JPH0948539A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置

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JPH0948539A
JPH0948539A JP8112317A JP11231796A JPH0948539A JP H0948539 A JPH0948539 A JP H0948539A JP 8112317 A JP8112317 A JP 8112317A JP 11231796 A JP11231796 A JP 11231796A JP H0948539 A JPH0948539 A JP H0948539A
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unit
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conveyance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シートのジャム発生時にシート搬
送経路上の取り出しやすい位置にシートを停止させ、最
適な処理手順となるような処理手順表示を行い得るシー
ト搬送装置およびこれを備えた画像形成装置を提供する
ことを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 複数のユニットで構成される装置本体3
のシート搬送経路上にセンサ22,50〜58を配置し、前記
シート搬送経路上におけるシートSの現在位置を認識す
るシート位置カウンタCによりシートSを最適な停止位
置で停止させるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリンタ
およびファクシミリ等の画像形成装置におけるシート処
理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送中のシートにジャムが発生し
た場合、搬送系に駆動を伝達するためのクラッチや駆動
モータを即時に停止させる。搬送経路上に停止したシー
トはシートの通過を検知するために配置されたセンサに
より検知され、該センサが属する搬送経路のユニットを
同時に表示部に表示させるようになっている。
【0003】また、ジャム発生時のシートの除去性を良
くするために、シートの搬送経路を複数のユニットとし
て分割し、これ等のユニットが装置本体に対して着脱可
能に構成された装置が近年登場してきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような、装置本体に対して着脱可能な複数のユニットで
構成した装置において、ジャム発生時に搬送駆動系を即
時停止させると、着脱可能に分割された隣接するユニッ
トの両方に亘って一枚のシートが停止する場合があり、
その時に、一方のユニットのみを引き出すとシートが破
れる等の不具合があった。また、装置のサイズが小さく
なるにつれて、シート搬送経路が複雑に湾曲し、詰まっ
たシートを取り除くのが困難になってきている。
【0005】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シートのジャム発生時にシー
ト搬送経路上の取り出しやすい位置にシートを停止さ
せ、最適な処理手順となるような処理手順表示を行い得
るシート搬送装置およびこれを備えた画像形成装置を提
供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送するシー
ト搬送手段と、前記シート搬送手段を配置したシート搬
送経路におけるシートの通過を検知するシート検知手段
と、前記シート搬送経路におけるシートの搬送異常を検
知する搬送異常検知手段と、前記シート搬送経路におけ
るシートの位置を認識するシート位置カウンタと、前記
搬送異常検知手段によりシートの搬送異常を検知した際
に、前記シート位置カウンタによりシートの最適な停止
位置を決定するシート停止位置決定手段と、前記シート
停止位置決定手段により決定された停止位置にシートを
停止させる停止制御手段と、を備えたことを特徴とする
シート搬送装置である。
【0007】また、前記停止制御手段は、搬送異常の原
因であるシートを停止させた後に、前記シート搬送経路
において前記停止させたシートよりもシート搬送方向上
流側に位置するシートを順次停止させるように構成した
ことを特徴とする。
【0008】また、前記シート位置カウンタは、シート
の先端位置を認識するように構成したことを特徴とす
る。また、前記シート位置カウンタは、シートが前記シ
ート検知手段を通過する際に所定のカウント値に更新す
るように構成したことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る他の構成は、シートを
搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段を配置
したシート搬送経路におけるシートの通過を検知するシ
ート検知手段と、前記シート搬送経路におけるシートの
搬送異常を検知する搬送異常検知手段と、前記シート搬
送経路を構成する開閉可能な第1のユニットを開閉した
ことを検知するユニット開閉検知手段と、前記シート搬
送経路を構成する脱着可能な第2のユニットを脱着した
ことを検知するユニット脱着検知手段と、装置の操作手
順を表示する表示手段と、前記搬送異常検知手段により
シートの搬送異常を検知した際に、前記シート搬送手段
上にあるシートが属するユニットを認識するユニット認
識手段と、前記ユニット認識手段により認識された処理
対象ユニットの表示順位を決定する表示順位決定手段
と、前記表示順位決定手段により決定した順位で前記表
示手段に処理手順を表示する表示制御手段と、を備えた
ことを特徴とするシート搬送装置である。
【0010】また、前記画像形成装置は、前記シート搬
送装置を備え、該シート搬送装置により搬送されたシー
トに画像情報に応じた画像を形成する画像形成手段と、
該画像形成手段により画像が形成されたシートを一時的
に収容する一時収容手段と、を有し、前記搬送異常検知
手段によりシートの搬送異常を検知した際に、前記一時
収容手段内にシートが利用可能な状態で残留している場
合で、前記一時収容手段が脱着された時には、前記一時
収容手段内のシートを処理する表示を前記表示手段に表
