JPH1080586A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

Info

Publication number
JPH1080586A
JPH1080586A JP23818796A JP23818796A JPH1080586A JP H1080586 A JPH1080586 A JP H1080586A JP 23818796 A JP23818796 A JP 23818796A JP 23818796 A JP23818796 A JP 23818796A JP H1080586 A JPH1080586 A JP H1080586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
slit
vibration
outer blade
trimmer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23818796A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Watanabe
渡辺  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP23818796A priority Critical patent/JPH1080586A/ja
Priority to KR1019970017700A priority patent/KR100415352B1/ko
Priority to CN97111130A priority patent/CN1101297C/zh
Priority to US08/859,181 priority patent/US5946806A/en
Priority to DE19722149A priority patent/DE19722149C2/de
Publication of JPH1080586A publication Critical patent/JPH1080586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリマー刃を振動台から離して便利に使用で
きる位置に配設できると共に、トリマー刃を効率よく往
復運動させる。 【解決手段】 電気かみそりは、かみそり本体31の側
面に折り畳み自在にトリマー刃32を設けている。トリ
マー刃32の振動レバー37Aは、かみそり本体31の
振動台17に連結されて往復運動される。振動レバー3
7Aは、中間振動アーム40を介して振動台17に連結
されている。中間振動アーム40は、回転軸45を介し
てかみそり本体31に回動自在に連結され、回転軸45
は、かみそり本体31の表面に垂直姿勢で配設され、中
間振動アーム40の中間をかみそり本体31に連結して
いる。中間振動アーム40は、下端を振動台17に、上
端を振動レバー37Aに連結して、振動台17の振動を
トリマー刃32に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かみそり本体の側
面に、折り畳み自在にトリマー刃を設けている電気かみ
そりに関する。
【0002】
【従来の技術】トリマー刃は、きわぞり用に便利に使用
できる。さらに、トリマー刃は、2枚の櫛形の刃を往復
運動させるので、癖髭等を確実に切断できる特長もあ
る。トリマー刃は、上方に設けると便利に使用できる。
上部に設けたトリマー刃は、トリマー刃と外刃の両方を
膚に沿って移動させて効率よく髭剃りできる。また、き
わぞりするときも、上方に設けたトリマー刃は便利に使
用できる。
【0003】ところで、トリマー刃は、内刃を駆動する
ための振動台で往復運動される。トリマー刃は、振動台
に連結するための振動レバーを突出させている。振動レ
バーは、櫛形の可動刃に連結されて、可動刃を往復運動
させる。振動レバーは、トリマー刃をかみそり本体に対
して垂直の姿勢に起こすと、振動台に連結される。振動
台は、垂直に起こしたトリマー刃の振動レバーに連結で
きるように、かみそり本体に開口している開口窓に駆動
レバーを配設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トリマー刃を直接に振
動台に連結する構造の電気かみそりは、簡単な構造でト
リマー刃を往復運動できる。ただ、この構造の電気かみ
そりは、振動台とトリマー刃とを互いに接近して配設す
る必要がある。トリマー刃が振動台から離れると、トリ
マー刃を効率よく往復運動できなくなるからである。振
動台から離れたトリマー刃を駆動するためには、振動台
の駆動レバーを細長く延長する必要がある。細長い駆動
レバーは、変形しやすくなって、先端に連結されるトリ
マー刃を効率よく往復運動できない。このため、トリマ
ー刃を振動させるストロークが小さくなる。また、細長
い駆動レバーは、共振現象が起こりやすくて、騒音等の
原因となる。
【0005】トリマー刃を振動台に接近して配設する必
要がある電気かみそりは、トリマー刃の位置に制約を受
ける。このため、トリマー刃を最も便利に使用できる位
置に配設できない欠点がある。
【0006】本発明は、この欠点を解消することを目的
に開発されたもので、トリマー刃を振動台から離して便
利に使用できる位置に配設できると共に、トリマー刃を
効率よく往復運動できる電気かみそりを提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、かみそり本体の側面に、折り畳み自在にトリマー刃
を設けている。トリマー刃の振動レバーは、かみそり本
体の振動台で往復運動される。さらに、本発明の電気か
みそりは、トリマー刃の振動レバーを、直接に振動台に
連結することなく、中間振動アームを介して振動台に連
結している。中間振動アームは、回転軸を介してかみそ
り本体に回動できるように連結される。回転軸は、かみ
そり本体の表面に垂直な姿勢で配設されて、中間振動ア
