JP2000157754A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2000157754A
JP2000157754A JP10340567A JP34056798A JP2000157754A JP 2000157754 A JP2000157754 A JP 2000157754A JP 10340567 A JP10340567 A JP 10340567A JP 34056798 A JP34056798 A JP 34056798A JP 2000157754 A JP2000157754 A JP 2000157754A
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razor
rough
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JP10340567A
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Makoto Watanabe
渡辺  誠
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数として安価に製造できる構造
とし、開口窓を閉塞するゴムシートの破損をさせること
なく、第一の内刃と第二の内刃を効率よく振動させる。 【解決手段】 電気かみそりは、第一の内刃7Aと第二
の内刃20Aを備える。第一の内刃7Aと第二の内刃2
0Aは、同じ振動ロッド12に連結されて同方向に一緒
に往復運動される。振動ロッド12と開口窓35の隙間
を可撓性のゴムシート36で閉塞している。振動ロッド
12は、開口窓35から外部に突出する部分に、第一の
内刃7Aに連結される内刃台19を脱着できるように連
結している。内刃台19は、第二の内刃20Aに連結さ
れる駆動部19Aを一体成形して設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復運動する複数
連の内刃を有する電気かみそりに関し、とくに、隣接す
る2連の内刃を一緒に往復運動させる電気かみそりに関
する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、仕上刃7に隣接して
荒剃刃20を設けている電気かみそりは、仕上刃7と荒
剃刃20の両方で能率よくひげそりできる。この構造の
電気かみそりは、駆動機構を簡素化するために、仕上刃
7と荒剃刃20を一緒に往復運動させる。仕上刃7と荒
剃刃20の駆動部を図2に示している。この図に示す駆
動機構は、互いに反対方向に往復運動される2本の振動
ロッド12で、2連の仕上刃7を往復運動させる。それ
ぞれの振動ロッド12には、仕上刃7の内刃を連結して
これを往復運動させる内刃台19を連結している。各々
の内刃台19には、図3に示すように、荒剃刃の内刃に
連結してこれを往復運動させるための連結台34を嵌着
して連結している。連結台34は、内刃台19から横に
突出するように連結されて、荒剃刃20の内刃を挿入し
て連結する貫通孔を設けている。荒剃刃の内刃は、連結
台34の貫通孔に挿入するロッドを下端に突出させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造の電気かみそ
りは、仕上刃7の内刃を内刃台19で往復運動できる
が、荒剃刃20の内刃は、連結台34を介して内刃台1
9で往復運動される。この構造の電気かみそりは、荒剃
刃20を効率よく振動させるのが難しい。それは、連結
台34が内刃台19に対してすこしでも動く状態になる
と、連結台34と内刃台19とを完全に一体に往復運動
できなくなるからである。連結台34と内刃台19との
連結部分に、全く遊びがない状態で連結する構造にする
と、連結台34と内刃台19との嵌着構造が硬くなっ
て、簡単に連結てきなくなる。また、連結台34や内刃
台19を弾性変形させる構造で、連結台34を内刃台1
