JPH1048713A - ストロボ撮影システム - Google Patents

ストロボ撮影システム

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JPH1048713A
JPH1048713A JP20204596A JP20204596A JPH1048713A JP H1048713 A JPH1048713 A JP H1048713A JP 20204596 A JP20204596 A JP 20204596A JP 20204596 A JP20204596 A JP 20204596A JP H1048713 A JPH1048713 A JP H1048713A
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light emission
voltage
light
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JP20204596A
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Hajime Fukui
一 福井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、予備発光を行い、被写体からの反
射光を測光すると同時に、発光管の発光量を積分し、予
備発光の測光結果と、積分量をもとに本発光の発光量を
決定するストロボシステムにおいて、予備発光を行った
後のメインコンデンサの電圧の低下による本発光の発光
不能を防ぎ、常に適正なストロボ撮影ができる様にした
ものである。 【解決手段】 本発光が可能なメインコンデンサの第1
の充電レベルと、予備発光による電圧の低下を第1の電
圧に加算した第2の充電レベルをもち、予備発光前は発
光可能電圧レベルを第2充電レベルに設定し、予備発光
後は発光可能電圧レベルを第1充電レベルに設定する事
により、予備発光が行える電圧レベルの場合は、充電レ
ベルを切り替える事により、本発光を確実に発光可能と
し、常に適正な発光制御の行えるストロボシステムを提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は閃光発光装置におけ
る発光量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来閃光発光装置の露出制御方式にはい
わゆる外測調光とよばれ、撮影用のレンズと異なる光学
系によって、被写体からのストロボ反射光を受光し、受
光量を積分し、所定量に達した時点で、ストロボの発光
を停止するもの。またTTL調光とよばれ、ストロボ撮
影時に撮影用レンズを通して被写体からのストロボ反射
光をフィルム面からの反射などにより測光積分し、所定
量に達した時点でストロボの発光を停止することが広く
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の外測調光では、レンズの中心とストロボの測光中
心が合致しにくく、またレンズ交換可能なカメラでは、
撮影レンズの撮影領域とストロボの測光領域が合致しな
い場合もあり、調光誤差を生じやすいという問題があっ
た。またTTLフィルム面反射調光では、撮影レンズの
撮影領域と調光領域は合致するが、フィルム反射率の差
によりストロボ露光レベルが変化するという問題があっ
た。
【0004】これらの問題を解決する為に、被写体に向
けて予備発光を行ない、前記予備発光に際して、被写体
からの反射光を測光し、その測光結果に従い本発光の発
光強度を演算するストロボシステムが本出願人らにより
提案されている。この提案を図11に基づいて説明す
る。同図において19は発光管である所のキセノン管、
20は反射笠、21はフレネルレンズ、31、32は受
光素子、200はストロボの制御手段であるマイクロコ
ンピュータ(マイコン)、201は300数十Vの高圧
を発生する為のDC/DCコンバータ、202は発光開
始の為に、数千Vの高圧をキセノン管19に与えるトリ
ガー回路、203は発光制御回路、204、205はコ
ンパレータ、206はデータセレクタ、207、209
は受光素子の出力を増幅するモニタ回路、208は受光
素子31の出力を積分する積分回路である。この提案で
は、まず所定のフラット予備発光を行う為に、データセ
レクタ206がコンパレータ205を選択し、トリガー
回路202よびトリガーを発すると、発光が開始され、
フラット発光の発光強度は、丁度コンパレータ205の
非反転入力端子に設定した電圧を中心とした発光強度
で、フラット発光が持続され、その間の発光量を受光素
子31で受光し、モニタ回路207を介して積分回路2
08で積分される。予備発光終了後積分回路208の出
力をストロボマイコン200のアナログ/ディジタル変
換入力端子で読みとり、閃光本発光時は読みとった積分
回路の出力に予備発光と本発光の光量差分を加減算した
電圧をディジタル/アナログ変換出力であるDA0に出
力するとともにデータセレクタ206でコンパレータ2
04を選択し、トリガ回路202より発光トリガを与え
ると発光開始し、積分回路208は予備発光時と同様
に、積分電圧を出力し、その電圧がDA0出力を越える
とコンパレータ204が反転し、発光が停止するもので
ある。
【0005】すなわち、予備発光と本発光が同じ発光量
であれば、前記A/D変換で読み出した電圧を前記D/
A変換出力にそのまま設定すれば同じ発光量が得られる
ものである。
【0006】しかしながら前述のストロボシステムに於
いて、発光可能電圧レベルを予備発光と本発光で同じレ
ベルに設定した場合に、発光可能電圧到達直後に予備発
光をした場合は、予備発光によりメインコンデンサの電
圧が低下する事により、発光可能電圧レベル以下にメイ
ンコンデンサ電圧が低下し、本発光が出来なくなる問題
が生じる。さらにこの場合に、予備発光によりストロボ
撮影が行われたように見えながら、本発光が行われない
為に適正露光が得られず、写真が出来るまで撮影に失敗
した事が分からないという問題となる。
【0007】本出願は上記に鑑みなされたものであり、
本出願にかかる請求項1〜9に関する発明は、予備発光
と本発光の発光可能電圧レベルを変更可能とし、予備発
光の発光可能電圧レベルを、本発光可能電圧レベルに予
備発光によるメインコンデンサ電圧低下分を加算した電
圧に設定し、予備発光によりメインコンデンサの電圧が
低下した場合も、確実な本発光を可能とする事により、
常に適正なストロボ撮影が行える事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、撮影が行われていない状態で発光する第一の発光モ
ードと撮影状態で発光する第二の発光モードを有すると
ともに、メインコンデンサの充電電圧を検知する電圧検
出手段にて検知された充電電圧と基準レベルの関係が所
定の関係にあるか否かを判定して発光可否の判別を行う
ストロボ撮影システムにおいて、前記第一の発光モード
での発光が行われる前における前記発光可否の判定に際
する前記基準レベルとして閃光発光を可能とする電圧レ
ベルに対して前記第一の発光モードでの発光にて低下す
る所定電圧を加算した電圧レベル以上のレベルを設定
し、第一の発光モードで発光した後において確実に第二
の発光モードでの発光を行えるようにしたストロボ撮影
システムを提供するものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1の前
記第一の発光モードとして、発光時の被写体からの反射
光を測光し第二の発光モードでの撮影条件を設定するた
