JP2500199B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents
往復式電気かみそりInfo
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- JP2500199B2 JP2500199B2 JP7010077A JP1007795A JP2500199B2 JP 2500199 B2 JP2500199 B2 JP 2500199B2 JP 7010077 A JP7010077 A JP 7010077A JP 1007795 A JP1007795 A JP 1007795A JP 2500199 B2 JP2500199 B2 JP 2500199B2
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- blade
- head
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- shaving
- fixed blade
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
に複数個の刃ヘッドを備えている往復式電気かみそりに
関するものである。
みそりは従来より各種のものが提供されているが、その
中に、粗剃り用刃ヘッドの両側に夫々仕上げ剃り用刃ヘ
ッドを配したものが特公昭45−16992号公報及び
特開昭49−8368号公報に示されている。これらに
示されたものでは、平行並列に配された一対の仕上げ剃
り用刃ヘッドの間に粗剃り用刃ヘッドを配置しており、
また、粗剃り用刃ヘッドとして、櫛歯状の固定刃と可動
刃とからなるタイプのものを、仕上げ剃り用刃ヘッドと
して、多数の刃孔を有する外刃とこの外刃の内面に摺接
する内刃とからなるネット刃を用いている。さらに、刃
往復方向と直交する方向に刃ヘッドを動かして使用する
時、いずれの方向に動かした時にも粗剃り用刃ヘッドが
機能するように、粗剃り用刃ヘッドには、櫛歯状の刃が
各仕上げ剃り用刃ヘッド側に向けて突出しているものを
用いている。
の刃ヘッドを配して、両種の刃ヘッドで同時に髭を剃る
ことができるようにしたものは、剃り残しを少なくする
とともに、早剃りを行えるようにすることについて有効
であるが、顎下のような部位の髭の切断を考えた場合に
要求される薄型化を図った場合に問題を有している。す
なわち、上記形態の粗剃り用刃ヘッドでは、一対の櫛歯
状の固定刃の支持部材が幅方向中央に存在していること
から、その幅方向における切断有効域(櫛歯状刃の突出
長さ)の全体幅に占める割合が小さく、薄型化を図ると
切断有効域も小さくなってしまう。仕上げ剃り用刃の上
に大きく被さるようにすることで切断有効域を大きくす
ることもできるが、この時には仕上げ剃り用刃ヘッドの
有効な髭切断面が小さくなってしまう。従って、幅を小
さくしつつ、長い毛の確実な切断を可能とすることがで
きない。
であり、その目的とするところは一対の仕上げ剃り用刃
ヘッド間に配した粗剃り用刃ヘッドの切断有効域を大き
く保つとともに円滑に作動するものとしつつ薄型化を図
ることができる往復式電気かみそりを提供するにある。
の刃孔が形成された湾曲薄板からなる外刃とこの外刃の
内面を往復摺動する内刃とからなる仕上げ剃り用刃ヘッ
ドと、粗剃り用刃ヘッドとの2種の刃ヘッドを備えると
ともに、ヘッド保持用フレームによって平行並列に保持
されている2つの仕上げ剃り用刃ヘッドの間に粗剃り用
刃ヘッドを配している往復式電気かみそりにおいて、上
記粗剃り用刃ヘッドは、上面壁と両側壁とからなる断面
逆U字形であり且つ上面壁に設けられたスリットが側方
においても開口しているとともに上記ヘッド保持用フレ
ームに長手方向両端部が支持されている固定刃と、この
