JPH09146151A - ストロボ調光装置 - Google Patents

ストロボ調光装置

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JPH09146151A
JPH09146151A JP7302886A JP30288695A JPH09146151A JP H09146151 A JPH09146151 A JP H09146151A JP 7302886 A JP7302886 A JP 7302886A JP 30288695 A JP30288695 A JP 30288695A JP H09146151 A JPH09146151 A JP H09146151A
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dimming
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寿之 松本
Takeshi Musashi
剛 八道
Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】あらゆる被写体において適正露出を得るストロ
ボ調光装置を提供する。 【解決手段】このストロボ調光装置は、被写体に閃光発
光を行う閃光発光部9と、上記閃光発光を被写体距離情
報と絞り情報及びフィルム感度情報に基づいて設定され
るガイドナンバによって制御するTTL調光制御部7
と、上記閃光発光による被写体からの反射光量を受光
し、当該受光量が適正露出に相当する所定値に達したと
きに閃光停止させて上記閃光発光を制御するFM調光制
御部8と、上記制御部7,8のいずれかを選択する調光
方式選択部6と、上記被写体距離情報の信頼度を判定す
る被写体距離信頼性判定部3とを具備し、上記判定部3
において信頼度が低いと判定された場合には、上記制御
部9を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の調光方式を有す
るカメラのストロボ調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストロボ装置の発光(調光)制御
方式については、2通りの方法があることが一般的に知
られている。その1つは、「フラシュマチック方式」と
称されるもので、カメラ側に設定された絞り値、被写体
距離及びフィルム感度値等のストロボ撮影に関係する情
報から事前に適正ガイドナンバを計算して発光量を決定
する所謂オープン制御方式である(以下、この方式をF
M調光と称する)。
【0003】他の1つは、外光式オート又はTTLオー
トと称される方式で、ストロボ発光光の被写体からの反
射光をセンサで受光し、該発光光量の信号をストロボ側
にフィードバックすることでストロボの発光光量を調整
して、適正な発光光量になった時点で発光停止する方式
である(以下、この方式をオート調光と称する)。
【0004】これら2つの調光制御方式には、それぞれ
適正露出が得られにくい撮影状況がある。即ち、上記F
M調光では、第1にNDフィルタ等の撮影レンズ透過光
量を減少させるフィルタが装着された場合、第2にテレ
コンバータ等の焦点距離を可変にするコンバータが装着
された場合、第3に多灯ストロボ、バウンスストロボ使
用時又はカメラ本体からストロボが大きく離れている場
合、第4に被写体距離の情報の信頼性が低い場合、第5
にマクロ撮影時によくあるようにストロボ光を拡散させ
る効果を持つ装置を使用した場合に適正露出は得られに
くい。これらの場合には、FM調光がカメラ側に設定さ
れた絞り値、被写体距離及びフィルム感度値等のストロ
ボ撮影に関係する情報からガイドナンバを計算して発光
量を決定する方式であるため、適正露出が得られにくい
のである。
【0005】一方、オート調光方式では、第1に被写体
の反射率が極端に低い場合や高い場合、第2に日中シン
クロで被写体が逆光状態にある場合、換言すれば、主要
被写体の周りに極端に高輝度の被写体がある場合に適正
露出は得られにくい。このような場合には、オート調光
方式が被写体からの反射光に基づいて発光光量決定する
方式であるため、適正露出が得られにくいのである。
【0006】以上のような各調光方式の欠点を補うため
に、上記2つの調光方式のいづれかを自動的に選択する
ストロボ調光装置が提案されている。即ち、例えば、特
開昭58−224334号公報では、2つの調光方式を
自動的に切換え可能にし、撮影レンズ透過光量を減少さ
せるフィルタや焦点距離を可変にするコンバータが装着
された時はオート調光方式を選択する技術が開示されて
いる。更に、特開平3−42644号公報では、バウン
スストロボ使用時、又はカメラ本体からストロボが大き
く離されている場合には、オート調光方式を選択する技
術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たFM調光とオート調光を自動的に切り換える従来技術
によれば、上記FM調光の上記第1乃至第第3の時点で
は適正露出が得られるが、上記第4及び第5の時点では
適性露出は得られず、更にはオート調光の上記第1及び
第2の時点では適正露出は得られていない。
【0008】ここで、上記FM調光の第4の時点で適正
露出が得られないのは、撮影レンズの焦点を検出する焦
点検出装置は、所謂パッシブ位相差オートフォーカス装
置の場合には被写体の焦点ずれ量、即ちデフォーカス量
が算出され、合焦までのレンズ駆動量が算出されるだけ
