JP3820028B2 - タブ紙並び替え機能付複写装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブ紙を含むコピーセットを作成可能な複写装置に関し、特に、市販のタブ紙の並び順を変更可能な複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写装置は使用者の多様なニーズに対応するため、多くの機能を備えているが、その一つとしてタブコピー機能が知られている。タブコピー機能は、タブコピーモードを選択し、所定枚数の原稿の区切り部分に所望の見出し画像が印刷された原稿を挿入して複写すると、タブ紙のタブの部分に挿入原稿の像が複写されて排出される機能である。このようなタブコピー機能では、既知の、循環式自動原稿給紙装置を有するタブ紙挿入コピー可能な複写装置では、原稿束の何枚目がタブ紙になるかを指定し、指定の用紙給紙手段にタブ紙をセットすることで、タブ紙の挿入されたコピーが作成可能となる。
従来この種のタブコピー機能を備えたタブ紙並び替え機能付複写装置としては、例えば、特開平8−166744号公報に示すようなものがある(以下、第1従来技術と呼ぶ)。
【0003】
すなわち、第1従来技術は、循環式自動原稿送り装置と、転写紙給紙装置と、タブ位置の異なるタブ紙が順に1複写サイクル毎に揃えて積装されたタブ紙トレイからタブ紙を給紙するタブ紙給紙装置と、タブコピーモードを設定するためのタブコピーモード設定手段と、転写紙給紙装置からタブ紙給紙装置の給紙に置換する給紙順番を原稿載置台上に載置された原稿の順番に対応させて指定するタブ紙給紙置換順指定手段を有した複写装置において、タブの位置が異なるタブ紙で構成される一組のタブ紙束の枚数を設定するタブ紙組枚数設定手段を有し、タブコピーモード設定手段にタブコピーモードが設定された時は、タブコピー動作時に原稿載置台上に載置された原稿が一巡する間にタブ紙給紙置換順指定手段により指定された順番に従って給紙される用紙が転写紙からタブ紙に置換されるタブ紙置換枚数を演算し、タブ紙置換枚数とタブ紙組枚数設定手段に設定された一組のタブ紙束の枚数を比較して、それらが異なる時はタブコピー複写動作を禁止すると共にタブコピー複写動作が禁止された旨を表示したり、原稿載置台上に載置された原稿を一巡させてタブコピー動作を行った後、一組のタブ紙束の枚数とタブ紙置換枚数との差の枚数だけタブ紙を給紙させて複写動作を行わずに排出させる周期動作を複写サイクル毎に行うようにしたものである。あるいは、タブ紙給紙装置から給紙されたタブ紙の枚数と複写装置から排出されたタブ紙の枚数の差を演算し、タブコピーモードに従ってタブコピー動作が行われている間に、給紙搬送路での紙詰まりによって複写装置が動作停止した時、その時点で演算されたタブ紙の枚数の差を表示したり、一組のタブ紙束の枚数からその時点で演算されたタブ紙の枚数の差を差し引いた枚数だけタブ紙を給紙させて複写動作を行わずに排出させるタブ紙空送り動作を行わせるようにしたものである。
【0004】
このような第1従来技術は、タブコピー動作時に原稿載置台上に載置された原稿が一巡する間に指定された順番に従って給紙される用紙が転写紙からタブ紙に置換されるタブ紙置換枚数を計数し、タブ紙置換枚数と設定された一組のタブ紙束の枚数を比較して、それらが異なる時はタブコピー複写動作を禁止すると共にタブコピー複写動作が禁止された旨を表示するようにしたので、タブコピーモードに従ってタブコピー動作が行われた時に、原稿が一巡する間に給紙される用紙が転写紙からタブ紙に置換されるタブ紙置換枚数と一組のタブ紙束の枚数が一致しなければタブコピー複写動作は禁止され、その旨の表示に基づいて操作者が一組のタブ紙束の枚数等を適正数に調整することができるから、二巡目以降のタブコピー動作時に白紙のタブ紙がコピー中に挿入された状態で排出され、タブ紙が無駄になるのを防止することができるといった効果が記載されている。また第2に、タブ紙置換枚数を計数し、タブ紙置換枚数と設定された一組のタブ紙束の枚数を比較して、それらが異なる時は原稿を一巡させてタブコピー動作を行った後、一組のタブ紙束の枚数とタブ紙置換枚数との差の枚数だけタブ紙給紙装置からタブ紙を給紙させて複写動作を行わずに排出させる周期動作を複写サイクル毎に行うようにしたので、一巡目のタブコピー動作によってタブ紙トレイに収納されたタブ紙の順番が一巡目のタブコピー動作時のものと二巡目以降のタブコピー動作時のものが異なってしまっても、自動的に適正な順番に調整することができるといった効果が記載されている。また第3に、タブ紙給紙装置から給紙されたタブ紙の枚数と複写装置から排出されたタブ紙の枚数の差を演算し、タブコピー動作が行われている間に給紙搬送路での紙詰まりによって複写装置が動作停止した時、その時点で演算されたタブ紙の枚数の差を表示するようにしたので、操作者による紙詰まり復旧操作後のタブコピー動作によって白紙のタブ紙がコピー中に挿入された状態で排出され、タブ紙が無駄になるのを防止することができるといった効果が記載されている。また第4に、タブ紙給紙装置から給紙されたタブ紙の枚数と複写装置から排出されたタブ紙の枚数の差を演算し、タブコピー動作が行われている間に給紙搬送路での紙詰まりによって複写装置が動作停止した時、一組のタブ紙束の枚数からその時点で演算されたタブ紙の枚数の差を差し引いた枚数だけタブ紙空送り動作を行わせるようにしたので、操作者による紙詰まり復旧操作後のタブコピー動作時に、タブ紙トレイに収納されたタブ紙の順番を自動的に適正な順番に調整してタブコピー動作を再開することができるといった効果が記載されている。