めの予備発光モードとし、第一の発光モードでの発光後
に第二の発光モードでの発光が行われる確実に行われる
ようにしたストロボ撮影システムを提供するものであ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は請求項1または2
のシステムにおいて前記判定にて充電電圧が基準電圧レ
ベルよりも低いと判定された時、発光動作または撮影動
作を禁止する禁止手段を設け、第一と第二の発光を行う
ことが出来ない時には予め撮影を禁止させたストロボ撮
影システムを提供する物である。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記各請求項の
システムにおいて、前記第一の発光モードでの発光動作
後に前記基準レベルとして前記第一の発光モードでの発
光が行われる前における発光可否の判定に用いられる基
準レベルから第一の発光モードでの発光にて低下する所
定電圧を減算した電圧以下であつて、かつ閃光発光を可
能とする電圧レベル以上のレベルを設定し確実な発光を
行われるストロボ撮影システムを提供する物である。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4のシス
テムにおいて、第二の発光モードでの発光動作が行われ
た後に前記基準レベルを前記第一の発光モードでの発光
が行われる前における発光可否の判定に用いられる基準
レベルに戻し、次回の撮影の準備を自動的に行うストロ
ボ撮影システムを提供するものである。
【0013】請求項6に記載の発明は請求項5のシステ
ムにおいて、ストロボ撮影システムの撮影モードとして
第一の発光モードでの発光後複数回第二の発光モードで
の発光動作を繰り返す撮影モードを設け、該モードの時
前記第二の発光モードでの発光動作が行われた後の基準
レベルの復帰動作を禁止し連続して第二のモードでの発
光動作が行えるようにしたストロボ撮影システムを提供
するものである。
【0014】請求項7の発明は、前記発光可否の判定結
果を指示する指示手段が設け発光可否状態を認識出来る
ようにしたストロボ撮影システムを提供するものであ
る。
【0015】請求項8の発明は、被写体に向けて予備発
光を行なう手段を有し、前記予備発光に際して、被写体
からの反射光を測光する測光手段を有し、前記測光手段
からの測光結果に従い本発光の発光強度を演算する演算
手段を有するストロボカメラシステムを構成するストロ
ボ装置において、カメラ本体と電気信号により情報の伝
達を行う情報伝達手段と、メインコンデンサの電圧検出
手段と、該電圧検出手段により検出された前記メインコ
ンデンサの電圧を、所定の電圧比較値と比較する比較手
段と、該比較手段の出力に基づき発光可否を判別する判
別手段と、前記カメラ本体より前記情報伝達手段を介し
て指示される選択情報に応じて、本発光に対応した第1
の電圧比較値と予備発光に対応した第2の電圧比較値を
選択する選択手段と、選択された前記比較値に基づき判
別される前記判別手段の判別結果を前記情報伝達手段を
介してカメラに伝達するストロボ装置を提供し上記の問
題を解消するものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項8のストロボ装
置において、前記第1の電圧比較値を、前記本発光が安
定して発光可能となる電圧にし、前記第2の電圧比較値
を、第1の電圧比較値と、第1の電圧比較値に、前記予
備発光により低下する前記メインコンデンサ電圧を加算
した値に略等しい値にして上記の問題を解消するストロ
ボ装置を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明を1眼レフレックス
カメラに適用して実施したストロボ制御カメラシステム
の主に光学的な構成を説明した横断面図である。
【0018】1はカメラ本体であり、この中に光学部
品、メカ部品、電気回路、フィルムなどを収納し、写真
撮影が行えるようになっている。2は主ミラーで、観察
状態と撮影状態に応じて撮影光路へ斜設されあるいは退
去される。また主ミラー2はハーフミラーとなっており
斜設されているときも、後述する焦点検出光学系に被写
体からの光線の約半分を透過させている。3は撮影レン
ズ12〜14の予定結像面に配置されたピント板、4は
ファインダー光路変更用のペンタプリズム、5はファイ
ンダーで撮影者はこの窓よりピント板3を観察すること
で、撮影画面を観察することが出来る。6、7は観察画
面内の被写体輝度を測定する為の結像レンズと測光セン
サーで、結像レンズ6はペンタダハプリズム4内の反射
光路を介してピント板3と測光センサー7を共役に関係
付けている。8はシャッター、9は感光部材で、銀塩フ
ィルム等より成っている。
【0019】主ミラー2は斜設されているときも、被写
体からの光線の約半分を透過させている。25は、サブ
ミラーであり被写体からの光線を下方に折り曲げて、焦
点検出ユニット26の方に導いている。
【0020】焦点検出ユニット26内には、2次結像ミ
ラー27、2次結像レンズ28、焦点検出ラインセンサ
29等からなっている。2次結像ミラー27、2次結像
レンズ28により焦点検出光学系を成しており、撮影光
学系の2次結像面を焦点検出ラインセンサ29上に結ん
でいる。焦点検出ユニット26は既知の位相差検出法に
より撮影画面内の被写体の焦点状態を検出し、撮影レン
ズの焦点調節機構を制御することにより自動焦点検出装
置を実現している。
【0021】10はカメラとレンズとのインターフェイ
スとなるマウント接点群であり、11はカメラ本体に据
え付けられるレンズ鏡筒である。12〜14は撮影レン
ズであり12は1群レンズで、光軸上を前後に移動する
ことで、撮影画面のピント位置を調整することが出来
る。13は2群レンズで光軸上を前後に可動すること
で、撮影画面の変倍となり撮影レンズの焦点距離が変更
される。14は3群固定レンズである。15は撮影レン
ズ絞りである。
【0022】16は1群レンズ駆動モータであり、自動
焦点調節動作に従って1群レンズを前後に移動させるこ
とにより自動的にピント位置を調整することが出来る。
17はレンズ絞り駆動モータであり、これにより撮影レ
ンズ絞りを所望される絞り径に駆動出来る。
【0023】18は外付けストロボ(閃光装置)で、カ
メラ本体1に取り付けられ、カメラからの信号に従って
発光制御を行うものである。19は発光管としてのキセ
ノン管で電流エネルギーを発光エネルギーに変換する。
20、21は反射板とフレネルレンズであり、それぞれ
発光エネルギーを効率良く被写体に向けて集光する役目
である。22はカメラ本体1と外付けストロボ18との
インターフェースとなるストロボ接点群である。30
は、グラスファイバー等の光伝達手段でありキセノン管
19の発光した光をモニタする受光手段であるフォトダ
イオード等の第1受光手段としての受光素子31に導い
ている。31はストロボの予備発光及び本発光の光量を
直接測光しているものである。32は、やはりキセノン
管19の発光した光をモニタする第2の受光手段であ
る、フォトダイオード等の受光素子である。受光素子3
2の出力によりキセノン管19の発光電流を制限してフ
ラット発光の制御を行うものである。20a、20b反
射笠20と一体となったライトガイドであり、受光素子
32または、ファイバー30にキセノン管の光を反射し
て導く。
【0024】次に、図2及び図3は本発明のストロボ制
御カメラシステムの電気回路ブロック図を示している。
図1と対応する部材には同じ番号が付されている。
【0025】カメラ側の制御手段として、カメラマイコ
ン(マイクロコンピュータ)100は、発振器101で
