JP3787379B2 - カメラシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体に向けて発光するに際し、適正露光が得られるように自動的に発光量の調整を行うカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被写体に向けて発光を行い、自動的に適正露光を得るように発光量の調節を行うように制御するカメラシステムが種々提案されている。露光、特にフィルム面に到達する光のフィルム面反射光を測光することによって適正発光量を得る所謂TTL(Through The Lens)調光が一般に行われている。
【0003】
図10はTTL調光の光学系を示す模式的構成図である。
【0004】
被写体像は撮影レンズ32によってフィルム面9に結像され、露光が行われる。主ミラー2は、露光時に図示の位置から上方へ退避させられる。そして、露光前では図示のように斜めに位置決めされ、ピント板3上に結んだ被写体像をファインダから見た時に正規の位置関係に見えるように光路を変更する。
【0005】
23,24は露光時にフィルム面反射光を測光するための結像レンズ、及び調光用センサである。露光時のフラッシュによる発光は調光用センサ24で測光され、これに基づいて発光量が所定値に達したことをもって発光を停止する発光量制御が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したTTL調光はフィルム面の拡散反射光を利用しているため、フィルムの種類によって反射率が異なり、露出が不安定になる。更に、被写体が間接的にぼんやりと測光していることになるので、被写体の大きさ等でも露出が不安定になる。
【0007】
例えば、特開平4−331935号公報には、フラッシュを露光前に予備発光(プリ発光)させ、本発光時のTTL調光を補正するという方式が提案されている。しかし、この方式では上記した問題を解決する手段は示されていない。
【0008】
更に、特開平6−250255号公報には、フラッシュを露光前に予備発光させ、本発光時の発光量を制御する方式が提案されている。しかし、この方式では予備発光量が或る値、例えば発光のためのコンデンサの充電々圧が異なっていたり、予備発光量が予定していた値と実際値が異なっていたりすると、本発光時の発光量が異なってしまい、充電容量が少ない時に所定の予備発光を行うと本発光時の発光エネルギーが十分に得られない場合がある。また、被写体がどのような状態でも所定量の予備発光が行われるため、暗い場所で、カメラに近く、かつ被写体が人物である場合には、予備発光が眩しく感じられ、撮られる側の人にとって優しくないという不都合がある。
【0009】
この問題を解決するものとして、本出願人は、先に「被写体に向けて予備発光を行い、予備発光の被写体反射光を第1の測光手段で測光し、同時に予備発光を直接に測光する第2の測光手段を有して、第1の測光手段による測光値に応じて、前記第2の測光手段で測光された予備発光量を演算し制御するストロボ制御カメラシステム」を提案している。
【0010】
このストロボ制御カメラシステムでは、実施例の1つとして、予備発光が所定発光強度の波高値で所定時間持続するフラット発光で制御され、第1の測光手段としては積分型ではなく、定常測光型が用いられ、第2の測光手段に積分型が用いられた構成が提案されている。
【0011】
しかし、フラット発光の制御回路においては、発光開始初期段階において閃光放電管内の放電アークが放電管内全体に広がらず、予備発光強度が不安定になり、図11の様な波形になることが知られている。
【0012】
したがって、予備発光を第2の測光手段により直接に測光して積分を行っているが、測光出力が安定しない。また、積分回路はノイズまでも積分してしまうため、積分結果の精度が悪く、この結果、本発光の光量制御が悪くなるという問題がある。
【0013】
そこで、本発明の目的は、本発光の発光量制御の精度を向上させることのできるカメラシステムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る発明は、一定の発光量による発光を所定時間持続させるフラット発光手段と、フラット発光手段により予備発光を行う発光制御手段と、発光制御手段による予備発光時に前記フラット発光手段の発光輝度を測光した測光センサの出力に応じた値を積分する積分手段と、積分手段による積分結果に基づいて本発光の発光量を演算する演算手段とを備えたカメラシステムにおいて、積分手段は予備発光が開始されて所定時間が経過してから積分を開始し、演算手段は予備発光時の積分手段の出力と予備発光の継続時間を用いて本発光の発光量を演算するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