であって被写体距離は算出されないため、FM調光を行
うためには、焦点検出装置とは別に被写体距離を演算す
る装置が必要となってくるからである。
【0009】例えば、特開昭62−264032号公報
には、焦点調節レンズの移動量から被写体距離を演算す
る技術が開示されている。同技術では、被写体距離rは
次の式で表すことができる。
【0010】 r=b/(x−a) …(1) ここで、xは焦点調節レンズの無限遠合焦位置からの繰
出し量で、更に具体的には後述する焦点調整レンズ駆動
モータの回転軸に附随したフォトインタラプタ(PI)
の無限遠合焦位置からのパルス数であり、a及びbは撮
影レンズの焦点距離毎に固有の定数である。
【0011】上記(1)式に基づいてFM調光に必要な
被写体距離情報を得ることはできるが、上記(1)式に
は焦点距離が短かったり、或いは被写体距離が遠かった
りした場合には、その信頼性が低下するという問題点が
ある。
【0012】一般に、オートフォーカスカメラは、撮影
レンズが一定の合焦許容範囲(許容デフォーカス量)内
にあれば合焦とするアルゴリズムによって焦点調節し、
また一定の測距誤差や一定の駆動系のギヤのバックラッ
シも存在する。従って、合焦していると判定された場合
でも上記(1)式のxの取り得る範囲は広角側では望遠
側よりもはるかに広く、a及びbは定数であるためにx
のみで被写体距離が決定される上記(1)式の方法で
は、広角側で著しい被写体距離演算誤差を生じ、FM調
光精度が低下するのである。
【0013】ここで、図2には広角側(35mm前後の
目安)と望遠側(135mm前後の目安)のFM調光に
よる露光誤差と被写体距離の関係の一例を示す。同図よ
り、上記(1)式の信頼性低下のためガイドナンバ15
のストロボでISO400のフィルムを使用した場合に
は、絞り5.6のフル発光で約±1EVの露光誤差が生
じることが判る。また、被写体距離が長くなるほど露光
誤差が増加することが判る。
【0014】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、FM調光とオート調光の
切換可能なカメラのストロボ調光装置において、被写体
距離の情報の信頼性が低い時やマクロ撮影モード設定時
にはオート調光を自動的に選択する共に、日中シンクロ
で被写体が逆光状態にある場合にはFM調光を自動的に
選択し、また、被写体の反射率が極端に低い場合や高い
場合やハイレベルな撮影者向きに、FM調光とオート調
光を手動によって選択可能にし、あらゆる被写体におい
て適正露出が得られるストロボ調光装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるストロボ調光装置は、被
写体に閃光発光を行う閃光発光手段と、上記閃光発光を
被写体距離情報と絞り情報及びフィルム感度情報に基づ
いて設定されるガイドナンバによって制御する第1の制
御手段と、上記閃光発光による被写体からの反射光量を
受光し、当該受光量が適正露出に相当する所定値に達し
たときに閃光停止させて上記閃光発光を制御する第2の
制御手段と、上記第1の制御手段と上記第2の制御手段
のいずれかを選択する選択手段と、上記被写体距離情報
の信頼度を判定する信頼度判定手段とを具備し、上記信
頼度判定手段において信頼度が低いと判定された場合に
は、上記選択手段が上記第2の制御手段を選択すること
を特徴とする。
【0016】そして、第2の態様によるストロボ調光装
置は、被写体に閃光発光を行う閃光発光手段と、上記閃
光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフィルム感度情
報に基づいて設定されるガイドナンバによって制御する
第1の制御手段と、上記閃光発光による被写体からの反
射光量を受光し、当該受光量が適正露出に相当する所定
値に達したときに閃光停止させて上記閃光発光を制御す
る第2の制御手段と、上記第1の制御手段と上記第2の
制御手段のいずれかを選択する選択手段と、上記被写体
が逆光状態にあるかを判定する逆光判定手段とを具備
し、上記逆光判定手段において逆光状態であると判定さ
れた場合には、上記選択手段が上記第1の制御手段を選
択することを特徴とする。
【0017】さらに、第3の態様によるストロボ調光装
置は、被写体に閃光発光を行う閃光発光手段と、上記閃
光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフィルム感度情
報に基づいて設定されるガイドナンバによって制御する
第1の制御手段と、上記閃光発光による被写体からの反
射光量を受光し、当該受光量が適正露出に相当する所定
値に達したときに閃光停止させて上記閃光発光を制御す
る第2の制御手段と、上記第1の制御手段と上記第2の
制御手段のいずれかを選択する選択手段と、マクロ撮影
モードを設定するマクロ撮影モード設定手段とを具備
し、上記マクロ撮影モードが設定されている場合には、
上記選択手段が上記第2の制御手段を選択することを特
徴とする。
【0018】このような上記第1乃至第3の態様は以下
の作用を奏する。即ち、本発明の第1の態様によるスト
ロボ調光装置では、閃光発光手段により被写体に閃光発
光が行なわれ、第1の制御手段により上記閃光発光が被
写体距離情報と絞り情報及びフィルム感度情報に基づい
て設定されるガイドナンバによって制御され、第2の制
御手段により上記閃光発光による被写体からの反射光量
を受光し、当該受光量が適正露出に相当する所定値に達
したときに閃光停止させて上記閃光発光が制御され、選
