JP5169500B2 - 閃光制御装置 - Google Patents
閃光制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5169500B2 JP5169500B2 JP2008144833A JP2008144833A JP5169500B2 JP 5169500 B2 JP5169500 B2 JP 5169500B2 JP 2008144833 A JP2008144833 A JP 2008144833A JP 2008144833 A JP2008144833 A JP 2008144833A JP 5169500 B2 JP5169500 B2 JP 5169500B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emission
- preliminary
- flash
- value
- preliminary light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Description
また、本出願人による特開平11−183978号公報に示す装置は、規定光量の予備発光であるモニター発光を繰り返し、測光値が適正になるように制御を行う(後述の図8及び図9参照)。
ところで、閃光制御の一方法として、予備発光だけを予め実行して本発光量を決定、記憶しておき、その後フレーミングを変えても記憶された本発光量で制御を行ういわゆるSE(スピードライト・エクスポージャ)ロック方式があるが、図22(b)の装置でそれを行うと予備発光測光を行うためにミラーがアップしてしまうためにファインダーが見えなくなり、フレーミングの再調整が不可能になるという問題点があった。
さらに、特開平11−183978号の装置では、予備発光時の正確な測光値を求めることは可能だが、発光回数が多くなるほど、発光時に消費したエネルギに対する実際に発光したエネルギの割合が小さくなり、エネルギ効率が悪くなるという問題があった。
また、本発明の他の課題は、予備発光に消費するエネルギを最小に押さえつつ、正確な予備測光値を得られる閃光制御装置を提供することである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の閃光制御装置において、前記閃光発光部は、所定光量の第1予備発光を行わせた後に、必要に応じて光量可変の第2予備発光を行う第1フォーマットのものとその第1フォーマットと異なる第2フォーマットのものがあり、前記閃光制御装置を含む機器から着脱可能であって、前記予備発光制御部は、前記閃光発光部が、前記第1又は第2フォーマットのいずれに対応しているかを判定し、その判定結果に基づいて、予備発光の発光方法を変更すること、を特徴とする閃光制御装置である。
図1は、本発明の実施形態の光学系を示した図である。
本実施形態における閃光制御装置は、撮影レンズ本体40を交換可能なカメラ本体30に搭載されており、SB本体50による閃光発光を制御する装置である。
本発光時は、シャッター11を開き、撮像素子12によって撮影が行われる。調光素子15は、SPDとSPDからの光電流を蓄積するコンデンサ、増幅アンプ等によって構成され、図6に示すように領域S1〜S5に5分割されており、それぞれ図3(c)のB1〜B5へ対応している。
SB本体50は、閃光発光部17と、自身の発光量をモニターする発光モニター部18を有している。
カメラ本体30内の制御は、全てマイクロプロセッサであるカメラマイコン31によって制御され、カメラマイコン31は、予備測光選択部、本発光量演算部、本発光制御部、予備発光制御部等の機能を含んでいる。同様に、レンズ本体40内の制御は、レンズマイコン41、SB本体50内の制御は、SBマイコン51によって制御される。
定常光測光部32は、図3(a)又は(c)に示したように被写界を20×12の240領域に分割して測光する回路であり、その測光出力は、カメラマイコン31へ出力される。カメラマイコン31では、定常光測光部32からの出力と、撮影レンズ40に設けられたレンズマイコン41内に格納された撮影レンズの開放F値、焦点距離、射出瞳位置、距離情報などのレンズ情報、感度設定部36からの撮像素子12の感度情報等に基づいて定常光露出に関する適正露出値を算出し、それを絞り値とシャッター値とに分解して絞り制御部35やシャッター11へ出力する。絞り制御部35は、レリーズスイッチ37からのレリーズ信号に応じて絞り10の絞り込み/復帰の制御を行う。
焦点検出部16は、図5に示したように被写界の5領域についての焦点状態を検出する。その情報は、カメラマイコン31で処理されレンズ駆動量となってレンズ駆動部34へ出力され、更にレンズ本体40内のレンズ光学系1を合焦状態まで駆動する。