【0028】
〔第1の実施例〕
図1は本発明のカメラシステムにおける電気系の構成を示すブロック図(一部については、回路図で示す)であり、図2は本発明によるカメラシステムの光学系の概略構成を示す側面断面図である。
【0029】
まず、図2について説明する。図2において、1はカメラ本体であり、光学部品、機構部品、電気回路等が内蔵されるほか、フィルムを収納することができる。2は主ミラーであり、視認状態及び撮影状態に応じて撮影光路へ斜設位置或いは退避位置に駆動される。更に、主ミラー2はハーフミラーになっており、背面には小さなサブミラー25が取り付けられており、斜設位置にある時も後記する焦点検出光学系に被写体からの光量の約50%をミラー25へ導くように透過させている。3は撮影レンズ12〜14の予定結像面に配置されたピント板(焦点板)3であり、4はファインダ光路変更用のペンタプリズムである。5はファインダであり、撮影者はファインダ5の窓を通してピント板3を視認することにより撮影画面を見ることができる。6は撮影画面内の被写体輝度を測定するための結像レンズであり、7は結像レンズ6を通過してきた光を受光する多分割測光センサである。更に、8はフォーカルプレン式のシャッタであり、9は感光部材としてのフィルムである。
【0030】
カメラ本体1と撮影レンズとの電気的結合は、インターフェースとして機能するマウント接点10を介して行われる。そして撮影レンズは、レンズ鏡筒11、第1群レンズ12、第2群レンズ13、第3群固定レンズ14、第2群レンズ13と第3群固定レンズ14の間に配設される絞り15の各々を備えて構成される。第1群レンズ12は光軸上を前後に移動する合焦用のレンズであり、これにより撮影画面のピント位置を調整することができる。同様に第2群レンズ13も光軸上を前後に移動でき、この移動に応じて撮影画面の変倍(ズーミング)が行われる。また、第1群レンズ12の駆動はモータ16によって行われ、絞り15の絞り駆動はモータ17によって行われる。
【0031】
ペンタプリズム4の収納部の上面には、アクセサリーシュー22が設けられており、このアクセサリーシュー22には外付フラッシュ18を装着することができる。外付フラッシュ18は、キセノン管19、このキセノン管19の背面に設置される反射板20、キセノン管19の前方に設置されるフレネルレンズ21の各々を備えて構成されている。更に、反射板20の一部には、グラスファイバー30の一端が挿入され、その他端にはキセノン管19で発光した光をモニタするためのセンサ31(PD1)が接続されている。また、反射板20には同様に光をモニタするためのセンサ32(PD2)が接続されている。センサ32はキセノン管19の発光電流を制限してフラット発光を行うために用いられる。
【0032】
サブミラー25の出射光路上のカメラ本体1の底部近傍には、焦点検出ユニット26が設置されている。この焦点検出ユニット26は、2次結像ミラー27、2次結像レンズ28、焦点検出ラインセンサ29等を備えて構成されている。この焦点検出ラインセンサ29の検出面に2次結像面がくるように光学系が調整される。焦点検出ユニット26は、後記する電気回路の処理により、既知の位相差検出法によって撮影画面内の被写体の焦点状態を検出し、撮影レンズの焦点調節機構を制御するために用いられる。
【0033】
ここで、多分割測光センサ7の機能について説明する。
【0034】
図3は撮影画面上の測光エリア分割図を示している。図中、40は撮影画面全体を表し、41は多分割測光センサ7の撮影画面上の測光するエリア分割を表している。図3においては、撮影画面をE0(左側)、E1(中央)、E2(右側)E3(E0,E1,E2の外側の左半分)、E4(E0,E1,E2の外側の右半分)、E5(E3及びE4の外側)の6つのエリアに分割している。E0、E1、E2の3つのエリアの各々の中心には、測距点P0,P1,P2の各々が設定されている。撮影画面40の下部にはファインダ内LCD24が設けられ、シャッタ速度及び絞り値をデジタルで表示する。
【0035】
次に、図1の構成について説明する。なお、図1においては、図2に示した部材と同一であるものには同一引用数字を用いており、したがって重複する説明は省略する。