9に嵌着する構造においては、振動するときに内刃台1
9や連結台34が変形する。内刃台19や連結台34が
変形しても、荒剃刃20は効率よく振動できなくなる。
変形が荒剃刃20の振動を吸収するからである。
【0004】連結台34と内刃台19を一体構造とする
ことによって、内刃台19と連結台34とを一緒に往復
運動できる。しかしながら、この構造にすると、振動ロ
ッド12と開口窓35との隙間を可撓性のゴムシート3
6で完全に閉塞するのが難しくなる。それは、振動ロッ
ド12と開口窓35との間にゴムシート36を装着する
ときに、ゴムシート36が破損しやすくなるからであ
る。すなわち、連結台34を一体構造とする内刃台19
は、外側に突出する部分があって、太くなるので、太い
内刃台19をゴムシート36に設けた貫通孔に挿入する
ときに、貫通孔が大きく拡開されてゴムシート36が破
損するからである。この弊害を避けるために、従来の電
気かみそりは、連結台を連結していない細い内刃台をゴ
ムシートの貫通孔に挿通して、ゴムシートを開口窓に装
着した後、内刃台に連結台を嵌着して連結している。し
たがって、内刃台と連結台とを別部品とする必要があっ
て、前述の弊害を解消できない。
【0005】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、一
緒に往復運動させる両方の内刃を効率よく振動できると
共に、部品点数を少なくして安価に製造でき、しかもゴ
ムシートを破損させることなく、振動ロッドと開口窓と
の隙間を確実に閉塞できる電気かみそりを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、往復運動する第一の内刃7Aと、この第一の内刃7
Aと平行に配設されて、第一の内刃7Aと共に往復運動
する第二の内刃20Aとを備える。第一の内刃7Aと第
二の内刃20Aは、同じ振動ロッド12に連結されて同
方向に一緒に往復運動される。
【0007】さらに、本発明の請求項1の電気かみそり
は、振動ロッド12を開口窓35から外部に突出させて
おり、開口窓35と振動ロッド12との間の隙間を、可
撓性のゴムシート36で閉塞している。振動ロッド12
は、開口窓35から外部に突出する部分に、第一の内刃
7Aに連結される内刃台19を脱着できるように連結し
ている。内刃台19は、第二の内刃20Aを連結する駆
動部19Aを一体成形して設けている。この駆動部19
Aに第二の内刃20Aを連結して、内刃台19でもっ
て、第一の内刃7Aと第二の内刃20Aの両方を一緒に
往復運動させる。
【0008】本発明の請求項2の電気かみそりは、所定
のストロークで上下に移動できるように内刃台19を振
動ロッド12に連結しており、かつ、内刃台19を刃圧
スプリング33で弾性的に押し上げるように振動ロッド
12に連結している。
【0009】本発明の請求項3の電気かみそりは、第一
の内刃7Aを、アーチ外刃17の内面を摺動しながら往
復運動する仕上刃7の内刃とし、第二の内刃20Aを荒
剃刃20の内刃としている。
【0010】本発明の請求項4の電気かみそりは、第一
の内刃7Aを、2連のアーチ外刃17の内面を摺動しな
がら互いに反対方向に往復運動する仕上刃7の内刃と
し、第二の内刃20Aを、第一の内刃7Aの両外側に配
設されてなる荒剃刃20の内刃としている。
【0011】本発明の請求項5の電気かみそりは、一方
の第二の内刃20Aを、溝型の荒剃刃18の内面を往復
運動する荒剃刃の内刃とし、他方の第二の内刃20A
を、L字状のトリマー刃1の内刃とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示する
ものであって、本発明は電気かみそりを以下のものに特
定しない。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0014】図4に示す電気かみそりは、カミソリ本体
9の上部に、脱着できるように外刃枠10を連結してい
る。カミソリ本体9は、上端に設けた開口窓35から、