不図示のSEロックスイッチが押されたことを検出すると、カメラマイコン31は、SBマイコン51を通じて閃光発光部17を予備発光させる。一方、その予備発光に同期させて定常光測光部32によって反射光を測光し、その結果を基に本発光量指示値を算出し、カメラマイコン31内のメモリに格納する。その後、レリーズスイッチ37の全押しを検出すると、メモリ内の本発光量指示値をSB本体50へ通信した後に撮影動作を行う。SBマイコン51は、その本発光量指示値と自ら発光モニター部18によって測光した予備発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。
カメラマイコン31は、測光値、絞り値、感度値、距離値、閃光発光部のバウンス状態などに基づいて閃光測光部33の設定ゲインを算出しゲイン設定を行う。その後、カメラマイコン31からSBマイコン51を通じて閃光発光部17を予備発光させ、閃光測光部33は、その被写体反射光量に応じた光電流を積分する。その積分値を基に本発光量指示値を算出し、再びSBマイコン51へ本発光指示値を出力する。SBマイコン51は、その本発光量指示値と自ら発光モニター部18によって測光した予備発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。
カメラマイコン31は、SBマイコン51を通じて閃光発光部17を予備発光させ、定常光測光部32によってその被写体反射光量に応じた光電流を積分する。その積分値を基に本発光量指示値を算出し、SBマイコン51へ本発光指示値を出力する。SBマイコン51は、その本発光量指示値と自ら発光モニター部18によって測光した予備発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。
なお、測光素子9を用いたSB制御を行うか否かは、カスタム設定部38によって選択可能である。
図3(a),(c)は、測光素子9の分割状態を被写界に照らし合わせて示した図である。測光素子9は、被写界のほぼ全面を240分割して測光し、それぞれの測光値を出力できるようになっている。
図3(a)は、240の測光領域をB(1,1)〜B(5,5)の25領域にグループ化した場合の分割形状を示している。
図3(c)は、同様に測光領域を閃光測光部33の分割形状に合わせて平均化した領域B1〜B5の5領域にグループ化した場合の形状を示している。
図3(b)は、それぞれの測光領域がRGBの3色の測光領域に分割されている様子を示している。
図4(a)は、測光素子9の端子とその役割を示している。φMCKは、測光素子9の動作の基本となるマスタークロック入力である。φintは、蓄積の開始と終了を制御する為の入力である。VCscinは、電源投入時の不要電荷を高速に行うための切り替え入力である。GSWは、感度をH/Lの2段階に切り替える為の入力である。RSWは、測光値の出力クロック周波数を2段階に切り替える為の入力(普通は、一方に固定)である。SYNCは、測光値読み出し同期クロック出力である。Voutは、測光値出力である。
図4(c)は、測光素子9のデータ出力の様子をわかりやすく示した図である。φintがLになると蓄積を開始し、Hに戻ったところで終了する。その後、自動的にSYNCパルスに同期して測光データが1列ずつ出力される。
図5(a)は、焦点検出部16の検出領域を被写界に照らし合わせて示している。F1〜F5の5領域についての焦点状態をそれぞれ検出可能になっている。図5(b)は、焦点検出部16の光学系を詳しく示している。撮影レンズ1を通過した光束は、視野マスク16a、フィールドレンズ16b、セパレータレンズ16cを通過し、AF用センサ16dに到達する。
シャッター面に入射し結像した被写体像を、3連の調光用レンズ14により調光素子15上に再結像させ、S1〜S5の5領域に分割してそれぞれ光電変換された電荷を蓄積する構成になっている。ここで、S1〜S5の各領域と番号の関係は、図3(c)における測光領域B1〜B5の各領域の番号と対応している。また、絞りマスク15aにより隣のレンズからの入射光がセンサ上に迷光として入らないようにカットする。
図7(a)は、調光素子15の端子とその役割を示している。C1〜C5は、それぞれ領域S1〜S5の光電流を蓄積する外付けコンデンサである。SCは、ストップ信号を出すためにS1〜S5の光電流を加算して蓄積する外付けコンデンサである。Vrefは、温度比例電圧出力端子である。TOPは、トップ信号出力端子である。CSR,CSG,CLKは、アンプ・ゲインと読み出しチャンネルの設定を切り替える為の端子であり、設定方法は、それぞれ図7(b)及び(c)の所で説明する。ISは、蓄積開始/終了を行う端子である。DAは、各領域のアンプ・ゲインを入力する端子である。ADは、各領域の測光積分値の出力端子である。
ここで、旧フォーマットの予備発光とは、僅かな光量の小発光(チョップ発光)を多数繰り返して、必要な予備発光光量が得られた時点で予備発光を終了する方式を呼ぶこととする。
レリーズ信号が入力されてミラーアップと絞り込みが完了すると、フェーズ(以下、Pとする)8−1において、通信端子1と通信端子2の動作によりカメラとSBのハンドシェイクが行われ予備発光シーケンスへの移行が行われる。
その後、P8−2において、調光素子15のゲイン設定(ゲイン設定1)が行われる。ゲインの算出方法は、後で詳しく説明する。