作られるクロックをもとに内部の動作が行われる。
【0026】記憶手段としてのEEPROM100b
は、フィルムカウンタその他の撮影情報を記憶可能であ
る。100cのA/D(アナログ−ディジタル変換器)
は、焦点検出回路105、測光回路106からのアナロ
グ信号をA/D変換し、カメラマイコン100はそのA
/D値を信号処理することにより各種状態を設定する。
【0027】カメラマイコン100には、焦点検出回路
105、測光回路106、シャッター制御回路107、
モーター制御回路108、フィルム走行検知回路10
9、スイッチセンス回路110、LCD駆動回路111
が接続されている。また、撮影レンズ内に配置されたレ
ンズ制御回路としてのマイコン(マイクロコンピュー
タ)112とはマウント接点10を介して信号の伝達が
なされ、外付けストロボとは、ストロボ接点群22を介
してストロボ側の処理手段としてのストロボマイコン
(マイクロコンピュータ)200と信号の伝達がなされ
る。
【0028】焦点検出回路105はカメラマイコン10
0の信号に従い、公知の測距素子であるCCDラインセ
ンサー29の蓄積制御と読み出し制御を行って、ぞれぞ
れの画素情報をカメラマイコン100に出力する。カメ
ラマイコン100はこの情報をA/D変換し周知の位相
差検出法による焦点検出を行う。
【0029】カメラマイコン100は焦点検出情報によ
り、レンズマイコン112と信号のやりとり行うことに
よりレンズの焦点調節を行う。
【0030】測光回路106は被写体の輝度信号とし
て、測光センサ7からの出力をカメラマイコン100に
出力する。測光回路106は、被写体に向けてストロボ
光を予備発光していない定常状態と予備発光している予
備発光状態と双方の状態で輝度信号を出力し、カメラマ
イコン100は輝度信号をA/D変換し、撮影の露出の
調節のための絞り値の演算とシャッタースピードの演
算、及び露光時のストロボ本発光量の演算を行う。
【0031】シャッター制御回路107は、カメラマイ
コン100からの信号に従って、フォーカルプレンシャ
ッタ8を構成するシャッター先幕駆動マグネットMG−
1および、シャッター後幕駆動マグネットMG−2を走
行させ、露出動作を担っている。
【0032】モータ制御回路108は、カメラマイコン
100からの信号に従ってモータを制御することによ
り、主ミラー2のアップダウン、及びシャッターのチャ
ージ、そしてフィルムの給送を行っている。フィルム走
行検知回路109は、フィルム給送時にフィルムが1駒
分巻き上げられたかを検知し、カメラマイコン100に
信号を送る。SW1は不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ークでONし、測光、AFを開始するスイッチとなる。
SW2はレリーズ釦の第2ストロークでONし、露光動
作を開始するスイッチとなる。SWFELKは予備発光
を独立して行うスイッチであり、SW1、SW2、SW
FELK及びその他不図示のカメラの操作部材からの信
号は、スイッチセンス回路110が検知し、カメラマイ
コン100に送っている。
【0033】液晶表示回路111はファインダー内LC
D24と不図示のモニター用LCD42の表示をカメラ
マイコン100からの信号に従って制御している。SW
Xはストロボ発光開始スイッチであり、シャッター先幕
走行完了と同時にオンする。
【0034】次にカメラマイコン100のストロボとレ
ンズのインターフェース端子の説明を行う。
【0035】SCKはストロボとのシリアル通信を行う
為の同期クロックの出力端子、SDOはストロボとのシ
リアル通信の為のシリアルデータ出力端子、SDIはス
トロボとのシリアル通信の為のデータ入力端子、SCH
Gはストロボの発光可能を検出するための入力端子、L
CKはレンズとのシリアル通信を行う為の同期クロック
の出力端子、LDOはレンズとのシリアル通信の為のシ
リアルデータ出力端子、LDIはレンズとのシリアル通
信の為のデータ入力端子である。
【0036】次にレンズの構成に関して説明を行う。カ
メラ本体とレンズはレンズマウント接点10を介して相
互に電気的に接続される。このレンズマウント接点10
はレンズ内のフォーカス駆動用モータ16および、絞り
駆動用モータ17の電源用接点であるL0、レンズ制御
手段としてのレンズマイコン112の電源用接点である
L1、公知のシリアルデータ通信を行う為のクロック用
接点L2、カメラからレンズへのデータ送信用接点L
3、レンズからカメラへのデータ送信用接点L4、前記
モータ用電源に対するモータ用グランド接点であるL
5、前記レンズマイコン112用電源に対するグランド
接点であるL6で構成されている。
【0037】レンズマイコン112は、これらのレンズ
マウント接点10を介してカメラマイコン100と接続
され、1群レンズ駆動モータ16及びレンズ絞りモータ
17を動作させ、レンズの焦点調節と絞りを制御してい
る。35、36は光検出器とパルス板であり、パルス板
36は1群レンズの移動に連動して回転し1群レンズの
位置をモニターするエンコーダーとして作用しレンズマ
イコン112がパルス数をカウントすることにより1群
レンズの位置情報を得ることが出来、レンズの焦点調節
を行うことが出来る。
【0038】次にストロボの構成に関して図3を用いて
説明をおこなう。ストロボ制御手段としてのストロボマ
イコン200はカメラマイコン100からの信号に従っ
て、ストロボの制御を行う回路で、発光量の制御、フラ
ット発光の発光強度及び発光時間の制御や、発光照射角
の制御等を行う。
【0039】201は、昇圧回路としてのDC/DCコ
ンバータで、ストロボマイコン200の指示により電池
電圧を300数十Vに昇圧し、メインコンデンサC1に
充電する。
【0040】R1/R2は、メインコンデンサC1の電
圧をストロボマイコン200がモニターするために設け
られた分圧抵抗である。ストロボマイコン200は、分
圧された電圧をストロボマイコン内蔵A/D変換器によ
りA/D変換することにより、C1の電圧を間接的にモ
ニタし、DC/DCコンバータ201の動作を制御する
事により、メインコンデンサC1の電圧を所定の電圧に
制御する。
【0041】202はトリガ回路で、ストロボ発光時に
カメラマイコン100の指示によりストロボマイコン2
00を介してトリガ信号を出力し、キセノン管19のト
リガ電極に数千Vの高電圧を印加する事によりキセノン
管19の放電を誘発し、メインコンデンサC1に蓄えら
れた電荷エネルギーをキセノン管19を介して光エネル
ギーとして放出する。
【0042】203はIGBT等のスイッチング素子を
用いた発光制御回路であり、前記発光時のトリガー電圧
印加時には導通状態とし、キセノン管19の電流を流
し、発光停止時には遮断状態する事により、キセノン管
19の電流を遮断し発光を停止する。
【0043】204、205はコンパレータで、204
は後述の閃光発光時の発光停止に用いられ、205は後
述のフラット発光時の発光強度制御に用いられる。20
6はデータセレクタで、ストロボマイコン200からの
選択信号SEL1、SEL0に従い、D0からD2の入
力を選択し、Yに出力する。
【0044】207は閃光発光制御用モニタ回路であ
り、受光素子31の出力を対数圧縮し、増幅する。
【0045】208は207の出力を積分する積分回路
である。209はフラット発光制御用モニタ回路であ
り、受光素子32の出力を増幅する。210は前記フラ
ット発光時間等を記憶する記憶手段であるEEPROM
である。211は公知のモータ駆動回路、212はズー
ム駆動モータ、213はピニオンギア、214はラック
ギア、215は反射笠20の位置を検出するズーム位置
