JPH08126779A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH08126779A
JPH08126779A JP26664694A JP26664694A JPH08126779A JP H08126779 A JPH08126779 A JP H08126779A JP 26664694 A JP26664694 A JP 26664694A JP 26664694 A JP26664694 A JP 26664694A JP H08126779 A JPH08126779 A JP H08126779A
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inner blade
base
sub
holder
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JP26664694A
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English (en)
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Yoshitaka Tezuka
佳孝 手塚
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内刃台をブレードホルダーから外して清掃で
きる。電気かみそり本体の振動子が、効率よく低騒音な
状態で内刃台を振動させる。 【構成】 電気かみそりは、往復運動される振動子17
を内蔵する電気かみそり本体19と、電気かみそり本体
19に脱着自在に装着されているブレードホルダー18
と、ブレードホルダー18に往復運動できるように装着
されているサブ振動台20と、このサブ振動台20に連
結されている内刃台11と、内刃台11に連結されてい
る内刃6とを備える。内刃台11はサブ振動台20に脱
着自在に装着されている。ブレードホルダー18を電気
かみそり本体19に装着した状態で、内刃台11は直接
に振動子17に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内刃台をブレードホル
ダーから脱着できる電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】図1と図2に示すように、内刃台11を
装着しているブレードホルダー18を、電気かみそり本
体19に脱着自在に連結している電気かみそりはすでに
開発されている。この構造の電気かみそりは、内刃6に
付着するひげ屑を清掃するときに、ブレードホルダー1
8を電気かみそり本体19から外すことができる。しか
しながら、この構造の電気かみそりは、ブレードホルダ
ー18から内刃台11を外すことができないので、内刃
台11とブレードホルダー18とを分離して清掃できな
い欠点がある。
【0003】この弊害を防止するために、ブレードホル
ダーに往復運動できるようにサブ振動台を設け、このサ
ブ振動台に内刃台を脱着自在に連結した電気かみそりが
開発されている。この電気かみそりは、ブレードホルダ
ーを電気かみそり本体から外し、さらに、内刃台をブレ
ードホルダーから外してひげ屑を清掃できるので、より
便利に、また、より綺麗に清掃できる特長がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内刃台
をブレードホルダーのサブ振動台に脱着自在に装着して
いる電気かみそりは、電気かみそり本体に内蔵する振動
子で、効率よく内刃台を振動させることが難しい欠点が
ある。とくに、長時間使用して連結部分に遊びができる
と、振動子の振動を内刃台に伝達する効率が著しく低下
する。さらに、連結部分に遊びができると、連結部分に
がたがたと騒音が発生する弊害もある。それは、内刃台
をブレードホルダーのサブ振動台に脱着自在に装着する
電気かみそりは、内刃台をサブ振動台に脱着自在に連結
し、さらに、サブ振動台を脱着自在に電気かみそり本体
の振動子に連結する必要があるからである。すなわち、
電気かみそり本体の振動子がサブ振動台を振動させ、サ
ブ振動台が内刃台を振動させるので、振動子の振動は、
二つの脱着自在な連結部分を介して内刃台に伝達される
ことになる。このため、内刃台とサブ振動台の連結部
分、さらには、サブ振動台と振動子との連結部分に遊び
