JP2679695B2 - 複写機の用紙搬送制御装置 - Google Patents

複写機の用紙搬送制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は裁断された用紙にコ
ピーを行う複写機に係わり、特に複写機内部で発生した
紙詰りを処理した後に搬送路にまだ用紙が存在する場合
に、この用紙を排出させるための複写機の用紙搬送制御
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に複写機はその機能が複雑化される
ほど、搬送路が複雑化し、またその全長が長くなる。そ
こで、用紙の搬送方法に各種の改良が加えられているも
のの、搬送路中における用紙の紙詰り(ジャム)はこれ
を皆無にすることができない。 【0003】図13は、搬送路中を搬送される用紙につ
いてのジャム検出原理を表わしたものである。搬送路1
上を搬送される用紙2は、複数の用紙検知センサS1、
S2……の検知領域を順に通過する。ことき、これらの
用紙検知センサS1、S2……は予め個別に定められた
タイミングで用紙の存否を検知し、(1)用紙2の通過
すべきタイミングで用紙2の存在が検知されないとき
や、(2)用紙2の存在すべきでないタイミングでこの
用紙の存在が検知されたときには、共にジャムが発生し
たとの判別を行うことになる。 【0004】さて、両面コピーや多重複写(同一面に対
する複数回のコピー)を行ったりすることのできる複写
機のように比較的高級な複写機では、搬送路中を搬送さ
れている用紙にジャムが発生したとき、この搬送路に同
時に幾つかの用紙が搬送中の状態で存在している可能性
がある。 【0005】従来では、一度ジャムが発生すると、搬送
路中に存在した用紙をオペレータがすべて除去してい
た。しかしながら、搬送路が複雑化すると、オペレータ
にすべての用紙を除去させることが事実上不可能となっ
てきた。そこで最近では、ジャムを発生させた用紙のみ
をオペレータが取り除けば、他の用紙は自動的に排出す
るようにした複写機が登場している(特開昭59−74
844号公報)。ジャムの生じた箇所は複写機のコンソ
ール部分等に表示されることが通常なので、これにより
オペレータの負担が大幅に軽減されることになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、複写機によ
るこの自動排出処理には大きな問題が存在する。それ
は、オペレータがジャムの生じた箇所の用紙ばかりでな
く、搬送路上に存在するそれ以外の用紙をも取り除いた
場合の問題である。これを図14および図15を用いて
説明する。 【0007】図14は、搬送路1上にジャム処理のため
に停止している2枚の用紙2A、2Bが、共に用紙検知
センサS1、S2によって検知される位置に存在してい
る場合である。この場合には、例えば一方の用紙2Aが
ジャム処理時に間違って除去されても、複写機はこれを
対応する用紙検知センサS1によって検知することがで
きる。すなわち、この場合には、除去されなかった用紙
2Bについてのみ排出作業を開始させ、この用紙2Bが
搬送路上でジャムを発生させないかどうかを監視すれば
よい。 【0008】ところがこのように搬送路に残存している
用紙すべてが用紙検知センサによって検知されていると
いう事態はむしろ極めて少ない。図15は3枚の用紙2
C〜2Eのうち、1枚の用紙2Dがどの用紙検知センサ
によっても検知されていない状態を示している。この状
態でオペレータがジャムを生じさせていない用紙2Bを
も誤って除去したとする。この除去の事実は複写機が判
別することができない。従って複写機が第1の用紙検知
センサS1等によってこの用紙2Dの存在を記憶してい
た場合には、用紙搬送再開後所定時間以内に第2の用紙
検知センサS2がこれを検知しないことをもってジャム
の発生と判断し、自動排出処理をストップさせてしま
う。 【0009】このように、ジャムの生じた用紙のみ取り
除けばよい複写機でオペレータがこれ以外の用紙をも取
り除いた場合には、ジャム除去後の自動排出処理がスム
ーズに行えないという問題があった。 【0010】そこで本発明の目的は、ジャムの生じた用
紙の除去後に開始される残存用紙の自動排出処理を効率
的に行わせることのできる複写機の用紙搬送制御装置を
提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明では、搬送路中に
紙詰りが生じたとき、その該当する用紙を除去した後に
この搬送路中に残存する用紙を新たなコピー作業開始前
に自動的に排出させるようにした自動排出処理モードを
備えた複写機の用紙搬送制御装置において、搬送路中の
用紙を搬送する用紙搬送手段と、この用紙搬送手段によ
り搬送される用紙を検知する複数の用紙検知センサと、
自動排出処理モード開始時に、用紙搬送手段を1番長い
距離のセンサ間を用紙が正常に搬送されるのに必要な所
定時間だけ作動させ、複数の用紙検知センサの出力に応
じて搬送路中に残存する用紙の有無を判定する残存用紙
判定手段と、この残存用紙判定手段により、残存用紙が
ないと判断した場合に自動排出処理モードを終了させ、
