JPH0943670A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH0943670A
JPH0943670A JP19368295A JP19368295A JPH0943670A JP H0943670 A JPH0943670 A JP H0943670A JP 19368295 A JP19368295 A JP 19368295A JP 19368295 A JP19368295 A JP 19368295A JP H0943670 A JPH0943670 A JP H0943670A
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JP
Japan
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light emission
light
photometry
emission
mode
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Application number
JP19368295A
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English (en)
Inventor
Yoshihito Harada
義仁 原田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Focusing (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FEロックにおいて、評価測光と同様に長時
間プリ発光すると、ストロボ発光用のエネルギの無駄な
消費となる。 【解決手段】 ストロボをメイン発光させる前にプリ発
光させて被写体の測光を行うカメラシステムにおいて、
複数の分割領域で測光を行う第1プリ発光モード
(C),(D)と、上記複数の分割領域よりも少数の所
定領域で測光を行う第2プリ発光モード(A),(B)
とを選択的に設定できるようにし、第2プリ発光モード
における発光時間T0 を、第1プリ発光モードにおける
発光時間よりも短く設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボのプリ発
光により測光を行い、さらにこの測光値を用いてメイン
発光を制御するカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラシステムにおいては、例えば特開
平6−250255号公報にて提案されているように、
ストロボを露出時のメイン発光に先だってプリ発光(フ
ラット発光)させ、このプリ発光による被写体の測光値
に基づいてメイン発光(フラット発光又は閃光発光)の
発光強度や発光時間を制御する手法が従来用いられてい
る。従来のプリ発光は、レリーズボタンが操作された
後、露出動作およびメイン発光が開始される直前に行わ
れることが多く、これを一括発光と称している。そし
て、測光は、複数の分割領域で測光して平均的な測光値
を求める評価測光が行われることが多い。
【0003】なお、評価測光を行う場合、カメラシステ
ムに設けられるMPUの演算処理能力等との関係から、
各領域の測光を順番に行ってデータを加算し、最終的に
平均的な測光値を演算するようにしているため、全領域
の測光が終了するまでの比較的長時間の間プリ発光を継
続する必要がある。
【0004】また、上記の一括発光に加えて、レリーズ
ボタンの操作前にプリ発光および測光を行い、プリ発光
時の測光値をロックするとともにメイン発光量を決定す
るFEロック機能の使用が可能なカメラシステムもあ
る。このFEロックによれば、部分測光によるAEロッ
クと同様な感覚で、主被写体に対してプリ発光および測
光を行った後フレーミングを変更しても、主被写体の適
正なストロボ露光を得ることができる。なお、FEロッ
クのための測光は、複数の分割領域のうちの一部であっ
て主被写体を含む領域(例えば、ファインダ視野の中央
の領域とか、測距点が選択可能な場合は選択された測距
点を含む領域)での部分測光が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにレリーズボタンの操作と無関係にプリ発光が行わ
れるFEロックにおいて、評価測光を行う場合のように
プリ発光時間を長くすると、被写体となる人物がまぶし
く感じたり、撮影が終わったと勘違いしたりするおそれ
がある。
【0006】また、評価測光での測光領域数に対して少
数の領域での部分測光しか行わないFEロックにおい
て、評価測光時と同様に長時間プリ発光することは、ス
トロボ発光用のエネルギの無駄な消費となるという問題
がある。
【0007】そこで、本願発明の第1の目的は、プリ発
光のまぶしさを低減するとともに、ストロボ発光用エネ
ルギを節約できるようにしたカメラシステムを提供する
ことである。
【0008】また、本願発明の第2の目的は、上記発明
を用いて適正なメイン発光量が得られるカメラシステム
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、ストロボをメイン発光させ
る前にプリ発光させて被写体の測光を行うカメラシステ
ムにおいて、複数の分割領域で測光を行う第1プリ発光
モードと、上記複数の分割領域よりも少数の所定領域で
測光を行う第2プリ発光モードとを選択的に設定できる
ようにし、第2プリ発光モードにおける発光時間を、第
1プリ発光モードにおける発光時間よりも短く設定して
いる。すなわち、第1プリ発光モードを用いて評価測光
を行う場合のプリ発光時間に対して、第2プリ発光モー
ドを用いてFEロックのための部分測光を行う場合のプ
リ発光時間を短くすることにより、同じ発光強度でプリ
発光を行ったときに、第2モードでのストロボのまぶし
さを低減させ、エネルギ消費を抑える。
【0010】なお、上記所定領域は、複数の分割領域の
うち中央の領域か又は測距点の選択が可能な場合は選択
された測距点を含む領域とするのが望ましい。
