JP2516632B2 - シ−ト位置補正装置 - Google Patents

シ−ト位置補正装置

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JP2516632B2 JP62159753A JP15975387A JP2516632B2 JP 2516632 B2 JP2516632 B2 JP 2516632B2 JP 62159753 A JP62159753 A JP 62159753A JP 15975387 A JP15975387 A JP 15975387A JP 2516632 B2 JP2516632 B2 JP 2516632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、シート搬送路に沿って搬送されるシートの
シート搬送方向に対して横方向の位置を補正するシート
位置補正装置に関する。
この装置は、搬送されるシートに対して何等かの処理
を施こす装置、例えば搬送される複写紙に対して複写プ
ロセスを施こす電子写真複写装置等に用いられる。
従来技術 上記の型式のシート位置補正装置において、シートを
ローラ対で挟持したままの状態で、該ローラ対をシート
搬送方向に対して横方向に移動させ、これによりシート
の横方向ズレを補正するようにしたものがある。
この従来装置においては、ローラ対を横方向に移動さ
せなければならないので、そのための構造が非常に複雑
になるという欠点があった。
目的 本発明は上記の点に鑑み、簡単な構造によってシート
の横方向ズレを正確に補正することのできるシート位置
補正装置を提供することを目的とする。
又、本発明の他の目的は、シートのシート搬送方向の
長さが色々と変化する場合にも常に正確なシート位置補
正ができるシート位置補正装置を提供することである。
構成 上記の目的を達成する本発明は、シート搬送路に沿っ
て搬送されるシートのシート搬送方向に対して横方向の
位置を補正するシート位置補正装置であって、シート搬
送路に沿ってシートを搬送するローラ対と、該ローラ対
のローラ圧を解除するローラ圧解除手段と、シートをシ
ート搬送方向に対して横方向に移動させるシート移動手
段と、上記ローラ対によるシート搬送を停止し、上記ロ
ーラ圧解除手段によって該ローラ対のローラ圧を解除し
た後に、上記シート移動手段によってシートを横方向に
移動させる制御手段とを有し、ローラ対によるシート搬
送の停止位置がシート搬送方向長さに応じて変化される
ことを特徴とするシート位置補正装置である。
以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は画像形成装置の一例である電子写真複写装置
の断面図である。図において、この実施例に係る複写装
置は本体1及びシート再給送装置2から構成されてい
る。そして、ソータ3及び自動原稿給送装置(ADF)4
がその複写装置に付設されている。
複写装置本体1の中央よりやや右側にドラム状感光体
5が配置され、更にその上方に露光光学装置6が配設さ
れている。露光光学装置6は、ランプ7、ミラーm1,m2,
m3,m4,m5,m6及びレンズ8を備えていて、これらの各光
学系による光走査によってコンタクトガラス9上に載せ
られた原稿の画像の光像を感光体5の表面へ導いて、該
表面を露光する。
感光体5は上記の画像露光に先立って帯電チャージャ
10によってその表面が一様に帯電されており、この画像
露光によって感光体5の表面に原稿画像に対応する静電
潜像が形成される。この静電潜像は、カラー現像装置11
あるいは黒色現像装置12のいずれかによって現像され
て、可視像であるトナー像とされる。カラー現像装置11
には予め所望の色のトナーが収容されている。このトナ
ー色に対応して露光光学装置6の光露末端部分にカラー
フィルタ13が設けられている。トナー像は、感光体5の
正時計回転に従って、転写チャージャ14に対向する位置
(転写位置)まで運ばれる。
複写装置本体1の右下部には3個のシートカセット15
a,15b,15cを備えたシート給送装置が配設されている。
上述のトナー像形成処理が行なわれる間、いずれか1つ
のシートカセットから1枚のシート例えば複写紙がレジ
