JP2000157755A - 電気かみそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荒剃刃の上固定刃を充分な強度にして、荒剃
刃でくせ髭を効率よくカットする。隣接する仕上刃にく
せ髭を誘い込んで効率よくカットする。見た目にも切れ
味が優れたイメージにする。 【解決手段】 電気かみそりは、仕上刃７と荒剃刃１を
並列に設けている往復式の電気かみそりである。荒剃刃
１は、往復運動しない上固定刃２と、この上固定刃２の
下面を摺動して往復運動する下可動刃３とを有する。上
固定刃２及び下可動刃３は、先端縁に開口する複数のス
リット４を平行に設けてくし刃５を設けている。上固定
刃２は、上面壁２Ａと片側壁２Ｂとからなる断面逆Ｌ字
状に形成されている。上面壁２Ａは、片側壁２Ｂの境界
に沿って、所定の曲率半径で湾曲して突出している凸条
部２ａを有する。上面壁２Ａの凸条部２ａ表面には、く
せひげ刃のスリット４と平行に、ハーフ溝６を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、仕上刃と荒剃刃と
を平行に配設している往復式電気かみそりに関し、とく
に、荒剃刃を断面逆Ｌ字状とする電気かみそりに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】本発明者は、仕上刃と荒剃刃とを平行に
設けると共に、両方の刃にくし刃を設けている電気かみ
そりを開発した。図１に示すこの電気かみそりは、２連
の仕上刃７の両側に、荒剃刃１を平行に配設している。
一方の荒剃刃１は、金属板を断面コ字状に折曲して上面
にスリットを設けている。他方の荒剃刃１は、断面逆Ｌ
字状に折曲している。この荒剃刃１は、くし刃５でくせ
髭を効率よくカットできる特長がある。

【０００３】断面逆Ｌ字状に折曲している荒剃刃１の拡
大図を図２と図３に示す。この荒剃刃１は、外刃枠に連
結されて往復運動しない上固定刃２と、この上固定刃２
の下面を摺動して往復運動する下可動刃３とからなる。
上固定刃２と下可動刃３は、複数のスリット４を平行に
加工したくし刃５を設けている。上固定刃２は、上面壁
２Ａと片側壁２Ｂとからなる断面逆Ｌ字状に形成されお
り、上面壁２Ａは、片側壁２Ｂの境界に沿って、所定の
曲率半径で湾曲して突出している凸条部２ａを設けてい
る。上面壁２Ａは先端縁と凸条部２ａの両方にくし刃５
を設けている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】図２と図３に示す荒剃
刃１を有する電気かみそりは、くし刃５でくせ髭をスム
ーズにカットできる特長がある。しかしながら、この構
造の荒剃刃１は、上面壁２Ａと片側壁２Ｂとの直角度を
高い精度で保持するのが難しい。それは、凸条部２ａを
充分な強度とするのが難しいからである。上固定刃は、
上面壁と片側壁との直角度がずれると、下可動刃を隙間
なく摺動できなくなる。上固定刃と下可動刃との間に隙
間ができると、荒剃刃の切れ味は極端に低下する。上固
定刃の折曲部分を強くするために、上固定刃を厚い金属
板で製作すると、ひげを短くカットできなくなる欠点が
ある。また、上面壁と片側壁との折曲部分を強くするた
めに、この部分にスリット状のくし刃を設けない構造と
すると、くせひげの誘い込みが悪くなる。また、荒剃刃
に隣接して平行に設けられる仕上刃に、くせひげを誘い
込む効果も低下する。このため、断面逆Ｌ字状とする荒
剃刃は、くせ髭を効率よくカットするために、折曲部で
ある凸条部の表面にもスリットを設ける必要があって、
この部分を充分な強度にできない欠点がある。さらに、
凸条部の表面にスリット状のくし刃を設けない荒剃刃
は、見た目にもよく切れるイメージがなくなってしまう
欠点もある。