2本の振動ロッド12を外部に突出させている。2本の
振動ロッド12は互いに反対方向に往復運動される。各
々の振動ロッド12は、内刃台19を介して、第一の内
刃7Aと第二の内刃20Aとを連結する。
【0015】図の電気かみそりは、第一の内刃7Aを、
アーチ外刃17の内面を摺動しながら往復運動する仕上
刃7の内刃とし、第二の内刃20Aを荒剃刃20の内刃
としている。この構造の電気かみそりは、仕上刃7と荒
剃刃20でくせ髭を効率よくカットできる。ただし、本
発明の電気かみそりは、図示しないが、第一の内刃と第
二の内刃の両方をアーチ外刃の内面を摺動する仕上刃の
内刃とすることもできる。
【0016】図4に示す電気かみそりは、第一の内刃7
Aを内刃台19に連結する。第二の内刃は、この図には
示されないが、外刃枠10に連結している荒剃刃20の
内部に装着されており、外刃枠10をカミソリ本体9に
装着したときに、内刃台19に連結される。内刃台19
を連結する振動ロッド12は、図5の分解斜視図と図6
の拡大断面図とに示すように、カミソリ本体9に内蔵さ
れる振動台4に固定される。
【0017】振動台4は、上面の中央に、垂直に金属ロ
ッドである振動ロッド12を固定している。振動ロッド
12は、プラスチック製の振動台4を成形するときに、
インサートして固定される。振動ロッド12は、内刃台
19を介して、第一の内刃7Aと第二の内刃20Aとに
連結されて、第一の内刃7Aと第二の内刃20Aを一緒
に往復運動させる。内刃台19は、振動ロッド12に挿
入された刃圧スプリング33で弾性的に押し上げられて
いる。刃圧スプリング33は、内刃台19を弾性的に押
し上げて、第一の内刃7Aをアーチ外刃17に密着させ
る。
【0018】振動ロッド12は、内刃台19を、所定の
ストロークで上下に移動できるように連結している。図
6に示す振動ロッド12は、内刃台19を上下に移動で
きる状態で連結するために、一部を細く、あるいは幅を
狭くして、上部を係止部12Aとしている。内刃台19
は、この係止部12Aにひっかかるストッパ19Bを設
けている。ストッパ19Bは、振動ロッド12を挿入し
ている連結孔の内面に突出して設けている。この構造の
内刃台19は、刃圧スプリング33に押し上げられて、
ストッパ19Bが係止部12Aに当たるまで上昇され
る。外刃枠10をカミソリ本体9に装着すると、内刃台
19は第一の内刃7Aに押されて、上昇位置から多少下
がった位置となる。この状態で、刃圧スプリング33が
内刃台19を押し上げて、第一の内刃7Aをアーチ外刃
17の内面に密着させる。
【0019】内刃台19は、振動ロッド12に脱着でき
るように連結される。内刃台19を振動ロッド12に挿
入するとき、内刃台19が弾性変形して、ストッパ19
Bが係止部12Aよりも下方に押し込まれる。内刃台1
9は、刃圧スプリング33に押圧されて、振動ロッド1
2から抜け落ちることはない。ストッパ19Bが係止部
12Aに引っかかるからである。ただし、内刃台19を
強く引き上げると、弾性変形して、ストッパ19Bが係
止部12Aを越えて振動ロッド12から引き抜くことも
できる。さらに、図6に示すように、円柱状の振動ロッ
ド12の一部を両側で薄くして、その上端に係止部12
Aを設け、この係止部12Aに引っかかるストッパ19
Bを設けている内刃台19は、振動ロッド12を中心に
90度回転させると、振動ロッド12から簡単に引き抜
くことができる。回転させるとストッパ19Bが係止部
12Aから外れるからである。したがって、この構造の
内刃台19は、確実に振動ロッド12に連結して、しか
も簡単に振動ロッド12から引き抜きできる特長があ
る。
【0020】内刃台19は、プラスチック製で、全体の
形状を筒状に成形して、上端を第一の内刃7Aを連結す
る形状に成形すると共に、第二の内刃20Aに連結する
駆動部19Aを一体成形して設けている。さらに、内刃
台19は、振動ロッド12を挿入して連結する連結孔を
中心に設けている。この連結孔の内面にストッパ19B
を突出して設けている。内刃台19は、好ましくは、プ