ームの中間をかみそり本体に連結している。
【0008】さらに、中間振動アームは、下端を振動台
に、上端を振動レバーに連結している。この中間振動ア
ームは、回転軸を中心として振動台で往復運動される。
往復運動する中間振動アームの上端は、振動レバーに連
結されてトリマー刃を往復運動させる。
【0009】さらに、本発明の請求項2の電気かみそり
は、トリマー刃をより上方に配設するために、トリマー
刃を突出台でかみそり本体に装着している。突出台は、
トリマー刃の回転中心軸を、かみそり本体の上端よりも
上方に位置させる。
【0010】さらにまた、本発明の請求項3の電気かみ
そりは、突出台とかみそり本体の間に、中間振動アーム
を連結する回転軸を配設している。中間振動アームは、
突出台とかみそり本体との間で回動して往復運動され
る。この構造は、かみそり本体と突出台の対向面で、中
間振動アームが傾くのを防止して振動させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示する
ものであって、本発明は電気かみそりを下記のものに特
定しない。
【0012】図1ないし図3に示す電気かみそりは、2
連のアーチ外刃1と2連のスリット外刃2とを装着して
いる外刃ケース6と、外刃ケース6を連結している外刃
枠7と、この外刃枠7を脱着自在に連結しているかみそ
り本体31と、このかみそり本体31に折り畳み自在に
連結しているトリマー刃32と、アーチ外刃1の内面に
押圧されて摺動されるアーチ内刃3と、スリット外刃2
の内面に押圧されて摺動されるスリット内刃5と、アー
チ内刃3とスリット内刃5とが連結されている内刃台1
1と、内刃台11を往復運動させる駆動機構とを備え
る。
【0013】トリマー刃32の分解斜視図を図4に示
す。この図に示すトリマー刃32は、図3の突出台33
を介してかみそり本体31に連結される。このトリマー
刃32は、かみそり本体31に傾動自在に連結されるト
リマー基台34と、このトリマー基台34に先端を突出
させる状態で固定される固定刃35と、この固定刃35
に密着する状態で摺動して往復運動する可動刃36と、
可動刃36を往復運動させる駆動台37と、駆動台37
を介して可動刃36を固定刃35に弾性的に押圧するト
リマースプリング38と、トリマースプリング38を押
圧する状態でトリマー基台34に連結されるスプリング
カバー39とを備える。
【0014】トリマー基台34は、突出台33の上端
に、回動できるように連結される。トリマー基台34
は、突出台33に設けた回転中心軸(図示せず)を挿入
する軸孔34Aを設けている。さらに、トリマー基台3
4は、固定刃35を定位置に配設する凸起を一体成形
し、また、トリマー刃32を折り畳みする折畳レバー4
3を連結する連結孔44を有するリブ42も設けてい
る。
【0015】固定刃35と可動刃36は、互いに相対運
動して髭を切断できるように、先端縁を櫛形とする金属
板である。固定刃35は、トリマー基台34の定位置に
連結する貫通孔を、可動刃36は、駆動台37を定位置
に連結する貫通孔を開口している。
【0016】駆動台37は、プラスチック製で、全体の
形状をT字状として、中間振動アーム40に連結される
振動レバー37Aを突出させている。駆動台37は可動
刃36を定位置に連結する凸起も成形している。
【0017】トリマースプリング38は板バネで、ハ字
状に形成したアームで可動刃36を固定刃35に押圧す
る。スプリングカバー39は、金属板をプレス成形して
製造され、両端に凸起を突出されて、トリマー基台34
に連結される。
【0018】トリマー刃32は、かみそり本体31に上
下に移動できるように内蔵される折畳レバー43で起伏
される。折畳レバー43は、図3に示すように、上方に
細長いアームを延長しており、このアームはかみそり本
体31のケースを貫通してトリマー基台34の連結孔4
4に連結される。折畳レバー43を上昇させると、トリ
マー刃32はかみそり本体31から垂直の姿勢に起こさ
れる。折畳レバー43を降下させると、トリマー刃32
は折り畳まれる。
【0019】駆動台37の振動レバー37Aは、中間振
動アーム40を介して、かみそり本体31に内蔵される
振動台17に連結される。中間振動アーム40をかみそ
り本体31に連結する部分を図5に示す。この図に示す
中間振動アーム40は、回転軸45を介してかみそり本
体31の外側表面に回動自在に連結されている。回転軸
45は、プラスチック製の本体ケース25に一体成形さ
れている。回転軸45は、本体ケース25の表面に垂直
の姿勢で設けられている。中間振動アーム40は、中間
に設けた貫通孔46をこの回転軸45に入れて、回動で
きるように本体ケース25に連結している。
【0020】トリマー刃32を振動台17に連結する中
間振動アーム40は、下端を振動台17に、上端を振動
レバー37Aに連結する。中間振動アーム40の上端
は、トリマー刃32の振動レバー37Aを連結できるよ
うに、上方を開口する溝形に成形している。中間振動ア
ーム40の下端は、振動台17に設けた連結溝に挿入で
きる凸起41を設けている。凸起41は、本体ケース2
5の開口窓25Cから内部に突出して、振動台17に連
結される。
【0021】中間振動アーム40が、回転軸45を中心
として振動台17で往復運動され、中間振動アーム40
上端の往復運動が、振動レバー37Aに伝達されてトリ
マー刃32を往復運動させる。
【0022】トリマー刃32をかみそり本体31に連結
する突出台33は、かみそり本体31上部の側面にネジ
止して固定される。突出台33は、トリマー刃32の回
転中心軸となる回転中心軸を、かみそり本体31の上端
よりも上方に位置させる。回転中心軸は、トリマー基台
34の軸孔34Aに挿入されて、トリマー基台34を回
動できるように連結する。回転中心軸をかみそり本体3
1よりも上方に突出させるために、突出台33は上方に
延長される延長部33Aを有する。回転中心軸は延長部