示する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明に係るシート搬送装置は、上述の如
く構成したので、搬送異常検知手段によりシートの搬送
異常を検知した場合に、シート搬送経路上のシートの絶
対位置を示す位置カウンタによりシートの現在位置を認
識し、シート停止位置決定手段がシートの最適な停止位
置を決定する。そして、停止制御手段がシート停止位置
決定手段により決定された停止位置にシートを停止させ
る。これにより、シートを最適な停止位置に停止させる
ことが出来る。
【0012】また、搬送異常検知手段によりシートの搬
送異常を検知した場合に、ユニット認識手段により搬送
異常が発生したシートが属するユニットを認識し、表示
順位決定手段が処理対象ユニットの表示順位を決定す
る。そして表示順位決定手段が決定した順位で表示制御
手段が表示手段に処理手順を表示する。これにより、シ
ートが停止したユニットの位置を確実に認識することが
出来ると共に、優先順位に従ってジャム処理を行うこと
で効率的なジャム処理が出来る。
【0013】また、本発明に係る画像形成装置は、前記
シート搬送装置が有する作用を発揮して搬送されたシー
トに画像を形成することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート搬送
装置およびこれを備えた画像形成装置の一例として電子
写真方式を採用した複写機の一実施形態を具体的に説明
する。図1は本発明に係るシート搬送装置を備えた複写
機の概略構成図、図2は本発明に係るシート搬送装置を
備えた複写機の制御装置のブロック図、図3は操作パネ
ルの配置構成を示す図、図4(a)〜(f)は、流し読
みによる原稿読取動作の説明図、図5は装置本体に備え
た脱着可能なユニットおよび開閉可能なユニットを示す
斜視図、図6は右上ドアユニットの開閉状態を示す斜視
図、図7は定着搬送ユニットを手前に引き出した状態を
示す斜視図、図8はシートの給送動作タスクの制御を示
すフローチャート、図9はシート給送タスクの制御を示
すフローチャート、図10はジャム表示タスクの制御を示
すフローチャート、図11はシート除去処理の制御を示す
フローチャート、図12はジャム後処理タスクの制御を示
すフローチャート、図13はジャム監視の制御を示すフロ
ーチャートである。
【0015】図1において、複写機1は原稿の自動給送
を行う循環式自動原稿送り装置(RDF)2と、画像形
成装置本体3とを備えており、前記自動原稿送り装置2
を装置本体3に対して組み合わせることにより、原稿を
画像露光手段により露光して感光体上に潜像を形成さ
せ、転写シート上に画像を形成する画像形成手段と、所
定速度で原稿の給送が可能な原稿給送手段と、前記画像
露光手段を所定位置に固定する固定手段と、前記画像露
光手段を所定位置に固定し、前記原稿給送手段により所
定速度で原稿を移動させることによって画像形成を行う
原稿移動露光制御手段と、前記原稿給送手段の原稿給送
異常を検知する原稿給送異常検知手段とからなる流し読
み制御手段を有する画像形成装置として構成される。
【0016】また、前記流し読み制御手段による画像形
成中に、前記原稿給送異常検知手段により原稿の給送異
常を検知した時には、画像形成中の転写シートを強制的
に停止させる停止制御手段を備えている。
【0017】装置本体3は、上部に原稿載置台としての
原稿台ガラス5を備えている。また、その下方には、画
像読取手段としての光学系6があり、この光学系6は、
画像露光手段となる原稿照明ランプである露光ランプ6
aと、走行ミラー6bと、ズームレンズ6cと、図示し
ないモータを備えており、露光ランプ6aで原稿を照明
し、原稿からの反射光を走査ミラー6bと、ズームレン
ズ6cによりトナー像担持体となる感光体ドラム7aに
照射するようになっている。
【0018】感光体ドラム7aに原稿からの反射光を照
射する方法には、次の二通りの方法がある。その一つの
方法は、原稿を原稿台ガラス5上に固定させた状態で、
露光ランプ6a等の光学系6を移動させる方法と、露光
ランプ6a等の光学系6を固定させた状態で、原稿台ガ
ラス5上の原稿を移動させる方法(以下「流し読み」と
いう)とがある。
【0019】光学系6の下方には、画像形成手段である
画像形成部7が配置されており、この画像形成部7は、
矢印a方向に回転可能に配置された感光体ドラム7a
と、該感光体ドラム7aの周りに配置した高圧ユニット
7bと、ブランク露光ユニット7cと、電位センサ7d
と、現像器7eと、転写帯電器7fと、分離帯電器7g
と、クリーニング装置7hを備えている。
【0020】感光体ドラム7aは、図示しないメインモ
ータにより回転駆動され、高圧ユニット7bによりコロ
ナ帯電された後、光学系6から原稿の反射光が照射され
て、静電潜像が形成されるように構成されている。そし
て、この静電潜像は、現像器7eにより現像されてトナ
ー像として可視化されるようになっている。
【0021】一方、装置本体3の下部には、1段カセッ
ト9a,2段カセット9b,3段カセット9c,4段カ
セット9dの給送カセット9が備えられている。それぞ
れのカセット9a〜9dに対しては、該カセット9a〜
9d内に収容されたシートSをカセット9a〜9dから
繰り出すシート給送手段が備えられている。
【0022】1〜4段カセット9a〜9dの各シート給
送口上部には、カセット9a〜9d内から夫々転写シー
トS(以下、単に「シートS」という)を繰り出すピッ
クアップローラ10a,10b,10c,10dが配設されてい
る。更に、その下流には、ピックアップローラ10a〜10
dにより夫々繰り出されたシートSを分離給送する給送
ローラとリタードローラからなる分離ローラ対11a,11
b,11c,11dが夫々配置されており、該分離ローラ対
11a〜11dにより最上位のシートSが一枚に夫々分離さ
れる。分離されたシートSは、更に下流に配置された搬
送ローラ12a,12b,12c,12dを配置したシート搬送
手段により画像形成部7の手前に設けられたレジストロ
ーラ13まで搬送される。
【0023】画像形成部7の近傍には、シートSを手差
しによって画像形成部7に搬送するマルチ手差し装置14
が配設されている。更に、画像形成部7の下流には、画
像形成されたシートSを更に下流に搬送する搬送ベルト
15が配設されており、該搬送ベルト15の下流側には、定
着手段となる定着器16が備えられており、定着器16に設
けられた定着ローラ対16a,16bにトナー像が形成され
