JP3381416B2 - スキュージャム検知制御装置 - Google Patents
スキュージャム検知制御装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスキュージャム検知制御
装置に関し、特に、プリントジャムとスキュージャムを
スキュージャム検知時に記録用紙を定着してから記録用
紙の搬送を停止させるようにしたスキュージャム検知制
御装置に関する。
装置に関し、特に、プリントジャムとスキュージャムを
スキュージャム検知時に記録用紙を定着してから記録用
紙の搬送を停止させるようにしたスキュージャム検知制
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスキュージャム検知制御装置とし
て、例えば、特開昭５８−７２９５９号公報に示される
ものがある。このスキュージャム検知制御装置は、転写
ドラムの手前にスキュー検知センサを設け、このスキュ
ー検知センサによって一定以上の斜行量を検知したとき
は、記録用紙の搬送を停止するようにしている。
て、例えば、特開昭５８−７２９５９号公報に示される
ものがある。このスキュージャム検知制御装置は、転写
ドラムの手前にスキュー検知センサを設け、このスキュ
ー検知センサによって一定以上の斜行量を検知したとき
は、記録用紙の搬送を停止するようにしている。
【０００３】従来の他のスキュージャム検知側制御装置
として、例えば、特開昭６３−２９２１５１号公報に示
されるものがある。このスキュージャム検知制御装置
は、定着器の手前に分岐路を設け、スキューを検知した
ときはその記録用紙を定着せずに分岐路を介してスタッ
カーに排出するようにしている。
として、例えば、特開昭６３−２９２１５１号公報に示
されるものがある。このスキュージャム検知制御装置
は、定着器の手前に分岐路を設け、スキューを検知した
ときはその記録用紙を定着せずに分岐路を介してスタッ
カーに排出するようにしている。
【０００４】従来のスキュージャム検知制御装置は、何
れもスキューによって画質が低下する恐れのある記録用
紙が排出トレイへ混入するのを防止し、正常に搬送され
た記録用紙に所定の画質の画像記録が行われた記録用紙
だけを利用することができる。
れもスキューによって画質が低下する恐れのある記録用
紙が排出トレイへ混入するのを防止し、正常に搬送され
た記録用紙に所定の画質の画像記録が行われた記録用紙
だけを利用することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスキュ
ージャム検知制御装置によると、スキュー量が所定値に
達した記録用紙の全てをスキュージャムとして処理して
いるため、プリントジャムになるはずの記録用紙までも
スキュージャムとして処理されることになり、適切なメ
ンテナンス（対策）が行えないという不都合があり、ま
たトナー転写後の記録用紙が定着前に搬送を停止された
り、スキュージャム用スタッカーへ送出されるため、転
写トナーよってマシンが汚れたり、ユーザの手が汚れた
りして不快感を与えるという不都合がある。
ージャム検知制御装置によると、スキュー量が所定値に
達した記録用紙の全てをスキュージャムとして処理して
いるため、プリントジャムになるはずの記録用紙までも
スキュージャムとして処理されることになり、適切なメ
ンテナンス（対策）が行えないという不都合があり、ま
たトナー転写後の記録用紙が定着前に搬送を停止された
り、スキュージャム用スタッカーへ送出されるため、転
写トナーよってマシンが汚れたり、ユーザの手が汚れた
りして不快感を与えるという不都合がある。
【０００６】従って、本発明の目的は、スキュージャム
とプリントジャムを判別でき、かつ所定値のスキュー量
を有するためにスキュージャムとして判定されていた記
録用紙であってもその中からプリントジャムになるもの
を区別して適切なメンテナンスができるようにしたスキ
ュージャム検知制御装置を提供することにある。
とプリントジャムを判別でき、かつ所定値のスキュー量
を有するためにスキュージャムとして判定されていた記
録用紙であってもその中からプリントジャムになるもの
を区別して適切なメンテナンスができるようにしたスキ
ュージャム検知制御装置を提供することにある。
【０００７】本発明の他の目的は、定着後にスキュージ
ャムのマシン停止処理を行うことにより、マシンの汚
れ、あるいはユーザの手の汚れを防止して不快感を解消
したスキュージャム検知制御装置を提供することにあ
る。
ャムのマシン停止処理を行うことにより、マシンの汚