33Aの上端でその表面に成形される。図3は、突出台
33の背面を示しているので、回転中心軸は図示されな
い。回転中心軸は、この図に示す突出台33の延長部3
3Aの上縁で見えない裏面に設けられる。
【0023】中間振動アーム40をかみそり本体31に
連結する回転軸45は、突出台33とかみそり本体31
の間に配設される。ここに配設される中間振動アーム4
0は、突出台33とかみそり本体31に挟まれて、傾か
ないように連結される。突出台33は、中間振動アーム
40を配設するために、かみそり本体31との対向面に
凹部33Bを設けている。
【0024】2連のアーチ外刃1と、2連のスリット外
刃2は、図6の分解斜視図に示すように、中間台6aを
介して、それぞれ独立して上下に移動できるように、す
なわち、出入りできるように、外刃ケース6に装着され
る。スリット外刃2は、2連のアーチ外刃1の外側に隣
接して平行に配設される。アーチ外刃1は、押し出され
た状態では、スリット外刃2よりも突出する位置に配設
される。アーチ外刃1が確実に皮膚に押圧されて、髭を
綺麗に仕上げ剃りするためである。
【0025】アーチ外刃1は、図6に示すように、プラ
スチック製の外刃ホルダー1Bに、網刃をアーチ状に湾
曲させているアーチ外刃板1Aを固定したものである。
アーチ外刃板1Aは、厚さを、例えば、30〜100μ
m、最適には約50μmとする薄い金属板で、アーチ状
に湾曲されて外刃ホルダー1Bに固定される。アーチ外
刃板1Aは無数の髭剃孔を開口している。外刃ホルダー
1Bは、硬質のプラスチックを、上下を開口した長方形
の角筒状に成形したものである。
【0026】スリット外刃2は、図6に示すように、プ
ラスチック製の外刃ホルダー2Bに、スリット外刃板2
Aを固定したものである。スリット外刃板2Aは、図8
と図9に示すように、金属板に、横方向に延長して複数
の平行スリット2aを開口したものである。スリット外
刃板2Aは、上面を平面状とする矩形状に金属板を折曲
して、上面と外側のコーナー部から外側の垂直部まで延
長して平行スリット2aを開口している。図8と図9に
示すスリット外刃2は、平行スリット2aの幅を、外側
に向かって広くするテーパー状としている。この形状の
スリット外刃板2Aは、櫛のように癖髭Kを揃えて、平
行スリット2aによりスムーズに誘い込みできる特長が
ある。
【0027】スリット外刃の分解斜視図を図9に外刃ホ
ルダーの平面図を図10示す。この図のスリット外刃2
は、スリット外刃板2Aを外刃ホルダー2Bに連結して
いる。スリット外刃板2Aは、金属板をコ字状に折曲し
て、相対向する両側の下部に、外刃ホルダー2Bへの連
結部2bを設けている。連結部2bは、外刃ホルダー2
Bの外側に設けられた外側連結面2eに連結される外側
連結部2cと、外刃ホルダー2Bの内側に設けられた内
側連結面2fに連結される内側連結部2dとを下方に突
出して設けている。外側連結部2cはスリット外刃板2
Aの両端に、内側連結部2dはスリット外刃板2Aの中
央部に設けられている。
【0028】外刃ホルダー2Bは、プラスチックで角筒
状に成形されている。外刃ホルダー2Bは、両端部の両
面に外側連結面2eを、中央の内面に内側連結面2fを
成形している。図に示すスリット外刃板2Aは、外側連
結部2cと内側連結部2dとを同一平面に設けているの
で、外側連結面2eは、スリット外刃板2Aの外側連結
部2cを嵌着できるように一段低い段差形状に成形さ
れ、内側連結面2fは、内側連結部2dを嵌着して、内
側連結部2dと外刃ホルダー2Bの内面を同一平面とす
るように、内側に段差ができる形状に成形される。
【0029】外刃ホルダー2Bに連結されたスリット外
刃板2Aが外れないように、外側連結部2cと内側連結
部2dに貫通孔2gを設け、この貫通孔2gに挿入され
る引掛凸部2hを、外刃ホルダー2Bの外側連結面2e
と内側連結面2fから突出して成形している。外側連結
部2cと内側連結部2dの両方に貫通孔2gを設け、両
方の貫通孔2gに外刃ホルダー2Bの引掛凸部2hを挿
入する係止構造は、最も確実にスリット外刃板2Aを外
刃ホルダー2Bに連結できる。内側連結部2dの貫通孔
2gに挿入される内側連結面2fの引掛凸部2hは、内
側連結部2dの表面から突出しない高さに成形される。
内側連結部2dから突出すると、往復運動する内刃ホル
ダーが引っかかってスムーズに運動できなくなるからで
ある。ただ、外側連結部に貫通孔を、外側連結面に引掛
凸部を設け、内側連結部の貫通孔と内側連結面の引掛凸
部を設けないで、スリット外刃板を外刃ホルダーに連結
することもできる。反対に、内側連結部に貫通孔を、内
側連結面に引掛凸部を設けて、スリット外刃板を外刃ホ
ルダーに連結することもできる。
【0030】スリット外刃板2Aの外側連結部2cと内
側連結部2dが、外刃ホルダー2Bの外側連結面2eと
内側連結面2fに連結されると、貫通孔2gに引掛凸部
2hが挿入されて、スリット外刃板2Aは外刃ホルダー
2Bの定位置に連結される。
【0031】図8と図9に示すスリット外刃板2Aは上
面を平面状としている。本発明の電気かみそりは、スリ
ット外刃板2Aの上面を必ずしも完全な平面状とする必
要はない。たとえば、アーチ状に湾曲されるアーチ外刃
1の曲率半径よりも大きい曲率半径に湾曲させて、ほぼ
平面形状とすることもできる。
【0032】スリット外刃板2Aの厚さは、アーチ外刃
板1Aよりも厚く、例えば、0.1〜0.5mm、最適
には、0.2〜0.3mmとして、アーチ外刃板1Aの
2〜10倍、最適には約5倍とする。スリット外刃板2
Aを厚くするのは、平行スリット2aの幅を広くして、
皮膚Hの損傷を少なくするためである。癖髭Kをスムー
ズに平行スリット2aに案内するためには、平行スリッ
ト2aの幅を広くする必要がある。ところが、平行スリ
ット2aを幅広にすると、ここに皮膚Hが圧入されやす
くなって、内面を摺動するスリット内刃5で皮膚Hを損
傷させやすくなる。この弊害を防止するために、スリッ