たシートSが挟持されて搬送される際に定着ローラ対16
a,16bによる加熱,加圧作用によりトナー像をシート
Sに定着させる。
【0024】前記定着器16の下流側近傍には、該定着器
16を通過したシートSを、画像記録が完了したとして装
置本体3の機外へ排出するための排出経路A1と、一枚の
シートSに対して両面記録或いは多重記録を行う際の再
搬送経路A2と、に適宜切換える排出フラッパ17が配設さ
れており、排出経路A1には排出ローラ19が備えられてい
る。
【0025】定着器16の下部には、前記再搬送経路A2に
接続された搬送路20が設けられており、その下流には画
像形成後に搬送されてきたシートSを一時収容する一時
収容手段となる一時収容トレイ23に対してシートSを排
出する一時収容トレイ排出ローラ21と、一時収容トレイ
23内に排出されたシートSを検知する排出センサ22とが
配設されている。尚、前記排出センサ22はシートSの通
過を検知するシート検知手段およびシートSの搬送異常
を検知する搬送異常検知手段を兼ねている。そして、排
出センサ22の近傍には、一時収容トレイ23内に収容され
たシートSを順次再給送する再給送装置34が備えられて
いる。
【0026】前記一時収容トレイ23は、収容されたシー
トSが再給送される際に再給送分離ベルト33への到達を
補助するために、図1に示すように、所定の角度で傾斜
した構造となっており、一時収容トレイ23の給送口近傍
には、収容されたシートSを再給送するための再給送ロ
ーラ31が配設されている。そして、更にその下流には再
給送送出ローラ32と再給送分離ベルト33が当接されてい
て、シートSが一枚ずつ分離再給送されるように構成さ
れている。
【0027】また、再給送送出ローラ32と再給送分離ベ
ルト33の下流側近傍には多重フラッパ36が配設されてい
る。前記多重フラッパ36の下流には、シートSの一方の
記録面に対して多重記録を行う際にシートSの前記記録
面に多重的に画像が記録されるように、搬送するシート
Sの画像形成面をここで一度、反転させるための上方に
延びる反転搬送路37と、両面記録を行う際にシートSの
画像形成面を反転させて他方の記録面を再度画像形成部
7に搬送するための下方に延びる搬送路39と、が設けら
れており、記録目的に応じて前記多重フラッパ36を適宜
切換えることによりシートSを反転搬送路37か搬送路39
に搬送するようになっている。
【0028】前記搬送路39には搬送ローラ40a,40b,
40c,40dが順次配設されている。また、上述したよう
に装置本体3に配置されたシート搬送手段を有するシー
ト搬送経路上の所定の位置には、シート搬送経路におけ
るシートSの通過を検知するシート検知手段であると共
に、前記シート搬送経路におけるシートSの搬送異常を
検知する搬送異常検知手段を兼ねるセンサ50,51,52,
53,54,55,56,57,58が配設されている。
【0029】図2は本発明に係るシート搬送装置を備え
た画像形成装置の制御装置のブロック図を示す。制御装
置100 は、読取専用メモリ(ROM)102 に記憶された
制御手段に従って複写機1全体の制御を行うCPU101
と、制御装置100 の制御手順(制御プログラム)を記憶
したROM102 と、入力データの記憶や作業用記憶領域
等として用いる主記憶装置であるところのランダムアク
セスメモリ(RAM)103 と、メインモータ等の駆動手
段に対するCPU101 の制御信号の出力、およびセンサ
等の信号を入力してCPU101 に送る入出力用プロセッ
サ(I/O)104 等を備えている。
【0030】図3は装置本体3に設けた操作パネル200
の配置構成例を示す。図3において、601 はユーザモー
ドキーであり、オペレータ(使用者)が、自動ソートの
ON/OFF、ソータ手前取り出しのON/OFF、ス
キップ両面のON/OFF、フィーダ手差しオートスタ
ートのON/OFF、カセットのオート選択のON/O
FF、ブザーのON/OFF設定、少し小さめモードの
変更、予熱モードの設定、仕様設定の初期化、標準モー
ドの変更、オートクリアタイムの変更、オートパワーオ
フタイムの変更、ウイークリータイマの設定、曜日/時
刻の設定、ズーム微調整、フィーダのクリーニング、ワ
イヤのクリーニング等の設定や調整に用いる。
【0031】610 は、オールリセットキーであり、標準
モードに戻す時に押す。605 は、複写開始キー(コピー
スタートキー)であり、複写を開始する時に押す。604
は、クリアキーであり、設定した複写枚数を解除する時
に使用する。609 は、ストップキーであり、連続複写を
中断する時に押す。このキーを押した時点での複写が終
了した後に、装置の複写動作が停止する。
【0032】608 は、テンキーであり、複写枚数を設定
する時に押す。602 は、ガイドキーであり、各種キーに
対応する機能の説明を、メッセージディスプレイ615 に
表示する時に用いる。607 は、予熱キーであり、予熱モ
ードにする時に押す。このキーは発光ダイオード等の発
光素子を備えた自照式のキーであり、予熱モード時には
点灯する。
【0033】606 は割り込みキーであり、複写動作中に
割り込んで、別の複写をする時に押す。このキーも前述
した予熱キー607 と同様に自照式のキーであり、割り込
みを受け付けると点灯し、割り込み複写中は点灯状態が
保持される。
【0034】615 は、装置の操作手順を表示する表示手
段となるメッセージディスプレイである。前記メッセー
ジディスプレイ615 は、LCD(液晶)タイプのタッチ
パネルを有しており、240×320ドットで文字や図
形を表示して複写に関する各情報を表示する。
【0035】また、前記メッセージディスプレイ615
は、標準状態では、定形変倍キー、等倍キー、ズームキ
ー、少し小さめキー、シート選択キー、複写濃度キー、
ソータの機能を選択するためのソータキー、両面コピー
に関するモードを設定するための両面キー、その他に、
枠消し、とじ代、表紙/合紙、縮小レイアウト、拡大レ
イアウト、OHPシート中差し、ページ連写、多重、原
稿混載、写真、モードメモリ等の応用コピーに関する複
写モードを設定するための応用モードキーが表示され、
各キーに対応する部分をタッチすることにより、更にそ
の内容に関するウインドウが表示される。また、この他
にシートの詰まりやエラーを起こした時の操作手順等も
表示される。
【0036】図4(a)〜(f)は、流し読みによる原
稿読取動作の説明図である。先ず、自動原稿送り装置2
