JPH0767993B2 - シート搬送装置および原稿搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置および原稿搬送装置

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JPH0767993B2
JPH0767993B2 JP63128644A JP12864488A JPH0767993B2 JP H0767993 B2 JPH0767993 B2 JP H0767993B2 JP 63128644 A JP63128644 A JP 63128644A JP 12864488 A JP12864488 A JP 12864488A JP H0767993 B2 JPH0767993 B2 JP H0767993B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、原稿自動送り装置などのようにカットシー
ト状の紙葉類を搬送するシート搬送装置および原稿搬送
装置に関し、特に搬送するシートの強度特性に応じて搬
送状態を変更し、ジャムなどの搬送不良の発生を防止す
るようにしたものである。
(b)従来の技術 一般に原稿搬送装置を含むシート搬送装置においては、
ローラやベルトによって搬送路が構成されており、この
搬送路は一部において湾曲しているものが多い。また、
ゲートやフラッパによって搬送路を複数に分岐したもの
もある。このようなシート搬送装置ではローラおよびベ
ルトの材質やこれに供給される駆動力、湾曲部の曲率、
および分岐の有無などにより、その搬送路中に搬送可能
なシートの厚さ、重量および腰の強さなどの強度特性の
許容範囲が決まる。したがって搬送可能な強度特性の許
容範囲外のシートを搬送中に導くと、ジャムや斜め送り
なとの搬送不良を生じる。そこで、従来のシート搬送装
置では、例えば、使用可能なシート重量の許容範囲を取
扱説明書に記載するなどして強度特性の許容範囲外のシ
ートが搬送路中に導かれることを防止するようにしてい
た。
(c)発明が解決しようとする課題 しかしながら、シートをその重量により峻別することは
一般的でなく、特に複写機に装着される原稿搬送装置の
オペレータに対してシート重量の表記によって強度特性
の許容範囲を限定することは、複写機の普及率に鑑み妥
当でない。しかも、複写作業実行中にオペレータが取扱
説明書を見ることはほとんどなく、これは他のシート搬
送装置についても同様である。以上のことから、搬送可
能なシート重量を取扱説明書に記載することによっては
許容範囲外のシートが搬送路内に導かれることを完全に
防止することができず、搬送不良の発生を防ぐことがで
きなかった。また、搬送可能なシート重量に適合するも
のであっても、腰の強さなどの他の強度特性が異なるも
のがあり、このような他の強度特性が搬送路中の湾曲部
や分岐部分の形状などに馴染まないものである場合には
シート重量のチェックのみによっては搬送不良を防止す
ることができない。
この発明の目的は、搬送路中においてシートの強度特性
を検出し、この検出結果に基づいて搬送可能なシートで
あるかどうかを判定することによりオペレータが誤って
強度特性の許容範囲外のシートを搬送路に供給した場合
にも、別の搬送路への移送または逆送するなどの搬送状
態の変更により搬送路中におけるジャムや斜め送りの発
生を未然に防止できるシート搬送装置を提供することに
ある。
(d)課題を解決するための手段 請求項(1)に記載した発明は、一対のローラによって
搬送された後のシートをシート特性検出位置において一
定時間停止させるシート停止制御手段と、シート停止制
御手段によりシート特性検出位置に停止したシートの強
度特性を検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基
づいて搬送可能なシートであるかどうかを判定する判定