ト外刃板2Aを厚くしている。厚いスリット外刃板2A
は、皮膚を平行スリット2aに深く圧入しないかぎり、
スリット内刃5で皮膚を損傷させなくなる。
【0033】平行スリット2aの幅を広くして、アーチ
外刃1のアーチ外刃板1Aよりも厚くしているスリット
外刃板2Aは、癖髭Kを確実にカットして、しかも皮膚
の損傷を少なくできる。スリット外刃2のスリット外刃
板2Aは、癖髭Kを粗剃りする。粗剃りされた癖髭K
は、スリット外刃2に続いて皮膚に沿って移動されるア
ーチ外刃1で仕上げ剃りされる。短くカットされた癖髭
は、先端をアーチ外刃1の髭剃孔に案内されやすく、髭
剃孔で綺麗に仕上げ剃りされる。
【0034】アーチ外刃1とスリット外刃2は、それぞ
れ独立して出入りできるように外刃ケース6に装着され
る。アーチ外刃1とスリット外刃2は、プラスチック製
の外刃ホルダー1B、2Bに、アーチ外刃板1Aまたは
スリット外刃板2Aをそれぞれ固定している。
【0035】アーチ外刃1とスリット外刃2は、コイル
スプリングの押しバネである出入バネ16を介して肌に
向かって弾性的に押し出される。出入バネ16は、大き
なストロークで、アーチ外刃1とスリット外刃2を皮膚
に押圧する。弾性的に外刃ケース6から押し出される、
アーチ外刃1とスリット外刃2は、出入バネ16で押し
出された状態では、図1と図2に示すように、アーチ外
刃1がスリット外刃2よりも突出しているが、アーチ外
刃1とスリット外刃2とを完全に押し下げた状態では、
アーチ外刃1がスリット外刃2と同一平面になるまで深
く沈み、スリット外刃2とアーチ外刃1の4連全ての外
刃で髭をカットできる。
【0036】アーチ外刃1とスリット外刃2は、外刃ケ
ース6に上下に移動できるように装着されている。した
がって、アーチ外刃1とスリット外刃2は、外刃ホルダ
ー1B、2Bの両端面に上下スリット9を設けている。
上下スリット9には、外刃ケース6に装着される中間台
6aの内面に突出しているガイド突起10が案内され
る。アーチ外刃1とスリット外刃2は、上下スリット9
とガイド突起10とを介して上下に移動できるように、
中間台6aを介して外刃ケース6に装着される。アーチ
外刃1とスリット外刃2が上下に移動すると、上下スリ
ットは、ガイド突起10に沿って上下に移動する。
【0037】アーチ外刃1とスリット外刃2とを外刃ケ
ース6に装着する中間台6aは、外刃ケース6の内側に
嵌着して固定される。中間台6aは、両端に位置する弾
性プレート61aと、この弾性プレート61aを連結する3
本の連結ロッド62aとからなり、全体をプラスチックで
一体成形している。弾性プレート61aは、アーチ外刃1
とスリット外刃2を連結するガイド突起10を内側に上
下に並べて設けている。
【0038】図に示す中間台6aの弾性プレート61a
は、アーチ外刃1を連結する部分と、スリット外刃2を
連結する部分とを分離して、3分割された形状としてい
る。中央の弾性プレート61aにはアーチ外刃1が連結さ
れ、両側の弾性プレート61aにはスリット外刃2が連結
される。
【0039】中央の弾性プレート61aの下端は、外刃ケ
ース6の引掛凸部13を案内して、中間台6aが外刃ケ
ース6から抜けないようにする貫通孔14を開口してい
る。さらに、弾性プレート61aの上面には、出入バネ1
6を挿入する連結ピン8を突出して設けている。
【0040】連結ロッド62aは、薄い板状に成形され、
4連の外刃の間に配設されて、弾性プレート61aの上面
の3カ所を連結している。弾性プレート61a中央の連結
ロッド62aは、両側の連結ロッド62aよりも上方に突出
して、その上面を櫛状に成形している。
【0041】外刃ケース6は、両端に位置する端部プレ
ート61と、この端部プレート61の両端を連結している側
面プレート62とからなる。端部プレート61と側面プレー
ト62からなる外刃ケース6は、プラスチックで方形状に
一体成形されている。外刃ケース6は、内側に中間台6
aを嵌着できる方形状である。
【0042】端部プレート61は、中央の弾性プレート61
aをアリ溝の構造で連結できるように、開口部を狭くす
るアリ溝61bを成形しており、中央の弾性プレート61a
は、このアリ溝61bに挿入できる形状に成形されてい
る。この状態で、端部プレート61に連結される中央の弾
性プレート61aは、左右に位置ずれなく連結される。
【0043】側面プレート62は、上面に櫛4を設けてい
る。櫛4の間隔は、スリット外刃2の平行スリット2a
の間隔よりも広く成形される。癖髭をスムーズに間に案
内するためである。さらに、図9に示す櫛4は、先端部
を外側に湾曲して突出されている。この形状の櫛4は、
傾斜させる姿勢で皮膚に接触するときに、突出部が癖髭
Kを効率よく整列して、スリット外刃に誘い込みできる
特長がある。
【0044】櫛4の位置は、スリット外刃2が出入バネ
16で押し出される状態、いいかえると、スリット外刃
2が皮膚に押圧されない状態では、図11の実線で示す
ように、スリット外刃2の上面よりも下方に位置する。
スリット外刃2が皮膚に押圧されて、最も押し込まれた
状態では、図の鎖線で示すように、櫛4は、上端をスリ
ット外刃2の上面と同一平面とする。アーチ外刃1は、
押圧された状態ではスリット外刃2と同一平面となり、
押圧されない状態ではスリット外刃2よりも突出してい
る。このため、アーチ外刃1とスリット外刃2は、櫛4
よりも突出する位置で出入り自在に配設されており、ア
ーチ外刃1とスリット外刃2が最も押し下げられると、
櫛4の先端と同一平面となる。
【0045】外刃ケース6は、外刃枠7の上端開口部で
ある開口窓7Cに脱着自在に装着される。外刃ケース6
は、図1と図12に示すように、端部プレート61の外側
に設けている引掛片6Aを、外刃枠7の内面に設けてい
る凹部の引掛部7Aに引っかけて、外刃枠7に脱着自在
に装着される。引掛片6Aは、外刃ケース6の両端面か
ら突起して下から上に延長して設けられている。引掛片
6Aは内面に弾性金属板6Bを内蔵して弾性変形できる