ストローラ20まで送られ、更に感光体5上のトナー像と
のタイミングを見計らって転写位置へ送り出される。
送り出された複写紙は転写位置において上記トナー像
と重ね合わされ、転写チャージャ14の放電により該複写
紙上にトナー像が転写される。その後、分離チャージャ
16及び分離爪17の働きによって複写紙が感光体5から剥
離され、搬送ベルト18によって定着装置19へ運ばれる。
定着装置19を通過した複写紙には、その片側面に原稿画
像の複写像が定着される。
このように本実施例では、露光光学装置6、感光体
5、現像装置11,12等といった感光体5の表面に可視像
を形成するための各機器及び定着装置19等によって、複
写紙の片側面に画像を形成するための画像形成手段が構
成されている。
定着装置19の下流側には、排紙ローラ24を介して複写
紙をソータ3へ排出するための排紙路25が設けられてい
る。又、定着装置19のシート出口から複写装置本体1の
下部を通ってレジストローラ20へ至る復送用シート搬送
路21及びこのシート搬送路21内の各所に配置されたシー
ト搬送ローラ22a,22b,22c,22d,22e,22f,22g,22hから成
るシート復送手段23も設けられている。復送用シート搬
送路21の途中(第1搬送ローラ22aの直下)には、複写
紙をシート再給送手段27へ導くための分岐路26が設けら
れている。又、同じく復送用シート搬送路21の途中(第
2搬送ローラ22bの直下)に、複写紙を複写機本体1の
ベース28へ導く反転路29が設けられている。この反転路
29内に設けられているシート搬送ローラ30は、複写装置
による複写プロセス制御を司る制御装置(図示せず)か
らの指令により適時に正・反いずれかの方向に回転す
る。
復送用シート搬送路21と排紙路25との間の分岐点には
搬路切換爪31が、分岐路26との間の分岐点には搬路切換
爪32が、そして反転路29との間の分岐点には搬路切換爪
33がそれぞれ配設されていて、これらの各切換爪の切換
動作によって適宜のシート搬送路が選ばれる。
本複写装置は通常複写モード、合成複写モード、そし
て両面複写モードの3通りのモードで複写プロセスを実
行する。又、これら個々のモードにおいて、1枚の複写
製品(いわゆるコピー)でも、あるいは多数枚の複写製
品でも希望に応じて自由に複写することができる。
通常複写モード このモードは、複写紙の片側面に画像を複写して排出
するという通常一般に行なわれている複写モードのこと
である。この場合には、搬路切換爪31によって排紙路25
が選択され、1枚あるいは多数枚の複写製品が次々とソ
ータ3内へ排出され各ビン34に分類される。ソータ3に
替えて1個の排紙トレイを配置しておけば、複写製品は
そのトレイ上に次々とスタックされる。
合成複写モード このモードは、複写紙の片側面に2回の複写処理を行
なって、異なる原稿画像を1枚の複写紙上で合成複写す
るものである。このモードの場合には、1枚の複写製品
を得る場合と、多数枚の複写製品を得る場合とで複写紙
の搬送経路が違ってくる。
(1枚複写の場合) 搬路切換爪31,32及び33のそれぞれが復送用シート搬
送路21を選択する。定着装置19から出た複写紙(片側面
に像が形成されている)は、搬送ローラ22a,22b,22c,22
d,22e,22f,22g,そして22hによって再びレジストローラ2
0まで復送され、再び感光体5等による複写処理に供さ
れる。この場合、感光体5には、予め先の複写処理時の
場合と異なるトナー像が形成されており、よってこの再
複写処理により2つの異なる画像が合成複写される。合
成複写を終えた複写紙は、定着装置19を出た後、既に切
換っている搬路切換爪31によって排紙路25へ送られて排
出される。
(多数枚複写の場合) 搬路切換爪31は復送用シート搬送路21を選択し、切換
爪33は反転路29を選択する。そして搬路切換爪32が分岐
路26を選択する。よって、定着装置19から順次排出され
る複写紙は、分岐路26を介してシート再給送手段27へ排
送される。
シート再給送手段27内において、分岐路26を介して送
られる複写紙は引込ローラ35によってトレイ36上にスタ
ックされる。トレイ36の上方には、揺動レバー37によっ