ラスチックで成形される。ただ、内刃台は、プラスチッ
ク以外の材料、たとえば、金属製とすることもできる。
【0021】駆動部19Aは、内刃台19の側面に突出
して設けている。駆動部19Aは第二の内刃20Aに連
結されて、第二の内刃20Aを往復運動できる構造に成
形される。図に示す内刃台19の駆動部19Aは、水平
に突出するロッド状で、このロッドを、第二の内刃20
Aの下部に設けた駆動スリット38に挿入して、第二の
内刃20Aを往復運動させる。図4に示す電気かみそり
は、2連の第一の内刃7Aの両側に第二の内刃20Aを
配設するので、2本の振動ロッド12に連結される内刃
台19は、第一の内刃7Aから第二の内刃20Aの方向
に向かって突出するように駆動部19Aを設けている。
【0022】仕上刃と荒剃刃とを連結している外刃枠の
分解図を図7に示す。この図に示す外刃枠10は、仕上
刃7と荒剃刃20とを連結している外刃ケース枠10B
を示している。この外刃ケース枠10Bは、図4に示す
ように、外枠10Aを介してカミソリ本体9に脱着でき
るように装着される。
【0023】外刃ケース枠10Bは、2連のアーチ外刃
17と、アーチ外刃17の両側に接近して平行に配設し
ている荒剃刃20とを備える。2連のアーチ外刃17と
荒剃刃20とは、それぞれ独立して上下に出入りしてフ
ロートできるように、外刃ケース枠10Bに装着され
る。
【0024】アーチ外刃17は、プラスチック製のホル
ダー29に、網刃をアーチ状に湾曲させて固定したもの
である。網刃は、厚さを、例えば、30〜100μm、
最適には約50μmとする薄い金属板である。網刃は、
無数の髭剃孔を開口している。
【0025】ホルダー29は、例えばポリプロピレン、
ポリエチレン、ナイロン等の硬質のプラスチックを、上
下を開口した長方形の角筒状に成形したものである。ホ
ルダー29は、外刃ケース枠10Bに挿入して、上下に
移動できる外形に成形される。プラスチック製のホルダ
ー29は、アーチ外刃17を外刃ケース枠10Bから弾
性的に押し上げる方向に押圧するために弾性脚29Aを
一体成形して設けている。弾性脚29Aは、下端縁を、
外刃ケース枠10Bの一部に接触させて、アーチ外刃1
7を外刃ケース枠10Bから弾性的に押し上げる。
【0026】さらに、アーチ外刃17を外刃ケース枠1
0Bに抜けないように、また、決められた位置で上下に
フロートさせるために、アーチ外刃17のホルダー29
は、両端面に上下スリットを設けている。外刃ケース枠
10Bは、内面に、上下スリットに挿入されるガイド凸
部を設けている。このアーチ外刃17は、ガイド凸部を
上下スリットに摺動できるように案内して、外刃ケース
枠10Bに抜けない、しかも、決められた位置で上下に
フロートできるように連結される。
【0027】アーチ外刃17の片側に隣接して配設され
る荒剃刃20は、L字状のトリマー刃1と、金属を断面
コ字状に加工している溝型の荒剃刃18である。トリマ
ー刃1の分解斜視図を図8に示している。この図のトリ
マー刃1は、金属を逆L字状に折曲した上固定刃2と第
二の内刃20Aとを備えており、きわぞりと荒剃刃に兼
用される。トリマー刃1は、上固定刃2と第二の内刃2
0Aの両方を外刃ケース枠10Bに連結する。
【0028】上固定刃2は、往復運動しないように外刃
ケース枠10Bに装着される。第二の内刃20Aは、上
固定刃2の下面を摺動して往復運動するように連結され
る。上固定刃2と第二の内刃20Aは、先端縁に開口し
ている複数の平行なスリットを切削加工して、くし刃を
設けている。上固定刃2と第二の内刃20Aに設けてい
るくし刃は、先端の開口縁に向かって、次第に幅を広く
するスリットとしている。ひげをよりスムーズにくし刃
に案内するためである。
【0029】トリマー刃1は、外刃ケース枠10Bに出
入りできるように装着される。トリマー刃1は、上昇位
置と降下位置で停止できるように、外刃枠10に装着さ
れる。トリマー刃1は、上昇位置に押し上げられて、き
わぞりやくせ髭のひげそりに使用される。トリマー刃1