【0005】
これにより、タブコピー動作時に原稿載置台上に載置された原稿が一巡する間に指定された順番に従って給紙される用紙が転写紙からタブ紙に置換されるタブ紙置換枚数を計数し、タブ紙置換枚数と設定された一組のタブ紙束の枚数を比較して、それらが異なる時はタブコピー複写動作を禁止すると共にタブコピー複写動作が禁止された旨を表示するようにしたので、タブコピーモードに従ってタブコピー動作が行われた時に、原稿が一巡する間に給紙される用紙が転写紙からタブ紙に置換されるタブ紙置換枚数と一組のタブ紙束の枚数が一致しなければタブコピー複写動作は禁止され、その旨の表示に基づいて操作者が一組のタブ紙束の枚数等を適正数に調整することができるから、二巡目以降のタブコピー動作時に白紙のタブ紙がコピー中に挿入された状態で排出され、タブ紙が無駄になるのを防止することができる。また、タブ紙置換枚数を計数し、タブ紙置換枚数と設定された一組のタブ紙束の枚数を比較して、それらが異なる時は原稿を一巡させてタブコピー動作を行った後、一組のタブ紙束の枚数とタブ紙置換枚数との差の枚数だけタブ紙給紙装置からタブ紙を給紙させて複写動作を行わずに排出させる周期動作を複写サイクル毎に行うようにしたので、一巡目のタブコピー動作によってタブ紙トレイに収納されたタブ紙の順番が一巡目のタブコピー動作時のものと二巡目以降のタブコピー動作時のものが異なってしまっても、自動的に適正な順番に調整することができる。また、タブ紙給紙装置から給紙されたタブ紙の枚数と複写装置から排出されたタブ紙の枚数の差を演算し、タブコピー動作が行われている間に給紙搬送路での紙詰まりによって複写装置が動作停止した時、その時点で演算されたタブ紙の枚数の差を表示するようにしたので、操作者による紙詰まり復旧操作後のタブコピー動作によって白紙のタブ紙がコピー中に挿入された状態で排出され、タブ紙が無駄になるのを防止することができる。また、タブ紙給紙装置から給紙されたタブ紙の枚数と複写装置から排出されたタブ紙の枚数の差を演算し、タブコピー動作が行われている間に給紙搬送路での紙詰まりによって複写装置が動作停止した時、一組のタブ紙束の枚数からその時点で演算されたタブ紙の枚数の差を差し引いた枚数だけタブ紙空送り動作を行わせるようにしたので、操作者による紙詰まり復旧操作後のタブコピー動作時に、タブ紙トレイに収納されたタブ紙の順番を自動的に適正な順番に調整してタブコピー動作を再開することができる
【0006】
他の従来この種のタブコピー機能を備えたタブ紙並び替え機能付複写装置としては、例えば、特開平8−245047号公報に示すようなものがある(以下、第2従来技術と呼ぶ)。
【0007】
すなわち、第2従来技術は、形成画像が転写される転写紙が収納された転写紙供給手段と、給紙方向に対して後側にタブが突出するようにタブ紙が収納されたタブ紙供給手段と、転写後の転写紙が積層排出される排出手段と、積層排出される複数枚の転写紙に上記タブ紙を挿入させる位置を設定する挿入位置設定手段とを備え、タブ紙の挿入位置における複写処理時に上記タブ紙供給手段からタブ紙を給紙させて、上記排出手段に積層排出される転写紙の設定位置にタブ紙を挿入するタブ紙挿入可能な画像形成装置であって、像形成手段の下流側の搬送経路上に設けられ、用紙の搬送方向をスイッチバックさせる搬送方向反転手段と、上記タブ紙が給紙されたとき、タブ紙を上記搬送方向反転手段に導いて搬送方向をスイッチバックさせる搬送方向制御手段とを備えたものである。
このような第2従来技術においては、転写紙供給手段から給紙された転写紙は、形成画像が転写された後、排出手段に積層排出される。予め設定された上記積層排出される転写に対するタブ紙の挿入位置における複写処理においては、タブ紙供給手段からタブ紙が給紙され、上記積層排出された転写紙に積載排出されて設定位置に挿入される。タブ紙の排出処理では、像形成手段の搬送経路を通過した後、搬送方向反転手段に搬送され、用紙反転手段で搬送方向がスイッチバックされて排出手段に排出される。これによりタブ紙は、搬送方向に対してタブが後側となる方向で給紙され、搬送方向反転手段を通過後に搬送方向に対してタブが前側となる方向で排出される。
【0008】
これにより、排出手段に積層排出される複数の転写後の転写紙に対し、設定された挿入位置にタブ紙の挿入が可能な画像形成装置であって、上記タブ紙の挿入処理においては、搬送方向に対して後側にタブが突出する向きでタブ紙を給紙し、像形成工程を通過した後、搬送方向反転手段でタブ紙の搬送方向をスイッチバックさせて前後を反転させ、タブが搬送方向に対して前側となるようにしたので、給紙時における先端の位置合わせや排出後の用紙処理時における後端の位置合わせにおいてタブが邪魔にならず、給紙タイミングのずれ、斜め給紙等の給紙ミスや複写物の位置揃え、パンチング又はステープル等の用紙処理の不良を確実に防止することができる。 また、タブ紙複写モードを設定可能にし、タブ複写モードにおいては、挿入されるタブ紙にもタブ紙用原稿の像形成するようにしたので、目次等の情報が転写形成されたタブ紙を含む複写物を簡単かつ効率良く作成することができるといった効果が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような第1従来技術や第2従来技術では、既知の、循環式自動原稿給紙装置を有するタブ紙挿入コピー可能な複写装置では、原稿束の何枚目がタブ紙になるかを指定し、指定の用紙給紙手段にタブ紙をセットすることで、タブ紙の挿入されたコピーが作成可能であるものの、タブ紙コピー(図1(c)参照)を実現する際、原稿束のセット方向を、複写装置に対して手前側を原稿の下側、奥側を原稿の上側になるようにセットした場合(通常のコピー方法)、画像はレンズにより反転し、用紙にコピーされる場合は、天地逆向きに作成される。