れ、あるいはユーザの手の汚れを防止して不快感を解消
したスキュージャム検知制御装置を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、記録用紙を給紙部から転写部および定着部
を経て排紙部に通じる搬送路上を搬送する搬送手段と、
前記搬送路の前記転写部の前段の第１の所定の位置に設
けられ、前記記録用紙のスキューを検知したとき、スキ
ュー検知信号を出力するスキュー検知手段と、前記スキ
ュー検知信号が出力されたとき、前記記録用紙を記憶す
る記憶手段と、前記搬送路の前記転写部の後段の第２の
所定の位置に設けられ、前記記憶手段に記憶された前記
記録用紙が前記第２の所定の位置に到達したとき到達信
号を出力する到達検知手段と、前記記録用紙のプリント
ジャムを検知したときプリントジャム信号を出力するプ
リントジャム検知手段と、前記プリントジャム信号ある
いは前記到達信号が出力されたとき、前記搬送手段を制
御して前記記録用紙の搬送を停止させる制御手段より構
成されることを特徴とするスキュージャム検知制御装置
を提供するものである。
現するため、記録用紙を給紙部から転写部および定着部
を経て排紙部に通じる搬送路上を搬送する搬送手段と、
前記搬送路の前記転写部の前段の第１の所定の位置に設
けられ、前記記録用紙のスキューを検知したとき、スキ
ュー検知信号を出力するスキュー検知手段と、前記スキ
ュー検知信号が出力されたとき、前記記録用紙を記憶す
る記憶手段と、前記搬送路の前記転写部の後段の第２の
所定の位置に設けられ、前記記憶手段に記憶された前記
記録用紙が前記第２の所定の位置に到達したとき到達信
号を出力する到達検知手段と、前記記録用紙のプリント
ジャムを検知したときプリントジャム信号を出力するプ
リントジャム検知手段と、前記プリントジャム信号ある
いは前記到達信号が出力されたとき、前記搬送手段を制
御して前記記録用紙の搬送を停止させる制御手段より構
成されることを特徴とするスキュージャム検知制御装置
を提供するものである。
【０００９】このスキュージャム検知制御装置におい
て、前記スキュー検知手段は前記第１の所定の位置であ
るレジストゲートとレジストロールの間に設けられ、前
記到達検知手段は、前記第２の所定の位置である前記定
着部と前記排紙部の間に設けられた構成を有することが
好ましく、また、前記プリントジャム検知手段は、前記
記録用紙が前記所定の時間内に前記第２の所定の位置に
到達しないとき、前記プリントジャム信号を出力する構
成を有することが望ましい。当然のことながら、スキュ
ージャムとプリントジャムが区別されて表示部に表示さ
れる。
て、前記スキュー検知手段は前記第１の所定の位置であ
るレジストゲートとレジストロールの間に設けられ、前
記到達検知手段は、前記第２の所定の位置である前記定
着部と前記排紙部の間に設けられた構成を有することが
好ましく、また、前記プリントジャム検知手段は、前記
記録用紙が前記所定の時間内に前記第２の所定の位置に
到達しないとき、前記プリントジャム信号を出力する構
成を有することが望ましい。当然のことながら、スキュ
ージャムとプリントジャムが区別されて表示部に表示さ
れる。
【００１０】
【作用】スキュー検知手段が記録用紙のスキュー量を転
写部の前段で検知し、スキュー量が所定値に達している
ときはその記録用紙を記録手段に記憶する。到達検知手
段は、前記記憶手段に記憶された記録用紙の到達を所定
の時間内に検知したとき到達信号を制御手段へ出力す
る。到達信号を受けた制御手段は、その記録用紙を搬送
してきた搬送手段を停止してスキュージャムとする。こ
のようにしてスキュージャムの処理を受けた記録用紙は
定着処理を受けているので、転写トナーによってマシン
を汚したりユーザの手を汚したりすることはない。
写部の前段で検知し、スキュー量が所定値に達している
ときはその記録用紙を記録手段に記憶する。到達検知手
段は、前記記憶手段に記憶された記録用紙の到達を所定
の時間内に検知したとき到達信号を制御手段へ出力す
る。到達信号を受けた制御手段は、その記録用紙を搬送
してきた搬送手段を停止してスキュージャムとする。こ
のようにしてスキュージャムの処理を受けた記録用紙は
定着処理を受けているので、転写トナーによってマシン
を汚したりユーザの手を汚したりすることはない。
【００１１】一方、到達検知手段は記録用紙がレジスト
レーションゲートを出発してから、前述した所定の時間
内にその記録用紙を検知しないときは記憶手段の記憶内
容に関係なく、その記録用紙をプリントジャムとして処