は、アーチ外刃17と共にひげそりに使用できる降下位
置まで降下される。この図のトリマー刃1は、アーチ外
刃17よりも下がった降下位置に引き下げられる。
【0030】トリマー刃1は、上固定刃2を上下に移動
できるように外刃ケース枠10Bに連結して、この上固
定刃2に、第二の内刃20Aを往復運動できるように連
結する。図8に示すトリマー刃1は、第二の内刃20A
にトリマー内刃台21を連結して固定している。トリマ
ー内刃台21に第二の内刃20Aを固定するとき、トリ
マースプリング22を挟着する。トリマースプリング2
2は、弾性変形できる薄い金属板で、両側に弾性アーム
22Aを突出させている。弾性アーム22Aは、第二の
内刃20Aを上固定刃2に連結する状態で、上固定刃2
が連結される上下台23の押圧面を摺動しながら押圧し
て、第二の内刃20Aを上固定刃2の下面に弾性的に押
圧する。
【0031】トリマー内刃台21は、下端部に、内刃台
19の駆動部19Aに連結される駆動スリット38を上
下に延長して設けている。駆動スリット38は、内刃台
19の駆動部19Aに連結される。駆動スリット38
は、トリマー刃1を上下に移動させた状態で、内刃台1
9の駆動部19Aに連結される長さに設計される。第二
の内刃20Aを、トリマー刃1の上昇位置と降下位置の
両方の位置で往復運動させるためである。
【0032】この構造の第二の内刃20Aは、上固定刃
2に往復運動できるように連結される。上固定刃2は、
プラスチック製の上下台23に固定される。上下台23
は、上固定刃2を固定する凸部23Aを設けている。こ
の凸部23Aは、上固定刃2の貫通孔2dに挿入され、
先端を加熱押圧して押しつぶして、上固定刃2を固定す
る。上下台23は、図において下面にトリマーカバー2
4を装着している。トリマーカバー24と上固定刃2
は、第二の内刃20Aを往復運動できるように、両側か
ら挟むようにして定位置に装着する。トリマーカバー2
4は、両端を折曲して、折曲片に設けた貫通孔24A
を、上下台23の両側に設けた凸部23Bに係止して、
上下台23に連結している。上下台23は、上固定刃2
を固定する両側部分に厚い固定部23aを設けている。
両固定部23aの間には、トリマー内刃台21を往復運
動させる隙間を設けている。
【0033】トリマー刃1は、トリマーツマミ25を介
して、外刃枠10に上下に移動できるように連結され
る。図7は、トリマー刃1を、外刃ケース枠10Bに連
結する機構を示している。この図の外刃ケース枠10B
は、トリマー刃1を連結する連結プレート26を、片方
の面に一体成形して設けている。連結プレート26は、
トリマーツマミ25とトリマー刃1とを上下に移動させ
るために、上下に長く形成している。
【0034】連結プレート26は、両側に上下に延長し
て、ガイドスリット26Aを設けている。ガイドスリッ
ト26Aは、トリマーツマミ25の背面に突出して設け
られる連結フックを貫通させて、上下に移動させる。さ
らに、連結プレート26は、トリマー刃1を上下に移動
される上下機構27であるレバー28を連結する軸孔2
6Bと、この軸孔26Bを中心とする円弧スリット26
Cと、トリマー刃1を上昇位置と降下位置に係止する節
度アーム26Dとを設けている。
【0035】トリマーツマミ25は、背面に設けた連結
フックを、連結プレート26に貫通させて上下台23に
連結する。連結フックは、先端をフック状に成形して、
トリマー刃1の上下台23に連結する。さらに、トリマ
ーツマミ25の背面には、レバー28に連結する横溝
と、節度アーム26Dに連結する節度凸部とを設けてい
る。横溝は、トリマーツマミ25を上下に移動させて、
レバー28を傾動できるように、横方向に延長して設け
られる。節度凸部は、トリマー刃を、上昇位置と降下位
置とに移動させるときに、節度アーム26Dを弾性変形
させながら、節度アーム26Dの先端に設けている凸部
を越えて移動して、トリマー刃1を上昇位置と降下位置
とに係止させる。
【0036】レバー28は、トリマーツマミ25の上下