検出エンコーダ、216は発光可能を示すLEDであ
る。
【0046】次にストロボマイコン200の各端子の説
明を行う。
【0047】CKはカメラとのシリアル通信を行う為の
同期クロックの入力端子、DIはシリアル通信データの
入力端子、DOはシリアル通信のデータ出力端子、CH
Gはストロボの発光可能状態を電流としてカメラに伝え
る出力端子、Xはカメラからの発光信号の入力端子、E
CKはストロボマイコン200の外部に接続された記憶
手段であるEEPROMもしくはフラッシュROM等の
書込可能な記憶手段とシリアル通信を行う為の通信クロ
ックを出力する為の出力端子、EDIは前記記憶手段か
らのシリアルデータ入力端子、EDOは前記記憶手段へ
のシリアルデータ出力端子、SELEは記憶手段との通
信を許可するイネーブル端子であり説明上Loでイネー
ブル、Hiでディスエーブルとする。なお、本例ではス
トロボマイコンの外部に記憶手段を設定したが、ストロ
ボマイコンに内蔵されていても同じであるのは言うまで
もない。POWはパワースイッチ215の状態を入力す
る入力端子、OFFはパワースイッチ215と接続され
た時にストロボをオフ状態にする為の出力端子、ONは
パワースイッチ215と接続された時のストロボをオン
状態にする為の出力端子であり、パワーON状態ではP
OW端子はON端子と接続され、その際ON端子はハイ
インピーダンス状態、OFF端子はLo状態であり、パ
ワーOFF状態ではその逆である。CHG_LEDは発
光可能を表示する表示出力端子である。
【0048】STOPは発光停止信号の入力端子であ
り、説明上Loで発光停止状態とする。SEL0、SE
L1は前記データセレクタ206の入力選択を指示する
為の出力端子であり、SEL0、SEL1の組み合わせ
が(SEL1、SEL0)=(0、0)の時はD0端子
がY端子に接続され、同様に(0、1)の時はD1端
子、(1、0)の時はD2端子が選択される。
【0049】DA0はストロボマイコン200に内蔵さ
れたD/A出力端子であり、コンパレータ204、20
5のコンパレートレベルをアナログ電圧で出力する。T
RIGはトリガ回路202に発光を指示するトリガ信号
出力端子。CNTはDC/DCコンバータ201の発振
開始停止を制御する出力端子で、説明上Hiで充電開
始、Loで充電停止とする。INTは積分回路208の
積分の開始/停止を制御する端子で、Hiで積分停止、
Loで積分開始とする。
【0050】AD0、AD1はA/D入力端子であり、
入力される電圧をマイコン200内部で処理できる用に
ディジタルデータに変換するものであり、AD0はメイ
ンコンデンサC1の電圧をモニタするものであり、AD
1は積分回路208の積分出力電圧をモニタする入力端
子である。
【0051】Z0、Z1はズーム駆動モータ212を駆
動するモータ制御回路211を制御する制御出力端子で
あり、ZM0、ZM1、ZM2はズーム位置検出エンコ
ーダ215を入力する入力端子、COM0はズーム位置
検出エンコーダ215のグランドレベルに相当する電流
引き込みを行う共通端子である。
【0052】次に発光動作を説明する。
【0053】<予備発光>ストロボが発光可能状態にな
ると、カメラからストロボに対して前述の通信端子を介
して、予備発光の発光強度と発光時間を通信すると共
に、予備発光が指示される。
【0054】ストロボマイコン200は、カメラ本体よ
り指示された発光強度情報に応じて、DA0に所定の電
圧を設定する。次にSEL1、SEL0にLo、Hiを
出力し、入力D1を選択する。このときキセノン管19
はまだ発光していないので、受光素子32の光電流はほ
とんど流れず、コンパレータ205反転入力端子に入力
されるモニタ回路209の出力は発生せず、コンパレー
タ205の出力はHiであるので、発光制御回路203
は導通状態となる。次にTRIG端子よりトリガ信号を
出力すると、トリガ回路202は高圧を発生しキセノン
管19を励起し発光が開始される。
【0055】一方、ストロボマイコン200は、トリガ
発生より所定時間後、積分回路208に積分開始を指示
し、積分回路208はモニタ回路207の出力、すなわ
ち、光量積分用の受光素子31の対数圧縮された光電出
力を積分開始すると同時に、所定時間をカウントするタ
イマーを起動させる。なお、トリガ発生から積分開始を
遅らせているのは、トリガ発生によるノイズにより、積
分回路が光信号以外のノイズを積分する事を防止する為
であると同時に、実質的な発光はトリガ発生後10数μ
secのディレイがある為である。
【0056】予備発光が開始されると、フラット発光の
発光強度制御用受光素子32の光電流が多くなり、モニ
タ回路209の出力が上昇し、コンパレータ205の非
反転入力に設定されている所定のコンパレート電圧より
高くなると、コンパレータ205の出力はLoに反転
し、発光制御回路203はキセノン管19の発光電流を
遮断し、放電ループがたたれるが、ダイオードD1、コ
イルL1により環流ループを形成し、発光電流は回路の
遅れによるオーバーシュートが収まった後は、徐々に減
少する。発光電流の減少に伴い、発光強度が低下するの
で、受光素子32の光電流は減少し、モニタ回路209
の出力は低下し、所定のコンパレートレベル以下に低下
すると、再びコンパレータ205の出力はHiに反転
し、発光制御回路203が再度導通しキセノン管19の
放電ループが形成され、発光電流が増加し発光強度も増
加する。このように、DA0に設定された所定のコンパ
レート電圧を中心に、コンパレータ205は短い周期で
発光強度の増加減少を繰り返し結果的には、所望するほ
ぼ一定の発光強度で発光を継続させるフラット発光の制
御が出来る。
【0057】前述の発光時間タイマをカウントし、所定
の予備発光時間が経過すると、ストロボマイコン200
はSEL1、SEL0端子をLo、Loに設定しデータ
セレクタ206の入力はD0すなわちLoレベル入力が
選択され、出力は強制的にLoレベルとなり、発光制御
回路203はキセノン管19の放電ループを遮断し、発
光終了する。
【0058】発光終了時に、ストロボマイコン200
は、予備発光を積分した積分回路208の出力をA/D
入力端子AD1から読み込み、A/D変換し、積分値、
すなわち予備発光時の発光量をディジタル値として読み
とる事ができる。
【0059】カメラ本体は上記予備発光の間、受光素子
29の出力から、測光回路106で被写体からの反射光
より予備発光中の露光量EVFを測光し、自然光に対し
てストロボ光を適正光量にするための撮影時の本発光量
を演算し、予備発光に続く本発光のストロボ発光量を決
定する。
【0060】<本発光制御>次に本発光制御を説明す
る。
【0061】本発光のシーケンスでは、カメラのシャッ
ター速度がストロボ同調速度より早い場合はフラット発
光による発光を行う為の発光強度及び発光時間がS0〜
S2の通信線を介してシリアル通信でカメラより指示さ
れる。また、シャッター速度がストロボ同調速度以下の
場合は、閃光発光による発光を行う為の発光強度をカメ
ラより指示される。
【0062】これらの本発光における発光強度は、予備
発光における発光強度に対する相対情報として定義され
る。
【0063】次にフラット発光時の本発光制御を説明す
る。
【0064】<フラット本発光制御>ストロボマイコン
200は指示された本発光量に相当する発光強度をもと
に本発光量の適正発光強度を求め、DA0出力に適正発
光強度となる所定の電圧を設定する。すなわち予備発光
と同じ発光強度であれば、予備発光と同じ制御電圧をス
トロボマイコン200のDA0出力端子より出力し、予
備発光と差がある場合は、差分を加減算した電圧をDA
0出力端子より出力する。