【0011】また、本願第2の発明では、上記第1の発
明におけるプリ発光による測光値に基づいてメイン発光
を制御することとしている。
【0012】そして、この場合、メイン発光を、第1お
よび第2プリ発光モードに共通に設定した演算用発光時
間を用いて制御するのが望ましい。すなわち、例えばメ
イン発光の発光強度をプリ発光の発光時間に基づいて算
出する場合に、プリ発光の実際の発光時間に代えて、予
め演算用に共通設定した発光時間を用いることにより、
モードによってプリ発光の実発光時間が異なっても、メ
イン発光の制御を簡単に行えるようにするのが望まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、カメラの主なセンサーおよび
光学部材等を記した図である。この図において01はフ
ィルム面、02はペンタプリズム、03は主ミラー、0
4はサブミラー、05はスーパーインポーズ用プリズム
である。また、06はピント板であり、その中央部に
は、スーパーインポーズ用のマイクロプリズムアレーが
設けられている。07は測光レンズ、08は視線検知回
路32に光を導くプリズム、09は撮影者の目である。
また、38はカメラ本体に取り付けられるストロボであ
る。
【0014】このストロボ38には、反射笠45とキセ
ノン管44とを有しており、さらにキセノン管44の発
光量をモニターするSPC1(49)と、キセノン管4
4からの光の発光強度をモニターするSPC2(51)
とを有する。ストロボ38から発せられた光は、不図示
の被写体で反射し、レンズ23を通ってカメラ内に入
り、その一部は、中央部がハーフミラーになっている主
ミラー03を通り抜けた後、サブミラー04によって反
射されてAFセンサー31に導かれる。また、その残り
は、主ミラー03により反射された後ペンタプリズム0
2で反射され、撮影者の目09に達する。また、ピント
板06上の像はペンタプリズム02で反射しながら測光
レンズ07を通って測光センサ21に達する。また、フ
ァインダー内表示器30はバックライト、LCD、プリ
ズム等で構成され、ファインダー下部に情報表示を行な
う。
【0015】27はスーパーインポーズの表示器であ
り、この表示器による表示は、プリズム05を介して主
ミラー03で反射され、ピント板06上のマイクロプリ
ズムアレーで方向を変えて、撮影者の目09に達する。
【0016】図4(A)には、ファインダーレイアウト
が示してある。64はファインダーであり、61,6
2,63は各々、左,中,右のスーパーインポーズにて
点灯する測距点である。65は合焦LED、30はファ
インダー内LCD表示器である。この表示器30にシャ
ッター秒時や絞り値を7セグメント表示するとともに、
ストロボ充電完了マーク30aやFEロック状態を示す
マーク30bや高速同調を示すマーク30cを表示す
る。図4(B)は、分割測光センサー(以下、AEセン
サーという)21の配置図であり、この図から分かるよ
うにAEセンサー21は、S0〜S5までの6つに分割
され、S0〜S2は各測距点61〜63を含むように設
定されている。図4(C)は、AFセンサー31の配置
図である。
【0017】図2および図3はカメラ、レンズ、ストロ
ボの電気のシステムブロック図である。なお、両図は、
図中の丸囲み記号Aの部分でつながっている。
【0018】21はAEセンサーであり、10は中央の
分割センサー(S0)、11は左側の分割センサー(S
1)、12は外周の分割センサー(S5)である。な
お、右側の分割センサーS2、中間周左側の分割センサ
ーS3および中間周右側の分割センサーS4にここでは
図示を省略している。13は圧縮ダイオード(D0)で
あり、このダイオード(D0)13は、オペアンプ(A
P0)14とともにセンサー(S0)10の光電流をロ
グ圧縮しつつ、電流電圧変換している。同様に圧縮ダイ
オード(D1)15、オペアンプ(AP1)16、圧縮
ダイオード(D5)17、オペアンプ(AP5)18で
も、各々センサーS1,S5の光電流がログ圧縮され、
電流電圧変換されている。
【0019】これらの変換出力は、マルチプレクサ(M
PX2)19に入力される。マルチプレクサ19では、
カメラのMPU22の選択信号AESELによって、セ
ンサーS0〜S5のいずれかの測光信号が選択され、選
択された測光信号は、AD変換器(AD2)20によっ
てデジタル測光値に変換された後、MPU22にとり込
まれる。
【0020】23は交換レンズであり、24はピント合
わせをするAF制御部である。25はZOOM検知部で
あり、26は絞り制御部である。カメラのMPU22と
レンズとはレンズ通信のバスによって接続されている。
【0021】27はスーパーインポーズ測距点表示器、
28はシャッター制御部、29はシーケンス制御部、3
0はファインダー表示器、31はAFセンサー、32は
視線検知部である。
【0022】37は測光スイッチSW1、36はレリー
ズスイッチSW2、35はFELKボタンである。33
と34はそれぞれ測距点選択スイッチであり、AFSE
L値を0〜3までで切り換える。38はストロボであ
り、カメラとストロボ38はストロボ通信のバスにより
接続されている。
【0023】図3に示すストロボ38は、システム制御
回路39を有しており、この制御回路39は、図5のス
トロボ制御回路のシーケンスフローを制御している。
【0024】44はキセノン管、45は反射笠、46は
トリガー回路、48は充電制御回路、47はズーム制御
回路、43はIGBTのような発光制御回路である。
【0025】センサー(SPC1)49は、キセノン管
44からの光を直接受ける。センサー49により検出さ
れた光は圧縮積分回路50で積分処理される。この積分
値は、AD変換器(AD1)45により変換される一
方、比較器(1)53によりDA変換器(DA1)56
の出力電圧と比較され、積分値がDA変換器56の出力
電圧に達したら発光を停止させる、いわゆる調光制御が
できるようになっている。
【0026】フラット発光を行なう時にはセンサー(S
PC2)51の光電流を電流電圧変換器52で発光強度
