JPH07104356A - 閃光発光装置 - Google Patents
閃光発光装置Info
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- JPH07104356A JPH07104356A JP5271148A JP27114893A JPH07104356A JP H07104356 A JPH07104356 A JP H07104356A JP 5271148 A JP5271148 A JP 5271148A JP 27114893 A JP27114893 A JP 27114893A JP H07104356 A JPH07104356 A JP H07104356A
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- Japan
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- flash
- strobes
- light emitting
- emitting device
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- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 複数のストロボを発光させて閃光撮影を行な
う際に、適正な露出量での撮影が可能で、しかもカメラ
全体の小型化も図れる閃光発光装置を得る。 【構成】 少なくとも第1および第2のストロボ10,
11と、これらを閃光発光させるための電気エネルギを
蓄積するコンデンサMCを備える。さらに、第1、第2
のストロボのガイドナンバーと被写体距離とで絞りを制
御するフラッシュマチック制御部を備える。そして、コ
ンデンサとして一個を使用し、単数あるいは複数のスト
ロボを適宜発光させる。これと同時に、それぞれの場合
に応じた所要のフラッシュマチック制御を個別に行な
う。
う際に、適正な露出量での撮影が可能で、しかもカメラ
全体の小型化も図れる閃光発光装置を得る。 【構成】 少なくとも第1および第2のストロボ10,
11と、これらを閃光発光させるための電気エネルギを
蓄積するコンデンサMCを備える。さらに、第1、第2
のストロボのガイドナンバーと被写体距離とで絞りを制
御するフラッシュマチック制御部を備える。そして、コ
ンデンサとして一個を使用し、単数あるいは複数のスト
ロボを適宜発光させる。これと同時に、それぞれの場合
に応じた所要のフラッシュマチック制御を個別に行な
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子閃光発光装置(以下
ストロボという)による閃光撮影が可能なカメラにおい
て、特に二つ以上のストロボを内蔵している多灯ストロ
ボ内蔵式カメラ等に適用して好適な閃光発光装置に関す
る。
ストロボという)による閃光撮影が可能なカメラにおい
て、特に二つ以上のストロボを内蔵している多灯ストロ
ボ内蔵式カメラ等に適用して好適な閃光発光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ストロボ内蔵式カメラに装備されるスト
ロボとして従来一般には、通常撮影時、つまり被写体が
ストロボや撮影レンズからある程度離れた遠距離にある
場合にあっても、被写体を照射できるに充分な発光量を
有する閃光撮影が行える程度の強力な発光量を有するも
のが用いられている。
ロボとして従来一般には、通常撮影時、つまり被写体が
ストロボや撮影レンズからある程度離れた遠距離にある
場合にあっても、被写体を照射できるに充分な発光量を
有する閃光撮影が行える程度の強力な発光量を有するも
のが用いられている。
【0003】しかし、上述したように強力な発光量をも
つストロボを一つだけ装備したカメラにあっては、その
ストロボを発光させたときに、一瞬に強い光を発し、非
常に眩しく、人物写真である場合に自然な表情を撮るこ
とが難しく、また赤目現象を生じるといった問題を招き
易いものであった。
つストロボを一つだけ装備したカメラにあっては、その
ストロボを発光させたときに、一瞬に強い光を発し、非
常に眩しく、人物写真である場合に自然な表情を撮るこ
とが難しく、また赤目現象を生じるといった問題を招き
易いものであった。
【0004】このため、複数のストロボを用い、これら
のストロボを同時にまたは時間遅れを持たせて発光させ
たり、それぞれの発光量を任意に制御したりすることに
より、上述した不具合を解決しようとした多灯ストロボ