【0010】
従って、このような第1従来技術や第2従来技術の複写装置でタブコピーを実施し、タブ順が上から下に並ぶようなタブ紙の挿入されたコピーを作成するためには、タブ紙のタブ紙給紙手段へのセットは、図1(b)に示すように、タブ位置が下から上になるようにセットする必要がある。
【0011】
しかしながら、市販されているタブ紙(図1(d)参照)は、1枚目のタブ紙のタブ位置が上にあり、2枚目のタブ紙のタブ位置がその下で、タブ紙束の最後のタブ紙のタブ位置が一番下にあるというのが一般的である。
【0012】
従って、このようなタブ紙を使用する場合は、一旦、タブ紙を図1(b)に示すような順番に揃え直し、タブ紙給紙手段にセットする必要があり、そのための作業が煩わしいという問題点があった。
【0013】
本発明は、このような従来の問題点を解決することを課題としており、特に、市販のタブ紙束を、自動で、天地逆にすることができるようにすることで、操作者の負担を軽減することを目的としている。また、一度にはセットできない量のタブ紙束の並び替えをする場合の操作性をよくすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため成された請求項1に記載の発明は、第1の原稿載置台上に載置された原稿を、循環させて給紙可能な循環式自動原稿送り手段と、用紙を給紙する用紙給紙手段と、タブ位置の異なるタブ紙を順に、1複写サイクル毎に揃えて積装されたタブ紙トレイから給紙するタブ紙給紙手段と、複写動作時に、所定の原稿に対する転写紙給紙装置からの転写紙給紙に替えて、前記タブ紙給紙手段からのタブ紙給紙に置換するタブコピーモードを設定するためのタブコピーモード設定手段と、第2の原稿載置台上に載置された原稿を、給紙可能な自動原稿送り手段と、前記第2の原稿載置台から給紙された原稿を、前記第1の原稿載置台へ搬送する搬送手段と、前記タブ紙のみの給紙モードを設定するモード設定手段とを有し、前記モード設定手段において前記タブ紙のみの給紙モードが設定された場合には、前記第2の原稿載置台にセットされたタブ紙束を、第2の原稿送り装置から1枚ずつ給紙し、前記搬送手段により、前記第1の原稿載置台上に排出するように構成されているタブ紙並び替え機能付複写装置である。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、モード設定手段において前記タブ紙のみの給紙モードが設定された場合には、第2の原稿載置台にセットされたタブ紙束を、第2の原稿送り装置から1枚ずつ給紙し、搬送手段により、第1の原稿載置台上に排出することにより、市販のタブ紙束を、自動で、天地逆にすることができるようになり、その結果、操作者の負担を軽減することができるようになる。
【0016】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタブ紙並び替え機能付複写装置において、前記第2の原稿載置台上にセットされた原稿を検知する原稿セット検知手段を有し、前記タブ紙のみの給紙モードの実行は、前記原稿セット検知手段によりタブ紙がなくなったことを検知することによりタブ紙給紙モードの実行が完了され、また第2の原稿載置台上の原稿がなくなった後の所定時間内に原稿セット検知手段によりタブ紙がセットされたことを検知した場合に再開されるタブ紙並び替え機能付複写装置である。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加えて、原稿セット検知手段によりタブ紙がなくなったことを検知することによりタブ紙のみの給紙モードの実行を完了し、また第2の原稿載置台上の原稿がなくなった後の所定時間内に原稿セット検知手段によりタブ紙がセットされたことを検知した場合にタブ紙のみの給紙モードの実行を再開することにより、一度にはセットできない量のタブ紙束の並び替えをする場合の操作性を向上できるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明にかかるタブ紙挿入動作形態(以下、タブコピーモードと呼ぶ)が可能なタブ紙並び替え機能付複写装置10の一実施形態の全体構成図である。
【0019】
タブ紙並び替え機能付複写装置10は、図2に示すように、複写機本体A、自動原稿給紙装置B、補助給紙トレイC、フィニッシャーDを中心とするハードウェア構成となっている。
【0020】
以下に、タブ紙並び替え機能付複写装置10の機能構成について説明する。
【0021】
<タブコピーモード>
始めに、タブコピーモードの機能を説明する。
【0022】
タブコピーモードは、コピーすべき原稿束の何枚目をタブ紙にするかを設定することで、設定された原稿のコピーを通常の用紙に替えて、タブ紙にコピーすることで実現される。