【0065】次にSEL1、SEL0にLo、Hiを出
力し、入力D1を選択する。このときキセノン管19は
まだ発光していないので、受光素子32の光電流はほと
んど流れず、コンパレータ205反転入力端子に入力さ
れるモニタ回路209の出力は発生せず、コンパレータ
205の出力はHiであるので、発光制御回路203は
導通状態となる。次にTRIG端子よりトリガ信号を出
力すると、トリガ回路202は高圧を発生しキセノン管
19を励起し発光が開始される。またストロボマイコン
200は、発光開始に伴い、カメラより指示された時間
をカウントするタイマーを起動させる。
【0066】フラット発光の発光強度制御に関しては、
予備発光制御と同じであるので、説明を省略する前述の
発光時間タイマをカウントし、所定の発光時間が経過し
た後、ストロボマイコン200はSEL1、SEL0端
子をLo、Loに設定しデータセレクタ206の入力は
D0すなわちLoレベル入力が選択され、出力は強制的
にLoレベルとなり、発光制御回路203はキセノン管
19の放電ループを遮断し、発光は終了する。
【0067】<閃光本発光制御>次に閃光本発光制御に
関して説明する。
【0068】ストロボマイコン200はカメラより指示
された本発光量に相当する発光強度をもとに本発光量の
適正発光量を算出し、DA0出力に適正発光量となる所
定の電圧を設定する。この所定電圧は、前述の予備発光
終了時にAD1より読みとった積分出力に対して、相対
的な発光量に相当する電圧を加減算する事により求め
る。
【0069】次にSEL1、SEL0にHi、Loを出
力し、入力D2を選択する。このとき積分回路は動作禁
止状態なので、コンパレータ204反転入力端子に入力
される積分回路208の出力は発生せず、コンパレータ
204の出力はHiであるので、発光制御回路203は
導通状態となる。次にTRIG端子よりトリガ信号を出
力すると、トリガ回路202は高圧を発生しキセノン管
19を励起し発光が開始される。またストロボマイコン
200は、トリガ印加によるトリガノイズが収まるとと
もに実際の発光が開始される10数μsec後に積分開
始端子INTをLoレベルに設定し、積分回路208は
センサ31からの出力をモニタ回路207を介して積分
する。積分出力がDA0で設定された所定電圧に到達す
ると、コンパレータ204は反転し、データセレクタ2
06を介して発光制御回路203は導通を遮断され、発
光は停止する。一方ストロボマイコン200はSTOP
端子をモニタし、STOP端子が反転し発光が停止する
と、SEL1、SEL0端子をLo、Loに設定し強制
発光禁止状態に設定するとともに、積分開始端子を反転
し、積分を終了し、発光処理を終了する。
【0070】次に本発明の重要ポイントである予備発光
と本発光の発光可能電圧レベルの変更に関して図4を用
いて説明する。図4は発光波形とメインコンデンサ電圧
を示す図であり、同図(a)はフラット予備発光とフラ
ット本発光の発光波形を示すものであり、(b)はメイ
ンコンデンサ電圧を示すものであり、(c)は発光可能
電圧レベルを示すものである。なお予備発光前は発光可
能電圧レベルはHiレベルに設定されている。同図にお
いて時刻t0で予備発光を開始すると、発光とともにメ
インコンデンサの電圧は低下し、時刻t1にはHiレベ
ルを下回るので、予備発光終了後には発光不能になって
しまう。しかしながら予備発光終了後の時刻t3には発
光可能電圧レベルをLoに設定するので、本発光可能と
なり時刻t4に本発光を行う。なお本発光終了後は次の
発光の為に時刻t5に発光可能電圧レベルをHiにもど
す。なお、このHiレベルとLoレベルの電圧の差は、
予備発光によるメインコンデンサ電圧低下分より大きな
電圧に設定する事が必要であるとともに、Loレベルの
電圧は本来の発光可能電圧と同一又は、それより若干高
い電圧にセットされる。よってHiレベルの電圧は本来
の発光可能電圧にプリ発光による電圧低下分を加算した
電圧と同一又はそれより高い電圧にセットされる。
【0071】つぎに本実施形態におけるストロボの基本
動作の説明を通してストロボの充電電圧判定結果に基づ
き発光可否をカメラに伝達する手順を図5を用いて説明
する。
【0072】図5はストロボマイコン200に内蔵され
ている基本作動プログラムを示すフローチャートであ
る。
【0073】〔ステップ101〕パワースイッチ215
をオンすると、ストロボマイコン200がウェイクアッ
プし、ストロボマイコン200の各ポートの初期設定を
行うと同時に発光可能電圧レベルの初期値としてHiレ
ベルを設定する。
【0074】〔ステップ102〕AD0ポートに入力さ
れたメインコンデンサC1の分圧された電圧をAD変換
する。
【0075】〔ステップ103〕メインコンデンサC1
の電圧が発光可能な所定電圧以上であればステップ10
4に分岐し、低ければステップ105に分岐する。この
所定電圧はカメラよりシリアル通信端子群SCK、DI
を介して指示されたものであり、予備発光前であればH
iレベルに相当する第1の電圧レベル設定値であり、本
発光前であればLoレベル相当する第2の電圧レベル設
定値である。この設定値はストロボマイコン200の不
図示のROM内に固定的に記憶しておき、読み出しても
良いし、書き込み可能な記憶手段であるEEPROM2
10に、調整時点に於いて書き込んでおき、必要な時点
で読み出しても良い。
【0076】〔ステップ104〕発光可能状態では、C
HG端子より所定電流を吸い込み(GHG端子をHiに
する。)、カメラに発光可能を伝える。また、LED端
子をHiに設定し、LED216を発光させて、発光可
能を表示する。
【0077】〔ステップ105〕発光不能状態では、C
HG端子はノンアクティブに設定し(CHG端子をLo
にする。)電流は遮断されるので、カメラには発光不能
が伝わる。また、LED端子をLoに設定し、LED2
16を消灯させて、発光不能を表示する。
【0078】〔ステップ106〕次にステップ102で
読み込んだメインコンデンサC1の電圧が所定の上限電
圧以上(Hiレベルに相当する第1の電圧レベルよりも
高い)の場合はステップ107に分岐し、以下の場合は
ステップ108に分岐する。
【0079】〔ステップ107〕CNT端子をLoに設
定して充電を停止する。
【0080】〔ステップ108〕CNT端子をHiに設
定して充電を開始する(充電が行われている状態ではそ
のまま充電を続ける。)。
【0081】〔ステップ109〕ZM0〜ZM2端子か
ら現在のズーム位置(ストロボの照射角)を読み込み、
カメラより指示された所定ズーム位置にいる場合はステ
ップ110に分岐し、ズーム位置にいない場合はズーム
駆動をする為にステップ111に分岐する。
【0082】〔ステップ110〕所定のズーム位置にい
る場合で、現在ズーム駆動中の場合はズーム駆動モータ
212を停止するべく、モータ駆動回路211に所定の
信号をZ0、Z1端子を介して出力する。
【0083】〔ステップ111〕所定のズーム位置にい
ない場合は現在位置と設定されたズーム位置を比較し、
駆動方向を決定し、ズーム駆動モータ212を駆動する
べく、モータ駆動回路211に所定の信号をZ0、Z1
端子を介して出力する。
【0084】〔ステップ112〕電源スイッチ検知端子
であるPOW端子がHiの場合はパワーオン状態である
ので、ステップ102に戻り、一連の処理を繰り返し、
Loの場合はステップ113に分岐し、電源オフ処理を
行う。
【0085】〔ステップ113〕電源オフ処理では、充
電停止、ズーム駆動停止、等の一連の電源オフの処理を
行うと共に、OFF端子をハイイインピーダンス状態に
設定し、ON端子をLo状態に設定し、POW端子を割