ようになっている。引掛片6Aは上端の幅を広くしてT
字状としている。外刃枠7は、外刃ケース6を装着した
状態で、図12の断面図に示すように、引掛片6Aを引
っかける位置に引掛部7Aを設けている。外刃ケース6
を外刃枠7に装着すると、引掛片6Aが引掛部7Aに案
内されて外刃枠7に装着される。
【0046】外刃ケース6を外刃枠7から外すために、
外刃枠7の引掛部7Aには、脱着ツマミ15を配設して
いる。脱着ツマミ15は、弾性変形するプラスチックで
全体の形状を板状に成形している。脱着ツマミ15は、
上部を弾性変形できるように、下端部を外刃枠7に固定
している。脱着ツマミ15の上部には、T字状に形成さ
れた引掛片6Aの両端を押圧する押圧ロッド15Aを一
体成形している。さらに、脱着ツマミ15は、外刃枠7
の外部に突出する押ボタン15Bを一体成形している。
押ボタン15Bは、外刃枠7の貫通孔7Bに出入りでき
るよう挿入されている。外刃ケース6を外刃枠7から外
すときに、押ボタン15Bが押される。押ボタン15B
が押されると、押圧ロッド15Aが引掛片6Aを引掛部
7Aから押し出して、外刃ケース6と外刃枠7の引っか
け状態が解除されて、外刃枠7から引き出される。
【0047】図に示す電気かみそりは、外刃枠7を脱着
自在に電気かみそりの本体に装着しているが、外刃枠7
は電気かみそり本体と一体構造とすることもできる。
【0048】図8に示すアーチ外刃1と、スリット外刃
2と、中間台6aと、外刃ケース6と、外刃枠7とは、
下記のようにして組み立てられる。 アーチ外刃1とスリット外刃2を中間台6aに装着
する。このとき、中間台6aは外刃ケース6に連結され
ない。アーチ外刃1とスリット外刃2は、上下スリット
9をガイド突起10に案内して中間台6aに装着され
る。このとき、弾性プレート61aの下端部を外側に広げ
て、上下スリット9をガイド突起10に案内する。アー
チ外刃1とスリット外刃2を中間台6aに連結すると
き、アーチ外刃1とスリット外刃2の端部には出入バネ
16を装着する。 アーチ外刃1とスリット外刃2を装着した中間台6
aを、外刃ケース6に装着する。中間台6aは、貫通孔
14に外刃ケース6の引掛凸部13を案内して定位置に
連結される。 中間台6aを介して、アーチ外刃1とスリット外刃
2を装着した外刃ケース6を、外刃枠7の開口窓7Cに
装着する。外刃枠7に装着された外刃ケース6は、引掛
片6Aを引掛部7Aに挿入して、簡単に外れない状態で
外刃枠7に装着される。
【0049】アーチ外刃1の内面を摺動するアーチ内刃
3と、スリット外刃2の内面を摺動するスリット内刃5
は、図13に示すように、内刃台11で往復運動され
る。内刃台11は、2連のアーチ内刃3を、互いに反対
方向に往復運動させる。アーチ内刃3の外側に配設され
る2連のスリット内刃5も反対方向に往復運動されるよ
うに、1連のアーチ内刃3と1連のスリット内刃5とを
一体として、互いに反対方向に振動される二つの内刃台
11に連結している。
【0050】アーチ内刃3は、図1に示すように、複数
枚のアーチ金属刃3Aを平行に並べてプラスチック製の
内刃ホルダー3Bにインサートして製造されている。ア
ーチ金属刃3Aは金属板で、アーチ状に湾曲されるアー
チ外刃1の内面に接触するように上端を湾曲形状に成形
している。
【0051】スリット内刃5は、図9に示すように、櫛
形にスリットを設けたスリット金属刃5Aを備える。ス
リット金属刃5Aの上面は、スリット外刃板2Aの内面
を摺動して、スリット外刃板2Aの平行スリット2aに
誘いこまれる髭をカットする。
【0052】アーチ内刃3は、アーチ金属刃3Aをイン
サートしているプラスチック製の内刃ホルダー3Bに、
図14に示すように、一対の連結支柱3Cを一体成形し
ている。連結支柱3Cは、上下台11Aを介して内刃台
11に連結される。上下台11Aは、出入りできるよう
に内刃台11に連結されている。連結支柱3Cは、上下
台11Aに挿入されるので、外側の間隔を上下台11A
の内側間隔にほぼ等しく設計している。
【0053】さらに内刃ホルダー3Bは、内面に突出し
て係止部3Dを成形している。係止部3Dは、アーチ内
刃3を上下台11Aに連結したときに、上下台11Aか
ら簡単に外れるのを阻止する係止部材である。係止部3
Dは、平行板の形状に成形される内刃ホルダー3Bの中
央に位置して、その下端部に一体成形して設けられてい
る。さらに、係止部3Dは、上下台11Aにスムーズに
挿入して引っかけられるように、図14に示すごとく、
対向面をテーパー面とするフック状に成形されている。
係止部3Dは、アーチ内刃3を上下台11Aに連結した
ときに、上下台11Aの係止窓11aに案内されて、ア
ーチ内刃3が上下台11Aから外れるのを防止する。ア
ーチ内刃3の連結支柱3Cを、上下台11Aに挿入して
連結するとき、平行板の形状に成形された内刃ホルダー
3Bが弾性変形してその間隔が多少広がって、係止部3
Dが上下台11Aの係止窓11aに案内される。係止部
3Dが係止窓11aに案内されると、内刃ホルダー3B
の間隔は狭くなって、係止部3Dが係止窓11aに引っ
かかる。
【0054】内刃ホルダー3Bは、上下台11Aの外側
に、連結支柱3Cは上下台11Aの内側に挿入されるの
で、内刃ホルダー3Bと連結支柱3Cとの間には、上下
台11Aを挿入できる隙間を設けている。
【0055】上下台11Aは、コイルスプリングである
中央スプリング21に押されて上下に移動できるように
内刃台11の連結筒11Bに連結されている。したがっ
て、上下台11Aは、図15に示すように、中央スプリ
ング21を弾性的に押圧する状態で、内刃台11に連結
される。
【0056】上下台11Aは、上下に移動できるが抜け
ないように内刃台11に連結される。上下台11Aは、
中央スプリング21を内蔵できる角筒状に成形され、図
13に示すように、内蔵する中央スプリング21の上端
に押圧される底板11bを中間に設けている。底板11
bの下面には、中央スプリング21の上端を挿入する凸