その後、P8−6では、予備発光の時と同様にIS端子を立ち下げ定常光積分(積分2)を行う。定常光積分のゲイン設定と積分時間については、後述する。定常光積分が終了したら、P8−7において、積分値を読み出し(読み出し2)た後、IS端子を立ち上げて積分値をリセットする。
P8−9では、P8−8における算出結果により本発光制御を行うための本調光用ゲイン設定を行う。
その後、P8−10では、撮影開始のシャッター全開に同期して本調光積分と本発光を行い、適正光量になったところでストップ信号が出力されて発光が停止しリアルタイム調光が行われる。その後、所定のシャッター秒時でシャッターが閉じ撮影が完了する。
ここで、D−TTL調光とは、予備発光により得られた測光値から、本発光前に予め本発光光量を演算して決めておく方式を指すものとする。
図9中、P9−8までは、図8と同様であるので説明を省略する。P9−8において、調光エリアと補正量を算出した後、P9−9では、後述する方法にて本発光量を算出してその値をSBマイコン51を通じて閃光発光部17へ通信する(本発光量データ通信)。その結果を基に、P9−10では、撮影時にSB側において本発光制御を行い適正光量の制御を行い撮影が完了する。
ここで、新フォーマットの予備発光とは、上述の旧フォーマットの予備発光とは異なる新しいフォーマットの予備発光方式であり、SB発光及び予備測光の効率を上げるべく改良された方式である。上述の旧フォーマットの予備発光方式が、チョップ発光を多数繰り返していたのに対して、新フォーマットの予備発光では、1回又は2回の予備発光を行う。
レリーズ信号が入力されてミラーアップと絞り込みが完了すると、P10−1では、通信端子1〜3によるカメラ本体30とSB本体50との間の通信によりカメラ本体30側から予備発光シーケンスの開始が宣言される。
次に、P10−3において、同じくカメラ本体30とSB本体50との間の通信によりカメラ本体30側からモニター発光(小)を指示するコマンドを送信する。
その後、P10−4において、カメラが通信端子1をLに下げている間にSB本体50が通信端子2のLとほぼ同期して所定光量のモニター発光(予備発光)を行う。カメラ本体30は、通信端子2のLを発光同期信号としてこれに同期させて調光素子15のIS端子を立ち下げて積分(積分1)を行う。予備発光が終了したタイミングを見計らって積分値の読み出し(読み出し1)を行なう。
P10−6では、2回目のゲイン設定(ゲイン設定2)を行う。
P10−7では、モニター発光(大)とその発光量(GN)を指示するコマンドを送信する。
P10−8では、1回目と同様にモニター発光(大)と積分(積分2)を行う。
定常光積分が終了したら、P10−11において、通信によって予備発光シーケンスの終了を宣言する。
P10−13では、P10−12の結果を用いて本発光制御を行うための本調光用ゲイン設定を行ない、P10−14でレリーズ投入コマンドの通信を行う。その後、P10−15において、撮影開始のシャッター全開に同期して本調光積分と本発光を行い、適正光量になったところでストップ信号が出力されて発光が停止しリアルタイム調光が行われるのは、図8の場合と同様である。その後、所定のシャッター秒時でシャッターが閉じ撮影が完了する。
図11中、P11−12の所までは、図10と同様であるので説明を省略する。
P11−12では、調光エリアと補正量を算出した後、後述する方法にて本発光量を算出して、その値を通信によって本発光量伝達コマンドと発光倍数データとしてSB側へ伝える。その結果を基に、図9の場合と同様にして撮影時には、SB側において本発光制御を行い、適正光量の制御を行い撮影が完了する。
レリーズ信号が入力されると、ミラーアップと絞り込みを行う前に、まずP12−1において、通信端子1〜3によるカメラ・SB間通信によりカメラ側から予備発光シーケンスの開始が宣言される。
次に、P12−3では、同じくカメラ・SB間通信によりカメラ側からモニター発光(小)を指示するコマンドを送信する。
P12−7では、先のモニター発光(小)と同様にモニター発光(大)とデータの蓄積(積分2)を行う。
P12−8では、通信によって予備発光シーケンスの終了を宣言する。
P12−9では、後述するアルゴリズムによって調光エリアと補正量、及び、本発光量を算出する。
P12−11では、ミラーアップと絞り込みを行う。
P12−12では、P12−9で算出した値を通信によって本発光量伝達コマンドと発光倍数データとしてSB側へ伝える。
P12−13では、得られた値を基に、図9の場合と同様に撮影時には、SB側において本発光制御を行い適正光量の制御を行い撮影が完了する。
図8〜11により説明した調光制御は、いずれも閃光の測光を調光素子15により行っており、予備発光の方式(旧フォーマット,新フォーマット)及び調光方式(リアルタイムTTL,D−TTL)の組み合わせの違いである。一方、図12に示した制御は、測光素子9を用いて閃光の測光を行っている。測光素子9を用いて閃光の測光を行う場合には、ミラーアップすると、測光不能となるので、リアルタイムTTL調光は行うことができない。