択手段により上記第1の制御手段と上記第2の制御手段
のいずれかが選択され、信頼度判定手段により、上記被
写体距離情報の信頼度が判定され、特に上記信頼度判定
手段において信頼度が低いと判定された場合には、上記
選択手段により上記第2の制御手段が選択される。
【0019】そして、第2の態様によるストロボ調光装
置では、閃光発光手段により被写体に閃光発光が行わ
れ、第1の制御手段により上記閃光発光が被写体距離情
報、絞り情報及びフィルム感度情報に基づいて設定され
るガイドナンバによって制御され、第2の制御手段によ
り上記閃光発光による被写体からの反射光量を受光し、
当該受光量が適正露出に相当する所定値に達したときに
閃光停止させて上記閃光発光が制御され、選択手段によ
り上記第1の制御手段と上記第2の制御手段のいずれか
が選択され、逆光判定手段により上記被写体が逆光状態
にあるかが判定され、特に、上記逆光判定手段において
逆光状態であると判定された場合には、上記選択手段に
より上記第1の制御手段が選択される。
【0020】さらに、第3の態様によるストロボ調光装
置では、閃光発光手段により被写体に閃光発光が行なわ
れ、第1の制御手段により上記閃光発光が被写体距離情
報、絞り情報及びフィルム感度情報に基づいて設定され
るガイドナンバによって制御され、第2の制御手段によ
り、上記閃光発光による被写体からの反射光量を受光
し、当該受光量が適正露出に相当する所定値に達したと
きに閃光停止させて上記閃光発光が制御され、選択手段
により上記第1の制御手段と上記第2の制御手段のいず
れかが選択され、マクロ撮影モード設定手段によりマク
ロ撮影モードが設定される。特に、上記マクロ撮影モー
ドが設定されている場合には、上記選択手段により上記
第2の制御手段が選択される。
【0021】
【実施例】先ず、本発明の実施例の説明に先立ち、本発
明の理解を容易にするためにFM調光とオート調光(T
TL調光を例に挙げる)の制御方式について説明する。
尚、各方式については既に公知の技術であるため、ここ
では簡単に説明する。
【0022】一般に、FM調光ではガイドナンバGNは
次式で求められる。但し、以下の式はISO100の場
合を示している。 GN=(被写体距離)×(絞りf値) …(2) カメラ内のマイクロコンピュータでは、被写体距離と絞
り値とフィルム感度の情報からROM中のテーブルを参
照してGNを求める。上記TTL調光の制御を行う電気
回路については後述する。
【0023】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
について説明する。図1には本発明のストロボ調光装置
の概念図を示して説明する。同図において、被写体距離
演算部1は、上記(1)式に基づいて被写体距離を演算
する。即ち、焦点距離情報出力部2の出力に基づいて上
記(1)式中の定数aとbを選択し、更に後述する不図
示のAFPIの出力である焦点調節レンズの無限遠合焦
位置からの繰出し量xの情報から被写体距離を演算す
る。
【0024】焦点距離情報出力部2は、ズーミングによ
って変化する撮影レンズ(図3の符号101に相当、以
下同じ)の位置を出力する後述するズームエンコーダか
らの情報に基づいて現在の撮影レンズの焦点距離に相当
する情報を算出する。
【0025】被写体距離信頼性判定部3は、被写体距離
演算部1の出力である被写体距離が所定の距離よりも遠
いかを判定し、又は焦点距離情報出力部2の出力である
撮影レンズの焦点距離が所定の焦点距離よりも短焦点側
にあるか判定する。被写体距離が所定の距離よりも遠い
と判定されるか、或いは焦点距離が所定の焦点距離より
も短焦点側にあると判定された場合には、被写体距離演
算部1の出力結果の信頼性が低いと判定する。
【0026】逆光判定部4は、被写体が逆光状態にある
かを判定する。測光用センサ(図3の符号112に相
当)は中心部とその周辺部を測光する所謂日の丸センサ
となっているので、中心部の測光結果が周辺部の測光結
果よりも所定値だけ暗い状態にあるときには被写体が逆
光状態であると判定する。マクロ撮影モード設定部5
は、撮影者の意図によりマクロ撮影を行うモードを設定
する。
【0027】調光方式選択部6は、TTL調光とFM調
光を自動または撮影者の手動によって選択する。自動に
よって選択する場合には、被写体距離信頼性判定部3と
逆光判定部4及びマクロ撮影モード設定部5の出力に基
づいて選択の判断をする。
【0028】即ち、被写体距離信頼性判定部3によって
被写体距離演算部1の出力結果の信頼性が低いと判定さ
れている場合や、マクロ撮影モードが設定されている場
合にはTTL調光を選択し、逆に被写体距離演算部1の
出力結果の信頼性が高いと判定されている場合や、被写
体が逆光状態にあると判定されている場合にはFM調光
を選択する。
【0029】手動によって選択する場合には、カメラに
設けられた調光方式選択スイッチの操作によって選択す
る。この調光方式選択部6の選択結果に基づいて、TT
L調光制御部7若しくはFM調光制御部8によって閃光
発光部9(後述する図3のストロボ105に相当)を発
光制御する。
【0030】次に図3は本発明のストロボ調光装置を採
用したカメラの光学系を中心とした構成を示す図であ
る。このカメラは、一眼レフレックスカメラであり、オ
ートフォーカス(AF)方式としてはパッシブ位相差A
F方式を採用している。
【0031】同図に於いて、カメラ本体100内の所定
位置には撮影レンズ101が配設されており、当該撮影