残存用紙があると判断した場合に自動排出処理モードを
継続する自動排出処理モード確立手段とを複写機の用紙
搬送制御装置に具備させる。 すなわち本発明では、自動
排出処理モード開始時に、用紙搬送手段を1番長い距離
のセンサ間を用紙が正常に搬送されるのに必要な所定時
間だけ作動させるようにして、搬送路中に残存する用紙
の有無を判定する。そして、残存用紙がないと判断した
場合にはこの所定時間が経過した時点で自動排出処理モ
ードを終了させる。これに対して、残存用紙があると判
断した場合にはこの搬送路中に残存する用紙を自動的に
排出させるように自動排出処理モードを継続するように
している。 【0012】ところでこの発明で用いられる用紙検知セ
ンサは、前記した所定時間中に2以上の用紙を検出する
こともあり得る。この場合には、この枚数を積算するよ
うにして、以後の搬送制御のデータとして用いることが
できる。 【0013】 【発明の実施の形態】 【0014】 【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。 【0015】図1は本発明を適用する複写機の概要を表
わしたものである。この複写機は複写機本体11の内部
に3段の供給トレイ12〜14を配置している。これら
の供給トレイ12〜14は、収容されている用紙15が
使用されるのに従いそれらの底板が上方に持ち上げられ
るようになっており、一番上の用紙はそれぞれ常に所定
の位置(高さ)に設定されるようになっている。 【0016】3段の供給トレイ12〜14のそれぞれわ
ずか上方には、フィードベルト16〜18がそれぞれ配
置されている。用紙供給のために例えば上段供給トレイ
12が選択されると、対応する上段フィードベルト16
内のエアーが吸引され、用紙15が1枚だけこの上段フ
ィードベルト16に吸引される。 【0017】上段フィードベルト16は所定のタイミン
グで回転を開始するので、吸引された用紙15は第2の
用紙検知センサ(以下この明細書では用紙検知センサを
単にセンサと略称する。)S2によって検知された後、
バーチカル・トランスポート21の方向に搬送される。
バーチカル・トランスポート21に到達した用紙15
は、このトランスポートによって下方に搬送され、レジ
・トランスポート22に到達する。レジ・トランスポー
ト22ではレジストレーションロール23によって搬送
タイミングの調整が行われる。この結果、所定のタイミ
ングで搬送を開始された用紙15は、第5のセンサS5
を経た後、感光体ベルト24と転写器25の間を通過
し、このときトナー像の転写が行われる。 【0018】ところで、感光体ベルト24は無端ベルト
であり、メインモータ27の駆動力を伝達されたドライ
ブロール28によって矢印29方向に定速回転されるよ
うになっている。感光体ベルト24と近接して配置され
ている帯電器31はこのベルト表面を均一に帯電する。
露光ステーション32は、プラテン33にセットされた
原稿(図示せず)を内蔵のフラッシュランプで露光し、
光像をこの帯電後の感光体ベルト24に照射する。この
ようにして静電潜像の形成が行われる。この後、静電潜
像は現像器34で現像され、トナー像が形成される。こ
のトナー像が前記した用紙15に転写されることにな
る。 【0019】トナー像転写後の用紙15は、プリフュー
ザ・トランスポート36によって今度は上方に搬送され
る。プリフューザ・トランスポート36には、用紙の通
過を検知するための第6のセンサS6が配置されてい
る。プリフューザ・トランスポート36を通過した用紙
15は、定着ロール37を通過してここで熱定着され
る。定着後の用紙15はポストフューザ・トランスポー
ト38によって更に上方まで搬送される。 【0020】ポストフューザ・トランスポート38には
用紙検出のための第7〜第10のセンサS7〜S10
と、搬送路切り換え用の3つのゲート41〜43、並び
に用紙15の表裏を反転するためのインバータユニット
45が配置されている。このうち、第7のセンサS7は
定着ローラ37の近傍に、また第8のセンサS8は第1
のゲート41の手前にそれぞれ配置されている。 【0021】第1のゲート41は用紙をインバータ45
に送り込むか否かの切り換えを行う。インバータ45に
送り込まれて表裏の反転した用紙およびインバータ45
方向に送りこまれなかった用紙は、第2のゲート42の
配置されている場所まで搬送される。第2のゲート42
は、この用紙を複写機本体11の上面に設けられた排出
トレイ46に向けて排出するか、更に後段の搬送路に受
け渡すかを選択するゲートである。排出トレイ46の近
傍には第9のセンサS9が設けられており、用紙が排出
されるかどうかの検出を行うようになっている。 【0022】第2のゲート42によって排出トレイ46
方向に排出されなかった用紙は、第3のゲート43に到
達する。この第3のゲート43によって、用紙はホリゾ
ンタル・トランスポート48を経て図示しないパージ・
トレイに向けて排出されるか、デュプレックス・トレイ
49に排出されるかが選択される。第10のセンサS1
0はこの第3のゲートの近傍に配置されている。 【0023】ところでデュプレックス・トレイ49は、