そこで、本実施形態では、測光素子9を用いる場合には、新フォーマットの予備発光のみ行うこととしている。
S101では、SEロックの状態を識別するフラグSELを0にクリアする(非SEロック状態とする)。
S102では、撮影前サブルーチン処理(図14において説明)を行う。
S104では、SEロックスイッチが押されていた場合のサブルーチン処理(予備発光1:図15において説明)を行う。
S105では、レリーズスイッチ37が全押しされたか否かを判定する。レリーズスイッチ37が全押しされた場合には、S106に進み、レリーズスイッチ37が全押しされていない場合には、S120に進む。
S107では、ミラーアップ、絞り込みを行う。
S108では、ミラーアップ後の予備発光サブルーチン(予備発光3:図17において説明)処理を行う。
尚、上述の予備発光1〜3及び、後述の図17における予備発光4は、これらの内いずれかひとつのみが実行されるようになっている(各サブルーチン内において判断される)。
S110では、カスタム設定部38の設定の一つであるカスタム設定に応じて、ストップ信号によるリアルタイム調光制御が選択されているか否かを判定する。リアルタイム調光制御が選択されている場合には、S111に進み、リアルタイム調光制御が選択されていない場合には、S112に進む。
S111では、リアルタイム調光制御を行うために、調光素子15のゲイン設定を行う。このリアルタイム調光制御は、図8又は図10のタイムチャートに対応している。ゲインの算出方法については、後述する。
S112では、D−TTL制御の場合の本発光量演算を行う。このD−TTL制御は、図9、図11又は図12のタイムチャートに対応している。D−TTL制御の内容については、後述する。
S114では、シャッターを開く(撮影露光開始)。
S115では、リアルタイム調光制御であるか否かの判断を行い、リアルタイム調光制御の場合、S116に進み、調光素子15の積分を開始する。リアルタイム調光制御でない場合、S117に進む。
S117では、本発光制御を行う。なお、本発光制御は、場合により、リアルタイム調光かD−TTL調光かのいずれかを行う。
S118では、所定時間でシャッターを閉じ(撮影露光終了)、ミラー、絞りを復帰させる。
S119では、SEロックフラグ(SEL)を0にクリアする。
S120では、半押しタイマーが起動後所定時間経過したかどうかを判別し、所定時間内であればステップS102へ戻って処理を繰り返し、タイマー切れであれば処理を終了する。
図14に示す撮影前処理は、図13に示すS102が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。以下、ステップ毎に説明する。
S201では、カメラの諸設定(感度、測光モード、露出モードなど)を読み出す。
S202では、レンズ通信により、撮影レンズの焦点距離、開放F値、射出瞳距離、距離データなどを読み出す。
S204では、定常光測光を行い、B(1,1)〜B(5,5)、B1〜B5の測光値等を算出する。
S205では、測光値を基に公知の手法により適正露出値を算出し、露出モードに応じて絞り値、シャッター値を算出する。
S207では、焦点検出の状態に応じてデフォーカス量が0になるまでレンズを駆動しピントを合わせる。
S208では、合焦位置での撮影レンズのピント距離を被写体距離と見なし、その値をレンズマイコン41から読み出す。
図15に示す予備発光1は、図13に示すS104が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。図13でもわかるように、本フローチャートは、SEロック実行時に適用されるものであり、図12のタイムチャートに対応している。以下、ステップ毎に説明する。
S302では、測光素子9の蓄積時間のタイマーを、予めS203のSB通信で読み出してあるモニター発光(小)の発光時間にセットする(タイマーセット1)。
S303では、モニター発光(小)を指示するコマンドを送信する(モニター発光1)。ここで、1回目のモニター発光の光量は、予め規格により定めてある(例えばISO100のガイドナンバーで2など)のでSB側に指定する必要はない。
S305では、測光データが演算に使用可能か否かを判定する。具体的には、240領域のB,G,Rの各データの最大値(Vomax)が所定レベル(Vn)以上にあるかどうかを判定し、所定レベル以上あれば使用可能として、2回目のモニター発光は行わずにS310へ進み、使用不可能である場合には、S306へ進む。
なお、通常なら最大値(Vomax)が逆に飽和レベルを超えていないかどうかの判定も必要であるが、この場合は、測光素子9の感度から実使用範囲において測光値が飽和しないようなモニター発光の光量を定めてあるのでここでは必要ない。0〜4Vの出力範囲を持った測光素子の場合、例えばVn=0.5V程度である。
ただし、各変数は、以下の内容を示すものとする。
GN2 :次回発光量(単位:ガイドナンバー)
GN1 :前回発光量(単位:ガイドナンバー)
Vagc:予備測光値目標レベル(単位:V又はA/D値)