【0023】
そのために、タブコピーモードはまず、タブ紙へのコピーとする原稿を設定する必要がある。
【0024】
タブ紙並び替え機能付複写装置10に装備されている操作部30のタブコピー機能キーを押下し、タブ紙にコピーする原稿が何枚目であるかを入力する。その様子を図3に示す。
【0025】
図3では、5枚目、10枚目、15枚目、20枚目、25枚目の5カ所にタブ紙へのコピーが設定されている場合を示している。
【0026】
この設定でコピーを実行すると、
1〜4枚目の原稿:普通の用紙にコピー、
5枚目の原稿:タブ紙にコピー、
6〜9枚目の原稿:普通の用紙にコピー、
10枚目の原稿:タブ紙にコピー、
11〜14枚目の原稿:普通の用紙にコピー、
15枚目の原稿:タブ紙にコピー、
16〜19枚目の原稿:普通の用紙にコピー、
20枚目の原稿:タブ紙にコピー、
21〜24枚目の原稿:普通の用紙にコピー、
25枚目の原稿:タブ紙にコピー、
26〜最終の原稿:普通の用紙にコピー
のように作成される。
【0027】
次にコピー処理における原稿動作、及び、画像形成動作の概要を説明する。
【0028】
図4は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10の、自動原稿送り手段(DF)の一実施形態の内部構造図である。
【0029】
タブ紙並び替え機能付複写装置10の自動原稿送り手段は、原稿給紙位置と排紙位置が同じである、循環式自動原稿送り手段(RDH)と、原稿給紙位置と排紙位置が異なる、非循環式自動原稿送り手段(ADF)を有している。図4を参照しながら原稿搬送動作を説明する。
【0030】
<循環式自動原稿送り手段(RDH)を使用した原稿動作>
次に、循環式自動原稿送り手段(RDH)を使用した原稿動作を説明する。
【0031】
第1原稿載置台201に下向きに載置された原稿束は、最下部の用紙1枚がバキュームベルト202に引きつけられ、バキュームベルト202の移動により原稿給紙口に送られるが、給紙に先立ち、原稿仕切爪215は一旦原稿左上側に引き込まれ、再度出現することにより、原稿束上にセットされる。その状態で給紙された原稿は、原稿給紙ローラ203により中間搬送路204に送られ、一旦停止する。停止した原稿はその後の再起動によりターンローラ205及び原稿搬送ベルト206により、コンタクトガラス299上にセットされる。
【0032】
連続給紙する場合は、同時に前記給紙動作を実行することで次の原稿を中間搬送路204にセットする。
【0033】
コンタクトガラス299上にセットされた原稿の排出は、原稿搬送ベルト206と原稿排紙ローラ208とで原稿排紙路209に送られるが、片面原稿と両面原稿で排出方法が異なっている。
【0034】
<片面原稿の場合>
片面原稿の排紙動作を以下に説明する。
【0035】
コンタクトガラス299上の原稿は、原稿搬送ベルト206により原稿排紙路209に導かれ、一旦排出路に進入した原稿の後端が反転センサー211に検知されたとき、スイッチバックローラ210が逆転し原稿は逆走する。この時、排紙切換爪207が動作しているので原稿は正転排出路213に導かれ、原稿排紙ローラ214により、第1原稿載置台201の原稿束の上に、同じ向きで排出される。
【0036】
<両面現行の場合>
続いて、両面原稿の場合の循環式自動原稿送り手段(RDH)を使用した原稿動作を説明する。
【0037】
両面原稿は、スイッチバックローラ210の逆転はなく、そのまま反転排出路212に進む。従って、原稿載置台に再度スタックされる場合は、原稿の天地が逆になる。この状態で給紙されるとコンタクトガラス299上では裏面が露光されることになり、再度、反転排出路212を通ることでもとの状態に戻される。
【0038】
<最終原稿検知の場合>
続いて、最終原稿検知の場合の循環式自動原稿送り手段(RDH)を使用した原稿動作を説明する。
【0039】
最終原稿の検知は、最終原稿の上にセットされた原稿仕切爪215が最終原稿の給紙により仕切爪検知センサー216内に落下することで行われる。
【0040】
<非循環式自動原稿送り手段(ADF)を使用した原稿動作>
次に、非循環式自動原稿送り手段(RDH)を使用した原稿動作を説明する。
【0041】
非循環式自動原稿送り手段(ADF)の第2の原稿載置台251に下向きに載置された原稿は、分離ブレード252と給紙ローラ253、呼出ローラ254により最下面から1枚ずつ給紙される。
【0042】
給紙された原稿は、プルアウトローラ255により搬送され、更に、循環式自動原稿送り手段(RDH)のターンローラ205、原稿搬送ベルト206によりコンタクトガラス299上に送られる。
【0043】
その後の動作は循環式自動原稿送り手段(RDH)と同様であるが、排紙する場合は、排紙切換爪207は循環式自動原稿送り手段(RDH)の原稿排紙路209を塞ぐようにセットされることで、原稿は排紙口方向に搬送され、原稿排紙ローラ208により原稿排紙トレイ260に排紙される。
【0044】
両面原稿は裏面のコピーが完了した後排出されるため、そのまま上記のように搬送すると、表裏が逆になってしまう。そのため、一旦、原稿排紙路209に導く。
【0045】