部を成形している。
【0057】内刃台11は、図16に示すように、振動
ホルダー23を介してブレードホルダー22に連結され
る。振動ホルダー23は、両端に弾性変形できる弾性ア
ーム23Aを有し、この弾性アーム23Aの先端をブレ
ードホルダー22に連結している。弾性アーム23A
は、水平方向に振動できるように振動ホルダー23をブ
レードホルダー22に連結する。
【0058】図15と図16に示す内刃台11は、スリ
ット内刃5を振動させるプラスチック製の駆動片11C
を連結している。駆動片11Cは、内刃台11を弾性的
に挟着する挟着アームを有する。さらに、駆動片11C
は、スリット内刃5の下端を挿入して連結する連結凹部
とを有する。駆動片11Cは、振動ホルダー23をブレ
ードホルダー22に連結して、振動ホルダー23とブレ
ードホルダー22との間にパッキンゴム12を装着した
後、内刃台11に連結される。この構造の内刃台11
は、パッキンゴム12を簡単に装着できる。それは、パ
ッキンゴム12を装着するときに、内刃台11から駆動
片11Cが突出しないからである。
【0059】スリット内刃5は、駆動片11Cを介して
内刃台11で振動される。スリット内刃5は、スリット
外刃2に装着され、スリット外刃2を中間台6aに装着
して、スリット内刃5も中間台6aに装着されている。
スリット内刃5は、アーチ内刃3のように、内刃台11
に装着されない。スリット内刃5は、スリット外刃2を
介して中間台6aに装着され、スリット内刃5とスリッ
ト外刃2は、一体的に出入りできるよう装着される。
【0060】スリット内刃5とスリット外刃2の連結構
造を示す分解斜視図を図17に示す。この図のスリット
内刃5は、スリット金属刃5Aと、プラスチック製の内
刃ホルダー5Bと、板バネである刃圧バネ24とを備え
る。スリット金属刃5Aと刃圧バネ24は、内刃ホルダ
ー5Bに積層して固定されている。内刃ホルダー5B
は、全体の形状をT字状に成形して、上部側面の定位置
に、スリット金属刃5Aと刃圧バネ24を連結する複数
の凸起5Dを設けている。スリット金属刃5Aは、内刃
ホルダー5Bの凸起5Dを挿入する位置に連結孔5Eを
設けている。
【0061】刃圧バネ24は、薄い弾性金属板をプレス
成形したもので、内刃ホルダー5Bの凸起5Dを挿入す
る位置に連結孔24Aを設けて、両側にはハ字状に弾性
片24Bを突出させている。弾性片24Bは、スリット
外刃2の外刃ホルダー2Bの上面を押圧して、スリット
金属刃5Aをスリット外刃2の内面に弾性的に押圧す
る。
【0062】この図に示すスリット内刃5は、内刃ホル
ダー5Bの上部に、スリット金属刃5Aと刃圧バネ24
の連結孔5E、24Aを、凸起5Dに挿入して簡単に、
正確な位置に連結できる。この状態で、内刃ホルダー5
Bの凸起5Dの先端を加熱して押し潰すと、スリット金
属刃5Aと刃圧バネ24はより確実に内刃ホルダー5B
に連結される。スリット金属刃5Aと刃圧バネ24を連
結したT字状の内刃ホルダー5Bは、下方に延長される
ロッド部をスリット外刃2の外刃ホルダー2Bに挿入し
て、スリット外刃2に連結する。
【0063】内刃ホルダー5Bが、外刃ホルダー2Bに
挿入された後、外刃ホルダー2Bに、コ字状に折曲され
たスリット外刃板2Aを連結して、スリット内刃5を、
スリット外刃2の定位置に保持する。スリット金属刃5
Aと刃圧バネ24とを連結している内刃ホルダー5B
は、全体の厚さを、スリット外刃板2Aの内幅にほぼ等
しくして、スリット外刃2の内部で傾かないように定位
置に保持される。
【0064】アーチ内刃3とスリット内刃5とを振動さ
せる二つの内刃台11は、図3に示すように、本体ケー
ス25に内蔵される駆動機構によって互いに反対方向に
往復運動される。駆動機構は、内刃台11を連結して振
動させる振動台17と、この振動台17を往復運動させ
るモーター18と、モーター18の回転を往復運動に変
換して振動台17を往復運動させる変換機構とを備え
る。
【0065】変換機構は、モーター18の回転軸に固定
されるカム軸19と、このカム軸19の偏心軸を振動台
17に連結するコンロッド20とで構成される。カム軸
19の中心は、2本のコンロッド20を反対方向に振動
させるために、回転軸を中心として対称位置に配設され
ている。一方のコンロッド20が右に移動するとき、他
方のコンロッド20は左に移動して、内刃台11を逆方
向に往復運動される。
【0066】この構造の駆動機構は、モーター18でカ
ム軸19を回転させ、カム軸19の偏心軸の回転運動を
コンロッド20で往復運動に変換して振動台17を往復
運動させる。振動台17の中央には、内刃台11の連結
ロッド62aを連結する孔が垂直に開口されている。振動
台17の孔に内刃台11の連結ロッド62aを挿入して、
内刃台11は振動台17に連結される。
【0067】振動台17は、本体ケース25の上端に設
けた開口窓25Aから外部に表出されている。開口窓2
5Aは、髭屑等が本体ケース25に侵入するのを阻止す
るために、図1と図3に示すように、パッキンゴム26
で閉塞している。パッキンゴム26は、外周を開口窓2
5Aの内周に連結し、内周を振動台17の外周に隙間な
く連結している。パッキンゴム26は、自由な変形でき
る柔軟なゴム状弾性体で、振動台17を自由に振動でき
る状態で、振動台17と開口窓25Aの間の隙間を閉塞
している。パッキンゴム26の外周を、開口窓25Aに
確実に隙間なく連結するために、パッキンゴム26の上
面に固定枠27を嵌入している。固定枠27は、プラス
チックで開口窓25Aの周縁に沿う方形状に成形されて
おり、本体ケースの上面に設けられた段差部25Bに嵌
着して固定される。段差部25Bは、固定枠27を嵌着
できる幅に成形されており、かつ、上端面から内側に係
止凸起28を突出させている。この構造は、パッキンゴ
ム26を簡単な構造で確実に開口窓25Aに固定できる
特長がある。また、狭い領域にパッキンゴム26を確実
に固定できる特長もある。
【0068】