固定刃の内部に配されて固定刃の上面壁の内面を往復摺
動する可動刃とからなり、上記固定刃の長手方向両端部
には固定刃の両側壁間に位置して上記可動刃の固定刃へ
の押し付け用のばね部材を受けるとともにヘッド保持用
フレームへの装着部を備えたL字形プレートが夫々固着
され、上記可動刃はその長手方向中央の下部に往復駆動
動力を受ける被駆動部を備えており、該被駆動部はその
往復動領域において上記固定刃の両側壁の下端縁よりも
下方に位置していることに特徴を有している。
プレート及びばね部材も含むブロックとして構成され
て、ヘッド保持用フレームに対して上下動自在に支持さ
れているとともに上記ばね部材と異なる弾性部材によっ
て上方に向けてばね付勢されているもの、すなわちフロ
ート自在なものであることを妨げない。
のほぼ全幅が切断有効域となるために、薄型化を図るべ
く、粗剃り用刃ヘッドの幅を小さくした場合にも、粗剃
り用刃ヘッドにおける切断有効域を大きくとることがで
きる。また粗剃り用刃ヘッドの固定刃の支持はその長手
方向両端に固定刃の両側壁間に固着して設けたL字形プ
レートをヘッド保持用フレームで支持することによって
行っているために、すなわち粗剃り用刃ヘッドの固定刃
の両側に固定刃の支持部材が存在しないために、粗剃り
用刃ヘッドと仕上げ剃り用刃ヘッドとを近接させた状態
で配設することができて、全体としての薄型化が容易と
なっている。さらに、可動刃を固定刃に押し付けるため
のばね部材を受けるための上記L字形プレートを固定刃
の両側壁間に位置させて固定刃に固着しているために、
L字形プレートの固定刃への保持強度を確保することが
できて、可動刃の固定刃への押し付け力を安定化させる
ことができる。そしてばね部材を受けるL字形プレート
と固定刃との強固な固着のために固定刃の両側壁の上下
寸法が長くなっていても、粗剃り用刃ヘッドの可動刃に
おける往復駆動動力を受ける被駆動部は、その往復動領
域において上記固定刃の両側壁の下端縁よりも下方に位
置していることから、つまりは断面逆U字形の固定刃の
両側壁間の狭い空間に位置していないことから、可動刃
の高速往復駆動に際して、被駆動部及びこの被駆動部に
往復動動力を伝達する部材が固定刃の側壁内面に衝突し
たり接触したりすることがなく、粗剃り用刃ヘッドの幅
を小さくしていても、その作動を円滑なものとすること
ができる。
ると、図2及び図3に示すように、この往復式電気かみ
そりは、本体5の上端に一対の刃ヘッド1,1と、両刃
ヘッド1間に配された刃ヘッド2とが平行並列に配設さ
れたもので、これら3個の刃ヘッド1,1,2は、モー
タ4によって同時に駆動される。図中6はトリマーブロ
ック、7はスイッチ部である。
1は、図5に示すように、金属薄板から形成されるとと
もに多数の刃孔が形成されている外刃10と、この外刃
10を保持している取付枠11と、外刃内面に摺接する
図4に示した内刃12とからなるもので、取付枠11は
その両外側面に外刃取付のための複数個のヒートシール
用突起13と、連結ボス14と、係合突起15とを備え
ており、両端面にはE字状をなした弾性アーム16を一
体に備え、弾性アーム16における中央片の先端部には
係合突起17を備えている。なお、弾性アーム16の周
囲の切り欠きを大きくとっておくことが、付着した髭屑
の掃除が容易となって好ましい。
に、上面壁と両側壁とからなる断面逆U字形であって上
面壁に多数のスリットを備えた固定刃20と、固定刃2
0の長手方向両端に夫々ヒートシールで固定される一対
のプレート21,21と、固定刃20の上面壁の内面に
摺接する可動刃22と、可動刃22に固着された継手2
3とからなるもので、プレート21の下片の上面と、可
動刃22の両端のばね受け材27,27下面との間に
は、夫々押し上げばね24,24が配設されている。こ
こにおけるプレート21は、その外端面に、上下に並ぶ