両面複写や同一面における重複した複写を行う際に使用
するトレイである。すなわちデュプレックス・トレイ4
9に収容された用紙は、所定のタイミングでフィードベ
ルト51によってバーチカル・トランスポート21の方
向へ送り出され、前記したと同様にして感光体ベルト2
4によって再度トナー像の転写を受けることになる。フ
ィードベルト51の排出側には、後に説明するように用
紙搬送用のテイクアウェイ・ロール(図7参照)が配置
されており、このテイクアウェイ・ロールの排出側には
第1のセンサS1が配置されている。 【0024】なお、この複写機でメインモータ27は用
紙 15の搬送駆動源となるので、このモータの回転に
同期して各種タイミングを制御する必要がある。このた
め、メインモータ27の回転軸にはエンコーダ53が取
り付けられており、これから出力されるパルス信号が複
写機各部の制御の基準クロックとして用いられる。 【0025】また、中段フィードベルト17および下段
フィードベルト18のそれぞれ排出側近傍には、第1の
センサS1について説明した場合と同様に図示しないテ
イクアウェイ・ロールが配置さており、これらのテイク
アウェイ・ロールの用紙搬入側には第3および第4のセ
ンサS3、S4が配置されている。第2のセンサS2に
ついても同様である。このように第2〜第4のセンサS
2〜S4は、第1のセンサS1と比べてそれらのテイク
アウェイ・ロールに対する配置関係が逆となっている。 【0026】図2は以上のような構成の複写機における
スタートボタン(図示せず)を押した場合の制御動作の
概略を表わしたものである。この複写機の図示しないコ
ンソールにはプリントの開始等を指示するためのスター
トボタンが配置されている。このスタートボタンを押す
とメインモータ27が駆動を開始される(ステップ1
(ただし、図面では「ステップ1」を単に丸付き数字の
「」と表示する。以下他のステップおよび他の図面の
ステップについても同様に表記する。)図示しないCP
U(中央処理装置)は、この状態で、同じく図示しない
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)の所定の領域を
読み出し、これによって複写機がパージ制御を行わなけ
ればならない状態であるかどうかを判断する(ステップ
2)。 【0027】ここでパージ制御とは、複写機で発生した
ジャムを除去した後、搬送路内にまだ残っている用紙を
排出するための自動排出処理モード上での制御である。
ジャムが発生し、該当する用紙が搬送路から除去される
と、前記したRAMの所定領域にパージ制御を行わせる
ためのデータが書き込まれるようになっており、CPU
はこれを基にパージ制御の必要の有無を判別することに
なる。 【0028】パージ制御による用紙の排出が必要な場合
には(Y)、その制御が行われ(ステップ3)、この後
コピー作業が行われる(ステップ4)。これに対して、
パージ制御による用紙の排出が必要でない場合には(ス
テップ2;N)、直ちにコピー作業が開始される(ステ
ップ4)ことになる。コピー作業が終了したら、メイン
モータ27の駆動が停止され(ステップ5)、複写機の
制御が終了する(エンド)。 【0029】図3〜図6は、パージ制御の詳細として用
紙の自動排出について用紙のまだ排出動作の行われない
段階の作業、すなわち始動ルーチンの部分を表わしたも
のである。パージ制御が行われる場合には、これらの図
3〜図6においてまずオン・センサ・カウンタ(0Sカ
ウンタ)の内容がクリアされる(ステップ1)。ここで
オン・センサ・カウンタとは、ジャム除去後の搬送路上
に用紙が何枚存在するかをカウントするカウンタであ
る。オン・センサ・カウンタの計数結果は、前記したR
AMの所定の領域に書き込まれ、逐次更新される。 【0030】オン・センサ・カウンタがクリアされた
ら、 CPUは次に各センサS1〜S10に対応して設
けられたオン用多重カウンタ(OMカウンタ)の内容を
すべて零にする(ステップ2)。オン用多重カウンタ
は、パージ期間の所定時間内に各センサS1〜S10が
カウントする用紙の枚数を記録するカウンタである。こ
のオン用多重カウンタの計数値も前記したRAMの他の
所定領域に書き込まれ、適宜その内容が更新されること
になる。 【0031】以上の作業が終了したら、CPUはRAM
の他の領域に割り振られたセンサバッファ(Sバッフ
ァ)に第1のセンサS1をセットする(ステップ3)。
これにより、CPUはまず第1のセンサS1について用
紙が存在するかどうかの判別作業を開始することにな
る。 【0032】この判別作業では、まずセンサバッファに
よって示されているセンサすなわち第1のセンサS1が
用紙を検出しているか否かが判別される(ステップ
4)。第1のセンサS1が用紙を現時点で検出していな
い場合(N)には、第1のセンサについて用意されたオ
ン用多重カウンタの計数値が零であるか否かが次に判別
される(ステップ5)。零であれば(Y)、センサバッ
ファによって示されているセンサ(この場合は第1のセ
ンサS1)の検出出力がオフからオンへ変化する場合に