手段と、を設けたことを特徴とする。
請求項(2)に記載した発明は、ホッパから原稿処理位
置を経由して再びホッパに至る循環搬送路を備え、この
循環搬送路に原稿を複数回搬送する原稿搬送装置におい
て、 循環搬送路中で原稿の強度特性を検出する検出手段と、
同一番目に搬送される原稿に対する今回の原稿束搬送時
における検出手段の検出結果と前回の原稿束搬送時にお
ける検出手段の検出結果とを比較する比較手段と、比較
手段の比較結果に基づいて原稿が重送されたかどうかを
判定する重送判定手段と、を設けたことを特徴とする。
(e)作用 請求項(1)に記載した発明においては、搬送路中に搬
送されたシートはシート停止手段によりシート特性検出
位置において一定時間停止され、この停止中に検出手段
によりシートの強度特性が検出される。この検出手段の
検出結果に基づいて判定手段により搬送可能なシートで
あるかどうかが判定される。したがって、搬送路中に導
かれたシートは、停止した状態で強度特性が正確に検出
され、この検出結果に基づいて搬送可能なシートである
かどうか判定される。この場合に、搬送可能なシートで
ないと判定したときに該シートの搬送を中止すること
で、搬送路中において紙詰まりや斜め送りなどの搬送不
良を防ぐことが可能になる。
請求項(2)に記載した発明においては、比較手段によ
り同一番目に搬送される原稿に対する今回の原稿束搬送
時における検出手段の検出結果と前回の原稿束搬送時に
おける検出結果とが比較される。重送判定手段はこの比
較結果に基づいて原稿が一度に供給される重送が発生し
たかどうか判定するので、重送を確実に検出し、重送に
係る原稿を逆送するように搬送状態を決定すれば、その
後の搬送路中において搬送不良を生じることがない。ま
た、前回の原稿束搬送時における重送をも検出でき、こ
の場合に原稿搬送順序等を計数しておくことにより、重
送を生じた原稿を容易に特定でき、この原稿に係る後の
補充作業が容易になる。
(f)実施例 第2図は、この発明の実施例であるシート搬送装置の構
成を示す正面断面の略図である。
シート搬送装置11は複写機の上面に装着される自動原稿
供給装置であり、ホッパ12から搬送路15,16、露光位置1
3およびスイッチバック搬送路14を介してホッパ12に至
る循環搬送路を備えた循環式自動原稿供給装置である。
ホッパ12に載置された原稿9は給紙ローラ18により1枚
づつ搬送路15中に導かれる。給紙ローラ18は支持部材27
により上下に移動自在にされている。搬送路15内に導か
れた原稿は、分離ローラ19により確実に1枚づつに分離
される。この分離ローラ19は上下一対のローラのそれぞ
れが逆方向に回転する。原稿9はこのうちレジストロー
ラ20に当接し、搬送方向を修正されるとともに所定のタ
イミングで搬送を開始される。このレジストローラ20に
よる搬送方向の修正およびタイミング調整を以下スキュ
ー補正という。
ガイド3および4により構成された搬送路15の一部には
アクチュエータ1が一部を露出するように設けられてい
る。このアクチュエータ1は中央部を支点にして回転自
在にされており、その回転による変位量はセンサS1によ
り検出される。このアクチュエータ1およびセンサS1が
この発明の検出手段を構成している。搬送路15はローラ
21を通過したのち原稿シリンダ22により湾曲し、フラッ
パ26によりスイッチバック搬送路14と搬送路16とに分岐
している。原稿ドラム22の外周部にはローラ23a〜23cが
当接しており、原稿ドラム22の外周面における原稿9の
巻着状態を維持する。原稿ドラム22の下方には露光スリ
ット30が設けられており、図示しない複写機本体の光学
系装置により露光を受ける露光位置13が形成されてい
る。
全面にわたって露光を受けた原稿9は剥離爪24により原
稿ドラム22の周面から剥離する。原稿ドラム22の表面か
ら剥離した原稿9はローラ25の回転によりスイッチバッ
ク搬送路14に導かれる。原稿9の略全面がスイッチバッ