理し、記録用紙を搬送する搬送手段を停止させる。この
ようにして、プリントジャムがスキュージャムとして誤
検知されないようにしている。
レーションゲートを出発してから、前述した所定の時間
内にその記録用紙を検知しないときは記憶手段の記憶内
容に関係なく、その記録用紙をプリントジャムとして処
理し、記録用紙を搬送する搬送手段を停止させる。この
ようにして、プリントジャムがスキュージャムとして誤
検知されないようにしている。
【００１２】
【実施例】以下、本発明のスキュージャム検知制御装置
を一実施例に基づいて詳細に説明する。
を一実施例に基づいて詳細に説明する。
【００１３】図１は、本発明のスキュージャム検知制御
装置を有するプリンタを示す。このプリンタは、エレベ
ータトレイ１１、両面コピー用トレイ１２、およびＢ
４、Ａ４およびＢ５のサイズの記録用紙を収容したカセ
ットトレイ１３、１４および１５を有した給紙部と、こ
の給紙部から排出トレイ３２、ソータ用トレイ３３等に
達する搬送路と、この搬送路の所定の位置に配置された
記録用紙検知のための検知センサＳ１〜Ｓ１５と、同じ
ようにこの搬送路の所定の位置に設けられた給紙ロール
１６、レジストレーションゲート用ソレノイド（以下、
単にレジゲートという）２０、レジストレーション用ロ
ール（以下、単にレジロールという）１７、転写部１８
Ａを有した感光体ドラム１８、および定着ロール１９
と、この搬送路に手差しの記録用紙を供給する手差しト
レイ３１と、カバ−３０を備えている。
装置を有するプリンタを示す。このプリンタは、エレベ
ータトレイ１１、両面コピー用トレイ１２、およびＢ
４、Ａ４およびＢ５のサイズの記録用紙を収容したカセ
ットトレイ１３、１４および１５を有した給紙部と、こ
の給紙部から排出トレイ３２、ソータ用トレイ３３等に
達する搬送路と、この搬送路の所定の位置に配置された
記録用紙検知のための検知センサＳ１〜Ｓ１５と、同じ
ようにこの搬送路の所定の位置に設けられた給紙ロール
１６、レジストレーションゲート用ソレノイド（以下、
単にレジゲートという）２０、レジストレーション用ロ
ール（以下、単にレジロールという）１７、転写部１８
Ａを有した感光体ドラム１８、および定着ロール１９
と、この搬送路に手差しの記録用紙を供給する手差しト
レイ３１と、カバ−３０を備えている。
【００１４】検知センサＳ１〜Ｓ１５の中で、検知セン
サＳ７は、記録用紙がレジゲート２０の位置に到達した
ことを検知するレジゲート検知センサであり、検知セン
サＳ８、Ｓ９は搬送路上に平行配置されたスキュー検知
センサであり、検知センサＳ１０は、記録用紙が定着ロ
ール１９を通過して所定の位置に到達したことを検知す
る到達検知センサである。感光体ドラム１８の周囲に
は、クリーナー、除電器、帯電器、露光部、現像機等の
周知の各ユニットが配置されるが、図示上、省略されて
おり、また、各種の情報を表示する表示部等も図示上、
省略されている。
サＳ７は、記録用紙がレジゲート２０の位置に到達した
ことを検知するレジゲート検知センサであり、検知セン
サＳ８、Ｓ９は搬送路上に平行配置されたスキュー検知
センサであり、検知センサＳ１０は、記録用紙が定着ロ
ール１９を通過して所定の位置に到達したことを検知す
る到達検知センサである。感光体ドラム１８の周囲に
は、クリーナー、除電器、帯電器、露光部、現像機等の
周知の各ユニットが配置されるが、図示上、省略されて
おり、また、各種の情報を表示する表示部等も図示上、
省略されている。
【００１５】図２は、本発明のスキュージャム検知制御
装置を示しており、ＥＳＳからの信号入力部２１、スキ
ュー検知センサＳ８、Ｓ９、到達検知センサＳ１０、ス
キュージャム検知タイマ２２、およびプリントジャム検
知タイマ２３が制御部の２４の入力に接続されており、
制御部２４の出力には、前述した搬送路上に記録用紙を
搬送する用紙搬送部２７、各種の情報を表示する表示部
２８、および原稿走査、露光、現像、転写、定着等の一
連のプリント動作を実行するプリント動作プロセス部２
９が接続されている。
装置を示しており、ＥＳＳからの信号入力部２１、スキ
ュー検知センサＳ８、Ｓ９、到達検知センサＳ１０、ス
キュージャム検知タイマ２２、およびプリントジャム検
知タイマ２３が制御部の２４の入力に接続されており、
制御部２４の出力には、前述した搬送路上に記録用紙を
搬送する用紙搬送部２７、各種の情報を表示する表示部
２８、および原稿走査、露光、現像、転写、定着等の一
連のプリント動作を実行するプリント動作プロセス部２
９が接続されている。
【００１６】制御部２４は、用紙搬送部２７、表示部２