【０００５】本発明はこのような欠点を解決することを
目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、
荒剃刃でくせ髭を効率よくカットできると共に、荒剃刃
の上固定刃を充分な強度にできる電気かみそりを提供す
ることにある。また、本発明の他の大切な目的は、隣接
する仕上刃にくせ髭を誘い込んで効率よくカットできる
電気かみそりを電気かみそりを提供することにある。さ
らにまた、本発明の他の大切な目的は、見た目にも切れ
味が優れたイメージにできる電気かみそりを提供するこ
とにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
本発明の電気かみそりは、仕上刃７と荒剃刃１を並列に
設けている往復式の電気かみそりであって、以下の全て
の構成を有することを特徴とする。 （ａ） 荒剃刃１が、往復運動しない上固定刃２と、こ
の上固定刃２の下面を摺動して往復運動する下可動刃３
とを有する。 （ｂ） 上固定刃２及び下可動刃３は、先端縁に開口す
る複数のスリット４を平行に設けてくし刃５を設けてい
る。 （ｃ） 上固定刃２は、上面壁２Ａと片側壁２Ｂとから
なる断面逆Ｌ字状に形成されている。 （ｄ） 上面壁２Ａは、片側壁２Ｂの境界に沿って、所
定の曲率半径で湾曲して突出している凸条部２ａを有す
る。 （ｅ） 上面壁２Ａの凸条部２ａ表面には、くせひげ刃
のスリット４と平行に、ハーフ溝６を有する。

【０００７】さらに、本発明の請求項２に記載される電
気かみそりは、凸条部２ａに設けているハーフ溝６が、
凸条部２ａ表面から上面壁２Ａの水平部２ｃまで延長さ
れている。

【０００８】さらに、本発明の請求項３に記載される電
気かみそりは、上固定刃２と下可動刃３の摺動部に、く
し刃５のスリット４を設けない連結摺動面８を設けてい
る。この電気かみそりは、上固定刃２と下可動刃３の連
結摺動面８を互いに密着して摺動させて、凸条部２ａの
内面にできる空隙の開口部を閉塞している。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示する
ものであって、本発明は電気かみそりを以下のものに特
定しない。

【００１０】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。

【００１１】図４に示す電気かみそりは、カミソリ本体
９と、このカミソリ本体９に脱着自在に連結している外
刃枠１０とを備える。

【００１２】カミソリ本体９は、図５に示すように、ケ
ース１１に、内刃１３を往復運動させるモーター１５
と、このモーター１５で互いに逆方向に往復運動される
２連の振動台１４と、モーター１５を回転させる電池１
６と、モーター１５の回転を制御するプリント基板等を
内蔵している。振動台１４は、振動ロッド１２を固定し
ており、この振動ロッド１２をケース１１から突出させ
て、荒剃刃１と仕上刃７を駆動する。

【００１３】外刃枠１０は、２連の仕上刃７と、仕上刃
７の両側に接近して平行に配設している２連の荒剃刃１
とを備える。２連の仕上刃７は、往復運動しないアーチ
外刃１７と、往復運動する内刃１３からなる。アーチ外
刃１７は、外刃枠１０に連結され、内刃１３はカミソリ
本体９の振動ロッド１２に連結される。内刃１３は、ア
ーチ外刃１７の内面を摺動してひげをカットする。

【００１４】仕上刃７の両側に配設している荒剃刃１
は、金属を断面コ字状に加工している溝型の荒剃刃１Ｂ
と、金属を逆Ｌ字状に折曲しているＬ字状の荒剃刃１Ａ
とを備え、溝型の荒剃刃１ＢとＬ字状の荒剃刃１Ａとを
仕上刃７の両側に配設している。溝型の荒剃刃１Ｂは、
上面に平行にスリット４を設けている溝型外刃１８と、
この溝型外刃１８の内面を摺動して往復運動する内刃
（図示せず）からなり、両方を外刃枠１０に連結してい
る。