に原稿Dをセットし(図4(a)参照)、コピースター
トキー605 をONすると、自動原稿送り装置2が最下位
に位置する2番の原稿D2を図4(a)の右側から原稿読
取部4へ給送すると共に、装置本体3が光学系6を原稿
台ガラス5の中心に移動させ、図示しない光学系ロック
手段により光学系6をロックする(図4(b)参照)。
【0037】2番の原稿D2が光学系6の直前まで搬送さ
れると(図4(c)参照)、自動原稿送り装置2が装置
本体3へ画像信号を送り、装置本体3は露光ランプ6a
を点灯させ、前記画像信号に応じてレジストローラ13を
制御する(図4(d)参照)。
【0038】この時、2番の原稿D2の上に載置されてい
た1番の原稿D1が前記2番の原稿D2に続いて図の右側か
ら原稿読取部4へ給送され、2番の原稿D2に続いて、1
番の原稿D1が露光され、2番の原稿D2は図の左側から排
出される(図4(e)参照)。そして、光学系6がホー
ムポジションに戻り、1番の原稿D1が図の左側から排出
される(図4(f)参照)。
【0039】図5は、装置本体3におけるシート搬送経
路を複数のユニットとして分割し、これ等のユニットが
装置本体3に対して脱着可能或いは開閉可能に構成され
た一例を示す斜視図であり、図6は図5における右上ド
アユニット311 の開放状態を示す斜視図であり、図7は
図5における定着搬送ユニット301 を手前に引き出して
装置本体3から脱離した状態を示す斜視図である。
【0040】図5〜図7において、301 はレジストロー
ラ13から排出ローラ19までの各部が一体となった定着搬
送ユニット、302 は一時収容トレイ23と再給送装置34が
一体となった一時収容トレイユニット、303 は一時収容
トレイ23から再給送されたシートSを搬送する搬送ロー
ラ40a〜40dが一体となった再給送搬送ユニットであ
り、304 ,305 ,306 ,307 は、前記1段〜4段カセッ
ト9a〜9dを夫々含むシート給送カセットユニットで
ある。前記それぞれのユニットは一体となって前方(図
の手前側)に引き出して装置本体3から脱着可能な構成
になっている。
【0041】また、310 はマルチ手差し装置14の搬送経
路を開閉可能に構成する手差しカバーユニットであり、
311 ,312 は搬送ローラ12a〜12dを配置した装置本体
3の上方へ延びる搬送路を上下二分割して開閉可能に構
成する右上ドアユニット,右下ドアユニットである。前
記手差しカバーユニット310 および各ドアユニット311
,312 は、図の奥側を支点として開閉できるようにな
っている。
【0042】上述のように、装置本体3に対して脱着可
能或いは開閉可能に構成された前記各ユニットは、各ユ
ニットを脱着或いは開閉したことを検知する図示しない
ユニット脱着検知手段およびユニット開放検知手段を備
えており、これ等検知手段により各ユニットの脱着或い
は開放状態を制御装置100 に伝達するようになってい
る。
【0043】また、前記各ユニット内を搬送されるシー
トSは、前述の各センサ22,50〜58等の検知情報を受け
て、制御装置100 内に設けられたユニット認識手段によ
り、該シートSの現在位置するユニットが検知されると
共に、各ユニット内を搬送されるシートSに搬送異常が
発生した場合に、搬送異常が発生したシートSが属する
ユニットを認識すると共に、操作パネル200 上のメッセ
ージディスプレイ(LCD)615 に表示され、最適な処
理手順を指示するようになっている。
【0044】次に、上記のように構成した複写機1の制
御系について詳細に説明する。図8は、装置本体3のシ
ートSの給送動作を制御する制御タスクのフローチャー
トである。先ず、コピースタートキー605 がONされる
と、シートSの搬送を制御するシート給送タスクが起動
され(ステップS101 )、シート給送タスクの位置カウ
ンタCに、シート搬送経路上におけるシート給送カセッ
トユニット304 〜307が配置された位置に対応する位置
カウント値Ccがセットされる(ステップS102 )。
【0045】前記位置カウンタCは、装置本体3におけ
るシート搬送経路上のシートSの現在位置を認識するシ
ート位置カウンタであり、レジストローラ13の位置を
「0」として上流側(シート給送側)は「負」の値をと
り、下流側(シート排出側)は「正」の値をとるように
構成されている。
【0046】また、前記位置カウンタCは、装置本体3
におけるシート搬送経路上に配置された搬送ローラ等の
搬送手段を駆動する図示しないメインモータのエンコー
ダクロックまたは内部タイマクロックにより位置カウン
タCがカウントアップされ、制御装置100 内で演算処理
されるようになっている。
【0047】エンコーダクロックによりカウントアップ
される位置カウンタCにおいて、前記シート給送カセッ
トユニット304 〜307 が配置された位置に対応するカウ
ント値Ccは、シート給送カセットユニット304 〜307
の位置からレジストローラ13までの搬送経路における実
際の距離をエンコーダクロックの1パルス当りの移動距
離で割った値をセットするものである。位置カウンタC
は、前記の設定方法と同様に算出した値を示すように構
成されている。
【0048】次に、前回のシート給送タスク制御におけ
る位置カウンタCのカウント値Cpからシート給送カセ
ットユニット304 〜307 の配置位置に対応する位置カウ
ント値Ccを差し引いた値が、シート搬送経路上を給送
される先行シートと後続シートとのシート間隔距離に相
当するカウント値Cbより大きくなるのを待ち(ステッ
プS103 )、次のシートSの給送要求があれば、次のシ
ート給送タスクをスタートさせ(ステップS101 )、次
のシートSの給送要求がなければ、シート給送タスクを
終了する。
【0049】次に、シート給送タスクの具体的な動作に
ついて説明する。図9は、シート給送タスクの動作を示
すフローチャートである。先ず、シート給送タスクが起
動されると、シートSが搬送経路上に配設されたセンサ
22,50〜58の内のいずれかを通過するのをチェックし
(ステップS201 )、該センサ22,50〜58のいずれかを
通過すると、位置カウンタCの値を該センサ22,50〜58
の配置位置に対応する絶対位置カウンタ値Caに補正し
(ステップS202 )、更に、シート搬送経路上に配設さ
れた次に駆動すべき搬送ローラ等の搬送手段をONし、
既に通過後の搬送ローラ等の搬送手段をOFFする(ス
テップS203 )。