係合孔25,26を備えている。なお、上記ヒートシー
ル部は、図9(b)に示すように、固定刃20に皿穴を設
けて、この部分で行うことにより、固定刃20の外面に
突出しないようにしてあり、また、固定刃20及び可動
刃22は、固定刃20の上部を除き、プレート21及び
継手23の最大厚み内に納まるようにして、全体の厚み
を抑えている。固定刃20の両側壁における押し上げば
ね24の配設部分に該当する部分に開口20a,20a
を形成してあるのは、押し上げばね24と他部品との干
渉を避けつつ、押し上げばね24として用いているコイ
ルばねの外径を大きくして、押し上げばね24のばね定
数を小さくすることで、取付精度によるばね押し上げ力
のばらつきを小さくするためであり、また後述するよう
に髭屑の排出性を良くするためである。更に、可動刃2
2の中央部に配した継手23と、両端に配したばね受け
材27,27とを別体で形成しているのも、髭屑の排出
性を良くするためである。
ーム3と外刃フレーム56とで構成されたヘッド保持用
フレームを介して本体5の上端部に取り付けられる。ヘ
ッドフレーム3は、図6に示すように、合成樹脂の成形
によって矩形枠状に形成されたもので、その長手方向の
両端面の両側には、夫々係合孔31,31を備え、中央
部にはE字形の弾性アーム32を備えており、弾性アー
ム32の先端部は上下一対の係合突起33,34を備え
ている。また上記の各係合孔31は、ヘッドフレーム3
の内面側において、下端がヘッドフレーム3の底面に至
るガイド溝35の上端がつながっている。またヘッドフ
レーム3はその両端外面に、飾り釦39が付設されたフ
ック部36,36を備えている。これらフック部36,
36は、ヘッドフレーム3を外刃フレーム56に着脱自
在に取り付けるためのものである。
面の外面側にはスライドハンドル50が、内面側にはス
ライドプレート51が配設されている。スライドハンド
ル50とスライドプレート51とは、スライドハンドル
50が備えているフック52をヘッドフレーム3に設け
た長孔37を通じてスライドプレート51に係合させる
ことでヘッドフレーム3にスライド自在に取り付けられ
たもので、スライドプレート51はその長手方向両端に
上縁が傾斜縁となったカム部53,53を備えている。
に対して、刃ヘッド1における取付枠11は、ヘッドフ
レーム3の下方開口からヘッドフレーム3内に納められ
て、上記係合突起17がヘッドフレーム3の係合孔31
に係合することでヘッドフレーム3に取り付けられる。
この取り付け時、上端が係合孔31に至るガイド溝35
は、係合突起17を係合孔31に誘導する。刃ヘッド2
は、その両端面に設けられた係合孔25,26に、ヘッ
ドフレーム3における係合突起33,34が係合するこ
とによってヘッドフレーム3に取り付けられる。刃ヘッ
ド1側の部材である上記取付枠11は、刃ヘッド1をフ
ロート自在とすることを容易にするために設けたもので
ある。
合突起34と係合孔26より小さく且つ突起側の突出長
も短くしているのは、ヘッドフレーム3の下方から刃ヘ
ッド2を組み付ける際に、下段の係合突起34が上段の
係合孔25に係合してしまってそれ以上移動しなくなる
のを防ぐことで、組立性が良くなるようにしているため
である。また、刃ヘッド2の両端上部には、図7に示す
ように、ヘッドフレーム3に当接する肩部28を設け
て、刃ヘッド2の上方への移動を規制しているために、
刃ヘッド2の取り付け前は図10に示すように水平状態
であった弾性アーム32が、弾性アーム32の係合突起
33,34を刃ヘッド2に係合させることで刃ヘッド2
をヘッドフレーム3に取り付けた時、図11に示すよう
に、弾性アーム32が下方に撓んで刃ヘッド2を上方に
付勢する力が生じるようにしてある。これは刃ヘッド2
の駆動時にシーソー振動が生じて大きな騒音が発生する