に対応した出力電圧(発光強度電圧)に変換される。発
光強度電圧は、比較器2(54)によりDA変換器(D
A2)57の出力電圧と比較され、発光強度電圧がDA
変換器57の出力電圧を超えるとストロボの発光を停止
させ、下まわると再び発光させる。
【0027】これにより、発光強度をほぼ一定に維持す
るフラット発光が行なわれる。なお、比較器2(54)
の出力は、ワンショットタイマー1(40)の出力とゲ
ート1(41)においてANDゲートされているので、
タイマー1(40)がカウントアップするまでの時間は
フラット発光を継続する。42はマルチプレクサ(MP
X1)である。このマルチプレクサ42は、システム制
御回路39によりコントロールして切り換え可能な2つ
のチャンネルCH1,CH2を有する。なお、閃光発光
を行なう時はCH1が選択され、フラット発光を行なう
時はCH2が選択される。
【0028】図5はプリ発光を利用したメイン発光制御
システムの基本概念をわかりやすく解説したフローチャ
ートである。
【0029】ステップ01(#01)では、基準外光測
光を行う。なお、ここでは、測光値をA(i)(i=0
〜5)で表す。iは分割測光センサーS0〜S5に対応
する数字であり、各センサーの外光測光値は、A(0)
〜A(5)で表わされる。
【0030】ステップ02(#02)では、プリフラッ
ト発光測光を行う。この時の被写体からの反射光を測光
した測光値をF(i)で表す。
【0031】ステップ03(#03)では、カメラの制
御EVt値を制御秒時Tvと制御絞り値Avから算出す
る。
【0032】ステップ04(#04)では、各測光セン
サーの領域ごとに、適正露光を行うためにはプリ発光の
発光強度に対してメイン発光の発光強度を何倍とすべき
かを計算する。具体的には、プリ発光が測光にどの程度
影響を与えているかを表す数値である2F(i)−2
A(i)で、必要な影響度を表す数値2EVt −2A(i)を割り
算する。なお、算出された倍率を、各センサー毎に、2
G(i)で表わす。
【0033】例えば、ISO感度100のときに、EV
5程度の暗中で普通にストロボ発光させる場合に、同調
秒時を考慮して、1/60秒、F5.6で制御すると仮
定すると、制御EVt=Tv+Av=6+5=11とな
る。この時のA(i)は、ほぼEV5なので、ステップ
04における右辺の分子は2EVt −2A(i) EVt とな
り、第2項はほぼ無視できる。すなわち、外光が制御E
Vtに比べて著しく小さい時はG(i)EVt−F
(i)と考えてもよい。もちろんこれは、プリフラット
発光による測光値F(i)もA(i)より大きいことが
前提である。
【0034】プリフラット発光の測定値F(i)が、E
V13あったとすると、上記例ではEVt=11なので
メイン発光時はG(i)=11−13=−2となり、プ
リフラット発光の発光強度より2段小さな発光強度で制
御すれば制御EVt=11において適正な露出が得られ
る。
【0035】ステップ05(#05)では、分割測光の
各領域毎に求めたフラット発光ゲインG(i)の最小値
を選択する。これにより、近いもの優先のストロボ制御
を行える。一般に、ストロボ撮影時には、主被写体は中
央部に広く、しかもフレーム中では最至近に存在するこ
とが多いので、このようなアルゴリズムを一種の評価調
光として採用したものである。なお、単純に最小値を選
択するだけでなく、中央に重点を置いた選択を行っても
よい。また、このままでは、手前に白いテーブルクロス
などがあったりすると、その後にいる主被写体がアンダ
ー制御されてしまうといった問題もあり、この辺のアル
ゴリズムについては、充分に検討の余地があるが、評価
調光の基本は、上述した近いもの優先のアルゴリズムが
原則と考えられる。
【0036】ステップ06(#06)では、制御秒時T
vが同調秒時よりも高速か否かを判別し、高速の時はス
テップ07(#07)に進んで、メイン発光をフラット
発光で行なう。このステップ07において、メインフラ
ット発光を、プリ発光よりもG段分強い発光強度で制御
すれば、適正な露出が得られる。このときの発光時間
は、少なくともシャッター先幕がアパチャー内に突出す
る前からシャッター後幕がアパチャーを完全に覆うまで
の時間に対応して設定される。
【0037】ステップ07において、制御秒時Tvが同
調秒時よりも低速と判別したときはステップ08(#
8)に進み、閃光発光用の演算を行う。ここで、ステッ
プ07で演算された発光強度によりメインフラット発光
されたときにシャッターのスリットを通過してきた光の
総和は、閃光発光時にもフィルム露出が適正となる発光
量と考えられる。そして、ステップ02で測定したプリ
発光時間T0 のストロボの発光積分値がKpであるとす
ると、プリフラット発光の発光強度はKp/T0とな
り、メインフラット発光に必要な発光強度は、Kp/T
0 ×2G なので、総発光量は、制御シャッター秒時をT
1 とすると、Kp/T0 ×2G ×T1 となる。従ってス
テップ08では、ストロボに対してメイン閃光発光ゲイ
ンrを指示し、ステップ09(#09)に進む。
【0038】ステップ09では、プリ発光の積分値Kp
の2r 倍のメイン発光積分値でストロボを制御する。
【0039】以上のようにプリフラット発光を測光し、
またストロボ側でプリフラット発光積分量を測定してお
くことで、メイン発光時には、スリット露光秒時ならば
プリ発光の発光強度の2G 倍でフラット発光制御し、閃
光発光秒時ならば、プリ発光の積分値の2r 倍で閃光発
光制御するだけで、適正露光を得るためのストロボ調光
システムが実現できる。
【0040】次に、図6を用いて、図3に示したストロ
ボ制御回路39のシーケンスフローについて説明する。
【0041】システム制御回路39は通信やストロボ内
のシーケンスを担当するマイコンであり、まずステップ
11(#11)では、充電制御器48を介して電池を昇
圧し、300V程度を不図示のメインコンデンサに充電
する。
【0042】ステップ12(#12)では、カメラから
のデータを受信したか否かを判別し、データ受信がある
ときはステップ13(#13)進み、受信したデータを