ができると、振動子の振動が効率よく内刃台に伝達され
ない。また、連結部分で騒音が発生する弊害も発生す
る。
【0005】本発明はこの欠点を解決することを目的に
開発されたもので、本発明の重要な目的は、内刃台をサ
ブ振動台から外して簡単に清掃できることに加えて、電
気かみそり本体の振動子が効率よく低騒音状態で内刃台
を振動できる電気かみそりを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
電気かみそりは、往復運動される振動子を内蔵する電気
かみそり本体19と、電気かみそり本体19に脱着自在
に装着されているブレードホルダー18と、ブレードホ
ルダー18に往復運動できるように装着されている内刃
台11とを備える。ブレードホルダー18と内刃台11
とは下記の独得の構成を備えている。
【0007】(a) 内刃台11はサブ振動台20を介
してブレードホルダー18に連結されている。 (b) サブ振動台20は、往復運動自在にブレードホ
ルダー18に装着されている。 (c) 内刃台11はサブ振動台20に脱着自在に装着
されている。 (d) ブレードホルダー18を電気かみそり本体19
に装着した状態で、内刃台11はサブ振動台20を介し
て往復運動されない。内刃台11は直接に振動子17に
連結される。すなわち、本発明の電気かみそりは、内刃
台11をサブ振動台20を介してブレードホルダー18
に往復運動できるように支持しているが、サブ振動台2
0を介して振動子17に連結するのではない。内刃台1
1は振動子17にも直接に連結されている。内刃台11
は、ブレードホルダー18のサブ振動台20と、電気か
みそり本体19の振動子17の両方に脱着自在に連結し
ている。
【0008】
【作用】本発明の電気かみそりは、図3に示すように、
内刃台11をブレードホルダー18のサブ振動台20に
脱着自在に連結している。サブ振動台20は、内刃台1
1を往復運動できるようにブレードホルダー18に連結
する。さらに、本発明の電気かみそりは、内刃台11を
ブレードホルダー18のサブ振動台20には脱着自在に
連結しているが、内刃台振動子17には直接に連結して
いる。従来のように、サブ振動台20を介して内刃台1
1を振動子17に連結するものではない。この構造の電
気かみそりは、サブ振動台20を介在させることなく、
振動子17で内刃台11を直接に振動させる。このた
め、内刃台11が、サブ振動台20に脱着自在に連結さ
れるにもかかわらず、振動子17は効率よく内刃台11
を往復運動させる。内刃台11は、ブレードホルダー1
8から分離して簡単にひげ屑を清掃でき、しかも、振動
子17で効率よく、低騒音状態に往復運動される。
【0009】内刃台をブレードホルダーのサブ振動台に
脱着自在に連結し、サブ振動台を振動子に連結する従来
の電気かみそりは、内刃台を2カ所の脱着自在な連結部
分を介して振動子に連結している。このため、脱着自在
な連結部分で振動の伝達効率が低下し、たま、騒音を発
生させる欠点があった。ところが、本発明の電気かみそ
りは、内刃台をブレードホルダーのサブ振動台から脱着
できるようにして、振動子で効率よく低騒音に内刃台を
往復運動できる特長がある。内刃台と振動子の連結部分
を1カ所にできるからである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための電気かみそりを例示するものであっ
て、本発明はシェバーを下記の構造に特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0012】図3は、電気かみそりの内刃6を連結する
部分の分解断面図である。この図には、三連の内刃6
と、三連の内刃6を脱着自在に装着する内刃台11と、
内刃台11を脱着自在に装着するサブ振動台20を備え
るブレードホルダー18と、内刃台11を往復運動させ
る振動子17を内蔵する電気かみそり本体19とが示さ
れている。
【0013】内刃6は、複数枚の刃板を平行に並べてプ
ラスチックにインサートして製造されている。刃板6B
は金属板で、アーチ状に湾曲される外刃の内面に接触す
るように上端を外刃に沿う湾曲形状に成形している。
【0014】内刃6を内刃台11に連結した斜視図を図
4に、内刃6と内刃台11を分離した斜視図を図5に示
す。これ等の図に示す内刃6は、刃板6Bをインサート
しているプラスチック製の本体部は、対向して平行に配