のを防止するためである。図12に示すように、ヘッド
フレーム3の両端部に取り付けた線ばねからなる押し上
げばね38で刃ヘッド2の長手方向両端を押し上げるよ
うにしてもよい。
出力軸には、偏心軸と、この偏心軸の回転を往復動に変
換する一対の駆動子41,42とが連結され、本体5の
上面に上部が突出する駆動子41,42には、図4に示
すように、刃ヘッド1,1における各内刃12,12が
連結される。この時、駆動子41,42と内刃12,1
2との間には、内刃12を上方へと付勢する押し上げば
ね19,19が配設される。また、一方の駆動子41に
は、副駆動子44が取り付けられる。この副駆動子44
は、刃ヘッド2における継手23と係合する。
げばね24を受けるL字形プレート21の固定刃20へ
の保持強度を確保して可動刃22の固定刃20への押し
付け力を安定化させるには、L字形のプレート21の上
下ほぼ全長を固定刃20の両側壁で囲んで両者を固着す
ることが必要となるが、このように固定刃20の両側壁
の高さを大きくした場合、薄型化が必須となっているも
のでは、可動刃22における往復動動力を受ける被駆動
部及びこの被駆動部に動力を伝える部材と固定刃20の
両側壁との干渉が生じるおそれが非常に高くなる。この
ために、粗剃り用刃ヘッド2の可動刃22における往復
駆動動力を受ける被駆動部である継手23の副駆動子4
4との連結係合部は、図9から明らかなように、粗剃り
用刃ヘッド2の固定刃20の両側壁における連結係合部
の往復動領域の下端縁よりも下方に位置させたものとな
っている。動力伝達のために連結係合部にはある程度の
厚みが必要であり、従って連結係合部を断面逆U字形と
なっている固定刃20の両側壁間に位置させた場合、各
部品の精度及び組立精度の関係で副駆動子44が固定刃
20の両側壁に接触してしまって可動刃22の高速駆動
に際して動力ロスが生じたり、衝突で騒音を発してしま
ったりするが、このような事態を招くことがないもので
ある。全体の厚みを薄くするために粗剃り用刃ヘッド3
もその幅を小さくして固定刃20の両側壁間の空間の幅
が非常に狭い上に、後述のフロートの関係で粗剃り用刃
ヘッド2の幅方向位置に若干の遊びが存在していて固定
刃20と副駆動子44との幅方向における位置関係が精
密に定まらないにもかかわらず、可動刃22の円滑な駆
動を行うことができるものとなっている。
が平行並列に並んでいるとともに、粗剃りに適した刃ヘ
ッド2の両側に仕上げ剃りに適した一対の刃ヘッド1,
1が配されているこの往復式電気かみそりにおいて、モ
ータ4を駆動すれば、モータ4の回転が駆動子41,4
2によって往復動に変換され、この往復動で刃ヘッド
1,1の内刃12,12と刃ヘッド2の可動刃22とが
往復駆動されるものであり、また肌にこれら刃ヘッド
1,1,2を押し当てた時、刃ヘッド1はその取付枠1
1における弾性アーム16が撓むことでフロートし、刃
ヘッド2はヘッドフレーム3における弾性アーム32が
撓むことでフロートする。
ては、弾性アーム16の弾性力に加えて、駆動子41,
42と内刃12,12との間に介在して内刃12を外刃
10内面に押し付けている押し上げばね19の力も作用
するが、刃ヘッド2の上下動は、その可動刃22を固定
刃20に押し付けている押し上げばね24も同時に上下
動するために、弾性アーム32の弾性力のみが作用する
ものであり、しかも押し上げばね19には切れ味を満足
させるために通常200〜300grの荷重を設定して
いることから(弾性アーム16,32の荷重は10〜2
0gr程度)、肌に刃ヘッド1,2を押し付けた時、刃
ヘッド2が最も沈みやすい状態となっている。このため
に、粗剃り用であり且つコーナー部を有している刃ヘッ
ド2が肌当たり感触を悪くすることがないものである。
また、刃ヘッド1は、仕上げ剃り用であるために、肌と