ク搬送路14内に搬送された後、図外のソレノイドを駆動
するとフラッパ26が上方に移動し、搬送路16方向を開放
する。これによって原稿9はスイッチバック搬送路14に
よりスイッチバック処理を受け、搬送路16からローラ27
a,27bおよび搬送ベルト28を介してホッパ12の最下部に
搬送される。
搬送路15,16およびスイッチバック搬送路14の適所には
センサS3〜S6等が備えられており、原稿9の通過を検出
する。また、ホッパ12にはセンサS2が設けられており、
原稿の有無を検出する。さらに、ホッパ12内には突起部
材29が設けられている。この突起部材29は上方に付勢さ
れている。搬送ベルト28によって搬送された原稿9はこ
の突起部材29の下側にもぐりこんで位置する。全ての原
稿9は、搬送ベルト28で搬送されるときこの突起部材29
の下側にもぐりこむ。これによって、ホッパ12内に載置
された原稿9の全てに対する搬送を終えると、突起部材
29の上方には原稿がなくなる。このとき突起部材29は図
の矢印方向にホッパ12の外側を回転して再度最下部に位
置する原稿の下側に当接する。センサS7はこのとき、す
なわち原稿が一巡したことを検出する。したがってセン
サS7がオンした時にホッパ12に載置された原稿の全てが
搬送路15内に導かれたことを知ることができる。
第1図(A)および(B)は、上記シート搬送装置の検
出手段を示すそれぞれ外観図および正面図である。
アクチュエータ1は軸2を支点にして回転自在にされて
おり、このアクチュエータ1の上端にセンサS1が対向す
る。このセンサS1は発光素子LEDと受光素子PDとにより
構成されており、両者の間にアクチュエータ1の上端が
位置する。したがって発光素子LEDの光の一部はアクチ
ュエータ1の上端によって遮られ、受光素子PDに受光さ
れる。アクチュエータ1が回転すると、その上端が発光
素子LEDおよび受光素子PDに対向する面積が変化し、受
光素子PDの受光量も変化する。したがって、受光素子PD
の受光量を検出することによってアクチュエータ1の回
転量を知ることができる。受光素子PDは用紙の腰の強さ
を定量的に測定できるものであればよく、例えば、アク
チュエータの移動方向に複数個配置し、それらのオン/
オフ数を検出するようにしても良い。
アクチュエータ1の下端部はガイド3および4により構
成された搬送路15内に露出している。このため、アクチ
ュエータ1の下端部はレジストローラ20の回転により搬
送路15中を矢印A方向に搬送されてきた原稿9の上面に
当接する。アクチュエータ1は軽量の樹脂平板などを素
材として形成されており、原稿9の上面との当接により
軸2を中心に容易に矢印B方向に回転する。一方、原稿
9はアクチュエータ1の下端部との当接によりその強度
特性に応じて搬送方向に角度変化を生じる。搬送路15を
構成する下側のガイド3はアクチュエータ1の下端部に
対向する部分においてこのアクチュエータ1の下端部を
クリアするために下側に屈曲されており、この部分で搬
送路15は下方に拡張されている。このため、原稿9はそ
の強度特性およびアクチュエータ1の重量によって決定
される方向に搬送方向を変更する。
原稿9が比較的腰の弱い紙である場合にはアクチュエー
タ1の下端部との当接により第1図(B)に実線で示す
状態9aのように変形を生じ、原稿9の腰の強さが大きく
なるにしたがって同図中二点鎖線で示す状態9b、一点鎖
線で示す状態9cのように変形する。この原稿9の変形に
伴い、アクチュエータ1の矢印B方向の回転量も同図中
実線で示す状態1a、二点鎖線で示す状態1bおよび一点鎖
線で示す状態1cのように変化する。この矢印B方向の回
転量の変化に伴ってアクチュエータ1の上端におけるセ
ンサS1との対向面積も変化し、センサS1を構成する受光
素子PDの受光量が変わる。したがって、センサS1を構成
する受光素子PDの出力を検出することにより、アクチュ
エータ1の回転量から原稿9の変形状態を知ることがで