一旦原稿排紙路209に進入した原稿の後端が反転センサー211に検知されたとき、スイッチバックローラ210が逆転し原稿は逆走する。この時、排紙切換爪207を作動させ、正転排出路213の方向に導くと同時に反転切換爪217を切り換えて、中間搬送路204に送り込むことで原稿を反転し、再度コンタクトガラス299上に導く。その後の排出は片面原稿と同様である。
【0046】
256は非循環式自動原稿送り手段(ADF)レジストセンサーで、原稿をコンタクトガラス299上に精度良く停止させるために使用する。
【0047】
原稿セットセンサー257は、フォトインタラプタ型のセンサーで、原稿を第2原稿給紙台251の給紙口にセットすると、原稿セットレバー258が回転し、センサーがONすることで原稿セットを検知する。
【0048】
258は原稿エンドセンサーで、非循環式自動原稿送り手段(ADF)にセットされた原稿束の最終原稿を検知する。
【0049】
259は非循環式自動原稿送り手段(ADF)サイドフェンスで、原稿サイズを検知するためと、原稿給紙時に、斜めに送られないよう規制する働きを持つ。
【0050】
図5は、循環式自動原稿送り手段(RDH)及び非循環式自動原稿送り手段(ADF)の原稿移動制御を行う自動原稿送り手段の制御手段である自動原稿送り手段(DF)制御装置の一実施形態を説明するためのブロック図である。
【0051】
CPU401は、ROM、RAM、A/Dコンバータ4012、シリアル通信ポート4011が一体となったワンチップマイコンを使用し、出力ポート402、入力ポート403を外付けしている。
【0052】
出力ポート402にはモータを等速に駆動するためのモータドライバ404が接続され、それぞれのモータM(原稿搬送モータ、ベルト駆動モータ、原稿排出モータ)を必要に応じて駆動する。更に原稿給紙クラッチ405、仕切爪ソレノイド406等の負荷も駆動する。
【0053】
入力ポート403には、図5に示すように、搬送センサー408、原稿サイズセンサー407等の信号が接続され、必要な情報が得られるように構成されている。
【0054】
次に、概略のコピープロセスを説明する。
【0055】
図6(a)は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10に装備されているタブ紙の給紙トレイの構成の一実施形態を示し、図6(b)は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10に装備されている給紙機構の一実施形態を示している。
【0056】
複写すべき原稿は循環式自動原稿送り手段(RDH)、あるいは非循環式自動原稿送り手段(ADF)によりコンタクトガラス101上に搬送される。
【0057】
そこで原稿はフラッシュランプ102により全面光照射される。フラッシュランプ102の電源103は、フラッシュに先立ち、電荷が与えられ、所定のタイミングで発光する。
【0058】
原稿からの反射光は、第1ミラー104、スルーレンズ105、第2ミラー106によりベルト感光体107を露光する。
【0059】
ベルト感光体107は、帯電器108により電荷が一様に与えられており、イレーサ109により不要部分の電荷が除去され、現像器110により現像されて、転写部へ送られる。
【0060】
現像された原稿像は、そこで、転写チャージャー111により転写紙に転写される。この転写紙は、給紙トレイ112,113,114、両面トレイ124のいずれかより給紙され、搬送路115に沿って搬送され、レジストローラ116により、ベルト感光体107上の原稿像とタイミングを合わせて、ベルト感光体107と転写チャージャー111との間に送られる。そこで像転写された転写紙は、分離チャージャー120により、ベルト感光体107と分離し、搬送ベルト117を通り定着器118により定着される。
【0061】
転写紙の両面に複写する両面モードでは、両面切替爪121が両面トレイ124側に切り替わり、転写紙が両面進入路123より両面トレイ124に送られ、両面トレイ124内に一旦蓄えられる。
【0062】
また、転写紙の片面にのみ複写する片面モードでは、両面切換爪121が排紙側に切り替わり、排出切り替え爪122まで搬送される。
【0063】
排出切り替え爪122は、転写紙を本体トレイ119側への排出か周辺機への排出かを切り換える働きをする。
【0064】
ベルト感光体107は、転写紙の分離後に除電用チャージャー125により除電され、クリーニング装置126によりベルト感光体107上の残トナーを除去され、次の複写動作に備える。
【0065】
<フィニッシャー>
次に、フィニッシャーの機能構成を説明する。
【0066】
図2に示すDはフィニッシャーの構成図である。本実施形態のフィニッシャーDは反転ユニットとステープルユニットから構成されている。
【0067】
排出された用紙は用紙受け入れ口301から搬送される。反転切換爪302は用紙の反転/非反転により動作し、反転する場合は、反転路303に用紙を導き、反転が不要の場合は反転路を経由しないでステープルユニットへ搬送する。
【0068】
フィニッシャーDへの排出は、片面コピーモードにおいては反転ユニットにより反転され、ステープルトレイ305あるいはフィニッシュトレイ306へ排出される。両面コピーモードでは裏面コピー実行後、排出されるから、反転されずに排出されることになる。
【0069】
ステープル切換爪304は反転ユニットからの用紙をステープルトレイ305へ乾燥するか、フィニッシュトレイ306へ搬送するかを切り換える。