内蔵式のカメラが、たとえば特開平4−104237号
公報等により、従来既に提案されている。この従来の閃
光発光装置では、コンデンサを複数使用し、これにより
単数または複数のストロボを発光させるように構成して
いる。
のストロボを同時にまたは時間遅れを持たせて発光させ
たり、それぞれの発光量を任意に制御したりすることに
より、上述した不具合を解決しようとした多灯ストロボ
内蔵式のカメラが、たとえば特開平4−104237号
公報等により、従来既に提案されている。この従来の閃
光発光装置では、コンデンサを複数使用し、これにより
単数または複数のストロボを発光させるように構成して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
装置では、コンデンサを複数使用しているために、カメ
ラの大型化を招いてしまうという欠点があった。
装置では、コンデンサを複数使用しているために、カメ
ラの大型化を招いてしまうという欠点があった。
【0006】また、上述した従来の閃光発光装置では、
フラッシュマチック制御の切り換えは行なっていないの
で、複数のストロボを同時に発光させるか、複数のスト
ロボを個別に発光させるかによっては、撮影した写真が
アンダー(露光不足)もしくはオーバー(露光過度、露
光オーバー)になるという問題もあった。
フラッシュマチック制御の切り換えは行なっていないの
で、複数のストロボを同時に発光させるか、複数のスト
ロボを個別に発光させるかによっては、撮影した写真が
アンダー(露光不足)もしくはオーバー(露光過度、露
光オーバー)になるという問題もあった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、複数のストロボを適宜発光させて閃光撮影
を行なうにあたって、適正な露出量の写真撮影が可能と
なり、さらにカメラの小型化も図れる閃光発光装置を得
ることを目的としている。
ものであり、複数のストロボを適宜発光させて閃光撮影
を行なうにあたって、適正な露出量の写真撮影が可能と
なり、さらにカメラの小型化も図れる閃光発光装置を得
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る閃光発光装置は、少なくとも第1お
よび第2のストロボと、これらを閃光発光させるための
電気エネルギを蓄積するコンデンサと、第1、第2のス
トロボのガイドナンバーと被写体距離によって絞り制御
を行なうフラッシュマチック制御部とを備え、コンデン
サを一個使用し、単数あるいは複数のストロボを適宜発
光させるとともに、それぞれの場合に応じたフラッシュ
マチック制御を、前記フラッシュマチック制御部により
行なうように構成したものである。
ために本発明に係る閃光発光装置は、少なくとも第1お
よび第2のストロボと、これらを閃光発光させるための
電気エネルギを蓄積するコンデンサと、第1、第2のス
トロボのガイドナンバーと被写体距離によって絞り制御
を行なうフラッシュマチック制御部とを備え、コンデン
サを一個使用し、単数あるいは複数のストロボを適宜発
光させるとともに、それぞれの場合に応じたフラッシュ
マチック制御を、前記フラッシュマチック制御部により
行なうように構成したものである。
【0009】また、本発明に係る閃光発光装置によれ
ば、撮影時に被写体が所定距離よりも遠い場合には、第
1もしくは第2のストロボのうちのいずれかを発光さ
せ、かつ所定距離よりも近い場合には両方の閃光発光部
を発光させるように構成したものである。
ば、撮影時に被写体が所定距離よりも遠い場合には、第
1もしくは第2のストロボのうちのいずれかを発光さ
せ、かつ所定距離よりも近い場合には両方の閃光発光部
を発光させるように構成したものである。
【0010】さらに、本発明に係る閃光発光装置によれ
ば、複数のストロボを同時に発光させた場合におけるフ
ラッシュマチック制御部によるフラッシュマチック制御
を、書き換え可能に構成したものである。
ば、複数のストロボを同時に発光させた場合におけるフ
ラッシュマチック制御部によるフラッシュマチック制御
を、書き換え可能に構成したものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、一個のコンデンサを用いてい
るので、カメラの大きさが小さくなる。さらに、本発明
によれば、ストロボを単数または複数発光させたと同時
にフラッシュマチック制御部によりフラッシュマチック
制御を行なうことから、適正な露光量の写真が得られ
る。
るので、カメラの大きさが小さくなる。さらに、本発明