これを検知するための検知要求がセットされる(ステッ
プ6)。 【0033】図7はこのような検知動作の意義を説明す
るためのものである。先に説明したように、フィードロ
ール51の排出側には用紙搬送用のテイクアウェイ・ロ
ール61、62が配置されており、その後段に第1のセ
ンサが設けられている。図3のステップ4で第1のセン
サS1が用紙を検出していないということは、用紙がこ
のセンサS1の近傍に全く存在しない場合と、存在して
いるがこの時点では検知されていない場合との2つの場
合があり得る。後者には、用紙がテイクアウェイ・ロー
ル61、62に挟持されている場合がある。この場合に
は、メインモータ27の駆動開始と共にテイクアウェイ
・ロール61、62が用紙を送り出し、その先端が第1
のセンサS1によって検知されることになる。従ってス
テップ6ではこの状態を考慮に入れて、オン変化の検知
要求をセットする。ステップ5でセンサバッファの内容
が零でない場合には、テイクアウェイ・ロール61、6
2による用紙の送り出しがすでに終了した状態なので、
オン変化検知要求はセットされない(ステップ5;
N)。 【0034】ステップ6で第1のセンサS1のオン変化
要求がセットされたら、そのオン用多重カウンタが+1
される(ステップ7)。これはこのオン変化要求がセッ
トされた状態を表わすものである。この次にCPUは現
在のセンサバッファの内容が第1〜第9のセンサS1〜
S9かどうかを調べる(ステップ8)。これは第10の
センサS10とそれ以外のセンサS1〜S9とで処理手
順を異ならせるためである。センサバッファには第1の
センサS1がセットされているので(ステップ3参
照)、センサバッファの示すセンサの番号が1だけ加算
され、更新される(ステップ9)。 【0035】現在のセンサバッファの内容が第1のセン
サS1なので、センサバッファには新しく第2のセンサ
S2が代って書き込まれる。第2のセンサS2について
も第1のセンサS1と同様の作業が行われる。この第2
のセンサS2ついても用紙の検知が行われなかったら、
これについてもオン変化検知の要求がセットされ、セン
サバッファの更新が行われる(ステップ4〜9)。この
ようにして、第10のセンサS10までの現時点での用
紙検知の有無がチェックされ、用紙が存在しないセンサ
に対してはオン変化検知要求がセットされることにな
る。 【0036】これに対して、第2のセンサS2について
用紙の検知が行われたとする(ステップ4;Y)。この
場合、センサバッファで示されるセンサは第2のセンサ
S2なので(ステップ10、11;N)、センサバッフ
ァで指示される次のセンサ用のオン用多重カウンタを1
だけ加算する(ステップ12)。ここでセンサバッファ
で指示される次のセンサとは、次の第1表に示すような
ものである。 【0037】 【表1】 【0038】すなわち、センサバッファで示されている
現在のセンサは第2のセンサS2なので、第5のセンサ
S5についてのオン用多重カウンタが+1されることに
なる。これは、図1で了解されるように、第2のセンサ
S2で検出された用紙は、仮にジャムを発生させないで
搬送されるとすれば、バーチカル・トランスポート21
を経てレジ・トランスポート22に到達し、ここに配置
されている第5のセンサS5によってその先端が検知さ
れるはずだからである。 【0039】このようにして加算された第5のセンサS
5のカウント値が+1であれば(ステップ13;Y)、
この第5のセンサS5についてのオン変化検知要求をセ
ットする(ステップ14)。これは、第5のセンサS5
で用紙の先端検知を行うためである。この後、センサバ
ッファで示されるセンサすなわち第2のセンサS2から
指示された第5のセンサS5へ向かう用紙に対するオン
・ジャムタイマがセットされる(ステップ15)。これ
は、第5のセンサS5で用紙の先端が検知されるまでの
最大時間をセットして、この時間内に用紙の先端が検知
されないときには、ジャムが発生したと判断しようとす
るものである。 【0040】なお、ステップ13でオン用多重カウンタ
の内容が+1でなければ(N)、第2のセンサS2から
第5のセンサS5に至るオン・ジャムタイマが直接セッ
トされる(ステップ15)。これは、例えば第1のセン
サS1について用紙の検知が行われてしたとすると、こ
の段階で第5のセンサS5についてオン変化検知要求の
セットが行われる(ステップ14)ので、新たに行う必
要がないからである。 【0041】オン・ジャムタイマがセットされたら、セ
ンサバッファで示されるセンサすなわち第2のセンサS
2についてオフ変化検知要求がセットされる(ステップ
16)。これは現在検知の行われている第2のセンサS
2が用紙の後端を検知できるかどうかを調べるためであ
る。このため、第2のセンサS2が用紙の後端を検知す
るまでの最大時間をオフ・ジャムタイマでセットする
(ステップ17)。この後、オン・センサ・カウンタが
1だけ加算される(ステップ18)。これは、第2のセ
ンサS2で用紙が1枚検知されたことをカウントするた
めである。 【0042】以上のようにして第2のセンサS2につい
ての作業が終了したらセンサバッファの内容が更新され