込可能状態に設定してストロボマイコン200をSTO
P状態にする。
【0086】〔ステップ114〕その後電源スイッチが
再度ONされると、POW端子がLoになるので、スト
ロボマイコン200のSTOP状態が解除され、各ポー
トの初期化処理等を行うとともに、ON端子をハイイン
ーダンス状態に設定し、OFF端子をLo状態に設定し
てステップ102に戻り、一連の処理を繰り返す。
【0087】次に図6を用いてストロボ発光モードにお
けるストロボシステムの動作フローを説明する。図6は
カメラマイコン100に内蔵されている発光動作設定を
示すフローチャートである。
【0088】〔ステップ201〕カメラの動作が開始さ
れ、測光測距開始スイッチであるSW1がオンされると
ステップ202に進み、オフであればステップ201を
ループする。
【0089】〔ステップ202〕シリアル通信によりス
トロボマイコン200に発光可能電圧レベルHiを指示
する。
【0090】〔ステップ203〕焦点検出回路105に
よる公知の位相差検出方法による焦点検出動作を行い、
レンズマイコン112にフォーカス駆動を指示し、焦点
調節を行う。
【0091】〔ステップ204〕測光回路106により
被写体輝度値Bvを測光する。
【0092】〔ステップ205〕被写体輝度、フィルム
感度より適正露光量EvS(=Tv+Av)を決定する
とともに、設定された露出モードに従ってシャッター速
度と絞りを決定する。
【0093】〔ステップ205′〕CHG端子がHiの
時はステップ206へ進み、Loであればステップ20
1へ戻る。
【0094】〔ステップ206〕レリーズ開始スイッチ
SW2がオンであればステップ206に進み、オフであ
ればステップ201に戻り上記処理を繰り返す。
【0095】〔ステップ207〕シリアル通信によりス
トロボマイコン200に対して所定の発光強度と発光時
間を指示し、ストロボにて前述の予備発光を行う。
【0096】〔ステップ208〕予備発光時の被写体か
らの反射光を測光回路106で測光し、予備発光の露光
量EvFを求める。
【0097】〔ステップ209〕ステップ205で求め
た適正露光量、とステップ208から求めた予備発光時
の露光量を減算する事により予備発光に対する本発光の
適正発光量を求める。すなわち自然光下の被写体輝度か
ら、ストロボの予備発光による反射光輝度を差し引く事
により適正露出にする為の本発光輝度(本発光量)がも
とまる訳である。
【0098】〔ステップ210〕シリアル通信によりス
トロボマイコン210に発光可能電圧レベルLoを指示
する。
【0099】〔ステップ211〕露光動作に先だって主
ミラー2、サブミラー25をアップし、撮影光路より退
去させる。
【0100】〔ステップ212〕ステップ205にて演
算した露光量に基ずく絞り値をレンズマイコン112に
指令し、適正絞りに駆動し、駆動終了とともにシャッタ
ー制御回路107に指令しシャッターを駆動する。
【0101】〔ステップ213〕シャッタの駆動に合わ
せて、ストロボマイコン200により、ステップ209
で求められた発光量に従いストロボ本発光制御が行われ
る。
【0102】〔ステップ214〕露光動作が終了する
と、撮影光量より退去された主ミラー2、サブミラー2
5をダウンしモータ制御回路108とフィルム走行検知
回路109によりフィルムを1駒分巻き上げ、動作を終
了する。
【0103】〔ステップ215〕次の予備発光の為にス
トロボマイコン210に発光可能電圧レベルHiを指示
する。
【0104】以上説明した様に、第1の実施形態では、
予備発光と本発光の発光可能電圧レベルを変更可能と
し、予備発光の発光可能電圧レベルは、本発光が可能な
発光可能電圧レベル=Loレベル電圧に、予備発光によ
るメインコンデンサの電圧低下分を加算した電圧レベル
=Hiレベル電圧に設定し、本発光時はLoレベル電圧
に変更し、予備発光と、予備発光に続く本発光を確実に
発光可能とする事により発光抜けの生じない信頼性の高
いストロボ撮影が行えるようになった。
【0105】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は一括発光と称する予備発光と本発光を連続して行う発
光モードに関して説明したのに対し、第2の実施の形態
ではFEロックモードと称して、本発光と独立して予備
発光を行うとともに、被写体からの反射光をもとにスト
ロボ適正露光量を求め、その後任意の構図、任意のタイ
ミングでストロボ本発光による撮影を行う発光モードに
対応したものである。
【0106】図7は第2の実施の形態に於けるストロボ
装置の電気的構成を示すブロック図である。なお第2の
実施の形態におけるハードウエア構成は第1の実施の形
態と同じなので説明を省略する。
【0107】FEロックモードでは予備発光後、本発光
を行った後にシャッターレリーズボタンを押し続けてい
る場合は、再度の予備発光を行わずに、初回と同じ露出
で任意の枚数の撮影ができるようにしている。この場合
は第1の実施の形態で示した本発光後に発光可能電圧レ
ベルをHiレベルに戻した場合は、メインコンデンサの
電圧はまだ発光可能であるのに、本発光が出来なくなっ
てしまう可能性があるので、Loレベルで発光可能電圧
以下になるまでは発光可能電圧レベルをHiレベルに戻
さないようにしている。
【0108】以下図8を用いて、FEロックモードにお
けるストロボシステムの動作フローを説明する。図8は
カメラマイコン100に内蔵されている発光動作設定を
示すフローチャートである。
【0109】〔ステップ301〕カメラの動作が開始さ
れ、FEロックスイッチであるSWFELK(図2のカ
メラに設けられる。)がオンされると、ステップ302
に進み、オフであればステップ307に分岐する。
【0110】〔ステップ302〕シリアル通信によりス
トロボマイコン200に発光可能電圧レベルHiを指示
する。
【0111】〔ステップ303〕測光回路106により
被写体輝度値Bvを測光する。
【0112】〔ステップ304〕被写体輝度、フィルム
感度より適正露光量EvS(=Tv+Av)を決定する
とともに、設定された露出モードに従ってシャッター速
度と絞りを決定する。
【0113】〔ステップ304′〕CHG端子がHiの
時はステップ305へ進みLoの時はステップ301に
戻る。尚、この時点では電圧レベルはHiなので図5の
ステップ103にてHiを基準とした充電完了判定が行
われる。
【0114】〔ステップ305〕ストロボマイコン20
0に対して所定の発光強度と発光時間を指示し、ストロ
ボにて予備発光を行う。
【0115】〔ステップ306〕予備発光時の被写体か
らの反射光を測光回路106で測光し、予備発光の露光
量EvFを求める。
【0116】〔ステップ307〕ステップ304で求め
た適正露光量、とステップ306から求めた予備発光時
の露光量を減算する事により予備発光に対する本発光の
適正発光量を求めて、シリアル通信によりストロボマイ
コン200にデータを送信する。すなわち自然光下の被
写体輝度から、ストロボの予備発光による反射光輝度を
差し引く事により適正露出にする為の本発光輝度(本発
光量)がもとまる訳である。
【0117】〔ステップ308〕測光測距開始スイッチ
であるSW1がオンされるとステップ311に進みオフ
であればステップ301に戻り処理を繰り返す。
【0118】〔ステップ309〕焦点検出回路105に
よる公知の位相差検出方法による焦点検出動作を行い、
レンズマイコン112にフォーカス駆動を指示し、焦点
調節を行う。
【0119】〔ステップ310〕レリーズ開始スイッチ
SW2がオンされればステップ311に進み、オフであ
ればステップ301に戻る。
【0120】〔ステップ311〕シリアル通信にてスト