【００１５】Ｌ字状の荒剃刃１Ａは、上固定刃２と下可
動刃３からなり、両方が外刃枠１０に連結される。上固
定刃２と下可動刃３を図６と図７に示す。上固定刃２
は、往復運動しないように外刃枠に連結される。下可動
刃３は、上固定刃２の下面を摺動して往復運動するよう
に連結される。上固定刃２と下可動刃３は、先端縁に開
口する複数のスリット４を平行に設けて、くし刃５を設
けている。上固定刃２と下可動刃３に設けているくし刃
５は、先端の開口縁に向かって、次第に幅を広くするス
リット４としている。ひげをよりスムーズにくし刃５に
案内するためである。

【００１６】上固定刃２の先端縁は、肌触りを良くする
ために、下方に湾曲させる折曲部２ｂを設けている。下
可動刃３は、折曲部２ｂよりも内側に位置して摺動する
ように、いいかえると、折曲部２ｂよりも内側に先端縁
が位置するように、先端縁を上固定刃２よりも短くして
いる。

【００１７】上固定刃２は、上面壁２Ａと片側壁２Ｂと
からなる断面逆Ｌ字状に形成している。上面壁２Ａは、
片側壁２Ｂの境界に沿って、所定の曲率半径で湾曲して
突出させて凸条部２ａを設けている。凸条部２ａを設け
ている上面壁２Ａは、先端縁に設けている折曲部２ｂ
と、片側壁２Ｂとの境界に設けている凸条部２ａと、凸
条部２ａと折曲部２ｂとの間の水平部２ｃとで構成され
る。

【００１８】くし刃５のスリット４は、折曲部２ｂから
水平部２ｃの一部まで延長して設けられる。くし刃５の
スリット４は、好ましくは、水平部２ｃの全体に設けな
いで、水平部２ｃの一部を残して設ける。図に示す上固
定刃２は、水平部２ｃの約２／３の部分まで延長して、
くし刃５のスリット４を設け、約１／３の部分には、く
し刃５のスリット４を設けない連結摺動面８としてい
る。

【００１９】下可動刃３は、水平部２ｃに設けた連結摺
動面８を摺動する部分に、くし刃５のスリット４を設け
ない連結摺動面８を設けている。下可動刃３と上固定刃
２の連結摺動面８は、互いに密着して摺動する。この構
造の荒剃刃１は、凸条部２ａの内面にひげ屑が侵入する
のを阻止できる特長がある。それは、上固定刃２と下可
動刃３に設けた連結摺動面８が、凸条部２ａの内面にで
きる空隙の開口部を閉塞するからである。

【００２０】上固定刃２は、凸条部２ａにも、くし刃５
のスリット４は設けない。凸条部２ａは、その表面に、
くし刃５のスリット４と平行にハーフ溝６を設ける。ハ
ーフ溝６は、凸条部２ａの表面に設けた溝で、スリット
４のように、凸条部２ａを貫通しない。図の上固定刃２
は、ハーフ溝６をくし刃５のスリット４に連結して設け
ている。この構造のハーフ溝６は、くし刃５のスリット
４と１列になって、くせ髭をよりスムーズに誘い込みで
きる特長がある。ただ、ハーフ溝とくし刃のスリットと
は必ずしも連結する必要はない。

【００２１】Ｌ字状の荒剃刃１Ａは、外刃枠１０に出入
りできるように装着される。この構造の電気かみそり
は、Ｌ字状の荒剃刃１Ａを便利にトリマー刃として使用
できる。出入りするＬ字状の荒剃刃１Ａは、図８に示す
ように、外刃枠１０から突出する位置で停止される。こ
の位置で停止するＬ字状の荒剃刃１Ａは、下可動刃３を
往復運動させて、くせ髭やきわぞりに便利に使用でき
る。