(ステップ9)、第3のセンサS3について同様の作業
が行われる。このようにして、第7のセンサS7まで、
用紙を検知している場合のジャム検知作業の設定が行わ
れる。 【0043】さて、第8のセンサS8が用紙を検知して
いる場合(ステップ4、10;Y)、CPUは複写機本
体11にパージトレイがついているかどうかを判断する
(ステップ19)。ここでパージトレイとは、複写機本
体11に接続される図示しないソータ上に設けられたト
レイをいう。 【0044】パージトレイがついている場合には
(Y)、第10のセンサS10のオン用多重カウンタが
1だけ加算される(ステップ20)。これは、この場
合、第2のゲート42の制御によって用紙はホリゾンタ
ル・トランスポート48を経て機外に排出されるため、
第10のセンサS10で用紙の先端検知を行うのであ
る。第10のセンサS10のオン用多重カウンタのカウ
ント値が+1となれば(ステップ21;Y)、このセン
サS10についてのオン変化検知要求がセットされる
(ステップ22)。そして、第8のセンサS8から第1
0のセンサS10までの搬送距離を考慮したオン・ジャ
ムタイマがセットされる(ステップ23)。この後、第
8のセンサS8について、その後端検知のためのオフ変
化検知要求がセットされ(ステップ16)、オフ・ジャ
ムタイマがセットされることになる(ステップ17)。
この後、第8のセンサの用紙検知の結果としてオン・セ
ンサ・カウンタが1だけ加算されることになる(ステッ
プ18)。 【0045】これに対して複写機本体11にパージトレ
イがついていない場合(ステップ19;N)、用紙は排
出トレイ46の方向に搬送されるので、第9のセンサS
9のオン用多重カウンタが1だけ加算される(ステップ
24)。 【0046】この場合も、第9のセンサS9のオン用多
重カウンタのカウント値が+1であると(ステップ2
5;Y)、このセンサS9についてオン変化検知要求が
セットされ(ステップ26)、オン・ジャムタイマがセ
ットされて(ステップ27)、第9のセンサまで用紙の
先端が搬送されるかどうかについての作業の設定が行わ
れる。この後、第8のセンサS8について、その後端検
知のためのオフ変化検知要求がセットされ(ステップ1
6)、オフ・ジャムタイマがセットされる(ステップ1
7)。この後、第8のセンサの用紙検知の結果としてオ
ン・センサ・カウンタが1だけ加算される(ステップ1
8)。 【0047】次に第9または第10のセンサS9、S1
0が用紙を検知していた場合を説明する。これらの場合
(ステップ11;Y)には、搬送路の最後に配置された
センサなので、これらのセンサS9またはS10のオフ
変化検知要求のみがセットされることになる(ステップ
16)。そして対応するセンサについてのオフ・ジャム
タイマがセットされ(ステップ17)、用紙検知の結果
としてのオン・センサ・カウンタが1だけ加算される
(ステップ18)。 【0048】このようにして第10のセンサS10まで
すべてのセンサのチェックが行われたら(ステップ8;
N)、CPUはオン・センサ・カウンタが零であるかど
うかを判断する(ステップ28)。オン・センサ・カウ
ンタが零であれば(Y)、用紙はそれぞれのセンサによ
って検知されていないことになる。そこでこの場合に
は、1番長い距離のセンサ間に用紙が存在することも考
慮にいれてパージタイマ(Pタイマ)を2秒にセット
し、オール・オフ・フラグ(ALL OFF FLAG) をセットす
る(ステップ29)。このオール・オフ・フラグは、す
べてのセンサS1〜S10が用紙を初期的に検出してい
ないことを示すものである。 【0049】これに対して、オン・センサ・カウンタが
零でない場合には(ステップ28;N)、パージタイマ
を5秒にセットし、オール・オフ・フラグをリセットす
る(ステップ30)。 【0050】ここで5秒のパージ時間は、第1のセンサ
S1に用紙があったとしても、第9または第10のセン
サS9またはS10を通過してこれが機外に出るまでに
十分な時間をいう。 【0051】以上のようにして、自動排出始動ルーチン
が終了する。この後、図2で示したメインモータ 27
の駆動が開始され(図2ステップ1)、パージ制御が行
われることになる(図2ステップ3)。 【0052】図8および図9は、このパージ制御におけ
る自動排出ラン(RUN)中の各センサのオン処理を表
わしたものである。この各センサS1〜S10のオン処
理においては、オン変化要求を行ったセンサについてオ
ン変化(用紙の先端検知)が行われたとき、これを処理
するものである。 【0053】この処理では、まずセンサバッファによっ
て示されたオン・ジャムタイマをリセットする(ステッ
プ1)。このとき、多重にタイマがセットさている場合
には、最初にタイムアウトするタイマのみがセットされ
る。 【0054】さて、センサバッファによって示されるオ
ン変化したセンサが第8のセンサS8であったとすると
(ステップ2;Y)、図3〜図6で示したルーチンと同
様に複写機本体11にパージトレイがついているかどう
かが判断される(ステップ3)。パージトレイがついて
いる場合には(Y)、第10のセンサS10のオン用多