【0036】
MPU(マイクロ プロセッサ ユニット)100は発振器101で作られるクロック信号に同期して動作が進められる。MPU100に内蔵されたEEPROM102は、フィルムカウンタその他の撮影情報を記憶するための半導体メモリである。また、A/D変換器103は、焦点検出回路105及び多分割測光センサ7からのアナログ信号をA/D変換し、これをMPU100で処理することにより各種の状態が設定される。
【0037】
MPU100には、焦点検出回路105、測光回路106、シャッタ制御回路107、モータ制御回路108、フィルム走行検知回路109、動作状態を検出するためのスイッチセンス回路110、LCD24を駆動するLCD駆動回路111の各々が接続されている。
【0038】
焦点検出回路105はMPU100の信号に従って焦点検出ラインセンサ29の蓄積制御及び読出制御を行い、夫々の画素情報をMPU100へ出力する。測光回路106は画面内の各エリアの輝度信号として、多分割測光センサ7からの出力をMPU100へ出力する。MPU100は輝度信号をA/D変換し、撮影の露出調整を実行する。
【0039】
シャッタ制御回路107は、MPU100からの信号に従って先幕のシャッタマグネット(MG−1)及び後幕のシャッタマグネット(MG−2)を先行させる露出動作を担っている。モータ制御回路108は、MPU100からの信号に従ってモータ104を制御することにより、主ミラー2のアップ・ダウン、シャッタ8のチャージ、及びフィルム9の給送制御を実行する。フィルム走行検知回路109は、フィルム給送時にフィルム9の1駒分が巻き上げられたか否かを検知し、その結果をMPU100に信号を送出する。
【0040】
更に、焦点検出回路105には焦点検出ラインセンサ29が接続され、測光回路106には焦点検出ラインセンサ29が接続され、シャッタ制御回路107にはシャッタマグネットMG−1,MG−2が接続され、モータ制御回路108にはフィルム巻き上げ等の駆動源となるモータ104が接続されている。また、スイッチセンス回路110には、SW1、SW2の各スイッチが接続されている。SW1はレリーズボタン(不図示)の第1ストロークでオンして測光及びAF(オートフォーカス)を開始させるスイッチであり、SW2はレリーズボタンの第2ストロークでオンして露光動作を開始させるスイッチである。そして、SW1及びSW2のオン動作はスイッチセンス回路110で検知され、更にMPU100へ送出される。
【0041】
また、ラインセンサ29は、上記したようにファインダ上の3つの測距点に対応した3組のラインセンサLine−L(左),Line−C(中央),Line−R(右)から構成される公知のCCDラインセンサである。更に、LCD駆動回路111には、ファインダ内LCD24及びモニタ用LCD42が接続されている。
【0042】
以上の構成によるカメラ本体には、レンズ鏡筒11がマウント接点104を介して接続されている。レンズ鏡筒11は、レンズ制御回路112を内蔵しており、このレンズ制御回路112とMPU100の間で信号の授受が行われる。レンズ制御回路112には、モータ16,17及び光検出器35が接続されている。
【0043】
この光検出器35は、円板状で一定間隔にスリットが設けられたパルス板36との組み合わせで用いられ、第1群レンズ12の移動に応じてパルス板36が回転し、スリットをカウントすることにより第1群レンズ12の位置情報が得られ、レンズの焦点調節に用いられる。
【0044】
更に、カメラ本体1には、アクセサリーシュー22を介して外付フラッシュ18が接続されている。外付フラッシュ18は発光制御回路200を備え、外付フラッシュ18内の各回路を制御する。発光制御回路200は、MPU100からの信号に基づいて被写体に向けて閃光を発光させる回路である。
【0045】
201は電池215の電圧を昇圧するDC/DCコンバータであり、発光制御回路200からの指示により電池電圧を昇圧し、メインコンデンサ208(C1)に約300Vの電圧を蓄えることができる。抵抗211,212(R1,R2)はメインコンデンサ208の電圧を発光制御回路200によってモニタするために設けられた分圧抵抗である。
【0046】