【００２２】以上の構造の荒剃刃１と仕上刃７は、図４
に示すように、外刃枠１０に装着されて、カミソリ本体
９に連結され、互いに逆方向に往復運動される２連の振
動台１４で駆動される。外刃枠１０をカミソリ本体９に
連結した状態で、荒剃刃１と仕上刃７とを駆動するため
に、図４と図５に示すように、カミソリ本体９から振動
ロッド１２を突出させている。振動ロッド１２は、ケー
ス１１に内蔵される振動台１４に垂直に固定している。
振動ロッド１２は、先端に内刃台１９を連結しており、
この内刃台１９が、荒剃刃１と仕上刃７に連結されて、
これ等を往復運動させる。

【００２３】内刃台１９は、弾性的に押し出されるよう
に、振動ロッド１２に連結している。内刃台１９は、押
しバネ２０で弾性的に押し出され、ストッパ（図示せ
ず）で振動ロッド１２から抜けないようにしている。押
しバネ２０はコイルスプリングである。コイルスプリン
グである押しバネ２０に振動ロッド１２を挿入して、押
しバネ２０を振動ロッド１２に連結している。押しバネ
２０は、下端で振動台１４を押圧し、上端で内刃台１９
を押圧して、内刃台１９を弾性的に押し上げている。押
しバネ２０で押圧される内刃台１９は、ストッパがない
と、振動台１４から押し出されてしまう。ストッパは、
押しバネ２０に押される内刃台１９が、振動台１４から
抜けない位置で、移動しないように停止させる。ただ
し、ストッパは、内刃台１９を全く移動しないように振
動台１４に連結するのではない。内刃台１９は、内刃１
３を外刃の内面に弾性的に押圧するストロークで、振動
ロッド１２に沿って往復運動できるように、振動ロッド
１２に連結する。

【００２４】内刃台１９に連結された仕上刃７の内刃１
３は、押しバネ２０に押されて、アーチ外刃１７の内面
に弾性的に押圧される。この状態で、内刃１３がアーチ
外刃１７の内面を摺動して、髭孔を通過した髭を内刃１
３でカットする。

【００２５】さらに、内刃台１９は、Ｌ字状の荒剃刃１
Ａの下可動刃３と、溝型の荒剃刃１Ｂの内刃を往復運動
させる駆動凸部１９Ａを横方向に突出させている。この
駆動凸部１９Ａは、外刃枠１０をカミソリ本体９に装着
する状態で、Ｌ字状の荒剃刃１Ａの下可動刃３と、溝型
の荒剃刃１Ｂの内刃とに連結されて、Ｌ字状の荒剃刃１
Ａと溝型の荒剃刃１Ｂを駆動する。

【００２６】

【発明の効果】本発明の電気かみそりは、荒剃刃でくせ
髭を効率よくカットできると共に、荒剃刃の上固定刃を
充分な強度にできる特長がある。それは、本発明の電気
かみそりが、仕上刃と並列に設けられた荒剃刃の上固定
刃と下可動刃の先端縁にスリットを設けてくし刃を設け
ると共に、断面逆Ｌ字状に形成された上固定刃の上面壁
と片側壁の境界に沿って、所定の曲率半径で湾曲して突
出している凸条部の表面に、くし刃のスリットと平行に
ハーフ溝を設けているからである。この構造の電気かみ
そりは、上固定刃の上面壁と片側壁の境界に沿って突出
している凸条部にスリットを設けることなく、いいかえ
るとこの部分を開口することなくハーフ溝として連結し
ているので、荒剃刃の上固定刃を充分な強度にできると
共に、このハーフ溝からくせ髭を誘い込んで効率よくカ
ットできる特長がある。

【００２７】さらに、本発明の電気かみそりは、荒剃刃
の上固定刃と下可動刃の先端縁に設けたくし刃のスリッ
トと平行にハーフ溝を設けているので、くし刃でカット
されたくせ髭を、上固定刃の上面壁と隣接する仕上刃に
スムーズに誘い込んで効率よくカットできる特長もあ
る。さらに、上固定刃の上面壁に設けられたハーフ溝
は、、実際はスリットを開口していないが、荒剃刃の先
端縁に設けたくし刃のスリットと平行に整列して設けら
れているので、見た目にも切れ味が優れたイメージにで
きる特長も備える。