ロボマイコン200に発光可能電圧レベルLoを指示す
る。
【0121】〔ステップ312〕測光回路106により
被写体輝度値Bv(=Bvo+Avo)を再測光する。
これは、予備発光後の構図変更に対応する為である。
【0122】〔ステップ313〕被写体輝度、フィルム
感度より適正露光量EvS(=Tv+Av)を決定する
とともに、設定された露出モードに従ってシャッター速
度と絞りを決定するとともに同調秒時以上の場合はスト
ロボマイコン200に発光時間を送信する。
【0123】〔ステップ314〕露光動作に先だって主
ミラー2、サブミラー25をアップし、撮影光路より退
去させる。
【0124】〔ステップ315〕ステップ313にて演
算した露光量に基ずく絞り値をレンズマイコン112に
指令し、適正絞りに駆動し、駆動終了とともにシャッタ
ー制御回路107に指令しシャッターを駆動する。
【0125】〔ステップ316〕シャッタの駆動に合わ
せて、ストロボマイコン200は、ステップ307で演
算された発光量に従いストロボ本発光を制御する。
【0126】〔ステップ317〕露光動作が終了する
と、撮影光量より退去された主ミラー2、サブミラー2
5をダウンしモータ制御回路108とフィルム走行検知
回路109によりフィルムを1駒分巻き上げる。
【0127】〔ステップ318〕CHG端子がHiかL
oかを判定し、Loの場合、即ち本発光の結果メインコ
ンデンサ電圧が発光可能電圧(充電レベルLoに応じた
電圧)以下になった場合、はステップ一連のFEロック
モードを終了する為にステップ321に分岐し、発光可
能な電圧以上の場合はステップ319に分岐する。尚、
このステップではステップ311にてレベルはLoにセ
ットされておるので、図5のステップ103での判定は
充電レベルはLoに基づいて判定される。
【0128】〔ステップ319〕レリーズ開始スイッチ
であるSW2が押されていればステップ311に戻り、
発光可能電圧レベルLoのままで一連の発光処理を繰り
返し、オフの場合はステップ320に進む。
【0129】〔ステップ320〕測光測距開始スイッチ
であるSW1が押されている次のレリーズの為にステッ
プ319に、戻り再度SW2がオンされるまで待機し、
オフの場合は終了処理としてステップ321に進む。
【0130】〔ステップ321〕本発光により発光可能
電圧以下になった場合、またはレリーズ終了の場合に伴
い、発光可能電圧レベルをHiレベルに設定し一連のF
Eロック処理を終了する。
【0131】なお、ストロボ側の処理としては、第1の
実施の形態と同じであるので説明を省略する。
【0132】以上説明した様に、第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態で説明した様に、予備発光と本発
光の発光可能電圧レベルを変更可能とし、予備発光の発
光可能電圧レベルは、本発光が可能な発光可能電圧レベ
ル=Loレベル電圧に、予備発光によるメインコンデン
サの電圧低下分を加算した電圧レベル=Hiレベル電圧
に設定し、本発光時はLoレベル電圧に変更し、予備発
光と、予備発光に続く本発光を確実に発光可能とする事
により発光抜けの生じない確実なストロボ撮影を行える
ようにすると共に、FEロックと称する予備発光により
決定されたストロボ露光レベルで複数の撮影を可能とす
る為に、最初の予備発光後は発光可能電圧レベルをLo
のまま発光を行うと共に、発光可能電圧以下となる、も
しくはFEロックモードによる撮影の終了により初めて
発光可能電圧レベルをHiレベルに戻す操作を行う事に
より、より低いメインコンデンサ電圧まで、エネルギー
を有効に活用できると共に、発光抜けの生じない確実な
ストロボ撮影を行なう事が可能になった。
【0133】尚図8中のステップ311をステップ30
7と308との間に設けるとともに、ステップ309と
310との間にステップ304′と同一の判定ステップ
を設け、このステップでCHG端子がHiの時にステッ
プ310へ移行させLoの時はHiとなるまでステップ
310へ進まない様にしても良い。この様にすること
で、何らかの原因にてメイン発光が不能となった時は撮
影をメイン発光が可能となるまで禁止させることが出
来、より確実にプリとメイン発光を行なわせることが出
来る。
【0134】(第3の実施の形態)第1、第2の実施の
形態ではカメラ側からストロボに発光可能電圧レベルの
設定を指示するものであるが、第3の実施の形態ではカ
メラの発光モードに応じてストロボ側で独自に発光可能
電圧レベルを設定する様にしたものであり、発光可能電
圧レベル設定通信をサポートしていない旧タイプのカメ
ラに対してもストロボ発光抜けを起こさないように配慮
したものである。図9は第3の実施の形態に於けるスト
ロボ装置の電気的構成を示すブロック図である。なお第
3の実施形態におけるハードウエア構成は第1の実施の
形態と同じなので説明を省略する。
【0135】次に図10を用いて第2の実施の形態に於
ける発光動作を説明する。図10は予備発光から閃光本
発光を行う迄の課程を説明するフローチャートであり、
ストロボマイコン200にプログラミングされているも
のである。
【0136】〔ステップ401〕ストロボマイコン20
0内の発光可能電圧レベルディフォルト値として発光可
能電圧レベルをHiレベルに設定する。このHiレベル
とは前述したように本発光が可能な発光可能電圧レベル
=Loレベルに、予備発光によるメインコンデンサの電
圧低下分を加算したものである。
【0137】〔ステップ402〕カメラより前述のシリ
アル通信ラインを介して、発光状態を定義するデータと
して、発光モード(予備発光、閃光本発光、フラット本
発光)、発光強度、フラット発光の場合は発光時間を受
信する。
【0138】〔ステップ403〕ステップ402で受信
した発光モードにより、本発光モードであればステップ
404に、予備発光モードであればステップ403′に
分岐する。
【0139】〔ステップ404〕本発光モードの場合
は、発光可能電圧レベルをLoレベルに設定して、予備
発光を行う事によりメインコンデンサ電圧が低下しても
必ず本発光が可能な状態に設定する。
【0140】〔ステップ404′〕 充電電圧がLoに
応じた電圧以上の時はステップ405へ進む。
【0141】〔ステップ405〕<本発光制御>で説明
した方法で発光モード(フラット本発光、閃光本発光)
に応じた本発光制御を行う。
【0142】〔ステップ403′〕 充電電圧がHiに
応じた電圧以上の時はステップ406へ進む。
【0143】〔ステップ406〕<予備発光制御>で説
明した方法で予備発光制御を行う。
【0144】〔ステップ407〕 次の発光の為に発光
可能電圧レベルをHiに戻して発光処理を終わる。
【0145】以上説明した様に、第3の実施の形態で
は、カメラ側に発光可能電圧レベルの切換がサポートさ
れていなくても、ストロボ側において発光モードに応じ
て適切な発光可能電圧レベルを設定する事により、発光
抜けの生じない信頼性の高いストロボ撮影が行えるよう
になった。
【0146】なお、前記第1〜第3の実施形態では、予
備発光をフラット発光として説明したが、閃光発光であ
っても同じであるのは言うまでのない。また、同様に本
発光も閃光発光、フラット発光いずれでも同じ処理とな
るのは言うまでもないものである。
【0147】
【発明の効果】以上説明した様に請求項1及び請求項4
の発明では第一と第二の発光モードでの発光を確実に行
うことが出来る。請求項2の発明では予備と本発光を確
実に行うことが出来る。請求項3の発明では第一と第二
のモードでの発光が出来ない時における無駄な撮影を防
止出来る。請求項5の発明では第二のモードでの発光後