【0050】次に、センサ22,50〜58が搬送中のシート
Sにジャムが発生したか否かをチェックし(ステップS
204 )、シート搬送経路上でジャムが発生した場合に
は、現在の位置カウンタCの値Cxが、シート搬送経路
上における、前記定着搬送ユニット301 、一時収容トレ
イユニット302 、再給送搬送ユニット303 、シート給送
カセットユニット304 〜307 、手差しカバーユニット31
0 、右上ドアユニット311 、右下ドアユニット312 等の
各ユニットのいずれの位置に属するかを算出(ステップ
S205 )する。
【0051】そして、前記位置カウンタCのカウント情
報により制御装置100 に設けられたシート停止位置決定
手段がシートSの最適な停止位置を決定し、属するユニ
ット内でシートSが停止するのに最適な、予め設定され
た位置に対応する位置カウンタCの停止位置カウント値
Csを出力する。
【0052】そして、前記停止位置カウント値Csから
現在の位置カウント値Cxを差し引き(ステップS206
)、その差分に相当する差分位置カウント値Cdが経
過するのを待ち(ステップS207 )、その後、停止制御
手段により駆動中の搬送ローラ等の搬送手段をOFFさ
せて所定の停止位置にシートSを停止させる(ステップ
S208 )。
【0053】例えば、レジストローラ13の直前にあるシ
ートSまたはレジストローラ13を通過中のシートSは、
図1に示すように、シートSRの後端付近がレジストロー
ラ13に挟持された状態で停止させる。シートSRの後端は
図1の破線で示す定着搬送ユニット301 の内部に完全に
入った位置で停止しているので、定着搬送ユニット301
を手前に引き出してもシートSRが破損することはない。
【0054】また、シートSRはレジストローラ13によっ
て挟持された状態で停止するので定着搬送ユニット301
を引き出した時、シートSRは確実に定着搬送ユニット30
1 と共に引き出され、感光体ドラム7aに吸着されて本
体側に残ることもない。また、シートSRの後端近傍がレ
ジストローラ13によって挟持されているのでシートSRを
取り除くことも容易である。
【0055】尚、シートSRが本画像形成装置で使用され
るシートSの内、シート搬送方向長さが最大である場合
であっても、該シートSRが所定の停止位置で停止した
時、該シートSRの先端が定着ローラ対16a,16bに挟持
されないようにレジストローラ13と定着ローラ対16a,
16bとの間の距離を設定しておくことによって、シート
SRの除去が容易になる。
【0056】また、レジストローラ13と定着ローラ対16
a,16bとの間の距離が比較的短い場合であっても、シ
ートSRの先端が定着ローラ対16a,16bに到達する前に
定着ローラ対16a,16bを停止させても良い。その場
合、所定の停止位置で停止した時、シートSRは定着器16
と感光体ドラム7aとの間で湾曲する。
【0057】次に、停止させたシートSよりも上流側に
後続するシートSが存在するか否かをチェックし(ステ
ップS209 )、後続するシートSが存在する場合には、
後続シートSのシート給送タスクに対して先行シートS
のジャム発生を通知し(ステップS210 )、後続するシ
ートSが存在しない場合には、現在の位置カウント値C
xが分離帯電器7gの配置位置に対応する位置カウンタ
Cのカウント値Ciを通過したか否かをチェックする
(ステップS211 )。
【0058】現在の位置カウント値Cxが前記分離帯電
器7gの配置位置カウント値Ciを通過した場合には、
一次帯電、現像バイアス、ポスト帯電、転写帯電、分離
帯電の順にオフにする。高圧に関する後回転制御をスタ
ートさせ(ステップS212 )、次のタスクへ制御を移行
してシート給送タスクを終了する。このタスクは、一定
時間または必要に応じて起動される。
【0059】次に、シート搬送経路上におけるシートS
のジャム発生時に、操作パネル200に表示する表示制御
について説明する。図10は、ジャム表示タスクの制御に
おけるフローチャートである。シート搬送経路上で搬送
されるシートSにジャムが発生すると、ジャム表示タス
クが起動され、先ず、装置本体3内のシート搬送経路上
に残留するシートSの枚数(シート給送カセットユニッ
ト304 〜307 内に正常に収容されているシートSの枚数
は除く)nを前述したシート給送タスク情報から算出
し、ジャム処理に係るシート除去タスク回数Tn(n
回)を求める(ステップS301 )。
【0060】そして、各シートSの停止しているシート
搬送経路上の各ユニットの番号Uiを算出する(ステッ
プS302 )。このユニット番号Uiは、何らかの原因で
やむを得ず隣接するユニットの相互間に亘ってシートS
が停止した場合等のために、ジャム処理の優先順位を決
めた第1のユニット番号と第2のユニット番号との2つ
のユニット番号が付与されている。
【0061】例えば、レジストローラ13の直前で停止し
たシートSは、図6に示す右上ドアユニット311 に対す
るジャム処理が優先処理順位となる第1のユニット番号
であり、図7に示す定着搬送ユニット301 に対するジャ
ム処理が後処理順位となる第2のユニット番号である。
即ち、第1のユニット番号に対応するユニットを優先的
に処理するようにオペレータに指示することにより、ジ
ャムが発生したシートSを効率よく且つ容易に取り除く
ことが出来る。
【0062】次に、優先的に除去すべきユニットUpが
存在するか否かを判定する。これは、優先ユニットUp
のシートSを先に除去しないと、除去すべきシートSに
対してダメージがある場合や、ジャム原因のシートS等
の停止位置が正確に判断できない場合や、やむを得ず隣
接するユニットの相互間に亘ってシートSが停止した場
合等において有利である。
【0063】先ず、装置本体3内のシート搬送経路上に
残留するシートSの除去枚数nをカウントする一時変数
iに「1」をセットし(ステップS303 )、一時変数i
が除去枚数nに達するのを判定しながら(ステップS30
4 )、予め設定された優先ユニットUpであるか否かを
チェックし(ステップS305 )、優先ユニットUpであ
れば優先ユニットUp有りフラグをセットし(ステップ
S306 )、一時変数iをインクリメント(順次「1」を
加入)して(ステップS307 )、除去枚数nに対応する
Tn回数だけシート除去タスクを繰り返す。
【0064】そして、上述の優先ユニットUp有りフラ
グがセットされていれば(ステップS308 )、後述する
シート除去処理を実行し(ステップS309 )、優先的に