設されている平行板6Cの内側に、一対の連結支柱6D
を一体成形している。
【0015】連結支柱6Dは、内刃台11に設けた垂直
筒11Bに挿入される。内刃6を内刃台11から弾性的
に押し出す中央スプリング5が、連結支柱6Dの間に配
設される。連結支柱6Dの間隔は、間に中央スプリング
5を挿入できるように、中央スプリング5の外径よりも
多少広く設計されている。さらに、連結支柱6Dの対向
面である内側は、中央スプリング5の表面に沿うよう
に、図5に示すように、中央をくぼませる形状に湾曲さ
せている。連結支柱6Dは、内刃台11の垂直筒11B
に挿入されるので、外側の間隔を垂直筒11Bの内側の
間隔にほぼ等しく設計している。
【0016】平行板6Cは、内面に突出して係止部6A
を成形している。係止部6Aは、内刃6を内刃台11に
連結したときに、内刃6が内刃台11から簡単に外れる
のを阻止する係止部材である。係止部6Aは、平行板6
Cの中央に位置してその下端部に一体成形して設けられ
ている。さらに、係止部6Aは内刃台11にスムーズに
挿入して引っかけられるように、図5に示すごとく、対
向面をテーパー面とするフック状に成形している。係止
部6Aは、内刃6を内刃台11に連結したときに、垂直
筒11Bの係止窓11dに案内されて、内刃6が内刃台
11から外れるのを防止する。内刃6の平行板6Cと連
結支柱6Dとを、内刃台11の垂直筒11Bに挿入して
連結するとき、平行板6Cが弾性変形して其の間隔が多
少広がって、係止部6Aが垂直筒11Bの係止窓11d
に案内される。係止部6Aが係止窓11dに案内される
と、平行板6Cの間隔は狭くなって、係止部6Aが係止
窓11dに引っかかる。
【0017】平行板6Cは、内刃台11の垂直筒11B
の外側に、連結支柱6Dは垂直筒11Bの内側に挿入さ
れるので、平行板6Cと連結支柱6Dとの間には、内刃
台11の垂直筒11Bを挿入できる隙間を設けている。
【0018】三連の内刃6は内刃台11に連結される。
両側の内刃6は直接に内刃台11に連結され、中央の内
刃6は伸縮台11Aを介して内刃台11に連結される。
伸縮台11Aは、図3と図5に示すように、コイルスプ
リングである中央スプリング5に押されて上下に移動で
きるように内刃台11の垂直筒11Bに連結されてい
る。
【0019】伸縮台11Aは、垂直筒11Bから簡単に
抜けないように、下端にストッパ突起11aを有する。
ストッパ突起11aは、垂直筒11Bの側面に上下に延
長して設けられた引掛窓11bの上面に引っかかって、
伸縮台11Aが垂直筒11Bから抜けるのを阻止してい
る。伸縮台11Aは、垂直の姿勢で上下に移動できるよ
うに、垂直筒11Bに挿入されている。伸縮台11Aの
姿勢を垂直に保持するために、垂直筒11Bは対向面を
浅いU溝状に成形し、伸縮台11Aの摺動面11cをこ
のU溝に沿う形状に成形している。伸縮台11Aは、上
端に内刃6を連結する。内刃6は、伸縮台11Aに対し
ては上下しない状態で連結される。伸縮台11Aを上下
させて、内刃6を上下に移動させるからである。伸縮台
11Aの上端は、両側の垂直筒11Bの上部形状と同じ
ように、両側面に、内刃6の係止部を引っかける係止窓
11dを開口している。さらに、伸縮台11Aは、中央
スプリング5を内蔵できる角筒状に成形され、内蔵する
中央スプリング5の上端に押圧される底板11eを中間
に設けている。底板11eの下面には、中央スプリング
5の上端を挿入する凸部を成形している。
【0020】内刃台11の垂直筒11Bは、内側の底部
に中央スプリング5を位置決めする挿入ロッド11Cを
設けている。挿入ロッド11Cは、図3と図5に示すよ
うに、その表面から突出して、中央スプリング5を引っ
かける係止凸部11fを一体成形している。係止凸部1
1fは、螺旋状に巻かれている中央スプリング5の線間
に突出して中央スプリング5を引っかけるものである。
したがって、係止凸部11fは、中央スプリング5の線
間に挿入される幅に設計されている。係止凸部11f
は、中央スプリング5の下端を引っかけて、内刃6を内
刃台11から外したときに、中央スプリング5が挿入ロ
ッド11Cから抜け出るのを防止する。ただし、中央ス
プリング5を強く引っ張り、あるいは中央スプリング5
を回転させながら引っ張ると、中央スプリング5が変形
し、あるいは、螺旋状の中央スプリング5が係止凸部1
1fから抜け出して、中央スプリング5を外すことがで
きる。