における次回の撮影の準備を自動的に行うことが出来
る。請求項6の発明ではFEロックに対応したシステム
を提供出来る。請求項7の発明でシステムの状態を確認
することが出来る。請求項8、9の発明では予備と本発
光を確実に行う素とストロボ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボ制御カメラシステム
の横断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のカメラとレンズの
電気的構成を示す電気回路ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のストロボの電気的
構成を示す電気回路ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における発光波形と
メインコンデンサ電圧の関係を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るストロボの基
本動作説明するフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における予備発光か
ら本発光までのカメラの動作を説明するフローチャート
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のストロボの電気的
構成を示す電気回路ブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における予備発光か
ら本発光までのカメラの動作を説明するフローチャート
である。
【図9】本発明の第3の実施の形態のストロボの電気的
構成を示す電気回路ブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態のストロボにおけ
る予備発光と本発光の発光可能電圧レベルの設定手順を
説明するフローチャートである。
【図11】従来例のストロボシステムの電気的構成を示
す電位回路ブロック図である。
【符号の説明】
19 キセノン管 31、32 受光素子 200 ストロボマイコン 204、205 コンパレータ 203 発光制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影が行われていない状態で発光する第
    一の発光モードと撮影状態で発光する第二の発光モード
    を有するとともに、メインコンデンサの充電電圧を検知
    する電圧検出手段にて検知された充電電圧と基準レベル
    の関係が所定の関係にあるか否かを判定して発光可否の
    判別を行うストロボ撮影システムにおいて、前記第一の
    発光モードでの発光が行われる前における前記発光可否
    の判定に際する前記基準レベルとして閃光発光を可能と
    する電圧レベルに対して前記第一の発光モードでの発光
    にて低下する所定電圧を加算した電圧レベル以上のレベ
    ルを設定したことを特徴とするストロボ撮影システム。
  2. 【請求項2】 前記第一の発光モードとは、発光時の被
    写体からの反射光を測光し第二の発光モードでの撮影条
    件を設定するための予備発光モードであり、第一の発光
    モードでの発光後に第二の発光モードでの発光が行われ
    ることを特徴とする請求項1記載のストロボ撮影システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記判定にて充電電圧が基準電圧レベル
    よりも低いと判定された時、発光動作または撮影動作を
    禁止する禁止手段が設けられることを特徴とする請求項
    1または2記載のストロボ撮影システム。
  4. 【請求項4】 前記第一の発光モードでの発光動作後に
    前記基準レベルとして前記第一の発光モードでの発光が
    行われる前における発光可否の判定に用いられる基準レ
    ベルから第一の発光モードでの発光にて低下する所定電
    圧を減算した電圧以下であつて、かつ閃光発光を可能と
    する電圧レベル以上のレベルを設定したことを特徴とす
    る請求項1または2または3記載のストロボ撮影システ
    ム。
  5. 【請求項5】 第二の発光モードでの発光動作が行われ
    た後に前記基準レベルを前記第一の発光モードでの発光
    が行われる前における発光可否の判定に用いられる基準
    レベルに戻すことを特徴とする請求項4記載のストロボ
    撮影システム。
  6. 【請求項6】 ストロボ撮影システムは第一の発光モー
    ドでの発光後複数回第二の発光モードでの発光動作を繰
    り返す撮影モードを有し、該モードの時前記第二の発光
    モードでの発光動作が行われた後の基準レベルの復帰動
    作を禁止することを特徴とする請求項5記載のストロボ
    撮影システム。
  7. 【請求項7】 前記発光可否の判定結果を指示する指示
    手段が設けられることを特徴とする請求項1または2ま
    たは3または4または5または6記載のストロボ撮影シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 被写体に向けて予備発光を行なう手段を
    有し、前記予備発光に際して、被写体からの反射光を測
    光する測光手段を有し、前記測光手段からの測光結果に
    従い本発光の発光強度を演算する演算手段を有するスト
    ロボカメラシステムを構成するストロボ装置において、
    カメラ本体と電気信号により情報の伝達を行う情報伝達
    手段と、メインコンデンサの電圧検出手段と、該電圧検
    出手段により検出された前記メインコンデンサの電圧
    を、所定の電圧比較値と比較する比較手段と、該比較手
    段の出力に基づき発光可否を判別する判別手段と、前記
    カメラ本体より前記情報伝達手段を介して指示される選
    択情報に応じて、本発光に対応した第1の電圧比較値と
    予備発光に対応した第2の電圧比較値を選択する選択手
    段と、選択された前記比較値に基づき判別される前記判
    別手段の判別結果を前記情報伝達手段を介してカメラに
    伝達する事を特徴とするストロボ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の電圧比較値とは、前記本発光
    が安定して発光可能となる電圧であり、前記第2の電圧
    比較値とは、第1の電圧比較値と、第1の電圧比較値
    に、前記予備発光により低下する前記メインコンデンサ
    電圧を加算した値に略等しい事を特徴とする請求項8記
    載のストロボ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003091037A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Canon Inc 複数放電管を有する閃光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003091037A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Canon Inc 複数放電管を有する閃光装置
JP4724333B2 (ja) * 2001-09-17 2011-07-13 キヤノン株式会社 閃光装置、撮像装置及び閃光装置の制御方法

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