レンズ101を通過した光の光路上には、ミラー102
が配設されている。そして、当該ミラー102で反射し
た光の光路上にはスクリーン103、ペンタプリズム1
04、ファインダ106が配設されている。
【0032】さらに、上記ミラー102の所定位置には
サブミラー109が配設されており、上記ミラー102
を通過してサブミラー109の反射面で反射した光の光
路上には、AF用の光学系とAFセンサを含むAFユニ
ット107、TTL調光センサ108が配設されてい
る。この他、カメラ本体100内の所定位置にはシャッ
タ110、フィルム111、ストロボ105、測光用セ
ンサ112が配設されている。尚、上記測光用センサ1
12は中心部を測光するセンサと、その周辺部を測光す
る2分割の構成になっている。
【0033】このような構成において、ミラー102が
図示の位置にあるときには、撮影レンズ101からの光
はペンタプリズム104に導かれると共に、サブミラー
109を介してAFユニット107に導かれる。一方、
ミラー102が上昇し、シャッタ110が開の状態にあ
るときには、撮影レンズ101からの光はフィルム11
1を露光すると共に、その反射光はTTL調光センサ1
08へ入射するようになっている。上記測光用のセンサ
112は、ミラー102が図示の下降位置にあるときに
ペンタプリズム104を通過する光を測光する。
【0034】次に図4は本発明のストロボ調光装置を採
用したカメラの構成を更に詳細に示すブロック図であ
る。マイクロコンピュータ30(以下、MCON30と
記す)はカメラのシーケンスの制御を司るコンピュータ
であり、同図に示すように多数の回路が電気的に接続さ
れている。
【0035】フィルム感度読取回路31は、測光演算や
調光に必要なフィルム感度情報を算出する回路である。
EEPROM32はカメラの調整値やソフトウェア中の
定数等を記憶する不揮発性メモリである。LCD33は
カメラ本体100上に設けられた液晶表示素子である。
【0036】また、スイッチ類34は撮影者が操作する
全てのスイッチであり、本発明に関係する主なスイッチ
は、レリーズスイッチ、ズーミングを行うズームスイッ
チ、撮影モードの切換えを行うモードスイッチ及び調光
方式手動切換スイッチ等である。なお、上記レリーズス
イッチは2段階構成になっており、1段階目の半押しで
AF等を行い、2段階目の全押しでレリーズ動作する。
以下の説明では、1段階目を1R、2段階目を2Rと称
する。
【0037】そして、ズーム駆動回路35はズームスイ
ッチの操作に連動して撮影レンズ101の一部であるズ
ーム調整レンズ群36を駆動してズーミングを行う回路
であり、ズームエンコーダ37によって撮影レンズ10
1の絶対的な位置がMCON30に出力される。MCO
N30は、その情報に基づいて撮影レンズ101の焦点
距離に相当する情報を得ることができる。
【0038】さらに、焦点検出回路38は所謂パッシブ
位相差AF方式により焦点検出センサ39の出力に基づ
いてデフォーカス量を演算し、焦点調整レンズ群41の
駆動量を演算する回路であり、焦点調整レンズ駆動回路
40によって焦点調整レンズ群41を駆動して焦点調整
する。その駆動量は、アクチュエータである直流モータ
の回転軸に設けられたAF用フォトインタラプタ(AF
PI)42によってモニタされる。また、絞り制御回路
43は絞りを制御してMCON30で演算された絞り値
まで駆動を行う回路であり、シャッタ制御回路44はシ
ャッタ110を駆動してMCON30で演算された所定
時間開閉を行う回路である。
【0039】また、測光回路45は測光素子(SPD;Sili
con Photo Diode )46,47の光電流を積分して被写
体の輝度に相当する情報をMCON30に送る回路であ
り、上述したように測光素子は日の丸センサであり、中
心部を測光する測光素子46の出力と周辺部を測光する
測光素子47の出力に基づいて測光を行う。
【0040】TTL調光回路48はアナログのIC(以
下、TTL ICと略記する)であり、P-SCKとP-
SDATAはMCON30からシリアル通信でフィルム
感度情報を受信するポートであり、P-TTLENはT
TL調光回路48のイネーブルである。積分アンプ回路
49は演算増幅器で構成されており、その反転端と非反
転端の間にはTTL調光用受光素子50がイマジマリシ
ョートの形で接続され、反転端と出力端の間には積分コ
ンデンサ51が接続され、受光素子50の光電流を積分
コンデンサ51に蓄積する。
【0041】受光素子50は図3中のTTL調光センサ
108に相当し、2分割や3分割等複数の受光素子で構
成する技術も知られているが、ここでは説明を簡単にす
るために受光素子は1つとする。判定電圧作成回路52
は、フィルム感度情報に基づいて適正露光量となる積分
アンプ回路49の出力電圧値を作成する。判定回路53
はコンパレータで構成されており、積分アンプ回路49
の出力が判定電圧作成回路52の出力まで達するとスト
ロボの発光を停止する信号を出力する。
【0042】ストロボ回路54は昇圧を行うトランス5
5、該トランス55の一次側回路56、二次側回路5
7、メインコンデンサ58、発光管(Xe管)59、該
発光管59に発光トリガをかけるトリガ回路60及び発
光制御回路61から構成されている。発光制御回路61
はIGBTから構成され、MCON30からの制御で発
光制御されると共に、ここでは判定回路53の発光停止
信号によっても瞬時に発光を停止できるようになってい
る。即ち、MCON30はポートP-STCHGにより