き、これによって原稿9の腰の強さを知ることができ
る。すなわち、原稿9の腰の強さが比較的小さい場合に
はアクチュエータ1は第1図(B)中に実線で示す状態
に位置し、センサS1に対向するアクチュエータ1の上端
における面積が大きくなり、センサS1の出力は小さくな
る。原稿9の腰の強さが大きくなるしたがってアクチュ
エータ1の回転量は増加し、センサS1に対向する面積も
小さくなるため、センサS1の出力は増加する。
第3図は、上記シート搬送装置の制御部のブロック図で
ある。
CPU31にはI/Oインタフェイス34を介してパネルコントロ
ーラ35、モータドライバ36、クラッチドライバ37、A/D
変換器38及びセンサS2〜Snが接続されている。パネルコ
ントローラ35は循環式自動原稿供給装置11の上面に設け
られた図外の操作パネル39に対してデータの入出力を行
い、モータドライバ36はモータM1〜M3のそれぞれを駆動
する。モータM1は給紙ローラ18に回転力を供給するモー
タであり、モータM2は搬送路15,16およびスイッチバッ
ク搬送路14を構成するローラおよび原稿ドラム22に回転
を供給する。また、モータM3は搬送ベルト28に回転を供
給する。クラッチドライバ37はクラッチCLT1,CLT2を選
択的に駆動する。反転ローラ19およびレジストローラ20
にはこのクラッチCLT1,CLT2を介してモータM2の回転が
選択的に伝達される。クラッチCLT1はモータM2の回転を
レジストローラ20に第2図中矢印で示す方向に伝達し、
クラッチCLT2はこれと反対方向に回転を伝達する。
また、センサS1の出力はA/D変換器38によりA/D変換され
てCPU31に入力される。CPU31はROM32に予め書き込まれ
たプログラムにしたがってパネルコントローラ35、モー
タドライバ36およびクラッチドライバ37に制御データを
出力する。RAM33には入出力されるデータが一時記憶さ
れる。例えば第4図に示すように、メモリエリアMA1に
は操作パネル39のテンキーなどの操作によってオペレー
タが入力した複写部数Nが記憶される。メモリエリアMA
2〜MA5にはそれぞれ後述するタイマT、カウンタC1,C2
およびフラグFが割り当てられている。さらに、メモリ
エリアMA6〜MA8にはそれぞれ後述する比較値P、および
後述する演算値C1′,C2′が格納される。メモリエリアM
A6はさらに、一度にセット可能な原稿枚数分のエリアに
細分されており、各原稿搬送時におけるセンサS1の出力
データを比較値Pとして記憶する。
第5図(A)〜(C)は、上記シート搬送装置の制御部
の処理手順を示すフローチャートである。
操作パネル39の操作により複写部数Nが入力されると、
この内容をメモリエリアMA1に格納してセンサS2による
原稿の検出および操作パネル39上のスタートスイッチの
操作を待機する(n1〜n4)。ホッパ12内に原稿がセット
されてセンサS2がオンし、スタートスイッチが操作され
ると、RAM33のメモリエリアMA3およびMA4に割り当てら
れたカウンタC1,C2の内容をそれぞれ“1"および“0"に
する(n5,n6)。このカウンタC1は搬送した原稿の枚数
を計数する。また、カウンタC2は複写部数を計数し、ホ
ッパ12にセットされた全ての原稿について一度搬送が終
了するごとにインクリメントされる。
この状態でモータM1,M2を駆動して給紙ローラ18および
反転ローラ19を回転する(n7,n8)。このときRAM33のメ
モリエリアMA2に割り当てられたタイマTを起動し、こ
のタイマTが所定時間T1を計時するまでにセンサS3が原
稿9を検出した場合には給紙動作が正常に行われたとし
てモータM1をオフする(n10→n13)。タイマTが所定時
間t1を計時するまでにセンサS3がオンしなかった場合に
は、ホッパ12または反転ローラ19の位置で原稿9がジャ
ムを発生したと判断しジャム処理を実行する(n11→n1
2)。