重カウンタが1だけ加算される(ステップ4)。 【0055】この結果、第10のセンサS10のオン用
多重カウンタのカウント値が+1であれば(ステップ
5;Y)、第10のセンサS10まで用紙の先端が到達
することを検知するために第10のセンサS10につい
てオン変化検知要求がセットされる(ステップ6)。こ
の後、このセンサS10についてオン・ジャムタイマが
セットされることになる(ステップ7)。 【0056】これに対して第10のセンサS10のオン
用多重カウンタのカウント値が+1でなければ(ステッ
プ5;N)、このセンサS10についてのオン・ジャム
タイマが直接セットされることになる。 【0057】この後、オン変化が検知された第8のセン
サS8について、用紙の後端を検知するためにオフ変化
検知要求がセットされる(ステップ8)。そしてこの第
8のセンサS8についてオフ・ジャムタイマがセットさ
れることになる(ステップ9)。 【0058】CPUは次に、先のルーチンで説明したオ
ール・オフ・フラグがリセットされているかどうかを判
別する(ステップ10)。オール・オフ・フラグがリセ
ットされていない場合、すなわちメインモータ27の始
動前にすべてのセンサS1〜S10で用紙の検知が行わ
れていなかった場合には(N)、用紙が新たに検知され
たことになる。従ってこの場合には、オール・オフ・フ
ラグがリセットされ(ステップ11)、パージタイマの
2秒間の設定がキャンセルされ、4秒間に再設定される
(ステップ12)。すなわち、これで最大6秒間のパー
ジ期間が設定され、用紙の排出処理が行われることにな
る。 【0059】パージタイマが再設定されたら、センサバ
ッファで示されるセンサすなわち第8のセンサS8につ
いてのオン用多重カウンタが1だけカウントダウンされ
る(ステップ13)。これは先にオン用多重カウンタを
1だけ加算していたのに対応させたものである。この結
果として、この第8のセンサS8についてのオン用多重
カウンタのカウント値が零にならなければ(ステップ1
4;N)、再度このセンサS8のオン変化検知要求をセ
ットする(ステップ15)。 【0060】これに対して、このセンサS8のオン用多
重カウンタが零になれば、用紙の先端検知を行う必要が
ないので、オン変化検知要求をセットすることなく、こ
のルーチンが終了する。 【0061】ステップ3に戻って複写機本体11にパー
ジトレイがついていなかった場合には(N)、第9のセ
ンサS9のオン用多重カウンタが1だけ加算される(ス
テップ16)。この結果としてこのオン用多重カウンタ
のカウント値が+1となれば(ステップ17;Y)、第
9のセンサS9について用紙の先端検知のためのオン変
化検知要求がセットされる(ステップ18)。そしてこ
の第9のセンサS9についてオン・ジャムタイマがセッ
トされる(ステップ19)。この後、センサバッファで
示されるセンサすなわち第8のセンサS8についてのオ
フ変化検知要求がセットされ(ステップ8)、このセン
サS8についてのジャムタイマがセットされる(ステッ
プ10)。以下同様である(ステップ11〜15)。 【0062】次にセンサバッファで示されるオン変化し
たセンサが第1から第7のセンサであったとする(ステ
ップ2、20;N)。この場合にはセンサバッファで指
示されるセンサの次のセンサ用オン用多重カウンタが1
だけ加算される(ステップ21)。ここでセンサバッフ
ァで指示されるセンサの次のセンサとは、先の第1表に
示す内容と同一である。例えばセンサバッファで示され
るオン変化したセンサが第2のセンサS2であれば、第
5のセンサS5についてのオン用多重カウンタが+1さ
れることになる。これは図3〜図6の自動排出始動ルー
チンで説明したと同様に、第2のセンサS2が用紙の先
端を検知した後には、第5のセンサS5へと用紙が搬送
されるはずだからである。 【0063】この+1されたオン用多重カウンタのカウ
ント値がこの結果+1となれば(ステップ22;Y)、
このセンサで用紙の先端を検知するためのオン変化検知
要求がセットされる(ステップ23)。この後、センサ
バッファで示されるセンサから、指示された次のセンサ
へのオン・ジャムタイマがセットされる(ステップ2
4)。先の例では、第2のセンサS2から第5のセンサ
S5へ向かう用紙に対するオン・ジャムタイマがセット
されることになる。なお、ステップ22でオン用多重カ
ウンタの内容が+1でなければ(N)、オン変化要求を
セットすることなく、オン・ジャムタイマがセットされ
ることになる。これは、すでにオン変化検知要求がセッ
トされているからである。 【0064】センサバッファで示されるオン変化したセ
ンサから、指示された次のセンサへのオン・ジャムタイ
マがセットされた(ステップ24)後は、このオン変化
したセンサについてのオフ変化検知のための要求がセッ
トされる(ステップ8)。以下、前記したと同様の動作
が行われる(ステップ9〜15)。 【0065】最後に、センサバッファで示されるオン変
化したセンサが第9または第10のセンサS9、S10
である場合には(ステップ20;Y)、これらは搬送路
の最後に配置されたセンサなのでオフ変化検知要求のみ