によれば、ストロボを単数または複数発光させたと同時
にフラッシュマチック制御部によりフラッシュマチック
制御を行なうことから、適正な露光量の写真が得られ
る。
【0012】また、本発明によれば、撮影時の被写体ま
での距離の遠近に応じてストロボを単数もしくは複数発
光させることにより、たとえば近距離撮影時には被写体
の影を可能な限り軽減したりし、撮影の適正化が図れ
る。
での距離の遠近に応じてストロボを単数もしくは複数発
光させることにより、たとえば近距離撮影時には被写体
の影を可能な限り軽減したりし、撮影の適正化が図れ
る。
【0013】さらに、本発明によれば、複数のストロボ
を同時に発光させた場合のフラッシュマチック制御を書
き換え可能に構成することにより、カメラ毎に適切なフ
ラッシュマチック制御を行なわせることが可能となる。
を同時に発光させた場合のフラッシュマチック制御を書
き換え可能に構成することにより、カメラ毎に適切なフ
ラッシュマチック制御を行なわせることが可能となる。
【0014】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係るカメラの閃光
発光装置の一実施例を示し、これらの図において、本実
施例では、全体を符号1で示すカメラとして、図1から
明らかなように、カメラ本体2の前面中央に、レンズ鏡
筒に保持されている撮影レンズ3を有するコンパクトカ
メラである場合を例示している。
発光装置の一実施例を示し、これらの図において、本実
施例では、全体を符号1で示すカメラとして、図1から
明らかなように、カメラ本体2の前面中央に、レンズ鏡
筒に保持されている撮影レンズ3を有するコンパクトカ
メラである場合を例示している。
【0015】ここで、撮影レンズ3は、たとえばズーム
レンズあるいは単焦点レンズによって構成される。な
お、撮影可能距離としては50cm以内であるとマクロ
撮影(接写撮影)において効果的であるが、通常撮影で
あるポートレート撮影では1〜1.5m程度の撮影距離
に設定するとよい。
レンズあるいは単焦点レンズによって構成される。な
お、撮影可能距離としては50cm以内であるとマクロ
撮影(接写撮影)において効果的であるが、通常撮影で
あるポートレート撮影では1〜1.5m程度の撮影距離
に設定するとよい。
【0016】また、上述したカメラ本体2の前面で撮影
レンズ3の上方には、対をなすAF測距窓4,5が設け
られ、これらのAF測距窓4,5により被写体までの距
離が測距されることによって、図示しない被写体測距手
段からの駆動制御によって撮影レンズ3の自動焦点合わ
せを行なえるようになっている。
レンズ3の上方には、対をなすAF測距窓4,5が設け
られ、これらのAF測距窓4,5により被写体までの距
離が測距されることによって、図示しない被写体測距手
段からの駆動制御によって撮影レンズ3の自動焦点合わ
せを行なえるようになっている。
【0017】図1中6は前記AF測距部4,5に並んで
設けられたAE測光窓で、被写体の明るさに応じて露光
制御を行なう制御手段の一部を構成している。さらに、
図1中7はカメラ本体2の前面に設けられたファインダ
窓である。また、カメラ本体2の上端面には、カメラ1
のメインスイッチ8、レリーズ釦9等が設けられてい
る。
設けられたAE測光窓で、被写体の明るさに応じて露光
制御を行なう制御手段の一部を構成している。さらに、
図1中7はカメラ本体2の前面に設けられたファインダ
窓である。また、カメラ本体2の上端面には、カメラ1
のメインスイッチ8、レリーズ釦9等が設けられてい
る。
【0018】一方、カメラ本体2の前面側で撮影レンズ
3の上方には、AF測距窓4,5やファインダ窓7等と
並んで、閃光発光部となる第1、第2のストロボ10,
11を構成するキセノン管(図示せず)での発光を放射
する第1、第2のストロボ窓10a,11aが設けられ
ている。
3の上方には、AF測距窓4,5やファインダ窓7等と
並んで、閃光発光部となる第1、第2のストロボ10,
11を構成するキセノン管(図示せず)での発光を放射
する第1、第2のストロボ窓10a,11aが設けられ
ている。
【0019】これら第1、第2のストロボ窓10a,1
1aは、撮影レンズ3からの距離が異なる位置に配置さ
れ、かつ機能が異なるように設定されている。なお、第
1のストロボ窓10aは、メインストロボとしてカメラ
本体2の前面上部で一側寄り(図1中右側)の通常位置
に設けられている。
1aは、撮影レンズ3からの距離が異なる位置に配置さ
れ、かつ機能が異なるように設定されている。なお、第