Vomax :前回予備測光値の最大値(単位:V又はA/D値)
このように、本実施形態では、1回目の予備発光結果に応じて、2回目の予備発光光量を可変量とし、2回目の予備発光で必要かつ十分な予備発光を行うようにしている。
S308では、モニター発光(大)を指示するコマンドと光量を指定するデータを送信する(モニター発光2)。ここで、光量の指定方法は、ガイドナンバーを直接指定、前回の光量との相対値で指定、発光可能な数値を数パターンSB側から通信により開示しカメラ側で最も適当な光量を選択して指定、などが考えられる。いずれの方法でも通信規格によって予め規定しておけば良い。
S310では、予備測光結果より、以下に示す(式2)を用いてGV[i,j](i=1〜5,j=1〜5)を算出する。ここで、GV[i,j]は、標準反射率被写体に対して基準露光量を与えるガイドナンバーを単位EVに変換したものである。GV[i,j](i=1〜5,j=1〜5)のそれぞれの位置は、図3(a)のB(1,1)〜B(5,5)に対応している。
ただし、各変数は、以下の内容を示すものとする。
GNpre:予備発光時のガイドナンバー(1回目もしくは2回目)
AD0[i,j]:適正光量時の各エリアB[i,j](i=1〜5,j=1〜5)の測光値(エリア内の平均値)
AD[i,j]:予備発光時の各エリアB[i,j](i=1〜5,j=1〜5)の測光値(エリア内の平均値)
AV:制御絞り値(APEX値)
AV0:開放F値(APEX値)
図13に示したS106が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。図13でもわかるように、本フローチャートは、ミラーアップ前の予備発光時に適用されるものであり、図12のタイムチャートに対応している。以下、ステップ毎に説明する。
S402では、SBが新フォーマットへ対応しているか否かを判定する。新フォーマットへ対応していなければミラーアップ前の予備測光はできないので処理を終了する。
S403では、カスタム設定部38の設定の一つであるカスタム設定に応じて、測光素子9による予備測光が選択されているか否かを判定する。測光素子9が選択されていない場合、つまり調光素子15による予備測光が選択されている場合には、ミラーアップ前の予備測光はできないので処理を終了する。
S405では、モニター発光(小)を指示するコマンドを送信する(モニター発光1)。ここで、1回目のモニター発光の光量は、予め規格により定めてある(例えばISO100のガイドナンバーで2など)のでSB側に指定する必要はない。
S406では、SBのモニター発光に同期して測光素子9のデータ蓄積を開始、S302でセットした時間で蓄積を終了し測光データを読み出す(蓄積・読み出し1)。
なお、通常なら最大値(Vomax)が逆に飽和レベルを超えていないかどうかの判定も必要であるが、この場合は、S305同様、測光素子9の感度から実使用範囲において測光値が飽和しないようなモニター発光の光量を定めてあるのでここでは必要ない。0〜4Vの出力範囲を持った測光素子の場合、例えばVn=0.5V程度である。
S409では、測光素子9の蓄積時間のタイマーを、予めS203のSB通信で読み出してあるモニター発光(大)の発光時間にセットする(タイマーセット2)。
S410では、モニター発光(大)を指示するコマンドと光量を指定するデータを送信する(モニター発光2)。具体的な方法は、S308と同様である。
S411では、SBのモニター発光に同期して測光素子9のデータ蓄積を開始、S409でセットした時間で蓄積を終了し測光データを読み出す(蓄積・読み出し2)。
S412では、予備測光結果より、前述の(式2)を用いてGV[i,j] (i=1〜5,j=1〜5)を算出する。
図13に示したS108が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。図13でもわかるように、本フローチャートは、ミラーアップ後の予備発光時に適用されるものであり、図8、図9、図10、又は図11のタイムチャートに対応している。以下、ステップ毎に説明する。
S501では、SEL=1であるか否か、すなわちSEロック中か否かを判定し、SEロック中であれば既にGV[i,j]が算出済みであるので処理を終了する。S502では、SBが新フォーマットへ対応しているか否かを判定する。新フォーマットへ対応していなければ、S503へ進み、旧フォーマットによる予備測光である予備測光4サブルーチン(図18)を実行する。
ここで、GaV[i]の単位は、EVであり、iの数値は、それぞれ領域Sの番号に対応している。
また、GaV[i]の値が大きくなるほど高いゲインが設定される。
以下、(式3)の右辺のそれぞれの項について説明する。
ただし、各変数は、以下の内容を示すものとする。
pre_level[i]:予備発光調光レベルの基準値
pre_gammma:ガンマ調整値
T:現在の温度
Tref:調整時の温度
なお、GaV[i]とマイナスになっているのは、図7に示した調光素子15のDA端子電圧を低くするとゲインが高くなる仕様のためである。