メインコンデンサ58の充電を開始し、ポートP-ST
MONのアナログ電圧が所定電位に達するとP-STC
HGにより充電を停止する。更に、ポートP-STON
によって発光開始を制御し、ポートP-STOFF1に
よって発光の停止を制御する。また、TTL調光回路4
8はポートP-STOFF2によってTTL調光の場合
の発光停止を行う。また、電池62の電圧はDC/DC
コンバータ63によって安定化され、システム全体に供
給される。発振子64は、MCON30の動作クロック
を生成するものである。
【0043】以下、図5のフローチャートを参照して、
本発明を採用したカメラ全体の動作を説明する。前述し
たように、MCON30はカメラ全体のシーケンスや各
種演算を行うマイクロコンピュータである。
【0044】さて、撮影者によりカメラのメインスイッ
チがオンされると、MCON30がパワーオンリセット
されて動作を開始し、先ずI/Oポートの初期化とRA
Mの初期化を行う(ステップS1)。そして、ストロボ
回路54の充電を充電完了するまで行う(ステップS
2,S3)。
【0045】MCON30は、上記充電が完了していれ
ば測光回路45から被写体の輝度情報を入力し、該情報
とフィルム感度情報からシャッタスピードと絞り値を算
出する(ステップS4)。さらに、MCON30は、焦
点検出回路38で検出される焦点ずれ量に基づいて合焦
に必要な焦点調整レンズ群41の駆動量を演算する(ス
テップS5)。
【0046】続いて、MCON30は、1Rがオンにな
っているか否かを判定し(ステップS6)、オフであれ
ばオンになるまで上記ステップS2〜ステップS6を繰
り返す。1Rがオンであれば焦点調整レンズ群41を上
記ステップS5で演算した駆動量だけ駆動して焦点を合
わせる(ステップS8)。そして、FM調光とTTL調
光のどちらを選択するか判断する(ステップS8)。こ
のステップS8については後述する。
【0047】続いて、MCON30は、2Rがオンにな
っているか判定し(ステップS9)、オフであれば上記
ステップS2に戻って上記の動作を繰り返す。そして、
MCON30は2Rがオンであれば露光を開始するの
で、ミラー102をアップして絞りをステップS4で演
算した値に駆動し(ステップS10)、シャッタ110
の開口を開始する(ステップS11)。
【0048】次に、MCON30はストロボ回路54の
Xe管59を発光するかを判断する(ステップS1
2)。これは撮影者が強制発光モードを選択している場
合は勿論のこと、撮影者がストロボ自動発光モードを選
択している場合で、上記ステップS4にて所定値より低
輝度である場合や、被写体が逆光状態である場合にスト
ロボの発光が必要と判断される。ストロボの発光が必要
でない場合にはステップS17に移行するが、発光が必
要である場合にはストロボ回路54におけるXe管59
の発光を開始する(ステップS13)。
【0049】そして、上記ステップS8においてFM調
光が選択されたかを判断する(ステップS14)。TT
L調光が選択された場合には、発光停止はTTL調光回
路48が自動的に行い、MCON30は何もしないので
ステップS17に移行するが、FM調光が選択された場
合にはステップS8で演算された発光時間だけ発光し
て、発光停止する(ステップS15,16)。
【0050】そして、上記ステップS4で演算されたシ
ャッタ開口時間だけシャッタ110を開口してシャッタ
閉鎖し(ステップS17,18)、ミラー102をダウ
ンして絞りを開放値にリセットし(ステップS19)、
1駒だけフィルム111を巻き上げて(ステップS2
0)、一連の動作を終了する。
【0051】次に図6のフローチャートを参照して、上
記図5のステップS8にて実行される第1の実施の形態
によるサブルーチン“調光判断”のシーケンスを説明す
る。ステップS30は上記ステップS12と全く同様に
ストロボの発光が必要であるかを判断し、発光が必要で
ない場合には調光判断する必要がないのでリターンす
る。発光が必要な場合には、ズームエンコーダ37の示
す値を読込む(ステップS31)。ズームエンコーダ3
7からは上述のように撮影レンズ101の絶対的な位置
がMCON30に出力されるので、撮影レンズ101の
焦点距離に相当する情報を得ることができる。
【0052】そして、MCON30は読込んだ撮影レン
ズ101の焦点距離が所定距離よりも短焦点側にあるか
を判断する(ステップS32)。この所定の焦点距離は
ズームレンズのカバーする焦点距離領域の中で比較的短
焦点の値であり、EEPROM32中に記憶しておく。
【0053】読込んだ焦点距離が所定の焦点距離よりも
短焦点側であると判断された場合には、上記(1)式で
演算される被写体距離の情報の信頼性が低いのでTTL
調光が選択される。一方、所定の焦点距離よりも長焦点
側であると判断された場合には、被写体距離の情報の信
頼性が高いのでFM調光が選択される。
【0054】TTL調光が選択された場合には、MCO
N30はFM調光フラグを0にクリアする(ステップS
33)。このフラグは図5のステップS14での判断に
使用される。そして、TTL ICの初期化を行うと共
にP-TTLENにてICをイネーブルにし(ステップ
S34)、リターンする。
【0055】一方、上記ステップS32にて、FM調光
が選択された場合には、FM調光フラグを1にセットす
る(ステップS35)。そして、TTL ICをディセ
ーブルには(ステップS36)、上記(1)式にて被写
体距離を演算する(ステップS37)。これは、ズーム