1のストロボ窓10aは、メインストロボとしてカメラ
本体2の前面上部で一側寄り(図1中右側)の通常位置
に設けられている。
【0020】また、第2のストロボ窓11aは、被写体
影軽減用のサブストロボとして撮影レンズ3の上側に光
軸を略一致させて配置されている。ここで、第2のスト
ロボ窓11aからの発光量は、フル発光する場合の発光
量が、第1のストロボ窓10aでの発光量よりも少なく
ともよい。
影軽減用のサブストロボとして撮影レンズ3の上側に光
軸を略一致させて配置されている。ここで、第2のスト
ロボ窓11aからの発光量は、フル発光する場合の発光
量が、第1のストロボ窓10aでの発光量よりも少なく
ともよい。
【0021】たとえば第1のストロボ10での発光量と
してはガイドナンバ8〜16位を、また第2のストロボ
11は近距離撮影(接写撮影)に必要な光量ないしは赤
目発光に必要な光量としてガイドナンバ1〜4程度を選
択することが考えられる。
してはガイドナンバ8〜16位を、また第2のストロボ
11は近距離撮影(接写撮影)に必要な光量ないしは赤
目発光に必要な光量としてガイドナンバ1〜4程度を選
択することが考えられる。
【0022】さて、本発明に係るカメラの閃光発光装置
によれば、上述した構成において、図2および図3から
明らかなように、少なくとも第1および第2のストロボ
10,11と、これらを閃光発光させるための電気エネ
ルギを蓄積するコンデンサMCと、第1、第2のストロ
ボ10,11のガイドナンバー(GNo)と被写体距離
とによって絞り制御を行なうフラッシュマチック制御部
を備え、コンデンサMCとして一個を使用し、その蓄積
エネルギにより単数あるいは複数のストロボ10,11
を適宜発光させるとともに、それぞれの場合に応じた所
要のフラッシュマチック制御を、前記フラッシュマチッ
ク制御部により個別に行なえるように構成したところに
特徴を有している。
によれば、上述した構成において、図2および図3から
明らかなように、少なくとも第1および第2のストロボ
10,11と、これらを閃光発光させるための電気エネ
ルギを蓄積するコンデンサMCと、第1、第2のストロ
ボ10,11のガイドナンバー(GNo)と被写体距離
とによって絞り制御を行なうフラッシュマチック制御部
を備え、コンデンサMCとして一個を使用し、その蓄積
エネルギにより単数あるいは複数のストロボ10,11
を適宜発光させるとともに、それぞれの場合に応じた所
要のフラッシュマチック制御を、前記フラッシュマチッ
ク制御部により個別に行なえるように構成したところに
特徴を有している。
【0023】そして、このような構成によれば、第1、
第2のストロボ10,11を発光させるために、一個の
コンデンサMCを用いているため、カメラ本体2の大き
さを小さくすることが可能となる。
第2のストロボ10,11を発光させるために、一個の
コンデンサMCを用いているため、カメラ本体2の大き
さを小さくすることが可能となる。
【0024】また、各ストロボ10,11を単数または
複数発光させたと同時に、フラッシュマチック制御部に
よるフラッシュマチック制御を行なっていることから、
種々の条件下において適正な露光量の写真を得ることが
可能となる。
複数発光させたと同時に、フラッシュマチック制御部に
よるフラッシュマチック制御を行なっていることから、
種々の条件下において適正な露光量の写真を得ることが
可能となる。
【0025】ここで、撮影時に被写体が所定距離よりも
遠い場合には、第1もしくは第2のストロボ10,11
のうちのいずれかを発光させ、かつ所定距離よりも近い
場合には両方のストロボ10,11を同時に発光させる
ように構成するとよい。
遠い場合には、第1もしくは第2のストロボ10,11
のうちのいずれかを発光させ、かつ所定距離よりも近い
場合には両方のストロボ10,11を同時に発光させる
ように構成するとよい。
【0026】このようにすれば、撮影時の被写体までの
距離の遠近に応じてストロボ10,11を単数もしくは
複数発光させることにより、たとえば近距離撮影時には
被写体の影を可能な限り軽減したりし、撮影の適正化が
図れる。
距離の遠近に応じてストロボ10,11を単数もしくは
複数発光させることにより、たとえば近距離撮影時には
被写体の影を可能な限り軽減したりし、撮影の適正化が
図れる。
【0027】さらに、本発明に係る閃光発光装置によれ
ば、複数のストロボ10,11を同時に発光させた場合
におけるフラッシュマチック制御部によるフラッシュマ
チック制御を、書き換え可能に構成している。