発光強度ゲインG、閃光発光ゲインr、プリフラット発
光時間T0 、メインフラット発光時間T2 のように各変
数としてメモリする。一方、データ受信がないときはそ
のままステップ14(#14)に進む。
【0043】ステップ14(#14)では、カメラから
プリ発光指令があったか否かを判別し、プリ発光指令が
なかったときはステップ15(#15)に進み、プリ発
光指令があったときはステップ17(#17)に進む。
【0044】ステップ15(#15)では、メインフラ
ット発光指令があったか否かを判別し、メインフラット
発光指令がなかったときはステップ16(#16)に進
み、メインフラット発光指令があったときはステップ2
4(#24)に進む。
【0045】ステップ16(#16)では、メイン閃光
発光指令があったか否かを判別し、メイン閃光発光指令
がなかったときはステップ12(#12)に戻り、メイ
ン閃光発光指令があったときはステップ28(#28)
に進む。
【0046】ステップ17(#17)では、所定の発光
強度(発光強度)h0 をhに代入してステップ18(#
18)に進み、このhを発光強度制御のDA変換器57
にセットする。
【0047】続いてステップ19(#19)では、フラ
ット発光をするためにマルチプレクサ(MPX1)42
をCH2にセットし、ステップ20(#20)では、タ
イマー1(40)に発光時間T0 をプリセットする。
【0048】次に、ステップ21(#21)では、トリ
ガー制御回路をオンにしてキセノン管44の発光を開始
させるとともに、タイマー1(40)のカウントを開始
させる。前述したように、キセノン管44の発光は、セ
ンサーSPC2でモニターされ、その発光強度がDA変
換器57にセットされたh(=h0 )よりも高くなると
キセノン管44の発光をオフし、h0 よりも低くなると
オンするように制御され、安定したフラット発光が維持
される。ステップ22(#22)では、タイマー1(4
0)がカウントアップしたか否かを判別し、タイマー1
がカウントアップしたときは発光を停止させる。そして
カウントアップしていないときは発光制御を継続する。
【0049】ステップ23(#23)では、AD変換器
55でプリフラット発光量の積分値をAD変換し、Kp
としてメモリーし、その後ステップ11(#11)に戻
る。ステップ24(#24)では、プリ発光の発光強度
h0 の2G 倍に相当するhを演算し、次に、ステップ2
5(#25)では、演算した発光強度hをDA変換器
(DA2)57にセットする。
【0050】ステップ26(#26)では、マルチプレ
クサ(MPX1)42をCH2にセットし、ステップ2
7(#27)ではメインフラット発光時間T2 をタイマ
ー1(40)にセットする。そして、ステップ21(#
21)〜ステップ23(#23)に進み、メインフラッ
ト発光を行う。
【0051】ステップ28(#28)では、プリ発光積
分値Kpの2r 倍に相当する積分値Kxを演算し、ステ
ップ29(#29)では、この積分値KxをDA変換器
(DA1)56にセットする。さらに、ステップ30
(#30)では、マルチプレクサ(MPX1)42をC
H1にセットし、閃光発光回路を接続する。次にステッ
プ31(#31)では、トリガー回路をオンにしてキセ
ノン管44の閃光発光を開始させる。閃光発光の光量は
SPC1(49)で光電変換され、圧縮積分回路50
で、積分され、その積分量がDA変換器(DA1)56
にセットされたKxに達すると比較器1(53)が反転
し、閃光発光が終了する。閃光発光終了後は、ステップ
11(#11)に戻る。
【0052】なお、本フローでは、比較器1(53)が
反転しても、閃光発光開始から100ms(閃光発光が
終了するのに十分な時間)が経過するまではステップ1
1に戻らないように構成したが、比較器1(53)が反
転したらすぐにステップ11に戻るようにしてもよい。
【0053】以上のようにして、プリ発光時は、図12
(A)〜(D)に示すように、発光強度h0 と発光時間
T0 をカメラから受けて、発光強度h0 で発光時間T0
の間フラット発光する。また、図12(A),(C)に
示すように、メインフラット発光時は、ゲインGと発光
時間T2 をカメラから受けて、発光強度h0 ×2G で発
光時間T2 の間フラット発光する。さらに、図12
(B),(D)に示すように、メイン閃光発光時は、プ
リフラット発光の積分値Kpをもとにカメラから指示さ
れたゲインrに従い、閃光積分量Kp×2r で閃光発光
する。
【0054】図7にカメラのメインシーケンスフローを
示す。ステップ41(#41)でスタートすると、ステ
ップ42(#42)では、FELKボタンが押されたか
否かを判別し、押されたときはステップ43(#43)
に進み、押されていないときはステップ46(#46)
に進む。
【0055】ここで、FEロックは、ストロボをプリ発
光させ、その時の反射光量に基づいてレリーズの時のス
トロボ発光量を決定するものである。このFEロックの
操作性を向上させるためには、比較的狭い領域、すなわ
ち部分測光に相当する領域で測光を行なうのが便利であ
る。具体的には、測距点等にストロボの露出を適正にし
たい被写体を入れ、FELKボタンを押す。FELKボ
タンが押されると、主被写体の距離と反射率に依存する
情報として、プリフラット発光の反射光が測光され、測
光値がロックされる。こうして、プリ発光が行なわれた
後に、例えばフレーミングを変更する等しても、従来の
TTL調光と異なり、ロックされた測定値に基づく適正
な露光が得られる。
【0056】ステップ43(#43)では、FEロック
中にフレーミング変更等をするのに十分な時間をタイマ
ーにセットする。そしてステップ44(#44)では、
プリ発光aを呼び出す。
【0057】ここで後述するステップ57(#57)で
はプリ発光bが選択されるが、プリ発光bは、いわゆる
評価調光を行なうために分割測光センサーのほとんどを
使って、測光するものである。
【0058】一方、プリ発光aは、測距点等を含む1個
のセンサに対応する狭い部分での測光を行うようにして