原稿9の先端がセンサS3を通過してこれがオンすると、
モータM1をオフすると同時にタイマTをリセットして所
定時間t2を計時し、所定時間t2経過後にクラッチCLT1を
オンする(n14〜n16)。所定時間t2は原稿9の前端部が
センサS3を通過後にレジストローラ20に達するまでの時
間よりも長くされており、原稿9の前端部は停止中のレ
ジストローラ20に当接してスキュー補正を受ける(n14
〜n16)。このスキュー補正完了後にクラッチCLT1を駆
動してレジストローラ20に回転力を供給した時点から所
定時間t3を計時し(n17,n18)、この所定時間t3が経過
後にクラッチCLT1をオフする(n19)。所定時間t3は、
原稿9の前端部がレジストローラ20を通過後アクチュエ
ータ1に当接するまでに十分な時間である。
所定時間t3の経過後にクラッチCLT1をオフすることによ
り、原稿9はその前端部をアクチュエータ1の下端部に
当接した状態で停止する。この後クラッチCLT1はタイマ
Tが所定時間t4を計時するまでオフされるため、時間
(t4−t3)において原稿9はアクチュエータ1の下端に
当接する。この間においてセンサS1の出力が検出され
(n20)、検出値が許容下限値Saと許容上限値Sbとの間
に含まれるか否かをチェックする(n21)。許容下限値S
aおよび許容上限値Sbは、循環式自動原稿供給装置11に
おいて搬送可能な原稿のうち、最小の強度特性を示す原
稿および最大の強度特性を示す原稿が搬送された際にセ
ンサS1が出力する値である。すなわち、センサS1の出力
値が許容下限値Saと許容上限値Sbとの間に含まれる場合
には、その原稿9は循環式自動原稿供給装置11内に搬送
可能な原稿である。センサS1の出力が許容下限値Saと許
容上限値Sbとの間にない場合には、クラッチCLT2を駆動
して原稿9を後退させ(n22)、原稿がホッパ12に退出
したのちクラッチCLT2およびモータM2をオフする(n24,
n25)。こののち操作パネル39に設けられた図外の表示
手段に手動による原稿の供給を促す表示を行う(n2
6)。この状態でリセットキーが操作されるとホッパ12
上における原稿の有無に応じてn1またはn7に戻る(n27,
n28)。
センサS1の出力が許容下限値Saと許容上限値Sbとの間に
含まれる場合にはカウンタC2の内容をチェックする(n2
9)。カウンタC2の内容が1以上である場合すなわち、
ホッパ12にセットされた原稿の2巡目以降の搬送中であ
る場合にはセンサS1の出力とRAM33のメモリエリアMA6に
格納されている比較値Pとの差が許容値ΔS1内にあるか
否かの判別を行う(n29→n30)。比較値Pは原稿につい
ての前回の搬送時におけるセンサS1の出力であり、比較
値Pと今回のセンサS1の出力値との差が許容値ΔS1を越
える場合にはその差の正負を判別する(n31)。許容値
ΔS1はセンサS1の出力誤差として実験的に求められた値
である。n31において今回のセンサS1の出力値が比較値
Pを大きく上回る場合には、搬送中の原稿9が重送され
ていると判断し、その旨の警告を行う(n32)。また、
今回のセンサS1の出力値が比較値Pを大きく下回る場合
には、初回の搬送時に原稿が重送されたと判断し、RAM3
3のメモリエリアMA5に割り当てられたフラグFをセット
してその旨の警告を表示する(n33,n34)。このフラグ
Fはトラブルの発生の有無を記憶する。このとき、n33
−1で前回重送したときの部数C2′とページ数C1′とを
次式により求め、n34で重送の警告と同時にC2′,C1′を
表示する。
i)カウンタC1が最終ページ以外のとき C2′=C2 C1′=C1+1 ii)カウンタC1が最終ページのとき C2′=C2+1 C1′=C1 具体例として下表に原稿枚数が3枚で3部コピーを行う
場合のn33−1における演算結果を示す。
警告を表示したのちにカウンタC1′およびC′2の内容