ば、複数のストロボ10,11を同時に発光させた場合
におけるフラッシュマチック制御部によるフラッシュマ
チック制御を、書き換え可能に構成している。
【0028】そして、このように複数のストロボ10,
11を同時に発光させた場合のフラッシュマチック制御
を書き換え可能に構成すれば、カメラ1毎に適切なフラ
ッシュマチック制御を行なわせることが可能となる。
11を同時に発光させた場合のフラッシュマチック制御
を書き換え可能に構成すれば、カメラ1毎に適切なフラ
ッシュマチック制御を行なわせることが可能となる。
【0029】図2は上述した閃光発光装置を用いたカメ
ラ1における撮影動作を示すフローチャートであり、こ
れを以下に順をおって説明する。
ラ1における撮影動作を示すフローチャートであり、こ
れを以下に順をおって説明する。
【0030】まず、ステップ101において、レリーズ
釦9を半押し操作し、半押しスイッチS1をONするこ
とにより、被写体までの測距処理を行なう。そして、こ
の測距処理の結果に基づき、ステップ102において被
写体までの距離Xが所定値L以上であるか、以下である
かを判断する。
釦9を半押し操作し、半押しスイッチS1をONするこ
とにより、被写体までの測距処理を行なう。そして、こ
の測距処理の結果に基づき、ステップ102において被
写体までの距離Xが所定値L以上であるか、以下である
かを判断する。
【0031】被写体距離Xが所定値L以上である場合に
は、ステップ103でのSB1(第1のストロボ10)
またはSB2(第2のストロボ11)を発光させる単灯
発光モードに入り、次でステップ104において測光処
理の結果が一定輝度以上であれば、ストロボ10,11
を発光させずにレリーズし、ステップ107での撮影が
行われるようになっている。
は、ステップ103でのSB1(第1のストロボ10)
またはSB2(第2のストロボ11)を発光させる単灯
発光モードに入り、次でステップ104において測光処
理の結果が一定輝度以上であれば、ストロボ10,11
を発光させずにレリーズし、ステップ107での撮影が
行われるようになっている。
【0032】また、一定輝度以下であれば、ステップ1
05に進み、ストロボSB1またはSB2のいずれかを
フル発光させるようになっている。さらに、このような
単灯発光モードである場合には、ステップ106におい
てフラッシュマチック制御1(FM制御1)により絞り
値を決定し、ステップ107で閃光撮影が行なわれるよ
うになっている。
05に進み、ストロボSB1またはSB2のいずれかを
フル発光させるようになっている。さらに、このような
単灯発光モードである場合には、ステップ106におい
てフラッシュマチック制御1(FM制御1)により絞り
値を決定し、ステップ107で閃光撮影が行なわれるよ
うになっている。
【0033】一方、ステップ102において被写体距離
Xが所定値L以下である場合、ステップ108でのSB
1およびSB2を共に発光させる複灯発光モードに入
る。次で、ステップ109で測光処理の結果から一定輝
度以上であると判断されると、ストロボを発光させずに
レリーズさせ、ステップ107に進んで撮影が行なわれ
る。
Xが所定値L以下である場合、ステップ108でのSB
1およびSB2を共に発光させる複灯発光モードに入
る。次で、ステップ109で測光処理の結果から一定輝
度以上であると判断されると、ストロボを発光させずに
レリーズさせ、ステップ107に進んで撮影が行なわれ
る。
【0034】また、一定輝度以下であればステップ11
0に進み、第1、第2のストロボ10,11(SB1お
よびSB2)の両方をフル発光させるようになってい
る。さらに、このような複灯発光モードである場合に
は、ステップ111においてフラッシュマチック制御2
(FM制御2)により絞り値を決定し、ステップ107
において閃光撮影が行なわれるようになっている。
0に進み、第1、第2のストロボ10,11(SB1お
よびSB2)の両方をフル発光させるようになってい
る。さらに、このような複灯発光モードである場合に
は、ステップ111においてフラッシュマチック制御2
(FM制御2)により絞り値を決定し、ステップ107
において閃光撮影が行なわれるようになっている。
【0035】ここで、被写体距離Xが所定値L以下であ
る複灯発光モードであって輝度が一定以下である場合の
複灯発光モードの場合にFM制御2を設けるのは、次の
理由による。すなわち、複数のストロボ10,11を発
光した場合において、それぞれのストロボ10,11の
ガイドナンバーGNoを、A・GNo,B・GNo,・