のストロークを大きくして、トリマー刃1を上下に移動
させる。このレバー28は、一端に設けた回転軸28A
を介して、外刃枠10に垂直面内で傾動できるように連
結される。図のレバー28は、右端に回転軸28Aを設
けて、左端に連結軸28Bを設けている。さらにレバー
28は、中間にも連結軸28Cを突出させている。図に
おいて、レバー28の右端の回転軸28Aが、連結プレ
ート26の軸孔26Bに挿入されて、レバー28が傾動
できるように外刃ケース枠10Bの連結プレート26に
連結される。レバー28の中間の連結軸28Cは、円弧
スリット26Cを通過して、トリマーツマミ25の背面
に設けた横溝に連結されて、トリマーツマミ25でレバ
ー28が傾動される。レバー28の左端の連結軸28B
は、トリマー刃1の上下台23に設けた横スリット23
Cに連結されて、上下台23を介してトリマー刃1を上
下に移動させる。
【0037】トリマー刃1の上下台23は、両側の上下
に延長して連結スリット23Dを設けている。連結スリ
ット23Dは、トリマーツマミ25の連結フック連結す
るために設けられる。連結スリット23Dは、トリマー
ツマミ25で上下台23を上下に移動できる上下の長さ
に開口される。
【0038】溝型の荒剃刃18の分解斜視図を図9に示
す。この図の荒剃刃は、上面に平行にスリットを設けて
いる溝型の外刃と、この溝型外刃31の内面を摺動して
往復運動する第二の内刃20Aからなる。この荒剃刃の
第二の内刃20Aは、トリマー刃と同じように、スプリ
ング30を設けて溝型外刃31の内面に押圧される。さ
らに、この第二の内刃20Aも、内刃台19の駆動部1
9Aに連結するために駆動スリット38を設けている。
溝型の荒剃刃18は、図7に示すように、両端に配設し
ている押上スプリング39を介して外刃ケース枠10B
に連結される。押上スプリング39は、所定のストロー
クで上下に移動できるように外刃ケース枠10Bに連結
される溝型の荒剃刃18を弾性的に押し上げている。
【0039】カミソリ本体9に内蔵される振動台4は、
図5に示すように、ケースに内蔵されるインナーケース
40の上部に固定される。2連の振動台4は、インナー
ケース上端に設けている連結台に固定される固定部4A
を両側に有し、この固定部4Aに、U極された弾性アー
ム4Bを介して振動部4Cを連結している。この図の振
動台4は、全体を硬質のプラスチックで一体成形して、
弾性アーム4Bを弾性変形できるように薄く成形してい
る。振動台4の振動部4Cは、回転するカム軸6Aで振
動されるように、カム軸6Aを案内するスリット8を設
けている。このスリット8は、振動方向に直交する方向
に延長して設けられており、先端を開口している。スリ
ット8の幅はカム軸6Aの外径にほぼ等しくしている。
【0040】2連の振動台4は、上下のカム軸6Aに別
々に連結される。図5に示す振動台4は、図において右
上の振動台4に設けたスリット8を、上側のカム軸6A
に連結し、左下の振動台4に設けたスリット8を、下側
のカム軸6Aに連結する。したがって、左下に図示する
振動台4は、振動部を上下の二階構造として、下側の振
動部にスリット8を連結している。スリット8は、振動
部に2列の凸部を一体成形して、その間に設けている。
スリット8は、固定部4Aをインナーケース40に装着
した状態で、上下のカム軸6Aに案内される位置に設け
ている。
【0041】インナーケース40は、図10に示すよう
に、振動台4を往復運動させるモーター15と、このモ
ーター15で往復運動される振動台4と、モーター15
を回転させる電池16と、モーター15の回転を制御す
るプリント基板も固定している。インナーケース40
は、上端を、図11に示すケースの上蓋11Cに連結し
て、下端に底蓋11Bを連結する。インナーケース40
の上端と下端は、止ネジ42を介して上蓋11Cと底蓋
11Bに固定される。底蓋11Bは、インナーケース4
0を介して、ケース11の下端開口部に固定されて、こ
こを水密に閉塞する。
【0042】ケース11は、プラスチックを筒状に成形