除去すべきシートSを順次除去する。
【0065】次に、残りのシートSに対して同様に除去
処理を行う。先ず、一時変数iに「1」をセットし(ス
テップS310 )、一時変数iが除去枚数nに達するのを
判定しながら(ステップS311 )、後述のシートS除去
処理を実行し(ステップS312 )、一時変数iをインク
リメント(順次「1」を加入)して(ステップS31
3)、除去枚数nに対応するTn回数だけシート除去タ
スクを繰り返し、シート除去タスク制御動作を終了す
る。
【0066】次に、シートSの除去処理について説明す
る。図11は、シート除去処理の制御を示すフローチャー
トである。前述したユニット認識手段により認識された
ジャム処理対象ユニットの表示順位を制御装置100 に設
けられた表示順位決定手段が決定し、表示制御手段が表
示手段を動作させてメッセージディスプレイ615 上にジ
ャム処理手順を表示する。
【0067】先ず、操作パネル200 のメッセージディス
プレイ(LCD)615 上に優先処理順位となる第1のユ
ニット番号のジャム処理を促す表示を表示し(ステップ
S401 )、オペレータにより前記第1のユニットが脱着
または開閉されるのを待つ(ステップS402 )。
【0068】そして、第1のユニットが脱着または開閉
されると、該第1のユニットに設けられたセンサがシー
トSを検知可能状態であり、即ち、第1のユニットが脱
着または開閉される前に前記センサがシートSを検知し
ていて、且つ、該センサが第1のユニットの脱着または
開閉によりOFFしているかをチェックする(ステップ
S403 )。
【0069】前記センサの検知が有効で、且つ該センサ
がOFFしている場合は、オペレータによりシートSの
除去が行われてシートSの除去が完了したとして認識し
てシート除去処理の制御は終了するが、それ以外の状
態、即ち、前記センサの検知が有効でないか、または/
および該センサがONしている場合は、シートSの除去
が未完了であると認識する。
【0070】そして、この場合には、ステップS404 に
おいて、後処理順位となる第2のユニット番号がセット
されているか否かをチェックし(ステップS404 )、第
2のユニット番号がセットされていなければ、前記セン
サの検知が有効であるか否かを判定し(ステップS405
)、該センサの検知が有効であれば、再度第1のユニ
ットの脱着または開閉を待つ(ステップS402 )。
【0071】また、前記第2のユニット番号がセットさ
れていれば、第2のユニット番号の処理を促す表示を操
作パネル200 のメッセージディスプレイ615 上に表示し
(ステップS406 )、オペレータによる第2のユニット
の脱着または開閉を待ち(ステップS407 )、第2のユ
ニットが脱着または開閉されると、第2のユニットにあ
るセンサがシートSを検知していて、且つ、該センサが
第2のユニットの脱着または開閉によりOFFしている
か否かをチェックする(ステップS408 )。
【0072】前記センサがシートSを検知可能で且つ該
センサがOFFしていれば、前述と同様にシートSの除
去が完了したと認識してシート除去処理の制御は終了す
るが、それ以外の状態、即ち、前記センサの検知が有効
でないか、または/および該センサがONしている場合
は、シートSの除去が未完了であると認識する。
【0073】そして、この場合には、ステップS409 に
おいて、前記センサの検知が有効であるか否かを判定
し、該センサの検知が有効でなければ、シートSの除去
が完了したと認識してシート除去処理の制御を終了す
る。また、前記センサの検知が有効であれば、再度第2
のユニットの脱着または開閉を待つ(ステップS407
)。
【0074】次に、ジャム発生時に、一時収容トレイ23
内に残留したシートSを再利用するためのジャム後処理
タスク制御について説明する。図12は、ジャム後処理の
フローチャートである。前述したユニット認識手段によ
り一時収容トレイ23内にシートSが残留していることが
認識された場合には、制御装置100 に設けられた表示制
御手段が表示手段を動作させてメッセージディスプレイ
615 上に、一時収容トレイ23内のシートSを処理するよ
うに表示する。
【0075】先ず、一時収容トレイ23内にシートSが残
留しているか否かをチェックし(ステップS501 )、一
時収容トレイ23内にシートSが残留していなければ、通
常のリカバリーデータを算出(ステップS506 )する。
【0076】また、一時収容トレイ23内にシートSが残
留していれば、全てのジャム処理後に一時収容トレイ23
の脱着があったか否かをチェックし(ステップS502
)、一時収容トレイ23の脱着があった場合には、一時
収容トレイ23の処理表示をし(ステップS503 )、一時
収容トレイ23がオペレータにより脱着されるのを待ち
(ステップS504 )、一時収容トレイ23の脱着後に一時
収容トレイ23内のシートSが無くなるまで処理表示を繰
り返し(ステップS505 )、一時収容トレイ23内にシー
トSが無くなった時点で、リカバリーデータの算出をし
(ステップS506 )、ジャム後処理タスク制御動作を終
了する。一時収容トレイ23内のシートSが再利用できる
状態にも関わらず、オペレータが一時収容トレイ23を脱
着した場合には、再利用不可として処理表示をするよう
になっている。
【0077】次に、ジャムの発生を監視する監視部の制
御について、特にコピー動作が流し読みモードの時の制
御について説明する。図13は、ジャム監視制御のフロー
チャートである。先ず、コピースタートキー605 が押さ
れるのを待ち(ステップS601 )、コピースタートキー
605 が押されたら、流し読みの動作が可能か否かを原稿
サイズや複写倍率等から判断する(ステップS602 )。
【0078】そして、流し読みの動作が可能であれば、
流し読みモードフラグをセットし(ステップS603 )、
流し読みモードフラグがセットされていれば(ステップ
S604 )、図示しない検出手段により循環式自動原稿送
り装置(RDF)2のジャム発生を監視し(ステップS
605 )、自動原稿送り装置2においてジャムが発生した
場合には、画像形成中のシート給送タスクにジャムが発
生したことを通知し(ステップS606 )、コピーが終了
するまで監視を続け(ステップS607 )、コピーが終了
した時点で監視部はジャムの発生の監視動作を終了す
る。
【0079】即ち、流し読みモードで自動原稿送り装置
2にジャムが発生した場合には、この原稿に対応する画