操作性をよくしたものである。しかも、プリ発光aで
は、図12から分かるように、同じ発光強度で発光時間
をプリ発光bよりもかなり短い時間に設定しており、ス
トロボ発光用エネルギの無駄な消費を防止している。
【0059】ステップ45(#45)では、FEロック
状態であることを示すPREEND=1をセットする。
【0060】ステップ46(#46)では、SW1が押
されたか否かを判別し、押されたときはステップ47
(#47)に進み、押されていないときはステップ49
(#49)に進む。ステップ47(#47)では、視線
検知を行なう。
【0061】なお、スイッチ33,34によりAFSE
L=0〜2に設定されているときは、中央,左,右のう
ち任意の測距点が選択されているので、ステップ47
(#47)の視線検知は行わずステップ48(#48)
で選択された測距点に基づき測距する。また、AFSE
L=3のときは、視線検知により選択された測距点に基
づき、ステップ48(#48)でAF制御する。
【0062】ステップ49(#49)では、測光タイマ
ーのカウントを開始させる。ステップ50(#50)で
は、タイマーがカウントアップしたか否かを判別し、カ
ウントアップ(タイムアップ)したときはステップ51
(#51)に進み、タイムアップ前のときはステップ5
2(#52)に進む。ステップ51(#51)では、F
Eロック中を示すPREEND=0をセットし、ステッ
プ42(#42)に戻る。
【0063】ステップ52(#52)では、通常測光
し、ステップ53(#53)では、その測光値に基づい
て、評価測光やプログラム線図等に基づくシャッター秒
時Tvや絞り値Avの決定を行う。
【0064】そして、ステップ54(#54)では、T
v値やAv値の表示を行なう。
【0065】ステップ55(#55)では、SW2がオ
ンか否かを判別し、オンのときはステップ56(#5
6)に進んで、レリーズシーケンスに移り、オフのとき
はステップ42(#42)に戻る。
【0066】ステップ56(#56)ではPREEND
=1か否かを判別し、1のときはステップ58(#5
8)に進み、0のときは、ステップ57(#57)に進
む。
【0067】ステップ57(#57)では、主ミラー0
3のアップの前に、プリ発光bを行なう。これは、その
直後にメイン発光をひかえているので、プリ発光bとメ
イン発光とを合せて一括発光と称する。
【0068】ステップ58(#58)では、FEロック
か一括発光かに応じて、各々1コのセンサー又は複数の
センサーに対応したフラット発光のためのゲインG又は
閃光発光のためのゲインrを求める。また、シャッター
秒時が同調秒時(シャッターが全開になる最高速秒時)
よりも高速か否かに応じてG,rを算出する。
【0069】ステップ59(#59)では、主ミラー0
3をアップさせ、ステップ60(#60)では、シャッ
ター制御を行なう。
【0070】また、ステップ60では、シャッター制御
と同時に、ストロボへのデータ通信とストロボ発光のた
めの種々の指令の通信を行う。
【0071】ステップ61(#61)では、主ミラー0
3をダウンし、シャッターチャージおよびフィルム巻上
げを行ない、ステップ62(#62)では、PREEN
D=0をセットし、ステップ42(#42)に戻る。
【0072】次に、ステップ52,53,54,44,
57,58で用いられるサブルーチンについて説明す
る。
【0073】図8(A)は、ステップ52にて行われる
通常測光のサブルーチンを示している。ここでは、蛍光
灯等のフリッカーの影響を減らすために、約10msか
けて平均的な測光をする。具体的には、6つの測光セン
サーS0〜S5のすべての測光値を用いる。また、各々
の測光とともに、センサー毎にも8回AD変換し、これ
らの平均値をとっている。
【0074】さらに、より平均的な値を算出するためサ
ンプリングを10msの間できるだけ分散させている。
具体的には、ステップ74(#74)とステップ75
(#75)の2重のループとし、ステップ76(#7
6)でセンサー切り換えを行うことでこれを実現してい
る。こうして10ms間に、6×8=48回のAD変換
が行われるので、ステップ79(#79)では、測光セ
ンサーを切換えた後、10ms÷48回=208μsの
間待ってステップ75又はステップ74に戻る。なお、
ステップ74〜81(ステップ79を除く)において実
行に時間がかかれば、その分を208μsより前もって
差引いておくべきである。
【0075】ステップ71〜73(#71〜#73)で
は、変数SUM(i)を0にセットする。
【0076】ステップ76(#76)では、測光センサ
ーを選択し、ステップ77(#77)では、選択された
測光センサーによる測光値をAD変換し、ステップ78
(#78)では、SUM(i)にセンサー毎のAD変換
値を加算していく。それを、2重ループで10ms間に
48回くり返した後、センサー毎の測光平均値M(i)
をステップ82〜84(#82〜#84)で求め、ステ
ップ85(#85)でサブルーチンを終了する。
【0077】次に、ステップ53(#53)で行われる
Tv値、Av値の演算ルーチンを図7(B)を用いて説
明する。
【0078】ステップ86(#86)では、各測光セン
サーの測光平均値M(i)に基づいて制御EV値EVt
を求める。
【0079】EVtを求めるに当り、測光値に対し、レ
ベル補正、ゲイン補正、温度補正、レンズの開放絞りに
よる補正等の各種補正と、ISO感度(SV値)の加算
等を行なう。
【0080】また、ステップ86(#86)では、分割
測光センサーの測光値M(i)よりEVtを求めるため
に、評価測光などの測距点重点化や、逆光補正や、レン
ズの距離情報等による評価演算などが行なわれることが
ある。
【0081】ステップ87(#87)では、得られた制
御EVtに基づいて、図示しないプログラム線図からT
v値、Av値を求める。プログラムモード以外のTv優
先モードや、Av優先モードでは、Tv値、Av値の片
方がプリセットされ、もう一方が演算される。
【0082】ステップ88(#88)でこのサブルーチ
ンを終了する。
【0083】図9には、ステップ54(#54)で用い