の間に高い接触圧が生じるほうが髭を肌から絞り出して
短く剃り上げることができることになるために、この点
においても、刃ヘッド1,2における弾性力の上記の差
は好ましいものとなっている。
面は、略同一線上にあることが望ましい。なぜなら、刃
ヘッド2が刃ヘッド1より高い位置にあると、刃ヘッド
2のコーナー部が肌に当たることになり、肌の凸部にお
いて大きな異物感を与えてしまうことになり、逆に刃ヘ
ッド2が刃ヘッド1より低い位置にあると、剃り残しが
生じやすい顎下のような凹部において、刃ヘッド2が肌
に当たらずに、長い髭を刃ヘッド2に導入することが難
しくなるからである。
は、図1に示すように、その下部幅よりも大きくしてお
くことが望ましい。このようにすることにより、刃ヘッ
ド1上部と刃ヘッド2上部との間の窪みαを小さくし
て、その間に潜り込む肌の量を小さくすることができ、
刃ヘッド2の固定刃20のコーナー部への肌の衝突を防
ぐことができ、また固定刃20の幅を大きくしている勾
配部分が髭を起こして固定刃20の上面壁に設けられて
いるとともに側壁にも開口するものとなっているスリッ
トから固定刃20内に導入することを促進することにな
る。
方にも開口するスリットを備えた断面逆U字形の固定刃
20と、この固定刃20の上面壁内面に往復摺動する可
動刃22とからなる粗剃り用刃ヘッド2では、その幅方
向において、固定刃20の支持部材のような髭の切断に
関与しない部材が存在しておらず、全幅がほぼ切断有効
域となっていることから、薄型化を図るために粗剃り用
刃ヘッド2の幅を小さくしているにもかかわらず、前述
の櫛歯状の固定刃と可動刃とからなるタイプのものを用
いた場合に比して、切断有効域を大きくとることができ
るものであり、長い毛(髭)の切断を確実に行えるもの
である。また、固定刃20の両端部において切断された
髭屑は、その下方に押し上げばね24の支持面となって
いるプレート21が位置する関係で、ここに溜まりやす
いが、固定刃20の両側壁に形成された前記開口20
a,20aを通じて排出されてしまうものであり、この
ために切断した髭屑が押し上げばね24の動作空間に溜
まって押し上げばね24の動作が阻害されるようなこと
がない。
ド2との間の隙間βよりも、刃ヘッド2と他方の刃ヘッ
ド1との間の隙間γの方を大きくしてあるが、これは刃
ヘッド2を保持している弾性アーム32が他方の刃ヘッ
ド1側から延出しているとともに、刃ヘッド2の上下動
にあたり、弾性アーム32のたわみが回動として生ずる
ことに鑑みて、刃ヘッド2と刃ヘッド1との衝突が生じ
ないようにしているものである。
は、ヘッドフレーム3に設けたスライドハンドル50を
スライドさせるとよい。スライドハンドル50に連動し
てスライドするスライドプレート51のカム部53,5
3に係合突起15,15を係合させている一方の刃ヘッ
ド1は、スライドプレート51のスライドに伴って下方
へと移動するものであり、この時、この刃ヘッド1の連
結ボス14が連結穴29に差し込まれている刃ヘッド2
も下方へと移動し、図13に示すように、もう一方の刃
ヘッド1のみが突出した状態となる。なお、一方の刃ヘ
ッド1のみを下げることができるようにしていてもよ
い。
仕上げ剃り用刃ヘッド間に粗剃り用刃ヘッドを配してい
るために、粗剃りとこれに続く仕上げ剃りとを同時に行
うことができて、剃り残しの無い早剃りを行えるもので
あり、しかも上記粗剃り用刃ヘッドとして、断面逆U字
形であり且つ上面壁に設けられたスリットが側方におい
ても開口している固定刃と、この固定刃の内部に配され
て固定刃の上面壁の内面を往復摺動する可動刃とからな
るものを用いていることから、粗剃り用刃ヘッドの上面
のほぼ全幅が切断有効域となるために、薄型化を図るべ
く、粗剃り用刃ヘッドの幅を小さくした場合にも、粗剃
り用刃ヘッドにおける切断有効域を大きくとることがで