て上下動するローラ38が設けられている。このローラ
は、トレイ36上に複写紙が1枚づつ送られる毎に上下動
を繰返し、これらの複写紙をストッパプレート39に衝合
する。所定枚数の複写紙(これらは全て片側面に複写像
が形成されている)がトレイ36上にスタックされると、
加圧アーム40、給紙ローラ41、そしてフリクションパッ
ド42から構成される給紙機構により、トレイ36上の複写
紙が1枚づつ復送用シート搬送路21(特に、第2搬送ロ
ーラ22bの直上位置)へ送り出される。そしてそれ以
降、1枚複写の場合と異なり、搬路切換爪33により反転
路29を通りシート搬送ローラ30の正・反転によりスイッ
チバックして搬送ローラ22cを通り、レジストローラ20
へと給送され、各複写紙に合成複写が行なわれる。
両面複写モード このモードは、複写紙の表裏両面に複写画像を形成す
るモードである。このモードの場合にも上記合成複写モ
ードの場合と同様に、1枚複写の場合と多数枚複写の場
合とで複写紙の搬送経路が異なる。
(1枚複写の場合) 搬路切換爪31及び32によって復送用シート搬送路21が
選択される。そして、搬路切換爪33によって反転路29が
選択される。定着装置19を出た複写紙(片側面に画像が
形成されている)は、第2搬送ローラ22bに来るまで復
送用シート搬送路21に沿って移動し、その後反転路29へ
入り、正・逆ローラ30によって本体ベース28へ送られ
る。複写紙後端が反転路29へ入り込むと正・逆ローラ30
が逆転を始め、一旦本体ベース28内へ送り込まれた複写
紙が再び復送用シート搬送路21へ送り出される。この
時、複写紙の表裏が反転される。この後、複写紙の裏面
に複写が行なわれるのは、これまでの説明と同じであ
る。
(多数枚複写の場合) 搬路切換爪31によって復送用シート搬送路21が、搬路
切換爪32によって分岐路26が、そして搬路切換爪33は復
送用シート搬送路21を選択する。これにより、定着装置
19から順次排出される多数枚の複写紙は、一旦シート再
給送装置27内にスタックされた後、復送用シート搬送路
21を経由して再び感光体5等から成る画像形成手段へ順
次送られて裏面に画像が複写される。
以上の説明から明らかなように、この複写装置では、
合成複写時あるいは両面複写時のように1枚の複写紙に
複数回の複写を行なう複写モードの場合であって、複写
製品を1枚だけ作成する時には、シート復送手段23(復
送用シート搬送路21、シート搬送ローラ22a,22b……
…)を使って、シート再給送手段27を経由することなく
画像形成手段(感光体5等)へ複写紙を再送している。
シート再給送手段27という複雑なシート搬送路を経由さ
せない分だけ時間を短縮でき、しかもジャム、スキュー
等を防止できる。
上述のように、複写紙は複写装置本体1内を搬送され
るのであるが、その搬送中に複写紙の位置が横にズレる
ことがある。第1図に符号43で示す装置は、上記の複写
紙の横ズレを補正するシート位置補正装置(一般にジョ
ガー装置といわれている)である。
シート位置補正装置43は、第2図及び第4図に示すよ
うに前側板130及び後側板131間に色々の部品を組み付け
ることによって1つのユニットとして構成されている。
第2図において、両側板130及び131(前側板130は省略
してある)の間に、ステー100及び樹脂によって成形さ
れたテーブル101が固定配置されている。ステー100の前
部100aの上に入口ガイド板109が配置され、テーブル101
の上にジョガーフェンス102及び出口ガイド板112が配置
されている。ステー前部100a、テーブル101、入口ガイ
ド板109、ジョガーフェンス102、そして出口ガイド板11
2によって復送用シート搬送路21が形成されている。復
送用シート搬送路21内にシート搬送ローラ対22d及び22e
が配置されるのは前述した通りであるが、ローラ対22d
の上ローラ(22d−1という)は入口ガイド板109に支持
され、一方下ローラ(22d−2という)は両側板131,130
に支持される。又、ローラ対22eの上ローラ(22e−1と
いう)は出口ガイド板112に支持され、一方下ローラ(2
2e−2という)は両側板131,130に支持される。これら
の各ローラ対22d,22eに関しては、いずれも下ローラ22d
−2,22e−2が駆動ローラになっていて、これらは例え
ば第3図に示すように後側板131の後方に設けられた、
ベルト50とプーリ51a,51b,51c,51dとから成る駆動系に
よって駆動される。
上ローラ22d−1を支持する入口ガイド板109は、前後
側板130,131上のピン52を中心に回動可能である。又、
同様に、もう一方の上ローラ22e−1を支持する出口ガ
イド板112は、前後側板130,131上のピン53を中心に回動
可能である。これらの各上ローラ22d−1,22e−1は、第
6図に示すようにその両端が軸受151,151によって紙面
垂直方向(第2図の上下方向)にわずかに移動できるよ
うに支持されている。又、入口ガイド板109及び出口ガ
イド板112のほぼ中央部にローラ押え板152が設けられて
いる。通常の複写装置の稼動時、入口ガイド板109及び
出口ガイド板112はそれぞれローラ対22d及び22eが互い
に当接する、第2図に示す位置に自重(ガイド板109,11
2及び上ローラ22d−1,22e−1の自重)によって置かれ
ている。この時、ローラ押え板152の先端湾曲部152a,15
2aが第7図に示すように上ローラ22d−1,22e−1の軸S
を押し下げる。これにより、ローラ対22d,22eが互いに
所定圧で当接する。前述の通り上ローラ軸Sの両端は上
下動自在に支持されているから、上ローラ軸Sはローラ
押え板152、特に先端湾曲部152a,152aによって、そのほ
ぼ中央部のみから加圧される。この結果、ローラ対22d,
22eの左右方向(複写紙の幅方向に見て)の押圧力偏差
を無くすことができ、搬路中の複写紙にスキューが生じ
るのを防止できる。
又、第3図に示すように後側板131の後方には、ソレ
ノイド120と、このソレノイド120によって矢印AA′方向
へ移動する駆動リンク121と、この駆動リンクの両端に
回転自在に連結された回動リンク122および123とから成
るローラ圧解除装置が配設されている。両回動リンク12
2及び123の先端122a,123aは、それぞれ後側板131に開け
られた開口125及び126から後側板131の前方へ突出し、1
22aが入口ガイド板109の下方位置に、そして123aが出口
ガイド板112の下方位置に張り出している。右側の回動
リンク123には、後側板131との間に引張りバネ127が取
り付けられており、このバネにより右側回動リンク123
が反時計方向に回動付勢される。この付勢力は駆動リン
ク121を介して左側リンク122にも伝えられる。
ソレノイド120がオフとされている通常状態におい
て、バネ127のバネ力により両回動リンクの先端122a,12
3aは入口・出口両ガイド板109,112の下方位置に置かれ
ている(図示の状態)。ソレノイド120がオン状態にな
ると、駆動リンク121がA方向へ引かれ、両回動リンク1
22及び123がバネ127のバネ力に抗して正時計方向へ回動
し、両先端部122a及び123aが上方へ移動してそれぞれ入
口・出口ガイド板109及び112を上方へ持ち上げる。これ
により、両ガイド板109,112はそれぞれピン52,53を中心
として回動し、この結果、各ローラ対22d,22eの上ロー
ラ22d−1,22e−1が上方へ持ち上げられて、これら各ロ
ーラ対のローラ圧が解除される。このようにローラ圧を
解除することにした理由は後述する。
第4図は第2図に示したシート位置補正装置43を矢視
IVに従って上方から見た場合の平面図であって、特にジ
ョガーフェンス102の駆動手段の一例を示している。と
ころで、第2図においては1個のジョガーフェンス102
だけを示したが、実際は第4図に示す通りそのジョガー
フェンス102に対向して、該ジョガーフェンス102と対称
形状のジョガーフェンス103が設けられる。これらのジ
ョガーフェンス102及び103を矢印Bの如く互いに近づき
合う方向へ平行移動することにより、復送用シート搬送
路21(第1図)に沿って送られて来る複写紙Pの横方向
(CC′方向)のズレを補正する。
後側板131から伸びるフランジ55にモータ(好ましく
はステッピングモータ)135が取り付けられている。一
方、前側板130の近くのステー100上にプーリ137が設け
られている。そして、このプーリ137とモータ135の出力
軸に取り付けたプーリ136との間にワイヤ132が掛け渡さ
れている。56は、ワイヤ132に張力を与えるスプリング
である。ジョガーフェンス102及び03の下方には、テー
ブル101を挟んでフェンス支持板133及び134が配置され
ている。ジョガーフェンス102,103とフェンス支持板13
3,134とは、テーブル101内に紙搬送方向に対して直角方
向に開けられている長穴57,57を貫通するピン58によっ
て互いに連結されている。ピン58は、ジョガーフェンス
102,103がB方向へ移動する際にガイド部材としての用
をも成す。フェンス支持板133,134は、突部133a,134aに
おいてワイヤ132に固定されており、ワイヤ132がモータ
135によって図の正時計方向に周動する時にB方向へ移
動する。符号59,59はテーブル101の下面に固定されたガ
イドピンであり、フェンス支持板133及び134のそれぞれ
に設けた長穴60,60に嵌合し、フェンス支持板133,134の
B方向移動を案内する。
ジョガーフェンス102は第5図に示すように(ジョガ
ーフェンス103はこれと対称形状)、複写紙Pの側端縁
を押す部分であるフェンス側部61と、複写紙Pを受ける
部分であるフェンス底部62とを備えている。フェンス側
部61には支軸113が取り付けられており、その支軸113に
シート押え板104が回動自在に支持されている。更に、
シート押え板104の先端に取り付けられたピン63がフェ
ンス側部61に予め開けられている上下方向の長穴64に遊
嵌している。シート押え板104は自重により、ピン63が
長穴64の下縁に当接する位置に置かれている。この状態
で、シート押え板104とフェンス底部62との間に所望の
間隙が形成される。シート押え板104は、フェンス底部6
2に沿って搬送される複写紙、特にカールしているもの
とか、波状になっているものを上方から軽く押えること
によって確実な紙搬送性及びフェンス側部61による確実
な紙位置補正を担保するものである。よって、シート押
え板104とフェンス底部62との間の間隙は予めその目的
が達せられる程度の大きさに設定される。具体的には、
紙質等により個々の場合で変わって来ることも考えられ
るが、概ね複写紙5〜20枚程度としておくと良い。
第4図において、図の上側のジョガーフェンス102の
フェンス側部61の外面に、ホームポジション検知板65が
取り付けられており、又後側板131上にホームポジショ
ンセンサ66、例えば透過型光センサが設けられている。
通常、ジョガーフェンス102,103は、検知板65がセンサ6
6によって検知される位置であるホームポジション(図
示の位置)に置かれている。
以下、シート位置補正装置43によって行なわれる複写
紙の位置補正処理の流れを説明する。尚、この処理を行
なうための各部材の動作は、複写装置本体1内の所定位
置に配設されているコンピュータ内蔵の制御装置(図示
せず)によって行なわれる。又、この制御のため、第1
図におけるシート搬送ローラ22cの上流位置に紙検知セ
ンサ67が配置されている。
まずオペレータによって複写紙のサイズが指定され
る。この紙サイズ指定に基づいて3個のシートカセット
15a,15b,15cの中から適宜の1個が選択されて、そこよ
り上記の指定サイズの複写紙が給紙されて、その複写紙
は複写プロセスが実行される。又、その複写プロセス中
に適宜のタイミングにおいて、第4図のフェンス駆動用
モータ135が所定回転数だけ回転し、ジョガーフェンス1
02,103のフェンス側部61,61の間隔が上記の指定された
紙サイズよりもわずかに広くなるところまで(例えば、
指定紙サイズよりも各々10mm程度広くなるまで:第9
図)、これらジョガーフェンス102,103が移動する。
その後、第1図の定着装置19を出た複写紙が復送用シ
ート搬送路21に沿って搬送され、その先端または後端が
紙検知センサ67によって検知される。この紙検知時か
ら、複写紙の搬送方向長さに応じた所定時間が経過して
ジョガー部ローラ対22d及び22eの両方あるいはこれらの
ローラ対のうちのいずれか一方のみによって複写紙が挟
持される状態になると、ローラ対22d,22eが停止し、更
に第3図のソレノイド120がオン状態となり、回動リン
ク122,123によって入口・出口ガイド板109,112が持ち上
げられ、ローラ対22d,22eの圧接が解除される。紙検知
センサ67による紙検知は、複写紙をどこで停止させるか
の基準となるものである。よって、搬送中の複写紙のス
リップを考慮すると、複写紙の後端を検知してから所定
距離後にローラを停止させる方が、先端を検知してから
停止させるよりも停止位置精度が向上する。又、複写紙
を停止させる位置は、複写紙の搬送方向サイズの違いに
よって異なってくる。一般的には、ジョガーフェンス10
2,103によって複写紙のほぼ中央部が押されることにな
るような位置で、各サイズの複写紙を停止させる。これ
によりサイズの異なる複写紙を常に正確に位置補正でき
るようになる。
その後、第4図のフェンス駆動モータ135が再び始動
してジョガーフェンス102,103を移動させ、フェンス側
部61,61を第9図に示した待機位置から正確に指定サイ
ズの複写紙の側端に合致する位置まで移動させて複写紙
Pの横ズレを補正する。補正が終了するとソレノイド12
0(第3図)が再びオフ状態となってローラ対22d及び22
eによって複写紙が加圧挟持され、レジストローラ20
(第1図)へ向けて搬送が再開される。このように、ジ
ョガーフェンス102,103によって紙補正を行なう間、ロ
ーラ対22d,22eによる挟持圧を解除しているので、紙補
正が正確に行なえる。
但し、復送用シート搬送路21に沿って搬送される複写
紙の搬送方向の長さが長い場合には、該複写紙が単にロ
ーラ対22d及び22eのみによって挟持されるのではなく
て、ローラ対22c,22f等その他のローラ対によって同時
に挟持されるという事態が考えられる。この場合には、
単にジョガー部ローラ対22d及び22eの圧力を解除したと
しても複写紙は他のローラ対によって挟持されたままな
ので、ジョガーフェンス102,103による複写紙の位置補
正がうまく出来ないおそれがある。よって、この場合、
すなわち複写紙の搬送方向長さが圧力解除されない搬送
ローラ対間距離よりも長い場合には、かえって複写紙の
位置補正を行なわないよう、予めプログラムしておくの
が良い。
又、次のような場合も複写紙の位置補正を行なわない
ようにしておくと都合が良い。第1は、第1図に示す複
写機が不定形サイズの複写モード(A4,B5………等とい
った定形サイズ紙を複写紙とするのではなくて、手紙サ
イズその他の任意サイズの複写紙を用いて複写をするモ
ード)機能を有するものである場合に、その不定形サイ
ズ紙モードがオペレータによって選択された場合であ
る。既述の通り、本複写装置では第9図に示すようにジ
ョガーフェンスのフェンス側部61が複写紙サイズに合っ
た待機位置をとるようになっているが、不定形サイズ紙
モードが選択された場合には、フェンス側部61を待機さ
せるべき基準サイズが定まらない。よってこの場合に
は、ジョガーフェンス102,103は常にホームポジション
(第4図)に置かれる。
第2図は、第1図のシート再給送手段27内のトレイ36
上に予め付設されているジョガーフェンス73によって既
に複写紙の位置補正が行なわれている場合である。この
場合にも、再度シート位置補正装置43によって複写紙の
位置補正を行なうとすると、その分だけより多くの複写
時間がかかってしまうからである。尚、ジョガーフェン
ス73自体の構成はシート位置補正装置43内のもの(符号
102,103)と同じであるので説明は省略する。
シート位置補正装置43が1つのユニットとなっている
ことは前述した通りである。このようなユニットとして
のシート位置補正装置43を複写装置本体1へ装着するに
あたって、以下に述べる方法を用いると好都合である。
第4図において、後側板131から伸びるフランジ55に
取付用切欠68が設けられている。一方、複写装置本体1
には、第10図及び第11図に示すように切欠68が嵌合する
フック69が設けられている。シート位置補正装置43を複
写装置本体1へ装着する際には、まず切欠68をフック69
に差し込んで第4図における左右方向(複写紙搬送方
向)の位置決めをし、更にシート位置補正装置43を複写
紙搬送方向に対して直角方向に適宜ずらして復送用シー
ト搬送路21の他の部分との整合をとり、その後前側板13
0から伸びるフランジ70に設けた長穴71を介してネジ72
でシート位置補正装置43を複写機本体1へ固定する。
このように、シート位置補正装置43の全体を1つのユ
ニットとして位置調節できるようにしたので、シート位
置補正装置43を本体1へ装着した後に、ジョガーフェン
ス102,103その他各部材の位置合わせを行なう必要がな
くなり、組み立て作業が非常に楽である。尚、シート位
置補正装置43の奥側一部を複写装置本体1に対して複写
紙搬送方向へは移動不能に、しかしそれとほぼ直角方向
へは移動可能に支持するための手段は、実施例の切欠68
とフック69との組み合わせに限らず他の任意の構成を採
用できる。
第2図及び第3図において、入口ガイド板109及び出
口ガイド板112はそれぞれ単にピン52及びピン53を中心
に回動可能な構成となっているだけなので、これらは矢
印P′,Qで示すように、復送用シート搬送路21に対して
大きく回動持上げできる。これにより、復送用シート搬
送路21が大きく開放されるので、該部に複写紙がジャム
した場合には、そのジャム紙の除去処理が容易である。
効果 本発明によれば、シート搬送ローラ対のローラ圧を解
除した後に、ローラ対以外の他のシート移動手段によっ
てシートを横方向へ移動させるようにしたので、シート
を横移動させるための構造が簡単であり、しかもシート
に負荷がかからないので正確な位置補正が出来る。
又、シートを一旦停止させてから位置補正を行なうと
共に、シートの停止位置をシートサイズに応じて変える
ことにしているので、各種サイズのシートを常に正確に
位置補正できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート位置補正装置が用いられる複写機の断面
図、第2図は一実施の断面図、第3図は該実施例のロー
ラ圧解除手段の一例を示す側面図、第4図は第2図の矢
視IVに従った平面図、第5図はジョガーフェンスの平面
図、第6図はローラの支持手段の一例の平面図、第7図
は第6図のVII−VII線に従って断面図、第8図は第5図
の矢視VIII方向からジョガーフェンス及びその近傍の部
材を示す断面図、第9図はジョガーフェンスの待機位置
を示す図式図、第10図及び第11図はシート位置補正装置
の取付手段の一例を示す平面図及び側断面図である。 21…シート搬送路 P…シート 22d,22e…ローラ対 102,103…シート移動手段 109,112,120,121,122,123…ローラ圧解除手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート搬送路に沿って搬送されるシートの
    シート搬送方向に対して横方向の位置を補正するシート
    位置補正装置において、 シート搬送路に沿ってシートを搬送するローラ対と、 該ローラ対のローラ圧を解除するローラ圧解除手段と、 シートをシート搬送方向に対して横方向に移動させるシ
    ート移動手段と、 上記ローラ対によるシート搬送を停止し、上記ローラ圧
    解除手段によってローラ対のローラ圧を解除した後に、
    上記シート移動手段によってシートを横方向に移動させ
    る制御手段とを有し、ローラ対によるシート搬送の停止
    位置がシートのシート搬送方向長さに応じて変更される
    ことを特徴とするシート位置補正装置。
  2. 【請求項2】シート搬送路内にシートを検知するシート
    検知センサを設け、該シート検知センサによるシート検
    知タイミングに基づいて、ローラ対によるシート搬送を
    停止することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のシート位置補正装置。
  3. 【請求項3】シート検知センサのシート後端検知タンミ
    ングに基づいて、ローラ対によるシート搬送を停止する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載のシート
    位置補正装置。
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