【0021】図3と図5に示すように、両側の垂直筒1
1Bの底面には、係止凸部11fの下方に位置して窓1
1gを開口している。係止凸部11fは、窓11gの上
方に位置して、挿入ロッド11Cの片側に設けられてい
る。この構造の内刃台11は、垂直筒11Bと挿入ロッ
ド11Cとをプラスチックで一体成形できる。挿入ロッ
ド11Cの係止凸部11fを成形する金型を、窓11g
から下方に型抜きできるからである。したがって、この
構造の内刃台11は、プラスチックで簡単かつ安価に多
量生産できる。ただし、挿入ロッド11Cと垂直筒11
Bとをプラスチックや金属で別々のパーツとして製造し
て、挿入ロッド11Cを垂直筒11Bの底部に固定する
なら、垂直筒11Bの底部に窓を開口する必要はない。
挿入ロッド11Cと垂直筒11Bとを別々のパーツとす
る内刃台11は、挿入ロッド11Cの全周に係止凸部1
1fを設けることができる。挿入ロッド11Cに設けら
れる係止凸部11fの上下位置は、挿入ロッド11Cに
挿入される中央スプリング5の下端を引っかけられる位
置に設計される。
【0022】内刃台11の垂直筒11Bは、装着した内
刃6の係止部6Aを引っかけて抜け出るのを防止するた
めに、側面に上下に延長してスリット状の係止窓11d
を開口している。係止窓11dには、内刃6の係止部6
Aが引っかけられ、内刃台11に装着した内刃6が簡単
に外れるのを防止する。ただし、内刃6を強く引っ張る
と、内刃6の係止部6Aが係止窓11dから抜け出し
て、内刃6を内刃台11から外すことができる。
【0023】中央スプリング5は、内刃台11に設けら
れた挿入ロッド11Cに挿入されて、内刃6と伸縮台1
1Aとを弾性的に押し出している。中央スプリング5に
押し出される内刃6は、外刃1の内面に弾性的に押圧さ
れて、外刃1を貫通するひげを効率よく切断する。
【0024】この構造のシェバーは、下記のようにして
内刃を内刃台に連結し、あるいは、内刃を内刃台から外
すことができる。 内刃台11の垂直筒11Bに中央スプリング5を挿
入する。このとき、中央スプリング5を挿入ロッド11
Cに挿入して回転させ、あるいは多少強く押し込んで、
挿入ロッド11Cの係止凸部11fを中央スプリング5
の線間に突出させる。すなわち、中央スプリング5を挿
入ロッド11Cの係止凸部11fに引っかける状態にし
て、中央スプリング5を垂直筒11Bに挿入する。
【0025】 中央の垂直筒11Bに伸縮台11Aを
挿入した後、内刃6の連結支柱6Dを、内刃台11の垂
直筒11Bと伸縮台11Aに挿入して、内刃6を内刃台
11に連結する。このとき、内刃6の平行板6Cが多少
広がって、平行板の内側に設けた係止部6Aが垂直筒1
1Bの係止窓11dに、あるいは、伸縮台11Aの係止
窓11dに案内される。内刃台11に装着した両側の内
刃6は、係止部6Aが係止窓11dの上端に引っかかっ
て内刃台11から外れない状態で連結される。中央の内
刃6は、係止部6Aが係止窓11dに引っかかって伸縮
台11Aに外れないように連結される。この状態で、中
央スプリング5は内刃6を直接に、あるいは伸縮台11
Aを介して弾性的に押し出す。このため、内刃6の外側
に外刃1(図示せず)を装着すると、内刃6は外刃1の
内面に弾性的に押圧される。
【0026】 付着するひげ屑を掃除するときは、内
刃6を多少強く引っ張って、内刃台11から外す。内刃
6を強く引っ張ると、平行板6Cが変形して内刃6の係
止部6Aが垂直筒11Bの係止窓11dから抜け出す。
中央の内刃6は、伸縮台11Aから外される。
【0027】 内刃6を内刃台11から外しても、中
央スプリング5は下端を挿入ロッド11Cの係止部6A
に引っかけているので、内刃台11から飛び出すことが
ない。
【0028】 清掃した後、内刃6を内刃台11に装
着して電気かみそりを使用する。
【0029】内刃台11は、下端に突出して、電気かみ
そり本体19の振動子17に連結される連結ロッドを固
定している。連結ロッドは金属製で、振動子17の連結
孔に隙間なく連結される。
【0030】さらに、内刃台11の下部には、ブレード
ホルダー18のサブ振動台20に脱着自在に連結する連
結凸部11Dを成形している。連結凸部11Dは円柱状
で、図6の底面図と図4の斜視図に示すように、下端の
対向位置に脱着凹部11hを設けている。脱着凹部11
hは、ブレードホルダー18のサブ振動台20に設けた
脱着凸部20Aが挿入されて、内刃台11をサブ振動台