【0070】
ステープルトレイ305は、用紙束をステープルするために一旦排出される用紙をスタックするためのトレイである。
【0071】
最終原稿の用紙がスタックされると、ステープラー307により用紙束は綴じられ、リフトアップベルト308によりフィニッシュトレイ306へ排出される。
【0072】
Cは補助給紙トレイである。これは、大量に用紙をセットできる給紙トレイであるが、説明は省略する。
【0073】
<タブコピーモード>
次に、タブコピーモードの機能を説明する。
【0074】
タブコピーモードは、前述したように、原稿のコピーを作成する際、そのうちの一部をタブ紙に変えて、複写物に挿入するモードである。すなわち、どの原稿をタブ紙にするかを指定し、指定された原稿に対する用紙は、タブ紙と例のタブ紙を給紙し、それ以外の用紙は、他のトレイから給紙するようにし、タブ紙の挿入された複写物を作成するモードである。
【0075】
<給紙トレイ>
次に、給紙トレイ112,113,114の機能を説明する。
【0076】
図6(a)は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10に装備されているタブ紙の給紙トレイ112,113,114の構成の一実施形態を示し、図6(b)は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10に装備されている給紙機構の一実施形態を示している。
【0077】
図6(a)に示すように、本実施形態のタブ紙並び替え機能付複写装置10は、用紙をセットし、セットされた用紙を給紙位置まで持ち上げるトレイ底板132、用紙の前後方向の位置を規制するトレイサイドフェンス133、用紙の搬送方向の位置を規制するトレイエンドフェンス134等から構成される。
【0078】
タブ紙の給紙は、図6(b)に示すように、通常の記録用紙と同様に、まず、給紙コロ128と連動する呼び出しコロ129により、給紙センサー(図示せず)の位置まで送られる。
【0079】
給紙間隔を揃えるために、給紙センサーがタブ紙の先端を検知すると、給紙コロ128は一旦停止し、所定時間経過後再度給紙コロ128が回転し、タブ紙はグリップローラにくわえられ、搬送される。
【0080】
次々に搬送され用紙が減って、用紙面に押しつけられた呼び出しコロ129が下がると、上限検知遮蔽版130も下がり、上限検知センサー131で検知されなくなるとトレイ上昇モータを駆動し、トレイを上昇させる。
【0081】
タブ紙は予め設定された給紙トレイ112,113,114に、頁の若いタブが手前に来るようにセットされる。また、通常の用紙は、タブ紙トレイ以外のトレイにセットされる。
【0082】
タブ紙への画像形成は、原稿の右端部のタブ位置に対応する部分に、タブに移すべき像を作成する(図1(a))。この像は、通常の画像形成と同様、原稿を光照射し、ベルト感光体107ドラム上にトナー像として形成する。この時像形成のタイミングは、タブの長さ分遅らせ、原稿右端部の像とタブ部を合わせるようにする。
【0083】
以上の動作により、タブコピーは実現されるが、画像形成動作時、タブ紙画像を形成するためには、タブが手前側から並ぶように給紙トレイ112,113,114にセットする必要がある。従って、このような順序にないタブ紙を使用する場合は、タブ紙のセットが下側から並ぶようにする必要がある。
【0084】
これを実現するための方法(以下、タブソート)について説明する。
【0085】
上から順にタブ位置が並んでいる1組のタブ紙束を、下側から順に並ぶようにするためには、前述の自動原稿送り手段(DF)を用い、非循環式自動原稿送り手段(ADF)の給紙動作と循環式自動原稿送り手段(RDH)の両面原稿の排紙動作を組み合わせて実現する。
【0086】
以下、タブソートの動作を具体的に説明する。
【0087】
まず、第2原稿給紙台251にセットされたタブ紙を、非循環式自動原稿送り手段(ADF)の給紙機構を用いて、1枚ずつ給紙し、一旦、コンタクトガラス101上に搬送する。続いて、循環式自動原稿送り手段(RDH)の反転排出動作により、第1原稿載置台201に排出する。
【0088】
第1原稿載置台201への排出動作は、前述の循環式自動原稿送り手段(RDH)の両面原稿の排出動作と同じで、コンタクトガラス101上のタブ紙は、搬送ベルト206により左方向に搬送されると、反転排紙路209に導かれ、そのまま搬送され、第1原稿載置台201に排出される。
【0089】
この動作を実行することでタブ紙は1枚ずつ反転されることになり、元のタブ紙束は、タブ紙の順序は同じで、タブ位置は左右逆転したものになる。この状態で、上下を入れ替えると、タブ紙束は下側からタブ部が並んだものになる。
【0090】
図7は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10に装備されている操作部30に設けられた特殊設定キーの押下に続いてタブソートキーが押下された際のタブソートの実行開始指示を示している。
【0091】
タブソートの実行開始指示は、操作部30に設けられた特殊設定キー(図示せず)を押下し、図7で示すタブソートキー701を押下することにより行う。
【0092】
特殊設定キーは、通常の複写動作とは異なる設定を実行するためのもので、本実施形態ではタブソートの実行キー701を操作部30の画面上に設けている。