エンコーダ37の値毎に固有の定数a,bをROM中の
テーブルから読み込み、焦点調節レンズの無限遠合焦位
置からの繰出し量xをAFP142の積算から求めて、
被写体距離を演算する。さらに、演算された被写体距離
で適正露光となるストロボのガイドナンバを求める(ス
テップS38)。求めたガイドナンバによるストロボの
制御は発光時間の長さで制御するので、実際に発光させ
る発光時間を演算し(ステップS39)、リターンす
る。
【0056】次に図7のフローチャートを参照して、第
2の実施の形態によるサブルーチン“調光判断”のシー
ケンスを説明する。この第2の実施の形態による動作
は、前述した図5のステップS8にて実行されるもので
ある。
【0057】第2の実施の形態は、演算した被写体距離
が所定の被写体距離より遠い場合には被写体距離の情報
の信頼性が低いと判断し、TTL調光を選択するが、所
定の被写体距離より近い場合には被写体距離の情報の信
頼性が高いと判断し、FM調光を選択する。ステップS
40以外は全て図6と同じであるので、説明を省略す
る。即ち、第2の実施例では図6のステップS37の被
写体距離演算をステップS31のズームエンコーダ読取
り直後に行い、演算した被写体距離が所定の被写体距離
以遠かを判断して調光方式の選択を行う(ステップS4
0)。
【0058】上述した第1と第2の実施の形態は、いづ
れも被写体距離の演算結果の信頼性が低いか高いかを判
断して、低い場合にはTTL調光を選択し、高い場合に
はFM調光を選択するという例である。変形例として、
第1と第2の実施例を組み合わせて、焦点距離が所定の
焦点距離よりも短焦点側及び/又は被写体距離が所定の
被写体距離よりの遠い場合にはTTL調光を選択するよ
うにしてもよい。
【0059】次に図8のフローチャートを参照して、第
3の実施の形態によるサブルーチン“調光判断”のシー
ケンスを説明する。この第3の実施の形態による動作
は、前述した図5のステップS8にて実行されるもので
ある。
【0060】第3の実施の形態は、被写体が逆光状態に
ある場合にはFM調光を選択するが、順光状態にある場
合にはTTL調光を選択する。これは、主要被写体(中
心部)の周りに極端に高輝度の被写体がある場合には正
確なTTL調光が出来ないためである。ステップS50
以外は全て図6と同じであるので説明を省略する。ステ
ップS50における逆光状態の判断は、図5中のステッ
プS4の測光演算中にて行われる逆光判断結果に基づい
て判断される。
【0061】ここで、図9のフローチャートを参照し
て、上記ステップS4で実行されるサブルーチン“逆光
判断”のシーケンスを説明する。上述したように、測光
素子112は日の丸センサであり、中心部を測光する測
光素子46の出力に基づいて中心部の被写体輝度を演算
し(ステップS60)、周辺部を測光する測光素子47
の出力に基づいて周辺部の被写体輝度を演算する(ステ
ップS61)。そして、周辺部の被写体輝度と周辺部の
被写体輝度の差を演算し(ステップS62)、その輝度
差が所定値(例えば1EV)以上であるかを判断する
(ステップS63)。輝度差が所定値以上であるか場合
には被写体が逆光状態にあるので逆光フラグを1にセッ
トし(ステップS64)、輝度差が所定値未満であるか
場合には被写体が順光状態にあるので逆光フラグを0に
クリアして(ステップS65)、リターンする。図8の
ステップS50では、この逆光フラグを判断する。
【0062】次に図10のフローチャートを参照して、
第4の実施の形態によるサブルーチン“調光判断”のシ
ーケンスを説明する。この第4の実施の形態による動作
は、前述した図5のステップS8にて実行されるもので
ある。
【0063】第4の実施の形態は、マクロ撮影モードを
持つカメラにおいて、撮影者がマクロ撮影モードを選択
している場合にはTTL調光を選択する例であり、ステ
ップS70で調光方式の選択を行っている。これは、マ
クロ撮影時には、ストロボ光を拡散させる効果を持つ装
置を使用する場合が多いことによる。このステップS7
0以外は全て図6と同じであるので説明を省略する。
【0064】次に図11のフローチャートを参照して、
第5の実施の形態によるサブルーチン“調光判断”のシ
ーケンスを説明する。この第5の実施の形態による動作
は、前述した図5のステップS8にて実行されるもので
ある。
【0065】第5の実施の形態は、撮影者の意図により
調光方式を手動にて選択できるカメラの例である。調光
方式を手動にて選択するような場合は、反射率が極端に
低い被写体や高い被写体が画面内にある場合であり、ま
たハイレベルな撮影者向けに意図的に選択可能にする。
例えば、結婚式で金屏風をバックにするような場合に
は、金屏風をバックにTTL調光すると、金屏風による
ストロボ光の反射が強すぎるために金屏風だけが光った
写真になるが、反射率が極端に高い被写体や低い被写体
が画面内にあることをカメラが正確に検知することは難
しい。この場合には撮影者がFM調光を選択することで
解決できる。
【0066】即ち、ステップS80では、スイッチ類3
4中に設けられた調光方式切換スイッチが、TTL調光
を選択しているかFM調光を選択しているかを判断す
る。このステップS80以外は全て図6と同じであるの
で説明を省略する。
【0067】ここで、図12(a)はLCD33とその
周辺のスイッチ類34の一部の配置例であり、図12
(b)はLCD33中のストロボモード表示例を示して
いる。符号70はストロボモードスイッチであり、表示
72中のAUTO(低輝度自動発光)、AUTO−S