S507では、SBのモニター発光に同期して調光素子15の積分を開始し、予めS203のSB通信で読み出してあるモニター発光(小)の発光時間にてタイマーを作動させ積分を終了し、測光データAD[i](i=1〜5)を読み出す(蓄積・読み出し1)。
ただし、各変数は、以下の内容を示すものとする。
GN2:次回発光量(単位:ガイドナンバー)
GN1:前回発光量(単位:ガイドナンバー)
ADagc:予備測光値目標レベル(単位:V又はA/D値)
ADmax:前回測光値の最大値(単位:V又はA/D値)
また、ADmax>AD2であった場合には、上述のS505の(式3)の説明にあるようにReVに−3EVを代入してゲインを再計算し、かつ次回発光量は、S506と同様とする。
S511では、S509で求めた発光量にてモニター発光を指示するコマンドと光量を指定するデータを送信する。具体的な方法は、S308と同様である。S512では、SBのモニター発光に同期して調光素子15の積分を開始し、予めS203のSB通信で読み出してあるモニター発光の発光時間にてタイマーを作動させ積分を終了し、測光データAD[i](i=1〜5)を読み出す(蓄積・読み出し2)。
S513では、予備測光結果より、前述の(式2)を用いてGV[i](i=1〜5)を算出する。
図17のS503が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。本フローチャートは、旧フォーマットに適用されるものであり、図8、又は図9のタイムチャートに対応している。以下、ステップ毎に説明する。
S602では、カラ打ちを2回行う。
S603では、trpe計時開始。IS=Lとして積分を開始する。
S604では、予備発光の小回数を示す変数Qpreに0をセットする。
S605では、Qpreに1を加算する。
S606では、発光量GNp1で小発光(チョップ発光)を行う。
S608では、小発光数が最大値として設定されたQpre_max回に達したか否かを判定し、達している場合には、S609へ進み、達していない場合には、S605へ戻る。
S610では、積分値IGpre[i]を読み出す。
S611では、積分時間タイマーをtpreにセット。
S612では、S603と同一ゲインにてtpre間だけ積分し、その積分値IGtei[i]を読み出す。
S613では、予備測光結果より、前述の(式2)を用いてGV[i](i=1〜5)を算出する。
まず、予備発光により得られた各領域のGV[i]又はGV[i,j]を用いて、各領域の被写体反射率ReSEV[i]、又はReSEV[i,j]を、以下に示す(式6)を用いて算出する。(ただし、以降は、[i,j]を省略し[i]で代表させる。)
ReSEV[i]=2*X+AV−GV[i] (i=1〜5) ・・・(式6)
X:撮影距離(単位:m)
AV:撮影絞り値(単位:AV)
ここで、ReSEV[i]は、反射率が標準値であった場合は0、反射率が標準よりも+1段高かった場合は+1、同様−1段では−1となる変数である。
RefG[i]=1/(2^(Abs(RefG[i]))) (i=1〜5) ・・・(式7)
ただし、Abs()は、()内の絶対値を求める関数である。RefG[i]は、図21(a)に示すように被写体の反射率が標準値の場合には1、また標準値からから離れるに従って小さくなっていく変数である。
wt[i]=RefG[i]/Σ(RefG[i]) (i=1〜5) ・・・(式8)
ただし、Σ()は、()内の変数RefG[i](i=1〜5)の総和を求める関数である。
RefMain=log2(Σ(wt[i]*2^ReSEV[i])) (i=1〜5) ・・・(式9)
ただし、Σ()は、(式8)と同様の関数、log2は、2の対数を表す関数である。
RefMainを用いて、本発光量補正値deltaYを(式10)により算出する。
deltaY=krm*RefMain ・・・(式10)
K=Σ(2^(GV[i])*wt[i])/(GNpre^2) ・・・(式11)
ただし、
GV[i]:演算に用いるエリアのGV値
w[i]:演算に用いるエリアの重み係数
GNpre:予備発光時ガイドナンバー
例えばSEロックの場合には、GV[i]は、GV[3,3]のみを用い、w[3,3]=1とする。
本発光量倍数値Kgnは、以下のようにして求まる。
Kgn=12*(log2(K))+deltaY)+128 ・・・(式12)
まず、(式13)により各エリアのSaV[i]を算出する。
SaV[i] = SV +log2(Wt[i]) − deltaY ・・・(式13)
ここで、
SV:フィルムの感度値(APEX値)
Wt[i]:各領域への重み係数
deltaY:調光補正値
DAhon[i] =(hon_level[i]−SaV[i]*hon_gamma)*T/Tref(i=1〜5) ・・・(式14)
ここで、
hon_level[i]:調光レベルの基準値
hon_gammma:ガンマ調整値
T:現在の温度
Tref:調整時の温度
なお、−SaV[i]とマイナスになっているのは、図7に示した調光素子15のDA端子電圧を低くするとゲインが高くなる仕様のためである。