20に外れないように連結する。内刃台11は90度回
転してサブ振動台20から引き抜きできる。このことを
実現するために、内刃台11の連結凸部11Dは、図6
の底面図に示すように、脱着凹部11hの間を平行面1
1kとしている。平行面11kの部分は連結凸部11D
の幅が狭く、内刃台11を回転させて、サブ振動台20
の脱着凸部20Aをこの部分に位置させると、内刃台1
1をサブ振動台20から簡単に引き抜くことができる。
内刃台11をサブ振動台20に連結するときは、平行面
11kをサブ振動台20の脱着凸部20Aに位置させ
て、連結凸部11Dをサブ振動台20に挿入し、内刃台
11を90度回転させてサブ振動台20に連結する。脱
着凸部20Aと脱着凹部11hは、内刃6を外刃と平行
にする姿勢で、内刃台11をサブ振動台20に連結し、
内刃6を外刃と直交させる姿勢で脱着する。
【0031】ブレードホルダー18は、図7と図8に示
すように、電気かみそり本体19の上部に脱着自在に装
着される。ブレードホルダー18は、外刃枠の内側に嵌
着されて電気かみそり本体19に連結される。すなわ
ち、ブレードホルダー18は外刃枠4の内側と、電気か
みそり本体19の外側との間に挟まれて電気かみそり本
体19に連結される。ブレードホルダー18はプラスチ
ックの成形品で、水平方向に往復運動できるサブ振動台
20を内蔵している。
【0032】サブ振動台20はプラスチックの成形品
で、図7に示すように、両端部に弾性変形できる弾性支
持部20Bを一体成形している。弾性支持部20は端部
をブレードホルダー18に連結して、サブ振動台20を
内刃6の振動方向に往復運動できるように支持してい
る。サブ振動台20とブレードホルダー18との間にひ
げ屑が侵入しないように、この隙間の上面を、ゴム製の
閉塞リング21で閉塞している。閉塞リング21は、内
周を内刃台11に、外周をブレードホルダー18に連結
している。
【0033】サブ振動台20は、内刃台11の連結凸部
11Dを挿入し、さらに連結ロッドを振動子17に貫通
させる貫通孔20bを中心に開口している。貫通孔20
bは内刃台11の連結凸部11Dを隙間なく挿入できる
内径に成形されている。貫通孔20bの下端部の内面に
は、内刃台11の脱着凹部11hに嵌入される脱着凸部
20Aを突出して成形している。脱着凸部20Aは、内
刃台11の連結凸部11Dを挿入して、内刃6を外刃と
平行にした状態で、連結凸部11Dの脱着凹部11hに
嵌入できる対向面に配設されている。
【0034】以上の実施例は、内刃台11の連結凸部1
1Dに脱着凹部11hを、サブ振動台20に脱着凸部2
0Aを成形しているが、本発明は、内刃台をサブ振動台
に脱着自在に連結する構造を図に示すものに特定しな
い。内刃台とサブ振動台とは、脱着自在に装着できる全
ての構造、たとえば、連結凸部に凸部を、サブ振動台に
この凸部を嵌入する凹部を成形することもできる。
【0035】電気かみそり本体19は、図7と図8に示
すように、ブレードホルダー18及び外刃枠4を脱着自
在に装着する脱着装着部19Aを上部に有する。脱着装
着部19Aは、外部に突出する弾性突起22がある。弾
性突起22は、脱着装着部19Aに連結されたブレード
ホルダー18及び外刃枠4を、簡単に外れないように停
止する。外刃枠4とブレードホルダー18は強く引っ張
って、電気かみそり本体19から外すことができる。強
く引っ張ると、弾性突起22が引っ込むからである。弾
性突起22は、脱着装着部19Aに連結されたブレード
ホルダー18を貫通し、外刃枠4の内面に設けた枠凹部
4Cに弾性的に挿入されて、ブレードホルダー18と外
刃枠4とを電気かみそり本体19に連結する。弾性突起
22はコイルスプリングである押バネ23で弾性的に押
し出されている。押バネ23は弾性突起22の背面を押
圧する。
【0036】脱着装着部19Aの内部には、内刃台11
を往復運動させる振動子17が内蔵されている。内刃台
11は、プラスチック製で、図10に示すように、両端
に弾性変形できる弾性アーム11Eを一体成形してい
る。振動子17は、弾性アーム11Eを介して、往復運
動できるように電気かみそり本体19のケースに連結さ
れている。振動子17は、図10に示すように、コンロ
ッド24を介してモーター7の回転軸に固定されたカム
軸25の偏心軸に連結されている。モーター7が回転さ
れると、カム軸25が回転され、回転されるカム軸25