をそれぞれRAM33のメモリエリアMA7,MA8のそれぞれに格
納する。これによって何巡目の何番目の原稿が重送を発
生したかが記憶される。すなわち、前表に示したように
C2′番目の部数のC1′番目の原稿が重送により複写され
ていないことになる。オペレータがn32またはn34におけ
る警告を確認したのちリセットキーが操作されると(n3
7)、ホッパ12における原稿の有無に応じてn1またはn7
に戻る(n38)。
n30において今回のセンサS1の出力値が比較値Pに略一
致する場合には、センサS1の出力値をメモリエリアMA6
に格納する(n39)。n17でタイマTをリセットしたのち
n18〜n21→n29,n30→n39の処理が実行され、タイマTが
所定時間t4を計時すると(n40)、クラッチCLT1を駆動
して原稿9を原稿ドラム22に導き(n41)、露光処理を
実行する(n42)。したがって適正な原稿9が搬送路15
に導かれた場合には時間(t4−t3)の間にn19〜n21→n2
9,n30→n39の処理が実行される。
露光処理においては、原稿9は原稿ドラム22の周面に巻
着され、露光位置13において図外の光学系装置により原
稿画像が露光される。露光工程を終了した原稿はスイッ
チバック搬送路14に導かれ、センサS5が原稿9の進入を
検出すると図外のソレノイドの駆動によりフラッパ26が
上方に移行して搬送路16が開放され、原稿9は搬送路16
を搬送ベルト28に向かって搬送される。
露光処理が終了するとモータM3が駆動され、搬送ベルト
28が回転を開始する。この搬送ベルト28により原稿9は
ホッパ12の突出部材29の下側に復帰する。原稿9がホッ
パ12に復帰するとモータM2およびM3がオフされる(n44
→n45,n46)。このときカウンタC1の内容をインクリメ
ントし(n47)、センサS7がオフしている場合、すなわ
ち原稿の搬送が一巡しておらず、突出部材29上に原稿が
位置する場合にはn7に戻る(n48)。突出部材29上に原
稿が無くなり、センサS7がオンするとカウンタC1の内容
を1にするとともにカウンタC2をインクリメントする
(n48→n49,n50)。こののちカウンタC2の内容をメモリ
エリアMA1に記憶されている複写部数Nと比較し(n5
1)、カウンタC2の内容が複写部数N以下である場合に
はn7に戻る。n51においてカウンタC2の内容が複写部数
Nを上回った場合には、フラグFの状態をチェックし
(n52)、フラグFがセットされていればメモリエリアM
A7およびMA8に格納されている内容を表示してオペレー
タに重送の発生した部数および複写されていないと思わ
れる原稿を表示する(n53)。この表示を確認したオペ
レータがリセットキーを操作した場合(n54)または、
トラブルが発生せずフラグFがリセット状態である場合
には搬送動作が完了したとしてn1に戻る。
以上の処理においてn30,n31がこの発明の請求項(2)
に係る比較手段に相当する。
以上のようにして本実施例によれば、搬送された原稿9
との当接により回動動作するアクチュエータ1の変位量
をセンサS1により検出し、このセンサS1の出力により原
稿の強度特性である腰の強さを知ることができる。この
センサS1の出力を予め設定された許容下限値Saおよび許
容上限値Sbと比較し、両者の間に含まれた場合には正規
の搬送路に原稿9を導き、それ以外の場合には原稿を退
出させることができる。これによって、循環式自動原稿
供給装置11内に構成された搬送路15,16およびスイッチ
バック搬送路14を構成するローラの特性、屈曲部の曲率
および分岐部分の形状などに対し適当でない強度特性の
原稿が搬送されることを防止し、紙詰まりや斜め送りな
どの搬送不良を未然に防止することができる。
また、搬送路15,16およびスイッチバック搬送路14を経
由してホッパ12上に載置された原稿を複数回循環させる
場合に、今回のセンサS1の検出値を前回の検出値と比較
することにより、前回または今回における重送の発生を