がセットされる(ステップ8)。以下、前記したと同様
の動作が行われる(ステップ9〜15)。 【0066】以上で、自動排出ラン中の各センサS1〜
S 10のオン処理ルーチンの説明を終了する。 【0067】次に図10で自動排出ラン中の各センサの
オフ処理について説明する。メインモータ27を動作さ
せて用紙の搬送を開始した結果として、オフ変化検知要
求のあったセンサについて所定時間内に用紙の後端が検
知された場合には、この内容がセンサバッファに書き込
まれる。CPUは、このセンサバッファに書き込まれた
これらセンサのオフ・ジャムタイマをリセットする(図
10ステップ1)。そしてこのルーチンを終了させる。
これは、所定時間内にオフ・ジャムタイマをリセットし
ないとジャムが発生しているものと判断されてしまうか
らである。 【0068】図11は、オフ・ジャムタイマあるいはオ
ン・ジャムタイマのセットされたセンサについて前記し
たような所定の時間内にそのリセットが行われずタイム
アウトさた場合について、その処理ルーチンを表わした
ものである。少なくとも1つのオフ・ジャムタイマある
いはオン・ジャムタイマがタイムアウトされれば、CP
Uはジャムが発生したものとして緊急停止を要求する
(ステップ1)。これはメインモータ27等の緊急停止
を意味し、図示しない別のルーチンでこのような停止処
理が行われる。 【0069】これと共に、CPUは全センサS1〜S1
0について、オン変化検知要求およびオフ変化検知要求
をリセットする(ステップ2)。またすべてのオフ・ジ
ャムタイマおよびオン・ジャムタイマをリセットする
(ステップ3)。これは緊急停止によって用紙の搬送自
体が停止されるから、用紙の後端あるいは先端の検知ま
での計時作業が無意味となるからである。この後、ジャ
ムの生じたセンサがどの場所であるかを表示するための
表示要求がセットされる(ステップ4)。これにより、
自動排出ラン中のジャム処理が終了する。 【0070】図12は、パージタイマがタイムアウトし
た場合の処理のルーチンを示したものである。図3〜図
6で示した自動排出始動ルーチンでは、オン・センサ・
カウンタが零であれば用紙の検知が初期段階で行われて
いないので、パージタイマを2秒にセットし、オール・
オフ・フラグをセットした(図5ステップ29)。ま
た、オン・センサ・カウンタのカウント値が零でない場
合には、用紙がセンサによって検知されているのでパー
ジタイマを5秒にセットしオール・オフ・フラグをリセ
ットした(同ステップ30)。 【0071】従って、オール・オフ・フラグがセットさ
れており、かつ2秒間のパージタイマがタイムアウトし
た場合は(図12ステップ1;Y)、残った用紙を搬送
路上から排出させるためのパージ排出の動作が終了した
ものとしてこの終了を示すフラグがセットされる(ステ
ップ2)。 【0072】これに対してオール・オフ・フラグがリセ
ットさている場合には(ステップ1;N)、用紙が存在
するものとして、5秒または4秒の時間がパージタイマ
によってセットされていたことになる。この場合にCP
Uは、タイムアウト後に搬送路上の用紙がすべて排出さ
れたことを確認する必要がある。 【0073】そこでCPUはRAMの新たな領域に設定
したセンサカウンタについてその内容を零にクリアする
(ステップ3)。その後、センサバッファに第1のセン
サS1をセットする(ステップ4)。そしてこの第1の
センサS1のオン用多重カウンタが零であるかどうかを
調べる(ステップ5)。こが零でないということは
(N)、搬送路上に用紙が存在することを意味する。そ
こでこの場合には、センサカウンタを1だけ加算する
(ステップ6)。次にCPUはセンサバッファで示され
るセンサが第10のセンサS10であるかどうかを調べ
る(ステップ7)。そうではないので(N)センサバッ
ファの更新が行われる(ステップ8)。 【0074】これによりセンサバッファの示すセンサは
第2のセンサS2となる。第2のセンサS2についても
そのオン用多重カウンタが零でない場合には、同様の動
作が行われる(ステップ5〜8)。以下、第10のセン
サS10まで同様である。 【0075】一方、センサバッファによって示される第
1〜第8のセンサS1〜S8について対応するオン用多
重カウンタが零であれば(ステップ5;Y、6;N)、
用紙は存在しないのでセンサバッファの更新が直ちに行
われる(ステップ8)。第9のセンサS9については、
このセンサが用紙を検知していない限り(ステップ9;
Y)、用紙がこれ以後の搬送路上に存在するとは考えら
れないので、センサバッファの更新が行われる(ステッ
プ8)。これに対して第9のセンサS9がオンであれば
(ステップ9;N)、センサカウンタが1だけ加算され
る(ステップ6)。これは搬送路上に用紙が存在してい
ると判別されるからである。 【0076】第10のセンサS10についても、これが
用紙を検知していた場合には、センサカウンタが1だけ
加算される(ステップ10、6)。用紙を検知していな
かった場合(ステップ10;Y)、センサカウンタの加
算は行われない。 【0077】このようにしてすべてのセンサS1〜S1
0に対応するオン用多重カウンタ等の点検作業が終了し