られる表示サブルーチンを示す。
【0084】ステップ91(#91)では、ファインダ
ー表示器30にシャッター秒時Tvを表示させる。
【0085】また、ステップ92(#92)では絞り値
Avを表示させ、ステップ93(#93)では、合焦L
ED65にAF表示させる。
【0086】さらに、ステップ94(#94)では、測
距点61〜63をスーパーインポーズ表示させる。具体
的には、図1に示したLED(実際には3コある)27
を選択的に点灯させることにより、撮影者には、それに
対応する測距点が光って見える。
【0087】次に、ステップ95(#95)ではシャッ
ター秒時が同調秒時よりも高速か否かを判別し、高速な
らばステップ96(#96)に進み、図4(A)に示し
たマーク30aおよびマーク30cを表示させる。すな
わち、ハイスピードシンクロ表示を行う。高速でないと
きは、ステップ97(#97)に進み、マーク30aの
み表示させる。
【0088】さらに、ステップ98(#98)ではFE
LK中か否か(PREEND=1か否か)を判別し、P
REEND=1のときはステップ99(#99)に進
み、マーク30bの表示を追加する。
【0089】ステップ100(#100)では、AEモ
ードか否かを判別し、AEモードであるときはステップ
101(#101)に進み、マーク30a〜30cの表
示を消灯させ、ステップ102(#102)に進む。一
方、AEモードでないときは、そのままステップ102
(#102)に進み、このサブルーチンを終了する。図
10(A)には、ステップ44で用いられるプリ発光a
のサブルーチンを示している。プリ発光aは、FELK
ボタンを押すことにより実行されるFEロックのための
プリ発光のことである。
【0090】まず、ステップ111(#111)では高
速測光aを行なう。高速測光aは、図11のサブルーチ
ンに示すように、まずステップ141(#141)で測
距点を決定する。この決定は図14のサブルーチンに示
すように、まずステップ171(#171)で、2bi
tのAFSELスイッチによる設定値を読み込む。
【0091】次に、ステップ172(#172)で、A
FSEL=3か否かを判別し、AFSEL=3すなわち
視線検知モードならば、ステップ173(#173)に
進み、視線検知された測距点をPとする。デフォルトは
P=0すなわち中央とする。AFSEL=0〜2のとき
は任意の測距点を選択できるので、ステップ174(#
174)でP=AFSELとする。そして、ステップ1
75(#175)で測距点決定ルーチンを終了する。
【0092】このようにして決定された測距点におい
て、高速測光aのルーチンで100μsの間測光を行な
う。すなわち、ステップ142(#142)でSUM=
0とし、ステップ144(#144)で測距点Pに対応
するセンサーを選択する。
【0093】ステップ145(#145)で選択された
センサーによる測光値をAD変換し、ステップ146
(#146)でAD変換値を積算し、ステップ147
(#147)で12.5μsの経過を待って、ステップ
148(#148)からステップ143に戻る。こうし
て、ステップ143〜148を8回繰り返す。次にステ
ップ149(#149)で測光値の平均値M(p)を算
出し、ステップ150(#150)で高速測光aのルー
チンを終了する。
【0094】高速測光aが終了すると、プリ発光aのル
ーチンでは、ステップ112(#112)で、定常外光
測光値A(p)としてメモリする。次に、ステップ11
3(#113)で、プリ発光時間T0=200μsとし
ストロボに通信する。そして、ステップ114(#11
4)で、ストロボに対しプリ発光指令を出す。
【0095】なお、高速測光aの時間100μsに対
し、プリ発光時間T0を200μsとしたのは、ストロ
ボのフラット発光開始後しばらくは、キセノン管44
が、定常状態になっていないために、発光強度が不安定
になる上、測光センサーも、急に光電流が増えるため
に、測光値出力もしばらくの間不安定になるので、これ
らが安定するまで所要の待ち時間を設ける必要があるか
らである。このため、ステップ115(#115)で
は、200μs−100μs=100μsのダミー待ち
時間を設定している。
【0096】ダミー待ち時間終了すると、ステップ11
6(#116)で高速測光aを呼び出して、発光強度h
0 でフラット発光しているストロボによる被写体反射光
を測光し、測光平均値M(p)をステップ117(#1
17)でF(p)としてメモリーする。F(p)は、図
15のゲイン演算ルーチンにおいてゲインG(p)を求
める時に使われる。ステップ118(#118)で、プ
リ発光aのルーチンを終了する。
【0097】図10(B)に、ステップ57で用いられ
るプリ発光bのサブルーチンを示す。これはFELKボ
タンのオン操作によって実行されるものではなく、レリ
ーズボタンのSW2のオン操作により実行されるもので
ある。また、操作性を向上させることを目的に、評価調
光としてフレーム全体の被写体の調光バランスをとるた
め、6つの測光センサー全てを使ってプリ測光する。
【0098】まず、ステップ121(#121)では、
高速測光bを行なう。この高速測光bは、図13のサブ
ルーチンに示すように、まず、ステップ153〜158
(#153から#158)で、1つのセンサーSiにつ
いて、100μs間に8回AD変換して、その平均値を
ステップ159(#159)でM(i)として求めてい
る。これらのステップ153〜159(#153〜#1
59)は、前述した高速測光aのサブルーチンのステッ
プ143〜159(#143〜#149)に対応してい
る。
【0099】ステップ152(#152)では、作業領
域の測光平均値SUMを0にセットする。ここで、ステ
ップ151(#151)からステップ160(#16
0)の間で、6つの測光センサーの全てについて測光平
均値を求めているが、領域S5の測光平均値の算出から
始まって領域S0の測光平均値の算出に終わるという、
通常とは逆の順序で測光平均値の算出を行っている。こ
れは、外光の定常光の測光と異なり、プリフラット発光
