082】ただし、Σ( )は、( )内の変数RefG
[i] (i= 1〜5 )の総和を求める関数である。次に、数
式8で求めたRefEV[i]を再び用いて、数式11により被
写界全体での反射率補正値RefMain を算出する。
【0083】 RefMain =log2(Σ(wt[i]*2^RefEV[i]) ) (i= 1〜5 ) …(11)
【0084】ただし、Σ( )は、数式10と同様の関
数であり、log2( )は、( )内の2の対数を表す関
数である。次いで、RefMain を用いて、本発光量補正値
deltaYを、数式12により算出する。
【0085】deltaY=krm*RefMain …(12)
【0086】反射率とdeltaYの関係を図20に示す。こ
こで、krm は、反射率の補正度合いを調節する定数であ
りkrm =0.5程度の数値を用いるが、必要に応じて変
更可能にしてもよい。
【0087】図21は、本実施形態による閃光制御装置
の本発光の動作を示したフローチャートである。S30
1では、本発光量演算のためのkgn、stn が通信された
か否かを判定し、肯定の場合には、S302に進み、否
定の場合には、S303へ進む。S302では、本発光
量を算出する。S303では、通信データが来ない場合
には外部調光モードにセットする。外部調光モードと
は、SB本体53に内蔵されたセンサ(不図示)によっ
て被写体からの反射光を検出し、その反射光が一定値に
達したら、発光をストップするモードである。S304
では、発光トリガ(X信号)が来たかを判定し、肯定の
場合には、S305に進み、否定の場合には、S301
へ戻る。S305では、セットされたモードで本発光制
御を行う。
【0088】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。例えば、本実施形
態では、CCD等の撮像素子を用いた電子スチルカメラ
を例にして説明したが、銀塩フィルムを露光するカメラ
にも同様に適用することができる。また、本実施形態に
おいて、カメラ本体51内のカメラマイコン30が最大
予備発光量を決定して制御する例を示したが、これに限
らず、例えば、SB本体53内のSBマイコン35に予
備発光規制部を設け、この予備発光規制部が予め最大予
備発光量を決めていて、カメラ本体51側からの指示に
対して予備発光量を規制するようにしてもよい。
【0089】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、閃光発光部の最大発光量情報に基づいて、最大予
備発光量を設定するようにしたので、閃光発光部の最大
発光量が少ない場合であっても、予備発光を行いつつ本
発光時に必要な発光量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による閃光制御装置の実施形態の光学系
を示した図である。
【図2】本実施形態による閃光制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施形態による閃光制御装置の定常光測光部
の分割形状を示す図である。
【図4】本実施形態による閃光制御装置の焦点検出部の
領域と光学系を示した図である。
【図5】本実施形態による閃光制御装置の閃光測光部の
光学系及び分割形状を示した図である。
【図6】本実施形態による閃光制御装置の調光素子の端
子とその動作をわかりやすく示した図である。
【図7】本実施形態による閃光制御装置の調光素子の端
子とその動作をわかりやすく示した図である。
【図8】本実施形態による閃光制御装置の調光素子の端
子とその動作をわかりやすく示した図である。
【図9】本実施形態による閃光制御装置の発光動作をわ
かりやすく説明した図である。
【図10】本実施形態による閃光制御装置の発光動作を
わかりやすく説明した図である。
【図11】本実施形態による閃光制御装置の各種条件と
ゲインの関係を簡潔に示した図である。
【図12】本実施形態による閃光制御装置の各種条件と
ゲインの関係を簡潔に示した図である。
【図13】本実施形態による閃光制御装置の各種条件と
SB光の到達距離との関係を簡潔に示した図である。
【図14】本実施形態による閃光制御装置の各種条件と
ゲインの関係を簡潔に示した図である。
【図15】本実施形態による閃光制御装置の各種条件と
SB光の到達距離との関係を簡潔に示した図である。
【図16】本実施形態による閃光制御装置の動作を示す
フローチャートである。
【図17】本実施形態による閃光制御装置の動作を示す
フローチャートである。
【図18】近似式によってGNh と最適なQpre_ maxの関
係を示した図である。
【図19】反射率と各変数との関係を簡潔に示した図で
ある。
【図20】反射率と各変数との関係を簡潔に示した図で
ある。
【図21】本実施形態による閃光制御装置の動作を示す
フローチャートである。
【図22】従来のTTL調光を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 メインミラー 3 拡散スクリーン 4 コンデンサレンズ 5 ペンタプリズム 6 接眼レンズ 7 測光用プリズム 8 測光用レンズ 10 絞り 11 シャッター 12 撮像素子 13 サブミラー 14 調光用レンズ 16 視野マスク 19 フィールドレンズ 20 セパレータレンズ 21 定常光測光部 22 閃光測光部 23 焦点検出部 24 レンズ駆動部 25 感度設定部 26 レリーズ・スイッチ 27 絞り制御部 30 カメラマイコン 31 レンズ光学系 32 距離エンコーダ 33 レンズマイコン 34 AF用センサ 35 SBマイコン 36 閃光発光部 37 発光モニター部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本発光の前に予備発光を行う閃光発光部
    を制御する閃光制御装置であって、 前記閃光発光部が発光可能な総発光量に関する最大発光
    量情報に基づいて、前記最大発光量より発光量が少ない
    予備発光時の最大予備発光量を設定する最大予備発光量
    設定部と、 前記最大予備発光量を上限として前記閃光発光部に前記
    予備発光を行わせる予備発光実行部と、 を備える閃光制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の閃光制御装置におい
    て、 前記予備発光実行部は、前記閃光発光部に所定発光量の
    小発光を繰り返して行わせること、 を特徴とする閃光制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の閃光制御装置におい
    て、 前記最大予備発光量設定部は、前記最大発光量情報の他
    に、前記小発光の単位発光量に関する単位発光量情報に
    基づいて予備発光時の前記最大予備発光量を設定するこ
    と、 を特徴とする閃光制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の閃光制御装置におい
    て、 前記最大予備発光量設定部は、前記小発光を繰り返す回
    数の上限を設定することにより前記最大予備発光量を設
    定すること、 を特徴とする閃光制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の閃光制御装置におい
    て、 前記最大予備発光量設定部は、前記最大発光量情報と前
    記単位発光量情報との比率にしたがって前記最大予備発
    光量を設定すること、 を特徴とする閃光制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載の閃光制御装置において、 前記閃光発光部は、カメラ本体に着脱可能な閃光装置に
    含まれ、前記最大予備発光量設定部は、前記カメラ本体
    に設けられており、 前記最大発光量情報及び/又は前記単位発光量情報は、
    前記閃光装置側から前記最大予備発光量設定部へ伝えら
    れること、 を特徴とする閃光制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載の閃光制御装置において、 前記閃光発光部は、カメラ本体に着脱可能な閃光装置に
    含まれており、 前記閃光装置は、所定の発光量を超える予備発光を行う
    指示が前記カメラ本体から行われても、前記所定の発光
    量を超える予備発光を行わないように規制をする予備発
    光規制部を有すること、 を特徴とする閃光制御装置。
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