・・とすると、全体のガイドナンバー全GNoは、
る複灯発光モードであって輝度が一定以下である場合の
複灯発光モードの場合にFM制御2を設けるのは、次の
理由による。すなわち、複数のストロボ10,11を発
光した場合において、それぞれのストロボ10,11の
ガイドナンバーGNoを、A・GNo,B・GNo,・
・・とすると、全体のガイドナンバー全GNoは、
【数1】 の関係が成り立つ。
【0036】しかしながら、閃光発光するキセノン管等
が同条件でないと関係が成り立たないため、実際には一
灯時のガイドナンバーを上記式に基づいて複数に分割し
ても全体のガイドナンバーGNoは異なってしまう。
が同条件でないと関係が成り立たないため、実際には一
灯時のガイドナンバーを上記式に基づいて複数に分割し
ても全体のガイドナンバーGNoは異なってしまう。
【0037】そのため、一灯時のフラッシュマチック制
御を、複数灯時のフラッシュマチック制御と異ならせる
必要がある。また、複数灯時のフラッシュマチック制御
(FM制御2)もカメラ毎にガイドナンバーGNoが異
なるために、フラッシュマチック制御(FM制御2)を
書き換え可能にすれば、カメラ毎に適切なフラッシュマ
チック制御を行なわせることができる。
御を、複数灯時のフラッシュマチック制御と異ならせる
必要がある。また、複数灯時のフラッシュマチック制御
(FM制御2)もカメラ毎にガイドナンバーGNoが異
なるために、フラッシュマチック制御(FM制御2)を
書き換え可能にすれば、カメラ毎に適切なフラッシュマ
チック制御を行なわせることができる。
【0038】図3は本発明を適用したストロボ回路を示
すものであり、メインコンデンサMCを一個用いること
により、単数または複数のストロボ10,11を発光さ
せるように構成されている。
すものであり、メインコンデンサMCを一個用いること
により、単数または複数のストロボ10,11を発光さ
せるように構成されている。
【0039】これを簡単に説明すると、第1、第2のス
トロボ10,11となるキセノン管(Xe管1,Xe管
2)とメインコンデンサMCとが並列接続されている。
ここで、Xe管1が発光する場合、DTrをON状態で
(SBK端子をHi)、シャッタのSB発光タイミング
でSBT出力にHiパルスを加えると、SCR1のみが
導通状態となり、Xe管1のみにトリガがかかり、Xe
管1はメインコンデンサMCの全部の容量で発光する。
トロボ10,11となるキセノン管(Xe管1,Xe管
2)とメインコンデンサMCとが並列接続されている。
ここで、Xe管1が発光する場合、DTrをON状態で
(SBK端子をHi)、シャッタのSB発光タイミング
でSBT出力にHiパルスを加えると、SCR1のみが
導通状態となり、Xe管1のみにトリガがかかり、Xe
管1はメインコンデンサMCの全部の容量で発光する。
【0040】また、両キセノン管、つまりXe管1,2
を共に発光させる場合には、DTrをOFF状態で(S
BK端子をオープン)、シャッタのSB発光タイミング
でSBT出力にHiパルスを加えて、Xe管1,2にト
リガをかけると、それぞれの発光管はメインコンデンサ
MCの半分のエネルギで発光させることができるように
なっている。
を共に発光させる場合には、DTrをOFF状態で(S
BK端子をオープン)、シャッタのSB発光タイミング
でSBT出力にHiパルスを加えて、Xe管1,2にト
リガをかけると、それぞれの発光管はメインコンデンサ
MCの半分のエネルギで発光させることができるように
なっている。
【0041】ここで、この図3において上述した以外の
回路部品としては、ダイオードD1,D2,・・、抵抗
R1,R2,・・、トランジスタ等を始めとして適宜の
ものが用いられているが、その詳細な説明は省略する。
回路部品としては、ダイオードD1,D2,・・、抵抗
R1,R2,・・、トランジスタ等を始めとして適宜の
ものが用いられているが、その詳細な説明は省略する。
【0042】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、閃光撮影が可能なカメラ1各部の形状、構造
等を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。たと
えば上述した実施例では、第1および第2のストロボ1
0,11の窓10a,11aを、一側寄りの部分と、撮
影レンズ光軸に対応する位置とに設けた場合を説明した
が、本発明はこれに限定されず、少なくとも二つ以上の
ストロボ発光部をカメラ本体前面の異なる位置に設ける
とよく、その数やそれぞれの配設位置等としては、種々