きる上に、粗剃り用刃ヘッドが仕上げ剃り用刃ヘッドの
切断有効面を小さくしてしまうようなこともなく、この
ために各刃ヘッドにおける髭の切断効率を高くすること
ができる。
その長手方向両端に固定刃の両側壁間に固着して設けた
L字形プレートをヘッド保持用フレームで支持すること
によって行っているために、すなわち粗剃り用刃ヘッド
の固定刃の両側に固定刃の支持部材が存在しないため
に、粗剃り用刃ヘッドと仕上げ剃り用刃ヘッドとを近接
させた状態で配設することができて、全体としての薄型
化が容易となっているものであり、さらに、可動刃を固
定刃に押し付けるためのばね部材を受けるための上記L
字形プレートを固定刃の両側壁間に位置させて固定刃に
固着しているために、L字形プレートの固定刃への保持
強度を確保することができて、可動刃の固定刃への押し
付け力を安定化させることができ、そしてばね部材を受
けるL字形プレートと固定刃との強固な固着のために固
定刃の両側壁の上下寸法が長くなっていても、粗剃り用
刃ヘッドの可動刃における往復駆動動力を受ける被駆動
部は、その往復動領域において上記固定刃の両側壁の下
端縁よりも下方に位置して断面逆U字形の固定刃の両側
壁間の狭い空間に位置していないことから、可動刃の高
速往復駆動に際して、被駆動部及びこの被駆動部に往復
動動力を伝達する部材が固定刃の側壁内面に衝突したり
接触したりすることがなく、粗剃り用刃ヘッドの幅を小
さくしていても、その作動を円滑なものとすることがで
きるものであり、薄型化を図りつつ切断有効面を大きく
且つ作動を円滑なものとすることができる。
ームに対して上下動自在に支持するとともに上方に向け
てばね付勢することでフロート自在として、肌当たりが
良好となるようにする場合、固定刃に持たせなくてはな
らない幅方向における遊びが、固定刃と被駆動部との位
置関係に及ぼす影響を避けることができることになるた
めに、特に有効である。
である。
態の破断正面図である。
正面図、(b)はヒートシール部の拡大断面図である。
ヘッドを強制的に沈めた状態の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の刃孔が形成された湾曲薄板からな
る外刃とこの外刃の内面を往復摺動する内刃とからなる
仕上げ剃り用刃ヘッドと、粗剃り用刃ヘッドとの2種の
刃ヘッドを備えるとともに、ヘッド保持用フレームによ
って平行並列に保持されている2つの仕上げ剃り用刃ヘ
ッドの間に粗剃り用刃ヘッドを配している往復式電気か
みそりであって、 上記粗剃り用刃ヘッドは、上面壁と両側壁とからなる断
面逆U字形であり且つ上面壁に設けられたスリットが側
方においても開口しているとともに上記ヘッド保持用フ
レームに長手方向両端部が支持されている固定刃と、こ
の固定刃の内部に配されて固定刃の上面壁の内面を往復
摺動する可動刃とからなり、上記固定刃の長手方向両端部には固定刃の両側壁間に位
置して上記可動刃の固定刃への押し付け用のばね部材を
受けるとともにヘッド保持用フレームへの装着部を備え
たL字形プレートが夫々固着され、 上記可動刃はその長手方向中央の下部に往復駆動動力を
受ける被駆動部を備えており、該被駆動部はその往復動
領域において上記固定刃の両側壁の下端縁よりも下方に
位置していることを特徴とする往復式電気かみそり。 - 【請求項2】 固定刃及び可動刃からなる粗剃り用刃ヘ
ッドはL字形プレート及びばね部材を含むブロックとし
て構成されて、ヘッド保持用フレームに対して上下動自
在に支持されているとともに上記ばね部材と異なる弾性
部材によって上方に向けてばね付勢されていることを特
徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
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