発光制御回路200は分圧抵抗で分圧された電圧をA/D変換器202でA/D変換することにより、メインコンデンサ208の電圧をモニタでき、DC/DCコンバータ201を止めて昇圧を停止したり、現在の充電々圧をモニタして、その結果をカメラ本体1側のMPU100に伝達することができる。203はトリガ回路であり、露光時にはMPU100の指示により発光制御回路200を介してトリガを出力し、発光管としてのキセノン管19に高電圧を発生させ、メインコンデンサ208に蓄えられた電荷エネルギーがキセノン管19を介して放電することにより発光を開始させる。
【0047】
204は発光停止回路であり、トリガ出力時にはオン動作状態にあり、発光が開始される。そして、コンパレータ205又は206の出力、及び発光制御回路200からの信号によってオフ動作になり、キセノン管19の発光を停止させる。また、オフ時にはキセノン管19、ダイオード213(D1)、コイル214(L1)により還流ループを形成し、すぐには発光量が低下しないようにしている。このために発光停止回路204はキセノン管19に直列接続され、発光停止回路204を短い周期で連続的にオン/オフを行うことにより、フラット発光が可能になる。
【0048】
207は発光制御回路200とコンパレータ205,206の間に接続されるD/A変換器である。209はセンサ32(PD2)に接続される第2のモニタであり、210はセンサ31(PD1)に接続される第1のモニタである。また、221は積分回路であり、モニタ210の出力電圧を積分し、その値をコンパレータ205へ印加する。
【0049】
次に、外付フラッシュ18の各種の動作について個別に説明する。
【0050】
〔フラット発光〕
発光制御回路200は、D/A変換器207に所定の値を設定する。この時、キセノン管19はまだ発光を始めていないので、センサ32(PD2)の光電流は少なく、コンパレータ206の反転入力端子に入力されるモニタ209の出力は低い。したがって、コンパレータ206は“H”レベルの出力を発光停止回路204へ出力している。トリガ回路203からトリガが出力されると、キセノン管19は発光を開始し、直に発光の波高値は上昇し、センサ32の光電流が多くなり、モニタ209の出力が上昇し、コンパレータ206の出力が“L”レベルになる。
【0051】
コンパレータ206の出力が“L”レベルになると、発光停止回路204が動作し、キセノン管19の放電ループが断たれるが、ダイオード213(D1)及びコイル214(L1)により還流ループが形成され、波高値は瞬時には落ちず、徐々に低下する。波高値が落ちてくると、センサ32の光電流が少なくなり、再びコンパレータ206の出力は“H”レベルに転じ、キセノン管19の放電ループが形成され、波高値は上昇方向になる。
【0052】
このように、コンパレータ206の出力により、短い周期で波高値の増加と減少を繰り返し、結果的にはほぼ一定の波高値で発光を継続させるフラット発光制御が可能になる。フラット発光を終了させるには、発光制御回路200が直接に発光停止回路204に信号を出力することにより行われる。また、フラット発光の波高値は、D/A変換器207に与えるデジタル値によってコンパレータ206の非反転入力端子に入力される電圧を異ならせることにより、センサ32の光電流の動作ポイントを変化させ、所望の値に制御することができる。
【0053】
〔予備発光及び積分処理〕
予備発光は、所定の波高値で所定時間にわたりフラット発光を行うことにより達成される。このとき、センサ31(PD1)はキセノン管19の発光輝度を測光しており、発光制御回路200は積分回路221に積分開始を指示する。積分回路221はモニタ210からの出力により、予備発光のための積分を開始するもので、測光量を圧縮した値を積分するように構成されている。なお、発光停止回路204には、コンパレータ205の出力が入力されているが、これは発光制御回路200からの信号によって無視されるように設定されており、フラット発光の制御が阻害されないようにしている。なお、予備発光の積分のタイミングの詳細については後で説明する。
【0054】
予備発光が所定時間行われると、積分回路221の出力がA/D変換器202によって変換され、そのデジタル信号が発光制御回路200によって読み出される。
【0055】
〔本発光制御〕
MPU100は、予備発光の積分値、及び予備発光時の被写体反射光輝度値(多分割測光センサ7の出力)に基づいて本発光量の適正積分値を求め、発光制御回路200を介してD/A変換器207にその適正積分値を設定する。その後、積分回路221は初期状態にされ、トリガ回路203により発光を開始させる。この発光時の輝度はセンサ31によって測光され、これが積分回路221により積分され、その値が設定された適正積分値に到達すると、コンパレータ205の出力は“H”レベルから“L”レベルに切り替わり、発光停止回路204によって発光の停止処理が行われる。このとき、コンパレータ206の出力は、発光制御回路200からの信号により無視されるように設定される。以上の様にして、予備発光に続く本発光においては、その発光量が演算で求めた適正な発光量に制御される。