の変形例が考えられる。
定されず、閃光撮影が可能なカメラ1各部の形状、構造
等を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。たと
えば上述した実施例では、第1および第2のストロボ1
0,11の窓10a,11aを、一側寄りの部分と、撮
影レンズ光軸に対応する位置とに設けた場合を説明した
が、本発明はこれに限定されず、少なくとも二つ以上の
ストロボ発光部をカメラ本体前面の異なる位置に設ける
とよく、その数やそれぞれの配設位置等としては、種々
の変形例が考えられる。
【0043】また、第1および第2のストロボ10,1
1の発光制御やフラッシュマチック制御部によるフラッ
シュマチック制御1,2としても、種々の変形例が考え
られる。要は各種条件に応じてストロボ10,11の発
光制御を、被写体距離に応じた絞り制御等を考慮して所
要の状態で行ない、露光量の十分な閃光撮影を行なえる
ようにすればよい。
1の発光制御やフラッシュマチック制御部によるフラッ
シュマチック制御1,2としても、種々の変形例が考え
られる。要は各種条件に応じてストロボ10,11の発
光制御を、被写体距離に応じた絞り制御等を考慮して所
要の状態で行ない、露光量の十分な閃光撮影を行なえる
ようにすればよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る閃光発
光装置によれば、少なくとも第1および第2のストロボ
と、これらを閃光発光させるための電気エネルギを蓄積
するコンデンサと、第1、第2のストロボのガイドナン
バーと被写体距離によって絞り制御を行なうフラッシュ
マチック制御部とを備え、コンデンサを一個使用し、単
数あるいは複数のストロボを適宜発光させるとともに、
それぞれの場合に応じたフラッシュマチック制御を、前
記フラッシュマチック制御部により行なうようにしたの
で、簡単な構成であるにもかかわらず、一個のコンデン
サを用いていることからカメラの大きさを小さくするこ
とができ、さらにストロボを単数または複数発光させた
と同時にフラッシュマチック制御部によりフラッシュマ
チック制御個別に行なうことから、適正な露光量の写真
が得られるという種々優れた効果を奏する。
光装置によれば、少なくとも第1および第2のストロボ
と、これらを閃光発光させるための電気エネルギを蓄積
するコンデンサと、第1、第2のストロボのガイドナン
バーと被写体距離によって絞り制御を行なうフラッシュ
マチック制御部とを備え、コンデンサを一個使用し、単
数あるいは複数のストロボを適宜発光させるとともに、
それぞれの場合に応じたフラッシュマチック制御を、前
記フラッシュマチック制御部により行なうようにしたの
で、簡単な構成であるにもかかわらず、一個のコンデン
サを用いていることからカメラの大きさを小さくするこ
とができ、さらにストロボを単数または複数発光させた
と同時にフラッシュマチック制御部によりフラッシュマ
チック制御個別に行なうことから、適正な露光量の写真
が得られるという種々優れた効果を奏する。
【0045】また、本発明によれば、撮影時に被写体が
所定距離よりも遠い場合には、第1もしくは第2のスト
ロボのうちのいずれかを発光させ、かつ所定距離よりも
近い場合には両方の閃光発光部を発光させるようにした
ので、たとえば近距離撮影時には被写体の影を可能な限
り軽減したりし、撮影の適正化が図れる。
所定距離よりも遠い場合には、第1もしくは第2のスト
ロボのうちのいずれかを発光させ、かつ所定距離よりも
近い場合には両方の閃光発光部を発光させるようにした
ので、たとえば近距離撮影時には被写体の影を可能な限
り軽減したりし、撮影の適正化が図れる。
【0046】さらに、本発明によれば、複数のストロボ
を同時に発光させた場合におけるフラッシュマチック制
御部によるフラッシュマチック制御を、書き換え可能に
構成したので、カメラ毎に適切なフラッシュマチック制
御を行なわせることが可能となる。
を同時に発光させた場合におけるフラッシュマチック制
御部によるフラッシュマチック制御を、書き換え可能に
構成したので、カメラ毎に適切なフラッシュマチック制
御を行なわせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る閃光発光装置を適用して好適なカ
メラの一実施例を示すカメラ全体の概略斜視図である。
メラの一実施例を示すカメラ全体の概略斜視図である。
【図2】本発明に係る閃光発光装置による閃光撮影時の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】本発明を適用するカメラにおいて用いるストロ