は、偏心軸とコンロッド24を介して振動子17を往復
運動させる。
【0037】外刃枠4には三連の外刃1が装着される。
外刃1は、外刃ケース3を介して外刃枠4に連結され
る。外刃1は、図9に示すように、プラスチック製のホ
ルダー1Bに、網刃1Aを固定したものである。薄い金
属板である網刃1Aは、アーチ状に湾曲されてホルダー
1Bに固定される。ホルダー1Bは、硬質のプラスチッ
クを、上下を開口した長方形の角筒状に成形したもので
ある。
【0038】両側の外刃1のホルダー1Bは、下面から
突出して両端部分に弾性変形部1Cを一体成形してい
る。弾性変形部は、外刃1を弾性的に押し出す部材であ
る。弾性変形部1Cはロッド状で、ホルダー1Bの中央
から両端に向かって下り勾配に突出している。この図に
示すように、両端部分に弾性変形部1Cを設けたホルダ
ー1Bは、ふたつの弾性変形部1Cで外刃1を平行移動
できる特長がある。
【0039】弾性変形部1Cは、先端で外刃枠4の開口
窓側壁4Aの上面を押圧して、外刃1を肌の方向に押し
出す。したがって、弾性変形部1Cは、外刃1が外刃枠
4に装着された状態で、外刃ケース3から下方に突出し
て外刃枠4の開口窓側壁4Aの上面を押圧する位置に設
けられる。三連の外刃1を装備する電気かみそりは、両
側に配設される二連の外刃1を外刃枠4の開口窓側壁4
Aの上面で押圧できる。両側に配設される二連の外刃1
は、ホルダー1Bの片側であって、開口窓側壁4Aの上
面を押圧できる面に弾性変形部1Cを設けている。
【0040】中央の外刃1は、弾性変形部によらず、コ
イルスプリングである端部スプリング16を介して肌に
向かって押し出される。したがって、中央の外刃1のホ
ルダー1Bには弾性変形部を設ける必要がない。端部ス
プリング16は、大きなストロークで、弾性変形部より
も弱い押圧力で中央の外刃1を肌に押圧する。中央の外
刃1を両側の外刃1よりも軽く肌に押圧する電気かみそ
りは、肌に直角に近い状態であてるときに、三連全ての
外刃1を快適な圧力で肌に押圧できる。
【0041】両側の外刃1は、外刃ケース3に上下に移
動できるように装着される。したがって、外刃1はホル
ダー1Bの両端面に上下スリット9を設けている。上下
スリット9には、外刃ケース3の内面に突出しているガ
イド突起10が案内される。外刃1は、上下スリット9
とガイド突起10とを介して上下に移動できるように、
外刃ケース3に装着される。外刃1が上下に移動する
と、ガイド突起10は上下スリット9内を上下に移動す
る。
【0042】中央の外刃1は、外刃ケース3の中間台3
Cを介して上下に移動できるように外刃ケース3に装着
される。この図の外刃ケース3は、中央の外刃1を連結
するために中間台3Cを備えている。中央の外刃1は、
端部スプリング16に押し出される状態で、中間台3C
に上下に移動できるように装着されている。中間台3C
は外刃ケース3に上下に移動できない状態で連結され
る。中央の外刃1を外刃ケース3の中間台3Cに連結す
る構造は、両側の外刃1を外刃ケース3に連結するのと
同じようになっている。すなわち、外刃1のホルダー1
Bの両端に上下スリット9を設け、この上下スリット9
に挿入されるガイド突起12を中間台3Cに設け、ガイ
ド突起12を上下スリット9に摺動させて外刃1を上下
に移動させる。
【0043】中間台3Cは、外刃ケース3の内面に設け
られた連結筒3Dに挿入されて外刃ケース3に連結され
る。連結筒3Dの下端には、挿入する中間台3Cの係止
孔14に引っかける係止突起13があり、係止突起13
で中間台3Cが抜けるのを防止している。
【0044】外刃ケース3は、外刃枠4に脱着自在に装
着される。外刃ケース3は、図8と図9に示すように、
表面に横に延長する複数条の凸条を成形してローレット
3bを設けている。ローレット3bのある電気かみそり
は、図7に示す外刃カバー26を確実に係止し、係止部
のデザインを美しく仕上げられる特長がある。それは、
外刃カバー26の下端縁に沿ってその内側にローレット
3bの凹部に嵌入できる凸条を設け、この凸条をローレ
ットに係止できるからである。
【0045】さらに、外刃ケース3は、図11に示すよ
うに、引掛片3Aを外刃枠4の引掛部4Bに引っかけ
て、外刃枠4に脱着自在に装着される。引掛片3Aは、
外刃ケース3の両端面から突起して下から上に延長して
設けられている。引掛片3Aは内面に弾性金属板3Bを
内蔵して弾性変形できるようになっている。引掛片3A