して、開口された下端の開口端を、底蓋11Bで水密に
閉塞している。ケース11を水密構造とする電気かみそ
りは、水洗いして便利に洗浄できる。ケース11は、上
蓋11Cを一体成形して、上端を閉塞している。上蓋1
1Cは、振動ロッド12を突出させる開口窓35を設け
ている。開口窓35から水が侵入しないように、この開
口窓35は、可撓性のゴムシート36で閉塞される。ゴ
ムシート36は、2本の振動ロッド12に水密に密着す
る貫通孔を設けて、外周を開口窓35に水密に連結して
いる。ゴムシート36は、図11に示すように、外周縁
を上蓋11Cの上面に固定される押え板43で挟着し
て、水密に固定される。
【0043】この構造の電気かみそりは、以下の工程で
組み立てられる。 インナーケース40の定位置に、電池16とプリン
ト基板とモーター15と振動台4を装着する。振動台4
は、振動ロッド12に内刃台19を連結しない状態とす
る。 インナーケース40下端にケースの底蓋11Bを固
定する。底蓋11Bは、貫通孔に止ネジを入れ、この止
ネジを非連結突出部の止部にねじ込んでインナーケース
40に固定される。 底蓋11Bを固定しているインナーケース40をケ
ース11に挿入して、振動台4の振動ロッド12をケー
ス11の外部に突出させる。 振動ロッド12をゴムシート36の貫通孔に挿入し
て、ゴムシート36の周縁を開口窓35の周縁に位置さ
せる。 上蓋11Cに押え板43を重ね、この押え板43に
止ネジ42をねじ込んで、インナーケース40の上端
を、ケース11の上蓋11Cに固定する。押え板43と
上蓋11Cを貫通する止ネジ42は、インナーケース4
0の連結部にねじ込まれて、インナーケース40と振動
台4を上蓋11Cに固定する。 振動ロッド12に内刃台19を介して第一の内刃7
Aを装着し、外刃枠10をカミソリ本体9に装着する。
この状態で、第二の内刃20Aも内刃台19に連結され
る。
【0044】
【発明の効果】本発明の電気かみそりは、一緒に往復運
動させる第一の内刃と第二の内刃の両方を効率よく振動
できると共に、部品点数を少なくして安価に製造できる
特長がある。それは、本発明の電気かみそりが、第一の
内刃を往復運動させる内刃台に、第二の内刃に連結する
駆動部を一体成形して設けているからである。
【0045】さらに、本発明の電気かみそりは、内刃台
に、第二の内刃を連結する駆動部を一体成形して設ける
にもかかわらず、振動ロッドと開口窓との間を閉塞する
ゴムシートの破損を防止して、この隙間を確実に閉塞で
きる特長も実現される。それは、本発明の電気かみそり
が、第二の内刃に連結される駆動部を一体成形している
内刃台を、脱着できるように振動ロッドに連結している
からである。この構造の電気かみそりは、内刃台を振動
ロッドから外した状態で、ゴムシートの貫通孔に振動ロ
ッドを挿通できる。内刃台を連結しない振動ロッドは、
細くてゴムシートの貫通孔を大きく拡開することがな
い。このため、ゴムシートを簡単かつ容易に、しかも破
損しないように装着して、開口窓の隙間を確実に閉塞で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電気かみそりを示す分解斜視図
【図2】図1に示す電気かみそりの内刃駆動部分を示す
断面図
【図3】図2に示す振動ロッドに内刃台と連結台を連結
する状態を示す斜視図
【図4】本発明の実施例の電気かみそりを示す分解斜視
【図5】図4に示す電気かみそりの振動台と振動ロッド
とを示す分解斜視図
【図6】図4に示す電気かみそりの振動ロッドと内刃台
との連結部分を示す拡大断面図
【図7】外刃枠の外刃ケース枠に仕上刃と荒剃刃とを装
着する状態を示す分解斜視図
【図8】L字状のトリマー刃の分解斜視図
【図9】溝型の荒剃刃の分解斜視図
【図10】図4に示すカミソリ本体の内部構造を示す正
面図
【図11】図4に示すカミソリ本体の分解斜視図
【符号の説明】
1…トリマー刃 2…上固定刃 2d…貫通孔 4…振動台 4A…固定部 4B…弾性