ボ回路を示す回路図である。
ボ回路を示す回路図である。
1 多灯ストロボ内蔵式カメラ 2 カメラ本体 3 撮影レンズ 4 AF測距窓 5 AF測距窓 6 AE測光窓 7 ファインダ窓 8 メインスイッチ 9 レリーズ釦 10 第1のストロボ(Xe管) 10a 第1のストロボ窓 11 第2のストロボ(Xe管) 11a 第2のストロボ窓 MC メインコンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも第1および第2の閃光発光部
と、 これらを閃光発光させるための電気エネルギを蓄積する
コンデンサと、 前記第1、第2の閃光発光部のガイドナンバーと被写体
距離によって絞り制御を行なうフラッシュマチック制御
部とを備え、 前記コンデンサを一個使用し、単数あるいは複数の閃光
発光部を発光させるとともに、 それぞれの場合に応じて前記フラッシュマチック制御部
によりフラッシュマチック制御を行なうように構成した
ことを特徴とする閃光発光装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の閃光発光装置において、 撮影時に被写体が所定距離よりも遠い場合には、第1も
しくは第2の閃光発光部のうちのいずれか一方を発光さ
せ、 かつ被写体が所定距離よりも近い場合には、両方の閃光
発光部を発光させるように構成したことを特徴とする閃
光発光装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の閃光発光
装置において、 複数の閃光発光部が同時に発光した場合におけるフラッ
シュマチック制御部によるフラッシュマチック制御を、
書き換え可能に構成したことを特徴とする閃光発光装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271148A JPH07104356A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 閃光発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271148A JPH07104356A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 閃光発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07104356A true JPH07104356A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17496000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5271148A Pending JPH07104356A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 閃光発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07104356A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008129275A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
US7606480B2 (en) | 2004-10-21 | 2009-10-20 | Nikon Corporation | Photographic illuminating device and camera |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5271148A patent/JPH07104356A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7606480B2 (en) | 2004-10-21 | 2009-10-20 | Nikon Corporation | Photographic illuminating device and camera |
JP2008129275A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
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