検出でき、搬送路に導いた原稿枚数を計数するカウンタ
C1および搬送回数を計数するカウンタC2により、重送を
生じた原稿を特定でき、この原稿について後に補充のた
めの搬送処理を容易に行うことができる。特に、複数枚
の原稿が軽く糊付けされていた場合や裁断直後の原稿で
は、初回の搬送時に重送を生じ、搬送路中において分離
される場合がある。このような場合にもどの部数のどの
頁において重送が発生したかをオペレータに表示するこ
とができるため、その補充作業を極めて容易に行うこと
ができる。
なお、本実施例では出力搬送装置として循環式自動原稿
供給装置を例にあげて説明したが循環式でない自動原稿
送り装置についても請求項(1)に記載した発明を有効
に実施できる。また、搬送するシートとしては原稿に限
るものではなく、カットシート状の紙葉類を搬送するい
かなる装置にもこの発明を実施することができる。
(g)発明の効果 請求項(1)に記載した発明によれば、搬送路中に導か
れたシートを停止させた状態でそのシートの強度特性を
検出し、この検出結果に基づいて搬送可能なシートであ
るかどうか判定することができる。したがって、シート
の強度特性の検出タイミングの設定が容易であるととも
に、強度特性を正確に検出することができ、搬送路を構
成するローラやベルトの特性、屈曲部の曲率および分岐
の有無とその形状などに対するシートの強度特性の適否
を正確に判別し、搬送路に不適当なシートが搬送されな
いようにしてジャムや斜め送りなどの搬送不良の発生を
未然に防止することができる。
請求項(2)に記載した発明によれば、循環搬送路中に
原稿束を複数回にわたって搬送する場合に、同一番目に
搬送される原稿に対する前回の原稿束搬送時における検
出手段の検出結果と今回の原稿束搬送時における検出手
段の検出結果とを比較し、この比較結果に基づいて原稿
が重送されたかどうかを判定して、原稿が重送されてい
る場合には適当な対応をとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)はこの発明の実施例であるシ
ート搬送装置の検出手段を示すそれぞれ外観図および正
面図、第2図は同シート搬送装置の構成を示す正面断面
の略図、第3図は同シート搬送装置の制御部のブロック
図、第4図は同シート搬送装置の制御部の一部を構成す
るRAMの要部のメモリマップ、第5図(A)〜(C)は
同シート搬送装置の制御部の処理手順を示すフローチャ
ートである。 1……アクチュエータ、 9……原稿、11……循環式自動原稿供給装置、 12……ホッパ、13……露光位置、 14……スイッチバック搬送路、 15,16……搬送路、 S1……センサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のローラによって搬送された後のシー
    トをシート特性検出位置において一定時間停止させるシ
    ート停止制御手段と、シート停止制御手段によりシート
    特性検出位置に停止したシートの強度特性を検出する検
    出手段と、検出手段の検出結果に基づいて搬送可能なシ
    ートであるかどうかを判定する判定手段と、を設けてな
    るシート搬送装置。
  2. 【請求項2】ホッパから原稿処理位置を経由して再びホ
    ッパに至る循環搬送路を備え、この循環搬送路に原稿を
    複数回搬送する原稿搬送装置において、 循環搬送路中で原稿の強度特性を検出する検出手段と、
    同一番目に搬送される原稿に対する今回の原稿束搬送時
    における検出手段の検出結果と前回の原稿束搬送時にお
    ける検出手段の検出結果とを比較する比較手段と、比較
    手段の比較結果に基づいて前記原稿が重送されたかどう
    かを判定する重送判定手段と、を設けてなる原稿搬送装
    置。
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