【0056】
次に、図4はMPU100における処理を中心にしたフローチャートである。なお、図中のSはステップを意味している。
【0057】
MPU100はレリーズボタン(不図示)の第1ストロークで動作するスイッチSW1のオンを検出する(S401)。SW1のオンが検出されると、スイッチセンス回路110によって他の不図示の操作スイッチの状態を読み込み、シャッタ速度の決め方や絞りの決め方等の様々な撮影モードの設定が行われる(S402)。ついで、位相差検出法による焦点検出動作及びこれに伴うレンズ駆動が実行される(S403)。
【0058】
図3で説明したように、焦点検出のポイントは画面上に3ポイントがあり、その内のいずれの被写体にピントを合わせるか否かは、撮影者が任意に設定できる方式でも良いし、近点優先を基本にした考え方による周知の自動選択アルゴリズム方式であっても良い。
【0059】
ついで、測光回路106によって測光が行われ(S404)、画面上の6つのエリアの被写体輝度値が得られる。更に、MPU100は6つのエリアの被写体輝度値に基づいて、周知のアルゴリズムから露出量を決定し、設定された撮影モードに従ってシャッタ速度の値と絞りの値を決定する(S405)。更に、レリーズボタンの第2ストロークで動作するスイッチSW2のオンの有無を判別する(S406)。SW2がオフであればS401に戻り、以降の処理を繰り返し実行する。また、SW2がオンであれば、MPU100は発光制御回路200からの情報伝達により現在のフラッシュのコンデンサ208の充電々圧情報を取得する。また、レンズ制御回路112からの情報伝達により被写体のカメラからの絶対距離情報を得、更に、測光回路106からの被写体輝度情報を得る(S407)。
【0060】
ついで、MPU100は得られた充電々圧情報、絶対距離情報及び被写体輝度情報を基に予備発光の発光量を決定する(S408)。この決定値になるように、MPU100は発光制御回路200に指令を出し、予備発光を制御する(S409)。更に、MPU100は予備発光と同時に多分割測光センサ7に測光を行わせる(S410)。この時、予備発光を行う直前に多分割測光センサ7により被写体の輝度が測光される。これは、予備発光の測光値を基に予備発光直前の測光値の差分を取り、予備発光の発光分のみの被写体からの反射光を得るためである。また、予備発光を行っている時、発光制御回路200はキセノン管19の直接光をセンサ31で測光し、積分回路221で積分し、予備発光終了時に積分値をA/D変換し、この読み込みを行う。この予備発光の積分のタイミングについては、後記する。
【0061】
更に、MPU100は、予備発光の積分値、予備発光の被写体反射測光値、露出値等から本発光の適正積分値が演算される(S411)。ついで、露光動作に先行して主ミラー2をアップさせ、サブミラー25と一体に撮影光路から退去させ、被写体像が支障なくフィルム9に到達できるようにする(S412)。この後、MPU100は決められた露光量に基づく絞り値になるようにレンズ制御回路112に指令を出し、決められたシャッタ速度値になるようにシャッタ制御回路107を駆動させる(S413)。
【0062】
ついで、シャッタ8の駆動に合わせ、露光中に本発光が行われように発光制御回路200が動作する。この本発光はS411の演算によって求められた発光量に制御される(414)。このようにして露光動作が終了すると、撮影光路より退去していた主ミラー2及びサブミラー25が復帰し、更に、MPU100はモータ制御回路108及びフィルム走行検知回路109を動作させ、フィルム9を1駒だけ巻き上げると、発光制御は終了する(S415)。
【0063】
図5は発光量を決定するための演算処理を示すフローチャートである。ここでは、適正本発光量の演算と予備発光量の演算について説明する。
【0064】