【0093】
図8は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置10におけるタブソート動作の制御フローであって、同図(a)は、タブソート制御ルーチンを説明するためのフローチャートであり、同図(b)は、タブソート実行ルーチンを説明するためのフローチャートである。
【0094】
タブ紙並び替え機能付複写装置10におけるタブソート動作の制御は、タブソート制御ルーチンとタブソート実行ルーチンとの2つのルーチンを中心にして構成されている。
【0095】
タブソート制御ルーチンは信号を監視するルーチンであり、タブソート実行ルーチンは原稿動作を制御するルーチンである。
【0096】
初めに、タブソート制御ルーチンを説明する。
【0097】
まず、タブ制御ルーチンのステップS10で操作部30からのタブソートキー押下信号を待ち、キー押下を受信すると(ステップS10のYes)、ステップS20に進み(ステップS11)、原稿セットをチェックした後、復帰処理を実行する(ステップS12)。
【0098】
タブ紙がセットされていると(ステップS20のYes)、実行開始ブザーを鳴らし(ステップS21)、ステップS30に進む(ステップS22)。
【0099】
原稿がセットされていない場合は(ステップS20のNo)、ステップS99〜101を実行し(ステップS24)、キー押下をキャンセルした後、復帰処理を実行する(ステップS23)。
【0100】
タブソートの実行ルーチンが実行されると(ステップS30)、その終了を待って(ステップS31のYes)、ステップS40の処理が実行され(ステップS32)、その後復帰処理が実行される(ステップS33)。
【0101】
所定時間内に原稿があることが検出されると(ステップS40のYes→ステップS41)、ステップS20に続く処理が実行され(ステップS42)、その後復帰処理が実行される(ステップS43)。
【0102】
所定時間内に原稿があることが検出されない場合は(ステップS40のNo)、ステップS99〜101を実行し(ステップS44)、キー押下をキャンセルした後、復帰処理を実行する(ステップS43)。
【0103】
キー押下をキャンセル処理(ステップS99〜101)が起動されると、キー解除処理が実行され(ステップS99)、続いて、タブソートキー押下検出処理(ステップS10〜12)が実行され、その後、復帰処理が実行される(ステップS101)。
【0104】
次に、タブソート実行ルーチンを説明する。
【0105】
タブソート実行ルーチンステップでは、原稿が検出された際に(ステップSS00のYes)、原稿給紙コマンドを出力し(ステップSS01)、続いて、ステップSS10〜13の処理を起動し、ステップSS10〜13の処理の終了を待って、復帰処理を実行する(ステップSS04)。
【0106】
原稿がセットされていない場合は(ステップSS00のNo)、ステップSS99〜101を実行し(ステップSS03)、その後、復帰処理を実行する(ステップSS04)。
【0107】
ステップSS10〜13の処理では、原稿がコンタクトガラス299上にセットされるのを待ち(ステップSS10)、セットされたことを感知し原稿セット完了信号を受信した後(ステップSS10のYes)、循環式自動原稿送り手段(RDH)反転排紙信号を出力し、原稿を第1原稿載置台201に排出するRDH反転排紙処理を実行し(ステップSS11)、続いて、ステップSS20〜22の処理を起動し、ステップSS20〜22の処理の終了を待って、復帰処理を実行する(ステップSS13)。
【0108】
所定時間内に原稿があることが検出されると(ステップSS20のYes)、ステップSS00に続く処理が実行され(ステップSS21)、その後復帰処理が実行される(ステップSS22)。
【0109】
上記で、排紙信号を出力した後、ステップSS20〜SS22で所定時間の時間待ちをした後、SS00に進み、以上の動作を原稿がなくなるまで繰り返す。
【0110】
原稿がなくなった時は(ステップSS00のNo)、SS99の処理へジャンプし(ステップSS03)タブソート実行完了信号を出力する。
【0111】
完了信号が出力されるとタブソート制御ルーチンはステップS40から43の処理に進む。ステップS40〜43の処理では所定時間原稿がセットされるかを監視し(ステップS41)、セットされた場合は、ステップS20〜23の処理に進んでタブ紙の入れ替え動作を繰り返すことになる。
【0112】
原稿がセットされない場合は(ステップS40のNo)、ステップS99〜101でこの動作は完了する(ステップS44)。
【0113】
第2の原稿載置台251は通常のコピー時に原稿をセットするためのものであるから、その最大枚数は決まっている。多くの場合30枚から50枚前後である。タブ紙束の1組が5枚とすると、一度にセットできるタブ紙束は、6セットから10セットである。従って、もっと多くのタブ紙束を1度に並び替えるためには、上記タブソート動作を複数回に分けて実行する必要があるが、その際、何度もタブソートの開始キーを押下するのは煩わしい。
【0114】
そのために、本実施形態では、上記のように、一旦、タブソート動作を開始した場合、動作完了後は、所定時間第2の原稿載置台251への原稿セット信号を監視し、セットされた場合は、タブソート開始キーを押下することなく動作が開始されるようにしている。これにより、大量のタブ紙の並び順を変える場合でも効率よく実現することが可能になる。