アーム 4C…振動部 6…カム 6A…カム軸 7…仕上刃 7A…第一の内刃 8…スリット 9…カミソリ本体 10…外刃枠 10A…外枠 10
B…外刃ケース枠 11…ケース 11B…底蓋 11
C…上蓋 12…振動ロッド 12A…係止部 15…モーター 16…電池 17…アーチ外刃 18…溝型の荒剃刃 19…内刃台 19A…駆動部 1
9B…ストッパ 20…荒剃刃 20A…第二の内刃 21…トリマー内刃台 22…トリマースプリング 22A…弾性アーム 23…上下台 23A…凸部
23B…凸部 23C…横スリット 23D…連結スリット 23a…固定部 24…トリマーカバー 24A…貫通孔 25…トリマーツマミ 26…連結プレート 26A…ガイドスリット
26B…軸孔 26C…円弧スリット 26D…節度アーム 27…上下機構 28…レバー 28A…回転軸
28B…連結軸 28C…連結軸 29…ホルダー 29A…弾性脚 30…スプリング 31…溝型外刃 33…刃圧スプリング 34…連結台 35…開口窓 36…ゴムシート 38…駆動スリット 39…押上スプリング 40…インナーケース 42…止ネジ 43…押え板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動する第一の内刃(7A)と、この第
    一の内刃(7A)と平行に配設されて、第一の内刃(7A)と共
    に往復運動する第二の内刃(20A)とを備え、第一の内刃
    (7A)と第二の内刃(20A)が、同じ振動ロッド(12)に連結
    されて同方向に一緒に往復運動されるように構成してな
    る電気かみそりにおいて、 振動ロッド(12)が開口窓(35)から外部に突出して設けら
    れると共に、開口窓(35)と振動ロッド(12)との間の隙間
    が、可撓性のゴムシート(36)で閉塞されており、 この振動ロッド(12)は、開口窓(35)から外部に突出する
    部分に、第一の内刃(7A)に連結される内刃台(19)を脱着
    できるように連結しており、 この内刃台(19)は、第二の内刃(20A)に連結される駆動
    部(19A)を一体成形して設けており、この駆動部(19A)に
    第二の内刃(20A)を連結して、内刃台(19)で第一の内刃
    (7A)と第二の内刃(20A)とを往復運動させるように構成
    してなることを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 内刃台(19)が、所定のストロークで上下
    に移動できるように振動ロッド(12)に連結されると共
    に、内刃台(19)が刃圧スプリング(33)で弾性的に押し上
    げられるように振動ロッド(12)に連結されてなる請求項
    1に記載される電気かみそり。
  3. 【請求項3】 第一の内刃(7A)がアーチ外刃(17)の内面
    を摺動しながら往復運動する仕上刃(7)の内刃で、第二
    の内刃(20A)が荒剃刃(20)の内刃である請求項1に記載
    される電気かみそり。
  4. 【請求項4】 第一の内刃(7A)が2連のアーチ外刃(17)
    の内面を摺動しながら互いに反対方向に往復運動する仕
    上刃(7)で、第二の内刃(20A)が第一の内刃(7A)の両外側
    に配設されてなる荒剃刃(20)である請求項3に記載され
    る電気かみそり。
  5. 【請求項5】 一方の第二の内刃(20A)は、溝型の荒剃
    刃(18)の内面を往復運動する荒剃刃の内刃で、他方の第
    二の内刃(20A)は、L字状のトリマー刃(1)の内刃である
    請求項4に記載される電気かみそり。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112549090A (zh) * 2019-09-26 2021-03-26 麦克赛尔泉株式会社 往复式电动剃刀
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