まず、図4のS404において自然光の下で被写体輝度を測光し、6つのエリアの重み付け平均EVbをとる(S501)。この算出には、数1に示す式(1)が用いられる。ここで、W(i)は重み付け係数であり、本発光制御の測光モードや自動焦点検出の測距ポイントによって変化する。このW(i)の設定の一例を示したのが図6である。ここでは、本発光制御の測光モードが重み付け平均測光の時には、自動焦点検出の測距ポイントに重み付け平均をとっている。また、測光モードが部分測光の時、測距ポイントを含むエリアのみに重み付け係数をかけ、他のエリアを全て0にした重み付け平均の演算をしている。したがって、1つのエリアのEVb(i)がそのままEVbとなる。
【0065】
また、重み付け平均をするに際しては、各エリアの輝度値の対数圧縮された値EVb(i)を2のべき乗をとって伸長したもので重み付け平均をとり、最後に2の底で対数圧縮している。以上の演算により求められた値EVbは、後記する本発光適正比演算(S509)で使用される。
【0066】
ついで、図4のS402に相当する処理がS502で行われ、シャッタ速度優先モードや絞り優先モード等の各撮影モードや制御値の入力が撮影者の意思等によって行われる。更に、入力された撮影モードや被写体輝度のEVb(i)からシャッタ速度(TV)と絞り値(AV)による露出値(EVs=TV+AV)の決定を行う(S503)。この露出値を決めるに際しては、上記したEVbを用いても良いが、周知の分割測光の演算アルゴリズムを用いてもよい。更に、予備発光直前の被写体輝度を測光し、数2に示す式(2)を用いて重み付け平均EVaを算出する(S504)。
【0067】
ここで、S504がS501と同様の測光及び演算を行う理由について説明すると、スイッチSW1がオンした時の状態、或いはまさに露光動作を始めようとするスイッチSW2がオンしたときの状態のもとで、撮影者がフレーミングを変更する等して被写体の状態が変化している可能性がある。また、後に続く予備発光は、エネルギーの浪費を防ぐ目的と、撮影される側の眩しさを和らげるため、短時間に行う必要があるため、測光も同様に短時間に行う必要がある。
【0068】
したがって、図7の(a)に示すように、蛍光灯の光源で撮影される場合を考え、フリッカの影響をできるだけ少なくするためにS501の測光は、比較的長い時間をかけて繰り返し測光し、その測光値の平均をとっている。これに対し、S504の測光は、後に続く予備発光時の測光と同じ短い時間で、かつ予備発光時の測光との時間間隔もできるだけ短くする必要がある。なお、S504で演算されたEVaは、予備発光のみの被写体反射光を演算するために後記するS509の本発光適正比演算で使用する。
【0069】
次に、予備発光の制御が行われる(S507)。この時の発光量は、S505及びS506において決定される。S505の処理は図4のS406に相当し、コンデンサ208の充電電圧Vc、被写体輝度EVa及び被写体距離情報Dist を入力し、S506で予備発光量Qを次式により算出する(但し、kは予備発光量Qが適切になるような或る定数、F1,F2,F3は関数である)。
【0070】
Q=k×F1(Vc)×F2(EVb)×F3(Dist) ・・・(3)
図8は関数F1,F2,F3の説明図である。図8の(A)図は関数F1の特性であり、コンデンサ208の充電電圧Vcが高いほど予備発光の発光量Qを増やすことを示している。これは予備発光量Qが大きいほど被写体反射光の測光のダイナミックレンジが大きくとれて有利であるが、コンデンサ208の充電電圧Vcが低い時は予備発光により末発光のエネルギーが奪われないようにすることができる。
【0071】
図8の(B)図は関数F2の特性であり、自然光下の被写体輝度EVaが高いと、予備発光による被写体反射光が自然光下で埋もれてしまう恐れがあるので、予備発光量Qを大きくする必要がある。逆に、自然光下での被写体輝度EVaが低いと、撮影される側にとって発光が突然行われることになる。このため、眩しさを抑えるために予備発光量Qを低くする必要がある。また、輝度が或る程度以上に高い時と、低い時は夫々ハード的に予備発光量Qの増減が難しくなるので、一定にしている。
【0072】
図8の(C)図は関数F3の特性であり、カメラに対し被写体の絶対距離が近いと、撮影される側は眩しく感じるので、これを避けるために予備発光量Qを少なくする必要がある。逆に、遠い場合には予備発光が被写体まで届かずに被写体からの反射光測光が行えなくなるので、予備発光量Qを多くする必要がある。絶対距離が或る程度以上に遠い時と近い時には、関数F2と同様に予備発光量Qを一定にしている。予備発光量Qの増減は、フラット発光の波高値の高低をD/A変換器207に設定(発光制御回路200による)することにより制御することにより達成される。