【発明の効果】本発明の電気かみそりは、トリマー刃を
振動台から離して便利に使用できる位置に配設できると
共に、トリマー刃を効率良く往復運動できる特長があ
る。それは、本発明の電気かみそりが、トリマー刃の振
動レバーを、中間振動アームを介して振動台に連結する
と共に、中間振動アームの中間を回転軸を介してかみそ
り本体に連結しているからである。振動台の往復運動を
トリマー刃に伝達する中間振動アームは、中間をかみそ
り本体に連結しているので、振動されるアームの実質的
な長さを、振動レバーと振動台の間隔の半分に極減で
き、しかも、中間振動アームをフリーな状態とするので
はなく、その中間をかみそり本体に回転できるように連
結しているので、中間振動アームの無駄な振動を少なく
できる。このため、中間振動アームは、振動台の往復運
動を効率よくトリマー刃に伝達して、騒音等を少なくで
きる特長を実現する。
【0069】さらに、本発明の請求項2に記載する電気
かみそりは、トリマー刃を、突出台を介してかみそり本
体に装着しており、この突出台で、トリマー刃の回転中
心軸を、かみそり本体の上端よりも上方に位置させてい
るので、トリマー刃を上方に配設して極めて便利に使用
できる特長がある。
【0070】さらにまた、請求項3に記載する電気かみ
そりは、突出台とかみそり本体の間に、中間振動アーム
を連結する回転軸を配設して、中間振動アームを、突出
台とかみそり本体との間で回動できるように保持するの
で、中間振動アームを傾かないように、かみそり本体に
連結できる特長がある。とくに、この構造は、突出台を
トリマー刃を連結する基台と、中間振動アームが傾くの
を阻止するパーツとに併用するので、簡単な構造で、ト
リマー刃と中間振動アームとを理想的な位置に配設でき
る特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気かみそりの分解斜視図
【図2】図1に示す電気かみそりの外刃枠と外刃ケース
と外刃の連結状態を示す斜視図
【図3】図1に示す電気かみそりの分解斜視図
【図4】図3に示すトリマー刃の分解斜視図
【図5】中間振動アームをかみそり本体に連結する部分
を示す斜視図
【図6】図1に示す電気かみそりのアーチ外刃とスリッ
ト外刃と中間台と外刃ケースを分解した状態を示す分解
斜視図
【図7】図2に示す電気かみそりのアーチ外刃とスリッ
ト外刃と櫛の斜視図
【図8】櫛とスリット外刃が髭を平行スリットに誘い込
みしてカットする状態を示す斜視図
【図9】スリット外刃の分解斜視図
【図10】図9に示すスリット外刃の外刃ホルダーの平
面図
【図11】アーチ外刃とスリット外刃が中間台を介して
外刃ケースに装着された状態を示す断面図
【図12】外刃ケースを脱着自在に外刃枠に連結する部
分の断面図
【図13】アーチ内刃とスリット内刃を内刃台に連結す
る状態を示す一部断面側面図
【図14】アーチ内刃を内刃台に連結する状態を示す斜
視図
【図15】内刃台をブレードホルダーに連結する状態を
示す斜視図
【図16】内刃台を振動ホルダーを介してブレードホル
ダーに連結する斜視図を示す分解斜視図
【図17】スリット内刃の分解斜視図
【符号の説明】
1…アーチ外刃 1A…アーチ外刃板 1B
…外刃ホルダー 2…スリット外刃 2A…スリット外刃板 2B
…外刃ホルダー 2a…平行スリット 2b… 2c…外側連結部 2d…内側連結部 2e…外側連結面 2f…内側連結面 2g…貫通孔 2h…引掛凸部 3…アーチ内刃 3A…アーチ内刃板 3B
…内刃ホルダー 3C…連結支柱 3D…係止部 4…櫛 5…スリット内刃 5A…スリット内刃板 5B
…内刃ホルダー 5D…凸起 5E…連結孔 6…外刃ケース 6A…引掛片 6B
…弾性金属板 6a…中間台 61a…弾性プレート 62a…連結ロッド 61…端部プレート 62…側面プレート 61b…アリ溝 7…外刃枠 7A…引掛部 7B
…貫通孔 7C…開口窓 8…連結ピン 9…上下スリット 10…ガイド突起 11…内刃台 11A…上下台 11
B…垂直筒 11C…駆動片 11a…係止窓 11b…底板 12…パッキンゴム 13…引掛凸部 14…貫通孔 15…脱着ツマミ 15A…押圧ロッド 15
B…押ボタン 16…出入バネ 17…振動台 18…モーター 19…カム軸 20…コンロッド 21…中央スプリング 22…ブレードホルダー 23…振動ホルダー 23A…弾性アーム 24…刃圧バネ 24A…連結孔 24
B…弾性片 25…本体ケース 25A…開口窓 25
B…段差部 25C…開口窓 26…パッキンゴム 27…固定枠 28…係止凸起 31…かみそり本体 32…トリマー刃 33…突出台 33A…延長部 33
B…凹部 34…トリマー基台 34A…軸孔 35…固定刃 36…可動刃 37…駆動台 37A…振動レバー 38…トリマースプリング 39…スプリングカバー 40…中間振動アーム 41…凸起 42…リブ 43…折畳レバー 44…連結孔 45…回転軸 46…貫通孔 K…癖髭 H…皮膚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かみそり本体の側面に折り畳み自在にト
    リマー刃が設けられて、このトリマー刃の振動レバーを
    かみそり本体の振動台に連結して往復運動させるように
    構成されてなる電気かみそりにおいて、 トリマー刃の振動レバーが、中間振動アームを介して振
    動台に連結されており、中間振動アームは、回転軸を介
    してかみそり本体に回動自在に連結されており、回転軸
    は、かみそり本体の表面に垂直の姿勢で配設されると共
    に、中間振動アームの中間をかみそり本体に連結してお
    り、 中間振動アームは、下端を振動台に、上端を振動レバー
    に連結しており、中間振動アームが、回転軸を中心とし
    て振動台に駆動されて上端を往復運動させ、上端の往復
    運動を振動レバーに伝達してトリマー刃を往復運動させ