８およびコピー動作プロセス部２９を制御するにあたっ
てＲＯＭ２５に記憶されたプログラムを読み出し、ま
た、後述するように、スキュー検知センサＳ８、Ｓ９が
所定量のスキューを検知したときは、該当する記録用紙
をスキュージャム登録メモリ（ＲＡＭ）２６に登録す
る。スキュー検知センサＳ８、Ｓ９は記録用紙がレジゲ
ート２０を出発したときにカウントを開始するスキュー
ジャム検知タイマ２２が６００ｍｓｅｃのタイマ時間を
タイムアウトしたとき、その記録用紙のスキュー量を検
知するものであり、到達検知センサＳ１０は、記録用紙
がレジゲート２０を出発ときにカウントを開始するプリ
ントジャム検知タイマ２３が２２００ｍｓｅｃのタイマ
時間をタイムアウトしたとき、その記録用紙が到達した
かどうかをチェックするものである。
８およびコピー動作プロセス部２９を制御するにあたっ
てＲＯＭ２５に記憶されたプログラムを読み出し、ま
た、後述するように、スキュー検知センサＳ８、Ｓ９が
所定量のスキューを検知したときは、該当する記録用紙
をスキュージャム登録メモリ（ＲＡＭ）２６に登録す
る。スキュー検知センサＳ８、Ｓ９は記録用紙がレジゲ
ート２０を出発したときにカウントを開始するスキュー
ジャム検知タイマ２２が６００ｍｓｅｃのタイマ時間を
タイムアウトしたとき、その記録用紙のスキュー量を検
知するものであり、到達検知センサＳ１０は、記録用紙
がレジゲート２０を出発ときにカウントを開始するプリ
ントジャム検知タイマ２３が２２００ｍｓｅｃのタイマ
時間をタイムアウトしたとき、その記録用紙が到達した
かどうかをチェックするものである。
【００１７】以上の構成において、図２のフローチャー
トに基づいて動作を説明する。
トに基づいて動作を説明する。
【００１８】ＥＳＳより、プリント動作開始指示を受信
すると、制御部２４は用紙搬送部２７、表示部２８、お
よびコピー動作プロセス部２９を制御してプリントを開
始する（ステップ１）。例えば、カセットトレイ１４か
ら給紙された記録用紙は、レジゲート２０によって一時
的に停止させられた後、レジゲート２０が所定のタイミ
ングで開き、レジゲート２０から記録用紙が転写部１８
Ａの方向へ給紙される（ステップ２）。このタイミング
でスキュージャム検知タイマ２２とプリントジャム検知
タイマ２３がタイマ時間（６００ｍｓｅｃおよび２２０
０ｍｓｅｃ）のカウントを開始する（ステップ３）。ス
キュージャム検知タイマ２２が６００ｍｓｅｃのタイマ
時間をタイムアウトする（ステップ４）と、スキュー検
知センサＳ８、Ｓ９が記録用紙のスキュー量を検知して
制御部２４へ出力する。制御部２４は入力したスキュー
量が基準値より大きいときスキュージャムと判定する
（ステップ５）。その記録用紙がスキュージャムと判定
されたときはその記録用紙がスキュージャム登録メモリ
２６に登録される（ステップ６）。一方、スキュー量が
基準値に達しないときは、特別の制御は行われない（ス
テップ７）。スキュー検知センサＳ８、Ｓ９を通過した
記録用紙はレジロール１７でレジストレーションを取ら
れた後、転写部１８Ａで感光体ドラム１８のトナー像を
転写され、定着ロール１９の方向へ搬送される。前述し
たプリントジャム検知タイマ２３は２２００ｍｓｅｃの
タイマ時間のカウントを継続しており、そのタイマ時間
をタイムアウトしたとき（ステップ８）、到達検知セン
サＳ１０が記録用紙の到達をチェックする（ステップ
９）。このとき、その記録用紙が定着ロール１９で定着
を受けてその位置に到達していれば、スキュージャム登
録メモリ２６をチェックする（ステップ１０）。スキュ
ージャム登録メモリ２６のチェックにおいて、その記録
用紙が登録されていたときは、制御部２４は用紙搬送部
２７を制御して記録用紙の搬送を停止する（ステップ１
１）。同時に、スキュージャムが発生したことを表示部
２８に表示し、コピー動作プロセス部２９の動作は停止
させられる。これがいわゆるスキュージャムによるマシ
ンの停止である。このとき記録用紙は既に転写トナー像
の定着処理を受けているので、マシンが汚れたり、ユー
ザの手が汚れたりすることはない。一方、その記録用紙
がスキュージャム登録メモリ２６に登録されていなかっ
たときは、制御部２４は特別の制御を行わない（ステッ
プ１３）。これによって画像記録を受けた記録用紙は正
常な画像記録を受けたものとして排出トレイ３２に排出
される。一方、ステップ９において２２００ｍｓｅｃの
タイマ時間が経過したときに、到達検知センサＳ１０が
記録用紙の到達を検知しないときは、スキュージャム登
録メモリ２６の登録内容に関係なくその記録用紙はプリ