また、新フォーマットの予備発光時には、1回目の予備発光の結果に応じて、2回目の予備発光の光量を可変としたので、予備発光に消費するエネルギを最小に押さえつつ、正確な予備測光値を得ることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
本実施形態において、CCD等の撮像素子を用いた電子スチルカメラを例にして説明したが、これに限らず、例えば、銀塩フィルムを露光するカメラにも同様に適用することができる。
2 メインミラー
3 拡散スクリーン
4 コンデンサレンズ
5 ペンタプリズム
6 接眼レンズ
7 測光用プリズム
8 測光用レンズ
9 測光素子
10 絞り
11 シャッター
12 撮像素子
13 サブミラー
14 調光用レンズ
15 調光素子
16 焦点検出部
17 閃光発光部
18 発光モニター部
30 カメラ本体
31 カメラマイコン
32 定常光測光部
33 閃光測光部
34 レンズ駆動部
35 絞り制御部
36 感度設定部
37 レリーズスイッチ
38 カスタム設定部
40 撮影レンズ本体
41 レンズマイコン
42 距離エンコーダ
50 SB本体
51 SBマイコン
Claims (4)
- 予備発光及び本発光を行う閃光発光部を制御する閃光制御装置であって、
前記予備発光の被写体反射光を測光する閃光測光部と、
前記閃光発光部に所定光量の第1予備発光を行わせた後に、必要に応じて光量可変の第2予備発光を行わせる予備発光制御部と、
前記第1予備発光時の前記閃光測光部の出力に応じて前記第2予備発光の必要性を判定する予備発光判定部と、を備え、
前記予備発光制御部は、前記第1予備発光時の測光値である第1予備測光値のうち、複数の色ごとの測光値の最大値または複数の測光領域ごとの測光値の最大値が所定レベルに達しないために、前記予備発光判定部が、前記第2予備発光が必要であると判定した場合に、前記第1予備発光時の前記閃光測光部の第1予備発光量と、予備測光値目標レベルと、前記第1予備測光値の最大値とに基づいて前記第2予備発光の光量を算出し、
測光素子の感度に基づいて、使用範囲において測光値が飽和しないレベルに発光の光量を定めてあること、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項1に記載の閃光制御装置において、
前記予備発光制御部は、前記第1予備発光を行う時は予備発光を指示する情報のみを通
信し、前記第2予備発光を行う時は予備発光を指示する情報と発光量情報とを通信する通
信部を有すること、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の閃光制御装置において、
前記閃光発光部は、閃光制御装置を含む機器から着脱可能であって、
前記閃光発光部は、予備発光に同期した同期信号を発生し、
前記閃光測光部は、前記同期信号に同期させて測光を行うこと、
を特徴とする閃光制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の閃光制御装置において、
前記閃光発光部は、所定光量の第1予備発光を行わせた後に、必要に応じて光量可変の第2予備発光を行う第1フォーマットのものとその第1フォーマットと異なる第2フォーマットのものがあり、前記閃光制御装置を含む機器から着脱可能であって、
前記予備発光制御部は、前記閃光発光部が、前記第1又は第2フォーマットのいずれに対応しているかを判定し、その判定結果に基づいて、予備発光の発光方法を変更すること、
を特徴とする閃光制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008144833A JP5169500B2 (ja) | 2008-06-02 | 2008-06-02 | 閃光制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008144833A JP5169500B2 (ja) | 2008-06-02 | 2008-06-02 | 閃光制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002229068A Division JP2004069995A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 閃光制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008203904A JP2008203904A (ja) | 2008-09-04 |