は上端の幅を広くしてT字状としている。外刃枠4は、
外刃ケース3を装着した状態で、引掛片3Aを引っかけ
る位置に引掛部4Bを設けている。外刃ケース3を外刃
枠4に装着すると、引掛片3Aが引掛部4Bに案内され
て外刃枠4に装着される。
【0046】外刃ケース3を外刃枠4から外すために、
外刃枠4の引掛部4Bには、脱着ツマミ15を配設して
いる。脱着ツマミ15は、弾性変形するプラスチックで
全体の形状を板状に成形している。脱着ツマミ15は、
上部を弾性変形できるように、下端部をケースに固定し
ている。脱着ツマミ15の上部には、T字状に形成され
た引掛片3Aの両端を押圧する押圧ロッド15Aを一体
成形している。さらに、脱着ツマミ15は、ケース8の
外部に突出する押ボタン15Bを一体成形している。押
ボタン15Bは、ケース8の貫通孔に出入りできるよう
挿入されている。外刃ケース3を外刃枠4から外すとき
に、押ボタン15Bが押される。押ボタン15Bが押さ
れると、押圧ロッド15Aが引掛片3Aを引掛部4Bか
ら押し出して、外刃ケース3と外刃枠4の引っかけ状態
が解除されて、外刃枠4から引き出される。
【0047】外刃枠4は、外刃ケース3をほとんど隙間
なく装着するための開口窓を有する。開口窓は、側壁の
上面を、外刃1の下端面に位置させている。開口窓側壁
4Aの上面の厚さは、ホルダー1Bに設けた弾性変形部
1Cを押圧できるように設計されている。ホルダー1B
はケースの一部を構成するので、好ましくは金属製とさ
れる。図に示す電気かみそりは、外刃枠4を脱着自在に
電気かみそりの本体に装着しているが、外刃枠4は電気
かみそり本体19と一体構造とすることもできる。
【0048】この状態で、外刃枠4に装着された外刃1
は、弾性変形部1Cで開口窓側壁4Aの上面を弾性的に
押圧する。開口窓側壁4Aを押圧する弾性変形部1Cの
反作用で、外刃1は、弾性的に押し上げられる状態で、
外刃ケース3に装着される。したがって、電気かみそり
を使用するときに、外刃1を皮膚に押圧すると、それぞ
れの外刃1は弾性的に皮膚に押圧されて効率よく、ひげ
剃りできる。
【0049】
【発明の効果】本発明の電気かみそりは、ブレードホル
ダーを電気かみそり本体から外し、さらに、ブレードホ
ルダーから内刃台を外して清掃できる特長がある。内刃
台をブレードホルダーから外すと、内刃台とブレードホ
ルダーとの間に付着するひげ屑などを簡単に、しかも綺
麗に除去して清掃できる特長がある。
【0050】さらに、本発明の電気かみそりの特筆すべ
き特長は、内刃台をブレードホルダーから外して清掃で
きるにもかかわらず、内刃台をブレードホルダーから外
すことができないものと同様に、電気かみそり本体の振
動子で内刃台を効率よく、低騒音な状態で振動できるこ
とにある。それは、本発明の電気かみそりが、内刃台を
脱着自在にブレードホルダーのサブ振動台に装着する
が、電気かみそり本体の振動子にも連結しているのが、
振動子の振動は、サブ振動台を介することなく、直接に
内刃台に伝達されるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブレードホルダーを脱着自在とし従来の
電気かみそりの断面図
【図2】図1に示す電気かみそりのブレードホルダーを
外した状態を示す斜視図
【図3】本発明の実施例の電気かみそりの内刃連結部分
の一部断面側面図
【図4】図3に示す内刃を内刃台に連結した状態を示す
斜視図
【図5】図3に示す内刃と内刃台を下方から見た斜視図
【図6】内刃を連結した内刃台の底面図
【図7】本発明の実施例の電気かみそりの内部を開いた
状態を示す分解斜視図
【図8】本発明の実施例の電気かみそりの内部を開いた
状態を示す分解正面図
【図9】本発明の実施例の電気かみそりの外刃部分を示
す分解正面図
【図10】モーターが振動子を往復運動させる部分を示
す斜視図
【図11】外刃ケースを外刃枠に脱着する部分の断面図
【符号の説明】
1…外刃 1A…網刃 1B
…ホルダー 1C…弾性変形部 3…外刃ケース 3A…引掛片 3B
…弾性金属板 3C…中間台 3D…連結筒 3b…ローレット 4…外刃枠 4A…開口窓側壁 4B
…引掛部 4C…枠凹部 5…中央スプリング 6…内刃 6A…係止部 6B
…刃板 6C…平行板 6D…連結支柱 7…モーター 8…ケース 9…上下スリット 10…ガイド突起 11…内刃台 11A…伸縮台 1