ントジャムを発生したと判断され、マシンの停止が行わ
れる（ステップ１２）。プリントジャムによるマシンの
停止は到達時間にだけ基づいており、スキュージャム登
録メモリ２６の記憶内容に一切依存しない。
すると、制御部２４は用紙搬送部２７、表示部２８、お
よびコピー動作プロセス部２９を制御してプリントを開
始する（ステップ１）。例えば、カセットトレイ１４か
ら給紙された記録用紙は、レジゲート２０によって一時
的に停止させられた後、レジゲート２０が所定のタイミ
ングで開き、レジゲート２０から記録用紙が転写部１８
Ａの方向へ給紙される（ステップ２）。このタイミング
でスキュージャム検知タイマ２２とプリントジャム検知
タイマ２３がタイマ時間（６００ｍｓｅｃおよび２２０
０ｍｓｅｃ）のカウントを開始する（ステップ３）。ス
キュージャム検知タイマ２２が６００ｍｓｅｃのタイマ
時間をタイムアウトする（ステップ４）と、スキュー検
知センサＳ８、Ｓ９が記録用紙のスキュー量を検知して
制御部２４へ出力する。制御部２４は入力したスキュー
量が基準値より大きいときスキュージャムと判定する
（ステップ５）。その記録用紙がスキュージャムと判定
されたときはその記録用紙がスキュージャム登録メモリ
２６に登録される（ステップ６）。一方、スキュー量が
基準値に達しないときは、特別の制御は行われない（ス
テップ７）。スキュー検知センサＳ８、Ｓ９を通過した
記録用紙はレジロール１７でレジストレーションを取ら
れた後、転写部１８Ａで感光体ドラム１８のトナー像を
転写され、定着ロール１９の方向へ搬送される。前述し
たプリントジャム検知タイマ２３は２２００ｍｓｅｃの
タイマ時間のカウントを継続しており、そのタイマ時間
をタイムアウトしたとき（ステップ８）、到達検知セン
サＳ１０が記録用紙の到達をチェックする（ステップ
９）。このとき、その記録用紙が定着ロール１９で定着
を受けてその位置に到達していれば、スキュージャム登
録メモリ２６をチェックする（ステップ１０）。スキュ
ージャム登録メモリ２６のチェックにおいて、その記録
用紙が登録されていたときは、制御部２４は用紙搬送部
２７を制御して記録用紙の搬送を停止する（ステップ１
１）。同時に、スキュージャムが発生したことを表示部
２８に表示し、コピー動作プロセス部２９の動作は停止
させられる。これがいわゆるスキュージャムによるマシ
ンの停止である。このとき記録用紙は既に転写トナー像
の定着処理を受けているので、マシンが汚れたり、ユー
ザの手が汚れたりすることはない。一方、その記録用紙
がスキュージャム登録メモリ２６に登録されていなかっ
たときは、制御部２４は特別の制御を行わない（ステッ
プ１３）。これによって画像記録を受けた記録用紙は正
常な画像記録を受けたものとして排出トレイ３２に排出
される。一方、ステップ９において２２００ｍｓｅｃの
タイマ時間が経過したときに、到達検知センサＳ１０が
記録用紙の到達を検知しないときは、スキュージャム登
録メモリ２６の登録内容に関係なくその記録用紙はプリ
ントジャムを発生したと判断され、マシンの停止が行わ
れる（ステップ１２）。プリントジャムによるマシンの
停止は到達時間にだけ基づいており、スキュージャム登
録メモリ２６の記憶内容に一切依存しない。
【００１９】以上の実施例では、到達検知センサとして
検知センサＳ１０を使用したが、定着ロール１９の後段
であり、かつ、排出トレイ３２の前段であれば良いの
で、検知センサＳ１１、Ｓ１２、Ｓ１３を使用しても良
い。また、制御のタイミングは記録用紙の先端が到達検
知センサに到達したタイミングと、後端がそこを通過し
たタイミングから条件に応じて１つを選択すればよい。
検知センサＳ１０を使用したが、定着ロール１９の後段
であり、かつ、排出トレイ３２の前段であれば良いの
で、検知センサＳ１１、Ｓ１２、Ｓ１３を使用しても良
い。また、制御のタイミングは記録用紙の先端が到達検
知センサに到達したタイミングと、後端がそこを通過し
たタイミングから条件に応じて１つを選択すればよい。
【００２０】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のスキュージ
ャム検知制御装置によると、スキュージャムとプリント
ジャムを判別して検知し、スキュージャムによるマシン
の停止は記録用紙が定着処理を受けた後に行うようにし
たので、適切なメンテナンスが行え、かつマシンおよび
ユーザの手の汚れが防止できて不快感を解消することが
できる。
ャム検知制御装置によると、スキュージャムとプリント