    るように構成されてなることを特徴とする電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】 トリマー刃が、突出台を介してかみそり
    本体に装着されており、突出台が、トリマー刃の回転中
    心軸を、かみそり本体の上端よりも上方に位置させて支
    承してなる請求項1に記載される電気かみそり。
  3. 【請求項3】 突出台とかみそり本体の間に、中間振動
    アームを連結する回転軸が配設され、中間振動アームが
    突出台とかみそり本体との間で回動されるように構成さ
    れてなる請求項1に記載される電気かみそり。
JP23818796A 1996-05-29 1996-09-09 電気かみそり Pending JPH1080586A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23818796A JPH1080586A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 電気かみそり
KR1019970017700A KR100415352B1 (ko) 1996-05-29 1997-05-08 전기 면도기
CN97111130A CN1101297C (zh) 1996-05-29 1997-05-08 电动剃须刀
US08/859,181 US5946806A (en) 1996-05-29 1997-05-20 Electric shaver
DE19722149A DE19722149C2 (de) 1996-05-29 1997-05-27 Elektrorasierer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23818796A JPH1080586A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 電気かみそり

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1080586A true JPH1080586A (ja) 1998-03-31

Family

ID=17026467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23818796A Pending JPH1080586A (ja) 1996-05-29 1996-09-09 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1080586A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062163A (ja) * 1999-08-23 2001-03-13 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
CN103056893A (zh) * 2013-01-21 2013-04-24 厦门莱瑞电器有限公司 往复式电动剃须刀的外刀改良结构及其加工方法
CN109500573A (zh) * 2018-12-29 2019-03-22 武汉优艾自动化技术有限公司 一种手动剃须刀全自动组装设备工装

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062163A (ja) * 1999-08-23 2001-03-13 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
JP4535348B2 (ja) * 1999-08-23 2010-09-01 九州日立マクセル株式会社 電気かみそり
CN103056893A (zh) * 2013-01-21 2013-04-24 厦门莱瑞电器有限公司 往复式电动剃须刀的外刀改良结构及其加工方法
CN109500573A (zh) * 2018-12-29 2019-03-22 武汉优艾自动化技术有限公司 一种手动剃须刀全自动组装设备工装
CN109500573B (zh) * 2018-12-29 2023-08-15 温州美葆科技技术有限公司 一种手动剃须刀全自动组装设备工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100415352B1 (ko) 전기 면도기
JPH1080586A (ja) 電気かみそり
JP2000157760A (ja) 電気かみそり
JP3609553B2 (ja) 電気かみそり
JPH10328435A (ja) 電気かみそり
JPH1080583A (ja) 電気かみそり
JP3540507B2 (ja) 電気かみそり
JPH10328436A (ja) 電気かみそり
JP3338208B2 (ja) 三連シェーバー
JPH1080585A (ja) 電気かみそり
JPH08318057A (ja) 電気かみそり
JP3773742B2 (ja) トリマーを有する電気かみそり
JPH1080584A (ja) 電気かみそり
JP3639409B2 (ja) 電気かみそり
JP3802385B2 (ja) 電気かみそり
JPS606666B2 (ja) 電気乾式ひげそり機のカッタ駆動機構
JP2001232073A (ja) 電気かみそり
JP3557068B2 (ja) 電気かみそり
JPH09313754A (ja) 電気かみそり
JP2002102552A (ja) 電気かみそり
JPH08126779A (ja) 電気かみそり
JPH0731753A (ja) 電気かみそり
JP2000157754A (ja) 電気かみそり
JP2000157759A (ja) 電気かみそり
JPH08229251A (ja) スイッチ付の携帯用電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406