たら(ステップ7;Y)、CPUはセンサカウンタのカ
ウント値が零であるかどうかを判別する(ステップ1
1)。センサカウンタが零であれば(Y)、搬送路上に
用紙が存在しないのでパージ排出の終了を示すフラグが
セットされることになる(ステップ2)。これに対して
零でなければ(ステップ11;N)、パージタイマが1
秒だけセットされ(ステップ12)、ジャムの検知され
ていない状態での用紙の排出が図られることになる。こ
の後のタイムアウトでこのルーチンがステップ1から再
開する。このとき、用紙が搬送路上から完全に排出され
ていれば(ステップ11;Y)、パージ排出の終了を示
すフラグがセットされることになる(ステップ2)。 【0078】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
送路中に紙詰りが生じたとき、その該当する用紙を除去
した後にこの搬送路中に残存する用紙を新たなコピー作
業開始前に自動的排出させるようにした自動排出処理
モードを備えた複写機の用紙搬送制御装置において、自
動排出処理モード開始時に、用紙搬送手段を1番長い距
離のセンサ間を用紙が正常に搬送されるのに必要な所定
時間だけ作動させ、複数の用紙検知センサの出力に応じ
て搬送路中に残存する用紙の有無を判定することにした
ので、残存する用紙を確実に検出することができる。そ
して、この所定時間だけ用紙搬送手段を作動させて残存
用紙がないと判断した場合には自動排出処理モードを終
了させることにしたので、用紙が存在すると仮定して用
紙を完全に排出させるための時間だけ排出動作を行う場
合に比べて短時間で排出処理終了させることができ、
複写作業を効率化することができる。更に、残存用紙が
あると判断した場合には自動排出処理モード確立手段で
この搬送路中に残存する用紙を自動的に排出させるよう
に自動排出処理モードを継続するようにしたので、搬送
路中に残存する用紙を確実に排出させることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の複写機の用紙搬送制御装置の一実施
例による複写機を示す概略構成図である。 【図2】 本実施例におけるマシンラン制御の概略を示
す流れ図である。 【図3】 本実施例における自動排出指導ルーチンの一
部を示す流れ図である。 【図4】 本実施例における自動排出指導ルーチンの他
の部分を示す流れ図である。 【図5】 本実施例における自動排出指導ルーチンの他
の部分を示す流れ図である。 【図6】 本実施例における自動排出指導ルーチンの他
の部分を示す流れ図である。 【図7】 本実施例における第1のセンサS1およびそ
の周囲を示す側面図である。 【図8】 本実施例における自動排出ラン中の各センサ
のオン処理ルーチンの一部を示す流れ図である。 【図9】 本実施例における自動排出ラン中の各センサ
のオン処理ルーチンの他の部分を示す流れ図である。 【図10】 本実施例における自動排出ラン中の各セン
サのオフ処理ルーチンを示す流れ図である。 【図11】 本実施例における自動排出ラン中の各オン
・オフジャム処理ルーチンを示す流れ図である。 【図12】 本実施例におけるパージタイマのタイムア
ウト処理ルーチンを示す流れ図である。 【図13】 用紙のジャム検出原理を示す原理図であ
る。 【図14】 複写機の停止時に用紙がセンサですべて検
知されている状態を示す説明図である。 【図15】 複写機の停止時に用紙の一部がセンサで検
知されていない状態を示す説明図である。 【符号の説明】 2、15…用紙、11…複写機本体、21…バーチカル
・トランスポート、22…レジ・トランスポート、36
…プリフューザ・トランスポート、38…ポストフュー
ザ・トランスポート、45…インバータ、48…ホリゾ
ンタル・トランスポート、S1〜S10…第1〜第10
のセンサ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.搬送路中に紙詰りが生じたとき、その該当する用紙
    を除去した後にこの搬送路中に残存する用紙を新たなコ
    ピー作業開始前に自動的に排出させるようにした自動排
    出処理モードを備えた複写機の用紙搬送制御装置におい
    て、 前記搬送路中の用紙を搬送する用紙搬送手段と、 この用紙搬送手段により搬送される用紙を検知する複数
    の用紙検知センサと、前記自動排出処理モード開始時に、前記用紙搬送手段を
    1番長い距離のセンサ間を用紙が正常に搬送されるのに
    必要な所定時間だけ作動させ、前記複数の用紙検知セン
    サの出力に応じて搬送路中に残存する用紙の有無を判定
    する残存用紙判定手段と、 この残存用紙判定手段により、残存用紙がないと判断し
    た場合に前記自動排出処理モードを終了させ、残存用紙
    があると判断した場合に前記自動排出処理モードを継続
    する自動排出処理モード確立手段とを具備する ことを特
    徴とする複写機の用紙搬送制御装置。
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