ジャムを判別して検知し、スキュージャムによるマシン
の停止は記録用紙が定着処理を受けた後に行うようにし
たので、適切なメンテナンスが行え、かつマシンおよび
ユーザの手の汚れが防止できて不快感を解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の構成を示す説明図。
【図２】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図３】本発明の一実施例の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
１１──エレベータトレイ
１２──両面コピートレイ
１３〜１５──カセットトレイ
１６──給紙ロール
１７──レジロール
１８──感光体ドラム
１８Ａ──転写部
１９──定着ロール
３０──カバ−
３１──手差しトレイ
３２──排出トレイ
３３──ソータ
Claims (3)
- 【請求項１】 記録用紙を給紙部から転写部および定着
部を経て排紙部に通じる搬送路上を搬送する搬送手段
と、 前記搬送路の前記転写部の前段の第１の所定の位置に設
けられ、前記記録用紙のスキューを検知したとき、スキ
ュー検知信号を出力するスキュー検知手段と、 前記スキュー検知信号が出力されたとき、前記記録用紙
を記憶する記憶手段と、 前記搬送路の前記転写部の後
段の第２の所定の位置に設けられ、所定の時間内に前記
記憶手段に記憶された前記記録用紙が前記第２の所定の
位置に到達したとき、到達信号を出力する到達検知手段
と、 前記記録用紙のプリントジャムを検知してプリントジャ
ム信号を出力するプリントジャム検知手段と、 前記プリントジャム信号あるいは前記到達信号が出力さ
れたとき、前記搬送手段を制御して前記記録用紙の搬送
を停止させる制御手段より構成されることを特徴とする
スキュージャム検知制御装置。 - 【請求項２】 前記スキュー検知手段は、前記第１の所
定の位置であるレジストレーションゲートとレジストレ
ーションロールの間に設けられ、 前記到達検知手段は、前記第２の所定の位置である前記
定着部と前記排紙部の間に設けられた構成を有する請求
項第１項記載のスキュージャム検知制御装置。 - 【請求項３】 前記プリントジャム検知手段は、前記記
録用紙が前記所定の時間内に前記第２の所定の位置に到
達しないとき、前記プリントジャム信号を出力する構成
を有する請求項第１項記載のスキュージャム検知制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28331194A JP3381416B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | スキュージャム検知制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28331194A JP3381416B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | スキュージャム検知制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08143181A JPH08143181A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3381416B2 true JP3381416B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=17663821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28331194A Expired - Fee Related JP3381416B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | スキュージャム検知制御装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3381416B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-11-17 JP JP28331194A patent/JP3381416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08143181A (ja) | 1996-06-04 |
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