JP5169500B2 true JP5169500B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=39781393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008144833A Expired - Fee Related JP5169500B2 (ja) | 2008-06-02 | 2008-06-02 | 閃光制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5169500B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6192420B2 (ja) * | 2013-08-08 | 2017-09-06 | オリンパス株式会社 | 撮像装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61159119A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-18 | Canon Inc | 閃光光量計 |
JP3962489B2 (ja) * | 1998-09-07 | 2007-08-22 | キヤノン株式会社 | ストロボシステムおよびストロボ装置 |
JP2000162679A (ja) * | 1998-11-25 | 2000-06-16 | Canon Inc | ストロボ制御方法及び装置並びに記憶媒体 |
JP4374665B2 (ja) * | 1999-08-03 | 2009-12-02 | 株式会社ニコン | 閃光制御装置 |
JP4366740B2 (ja) * | 1998-12-22 | 2009-11-18 | 株式会社ニコン | 閃光制御装置及びカメラ |
JP2000338563A (ja) * | 1999-05-26 | 2000-12-08 | Olympus Optical Co Ltd | カメラ |
JP2001021961A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
JP2002006360A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-09 | Nikon Corp | 閃光撮影制御装置およびカメラ |
-
2008
- 2008-06-02 JP JP2008144833A patent/JP5169500B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008203904A (ja) | 2008-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012065243A (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP4622211B2 (ja) | 閃光制御装置及び閃光制御システム | |
CN109327688B (zh) | 摄像设备及其控制方法和发光控制设备 | |
JP4882159B2 (ja) | 閃光制御装置及びカメラシステム | |
JP2004126493A (ja) | 閃光制御装置及び閃光制御システム | |
JP3695380B2 (ja) | カメラ | |
JP2004069995A (ja) | 閃光制御装置 | |
US6564014B1 (en) | Flash control device | |
JP4366740B2 (ja) | 閃光制御装置及びカメラ | |
JP4547739B2 (ja) | 閃光制御装置 | |
JP4374665B2 (ja) | 閃光制御装置 | |
JP5169500B2 (ja) | 閃光制御装置 | |
JP5163498B2 (ja) | カメラシステム | |
JP6742733B2 (ja) | 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム | |
JP4461523B2 (ja) | 閃光制御装置 | |
JP4380300B2 (ja) | カメラシステムおよび閃光装置 | |
JP4407163B2 (ja) | カメラシステム | |
JP4196051B2 (ja) | 多灯閃光制御システム及びスレーブ閃光器、閃光器 | |
JP2002006360A (ja) | 閃光撮影制御装置およびカメラ | |
JP4635427B2 (ja) | マスタ閃光装置 | |
JP2000338569A (ja) | 閃光制御装置 | |
JP4426812B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP5182323B2 (ja) | マスタ閃光装置 | |
JP2000010148A (ja) | 閃光制御装置 | |
JP2006017854A (ja) | 撮像装置及び閃光発光装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080702 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5169500 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |