JPH01299140A - シート搬送装置および原稿搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置および原稿搬送装置

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JPH01299140A
JPH01299140A JP12864488A JP12864488A JPH01299140A JP H01299140 A JPH01299140 A JP H01299140A JP 12864488 A JP12864488 A JP 12864488A JP 12864488 A JP12864488 A JP 12864488A JP H01299140 A JPH01299140 A JP H01299140A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、原稿自動送り装置などのようにカットシー
ト状の紙葉類を搬送するシー)1m送装置に関し、特に
搬送するシートの強度特性に応じて搬送状態を変更し、
ジャムなどの搬送不良の発生を防止するようにしたもの
である。
伽)従来の技術 −aにシート搬送装置において1は、ローラやベルトに
よって搬送路が構成されており、この搬送路は一部にお
いて湾曲しているものが多い、また、ゲートやフラッパ
によって搬送路を複数に分岐したものもある。このよう
なシート搬送装置ではローラおよびベルトの材質やこれ
に供給される駆動力、湾曲部の曲率、および分岐の有無
などにより、その搬送路中に搬送可能なシートの厚さ、
重量および腰の強さなどの強度特性、の許容範囲が決ま
る。したがって搬送可能な強度特性の許容範囲外のシー
トを搬送中に導(と、ジャムや斜め送りなとの搬送不良
を生じる。そこで、従来のシート搬送装置では、例えば
、使用可能なシート重量の許容範囲を取扱説明書に記載
するなどして強度特性の許容範囲外のシートが搬送路中
に導かれることを防止するようにしていた。
(C)発明が解決しようとする課題 しかしながら、シートをその重量により峻別することは
一般的でな(、特に複写機に装着される原稿搬送装置の
オペレータに対してシート重量の表記によって強度特性
の許容範囲を限定することは、複写機の普及率に鑑み妥
当でない。しかも、複写作業実行中にオペレータが取扱
説明書を見ることはほとんどなく、これは他のシート搬
送装置についても同様である。以上のことから、搬送可
能なシート重量を取扱説明書に記載することによっては
許容範囲外のシートが搬送路内に導かれることを完全に
防止することができず、搬送不良の発生を防ぐことがで
きなかった。また、搬送可能なシート重量に適合するも
のであっても、腰の強さなどの他の強度特性が異なるも
のがあり、このような他の強度特性が搬送路中の湾曲部
や分前部分の形状などに馴染まないものである場合には
シート重量のチエツクのみによっては搬送不良を防止す
ることができない。
この発明の目的は、搬送路中においてシートの強度特性
を検出し、この検出結果に基づいてシートの搬送状態を
決定することによりオペレータが誤って強度特性の許容
範囲外のシートを搬送路に供給した場合にも、別の搬送
路への移送または逆送するなどの搬送状態の変更により
搬送路中におけるジャムや斜め送りの発生を未然に防止
できるシート搬送装置を提供することにある。
fd1課題を解決するための手段 この発明のシートa送装置は、搬送中でシートの強度特
性を検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づい
てその後のシートの搬送状態を決定する搬送制御手段と
、を設けたことを特徴とする。
またこの発明を、ホッパからシート処理位置を経由して
再びホッパに至る循環搬送路を備え、この循環搬送路に
シートを複数回搬送するシート搬送装置に適用する場合
には、循環搬送路中でシートの強度特性を検出する検出
手段と、今回のシートa送時における検出手段の検出結
果を前回のシートill送時における検出手段の検出結
果と比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づい
てその後のシートの搬送状態を決定する搬送制御手段と
、により構成することもできる。
(e)作用 この発明においては、搬送路中において検出手段により
シートの強度特性が検出され、る。この検出手段の検出
結果に基づいて搬送制御子、段によりシートの搬送状態
が決定される。したがって、搬送路中に導かれたシート
はその強度特性に応じた状態で搬送されることが可能に
なり、強度特性に応じた搬送状態を適当に設定すること
で、搬送路中において紙詰まりや斜め送りなどの搬送不
良を防ぐことが可能になる。
また、循環搬送路においては、比較手段により今回のシ
ート搬送時における検出手段の検出結果が前回のシート
搬送時における検出結果と比較される。搬送制御手段は
この比較手段の比較結果に基づいてシートの搬送状態を
決定するため、複数枚のシートが一度に供給される重送
を確実に検出し、重送に係るシートを逆送するように搬
送状態を決定すれば、その後の搬送路中において搬送不
良を生じることがない。また、前回のシートill送時
における重送をも検出でき、この場合にシート搬送順序
等を計数しておくことにより、重送を生じたシートを容
易に特定でき、このシートに係る後の補充作業が容易に
なる。
(f)実施例 第2図は、この発明の実施例であるシートa送装置の構
成を示す正面断面の略図である。
シート搬送装置11は複写機の上面に装着される自動原
稿供給装置であり、ホッパ12から搬送路15.16、
露光位置13およびスイッチバック搬送路14を介して
ホッパ12に至る循環搬送路を備えた循環式自動原稿供
給装置である。ホッパ12に載置された原稿9は給紙ロ
ーラ18により1枚づつ搬送路15中に導かれる。給紙
口−ラl8は支持部材27により上下に移動自在にされ
ている。搬送路15内に導かれた原稿は、分離ローラ1
9により確実に1枚づつに分離される。この分離ローラ
19は上下一対のローラのそれぞれが逆方向に回転する
。原稿9はこののちレジストローラ20に当接し、搬送
方向を修正されるとともに所定のタイミングで搬送を開
始される。このレジストローラ20による搬送方向の修
正およびタイミング調整を以下スキュー補正という。
ガイド3および4により構成された搬送路15の一部に
はアクチュエータlが一部を露出するように設けられて
いる。このアクチュエータlは中央部を支点にして回転
自在にされており、その回転による変位量はセンサS1
により検出される。
このアクチュエータ1およびセンサS1がこの発明の検
出手段を構成している。搬送路15はローラ21を通過
したのち原稿シリンダ22により湾曲し、フラッパ26
によりスイッチバック搬送路14と搬送路16とに分岐
している。原稿ドラム22の外周部にはローラ23a〜
23cが当接しており、原稿ドラム22の外周面におけ
る原稿9の巻着状態を維持する。原稿ドラム22の下方
には露光スリット30が設けられており、図示しない複
写機本体の光学系装置により露光を受ける露光位置13
が形成されている。
全面にわたって露光を受けた原稿9は剥離爪24により
原稿ドラム22の周面から剥離する。原稿ドラム22の
表面から剥離した原稿9はローラ25の回転によりスイ
ッチバック搬送路14に導かれる。原稿9の略全面がス
イッチバック搬送路14内に搬送された後、図外のソレ
ノイドを駆動するとフラッパ26が上方に移動し、搬送
路16方向を開放する。これによって原稿9はスイッチ
バック搬送路14によりスイッチバック処理を受け、搬
送路16からローラ27a、27bおよび搬送ベルト2
8を介してホッパ12の最下部に搬送される。
搬送路15.16およびスイッチバック搬送路14の適
所にはセンサS3〜86等が備えられており、原稿9の
通過を検出する。また、ホッパ12にはセンサS2が設
けられており、原稿の有無を検出する。さらに、ホッパ
12内には突起部材29が設けられている。この突起部
材29は上方に付勢されている。搬送ベルト28によっ
て搬送された原稿9はこの突起部材29の下側にもぐり
こんで位置する。全ての原稿9は、搬送ベルト28で搬
送されるときこの突起部材29の下側にもぐりこむ。こ
れによって、ホッパ12内に載置された原稿9の全てに
対する搬送を終えると、突起部材29の上方には原稿が
なくなる。このとき突起部材29は図の矢印方向にホッ
パ12の外側を回転して再度最下部に位置する原稿の下
側に当接する。センサS7はこのとき、すなわち原稿が
一巡したことを検出する。したがってセンサS7がオン
した時にホッパ12に載置された原稿の全てが搬送路1
5内に導かれたことを知ることができる。
第1図(A)および(B)は、上記シート搬送装置の検
出手段を示すそれぞれ外観図および正面図である。
アクチュエータlは軸2を支点にして回転自在にされて
おり、このアクチュエータ1の上端にセンサSlが対向
する。このセンサS1は発光素子LEDと受光素子PD
とにより構成されており、両者の間にアクチュエータl
の上端が位置する。
したがって発光素子LEDの光の一部はアクチュエータ
lの上端によって遮られ、受光素子PDに受光される。
アクチュエータ1が回転すると、その上端が発光素子L
EDおよび受光素子PDに対向する面積が変化し、受光
素子PDの受光量も変化する。したがって、受光素子P
Dの受光量を検出することによってアクチュエータ10
回転置を知ることができる。受光素子PDは用紙の腰の
強さを定量的に測定できるものであればよく、例えば、
アクチュエータの移動方向に複数個配置し、それらのオ
ン/オフ数を検出するようにしても良い。
アクチュエータ1の下端部はガイド3および4により構
成された搬送路15内に露出している。
このため、アクチュエータ1の下端部はレジストローラ
20の回転により搬送路15中を矢印A方向に搬送され
てきた原稿9の上面に当接する。アクチュエータ1は軽
量の樹脂平板などを素材として形成されており、原稿9
の上面との当接により軸2を中心に容易に矢印B方向に
回転する。一方、原稿9はアクチュエータlの下端部と
の当接によりその強度特性に応じて搬送方向に角度変化
を生じる。搬送路15を構成する下側のガイド3はアク
チュエータ1の下端部に対向する部分においてこのアク
チュエータ1の下端部をクリアするために下側に屈曲さ
れており、この部分で搬送路15は下方に拡張されてい
る。このため、原稿9はその強度特性およびアクチュエ
ータ1の重量によって決定される方向に搬送方向を変更
する。
原稿9が比較的腰の弱い紙である場合にはアクチュエー
タ1の下端部との当接により第1図(B)に実線で示す
状態9aのように変形を生じ、原稿9の腰の強さが大き
くなるにしたがって同図中二点鎖線で示す状態9b、−
点鎖線で示す状態9Cのように変形する。この原稿9の
変形に伴い、アクチュエータ1の矢印B方向の回転量も
同図中実線で示す状B1a、二点鎖線で示す状Blbお
よび一点鎖線で示す状態1cのように変化する。
この矢印B方向の回転量の変化に伴ってアクチュエータ
1の上端におけるセンサ31との対向面積も変化し、セ
ンサS1を構成する受光素子PDの受光量が変わる。し
たがって、センサSlを構成する受光素子PDの出力を
検出することにより、アクチュエータlの回転量から原
稿9の変形状態を知ることができ、これによって原稿9
の腰の強さを知ることができる。すなわち、原稿9の腰
の強さが比較的小さい場合にはアクチュエータ1は第1
図(B)中に実線で示す状態に位置し、センサS1に対
向するアクチュエータ1の上端における面積が大きくな
り、センサS1の出力は小さ(なる。原稿9の腰の強さ
が大きくなるしたがってアクチュエータlの回転量は増
加し、センサSlに対向する面積も小さくなるため、セ
ンサS1の出力は増加する。
第3図は、上記シート搬送装置の制御部のブロック図で
ある。
CPU31にはI10インタフェイス34を介してパネ
ルコントローラ35、モータドライバ36、クラッチド
ライバ37、A/D変換器38及びセンサS2〜Snが
接続されている。パネルコントローラ35は循環式自動
原稿供給装置11の上面に設けられた図外の操作パネル
39に対してデータの入出力を行い、モータドライバ3
6はモータM1〜M3のそれぞれを駆動する。モータM
lは給紙ローラ18に回転力を供給するモータであり、
モータM2は搬送路15.16およびスイッチバック搬
送路14を構成するローラおよび原稿ドラム22に回転
を供給する。また、モータM3は搬送ベルト28に回転
を供給する。クラッチドライバ37はクラッチCLTI
、CLT2を選択的に駆動する。反転ローラ19および
レジストローラ20にはこのクラッチCLT1.CLT
2を介してモータM2の回転が選択的に伝達される。ク
ラッチCLTIはモータM2の回転をレジストローラ2
0に第2図中矢印で示す方向に伝達し、クラッチCLT
2はこれと反対方向に回転を伝達する。
また、センサSlの出力はA/D変換器38によりA/
D変換されてCPU31に入力される。
CPU31はROM32に予め書き込まれたプログラム
にしたがってパネルコントローラ35、モータドライバ
36およびクラッチドライバ37に制御データを出力す
る。RAM33には入出力されるデータが一時記憶され
る。例えば第4図に示すように、メモリエリアMAIに
は操作パネル39のテンキーなどの操作によってオペレ
ータが入力した複写部数Nが記憶される。メモリエリア
MA2〜MA5にはそれぞれ後述するタイマT1カウン
タC1,C2およびフラグFが割り当てられている。さ
らに、メモリエリアMA6〜MA8にはそれぞれ後述す
る比較値P、および後述する演算値C1’、C2’が格
納される。メモリエリアMA6はさらに、−度にセット
可能な原稿枚数分のエリアに細分されており、各原稿搬
送時におけるセンサS1の出力データを比較値Pとして
記憶する。
第5図(A)〜(C)は、上記シート搬送装置の制御部
の処理手順を示すフローチャートである操作パネル39
の操作により複写部数Nが入力されると、この内容をメ
モリエリアMALに格納してセンサS2による原稿の検
出および操作パネル39上のスタートスイッチの操作を
待機する(n1〜r+4)。ホッパ12内に原稿がセッ
トされてセンサS2がオンし、スタートスイッチが操作
されると、RAM33のメモリエリアMA3およびM 
A 4に割り当てられたカウンタC1,C2の内容をそ
れぞれ“l”および“0”にする(n5、n6)。この
カンウタC1は搬送した原稿の枚数を計数する。また、
カンウタC2は複写部数を計数し、ホッパ12にセット
された全ての原稿について一度搬送が終了するごとにイ
ンクリメントされる。
この状態でモータMl、M2を駆動して給紙ローラ18
および反転ローラ19を回転する(nl、n8)。この
ときRAM33のメモリエリアMA2に割り当てられた
タイマTを起動し、このタイマTが所定時間T1を計時
するまでにセンサS3が原稿9を検出した場合には給紙
動作が正常に行われたとしてモータM1をオフする(n
lo−n13)、タイマTが所定時間t1を計時するま
でにセンサS3がオンしなかった場合には、ホッパ12
または反転ローラ19の位置で原稿9がジャムを発生し
たと判断しジャム処理を実行する(nil−”n12)
原稿9の先端がセンサS3を通過してこれがオンすると
、モータM1をオフすると同時にタイマTをリセットし
て所定時間t2を計時し、所定時間t2経過後にクラッ
チCLTIをオンする(n14〜016)。所定時間t
2は原稿9の前端部がセンサS3を通過後にレジストロ
ーラ20に達するまでの時間よりも長くされており、原
稿9の前端部は停止中のレジストローラ20に当接して
スキュー補正を受ける(n14〜016)。このスキュ
ー補正完了後にクラッチCLTIを駆動してレジストロ
ーラ20に回転力を供給した時点から所定時間t3を計
時しくnl ?、n18) 、この所定時間t3が経過
後にクラッチCLTIをオフする(n19)。所定時間
t3は、原稿9の前端部がレジストローラ20を通過後
アクチュエータ1に当接するまでに十分な時間である。
所定時間t3の経過後にクラッチCLT1をオフするこ
とにより、原稿9はその前端部をアクチュエータ1の下
端部に当接した状態で停止する。
この後クラッチCL”r’lはタイマTが所定時間t4
を計時するまでオフされるため、時間(t4−t3)に
おいて原稿9はアクチュエータ1の下端に当接する。こ
の間においてセンサSlの出力が検出され(n20)、
検出値が許容下限値Saと許容上限値sbとの間に含ま
れるか否かをチエツクする(n21)。許容下限値Sa
および許容上限値sbは、循環式自動原稿供給装置11
において搬送可能な原稿のうち、最小の強度特性を示す
原稿および最大の強度特性を示す原稿が搬送された際に
センサS1が出力する値である。すなわち、センサSl
の出力値が許容下限値Saと許容上限値sbとの間に含
まれる場合には、その原稿9は循環式自動原稿供給装置
ll内に搬送可能な原稿である。センサS1の出力が許
容下限値Saと許容上限値sbとの間にない場合には、
クラッチCLT2を駆動して原稿9を後退させ(n22
)、原稿がホッパ12に退出したのちクラッチCLT2
およびモータM2をオフする(n24.n25)。この
のち操作パネル39に設けられた図外の表示手段に手動
による原稿の供給を促す表示を行う(n 26)。この
状態でリセットキーが操作されるとホッパ12上におけ
る原稿の有無に応してnlまたはnlに戻る(n 27
’、 n 28)。
センサS1の出力が許容下限値Saと許容上限値sbと
の間に含まれる場合にはカウンタC2の内容をチエツク
する(n2’9)。カウンタC2の内容が1以上である
場合すなわち、ホッパ12にセントされた原稿の2巡目
以降の搬送中である場合にはセンサSlの出力とRAM
33のメモリエリアMA6に格納されている比較値Pと
の差が許容値ΔSl内にあるか否かの判別を行う(n2
9−n30)。比較値Pは原稿についての前回の搬送時
におけるセンサS1の出力であり、比較値Pと今回のセ
ンサS1の出力値との差が許容値ΔSlを越える場合に
はその差の正負を判別する(n31)。許容値ΔS1は
センサsiの出力誤差として実験的に求められた値であ
る。n31において今回のセンサSlの出力値が比較値
Pを大きく上回る場合には、搬送中の原稿9が重送され
ていると判断し、その旨の警告を行う(n32)。また
、今回のセンサS1の出力値が比較値Pを大きく下回る
場合には、初回の搬送時に原稿が重送されたと判断し、
RAM33のメモリエリアMA5に割り当てられたフラ
グFをセットしてその旨の警告を表示する(n33.n
34)、このフラグFはトラブルの発生の有無を記憶す
る。このとき、n33−1で前回重送したときの部数C
2’とページ数CI’とを次式により求め、n34で重
送の警告と同時にC2’、C1’を表示する。
i)カウンタC1が最終ページ以外のときC2’  −
C2 C1’−C1+1 ii)カウンタC1が最終ページのときC2’=C2+
1 C1’−C1 具体例として下表に原稿枚数が3枚で3部コピーを行う
場合のn33−1における演算結果を示す。
表 警告を表示したのちにカウンタC1′およびC′2の内
容をそれぞれRAM33のメモリエリアMA7.MA8
のそれぞれに格納する。これによって何巡目の何番目の
原稿が重送を発生したかが記憶される。すなわち、前表
に示したようにC2’番目の部数の01′番目の原稿が
重送により複写されていないことになる。オペレータが
n32またはn34における警告を確認したのちリセッ
トキーが操作されると(n37)、ホッパ12における
原稿のを無に応じてnlまたはnlに戻る(n38)。
n30において今回のセンサS1の出力値が比較値Pに
略一致する場合には、センサSlの出力、  値をメモ
リエリアMA6に格納する(n39)。
n17でタイマTをリセットしたのちn18〜n21−
”n29.n3O−n39の処理が実行され、タイマT
が所定時間t4を計時すると(n40)、クラッチCL
TIを駆動して原稿9を原稿ドラム22に導き(n41
)、露光処理を実行する(n42)。したがって適正な
原稿9が搬送路15に導かれた場合には時間(t4−t
3)の間にn19〜n2l−n29.n3O−n39の
処理が実行される。
露光処理においては、原稿9は原稿ドラム22の周面に
巻着され、露光位置13において図外の光学系装置によ
り原稿画像が露光される。露光工程を終了した原稿はス
イッチバック搬送路14に導かれ、センサS5が原稿9
の進入を検出すると図外のソレノイドの駆動によりフラ
ッパ26が上方に移行して搬送路16が開放され、原稿
9は搬送路16を搬送ベルト28に向かって搬送される
露光処理が終了するとモータM3が駆動され、搬送ベル
ト28が回転を開始する。この搬送ベルト28により原
稿9はホッパ12の突出部材29の下側に復帰する。原
稿9がホッパ12に復帰するとモータM2およびM3が
オフされる(n44−n45.n46)。このときカウ
ンタC1の内容をインクリメントしくn47)、センサ
S7がオフしている場合、すなわち原稿の搬送が一巡し
ておらず、突出部材29上に原稿が位置する場合にはn
lに戻る(n48)。突出部材29上に原稿が無くなり
、センサS7がオンするとカウンタC1の内容を1にす
るとともにカウンタC2をインクリメントする(n48
−=n49.n50)。
こののちカウンタC2の内容をメモリエリアM−A1に
記憶されている複写部数Nと比較しくn51)、カウン
タC2の内容が複写部数N以下である場合にはnlに戻
る。n51においてカウンタC2の内容が複写部数Nを
上回った場合には、フラグFの状態をチエツクしくn5
2)、フラグFがセットされていればメモリエリアMA
7およびMA8に格納されている内容を表示してオペレ
ータに重送の発生した部数および複写されていないと思
われる原稿を表示する(n 53)。この表示を確認し
たオペレータがすセットキーを操作した場合(n54)
または、トラブルが発生せずフラグFがリセット状態で
ある場合には搬送動作が完了したとしてnlに戻る。
以上の処理においてn20〜n25がこの発明の請求項
1に係る搬送制御手段に相当し、n30、n31がこの
発明の請求項2に係る比較手段に相当し、n32〜n3
6が同じく請求項2に係る搬送制御手段に相当する。
以上のようにして本実施例によれば、搬送された原稿9
との当接により回転動作するアクチュエータlの変位量
をセンサSlにより検出し、このセンサSlの出力によ
り原稿の強度特性である腰の強さを知ることができる。
このセンサS1の出力を予め設定された許容下限値Sa
および許容上限値sbと比較し、両者の間に含まれた場
合には正規の搬送路に原稿9を導き、それ以外の場合に
は原稿を退出させることができる。これによって、循環
式自動原稿供給装置ll内に構成された搬送路15.1
6およびスイッチバック搬送路14を構成するローラの
特性、屈曲部の曲率および分岐部分の形状などに対し適
当でない強度特性の原稿が搬送されることを防止し、紙
詰まりや斜め送りなどの搬送不良を未然に防止すること
ができるまた、搬送路15.16およびスイッチバック
搬送路14を経由してホッパ12上に載置された原稿を
複数回循環させる場合に、今回のセンサS1の検出値を
前回の検出値と比較することにより、前回または今回に
おける重送の発生を検出でき、搬送路に導いた原稿枚数
を計数するカウンタC1および搬送回数を計数するカウ
ンタC2により、重送を生じた原稿を特定でき、この原
稿について後に補充のための搬送処理を容易に行うこと
ができる。特に、複数枚の原稿が軽く糊付けされていた
場合や裁断直後の原稿では、初回の搬送時に重送を生じ
、搬送路中において分離される場合がある。このような
場合にもどの部数のどの頁において重送が発生したかを
オペレータに表示することができるため、その補充作業
を極めて容易に行うことができる。
なお、本実施例では出力搬送装置として循環式自動原稿
供給装置を例にあげて説明したが循環式でない自動原稿
送り装置についてもこの発明の請求項1にかかる搬送制
御手段を有効に実施できる。また、搬送するシートとし
ては原稿に限るものではなく、カットシート状の紙葉類
を搬送するいかなる装置にもこの発明を実施することが
できる(g)発明の効果 この発明によれば搬送路中に導かれたシートの強度特性
を検出し、この検出結果に基づいてシートの搬送状態を
決定できる。このため、搬送路を構成するローラやベル
トの特性、屈曲部の曲率および分岐の有無とその形状な
どに対するシートの強度特性の適否を判別し、搬送路に
不適当なシートが搬送されないようにしてジャムや斜め
送りなどの搬送不良の発生を未然に防止することができ
る。
また、循環搬送路中を複数回にわたって原稿が搬送され
るものでは、検出手段の前回の検出結果と今回の検出結
果とを比較し、この比較結果に基づいて搬送状態を決定
することにより重送の発生を検出して適当な対応をとる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)はこの発明の実施例であるシ
ート搬送装置の検出手段を示すそれぞれ外観図および正
面図、第2図は同シートa送装置の構成を示す正面断面
の略図、第3図は同シート搬送装置の制御部のブロック
図、第4図は同シート搬送装置の制御部の一部を構成す
るRAMの要部のメモリマツプ、第5図(A)〜(C)
は同シート搬送装置の制御部の処理手順を示すフローチ
ャートである。 1−アクチュエータ、 9−原稿、11−循環式自動原稿供給装置、12−ホッ
パ、13−露光位置、 14−スイッチバック搬送路、 15.16−搬送路、 Sl−センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)搬送路中でシートの強度特性を検出する検出手段
    と、検出手段の検出結果に基づいてその後のシートの搬
    送状態を決定する搬送制御手段と、を設けてなるシート
    搬送装置。(2)ホッパからシート処理位置を経由して
    再びホッパに至る循環搬送路を備え、この循環搬送路に
    シートを複数回搬送するシート搬送装置において、 循環搬送路中でシートの強度特性を検出する検出手段と
    、今回のシート搬送時における検出手段の検出結果を前
    回のシート搬送時における検出手段の検出結果と比較す
    る比較手段と、比較手段の比較結果に基づいてその後の
    シートの搬送状態を決定する搬送制御手段と、を設けて
    なるシート搬送装置。
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