【0115】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、モード設定手段において前記タブ紙のみの給紙モードが設定された場合には、第2の原稿載置台にセットされたタブ紙束を、第2の原稿送り装置から1枚ずつ給紙し、搬送手段により、第1の原稿載置台上に排出することにより、市販のタブ紙束を、自動で、天地逆にすることができるようになり、その結果、操作者の負担を軽減することができるようになる。
【0116】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加えて、原稿セット検知手段によりタブ紙がなくなったことを検知することによりタブ紙のみの給紙モードの実行を完了し、また第2の原稿載置台上の原稿がなくなった後の所定時間内に原稿セット検知手段によりタブ紙がセットされたことを検知した場合にタブ紙のみの給紙モードの実行を再開することにより、一度にはセットできない量のタブ紙束の並び替えをする場合の操作性を向上できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タブ紙及びタブ紙用原稿の説明図であり、同図(a)はタブに移すべき像の説明図、同図(b)はタブ位置が下から順に重なるようにタブ紙を並べた図、同図(c)はコピー済みのタブ紙の説明図、同図(d)は一般に市販されているタブ紙束(タブ位置が上から順に並んでいる)の説明図である。
【図2】本発明にかかるタブ紙挿入可能なタブ紙並び替え機能付複写装置の一実施形態の全体構成図である。
【図3】図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置の操作部のタブコピー機能キーを押下し、タブ紙にコピーする原稿が何枚目であるかを入力する様子を説明している。
【図4】図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置に装備されている自動原稿送り手段の一実施形態の内部構造図である本発明の一実施例にかかるタブ紙並び替え機能付複写装置を示す底面図である。
【図5】循環式自動原稿送り手段及び非循環式自動原稿送り手段の原稿移動制御を行うDF制御装置の一実施形態を説明するためのブロック図である。
【図6】図6(a)は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置に装備されているタブ紙の給紙トレイの構成の一実施形態を示し、図6(b)は、図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置に装備されている給紙機構の一実施形態を示している。
【図7】図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置に装備されている操作部に設けられた特殊設定キーの押下に続いてタブソートキーが押下された際のタブソートの実行開始指示を示している。
【図8】図2に示すタブ紙並び替え機能付複写装置タブソート動作の制御フローであって、同図(a)は、タブソート制御ルーチンを説明するためのフローチャートであり、同図(b)は、タブソート実行ルーチンを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…タブ紙並び替え機能付複写装置
112,113,114…給紙トレイ
30…操作部
A…複写機本体
B…自動原稿給紙装置
C…補助給紙トレイ
D…フィニッシャー
ADF…非循環式自動原稿送り手段
RDH…循環式自動原稿送り手段
Claims (2)
- 第1の原稿載置台上に載置された原稿を、循環させて給紙可能な循環式自動原稿送り手段と、
用紙を給紙する用紙給紙手段と、
タブ位置の異なるタブ紙を順に、1複写サイクル毎に揃えて積装されたタブ紙トレイから給紙するタブ紙給紙手段と、
複写動作時に、所定の原稿に対する転写紙給紙装置からの転写紙給紙に替えて、前記タブ紙給紙手段からのタブ紙給紙に置換するタブコピーモードを設定するためのタブコピーモード設定手段と、
第2の原稿載置台上に載置された原稿を、給紙可能な自動原稿送り手段と、
前記第2の原稿載置台から給紙された原稿を、前記第1の原稿載置台へ搬送する搬送手段と、
前記タブ紙のみの給紙モードを設定するモード設定手段とを有し、
前記モード設定手段において前記タブ紙のみの給紙モードが設定された場合には、前記第2の原稿載置台にセットされたタブ紙束を、第2の原稿送り装置から1枚ずつ給紙し、前記搬送手段により、前記第1の原稿載置台上に排出するように構成されている
ことを特徴とするタブ紙並び替え機能付複写装置。 - 前記第2の原稿載置台上にセットされた原稿を検知する原稿セット検知手段を有し、
前記タブ紙のみの給紙モードの実行は、前記原稿セット検知手段によりタブ紙がなくなったことを検知することによりタブ紙給紙モードの実行が完了され、また第2の原稿載置台上の原稿がなくなった後の所定時間内に原稿セット検知手段によりタブ紙がセットされたことを検知した場合に再開される
することを特徴とする請求項1に記載のタブ紙並び替え機能付複写装置。
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