【００２８】さらに、本発明の請求項２に記載される電
気かみそりは、凸条部に設けているハーフ溝を、凸条部
の表面から上面壁の水平部まで延長しているので、より
スムーズにくせ髭を誘い込んで効率よくカットできる特
長がある。

【００２９】さらに、本発明の請求項３に記載される電
気かみそりは、荒剃刃の凸条部の内面にひげ屑が侵入す
るのを有効に阻止できる特長がある。それは、上固定刃
と下可動刃の摺動部に、くし刃のスリットを設けない連
結摺動面を設けて、これらを互いに密着して摺動させ
て、凸条部の内面にできる空隙の開口部を閉塞している
からである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明者が先に開発した電気かみそりの概略側
面図

【図２】図１に示す電気かみそりのＬ字状の荒剃刃の拡
大斜視図

【図３】図２に示すＬ字状の荒剃刃の断面図

【図４】本発明の実施例の電気かみそりの分解斜視図

【図５】図４に示す電気かみそりの内部構造を示す正面
図

【図６】本発明の実施例の電気かみそりのＬ字状の荒剃
刃の拡大斜視図

【図７】図６に示すＬ字状の荒剃刃の断面図

【図８】本発明の実施例の電気かみそりのＬ字状の荒剃
刃を突出させた状態を示す斜視図

【符号の説明】

１…荒剃刃 １Ａ…Ｌ字状の荒剃刃 １Ｂ…
溝型の荒剃刃 ２…上固定刃 ２Ａ…上面壁 ２Ｂ…
片側壁 ２ａ…凸条部 ２ｂ…折曲部 ２ｃ…水平部 ３…下可動刃 ４…スリット ５…くし刃 ６…ハーフ溝 ７…仕上刃 ８…連結摺動面 ９…カミソリ本体 １０…外刃枠 １１…ケース １２…振動ロッド １３…内刃 １４…振動台 １５…モーター １６…電池 １７…アーチ外刃 １８…溝型外刃 １９…内刃台 １９Ａ…駆動凸部 ２０…押しバネ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 仕上刃(7)と荒剃刃(1)を並列に設けてい
   る往復式の電気かみそりにおいて、以下の全ての構成を
   有することを特徴とする電気かみそり。 （ａ） 荒剃刃(1)が、往復運動しない上固定刃(2)と、
   この上固定刃(2)の下面を摺動して往復運動する下可動
   刃(3)とを有する。 （ｂ） 上固定刃(2)及び下可動刃(3)は、先端縁に開口
   する複数のスリット(4)を平行に設けてくし刃(5)を設け
   ている。 （ｃ） 上固定刃(2)は、上面壁(2A)と片側壁(2B)とか
   らなる断面逆Ｌ字状に形成されている。 （ｄ） 上面壁(2A)は、片側壁(2B)の境界に沿って、所
   定の曲率半径で湾曲して突出している凸条部(2a)を有す
   る。 （ｅ） 上面壁(2A)の凸条部(2a)表面には、くし刃(5)
   のスリット(4)と平行に、ハーフ溝(6)を有する。
2. 【請求項２】 凸条部(2a)に設けているハーフ溝(6)
   が、凸条部(2a)表面から上面壁(2A)の水平部(2c)まで延
   長されている請求項１に記載される電気かみそり。
3. 【請求項３】 上固定刃(2)と下可動刃(3)の摺動部に、
   くし刃(5)のスリット(4)を設けない連結摺動面(8)を設
   け、上固定刃(2)と下可動刃(3)の連結摺動面(8)を互い
   に密着して摺動させて、凸条部(2a)の内面にできる空隙
   の開口部を閉塞している請求項１に記載される電気かみ
   そり。