(赤目軽減低輝度自動発光)、FILL−IN(強制自
動発光)を選択する。符号71はTTL調光とFM調光
を選択するスイッチであり、TTL調光を選択すると符
号72中のTTLが点灯し、FM調光を選択すると符号
72中のTTLが消灯するようになっている。
【0068】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の主旨を逸脱することなく種々の変形が可能であるこ
とは勿論である。例えば、各実施例を組み合わせて効果
を高める事ができる。また、オート調光の例としてTT
L調光の例を示しているが、外光式オート調光でも同様
の効果を得ることができる。
【0069】以上説明したように、本発明によれば、F
M調光とTTL調光を代表とするオート調光を自動的に
切り換えることによって、被写体距離の情報の信頼性が
低い時やマクロ撮影モード設定時や被写体が逆光状態に
ある場合にも正確なストロボ調光が得られる。また、被
写体の反射率が極端に低い場合や高い場合や、また撮影
者の意図を反映するために、FM調光とオート調光を手
動によって選択可能にすることにより、正確なストロボ
調光が得られる。即ち、いかなる被写体においても適正
露出が得られるストロボ調光装置が得られる。
【0070】尚、本発明の上記実施態様によれば以下の
ごとき構成が得られる。 (1)被写体に閃光発光を行う閃光発光手段と、上記閃
光発光を被写体距離情報と絞り情報及びフィルム感度情
報に基づいて設定されるガイドナンバによって制御する
第1の制御手段と、上記閃光発光による被写体からの反
射光量を受光し、当該受光量が適正露出に相当する所定
値に達したときに閃光停止させて上記閃光発光を制御す
る第2の制御手段と、上記第1の制御手段と上記第2の
制御手段のいずれかを選択する選択手段と、上記被写体
距離情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、を具備
し、上記信頼度判定手段において信頼度が低いと判定さ
れた場合には、上記選択手段が上記第2の制御手段を選
択することを特徴とするストロボ調光装置。
【0071】(2)ズーミングによる撮影レンズの位置
を検出し、該撮影レンズの焦点距離に相当する情報を出
力する焦点距離情報出力手段を更に具備し、上記焦点距
離情報出力手段の出力が所定焦点距離より短焦点距離側
であるときには、上記信頼度判定手段において上記被写
体距離情報の信頼度が低いと判定することを特徴とする
上記(1)に記載のストロボ調光装置。
【0072】(3)上記被写体距離が所定被写体距離以
上であるときには、上記信頼度判定手段において上記被
写体距離情報の信頼度が低いと判定することを特徴とす
る上記(1)に記載のストロボ調光装置。
【0073】(4)被写体に閃光発光を行う閃光発光手
段と、上記閃光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフ
ィルム感度情報に基づいて設定されるガイドナンバによ
って制御する第1の制御手段と、上記閃光発光による被
写体からの反射光量を受光し、当該受光量が適正露出に
相当する所定値に達したときに閃光停止させて上記閃光
発光を制御する第2の制御手段と、上記第1の制御手段
と上記第2の制御手段のいずれかを選択する選択手段
と、上記被写体が逆光状態にあるかを判定する逆光判定
手段と、を具備し、上記逆光判定手段において逆光状態
であると判定された場合には、上記選択手段が上記第1
の制御手段を選択することを特徴とするストロボ調光装
置。
【0074】(5)被写体に閃光発光を行う閃光発光手
段と、上記閃光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフ
ィルム感度情報に基づいて設定されるガイドナンバによ
って制御する第1の制御手段と、上記閃光発光による被
写体からの反射光量を受光し、当該受光量が適正露出に
相当する所定値に達したときに閃光停止させて上記閃光
発光を制御する第2の制御手段と、上記第1の制御手段
と上記第2の制御手段のいずれかを選択する選択手段
と、マクロ撮影モードを設定するマクロ撮影モード設定
手段と、を具備し、上記マクロ撮影モードが設定されて
いる場合には、上記選択手段が上記第2の制御手段を選
択することを特徴とするストロボ調光装置。
【0075】(6)被写体に閃光発光を行う閃光発光手
段と、上記閃光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフ
ィルム感度情報に基づいて設定されるガイドナンバによ
って制御する第1の制御手段と、上記閃光発光による被
写体からの反射光量を受光し、当該受光量が適正露出に
相当する所定値に達したときに閃光停止させて上記閃光
発光を制御する第2の制御手段と、上記第1の制御手段
と上記第2の制御手段のいずれかを選択する選択手段
と、を具備し、上記選択手段は撮影者の手動によって選
択可能であることを特徴とするストロボ調光装置。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
FM調光とオート調光の切換可能なカメラのストロボ調
光装置において、被写体距離の情報の信頼性が低い時や
マクロ撮影モード設定時にはオート調光を自動的に選択
する共に、日中シンクロで被写体が逆光状態にある場合
にはFM調光を自動的に選択し、また、被写体の反射率
が極端に低い場合や高い場合やハイレベルな撮影者向き
に、FM調光とオート調光を手動によって選択可能に