像形成中のシートSに対して強制的にジャム停止させる
ことにより、画像の形成が未完了のシートSが機外に排
出されるのを防止できる。
【0080】
【発明の効果】本発明に係るシート搬送装置は、上述の
如き構成と作用とを有するので、搬送中のシートにジャ
ムが発生した場合のシート除去性を考えて、取りやすい
位置にシートを停止させることにより、最適なジャム処
理手順となるような処理手順表示を可能にしたシート搬
送装置を提供できる。
【0081】また、位置カウンタによりシート搬送経路
上におけるシートの停止位置を認識することで、ジャム
処理位置の認識精度を向上させることにより、除去する
シートを効率よく確実に取り除くことが出来る。
【0082】また、前記シート搬送装置を備えた画像形
成装置は、該シート搬送装置が有する作用効果を発揮し
て搬送されたシートに画像を形成することが出来、画像
形成装置内でジャムが発生したシートを効率よく確実に
取り除くことが出来る。
【0083】以上説明したように、流し読み制御手段に
よる画像形成中に、原稿給送異常検知手段により原稿の
給送異常を検知した時には、画像形成中の転写シートを
強制的に停止させることにより、画像形成完了の転写シ
ートと未完了の転写シートが混在するのを防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート搬送装置を備えた複写機の
概略構成図である。
【図2】本発明に係るシート搬送装置を備えた複写機の
制御装置のブロック図である。
【図3】操作パネルの配置構成を示す図である。
【図4】(a)〜(f)は、流し読みによる原稿読取動
作の説明図である。
【図5】装置本体に備えた脱着可能なユニットおよび開
閉可能なユニットを示す斜視図である。
【図6】右上ドアユニットの開放状態を示す斜視図であ
る。
【図7】定着搬送ユニットを手前に引き出して装置本体
から脱離した状態を示す斜視図である。
【図8】シートの給送動作タスクの制御を示すフローチ
ャートである。
【図9】シート給送タスクの制御を示すフローチャート
である。
【図10】ジャム表示タスクの制御を示すフローチャート
である。
【図11】シート除去処理の制御を示すフローチャートで
ある。
【図12】ジャム後処理タスクの制御を示すフローチャー
トである。
【図13】ジャム監視の制御を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…複写機、2…循環式自動原稿送り装置、3…装置本
体、4…原稿読取部、5…原稿台ガラス、6…光学系、
6a…露光ランプ、6b…走行ミラー、6c…ズームレ
ンズ、7a…感光体ドラム、7b…高圧ユニット、7c
…ブランク露光ユニット、7d…電位センサ、7e…現
像器、7f…転写帯電器、7g…分離帯電器、7h…ク
リーニング装置、9a…1段カセット、9b…2段カセ
ット、9c…3段カセット、9d…4段カセット、10a
〜10d…ピックアップローラ、11a〜11d…分離ローラ
対、12a〜12d…搬送ローラ、13…レジストローラ、14
…マルチ手差し装置、15…搬送ベルト、16…定着器、16
a,16b…定着ローラ対、17…排出フラッパ、19…排出
ローラ、20…搬送経路、21…一時収容トレイ排出ロー
ラ、22…排出センサ、23…一時収容トレイ、31…再給送
ローラ、32…再給送送出ローラ、33…再給送分離ベル
ト、34…再給送装置、36…多重フラッパ、37…反転搬送
経路、39…搬送経路、40a〜40d…搬送ローラ、50〜58
…センサ、100 …制御装置、101 …CPU、102 …RO
M、103 …RAM、104 …入出力用プロセッサ、200 …
操作パネル、301 …定着搬送ユニット、302 …一時収容
トレイユニット、303 …再給送搬送ユニット、304 〜30
7 …シート給送カセットユニット、310 …手差しカバー
ユニット、311 …右上ドアユニット、312 …右下ドアユ
ニット、601 …ユーザモードキー、602 …ガイドキー、
604 …クリアキー、605 …コピースタートキー、606 …
割り込みキー、607 …予熱キー、608 …テンキー、609
…ストップキー、610 …オールリセットキー、615 …メ
ッセージディスプレイ A1…排出経路、A2…再搬送経路、C…位置カウンタ、C
a…絶対位置カウンタ値、Cb…先行シートと後続シー
トとの間隔距離カウント値、Cc…シート給送カセット
の配置位置カウント値、Cd…差分位置カウント値、C
i…分離帯電器の配置位置カウント値、Cs…停止位置
カウント値、Cx…現在位置カウント値、D…原稿、D1
…1番の原稿、D2…2番の原稿、n…シート残留枚数、
Tn…シート除去タスク回数、S,SR…シート、Ui…
ユニット番号、Up…優先ユニット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送手段と、 前記シート搬送手段を配置したシート搬送経路における
    シートの通過を検知するシート検知手段と、 前記シート搬送経路におけるシートの搬送異常を検知す
    る搬送異常検知手段と、 前記シート搬送経路におけるシートの位置を認識するシ
    ート位置カウンタと、 前記搬送異常検知手段によりシートの搬送異常を検知し
    た際に、前記シート位置カウンタによりシートの最適な
    停止位置を決定するシート停止位置決定手段と、 前記シート停止位置決定手段により決定された停止位置
    にシートを停止させる停止制御手段と、を備えたことを
    特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記停止制御手段は、搬送異常の原因で
    あるシートを停止させた後に、前記シート搬送経路にお
    いて前記停止させたシートよりもシート搬送方向上流側
    に位置するシートを順次停止させるように構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート位置カウンタは、シートの先
    端位置を認識するように構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート位置カウンタは、シートが前
    記シート検知手段を通過する際に所定のカウント値に更
    新するように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 シートを搬送するシート搬送手段と、 前記シート搬送手段を配置したシート搬送経路における