【0073】
S507の処理の後、予備発光時の被写体からの反射光輝度を測光し、重み付け平均EVfが数3に示す式(4)を用いて算出される(S508)。そのタイミングは、図7の(a)に示すS508の位置である。ついで、予備発光に対して適正となる本発光の発光量の演算が行われる(S509)。この処理は図4のS411の処理に相当するもので、次式(比r)で算出される。
【0074】
r=LN2(2EVs−2EVb)−LN 2 (2 EVf −2 EVa ) …(5)
式(5)の第1項は、露出値(EVs)から被写体輝度測定値(EVb)を夫々2のべき乗をとって伸長したもので差分をとり、最後に2の底で対数圧縮している。この演算で、自然光下での被写体輝度に対して露出量の不足する量を演算する。つまり、被写体の総合露出が自然光下の輝度にフラッシュ光下の輝度を足して適正露出を得るという考え方で行っている。
【0075】
また、式(5)の第2項は、予備発光時の被写体反射光輝度(EVf)から予備発光直前の被写体輝度(EVa)を同じように伸長して差分をとり、圧縮を行っている。この演算では、自然光下での被写体輝度を差し引いた予備発光のみの被写体反射光を求めている。そして、圧縮系の演算であるので、式(5)の第1項から第2項を差し引くことにより、総合露出として適正になるためには、本発光を予備発光に対してどれだけ増やせば良いか(或いは減らせば良いか)の比rを求めることができる。
【0076】
一方、S510においては、予備発光時のキセノン管19の発光を直接測光した積分値を「pre int」としている。なお、S508とS510におけるタイミング関係は図7の(b)の如くである。フラット発光の発光開始時は波高値が安定せず、或る時間が経過してから安定する。そこで、S508による被写体反射光の測定とS510によるキセノン管直接測光の積分は、遅延時間(例えば、10μS〜20μS)を設けて行っている。このように、不安定な波高値の時には測光せず、安定してから測光及び積分を行うことにより、不要なノイズを積分せずに済み、測光出力の精度を大幅に向上させることができる。
【0077】
S509又はS510の処理が終了すると、本発光の適正積分値を演算する処理が行われる(S511)。この処理は、図4のS411に相当する処理で、以下の式(6)を用いて行われる(なお、式中の変数は全て圧縮系の変数であり、pre intは積分値、rは比、TVはシャッタ速度、t preは予備発光継続時間、cは調光補正量等の補正係数である)。
【0078】
main int=pre int+r+TV−t pre+c ・・・(6)
予備発光の波高値に対し、S509で求めた比rを足した値の波高値でシャッタ8が開いている間のみフラット発光を行えばよいが、これを積分値に換算するので、シャッタ速度(TV)−予備発光継続時間(t pre)の時間のファクターを足せばよい。この時の予備発光継続時間(t pre)は、正確には図7の(b)に示すように積分時間である。また、撮影者によって設定された調光補正量として補正係数cを加えている。
【0079】
S511の処理が終了すると、式(6)で得られた結果を基に本発光の発光量が制御される(S512)。この処理は図4におけるS414に相当する処理である。
【0080】
以上のように、本発明では予備発光をフラット発光で行い、測光及び積分をして得た値により本発光の発光量を演算制御しているが、予備発光が開始されて所定時間経過した後に測光積分が行われるため、常に安定した適正露光を得ることができる。
【0081】
〔第2の実施例〕
図9は本発明によるカメラシステムの他の実施例を示す回路図である。この実施例における発光系は、図1の構成からコンパレータ205、モニタ210及び積分回路221を除去した構成になっている。これは、本発光もフラット発光にできることによるものである。また、測光回路106とMPU100の間には積分回路120が接続されている。その他(検出系、駆動系、表示系、レンズ系等)については、図1と同じであるので、ここでは図示を省略している。
【0082】
積分回路120は測光回路106の出力(多分割測光センサ7の各エリアの測光積分値)を積分するもので、測光出力を圧縮しながら積分するタイプが用いられ、ダイナミックレンジが広くとれるようにしている。フラット発光は安定状態でもリップルのために波高値に多少のばらつきがある。しかし、測光を積分タイプにすることにより、定常光を複数回測光して平均をとるタイプよりも精度の良い測光を行うことができる。