の場合はキセノン管や測光センサーの事情により発光開
始後しばらくは測光センサー出力が不安定なので、重要
な測光領域であるS0やS2をできるだけ後に回して、
より正確な測定値を得るためである。
【0100】こうして各領域S0〜S5の測光平均値を
算出した後、ステップ161(#161)に進み、高速
測光bのルーチンを終了する。プリ発光bのルーチンに
戻ると、ステップ122〜124(#122〜#12
4)では各々外光定常光測光値を算出し、A(i)とし
てメモリーする。次にステップ125(#125)にお
いて、プリ発光時間をT0=700μsにセットし、ス
トロボに通信する。700μsに設定したのは、高速測
光bが全部で600μsかかるので、待ち時間を100
μs確保し、プリフラット発光の立上り時の不安定な発
光状態での測光を避けるためである。
【0101】ステップ126(#126)でプリ発光指
令を出し、ストロボの発光を開始させる。ステップ12
7(#127)で100μs間待った後、ステップ12
8(#128)で再度高速測光bを行なう。
【0102】そして、プリフラット発光の被写体反射光
を各分割センサーで測光した測光値M(i)を、ステッ
プ129〜131(#129〜#131)でF(i)と
してメモリーする。そして、ステップ132(#13
2)でプリ発光bのルーチンを終了する。
【0103】ところで、ステップ121のA(i)測光
とステップ128のF(i)測光は、約700μs程離
れた時間で行われるが、本来、これらの測光は、後にプ
リ発光時の測光値から外光成分を除去してストロボ光成
分を算出する演算である2F(i)−2A(i)を行なうため
に、できるだけ近い時刻で行うことが望ましい。ここ
で、700μsはフリッカー周期10msに比べて極め
て小さいので、問題ないと考えられるが、このような理
由から、A(i)測光動作とF(i)測光動作が連続し
ているのである。
【0104】なお、プリ発光aのときのステップ111
のA(p)測光動作とステップ116のF(p)測光動
作との間ではさらに条件がよい。この時は時間差はわず
か200μsであり、フリッカーの影響はほぼ完全に除
去できる。
【0105】図15に、ステップ58で用いられるゲイ
ン演算ルーチンを示している。このルーチンについて
は、すでに、図5を用いてプリ発光によるメイン発光制
御システムの概念として説明してあり、ステップ181
〜183(#181〜#183)では、ステップ04と
同じようにゲインG(i)を求める演算を行う。
【0106】ステップ185(#185)では、ステッ
プ05と同じようにG(i)からGを求めるいわゆる至
近優先評価調光を行なう。但し、ステップ184(#1
84)でFEロック中でない、いわゆる一括発光である
と判別されたときに限りステップ185が実行され、F
Eロック中と判別されたときはステップ186(#18
6)に進み、測距点Pに依存するG(p)をGとして採
用する。ステップ187(#187)では制御シャッタ
ー秒時Tv(アペックス演算値)を実時間伸長してT1
とする。
【0107】ステップ188(#188)では、シャッ
ター秒時が同調秒時よりも高速である場合も含めてステ
ップ8と同様にして閃光ゲインrを求める。ステップ1
89(#189)でゲイン演算ルーチンを終了する。
【0108】図16に、ステップ60で用いられるシャ
ッター制御及びストロボ発光指令のルーチンを示す。
【0109】ステップ191(#191)では、シャッ
ター秒時が同調秒時より高速か否かを判別し、高速のと
きはステップ192(#192)に進み、発光強度ゲイ
ンGをストロボに通信し、さらにステップ193(#1
93)でシャッター秒時T1に安全しろであるαmsを
加算したT2 をメインフラット発光時間としてストロボ
に通信する。そして、ステップ194(#194)で発
光指令を行う。
【0110】その後、ステップ195(#195)で先
幕走行をスタートさせ、ステップ196(#196)で
シャッター秒時T1 の間待った後、ステップ197(#
197)で後幕走行をスタートさせ、ステップ198
(#198)で待ち時間100msまたは後幕走行の完
了を待って、ステップ199(#199)に進み、この
ルーチンを終了する。
【0111】ステップ191(#191)でシャッター
秒時が同調秒時より低速と判別したときは、ステップ2
00(#200)で閃光発光ゲインrをストロボに通信
し、ステップ201(#201)で先幕走行をスタート
させ、スイッチ202(#202)でシャッター秒時T
1 のカウントを開始し、ステップ203(#203)で
先幕走行の完了を待って、ステップ204(#204)
でメイン閃光発光指令を出す。なお、ステップ203
(#203)では、X接点がオンになったことによりス
テップ204に進んでもよい。
【0112】ステップ205(#205)でシャッター
秒時T1 がカウントアップしたことを判別したときは、
ステップ197(#197)に進んで、後幕走行をスタ
ートさせ、後幕走行が完了したらステップ199(#1
99)に進んで、このルーチンを終了する。
【0113】なお、本実施形態では、ゲインrを、 r=G+ln2 (T1 /T0 )(ステップ08参照)、 Kx=Kp×2r (ステップ28参照) のように実際のプリ発光時間T0 を用いて規定している
が、例えば、 r=G+ln2 (T1 /Tconst.)…(1)、 Kx=(Kp×Tconst./T0 )×2r というように、予め設定した演算用所定プリ発光時間T
const.(例えば1ms)を用いて規定することも可能で
ある。このようにすることで、カメラからストロボに指
示するゲインrが実プリ発光時間T0 に依存しない絶対
的な尺度になるので、ゲインrをガイドナンバー情報に
対応した指示値として使え、システムチェック等に有効
である。
【0114】なお、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体を用いるカメラシステムにも適用でき、磁気以外の
方法で撮影情報が書き込める画像記録媒体を用いるカメ
ラシステムにも適用できる。