    シートの通過を検知するシート検知手段と、 前記シート搬送経路におけるシートの搬送異常を検知す
    る搬送異常検知手段と、 前記シート搬送経路を構成する開閉可能な第1のユニッ
    トを開閉したことを検知するユニット開閉検知手段と、 前記シート搬送経路を構成する脱着可能な第2のユニッ
    トを脱着したことを検知するユニット脱着検知手段と、 装置の操作手順を表示する表示手段と、 前記搬送異常検知手段によりシートの搬送異常を検知し
    た際に、前記シート搬送手段上にあるシートが属するユ
    ニットを認識するユニット認識手段と、 前記ユニット認識手段により認識された処理対象ユニッ
    トの表示順位を決定する表示順位決定手段と、 前記表示順位決定手段により決定した順位で前記表示手
    段に処理手順を表示する表示制御手段と、を備えたこと
    を特徴とするシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のシ
    ート搬送装置を備え、 前記シート搬送装置により搬送されたシートに画像情報
    に応じた画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により画像が形成されたシートを一時
    的に収容する一時収容手段とを有し、 前記搬送異常検知手段によりシートの搬送異常を検知し
    た際に、前記一時収容手段内にシートが利用可能な状態
    で残留している場合で、前記一時収容手段が脱着された
    時には、前記一時収容手段内のシートを処理する表示を
    前記表示手段に表示する表示制御手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿を画像露光手段により露光して感光
    体上に潜像を形成させ、転写シート上に画像を形成する
    画像形成手段と、所定速度で原稿の給送が可能な原稿給
    送手段と、前記画像露光手段を所定位置に固定する固定
    手段と、前記画像露光手段を所定位置に固定し、前記原
    稿給送手段により所定速度で原稿を移動させることによ
    って画像形成を行う原稿移動露光制御手段と、前記原稿
    給送手段の原稿給送異常を検知する原稿給送異常検知手
    段とからなる流し読み制御手段を有する画像形成装置に
    おいて、 前記流し読み制御手段による画像形成中に、前記原稿給
    送異常検知手段により原稿の給送異常を検知した時に
    は、画像形成中の転写シートを強制的に停止させる停止
    制御手段を備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 シートを搬送する複数のシート搬送手段
    を有するシート搬送経路の一部を保持し、装置外方向に
    引き出し可能な搬送ユニットと、 前記シート搬送経路内のシートの搬送異常を検知する搬
    送異常検知手段とを有するシート搬送装置において、 前記搬送異常検知手段がシートの搬送異常を検知した
    時、シートを前記搬送ユニット内の所定の位置に、前記
    複数のシート搬送手段の内の前記搬送ユニット内に設け
    られた第1のシート搬送手段によって該シートの端部が
    挟持された状態で停止させるように前記複数のシート搬
    送手段の内の少なくとも一つを制御する停止制御手段を
    有することを特徴とするシート搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記停止制御手段は、前記搬送異常検知手段がシートの
    搬送異常を検知した時、シートを前記第1のシート搬送
    手段によって該シートの端部のみが挟持された状態で停
    止させるように前記複数のシート搬送手段の内の少なく
    とも一つを制御するように構成したことを特徴とするシ
    ート搬送装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のシート搬送装置を備
    え、 前記搬送ユニット内を通過中のシートに画像を形成する
    画像形成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記第1のシート搬送手段は、前記画像形成手段の画像
    形成開始タイミングに応じたタイミングでシートを前記
    画像形成手段に送り出すように構成したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記画像形成手段は、シートにトナー像を転写するトナ
    ー像担持体と、 前記トナー像担持体によってシートに転写されたトナー
    像をシートに定着する定着手段とを有することを特徴と
    する画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記停止制御手段は、前記搬送異常検知手段がシートの
    搬送異常を検知した時、シートは前記第1のシート搬送
    手段によって該シートの端部のみが挟持された状態で停
    止させるように前記複数のシート搬送手段の内の少なく
    とも一つを制御すると共に、シートが前記定着手段に到
    達する前に該定着手段を停止させるように構成したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項12において、 使用可能なシートの内、搬送方向長さが最大のシートを
    搬送する場合において、前記搬送異常検知手段がシート
    の搬送異常を検知した時、前記第1のシート搬送手段に
    よって該シートの端部のみが挟持された状態で停止した
    該シートの先端位置は、前記定着手段のシート搬送方向
    上流側になるように、前記第1のシート搬送手段と前記
    定着手段との間の距離を設定するように構成したことを
    特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項11において、 前記第1のシート搬送手段は、前記搬送ユニットのシー
    ト搬送方向上流側端部に配置されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
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