【0083】
この実施例における動作について、図5のフローチャートを参照し、その異なる部分についてのみ説明する。この実施例では、S510のキセノン管直接発光及び積分の処理は不要になる。そして、S511においては、本発光の適正波高値演算に代えて次式による演算が行われる。なお、次式において、main hightは本発光のフラット発光波高値であり、pre hightは予備発光のフラット発光値である。
【0084】
main hight=pre hight+r+c ・・・(7)
以上のように、図9の実施例は図1の実施例と異なり、予備発光も本発光もフラット発光であるため、時間に関するファクターを演算に使用することなく、単にS509で求めた比rのみで演算を行うことができる。
【0085】
更に、図9の実施例について、図7の(b)を参照して説明する。被写体測光が積分回路120による積分タイプであるが、この場合も、図7の(b)に示した様に、積分開始はフラット発光の開始よりも所定時間遅延させて行われる。
【0086】
図9の実施例によれば、予備発光が開始されてから所定時間が経過した後、測光積分を行うことにより、常に安定した適正露光が得られる。
【0087】
なお、上記実施例の説明においては、1眼レフカメラを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レンズシャッタカメラその他のカメラにも適用可能である。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、予備発光が開始されてから所定時間経過後に積分を開始し、予備発光時の測光センサの出力と予備発光の継続時間を用いて本発光の発光量を演算するカメラシステムを構成したため、本発光の発光量制御の精度を向上させることができ、最適露出のもとにばらつきの少ない発光制御が可能になる。
【0095】
【数1】
【0096】
【数2】
【0097】
【数3】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラシステムにおける電気系の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるカメラシステムの光学系の概略構成を示す側面断面図である。
【図3】撮影画面上の測光エリア分割図を示す説明図である。
【図4】MPU100における処理を中心にしたフローチャートである。
【図5】発光量を決定するための演算処理を示すフローチャートである。
【図6】重み付け平均の演算内容及び設定内容を示す図表である。
【図7】本発明における発光と測光のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】本発明における予備発光及び測光のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図9】本発明によるカメラシステムの他の実施例を示す回路図である。
【図10】TTL調光の光学系を示す模式的構成図である。
【図11】フラット発光における波高値特性を示す波形図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体
7 多分割測光センサ
19 キセノン管
100 MPU
106 測光回路
120,221 積分回路
200 発光制御回路
202 A/D変換器
203 トリガ回路
204 発光停止回路
205,206 コンパレータ
207 D/A変換器
209,210 モニタ
Claims (2)
- 一定の発光量による発光を所定時間持続させるフラット発光手段と、該フラット発光手段により予備発光を行う発光制御手段と、該発光制御手段による予備発光時に前記フラット発光手段の発光輝度を測光した測光センサの出力に応じた値を積分する積分手段と、該積分手段による積分結果に基づいて本発光の発光量を演算する演算手段とを備えたカメラシステムにおいて、
前記積分手段は前記予備発光が開始されて所定時間が経過してから積分を開始し、前記演算手段は予備発光時の前記積分手段の出力と予備発光の継続時間を用いて本発光の発光量を演算することを特徴とするカメラシステム。 - 前記所定時間は前記予備発光の波高値が安定するまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
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