1B…垂直筒 11C…挿入ロッド 11D…連結凸部 1
1E…弾性アーム 11a…ストッパ突起 11b…引掛窓 1
1c…摺動面 11d…係止窓 11e…底板 1
1f…係止凸部 11g…窓 11h…脱着凹部 1
1k…平行面 12…ガイド突起 13…係止突起 14…係止孔 15…脱着ツマミ 15A…押圧ロッド
15B…押ボタン 16…端部スプリング 17…振動子 18…ブレードホルダー 19…電気かみそり本体 19A…脱着装着部 20…サブ振動台 20A…脱着凸部
20B…弾性支持部 20b…貫通孔 21…閉塞リング 22…弾性突起 23…押バネ 24…コンロッド 25…カム軸 26…外刃カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動される振動子を内蔵する電気か
    みそり本体(19)と、電気かみそり本体(19)に脱着自在に
    装着されているブレードホルダー(18)と、ブレードホル
    ダー(18)に往復運動できるように装着されている内刃台
    (11)とを備え、ブレードホルダー(18)と内刃台(11)とが
    下記の全ての構成を有することを特徴とする電気かみそ
    り。 (a) 内刃台(11)はサブ振動台(20)を介してブレード
    ホルダー(18)に連結されている。 (b) サブ振動台(20)は、往復運動自在にブレードホ
    ルダー(18)に装着されている。 (c) 内刃台(11)はサブ振動台(20)に脱着自在に装着
    されている。 (d) ブレードホルダー(18)を電気かみそり本体(19)
    に装着した状態で、内刃台(11)は直接に振動子(17)に連
    結されるように構成されている。
JP26664694A 1994-10-31 1994-10-31 電気かみそり Pending JPH08126779A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26664694A JPH08126779A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 電気かみそり
DE19539539A DE19539539C2 (de) 1994-10-31 1995-10-24 Rasierapparat mit drei Klingen
US08/547,612 US5678313A (en) 1994-10-31 1995-10-24 Triple bladed shaver

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26664694A JPH08126779A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 電気かみそり

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126779A true JPH08126779A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17433727

Family Applications (1)

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JP26664694A Pending JPH08126779A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 電気かみそり

Country Status (1)

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JP (1) JPH08126779A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198640A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198640A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018183496A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり

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