し、あらゆる被写体において適正露出が得られるストロ
ボ調光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロボ調光装置の概念図である。
【図2】広角側(35mm前後の目安)と望遠側(13
5mm前後の目安)のFM調光による露光誤差と被写体
距離の関係の一例を示す図である。
【図3】本発明を採用したカメラの光学系の構成を示す
図である。
【図4】本発明を採用したカメラの構成を詳細に示すブ
ロック図である。
【図5】本発明を採用したカメラの動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】第1の実施の形態によるサブルーチン“調光判
断”の動作を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態によるサブルーチン“調光判
断”の動作を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態によるサブルーチン“調光判
断”の動作を示すフローチャートである。
【図9】サブルーチン“逆光判断”の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】第4の実施の形態によるサブルーチン“調光
判断”の動作を示すフローチャートである。
【図11】第5の実施の形態によるサブルーチン“調光
判断”の動作を示すフローチャートである。
【図12】(a)はLCD33とその周辺のスイッチ類
34の一部の配置例であり、(b)はLCD33中のス
トロボモード表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…被写体距離演算部、2…焦点距離情報出力部、3…
被写体距離信頼性判定部、4…逆光判定部、5…マクロ
撮影モード設定部、6…調光方式選択部、7…TTL調
光制御部、8…FM調光制御部、9…閃光発光部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に閃光発光を行う閃光発光手段
    と、 上記閃光発光を被写体距離情報と絞り情報及びフィルム
    感度情報に基づいて設定されるガイドナンバによって制
    御する第1の制御手段と、 上記閃光発光による被写体からの反射光量を受光し、当
    該受光量が適正露出に相当する所定値に達したときに閃
    光停止させて上記閃光発光を制御する第2の制御手段
    と、 上記第1の制御手段と上記第2の制御手段のいずれかを
    選択する選択手段と、 上記被写体距離情報の信頼度を判定する信頼度判定手段
    と、を具備し、上記信頼度判定手段において信頼度が低
    いと判定された場合には、上記選択手段が上記第2の制
    御手段を選択することを特徴とするストロボ調光装置。
  2. 【請求項2】 被写体に閃光発光を行う閃光発光手段
    と、 上記閃光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフィルム
    感度情報に基づいて設定されるガイドナンバによって制
    御する第1の制御手段と、 上記閃光発光による被写体からの反射光量を受光し、当
    該受光量が適正露出に相当する所定値に達したときに閃
    光停止させて上記閃光発光を制御する第2の制御手段
    と、 上記第1の制御手段と上記第2の制御手段のいずれかを
    選択する選択手段と、 上記被写体が逆光状態にあるかを判定する逆光判定手段
    と、を具備し、上記逆光判定手段において逆光状態であ
    ると判定された場合には、上記選択手段が上記第1の制
    御手段を選択することを特徴とするストロボ調光装置。
  3. 【請求項3】 被写体に閃光発光を行う閃光発光手段
    と、 上記閃光発光を被写体距離情報、絞り情報及びフィルム
    感度情報に基づいて設定されるガイドナンバによって制
    御する第1の制御手段と、 上記閃光発光による被写体からの反射光量を受光し、当
    該受光量が適正露出に相当する所定値に達したときに閃
    光停止させて上記閃光発光を制御する第2の制御手段
    と、 上記第1の制御手段と上記第2の制御手段のいずれかを
    選択する選択手段と、 マクロ撮影モードを設定するマクロ撮影モード設定手段
    と、を具備し、上記マクロ撮影モードが設定されている
    場合には、上記選択手段が上記第2の制御手段を選択す
    ることを特徴とするストロボ調光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248521A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像記録装置、画像記録方法、プログラム及び記録媒体
JP2007310026A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Ricoh Co Ltd 画像記録方法、および画像記録装置
JP2008065053A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 撮像装置
JP2015114465A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム

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