【0115】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0116】しかも、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さ
らにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置またはこれらを構成する要素に対しても適用で
きる。
【0117】(実施形態と請求の範囲との関係)上記実
施形態における「プリ発光b」は、請求の範囲にいう第
1プリ発光モードに相当し、上記実施形態における「プ
リ発光a」は、請求の範囲にいう第2プリ発光モードに
相当する。
【0118】また、上記実施形態にいう演算式(1)に
おける「Tconst.」は、請求の範囲にいう演算用発光時
間に相当する。
【0119】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、第1プリ発光モードを用いて評価測光を行う場合の
プリ発光時間に対して、第2プリ発光モードを用いてF
Eロックのための部分測光を行う場合のプリ発光時間を
短くしている。このため、本発明を用いれば、同じ発光
強度でプリ発光を行ったときに、第2プリ発光モードに
おけるストロボのまぶしさを低減することができるとと
もに、無駄なエネルギ消費を抑えることができる。
【0121】また、本願第2の発明では、上記第1の発
明におけるプリ発光による測光値に基づいてメイン発光
を制御する場合に、第1および第2プリ発光モードに共
通設定した演算用発光時間を用いてメイン発光の発光強
度等を算出するようにしている。このため、本発明を用
いれば、モードによってプリ発光の実発光時間が異なっ
ても、メイン発光の発光強度等の演算およびその制御を
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のカメラシステムの光学
系全体図である。
【図2】上記カメラシステムの電気回路ブロック図であ
る。
【図3】上記カメラシステムの電気回路ブロック図であ
る。
【図4】上記カメラシステムのファインダー図、多分割
測光センサおよび多点AFセンサの配置図である。
【図5】上記カメラシステムの制御フローである。
【図6】上記カメラシステムの制御フローである。
【図7】上記カメラシステムの制御フローである。
【図8】上記カメラシステムの制御フローである。
【図9】上記カメラシステムの制御フローである。
【図10】上記カメラシステムの制御フローである。
【図11】上記カメラシステムの制御フローである。
【図12】上記カメラシステムによるストロボ発光制御
の概念図である。
【図13】上記カメラシステムの制御フローである。
【図14】上記カメラシステムの制御フローである。
【図15】上記カメラシステムの制御フローである。
【図16】上記カメラシステムの制御フローである。
【符号の説明】
21 分割測光センサ 33,34 測距点選択スイッチ 35 FEロックボタン 36 レリーズボタン 44 キセノン管 49 積分センサ 51 発光強度制御用センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 17/20 G03B 3/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボをメイン発光させる前にプリ発
    光させて被写体の測光を行うカメラシステムにおいて、 複数の分割領域で測光を行う第1プリ発光モードと、前
    記複数の分割領域よりも少数の所定領域で測光を行う第
    2プリ発光モードとを選択的に設定可能となっており、 前記第2プリ発光モードにおける発光時間が、前記第1
    プリ発光モードにおける発光時間よりも短く設定されて
    いることを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記所定領域は、前記複数の分割領域の
    うち中央の領域であることを特徴とする請求項1に記載
    のカメラシステム。
  3. 【請求項3】 被写体に対する測距点の選択が可能であ
    り、 前記所定領域は、選択された前記測距点を含む領域であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  4. 【請求項4】 前記プリ発光による測光値に基づいて前
    記メイン発光を制御することを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載のカメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記メイン発光を、前記第1および第2
    プリ発光モードに共通に設定した演算用発光時間を用い
    て制御することを特徴とする請求項4に記載のカメラシ
    ステム。
JP19368295A 1995-07-21 1995-07-28 カメラシステム Pending JPH0943670A (ja)

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US08/680,804 US6094536A (en) 1995-07-21 1996-07-16 Flash photography system using preliminary emission and controlled main emission
EP96111602A EP0754963B1 (en) 1995-07-21 1996-07-18 Flash photography system
DE69624181T DE69624181T2 (de) 1995-07-21 1996-07-18 System für Blitzfotografie

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Cited By (5)

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